JPS5811838B2 - シンコウセイブツシツ bn−165 ブツシツノ セイゾウホウ - Google Patents
シンコウセイブツシツ bn−165 ブツシツノ セイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5811838B2 JPS5811838B2 JP50147295A JP14729575A JPS5811838B2 JP S5811838 B2 JPS5811838 B2 JP S5811838B2 JP 50147295 A JP50147295 A JP 50147295A JP 14729575 A JP14729575 A JP 14729575A JP S5811838 B2 JPS5811838 B2 JP S5811838B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- shinko
- methanol
- butanol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシュードモナス属のバクテリアであるBN−1
65物質生産菌を培養し、培養物から新抗生物質BN−
165物質を分離採取することからなるBN−165物
質の製造法に関するものである。
65物質生産菌を培養し、培養物から新抗生物質BN−
165物質を分離採取することからなるBN−165物
質の製造法に関するものである。
本発明者らはシュードモナス属に属する特定菌株の培養
物中にダラム陽性の細菌に対し強力な発育阻止作用を示
す物質の存在することを見出し、培養物中から有効成分
を採取して、これをBN−165物質と命名し本発明を
完成した。
物中にダラム陽性の細菌に対し強力な発育阻止作用を示
す物質の存在することを見出し、培養物中から有効成分
を採取して、これをBN−165物質と命名し本発明を
完成した。
本発明の方法で使用されるシュードモナス属の菌株とし
てはその培養物中に採取するに十分な量のBN−165
物質の生産能を有するものが用いられる。
てはその培養物中に採取するに十分な量のBN−165
物質の生産能を有するものが用いられる。
このような菌株の例としては、本発明者らによって土壌
から新たに分離されたシュードモナスsp、BN−16
5株(菌株番号BN−165株)がある。
から新たに分離されたシュードモナスsp、BN−16
5株(菌株番号BN−165株)がある。
このBN−165株は工業技術院微生物工業技術研究所
に微工研菌寄第3143号(FERM−P No、31
43)として保管されている。
に微工研菌寄第3143号(FERM−P No、31
43)として保管されている。
BN−165株の菌学的性状は以下に示すとおりである
。
。
(a)形態的性質
肉汁寒天上で培養した細胞は0.4〜0.6×1.5〜
2.5ミクロンの桿菌であり、極毛性の鞭毛で運動する
。
2.5ミクロンの桿菌であり、極毛性の鞭毛で運動する
。
胞子は作らず、多形性も示さない。
ダラム染色性は陰性である。(b)培養的性質
■ 肉汁寒天培養:菌体は淡い茶黄色を呈し、クリーム
様に盛りあがって増殖する。
様に盛りあがって増殖する。
顕著な粘稠性および遊走性は認められず、
拡散性色素の生成も認められない。
■ 肉汁液体培養:培地全体が濁り特に液面付近の濁り
が強い。
が強い。
■ 肉汁ゼラチン穿刺培養二袋状に液化される。
■ ミルク培養:ゆっくり液化が進行し微酸性を呈す。
(c)生理的性質
■ 硝酸塩の還元:陰性
■ 脱窒反応:陰性
■ MRテスト:陰性
■ vpテスト:陰性
■ インドールの生産:陰性
■ 硫化水素の生成:鉛糖紙を黒変する
■ デンプンの加水分解:陰性
■ クエン酸の利用:陽性
■ 無機窒素源の利用:アンモニウム塩を唯一の窒素源
として利用できる。
として利用できる。
] 色素の生成:キングAB培地での顕著な合素生成は
認められない。
認められない。
■ オキシダーゼ二弱く陽性
] うさぎ血液寒天二緑変する。
] リジン脱炭酸反応:陽性
0 栄養要求性:ビタミン類、アミノ酸類の栄養要求は
ない。
ない。
] O−Fテスト(ヒユーレイフラン法):パラフィン
シールの有無にかかわらず糖か らガスや酸の生成は認められない。
シールの有無にかかわらず糖か らガスや酸の生成は認められない。
] 嫌気的条件下の増殖は認められない。
■ 糖の利用性(窒素源としてアンモニウム塩のみを使
用) 1)クルコース、マルトースヲ唯一の炭素源として利用
できる。
用) 1)クルコース、マルトースヲ唯一の炭素源として利用
できる。
11)グリセリン、ガラクトース、シュークロース、マ
ンニットを利用できない。
ンニットを利用できない。
以上の菌学的性質を有するBN−165株をバージニー
