JPH0159089B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0159089B2 JPH0159089B2 JP19653981A JP19653981A JPH0159089B2 JP H0159089 B2 JPH0159089 B2 JP H0159089B2 JP 19653981 A JP19653981 A JP 19653981A JP 19653981 A JP19653981 A JP 19653981A JP H0159089 B2 JPH0159089 B2 JP H0159089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- mold
- molding
- resin material
- slide core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、インサートがセツトされた金型の
キヤビテイにインサートの上面から周面途中まで
樹脂材料を回り込ませて被覆部を注入成形する方
法に関し、特にインサートと被覆部とが異色であ
る二色成形品の成形に好適な成形方法である。
キヤビテイにインサートの上面から周面途中まで
樹脂材料を回り込ませて被覆部を注入成形する方
法に関し、特にインサートと被覆部とが異色であ
る二色成形品の成形に好適な成形方法である。
ここで注入成形とは、射出成形、トランスフア
成形は勿論、反応射出成形も含む。
成形は勿論、反応射出成形も含む。
従来、第1図に示すように、インサート1がセ
ツトされた金属(固定型2、可動型3)のキヤビ
テイ4に、インサート1の上面から周面途中まで
スプルー、ゲート等(図示せず)を介して注入さ
れた樹脂材料を回り込ませて被覆部5を成形する
場合、インサート1周面の被覆部5との境界部位
にバリ6が発生したり(第2図)、インサート1
周面が下方部まで被覆されてしまつたり(第3
図)してインサート1と被覆部5との境界線(見
切り)が奇麗にでず、特にインサート1と被覆部
5とが異色である場合、意匠性に悪影響を与え
た。この理由は、通常インサート1も合成樹脂材
料で成形されるため、インサート1の成形後収縮
のバラツキがあるとともに、インサート1を金型
(固定型2)へセツトする際の作業性の見地から、
インサート1と固定型2とがすきま嵌めで設計さ
れるため、インサート1と固定型2との間に樹脂
が流入可能な隙間が生じやすくなるからである。
ツトされた金属(固定型2、可動型3)のキヤビ
テイ4に、インサート1の上面から周面途中まで
スプルー、ゲート等(図示せず)を介して注入さ
れた樹脂材料を回り込ませて被覆部5を成形する
場合、インサート1周面の被覆部5との境界部位
にバリ6が発生したり(第2図)、インサート1
周面が下方部まで被覆されてしまつたり(第3
図)してインサート1と被覆部5との境界線(見
切り)が奇麗にでず、特にインサート1と被覆部
5とが異色である場合、意匠性に悪影響を与え
た。この理由は、通常インサート1も合成樹脂材
料で成形されるため、インサート1の成形後収縮
のバラツキがあるとともに、インサート1を金型
(固定型2)へセツトする際の作業性の見地から、
インサート1と固定型2とがすきま嵌めで設計さ
れるため、インサート1と固定型2との間に樹脂
が流入可能な隙間が生じやすくなるからである。
この発明は、上記にかんがみて、インサート周
面における被覆部との境界線が奇麗に出るインサ
ート入り製品の注入成形方法を提供することを目
的とする。
面における被覆部との境界線が奇麗に出るインサ
ート入り製品の注入成形方法を提供することを目
的とする。
この発明のインサート入り製品の成形方法は、
インサート周面の被覆部との境界部位に段部を形
成するとともに、この段部に係合する凸条を内壁
に備えたスライドコアでインサートの段部下方外
周面を押圧して樹脂材料をキヤビテイに注入して
被覆部を成形することにより上記目的を達成す
る。
インサート周面の被覆部との境界部位に段部を形
成するとともに、この段部に係合する凸条を内壁
に備えたスライドコアでインサートの段部下方外
周面を押圧して樹脂材料をキヤビテイに注入して
被覆部を成形することにより上記目的を達成す
る。
以下、この発明の方法を、図例に基づいて説明
する。
する。
第4〜5図はこの発明の方法に使用する金型の
一例を示し、左側は型閉じ時の右側は型開き時を
それぞれ示す。
一例を示し、左側は型閉じ時の右側は型開き時を
それぞれ示す。
固定型11のインサートセツト用凸部12に、
被覆部との境界位置周面に段部13が形成された
インサート14をセツト後、型閉じを行なう。す
ると段部13に係合可能な凸条15を内壁に備え
たスライドコア16は、可動型17のテーパ凹面
によりばね18力に坑してインサート14側へ移
動し、インサート14の外周面を押圧するように
なる。当然インサート14はスライドコア16の
前死点位置でしまり嵌め状態となる厚さとなつて
いる。続いて、スプルー、ゲート等(図示せず)
を介してキヤビテイ19に樹脂材料を注入する
と、スライドコアの凸条15がインサートの段部
13と係合しているとともに、インサート14の
段部下方の外周面はスライドコア16で押圧され
ているので、樹脂材料がインサートの段部13、
即ち被覆部20とインサート14との境界線形成
部位より下方のインサート周面へ回り込むことは
ない。また、被覆部20とインサート14との境
界位部位にスライドコアの凸条15により境界溝
が形成されるため、境界が明瞭となる。
被覆部との境界位置周面に段部13が形成された
インサート14をセツト後、型閉じを行なう。す
ると段部13に係合可能な凸条15を内壁に備え
たスライドコア16は、可動型17のテーパ凹面
によりばね18力に坑してインサート14側へ移
動し、インサート14の外周面を押圧するように
なる。当然インサート14はスライドコア16の
前死点位置でしまり嵌め状態となる厚さとなつて
いる。続いて、スプルー、ゲート等(図示せず)
を介してキヤビテイ19に樹脂材料を注入する
と、スライドコアの凸条15がインサートの段部
13と係合しているとともに、インサート14の
段部下方の外周面はスライドコア16で押圧され
ているので、樹脂材料がインサートの段部13、
即ち被覆部20とインサート14との境界線形成
部位より下方のインサート周面へ回り込むことは
ない。また、被覆部20とインサート14との境
界位部位にスライドコアの凸条15により境界溝
が形成されるため、境界が明瞭となる。
