JPS5929406B2 - 両面に相対応する形状を有する板状体の製造方法 - Google Patents
両面に相対応する形状を有する板状体の製造方法Info
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- JPS5929406B2 JPS5929406B2 JP50036339A JP3633975A JPS5929406B2 JP S5929406 B2 JPS5929406 B2 JP S5929406B2 JP 50036339 A JP50036339 A JP 50036339A JP 3633975 A JP3633975 A JP 3633975A JP S5929406 B2 JPS5929406 B2 JP S5929406B2
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- molds
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば投影面と反対の面から観察するリアプ
ロジェクション式投影装置に用いられるレンチキュラ−
形スクリーンに適用して好適な両面に相対応する形状を
有する板状体の製造方法に関する。
ロジェクション式投影装置に用いられるレンチキュラ−
形スクリーンに適用して好適な両面に相対応する形状を
有する板状体の製造方法に関する。
まず本発明方法の説明に先立ち、第1図に示すレンチキ
ュラ−形リアスクリーンを用いた3管式プロジェクタに
ついて説明するに、1は「赤」「緑」 「青」の三つの
原色画像を投写する陰極線管群を示し、IRは「赤」、
IGは「緑」、IBは「肯」の画像を投写する夫々の陰
極線管である。
ュラ−形リアスクリーンを用いた3管式プロジェクタに
ついて説明するに、1は「赤」「緑」 「青」の三つの
原色画像を投写する陰極線管群を示し、IRは「赤」、
IGは「緑」、IBは「肯」の画像を投写する夫々の陰
極線管である。
2Rは陰極線管IRの光軸上に設置された主レンズ、以
下同様に2Gは陰極線管IG、2Bは陰極線管IBに対
応する主レンズを夫々示している。
下同様に2Gは陰極線管IG、2Bは陰極線管IBに対
応する主レンズを夫々示している。
3は補正レンズ、4は上下方向に単列に配設されたレン
チキュラ−形リアスクリーンを夫々示し、各陰極線管I
R、IG、IBからの光束の光軸がレンチキュラ−形リ
アスクリーン4のレンチキュラ−面に全てが一致する如
く設定されている。
チキュラ−形リアスクリーンを夫々示し、各陰極線管I
R、IG、IBからの光束の光軸がレンチキュラ−形リ
アスクリーン4のレンチキュラ−面に全てが一致する如
く設定されている。
補正レンズ3は各主レンズ2R、2G、2Bより拡大発
散された投射光束8R、8G、8Bを所定の光路位置に
おいて平行光束に光路変更してレンチキュラ−形リアス
クリーン4に投射するもので、フレネルレンズはその一
例である。レンチキュラ−形リアスクリーン4は通常知
られているいわゆるかまぼこ状凸レンズ4aが多数並列
されたもので、この場合は横方向にかまぼこ状凸レンズ
が並列されている。このリアスクリーン4の凸レンズ4
aが設けられた面と反対の面には外光を遮光するために
ストライフ状の遮光部4bが付着されている。なおこの
構造では各光束の水平成分の説明が除かれている。8R
は赤の陰極線管IRよりの光軸、8Gは緑の陰極線管I
Gよりの光軸、8Bは青の陰極線管IBよりの光軸を夫
々示している。
散された投射光束8R、8G、8Bを所定の光路位置に
おいて平行光束に光路変更してレンチキュラ−形リアス
クリーン4に投射するもので、フレネルレンズはその一
例である。レンチキュラ−形リアスクリーン4は通常知
られているいわゆるかまぼこ状凸レンズ4aが多数並列
されたもので、この場合は横方向にかまぼこ状凸レンズ
