JPS5829211A - 薄膜圧電振動子 - Google Patents
薄膜圧電振動子Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
- H03H9/15—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
- H03H9/17—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
- H03H9/171—Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator implemented with thin-film techniques, i.e. of the film bulk acoustic resonator [FBAR] type
- H03H9/172—Means for mounting on a substrate, i.e. means constituting the material interface confining the waves to a volume
- H03H9/174—Membranes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は圧電薄膜を用いたVHF、UHF用高周波圧電
振動子に関し、特に薄膜部材と、圧電薄膜どの組合せか
らなる複合構造の振動部位を有する薄膜圧電振動子に関
するものである。薄膜圧電振動子は、基本的に株圧電性
薄板の両側に電極を備えた構造をしており、電極形状を
変えることにより、フィルタや発振器等にも利用でき、
L用範囲の広い素子である。
振動子に関し、特に薄膜部材と、圧電薄膜どの組合せか
らなる複合構造の振動部位を有する薄膜圧電振動子に関
するものである。薄膜圧電振動子は、基本的に株圧電性
薄板の両側に電極を備えた構造をしており、電極形状を
変えることにより、フィルタや発振器等にも利用でき、
L用範囲の広い素子である。
一般に数十MHz以上のような高い周波数で使用される
圧電振動子は、振動モードとして板面が厚さに比して十
分広い圧電性薄板の厚み振動を使用する。
圧電振動子は、振動モードとして板面が厚さに比して十
分広い圧電性薄板の厚み振動を使用する。
厚み振動の共振周波数は圧電性薄板の厚さに反比例する
ので高い周波数で使用するためには厚さを薄くしなけれ
ばならない。しかし、厚さが40ミクロン程度以下にな
ると圧電材料であるバルク結晶やセラミックの平行平面
研磨加工が非常に犀しくなり、したがってこれらの材料
を用いて基本共振周波数で50M1lz以上の厚み振動
圧電振動子を蓋産することは困難である。これに対して
、バルク結晶或いはセラミック等の比較的厚い&向の厚
み振動の奇数次の高調波を使用すれば、同じ厚みで基本
波の3倍、5倍・・・・・・笠の共振周波数が得られ、
これはオーバートーン振動子として発振器などに使わn
ている。しかし第0次の高調波を用いた場合の電気機械
結合係数knは基本波の電気機械結合係数に□の/n2
倍となり、このとき共振ったのでは電気機械結合係数の
減少壷こ伴ってフィルタの比帯域幅及び発振器の制御範
囲が狭くなりすぎる結果を招き、これまた実用に適さな
いことが多くなる。
ので高い周波数で使用するためには厚さを薄くしなけれ
ばならない。しかし、厚さが40ミクロン程度以下にな
ると圧電材料であるバルク結晶やセラミックの平行平面
研磨加工が非常に犀しくなり、したがってこれらの材料
を用いて基本共振周波数で50M1lz以上の厚み振動
圧電振動子を蓋産することは困難である。これに対して
、バルク結晶或いはセラミック等の比較的厚い&向の厚
み振動の奇数次の高調波を使用すれば、同じ厚みで基本
波の3倍、5倍・・・・・・笠の共振周波数が得られ、
これはオーバートーン振動子として発振器などに使わn
ている。しかし第0次の高調波を用いた場合の電気機械
結合係数knは基本波の電気機械結合係数に□の/n2
倍となり、このとき共振ったのでは電気機械結合係数の
減少壷こ伴ってフィルタの比帯域幅及び発振器の制御範
囲が狭くなりすぎる結果を招き、これまた実用に適さな
いことが多くなる。
高調波を用いる他の方法は、基板の上に圧電薄膜を作成
し圧電薄膜の厚さが半波長であるような共振モードに於
いて基板を高次振動させるものであり、この場合基板の
厚さが基板内を伝播する音波の半波長の整数倍に等しい
ときに電気機械結合係数は最大値を持つが、この値は共
振モードが高次になるに従ってやはり減少する。この方
法蒼こ於いても基板を薄(することは非富に困難であり
、モードを用いることになり、電気機械結合係数が小さ
くなるため基板の厚さを音波の半波長の整数倍に一致さ
せたとしてもフィルタの比帯域幅及び発振器の制御範囲
は狭くなり実用に適さない。
し圧電薄膜の厚さが半波長であるような共振モードに於
いて基板を高次振動させるものであり、この場合基板の
厚さが基板内を伝播する音波の半波長の整数倍に等しい
ときに電気機械結合係数は最大値を持つが、この値は共
振モードが高次になるに従ってやはり減少する。この方
法蒼こ於いても基板を薄(することは非富に困難であり
