[go: up one dir, main page]

JPH1168532A - 電力供給回路 - Google Patents

電力供給回路

Info

Publication number
JPH1168532A
JPH1168532A JP9222784A JP22278497A JPH1168532A JP H1168532 A JPH1168532 A JP H1168532A JP 9222784 A JP9222784 A JP 9222784A JP 22278497 A JP22278497 A JP 22278497A JP H1168532 A JPH1168532 A JP H1168532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
signal
control
transistor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9222784A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Mizuno
史章 水野
Takashi Hoshino
孝志 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9222784A priority Critical patent/JPH1168532A/ja
Publication of JPH1168532A publication Critical patent/JPH1168532A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体スイッチング素子のオン時の特性を利
用することによって突入電流を抑制する。 【解決手段】 FET1がオフのときはトランジスタQ
3がオンでコンデンサC1には電荷が蓄積されていな
い。スイッチ制御部4の出力端子P3からオン信号が出
力されると、トランジスタQ2がオンになり、トランジ
スタQ3がオフにされ、トランジスタQ1がオンにな
る。トランジスタQ3のオフ及びトランジスタQ1のオ
ンによって、抵抗R7及びコンデンサC1からなる遅延
回路31が動作し、この遅延回路31によりトランジス
タQ6が緩やかにオンになり、これによってFET1の
ゲートへの印加電圧が緩やかに立ち上がる。従って、ス
イッチオン時のオン抵抗が高くなるので、ランプLの突
入電流が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体スイッチン
グ素子のオンオフにより電源から負荷への電力供給を制
御する電力供給回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に装備されるヘッドランプなどの
負荷においては、非通電状態でフィラメント温度が低く
なっているために、通電開始直後に突入電流と呼ばれる
大電流が流れる。そこで、従来、この突入電流を過電流
と誤検知しないようにするために、2段階の過電流検知
ラインを設けることによってランプのような突入電流が
生じる負荷の過電流保護を行うものが提案されている
(特公平8−14598号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平8−14598号公報では、突入電流を過電流と誤
検知することはないものの、ランプなどの負荷に突入電
流が流れることには変わりはないために、負荷の寿命が
低下することとなっていた。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、半
導体スイッチング素子のオン時の特性を利用することに
よって突入電流を抑制するようにした電力供給回路を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御端子、第
1端子及び第2端子を有し、上記第1端子及び上記第2
端子が電源とアース間に負荷と直列に接続され、上記制
御端子に入力される制御信号によって上記第1端子と上
記第2端子との間の接続がオンオフされる半導体スイッ
チング素子を備えた電力供給回路において、上記制御信
号として上記第1端子と上記第2端子との間の接続をオ
ンにさせるオン信号を上記制御端子に向けて送出するオ
ン制御回路と、上記制御端子と上記オン制御回路との間
に配設され、上記制御端子に向けて送出される上記オン
信号を緩やかに立ち上がらせる遅延回路とを備えたもの
である(請求項1)。
【0006】この構成によれば、半導体スイッチング素
子の制御端子に向けて送出されるオン信号が緩やかに立
ち上がることにより、半導体スイッチング素子の第1端
子と第2端子との間の接続が緩やかにオンになり、これ
によって負荷への突入電流が抑制される。
