JPS60226324A - 車両のルーフの風そらせ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、摺動カバーによって開閉できるルーフ開口部
を有する車両のルーフの風そらせ装置であって、車両の
縦軸線に直角な軸線のまわりに旋回可能なようルーフ開
口部の前縁に沿って配置した風そらせ部材を有し、上記
風そらせ部材のポデーが、駆動装置を介して旋回アーム
に結合してあり、摺動カバーを開けると、ハネの力によ
って外方へ旋回されく摺動カバーを閉じると、カバーの
運動に依存して変位するカムが少くとも１つの旋回アー
ムに乗り上げることによって、内方へ旋回される形式の
ものに関する。

（従来の技術） この種の公知の風そらせ装置の場合、風そらせ部材のボ
デーは、金属板プレス成形部材から成るか（西独特許第
２，６０７，８１６号）、旋回アームに結合するため合
成樹脂成形部材を側縁がら離れた個所に挿入した金属板
プレス成形部材から成るが（西独公開箱３，１３７，１
９１号）、合成樹脂成形部材から成るか（米国特許第４
，２６８，０８５号）、所要の肉厚を得るため合成樹脂
成形部材を被せた金属板成形部材から成る（西独実用新
案箱７８−２８９４１号）。

（考案が解決しようとする問題点） これらの公知の解決法では、風そらせ部材のボデーの作
製費が高く、特に、高コストの工具が必要であり、一般
に、工具は、各車種について、風そらせ部材の寸法が異
なるため、新らしく作製しなければならない。

特許請求の範囲第１項に開示の本発明の目的は、適切な
流動状態を得るため風そらせ部材のボデーの肉厚を比較
的厚くする場合も、低コストで作製できる風そらせ装置
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段及び作用）この目的は、
本発明にもとづき、風そらせ部材のボデーを、少くとも
部分的に、修正加工してない型材から構成し、上記型材
の長手方向両端側縁を、それぞれ、同時に駆動装置の部
分をなす端部部材で被うことによって、達成される。

この構成にもとづき、風そらせ部材のボデーの少くとも
一部は、メートル売り製品として入手できる市販の型材
の適切な長さの切片から構成できる。

この種の型材は、安価であり、場合によっては車種毎に
異なる風そらせ部材の巾に簡単に適合させることができ
る。何故ならば、切断長さを変更するだけでよいからで
ある。流動工学上の理由から望ましいすべての型材を最
少の経費で作製できる。端部部材は、型材の一般に美麗
でない側縁を被い、かくして、好ましい側面閉鎖部材を
形成する。端部部材は、同時に、駆動装置の部分（例え
ば、旋回アームの自由端に取付けた駆動ピンと係合する
作動ミゾ）を含むので、総作製費が更に低減される。

本発明の別の構成にもとづき、風そらせ部材のボデーは
、合目的的に、軽金属（例えば、アルミニウム）の押出
成形型材から構成できる。上記ボデーは、更に、軽金属
の押出成形型材と、風そらせ部材の縦方向へ延びる合成
樹脂製またはゴム製の補助構造部材とから構成すること
もできる。上記構造部材も型材として構成するのが合目
的的である。

端部部材と型材とを簡単且つ堅牢に結合するため、端部
部材の側面に、型材の補完の開口に挿入され内方へ突出
する突出部を設けるのが好ましい。

本発明の別の構成では、端部部材の突出部に、更に、風
そらせ部材の旋回軸をなす固定の側部枢動軸の受け個所
を取付ける。かくして、組立作業が簡単となる。風そら
せ部材のボデーを保持するため、ルーフに固定の構造部
材にカバーレールを取付ければ合目的的である。この取
付けは、例えば、ネジ止めによって行えばよい。端部部
材の双方の突出部に、それぞれ、２つの受け個所を枢動
軸の軸線方向へ相互に離隔して形成し、枢動軸の双方の
受け個所の間に、一端を風そらせ部材のボデーまたは端
部部材の突出部に支持し、他端をカバーレールに支持し
たねしりハネを設ければ、特にコンパクトな風そらせユ
ニットが得られる。

型材には、更に、風そらせ部材の中央範囲を支持する受
け部材を取付けることができる。受は部材は、型材に挿
入して上記型材に形状結合させるのが合目的的である。

この受け部材は、カバーレールに固定した枢動軸と共働
できる。

本発明の別の実施例では、風そらせ部材のボデーは、金
属板片と、型材として構成して上記金属板片に結合した
合成樹脂片またはゴム片とから構成する。この場合、金
属板片を合成樹脂製またはゴム製形状片から側方へ突出
させ、端部部材を金属板片の突出端に被せれば合目的的
である。

