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JPS5832897B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPS5832897B2
JPS5832897B2 JP10678878A JP10678878A JPS5832897B2 JP S5832897 B2 JPS5832897 B2 JP S5832897B2 JP 10678878 A JP10678878 A JP 10678878A JP 10678878 A JP10678878 A JP 10678878A JP S5832897 B2 JPS5832897 B2 JP S5832897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electron beam
display device
image display
electrodes
Prior art date
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Expired
Application number
JP10678878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5533734A (en
Inventor
義信 竹迫
正則 渡辺
欽造 野々村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10678878A priority Critical patent/JPS5832897B2/ja
Priority to US06/032,752 priority patent/US4227117A/en
Publication of JPS5533734A publication Critical patent/JPS5533734A/ja
Priority to US06/433,023 priority patent/USRE31876E/en
Publication of JPS5832897B2 publication Critical patent/JPS5832897B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像表示装置に関し、複数本の線状熱陰極から
放出される電子ビームを前記線状熱陰極にほぼ直交する
複数本の電子ビーム制御電極によって制御し、集束、偏
向、加速して蛍光体面上に衝突させ、高解像度の画像表
示を行なう平板状の表示装置を提供するものである。
従来、マトリックス型平板状の表示装置として、EL、
プラズマ、液晶等を用いた装置が開発されているが、輝
度、発光効率、カラー表示などの点において末だ十分な
性能が得られず、TV動作のような画像表示は、末だ実
用の域に達していない。
−力、電子ビームを用いて平板状表示装置を構成する試
みが報告されている。
すなわち、この装置は電子源から発せられた電子ビーム
を平板状のマトリックス型電子ビーム制御電極によって
制御し、文字または画像を表示するものである。
第1図にこの種の表示装置の要部構造図の一例を示す。
1は平板状電子源であって熱陰極、電界放出冷陰極など
が使用される。
2は多数の貫通孔6を穿設した格子状電極板で、陰極1
に対して正の電圧を印加し、電子ビームを取り出す。
電子ビームの一部は格子状電極板2の貫通孔を通過し、
電子ビーム制御電極板3の表示に達する。
制御板3および4には多数の貫通孔6aおよび6bが縦
横に規則正しく穿設されており、各行、列毎に短冊状電
極7および8が設けられていて、お互に直交するように
適当な間隔を保って、かつ直交する各交点において両電
極板に設けた貫通孔6a 、 6bが一致するように配
置されている。
電子ビーム制御電極板3の表面に達した電子ビームは各
短冊状電極7に印加する信号電圧に対応してビーム電流
が変調され、貫通孔6aを通過して電子ビーム制御電極
板4の表面に達する。
電極板4についても電極板3と同様なメカニズムによっ
て電子ビーム−は変調され貫通孔6bを通過する。
貫通孔6bを通過した電子ビームは加速電極板9に印加
する正の高電圧によって加速され、加速電極9の表面に
塗着した蛍光体膜11に衝突して発光せしめる。
一般に電子ビーム制御板4と加速電極板9の間に、電子
ビームを集束またはコリメートし、かつ、加速用の高電