ズ・マニュアル・オブ・デターミネイティブ・バクテリ
オロジー第8版(Bergey’s Manual o
f Determinative Bacteriol
−ogy 8th editon)(1974)と比較
し以下の結論を得た。
ズ・マニュアル・オブ・デターミネイティブ・バクテリ
オロジー第8版(Bergey’s Manual o
f Determinative Bacteriol
−ogy 8th editon)(1974)と比較
し以下の結論を得た。
ダラム陰性の桿菌で胞子を作らず、極毛によって運動す
るという形態的性質を有し、絶対好気性であることから
、この菌株はシュードモナス(Pseudomonas
)属に所属すると同定できる。
るという形態的性質を有し、絶対好気性であることから
、この菌株はシュードモナス(Pseudomonas
)属に所属すると同定できる。
BN−165物質生産菌を培養してBN−165物質を
生産蓄積させるには、通常の微生物の発酵に用いられる
各種の培地が用いられる。
生産蓄積させるには、通常の微生物の発酵に用いられる
各種の培地が用いられる。
すなわち炭素源としてはグルコース、デキストリン、水
あめ等の炭水化物が、才だ窒素源としてはペプトン。
あめ等の炭水化物が、才だ窒素源としてはペプトン。
肉エキス、粉末ブイヨン、コースステイブリカー。
大豆粕、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム等が用い
られる。
られる。
また、食塩や炭酸カルシウム等の無機塩を併用すること
もあり、必要により消泡剤を添加することもある。
もあり、必要により消泡剤を添加することもある。
培養方法としては振盪培養法、深部通気攪拌培養法等の
液体培地を使用する方法が適当である。
液体培地を使用する方法が適当である。
培養温度は20〜35℃の範囲で選択され、培養日数は
1〜3日が適当である。
1〜3日が適当である。
BN−165物質は主として培養液内に蓄積さされる。
BN−165物質の検定に当っては、次の方法が用いら
れる。
れる。
検定用培養基としては、ペナツセイアガ−(共栄製薬製
)を用いる。
)を用いる。
検定菌としてはスタヒロコツカスアウレウス209Pを
用いる。
用いる。
BN−165物質(純品)はこれを用いた検定において
8mcg/ml〜2000mcg/mlにおいて濃度の
対数と阻止円径との関係は直線関係を示し、それぞれ1
0〜24mm、の阻止円を示す(ペーパーディスク法)
。
8mcg/ml〜2000mcg/mlにおいて濃度の
対数と阻止円径との関係は直線関係を示し、それぞれ1
0〜24mm、の阻止円を示す(ペーパーディスク法)
。
BN−165物質は後記する理化学性状を有するので、
その性状に従って抽出、精製することが可能であり、以
下に示す方法が効率的である。
その性状に従って抽出、精製することが可能であり、以
下に示す方法が効率的である。
即ち有効成分を含む培養液を酸性(pH2〜3)濾過し
固形分を除去後、P液をpH5〜6に調整し、n−ブタ
ノールで有効成分を抽出する。
固形分を除去後、P液をpH5〜6に調整し、n−ブタ
ノールで有効成分を抽出する。
このn−ブタノール層を活性炭で脱色し、n−ブタノー
ル層を濃縮乾固してBN−165物質の粗製品を得る。
ル層を濃縮乾固してBN−165物質の粗製品を得る。
さらに精製するにはシリカゲル、アルミナ、フロリシー
ル等の吸着剤やゲル濾過剤を使用したクロマトグラフィ
ー向流分配操作あるいは沈澱法等を適宜組みあわせ、精
製し無色粉末を得る。
ル等の吸着剤やゲル濾過剤を使用したクロマトグラフィ
ー向流分配操作あるいは沈澱法等を適宜組みあわせ、精
製し無色粉末を得る。
かくして得られたBN−165物質を各種の溶剤での薄
層クロマトグラフィーに付したところ、いずれも単一の
スポットを与え、この粉末がBN−165物質の純品で
あることを示している。
層クロマトグラフィーに付したところ、いずれも単一の
スポットを与え、この粉末がBN−165物質の純品で
あることを示している。
BN−165物質の理化学性状は以下に示したとおりで
、塩酸塩として測定したものである。
、塩酸塩として測定したものである。
(1)元素分析値:C47,58%、H7,19%、N
13.80%、C17,69%、0 23.74%(差)で、これら以外 の元素は含有していない。
13.80%、C17,69%、0 23.74%(差)で、これら以外 の元素は含有していない。
(2)分子量:セファデックスLH−20(ファルマシ
ア社製)によるゲル濾過の結果、 1000〜1200と推定される。
ア社製)によるゲル濾過の結果、 1000〜1200と推定される。
後記するアミノ酸分析の結果もほぼ
