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JPH11329804A - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

Info

Publication number
JPH11329804A
JPH11329804A JP10126199A JP12619998A JPH11329804A JP H11329804 A JPH11329804 A JP H11329804A JP 10126199 A JP10126199 A JP 10126199A JP 12619998 A JP12619998 A JP 12619998A JP H11329804 A JPH11329804 A JP H11329804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case member
temperature coefficient
positive temperature
coefficient thermistor
thermistor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10126199A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nohara
洋 野原
Masaaki Imura
正明 伊村
Nobuo Kaihara
伸男 海原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP10126199A priority Critical patent/JPH11329804A/ja
Publication of JPH11329804A publication Critical patent/JPH11329804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正特性サーミスタから放熱部材への熱伝導効
率が高く、小型で低消費電力化を図るのに好適な正特性
サーミスタ装置を提供する。 【解決手段】 ケース部材1は内部空間14を有し、内
部空間14の少なくとも一面側が開口部12となってい
る。正特性サーミスタ2は、電極22が開口部12の方
向を向くように内部空間14の内部に配置されている。
電極端子3、4は、内部空間14において正特性サーミ
スタ2の電極22、23に重ねられ、外部に導出されて
いる。蓋部材6は、第1のケース部材10の開口部12
を閉塞するように配置されている。蓋部材6は熱伝導率
がケース部材1の熱伝導率よりも大きい。放熱部材5は
蓋部材6の外面に熱結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体式電気蚊取器
等に使用される正特性サーミスタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】殺虫液を毛細管現象によって浸透させた
芯棒の外周を加熱することにより、芯棒から殺虫ガスを
放散させる液体式の電気蚊取器等において、芯棒を加熱
するための正特性サーミスタ装置としては、実開平5ー
15404号公報や、実開平5ー18003号公報に記
載された技術が知られている。上記公報に記載された正
特性サーミスタ装置は、ケース部材と、正特性サーミス
タと、電極端子と、放熱部材とを有する。ケース部材は
底部と対向する面側が開口面となっている凹部を有して
おり、正特性サーミスタは相対する両面に電極を有し電
極が底部及び開口面の方向を向くように凹部内に配置さ
れており、電極端子は正特性サーミスタの電極に重ねら
れケース部材の底部側から外部に導出されており、放熱
部材は電気絶縁板を介してケース部材の開口面側に配置
されている。電気絶縁板はマイカ等で構成され、ケース
部材の開口面を閉塞している。放熱部材はこの電気絶縁
板の上に配置され、電気絶縁板を介して正特性サーミス
タに熱結合されている。
【0003】上記従来の正特性サーミスタ装置によれ
ば、殺虫液を浸透させた芯棒の外周を加熱する液体式電
気蚊取器等を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の正特性サーミ
スタ装置においては、薬液吸い上げ用芯棒を挿入する放
熱筒体の温度を、薬液加熱放散に必要な温度まで上昇さ
せ得る正特性サーミスタを用いる必要がある。一方、正