圧によって制御電極3,4の電位が影響を受けないよう
に集束電極板5を挿入する。
このように構成した表示装置において、電子ビーム制御
電極板3および4の各電極に信号電圧を順次印加すると
文字または画像を表示することができる。
10は透明ガラス基板である。一般にこの種の表示装置
、いわゆるマトリックス型表示装置においては、画像の
解像度は電子ビーム制御電極あるいはその基板に設ける
貫通孔の大きさとピッチによって決まる。
従ってより解像度の高い画像、鮮明な画像を得ようとす
ればするほど、貫通孔の孔径をより小さくし、かつピッ
チをより小さくすることが要求される。
一定の大きさの鮮明な画像を得ようとすると、貫通孔6
a +6bおよび電極7および8をより高密度に配設
する必要があり、孔数および電極数を著しく大きくする
必要がある。
例えば、TV画像を表示しようとすると、最低500X
500個の貫通孔が必要であり、各電子ビーム制御電極
板には500本の電極が必要である。
更に、カラー表示しようとすると3倍の貫通孔と電極を
必要とする。
現在の材料および加工技術では1間当り2〜3本が限界
とされており、十分な解像が得られない。
また、孔数および電極数を増加させることは、各電極を
駆動するための駆動回路とよび駆動回路と各電極との接
続箇所が著しく多くなり、実装上の大きな問題点となっ
ている。
上記の問題点を解決する方法として、電子ビームを1対
のマトリックス電極によって制御し、偏向電極によって
上下、左右に偏向する方法が米国特許第3,935,5
00号に開示されている。
前記米国特許においては陰極として上記マトリックス電
極に穿設した各貫通孔に各1個の熱陰極力5設けられて
いるため、加熱のための電力が著るしく大きく、かつ個
々の陰極間の放出電子電流のバラツキが実際上大きな問
題点となる。
本発明は、上記諸問題を解決するとともに、高輝度、高
解像度画面が得られ、かつ輝度の均一性にすぐれ組立も
容易で工業的に価値の高い平板状画像表示装置を提供す
るものである。
第2図に本発明の平板状像表示装置の基本的構成の部分
的分解斜視図を示す。
20は線状熱陰極であって10〜20μlのタングステ
ン線に酸化物陰極材料が塗着されている。
21はコの字形又はU字形の隔壁電極であって、各線状
熱陰極前方側を除く周囲を覆うように配置されており、
電子ビームを取り出すための電極22と対向し、前記電
極22に設けられた貫通孔22aに高密度の電子ビーム
が流入するように構成されている。
電子ビームを取り出すための電極22に穿設される一連
の貫通孔22aは各線状熱陰極に対向して平行に穿設さ
れている。
23は複数本の短冊状の電極であって、前記電極22に
穿されている貫通孔21aと同軸に貫通孔23aが穿設
されている。
電極24および25は電子ビームを成形するための電極
であって前記電極22および23に穿設された貫通孔2
2aおよび23aと同軸に貫通孔24aおよび25aが
穿設されている。
電極26は26′と一対をなして垂直偏向のための電極
を構成している。
同様に27および27′は水平力向の偏向のための電極
である。
電極28は格子状の電極であって電子ビームを加速する
ための電極29に印加する高電圧の影響が偏向するため
の電極27 、27’に悪影響を及ぼさないための電界
じゃへい用の電極である。
31は透明なガラス基板であって、表面に電子ビームの
衝突によって発光する蛍光体層30が塗着されており、
その表面にアルミ溝膜29が蒸着されており、加速電極
と同時に表示面を構成している。
以上の基板構成の平板状表示装置において5インチ表示
面を有する表示装置の実施結果に基づき各電極構成部に
ついて詳細に説明する。
陰極部 第2図における1つの線状熱陰極20の付近の構成を第
3図に示す。
線状熱陰極20、隔壁電極21および電子ビームを取り
出すための電極22によって陰極部が構成される。
線状熱陰極20は20μlのタングステン線に三成分系
酸化物陰極材料(Ba、Sr、Ca)CO3を10〜2
0μ厚に電着したもので、5.08mm間隔に水平に1
5本架張してあり、1本の線状熱陰極が表示面の15分
の1を照射し、15本で表示面全体に電子ビームを照射
する構成である。
各線状熱陰極20は動作時にたるみが生じないように適
当な張力を加えて架張する必要がある。
各線状熱陰極20はコの字形又はU字形の筒状の隔壁電
極21のほぼ中心に架張されていて、隔壁電極21と電
子ビームを取り出すための電極22によって形成される
