JPS59207124A - 電気掃除機用集塵フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、電気掃除機用紙袋フィルターに係シ、その紙
袋フィルターの紙袋内に一度抽集したダニなどの有害微
生物の、当該紙袋内での繁殖および、その紙袋からの脱
出を防止するようにした電気掃除機用紙袋フィルターに
関するものである。

〔発明の背景〕

最近における都市のゴミを分析した結果、都市の過密化
により高層住宅が出現するに従い、それらにおける各室
は、密閉度が高まるとともに、古来よりの自然の建築材
料が果していた適度の室内乾湿調整がくずれ、その結果
として床面畳床の湿度増大がみられ、大量のケナガコナ
ダニが発生しているようであシ、これにつれ、ケナガコ
ナダニの天敵である家ダニも発生している。

このケナガコナダニの虫体や死骸は、ぜんそくなどの呼
吸器系の病気や川崎病の原因ではないがともいわれてい
る。寸だ、家ダニは、人体から直接面を吸うなどし、腫
れや痒みを与えるものである。

このような有害微生物を含むようになった最近の掃除機
の捕集するゴミの変化により、よシ微細なゴミの捕集、
一度吸−い込んだゴミやダニ類などの脱出の防止および
、一度吸い込んだダニ類を殺すなどの対策の必要が緊急
の課題になっている。

また、長期間、紙袋内にダニ類を捕集し、放置しておく
と、餌がゴミの中にあり、湿度４０％以上、温度５０度
以下であれば、紙袋フィルターの中で大量に繁殖するこ
とが実験にょシ確認され、これへの対策にも迫られてい
る。

本発明は、これらの問題点を解消するために開発された
ものである。

〔発明の目的〕

本発明は、紙袋フィルターの一部に、防虫およびダニ殺
虫剤を浸透さすておくことにより、紙袋内に捕集した、
家ダニ、ケナガコナダニなどの袋外への脱出を防止する
とともに、もしも脱出しても短期間で死亡させる、衛生
ゴミ処理が行なえる電気掃除機用紙袋フィルターの提供
を、その目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明に係る電気掃除機用紙袋フィルターの構成は、紙
袋内に集塵する電気掃除機に用いられるようにした、前
記紙袋と、当該紙袋を電気掃除機に固定するための、略
中央部にダスト吸込口を有する支持体とからなる電気掃
除機用紙袋フィルターにおける、その支持体を、防虫お
よび微生物殺虫剤を浸透させた支持体としたものである
。

〔発明の実施例〕

本発明の電気掃除機用紙袋フィルターに係る各実施例を
、各図を参照して説明する。

まず、第１図は、本発明の一実施例に係る電気掃除機用
紙袋フィルターを用いた電気掃除機の断面図、第２図は
、そのゴミ捨て状態斜視図、第３図は、その集塵部分の
斜視図、第４図は、本発明の一実施例に係る電気掃除機
用紙袋フィルターの拡大正面図、第５図は、その斜視図
である。

捷ず、第１〜３図により電気掃除機全体を説明する。

１は掃除機の本体ケース、２はモータ、３はコードリー
ル、４は集塵装置、５は除塵装置、６は前蓋装置を示す
ものである。

本体ケース１は、上部に７・ンドル７を有し、下部にキ
ャスター８と車輪９を有し、また上部前方には、紙袋フ
ィルター１０の目詰りを表示するインジケータ１１と前
蓋装置６を開閉するだめのクランプ１２を有するもので
ある。

モータ２は、モータ室１３内に、前側防振ゴム１４と、
後側防振ゴム１５によって防振支持され、モータ室１３
の後部には排気室１６が設けられており、コードリール
３には、コード１７が巻かれている。

集塵装置４は、サブフィルター１８と、＋７ａ袋フィル
ター１０の紙袋１９と、支持体２０と、紙袋フィルター
ゴミ排出防止弁２１（第２〜５図）と、支持体支持部２
２と、支持体位置決めピン２３と、Ｆパツキン２４と、
ネットフィルター２５とよシ構成されている。

また、前記支持体２０には、ダスト吸込口２６（第３図
）があり、このダスト吸込口２６は、前蓋装置６が有す
るホース（図示せず）の接続されルホースロ２７に対し
、シールパツキン２８を介・して接続されるものである
。

また、上記の集塵装置４の後部には、除塵装置５が設け
られ、集塵装置４の除塵を行なうようにしている。

以上の構成により、モータ２を回転し、吸口（図示せず
）からゴミを吸い込むと、延長管（図示せず）およびホ
ース（図示せず）を通シ、前蓋装置６のホース口２７か
ら紙袋フィルター１０の支持体２０のダスト吸込口２６
を通シ、紙袋１９内に捕集される。捕集されたゴミで紙
袋１９が、いっばいになると、インジケータ１１が動作
し、風量低下を使用者に知らせる。