が並列されている。このリアスクリーン4の凸レンズ4
aが設けられた面と反対の面には外光を遮光するために
ストライフ状の遮光部4bが付着されている。なおこの
構造では各光束の水平成分の説明が除かれている。8R
は赤の陰極線管IRよりの光軸、8Gは緑の陰極線管I
Gよりの光軸、8Bは青の陰極線管IBよりの光軸を夫
々示している。
かかる構成によれば、各陰極線管よりの光束、つまり緑
の陰極線管IGの射出光束は光軸8Bを中心として拡散
角(指向角)θGをもつて拡散し、赤の陰極線管IRの
射出光束は光軸8Gを中心として拡散角(指向角)θR
をもつて拡散し、青の陰極線管IBの射出光束は光軸8
Rを中心として拡散角(指向角)θBをもつて拡散する
。したがつて、各色光束の光軸の方向が異なるために各
陰極線管よりの原色画像の合成像つまりカラー映像を色
バランスの良い状態で見ることができる範囲Wが狭小に
なり、その他の範囲では見る角度に応じていわゆるカラ
ーシエーデイングを生じてしまい、本来のカラー映像を
得ることができない。そこで、上記カラーシエーデイン
グが発生しないレンチキユラ一形スクリーンについて説
明するに、このレンチキユラ一形スクリーン25は第2
図に示す如く、その第1の面26がスクリーンの視野を
決定する指向角を所定に得るためのかまぼこ状凸レンズ
26aが多数並列されたレンチキユラ一となされている
。そして各かまぼこ状凸レンズ26aの曲率半径R2は
1顛の円弧面、各凸レンズ26aの間隔P2は0.8熊
となつている。また第2の面27も第1の面26と同様
な形状を呈し、第1の面26の凸レンズと第2の面27
の凸レンズは各々位置的に対応している。また第1およ
び第2の面の凸レンズ間の間隔13は3m11となされ
ている。以上のようなレンチキユラ一形リアスクリーン
によれば、第3図に示す如く、補正レンズ3を介した各
陰極線管1R,1G,1Bよりの平行光束8R,8G,
8Bはスクリーン25の第1の面26のかまぼこ状凸レ
ンズ26aによつて分割され、各かまぼこ状凸レンズ2
6aに対応した各光束が集束され、第2の面27のほぼ
表面の部分で線状に集光し更に発散される。
の陰極線管IGの射出光束は光軸8Bを中心として拡散
角(指向角)θGをもつて拡散し、赤の陰極線管IRの
射出光束は光軸8Gを中心として拡散角(指向角)θR
をもつて拡散し、青の陰極線管IBの射出光束は光軸8
Rを中心として拡散角(指向角)θBをもつて拡散する
。したがつて、各色光束の光軸の方向が異なるために各
陰極線管よりの原色画像の合成像つまりカラー映像を色
バランスの良い状態で見ることができる範囲Wが狭小に
なり、その他の範囲では見る角度に応じていわゆるカラ
ーシエーデイングを生じてしまい、本来のカラー映像を
得ることができない。そこで、上記カラーシエーデイン
グが発生しないレンチキユラ一形スクリーンについて説
明するに、このレンチキユラ一形スクリーン25は第2
図に示す如く、その第1の面26がスクリーンの視野を
決定する指向角を所定に得るためのかまぼこ状凸レンズ
26aが多数並列されたレンチキユラ一となされている
。そして各かまぼこ状凸レンズ26aの曲率半径R2は
1顛の円弧面、各凸レンズ26aの間隔P2は0.8熊
となつている。また第2の面27も第1の面26と同様
な形状を呈し、第1の面26の凸レンズと第2の面27
の凸レンズは各々位置的に対応している。また第1およ
び第2の面の凸レンズ間の間隔13は3m11となされ
ている。以上のようなレンチキユラ一形リアスクリーン
によれば、第3図に示す如く、補正レンズ3を介した各
陰極線管1R,1G,1Bよりの平行光束8R,8G,
8Bはスクリーン25の第1の面26のかまぼこ状凸レ
ンズ26aによつて分割され、各かまぼこ状凸レンズ2
6aに対応した各光束が集束され、第2の面27のほぼ
表面の部分で線状に集光し更に発散される。
すなわち、スクリーン25に対して直角に入射する陰極