【0007】また、請求項1記載の電力供給回路におい
て、上記制御端子としてゲートを有する電界効果トラン
ジスタにより上記半導体スイッチング素子を構成したも
のである(請求項2)。
【0008】この構成によれば、半導体スイッチング素
子として電界効果トランジスタを用いることにより、オ
ン信号が緩やかに立ち上がるとオン信号のレベルが低い
ときには電界効果トランジスタのオン抵抗が高くなるの
で、負荷への突入電流が確実に抑制されることとなる。
【0009】また、請求項1又は2記載の電力供給回路
において、上記遅延回路と上記制御端子との間に配設さ
れ、上記オン信号が上記制御端子に向けて送出されてい
るときに、更に上記制御信号として予め設定されたデュ
ーティのPWM駆動信号を上記制御端子に向けて送出す
るPWM制御回路を備え、上記PWM駆動信号は、上記
オン信号の上記制御端子への入力を上記デューティでオ
ンオフさせるものである(請求項3)。
【0010】この構成によれば、オン信号が制御端子に
向けて送出されているときに、更に制御信号として予め
設定されたデューティのPWM駆動信号が制御端子に向
けて送出され、オン信号の制御端子への入力が上記デュ
ーティでオンオフされることにより、負荷に供給される
電力がPWM制御されることとなる。このとき、PWM
制御回路が遅延回路と制御端子との間に配設されている
ことにより、PWM駆動信号が遅延回路による影響を受
けて緩やかに立ち上がることはない。
【0011】特に、半導体スイッチング素子として電界
効果トランジスタが用いられる場合には、オン抵抗が高
くなると発熱して寿命が低下するなどの悪影響が及ぼさ
れることとなるが、オン抵抗が高くなるのはオン信号が
送出されるときのみで、PWM駆動信号が送出されると
きにはオン抵抗が高くなる時間は極めて短く、発熱が抑
えられるので、悪影響が及ぼされることはない。
【0012】また、制御端子、第1端子及び第2端子を
有し、上記第1端子及び上記第2端子が電源とアース間
に負荷と直列に接続され、上記制御端子に入力される制
御信号によって上記第1端子と上記第2端子との間の接
続がオンオフされる半導体スイッチング素子を備えた電
力供給回路において、上記制御信号として上記第1端子
と上記第2端子との間の接続をオンにさせるオン信号を
上記制御端子に向けて送出するオン制御回路と、上記制
御端子と上記オン制御回路との間に配設され、上記オン
信号が上記制御端子に向けて送出されているときに、更
に上記制御信号として予め設定されたデューティのPW
M駆動信号を上記制御端子に向けて送出するPWM制御
回路とを備え、上記PWM駆動信号は、上記オン信号の
上記制御端子への入力を上記デューティでオンオフさせ
るものである(請求項4)。
【0013】この構成によれば、制御信号として半導体
スイッチング素子の第1端子と第2端子との間の接続を
オンにさせるオン信号を制御端子に向けて送出するオン
制御回路と、制御信号として予め設定されたデューティ
のPWM駆動信号を制御端子に向けて送出するPWM制
御回路とを備え、PWM駆動信号によりオン信号の制御
端子への入力が上記デューティでオンオフされることに
より、オン信号とPWM駆動信号とが個別に生成可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る電力供給回路
の一実施形態の回路図である。この電力供給回路は、自
動車のバッテリーBからランプLへの電力供給を制御す
るもので、半導体スイッチング素子としてのNチャネル
MOS−FET(以下単に「FET」という。)1、電
源回路2、スイッチ駆動回路3、スイッチ制御部4、ラ
ンプスイッチS1及び操作スイッチS2を備えている。
【0015】バッテリーBは、例えばDC12Vの電圧を出
力する鉛蓄電池で、電源を構成している。ランプLは、
ヘッドランプ、テールランプやストップランプその他の
自動車に装備されるランプが適用され、負荷を構成して
いる。
【0016】バッテリーBの正極端子は、FET1のド
レイン(第1端子)、スイッチ駆動回路3のダイオード
D0のアノード及び電源回路2に接続され、FET1の
ソース(第2端子)は、ランプLを介して接地されてい
る。
【0017】電源回路2は、例えば三端子レギュレータ
又はツェナーダイオードを備え、バッテリーBの出力電
圧から定電圧VCC(本実施形態では例えば5V)を生成
して出力端子から出力するものである。
【0018】スイッチ制御部4は、CPU等からなり、
入力端子P1,P2及び出力端子P3,P4を備えてい
る。入力端子P1は、ランプスイッチS1を介して接地
されるとともに、抵抗を介してプルアップされている。
入力端子P2は、操作スイッチS2を介して接地される
とともに、抵抗を介してプルアップされている。
【0019】ランプスイッチS1は、外部から操作され