これによって、使用者は電源を切シ、第２図に示すごと
く、前蓋装置６のクランプ１２を押して前蓋装置６を開
き、集塵装置４にセットされている、紙袋フィルター１
０の紙袋フィルターゴミ排出防止弁２１を中央の折り目
より折り、そのゴミ捨て時、ダスト吸込口２６よシゴミ
が吹き出したり、こぼれたりしないように、ダスト吸込
口２６に蓋をする。

そして、支持体２０の両側壁を持ち、集塵装置４から紙
袋フィルター１０を引き出して捨てる。

次に、再び新しい紙袋フィルター１０を集塵装置４にセ
ットし、同じことをくり返すものである。

以上において、本実施例に係るものにおいては、第４，
５図に示すとと（、その紙袋フィルター１０の、支持体
２０全体に、防虫およびダニ用殺虫剤２９を浸透させて
おくようにしたもので、これにより、紙袋１９内に捕集
されたダニが、ダスト吸込口２６より脱出しようと支持
体２０に伝わって、はい出して来ると、防虫およびダニ
用殺虫剤２９は、ダニ虫体の毛穴などから体内に入シ死
にいたらしめるように、ダニが支持体２０の表面をはっ
ている間に毛穴よシ感染させることができ、たとえ、紙
袋１９外に脱出しても、死ぬため、害を与えることなく
、安心なものである。

しかして、前記構造で、支持体２０における紙袋フィル
ターゴミ排出防止弁２１の部分のみに防虫およびダニ用
殺虫剤２９を塗布するようにすることができるものであ
り、これは、いくら人体に影響がないといっても、使用
者によっては触れたくないという向きに対し、手で持つ
支持体２０には塗布しないという構成のものである。

次に、第６図は、第２の実施例に係るものの部分断面図
であり、２０ａは、防虫およびダニ用殺虫剤を浸透させ
ない支持体、２０ｂは、防虫およびダニ用殺虫剤を浸透
させた支持体である。

す々わち、本実施例は、支持体２０ａに支持体２０ｂを
２層に貼り合せたもので、支持体２０ｂの内側に紙袋１
９を接合したものである。

以上の構成によシ、本実施例は、さきの実施例と防虫お
よびダニの殺虫などにおいて同等の効果を奏するととも
に、使用者が当該殺虫剤に触れることを防止できるもの
である。

また、第７，８図は、第３の実施例に係るものの拡大部
分断面図、支持体の裏面図で、２０Ｃは、その裏面、す
なわち紙袋１９との接合側に、防虫およびダニ用殺虫剤
を混合した接着用糊２９ａを塗布した支持体である。

本実施例のものも使用者に当該殺虫剤が触れない構成の
ものであるとともに、第６図に示したものよシ低価格で
作ることができるものである。

さらに、第９，１０図は、第４の実施例に係るものであ
り、第９図は、その正面図、第１０図のイ１１ロ、ハ、
その使用説明図である。

図で、２０ｄ（ｄ、その一部または全体、あるいは紙袋
フィルターゴミ排出防止弁２６の部分に、防虫およびダ
ニ用殺虫剤２９を塗布まだは浸透させた支持体、３０は
シートであり、なお３１は接着剤を示すものである。

すなわち、本実施例は、支持体２０ｄの表面を、保護７
−トに係るシート３０で覆って置き、ゴ２捨て時、紙袋
フィルターゴミ排出防止弁２１を折り曲げるときに、シ
ート３０をはがしてダスト吸込口２６の外周に接着剤３
１を配し、中央に防虫およびダニ用殺虫剤２９を塗布し
た紙袋フィルターゴミ排出防止弁２１で閉じるようにし
たものである。

この実施例の効果としては、殺虫剤塗布面を長い間密閉
できるだめに、その殺虫効果を持続させうるものである
。

しかして、上記の各実施例において、紙袋１９に、訪中
およびダニ用殺虫剤を浸透させるような構成とすること
ができるものである。

これによシ、脱出するダニを殺すのみならず、紙袋１９
の中に捕集したダニを殺しだシ、その繁殖を押さえる効
果を所期しうるものである。

すなわち、その紙袋内に、含水量１５係に調製した粉末
飼料を５０ｇと、供試ダニを餌とともに０．５ｇ入れ、
よく混合させて、湿度８０〜１００係の恒温器に保存し
、１０日後にこれを取り出し、これを不遇なく退治させ
たのち、その０．１ｇを取シ、実体顕微鏡下で生きてい
るダニの数を数える実験を３回ずつ行った結果を示すと
、第１１゜１２図のとおりである。

