JPH1130324A - 自動変速機の変速油圧制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速油圧制御装置Info
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- JPH1130324A JPH1130324A JP9188151A JP18815197A JPH1130324A JP H1130324 A JPH1130324 A JP H1130324A JP 9188151 A JP9188151 A JP 9188151A JP 18815197 A JP18815197 A JP 18815197A JP H1130324 A JPH1130324 A JP H1130324A
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- accumulator
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Abstract
ーンする最適なタイミングを、解放側での個体のバラツ
キや劣化による油圧変動にかかわらず常に得ることがで
きる自動変速機の変速油圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 締結されている第1締結要素aから油圧
を抜いて解放すると共に解放されている第2締結要素b
へ油圧を入れて締結することで変速を達成する自動変速
機の変速油圧制御装置において、第1締結要素aの油路
の途中に設けられた第1アキュムレータcと、第2締結
要素bの油路の途中に設けられた第2アキュムレータd
と、第1アキュムレータcの背圧室に接続されたアキュ
ムレータ背圧回路eの途中に設けられ、変速時に締結側
の第2アキュムレータ背圧を基準として解放側の第1ア
キュムレータ背圧をドレーンするタイミングを決めるタ
イミングバルブfを設けた。
Description
によらず適切なタイミングで解放油圧を低下させる自動
変速機の変速油圧制御装置の技術分野に属する。
しては、特開平5−248526号公報に記載の装置が
知られている。
レーキ28の作動圧の立ち上がりと解放側のロークラッ
チ50のアキュムレータ背圧をみて、解放側のロークラ
ッチ50のアキュムレータ背圧をドレーンするロークラ
ッチシーケンスバルブ90が記載されている。
来の自動変速機の変速油圧制御装置にあつては、解放側
のロークラッチ50のアキュムレータ背圧を基準にして
ドレーンタイミングをとるようにしているため、解放側
のアキュムレータ背圧が変動した場合、解放側のアキュ
ムレータ背圧をドレーンするタイミングがずれてしま
う。
れる解放側のアキュムレータ背圧と締結側の作動圧とは
同調して上がったり下がったりするもので、例えば、解
放側のアキュムレータ背圧が個体のバラツキや劣化で低
下すると、解放側の背圧をドレーンする締結側作動圧も
低下し、締結側作動圧特性での切り換え圧が下がってし
まう。
確保されていないのに解放側のトルク容量が低下するの
で、エンジンが空吹く。
に解放側のアキュムレータ背圧をドレーンする最適なタ
イミングを、解放側での個体のバラツキや劣化による油
圧変動にかかわらず常に得ることができる自動変速機の
変速油圧制御装置を提供することにある。
図1のクレーム対応図に示すように、締結されている第
1締結要素aから油圧を抜いて解放すると共に解放され
ている第2締結要素bへ油圧を入れて締結することで変
速を達成する自動変速機の変速油圧制御装置において、
前記第1締結要素aの油路の途中に設けられた第1アキ
ュムレータcと、前記第2締結要素bの油路の途中に設
けられた第2アキュムレータdと、前記第1アキュムレ
ータcの背圧室に接続されたアキュムレータ背圧回路e
の途中に設けられ、変速時に締結側の第2アキュムレー
タ背圧を基準として解放側の第1アキュムレータ背圧を
ドレーンするタイミングを決めるタイミングバルブfを
設けたことを特徴とする。
求項2)は、図1のクレーム対応図に示すように、請求
項1記載の自動変速機の変速油圧制御装置において、前
記タイミングバルブfを、変速時に締結側となる第2締
結要素bの第2アキュムレータ背圧と締結圧をバルブ作