特性サーミスタのスイッチング温度は、できるだけ低い
方が望ましい。正特性サーミスタで要求されるスイッチ
ング温度が低いほど、小型の正特性サーミスタを使用す
ることが可能になると共に、消費電力が小さくなる等の
利点が得られるからである。
【0005】ところが上述した従来の正特性サーミスタ
装置においては、外装体に、比較的熱伝導率の大きなア
ルミナ磁器を使用しているため、不要部分への熱伝導、
それに伴う放熱量が多くなるため、熱量(電力量)の損
失が大きい。
【0006】例えば、スイッチング温度180℃の正特
性サーミスタを用いた場合には、直径7.0mm、厚さ
2.5mm程度の大きさとなり、消費電力は2.7W程
度になる。
【0007】そこで、本発明の課題は、正特性サーミス
タから放熱部材への熱伝導効率が高く、小型で低消費電
力化を図るのに好適な正特性サーミスタ装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明に係る正特性サーミスタ装置は、ケース部材
と、正特性サーミスタと、蓋部材と、電極端子と、放熱
部材とを含む。
【0009】前記ケース部材は、電気絶縁物でなり、内
部空間を有し、前記内部空間の少なくとも一面側が開口
部となっている。前記正特性サーミスタは、相対する両
面に電極を有し、前記電極が前記開口部の方向を向くよ
うに前記ケース部材の前記内部空間に配置されている。
前記蓋部材は、前記ケース部材の前記開口部を閉塞し、
内面が前記正特性サーミスタに熱結合している。前記電
極端子は、前記ケース部材の内部空間内において前記正
特性サーミスタの前記電極に重ねられ、かつ、外部に導
出される。前記放熱部材は、前記蓋部材の外面に熱結合
されている。前記蓋部材は、熱伝導率が前記ケース部材
の熱伝導率よりも大きい。
【0010】上述したように、正特性サーミスタは、相
対する両面に電極を有し、ケース部材の内部空間に配置
されており、電極端子は、ケース部材の内部空間内にお
いて正特性サーミスタの電極に重ねられ、かつ、外部に
導出されているから、電極端子を介して、外部から給電
し、正特性サーミスタに発熱動作をさせることができ
る。
【0011】この場合、正特性サーミスタの主発熱面
は、電極を形成した面である。正特性サーミスタは、主
発熱面を構成する電極が、開口部の方向を向くように、
ケース部材の内部空間に配置されているから、開口部側
が主発熱面の一つに対応する。このケース部材の開口部
には蓋部材が配置されており、蓋部材はケース部材の開
口部を閉塞し、内面が正特性サーミスタに熱結合してい
る。従って、正特性サーミスタの主発熱面(電極面)に
発生した熱が、蓋部材に伝達される。蓋部材は、熱伝導
率がケース部材の熱伝導率よりも大きい。逆にいえば、
ケース部材は熱伝導率が蓋部材の熱伝導率よりも低い。
このため、正特性サーミスタに発生した熱は、ケース部
材よりも、熱伝導率の高い蓋部材により多く伝達され、
ケース部材による熱損失が低くなり、蓋部材へ伝達され
る熱量が増加する。
【0012】蓋部材の外面には、放熱部材が熱結合され
ているから、正特性サーミスタから熱を受ける蓋部材か
ら、放熱部材に対して、熱が効率良く伝達される。放熱
部材は、熱利用のために備えられたもので、熱利用のた
めに適した構造を有する。例えば、液体式電気蚊取器へ
の適用においては、殺虫液を毛細管現象によって浸透さ
せた芯棒を挿入する放熱筒体を備える。従って、放熱筒
体によって芯棒の外周を加熱し、芯棒から殺虫ガスを放
散させることができる。
【0013】蓋部材は、好ましくは、熱結合面となる内
面及び外面の平坦度が20μm以下である。このような
平坦度であると、正特性サーミスタに対する熱結合度、
及び、放熱部材に対する熱結合度が極めて高くなると共
に製品毎の熱伝導バラツキを低減させることが可能とな
る。
【0014】好ましい一つの態様として、ケース部材
は、第1のケース部材と、第2のケース部材とを含む。
前記第1のケース部材は、枠状であって、前記内部空間
を有し、前記内部空間は両側に開口部を有する。前記第
2のケース部材は、前記開口部の一方を閉塞し、前記蓋
部材は前記開口部の他方を閉塞する。このような構造で
あると、ケース部材に対する正特性サーミスタの組み込
み作業が容易になる。
【0015】別の好ましい例として、前記ケース部材
は、外部接続のための取り付け部を有していてもよい。
このような構造であると、液体式電気蚊取器等への適用
において、取り付け部を利用して、容易に組み込むこと
ができる。しかも、ケース部材の落下強度が改善され
