JPS591772Y2 - 成形用型 - Google Patents
成形用型Info
- Publication number
- JPS591772Y2 JPS591772Y2 JP2838179U JP2838179U JPS591772Y2 JP S591772 Y2 JPS591772 Y2 JP S591772Y2 JP 2838179 U JP2838179 U JP 2838179U JP 2838179 U JP2838179 U JP 2838179U JP S591772 Y2 JPS591772 Y2 JP S591772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- mold cavity
- molding
- small hole
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は合成樹脂等の成形用型に関する。
従来、合成樹脂等の成型品を例えば射出成形機を用いて
成形する際に、金型内に注入された溶融樹脂から発生す
る気体を型窩外へ追い出すために型の分割面の隙間から
気体を逃がすようにしたもの、或いは型窩に面する部分
の一部もしくは全部を焼結金属で形威し該焼結金属の金
属粒子間には気体は通過するも樹脂は通過し得ない小孔
を設けておくようにしたもの等の多くの手段が提唱され
ている。
成形する際に、金型内に注入された溶融樹脂から発生す
る気体を型窩外へ追い出すために型の分割面の隙間から
気体を逃がすようにしたもの、或いは型窩に面する部分
の一部もしくは全部を焼結金属で形威し該焼結金属の金
属粒子間には気体は通過するも樹脂は通過し得ない小孔
を設けておくようにしたもの等の多くの手段が提唱され
ている。
しかし乍ら、これ等従来技術は型分割面の隙間に迄樹脂
が侵入する結果成型品にパリが生じたり、焼結金属が経
時により目詰りを起こす等実用上未解決の問題点を含む
ものであった。
が侵入する結果成型品にパリが生じたり、焼結金属が経
時により目詰りを起こす等実用上未解決の問題点を含む
ものであった。
本考案は上記従来技術の欠点を解消せんが為になされた
ものにして、その要旨は外面成形用型と内面成形用型か
ら筒状成形品の成形用型窩が構成され、筒状成形品の端
面を形成する部分が型窩内を流通する樹脂の行き止りと
なる部分であって、この樹脂が行き止りとなる部分の型
窩面に型窩と型外空間とを連通せしめた小孔の一端が開
口され、該小孔にはガス抜きピンがその先端部を型窩内
に突出するようにして嵌挿され、がっ突出された状態で
型窩と型外空間との連通ができるように先端部付近から
後端部にかけて切欠部が形成されており、かつ該先端部
は型窩内に注入される樹脂によりバネ圧に抗しつつ後退
して小孔を閉塞すると共にその先端面が型窩面と面一に
なるようになされたことを特徴とする成形用型に存する
。
ものにして、その要旨は外面成形用型と内面成形用型か
ら筒状成形品の成形用型窩が構成され、筒状成形品の端
面を形成する部分が型窩内を流通する樹脂の行き止りと
なる部分であって、この樹脂が行き止りとなる部分の型
窩面に型窩と型外空間とを連通せしめた小孔の一端が開
口され、該小孔にはガス抜きピンがその先端部を型窩内
に突出するようにして嵌挿され、がっ突出された状態で
型窩と型外空間との連通ができるように先端部付近から
後端部にかけて切欠部が形成されており、かつ該先端部
は型窩内に注入される樹脂によりバネ圧に抗しつつ後退
して小孔を閉塞すると共にその先端面が型窩面と面一に
なるようになされたことを特徴とする成形用型に存する
。
次に本考案成形用型の一実施例を図面により詳細に説明
する。
する。
第1図において、1は固定側型取付板、2は固定側型で
あり、該固定側型2は筒状成型品の左半分の外面を成形
する為の外面成形用型3とこれに対応する内面成形用型
4とからなる。
あり、該固定側型2は筒状成型品の左半分の外面を成形
する為の外面成形用型3とこれに対応する内面成形用型
4とからなる。
5は移動側型取付板、6は移動側型であり、該移動側型
6は成型品の外面を成形する為の外面成形用型7とこれ
に対応する内面成形用型8、製品突出し板9及び製品突
出しスリーブ10を有する。
6は成型品の外面を成形する為の外面成形用型7とこれ
に対応する内面成形用型8、製品突出し板9及び製品突
出しスリーブ10を有する。
11はゲート、12は型窩である。
しかして、内面成形用型4にはゲート11を通って左方
に流通する樹脂が最後に到達する部分即ち筒状成形品の
端面を成形する部分の型窩面13に小孔14の一端が開
口しており、該小孔14は中途から固定側型取付板1に
沿ってL型に屈折し固定側型2を通ってその他端は型外
に開口され、かくして型窩12と型外空間とは連通せし
められている。
に流通する樹脂が最後に到達する部分即ち筒状成形品の
端面を成形する部分の型窩面13に小孔14の一端が開
口しており、該小孔14は中途から固定側型取付板1に
