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JP2001147167A - センサ装置 - Google Patents

センサ装置

Info

Publication number
JP2001147167A
JP2001147167A JP32929499A JP32929499A JP2001147167A JP 2001147167 A JP2001147167 A JP 2001147167A JP 32929499 A JP32929499 A JP 32929499A JP 32929499 A JP32929499 A JP 32929499A JP 2001147167 A JP2001147167 A JP 2001147167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sensor
temperature
physical quantity
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32929499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Kiuchi
慎 木内
Junichi Ouchi
純一 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP32929499A priority Critical patent/JP2001147167A/ja
Publication of JP2001147167A publication Critical patent/JP2001147167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精確な物理データを得られるセンサ装置の小
型化を可能にすると共に安価に提供可能とすることを目
的とする。 【解決手段】 物理量センサ8から出力される物理デー
タと、物理量センサ8の温度を測定する温度センサ9か
ら出力される温度データとがセンサ切換手段10から択
一的に出力される。また、センサ切換手段10の出力
と、不揮発性記憶装置12から出力される物理データの
出力特性とがデータ切換手段13から択一的に出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物理量を測定する
ためのセンサ装置に係り、特に高精度の測定をすること
に好適なセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種物理データを計測するセンサ
の出力値をマイクロコンピューター等によって補正し
て、高精度の測定を可能とするセンサ装置が知られてい
る。
【0003】ここで、図5は、このような既知のセンサ
装置の構成の一例を示すブロック図あり、例えば、自動
車における各種物理量の計測等に用いられる。
【0004】図5に示されるように、自動車にはセンサ
装置51a〜51cと、信号処理装置52と、制御装置
56a〜56cが設けられている。センサ装置51a〜
51cと信号処理装置52とはCSMA/CD方式で接
続されている。センサ装置51a〜51cは、各種物理
データの測定、例えば、着座検出や、バッテリー電圧測
定や、車間距離測定等を行う。そして、センサ装置51
a〜51cから出力された物理データは、信号処理装置
52のRAM54に記憶され、ROM55に予め書き込
まれたプログラムに従って演算回路53で処理される。
演算回路53は、各種物理データに応じて自動車の制御
装置56a〜56cを制御する。
【0005】以下、図6を参照して、着座検出に用いら
れるセンサ装置51aの構成並びに動作について説明す
る。尚、他の測定に用いられるセンサ装置51b、51
cもセンサ装置51aと同様の構成となっている。
【0006】図6に示すとおり、センサ装置51aは、
物理量センサ57によって検出対象となる物理データを
検出する。検出対象が、例えば、シートに印加される圧
力である場合、物理量センサ57は、感圧抵抗素子R3
1、R32、R33、及びR34がブリッジ接続されて
構成されており、一方の対向する感圧抵抗素子(R3
1、R34)の抵抗値が圧力に応じて増加する方向に変
化し、また、他方の対向する感圧抵抗素子(R32、R
33)の抵抗値が圧力に応じて減少する方向に変化す
