JPH11282407A - 表示制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
表示制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体Info
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- JPH11282407A JPH11282407A JP8356898A JP8356898A JPH11282407A JP H11282407 A JPH11282407 A JP H11282407A JP 8356898 A JP8356898 A JP 8356898A JP 8356898 A JP8356898 A JP 8356898A JP H11282407 A JPH11282407 A JP H11282407A
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- Details Of Television Scanning (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の表示モードの入力信号に対しても良好
な表示を行えるような表示制御を行う。 【解決手段】 同期信号分離部11で分離された水平同
期信号は遅延部13を介してクロック生成部14を同期
させる。分離された画像信号は上記クロックでA/D変
換されてデータ格納部16に格納される。システム制御
部12は、上記同期信号に基づいて表示モードと表示解
像度を判定し、この判定に基づいて格納データについ
て、自動表示開始位置調整、自動表示幅調整、自動位相
調整を行い、上記クロックのサンプリングデバイダ値、
遅延部13の遅延量を調整する。調整後の画像データは
表示解像度に応じて補間処理された後、ドットマトリク
ス表示装置110で表示される。
な表示を行えるような表示制御を行う。 【解決手段】 同期信号分離部11で分離された水平同
期信号は遅延部13を介してクロック生成部14を同期
させる。分離された画像信号は上記クロックでA/D変
換されてデータ格納部16に格納される。システム制御
部12は、上記同期信号に基づいて表示モードと表示解
像度を判定し、この判定に基づいて格納データについ
て、自動表示開始位置調整、自動表示幅調整、自動位相
調整を行い、上記クロックのサンプリングデバイダ値、
遅延部13の遅延量を調整する。調整後の画像データは
表示解像度に応じて補間処理された後、ドットマトリク
ス表示装置110で表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットマトリクス
表示装置の表示制御装置、詳しくは、複数のアナログ入
力信号解像度のモードに対応可能なアナログマルチスキ
ャン表示装置に用いて好適な表示制御装置及びコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
表示装置の表示制御装置、詳しくは、複数のアナログ入
力信号解像度のモードに対応可能なアナログマルチスキ
ャン表示装置に用いて好適な表示制御装置及びコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコン、ワークステーションと
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、ラス
タスキャン型のいわゆるCRT表示装置が広く使用され
ている。しかしながら、昨今、省スペース、省エネルギ
ー、エルゴノミクスなどの点から、液晶パネル、プラズ
マディスプレイといったフラットパネル表示装置が注目
されている。
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、ラス
タスキャン型のいわゆるCRT表示装置が広く使用され
ている。しかしながら、昨今、省スペース、省エネルギ
ー、エルゴノミクスなどの点から、液晶パネル、プラズ
マディスプレイといったフラットパネル表示装置が注目
されている。
【0003】これらのホストコンピュータ装置と表示装
置との接続には、いわゆるビデオ信号、すなわち、アナ
ログの画像データと、垂直及び水平同期信号、あるいは
これらの複合信号(コンポジット信号)の組み合わせが
使用されるが、これらには非常に多くの仕様があり、特
にパーソナルコンピュータでは複数の解像度を有する場
合がある。例えば、水平、垂直解像度がそれぞれ320
*200、640*400、720*400、640*
350、640*480、800*600、832*6
24、1024*768、1152*870、1280
*1024などの解像度がある。またさらに、同一の解
像度でも、水平、垂直同期信号周波数の異なる表示モー
ドが複数存在している。これらの表示モードの多くは、
VESA(Video Electronics St
andards Association)により、そ
の詳細な信号仕様(水平、垂直同期信号周波数、同期信
号極性、ブランキング期間、ドットクロック等)が規定
されているが、コンピュータメーカが独自に規定してい
る表示モードもある。
置との接続には、いわゆるビデオ信号、すなわち、アナ
ログの画像データと、垂直及び水平同期信号、あるいは
これらの複合信号(コンポジット信号)の組み合わせが
使用されるが、これらには非常に多くの仕様があり、特
にパーソナルコンピュータでは複数の解像度を有する場
合がある。例えば、水平、垂直解像度がそれぞれ320
*200、640*400、720*400、640*
350、640*480、800*600、832*6
24、1024*768、1152*870、1280
*1024などの解像度がある。またさらに、同一の解
像度でも、水平、垂直同期信号周波数の異なる表示モー
ドが複数存在している。これらの表示モードの多くは、
VESA(Video Electronics St
andards Association)により、そ
の詳細な信号仕様(水平、垂直同期信号周波数、同期信
号極性、ブランキング期間、ドットクロック等)が規定
されているが、コンピュータメーカが独自に規定してい
る表示モードもある。
【0004】これに対し、表示装置では、いわゆるマル
チシンク表示装置と呼ばれるものが存在し、上記入力信
号の同期信号周波数、およびその極性信号を測定し、そ
の測定値から入力信号の表示モードを確定し、予めRO
M等に格納されている水平、垂直ブランキング期間、ド
ットクロック等の表示モード情報によって、表示装置上
に良好にビデオ信号を表示させることができる。
チシンク表示装置と呼ばれるものが存在し、上記入力信
号の同期信号周波数、およびその極性信号を測定し、そ
の測定値から入力信号の表示モードを確定し、予めRO
M等に格納されている水平、垂直ブランキング期間、ド
ットクロック等の表示モード情報によって、表示装置上
に良好にビデオ信号を表示させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
平、垂直同期信号周波数、および極性信号が同じであっ
ても、水平、垂直ブランキング期間、ドットクロック等
が異なる場合がある。そのため、水平、垂直表示位置、
幅がずれて表示され、操作者が表示装置の水平、垂直表
示位置、幅調整ボタン等を操作して調整しなければなら
なかった。また、アナログ入力のドットマトリクス表示
装置の場合、アナログ入力信号のA/D変換を必要とす
るが、このA/D変換するサンプリングクロックと、A
/D変換されるデータとの位相ずれが、しばしば表示画
像をぼけさせる原因となり、この位相ずれを調節するこ
とが必要であった。これに対して、例えば、特開平2−
5093号公報や特開平09−149291号公報、あ
るいは特開平09−261516号公報等にこの位相調
整を自動的に行う技術が開示されている。しかし、これ
らの従来技術では、調整のためのテスト画像を必要とし
たり、表示画像によっては、この自動調整が十分に機能
しない場合が十分に考えられるという問題があった。
平、垂直同期信号周波数、および極性信号が同じであっ
ても、水平、垂直ブランキング期間、ドットクロック等
が異なる場合がある。そのため、水平、垂直表示位置、
幅がずれて表示され、操作者が表示装置の水平、垂直表
示位置、幅調整ボタン等を操作して調整しなければなら
なかった。また、アナログ入力のドットマトリクス表示
装置の場合、アナログ入力信号のA/D変換を必要とす
るが、このA/D変換するサンプリングクロックと、A
/D変換されるデータとの位相ずれが、しばしば表示画
像をぼけさせる原因となり、この位相ずれを調節するこ
とが必要であった。これに対して、例えば、特開平2−
5093号公報や特開平09−149291号公報、あ
るいは特開平09−261516号公報等にこの位相調
整を自動的に行う技術が開示されている。しかし、これ
らの従来技術では、調整のためのテスト画像を必要とし
たり、表示画像によっては、この自動調整が十分に機能
しない場合が十分に考えられるという問題があった。
【0006】本発明では、上述の点に鑑み、調整用のテ
スト画像を別途必要とせず、かつどのような表示画像、
表示モードの信号が入力された場合でも、水平、垂直表
