[go: up one dir, main page]

JPS6026863B2 - 糊剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

糊剤組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JPS6026863B2
JPS6026863B2 JP53070539A JP7053978A JPS6026863B2 JP S6026863 B2 JPS6026863 B2 JP S6026863B2 JP 53070539 A JP53070539 A JP 53070539A JP 7053978 A JP7053978 A JP 7053978A JP S6026863 B2 JPS6026863 B2 JP S6026863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cationic
cationic polymer
weight
component
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53070539A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54160885A (en
Inventor
謹二郎 松永
進一 増田
尚武 高石
雄之介 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Soap Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Soap Co Ltd filed Critical Kao Soap Co Ltd
Priority to JP53070539A priority Critical patent/JPS6026863B2/ja
Publication of JPS54160885A publication Critical patent/JPS54160885A/ja
Publication of JPS6026863B2 publication Critical patent/JPS6026863B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糊剤組成物に関する。
従来、家庭用の糊剤として酢酸ビニルェマルジョンを主
剤とする組成物が用いられている。
これは他の粉末糊剤、例えば澱粉、ポリビニルアルコー
ルにくらべて水に対する分散性がよく、色・柄物に対す
る仕上り効果が優れている為に広く使用されている。し
かし酢酸ビニルェマルジョンを主剤とする従来の液体糊
剤組成物は非イオン性である為に衣類、繊維等への吸着
性が極めて弱い為に、液体糊剤組成物を希釈する水量を
出来るだけ少なく、例えば糊付け処理をする衣類と同量
乃至3倍量の水で希釈して使用している。この様な使用
は水に対する液体糊剤組成物の分散性が良いことはいい
ながらも実際に使用する場合においては糊付きのムラが
生じ糊付け衣料の仕上り風合し、を非常に損ねている。
この糊剤の吸着ムラを減ずべく鋭意研究の結果、本発明
者らはカチオン性高分子又はカチオン活性剤を用いてビ
ニル単量体を乳化重合して得られるカチオン性高分子化
合物が繊維、衣料に対して吸着性が極めて良い糊剤であ
ることを見し、出し、糊剤として特顔昭51−1431
78、侍願昭52一6609袴鰯昭$−8053号各明
細書に開示した。これらカチオン性高分子ェマルジョン
を主剤に使用した糊剤は繊維・衣類に対しての吸着性が
良い為に従釆の酢酸ビニルェマルジョン系の糊剤組成物
とは異なり実際の使用に際しては糊剤組成物の希釈水が
多量に使用出来、その結果糊剤の吸着ムラがおさえられ
仕上り風合し、の極めて良い糊剤組成物である。この繊
維・衣類に対して吸着性の良いカチオン性高分子を含有
する糊剤組成物は吸着性が良い為に洗濯をしても一部分
は衣料から脱落せずに残余する。
従って、洗濯、糊付けを繰り返し実施すると次第に繊維
・衣類に糊剤が累積残余し、風合し・が硬くなり好まし
い糊付け風合し、が得られないという欠点があらたに見
し、出された。本発明者らはかかる欠点を改善すべ〈更
に鋭意研究をかさねた結果、予想外にもカチオン性高分
子ェマルジョンを合成する時に使用される場合もあるカ
チオン性活性剤をカチオン性高分子ェマルジョン合成後
に加えたものを糊剤として使用することにより、洗濯に
より容易に糊剤であるカチオン性高分子が脱落し、洗濯
糊付けを繰り返しても糊付け風合いの悪くならない糊剤
を見し、出し本発明に到った。本発明はこの様な累積性
の少ないカチオン性高分子ェマルジョン糊剤組成物及び
その製造方法を提供するもので、Aカチオン性高分子及
