JPH11291739A - 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 - Google Patents
車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法Info
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- JPH11291739A JPH11291739A JP10112804A JP11280498A JPH11291739A JP H11291739 A JPH11291739 A JP H11291739A JP 10112804 A JP10112804 A JP 10112804A JP 11280498 A JP11280498 A JP 11280498A JP H11291739 A JPH11291739 A JP H11291739A
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Abstract
にあるか否かを正確に判定する。 【解決手段】 温度センサーを用いた車両用空気調和装
置において、温度センサーによる検出値がエラー判定範
囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセン
サーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴と
する、車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検
知方法。
Description
置におけるセンサーのエラー検知方法に関する。
車室内温度センサー(内気センサー)や車室外温度セン
サー(外気センサー)、日射センサー等の複数の温度セ
ンサーが使用され、これら温度センサーからの信号が空
調制御に使用されている。所定の制御を行うためには、
これら温度センサーが全て正常に作動していることが必
要で、いずれかのセンサーが異常になると、制御に混乱
を来たす。
の異常状態を検出する方法として、温度センサーとして
使用されるサーミスタと抵抗による電圧の分圧値をA/
D(アナログ/デジタル)変換し、マイコンにて判定す
ることが一般に行われている。このとき、A/D変換値
を数回読みするなどして、ソフトでフィルタ処理を行
い、安定した温度検出を行うようにしている。
調和装置は、車両に取り付けられているため、運転者が
乗車していない放置状態では、周囲環境により多大な影
響を受ける。例えば、炎天下中で長時間の放置では、密
閉状態にある車内温度は高温になり、温度センサー部も
同時に高温状態となる。そのような状態でエンジンを始
動すると、温度センサー自体には異常がないにもかかわ
らず、高温状態の温度をマイコンが異常状態として読み
取り、エラー検知をしてしまうおそれがある。つまり、
その状態がセンサーの真のエラーか否かが正確に判定さ
れない場合がある。
点に着目し、温度センサーの検出値がエラー範囲内に入
ったとき、それが真のエラーか否かを正確に判定できる
ようにすることにあり、しかも、これを実質的に部品の
追加なしに安価に達成することにある。
に、本発明の車両用空気調和装置におけるセンサーのエ
ラー検知方法は、温度センサーを用いた車両用空気調和
装置において、温度センサーによる検出値がエラー判定
範囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセ
ンサーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴
とする方法からなる。
ミスタを用いた日射センサーを用いる。この場合、日射
センサーにおけるエラー判定において、ショートによる
エラーと判定した場合には日射補正量を最大とし、断線
によるエラーと判定した場合には日射補正量を最小とす
ることが好ましい。
エラーの判定は例えば次のように行われる。対象センサ
ーからの検出信号である、一回のA/D(アナログ/デ
ジタル)変換値のエラーにて、エラー判定を行わず、一
定時間エラー範囲内だった場合にはじめてエラー検知と
する。一定時間内にA/D値が正常範囲に戻った場合
は、エラーと判断しない。つまり、エラー検知条件に、
一定時間エラー範囲であることを追加する。なお、一定
時間とは、前述の異常温度が通常範囲の温度として検出
できるまでの充分な時間のことである。このような制御
により、当該センサーが真のエラー状態にあるか否かが
判定され、たとえば劣悪な周囲環境下での検出値であっ
てセンサー自身には異常がないと判定された場合には、
上記エラー範囲内にある信号を真のエラー信号と誤認す
ることが回避される。
形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る方法を実施するためのフローチャートを
示している。本ルーチンをスタートすると、まず、エラ
ー判定対象センサーからの信号のA/D(アナログ/デ
ジタル)変換を行い(ステップS1)、それがエラー範
囲にあるか否かが判定される(ステップS2)。エラー
範囲にない場合には、エラーカウンタ=0としステップ
S1に戻り、処理を繰り返す(ステップS3)。エラー
範囲である場合には、エラーカウンタに1を加え(ステ
ップS4)、そのエラー範囲内にある状態が、一定時
間、たとえば30分続いたか否かが判定される(ステッ
プS5)。一定時間内にエラー範囲から外れ、正常な状
態に戻ったときには、真のエラーではないと判定し、ス
テップS1に戻って処理を繰り返す。エラー範囲内にあ
る状態が一定時間継続された場合には、センサーが真の
異常状態になっていると判定し、たとえば、それをセン
サー自身の故障等(断線やショート等)による真のエラ
ーであると判定し、ステップS6でセンサーのエラー処
理、たとえば故障あるいは異常表示等が行われる。
上記センサーがサーミスタを用いた日射センサーである
場合を示している。
入ると、まず、サーミスタを使用した日射センサーのA
/D変換を行う(ステップS11)。次に、日射エラー
フラグを判定し、日射エラーフラグ=1だった場合(エ