示位置、表示幅、同期信号と画像データの位相値を自動
調整して、表示装置上に良好にビデオ信号を表示させる
ことができるようにすることを目的とする。
スト画像を別途必要とせず、かつどのような表示画像、
表示モードの信号が入力された場合でも、水平、垂直表
示位置、表示幅、同期信号と画像データの位相値を自動
調整して、表示装置上に良好にビデオ信号を表示させる
ことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による表示制御装
置においては、アナログ入力信号から画像信号と同期信
号とを分離し、水平、垂直同期信号及び同期信号極性信
号を生成する同期信号分離手段と、上記同期信号分離手
段から出力された同期信号を遅延させる遅延量可変の遅
延手段と、上記遅延された同期信号からA/D変換のた
めのサンプリングクロックを生成するクロック生成手段
と、上記サンプリングクロックで上記画像信号をA/D
変換するA/D変換手段と、上記A/D変換された画像
データを格納する格納手段と、上記水平、垂直同期信号
及び垂直同期信号極性に基づいて上記水平、垂直同期信
号周波数を測定し、上記水平、垂直同期信号周波数及び
垂直同期信号極性とから上記入力信号の表示解像度と水
平、垂直ブランク期間等から規定される表示モードとを
判定する判定手段と、上記表示モードに基づき上記格納
手段の画像データを用いて自動表示開始位置調整を行う
位置調整手段と、上記表示モードに基づき上記格納手段
の画像データを用いて上記クロック生成手段のサンプリ
ングクロックのサンプリングデバイダ値を調整して自動
表示幅調整を行う幅調整手段と、上記表示モードに基づ
き上記格納手段の画像データを用いて上記遅延手段の遅
延量を調整して自動位相調整を行う位相調整手段と、上
記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決定し、
上記格納手段の上記各調整された画像データを上記倍率
を用いて補間処理する補間処理手段と、上記補間処理さ
れた画像データを表示処理して表示手段で表示させる表
示制御手段とを設けている。
置においては、アナログ入力信号から画像信号と同期信
号とを分離し、水平、垂直同期信号及び同期信号極性信
号を生成する同期信号分離手段と、上記同期信号分離手
段から出力された同期信号を遅延させる遅延量可変の遅
延手段と、上記遅延された同期信号からA/D変換のた
めのサンプリングクロックを生成するクロック生成手段
と、上記サンプリングクロックで上記画像信号をA/D
変換するA/D変換手段と、上記A/D変換された画像
データを格納する格納手段と、上記水平、垂直同期信号
及び垂直同期信号極性に基づいて上記水平、垂直同期信
号周波数を測定し、上記水平、垂直同期信号周波数及び
垂直同期信号極性とから上記入力信号の表示解像度と水
平、垂直ブランク期間等から規定される表示モードとを
判定する判定手段と、上記表示モードに基づき上記格納
手段の画像データを用いて自動表示開始位置調整を行う
位置調整手段と、上記表示モードに基づき上記格納手段
の画像データを用いて上記クロック生成手段のサンプリ
ングクロックのサンプリングデバイダ値を調整して自動
表示幅調整を行う幅調整手段と、上記表示モードに基づ
き上記格納手段の画像データを用いて上記遅延手段の遅
延量を調整して自動位相調整を行う位相調整手段と、上
記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決定し、
上記格納手段の上記各調整された画像データを上記倍率
を用いて補間処理する補間処理手段と、上記補間処理さ
れた画像データを表示処理して表示手段で表示させる表
示制御手段とを設けている。
【0008】本発明による記憶媒体においては、アナロ
グ入力信号から画像信号と同期信号とを分離し、水平、
垂直同期信号及び同期信号極性信号を生成する同期信号
分離処理と、上記同期信号分離処理で得られた同期信号
を遅延させる遅延量可変の遅延処理と、上記遅延された
同期信号からA/D変換のためのサンプリングクロック
を生成するクロック生成処理と、上記サンプリングクロ
ックで上記画像信号をA/D変換するA/D変換処理
と、上記A/D変換された画像データを格納する格納処
理と、上記水平、垂直同期信号及び垂直同期信号極性に
基づいて上記水平、垂直同期信号周波数を測定し、上記
水平、垂直同期信号周波数及び垂直同期信号極性とから
上記入力信号の表示解像度と水平、垂直ブランク期間等
から規定される表示モードとを判定する判定処理と、上
記表示モードに基づき上記格納処理した画像データを用
いて自動表示開始位置調整を行う位置調整処理と、上記
表示モードに基づき上記格納処理した画像データを用い
て上記サンプリングクロックのサンプリングデバイダ値
を調整して自動表示幅調整を行う幅調整処理と、上記表
示モードに基づき上記格納処理した画像データを用いて
上記遅延量を調整して自動位相調整を行う位相調整処理
と、上記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決
定し、上記各調整処理された画像データについて上記倍
率を用いて行う補間処理と、上記補間処理された画像デ
ータを表示させる表示制御処理とを実行するためのプロ
グラムを記憶している。
グ入力信号から画像信号と同期信号とを分離し、水平、
垂直同期信号及び同期信号極性信号を生成する同期信号
分離処理と、上記同期信号分離処理で得られた同期信号
を遅延させる遅延量可変の遅延処理と、上記遅延された
同期信号からA/D変換のためのサンプリングクロック
を生成するクロック生成処理と、上記サンプリングクロ
ックで上記画像信号をA/D変換するA/D変換処理
と、上記A/D変換された画像データを格納する格納処
理と、上記水平、垂直同期信号及び垂直同期信号極性に
基づいて上記水平、垂直同期信号周波数を測定し、上記
水平、垂直同期信号周波数及び垂直同期信号極性とから
上記入力信号の表示解像度と水平、垂直ブランク期間等
から規定される表示モードとを判定する判定処理と、上
記表示モードに基づき上記格納処理した画像データを用
いて自動表示開始位置調整を行う位置調整処理と、上記
表示モードに基づき上記格納処理した画像データを用い
て上記サンプリングクロックのサンプリングデバイダ値
を調整して自動表示幅調整を行う幅調整処理と、上記表
示モードに基づき上記格納処理した画像データを用いて
上記遅延量を調整して自動位相調整を行う位相調整処理
と、上記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決
定し、上記各調整処理された画像データについて上記倍
率を用いて行う補間処理と、上記補間処理された画像デ
ータを表示させる表示制御処理とを実行するためのプロ
グラムを記憶している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態による表示制御装置のブロック図である。この
装置は、同期信号分離部11、システム制御部12、遅
延部13、クロック生成部14、A/D変換部15、デ
ータ格納部16、補間処理部17、駆動制御部18、キ
ー入力部19、ドットマトリクス表示装置110からな
る。
施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態による表示制御装置のブロック図である。この
装置は、同期信号分離部11、システム制御部12、遅
延部13、クロック生成部14、A/D変換部15、デ
ータ格納部16、補間処理部17、駆動制御部18、キ
ー入力部19、ドットマトリクス表示装置110からな
る。
【0010】次に、各部について詳細に説明する。同期
信号分離部11は、ホストコンピュータ等からのRGB
画像信号と、コンポジットシンク、セパレートシンクま
たはシンクオングターンなどの同期信号から成るビデオ
信号を入力し、画像信号と同期信号との分離を行う。分
離された同期信号から、負極性の水平、並びに垂直同期
信号と、同期信号極性信号が生成される。これらの水
平、垂直同期信号、および同期信号極性信号は、後述の
システム制御部12ならびに遅延部13に出力される。
一方、画像信号は、後述のA/D変換部15へ出力され
る。
信号分離部11は、ホストコンピュータ等からのRGB
画像信号と、コンポジットシンク、セパレートシンクま
たはシンクオングターンなどの同期信号から成るビデオ
信号を入力し、画像信号と同期信号との分離を行う。分
離された同期信号から、負極性の水平、並びに垂直同期
信号と、同期信号極性信号が生成される。これらの水
平、垂直同期信号、および同期信号極性信号は、後述の
システム制御部12ならびに遅延部13に出力される。
一方、画像信号は、後述のA/D変換部15へ出力され
る。
【0011】遅延部13は、システム制御部12からの
制御を受け、上記同期信号分離部11から出力された水
平同期信号を、上記クロック生成部14に遅延させて出
力する。クロック生成部14は、上記水平、垂直同期信
号、同期信号極性信号および、システム制御部12のコ
ントロールによりA/D変換のサンプリングクロックを
生成し、A/D変換部15に出力する。A/D変換部1
5は、上記クロック生成部14から出力されたサンプリ
