JPH11279639A - 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 - Google Patents
耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH11279639A JPH11279639A JP8354198A JP8354198A JPH11279639A JP H11279639 A JPH11279639 A JP H11279639A JP 8354198 A JP8354198 A JP 8354198A JP 8354198 A JP8354198 A JP 8354198A JP H11279639 A JPH11279639 A JP H11279639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- steel sheet
- steel
- cooling
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
材で、耐HIC 性に優れた鋼材を経済的に安定して製造す
る方法を提供する。 【解決手段】重量% で、C:0.03〜0.08%,Si:0.05 〜0.5
%,Mn:1 〜1.8%,P≦0.01%,S ≦0.002%,Nb:0.02〜0.05%,T
i:0.005〜0.02%,Al:0.01 〜0.07%,Ca:0.0005 〜0.0025%
を含有し、かつCeq ≧0.28% であり、残部Fe及び不可
避的不純物からなり、さらに取鍋精錬時のスラグのトー
タルFe+MnOが0.5 〜3%を満足する鋼を1000〜1200℃に加
熱して熱間圧延し、鋼板表面温度で500 ℃以下となるま
で加速冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼板表面温度が
500 ℃以上になるまで復熱させる。次いで、再び600 ℃
以下の鋼板表面温度まで、3 〜50℃/秒の鋼板平均冷却
速度で加速冷却する。但し、Ceq=C%+Mn%/6+(Cu%+Ni%)/1
5+(Cr%+Mo%+V%)/5
Description
ルにて製造され、UOE成形、プレスべンド成形、ロー
ル成形などにより管状に成形され、サブマージドアーク
溶接や電縫溶接などにより溶接接合されて、原油や天然
ガスを輸送するためのラインパイプとして利用される鋼
板の製造方法に係り、耐水素誘起割れ性に優れた、強度
レべルがAPI規格X65グレード以上のラインパイプ
の素材として使用される鋼板の製造方法に関する。
の輸送に用いられるラインパイプには、強度・靭性・溶
接性などパイプラインとして必要な特性の他に、耐水素
誘起割れ性(耐HIC性)や耐応力腐食割れ性(耐SS
CC性)などのいわゆる耐サワー性能が要求される。こ
こでHICは、腐食反応により生成した水素イオンが鋼
表面に吸着し、原子状の水素として鋼内部に侵入、鋼中
のMnSなどの非金属介在物や硬い第2相組織のまわり
に拡散・集積し、その内圧により割れを生ずるものとさ
れている。このため、HICの発生を防ぐために以下の
方法がこれまでに考案されている。 (1)鋼中のS含有量を下げるとともに、CaやREM
などを適量添加することにより、長く伸展したMnSの
生成を抑制し、応力集中の小さい微細に分散した球状の
介在物に形態を変えて割れの発生・伝播を抑制する(例
えば、特開昭54−110119号公報)。 (2)中央偏析部での割れについては、起点となりうる
島状マルテンサイトの生成を抑制するとともに、割れの
伝播経路となりやすいマルテンサイトやべイナイトなど
の硬化組織の生成を抑制するために、鋼中のC、Mn、
Pなど偏析傾向の高い元素の含有量を低減したり、圧延
前のスラブ加熱段階で合金元素の偏析を解消するための
均熱処理を施す、あるいは圧延後の冷却時の変態途中で
のCの拡散による硬化組織の生成を防ぐために加速冷却
を施す(例えば、特開昭61−60866号公報、特開
昭61−165207号公報など)。
たり、圧延仕上温度をオーステナイトの再結晶温度以上
とするなど、割れ感受性の低いミクロ組織を得る(特開
昭54−12782号公報、特開昭62−7819号公
報、特開平6−73450号公報)。 (4)鋼中へのCuの添加により、表面に保護膜を形成
して、鋼中への水素侵入を抑制する(特開昭52−11
1815号公報)。
C性は向上し、耐サワー性を必要とするラインパイプも
API規格X65グレードまで大量生産されるようにな
った。
大や敷設費用低減のために、より高強度の鋼管に対する
要求が高まり、サワー環境で使用されるラインパイプに
もX80グレードまでの高強度化が要求される可能性が
でてきた。しかしながら、HICは強度の上昇とともに
発生しやすくなるため、上記(1)〜(4)の方法では
完全にHICの発生を抑制することができなくなってき
た。このような高強度材になると、上記(1)の形態制
御を行った介在物からも割れが発生するようになり、
(2)の中央偏析対策を施した中心部以外の部分で割れ
が発生するようになる。また(3)の焼入れ焼戻し処理
や再結晶温度域仕上による組織制御はラインパイプの大
量生産にはコスト・能率の面から不適当であるし、充分
な低温靭性も得にくい。さらに(4)のCu被膜の効果
も、pHの低い環境ではその効果が期待できず、実際に
pHが約3の硫化水素を飽和させた5%NaCl+0.