これを支持している。
(3)融点:215℃付近より褐変しはじめ235℃付
近で発泡分解する。
近で発泡分解する。
(5)紫外線吸収スペクトル:第1図に示したとおりで
ある。
ある。
(6)赤外線吸収スペクトル:第2図に示したとおりで
ある。
ある。
(7)溶剤に対する溶解性:メタノール、エタノールに
よく溶け、水にやや溶けるが、 クロロホルム、アセトン、酢酸エチ ル、エチルエーテルにはほとんど溶 けない。
よく溶け、水にやや溶けるが、 クロロホルム、アセトン、酢酸エチ ル、エチルエーテルにはほとんど溶 けない。
(8)呈色反応:陽性を示すもの、板目、ビウレット、
陰性を示すもの、塩化第2鉄、 フェージング、ニンヒドリン (9)塩基性、酸性、中性の区別二P紙電気泳動の結果
、弱塩基性物質の挙動を示す。
陰性を示すもの、塩化第2鉄、 フェージング、ニンヒドリン (9)塩基性、酸性、中性の区別二P紙電気泳動の結果
、弱塩基性物質の挙動を示す。
(10)物質の色:無色粉末
(11)アミノ酸組成:封管中6規定塩酸で110℃2
4時間分解しアミノ酸分析計で分 析した結果、グリシン、ロイシン、 インロイシン、セリン、スレオニン。
4時間分解しアミノ酸分析計で分 析した結果、グリシン、ロイシン、 インロイシン、セリン、スレオニン。
アルギニンおよび未知アミノ酸が1
種、合計7種類のアミノ酸が検出さ
れ、その含有比はl:3:1:1:
1:1:1である。
(12)シリカゲル薄層クロマトグラフィーのR4直:
酢酸エチル−酢酸−水(60:17:17) 0.6
3nブタノール−酢酸−水(2:1:1) 0.2
48N−165物質の各種微生物に対する最小発育阻止
濃度は第1表に示したとおりであり、グラム陽性細菌に
強力な阻止作用を示す。
酢酸エチル−酢酸−水(60:17:17) 0.6
3nブタノール−酢酸−水(2:1:1) 0.2
48N−165物質の各種微生物に対する最小発育阻止
濃度は第1表に示したとおりであり、グラム陽性細菌に
強力な阻止作用を示す。
また本物質の急性毒性はマウスを用いた試験で腹腔内投
与で100mg/kg、経口投与で1000mg/kg
でそれぞれ金側生存した。
与で100mg/kg、経口投与で1000mg/kg
でそれぞれ金側生存した。
BN−165物質は前記した如く、7種類のアミノ酸か
ら成るペグタイド抗生物質である。
ら成るペグタイド抗生物質である。
シュードモナス属が生産するペグタイド抗生物質として
は、コミリン(Comirin)ビスコシン(Vi−s
cosin)サイホシンABなどが知られているが、本
物質はこれらとは構成アミノ酸が異る。
は、コミリン(Comirin)ビスコシン(Vi−s
cosin)サイホシンABなどが知られているが、本
物質はこれらとは構成アミノ酸が異る。
また、ンユードモナス属以外のバクテリアあるいは放線
菌が生産するペグタイド抗生物質は多数知られているが
、いずれも本物質とは異る。
菌が生産するペグタイド抗生物質は多数知られているが
、いずれも本物質とは異る。
以上の結果からBN−165物質は新抗生物質であると
判定した。
判定した。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明においてはここ
に例示しなかった多くの変形あるいは修飾手段を用いう
ろことはもちろんである。
に例示しなかった多くの変形あるいは修飾手段を用いう
ろことはもちろんである。
実施例 1
50〇ml容坂ロフラスコ20本に粉末ブイヨン2%を
含有する液体培地を100−ずつ分注して綿栓を施し、
120℃、10分加圧滅菌しシュードモナスsp、BN
−165株(FERM−No、3143)の斜面培養よ
り一白金耳ずつ植菌した。
含有する液体培地を100−ずつ分注して綿栓を施し、
120℃、10分加圧滅菌しシュードモナスsp、BN
−165株(FERM−No、3143)の斜面培養よ
り一白金耳ずつ植菌した。
32℃2日間振盪培養してBN−165物質120mc
g/mlを含有する培養液1.81を得た。
g/mlを含有する培養液1.81を得た。
この培養液をpH3に調整後濾過し、F液を力性ソーダ
で中和しアンバーライトXAD−2(ロームアンドバー
ス社)200mlの塔を通過させると有効成分は樹脂に
吸着せず通過する。
で中和しアンバーライトXAD−2(ロームアンドバー
ス社)200mlの塔を通過させると有効成分は樹脂に
吸着せず通過する。
この通過液に1gのnブタノールを加え振盪すると有効
成分はnブタノール層に移行し、このnブタノール層を
減圧濃縮乾固するとBN−165物質の粗粉末180m
9が得られた。
成分はnブタノール層に移行し、このnブタノール層を
減圧濃縮乾固するとBN−165物質の粗粉末180m
9が得られた。
この粉末をnブタノールに溶解し、予めnブタノールで