、モードを用いることになり、電気機械結合係数が小さ
くなるため基板の厚さを音波の半波長の整数倍に一致さ
せたとしてもフィルタの比帯域幅及び発振器の制御範囲
は狭くなり実用に適さない。
上記のような方法の欠点を改善した圧*ia子を得る方
法として、シリコン基板上に蒸着等によって電極(公、
アルミニウム等)圧電薄膜(CdS。
法として、シリコン基板上に蒸着等によって電極(公、
アルミニウム等)圧電薄膜(CdS。
又はCdTe)電極(金、アルミニウム等)のノーで形
成し、この振#IJ部分に対応する部分の基板をエツチ
ングによって除去することにより振動部分はその上下面
に電極を有する圧電W1.膜からなり、外縁部を基板に
よって支持された構造の薄膜圧電振動子が公知である。
成し、この振#IJ部分に対応する部分の基板をエツチ
ングによって除去することにより振動部分はその上下面
に電極を有する圧電W1.膜からなり、外縁部を基板に
よって支持された構造の薄膜圧電振動子が公知である。
(特公昭45−25579)この振動子は振動部分が薄
いため50MHz以上の高い周波数においても基本振動
あるいは低次の高調波振動を使用することができ、した
、かって広い比帯域のフィルターをIIMすることがで
きる。しかしこの薄膜圧電振励子は圧電薄膜としてCd
SめるいはCdTeを用いているため音響的クォリティ
ファクター(Q)が小さく、温匿係数が大きく、また振
動部分が薄いため機械的強度が小さいという欠点を有し
ている。また現在圧電材料として薄膜化が可能なZnO
を用いても前記の欠点はあまり改善されない。上記の特
公昭45−25579においてはシリコン基板上に5i
Qz薄Mを形成しその上に電極、圧電薄膜、電極の順で
形成し、この振動部分に対応する部分の基板をエツチン
グによって除去し、振動部分が8i0z薄膜とその上下
面に電極を有する圧電薄膜からなり、外縁部を基板によ
って支持された構造の薄膜圧電振動子も開示されている
08iOz薄膜を形成した効果はこの8i02薄膜の部
分でエツチングを止める効果の他に、当核振動子の機械
的強度を高め、振動子特性の温度係数を小さくする効果
を有する。この振動子について第1図、第2図を用いて
さらに詳しく説明する。
いため50MHz以上の高い周波数においても基本振動
あるいは低次の高調波振動を使用することができ、した
、かって広い比帯域のフィルターをIIMすることがで
きる。しかしこの薄膜圧電振励子は圧電薄膜としてCd
SめるいはCdTeを用いているため音響的クォリティ
ファクター(Q)が小さく、温匿係数が大きく、また振
動部分が薄いため機械的強度が小さいという欠点を有し
ている。また現在圧電材料として薄膜化が可能なZnO
を用いても前記の欠点はあまり改善されない。上記の特
公昭45−25579においてはシリコン基板上に5i
Qz薄Mを形成しその上に電極、圧電薄膜、電極の順で
形成し、この振動部分に対応する部分の基板をエツチン
グによって除去し、振動部分が8i0z薄膜とその上下
面に電極を有する圧電薄膜からなり、外縁部を基板によ
って支持された構造の薄膜圧電振動子も開示されている
08iOz薄膜を形成した効果はこの8i02薄膜の部
分でエツチングを止める効果の他に、当核振動子の機械
的強度を高め、振動子特性の温度係数を小さくする効果
を有する。この振動子について第1図、第2図を用いて
さらに詳しく説明する。
この薄膜圧゛1振動子の構造を第1図に示す。第1図に
於いて11は基板、12はエツチングによって基板に形
成した空孔である。13は薄g、14は圧電薄膜、15
.16は圧電薄膜の両面に対間して設けた電極である。
於いて11は基板、12はエツチングによって基板に形
成した空孔である。13は薄g、14は圧電薄膜、15
.16は圧電薄膜の両面に対間して設けた電極である。
第1図の構造の薄膜圧電振動子の電気機械結合係数に2
は薄[13の厚さt′と圧電薄@14の厚さtの比によ
って変化する。
は薄[13の厚さt′と圧電薄@14の厚さtの比によ
って変化する。
ら求めるとkは薄111i%13の厚さt と圧電薄[
14t′ の厚さの比べにしたがって第2図のように変化t′ する。第2図に於いて横軸は厚さの比4縦軸は電気機械
結合係数にであり、曲線に記した数字は振動の次数を示
す。第2図から予想されるように、第1図の構造の薄膜
圧延振動子では基本振動を用いる場合、圧電薄膜14に
対して薄膜13の寥 。
14t′ の厚さの比べにしたがって第2図のように変化t′ する。第2図に於いて横軸は厚さの比4縦軸は電気機械
結合係数にであり、曲線に記した数字は振動の次数を示
す。第2図から予想されるように、第1図の構造の薄膜
圧延振動子では基本振動を用いる場合、圧電薄膜14に
対して薄膜13の寥 。
厚さが十分薄いたとえば、/l< 0.2であるような
範囲で大きな一気懺械粘合係数が得られ、したかって比
帯域幅の広いフィルタ或いは制御範囲の広い発振器とじ
で利用できる。しかし第3次或いは第4次の尚調阪蛍動
も比較的大きな′畦気機械結合保数を有すにとが#42
図から予想され、したかって搗周IjL饋に第3次或い
は第4次の^―波共堀に伴う不要応答が生じるという欠