公差に帰因して、場合によっては、端部部材と形状部材
の側縁との間に存在する間隙を被うため、端部部材を型
材の側縁に重畳させることができる。

ガタッキ騒音を避けるため、駆動装置の駆動ピンを騒音
減衰材料から構成するのが有利である。

上記方策の代わりに、あるいは、上記方策に加えて、駆
動ピンと共働する作動スリットの、少くとも、風そらせ
部材を上昇した際に駆動ピンと当接する範囲に、騒音減
衰性ライニングを施すことができる。

スライドルーフには、一般に、固定ルーフ部分に関して
カバーの高さを調節する手段が設けである。本発明の別
の構成では、旋回アームと共働するカムは、摺動カバー
の高さ調節操作とは無関係の構造部材（例えば、ずべり
シュー支持部材）に結合する。かくして、摺動カバーの
高さ調節操作によって風そらせ部材が作動されることは
ない。

（実施例） 添付の図面を参照して以下に本発明の実施例を詳細に説
明する。

自動車のルーフ１０には、剛な摺動カバー１２によって
開閉できるルーフ開口部１１が設けである。ルーフ開口
部１１の前部および側部は、車の縦方向へ延びる側部レ
ール１４を有するルーフフレーム１３によって囲まれて
いる。側部レール１４には、公知の態様で、摺動カバー
１２が、すベリシュー１５（第２図には前部すベリシュ
のみが示しである）によって案内しである。ルーフフレ
ーム１３の前部には、全体として１６で示した風そらせ
部材が、車の縦軸線に直角な軸線のまわりに旋回可能な
よう軸支しである。第１．２．４．７図の実施例の場合
、風そらせ部材１６は、重量低減のために中空スペース
１８を内部に構成した、軽金属押出成形型材から成るボ
デー１７を備えている。凹み１９は、ボデー１７の前端
の近傍のボデー下面に設けである。この凹み１９には、
端部部材２１の突出部２０が両側から挿入しである。こ
の場合、ボデー１７と端部部材２１とは形状結合されて
いる（第６図参照）。端部部材２１（図面には１つの部
材のみが示しである）は、合成樹脂部材（特に、合成樹
脂成形部材）から構成するのが合目的的である。端部部
材２１の突出部２０の内側端には、アイの形の２つの受
け個所２２．２３が設けである。受は個所２２には、貫
通した受け開口２４が設けである。一方、受は個所２３
の受け開口２５は、袋穴として構成するのが合目的的で
ある。ボデー１７の中空スペース１８には、端部部材２
１の短い方の突出部２７が係合する。端部部材２１は、
特に第１図から明らかな如く、型材から構成したボデー
１７の側縁を被う。

風そらせ部材１６の支持部材として、カバーレール３０
が、ルーフフレーム１３の前端のキャップ状部分３１に
ネジ３２で固定しである。カバーレール３０には、２つ
のクランク状枢動軸３３（図面には１つの軸のみを示し
た）が、例えば、溶接によって、固定しである。枢動軸
３３の自由端３４は、端部部材２１の受け個所２２．２
３に挿入してあり、風そらせ部材１６の旋回軸線を決定
する。枢動軸３３の自由端３４の受け個所２２．２３の
間には、一端をボデー１７および／または端部部材２１
に支持し、他端をカバーレール３０に支持したねじりバ
ネ３５が設けである（第６図）。ねじりバネ３５は、風
そらせ部材１６を第２図の位置に駆動するよう作用する
。

ボデー１７の凹み１９には、更に、中央受け３７が挿入
して形状結合されている。この中央受け３７には、別の
枢動軸３９と共働する受け個所３８が設けである。

枢動軸３９は、両側でクランク状に曲げてあり、湾曲端
は、カバーレール３０に固定（例えば、溶接）しである
。受は個所３８は、中央受け３７が枢動軸３９上を摺動
できるよう、スリットとして構成するのが合目的的であ
る。

端部部材２１の外側端には、旋回アーム４２の前端に取
付けた駆動ピン４１と係合する長大状作動スリット４０
が設けである。旋回アーム４２の他端は、受はブロック
４３および旋回軸４４を介してルーフフレーム１３に結
合しである。駆動ピン４１を取付けた旋回アーム４２の
前端４５は、旋回アームの主部分４６に抜差自在に結合
しである。かくして、旋回軸４４と駆動ピン４１との間
の有効距離を調節して風そらせ部材の上昇高さを調節す
ることができる。旋回アーム４２の端部４５と主部分４
６とは、クランクネジ４７によって相互に固定できる。