び/又はカチオン性活性剤を用いてビニル単量体を乳化
重合して得られるカチオン性高分子ェマルジョンに対し
て、Bカチオン性活性剤を添加混合して得られる糊剤組
成物及びその製造方法である。
本発明において使用されるカチオン性高分子ェマルジョ
ンは、例えば侍磯昭51−143178特懐昭52−6
609特願昭53−8053号各明細書に開示されてい
るもので、カチオン性高分子及び/又はカチオン性活性
剤を用いてビニル単量体を乳化重合して得られるもので
ある。本発明で用いるカチオン性高分子ェマルジョンの
原料のカチオン性高分子としては次の{ィ)〜8のもの
が例示される。
‘ィ} 次の一般式‘1’で表わされる澱粉又はセルロ
ーズ又はそれらの誘導体のアミノェーテル(式中、A:
澱粉残基、セルロース残基又はそれらの誘導体の残基R
:アルキレン基又はヒドロキシアル キレン基 R.,R2:同じか又は異なっており、水素原子又はア
ルキル、アリール又はアラルキル基又は式中の窒素原子 を含んで複数環を形成してもよ い。
そ:正の整数) {o} 例えば次式■に示されるようなカチオン性澱粉
又はカチオン性セルローズ(式中、A:澱粉残基又はセ
ルローズ銭基R:アルキレン基又はヒドロキシアル キレン基 R,,R2,R3:同じか又は異なっており、アルキル
基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒素原子を含
んで複 数環を形成してもよい。
×:アニオン(塩素、臭素、沃素、硫 酸、スルホン酸、メチル硫酸、リ ン酸、硝酸等) そ:正の整数} し一 例えば次の式脚〜【6}で表わされるようなカチ
オン酸ビニル重量体(式中、R4:水素原子又はメチル
基、 R5,R6,R7:同じか異なっており水素原子、炭素
数1〜4のアルキル基又は置換ァルキル基、 Y:酸素原子又はアミド結合中のNH 基、 X:式(21と同じ m:1乃至10の整数) (式中、R8,R9,R,o:同じか異なっており水素
原子、炭素数1〜2のァルキル基又は置換ァルキル基、 ×:式■と同じ) ポリ(Nーメチルビニルピリジニウム塩)(式中、X:
式■と同じ) ポリ(N−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム
塩)(式中、×:式■と同じ) 式脚で表わされるもののうち好ましいものは例えぱ次の
式{71で表わされるポリ(N−アクリルアミドプロピ
ルー3ートリメチルアンモニウム塩)である。
(式中、×:式■と同じ) 0 次の式■で表わされる化合物 (式中、R,2,R,8:同じか又は異なっており炭素
数1乃至2のアルキル基又は置換アルキル基 X:式‘2’と同じ) これらのうち最も好ましいものは式{21で示される第
4級カチオン化澱粉、又は第4級カチオン化セルロース
であるがこれら化合物にて特定されな・・い。
カチオン性高分子ェマルジョンを製造する際に用いるカ
チオン性高分子の添加量はビニル単量体のカチオン性高
分子中のカチオン性窒素含有量としてビニル単量体のカ
チオン性高分子に対して0.00ぐち至0.2重量%で
ある。0.004重量%以下では十分に効果がなく、0
.ね重量%以上では性能的にはよいがカチオン性高分子
ェマルジョンの着色の原因にもなり又、経済的にも不利
となる。
本発明に係るカチオン性の高分子ェマルジョンの製造時
に使用するカチオン性活性剤は例えば次の式00〜(1
6)で示される様なものがある。
◎第4級アンモニウム塩◎イミダゾリニウム塩 ◎第4級アミドアンモニウム塩 ◎カチオン性ポリアミド (ジェチレントリアミン又はジプロピレントリアミン1
モルと炭素原子数12〜24の脂肪酸約2モルとを反応
させて得られる酸価10以下の縮合物にェピクロルヒド
リン約1〜2モルを付加させ次いでアルカリ剤の存在下
に関環重合させた後、酸で中和して得られるカチオン性
ポリアミド化合物)。
上記OQ〜(16)式中R2,,R側R粉及びR27は
夫々炭素原子数11〜22のアルキル基又は炭素原子数
13〜24の8ーヒドロキシアルキル基であり、R23
,R2J又ぴR25は夫々炭素原子数1〜3のアルキル
基もしくはヒドロキシアルキル基、ベンジル基又は−(
CH2CH20ナn′日であり、R28は炭素数12〜
24の脂肪族基、n′は1〜3、m′は2又は3であり
、Xはアニオンである。
本発明に用いるカチオン性活性剤は必ずしも前記のもの
に限定するものではなく、その他のカチオン性活性剤例
えば尿素或はビュレットかな誘導されるカチオン性活性
剤等も使用出来る。
より好ましいカチオソ性活性剤は、溶解性の小さいもの
がよく、合計炭素数が25〜6q稀こ好ましくは30〜
50のものがよい。カチオン性活性剤の使用量は全体の
ェマルジョン系の0.1重量%〜3重量%、好ましくは
0.2〜1.5重量%である。本発明に係るカチオン性
高分子ェマルジョンを得るために用いられるビニル単量