集束電界によって板状の電子ビームが形成されるように
なっている。
隔壁電極21は上記の形状の他に平行平板で構成するこ
とができるとともに線状熱陰極20の背面電極となるも
のである。
電子ビームを取り出すための電極22は金属導体板であ
って、各線状熱陰極20に対応して各々L27mmピッ
チに孔径0,8〆の貫通孔22aが81個穿設されてい
る。
第3図に本発明の陰極部の結線図を示す。
この第3図の陰極部は本発明者らが特願昭53−518
10号(特開昭54−143063号公報)にて提案し
たもので、均一で電流密度の高い電子ビームを得るもの
である。
線状熱陰極20の一端は抵抗Rを介して電源■1の正極
に接続されている。
前記熱陰極20の他端はダイオード32を介して電源■
1の負極は接続されている。
33は負のパルス電圧発生器である。
筒状電極(隔壁電極)21には電源■2によって負の電
圧が、電極22および23にはそれぞれ電源■3および
■4によって正の電圧が印加されている。
線状熱陰極20に電源■、によって給電されると熱陰極
20は電子を放出し得る状態になるが、電極22に正の
電圧が印加されているにもかかわらず筒状の隔壁電極2
1に負の電圧が印加されているため電子は放出されない
いわば電極21は電子放出を行わせないためのバイアス
電圧を印加したと考えることができる。
なお、隔壁電極21に負の電圧が印加されていると、線
状熱陰極20の全長にわたってカットオフ状態に保持す
ることができる。
その理由は、線状熱陰極の一端ダイオード32側はO電
位にあり、電極22に正の電位が印加されているので、
−見すると線状熱陰極20のダイオード32側はカット
オフ状態にない様に思われるが、隔壁電極21が負であ
るため、線状熱陰極20の近傍は陰極に対して負の電位
に保持(隔壁電極21の負電位による)することができ
、線状熱陰極20から電子が放出されない状態にするこ
とが可能である。
然るにこの状態でパルス電圧発生器33によって負のパ
ルス電圧が熱陰極20の一端に印加されると線状熱陰極
20は負となり電子放出が起る。
この時熱陰極20の他端はダイオード32が逆方向とな
り熱陰極の両端の電位差はほぼOとなり、軸方向の電位
勾配がなくなる。
したがって、一様でかつ電流密度の高い電子ビームを得
ることができる。
第4図は第3図の結線によって各電極に流れる電子ビー
ム電流の測定値を示している。
■2.■3および■4は各々電極21,22および23
に流れる電子ビーム電流を示している。
■3は+20■。■4は+60V、パルス電圧は一20
Vの時、筒状電極21のバイアス電圧を変化させた時の
測定値である。
なお、筒状電極21の断面はたとえば5mmX 5.0
8mmであって、線状熱陰極20をその中心に架張固定
した。
第4図から明らかな如く、筒状電圧21にはその印加電
圧を約−11V以下にすると電流が流れなくなり、全て
電極22に流れ込みその一部が電極22に設けた貫通孔
22a(有効面積は電極22の8%)を通過し、加速電
極23に流れ込むことになる。
■2の電位が一10V、−20Vおよび一30Vの時、
電極22の貫通孔22aを通過するビーム電流I4(電
極23に流れる電流)は線状熱陰極20から放出される
電子ビーム電流(■3および■4の合計)の13%、3
5%および59%となり、電子ビーム電流の利用率が大
きくなることがわかる。
その原因は陰極部を構成する前記3つの電極2L22,
23によって線状熱陰極20を頂点とするつりがね状の
等電位面が形成され、電子ビームが貫通孔22a部分に
板状に集束されるためである。
つぎに第3図の電流源における電子ビームの均一性の密
度の向上を第5,6図とともに説明する。
第5図は長さ12(11771の熱陰極20に6■の陰
極加熱電圧を印加し、対向電極である電子引き出し電極
22に+10■を印加した場合の、本発明と従来の電子
ビームの取り出し方における均一性を比較したものであ
る。
第5図a、bはそれぞれ線状熱陰極の長さ方向での位置
におけるその電位差ならびに電子ビーム電流の相対値を
示す。
曲線Iは本発明の場合、■は従来の場合である。
この図から明らかなように、従来から通常行われている
単に熱陰極の一端に所定の電圧を印加して電子ビームを
放出させると、取り出された電子ビームの陰極の長さ方
向に対する強さく密度)に大きな差があるが、本発明の
ごとくパルス電圧をダイオードを介して印加することに
より熱陰極の両端の電位差をほぼ零とすることにより極