ングクロックで、上記同期信号分離部11から出力され
たアナログ画像信号をA/D変換し、後述のデータ格納
部16に出力する。
制御を受け、上記同期信号分離部11から出力された水
平同期信号を、上記クロック生成部14に遅延させて出
力する。クロック生成部14は、上記水平、垂直同期信
号、同期信号極性信号および、システム制御部12のコ
ントロールによりA/D変換のサンプリングクロックを
生成し、A/D変換部15に出力する。A/D変換部1
5は、上記クロック生成部14から出力されたサンプリ
ングクロックで、上記同期信号分離部11から出力され
たアナログ画像信号をA/D変換し、後述のデータ格納
部16に出力する。
【0012】データ格納部16は、上記A/D変換され
た画像データを、ライン単位に順次格納し、後述の補間
処理部17に出力するとともに、システム制御部12か
らの制御により、指定されたラインのデータを一時格納
し、システム制御部12に出力する。
た画像データを、ライン単位に順次格納し、後述の補間
処理部17に出力するとともに、システム制御部12か
らの制御により、指定されたラインのデータを一時格納
し、システム制御部12に出力する。
【0013】このデータ格納部16について図11の構
成例を参照しながら説明する。このデータ格納部16
は、FIFO制御部111、FIFO112、発振器1
13、分周器114、PLL/VCO115からなる。
FIFO制御部111は、システム制御部12からの制
御により、FIFO112の通常順次格納モードと特定
ラインデータ格納モードとの切り替え、FIFO112
に一時格納するラインデータのラインナンパー、水平オ
フセット位置(取り込み開始カラム位置)の制御を行
う。またFIFO112の入力、出力のタイミングを非
同期にする場合のために、発振器113、分周器11
4、PLL/VCO115により出力クロックを生成す
る。
成例を参照しながら説明する。このデータ格納部16
は、FIFO制御部111、FIFO112、発振器1
13、分周器114、PLL/VCO115からなる。
FIFO制御部111は、システム制御部12からの制
御により、FIFO112の通常順次格納モードと特定
ラインデータ格納モードとの切り替え、FIFO112
に一時格納するラインデータのラインナンパー、水平オ
フセット位置(取り込み開始カラム位置)の制御を行
う。またFIFO112の入力、出力のタイミングを非
同期にする場合のために、発振器113、分周器11
4、PLL/VCO115により出力クロックを生成す
る。
【0014】システム制御部12は、上記水平、垂直同
期信号を受け、入力信号の水平、垂直周波数ならびに垂
直同期信号極性を測定し、これらから入力信号の表示モ
ード判定を行う。ここで図5のフロー及び図6を参照し
ながら、入力信号の水平、垂直周波数ならびに垂直同期
信号極性の測定について詳細に説明する。
期信号を受け、入力信号の水平、垂直周波数ならびに垂
直同期信号極性を測定し、これらから入力信号の表示モ
ード判定を行う。ここで図5のフロー及び図6を参照し
ながら、入力信号の水平、垂直周波数ならびに垂直同期
信号極性の測定について詳細に説明する。
【0015】まず、水平同期信号パルス数カウント用タ
イマーT1、ならびに垂直同期信号周期カウント用タイ
マーT2、垂直同期信号極性判定用タイマーT3を同時
にスタートさせ、水平同期信号パルス数のカウントを開
始する(S5.1)。そして垂直同期信号のアクティブ
期間よりは長く、1周期よりは十分短い期間(タイマT
3)ごとに、パルスがハイレベルかローレベルかを判定
する(S5.2、S5.3)。これを例えば3回繰り返
し(S5.4)、2回以上ハイレベルであったら、この
垂直同期信号の極性はアクティブローであると判定する
ことができる(S5.5)(図6参照)。
イマーT1、ならびに垂直同期信号周期カウント用タイ
マーT2、垂直同期信号極性判定用タイマーT3を同時
にスタートさせ、水平同期信号パルス数のカウントを開
始する(S5.1)。そして垂直同期信号のアクティブ
期間よりは長く、1周期よりは十分短い期間(タイマT
3)ごとに、パルスがハイレベルかローレベルかを判定
する(S5.2、S5.3)。これを例えば3回繰り返
し(S5.4)、2回以上ハイレベルであったら、この
垂直同期信号の極性はアクティブローであると判定する
ことができる(S5.5)(図6参照)。
【0016】次にタイマT1のカウントが終了するまで
に、何回水平同期信号パルスがあったかにより水平同期
信号周波数を算出する。例えば、10msをカウントす
る間に500個パルスがあったら、このときの水平同期
信号周期は50KHzである(S5.6、S5.7)。
次に水平同期信号の1周期の時間をタイマー2により計
測して、垂直同期信号周期を算出する。例えば、タイマ
ー2が20msをカウントしたならば、このときの垂直
同期信号周期は50Hzである(S5.8、S5.
9)。
に、何回水平同期信号パルスがあったかにより水平同期
信号周波数を算出する。例えば、10msをカウントす
る間に500個パルスがあったら、このときの水平同期
信号周期は50KHzである(S5.6、S5.7)。
次に水平同期信号の1周期の時間をタイマー2により計
測して、垂直同期信号周期を算出する。例えば、タイマ
ー2が20msをカウントしたならば、このときの垂直
同期信号周期は50Hzである(S5.8、S5.
9)。
【0017】システム制御部12は、以上求めた水平、
垂直同期信号周波数ならびに垂直同期信号極性から入力
信号の表示モードを判定する。表1はこの表示モードの
例を示す。
垂直同期信号周波数ならびに垂直同期信号極性から入力
信号の表示モードを判定する。表1はこの表示モードの
例を示す。
【0018】
【表1】
【0019】次に、この表示モード判定について図7の
フローを参照しながら説明する。上記求めた水平同期信
号周波数(以下HDとする)がAHz、垂直同期信号周
波数(以下VDとする)がBHz、垂直同期信号極性
(以下VPとする)がアクティブLowであったとする
(S7.1)。HD、VDがそれぞれ表示モードのH
D、VDに近いとき、例えばそれぞれ−2から+2の範
囲に入っているとき、表示モード1と判定する。また表
示モードの中にはHD、VDの値が等しく、VPのみ異
なるモードがある。S7.2からS7.7までは、この
場合における判定処理について説明している。
フローを参照しながら説明する。上記求めた水平同期信
号周波数(以下HDとする)がAHz、垂直同期信号周
波数(以下VDとする)がBHz、垂直同期信号極性
(以下VPとする)がアクティブLowであったとする
(S7.1)。HD、VDがそれぞれ表示モードのH
D、VDに近いとき、例えばそれぞれ−2から+2の範
囲に入っているとき、表示モード1と判定する。また表
示モードの中にはHD、VDの値が等しく、VPのみ異
なるモードがある。S7.2からS7.7までは、この
場合における判定処理について説明している。
【0020】さらにどの表示モードにも判定されなかっ
た場合、すなわち表示モード判定例外処理について説明
する。本表示モード判定例外処理は次の2段階で行われ
る。まず第1段階は、不定モードであった入力信号の表
示解像度(水平、垂直)の判定を行う。そして、第2段
階として、この判定された表示解像度の中で最も水平、
垂直同期信号周波数が近い表示モード(例えば表1に例
を示したような予め対応可能となっているモード)に不
定モードを確定する。
た場合、すなわち表示モード判定例外処理について説明
する。本表示モード判定例外処理は次の2段階で行われ
る。まず第1段階は、不定モードであった入力信号の表
示解像度(水平、垂直)の判定を行う。そして、第2段
階として、この判定された表示解像度の中で最も水平、
垂直同期信号周波数が近い表示モード(例えば表1に例
を示したような予め対応可能となっているモード)に不
定モードを確定する。
【0021】それでは表示モード判定例外処理について
図8、図9、図10を参照しながら詳細に説明する。ま
ず、第1段階について図8を用いて説明する。最初に、
入力信号の垂直同期信号周波数Bを水平同期信号周波数
Aで割った値C(1VD中のHDの数)を求める(S
8.1)。このCの値により、入力信号の垂直解像度を
判定することができる。
図8、図9、図10を参照しながら詳細に説明する。ま
ず、第1段階について図8を用いて説明する。最初に、
入力信号の垂直同期信号周波数Bを水平同期信号周波数
Aで割った値C(1VD中のHDの数)を求める(S
8.1)。このCの値により、入力信号の垂直解像度を
判定することができる。
【0022】すなわち、例えば上記Cの値が580であ
った場合(S8.4)、この入力信号の垂直解像度は4
80であると判定することができる。これは、上記Cの
値が479より大きく、600より小さい場合には、垂
直有効画像期間が480ラインであり、かつ垂直プラン
キング期間が100ラインであると考えられるためであ
る(図10参照)。現在存在する表示モードで、640
×480の解像度のモードは、全てCの値が479より
大きく、600より小さい。同様に、640×400の
解像度の場合は、C<480。800×600の解像度
の場合は、599<C<624。832×624の解像