充填したシリカゲルの塔にかけnブタノールで展開し活
性区分を減圧濃縮乾固し微黄色の粉末80mgを得た。
充填したシリカゲルの塔にかけnブタノールで展開し活
性区分を減圧濃縮乾固し微黄色の粉末80mgを得た。
この粉末をさらにメタノールに溶解しセファデックスL
H−20(ファルマシア社)を予めメタノールで膨潤さ
せたカラムにかけメタノールで展開し、活性区分を減圧
濃縮乾固し純度約80%のBN−165物質の粉末28
〜を得た。
H−20(ファルマシア社)を予めメタノールで膨潤さ
せたカラムにかけメタノールで展開し、活性区分を減圧
濃縮乾固し純度約80%のBN−165物質の粉末28
〜を得た。
実施例 2
ペプトン0.5%、クルコース1%、塩化アンモニウム
0.2%、炭酸カルシウム0.4%、食塩0,3%消消
泡用シリコ抽油0.03を含む培養基151を30/容
培養槽に仕込んで120℃10分殺菌し冷却後あらかじ
め同培地にて2本の坂ロフラスコで1日前培養したシュ
ードモナスsp、BN−165株(FERIVI−P
No、3143)の種を無菌的に培養槽に植菌した。
0.2%、炭酸カルシウム0.4%、食塩0,3%消消
泡用シリコ抽油0.03を含む培養基151を30/容
培養槽に仕込んで120℃10分殺菌し冷却後あらかじ
め同培地にて2本の坂ロフラスコで1日前培養したシュ
ードモナスsp、BN−165株(FERIVI−P
No、3143)の種を無菌的に培養槽に植菌した。
30℃にて2日間通気攪拌培養(通気量15j/分)、
攪拌数200rp■)し、150mcg/mgの培養液
131を得た。
攪拌数200rp■)し、150mcg/mgの培養液
131を得た。
培養液を塩酸でpH2,5に調整後、濾過助剤を用いて
濾過し力性ソーダでF液のpHを5.5にもどし、Sl
ずつのnブタノールでP液から有効成分の抽出を2回行
ない、抽出液を合併し、予めnブタノールで充填したク
ロマト用活性炭素(和光紬薬)の塔を通過させ、さらに
この塔をメタノールで洗い活性区分を減圧濃縮乾固し、
やや油状の粗製品1oyを得た。
濾過し力性ソーダでF液のpHを5.5にもどし、Sl
ずつのnブタノールでP液から有効成分の抽出を2回行
ない、抽出液を合併し、予めnブタノールで充填したク
ロマト用活性炭素(和光紬薬)の塔を通過させ、さらに
この塔をメタノールで洗い活性区分を減圧濃縮乾固し、
やや油状の粗製品1oyを得た。
これを再び200mAのブタノールに溶解し、pH2の
緩衝液200m/ずつで10回抽出し、活性区分の緩衝
液のpHを5に調整し、有効成分をnブタノールで抽出
し、減圧濃縮乾固し黄色粉末2,5Vを得た。
緩衝液200m/ずつで10回抽出し、活性区分の緩衝
液のpHを5に調整し、有効成分をnブタノールで抽出
し、減圧濃縮乾固し黄色粉末2,5Vを得た。
この粉末をメタノールに溶解し、予めメタノールで充填
したフロリシール(和光紬薬)の塔にかけこの塔をメタ
ノールで洗浄後塩酸でpH2に調整したメタノールで有
効成分を溶出させ活性区分を減圧濃縮乾固しBN−16
5物質の白色粉末400mgを得た。
したフロリシール(和光紬薬)の塔にかけこの塔をメタ
ノールで洗浄後塩酸でpH2に調整したメタノールで有
効成分を溶出させ活性区分を減圧濃縮乾固しBN−16
5物質の白色粉末400mgを得た。
この粉末をメタノールに溶解し、予めメタノールで充填
した酸性アルミナの塔にかけ、メタノール−水−1規定
塩酸(2:1:0.3)で有効成分を溶出させ、活性区
分を減圧濃縮しBN−165物質の純品150/mgを
得た。
した酸性アルミナの塔にかけ、メタノール−水−1規定
塩酸(2:1:0.3)で有効成分を溶出させ、活性区
分を減圧濃縮しBN−165物質の純品150/mgを
得た。
実施例 3
ペプトン0.75%、クルコース1.0%、塩化アンモ
ニウム0.3%、炭酸カルシウム0.4%、食塩0.3
%、消泡用シリコン油0.01%を含有する培養基20
01を300g容培養槽に仕込み、120℃、10分殺
菌し冷却後あらかじめ実施例2の培養基にて1日前培養
したシュードモナスsp、BN−165株(FERM−
P扁3143)の種10/を無画部に培養槽に植菌した
。
ニウム0.3%、炭酸カルシウム0.4%、食塩0.3
%、消泡用シリコン油0.01%を含有する培養基20
01を300g容培養槽に仕込み、120℃、10分殺
菌し冷却後あらかじめ実施例2の培養基にて1日前培養
したシュードモナスsp、BN−165株(FERM−
P扁3143)の種10/を無画部に培養槽に植菌した
。
28℃にて24時間通気攪拌培養(通気量2001/分
攪拌数111105rpし80mcg/mlの培養液1
80jを得た。
攪拌数111105rpし80mcg/mlの培養液1
80jを得た。