体としては、酢酸ビニルが最もよく、酪酸ビニル、プロ
ピオン酸ピニルなどの低級脂肪酸ビニルェステル;アク
リル酸ェステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル;メタクリル酸ェステル、例
えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸ブチル等々がある。
更にこれらのモノマーと英重合しうるモノマ−、例えば
スチレン、エチレン等も同時に使用することが出来る。
モノマー使用量は最終ェマルジョンに対して20〜6の
重量%、好ましくは25〜5の重量%がよい。
本発明に係るカチオン性高分子ェマルジョンを得る際に
、好ましくはポリピニルアルコール、化工でんぷん或は
セルローズ誘導体の如き非イオン性の水溶液高分子を用
いると、長期間にわたり安定した性能が保証出釆る。ポ
リビニルアルコールとしてはポリ酢酸ビニルの70〜1
00%ケン化物及びその誘導体、化工でんぷんとしては
ヒドロキシエチル化でんぷん、ヒドロキシブルピロ化で
んぷん、セルローズ誘導体としてはヒドロキシエチルセ
ルローズ、ヒドロキシプロピルセルローズ等々がある。
これら非イオン性水溶性高分子は1%水溶液粘度として
3〜500センチポイズ好ましくは5〜100センチポ
イズのものがよい。これら非イオン性水港性高分子とカ
チオン性高分子の重量比率は好ましくは3/2〜3/0
.01更に好ましくは3/1〜3/0.03がよい。
本発明に係るカチオン性高分子ェマルジョンを得るには
更に必要に応じてカチオン性モ/マーを添加することが
出釆る。カチオン性モノマーとしては例えば次の式(1
7)〜(21)で示されるものが挙げられる。
{(17)〜(21)式中、R3.は水素原子又はメチ
ル基、R32,R33,R34は水素原子、炭素数1〜
22のアルキル基又は、窒素原子と共に5〜6員複秦環
を形成してもよい。R′は炭素数1〜10好ましくは2
〜4のアルキレン基、Xはアニオンである。}カチオン
性モノマーを必要な場合にはその添加量は全ェマルジョ
ン系の0.01〜2重量%好ましくは0.02〜1重量
%がよい。
本発明のカチオン性高分子ェマルジョンを得る際に用い
る重合開始剤としては2,2−アゾビス(2ーアミジノ
プロパン)が最もよいが、その他過酸化水素、tーブチ
ルハィドロパーオキサィド、クメンハイドロパーオキサ
イド、tーブチル/ぐーオキサイド、メチルエチルケト
ン/ぐーオキサィド、シクロヘキサノンパーオキサィド
、過酢酸、過安息香酸等も用いることが出来る。
添加量はビニル単量体に対し0.01〜5.の重量%の
範囲で使用するのがよい。反応温度は40〜120午0
好ましくは50〜90午0、重合時の斑は3〜9、好ま
しくは4〜8で行う。
この際緩衝剤として、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ム、オルソリン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、
第一リン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウ
ムの如き無機塩を0.05〜2重量%好ましくは0.1
〜1重量%添加するとよい。かくして得られたカチオン
性の高分子ェマルジョンに更にカチオン性活性剤を添加
して本発明の組成物が得られる。ここで更に添加するカ
チオン性活性剤としては例えば前記式(10)〜(16
)で示される様なものがある。本発明に用いるカチオン
性活性剤は必ずしも前記のものに限定するものではなく
、その他のカチオン性活性剤例えば尿素或はビュレット
から誘導されるカチオン性活性剤等も使用出来る。
カチオン性高分子ェマルジョンと後添加するカチオン性
活性剤の含有比率は効果及び配合系の粘度からカチオン
性高分子ェマルジョン糊剤組成物中、カチオン性高分子
ェマルジョンがビニル単量体のカチオン性高分子固形分
として10乃至5の重量%、好ましくは20乃至4の重
量%、カチオン性活性剤が2乃至2匹重量%好ましくは
3乃至1の重量%である。
カチオン性活性剤が2%より少ないと十分効果がなく、
20%以上では特にそれ以上の増加もなく、経済的に有
利でない。カチオン性高分子ェマルジョンを合成する際
用いるカチオン性活性剤と該ェマルジョン合成後に後添
加するカチオン性活性剤は同じであってもよい。
しかし、カチオン性高分子ェマルジョン合成時に使用さ
れる場合のカチオン性情性剤は合成時の熱変化の為と考
えられるが黄変化が著しく好ましくない。本発明の糊剤
組成物には一般の高分子ヱマルジョン用の添加剤、例え
ばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチ
ルアジベート、ジオクチルアジベート、トリアセチン等