点がある。一方、動子部分の機械的強度を高める上で有
利であるが、第2図かられかるように薄膜13の厚さt
の増大に伴って基本振動の電気機械結合係数は減少し、
さらに第2次の高調波振励の電気機械結合係数が増大す
る。したがって、薄膜13の厚さが厚い場合には、フィ
ルタの比帯域鴨が狭くなる、或いは発振器の制御範囲が
狭くなるという欠点を有すると同時に、高周波側に第2
次の高調波共振に伴う不要応答が生じるという欠点を有
する。
範囲で大きな一気懺械粘合係数が得られ、したかって比
帯域幅の広いフィルタ或いは制御範囲の広い発振器とじ
で利用できる。しかし第3次或いは第4次の尚調阪蛍動
も比較的大きな′畦気機械結合保数を有すにとが#42
図から予想され、したかって搗周IjL饋に第3次或い
は第4次の^―波共堀に伴う不要応答が生じるという欠
点がある。一方、動子部分の機械的強度を高める上で有
利であるが、第2図かられかるように薄膜13の厚さt
の増大に伴って基本振動の電気機械結合係数は減少し、
さらに第2次の高調波振励の電気機械結合係数が増大す
る。したがって、薄膜13の厚さが厚い場合には、フィ
ルタの比帯域鴨が狭くなる、或いは発振器の制御範囲が
狭くなるという欠点を有すると同時に、高周波側に第2
次の高調波共振に伴う不要応答が生じるという欠点を有
する。
本発明の目的は上記のような従来の薄膜圧電振動子の欠
点を除き、基本#i動の電気機械結合係数が大きく、高
次振動の電気機械結合係数が極めて小さい薄膜圧電振動
子を実現することであり、本発明の薄膜圧゛−振動子を
用いれば誦周波側齋こ不安応答がなく、広い比帯域幅を
有するフィルタ或いは制御範囲の広い発振器が実現でき
る。本発明の薄膜圧・−振動子の最たる特徴は振動部位
が薄FIJ&部材−電極−圧電薄膜一電極一薄膜部材か
ら成る多層構造を有する点にある。
点を除き、基本#i動の電気機械結合係数が大きく、高
次振動の電気機械結合係数が極めて小さい薄膜圧電振動
子を実現することであり、本発明の薄膜圧゛−振動子を
用いれば誦周波側齋こ不安応答がなく、広い比帯域幅を
有するフィルタ或いは制御範囲の広い発振器が実現でき
る。本発明の薄膜圧・−振動子の最たる特徴は振動部位
が薄FIJ&部材−電極−圧電薄膜一電極一薄膜部材か
ら成る多層構造を有する点にある。
以下に本発明の詳細な説明する。8g3図は本発明の薄
膜圧電振動子の基本的な構造を示す図である。第3図に
おいて31はシリコン、水晶などからなる基板であり、
32はエツチングによって基板に形成した空孔である。
膜圧電振動子の基本的な構造を示す図である。第3図に
おいて31はシリコン、水晶などからなる基板であり、
32はエツチングによって基板に形成した空孔である。
33.34は薄膜部材。
35は圧′4##膜、36.37は圧電薄膜と上下の薄
膜部材との界面に設けた電極である。基板31に用いる
材料としてはエツチングで空孔を形成することが可能な
材料であればどのような材料でも良い。望ましい材料の
一つとして表面が(100)面であるようなシリコンが
ある。このようなシリコンは、たとえばKOH%エチレ
ンジアミンのようなエツテング液を使用すれば、(10
0)面のエツチング速度に比較して(111)而のエツ
チング速度が非常に小さいというエツチングの異方性を
不すことにより面方向へのエツチングの拡がりが極めて
小さく、シたがって精度良く空孔の寸法を制御できる利
点がある。圧電薄膜35としてはZnU。
膜部材との界面に設けた電極である。基板31に用いる
材料としてはエツチングで空孔を形成することが可能な
材料であればどのような材料でも良い。望ましい材料の
一つとして表面が(100)面であるようなシリコンが
ある。このようなシリコンは、たとえばKOH%エチレ
ンジアミンのようなエツテング液を使用すれば、(10
0)面のエツチング速度に比較して(111)而のエツ
チング速度が非常に小さいというエツチングの異方性を
不すことにより面方向へのエツチングの拡がりが極めて
小さく、シたがって精度良く空孔の寸法を制御できる利
点がある。圧電薄膜35としてはZnU。
CdS 、ルーなどの結晶系が六方晶系の圧電材料やP
bTiOs 、 PZT 、 BaTiOsなど種々ノ
圧電材料を使用することができる。なかでもZnOはス
パッタリング法、CV曜、イオン・ブレーティング法な
どによってC軸が基板面に対して垂直に配向し、かつ高
い抵抗率の薄膜を再現性良く作製でき、しかも厚みたて
振動モードのエネルギー閉じ込めが可能であるため最適
な材料といえよう。薄膜部材としては絶縁体、シリコン
などの半導体、あるいは金属の薄膜など、どのような材
料を使用しても、本発明の目的が達成される。中でも第
3図33 、34の薄膜部材として共に5i02薄膜を
使用すると一般に圧電薄膜の弾性定数が負の温度係数を
有するのに対し、8iQzの弾性定数は正の温度係数を
有することが知られており、したがって温度依存性の小
さい薄膜圧電振動子が実現できる。またシリコンは機械
的強度が高く、音響的クォリティ・ファクタ(Q)が大
きいところから、特に振動部位の厚さの薄いことが要求
される3 00 MHz以上のような高い周波数に於い
てもシリコン薄膜を薄膜部材として用いれば振動部位の