る。
【0007】このため、感圧抵抗素子R31とR32と
の接続点の電位は、圧力に応じて低くなり、逆に感圧抵
抗素子R33とR34との接続点の電位は、圧力に応じ
て高くなる。そして、これらの電位差が物理量センサ5
7から物理データとして出力される。
【0008】尚、物理量センサ57の出力電圧は圧力の
他にも温度に依存したものとなっているので、精確な物
理データを得るためには、物理量センサ57の温度を測
定し、物理量センサ57の温度依存性を補正する必要が
ある。このため、センサ装置51a内に温度センサ58
が設けられ、物理量センサ57の温度を測定できるよう
になっている。温度センサ58は、感温抵抗素子R4
1、R42、R43、及びR44がブリッジ接続されて
構成されており、温度に応じて一方の対向する感温抵抗
素子(R41、R44)の抵抗値が増加する方向に変化
し、また、他方の対向する感温抵抗素子(R42、R4
3)の抵抗値が減少する方向に変化する。
【0009】このため、感温抵抗素子R41とR42と
の接続点の電位は、温度の上昇に応じて低くなり、逆に
感温抵抗素子R43とR44との接続点の電位は、温度
の上昇に応じて高くなる。そして、これらの電位差が温
度センサ58から温度データとして出力される。
【0010】物理量センサ57から出力される物理デー
タと、温度センサ58から出力される温度データとは、
センサ切替手段59に送信される。センサ切換手段59
は、制御回路61によって制御されており、物理データ
と温度データとを交互にA/D変換回路60へ送信す
る。これらのデータはアナログ信号として送信される。
【0011】A/D変換回路60は、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換して出力する回路であって、例えば1
2ビットのパラレルのデジタルデータに変換して演算回
路62へ出力する。
【0012】演算回路62は、物理データを補正するた
めのプログラムが書き込まれているROM63と、個々
の物理量センサ57のばらつきを補正する補正データが
製造段階で書き込まれた不揮発性記憶装置64と、演算
中のデータ等を一時的に記憶するRAM65とにメモリ
・バス66を介して接続されている。A/D変換回路6
0から出力された物理データと温度データとは、演算回
路62を介してRAM65に書き込まれ、必要に応じて
演算回路62に読み込まれる。
【0013】演算回路62では、ROM63に書き込ま
れたプログラムによって、RAM65に書き込まれた物
理データを、不揮発性記憶装置64に書き込まれた補正
データと、RAM65に書き込まれた温度データとで補
正して、精確な物理データを得る。
【0014】このように、物理データをセンサ装置51
aに設けられた演算回路53により処理するようにした
ことで、物理データを補正して、精確な物理データを得
ることができるようになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、信号処理装置
だけではなく、各センサ装置に補正演算用の演算回路を
設ける必要があり、センサ装置が大型化し、コストアッ
プも避けられなかった。特に、センサ装置の数が多い場
合には、全センサ装置の体積の総和が大きくなり、コス
トも大幅にアップすることとなっていた。
【0016】また、不揮発性記憶装置に書き込まれる補
正データは個々の物理量センサごとに固有のデータであ
るため、物理量センサが故障した場合には、センサ装置
全体を交換しなければならないが、センサ装置に演算回
路が含まれているためにセンサ装置のコストが高く、修
理にかかるコストが高くなっていた。
【0017】また、図示はしないが、物理量センサを直
接信号処理回路に接続した場合には、信号処理回路内に
補正データを記憶する不揮発性記憶装置を設けなければ
ならず、物理量センサが故障した場合には、物理量セン
サを交換すると共に信号処理回路内の不揮発性記憶装置
内に記憶された補正データを修正しなければならず、保
守性が悪かった。
【0018】そこで、本発明は、精確な物理データを得
ることができ、センサ装置が小型でコストを抑えること
のできるセンサ装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のセンサ装置は、検出対象の物理データを出
力する物理量センサと、前記物理データをデジタルデー