る。ケース部材が、第1のケース部材と、第2のケース
部材とを含む構造の場合、取り付け部は、枠状となる第
1のケース部材と同体に形成する。これにより、第1の
ケース部材の落下強度を改善できる。
【0016】更に別の好ましい態様として、前記放熱部
材は、腕片を有し、前記腕片により前記ケース部材及び
前記蓋部材を抱え込み、かつ、固定する構造を採用する
こともできる。この構造によれば、放熱部材を固定部材
として兼用できるので、部品点数が少なくて済む。
【0017】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。図面は、
単に実施例を示すに過ぎない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る正特性サーミ
スタ装置の組立状態における正面図、図2は図1に示し
た正特性サーミスタの底面図、図3は図1の3ー3線に
沿った断面図、図4は図3の4ー4線に沿った断面図で
ある。これらの図を参照すると、本発明に係る正特性サ
ーミスタ装置は、ケース部材1、正特性サーミスタ2
と、一対の電極端子3、4と、放熱部材5と、蓋部材6
とを含んでいる。
【0019】ケース部材1は、電気絶縁物でなり、内部
空間14を有し、内部空間14の少なくとも一面側が開
口部12となっている。ケース部材1は耐熱性、耐薬品
性に優れた電気絶縁物よって構成されている。この実施
例では、熱伝導率が0.46W/m・℃のPPS樹脂によっ
て構成してある。
【0020】更に、実施例に示されたケース部材1は、
第1のケース部材10と、第2のケース部材11とを含
む。これらは、共に、熱伝導率が0.46W/m・℃のPP
S樹脂によって構成されている。第1のケース部材10
は、枠状であって、内部空間14を有し、内部空間14
は両側に開口部12、13を有する。第2のケース部材
11は、開口部13を閉塞している。開口部12は蓋部
材6によって閉塞されている。
【0021】正特性サーミスタ2は、素体21の相対す
る両面に電極22、23を有する平板状となっていて、
電極22、23が開口部12、13の方向を向くように
内部空間14の内部に配置されている。その形状は、円
板または角板等の何れであってもよい。
【0022】電極端子3、4は、内部空間14において
正特性サーミスタ2の電極22、23に重ねられ、第1
のケース部材10と、第2のケース部材11との接触部
分から外部に導出されている。これらの電極端子3、4
はステンレス等の金属薄板によって構成することができ
る。
【0023】電極端子3は、接触部31において、正特
性サーミスタ2の電極22に接触し、端子部33がクラ
ンク状に折曲げられ、ケース部材1の外部に導出されて
いる。
【0024】電極端子4はバネ部41及び平板部42を
有し、バネ部41のバネ圧により平板部42を電極23
に弾力的に接触させてある。平板部42の端部には端子
部43が設けられており、端子部43はクランク状に折
曲げられている。
【0025】蓋部材6は、第1のケース部材10の開口
部12を閉塞するように配置されている。蓋部材6と第
1のケース部材10の接触界面には耐候性樹脂等を充填
して密閉することが好ましい。蓋部材6は、熱伝導率が
ケース部材1の熱伝導率よりも大きい。ケース部材1が
熱伝導率0.46W/m・℃のPPS樹脂によって構成され
ている実施例において、蓋部材6はアルミナを用いて構
成できる。この場合の熱伝導率は16.75W/m・℃であ
り、PPS樹脂によって構成されたケース部材1の熱伝
導率よりも高くなる。
【0026】放熱部材5は、放熱筒体51を有し、放熱
筒体51の外周面が蓋部材6の外面に熱結合する。放熱
部材5は熱伝導性の良好な金属板、例えばアルミニュー
ム板を用いて構成されている。放熱筒体51は外周面が
蓋部材6の外面と接触しており、接触部分となる熱結合
部52が平坦状となっている。蓋部材6の外面と熱結合
部52との接触部分には、例えばシリコーン樹脂等の熱
伝導性樹脂を充填することが望ましい。放熱筒体51
は、更に、軸方向の両端に折曲げ片53、54を有し、
折曲げ片53、54がケース部材1の裏面側に折畳まれ
ている。従って、放熱部材5は全体支持固定する保持部
材として兼用されている。放熱筒体51は軸方向に沿っ
て設けられたスリット55を有する。
【0027】図5は本発明に係る正特性サーミスタ装置
の使用状態を示す図で、放熱筒体51の内径部内に殺虫
剤を吸い上げる芯棒8を挿入し、この芯棒8を周囲から
加熱して殺虫成分を熱放散させる。芯棒8の下端部は図