機械的強度を尚めることができる。また特に損失の小さ
いフィルタ或いは共振の尖鋭度の大きな共振子が要求さ
れる場合にも薄膜部材にシリコン薄膜を用いればその大
きな音響的クォリティ・ファクタ(Q)により要求を実
現することができる。この場合には第3図33の薄膜部
材としてシリコン薄膜を使用し、薄膜部材34としては
Si0g薄膜を使用するが温度特性の観点からも望まし
い。ただしこの薄膜部材の材料としてはSiO2やSk
に限らず他の絶縁材料や半導体材料、さらには金属材料
も使用可能である。
bTiOs 、 PZT 、 BaTiOsなど種々ノ
圧電材料を使用することができる。なかでもZnOはス
パッタリング法、CV曜、イオン・ブレーティング法な
どによってC軸が基板面に対して垂直に配向し、かつ高
い抵抗率の薄膜を再現性良く作製でき、しかも厚みたて
振動モードのエネルギー閉じ込めが可能であるため最適
な材料といえよう。薄膜部材としては絶縁体、シリコン
などの半導体、あるいは金属の薄膜など、どのような材
料を使用しても、本発明の目的が達成される。中でも第
3図33 、34の薄膜部材として共に5i02薄膜を
使用すると一般に圧電薄膜の弾性定数が負の温度係数を
有するのに対し、8iQzの弾性定数は正の温度係数を
有することが知られており、したがって温度依存性の小
さい薄膜圧電振動子が実現できる。またシリコンは機械
的強度が高く、音響的クォリティ・ファクタ(Q)が大
きいところから、特に振動部位の厚さの薄いことが要求
される3 00 MHz以上のような高い周波数に於い
てもシリコン薄膜を薄膜部材として用いれば振動部位の
機械的強度を尚めることができる。また特に損失の小さ
いフィルタ或いは共振の尖鋭度の大きな共振子が要求さ
れる場合にも薄膜部材にシリコン薄膜を用いればその大
きな音響的クォリティ・ファクタ(Q)により要求を実
現することができる。この場合には第3図33の薄膜部
材としてシリコン薄膜を使用し、薄膜部材34としては
Si0g薄膜を使用するが温度特性の観点からも望まし
い。ただしこの薄膜部材の材料としてはSiO2やSk
に限らず他の絶縁材料や半導体材料、さらには金属材料
も使用可能である。
次に圧電薄膜の上下に形成された薄膜を有する本発明の
薄膜圧電振動子において電気機械結合係数にと該薄膜の
厚さの関係を@4〜6図を用いて説明する〇 第4図は第3図の構造において圧電薄膜35が厚さtの
ZnO薄膜であり薄膜部材33.34が共にSiO!薄
膜であってこの2つの薄膜の合計の厚さが6に等しい場
合について、薄膜部材33の厚さt33と薄膜部材34
の厚さt34との比t3)’t33を変化させた場合の
電気機械結合係数にの変化を理論式から求めたものであ
る。第4図に於いて曲線に付した数字は振動の次数を示
す。1λ33=0は前述の従来例で片面だけに薄膜部材
を有する構造の場合に対応する。第4図から明らかなよ
うに薄膜部材34の厚さが増大するに伴って基本振動の
電気機械結合係数が急速に増大し、偶数次の高次振動の
一気機械結合係数は逆に急速に減少してゆく。
薄膜圧電振動子において電気機械結合係数にと該薄膜の
厚さの関係を@4〜6図を用いて説明する〇 第4図は第3図の構造において圧電薄膜35が厚さtの
ZnO薄膜であり薄膜部材33.34が共にSiO!薄
膜であってこの2つの薄膜の合計の厚さが6に等しい場
合について、薄膜部材33の厚さt33と薄膜部材34
の厚さt34との比t3)’t33を変化させた場合の
電気機械結合係数にの変化を理論式から求めたものであ
る。第4図に於いて曲線に付した数字は振動の次数を示
す。1λ33=0は前述の従来例で片面だけに薄膜部材
を有する構造の場合に対応する。第4図から明らかなよ
うに薄膜部材34の厚さが増大するに伴って基本振動の
電気機械結合係数が急速に増大し、偶数次の高次振動の
一気機械結合係数は逆に急速に減少してゆく。
すなわち従来の構造に比べ圧電薄膜の上下に薄膜を形成
し、これらの薄膜の厚さをしだいに等しくなるように変
化させてゆくと振動子の特性は大きく改善されてゆく。
し、これらの薄膜の厚さをしだいに等しくなるように変
化させてゆくと振動子の特性は大きく改善されてゆく。
特に両面の薄膜部材の厚さが勢しくなったときに基本振
動の電気機械結合係数が最大となり、また偶数次の高次
振動は完全に抑圧され、最適な振動子特性が得られる。
動の電気機械結合係数が最大となり、また偶数次の高次
振動は完全に抑圧され、最適な振動子特性が得られる。
薄膜部材33と薄膜部材34が異なる材料からなる場合
にも第4図と同様の変化を示すがこのときには、それぞ
れの薄11部材の厚さがそれぞれの薄膜での音速に対し
て等しい比を有するような厚さの比において基本振動の
電気機械結合係数が最大となり、かつ偶数次の高次振動
が完全に抑圧されるっ例えば薄膜部材33が音速843
0/のシリコン薄膜であり、薄膜部材34が音速596
0/のSi□z薄膜であれば厚さの比1ン が0.71
に尋しいどき33 憂こ基本振動の電気機械結合係数が最大となり、かつ偶
数次の高次振動が完全に抑圧される。
にも第4図と同様の変化を示すがこのときには、それぞ
れの薄11部材の厚さがそれぞれの薄膜での音速に対し
