JPS6030090B2 - マグネツトシ−トの製造法 - Google Patents
マグネツトシ−トの製造法Info
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- JPS6030090B2 JPS6030090B2 JP14831777A JP14831777A JPS6030090B2 JP S6030090 B2 JPS6030090 B2 JP S6030090B2 JP 14831777 A JP14831777 A JP 14831777A JP 14831777 A JP14831777 A JP 14831777A JP S6030090 B2 JPS6030090 B2 JP S6030090B2
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- sheet
- magnetic
- ferrite particles
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Landscapes
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は同一面に着磁することによって着磁面に対して
フェライト粒子の配向に傾斜をもたせマグネット内部の
磁気特性を有効に活用し、表面の磁束密度を高くするこ
とのできるマグネットシートの製造法に関するものであ
る。
フェライト粒子の配向に傾斜をもたせマグネット内部の
磁気特性を有効に活用し、表面の磁束密度を高くするこ
とのできるマグネットシートの製造法に関するものであ
る。
従来におけるマグネットシートの製造法としては、磁気
異方性処理をした鱗片状のフェライト粒子と、このフェ
ライト粒子を接合するゴムおよびまたは合成樹脂により
なる煤質との混合物を回転するロール間を通して、フェ
ライト粒子をシートの圧延方向に配向させ、シートの厚
さ方向に強磁性を示す磁気異方性のシート状マグネット
材料を得ている。
異方性処理をした鱗片状のフェライト粒子と、このフェ
ライト粒子を接合するゴムおよびまたは合成樹脂により
なる煤質との混合物を回転するロール間を通して、フェ
ライト粒子をシートの圧延方向に配向させ、シートの厚
さ方向に強磁性を示す磁気異方性のシート状マグネット
材料を得ている。
このようなシート状マグネット材料を積層して所定厚と
なるようにし、これに着磁してマグネットシートとして
いるが、表面磁束密度の小さなものとなっていた。
なるようにし、これに着磁してマグネットシートとして
いるが、表面磁束密度の小さなものとなっていた。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するものである
。
。
以下、本発明のマグネットシートの製造法の一実施例に
ついて上述の従来例と対比しながら説明する。
ついて上述の従来例と対比しながら説明する。
まず、第1図に示すように磁気異方性処理をした鱗片状
のフェライト粒子1と、このフェライト粒子1を接合す
るためのゴムおよびまたは合成樹脂よりなる媒質2の混
合物をロール3間を通してフェライト粒子1をシートの
圧延方向に配向させ、第2図a,bに示すようにシート
の長さ方向Bより厚さ方向Aに強磁性を示す、磁気異方
性のシート状マグネット材料4を作り、このシート状マ
グネット材料4を第3図に示すように接着剤などによっ
て結合されるように平板状に積層し、この積層体5をナ
で示すように斜めに切断し、第4図に示すようにシート
面に対して故意にフェライト粒子の配向を斜めに変化さ
せたマグネットシ−ト6を作り、同一面に着磁すること
によって表面磁束密度の高い強磁力のマグネットシート
が得られる。
のフェライト粒子1と、このフェライト粒子1を接合す
るためのゴムおよびまたは合成樹脂よりなる媒質2の混
合物をロール3間を通してフェライト粒子1をシートの
圧延方向に配向させ、第2図a,bに示すようにシート
の長さ方向Bより厚さ方向Aに強磁性を示す、磁気異方
性のシート状マグネット材料4を作り、このシート状マ
グネット材料4を第3図に示すように接着剤などによっ
て結合されるように平板状に積層し、この積層体5をナ
で示すように斜めに切断し、第4図に示すようにシート
面に対して故意にフェライト粒子の配向を斜めに変化さ
せたマグネットシ−ト6を作り、同一面に着磁すること
によって表面磁束密度の高い強磁力のマグネットシート
が得られる。
以下、従来のマグネットシートと対比しながらフェライ
ト粒子の配向の傾斜に差をつけた5つの例、従来例とな
るooのフェライト粒子の配向、30o、45o、60
oの本発明例と900のフェライト粒子の配向について
説明する。
ト粒子の配向の傾斜に差をつけた5つの例、従来例とな