度の場合は、623<C<768。1024×768の
解像度の場合は、767<C<870。1152×87
0の解像度の場合は、869<C<1024、1280
×1024の解像度の場合は、1023<Cである。
った場合(S8.4)、この入力信号の垂直解像度は4
80であると判定することができる。これは、上記Cの
値が479より大きく、600より小さい場合には、垂
直有効画像期間が480ラインであり、かつ垂直プラン
キング期間が100ラインであると考えられるためであ
る(図10参照)。現在存在する表示モードで、640
×480の解像度のモードは、全てCの値が479より
大きく、600より小さい。同様に、640×400の
解像度の場合は、C<480。800×600の解像度
の場合は、599<C<624。832×624の解像
度の場合は、623<C<768。1024×768の
解像度の場合は、767<C<870。1152×87
0の解像度の場合は、869<C<1024、1280
×1024の解像度の場合は、1023<Cである。
【0023】また、この入力信号の垂直解像度が決まる
と、それにともなって一意的に水平解像度が決まる(S
8.3、S8.5、S8.7、S8.9、S8.11、
S8.13)。これは垂直解像度が同一で水平解像度が
異なる表示モードが存在しないためである。
と、それにともなって一意的に水平解像度が決まる(S
8.3、S8.5、S8.7、S8.9、S8.11、
S8.13)。これは垂直解像度が同一で水平解像度が
異なる表示モードが存在しないためである。
【0024】また、もちろん1280×1024よりも
さらに高解像度の表示モード、例えば1600×120
0、そしてこれからさらに提案される高解像度において
も、同様にして表示モードを決定できることは言うまで
もない。
さらに高解像度の表示モード、例えば1600×120
0、そしてこれからさらに提案される高解像度において
も、同様にして表示モードを決定できることは言うまで
もない。
【0025】次に第2段階について図9を用いて説明す
る。上記の様にして水平、垂直解像度ごとに分類した
後、この解像度の中で表示モード(表1に示すような、
水平、垂直解像度、同期信号周波数、同期信号極性によ
り分類されるモード)を決定するが、これについて、例
として800×600の解像度の場合(表1のモード
9、モードa、モードb、モードc)について、図9を
参照しながら説明する。
る。上記の様にして水平、垂直解像度ごとに分類した
後、この解像度の中で表示モード(表1に示すような、
水平、垂直解像度、同期信号周波数、同期信号極性によ
り分類されるモード)を決定するが、これについて、例
として800×600の解像度の場合(表1のモード
9、モードa、モードb、モードc)について、図9を
参照しながら説明する。
【0026】ここで行う処理としては、入力信号の水平
同期信号周波数と、上記解像度ごとの分類の中で全ての
対応モード(本システムにおける)の水平同期信号周波
数とをそれぞれ比較し、最も近い水平同期信号周波数の
モードを表示モードとして決定する。図9はこの処理と
して通常よく行われる方式のフローを示している。ま
た、もちろん水平同期信号周波数の代りに、垂直同期信
号周波数が最も近いモードを表示モードとしてもかまわ
ない。
同期信号周波数と、上記解像度ごとの分類の中で全ての
対応モード(本システムにおける)の水平同期信号周波
数とをそれぞれ比較し、最も近い水平同期信号周波数の
モードを表示モードとして決定する。図9はこの処理と
して通常よく行われる方式のフローを示している。ま
た、もちろん水平同期信号周波数の代りに、垂直同期信
号周波数が最も近いモードを表示モードとしてもかまわ
ない。
【0027】次に、第1の実施の形態のポイントを説明
する。データ格納部16、システム制御部12、キー入
力部19を用いてなされる自動表示位置調整、自動表示
幅調整、自動位相調整について説明する。この3つの自
動調整は、操作者からのキー入力部19へのキー入力に
より開始され、データ格納部16内のFIFO制御部1
11を制御して、データ格納部16を特定ライン格納モ
ードに切り替えてから行う。また、この3つの自動調整
が終了した後、データ格納部16は通常順次格納モード
に戻される。
する。データ格納部16、システム制御部12、キー入
力部19を用いてなされる自動表示位置調整、自動表示
幅調整、自動位相調整について説明する。この3つの自
動調整は、操作者からのキー入力部19へのキー入力に
より開始され、データ格納部16内のFIFO制御部1
11を制御して、データ格納部16を特定ライン格納モ
ードに切り替えてから行う。また、この3つの自動調整
が終了した後、データ格納部16は通常順次格納モード
に戻される。
【0028】・自動表示位置調整 まず、自動表示位置調整について図2のフロー、図12
の概念図を参照しながら説明する。図2では水平方向調
整をステップS2.1からS2.5で、垂直方向調整を
ステップS2.6からS2.10で説明している。ま
ず、水平方向調整では、システム制御部12は、データ
格納部16内のFIFO制御部111の読み出しライン
設定レジスタに、例えば垂直解像度/2ライン目を設定
し、FIFO112より例えば1000カラムのデータ
をリードする(S2.2)。そして読み出したラインデ
ータを0カラム目から順に見ていき、しきい値以上(例
えば2)のデータが見つかるまで続け(S2.3、S
2.4)、バックポーチを求める。
の概念図を参照しながら説明する。図2では水平方向調
整をステップS2.1からS2.5で、垂直方向調整を
ステップS2.6からS2.10で説明している。ま
ず、水平方向調整では、システム制御部12は、データ
格納部16内のFIFO制御部111の読み出しライン
設定レジスタに、例えば垂直解像度/2ライン目を設定
し、FIFO112より例えば1000カラムのデータ
をリードする(S2.2)。そして読み出したラインデ
ータを0カラム目から順に見ていき、しきい値以上(例
えば2)のデータが見つかるまで続け(S2.3、S
2.4)、バックポーチを求める。
【0029】例えば図12(a)の例では、4カラム目
でしきい値以上のデータが見つかったためバックポーチ
は4である。この求めたバックポーチの値はデータ格納
部16内のFIFO制御部111のバックポーチ設定シ
ステムにセットされ、この自動表示位置調整以後、常に
このバックポーチの値で上記FIFO112は動作す
る。
でしきい値以上のデータが見つかったためバックポーチ
は4である。この求めたバックポーチの値はデータ格納
部16内のFIFO制御部111のバックポーチ設定シ
ステムにセットされ、この自動表示位置調整以後、常に
このバックポーチの値で上記FIFO112は動作す
る。
【0030】次に、垂直方向調整では、システム制御部
12は、データ格納部16内のFIFO制御部111の
読み出しライン設定レジスタに、0をセットし、上記バ
ックポーチ+2カラムのラインデータをリードする(S
2.7)。そしてバックポーチカラム目とバックポーチ
+1カラム目とバックポーチ+2カラム目のデータのう
ち、いずれがしきい値以上のデータが見つかるまで、順
次次のラインのデータをリードし、同様の処理を続ける
(S2.7、S2.8、S2.9)。
12は、データ格納部16内のFIFO制御部111の
読み出しライン設定レジスタに、0をセットし、上記バ
ックポーチ+2カラムのラインデータをリードする(S
2.7)。そしてバックポーチカラム目とバックポーチ
+1カラム目とバックポーチ+2カラム目のデータのう
ち、いずれがしきい値以上のデータが見つかるまで、順
次次のラインのデータをリードし、同様の処理を続ける
(S2.7、S2.8、S2.9)。
【0031】例えば、図12(b)の例では、2ライン
目でしきい値以上のデータが見つかったため、トップポ
ーチは2である。この求めたトップポーチの値はデータ
格納部16内のFIFO制御部111のトップポーチ設
定レジスタにセットされ、この自動表示位置調整以後、
常にこのトップポーチの値でFIFO112は動作す
る。
目でしきい値以上のデータが見つかったため、トップポ
ーチは2である。この求めたトップポーチの値はデータ
格納部16内のFIFO制御部111のトップポーチ設
定レジスタにセットされ、この自動表示位置調整以後、
常にこのトップポーチの値でFIFO112は動作す
る。
【0032】・自動表示幅調整 次に、自動表示幅調整について図3のフロー、図13の
概念図を参照しながら説明する。この表示幅調整は、ク
ロック生成部14のA/Dサンプリングデバイダ値を調
整することによりなされる。図3のS3.3、S3.
4、S3.5は図13(a)のように、現在のA/Dサ
ンプリングがオーバーサンプリング(画像データの有効
表示幅が水平解像度より大きい)の状態にある場合の処
理であり、S3.7、S3.8、S3.9は、図13
(c)のように、現在のA/Dサンプリングがアンダー
サンプリング(画像データの有効表示幅が水平解像度よ
り小さい)の状態にある場合の処理について説明してい
る。
概念図を参照しながら説明する。この表示幅調整は、ク
ロック生成部14のA/Dサンプリングデバイダ値を調
整することによりなされる。図3のS3.3、S3.