5%CH3 COOH水溶液(通称NACE溶液)では、
被膜の効果が得られていない。
ー性を有するX80グレードのラインパイプ用鋼板の製
造方法がいくつか開示されている。その骨子は、低S・
Ca添加により介在物の形態制御を行いつつ、低C、低
Mnとして中央偏析を抑制し、それに伴う強度低下をC
r添加(特開平5−9575号公報)、Cr−Mo添加
(特開平5−271766号公報、特開平7−1095
19号公報)、Ni‐Cr−Mo添加(特開平7−17
3536号公報)と圧延後の加速冷却で補うというもの
である。
たX80の製造方法に関係する製造技術(特開平5−9
575号公報、特開平5−271766号公報、特開平
7−109519号公報、特開平7−173536号公
報)は、いずれも中央偏析部のHIC発生防止方法であ
って、中央偏析部以外の部分で発生するHICの防止に
ついては、具体的な割れ対策とはなっていない。すなわ
ち、サワー環境で使用される鋼管の強度水準が上昇する
と、素材である鋼板の介在物の形態制御と中央偏析部の
組織制御を行なっても、HICが発生しやすくなり、特
に加速冷却を施した材料では表面近くの硬さが上昇し、
HICが発生しやすくなる。このような表面近くのHI
Cの発生防止が大きな課題となる。
てX70,X80といった高強度材で、耐HIC性に優
れた鋼材を経済的に安定して製造する方法を提供するこ
とにある。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の製造方法は、重量%で、C:0. 03〜
0.08%と、Si:0.05〜0.5%と、Mn:1
〜1.8%と、P:0.01%以下と、S:0.002
%以下と、Nb:0.005〜0.05%と、Ti:
0.005〜0.02%と、Al:0.01〜0.07
%と、Ca:0.0005〜0.004%とを含有し、
かつ炭素当量:Ceq≧0.28%であり、残部Fe及
び不可避的不純物からなり、さらに取鍋精錬時のスラグ
のトータルFe+MnOが0.5〜3%を満足する鋼板
を製造する方法において、該鋼を1000〜1200℃
に加熱して熱間圧延する工程と、熱間圧延された鋼板
を、鋼板表面温度で500℃以下となるまで加速冷却し
た後、一旦冷却を中断し、鋼板表面温度が500℃以上
になるまで復熱させる工程と、鋼板表面温度が500℃
以上になるまで復熱させた鋼板を、再び600℃以下の
鋼板表面温度まで、3〜50℃/秒の鋼板平均冷却速度
で加速冷却する工程と、 を備えたことを特徴とする、
耐HIC性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方
法である。
6+(Cu%+Ni%)/15+(Cr%+Mo%+V
%)/5 (2)本発明の製造方法は、鋼成分として、重量%でさ
らに、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、C
r:0.5%以下、Mo:0.5%以下、及びV:0.