めて均一な電子ビームを取り出すことができる。
第6図に、第3図に示す電子源の密度についての実験結
果を示す。
筒状の隔壁電極21に印加する電圧を変化させた時の電
極22に流入する電子ビームの分布を曲線40,41お
よび42に示す。
曲線40.41および42は電極21に一10■。
20および一30V印加した時の分布を示している。
第6図から容易に理解されるように電極21に印加する
電圧が負になるに従って電子ビームの分布は中心部分に
集中するようになる。
このことは筒状電極21内の等電位面が中心部分に向っ
てつりがね状の集束電界(破線)を形成することによる
ものである。
従って、線状熱陰極から放出される電子ビームの利用率
を著るしく増加させることができる。
すなわち、第6図の43は電極21を設けないで、従来
のように電子ビームを取り出した場合の電子ビームの分
布を示す。
この場合は電子ビームは電極22の全面にわたって流入
するため、陰極20から放出される電子ビームの極く一
部しか利用できないが、本発明の如く、筒状電極21を
設け、負の電位を印加することによって、第6図に示す
電子ビームの分布40,41.42の如く、必要最小限
の電子ビームを発生させることができ、かつ電子ビーム
は電極22の貫通孔22aにほぼ垂直に流入するため、
電子ビームの集束性を良くし、解像度の向上に極めて好
都合な電子ビームを得ることができる。
制御電極部 電子ビーム制御電極部は電子ビームを取り出すための電
極板22、一群の短冊状電極板23および格子状電極板
24から構成されている。
短冊状電極板23は各々絶縁され、1.271m間隔で
81本配列され、前記15本の線状熱陰極20に対して
直交するように配列されている。
各短冊状電極板23および格子状電極板24には電極板
22に穿設した貫通孔22aと同軸に貫通孔23aおよ
び24aが穿設されている。
貫通孔の孔径は0.8mm9’および0.6m1−のも
0)を使用した。
各電極板間の間隔はできるだけ小さい方が望ましい。
通常0.3〜0.5 mrnの間隔に保持されている。
各短冊状電極板23には一走査線分の画像信号が順次印
加されるように画像信号回路(第7図参照)に接続され
ている。
各短冊状電極板23には各々電子ビームをカットオフに
するためのバイアス電圧が印加されており、各短冊状電
極板23に正の画像信号を印加することによって電子ビ
ームの通過量を制御する。
いわゆる電極板23はスイッチング作用を行なう。
各短冊状電極23に画像信号を印加する場合、隣接する
電極の電位によってスイッチング作用および通過電子ビ
ームの集束性が変化するが、これらの相互作用を防止す
るためには上記3つの電極の間隔を小さくする必要があ
る。
実験結果によると、上記3つの電極22,23.24の
間隔を貫通孔間隔以下に保持すれば隣接電極の電位の影
響が無視できるほど小さいことが明らかになった。
電子ビームの集束部 格子状電極24および25で電子ビーム集束部を構成す
る。
格子状電極25は格子状電極24とほぼ同一である。
両電極によって電子ビームはコリメートまたは両電極間
に印加する電位差によって集束される。
更に両電極間にもう一枚電極板(図示せず)を挿入する
ことによってアインツエルレンズ系を構成することもで
きる。
いずれにしても、電子ビームは表示面30上で必要なビ
ーム径に集束するためには、格子状電極24および25
に印加する電圧の選択と同時に、陰極部および電子ビー
ム制御部の各電極に印加する電圧を適当に選択する必要
がある。
また、格子状電極板25に印加する電圧によって、次段
の電子ビーム偏向電極に入射する時の電子ビームのエネ
ルギを決めるものであって、電子ビームの垂直および水
平偏向中によって適当な電圧を印加する必要がある。
電子ビーム偏向部 電子ビーム偏肉部は15対の垂直偏向電極26゜26′
、81対の水平偏向電極27 、27’および格子状電
極28から構成されている。
15対の垂直偏向電極は一つおきに接続されていて各1
5対同時に16段の階段波偏向電圧が印加される。
同様に81対の水平偏向電極も一つおきに接続されてい
て各81対同時に3段の階段波偏向電圧が印加される。
従って画像表示面には240X243画素の画像を得る
ことができる。
容易に理解される如く、垂直および水平偏向電極にそれ
ぞれn段およびm段の階段波偏向電圧を印加すれば、1
5n×81m個の画素が得られる。
格子状電極28は表示板31表面に設けたメタルバック
電極29と対をなして電子ビームの加速電極を構成する
ものである。
同時に29は偏向電極26および27によって偏向され
た電子ビームが表示板面上の所定の位置に流入するよう
にするために、加速領域の高電界の影響が偏向電極に及
ばないようにする役目をする。
格子状電極28は電子ビームの透過率の高いものが望ま
しいが、格子状電極28の近傍における電界歪みによる
電子ビーム軌道の歪をなくするためには、孔径0.3m
−以下であることが望ましい。
なお、本発明の装置においては線状熱陰極20の軸方向
すなわち水平方向の偏向は電極27を用いなくても可能
である。
上記の偏向電極システムによって、垂直方向に上2゜5
4mm、水平方向に±0.635mm偏向することによ
って全表示面に均一な明るさの画像を得ることができる
上記説明の画像表示装置の各電極に第1表に示す電圧を
印加した場合、−走査線分の電子ビーム電流は100μ
A1各ビーム径は0.2 mml 、加速電圧10kV
で全面走査した時150fLの表面輝度が得られた。
第 1 表 垂直駆動パルス電圧 −13V隔壁電極
板21電圧 −10Vビーム取り出し電
極22電圧 10V水平駆動パルス電圧
20集束電極24電圧
30V集束電極25電圧 180V
垂直偏向電圧 p−p150V水平偏向
電圧 p−p 70V格子状電極28
電圧 200V加速電極29電圧’
10kV駆動方式 本発明の画像表示装置は、TV画像表示装置として使用
する場合に最もその効果が発揮される。
以下この装置をTV画像表示装置として用いた例につい
て述べる。
本実施例によるTV画像表示の駆動方式の概念図を第7
図に示す。
この装置は垂直電子ビーム制御電極数(線状熱陰極)が
15本、水平電子ビーム制御電極数(短冊状電極)が8
1本である。
またその表示方式はマl−IJラックス表示装置におい
て一般に実施されている一走査線同時表示方式である。
更に、既に述べた如く垂直および水平電子ビーム制御電
極に対応して、垂直および水平偏向電極を具備している
第7図において、同期分離回路51に入力された映像信
号は、制御信号処理回路52と画像信号処理回路53と
に入力される。
画像信号処理回路53においては一水平走査線分の画像
信号を486個の信号列に分解し、1,7.13・・・
・・・、481番目の信号を記憶装置54aに、2,8
,14.・・・・・・、482番目の信号を記憶装置5
4bに、・・・・・・6.12,18.・・・・・・、
486番目の信号を記憶装置54fに順次記憶させる。
各記憶装置に記憶された画像信号は制御信号遅生回路5
2からの信号に同期してスイッチング回路55を径で順
次水平駆動回路56に移され、81本の水平電子ビーム
制御電極23に画像信号電圧が印加される。
この時通常のTV画像表示のように一水平走査線の走査
時間を63μsとすれば、各記憶装置からの信号電圧は
一水平走査時間の1/6の10.5μSずつ順次印加す
ることになる。
一方、制御信号発生回路52から送られた信号の一つは
、水平偏向、駆動回路5γに入力され、81対の水平偏
向電極27には同時に第8図aに示すような偏向電圧が
印加される。
その結果、例えば最初の10.5μSの時間は表示板面
に向って左に最大0.635mm、次の10.5μSの
時間は0.425mrnと順次右方にずらし、6番目の
10.5μsの時間は右に最大0.635gm偏向させ
るような電圧を印加する。
以上の操作を順次くり返す。この偏向のタイミングはス
イッチング回路55と同期して行なう。
次に垂直走査について説明する。
通常のTV画像表示の場合、63μS毎に上から下に順
次信号電圧を印加する必要がある。
垂直走査線数を480本とすると、先ず第1番目のたと
えば最も上に位置する線状熱陰極20に1フレ一ム分の
時間16.6msの1/15、すなわち約1.1 m
sの負の信号電圧を垂直1駆動回路60を介して印加し
、同期して垂直偏向駆動回路58によって、第8図すに
示すような16階調の垂直偏向電圧を上記垂直偏向電極
26に印加する。
最初の63μSは例えば上方向に2.541m偏向し、
次の63μSの時間は2.202mrIL偏向、以下順
次5.08715mm下方にずらし、16番目の63μ
Sの時間は下方向に2.54myn偏向する。
以下順次第2番目、第3番目、・・・・・・、第15番
目の線状熱陰極について同様な操作をくり返し1フイー
ルドの走査を行なう。
更に次の1フイールドについては5.08 / 32m
m偏向分のバイアス電圧を垂直偏向信号電圧に重畳する
ことによってインターレース走査を行ない1フレ一ム分
の画像を得るための垂直走査を行なうことができる。
以上の説明で明らかなように、本発明の表示装置は高輝
度、高解像度画面が得られ、また、電極数を従来のもの
に比べ著るしく削減することができ、従って駆動回路が
簡単になり、安価になり、さらに実装が容易になり、接
続端子減少するので故障が少なくなるなどのきわめてす
ぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の平板型表示装置の主要概略構成図、第2
図は本発明の一実施例にかかる表示装置の主要構成部の
分解斜視図、第3図は本発明の装置において電子源をパ
ルス駆動する場合の結線図、第4図は第3図においてパ
ルス駆動した場合の各電極に流れる電子ビーム電流の変
化を示す曲線図、第5図a、bは本発明の電子源におけ
る線状熱陰極の長さ方向に対する電位差と電子ビーム電
流の比較図、第6図は本発明における電子源の電子ビー
ム電流の分布図、第7図は本発明の表示装置をTV表示
する場合の駆動方式を説明するための概念回路構成図、
第8図a、bは本発明の水平および垂直偏向電圧の波形
と時間関係を示す図である。 20・・・・・・線状熱陰極、21・・・・・・隔壁電
極、22・・・・・・電子ビームを取り出すための電極
、22a。 23a 、24a・・・・・・貫通孔、23・・・・・
・短冊状電極板、24・・・・・・格子状電極板、26
.26’・・・・・・垂直偏向電極、27 、27’・
・・・・・水平偏向電極、30・・・・・・蛍光体層、
31・・・・・・ガラス板、32・・・・・・ダイオー
ド、33・・・・・・負のパルス電圧発生器、57・・
・・・・水平偏向駆動回路、58・・・・・・垂直偏向
駆動回路、59・・・・・・画像表示装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数本の線状熱陰極、前記線状熱陰極を相互に隔壁
    するための隔壁手段、前記各熱陰極に対応して同熱陰極
    の軸方向にそって貫通孔が設けられた電子ビームを取り
    出すための電極手段、前記熱陰極はほぼ直交し前記電子
    ビームを取り出すための電極に設けた貫通孔に対応する
    貫通孔を有する複数本の電極からなる電子ビーム制御電
    極手段、前記電子ビームを偏向するための電極手段、前
    記電子ビームを加速するための電極手段および前記電子
    ビームの衝突によって発光する蛍光体を塗布した表示手
    段を有し、少なくとも表示面が透明なガラス容器に収納
    されてなることを特徴とする画像表示装置。 2 隔壁手段が側面部に開口部を有する背面電極よりな
    り、線状電極が前記背面電極内で前記背面電極の軸方向
    に設置され、電子ビームを取り出すための電極手段が前
    記開口部側に前記背面電極と絶縁されて配置されてなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の画像表
    示装置。 3 隔壁手段がコの字形又はU字形の筒状もしくは平行
    平板形状をなすことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の画像表示装置。 4 線状熱陰極が隔壁手段とほぼ平行で前記隔壁手段の
    ほぼ中央部に架張されてなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の画像表示装置。 5 電子ビームを取り出すための電極の貫通孔が各線状
    熱陰極に沿った貫通孔列をなしていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の画像表示装置。 6 電子ビームを取出すための電極手段と電子ビーム制
    御電極手段との間隔を、前記電子ビームを取出すための
    電極手段に形成された複数の貫通孔の相互間隔よりも小
    さくしてなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の画像表示装置。 7 隔壁手段を電気的導体とし、この隔q手段に線状熱
    陰極に対してOまたは負の電圧を印加することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の画像表示装置。
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