4、S3.5は図13(a)のように、現在のA/Dサ
ンプリングがオーバーサンプリング(画像データの有効
表示幅が水平解像度より大きい)の状態にある場合の処
理であり、S3.7、S3.8、S3.9は、図13
(c)のように、現在のA/Dサンプリングがアンダー
サンプリング(画像データの有効表示幅が水平解像度よ
り小さい)の状態にある場合の処理について説明してい
る。
【0033】すなわち、オーバーサンプリングの状態に
ある場合には、フロントポーチ先頭位置(図13参照)
より後方向にしきい値以上のデータが見つかるまで見て
いき(S3.3、S3.4)、そのずれているカラム数
だけクロック生成部14のサンプリングデバイダ値を減
らす(S3.5)。例えば図13(a)の場合であれ
ば、2だけクロック生成部14のサンプリングデバイダ
値を減らす。
ある場合には、フロントポーチ先頭位置(図13参照)
より後方向にしきい値以上のデータが見つかるまで見て
いき(S3.3、S3.4)、そのずれているカラム数
だけクロック生成部14のサンプリングデバイダ値を減
らす(S3.5)。例えば図13(a)の場合であれ
ば、2だけクロック生成部14のサンプリングデバイダ
値を減らす。
【0034】また、アンダーサンプリングの状態にある
場合には、フロントポーチ先頭位置より前方向にしきい
値以上のデータが見つかるまで見ていき(S3.7、S
3.8)そのずれているカラム数だけクロック生成部1
4の値を増やす(S3.9)。例えば図13(c)の場
合であれば、2だけクロック生成部14のサンプリング
デバイダ値を増やす。クロック生成部14はこの自動表
示幅調整以後、常に今回求めた値で動作する。
場合には、フロントポーチ先頭位置より前方向にしきい
値以上のデータが見つかるまで見ていき(S3.7、S
3.8)そのずれているカラム数だけクロック生成部1
4の値を増やす(S3.9)。例えば図13(c)の場
合であれば、2だけクロック生成部14のサンプリング
デバイダ値を増やす。クロック生成部14はこの自動表
示幅調整以後、常に今回求めた値で動作する。
【0035】・自動位相調整 次に、自動位相調整について図4のフロー、図14の概
念図を参照しながら説明する。ここでの位相調整は、遅
延部53による同期信号の遅延量を調整し、この同期信
号に同期して生成されるクロック生成部14におけるサ
ンプリングクロックタイミングと、A/D変換部55に
おいてA/D変換される画像データの位相とを調整する
ことにより行う。
念図を参照しながら説明する。ここでの位相調整は、遅
延部53による同期信号の遅延量を調整し、この同期信
号に同期して生成されるクロック生成部14におけるサ
ンプリングクロックタイミングと、A/D変換部55に
おいてA/D変換される画像データの位相とを調整する
ことにより行う。
【0036】この自動位相調整は、輝度変化の大きいエ
ッジ部の頂点(参照)画素検出(S4.1〜S4.6)
と、その参照画素における輝度変化が最も小さくなる位
相値、すなわち遅延部53の遅延量を求める(S4.7
〜4.14)ことによりなされる。参照画素の検出は、
上述の自動表示幅調整を行う際に最後に取り込んだFI
FO112のデータを用いて行う。もちろん、再度FI
FO112からラインデータを取り込んでもかまわな
い。このラインデータの隣り合う3画素(それぞれ小さ
いカラムから画素A、B、Cとする)の差分値を見てい
き、(B−A)+(B−C)、もしくは(A−B)+
(C−B)の値がしきい値より大きい参照画素Bを検出
する(S4.2、S4.3、S4.4、S4.6)。
ッジ部の頂点(参照)画素検出(S4.1〜S4.6)
と、その参照画素における輝度変化が最も小さくなる位
相値、すなわち遅延部53の遅延量を求める(S4.7
〜4.14)ことによりなされる。参照画素の検出は、
上述の自動表示幅調整を行う際に最後に取り込んだFI
FO112のデータを用いて行う。もちろん、再度FI
FO112からラインデータを取り込んでもかまわな
い。このラインデータの隣り合う3画素(それぞれ小さ
いカラムから画素A、B、Cとする)の差分値を見てい
き、(B−A)+(B−C)、もしくは(A−B)+
(C−B)の値がしきい値より大きい参照画素Bを検出
する(S4.2、S4.3、S4.4、S4.6)。
【0037】もし、最後のカラムまで見つからなかった
場合(S4.4)には、しきい値を減らして(例えば現
在値の半分)同様の処理を繰り返す。例えば図14
(a)に示した例では、100、255、100の3画
素の場合、上述の差分値が310になるため、例えばし
きい値が255であった場合、この255の画素が参照
画素として検出される。続いて、検出された参照画素に
ついて、位相値(遅延手段53の遅延値)を可変範囲内
で変化させ、再度FIFO112データをリードし、そ
のときの参照画素の値の変化が最も小さくなる位相値を
求め、この位相値を遅延部13に設定する。
場合(S4.4)には、しきい値を減らして(例えば現
在値の半分)同様の処理を繰り返す。例えば図14
(a)に示した例では、100、255、100の3画
素の場合、上述の差分値が310になるため、例えばし
きい値が255であった場合、この255の画素が参照
画素として検出される。続いて、検出された参照画素に
ついて、位相値(遅延手段53の遅延値)を可変範囲内
で変化させ、再度FIFO112データをリードし、そ
のときの参照画素の値の変化が最も小さくなる位相値を
求め、この位相値を遅延部13に設定する。
【0038】ここで、参照画素の値の変化が小さい時の
位相値が何故最適値であるかについて説明する。例え
ば、図14(b)では、各位相値(遅延値)におけるA
/D変換のサンプリング位置の変化を示している。この
図において、太線の位置にサンプリング位置がくる位相
値のとき(エッジ部の最大平坦位置)が、アナログ信号
のジッタノイズによるサンプリング位置の微少変化に対
して最も鈍感であるため、A/D変換後のデジタル画像
データが安定するからである。
位相値が何故最適値であるかについて説明する。例え
ば、図14(b)では、各位相値(遅延値)におけるA
/D変換のサンプリング位置の変化を示している。この
図において、太線の位置にサンプリング位置がくる位相
値のとき(エッジ部の最大平坦位置)が、アナログ信号
のジッタノイズによるサンプリング位置の微少変化に対
して最も鈍感であるため、A/D変換後のデジタル画像
データが安定するからである。
【0039】またさらに、上述の参照画素位置として、
輝度変化の大きいエッジ部を選択するのは、輝度変化の
小さい画像部では、上述の位相変化に対するA/Dサン
プリング位置の変化が輝度データの変化として現れにく
く、最適位相位置の検出が困難になるためである。以上
でポイントの説明を終わる。
輝度変化の大きいエッジ部を選択するのは、輝度変化の
小さい画像部では、上述の位相変化に対するA/Dサン
プリング位置の変化が輝度データの変化として現れにく
く、最適位相位置の検出が困難になるためである。以上
でポイントの説明を終わる。
【0040】補間処理部15は、A/D変換部14より
得られるデジタル化されたRGB画像信号に補間処理を
施し、表示パネル1.7の表示解像度に合わせた解像度
に変換する。以下に、補間処理部15においてなされる
補間処理について、図19、図20、図21を参考にし
ながら詳細に説明する。
得られるデジタル化されたRGB画像信号に補間処理を
施し、表示パネル1.7の表示解像度に合わせた解像度
に変換する。以下に、補間処理部15においてなされる
補間処理について、図19、図20、図21を参考にし
ながら詳細に説明する。
【0041】補間処理方法として、一般的によく用いら
れている方法としては、最近隣内挿法、線形補間法(1
次内挿法)、3次たたみ込み補間法等がある。最近隣内
挿法は、内挿したい画素に最も近い補間前画素を補間画
素とする方法である。また線形補間法は、内挿したい画
素の両脇にある画素の画素データを用いて、内挿する画
素の画素データを求める方法である。
れている方法としては、最近隣内挿法、線形補間法(1
次内挿法)、3次たたみ込み補間法等がある。最近隣内
挿法は、内挿したい画素に最も近い補間前画素を補間画
素とする方法である。また線形補間法は、内挿したい画
素の両脇にある画素の画素データを用いて、内挿する画
素の画素データを求める方法である。
【0042】例えば図19に示すように、距離間隔1で
並んでいる画素a1、a2からそれぞれu、vの距離に
ある位置(画素a1とa2の間)に 画素bを内挿する
場合、画素bの画素データは式(1)で求められる。 b=a1*v/(u+v)+a2*u/(u+v) ………(1)
並んでいる画素a1、a2からそれぞれu、vの距離に
ある位置(画素a1とa2の間)に 画素bを内挿する
場合、画素bの画素データは式(1)で求められる。 b=a1*v/(u+v)+a2*u/(u+v) ………(1)
【0043】一方、3次たたみ込み補間法は、内挿した
い画素の両脇2画素づつの画素データと、3次たたみ込
み関数を用いて内挿する画素の画素データを求める方法
である。3次たたみ込み関数fは、内挿する画素と、距
離間隔1で並んでいる両脇2画素づつとの距離をtとし
て式(2)で与えられる。 f(t)=sin(πt)/(πt) ………(2)
い画素の両脇2画素づつの画素データと、3次たたみ込
み関数を用いて内挿する画素の画素データを求める方法
である。3次たたみ込み関数fは、内挿する画素と、距
離間隔1で並んでいる両脇2画素づつとの距離をtとし
て式(2)で与えられる。 f(t)=sin(πt)/(πt) ………(2)
【0044】式(2)はtの範囲により、式(3)、
(4)、(5)のように展開される。 f(t)=1−2*|t|^2+|t|^3 (0≦|t|<1) ………(3) f(t)=4−8*|t|+5*|t|^2−|t|^3 (1≦|t|<2) ………(4) f(t)=0 (2≦|t|) ………(5)
(4)、(5)のように展開される。 f(t)=1−2*|t|^2+|t|^3 (0≦|t|<1) ………(3) f(t)=4−8*|t|+5*|t|^2−|t|^3 (1≦|t|<2) ………(4) f(t)=0 (2≦|t|) ………(5)
【0045】例えば、図20に示すように、距離間隔1
で並んでいる画素a1、a2、a3、a4からそれぞれ
u1、u2、u3、u4の距離にある位置(画素a2と
a3の間)に画素bを内挿する場合、画素bの画素デー
タは3次たたみ込み関数fを用いて式(6)で求められ
る。 b=a1*(4−8*u1+5*u^2−u1^3)+ a2*(1−2*u2^2+u2^3)+ a3*(1−2*u3^2+u3^3)+ a4*(4−8*u4+5*u4^2−u4^4) ………(6)
で並んでいる画素a1、a2、a3、a4からそれぞれ