線管1Gよりの平行光束は第2の面27の各凸レンズ2
7aの中央位置に集束し、しかる後スクリーン25に対
して直角に垂直指向角2θ(=±12ン)をもつて発散
される。またスクリーン25に対して俯角81を保つて
入射する陰極線管1Rよりの平行光束は、第2の面27
の各凸レンズ27aの下方位置に集束し、しかる後スク
リーン25に対して直角に垂直指向角2θ(=±12ン
)をもつて発散される。
線管1Gよりの平行光束は第2の面27の各凸レンズ2
7aの中央位置に集束し、しかる後スクリーン25に対
して直角に垂直指向角2θ(=±12ン)をもつて発散
される。またスクリーン25に対して俯角81を保つて
入射する陰極線管1Rよりの平行光束は、第2の面27
の各凸レンズ27aの下方位置に集束し、しかる後スク
リーン25に対して直角に垂直指向角2θ(=±12ン
)をもつて発散される。
更にスクリーン25に対して仰角8発を保つて入射する
陰極線管1Bよりの平行光束は、第2の面27の各凸レ
ンズ27aの上方位置に集束し、しかる後スクリーン2
5に対して直角に垂直指向角2θ(=±12ン)をもつ
て発散される。すなわち各光路の光軸の方向が異なつて
いる場合でもスクリーン表面における各色の発散中心の
方向は一致するのでカラーシエーデイングは発生しない
。なお第3図に示す光路図は一つの凸レンズに対しての
図示であるが、全ての凸レンズに対して同様の光路が発
生するものである。従つて両面にレンチキユラ一を有す
るスクリーンを使用すれば、カラーシエーデイングのな
いカラー画像を得る事ができる。
陰極線管1Bよりの平行光束は、第2の面27の各凸レ
ンズ27aの上方位置に集束し、しかる後スクリーン2
5に対して直角に垂直指向角2θ(=±12ン)をもつ
て発散される。すなわち各光路の光軸の方向が異なつて
いる場合でもスクリーン表面における各色の発散中心の
方向は一致するのでカラーシエーデイングは発生しない
。なお第3図に示す光路図は一つの凸レンズに対しての
図示であるが、全ての凸レンズに対して同様の光路が発
生するものである。従つて両面にレンチキユラ一を有す
るスクリーンを使用すれば、カラーシエーデイングのな
いカラー画像を得る事ができる。
しかしながら、スクリーンの両面に形成されるレンチキ
ユラ一の各凸レンズの中心は両側の面で全面にわたつて
±0.01mm〜0.03mm以内の誤差で一致しなけ
ればならず従来の技術では両面のレンチキユラ一の位置
合せが困難であつた。従来は例えば下金型に枠を設けて
この枠内に上金型を挿入してスクリーンの両面にレンチ
キユラ一を形成する事が考えられた。しかしながらこの
方法では上金型と下金型の間に金型の変形に対して対応
性がないので、圧力、温度変化等により上金型と下金型
が独立に変形してしまい両面のレンチキユラーレンズの
中心がずれてしまい実用にはならなかつた。本発明にか
かる点にかんがみ、上記のカラーシエーデイングをほと
んど除いたレンチキユラ一形リアスクリーンを製造する
ことができる両面に相対応する形状を有する板状体の製
造方法を提供することを目的とするものである。
ユラ一の各凸レンズの中心は両側の面で全面にわたつて
±0.01mm〜0.03mm以内の誤差で一致しなけ
ればならず従来の技術では両面のレンチキユラ一の位置
合せが困難であつた。従来は例えば下金型に枠を設けて
この枠内に上金型を挿入してスクリーンの両面にレンチ
キユラ一を形成する事が考えられた。しかしながらこの
方法では上金型と下金型の間に金型の変形に対して対応
性がないので、圧力、温度変化等により上金型と下金型
が独立に変形してしまい両面のレンチキユラーレンズの
中心がずれてしまい実用にはならなかつた。本発明にか
かる点にかんがみ、上記のカラーシエーデイングをほと
んど除いたレンチキユラ一形リアスクリーンを製造する
ことができる両面に相対応する形状を有する板状体の製
造方法を提供することを目的とするものである。