ガタッキ騒音を避けるため、駆動ピン４１は、ゴムまた
は別の騒音減衰材料から構成でき、およびまたは、作動
スリット４０の、少くとも、風そらせ部材を上昇する際
に駆動ピン４１と当接する範囲には、軟質の弾性ライニ
ング（図示してない）を施すことができる。図示の実施
例の場合、この当接範囲は、作動スリット４０の後端で
あり、作動スリット４０の長さは、風そらせ部材１６を
引込んだ際に駆動ピン４１がスリット前端にぶつからな
いよう、選択するのが合目的的である。

摺動カバー１２を開けると（第２図）、風そらせ部材１
６は、ねじりバネ３５の作用によって上昇される。摺動
カバー１２を前方の閉鎖位置に摺動させると、カバーの
運動に依存して変位するカム４８が、旋回アーム４２上
に乗る。旋回アーム４８は、旋回軸４４のまわりに逆時
計方向へ旋回される。駆動ピン４１は、作動スリット４
０の内部を前方へ移動する。

風そらせ部材１６は、内方へ旋回される（第５．６図）
。

カム４８は、すべりシュー支持部材４９またはカバ−１
２の摺動運動に追従してレール１４に対して所定の高さ
位置を取る別の構造部材と結合している。

かくして、風そらせ部材の作動は、摺動カバー１２の場
合による高さ調節操作の影響を受けない。カバーの高さ
調節は、一般に、閉鎖位置のカバーを固定ルーフ１０の
隣接部分と面一の状態とする手段（図示してない）によ
って行われる。

第５．６図の実施例の場合、全体として５１で示した風
そらせ部材のボデーの後部範囲は、ゴム製または合成樹
脂製型材から構成してあり、一方、ボデー５１の前部範
囲は、軽金属の押出成形型材５３から成る。双方の部分
５２．５３は、相互に形状結合しており、上面および下
面が相互に面一をなすよう設計しである。

第９〜１２図の別の実施例の場合、風そらせ部材のボデ
ー５５は、金属板片５６と、上記金属板片に結合した合
成樹脂製またはゴム製形状片５７とから成る。金属板片
５６は、形状片５７から側方へ突出している。金属板片
５６の突出端には、端部部材５９（好ましくは、合成樹
脂成形部材）が被せである。相互に結合するため、端部
５８には、端部部材５９の開口６１に挿入されるコラツ
ブ６０が構成しである（第９図）。端部部材５９には、
前述の態様で駆動ピン４１と共働できる作動スリットが
設けである。形状片５７は、金属板片５６の上方へ突出
するフラップ６２に差込むことができる（第１２図）。