動信号圧とし、第2アキュムレータ背圧と変速の進行に
伴って上昇する締結圧との差圧が設定差圧に達するタイ
ミングで解放側の第1アキュムレータ背圧をドレーンす
る位置に切り換えるバルブとしたことを特徴とする。
求項3)は、図1のクレーム対応図に示すように、請求
項1または請求項2記載の自動変速機の変速油圧制御装
置において、前記第2アキュムレータdを、シリンダ内
にピストンとばねを組み込むと共にばねの向きを背圧に
対して互いに逆に設定し、棚圧レベルが異なる2段のア
キュムレータ特性を得る2つのアキュムレータd1,d
2により構成したことを特徴とする。
に対応する自動変速機の変速油圧制御装置である。
適用された自動変速機の全体概略を説明する。
ケルトン図である。
力軸、FPGはフロント遊星ギヤ、RPGはリヤ遊星ギ
ヤであり、フロント遊星ギヤFPGは、第1サンギヤS
1と第1リングギヤR1と第1ピニオンP1と第1ピニ
オンキャリヤC1を有し、リヤ遊星ギヤRPGは、第2
サンギヤS2と第2リングギヤR2と第2ピニオンP2
と第2ピニオンキャリヤC2を有する。
速の変速段を得る締結要素として、リバースクラッチR
EV/C(以下、R/C)、ハイクラッチHIGH/C
(以下、H/C)、2−4ブレーキ2-4/B、ロークラッ
チLOW/C(以下、L/C)、ロー&リバースブレー
キL&R/B、ローワンウェイクラッチLOW O.W.C が設
けられている。
M1及びリバースクラッチR/Cを介して入力軸INに
連結されていると共に、第1回転メンバM1及び2−4
ブレーキ2-4/Bを介してケースKに連結されている。
M2及びハイクラッチH/Cを介して入力軸INに連結
されていると共に、第3回転メンバM3及びロー&リバ
ースブレーキL&R/Bを介してケースKに連結されて
いる。また、第1キャリヤC1は、第3回転メンバM3
及びロークラッチL/Cを介して第2リングギヤR2に
連結されている。尚、ロー&リバースブレーキL&R/
Bとは並列配置でローワンウェイクラッチLOW O.W.C が
設けられている。
バM4を介して第2キャリヤC2に直結され、されに、
第2キャリヤC2には出力軸OUTが直結されている。
結されている。
アップシフト時に変速ショックのない掛け替えタイミン
グを得るために採用されていたワンウェイクラッチと、
このワンウェイクラッチの採用に伴いエンジンブレーキ
を確保するために必要とされる油圧締結によるクラッチ
とを廃止し、締結要素の数を削減することで小型軽量化
を達成した点にある。
後退1速の変速段を得る締結論理を示す図である。
の油圧締結と、ロー&リバースブレーキL&R/Bの油
圧締結(エンジンブレーキレンジ選択時)もしくはロー
ワンウェイクラッチLOW O.W.C の機械締結(加速時)に
より得られる。すなわち、第2サンギヤ入力、第2リン
グギヤ固定、第2キャリヤ出力となる。
と2−4ブレーキ2-4/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、第2サンギヤ入力、第1サンギヤ固定、第2キ
ャリヤ出力となる。
とロークラッチL/Cの油圧締結により得られる。すな
わち、第2リングギヤと第2サンギヤの同時入力、第2
キャリヤ出力となる(変速比=1)。
と2−4ブレーキ2-4/Bの油圧締結により得られる。す
なわち、第1キャリヤ及び第2サンギヤ入力、第1サン
ギヤ固定、第2キャリヤ出力によるオーバドライブ変速
段となる。
EV/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bの油圧締
結により得られる。すなわち、第1,第2サンギヤ入
力、第1キャリヤ固定、第2キャリヤ出力となる。
チと同様な構造による多板ブレーキである。
速の自動変速を達成するための締結要素とコントロール
バルブ部と電子制御部を示す制御システム図である。
/Cと、2−4ブレーキ2-4/Bと、ハイクラッチH/C
が設けられている。
バルブ(A)1と、シフトバルブ(B)2と、アキュム
コントロールバルブ(A)3と、アキュムコントロール
バルブ(B)4と、ロークラッチタイミングバルブ5
と、ロークラッチシーケンスバルブ6と、2−4ブレー
キタイミングバルブ7と、2−4ブレーキシーケンスバ
