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JPH11291739A - 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 - Google Patents

車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法

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Publication number
JPH11291739A
JPH11291739A JP10112804A JP11280498A JPH11291739A JP H11291739 A JPH11291739 A JP H11291739A JP 10112804 A JP10112804 A JP 10112804A JP 11280498 A JP11280498 A JP 11280498A JP H11291739 A JPH11291739 A JP H11291739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
sensor
solar radiation
air conditioner
range
Prior art date
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Granted
Application number
JP10112804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3448483B2 (ja
Inventor
Ichiro Kuwabara
一郎 桑原
Keiichi Funakoshi
恵市 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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Publication of JPH11291739A publication Critical patent/JPH11291739A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の追加なしにセンサーが真のエラー状態
にあるか否かを正確に判定する。 【解決手段】 温度センサーを用いた車両用空気調和装
置において、温度センサーによる検出値がエラー判定範
囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセン
サーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴と
する、車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検
知方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気調和装
置におけるセンサーのエラー検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空気調和装置においては、通常、
車室内温度センサー(内気センサー)や車室外温度セン
サー(外気センサー)、日射センサー等の複数の温度セ
ンサーが使用され、これら温度センサーからの信号が空
調制御に使用されている。所定の制御を行うためには、
これら温度センサーが全て正常に作動していることが必
要で、いずれかのセンサーが異常になると、制御に混乱
を来たす。
【0003】従来、温度センサーの断線やショートなど
の異常状態を検出する方法として、温度センサーとして
使用されるサーミスタと抵抗による電圧の分圧値をA/
D(アナログ/デジタル)変換し、マイコンにて判定す
ることが一般に行われている。このとき、A/D変換値
を数回読みするなどして、ソフトでフィルタ処理を行
い、安定した温度検出を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両用空調
調和装置は、車両に取り付けられているため、運転者が
乗車していない放置状態では、周囲環境により多大な影
響を受ける。例えば、炎天下中で長時間の放置では、密
閉状態にある車内温度は高温になり、温度センサー部も
同時に高温状態となる。そのような状態でエンジンを始
動すると、温度センサー自体には異常がないにもかかわ
らず、高温状態の温度をマイコンが異常状態として読み
取り、エラー検知をしてしまうおそれがある。つまり、
その状態がセンサーの真のエラーか否かが正確に判定さ
れない場合がある。
【0005】そこで本発明の課題は、上記のような問題
点に着目し、温度センサーの検出値がエラー範囲内に入
ったとき、それが真のエラーか否かを正確に判定できる
ようにすることにあり、しかも、これを実質的に部品の
追加なしに安価に達成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空気調和装置におけるセンサーのエ
ラー検知方法は、温度センサーを用いた車両用空気調和
装置において、温度センサーによる検出値がエラー判定
範囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセ
ンサーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴
とする方法からなる。
【0007】上記温度センサーとしては、たとえばサー
ミスタを用いた日射センサーを用いる。この場合、日射
センサーにおけるエラー判定において、ショートによる
エラーと判定した場合には日射補正量を最大とし、断線
によるエラーと判定した場合には日射補正量を最小とす
ることが好ましい。
【0008】このような本発明に係る方法においては、
エラーの判定は例えば次のように行われる。対象センサ
ーからの検出信号である、一回のA/D(アナログ/デ
ジタル)変換値のエラーにて、エラー判定を行わず、一
定時間エラー範囲内だった場合にはじめてエラー検知と
する。一定時間内にA/D値が正常範囲に戻った場合
は、エラーと判断しない。つまり、エラー検知条件に、
一定時間エラー範囲であることを追加する。なお、一定
時間とは、前述の異常温度が通常範囲の温度として検出
できるまでの充分な時間のことである。このような制御
により、当該センサーが真のエラー状態にあるか否かが
判定され、たとえば劣悪な周囲環境下での検出値であっ
てセンサー自身には異常がないと判定された場合には、
上記エラー範囲内にある信号を真のエラー信号と誤認す
ることが回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る方法を実施するためのフローチャートを
示している。本ルーチンをスタートすると、まず、エラ