るooのフェライト粒子の配向、30o、45o、60
oの本発明例と900のフェライト粒子の配向について
説明する。
ここでは、理解しやすくするため、シートの同一面上に
S極、N極が交互に着極され、S極着磁部分、S極から
N極へ磁束が流れる部分、N極着磁部分のそれぞれのあ
る部分(磁束の流れが顕著の部分)i,k,jにおいて
、第5図に示すように同量の磁束1が流れると反定し着
磁した場合の磁力の大きさ(磁束密度)を推定すること
にする。なお、このときの当初のシート状マグネット材
料4の磁力の大きさのA方向とB方向の比は波=Aの材
料を使用するものとする。まず、第6図においてフェラ
イト粒子の配向ooの従来例について考えてみると、2
つの着磁面はシート6に垂直方向mに着磁磁束が流れる
ため、A方向の特性はそのま)活かされるが、極間kに
おいて、シート6と沿面方向nに磁束が流れるため、B
方向の特性のみとなり、小磁力しか活かされないことに
なる。
S極、N極が交互に着極され、S極着磁部分、S極から
N極へ磁束が流れる部分、N極着磁部分のそれぞれのあ
る部分(磁束の流れが顕著の部分)i,k,jにおいて
、第5図に示すように同量の磁束1が流れると反定し着
磁した場合の磁力の大きさ(磁束密度)を推定すること
にする。なお、このときの当初のシート状マグネット材
料4の磁力の大きさのA方向とB方向の比は波=Aの材
料を使用するものとする。まず、第6図においてフェラ
イト粒子の配向ooの従来例について考えてみると、2
つの着磁面はシート6に垂直方向mに着磁磁束が流れる
ため、A方向の特性はそのま)活かされるが、極間kに
おいて、シート6と沿面方向nに磁束が流れるため、B
方向の特性のみとなり、小磁力しか活かされないことに
なる。
次に第7図に示すようにフェライト粒子の配向を900
にした場合について説明する。
にした場合について説明する。
磁極と磁極間の磁力の大きさは第6図の場合と逆になり
、磁極部はB方向の特性、磁束間はA方向の特性のみと
なる。これを相対的に比較するため、A方向の特性のみ
に換算すると、〔00の場合〕 州B=を十会=2‐弘 〔900の場合〕 珊A:等=2.。
、磁極部はB方向の特性、磁束間はA方向の特性のみと
なる。これを相対的に比較するため、A方向の特性のみ
に換算すると、〔00の場合〕 州B=を十会=2‐弘 〔900の場合〕 珊A:等=2.。
Aとなり、フェライト粒子の配向をシート6の沿面方向
に揃えた方がより強い磁力をもつことがわかる。
に揃えた方がより強い磁力をもつことがわかる。
次に第8図〜第10図に示すようにフェライト粒子の配
向に傾斜をつけて、300、450、600について同
じ推論をしてみる。
向に傾斜をつけて、300、450、600について同
じ推論をしてみる。
この場合、着滋磁束量をシート6に対してA方向とB方
向にベクトル分解する。
向にベクトル分解する。
〔300の場合〕
2つの磁樋李A+雲
磁極胸舎+芋B
となり、これを合計すると、
2(一字A+暑)十会+李B
B特性をA特性に贋換えると、
ノ3A+舎+会+穿A
=A化十1十字=3.1M
となる。
〔450の場合〕
2つの磁樋脇間共‘労+完となり全体で
‘ま3(−岩男)となるOA弧より
巻十篇=A(老十歩)=3.1船
となる。
,〔600の場合〕
2伽胸令+多B
隣間:李十暑
となり、
全体では
2(会+穿B)+穿A+号
A=2Bより
A+李A十字十全
=A(1Vす十三)三2‐9船
となる。
以上の結果から、同一面に着磁する場合、フェライト粒
子の配向はシート6の沿面方向よりも30o〜45o懐
けた方がより大きい磁力をもち、高い表面磁束密度を確
保することができる。
子の配向はシート6の沿面方向よりも30o〜45o懐
けた方がより大きい磁力をもち、高い表面磁束密度を確
保することができる。
次にこの特性を実験にして測定した結果、第11図に示
すうに上述の推論がほゞ完全に当てはまることが確認さ
れた。
すうに上述の推論がほゞ完全に当てはまることが確認さ
れた。
さらにこの、マグネットシート(フェライト粒子の配向
45o)を巻重ねてロール状のマグネットとし、外蓬面
に着磁した場合も、従来のシート状マグネット材料を用
いたものが800〜900ガウスの表面磁束密度であっ
たのに対し、1100〜1400ガウスまで高くなるこ
とが確認された。
45o)を巻重ねてロール状のマグネットとし、外蓬面
に着磁した場合も、従来のシート状マグネット材料を用
いたものが800〜900ガウスの表面磁束密度であっ
たのに対し、1100〜1400ガウスまで高くなるこ
とが確認された。
以上のように本発明のマグネットシートの製造法によれ
ば、同一面に着磁することにより、マグネット全体の磁
力を有効に活用できるため表面磁束密度が高いものとな
り、比重が3.5と軽く表面磁束密度の向上によって小