以下本発明方法の実施例を詳細に説明しよう。
第4図は工作機械10のテーブル11の面にレンチキユ
ラ一形リアスクリーンを製造するための金型12,13
が取付けられている図を示したものである。工作機械1
0としては、金型自体が縦1m以上、横80cm以上と
大きいので、平削り盤やプラノミラ一等の大型のものが
使用される。被削される金型12,13の材質はアルミ
ニウムや黄銅板の比較的快削性に富む材質がよい。双方
の金型は夫々上金型又は下金型とする。テーブル11上
の上金型12および下金型13は端面を一致するように
固定した後、まず上下の金型12,13の直線性と後に
説明するレンチキユラ一面のピツチ精度を保つための位
置決め棒用溝14がエンドミルやバイトの工具15で削
り出される。
ラ一形リアスクリーンを製造するための金型12,13
が取付けられている図を示したものである。工作機械1
0としては、金型自体が縦1m以上、横80cm以上と
大きいので、平削り盤やプラノミラ一等の大型のものが
使用される。被削される金型12,13の材質はアルミ
ニウムや黄銅板の比較的快削性に富む材質がよい。双方
の金型は夫々上金型又は下金型とする。テーブル11上
の上金型12および下金型13は端面を一致するように
固定した後、まず上下の金型12,13の直線性と後に
説明するレンチキユラ一面のピツチ精度を保つための位
置決め棒用溝14がエンドミルやバイトの工具15で削
り出される。
位置決め棒用溝14はその断面形状がほぼ半円状となさ
れ、上下の金型12,13が合致した場合、所定の厚さ
を含めて円状となるように構成し、かつ両側に各1筋を
設けるようにする。次に、両側に設けた位置決め用溝1
4の内側にはレンチキユラ一の端面の形状をしたローラ
ー16で両金型12,13を転造する。このローラー1
6は第5図に示す如く、スピンドル17に固定された横
型ローラーで各山のピツチP1は0.8顛、各山の曲率
半径r1は1mmとなつている。したがつて、両金型1
2,13には一度の作業によつて溝14およびレンチキ
ユラ一用凹凸面18が転造されることになる。なお、両
金型12,13のレンチキユラ一型面の加工は転造によ
らずバイトで切削してもよい。このようにして製作され
た上、下の金型12,13は第6図に示すヒートプレス
装置20に組込まれる。
れ、上下の金型12,13が合致した場合、所定の厚さ
を含めて円状となるように構成し、かつ両側に各1筋を
設けるようにする。次に、両側に設けた位置決め用溝1
4の内側にはレンチキユラ一の端面の形状をしたローラ
ー16で両金型12,13を転造する。このローラー1
6は第5図に示す如く、スピンドル17に固定された横
型ローラーで各山のピツチP1は0.8顛、各山の曲率
半径r1は1mmとなつている。したがつて、両金型1
2,13には一度の作業によつて溝14およびレンチキ
ユラ一用凹凸面18が転造されることになる。なお、両
金型12,13のレンチキユラ一型面の加工は転造によ
らずバイトで切削してもよい。このようにして製作され
た上、下の金型12,13は第6図に示すヒートプレス
装置20に組込まれる。
このヒートプレス装置20によつてレンチキユラ一用ス
クリーンを製造することになるが、21はレンチキユラ
一用スクリーンの素材、22および23は、上、下金型
12,13の加熱用ヒータを夫々示している。24は位
置決め棒で、この位置決め棒24と上、下金型12,1
3を組込んだ場合には所定の間隔tが保持される。
クリーンを製造することになるが、21はレンチキユラ
一用スクリーンの素材、22および23は、上、下金型
12,13の加熱用ヒータを夫々示している。24は位
置決め棒で、この位置決め棒24と上、下金型12,1
3を組込んだ場合には所定の間隔tが保持される。
レンチキユラ一用スクリーンの素材21は、アクリル系
樹脂や塩化ビニル系樹脂が用いられ、加圧成形後に得ら