第6〜7図はこの発明の方法に使用する別の金
型を示し、スライドコア21を連結ロツド22を
介してエジエクタプレート23と連動させて、イ
ンサート14の段部13下方外周面を押圧するよ
うにしたものである。この場合は型閉じ時スライ
ドコアの凸条24がインサート段部13も押圧す
るように作用し、より確実に樹脂材料が段部13
下方に回り込むのを防止できる。なお、25はエ
ジエクタピンである。
型を示し、スライドコア21を連結ロツド22を
介してエジエクタプレート23と連動させて、イ
ンサート14の段部13下方外周面を押圧するよ
うにしたものである。この場合は型閉じ時スライ
ドコアの凸条24がインサート段部13も押圧す
るように作用し、より確実に樹脂材料が段部13
下方に回り込むのを防止できる。なお、25はエ
ジエクタピンである。
この発明のインサート製品の注入成形方法は、
上記のような方法なので、注入成形時、被覆部と
インサートとの境界線形成部位より下方へ樹脂材
料が回り込むおそれがほとんどなく、かつ、製品
の周面に境界溝が形成され、インサート周面にお
ける被覆部との境界線が非常に奇麗に出る。従つ
て、インサート被覆部とが異色の2色成形品に適
用した場合、意匠的に優れた製品を得ることがで
きる。
上記のような方法なので、注入成形時、被覆部と
インサートとの境界線形成部位より下方へ樹脂材
料が回り込むおそれがほとんどなく、かつ、製品
の周面に境界溝が形成され、インサート周面にお
ける被覆部との境界線が非常に奇麗に出る。従つ
て、インサート被覆部とが異色の2色成形品に適
用した場合、意匠的に優れた製品を得ることがで
きる。
第1図は従来の成形方法における型閉じ時の金
型の要部断面図、第2〜3図はそれぞれ従来の成
形方法において発生する不良状態を示す製品の部
分断面図、第4図はこの発明の成形方法に使用す
る金型の固定型側の平面図、第5図は第4図にお
ける金型の要部断面図、第6図はこの発明の成形
方法に使用する別の金型の固定型側の平面図、第
7図は第6図における金型の要部断面図である。 1……インサート、2……固定型、3……可動
型、4……キヤビテイ、5……被覆部、11……
固定型、13……段部、14……インサート、1
5,24……凸条、16,21……スライドコ
ア、17……可動型、19……キヤビテイ、20
……被覆部。
型の要部断面図、第2〜3図はそれぞれ従来の成
形方法において発生する不良状態を示す製品の部
分断面図、第4図はこの発明の成形方法に使用す
る金型の固定型側の平面図、第5図は第4図にお
ける金型の要部断面図、第6図はこの発明の成形
方法に使用する別の金型の固定型側の平面図、第
7図は第6図における金型の要部断面図である。 1……インサート、2……固定型、3……可動
型、4……キヤビテイ、5……被覆部、11……
固定型、13……段部、14……インサート、1
5,24……凸条、16,21……スライドコ
ア、17……可動型、19……キヤビテイ、20
……被覆部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インサートがセツトされた金型のキヤビテイ
に、インサートの上面から周面途中まで樹脂材料
を回り込ませて被覆部を注入成形する方法におい
て、 前記インサート周面の被覆部と境界部位に段部
を形成するとともに、該段部に係合する凸条を内
壁に備えたスライドコアで前記インサートの段部
下方外周面を押圧して樹脂材料を前記キヤビテイ
に注入して被覆部を成形することを特徴とするイ
ンサート入り製品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653981A JPS5898221A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | インサ−ト入り製品の注入成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19653981A JPS5898221A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | インサ−ト入り製品の注入成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5898221A JPS5898221A (ja) | 1983-06-11 |
JPH0159089B2 true JPH0159089B2 (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=16359414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19653981A Granted JPS5898221A (ja) | 1981-12-07 | 1981-12-07 | インサ−ト入り製品の注入成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5898221A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04357909A (ja) * | 1991-05-27 | 1992-12-10 | Michiyo Kato | 電気里芋皮剥き器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4890168B2 (ja) * | 2006-09-14 | 2012-03-07 | 日本プラスト株式会社 | 樹脂成形品のrim成形用成形型並びにrim成形方法 |
JP5760939B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2015-08-12 | トヨタ紡織株式会社 | 成形装置及び成形方法 |
-
1981
- 1981-12-07 JP JP19653981A patent/JPS5898221A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04357909A (ja) * | 1991-05-27 | 1992-12-10 | Michiyo Kato | 電気里芋皮剥き器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5898221A (ja) | 1983-06-11 |
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