ルブ8と、ロークラッチアキュムレータ9と、2−4ブ
レーキアキュムレータユニット10と、ハイクラッチア
キュムレータユニット11が設けられている。
ブ(B)2は、シフトソレノイド(A)21及びシフト
ソレノイド(B)22の作動に応じて1速〜4速(O
D)の各変速段での油路切り替えを行なう。
は、ライン圧デューティソレノイド23により作り出さ
れるソレノイド圧PSOLAの大きさに応じてライン圧PL
を減圧しアキュムコントロール圧(A)PACCMA を調圧
する。尚、ライン圧デューティソレノイド23により作
り出されるソレノイド圧PSOLAは、図外のプレッシャレ
ギュレータバルブにより作り出されるライン圧PL の信
号圧となるモディファイヤ圧を調圧するプレッシャモデ
ィファイヤバルブへも導かれる。
は、2-4/Bデューティソレノイド24により作り出され
るソレノイド圧PSOLBの大きさに応じてライン圧PL を
減圧しアキュムコントロール圧(B)PACCMB を調圧す
る。
ロークラッチタイミングソレノイド25がOFFの時に
信号圧油路をドレーン側とし、ONの時に油圧発生によ
り信号圧油路を連通側とする切り換えバルブである。
4速へのシフトアップ時または4速からのシフトダウン
時にロークラッチアキュムレータ9の背圧制御を行な
う。
は、2−4ブレーキタイミングソレノイド26がOFF
の時に信号圧油路をドレーン側とし、ONの時に油圧発
生により信号圧油路を連通側とする切り換えバルブであ
る。
は、3速へのシフトアップ時または3速からのシフトダ
ウン時の2−4ブレーキアキュムレータ10の背圧制御
を行なう。
の背圧室にロークラッチシーケンスバルブ6及びローク
ラッチアキュムレータ背圧回路32を介してアキュムコ
ントロール圧(A)PACCMA が導かれ、ロークラッチL
/Cの締結・解放を滑らかにする。
ト10は、その背圧室に2−4ブレーキシーケンスバル
ブ8及び2−4ブレーキアキュムレータ背圧回路33を
介してアキュムコントロール圧(B)PACCMB が導か
れ、2−4ブレーキ2-4/Bの締結・解放を滑らかにす
る。
ト10は、シリンダ内にピストンとばねを組み込むと共
にばねの向きを背圧に対して互いに逆に設定し、棚圧レ
ベルが異なる2段のアキュムレータ特性を得る2つのア
キュムレータ10A,10Bにより構成されている。
11は、その背圧室にアキュムコントロール圧(A)P
ACCMA がそのまま導かれ、ハイクラッチH/Cの締結・
解放を滑らかにする。
11も、シリンダ内にピストンとばねを組み込むと共に
ばねの向きを背圧に対して互いに逆に設定し、棚圧レベ
ルが異なる2段のアキュムレータ特性を得る2つのアキ
ュムレータ11A,11Bにより構成されている。
ルユニット20からの駆動指令に応じて油圧を制御する
アクチュエータとして、シフトソレノイド(A)21
と、シフトソレノイド(B)22と、ライン圧デューテ
ィソレノイド23と、2-4/Bデューティソレノイド24
と、ロークラッチタイミングソレノイド25と、2-4/B
タイミングソレノイド26が設けられている。
入力情報をもたらす情報源として、スロットル開度を検
出するスロットルセンサ27と、車速を検出する車速セ
ンサ28と、タービン回転を検出するタービンセンサ2
9と、油温を検出する油温センサ30と、他のセンサ・
スイッチ類31が設けられている。
に変速する変速制御は、図6に示すような変速点特性モ
デル図と検出されたスロットル開度及び車速に基づき、
アップシフトあるいはアップシフトの変速線を横切った
時に変速指令が出され、この変速指令により次に移行す
るギヤ位置が決定され、決定されたギヤ位置を得るべく
図5に示すシフトソレノイド作動表にしたがってA/T
コントロールユニット20からシフトソレノイド(A)
21とシフトソレノイド(B)22に対しONまたはO
FFの指令を出すことで制御される。
載の構成要素との対応関係について説明すると、2−3
アップシフトの場合、2−4ブレーキ2-4/Bが第1締結
要素aに相当し、ハイクラッチH/Cが第2締結要素b
に相当し、2−4ブレーキアキュムレータユニット10
が第1アキュムレータcに相当し、ハイクラッチアキュ
ムレータユニット11が第2アキュムレータdに相当