沿ってL型に屈折し固定側型2を通ってその他端は型外
に開口され、かくして型窩12と型外空間とは連通せし
められている。
又小孔14の一端開口部には、第2図にも示す如くガス
抜きピン15がその先端部16を型窩12内に突出する
ようにして嵌挿されており、該ガス抜きピン15は第3
図にも示す如く、前記先端部16と該先端部16よりも
細径にして且つ長尺の脚部17とからなり、先端部16
にはこれが型窩12内に突出した状態のとき、型窩12
と型外空間との連通を阻害することのないよう切欠部1
Bが設けられている。
抜きピン15がその先端部16を型窩12内に突出する
ようにして嵌挿されており、該ガス抜きピン15は第3
図にも示す如く、前記先端部16と該先端部16よりも
細径にして且つ長尺の脚部17とからなり、先端部16
にはこれが型窩12内に突出した状態のとき、型窩12
と型外空間との連通を阻害することのないよう切欠部1
Bが設けられている。
又ガス抜きピン15の脚部17の外周囲にはバネ19が
嵌着されており、ガス抜きピン15の先端部16は、型
窩12内に注入される樹脂20の樹脂圧によりバネ19
のバネ圧に抗しつつ小孔14内を後退すると共に小孔1
4を完全に閉塞し、且つその先端面21は他の型窩面と
面一になったところで停止せしめられると共に成型品が
取り出された後はバネ19により自動的に前進して復元
するようになされている。
嵌着されており、ガス抜きピン15の先端部16は、型
窩12内に注入される樹脂20の樹脂圧によりバネ19
のバネ圧に抗しつつ小孔14内を後退すると共に小孔1
4を完全に閉塞し、且つその先端面21は他の型窩面と
面一になったところで停止せしめられると共に成型品が
取り出された後はバネ19により自動的に前進して復元
するようになされている。
本考案における型窩と型外空間とを連通せしめる為の小
孔は、前記実施例の如く型窩内を流通する樹脂が行き止
まりとなる部分の一部についてのみ設ける他必要に応じ
て行き止まりとなる全ての部分の型窩面に設けてもよい
。
孔は、前記実施例の如く型窩内を流通する樹脂が行き止
まりとなる部分の一部についてのみ設ける他必要に応じ
て行き止まりとなる全ての部分の型窩面に設けてもよい
。
又、ガス抜きピンの先端部が型窩内に突出状態にあると
き、型窩と型外空間との連通を維持すると共に、溶融樹
脂により後退したとき小孔を完全に閉塞する為の手段と
しては、ガス抜きピン自体に先端部より後端部にかけて
順次細径となるテーパー状切欠部を設け、小孔内面にも
これに対応するテーパーを設けておく手段も用いられる
。
き、型窩と型外空間との連通を維持すると共に、溶融樹
脂により後退したとき小孔を完全に閉塞する為の手段と
しては、ガス抜きピン自体に先端部より後端部にかけて
順次細径となるテーパー状切欠部を設け、小孔内面にも
これに対応するテーパーを設けておく手段も用いられる
。
次に本考案成形用型の作動状態を前記実施例に基づき説
明する。
明する。
固定側型2と移動側型6とが閉合状態にあり且つ溶融樹
脂が注入される前段階においては、ガス抜きピン15は
バネ19により第2図に示す如く型窩面13から突出せ
しめられており、次に型窩12内にゲート11より溶融
樹脂20が注入され且つ該溶融樹脂20により先端部1
6が押圧される迄の間は、溶融樹脂20から発生したガ
スは型窩12内に残留していた空気と共に切欠部18、
小孔14を経由して排出される。
脂が注入される前段階においては、ガス抜きピン15は
バネ19により第2図に示す如く型窩面13から突出せ
しめられており、次に型窩12内にゲート11より溶融
樹脂20が注入され且つ該溶融樹脂20により先端部1
6が押圧される迄の間は、溶融樹脂20から発生したガ
スは型窩12内に残留していた空気と共に切欠部18、
小孔14を経由して排出される。
しかしてガス抜きピン15が溶融樹脂により先端部16
を押圧されると小孔14内をバネ19の弾圧に抗しつつ
後退して該小孔14を完全に閉塞し、第1図に示す如く
先端面21は型窩12の面と面一になされる。
を押圧されると小孔14内をバネ19の弾圧に抗しつつ
後退して該小孔14を完全に閉塞し、第1図に示す如く
先端面21は型窩12の面と面一になされる。
かくして注入された溶融樹脂20が冷却固化されると、
型が開割され成型品は内面成形用型8に付着して型窩面
13から離型するが、このときガス抜きピン15はバネ
19の作用により自動的に小孔14より順次突き出され
、第2図に示す如き状態に復元され、突き出し板9、突
き出しスリーブ10等の作用で成形量が型から完全に離
型されると再び型は閉合され、以後は同様のサイクルを
繰返す。
型が開割され成型品は内面成形用型8に付着して型窩面
13から離型するが、このときガス抜きピン15はバネ
19の作用により自動的に小孔14より順次突き出され
、第2図に示す如き状態に復元され、突き出し板9、突
き出しスリーブ10等の作用で成形量が型から完全に離
型されると再び型は閉合され、以後は同様のサイクルを
繰返す。
本考案成形用型によれば、型窩内を流通する樹脂が行き