々の如き可塑剤、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ェタ/−ルの如き凍結防止剤、その他香料、殺
菌剤、防腐剤、後光染料、顔料など任意に添加出釆る。
次に本発明を実施例をあげて詳細に説明するが本発明は
これら実施例に制約されるものではない。
実施例 1 温度計、櫨梓機、還流冷却器、窒素導入管をつけた5つ
口セパラブルフラスコを2つ準備し以下の合成、及び配
合を実施した。
〔合 成〕
ポリピニルアルコール(完全鹸化、重合度1800)6
.4夕とイオン交換水90夕とを加えて加溢溶解する。
4ぴ0に冷却した後ポリ(メタクリロキシエチルトリメ
チルアンモニウムクロリド)(1%水溶液の20℃にお
ける粘度が200センチポイズのもの)1.0夕、酢酸
ピニルモノマー0.03夕を添加して完全に溶解する。
さらに、ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド
をフラスコAには0.4夕、他方のフラスコBには10
夕を加える。更に、炭酸ソーダ1夕のイオン交換水10
タ溶液を加えフラスコ内の空気を窒素で置換する。つい
で酢酸ビニルモノマー8夕を加え2,2−アゾピス(2
ーアミジノプロパン)塩酸塩0.雌夕のイオン交換水1
0夕の溶液を加えて70q0に昇温し重合を開始する。
重合開始5分後から2時間にわたって酢酸ビニルモノマ
ー72夕を連続的に添加する。連続添加終了後80℃で
1時間熟成し、乳化重合を終了する。〔配 合〕 合成し得られた2種のカチオン性ポリ酢酸ビニルェマル
ジョンに水又は水及びジメチルジステアリルアンモニウ
ムクロラィドを添加配合し糊剤組成物を得る。
配合した糊剤組成物の効果を検討した。
糊付け方法 木綿6尻蚤ブロード(20×15 約4夕)を水道水で
ぬらし脱水する。
次いで糊剤組成物0.2重量%水溶液16ccにつけ4
町砂・間よくもみこみ、脱水、風乾、アイロンがけをす
る。洗濯方法 糊付けした布をターゴトメーター型洗濯試験機で洗剤(
市販品 花王石鹸株式会社製、ニュービーズ)のo.1
5重量%洗浄液で洗濯(20℃1流ご間)し、次いで5
分間すすぎ洗い、脱水、風乾、アイロンがけする。
糊付け一洗曜を繰り返した布はJISloo5一195
9に準拠してカンチレバ一法により張りかたを測定した
カンチレバ一法 JISloo5一1959に準拠しタテ15×ョコ2.
5弧の試験片5校を採集し、一端が45oの斜面をもつ
表面なめらかな水平台に短片をスケールの基線にあわせ
て採集試験片をおく。
適当な方法により試験片を斜面の方向にゆるやかにすべ
らせて試験片の一端が斜面に接したときの他端の位置を
スケールによって読む。5枚の謎険片各々について測定
し平均値を求める。
未処理の布は4.2でありこの値が大きい程かたい。表
1に測定結果を示すが本発明糊剤組成物はいづれも糊付
け性は良好であった。
表 1 実施例 2 温度計、縄梓機、還流冷却器、窒素導入管をつけた5つ
口セパラプルフラスコにポリビニルアルコール(完全鹸
化物、重合度1800)6.4夕とイオン交換水90夕
とを加えて加温溶解する。
40qoに冷却した後ポリ(メタクリロキシェチルトリ
メチルアンモニウムクロリド)(1%水溶液の20℃に
おける粘度が200センチポィズのもの)1.0夕、該
モノマ−0.03夕を添加して完全に溶解し、さらにジ
メチルジステアリルアンモニウムクロリド0.4夕を加
える。
炭酸ソーダ1夕のイオン交換水10タ溶液を加え、フラ
スコ内の空気を窒素で置換する。ついで酢酸ビニルモノ
マー8夕を加え、2,ゴーアゾビス(2ーアミジノプロ
パン)塩酸塩0.08夕のイオン交換水10夕の溶液を
加えて70qoに昇温し重合を開始する。重合開始5分
後から2時間にわたって酢酸ビニルモノマー72夕を連
続的に添加する。連続添加終了後80ooで1時間熟成
し、乳化重合を終了する。得られたカチオン性ポリ酢酸
ビニルェマルジョンは固形分44.5重量%であった。
次の糊剤組成物を調整し実施例1と同様に糊付け一洗曜
を繰り返し布のかたさを測定した。糊剤組成物カチオン
性ポリ酢酸ビニルェマル ジョン 45重量%カチ
オン性活性剤 0〜15水
全100 表2に結果を示したが本発明はいづれも糊落ち良好であ
った。
表 2 実施例 3 温度計、凝洋機、還流冷却器、窒素導入装置及び定量滴
下装置をつけた5つ口セパラブルフラスコにポリピニル
アルコール(完全鹸化、重合度1800)4部とイオン
交換水13の部を加えて80℃に溶解した。
40doに冷却してからトリメチルアミノヒドロキシプ
ロピル化澱粉(カチオン置換度・・・・・・熱水グリコ
ース1単位あたり導入されたカチオン基数の平均値・…
・・0.3以1%水溶液粘度30センチポィズ)4.5
部、ポリオキシェチレン(30)ドデシルェーテル0.