し、2−4ブレーキシーケンスバルブ8がタイミングバ
ルブfに相当し、2−4ブレーキアキュムレータ背圧回
路33がアキュムレータ背圧回路eに相当する。
ラッチL/Cが第1締結要素aに相当し、2−4ブレー
キ2-4/Bが第2締結要素bに相当し、ロークラッチアキ
ュムレータ9が第1アキュムレータcに相当し、2−4
ブレーキアキュムレータユニット10が第2アキュムレ
ータdに相当し、ロークラッチシーケンスバルブ6がタ
イミングバルブfに相当し、ロークラッチアキュムレー
タ背圧回路32がアキュムレータ背圧回路eに相当す
る。
ッチL/Cが解放される3速から4速へのアップシフト
時を例にとって、ロークラッチシーケンスバルブ6で行
なわれるロークラッチアキュムレータ背圧のドレーンタ
イミング制御について説明する。
25に対してはON指令が維持されているため、ローク
ラッチタイミングバルブ5はロークラッチシーケンスバ
ルブ6に対し2−4ブレーキ圧P2-4/B を供給する側に
切り換えられたままとなる。よって、ロークラッチシー
ケンスバルブ6は、ロークラッチアキュムレータ背圧を
入れる方向に作用するバルブ作動信号圧を締結側のアキ
ュムレータ背圧(アキュムコントロール圧(B)PACCM
B )とすると共にばね荷重を付与し、ロークラッチアキ
ュムレータ背圧をドレーンする方向に作用するバルブ作
動信号圧を締結圧である2−4ブレーキ圧P2-4/B とす
る。つまり、締結側のアキュムレータ背圧であるアキュ
ムコントロール圧(B)PACCMB を基準として解放側の
ロークラッチL/Cのアキュムレータ背圧をドレーンす
るタイミングが決められる。
発生がなく、締結側のアキュムレータ背圧であるアキュ
ムコントロール圧(B)PACCMB が、図4の左方向に作
用しているので、ロークラッチL/Cのアキュムレータ
9にはアキュムコントロール圧(A)PACCMA による背
圧が供給されている。
がなされると、シフトソレノド(A)21への指令がO
FFからONに切り換えられ、ロークラッチL/Cへの
油路がDレンジ圧供給側からドレーン側に切り換えら
れ、2−4ブレーキ2-4/Bへの油路がドレーン側からD
レンジ圧供給側へ切り換えられる。
7のP2-4/B 特性に示すように、クラッチピストンのス
トローク終了後に作動圧が上昇し、この作動圧上昇に伴
ってアキュムレータ10Bのピストンストローク作動に
よる第1の棚圧特性を示し、さらに、アキュムレータ1
0Aのピストンストローク作動による第2の棚圧特性に
移行し、アキュムレータ10Aによるストローク作動が
終了すると一気にライン圧レベルまで締結圧が上昇し、
2−4ブレーキ圧P2-4/B が締結される。
C 特性に示すように、ライン圧レベルによる締結圧から
アキュムレータ背圧レベルまで一気に低下し、締結側の
作動圧である2−4ブレーキ圧P2-4/B がロークラッチ
シーケンスバルブ6の切り換え圧になるとロークラッチ
アキュムレータ背圧がドレーンされ、大きな勾配にて低
下し、解放圧レベルとなってロークラッチL/Cが解放
される。
あるアキュムコントロール圧(B)PACCMB と締結側の
作動圧である2−4ブレーキ圧P2-4/B との差圧ΔP
が、設定差圧(ばね荷重やスプール受圧面積により設
定)になるタイミングにて、ロークラッチシーケンスバ
ルブ6のスプールがロークラッチアキュムレータ背圧を
ドレーンする側に切り換えられる。
であるアキュムコントロール圧(B)PACCMB を基準と
して解放側のロークラッチL/Cのアキュムレータ背圧
をドレーンする構成としているため、3−4アップシフ
ト時に解放側のロークラッチアキュムレータ背圧をドレ
ーンする最適なタイミングを、解放側での個体のバラツ
キや劣化による油圧変動にかかわらず常に得ることがで
きる。
油圧に影響されずにアキュムレータ10Aの作動圧で変
速時間を決めることができるので、学習制御等により締
結側にアキュムレータ背圧を常に適切に自己適応させる
ことで、良好な変速品質を保つ変速時間にコントロール
することができる。
切り換え圧は、締結側のアキュムレータ背圧であるアキ
ュムコントロール圧(B)PACCMB と締結側の作動圧で
ある2−4ブレーキ圧P2-4/B との差圧ΔPが設定差圧
になる油圧であり、締結側のアキュムレータ背圧の調整