示しない殺虫液収納容器に浸されている。本発明に係る
正特性サーミスタ装置は、取り付け部15が、取り付け
孔151の部分で、結合具91により、外部支持体9に
固定されている。
【0028】ここで、上述したように、正特性サーミス
タ2は、相対する両面に電極22、23を有し、ケース
部材の内部空間14に配置されており、電極端子3、4
は、ケース部材の内部空間14内において正特性サーミ
スタ2の電極22、23に重ねられ、かつ、外部に導出
されているから、電極端子3、4を介して、外部から給
電し、正特性サーミスタ2に発熱動作をさせることがで
きる。
【0029】この場合、正特性サーミスタ2の主発熱面
は、電極22、23を形成した面である。正特性サーミ
スタ2は、主発熱面を構成する電極22が、開口部12
の方向を向くように、ケース部材1の内部空間14に配
置されているから、開口部12の側が主発熱面の一つに
対応する。ケース部材1の開口部12には蓋部材6が配
置されており、蓋部材6はケース部材1の開口部12を
閉塞し、内面が正特性サーミスタ2に熱結合している。
従って、正特性サーミスタ2の主発熱面である電極22
の面に発生した熱が、蓋部材6に伝達される。蓋部材6
は、熱伝導率がケース部材1の熱伝導率よりも大きい。
逆にいえば、ケース部材1は熱伝導率が蓋部材6の熱伝
導率よりも低い。このため、正特性サーミスタ2に発生
した熱は、ケース部材1よりも、熱伝導率の高い蓋部材
6に、より多く伝達される。この結果、ケース部材1に
よる熱損失が低くなり、蓋部材6へ伝達される熱量が増
加することになる。
【0030】蓋部材6の外面には、放熱部材5の放熱筒
体51が熱結合されているから、正特性サーミスタ2か
ら熱を受ける蓋部材6から、放熱部材5の放熱筒体51
に対して、熱が効率良く伝達される。従って、放熱筒体
51によって芯棒8の外周を加熱し、芯棒8から殺虫ガ
スを放散させることができる。
【0031】更に、実施例において、ケース部材1は、
第1のケース部材10と、第2のケース部材11とを含
む。第1のケース部材10は、枠状であって、内部空間
14を有する。内部空間14は両側に開口部12、13
を有する。第2のケース部材11は開口部13を閉塞
し、蓋部材6は開口部12を閉塞する。このような構造
であると、ケース部材1に対する正特性サーミスタ2の
組み込み作業が容易になる。
【0032】放熱筒体51は外周面が蓋部材6の外面と
接触しており、接触部分となる熱結合部52が平坦状と
なっている。蓋部材6の外面と熱結合部52との接触部
分には、例えばシリコーン樹脂等の熱伝導性樹脂を充填
することが望ましい。こような平坦状の熱結合部52が
あると、放熱筒体51と蓋部材6の外面との間の熱結合
が密になり、熱伝導効率が向上する。
【0033】また、ケース部材1は、外部接続のための
取り付け部15を有する。このような構造であると、液
体式電気蚊取器への適用において、取り付け部15を利
用して、支持手段9に容易に組み込むことができる。し
かも、ケース部材1の落下強度が改善される。ケース部
材1が、第1のケース部材10と、第2のケース部材1
1とを含む構造の場合、取り付け部15は、枠状となる
第1のケース部材10と同体に形成する。これにより、
第1のケース部材10の落下強度を改善できる。
【0034】実施例において、放熱部材5は、放熱筒体
51の両側に折曲げ片53、54を有し、折曲げ片5
3、54によりケース部材1及び蓋部材6を抱え込み、
かつ、固定してある。この構造によれば、放熱部材5を
固定部材として兼用できるので、部品点数が少なくて済
む。
【0035】蓋部材6は、好ましくは、熱結合面となる
内面及び外面の平坦度が20μm以下である。このよう
な平坦度であると、正特性サーミスタ2に対する蓋部材
6の熱結合度、及び、放熱筒体51に対する熱結合度が
極めて高くなる。このため、正特性サーミスタ2から放
熱部材5への熱伝導効率を更に増進させ、より一層の小
型化及び低消費電力化を図ることができると共に製品毎
の熱伝導バラツキを低減させることが可能となる。上述
する平坦度は、蓋部材6の両面を研磨することによって
確保することができる。表1に平坦度と表面温度との関
係を示す。
【0036】表1において、試料No.1は蓋部材6及び
ケース部材1の両者をアルミナで構成した従来品であ
る。正特性サーミスタ2は、直径7.0mm、厚み2.5
mmの円板状の形状を有する。試料No.2、3は蓋部材
6をアルミナで構成し、ケース部材1をPPS樹脂で構
成た本発明品である。正特性サーミスタ2は、直径6.