u1、u2、u3、u4の距離にある位置(画素a2と
a3の間)に画素bを内挿する場合、画素bの画素デー
タは3次たたみ込み関数fを用いて式(6)で求められ
る。 b=a1*(4−8*u1+5*u^2−u1^3)+ a2*(1−2*u2^2+u2^3)+ a3*(1−2*u3^2+u3^3)+ a4*(4−8*u4+5*u4^2−u4^4) ………(6)
【0046】ここで式(1)、(6)を用いて、例とし
て768画素から960画素へ、線形補間法(1次内挿
法)および3次たたみ込み補間法による補間処理を行う
場合について、図21を参考にしながら説明する。この
例の場合、4画素の補間前データから、5画素の補間デ
ータを作成する。そのため、線形補間後の画素データb
nおよび、3次たたみ込み補間法による補間後の画素デ
ータbnは、補間前の画素データanを用いてそれぞれ
式(7)および式(8)で与えられる。
て768画素から960画素へ、線形補間法(1次内挿
法)および3次たたみ込み補間法による補間処理を行う
場合について、図21を参考にしながら説明する。この
例の場合、4画素の補間前データから、5画素の補間デ
ータを作成する。そのため、線形補間後の画素データb
nおよび、3次たたみ込み補間法による補間後の画素デ
ータbnは、補間前の画素データanを用いてそれぞれ
式(7)および式(8)で与えられる。
【0047】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2……) b5n+2=(1/5)*a4n+1+(4/5)*a4n+2 b5n+3=(2/5)*a4n+2+(3/5)*a4n+3 b5n+4=(3/5)*a4n+3+(2/5)*a4(n+1) b5n+5=(4/5)*a4(n+1)+(1/5)*a 4(n+1)+1 ………(7)
【0048】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2……) b5n+2=(−4/125)*a4n+(29/125)*a 4n+1+(116/125)*a4n+2+ (−16/125)*a4n+3 b5n+3=(−12/125)*a4n+1+(62/125)* a4n+2+(93/125)*a4n+3+ (−18/125)*a4(n+1) b5n+4=(−18/125)*a4n+2+(93/125)*a 4n+3+(62/125)*a4(n+1)+ (−12/125)*a4(n+1)+1 b5(n+1)=(−16/125)*a4n+3+(116/125) *a4(n+1)+(29/125)*a a4(n+1)+1+(−4/125)* a4(n+1)+2 ………(8)
【0049】しかし、式(7)および式(8)を用い
て、線形補間法まはた3次たたみ込み補間法による補間
処理をハードウエア(ASIC)で構成しようとする
と、複雑な分数の演算が必要なため非現実的な規模にな
ってしまう。
て、線形補間法まはた3次たたみ込み補間法による補間
処理をハードウエア(ASIC)で構成しようとする
と、複雑な分数の演算が必要なため非現実的な規模にな
ってしまう。
【0050】本発明による表示制御装置では、上記の問
題に鑑みて小規模のハードウェア(ASIC)で、線形
補間法または3次たたみ込み補間法による補間処理を実
現するために、式(7)および式(8)の係数を2の指
数の和で近似を行う。式(7)および式(8)の近似例
をそれぞれ式(9)および式(10)に示す。ただし、
この近似式は、入力画像データが6ビットデータである
場合についてのものである。
題に鑑みて小規模のハードウェア(ASIC)で、線形
補間法または3次たたみ込み補間法による補間処理を実
現するために、式(7)および式(8)の係数を2の指
数の和で近似を行う。式(7)および式(8)の近似例
をそれぞれ式(9)および式(10)に示す。ただし、
この近似式は、入力画像データが6ビットデータである
場合についてのものである。
【0051】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2……) b5n+2=(4/+1/32)*a4n+1 +(1/2+1/4+1/32)*a4n+2+ b5n+3=(1/4+1/8+1/16)*a4n+2 +(1/2+1/8+1/32)*a4n+3 b5n+4=(1/2+1/8+1/32)*a4n+3 +(1/4+1/8+1/16)*a4(n+1) b5n+5=(1/2+1/4+1/32)*a4(n+1) +(1/4+1/32)*a4(n+1)+1 ………(9)
【0052】 b5n+1=a4n+1 (n=0、1、2……) b5n+2=(−1/32)*a4n +(1/4)*a4n+1 +(1/2+1/4+1/8+1/16)*a4n+2 +(−1/8)*a4n+3 b5n+3=(−1/8)*a4n+1 +(1/2)*a4n+2 +(1/2+1/4)*a4n+3 (−1/8)*a4(n+1) b5n+4=(−1/8)*a4n+2 +(1/2+1/4)*a4n+3 +(1/2)*a4(n+1) +(−1/8)*a4(n+1)+1 b5(n+1)=(−1/8)*a4n+3 +(1/2+1/4+1/8+1/16)*a4(n+1) +(1/4)*a4(n+1)+1 +(−1/32)*a4(n+1)+2 ………(10)
【0053】式(7)から式(9)へ、および式(8)
から式(10)への近似は、なるべく係数項が少なく、
かつ近似誤差が小さく、かつ入力画像全データが最大値
の場合に、補間後の画像全データも最大値になるように
近似を行った。もし、入力画像データが6ビットよりも
大きい場合(7ビットもしく8ビット)には、1/6
4、1/128の項を追加することにより、補間処理に
よる画質の劣化をより少なくすることができる。また逆
に、よりハード(ASIC)を小規模にしたい場合に
は、1/32等の小さい項を省くことにより、近似誤差
は増加するがハード(ASIC)規模は小さくすること
ができる。
から式(10)への近似は、なるべく係数項が少なく、
かつ近似誤差が小さく、かつ入力画像全データが最大値
の場合に、補間後の画像全データも最大値になるように
近似を行った。もし、入力画像データが6ビットよりも
大きい場合(7ビットもしく8ビット)には、1/6
4、1/128の項を追加することにより、補間処理に
よる画質の劣化をより少なくすることができる。また逆
に、よりハード(ASIC)を小規模にしたい場合に
は、1/32等の小さい項を省くことにより、近似誤差
は増加するがハード(ASIC)規模は小さくすること
ができる。
【0054】次に、駆動制御部18は補間処理部17か
ら出力された補間処理後多値画像データを受け、ドット
マトリクス表示装置19に出力可能な信号に変換し、駆
動制御を行う。
ら出力された補間処理後多値画像データを受け、ドット
マトリクス表示装置19に出力可能な信号に変換し、駆
動制御を行う。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。上述した第1の実施の形態では、データ格納
部16のラインデータのエッジ部である画像に注目し、
この画素データの変化に応じて自動位相調整を行ってい
たが、第2の実施の形態では、エッジ部を含む参照ライ
ンに注目し、このラインの変化量に応じて自動位相調整
を行う。尚、第2の実施の形態による表示制御装置のブ
ロック図は、図1と同じである。
説明する。上述した第1の実施の形態では、データ格納
部16のラインデータのエッジ部である画像に注目し、
この画素データの変化に応じて自動位相調整を行ってい
たが、第2の実施の形態では、エッジ部を含む参照ライ
ンに注目し、このラインの変化量に応じて自動位相調整
を行う。尚、第2の実施の形態による表示制御装置のブ
ロック図は、図1と同じである。
【0056】次に、第2の実施の形態のポイントを説明
する。第2の実施の形態では、システム制御部12にお
いてなされる自動調整のうち、自動位相調整の方式のみ
が第1の実施の形態と異なる。そこでこの自動位相調整
についてのみ説明する。尚、この3つの自動調整は、操
作者からのキー入力部19へのキー入力より開始され、
データ格納部16を制御して、データ格納部16を特定
ライン格納モードに切り替えてから行う。また、この3
つの自動調整が終了した後、データ格納部16は通常順
次格納モードに戻される。
する。第2の実施の形態では、システム制御部12にお
いてなされる自動調整のうち、自動位相調整の方式のみ
が第1の実施の形態と異なる。そこでこの自動位相調整
についてのみ説明する。尚、この3つの自動調整は、操
作者からのキー入力部19へのキー入力より開始され、
データ格納部16を制御して、データ格納部16を特定
ライン格納モードに切り替えてから行う。また、この3
つの自動調整が終了した後、データ格納部16は通常順
次格納モードに戻される。
【0057】・自動位相調整 自動位相調整について図16のフローを参照しながら説
明する。この自動位相調整は、エッジ部を含む参照ライ
ンの検出(S16.1〜S16.7)と、そのラインに
おけるアナログノイズによる変化量(動き)が最も小さ
くなる位相値、すなわち遅延部13の遅延量を求める
(S16.8〜S16.6)ことによりなされる。
明する。この自動位相調整は、エッジ部を含む参照ライ
ンの検出(S16.1〜S16.7)と、そのラインに
おけるアナログノイズによる変化量(動き)が最も小さ
くなる位相値、すなわち遅延部13の遅延量を求める
(S16.8〜S16.6)ことによりなされる。
【0058】エッジを含む参照ラインの検出は、データ
格納部16よりリードしたFIFOデータの隣接する画
像データ間の差分の和を求め(S16.3)、この和の
値がしきい値以上になるラインを検出することにより行
われる(S16.4)。もし、全てのラインについて、
隣接する画像データ間の差分の和がしきい値以上でない
場合には、最後のラインを参照ラインとみなす(S1
6.6)。
格納部16よりリードしたFIFOデータの隣接する画
像データ間の差分の和を求め(S16.3)、この和の
値がしきい値以上になるラインを検出することにより行
われる(S16.4)。もし、全てのラインについて、
隣接する画像データ間の差分の和がしきい値以上でない
場合には、最後のラインを参照ラインとみなす(S1
6.6)。
【0059】続いて、参照ラインデータをシステム制御
部12のメモリに一時保存した後(S16.5)、位相
値(遅延部13の遅延値)を可変範囲内で変化させ(例
えば32段階の可変範囲を2段階づつ16ステップで変
化させる)、再度同じラインのデータをFIFO112
よりリードし、そのときの保存ラインデータとの差分の
和を求める。そして、この差分の和を全ラインにわたっ
て算出し、この和の値の変化が最も小さくなる位相値を