5部及び炭酸ソーダ1部とイオン交換水1峠部の炭酸ソ
ーダ水溶液を加え、フラスコ内の空気を窒素で置換する
ついで酢酸ピニルモ/マー1碇部を加え2,2′ーアゾ
ビス(2ーアミジノプロパン)塩酸塩0.1部とイオン
交換水1峠部の重合開始剤を加え7ぴ0に昇温し重合を
開始した。重合開始10分後から100分間にわたって
酢酸ビニルモノマー9礎都を連続的に添加した。連続添
加が終ってから80℃で1時間熟成し乳化重合反応を終
了した。かくして得られたカチオン性高分子ェマルジョ
ンの固形分は43%であった。下記糊剤組成物を調整し
実施例1と同方法で糊付け−洗濯3回目処理のかたさを
測定した結果を表3に示すが本発明は優れた糊落ち性を
示す。
糊剤組成物カチオン性ボリ酢酸ビニルェマ ルジョン 7の重量%カチ
オン性活性剤 0又は5ジブチルアジべ−ト
3 シリコーン(10000センチスト ークスエマルジヨン35%) 2 プロピレングリコール 3 エチルアルコール 5 水 12 表 3 実施例 4 実施例1に準じて、同一実験装置を用い、ポリビニルァ
ルコール(完全鹸化、重合度1600)9部とイオン交
換水13礎都を加えて8ぴ0に溶解した。
40午0に冷却してからカチオン性高分子(表4)1.
の邦及び炭酸ソーダ0.5部とイオン交換水5部の炭酸
ソーダ水溶液を加えフラスコ内の空気を窒素で置換する
ついで酢酸ビニルモノマー1庇部、カチオン性モノマー
(表4)を加え、2,2′−アゾビス(2−アミノプロ
パン)塩0.1部とイオン交換水1庇部の重合開始剤を
加え70qoに昇温し、重合を開始した。重合開始10
分後から100分間にわたって酢酸ビニルモノマー9碇
郭を連続的に添加した。連続添加が終ってから80qo
で1時間熟成し、乳化重合反応を終了した。カチオン性
高分子とカチオン性モノマーの種類及び生成したェマル
ジョンの性状は表4の様である。
表 4 糊剤組成物 カチオン性ポリ酢酸ビニルェマルジ ョン 6の重量%ラウ
リルトリメチルアンモニウムクロライド
10 ジエチレングリコール 4 シリコーン(実施例3と同一物) 1 ジブチルフタレート 3 総光染料(チバガィギー社・チノパ ールCBS) 0.01ポリビ
ニルアルコール(ケン化度88% 重合部500)
1エチルアルコール
3水 17.99これら本
発明糊剤組成物はいづれも洗濯による糊落ち性良好であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)カチオン性高分子及び/又はカチオン性活性
    剤を用いてビニル単量体を乳化重合して得られるカチオ
    ン性高分子エマルジヨンと、(B)カチオン性活性剤と
    を含有する糊剤組成物。 2 成分(A)をビニル単量体のカチオン性高分子固形
    分として10乃至50重量%、成分(B)を2乃至20
    重量%含有する特許請求の範囲第1項記載の糊剤組成物
    。 3 成分(A)のカチオン性高分子のカチオン性窒素含
    有量がビニル単量体のカチオン性高分子に対して0.0
    04乃至0.2重量%である特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の糊剤組成物。 4 成分(A)のカチオン性活性剤がビニル単量体のカ
    チオン性高分子エマルジヨンに対して0.2乃至1.5
    重量%である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の糊
    剤組成物。 5 成分(A)のカチオン性高分子がカチオン性澱粉で
    ある特許請求の範囲第1項記載の糊剤組成物。 6 成分(A)のカチオン性高分子がカチオン性セルロ
    ースである特許請求の範囲第1項記載の糊剤組成物。 7 成分(A)のカチオン性高分子が次式で表わされる
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の糊剤組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R_4は水
    素原子又はメチル基、R_5,R_6,R_7は同じか
    異なつており水素原子、炭素数1乃至4のアルキル基又
    は置換アルキル基、 Yは酸素原子又はアミド結合中の NH基、 Xはアニオン mは1乃至10の整数をあらわす。 )8 成分Bが次の式(10),(11)及び(16)
    で表わされる化合物の群から選らばれるものである特許
    請求の範囲第1項記載の糊剤組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2_1,R_2_2は夫々炭素原子数11
    乃至22のアルキル基又は炭素原子数13乃至24のβ
    −ヒドロキシアルキル基、 R_2_3,R_2_4,R_2_5は夫々炭素原子数
    1乃至3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、
    ベンジル基又は−( CH_2CH_2O)−n′Hであり、n′は1乃至3
    の数、R_2_8は炭素原子12乃至24の脂肪族基、