タに変換するA/D変換回路と、不揮発性記憶装置と、
データ切換手段とを備え、前記不揮発性記憶装置には前
記物理データの出力特性を補正するための補正データを
記憶し、前記不揮発性記憶装置に記憶された前記補正デ
ータと、前記A/D変換回路からの出力とを前記データ
切換手段によって切換えて出力する。
【0020】また、本発明のセンサ装置は、記物理量セ
ンサの温度を検出して温度データを出力する温度センサ
と、前記物理データと前記温度データとを切換えて前記
A/D変換回路へ出力するセンサ切換手段とを有してい
る。
【0021】また、本発明のセンサ装置の前記補正デー
タは、前記物理量センサのオフセットデータaと、前記
物理量センサの感度データbと、基準温度に於ける前記
温度センサの出力値を示す前記温度センサのオフセット
データcと、単位温度当たりの前記温度センサの出力値
の変化量を示す前記温度センサの感度データdと、前記
物理量センサのオフセット値の単位温度当たりの変化量
を示す前記物理量センサのオフセット温度特性データe
と、前記物理量センサの感度の単位温度当たりの変化量
を示す前記物理量センサの感度温度特性データfとのう
ちの少なくとも1つを含む。
【0022】また、本発明のセンサ装置は、前記物理量
センサと前記A/D変換回路とに基準電圧を印加する電
源安定化回路を有し、前記A/D変換回路は物理量セン
サの出力を前記基準電圧と比較して物理量センサの出力
をA/D変換する。
【0023】また、本発明のセンサ装置は、前記温度セ
ンサへ前記基準電圧を印加し、前記A/D変換回路は温
度センサの出力を前記基準電圧と比較して温度センサの
出力をA/D変換する。
【0024】また、本発明のセンサ装置は、前記データ
切換手段から出力されるデジタルデータをシリアルのデ
ジタルデータに変換するシリアル変換回路を有し、セン
サ装置の出力端から前記シリアルのデジタルデータを出
力し、センサ装置は前記出力端から電源電圧を供給され
る。
【0025】また、本発明のセンサ装置の前記物理量セ
ンサは、圧力を検出するための四つの感圧抵抗素子をブ
リッジ接続して構成し、前記温度センサは、四つの感温
抵抗素子をブリッジ接続して構成される。
【0026】また、本発明のセンサ装置は、自動車のシ
ートに取り付けられ、前記電源電圧が供給されると前記
補正データを出力し、その後は、前記物理データと前記
温度データとを継続的に出力する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明によるセンサ装置の一実施
例の構成を示すブロック図であり、例えば、自動車に関
わる各種物理量の計測等に用いられる。
【0029】図1に示されるように、自動車には、セン
サ装置1a〜1cと、信号処理装置2と制御装置6a〜
6cとを備えている。センサ装置1a〜1cと信号処理
装置2及び信号処理装置2と制御装置6a〜6cとはC
SMA/CD方式で接続されている。センサ装置1a〜
1cは、各種物理データを測定するために、後述する物
理量センサ8を有し、例えば、着座検出の有無やバッテ
リー電圧測定や、車間距離測定等を行う。そして、セン
サ装置1a〜1cからは、物理データと温度データと補
正データとが出力され、これらのデータが信号処理装置
2のRAM4に記憶され、ROM5に予め書き込まれた
プログラムに従って演算回路3で物理データが補正さ
れ、処理される。演算回路3は、各種物理データに応じ
て自動車の各制御装置6a〜6cを制御し、例えば、着
座者の体重に応じてエアバック装置の爆発力を制御す
る。
【0030】例えば、センサ装置1aが着座者の体重を
測定に用いられる場合は、図2のようにシート7の下側
内部に取り付けられる。
【0031】以下、図3を参照して、センサ装置1aの
構成について説明する。尚、他の測定に用いられるセン
サ装置1b、1cもセンサ装置1aと同様の構成となっ
ている。
【0032】センサ装置1aは、物理量センサ8と、温
度センサ9と、センサ切換手段10と、A/D変換回路
11と、不揮発性記憶装置(PROM)12と、データ
切換手段13と、シリアル変換回路14と、制御回路1
5と、電源安定化回路(Reg.)16等を有してい
る。
【0033】物理量センサ8は検出対象となる物理デー
タを検出する。検出対象が、例えば、シートに印加され
る圧力である場合、物理量センサ8は、感圧抵抗素子R
11、R12、R13、及びR14がブリッジ接続され