1%以下の群から選択された1種または2種以上を含有
することを特徴とする、上記(1)に記載の耐HIC性
に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法である。
すべく、添加元素と熱処理条件を変化させて種々の成分
系・ミクロ組織を有する母材を作成し、耐HIC性と強
度、靭性とを調べた。
示される炭素当量、取鍋スラグのトータルFe+MnO
とを規定した鋼に間欠冷却型の加速冷却を行うことによ
り表層部の硬さの上昇を抑え、高強度と靭性、良好な耐
HIC性能が得られることが分かった。
を有し、取鍋スラグのトータルFe+MnOを規定した
鋼の熱間圧延条件、冷却中断、復熱工程を含む加速冷却
条件を一定範囲内に制御するようにして、耐HIC性に
優れた高強度ラインパイプ用鋼の製造方法を見出し、本
発明を完成させた。すなわち、本発明は、鋼組成及び製
造条件を下記範囲に限定することにより、耐HIC性に
優れたAPI規格X80グレードのラインパイプ用鋼板
を安価にかつ安定して製造する方法を提供することがで
きる。
理由、及び製造条件の限定理由について説明する。 (1)成分組成範囲 C:0.03〜0.08% Cは鋼の強化元素として必要でありX65からX80の
所定の強度を確保するためには0.03%以上の含有が
必要である。一方、0.08%を超える過剰なCの含有
は鋼板の靭性と耐HIC性の劣化を招くので0.08%
以下とする必要があり、溶接性や耐硫化物応力腐食割れ
性の観点からもC量の低減が望ましいため、上限は0.
08%である。 Si:0.05〜0.5% Siは脱酸のために添加され、0.05%未満では充分
な脱酸効果が得られず、一方0.5%を越えると靭性や
溶接性の劣化を引き起こすため、0.05〜0.5%で
ある。
として添加されるが、1%未満ではその効果が小さく、
また1.8%を越えると溶接性と耐HIC性が著しく劣
化するため、1〜1.8%である。
る不純物元素であり極力低減することが望ましいが、過
度の脱Pはコスト上昇を招くため上限は0.01%であ
る。 S:0.002%以下 Caを添加してMnSからCaS系の介在物に形態制御
を行ったとしても、X80グレードの高強度材の場合に
は微細に分散したCaS系介在物も割れの起点となり得
るために、S含有量を0.002%以下に低減する必要
がある。
ミクロ組織を微細化し、ラインパイプとして充分な靭性
を付与するために必要な成分である。0.005%以上
でその効果が顕著であり、0.05%を超えるとその効
果がほぼ飽和して溶接熱影響部の靭性を劣化させるた
め、0.005〜0.05%である。
長を抑制し、結果としてミクロ組織の微細化をもたらし
て靭性を改善する効果があるが、その効果は0.005
%以上で現われ、0.02%を越えると逆に靭性の劣化
を引き起こすため、0.005〜0.02%である。 Al:0.01〜0.07% Alは脱酸剤として添加され、0.01%以上でその効
果が顕著であり、0.07%を超えると清浄度が低下し
て耐HIC性の劣化を引き起こすため、0.01〜0.
07%である。
り、0.0005%以上でその効果が現われ、0.00
4%を超えると効果が飽和し、逆に清浄度を低下させて
耐HIC性を劣化させるため、0.0005〜0.00
4%である。 炭素当量:Ceq≧0.28%,但し、炭素当量:Ce
q=C%+Mn%/6+(Cu%+Ni%)/15+
(Cr%+Mo%+V%)/5 炭素当量CeqはX65からX80としての充分な強度
を得るために0.28%以上が必要であるので、その下
限は0.28%である。その上限は特に限定しない。な
おCeqは次式で示される。
i%)/15+(Cr%+Mo%+V%)/5 トータルFe+MnO:0.5〜3% 取鍋精錬時のスラグのトータルFe+MnOが3%を超
えると鋼板表面近傍でのHICが発生するので上限は3
%である。また、0.5%を下回るようにトータルFe
+MnOを制御することは経済性を阻害する。本発明で
は上記の成分以外に、必要に応じて以下の選択成分群か
ら選択された1種または2種以上を含有してもよい。
るが,0.5%を超えるCuの含有は溶接性を阻害する
ため、添加する場合には0.5%以下に限定されなけれ
ばならない。
るが、0.5%を超えると効果が飽和して応力腐食割れ
が発生しやすくなるため、添加する場合は0.5%以下
である。
るが、0.5%を超えると効果が飽和し、溶接性や耐H
IC性を阻害するため、添加する場合は0.5%以下で
ある。 Cr:0.5%以下 CrはMnとともに低CでもX80グレードとして充分
な強度を得るために有効な元素であるが、0.5%を超
えて添加すると溶接性に悪影響を与えるため、上限は
0.5%である。 V:0.1%以下 適量のVの添加は靭性・溶接性や耐サワー性を劣化させ
ずに強度を高めるため、Crとともに低CでもX80グ
レードとして充分な強度を得るために有効な任意添加元
素であるが、0.1%を越えると溶接性を著しく損なう
ため0.1%以下である。上記の成分組成範囲に調整す
ることにより、良好な耐HIC性に加えて、良好な靭性
も有するX65,X70,X80グレードといった高強
度鋼板を得ることが可能となる。
より製造することができる。 (2)鋼板製造工程 (製造方法)上記の成分組成範囲に調整した鋼を溶製
し、連続鋳造で得られた鋼スラブを1000〜1200
℃に加熱して熱間圧延し、鋼板表面温度で500℃以下
となるまで加速冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼板表