てオンオフされることにより、ランプLの点灯消灯を指
示するためのもので、操作スイッチS2は、外部から操
作されてオンオフされることにより、ランプLの減光点
灯を指示するためのものである。
【0020】スイッチ制御部4は、ランプLの点灯消灯
を制御するもので、以下の,に示す機能を有する。 入力端子P1の入力信号のレベルに基づいてランプス
イッチS1のオンオフを判別し、出力端子P3からスイ
ッチ信号を出力する。このスイッチ信号は、ランプスイ
ッチS1がオンのときはハイレベルのオン信号、オフの
ときはローレベルである。
【0021】ランプスイッチS1がオンのときに、入
力端子P2の入力信号のレベルに基づいて操作スイッチ
S2のオンオフを判別し、操作スイッチS2がオンのと
きは0.1〜1kHz程度の所定周波数で所定のオンデューテ
ィ(本実施形態では例えば50%)のPWM駆動信号を、
操作スイッチS2がオフのときはオンデューティ100%
のPWM駆動信号、すなわちハイレベル信号を出力端子
P4から出力する。
【0022】スイッチ駆動回路3は、抵抗、コンデン
サ、ダイオード及びトランジスタ等の回路素子から構成
され、FET1のゲート(制御端子)に電圧を印加して
FET1をオンオフさせるものである。
【0023】ダイオードD0のカソードは、PNPトラ
ンジスタQ1のエミッタに接続されるとともに、抵抗R
1を介してトランジスタQ1のベースに接続されてい
る。トランジスタQ1のベースは、更に、抵抗R2を介
してNPNトランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。トランジスタQ2のコレクタは、更に、抵抗R5を
介してNPNトランジスタQ3のベースに接続されてい
る。トランジスタQ3のベースは、更に抵抗R6を介し
て接地され、エミッタは接地されている。
【0024】トランジスタQ2のエミッタは接地され、
ベースは、抵抗R3を介してスイッチ制御部4の出力端
子P3に接続されるとともに、抵抗R4を介して接地さ
れている。
【0025】トランジスタQ1のコレクタは、抵抗R7
を介してPNPトランジスタQ6のエミッタに接続され
ている。トランジスタQ6のエミッタは、更に、 抵抗R8を介してトランジスタQ3のコレクタに接続
され、 コンデンサC1を介して接地され、 抵抗R13,R14,R17,R18の直列回路を介
して接地されている。 この抵抗R7及びコンデンサC1は、遅延回路31を構
成している。
【0026】トランジスタQ6のベースは、抵抗R1
3,R14の接続点に接続され、抵抗R14,R17の
接続点は、NPNトランジスタQ7のコレクタに接続さ
れている。
【0027】トランジスタQ7のベースは、抵抗R15
を介してスイッチ制御部4の出力端子P4に接続される
とともに、抵抗R16を介して接地されている。トラン
ジスタQ7のエミッタは接地されている。
【0028】トランジスタQ6のコレクタは、 抵抗R9を介してコンデンサC2の一方の電極及びN
PNトランジスタQ4のコレクタに接続され、 抵抗R10を介してコンデンサC2の他方の電極及び
NPNトランジスタQ5のベースに接続され、 抵抗R11を介してコンデンサC3の一方の電極及び
トランジスタQ4のベースに接続され、 抵抗R12を介してコンデンサC3の他方の電極及び
トランジスタQ5のコレクタに接続され、 ダイオードD1のアノードに接続されている。
【0029】トランジスタQ4,Q5のエミッタは、接
地され、トランジスタQ4のベースは、更に、コンデン
サC5を介してスイッチ制御部4の出力端子P4に接続
されている。抵抗R9,R10,R11,R12、コン
デンサC2,C3及びトランジスタQ4,Q5は、マル
チバイブレータ発振回路を構成している。
【0030】ダイオードD1のカソードは、ダイオード
D2のアノードに接続されるとともに、コンデンサC4
を介してコンデンサC3の他方の電極に接続されてい
る。ダイオードD2のカソードは、抵抗R19Aを介し
てFET1のゲートに接続されている。
【0031】NPNトランジスタQ8のベースは抵抗R
17,R18の接続点に接続され、エミッタは接地さ
れ、コレクタは抵抗R19Bを介してFET1のゲート
に接続されている。
【0032】次に、図1、図2を用いて動作について説
明する。図2は遅延回路31による突入電流の低減効果
を説明するためのタイミングチャートである。
【0033】図1において、ランプスイッチS1がオフ
の定常状態では、スイッチ制御部4の出力端子P3がロ
ーレベルになっているので、トランジスタQ2がオフに
なっている。
【0034】ここで、抵抗R1,R2,R5,R6の抵
抗値R1,R2,R5,R6は、R1≪R5<R6,R2≪R5
となっており、トランジスタQ2がオフのとき、トラン
ジスタQ1のベース−エミッタ間電圧が0.6V以下にな
るように設計されている。