た構成となっており、一方の対向する感圧抵抗素子(R
11、R14)の抵抗値が圧力の増加に応じて増加する
方向に変化し、また、他方の対向する感圧抵抗素子(R
12、R13)の抵抗値が圧力の増加に応じて減少する
方向に変化する。
【0034】このため、感圧抵抗素子R11とR12と
の接続点の電位は、圧力の増加に応じて低くなり、逆に
感圧抵抗素子R13とR14との接続点の電位は、圧力
の増加に応じて高くなる。そして、これら二点間の電位
差が物理量センサ8からアナログの物理データとして出
力される。
【0035】物理データは、物理量センサ8に加わる圧
力の他にも温度に依存したものとなっているので、精確
な物理データを得るためには、物理量センサ8の温度を
測定し、物理量センサ8の温度依存性を補正する必要が
ある。このため、センサ装置1a内に温度センサ9が設
けられ、物理量センサ8の温度を測定できるようになっ
ている。温度センサ9は、感温抵抗素子R21、R2
2、R23、及びR24がブリッジ接続されて構成され
ており、一方の対向する感圧抵抗素子(R21、R2
4)の抵抗値が温度上昇に応じて増加する方向に変化
し、また、他方の対向する感温抵抗素子(R22、R2
3)の抵抗値が温度上昇に応じて減少する方向に変化す
る。
【0036】このため、感温抵抗素子R21とR22と
の接続点の電位は、温度の上昇に応じて低くなり、逆に
感温抵抗素子R23とR24との接続点の電位は、温度
の上昇に応じて高くなる。そして、これらの二点間の電
位差が温度センサ9から温度データとして出力される。
【0037】不揮発性記憶装置12には、個々の物理量
センサ8の出力特性のばらつきを補正するために下記の
補正データが製造段階で書き込まれている。物理量セン
サ8の基準温度(例えば20℃)、無圧力時に於ける出
力値である物理量センサのオフセットデータa。物理量
センサ8の基準温度に於ける単位圧力当たりの出力値の
変化を表す物理量センサの感度データb。温度センサ9
の基準温度に於ける出力値である温度センサのオフセッ
トデータc。温度センサ9の単位温度当たりの出力値の
変化を表す温度センサの感度データd。物理量センサ8
のオフセット値の単位温度当たりの変化量を示す物理量
センサのオフセット温度特性データe。物理量センサ8
の感度の単位温度当たりの変化量を表す物理量センサの
感度温度特性データf。
【0038】次にセンサ装置1aの動作について説明す
る。イグニッションキー(図示せず)が運転者によって
操作され、電源が投入されると、電源電圧が出力端17
を介してセンサ装置1aに供給される。電源電圧が供給
されると制御回路15は、データ切換手段13を制御し
て、不揮発性記憶装置12から補正データをシリアル変
換回路14へ出力させる。シリアル変換回路14は、例
えば12ビットのパラレルデータからなる補正データを
シリアルのデジタルデータにシリアル変換して信号処理
装置2へ出力する。
【0039】次に制御回路15は、センサ切換手段10
を制御して、物理量センサ8からアナログの物理データ
をA/D変換回路11へ出力させる。また、制御回路1
5は、データ切換手段13を制御して、物理データをA
/D変換回路11からシリアル変換回路14へ出力させ
る。シリアル変換回路14では、物理データをシリアル
変換して信号処理装置2へ出力する。
【0040】次に制御回路15は、センサ切換手段10
を制御して、温度センサ9からアナログの温度データを
A/D変換回路11に出力させる。また、制御回路15
は、データ切換手段13を制御して、温度データをA/
D変換回路11からシリアル変換回路14へ出力させ
る。シリアル変換回路14では、温度データをシリアル
変換して信号処理装置2へ出力する。
【0041】その後は、同様の手順によって物理データ
と温度データとが、センサ装置1から継続的に交互に出
力される。
【0042】信号処理装置2に入力された物理データ及
び温度データ及び補正データは、RAM4に記憶され、
ROM5に予め書き込まれた下記の式に従って演算回路
3で物理データが補正される。但し、補正された物理デ
ータをX、物理量センサ8の出力する物理データをx、
温度センサ9が出力する温度データをtとする。 X={x−a−e・(t−c)/d}/{b+f・(t
−c)/d}
【0043】上記の式において、「(t−c)/d」
は、温度データから「温度センサのオフセットデータ
c」を差し引いた後に、「温度センサの感度データd」