により切り換え圧を締結側のトルク容量が十分に確保さ
れる圧力に設定することができるため、解放側のアキュ
ムレータ背圧をドレーン(解放側のトルク容量を下げ
る)するタイミングでは、締結側のトルク容量が十分に
確保されていて、エンジンが空吹かない。
ブレーキ2-4/Bが解放される2速から3速へのアップシ
フト時にも、上記同様に、2−4ブレーキシーケンスバ
ルブ8において2−4ブレーキアキュムレータ背圧のド
レーンタイミング制御が行なわれる。
キュムコントロール圧(B)PACCMBを基準として解放
側のロークラッチL/Cのアキュムレータ背圧をドレー
ンするタイミングが決めるロークラッチシーケンスバル
ブ6を設けた構成としたため、3−4アップシフト時に
解放側のロークラッチアキュムレータ背圧をドレーンす
る最適なタイミングを、解放側での個体のバラツキや劣
化による油圧変動にかかわらず常に得ることができる。
締結側のアキュムレータ背圧であるアキュムコントロー
ル圧(B)PACCMB と締結側の作動圧である2−4ブレ
ーキ圧P2-4/B との差圧ΔPが設定差圧になるタイミン
グにて解放側のアキュムレータ背圧をドレーンするよう
にしたため、締結側アキュムレータ背圧の油圧レベルを
最適に設定することで、締結側のトルク容量が確保され
るタイミングで解放側のトルク容量を下げることがで
き、3−4アップシフト時にエンジンの空吹きが防止さ
れる。
ト10を、シリンダ内にピストンとばねを組み込むと共
にばねの向きを背圧に対して互いに逆に設定し、棚圧レ
ベルが異なる2段のアキュムレータ特性を得る2つのア
キュムレータ10A,10Bにより構成したため、変速
時に2段棚圧を持つ2−4ブレーキ圧特性が得られ、締
結側のトルク容量の上昇が滑らかになり、良好な変速品
質を確保できると共に、バルブ切り換え圧を勾配が緩や
かな棚圧特性部分に設定することで、安定したドレーン
タイミングを得ることができる。
御装置は実施の形態1で示した変速制御を電子制御にて
行なう電子制御型自動変速機に限らず、スロットル圧や
ガバナ圧を信号圧として変速制御する油圧制御型自動変
速機にも適用することもできる。
れている第1締結要素から油圧を抜いて解放すると共に
解放されている第2締結要素へ油圧を入れて締結するこ
とで変速を達成する自動変速機の変速油圧制御装置にお
いて、第1締結要素の油路の途中に設けられた第1アキ
ュムレータと、第2締結要素の油路の途中に設けられた
第2アキュムレータと、第1アキュムレータの背圧室に
接続されたアキュムレータ背圧回路の途中に設けられ、
変速時に締結側の第2アキュムレータ背圧を基準として
解放側の第1アキュムレータ背圧をドレーンするタイミ
ングを決めるタイミングバルブを設けたため、変速時に
解放側のアキュムレータ背圧をドレーンする最適なタイ
ミングを、解放側での個体のバラツキや劣化による油圧
変動にかかわらず常に得ることができる自動変速機の変
速油圧制御装置を提供することができる。
記載の自動変速機の変速油圧制御装置において、タイミ
ングバルブを、変速時に締結側となる第2締結要素の第
2アキュムレータ背圧と締結圧をバルブ作動信号圧と
し、第2アキュムレータ背圧と変速の進行に伴って上昇
する締結圧との差圧が設定差圧に達するタイミングで解
放側の第1アキュムレータ背圧をドレーンする位置に切
り換えるバルブとしたため、上記効果に加え、第2アキ
ュムレータ背圧の油圧レベルを最適に設定することで、
締結側のトルク容量が確保されるタイミングで解放側の
トルク容量を下げることができ、変速時にエンジンの空
吹きが防止される。
または請求項2記載の自動変速機の変速油圧制御装置に
おいて、第2アキュムレータを、シリンダ内にピストン
とばねを組み込むと共にばねの向きを背圧に対して互い
に逆に設定し、棚圧レベルが異なる2段のアキュムレー
タ特性を得る2つのアキュムレータにより構成したた
め、締結側のトルク容量の上昇が滑らかになり、良好な
変速品質を確保できると共に、バルブ切り換え圧を勾配
が緩やかな棚圧特性部分に設定することで、安定したド
レーンタイミングを得ることができる。
クレーム対応図である。
変速機の動力伝達機構を示すスケルトン図である。
変速機の締結論理表を示す図である。