なお、使用した防虫およびダニ用殺虫剤は、わが国で一
般に市販されているものである。

以上の実験結果により、（１）防虫およびダニ用殺虫剤
の優と殺虫率、（２）紙袋に浸透させてから使用開始寸
での放置期間による殺虫率の変化などの効果判定の結果
、および人体に対する無害性などの結果、電気掃除機用
紙袋フィルターの防虫および殺虫用として十分使用可能
なことが確認されたものであり、その有効性を十分に裏
付けたものである。

以上に述べたところをも総合して、本発明の実施例に係
るものにおいては、要約して、以下のような効果がある
。

（１）殺虫剤を紙袋フィルターの吸込口に塗布しである
ため、一度捕集したダニが脱出しても、早期に死にいた
らせる時間については、ダニが殺虫剤塗布面に接した時
間によるが、数分から数十分である。

（２）　　コミを長期間ゴミ箱に放置して置いても、ゴ
ミ箱の中にダニが紙袋フィルターから出て繁殖すること
がない。

（３）掃除機の中にセットされた紙袋フィルターから、
ダニがホースなどを伝わって脱出することがない。

（４）紙袋フィルター妊おけろ紙袋の殺虫処理にょシ、
紙袋内での繁殖防止のみならず、ダニの大幅な減少につ
ながる（これはダニが袋内を歩きまわるためである）。

し〃為して、以上の実施例においては、防虫およびダニ
殺虫剤を用いたものであるが、これと同等の効果を有す
る防虫および微生物殺虫剤を、広く用いることができる
ものである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、一度抽集した有害微生物を、確実に紙
袋フィルター内に閉じ込めるとともに、もし脱出しだ場
合も短時間で殺すことができるなど、生活環境の微生物
での再汚染が防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る電気掃除機用紙袋フ
ィルターを用いた電気掃除機の断面図、第２図は、その
ゴミ捨て状態斜視図、第３図は、その集塵部分の斜視図
、第４図は、本発明の一実施例に系る電気掃除機用紙袋
フィルターの拡大正面図、第５図は、その斜視図、第６
図は、第２の実施例に係るものの部分断面図、第７，８
図は、第３の実施例に係るものの拡大部分断面図、支持
体の裏面図、第９図は、第４の実施例に係るものの正面
図、第１０図のイ９９ロ、ハ、その使用税ＥＡ図、第１
１．１２図は、紙袋の実験効果図である。 １９・・・紙袋、２０，２０ａ’、２０ｂ、２０Ｃ。 ２０ｄ・・・支持体、２６・・・ダスト吸込口、２１・
・・紙袋フィルターゴミ排出防止弁、２９・・・防虫お
よびダニ用殺虫剤、２９ａ・・・接着用糊、３０・・・
シート。 代理人　弁理士　福田幸作 （ほか１名） 第　３　　目 、２４ 第　、！；　　口 第　６　図 第　９　の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １１紙袋内に集塵する電気掃除機に用いられるようにし
   だ、前記紙袋と、当該紙袋を電気掃除機における、その
   支持体を、防虫および微生物殺虫剤を浸透さぜた支持体
   としたものである電気掃除機用２紙袋フィルクー。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、支持体
   の紙袋接合側に、防虫および微生物殺虫剤を塗着せしめ
   たものである電気掃除機用紙袋フィルター。 ３、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、防虫お
   よび微生物殺虫剤を浸透させた支持体に、防虫および微
   生物殺虫剤を浸透させない支持体を２層に貼シ合せ、上
   記防虫および微生物殺虫剤を浸透させた支持体の内側を
   紙袋接合側としだものである電気掃除機用紙袋フィルタ
   ー。 ４、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、支持体
   の一部である、当該支持体と一体または別体に設けたフ
   ィルターゴミ排出防止弁に、防虫および微生物殺虫剤を
   浸透させたものである電気掃除機用紙袋フィルター。 ５６％許請求の範囲第１項記載のものにおいて、支持体
   の外側の全体せたは一部に保護シートを配設したもので
   ある電気掃除機用紙袋フィルター。 ６、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、紙袋の
   全体または一部に、防虫および微生物殺虫剤を浸透させ
   るようにしたものである電気掃除機用紙袋フィルター。 ７、特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、笛４項、
   第６項記載のものにおいて、防虫および微生物殺虫剤の
   量をＩｇ／ｍ”以上、浸透または塗着させるようにした
   ものである電気掃除機用紙袋フィルター。