れるスクリーン25の大きさが例えば縦寸法11が68
6顛、横寸法12が914m71となるようにする(い
わゆる45I型投影画面と称される)。次にレンチキユ
ラ一形スクリーンの製造過程について説明するに、上、
下金型22,23の間には上記のアクリル樹脂のような
素材21を載置する。この素材21の厚さは前述のt寸
法より僅かに大きい寸法に設定する。つまりt寸法はス
クリーン25として完成されたときの最終の厚さに匹敵
し、そのため凹凸面に対応する空間部を埋める必要があ
り、t寸法より僅かに大きい寸法に設定しておく。所定
の位置に設定されたスクリーン用素材21は上、下金型
12,13で保持押圧され、加熱用ヒータ22,23に
より加熱される。
樹脂や塩化ビニル系樹脂が用いられ、加圧成形後に得ら
れるスクリーン25の大きさが例えば縦寸法11が68
6顛、横寸法12が914m71となるようにする(い
わゆる45I型投影画面と称される)。次にレンチキユ
ラ一形スクリーンの製造過程について説明するに、上、
下金型22,23の間には上記のアクリル樹脂のような
素材21を載置する。この素材21の厚さは前述のt寸
法より僅かに大きい寸法に設定する。つまりt寸法はス
クリーン25として完成されたときの最終の厚さに匹敵
し、そのため凹凸面に対応する空間部を埋める必要があ
り、t寸法より僅かに大きい寸法に設定しておく。所定
の位置に設定されたスクリーン用素材21は上、下金型
12,13で保持押圧され、加熱用ヒータ22,23に
より加熱される。
この場合、加熱温度は150℃ないし170℃になるよ
うにし、押圧力は50kg/Cllないし1001<g
/dの範囲内で行なう。上述の方法でスクリーンの両面
にレンチキユラ一を形成した場合、下記の理由により両
面のレンチキユラ一の凸レンズの位置合せが極めて正確
に行なえる。
うにし、押圧力は50kg/Cllないし1001<g
/dの範囲内で行なう。上述の方法でスクリーンの両面
にレンチキユラ一を形成した場合、下記の理由により両
面のレンチキユラ一の凸レンズの位置合せが極めて正確
に行なえる。
すなわち、上、下金型でスクリーン用素材を押圧してい
る時に圧力や熱により一方例えば上金型が変形しようと
しても、上金型は位置決め棒により下金型に結合されて
いるので、上金型の変形に対して下金型も変形するので
、両面のレンチキユラーレンズ間の相対的誤差は発生し
ない。すなわち両面の凸レンズの中心の位置は狂わない
。なおこの時、絶対的誤差が発生するが、スクリーン両
面のレンチキユラ一の相対位置さえ合つていれば問題な
い。第7図は本発明方法によつて得ることのできるレン
チキユラ一用リアスクリーンの例を示したものである。
る時に圧力や熱により一方例えば上金型が変形しようと
しても、上金型は位置決め棒により下金型に結合されて
いるので、上金型の変形に対して下金型も変形するので
、両面のレンチキユラーレンズ間の相対的誤差は発生し
ない。すなわち両面の凸レンズの中心の位置は狂わない
。なおこの時、絶対的誤差が発生するが、スクリーン両
面のレンチキユラ一の相対位置さえ合つていれば問題な
い。第7図は本発明方法によつて得ることのできるレン
チキユラ一用リアスクリーンの例を示したものである。
このスクリーン28の大きさは第2図例のスクリーンと
同じ縦寸法11が686mm、横寸法12が914mm
である。そして第1の面29は、スクリーンの視野を決
定する指向角を所定に得るために、縦方向に延長したい
わゆるかまぼこ状凸レンズ29aを多数並列したレンチ
キユラ一となつている。そして各かまぼこ状凸レンズ2
9aの曲率半径R3は0.4熊の円弧面とし、かつ各凸
レンズ29の間隔P3は0.6mmとなつている。一方
、第2の面30は、外部の光を遮光するための黒縞帯を
容易に付着し得る凹凸平面30aとなつている。凹凸平
面30aの凸部は第1の面29の凸レンズ29aの間隔