形、軽量化が可能となり、しかもフレキシブルであらゆ
る形状への加工も可能となり、工業的価値の大なるもの
である。
ば、同一面に着磁することにより、マグネット全体の磁
力を有効に活用できるため表面磁束密度が高いものとな
り、比重が3.5と軽く表面磁束密度の向上によって小
形、軽量化が可能となり、しかもフレキシブルであらゆ
る形状への加工も可能となり、工業的価値の大なるもの
である。
第1図は本発明のマグネットシートの製造法の一実施例
におけるシート状マグネット材料の加工工程を示す説明
図、第2図a,bは同シート状マグネット材料の厚さ方
向Aと長さ方向Bの磁気特性図、第3図は同マグネット
シートの加工工程の説明図、第4図は同工程より得たマ
グネットシートの正面図、第5図は着磁と磁束の関係を
示す説明図、第6図〜第10図はフェライト粒子の配向
が00、900、300、450、600の場合の磁束
の流れを示す説明図、第11図は同配向角度に対する表
面磁束密度の関係を示す特性図である。 1……フェライト、2……煤質、3……ロール、4・・
・・・・シート状マグネット材料、5・・・・・・積層
体、6……マグネットシート。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
におけるシート状マグネット材料の加工工程を示す説明
図、第2図a,bは同シート状マグネット材料の厚さ方
向Aと長さ方向Bの磁気特性図、第3図は同マグネット
シートの加工工程の説明図、第4図は同工程より得たマ
グネットシートの正面図、第5図は着磁と磁束の関係を
示す説明図、第6図〜第10図はフェライト粒子の配向
が00、900、300、450、600の場合の磁束
の流れを示す説明図、第11図は同配向角度に対する表
面磁束密度の関係を示す特性図である。 1……フェライト、2……煤質、3……ロール、4・・
・・・・シート状マグネット材料、5・・・・・・積層
体、6……マグネットシート。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図
Claims (1)
- 1 フエライト粒子と媒質による混合物を回転するロー
ル間を通し、フエライト粒子が圧延方向に配向されたシ
ート状マグネツト材料を形成する工程と、このシート状
マグネツト材料を平板状に積層して、これを斜めに切断
し、フエライト粒子の配向を傾斜させる工程を有するこ
とを特徴とするマグネツトシートの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14831777A JPS6030090B2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | マグネツトシ−トの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14831777A JPS6030090B2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | マグネツトシ−トの製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5003385A Division JPS6187304A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | マグネツトシ−トの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5480597A JPS5480597A (en) | 1979-06-27 |
JPS6030090B2 true JPS6030090B2 (ja) | 1985-07-15 |
Family
ID=15450075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14831777A Expired JPS6030090B2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | マグネツトシ−トの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6030090B2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-09 JP JP14831777A patent/JPS6030090B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5480597A (en) | 1979-06-27 |
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