て等しい比を有するような厚さの比において基本振動の
電気機械結合係数が最大となり、かつ偶数次の高次振動
が完全に抑圧されるっ例えば薄膜部材33が音速843
0/のシリコン薄膜であり、薄膜部材34が音速596
0/のSi□z薄膜であれば厚さの比1ン が0.71
に尋しいどき33 憂こ基本振動の電気機械結合係数が最大となり、かつ偶
数次の高次振動が完全に抑圧される。
次に当該薄膜の厚さが等しいとき、あるいは薄膜材料が
異なる場合に3いてそれぞれの厚さが音速に対して等し
い比を有するような厚さの比である場合について説明す
る。
異なる場合に3いてそれぞれの厚さが音速に対して等し
い比を有するような厚さの比である場合について説明す
る。
第5図は第3図の薄膜部材33.34が等しい厚さの同
一の材料カーらなるか、あるいは巣なる材料力)らなり
それぞれの薄膜部材の厚さの比がぞJLぞれの薄膜での
音速の比に等しい比を有するように形成され赳場合の振
動部位に於ける厚みたて振動の応力分布を示した図であ
り、A、B、C,1)はそれぞれ基本振動、2次、3次
、4次の高次振動についての応力分布イ、口、ハ、二で
ある。第5図憂こおいて41は圧電薄膜、42.43は
薄膜部材、44.45は電極である。薄膜部材42゜4
3のそれぞれの外側で応力は零であり、応力が零の点の
左右で応力の向きは逆である。@5図B及びDかられか
るようにこのような多層構造では第2次、第4次のよう
な偶数次の高次振動に於いて圧電薄膜中すなわち電極の
間の応力の積分は零となり、したがって偶数次の高次振
動は励振されない。また第5図Aかられかるようにこの
ような多層構造では基本振動に於いて圧電薄膜が応力最
大の付近に位置しているため、従来のような圧電薄膜の
一方の面だけに薄膜部材を有する構造瘉こ比べさらには
両面のWi膜の厚さが異なる場合に比べても大きな電気
機械結合係数が得られる。第5図では薄膜部材42.4
3が等しい厚さの同一の材料からなるか、あるいは異な
る材料からなりそれぞれの薄膜部材の厚さの比がそれぞ
れの薄膜での音速の比に等しい比を有する場合を示した
が、第4図に示したように薄膜部材の厚さについて上記
のように限定しない場合でも薄m部材の厚さが比較的近
い範囲では第3図のごとく多層構造とすることにより、
第1図に示した従来の構造(こ比べで偶数次の高次振動
を抑制し、基本振動の電気機械結合係数が大きな薄膜圧
源振動子が得られる。
一の材料カーらなるか、あるいは巣なる材料力)らなり
それぞれの薄膜部材の厚さの比がぞJLぞれの薄膜での
音速の比に等しい比を有するように形成され赳場合の振
動部位に於ける厚みたて振動の応力分布を示した図であ
り、A、B、C,1)はそれぞれ基本振動、2次、3次
、4次の高次振動についての応力分布イ、口、ハ、二で
ある。第5図憂こおいて41は圧電薄膜、42.43は
薄膜部材、44.45は電極である。薄膜部材42゜4
3のそれぞれの外側で応力は零であり、応力が零の点の
左右で応力の向きは逆である。@5図B及びDかられか
るようにこのような多層構造では第2次、第4次のよう
な偶数次の高次振動に於いて圧電薄膜中すなわち電極の
間の応力の積分は零となり、したがって偶数次の高次振
動は励振されない。また第5図Aかられかるようにこの
ような多層構造では基本振動に於いて圧電薄膜が応力最
大の付近に位置しているため、従来のような圧電薄膜の
一方の面だけに薄膜部材を有する構造瘉こ比べさらには
両面のWi膜の厚さが異なる場合に比べても大きな電気
機械結合係数が得られる。第5図では薄膜部材42.4
3が等しい厚さの同一の材料からなるか、あるいは異な
る材料からなりそれぞれの薄膜部材の厚さの比がそれぞ
れの薄膜での音速の比に等しい比を有する場合を示した
が、第4図に示したように薄膜部材の厚さについて上記
のように限定しない場合でも薄m部材の厚さが比較的近
い範囲では第3図のごとく多層構造とすることにより、
第1図に示した従来の構造(こ比べで偶数次の高次振動
を抑制し、基本振動の電気機械結合係数が大きな薄膜圧
源振動子が得られる。
次に@6図は上記のような本発明の原理及び特徴をより
詳しく説明するために第3図の構造の薄膜圧゛峨振動子
について、−例として薄膜33及び34が等しい厚さを
有する5iOz薄膜でありて、圧電薄膜35がZnOで
ある場合の電気機械結合係数kを理編式から求めたもの
である。@(lJfこおいて横軸は薄#s33及び34
の厚さのitと圧電薄膜35の厚さtとの比、縦軸は電
気機械結合係数にであり曲線に記した数字は振動の次数
を示す。第6図から明ら力)なように−第3図の構造の
薄膜圧W+振振動においては第2次、第4次などの偶数
次の高次振動はまったく励振されないば71)りでなく
、たとえば/、> 0.2のように圧′#It擲mの上
下の薄膜を厚くした場合の基本伝動の電気機械結合係数
には従来の構造では第2図のように急速に減少するのに
対し、第3図の構造では非電にゆるやかに減少するとい
う特長を有する0圧電薄膜の上下の薄膜の厚さをたとえ
ば/、> 0.2のように厚くすることは特に振動子の
厚さが薄いことが要求される3 00 M)iz以上の
周波数において振動子の機械的強度を高める点で有利で