【0035】従って、トランジスタQ1がオフになって
おり、これによってコンデンサC1には電荷が蓄積され
ていない。
【0036】ランプスイッチS1及び操作スイッチS2
がオンにされると、スイッチ制御部4の出力端子P3か
らハイレベルのオン信号が出力されるとともに、出力端
子P4から、図2に示すようにオンデューティ50%のP
WM駆動信号が出力される。
【0037】図1に戻って、このオン信号により抵抗R
3を介してトランジスタQ2がオンになり、トランジス
タQ2のオンによって、トランジスタQ3がオフにされ
るとともにトランジスタQ1がオンになる。
【0038】トランジスタQ3のオフ及びトランジスタ
Q1のオンによって、抵抗R7及びコンデンサC1から
なる遅延回路31が動作し、この遅延回路31の作用に
よって、抵抗R13,R14,R17,R18を通りベ
ース電流が徐々に流れるので、トランジスタQ6が緩や
かにオンになる。
【0039】トランジスタQ6が緩やかにオンになるこ
とによって、マルチバイブレータ発振回路が発振動作を
緩やかに開始して、コンデンサC3の他方の電極側(図
1中、X点)に、ダイオードD1のアノード電位に等し
いレベルのパルス電圧が発生する。
【0040】そして、コンデンサC4の作用によって、
コンデンサC4のX点と反対側の電極の電位が、このパ
ルス電圧分だけ持ち上げられることにより、ダイオード
D1のカソード側の電圧レベルがアノード側のほぼ2倍
になり、この電圧が、ダイオードD2及び抵抗R19A
を介してFET1のゲートに印加されて、FET1がオ
ンになる。すなわち、マルチバイブレータ発振回路及び
コンデンサC4は、FET1を駆動するチャージポンプ
回路32を構成している。
【0041】このように、チャージポンプ回路32の出
力側に抵抗R19Aを接続することによって、抵抗R1
9AとFET1のゲートの容量成分とによってCR回路
が形成され、これによってFET1のゲートに印加され
る電圧信号の立上りが多少緩やかなものとされるので、
FET1のオン時に発生するノイズのレベルを低減する
ことができる。
【0042】また、スイッチ制御部4、トランジスタQ
1,Q2,Q6及びチャージポンプ回路32は、オン制
御回路を構成しており、スイッチ制御部4の出力端子P
3から出力されるオン信号によってFET1をオンにす
る機能を果たしている。
【0043】なお、FET1のゲートに印加される電圧
による電流の逆流は、ダイオードD1,D2によって阻
止される。
【0044】一方、スイッチ制御部4の出力端子P4か
ら出力されるPWM駆動信号がハイレベルのときは、抵
抗R15を介してベース電流が供給されてトランジスタ
Q7がオンになり、このトランジスタQ7のオンによっ
てベース電流がバイパスされるので、トランジスタQ8
がオフになる。トランジスタQ8がオフのときは、チャ
ージポンプ回路32によって生成された電圧がFET1
のゲートに印加されて、FET1がオンになる。
【0045】これに対して、PWM駆動信号がローレベ
ルのときは、トランジスタQ7はオフになるので、抵抗
R13,R14,R17を通ってベース電流が供給され
てトランジスタQ8がオンになる。トランジスタQ8が
オンになると、FET1のゲートに印加されている電圧
が抵抗R19B及びトランジスタQ8を介してアースに
落されるので、FET1がオフにされる。
【0046】このように、スイッチ制御部4及びトラン
ジスタQ7,Q8は、PWM制御回路を構成しており、
スイッチ制御部4の出力端子P4から出力されるPWM
駆動信号によりFET1をオンオフさせる機能を果たし
ている。
【0047】これによって、ランプLの発光光量を制御
することができる。例えば50%デューティのPWM駆動
信号を出力すれば、ランプLを減光点灯させることがで
き、オンデューティ100%のPWM駆動信号を出力すれ
ば、ランプLをフル光量で点灯させることができる。
【0048】例えば、テールランプをオンデューティ50
%、ストップランプをオンデューティ100%とすること
により、同一のフィラメントを共用することができる。
この場合には、テールランプを点灯するときはランプス
イッチS1及び操作スイッチS2がオンになり、ストッ
プランプを点灯するとき、すなわち図略のブレーキペダ
ルが操作されたときはランプスイッチS1がオン、かつ
操作スイッチS2がオフになるように構成すればよい。
【0049】このように、本実施形態によれば、スイッ
チ制御部4の出力端子P3から出力されるハイレベルの
スイッチ信号、すなわちオン信号を緩やかに立ち上がら
せる遅延回路31を備えることによって、FET1のゲ
ートへの印加電圧の立上りを緩やかにすることができ、
これによってFET1のオン時のオン抵抗を高くするこ
とができる。
【0050】従って、図2に示すように、ランプLに流