0mm、厚み2.3mmの円板状の形状を有し、従来品
よりも一回り小さい。表1において、表面平均温度
(℃)は放熱部材5の表面(外面)の平均温度であり、
表面温度Rは放熱部材5の表面温度のバラツキ幅を示し
ている。
【0037】表1に示すように、従来品である試料No.
1の場合、蓋部材6の面うねりが23.5μmであり、
放熱部材5の表面平均温度は133.5℃、消費電力が
2.7Wであり、7.3℃の表面温度のサンプル毎のバ
ラツキ幅を生じる。
【0038】これに対して、蓋部材6の面うねりが1
9.5μmである本発明品の試料No.2の場合、直径
6.0mm、厚み2.3mmと、従来品である試料No.
1よりも小さい正特性サーミスタを用いているにもかか
わらず、放熱部材5の表面平均温度は133.9℃で、
消費電力が2.3Wに低下し、試料30個のときの表面
温度のバラツキ幅が5.4℃に縮小されている。
【0039】蓋部材6の面うねりが4.5μmに改善さ
れた本発明品の試料No.3の場合は、蓋部材6の表面平
均温度が134.4℃に上昇し、消費電力が2.1Wに
低下し、試料30個のときの表面温度のバラツキ幅が
3.2℃に縮小されている。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、正
特性サーミスタから放熱部材への熱伝導効率が高く、小
型で低消費電力化を図るのに好適な正特性サーミスタ装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る正特性サーミスタ装置の組立状態
における正面図である。
【図2】図1に示した正特性サーミスタ装置の組立状態
における底面図である。
【図3】図1の3ー3線に沿った断面図である。
【図4】図3の4ー4線に沿った断面図である。
【図5】図1〜図4に示した正特性サーミスタ装置の使
用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース部材 2 正特性サーミスタ 3、4 電極端子 5 放熱部材 6 蓋部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース部材と、正特性サーミスタと、蓋
    部材と、電極端子と、放熱部材とを含む正特性サーミス
    タ装置であって、 前記ケース部材は、電気絶縁物でなり、内部空間を有
    し、前記内部空間の少なくとも一面側が開口部となって
    おり、 前記正特性サーミスタは、相対する両面に電極を有し、
    前記電極が前記開口部の方向を向くように前記ケース部
    材の前記内部空間に配置されており、 前記蓋部材は、前記ケース部材の前記開口部を閉塞し、
    内面が前記正特性サーミスタに熱結合しており、 前記電極端子は、前記ケース部材の内部空間内において
    前記正特性サーミスタの前記電極に重ねられ、かつ、外
    部に導出されており、 前記放熱部材は、前記蓋部材の外面に熱結合されてお
    り、 前記蓋部材は、熱伝導率が前記ケース部材の熱伝導率よ
    りも大きい正特性サーミスタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された正特性サーミスタ
    装置であって、 前記蓋部材は、前記内面及び前記外面の平坦度が20μ
    m以下である正特性サーミスタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    正特性サーミスタ装置であって、 前記放熱部材は、放熱筒体を有し、前記放熱筒体の外周
    面が前記蓋部材の外面に熱結合されている正特性サーミ
    スタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された正
    特性サーミスタ装置であって、 前記ケース部材は、第1のケース部材と、第2のケース
    部材とを含み、 前記第1のケース部材は、枠状であって、前記内部空間
    を有し、前記内部空間は両側に開口部を有しており、 前記第2のケース部材は、前記開口部の一方を閉塞して
    おり、 前記蓋部材は、前記開口部の他方を閉塞している正特性
    サーミスタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された正
    特性サーミスタ装置であって、 前記ケース部材は、外部接続のための取り付け部を有す
    る正特性サーミスタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載された正
    特性サーミスタ装置であって、 前記放熱部材は、腕片を有し、前記腕片により前記ケー
    ス部材及び前記蓋部材を抱え込み、かつ、固定する正特
    性サーミスタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載された正
    特性サーミスタ装置であって、 液体式電気蚊取器の発熱源として用いられる正特性サー
    ミスタ装置。
JP10126199A 1998-05-08 1998-05-08 正特性サーミスタ装置 Pending JPH11329804A (ja)

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