油圧制御部及び電子制御部を示す全体システム図であ
る。
ド作動表を示す図である。
ルの一例を示す図である。
ップシフト時の変速油圧特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 締結されている第1締結要素から油圧を
抜いて解放すると共に解放されている第2締結要素へ油
圧を入れて締結することで変速を達成する自動変速機の
変速油圧制御装置において、 前記第1締結要素の油路の途中に設けられた第1アキュ
ムレータと、 前記第2締結要素の油路の途中に設けられた第2アキュ
ムレータと、 前記第1アキュムレータの背圧室に接続されたアキュム
レータ背圧回路の途中に設けられ、変速時に締結側の第
2アキュムレータ背圧を基準として解放側の第1アキュ
ムレータ背圧をドレーンするタイミングを決めるタイミ
ングバルブを設けたことを特徴とする自動変速機の変速
油圧制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の変速油圧制
御装置において、 前記タイミングバルブを、変速時に締結側となる第2締
結要素の第2アキュムレータ背圧と締結圧をバルブ作動
信号圧とし、第2アキュムレータ背圧と変速の進行に伴
って上昇する締結圧との差圧が設定差圧に達するタイミ
ングで解放側の第1アキュムレータ背圧をドレーンする
位置に切り換えるバルブとしたことを特徴とする自動変
速機の変速油圧制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の自動変速
機の変速油圧制御装置において、 前記第2アキュムレータを、シリンダ内にピストンとば
ねを組み込むと共にばねの向きを背圧に対して互いに逆
に設定し、棚圧レベルが異なる2段のアキュムレータ特
性を得る2つのアキュムレータにより構成したことを特
徴とする自動変速機の変速油圧制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18815197A JP3522499B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 自動変速機の変速油圧制御装置 |
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DE19831564.3A DE19831564B4 (de) | 1997-07-14 | 1998-07-14 | Hydraulische Steuersysteme für Automatikgetriebe |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1130324A true JPH1130324A (ja) | 1999-02-02 |
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ID=16218649
Family Applications (1)
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JP18815197A Expired - Fee Related JP3522499B2 (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 自動変速機の変速油圧制御装置 |
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US6702714B2 (en) | 2001-07-30 | 2004-03-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling vehicle automatic transmission |
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- 1997-07-14 JP JP18815197A patent/JP3522499B2/ja not_active Expired - Fee Related
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