P3と一致する間隔で縦方向に並列的に設けたもので、
各凸部との間隔14および凸部自体の幅寸法15との比
が1:2の関係に設けられている。なおその厚さ16は
1.0mmである。以上述べた如く本発明方法によれば
、相対応する一対の金型の端部に、該一対の金型間で対
向するような位置決め用溝を設け、該位置決め用溝間に
は各々位置決め棒を介在させると共に、上記一対の金型
間に被成形物を挟着し、上記一対の金型を互いに圧着す
ることにより、両面に各々対応する所定の形状を有する
板状体を製造するようにしたので、両面におけるレンズ
の対応性が極めて良好となり、従つてカラーシエーデイ
ングの発生しにくいレンチキユラ一形リアスクリーンを
製造することができる。
同じ縦寸法11が686mm、横寸法12が914mm
である。そして第1の面29は、スクリーンの視野を決
定する指向角を所定に得るために、縦方向に延長したい
わゆるかまぼこ状凸レンズ29aを多数並列したレンチ
キユラ一となつている。そして各かまぼこ状凸レンズ2
9aの曲率半径R3は0.4熊の円弧面とし、かつ各凸
レンズ29の間隔P3は0.6mmとなつている。一方
、第2の面30は、外部の光を遮光するための黒縞帯を
容易に付着し得る凹凸平面30aとなつている。凹凸平
面30aの凸部は第1の面29の凸レンズ29aの間隔
P3と一致する間隔で縦方向に並列的に設けたもので、
各凸部との間隔14および凸部自体の幅寸法15との比
が1:2の関係に設けられている。なおその厚さ16は
1.0mmである。以上述べた如く本発明方法によれば
、相対応する一対の金型の端部に、該一対の金型間で対
向するような位置決め用溝を設け、該位置決め用溝間に
は各々位置決め棒を介在させると共に、上記一対の金型
間に被成形物を挟着し、上記一対の金型を互いに圧着す
ることにより、両面に各々対応する所定の形状を有する
板状体を製造するようにしたので、両面におけるレンズ
の対応性が極めて良好となり、従つてカラーシエーデイ
ングの発生しにくいレンチキユラ一形リアスクリーンを
製造することができる。
すなわち、リアスクリーンのカラーシエーデイングの発
生原因は、スクリーン表面における各色の光束の発散中
心方向の不一致によるものであるから、その原因を取除
くにはその発散中心方向を一致させなければならない。
生原因は、スクリーン表面における各色の光束の発散中
心方向の不一致によるものであるから、その原因を取除
くにはその発散中心方向を一致させなければならない。
しかし実際上ピツチが1mm程度のものを約1mの範囲
に亘つて一様に設けることは工作上難しいし、更に表裏
面にレンチキユラ一面をもつリアスクリーンでは著しく
困難を伴なうものであつた。しかし、本発明方法では前
述構成として、レンチキユラ一の各山のピツチを広範囲
に亘つて一様にすることができる。更に本発明によれば
、位置決め棒の作用によつてかまぼこ状凹凸面の直線性
を揃え、一方では各山のピツチの精度を出するこができ
、更に成形品の肉厚を均一にするストツパ的効果が得ら
れるので、上記欠点はほとんど解消される。
に亘つて一様に設けることは工作上難しいし、更に表裏
面にレンチキユラ一面をもつリアスクリーンでは著しく
困難を伴なうものであつた。しかし、本発明方法では前
述構成として、レンチキユラ一の各山のピツチを広範囲
に亘つて一様にすることができる。更に本発明によれば
、位置決め棒の作用によつてかまぼこ状凹凸面の直線性
を揃え、一方では各山のピツチの精度を出するこができ
、更に成形品の肉厚を均一にするストツパ的効果が得ら
れるので、上記欠点はほとんど解消される。
第1図はレンチキユラ一形リアスクリーンを用いた3管
式プロジエクタの説明に供する路線図、第2図はレンチ
キユラ一形リアスクリーンの例を示す要部の拡大的斜視
図、第3図は第2図例のスクリーンによる光路の説明に
供する拡大正面図、第4図は金型を製造する方法の説明