面温度が500℃以上になるまで復熱させる。次いで、
再び600℃以下の鋼板表面温度まで、3〜50℃/秒
の平均冷却速度で加速冷却する。
られない。またスラブ加熱温度が1200℃を超えると
良好な靭性が得られない。従って、スラブ加熱温度は1
000〜1200℃である。また、熱間圧延終了温度は
Ar3 変態温度以上であることが望ましい。 b.加速冷却開始温度 加速冷却開始温度が低いと復熱に時間を要する、また、
耐HIC性も劣化するので750℃+300/t以上が
望ましい。ここでtは鋼板板厚(mm)。
近傍での変態が充分に進行しておらず、復熱後の急冷時
にべイナイトなどに変態し硬化してしまう。従って加速
冷却中断時の表面温度は500℃以下である。 d.表面復熱温度 表面復熱温度が500℃未満では、500℃以下まで冷
却した時に変態した表層部分の硬さが低下せずHICの
発生原因となるので表面復熱温度は500℃以上であ
る。
な強度が得られない場合がある。従って、加速冷却停止
温度は600℃以下である。 f.冷却速度 鋼板の平均冷却速度が3℃/秒未満になると充分な強度
が得られない場合がある。また、50℃/秒を超えると
強度が上昇し耐HIC性の劣化をまねく。従って、冷却
速度は3〜50℃/秒である。
延条件は特に規定しない。また鋼管の成形方法も冷間で
あるかぎり特に規定しない。以下に本発明の実施例を挙
げ、本発明の効果を立証する。
発明鋼、L〜R:比較鋼)を表2に示した圧延加速冷却
条件で熱間圧延した(A−4,7,B−1〜K−1:本
発明鋼板、A−1〜3,5,6,8,9,L−1,2,
M−1〜R−1:比較鋼板)。鋼板の機械的性質(降伏
強さ、引張強さ、靭性)、耐HIC性、及び溶接性を表
2に示す。HIC試験はpHが約3の硫化水素を飽和さ
せた5%NaCl+0.5%CH3 COOH水溶液(通
称NACE溶液)中で行い、割れ長さ率(CLR)が1
5%以下で耐HIC性は良好と判断した。靭性はシャル
ピー衝撃試験での破面遷移温度が−60℃以下の場合良
好とした。強度は降伏強さが448MPa以上で良好と
判断した。また、溶接性は実鋼管のシーム溶接に相当す
るサブマージアーク溶接を行ない、溶接高温割れ、低温
割れの有無を溶接部の断面観察により調査した。溶接部
に割れの発生の無い場合を、溶接性は良好と判断した。
本発明の鋼に本発明の圧延加速冷却処理を行った本発明
鋼板A−4,A−7,B−1,C−1,D−1,E−
1,F−1,G−1,H−1,I−1,J−1,K−1
ではいずれも充分な強度と良好な耐HIC性能が得られ
た。一方、本発明の鋼を用いても本発明の圧延加速冷却
を行わない比較鋼板A−1,A−2,A−3,A−5,
A−6,A−8,A−9では充分な性能が得られていな
い。また、本発明でない鋼に本発明の圧延加速冷却を行
った比較鋼板L−1,Q−1,R−1あるいは、本発明
でない鋼に本発明でない圧延加速冷却を行った比較鋼板
L−2,M−1,N−1,O−1,P−1では充分な性
能が得られていない。
組成及び製造条件を特定することにより、耐HIC性に
優れたAPI規格X80グレードのラインパイプ用鋼板
を安価にかつ安定して製造することが可能となった。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、C:0. 03〜0.08%
と、Si:0.05〜0.5%と、Mn:1〜1.8%
と、P:0.01%以下と、S:0.002%以下と、
Nb:0.005〜0.05%と、Ti:0.005〜
0.02%と、Al:0.01〜0.07%と、Ca:
0.0005〜0.004%とを含有し、かつ炭素当
量:Ceq≧0.28%であり、残部Fe及び不可避的
不純物からなり、さらに取鍋精錬時のスラグのトータル
Fe+MnOが0.5〜3%を満足する鋼板を製造する
方法において、 該鋼を1000〜1200℃に加熱して熱間圧延する工
程と、 熱間圧延された鋼板を、鋼板表面温度で500℃以下と
なるまで加速冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼板表面
温度が500℃以上になるまで復熱させる工程と、 鋼板表面温度が500℃以上になるまで復熱させた鋼板
を、再び600℃以下の鋼板表面温度まで、3〜50℃
/秒の鋼板平均冷却速度で加速冷却する工程と、 を備えたことを特徴とする、耐HIC性に優れた高強度
ラインパイプ用鋼板の製造方法。但し、炭素当量:Ce
q=C%+Mn%/6+(Cu%+Ni%)/15+
(Cr%+Mo%+V%)/5 - 【請求項2】 鋼成分として、重量%でさらに、Cu:
0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以
下、Mo:0.5%以下、及びV:0.1%以下の群か
ら選択された1種または2種以上を含有することを特徴
とする、請求項1に記載の耐HIC性に優れた高強度ラ
インパイプ用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08354198A JP3941211B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08354198A JP3941211B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11279639A true JPH11279639A (ja) | 1999-10-12 |