れる負荷電流ILの突入電流のレベルを遅延回路31が
ない場合に比べて低下させることができ、これによって
ランプLの長寿命化を図ることができる。
【0051】一方、PWM駆動信号により遅延回路31
とFET1のゲートとの間に配設したトランジスタQ7
をオンオフすることによってFET1のオンオフを制御
しているので、PWM駆動信号の2回目以降のパルス信
号においては遅延回路31は動作せず、FET1のオン
オフは遅延することなく通常通りに行われる。
【0052】従って、FET1のゲートへの印加電圧の
レベルが十分高くない場合には、FET1のオン抵抗が
上昇して発熱することによってFET1の寿命が短縮し
てしまう虞れがあるが、ゲート電圧の立上りが抑制され
るのは、オン信号の立上り時、すなわちPWM駆動信号
の1回目のパルス信号出力時のみであり、2回目以降は
通常の早い立上りのゲート電圧が印加されるので、この
ような虞れを防止することができる。
【0053】なお、PWM駆動信号の2回目以降のパル
ス信号においては、1回目の通電によってランプLのフ
ィラメント温度が十分に上昇しているので、遅延回路3
1による作用がなくても、突入電流のレベルが高くなる
ことはない。
【0054】このように、本実施形態によれば、ランプ
Lを点灯させるオン信号によってFET1を駆動するオ
ン制御回路と、ランプLを減光点灯させるPWM駆動信
号によってFET1をオンオフさせるPWM制御回路と
を分離して個別に設けるとともに、遅延回路31をオン
制御回路とPWM制御回路との間に設けることにより、
FET1の寿命を低下させることなく、ランプLに流入
する突入電流のレベルを低下させることができる。
【0055】図3は上記実施形態の変形形態の回路図で
ある。この変形形態では、スイッチ駆動回路3は、更に
受信制御部33を備え、スイッチ制御部4は、出力端子
P3,P4に代えて出力端子P5を備えている。受信制
御部33は、入力端子P11及び出力端子P12,P1
3を備え、出力端子P12は、抵抗R3を介してトラン
ジスタQ2のベースに接続され、出力端子P13は、抵
抗R15を介してトランジスタQ7のベースに接続され
ている。
【0056】そして、スイッチ制御部4の出力端子P5
と受信制御部33の入力端子P11とは、1本の信号線
Wにより接続されている。
【0057】スイッチ制御部4は、以下の〜に示す
機能を有する。 ランプスイッチS1のオンオフを判別し、ランプスイ
ッチS1がオンにされたときに、出力端子P5から所定
の周波数(本変形形態では例えば5kHz)で所定のオンデ
ューティ(本変形形態では例えば50%)のパルス信号を
所定回数(本変形形態では例えば3回)だけ連続して出
力する。
【0058】3回のパルス信号の出力後、操作スイッ
チS2のオンオフを判別し、操作スイッチS2がオンの
ときは、所定の周波数(本変形形態では例えば100Hz)
で所定のオンデューティ(本変形形態では例えば10%)
のPWM駆動信号を、操作スイッチS2がオフのとき
は、オンデューティ100%のPWM駆動信号、すなわち
ハイレベル信号を出力端子P5から出力する。
【0059】ランプスイッチS1がオンからオフに切
り換えられると、出力端子P5から所定の周波数(本変
形形態では例えば5kHz)で所定のオンデューティ(本変
形形態では例えば50%)のパルス信号を所定回数(本変
形形態では例えば3回)だけ連続して出力する。
【0060】受信制御部33は、入力端子P11への入
力信号に基づき出力端子P12,P13から所定の出力
信号を出力するデコーダで、以下の,に示す機能を
有する。
【0061】入力端子P11への入力信号に基づいて
周波数5kHz、オンデューティ50%のパルス信号が3回連
続して入力されたことを判別し、このパルス信号の入力
を判別すると、その後に入力端子P11に入力される信
号と同一の信号を出力端子P13から出力するととも
に、ハイレベル信号を出力端子P12から出力する。
【0062】出力端子P12からハイレベル信号の出
力中に、入力端子P11への入力信号に基づいて周波数
5kHz、オンデューティ50%のパルス信号が3回連続して
入力されたことを判別し、このパルス信号の入力を判別
すると、出力端子P12,P13からの出力信号をロー
レベルに落す。
【0063】次に、図3、図4を用いて動作について説
明する。図4はランプスイッチS1及び操作スイッチS
2の状態に対応する各端子の出力信号を示すタイミング
チャートである。
【0064】まず、操作スイッチS2がオフの状態につ
いて説明する。t1時点でランプスイッチS1がオンに
されると、周波数5kHz(周期0.2ms)、オンデューティ5
0%のパルス信号が、3回連続してスイッチ制御部4の
出力端子P5から出力される。次いで、操作スイッチS
2がオフであるので、t2時点からハイレベル信号が出
力端子P5から出力される。
【0065】一方、受信制御部33において、入力端子
P11に3回のパルス信号が入力された時点でランプス
イッチS1がオンにされたことが判別され、t2時点か
らスイッチ制御部4の出力端子P5の出力信号に同期し
て、ハイレベル信号が出力端子P12から出力されると
ともに、出力端子P5から入力端子P11への入力信号
と同一の信号、すなわちハイレベル信号が出力端子P1
3から出力される。
【0066】次いで、t3時点でランプスイッチS1が
オフにされると、スイッチ制御部4の出力端子P5から
周波数5kHz(周期0.2ms)、オンデューティ50%のパル
ス信号が3回連続して出力される。
【0067】そして、受信制御部33において、3回の
パルス信号が入力されたt4時点でランプスイッチS1
がオフにされたことが判別され、出力端子P12,P1
3の出力信号がローレベルに落される。
【0068】次に、操作スイッチS2がオンの状態につ
いて説明する。t11時点でランプスイッチS1及び操作
スイッチS2がオンにされると、周波数5kHz(周期0.2m
s)、オンデューティ50%のパルス信号が、スイッチ制
御部4の出力端子P5から3回連続して出力される。次
いで、操作スイッチS2がオンであるので、t12時点か
ら周波数100Hz(周期10ms)でオンデューティ10%のP
WM駆動信号が出力端子P5から出力される。
【0069】一方、受信制御部33において、入力端子
P11に3回のパルス信号が入力された時点でランプス
イッチS1がオンにされたことが判別され、t2時点か
らスイッチ制御部4の出力端子P5の出力信号に同期し
て、ハイレベル信号が出力端子P12から出力されると
ともに、出力端子P5から入力端子P11への入力信号
と同一の信号、すなわちPWM駆動信号が出力端子P1
3から出力される。
【0070】次いで、t13時点でランプスイッチS1及
び操作スイッチS2がオフにされると、スイッチ制御部
4の出力端子P5から周波数5kHz(周期0.2ms)、オン
デューティ50%のパルス信号が3回連続して出力され
る。
【0071】そして、受信制御部33において、3回の
パルス信号が入力されたt14時点でランプスイッチS1
がオフにされたことが判別され、出力端子P12,P1
3の出力信号がローレベルに落される。
【0072】このように、本変形形態では、スイッチ制
御部4から信号線Wを介して送られる信号に基づいて、
オン制御回路を構成するトランジスタQ2に出力するオ
ン信号と、PWM制御回路を構成するトランジスタQ7
に出力するPWM駆動信号とを分離して送出する受信制
御部33をスイッチ駆動回路3に設けるようにしたの
で、スイッチ制御部4とスイッチ駆動回路3とを接続す
る信号線Wの省線化を図ることができる。
【0073】これによって部品点数の削減及び車両の軽
量化を図ることができる。特に、スイッチ制御部4が配
設されたプリント回路基板と、スイッチ駆動回路3が配
設されたプリント回路基板とが離れて配置されている場
合に大きい効果を得ることができる。
【0074】なお、本発明は、負荷として、ランプLに
限られず、通電開始時に突入電流が生じる負荷、例えば
モータなどに適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半導体スイッチング素子の制御端子に向けて送出するオ
ン信号を緩やかに立ち上がらせるようにしたので、半導
体スイッチング素子の第1端子と第2端子との間の接続
を緩やかにオンにすることができ、これによって負荷へ
の突入電流を抑制することができる。
【0076】また、制御端子としてゲートを有する電界
効果トランジスタにより半導体スイッチング素子を構成
することにより、オン信号が緩やかに立ち上がるとオン
信号のレベルが低いときには電界効果トランジスタのオ
ン抵抗が高くなるので、負荷への突入電流を確実に抑制
することができる。
【0077】また、遅延回路と制御端子との間に配設さ
れたPWM制御回路を備え、オン信号が制御端子に向け
て送出されているときに、更に制御信号として予め設定
されたデューティのPWM駆動信号を制御端子に向けて
送出し、このPWM駆動信号によりオン信号の制御端子
への入力を上記デューティでオンオフさせることによ
り、負荷への供給電力をPWM制御することができると
ともに、PWM駆動信号が遅延回路による影響を受けて
緩やかに立ち上がるのを防止することができ、これによ
って半導体スイッチング素子への悪影響を防止すること
ができる。
【0078】また、制御信号として半導体スイッチング
素子の第1端子と第2端子との間の接続をオンにさせる
オン信号を制御端子に向けて送出するオン制御回路と、
制御信号として予め設定されたデューティのPWM駆動
信号を制御端子に向けて送出するPWM制御回路とを備
え、PWM駆動信号によりオン信号の制御端子への入力
を上記デューティでオンオフするようにしたので、オン
信号とPWM駆動信号とを個別に生成して負荷への電力
供給を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力供給回路の一実施形態の回路
図である。
【図2】遅延回路による突入電流の低減効果を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図3】上記実施形態の変形形態の回路図である。
【図4】各スイッチの状態に対応する各端子の出力信号
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 FET 2 電源回路 3 スイッチ駆動回路 31 遅延回路 32 チャージポンプ回路 33 受信制御部 4 スイッチ制御部 B バッテリー L ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 孝志 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御端子、第1端子及び第2端子を有
    し、上記第1端子及び上記第2端子が電源とアース間に
    負荷と直列に接続され、上記制御端子に入力される制御
    信号によって上記第1端子と上記第2端子との間の接続
    がオンオフされる半導体スイッチング素子を備えた電力
    供給回路において、上記制御信号として上記第1端子と
    上記第2端子との間の接続をオンにさせるオン信号を上
    記制御端子に向けて送出するオン制御回路と、上記制御
    端子と上記オン制御回路との間に配設され、上記制御端
    子に向けて送出される上記オン信号を緩やかに立ち上が
    らせる遅延回路とを備えたことを特徴とする電力供給回
    路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力供給回路において、
    上記制御端子としてゲートを有する電界効果トランジス
    タにより上記半導体スイッチング素子を構成したもので
    あることを特徴とする電力供給回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電力供給回路にお
    いて、上記遅延回路と上記制御端子との間に配設され、
    上記オン信号が上記制御端子に向けて送出されていると
    きに、更に上記制御信号として予め設定されたデューテ
    ィのPWM駆動信号を上記制御端子に向けて送出するP
    WM制御回路を備え、上記PWM駆動信号は、上記オン
    信号の上記制御端子への入力を上記デューティでオンオ
    フさせるものであることを特徴とする電力供給回路。
  4. 【請求項4】 制御端子、第1端子及び第2端子を有
    し、上記第1端子及び上記第2端子が電源とアース間に
    負荷と直列に接続され、上記制御端子に入力される制御
    信号によって上記第1端子と上記第2端子との間の接続
    がオンオフされる半導体スイッチング素子を備えた電力
    供給回路において、上記制御信号として上記第1端子と
    上記第2端子との間の接続をオンにさせるオン信号を上
    記制御端子に向けて送出するオン制御回路と、上記制御
    端子と上記オン制御回路との間に配設され、上記オン信
    号が上記制御端子に向けて送出されているときに、更に
    上記制御信号として予め設定されたデューティのPWM
    駆動信号を上記制御端子に向けて送出するPWM制御回
    路とを備え、上記PWM駆動信号は、上記オン信号の上
    記制御端子への入力を上記デューティでオンオフさせる
    ものであることを特徴とする電力供給回路。
JP9222784A 1997-08-19 1997-08-19 電力供給回路 Withdrawn JPH1168532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9222784A JPH1168532A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 電力供給回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9222784A JPH1168532A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 電力供給回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1168532A true