に供する斜視図、第5図は転造用ローラーの一例を示す
拡大正面図、第6図はヒートプレス装置の一例を示す路
線的正面図、第7図はレンチキユラ一形リアスクリーン
の他の例を示す要部の拡大的斜視図である。 10は工作機械、12は上金型、13は下金型、14は
位置決め用凹部、15は工具、20はヒートプレス装置
、21はスクリーンの素材、24は位置決め棒、25は
スクリーンである。
式プロジエクタの説明に供する路線図、第2図はレンチ
キユラ一形リアスクリーンの例を示す要部の拡大的斜視
図、第3図は第2図例のスクリーンによる光路の説明に
供する拡大正面図、第4図は金型を製造する方法の説明
に供する斜視図、第5図は転造用ローラーの一例を示す
拡大正面図、第6図はヒートプレス装置の一例を示す路
線的正面図、第7図はレンチキユラ一形リアスクリーン
の他の例を示す要部の拡大的斜視図である。 10は工作機械、12は上金型、13は下金型、14は
位置決め用凹部、15は工具、20はヒートプレス装置
、21はスクリーンの素材、24は位置決め棒、25は
スクリーンである。
Claims (1)
- 1 相対応する一対の金型の各々の端部に、この一対の
金型間で対向し、かつこの対向面に平行な方向に延長さ
れる断面円孤状の一対の位置決め用長溝を設けると共に
この対向面に所定の凹凸面を形成し、上記一対の位置決
め用長溝間には位置決め用丸棒を介在させると共に、上
記一対の金型間に熱可塑性の被成形物を挾着し、上記一
対の金型を加熱した状態で互いに圧着することにより両
面に各々対応する所定の形状を有する板状体を製造する
ようにしてなる両面に相対応する形状を有する板状体の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50036339A JPS5929406B2 (ja) | 1975-03-26 | 1975-03-26 | 両面に相対応する形状を有する板状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50036339A JPS5929406B2 (ja) | 1975-03-26 | 1975-03-26 | 両面に相対応する形状を有する板状体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51111261A JPS51111261A (en) | 1976-10-01 |
JPS5929406B2 true JPS5929406B2 (ja) | 1984-07-20 |
Family
ID=12467060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50036339A Expired JPS5929406B2 (ja) | 1975-03-26 | 1975-03-26 | 両面に相対応する形状を有する板状体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929406B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0719029B2 (ja) * | 1981-10-06 | 1995-03-06 | 株式会社日立製作所 | 投写用スクリ−ン |
JP3770006B2 (ja) | 1999-11-01 | 2006-04-26 | 松下電器産業株式会社 | 背面投写型画像表示装置 |
-
1975
- 1975-03-26 JP JP50036339A patent/JPS5929406B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51111261A (en) | 1976-10-01 |
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