で割ることによって、個々の製品に於ける温度センサ9
のばらつきを補正している。
【0044】従って、「x−a−e・(t−c)/d」
を計算することにより、温度tにおける物理データxの
オフセット値を補正できる。
【0045】また、「b+f・(t−c)/d」は、温
度tに於ける物理量センサ8の感度で有る。
【0046】従って、物理データxのオフセットを補正
した値から、物理量センサ8の感度を割ることによって
物理データを補正できる。
【0047】尚、A/D変換回路11は、電源安定化回
路16から基準電圧を供給され、この基準電圧と入力電
圧とを比較することにより入力電圧のレベルをデジタル
データに変換している。この基準電圧は、物理量センサ
8と温度センサ9とにも印加されるので、電源安定化回
路16の温度等の影響により基準電圧が変動しても、物
理量センサ8及び温度センサ9の出力とA/D変換回路
11に入力される基準電圧との比率は変化しない。従っ
て、A/D変換回路11から出力されるデジタルデータ
の値は、基準電圧のレベルの変動の影響を受けない。よ
って、物理データや、温度を精確に計測できる。
【0048】センサ装置1aの外観は、図4に示される
ような形状となっている。センサ装置1aは、四角枠状
の基板18と基板18上に設けられた感圧抵抗素子R1
1〜R14と集積回路19と端子20a、20bとから
構成されており、取付穴21a〜21dによってシート
7の下側内部に固定される。集積回路19は、物理量セ
ンサ8以外の各回路が形成されており、温度センサ9も
集積回路19内に形成されている。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明のセンサ装置は、
物理量センサと共に、不揮発性記憶装置を備え、不揮発
性記憶装置に物理データの出力特性を補正するための補
正データを記憶し、物理データと補正データとを切り換
えて出力するので、信号処理装置によって物理データを
補正でき、精度の高い計測が可能となる。しかも、セン
サ装置には補正演算用の演算回路を設ける必要がないの
で、センサ装置を小型で安価にすることができる。ま
た、補正データはセンサ装置内の不揮発性記憶装置に書
き込まれているので、物理量センサが故障した場合に
も、センサ装置ごと交換すれば、信号処理回路の調整が
不要となり、保守性が向上する。
【0050】また、本発明のセンサ装置は、センサ装置
に温度センサを有しているので温度の変化による物理量
センサの出力の変化を補正できる。
【0051】また、本発明のセンサ装置は、補正データ
として、物理量センサのオフセットデータと、物理量セ
ンサの感度データと、温度センサのオフセットデータ
と、温度センサの感度データと、物理量センサのオフセ
ット温度特性データと、物理量センサの感度温度特性デ
ータとのうちの少なくとも1つを含んでいるので、物理
センサの出力値を補正して精確な物理量データを計算で
きる。
【0052】また、本発明のセンサ装置は、電源安定化
回路からA/D変換回路と物理センサとに基準電圧を印
加しているので、A/D変換回路から出力される物理デ
ータの値は、基準電圧のレベルの変動の影響を受けず、
精確に測定できる。
【0053】また、本発明のセンサ装置は、温度センサ
へ基準電圧を印加するので、A/D変換回路から出力さ
れる温度データの値は、基準電圧のレベルの変動の影響
を受けず、精確に測定できる。
【0054】また、本発明のセンサ装置は、A/D変換
回路から出力されるデジタルデータをシリアルのデジタ
ルデータに変換するシリアル変換回路を有し、センサ装
置の出力端からシリアルのデジタルデータを出力し、セ
ンサ装置は出力端から電源電圧を供給されるので、セン
サ装置の端子の数を少なくできる。
【0055】また、本発明のセンサ装置の物理量センサ
は圧力を検出するための感圧抵抗素子を有しており、セ
ンサ装置に温度センサを有しているので、温度の影響を
受けずに圧力の測定ができる。
【0056】また、本発明のセンサ装置は、自動車の着
座検出用のセンサであり、イグニッションキー(図示せ
ず)が運転者によって操作され、電源が供給されるとセ
ンサ装置から信号処理装置へ補正データを送信し、その
後は、物理データと温度データとを継続的に出力するの
で、センサ装置を操作するスイッチが不要となる。ま
た、信号処理装置からセンサ装置へ送信されるデータを
最小限に留めることができ、ケーブルを伝わるトラフィ