ー判定対象センサーからの信号のA/D(アナログ/デ
ジタル)変換を行い(ステップS1)、それがエラー範
囲にあるか否かが判定される(ステップS2)。エラー
範囲にない場合には、エラーカウンタ=0としステップ
S1に戻り、処理を繰り返す(ステップS3)。エラー
範囲である場合には、エラーカウンタに1を加え(ステ
ップS4)、そのエラー範囲内にある状態が、一定時
間、たとえば30分続いたか否かが判定される(ステッ
プS5)。一定時間内にエラー範囲から外れ、正常な状
態に戻ったときには、真のエラーではないと判定し、ス
テップS1に戻って処理を繰り返す。エラー範囲内にあ
る状態が一定時間継続された場合には、センサーが真の
異常状態になっていると判定し、たとえば、それをセン
サー自身の故障等(断線やショート等)による真のエラ
ーであると判定し、ステップS6でセンサーのエラー処
理、たとえば故障あるいは異常表示等が行われる。
【0010】図2は、より具体的な態様を示しており、
上記センサーがサーミスタを用いた日射センサーである
場合を示している。
【0011】図2に示すフローにおいて、本ルーチンに
入ると、まず、サーミスタを使用した日射センサーのA
/D変換を行う(ステップS11)。次に、日射エラー
フラグを判定し、日射エラーフラグ=1だった場合(エ
ラー処理済み)、日射補正量の更新は行わず本ルーチン
を終了する(ステップS12)。
【0012】次に、日射エラーフラグ=0の場合は、前
述のA/D変換して得られたA/D変換値を用いてエラ
ー判定を行う(ステップS13)。エラー範囲ではない
場合、日射センサーの専用カウンタである、日射エラー
カウンタをクリア(日射エラーカウンタ=0)し(ステ
ップS14)、該A/D値を用いて日射補正量の算出お
よび更新を行う(ステップS15)。
【0013】一方、ステップS13でエラー範囲であっ
た場合、日射エラーカウンタをカウントアップする(ス
テップS16)。その後、日射エラーカウンタの値を、
既定時間(図2に示す例では30分)と、比較する(ス
テップS17)。ここでの既定時間とは、エンジン始動
時直後には日射センサーが正常であるにもかかわらずエ
ラー範囲に入っていたとしても、空気調和装置が働くこ
とにより正常範囲に復帰するに十分な時間である。ステ
ップS17における比較の結果、既定時間に満たない場
合、エラー処理は行わず、通常の日射補正量の算出等を
行う。
【0014】一方、ステップS17における判定の結
果、エラー範囲が既定時間の間継続され、日射エラーカ
ウンタの値が既定時間に達した場合に、ここではじめて
日射エラーフラグをセット(日射エラーフラグ=1)し
(ステップS18)、エラー処理を行う。
【0015】図2でのエラー処理は、エラー内容によ
り、ショートに起因するエラーだった場合は日射補正量
を最大にし、断線に起因するエラーだった場合は、日射
補正量を最小にしている(ステップS19、20、2
1)。そして、本ルーチンを終了する。この場合、日射
エラーフラグがセットされるので、次回本ルーチンが実
行されたときには、日射補正量の算出および更新を行わ
ないため、日射補正量は前述の最大値または最小値に固
定となる。
【0016】なお、図中には示していないが、エンジン
の再始動により日射エラーフラグのクリアを行うように
構成することで、日射補正の機能を極力活かすことがで
きる。
【0017】このようにして、日射センサーの検出値
が、センサー自身の故障等による真のエラー信号なの
か、あるいは、劣悪な環境条件等により、たまたまエラ
ー範囲内に入ったのかが正確に判定され、いずれの場合
にも適切な処理が実行される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法によれ
ば、判定対象となるセンサーが真のエラー範囲にあるの
か否かを、エラー範囲内にある時間の判定により正確に
判断でき、部品の追加なしに安価にエラーの誤認を回避
できる。
【0019】また、センサー自身のエラー範囲はそのま
ま使用するので、従来と同様のエラー判定機能を削除す
ることなく、上記の如く的確にエラーの誤認を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る方法を実施するため
のフローチャートである。
【図2】本発明のより具体的な実施態様に係る方法を実
施するためのフローチャートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度センサーを用いた車両用空気調和装
    置において、温度センサーによる検出値がエラー判定範
    囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセン
    サーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴と
    する、車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検
    知方法。
  2. 【請求項2】 前記温度センサーがサーミスタを用いた
    日射センサーである、請求項1の車両用空気調和装置に
    おけるセンサーのエラー検知方法。
  3. 【請求項3】 前記日射センサーにおけるエラー判定に
    おいて、ショートによるエラーと判定した場合には日射
    補正量を最大とし、断線によるエラーと判定した場合に
    は日射補正量を最小とする、請求項2の車両用空気調和
    装置におけるセンサーのエラー検知方法。
JP11280498A 1998-04-08 1998-04-08 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 Expired - Fee Related JP3448483B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095226A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Denso Corp 車両用空調装置
JP2011089657A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Panasonic Corp 空気調和機
KR101236714B1 (ko) * 2006-10-25 2013-02-25 한라공조주식회사 차량용 공조 장치 제어 방법

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JP2010095226A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Denso Corp 車両用空調装置
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