止まりとなる部分の型窩面に、型窩と型外空間とを連通
せしめた小孔の一端を開口し、該開口部には型窩内に注
入された樹脂が行き止まりとなる部分の型窩面に到達す
る迄の間はガスが該小孔から型外に放出され且つ到達し
たときは該樹脂圧により小孔を閉塞し、且つ離型の際は
自動的に復元し得るガス抜きピンが嵌挿された構造とな
されているので、従来の如く型閉合時の型の分割面にガ
ス抜きの為に隙間を設けておく必要はなく、分割面は密
着しているので成型品にはパリは殆んど発生することが
なく、又、経時によりガス抜きの為の小孔やガス抜きピ
ンが目詰りしてガス抜きの機能が低下する恐れもない。
止まりとなる部分の型窩面に、型窩と型外空間とを連通
せしめた小孔の一端を開口し、該開口部には型窩内に注
入された樹脂が行き止まりとなる部分の型窩面に到達す
る迄の間はガスが該小孔から型外に放出され且つ到達し
たときは該樹脂圧により小孔を閉塞し、且つ離型の際は
自動的に復元し得るガス抜きピンが嵌挿された構造とな
されているので、従来の如く型閉合時の型の分割面にガ
ス抜きの為に隙間を設けておく必要はなく、分割面は密
着しているので成型品にはパリは殆んど発生することが
なく、又、経時によりガス抜きの為の小孔やガス抜きピ
ンが目詰りしてガス抜きの機能が低下する恐れもない。
第1図は本考案成形用型の一実施例を示す一部省略断面
図、第2図は同上成形用型のうち左側の内面成形用型の
みを取り出して示す斜視図、第3図は同上内面成形用型
のうちガス抜きピンのみを取り出して示す一部切欠斜視
図である。 2は固定側型、3,7は外面成形用型、4,8は内面成
形用型、6は移動側型、12は型窩、13は左方に流通
する樹脂の行き止まり部分の型窩面、14は小孔、15
はガス抜きピン、16は先端部、18は切欠部、19は
バネ、20は樹脂、21は先端面。
図、第2図は同上成形用型のうち左側の内面成形用型の
みを取り出して示す斜視図、第3図は同上内面成形用型
のうちガス抜きピンのみを取り出して示す一部切欠斜視
図である。 2は固定側型、3,7は外面成形用型、4,8は内面成
形用型、6は移動側型、12は型窩、13は左方に流通
する樹脂の行き止まり部分の型窩面、14は小孔、15
はガス抜きピン、16は先端部、18は切欠部、19は
バネ、20は樹脂、21は先端面。
Claims (1)
- 外面成形用型と内面成形用型から筒状成形品の成形用型
窩が構成され、筒状成形品の端面を成形する部分が型窩
内を流通する樹脂の行き止りとなる部分であって、この
樹脂が行き止りとなる部分の型窩面に型窩と型外空間と
を連通せしめた小孔の一端が開口され、該小孔にはガス
抜きピンがその先端部を型窩内に突出するようにして嵌
挿され、かつ突出された状態で型窩と型外空間との連通
ができるように先端部付近から後端部にかけて切欠部が
形成されており、かつ該先端部は型窩内に注入される樹
脂によりバネ圧に抗しつつ後退して小孔を閉塞すると共
にその先端面が型窩面と面一になるようになされたこと
を特徴とする成形用型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2838179U JPS591772Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | 成形用型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2838179U JPS591772Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | 成形用型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55128715U JPS55128715U (ja) | 1980-09-11 |
JPS591772Y2 true JPS591772Y2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=28874252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2838179U Expired JPS591772Y2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-05 | 成形用型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591772Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-05 JP JP2838179U patent/JPS591772Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55128715U (ja) | 1980-09-11 |
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