培養液をpH2,8に調整し、濾過助剤を用いてフィル
タープレスで沢過後、P液に50kgの硫酸アンモニウ
ムを加え、さらにPH6に調整し、nブタノール100
gずつで2回にわたり有効成分を抽出し、nブタノール
層を合併し減圧下で201に濃縮し生じた不純物の沈澱
を除去した。
タープレスで沢過後、P液に50kgの硫酸アンモニウ
ムを加え、さらにPH6に調整し、nブタノール100
gずつで2回にわたり有効成分を抽出し、nブタノール
層を合併し減圧下で201に濃縮し生じた不純物の沈澱
を除去した。
このnブタノール層に活性炭300グを投入し、攪拌後
活性炭をF別し、さらに活性炭をメタノールIOJで洗
浄し、前のnブタノール層とこのメタノール層を合併し
減圧濃縮乾固し、褐色の粉末741を得た。
活性炭をF別し、さらに活性炭をメタノールIOJで洗
浄し、前のnブタノール層とこのメタノール層を合併し
減圧濃縮乾固し、褐色の粉末741を得た。
この粉末をメタノール500−に溶解し不溶の不純物を
瀘去し予めメタノールで充填したフロリシール800m
1の塔にかけ塩酸酸性メタノール(pH2)で有効成分
を溶出し、活性区分を減圧濃縮し有効成分の白色沈澱を
生ぜしめ、これを涙取してBN−165物質の純品70
0mgを得た。
瀘去し予めメタノールで充填したフロリシール800m
1の塔にかけ塩酸酸性メタノール(pH2)で有効成分
を溶出し、活性区分を減圧濃縮し有効成分の白色沈澱を
生ぜしめ、これを涙取してBN−165物質の純品70
0mgを得た。
第1図はBN−165物質の紫外線吸収スペクトルであ
り、BN−165物質をメタノールに1O0100O/
mlの濃度に溶解し測定したものである。 第2図はBN−165物質の赤外線吸収スペクトルであ
り臭化カリウム錠として測定したものである。
り、BN−165物質をメタノールに1O0100O/
mlの濃度に溶解し測定したものである。 第2図はBN−165物質の赤外線吸収スペクトルであ
り臭化カリウム錠として測定したものである。
Claims (1)
- 1 シュードモナス属に属するBN−165物質生産菌
を培養してBN−165物質を蓄積させ、これを採取す
ることを特徴とする新抗生物質BN−165物質の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50147295A JPS5811838B2 (ja) | 1975-12-12 | 1975-12-12 | シンコウセイブツシツ bn−165 ブツシツノ セイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50147295A JPS5811838B2 (ja) | 1975-12-12 | 1975-12-12 | シンコウセイブツシツ bn−165 ブツシツノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5272892A JPS5272892A (en) | 1977-06-17 |
JPS5811838B2 true JPS5811838B2 (ja) | 1983-03-04 |
Family
ID=15426968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50147295A Expired JPS5811838B2 (ja) | 1975-12-12 | 1975-12-12 | シンコウセイブツシツ bn−165 ブツシツノ セイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5811838B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03101052U (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-22 | ||
JPH0526657Y2 (ja) * | 1987-02-06 | 1993-07-06 |
-
1975
- 1975-12-12 JP JP50147295A patent/JPS5811838B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0526657Y2 (ja) * | 1987-02-06 | 1993-07-06 | ||
JPH03101052U (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5272892A (en) | 1977-06-17 |
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