ラー処理済み)、日射補正量の更新は行わず本ルーチン
を終了する(ステップS12)。
述のA/D変換して得られたA/D変換値を用いてエラ
ー判定を行う(ステップS13)。エラー範囲ではない
場合、日射センサーの専用カウンタである、日射エラー
カウンタをクリア(日射エラーカウンタ=0)し(ステ
ップS14)、該A/D値を用いて日射補正量の算出お
よび更新を行う(ステップS15)。
た場合、日射エラーカウンタをカウントアップする(ス
テップS16)。その後、日射エラーカウンタの値を、
既定時間(図2に示す例では30分)と、比較する(ス
テップS17)。ここでの既定時間とは、エンジン始動
時直後には日射センサーが正常であるにもかかわらずエ
ラー範囲に入っていたとしても、空気調和装置が働くこ
とにより正常範囲に復帰するに十分な時間である。ステ
ップS17における比較の結果、既定時間に満たない場
合、エラー処理は行わず、通常の日射補正量の算出等を
行う。
果、エラー範囲が既定時間の間継続され、日射エラーカ
ウンタの値が既定時間に達した場合に、ここではじめて
日射エラーフラグをセット(日射エラーフラグ=1)し
(ステップS18)、エラー処理を行う。
り、ショートに起因するエラーだった場合は日射補正量
を最大にし、断線に起因するエラーだった場合は、日射
補正量を最小にしている(ステップS19、20、2
1)。そして、本ルーチンを終了する。この場合、日射
エラーフラグがセットされるので、次回本ルーチンが実
行されたときには、日射補正量の算出および更新を行わ
ないため、日射補正量は前述の最大値または最小値に固
定となる。
の再始動により日射エラーフラグのクリアを行うように
構成することで、日射補正の機能を極力活かすことがで
きる。
が、センサー自身の故障等による真のエラー信号なの
か、あるいは、劣悪な環境条件等により、たまたまエラ
ー範囲内に入ったのかが正確に判定され、いずれの場合
にも適切な処理が実行される。
気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法によれ
ば、判定対象となるセンサーが真のエラー範囲にあるの
か否かを、エラー範囲内にある時間の判定により正確に
判断でき、部品の追加なしに安価にエラーの誤認を回避
できる。
ま使用するので、従来と同様のエラー判定機能を削除す
ることなく、上記の如く的確にエラーの誤認を回避でき
る。
のフローチャートである。
施するためのフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 温度センサーを用いた車両用空気調和装
置において、温度センサーによる検出値がエラー判定範
囲内にある状態が一定時間継続されたときに、そのセン
サーによる検出値を真のエラーと判定することを特徴と
する、車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検
知方法。 - 【請求項2】 前記温度センサーがサーミスタを用いた
日射センサーである、請求項1の車両用空気調和装置に
おけるセンサーのエラー検知方法。 - 【請求項3】 前記日射センサーにおけるエラー判定に
おいて、ショートによるエラーと判定した場合には日射
補正量を最大とし、断線によるエラーと判定した場合に
は日射補正量を最小とする、請求項2の車両用空気調和
装置におけるセンサーのエラー検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11280498A JP3448483B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11280498A JP3448483B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11291739A true JPH11291739A (ja) | 1999-10-26 |
JP3448483B2 JP3448483B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=14595954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11280498A Expired - Fee Related JP3448483B2 (ja) | 1998-04-08 | 1998-04-08 | 車両用空気調和装置におけるセンサーのエラー検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448483B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095226A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2011089657A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
KR101236714B1 (ko) * | 2006-10-25 | 2013-02-25 | 한라공조주식회사 | 차량용 공조 장치 제어 방법 |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP11280498A patent/JP3448483B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101236714B1 (ko) * | 2006-10-25 | 2013-02-25 | 한라공조주식회사 | 차량용 공조 장치 제어 방법 |
JP2010095226A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
JP2011089657A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3448483B2 (ja) | 2003-09-22 |
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