求め、この位相値を遅延部13に設定する。
部12のメモリに一時保存した後(S16.5)、位相
値(遅延部13の遅延値)を可変範囲内で変化させ(例
えば32段階の可変範囲を2段階づつ16ステップで変
化させる)、再度同じラインのデータをFIFO112
よりリードし、そのときの保存ラインデータとの差分の
和を求める。そして、この差分の和を全ラインにわたっ
て算出し、この和の値の変化が最も小さくなる位相値を
求め、この位相値を遅延部13に設定する。
【0060】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。上述した第2の実施の形態では、エッジ部を
含む参照ラインに注目し、このラインの動き(変化量)
をシステム制御部12において求め、この変化量に応じ
て自動位相調整を行ったが、この第3の実施の形態で
は、このラインの動きを動き検出により求めるようにし
ている。図15は、本発明の第3の実施の形態による表
示制御装置のブロック図である。図1とは動き検出部2
0を追加した点のみが異なり、他の部分は図1と実質的
に同一構成されているので、各部の重複する説明は省略
する。
説明する。上述した第2の実施の形態では、エッジ部を
含む参照ラインに注目し、このラインの動き(変化量)
をシステム制御部12において求め、この変化量に応じ
て自動位相調整を行ったが、この第3の実施の形態で
は、このラインの動きを動き検出により求めるようにし
ている。図15は、本発明の第3の実施の形態による表
示制御装置のブロック図である。図1とは動き検出部2
0を追加した点のみが異なり、他の部分は図1と実質的
に同一構成されているので、各部の重複する説明は省略
する。
【0061】次に、第3の実施の形態のポイントを説明
する。データ格納部16及びシステム制御部12を用い
てなされる自動表示位置調整、自動表示幅調整、自動位
相調整について説明する。第2の実施の形態と同様に、
この3つの自動調整のうち、自動表示位置調整、自動表
示幅調整については、第1の実施の形態と同じであるの
で省略し、自動位相調整についてのみ説明する。尚、こ
の3つの自動調整は、操作者からのキー入力部19への
キー入力により開始され、データ格納部16内を制御し
て、データ格納部16を特定ライン格納モードに切り替
えてから行う。また、この3つの自動調整が終了した
後、データ格納部16は通常順次格納モードに戻され
る。
する。データ格納部16及びシステム制御部12を用い
てなされる自動表示位置調整、自動表示幅調整、自動位
相調整について説明する。第2の実施の形態と同様に、
この3つの自動調整のうち、自動表示位置調整、自動表
示幅調整については、第1の実施の形態と同じであるの
で省略し、自動位相調整についてのみ説明する。尚、こ
の3つの自動調整は、操作者からのキー入力部19への
キー入力により開始され、データ格納部16内を制御し
て、データ格納部16を特定ライン格納モードに切り替
えてから行う。また、この3つの自動調整が終了した
後、データ格納部16は通常順次格納モードに戻され
る。
【0062】・自動位相調整 自動位相調整について図17のフローを参照しながら説
明する。この自動位相調整は、エッジ部を含む参照ライ
ンの検出(S17.1〜S17.7)と、そのラインに
おけるアナログノイズによる変化量(動き)が最も小さ
くなる位相値、すなわち遅延部13の遅延量を求める
(S17.8〜S17.16)ことによりなされる。エ
ッジを含む参照ラインの検出は、第2の実施の形態と同
じく、データ格納部16よりリードしたFIFOデータ
の隣接する画像データ間の差分の和を求め、この和の値
がしきい値以上になるラインを検出することにより行わ
れる。もし、全てのラインについて、隣接する画像デー
タ間の差分の和がしきい値以上でない場合には、最後の
ラインを参照ラインとみなす。
明する。この自動位相調整は、エッジ部を含む参照ライ
ンの検出(S17.1〜S17.7)と、そのラインに
おけるアナログノイズによる変化量(動き)が最も小さ
くなる位相値、すなわち遅延部13の遅延量を求める
(S17.8〜S17.16)ことによりなされる。エ
ッジを含む参照ラインの検出は、第2の実施の形態と同
じく、データ格納部16よりリードしたFIFOデータ
の隣接する画像データ間の差分の和を求め、この和の値
がしきい値以上になるラインを検出することにより行わ
れる。もし、全てのラインについて、隣接する画像デー
タ間の差分の和がしきい値以上でない場合には、最後の
ラインを参照ラインとみなす。
【0063】続いて、参照ラインデータをシステム制御
部12のメモリに一時保存した後、位相値(遅延部13
の遅延値)を可変範囲内で変化させ(例えば32段階の
可変範囲を2段階づつ16ステップで変化させる)、そ
の都度動き検出部20より動き量をリードし、この動き
量が最も小さくなる位相値を求め、この位相値を遅延部
13に設定する。
部12のメモリに一時保存した後、位相値(遅延部13
の遅延値)を可変範囲内で変化させ(例えば32段階の
可変範囲を2段階づつ16ステップで変化させる)、そ
の都度動き検出部20より動き量をリードし、この動き
量が最も小さくなる位相値を求め、この位相値を遅延部
13に設定する。
【0064】次に、動き検出部20について図18の概
念図を参照しながら説明する。この動き検出部20は、
データ格納部16より、システム制御部12により指定
されたラインのラインデータを読み出し、前回読み出し
たラインデータと画素単位に比較し、その差分値を全ラ
インにわたって和をとり(図18(a)参照)、システ
ム制御部12からアクセス可能なレジスタに設定する。
あるいは、前回読み出したラインデータと画素単位に比
較し、1ライン中の変化画素数をカウントし(図18
(b)参照)、システム制御部12からアクセス可能な
レジスタに設定する。
念図を参照しながら説明する。この動き検出部20は、
データ格納部16より、システム制御部12により指定
されたラインのラインデータを読み出し、前回読み出し
たラインデータと画素単位に比較し、その差分値を全ラ
インにわたって和をとり(図18(a)参照)、システ
ム制御部12からアクセス可能なレジスタに設定する。
あるいは、前回読み出したラインデータと画素単位に比
較し、1ライン中の変化画素数をカウントし(図18
(b)参照)、システム制御部12からアクセス可能な
レジスタに設定する。
【0065】尚、図1、図15の各機能ブロックによる
システムは、ハード的に構成してもよく、また、CPU
やメモリ等から成るマイクロコンピュータシステムに構
成してもよい。マイクロコンピュータシステムに構成す
る場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成す
る。この記憶媒体には、前述した各図のフローチャート
に示す処理を実行するためのプログラムが記憶されてい
る。またこの記憶媒体としてはROM、RAM等の半導
体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を
用いてもよく、これらをCD−ROM、フロッピディス
ク、磁気テープ、不揮発性のメモリカードとして用いて
もよい。
システムは、ハード的に構成してもよく、また、CPU
やメモリ等から成るマイクロコンピュータシステムに構
成してもよい。マイクロコンピュータシステムに構成す
る場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成す
る。この記憶媒体には、前述した各図のフローチャート
に示す処理を実行するためのプログラムが記憶されてい
る。またこの記憶媒体としてはROM、RAM等の半導
体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を
用いてもよく、これらをCD−ROM、フロッピディス
ク、磁気テープ、不揮発性のメモリカードとして用いて
もよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、どのような表示モード
の信号が入力された場合でも、水平、垂直表示位置、表
示幅、同期信号と画像データの位相値を自動調整して、
表示装置上に良好にビデオ信号を表示させることができ
る表示制御装置を安価に提供することができる。また、
上記自動調整に動き検出を用いることにより、高速に処
理を実現することができる。
の信号が入力された場合でも、水平、垂直表示位置、表
示幅、同期信号と画像データの位相値を自動調整して、
表示装置上に良好にビデオ信号を表示させることができ
る表示制御装置を安価に提供することができる。また、
上記自動調整に動き検出を用いることにより、高速に処
理を実現することができる。
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の第1、第2、第3の実施の形態による
自動水平、垂直表示位置調整を説明するためのフローチ
ャートである。
自動水平、垂直表示位置調整を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】本発明の第1、第2、第3の実施の形態による
自動表示幅調整を説明するためのフローチャートであ
る。
自動表示幅調整を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態による自動位相調整
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図5】入力信号の水平、垂直動機信号周波数測定を説
明するためのフローチャートである。
明するためのフローチャートである。
【図6】入力信号の水平、垂直動機信号周波数測定を説
明するための概念的な構成図である。
明するための概念的な構成図である。
【図7】表示モード検出を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
【図8】表示モード判定例外処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図9】表示モード判定例外処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】表示モード判定例外処理を説明するための概
念的な構成図である。
念的な構成図である。
【図11】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
るデータ格納手段のブロック図である。
るデータ格納手段のブロック図である。
【図12】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
る自動水平、垂直表示位置調整を説明するための概念的