    m′は2又は3の数、Xはアニオンである。 )9 カチオン性高分子及び/又はカチオン性活性剤を
    用いてビニル単量体を乳化重合して得られる高分子エマ
    ルジヨンに対して、カチオン性活性剤を添加混合するこ
    とを特徴とする糊剤組成物の製造方法。 10 カチオン性活性剤の添加量が組成物中2乃至20
    重量%である特許請求の範囲第9項記載の糊剤組成物の
    製造方法。
JP53070539A 1978-06-12 1978-06-12 糊剤組成物及びその製造方法 Expired JPS6026863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53070539A JPS6026863B2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 糊剤組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53070539A JPS6026863B2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 糊剤組成物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54160885A JPS54160885A (en) 1979-12-19
JPS6026863B2 true JPS6026863B2 (ja) 1985-06-26

Family

ID=13434425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53070539A Expired JPS6026863B2 (ja) 1978-06-12 1978-06-12 糊剤組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6026863B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691075A (en) * 1979-12-26 1981-07-23 Kao Corp Size composition
JPS5988978A (ja) * 1983-07-25 1984-05-23 花王株式会社 糊料組成物
GB8500958D0 (en) * 1985-01-15 1985-02-20 Unilever Plc Fabric conditioning composition
EP2365123B1 (en) 2010-03-09 2013-02-13 Clariant Finance (BVI) Limited Combined warp sizing and fixing agent and new method for fixing sulfur dyestuffs on warp
CN102359018A (zh) * 2011-07-26 2012-02-22 吴江市瑞丰织造有限公司 聚丙烯酰胺类浆料
JP6159248B2 (ja) * 2013-12-26 2017-07-05 花王株式会社 衣料用仕上げ剤組成物及び衣料の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54160885A (en) 1979-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0155320B2 (ja)
JPH0214072A (ja) 布地処理組成物並びに該組成物の調製方法
JPH03185182A (ja) 新規な柔軟化組成物並びにその製造及び使用の方法
ITVA20110008A1 (it) Composizioni detergenti
JPS5846160B2 (ja) シヤンプ−組成物
JPS595640B2 (ja) シヤンプ−組成物
US4226748A (en) Fabric sizing emulsion
JPS6145963B2 (ja)
JP3828007B2 (ja) 速乾性付与剤、速乾性洗浄剤、及び速乾性仕上げ剤
JPS62109897A (ja) 毛髪用液体洗浄剤組成物
JPS5920718B2 (ja) 低刺激性洗浄剤
JPS59135293A (ja) 洗浄剤組成物
JPS6026863B2 (ja) 糊剤組成物及びその製造方法
JP3032481B2 (ja) 衣料用仕上剤組成物および衣料の処理方法
JPS6142025B2 (ja)
JPH0212965B2 (ja)
JPH0441599A (ja) 洗浄剤組成物
JP3235894B2 (ja) 洗濯用助剤組成物
CN111117803A (zh) 一种低泡沫量的表面活性剂组合物
JPS6369899A (ja) 柔軟剤組成物
JP2000239970A (ja) 繊維製品処理剤
JPS607070B2 (ja) 糊料組成物
JPS63183519A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP4514851B2 (ja) 糊剤
JP3689167B2 (ja) カチオン性エマルジョンを主剤としてなるセルロース繊維用糊料組成物