あり、また特iζシリコン膜を用いるとさらに振動子の
音響的なりオリティ・ファクタQを大きくする点で有利
であるが、本発明による第3図の構造の薄膜圧′flL
振−子では上記のような特長を有する結果、圧′−薄膜
の上下の薄膜の厚さを厚くした場合でも基本振動の電気
機械結合係数が大きく、高次振動による不殻応答の小さ
い薄膜圧111t振動子が笑曵できる〇また圧電薄膜の
上下の薄膜が薄い場合にも、従来の構造では#!4次の
高次振動が強く励振されるのに対し、本発明による第3
図の構造においては第4次の高次振励は完全に抑制され
る。特に第6図において/l〜0.33B付近では第3
次、第5次の一次ui励の電気機械結合係数は共に小さ
く、かつ基本振動の電気機械結合係数は最大となる。し
たがって圧電薄膜の上下の薄膜か薄い場合にも一1Ii
不振動の電気機械結合係数が大きく、高次振動による不
要応答の小さい薄膜圧電振動子が実現できる。
詳しく説明するために第3図の構造の薄膜圧゛峨振動子
について、−例として薄膜33及び34が等しい厚さを
有する5iOz薄膜でありて、圧電薄膜35がZnOで
ある場合の電気機械結合係数kを理編式から求めたもの
である。@(lJfこおいて横軸は薄#s33及び34
の厚さのitと圧電薄膜35の厚さtとの比、縦軸は電
気機械結合係数にであり曲線に記した数字は振動の次数
を示す。第6図から明ら力)なように−第3図の構造の
薄膜圧W+振振動においては第2次、第4次などの偶数
次の高次振動はまったく励振されないば71)りでなく
、たとえば/、> 0.2のように圧′#It擲mの上
下の薄膜を厚くした場合の基本伝動の電気機械結合係数
には従来の構造では第2図のように急速に減少するのに
対し、第3図の構造では非電にゆるやかに減少するとい
う特長を有する0圧電薄膜の上下の薄膜の厚さをたとえ
ば/、> 0.2のように厚くすることは特に振動子の
厚さが薄いことが要求される3 00 M)iz以上の
周波数において振動子の機械的強度を高める点で有利で
あり、また特iζシリコン膜を用いるとさらに振動子の
音響的なりオリティ・ファクタQを大きくする点で有利
であるが、本発明による第3図の構造の薄膜圧′flL
振−子では上記のような特長を有する結果、圧′−薄膜
の上下の薄膜の厚さを厚くした場合でも基本振動の電気
機械結合係数が大きく、高次振動による不殻応答の小さ
い薄膜圧111t振動子が笑曵できる〇また圧電薄膜の
上下の薄膜が薄い場合にも、従来の構造では#!4次の
高次振動が強く励振されるのに対し、本発明による第3
図の構造においては第4次の高次振励は完全に抑制され
る。特に第6図において/l〜0.33B付近では第3
次、第5次の一次ui励の電気機械結合係数は共に小さ
く、かつ基本振動の電気機械結合係数は最大となる。し
たがって圧電薄膜の上下の薄膜か薄い場合にも一1Ii
不振動の電気機械結合係数が大きく、高次振動による不
要応答の小さい薄膜圧電振動子が実現できる。
以上のように、本発明に従えば基本振動の電気機械結合
係数が大きく、高次振動による不要応答の小さい薄膜圧
電振動子が実現でき、したがって本発明の薄膜圧電振動
子を用いることにより高周波側の不要応答が小さく、広
い比帯域幅のフィルタ及び制御範囲の広い発振器を提供
することができる。
係数が大きく、高次振動による不要応答の小さい薄膜圧
電振動子が実現でき、したがって本発明の薄膜圧電振動
子を用いることにより高周波側の不要応答が小さく、広
い比帯域幅のフィルタ及び制御範囲の広い発振器を提供
することができる。
以下実施例に従って本発明を具体的に説明T心。
表向が(100)面であるようなシリコン基板にスパッ
タリング法を用いて0.75μmu)Si02薄膜を形
成した08iQ2薄膜上にCrを下地としてAuを蒸着
した後、フォトリングラフィにより部分電極を形成し、
次にスパッタリング法を用いて5μmOJ ZnO薄w
18形成した。さらにZnO薄膜の上にリフトオフ・に
ょってAIの部分[極を形成した後、スパッタリング法
を用いて0.75/jmO)SiQz薄験を形成した。
タリング法を用いて0.75μmu)Si02薄膜を形
成した08iQ2薄膜上にCrを下地としてAuを蒸着
した後、フォトリングラフィにより部分電極を形成し、
次にスパッタリング法を用いて5μmOJ ZnO薄w
18形成した。さらにZnO薄膜の上にリフトオフ・に
ょってAIの部分[極を形成した後、スパッタリング法
を用いて0.75/jmO)SiQz薄験を形成した。
次にシリコン基板の裏向に形成した8isNn薄膜をマ
スクとして振動部位にあたるシリコン基板をエチレンジ
アミン5.rロ力テコール及び水からなるエツチング液
を用いてエツチングし、空孔を形成した。上記の工程に
よって第3図の構造の薄膜圧・−振動子を製造した。こ
り薄膜圧電振動子のインピーダンス特性はW、7図のよ
うであり、インピーダンス特性から求めた基本振動の電
気機械結合係数には第6図の値に一致し、0.08であ
った0また第5図力)られかるように、偶数次の高次振
動は励振され・ず、第3次及び第5次の高次振動が非常
に小さく励振されるのみであったO 〔実施例2〕 表面が(ioo)面であるようなシリコン基板膜を2.