JP3941211B2 JP3941211B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=13805376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08354198A Expired - Fee Related JP3941211B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3941211B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002348609A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-12-04 | Nkk Corp | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼の製造方法 |
KR100605679B1 (ko) * | 1999-11-11 | 2006-07-31 | 주식회사 포스코 | 고온강도가 우수한 슬라그폿용 강 |
CN1318631C (zh) * | 2004-06-30 | 2007-05-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 高强度高韧性x80管线钢及其热轧板制造方法 |
CN100352962C (zh) * | 2004-06-30 | 2007-12-05 | 宝山钢铁股份有限公司 | 具有抗hic性能x80管线钢及其热轧板制造方法 |
WO2012043984A3 (ko) * | 2010-09-29 | 2012-05-24 | 현대제철 주식회사 | 수소유기균열 저항성이 우수한 라인 파이프용 강판 및 그 제조 방법 |
KR101455459B1 (ko) * | 2012-08-30 | 2014-10-27 | 현대제철 주식회사 | 강판 및 그 제조 방법 |
KR101467031B1 (ko) * | 2012-06-28 | 2014-12-01 | 현대제철 주식회사 | 강판 및 그 제조 방법 |
CN107151765A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-12 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种抗酸耐蚀管线钢及其生产方法 |
CN111235489A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-05 | 柳州钢铁股份有限公司 | X65ms抗酸管线钢制造方法 |
CN111254352A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-09 | 柳州钢铁股份有限公司 | X65ms抗酸管线钢 |
CN114645181A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-06-21 | 安阳钢铁集团有限责任公司 | 一种降低x65管线钢冲击断口分离比例的方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102676744A (zh) * | 2012-06-18 | 2012-09-19 | 北京科技大学 | 一种vd-lf-vd精炼生产抗酸管线钢的工艺 |
CN109487064A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-19 | 张家港宏昌钢板有限公司 | X80管线钢板坯热轧控制方法 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP08354198A patent/JP3941211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100605679B1 (ko) * | 1999-11-11 | 2006-07-31 | 주식회사 포스코 | 고온강도가 우수한 슬라그폿용 강 |
JP2002348609A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-12-04 | Nkk Corp | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼の製造方法 |
CN1318631C (zh) * | 2004-06-30 | 2007-05-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 高强度高韧性x80管线钢及其热轧板制造方法 |
CN100352962C (zh) * | 2004-06-30 | 2007-12-05 | 宝山钢铁股份有限公司 | 具有抗hic性能x80管线钢及其热轧板制造方法 |
EP2623625A4 (en) * | 2010-09-29 | 2017-09-27 | Hyundai Steel Company | Steel plate for line pipe, having excellent hydrogen induced crack resistance, and preparation method thereof |