更に、部材５６゜５７は、対向側でも相互に結合されて
いる。金属板片５６には枢動軸６３が固定しである。

上述のすべての実施例の場合、風そらせ部材の表面は、
適切に処理するか、被覆を施すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、摺動カバーを備えた自動車ルーフの部分平面
図、第２図は、第１Ｆｊ；！Ｊの線１１−１１に沿う断
面図、第３図は、端部部材の下面図、第４図は、軽金属
製押出成形型材の実施例の横断面図、第５図は、風そら
せ部材のボデーの別の実施例の、第１図の線Ｖ−Ｖに沿
う断面図、第６図は、第１図の線ＶＩ−Ｖｌに沿う断面
図、第７図は、風そらせ部材のボデーおよび１つの端部
部材の部分下面図、第８図は、風そらせ部材のボデーの
支持部材として設けたカバーレールの部分図、第９図は
、風そらせ部材の別の実施例の、第１Ｉ図の線ＩＸ−Ｉ
Ｘに沿う部分縦断面図、第１０図は、第９図の線Ｘ−Ｘ
に沿う断面図、第１１図は、第９図の風そらせ部材の平
面図、第１２図は、第１１図の線ｘｉ−ｘｎに沿う断面
図である。 １０−−１動車のルーフ、１１−ルーフ開口部、１２−
摺動カバー、１３−ルーフフレーム、Ｉ４−　レール、
１６−−風そらせ部材、１７．５Ｌ　５５　風そらせ部
材のボデー、２１．５９一端部部材、３３．３９−枢動
軸、３５−ねしリハネ。 第１１ 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 １フ ｊ 第７図 第８図 第９図　第１０図 第１１図　第１２図 、９　→１１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、　摺動カバーによって開閉できるルーフ開口部を有
   する車両のルーフの風そらせ装置であって、車両の縦軸
   線に直角な軸線のまわりに旋回可能なようルーフ開口部
   の前縁に沿って配置した風そらせ部材を有し、上記風そ
   らせ部材のポデーが、駆動装置を介して旋回アームに結
   合してあり、摺動カバーを開くと、ハネの力によって外
   方へ旋回され、摺動カバーを閉しると、カバーの運動に
   依存して変位するカムが少くとも１つの旋回アームに乗
   り上げることによって、内方へ旋回される形式のものに
   おいて、風そらせ部材１６のボデー１７．５Ｌ　５５が
   、少くとも部分的に、修正加工されてない型材１７．５
   ２゜５３、５７から成り、上記型材の長手方向両端縁が
   、それぞれ、同時に駆動装置４０．４１の部分４０をな
   す端部部材２Ｌ　５９によって被われていることを特徴
   とする車両のルーフの風そらせ装置。 ２、風そらせ部材のボデー１７が、押出成形した軽金属
   製型材から成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 ３、風そらせ部材のポデー５１が、押出成形した軽金属
   製型材５３と、風そらせ部材の縦方向へ延びる合成樹脂
   製またはゴム製の補助構造部材５２とから成ることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 ４、　補助構造部材が、同じく、型材５２であることを
   特徴とする特許請求の範囲第３項記載の装置。 ５、端部部材２１の側面には、型材１７の補完の開口１
   ９に挿入される内方へ突出する突出部２０が取付けであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１〜４項のいずれ
   か１つに記載の装置。 ６、端部部材２１の突出部２０には、風そらせ部材１６
   の旋回軸をなす固定の側部枢動軸３３の受け個所２２．
   ２３が取付けであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １〜５項のいずれか１つに記載の装置。 ７．風そらせ部材のポデー１７．５１．５５を保持する
   ため、カバーレール３０が、ルーフに固定の構造部材１
   ３に取付けであることを特徴とする特許請求の範囲第１
   〜６項のいずれか１つに記載の装置。 ８、　枢動軸３３が、カバーレール３０に固定しである
   ことを特徴とする特許請求の範囲第６．７項のいずれか
   に記載の装置。 ９、　端部部材の双方の突出部２０には、それぞれ、２
   つの受け個所２２．２３が枢動軸３３の軸線方向へ相互
   に離隔して形成してあり、枢動軸の双方の受け個所の間
   には、一端を風そらせ部材のボデー１７．５１または端
   部部材の突出部２０に支持し、他端をカバーレール３０
   に支持したねじりバネ３５が差込んであることを特徴と
   する特許請求の範囲第６〜８項のいずれかに記載の装置
   。 １０、型材１７．５３には、更に、風そらせ部材の中央
   範囲を支持する受け部材３７が取付けであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１〜９項のいずれか１つに記載
   の装置。 １１、受は部材３７が、型材１７．５３に挿入して上記
   型材に形状結合させであることを特徴とする特許請求の
   範囲第１０項記載の装置。 １２、受は部材３７が、カバーレール３０に固定した枢
   動軸３９と共働することを特徴とする特許請求の範囲第
   ７〜９項のいずれか１つに記載の装置。 １３、風そらせ部材のポデー５５が、金属板片５６と、
   上記金属板片と結合した合成樹脂製またはゴム製形状片
   ５７とから成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 １４、金属板片５６が、合成樹脂製またはゴム製形状片
   ５７から側方へ突出しており、端部部材５９が、金属板
   片の突出端５８に被せであることを特徴とする特許請求
   の範囲第１３項記載の装置。 １５、端部部材５９が、型材５７０側縁に重畳している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１〜１３項のいずれ
   か１つに記載の装置。 １６、駆動装置が、作動スリット４０と、上記作動スリ
   ットと係合する駆動ピン４１とを有し、駆動部材が、騒
   音減衰材料から成り、およびまたは、作動スリット４０
   の、少くとも、風そらせ部材１６を上昇した際に駆動ビ
   ンと当接する範囲には、騒音減衰性ライニングが施しで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１〜１５項のい
   ずれか１つに記載の装置。 １７、旋回アーム４２と共働するカム４８が、摺動カバ
   ー１２の高さ調節操作とは無関係の構造部材４ａに結合
   し・であることを特徴とする特許請求の範囲第１〜１６
   項の１つに記載の装置。