な構成図である。
る自動水平、垂直表示位置調整を説明するための概念的
な構成図である。
【図13】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
る自動表示幅調整を説明するための概念的な構成図であ
る。
る自動表示幅調整を説明するための概念的な構成図であ
る。
【図14】本発明の第1の実施の形態による自動位相調
整を説明するための概念的な構成図である。
整を説明するための概念的な構成図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図
である。
である。
【図16】本発明の第2の実施の形態による自動位相調
整を説明するためのフローチャートである。
整を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態による自動位相調
整を説明するためのフローチャートである。
整を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の第3の実施の形態による動き検知処
理を説明するための概念的な構成図である。
理を説明するための概念的な構成図である。
【図19】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
【図20】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
【図21】本発明の第1、第2、第3の実施の形態によ
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
る補間処理を説明するための概念的な構成図である。
11 同期信号分離部 12 システム制御部 13 遅延部 14 クロック生成部 15 A/D変換部 16 データ格納部 17 補間処理部 18 駆動制御部 19 キー入力部 110 ドットマトリクス表示装置
Claims (10)
- 【請求項1】 アナログ入力信号から画像信号と同期信
号とを分離し、水平、垂直同期信号及び同期信号極性信
号を生成する同期信号分離手段と、 上記同期信号分離手段から出力された同期信号を遅延さ
せる遅延量可変の遅延手段と、 上記遅延された同期信号からA/D変換のためのサンプ
リングクロックを生成するクロック生成手段と、 上記サンプリングクロックで上記画像信号をA/D変換
するA/D変換手段と、 上記A/D変換された画像データを格納する格納手段
と、 上記水平、垂直同期信号及び垂直同期信号極性に基づい
て上記水平、垂直同期信号周波数を測定し、上記水平、
垂直同期信号周波数及び垂直同期信号極性とから上記入
力信号の表示解像度と水平、垂直ブランク期間等から規
定される表示モードとを判定する判定手段と、 上記表示モードに基づき上記格納手段の画像データを用
いて自動表示開始位置調整を行う位置調整手段と、 上記表示モードに基づき上記格納手段の画像データを用
いて上記クロック生成手段のサンプリングクロックのサ
ンプリングデバイダ値を調整して自動表示幅調整を行う
幅調整手段と、 上記表示モードに基づき上記格納手段の画像データを用
いて上記遅延手段の遅延量を調整して自動位相調整を行
う位相調整手段と、 上記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決定
し、上記格納手段の上記各調整された画像データを上記
倍率を用いて補間処理する補間処理手段と、 上記補間処理された画像データを表示処理して表示手段
で表示させる表示制御手段とを備えた表示制御装置。 - 【請求項2】 指定されたラインのデータを上記格納手
段から読み出し、前回読み出したラインデータと比較し
て、その変化量を保存する動き検出手段を設け、上記各
調整手段は、上記変化量を用いて各調整を行うことを特
徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 【請求項3】 上記自動表示開始位置手段が、上記格納
手段より現在の表示モードにおける垂直解像度の半分の
垂直位置にあるラインデータを読み込む手段と、上記ラ
インデータの有効水平表示データ開始位置を求め、この
有効水平表示データ開始位置を上記格納手段に対して反
映させる手段と、上記格納手段より0ライン目から順に
ライン単位にデータを読み込む手段と、有効垂直表示デ
ータ開始位置を求め、この有効垂直表示データ開始位置
を格納手段に対して反映させる手段とから成ることを特
徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 【請求項4】 上記自動表示幅調整手段が、上記格納手
段より現在の表示モードにおける垂直解像度の半分の垂
直位置にあるラインデータを読み込む手段と、上記ライ
ンデータの現在の表示モードにおける水平解像度カラム
位置と、実際の有効表示データの最後尾位置とのずれを
求め、求めたずれを上記クロック生成手段のサンプリン
グデバイダ値に反映させる手段とから成ることを特徴と
する請求項1記載の表示制御装置。 - 【請求項5】 上記自動位相調整手段が、上記格納手段
より現在の表示モードにおける垂直解像度の半分の垂直
位置にあるラインデータを読み込む手段と、上記ライン
データ中の隣り合った3画素データをそれぞれA、B、
Cとしたときに、(B−A)+(B−C)もしくは(A
−B)+(C−B)の値がしきい値以上となる画素Bを
検出する手段と、上記遅延手段の遅延量を可変範囲内で
順に変化させ、このとき上記検出した画素Bの輝度デー
タの変化が最も小さくなる上記遅延量を求める手段とか
ら成ることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。 - 【請求項6】 上記自動位相調整手段が、上記格納手段
より0ライン目から順にライン単位にデータを読み込む
手段と、上記読み込んだラインデータにおける隣接画素
間の差分値の和を求め、この値が予め定めたしきい値以
上となるラインを検出する手段と、上記遅延手段の遅延
量を可変範囲内で順に変化させ、その都度上記検出した
ラインを再読み込みし、前回読み込んだラインデータと
比較して変化量を計算し、この変化量が最も小さくな上
記遅延量を求める手段とから成ることを特徴とする請求
項1記載の表示制御装置。 - 【請求項7】 上記自動位相調整手段が、上記格納手段
より0ライン目から順にライン単位にデータを読み込む
手段と、上記読み込んだラインデータにおける隣接画素
間の差分値の和を求め、この値が予め定めたしきい値以
上となるラインを検出する手段と、上記遅延手段の遅延
量を可変範囲内で順に変化させ、その都度上記動き検出
手段から変化量を読み込み、この変化量が最小となる上
記遅延手段の遅延量を求める手段とから成ることを特徴
とする請求項2記載の表示制御装置。 - 【請求項8】 上記自動表示開始位置調整、自動表示幅
調整、自動位相調整が、キー入力手段を操作者が押すこ
とにより開始されることを特徴とする請求項1記載の表
示制御装置。 - 【請求項9】 アナログ入力信号から画像信号と同期信
号とを分離し、水平、垂直同期信号及び同期信号極性信
号を生成する同期信号分離処理と、 上記同期信号分離処理で得られた同期信号を遅延させる
遅延量可変の遅延処理と、 上記遅延された同期信号からA/D変換のためのサンプ
リングクロックを生成するクロック生成処理と、 上記サンプリングクロックで上記画像信号をA/D変換
するA/D変換処理と、 上記A/D変換された画像データを格納する格納処理
と、 上記水平、垂直同期信号及び垂直同期信号極性に基づい
て上記水平、垂直同期信号周波数を測定し、上記水平、
垂直同期信号周波数及び垂直同期信号極性とから上記入
力信号の表示解像度と水平、垂直ブランク期間等から規
定される表示モードとを判定する判定処理と、 上記表示モードに基づき上記格納処理した画像データを
用いて自動表示開始位置調整を行う位置調整処理と、 上記表示モードに基づき上記格納処理した画像データを
用いて上記サンプリングクロックのサンプリングデバイ
ダ値を調整して自動表示幅調整を行う幅調整処理と、 上記表示モードに基づき上記格納処理した画像データを
用いて上記遅延量を調整して自動位相調整を行う位相調
整処理と、 上記表示解像度から補間又は間引きすべき倍率を決定
し、上記各調整処理された画像データについて上記倍率
を用いて行う補間処理と、 上記補間処理された画像データを表示させる表示制御処
理とを実行するためのコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体。 - 【請求項10】 上記格納処理された画像データから指
定されたラインのデータを読み出し、前回読み出したラ
インデータと比較してその変化量を保存する動き検出処
理を実行するためのプログラムを記憶し、上記変化量を
用いて上記各調整処理を行うことを特徴とする請求項9
記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8356898A JPH11282407A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 表示制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8356898A JPH11282407A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 表示制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11282407A true JPH11282407A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13806131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8356898A Pending JPH11282407A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 表示制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11282407A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284072A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Nec Display Solutions Ltd | 画像表示装置の動作方法および画像表示装置 |
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