KR101344638B1 (ko) * | 2010-09-29 | 2014-01-16 | 현대제철 주식회사 | 수소유기균열 저항성이 우수한 라인 파이프용 강판 및 그 제조 방법 |
WO2012043984A3 (ko) * | 2010-09-29 | 2012-05-24 | 현대제철 주식회사 | 수소유기균열 저항성이 우수한 라인 파이프용 강판 및 그 제조 방법 |
KR101467031B1 (ko) * | 2012-06-28 | 2014-12-01 | 현대제철 주식회사 | 강판 및 그 제조 방법 |
KR101455459B1 (ko) * | 2012-08-30 | 2014-10-27 | 현대제철 주식회사 | 강판 및 그 제조 방법 |
CN107151765A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-12 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种抗酸耐蚀管线钢及其生产方法 |
CN111235489A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-05 | 柳州钢铁股份有限公司 | X65ms抗酸管线钢制造方法 |
CN111254352A (zh) * | 2020-02-17 | 2020-06-09 | 柳州钢铁股份有限公司 | X65ms抗酸管线钢 |
CN114645181A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-06-21 | 安阳钢铁集团有限责任公司 | 一种降低x65管线钢冲击断口分离比例的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3941211B2 (ja) | 2007-07-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8147626B2 (en) | Method for manufacturing high strength steel plate | |
JP5672916B2 (ja) | 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管 | |
JP5277648B2 (ja) | 耐遅れ破壊特性に優れた高張力鋼板並びにその製造方法 | |
JP5900303B2 (ja) | 鋼板内の材質均一性に優れた耐サワーラインパイプ用高強度鋼板とその製造方法 | |
JP5055774B2 (ja) | 高変形性能を有するラインパイプ用鋼板およびその製造方法。 | |
JP5141073B2 (ja) | X70グレード以下の低降伏比高強度高靱性鋼管およびその製造方法 | |
JP5928405B2 (ja) | 耐水素誘起割れ性に優れた調質鋼板及びその製造方法 | |
JP4951997B2 (ja) | 引張強さが550MPa以上の高張力鋼板の製造方法。 | |
WO2012133558A1 (ja) | 電縫鋼管及びその製造方法 | |
JP2007314828A (ja) | 耐歪時効性に優れた高強度ラインパイプ用鋼管及び高強度ラインパイプ用鋼板並びにそれらの製造方法 | |
JP5991175B2 (ja) | 鋼板内の材質均一性に優れたラインパイプ用高強度鋼板とその製造方法 | |
JP2012241267A (ja) | 高圧縮強度鋼管及びその製造方法 | |
JP6137435B2 (ja) | 高強度鋼及びその製造方法、並びに鋼管及びその製造方法 | |
JP3941211B2 (ja) | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 | |
JPWO2016152171A1 (ja) | 構造管用鋼板、構造管用鋼板の製造方法、および構造管 | |
JP3546726B2 (ja) | 耐hic性に優れた高強度厚鋼板の製造方法 | |
JP5991174B2 (ja) | 鋼板内の材質均一性に優れた耐サワーラインパイプ用高強度鋼板とその製造方法 | |
JP5151034B2 (ja) | 高張力ラインパイプ用鋼板の製造方法および高張力ラインパイプ用鋼板 | |
JP5157387B2 (ja) | 高変形能を備えた厚肉高強度高靭性鋼管素材の製造方法 | |
JPH09209037A (ja) | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 | |
JPH1180833A (ja) | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼板の製造方法 | |
WO2019064459A1 (ja) | 耐サワーラインパイプ用高強度鋼板およびその製造方法並びに耐サワーラインパイプ用高強度鋼板を用いた高強度鋼管 | |
JPH09324216A (ja) | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼の製造方法 | |
JPH09324217A (ja) | 耐hic性に優れた高強度ラインパイプ用鋼の製造方法 | |
JPH05245657A (ja) | 母材の脆性破壊伝播停止特性に優れた高ニッケル合金クラッド鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |