JPH11501086A - ウェブを製造する方法および配置、並びに該方法で製造されたウェブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、テーブルクロス用合成織物材料の材料ウェブを製造する方法および装置に関する。ここにおいて、標準的な方法に従って製造された２つの材料ウェブを、その各々の側端に沿って、Ｖ型に折り込まれた材料ウェブに接合し、標準的な方法で製造されたウェブの最大幅よりも大きな全幅を有するウェブを得る。本発明の装置は、標準的な製造による材料ウェブ（３，４）が巻き付けられた２基のリール（１，２）、第３ウェブ（５）をＶ型に畳み入れる折り込みプレート（８）を含む。リールの後に配置されたニップロール（６）の助けによって前記材料ウェブを相互に近接した状態に引き出すことができ、各々の並置された側端に沿って第３ウェブ（５）の自由側部分（12，13）で両ウェブ（３，４）に接合されて標準的な方法で製造されたウェブの最大幅よりも大きな全幅を有する材料ウェブ（11）が形成される。前記方法および装置によって製造されたウェブ（11）は、その各々の側端に沿って互いに継ぎ合わされた少なくとも３つのウェブ（３，４，５）、および並置されたウェブ（３，４）の縦方向の端部（９，１０）と重なり合う自由側部（12，13）を有する少なくとも１つのウェブ（５）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ウェブを製造する方法および配置、並びに該方法で製造されたウェブ 本発明は、テーブルクロスを製造する合成織物のウェブを製造する方法および 装置に関し、また、該装置を使用した方法によって製造されたウェブに関する。 使い捨て材料から製造される特別に大きな横幅を有する布製品の今日の市場は 、対応する通常の幅を有する布製品の市場よりも非常に小さい。現在、活用する ことのできる技術を多色様式および模様に使用すると、投資および製造コストは 非常に高くなるであろう。顧客による受け入れは恐らく悪いであろうが、幅全体 に様々な色および模様を有するそのような布を製造するのに理論的に可能な解決 策は、２つのウェブに継ぎ合わせることであろう。 本発明の目的は上記問題を解決し、特別に横幅の広いウェブ材料を製造する方 法および装置と共に、該方法によって製造されるウェブを得ることである。少な くとも３つの材料ウェブを縦方向に継ぎ合わせて、所望にかなう全幅、即ち特別 な幅の形状を有するウェブを提供する。本発明の他から区別される特徴は添付の クレームに開示されている。 本発明によると、容易に実施することができ、模様を有する、または有しない 任意の色彩に染められた任意の幅のウェブを利用し、費用効果の上がる方法を使 用することによって、特別に大きな幅の材料ウェブが今や可能になった。さらに 、本発明によって、所望の特別な幅の布用の材料ウェブを製造する装置が提供さ れる。 本発明によって製造されるウェブの２つの外側のウェブをまとめる模様の付い たテーブルランナーは、通常のテーブルクロスの上にゆったりと配置される補助 品目として伝統的に使用されている。しかしながら、広げられた状態でこのラン ナーが特別な幅を有する布に組み込まれて一体化されている場合に、本発明の方 法は技術的によく機能する。整えられたテーブルを見る人は、この配置を、装飾 のために通常のテーブルクロスの上にゆったりと置かれることの多いテーブルラ ンナーとして認識するであろう。他では、または通常では、ランナーの下にある 布がないので、本発明の方法によって、多くの材料が得られる。 本発明によるウェブの上記以外の有利な性質は、優れた模様を有するテーブル ランナーの形態をした中央のウェブが非常に高品質であることである。その理由 は、標準的な装置を用いて合理的な方法で予め染色されている他のウェブに継ぎ 合わせる前に、このウェブにプリントがなされるからである。本発明の、異なる ウェブを別々に染色することによって得られる最終的な製造物の品質は、現在の 同じ機械で行う方法においては達成することが全く不可能なものである。完成し た特別な幅を有するウェブに組み込まれる前に、別個にプリントすることのでき る中央のウェブを有しているので、このように多くの長所が得られる。最後に、 本発明による複合ウェブの製造において、転換廃棄は非常に少ない。 好ましい態様の助けを借り、添付の図面を参照しながら、以下に、本発明をよ り詳細に記載する。 図１は、本発明による材料ウェブを製造する装置を側面から概略的に示してい る。 図２は、図１に示した装置の正面図である。 図３は、図２のＡ−Ａ線に沿った断面図である。 図面からわかるように、本発明の好ましい態様による材料ウェブ11を製造する 装置は、間隔をあけて配置された２基のリールを有する。これらの上に、ウェブ ３および４が巻かれ、それらは両リールの間に位置しているニップ６を介して互 いの方向に向かって巻き出すことができる。第３のウェブ５はリール７上に巻か れており、前記ニップ６の上に位置している折り込みプレート８上のＶ型に畳み 込まれた後に、ニップ６に送り込まれる。ウェブ５は、その折り込み面12および 13の自由端がウェブ３の端部９とウェブ４の端部10との間に挟まれるようにして 、ニップの中へ入って行く。これら２つのウェブ端９と10とは完全に向かい合っ ている。折り込み面12および13は端部９および10と重なり合うようになっており 、ウェブ11を形成するためにそれら端部と接合される。これによって、標準的な 方法で得られる幅よりも大きな全幅を得る。 折り込みプレート８によってＶ型に折り込まれたウェブ５がウェブ３および４ の端部９および10に送られる前に、その折り込み面12および13の自由端部は、接 着剤塗布器を介して熱い溶融接着剤または他の接着剤を塗布される。ウェブ３、 ４および５の端部が接着する前に、図解例における中央ウェブ５は、そのウェブ にかかり得る圧力が内側を向くように折り込まれる。外側の両ウェブ３および４ はこのようにして中央ウェブの下側に入る。縦方向の継ぎ合わせの後に、混成の 材料ウェブ11はゆったりしたテーブルランナーを載置した大きなクロスのように 見える。 前記方法はまた装置の動作を決定するが、製造物、即ち、材料ウェブを提供す る。このウェブは、最初の縦方向の折り畳み操作で上面を内側に折り畳んだテー ブルクロスになり、この折り畳み操作は製造および扱いの両方において有利であ る。接着剤の塗布は単純な方法で行われ、クロスがテーブルに広げられたときに ウェブの下側がテーブルと接するように行われる。折り畳みの方法は、引っ掻き 傷による品質の低下が起こりうる上面の装飾が、内側に折り畳まれた面であるこ とよって保護されることをも保証する。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 由側部（12，13）を有する少なくとも１つのウェブ （５）を有する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．全幅が標準的な方法で製造されたウェブの最大幅よりも大きな製造ウェブを 得るように、標準的な方法で製造された２つの材料ウェブを、そのそれぞれの側 端に沿って、Ｖ型に折り込まれた材料ウェブと合わせることを特徴とする、テー ブルクロス用合成織物の製造方法。 ２．前記個々の第１ウェブのそれぞれの側端が前記第３材料ウェブと継ぎ合わさ れる前に、両第１ウェブがそれらの側端を互いに直接向かい合うようにして、相 互に近接して配置されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ３．任意の間隔を置いた２基のリール（１，２）、前記リールに巻かれている標 準的な製造による材料ウェブ（３，４）（リールの後にこの目的のために配置さ れたニップロール（６）を介して前記材料ウェブを相互に近接した状態に引き出 すことができる）、ニップロール（６）の前に配置された、リール（７）から巻 き出されてＶ型に送り込まれる材料ウェブ（５）を折り畳む折り込みプレート（ ８）、標準的な方法で製造されたウェブの最大幅よりも大きな全幅を有する材料 ウェブ（11）を形成するように、２つのウェブ（３，４）の並置された側端（９ ，10）に沿ってそれぞれのウェブと接合可能なこのウェブの自由部分（12，13） を含むことを特徴とする、テーブルクロス用合成織物材料の材料ウェブを製造す る装置。 ４．ウェブ（11）が、標準的な方法で製造され、それぞれの側端に沿って互いに 接合された少なくとも３つのウェブ（３，４，５）、およびその自由部分（12， 13）で前記ウェブ（３，４）の縦方向の側端（９，10）と重なり合うそのような ウェブの少なくとも１つ（５）（ここにおいて、標準的な方法で製造されたウェ ブの最大幅よりも大きな全幅を得るように前記側端が接合されている）を有する ことを特徴とするテーブルクロス用合成織物材料の材料ウェブ。