12μmの厚さにエピタキシャル成長させた。
スクとして振動部位にあたるシリコン基板をエチレンジ
アミン5.rロ力テコール及び水からなるエツチング液
を用いてエツチングし、空孔を形成した。上記の工程に
よって第3図の構造の薄膜圧・−振動子を製造した。こ
り薄膜圧電振動子のインピーダンス特性はW、7図のよ
うであり、インピーダンス特性から求めた基本振動の電
気機械結合係数には第6図の値に一致し、0.08であ
った0また第5図力)られかるように、偶数次の高次振
動は励振され・ず、第3次及び第5次の高次振動が非常
に小さく励振されるのみであったO 〔実施例2〕 表面が(ioo)面であるようなシリコン基板膜を2.
12μmの厚さにエピタキシャル成長させた。
このシリコン薄膜の上に実施例1と同様の工程で9’
am、厚さ5.amのZnO薄膜、A1%他fJIR
r に形成し、さらにスパッタリング法を用いて1.5μm
OJ 8i0z tll[e形成した。シリコン、 1
9iQzのi速はそれぞれ8430”/ 、5960”
ンであり、した8 S かってシリコン薄膜の厚さに対する5i02N[の厚さ
の比は音速の比0.71に等しい。次にシリコン基板の
裏面に形成したS i JIN4薄膜をマスクとして振
動部位にあたるシリコン基板をエチレンジ)′ミン、ピ
ロカテコール及び水からなるエツチング液によって除去
し空孔を形成した。上記のような工程によって第3図の
構造の薄膜圧電振動子を装造した。この*m圧’@fi
i励子のインピーダンス特注は第8図のようであり、イ
ンピーダンス特性から求めた基本振動の電気機械結合係
数に2は第6図の1直に一致し、’ o、o 77であ
った・また第8図かられかるように偶数次の高次振動は
まったく励振されず、第5次の高次振動が小さく励振さ
れ1.g3次の高次振動は励振されるが極めて小さい。
am、厚さ5.amのZnO薄膜、A1%他fJIR
r に形成し、さらにスパッタリング法を用いて1.5μm
OJ 8i0z tll[e形成した。シリコン、 1
9iQzのi速はそれぞれ8430”/ 、5960”
ンであり、した8 S かってシリコン薄膜の厚さに対する5i02N[の厚さ
の比は音速の比0.71に等しい。次にシリコン基板の
裏面に形成したS i JIN4薄膜をマスクとして振
動部位にあたるシリコン基板をエチレンジ)′ミン、ピ
ロカテコール及び水からなるエツチング液によって除去
し空孔を形成した。上記のような工程によって第3図の
構造の薄膜圧電振動子を装造した。この*m圧’@fi
i励子のインピーダンス特注は第8図のようであり、イ
ンピーダンス特性から求めた基本振動の電気機械結合係
数に2は第6図の1直に一致し、’ o、o 77であ
った・また第8図かられかるように偶数次の高次振動は
まったく励振されず、第5次の高次振動が小さく励振さ
れ1.g3次の高次振動は励振されるが極めて小さい。
以上のように本発明に従えば、基本振動の′シ気機械結
合保畝が大きく高次振動による不要応答が小さいという
実用上極めてIL蒙ム特長を有11趨換圧電IjjR動
子が実現でき、したがって本姑明の薄膜圧vIL振動子
を使用することにより一周波間での高次振動による不要
応答が小り<、広い比帯域幅のフィルタ及び制御範囲の
広い発振器を提供できる。
合保畝が大きく高次振動による不要応答が小さいという
実用上極めてIL蒙ム特長を有11趨換圧電IjjR動
子が実現でき、したがって本姑明の薄膜圧vIL振動子
を使用することにより一周波間での高次振動による不要
応答が小り<、広い比帯域幅のフィルタ及び制御範囲の
広い発振器を提供できる。
tH1図は従来の薄膜圧wL振動子の構造を示す断面図
であり、11はシリコン、水晶などからなる基板、12
はエツチングにょっ°C基板に形成した空孔、13は薄
膜部材、14は圧′区薄膜、15゜16は対向する電極
である。 第2図は第1図の構造の薄膜圧電振動子の一気機械結合
係数にの理論面Mを示す−である。図中の曲線に記した
数字は振動の次数を示す。 第3図は本発明の薄膜圧電−動子の構造を示す断面図で
あり、31はシリコン、水晶などかりなる基板、32は
エツチングによって基板に形成した空孔、33及び34
は薄膜部材、35は圧電薄膜、36.37は対向する電
極である。 !4図は@3図の構造の薄膜圧電振動子について薄膜部
材34の厚さ口4と薄膜1部材33の厚さtssの比t
37 に対する電気機械結合係数に2のtss 変化を示す図である。図中の曲線に記した数字は振動の
次数を示す。 第5図は不発明の薄膜圧電振動子の振動部位における応
力分布した図である。図中のA、B、C。 DIIこおいてイ、口、ハ、二はそれぞれ基本振動、@
2次、第3矢、第4次の振動の応力分布である。 図において41は圧電薄膜、42.43は薄m部材、4
4.45は電極である。 第6図は本発明の薄膜圧電振動子の電気機械結合係数に
2の一輪曲線を示す図。1図中の曲線に記した数字は振
動の次数を示す。 第7図、第8図はそれぞれ・不発明の実施例11実施例
2の薄膜圧電振動子のインピーダンス特性を示した図で
ある。横軸はMH1単位で表わした周波数であり、縦軸
はデシベル単位で表わしたインピーダンスの相対値であ
る。 ’42回 71 第3 図 32 第 4 図 へ/133 第5回 イ 第6図 7t 第7図 贋し度数(A/fHz) 第8図 O勿01θ00 灼に 改紗0 25θθ、〜目!