ックを少なくでき輻輳の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ装置の使用形態を示す一実施形
態である。
【図2】本発明のセンサ装置の取り付け場所を示す一実
施形態である。
【図3】本発明のセンサ装置のブロック図である。
【図4】本発明のセンサ装置の外観を示す一実施形態で
ある。
【図5】従来のセンサ装置の使用形態を示す一実施形態
である。
【図6】従来のセンサ装置のブロック図である。
【符号の説明】 1a〜1c センサ装置 2 信号処理装置 3 演算回路 4 RAM 5 ROM 6a〜6c 制御装置 7 シート 8 物理量センサ 9 温度センサ 10 センサ切換手段 11 A/D変換回路 12 不揮発性記憶装置 13 データ切換手段 14 シリアル変換回路 15 制御回路 16 電源安定化回路 17 出力端 18 基板 19 集積回路 20a、20b 端子 21a〜21d 取付穴

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象の物理データを出力する物理量
    センサと、前記物理データをデジタルデータに変換する
    A/D変換回路と、不揮発性記憶装置と、データ切換手
    段とを備え、前記不揮発性記憶装置には前記物理データ
    の出力特性を補正するための補正データを記憶し、前記
    不揮発性記憶装置に記憶された前記補正データと、前記
    A/D変換回路からの出力とを前記データ切換手段によ
    って切換えて出力することを特徴とするセンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記物理量センサの温度を検出して温度
    データを出力する温度センサと、前記物理データと前記
    温度データとを切換えて前記A/D変換回路へ出力する
    センサ切換手段とを有していることをを特徴とする請求
    項1記載のセンサ装置。
  3. 【請求項3】 前記補正データは、前記物理量センサの
    オフセットデータaと、前記物理量センサの感度データ
    bと、基準温度に於ける前記温度センサの出力値を示す
    前記温度センサのオフセットデータcと、単位温度当た
    りの前記温度センサの出力値の変化量を示す前記温度セ
    ンサの感度データdと、前記物理量センサのオフセット
    値の単位温度当たりの変化量を示す前記物理量センサの
    オフセット温度特性データeと、前記物理量センサの感
    度の単位温度当たりの変化量を示す前記物理量センサの
    感度温度特性データfとのうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項2記載のセンサ装置。
  4. 【請求項4】 前記物理量センサと前記A/D変換回路
    とに基準電圧を印加する電源安定化回路を有し、前記A
    /D変換回路は物理量センサの出力を前記基準電圧と比
    較して物理量センサの出力をA/D変換することを特徴
    とする請求項1または2または3記載のセンサ装置。
  5. 【請求項5】 前記温度センサへ前記基準電圧を印加
    し、前記A/D変換回路は温度センサの出力を前記基準
    電圧と比較して温度センサの出力をA/D変換すること
    を特徴とする請求項4記載のセンサ装置。
  6. 【請求項6】 前記データ切換手段から出力されるデジ
    タルデータをシリアルのデジタルデータに変換するシリ
    アル変換回路を有し、センサ装置の出力端から前記シリ
    アルのデジタルデータを出力し、センサ装置は前記出力
    端から電源電圧を供給されることを特徴とする請求項4
    または5に記載のセンサ装置。
  7. 【請求項7】 前記物理量センサは、圧力を検出するた
    めの四つの感圧抵抗素子をブリッジ接続して構成される
    ことを特徴とする請求項5または6記載のセンサ装置。
  8. 【請求項8】 自動車のシートに取り付けられ、前記電
    源電圧が供給されると前記補正データを出力し、その後
    は、前記物理データと前記温度データとを継続的に出力
    することを特徴とする請求項7記載のセンサ装置。
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