JPH1168532A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16787850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9222784A Withdrawn JPH1168532A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 電力供給回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1168532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002290223A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Yazaki Corp 負荷駆動装置
JP2009529758A (ja) * 2006-02-08 2009-08-20 マグ インスツルメント インコーポレーテッド 懐中電灯および再充電可能な携帯用電子装置のための改良された回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002290223A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Yazaki Corp 負荷駆動装置
US8482209B2 (en) 2004-12-07 2013-07-09 Mag Instrument, Inc. Circuitry for portable lighting devices and portable rechargeable electronic devices
JP2009529758A (ja) * 2006-02-08 2009-08-20 マグ インスツルメント インコーポレーテッド 懐中電灯および再充電可能な携帯用電子装置のための改良された回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8970136B2 (en) Semiconductor light source lighting circuit and vehicular lamp
US20040075393A1 (en) Lighting circuit
JP4087211B2 (ja) 車両用灯具
US7282809B2 (en) Interface circuit between a direct-current voltage source and a circuit for driving a load, particularly for use in motor-vehicles
JP2000138570A (ja) 電気負荷の駆動装置
JP2597346Y2 (ja) ランプ調光装置
US20050047031A1 (en) Lighting control apparatus for vehicles
US7301284B2 (en) Lighting control circuit for vehicle lighting equipment
JP3878823B2 (ja) 車両用灯具装置
JP2001069667A (ja) 車両用ランプ点灯駆動装置
JPH1168532A (ja) 電力供給回路
JP4080775B2 (ja) El駆動回路、el駆動回路の制御方法及び電子機器
JP2004259582A (ja) ランプ制御回路、およびランプ制御方法
JP2001258268A (ja) ハーフブリッジ形インバータ回路
JP2003178893A (ja) 車両用電源装置
US6150854A (en) Circuit arrangement for switching an inductive load
JP4325094B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP3167353B2 (ja) 閃光発光装置
US5130738A (en) Electronic flash unit driver by insulated gate bipolar transistor
CA2398208C (en) Electronic ballast circuit for operating a high intensity discharge lamp
JP2004134580A (ja) 発光ダイオード用駆動回路
JP2003187989A (ja) ランプの駆動方法及び駆動回路
JP2004147405A (ja) 車両用電力制御装置
NL8601222A (nl) Spanningsregelaar voor een elektrische energiegenerator.
JPH0220110Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102