、& (んイH乙)
であり、11はシリコン、水晶などからなる基板、12
はエツチングにょっ°C基板に形成した空孔、13は薄
膜部材、14は圧′区薄膜、15゜16は対向する電極
である。 第2図は第1図の構造の薄膜圧電振動子の一気機械結合
係数にの理論面Mを示す−である。図中の曲線に記した
数字は振動の次数を示す。 第3図は本発明の薄膜圧電−動子の構造を示す断面図で
あり、31はシリコン、水晶などかりなる基板、32は
エツチングによって基板に形成した空孔、33及び34
は薄膜部材、35は圧電薄膜、36.37は対向する電
極である。 !4図は@3図の構造の薄膜圧電振動子について薄膜部
材34の厚さ口4と薄膜1部材33の厚さtssの比t
37 に対する電気機械結合係数に2のtss 変化を示す図である。図中の曲線に記した数字は振動の
次数を示す。 第5図は不発明の薄膜圧電振動子の振動部位における応
力分布した図である。図中のA、B、C。 DIIこおいてイ、口、ハ、二はそれぞれ基本振動、@
2次、第3矢、第4次の振動の応力分布である。 図において41は圧電薄膜、42.43は薄m部材、4
4.45は電極である。 第6図は本発明の薄膜圧電振動子の電気機械結合係数に
2の一輪曲線を示す図。1図中の曲線に記した数字は振
動の次数を示す。 第7図、第8図はそれぞれ・不発明の実施例11実施例
2の薄膜圧電振動子のインピーダンス特性を示した図で
ある。横軸はMH1単位で表わした周波数であり、縦軸
はデシベル単位で表わしたインピーダンスの相対値であ
る。 ’42回 71 第3 図 32 第 4 図 へ/133 第5回 イ 第6図 7t 第7図 贋し度数(A/fHz) 第8図 O勿01θ00 灼に 改紗0 25θθ、〜目!
、& (んイH乙)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、薄膜部材とこの薄膜部材の上に電極、圧電薄膜、電
極、薄膜部材の順で形成さイしている多層構造を有する
ことを特徴とする薄膜圧′WIIL振励子。 2、圧電薄膜をはさんで、その上下に形成する薄膜部材
は等しい厚さを有する同一の材料からなることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の薄膜圧電振動子。 3、圧−薄膜をはさんでその上下に形成する薄膜部材は
それぞれ異なる材料からなり、しかも上下の薄膜の厚さ
の比は、それぞれの薄膜中の音速の比に等しいことを特
徴とする特許d求の範囲第1項記載の薄膜圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12705781A JPS5829211A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 薄膜圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12705781A JPS5829211A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 薄膜圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5829211A true JPS5829211A (ja) | 1983-02-21 |
JPH0356013B2 JPH0356013B2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=14950523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12705781A Granted JPS5829211A (ja) | 1981-08-13 | 1981-08-13 | 薄膜圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829211A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6068711A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | Toshiba Corp | 圧電薄膜共振子 |
US4642508A (en) * | 1984-03-09 | 1987-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Piezoelectric resonating device |
WO2004038914A1 (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 圧電振動子、それを用いたフィルタ及び圧電振動子の調整方法 |
JP2008182512A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Seiko Epson Corp | バルク音響振動子の製造方法及びバルク音響振動子 |
JP2011015423A (ja) * | 2001-01-24 | 2011-01-20 | Koninkl Philips Electronics Nv | 超音波変換器のアレイ |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS4848573U (ja) * | 1971-10-08 | 1973-06-26 | ||
JPS4928795A (ja) * | 1972-07-14 | 1974-03-14 | ||
JPS5399976U (ja) * | 1977-01-17 | 1978-08-12 |
-
1981
- 1981-08-13 JP JP12705781A patent/JPS5829211A/ja active Granted
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