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JPH11271265A - ガス濃度センサの素子抵抗検出方法及びガス濃度検出装置 - Google Patents

ガス濃度センサの素子抵抗検出方法及びガス濃度検出装置

Info

Publication number
JPH11271265A
JPH11271265A JP10072369A JP7236998A JPH11271265A JP H11271265 A JPH11271265 A JP H11271265A JP 10072369 A JP10072369 A JP 10072369A JP 7236998 A JP7236998 A JP 7236998A JP H11271265 A JPH11271265 A JP H11271265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
value
detecting
change
gas concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10072369A
Other languages
English (en)
Inventor
Asamichi Mizoguchi
朝道 溝口
Masayuki Takami
雅之 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10072369A priority Critical patent/JPH11271265A/ja
Priority to US09/270,754 priority patent/US6397659B1/en
Priority to DE19912469A priority patent/DE19912469A1/de
Priority to GB9906459A priority patent/GB2335495B/en
Publication of JPH11271265A publication Critical patent/JPH11271265A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧変化に伴う電流変化の検出タイミングや時
定数などの各種要因のバラツキに関係なく、素子抵抗値
を精度良く検出する。 【解決手段】A/Fセンサ10は固体電解質を用いた素
子部を有し、電圧の印加に伴い排ガス中の酸素濃度に応
じたセンサ電流を流す。バイアス制御回路30は、素子
抵抗検出時においてA/Fセンサ10への印加電圧を素
子抵抗検出用の電圧に所定の時定数を持たせて切り換
え、その時に流れるセンサ電流値を検出する。比較回路
40は、所定の時定数を持たせた電圧の変化量が所定の
値に達したことを判定する。タイミング決定回路20
は、比較回路40による判定のタイミングで、素子抵抗
検出のための電圧変化と電流変化とを検出する旨を決定
する。データ出力回路50は、タイミング決定回路20
によるタイミング決定に従い、電圧変化に対応する電流
変化を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用エン
ジンの排ガス中の酸素濃度など、被検出ガス中の特定成
分の濃度を検出するガス濃度センサに適用され、当該ガ
ス濃度センサの素子抵抗検出方法とガス濃度検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体電解質を用いて被検出ガス中の特定
成分の濃度を検出するガス濃度センサとして、例えば排
ガス中の酸素濃度を検出するための酸素濃度センサ(限
界電流式空燃比センサ)が知られている。このセンサ
は、電圧の印加に伴い排ガス中の酸素濃度に応じた電流
信号を出力する。またこうしたガス濃度センサにおい
て、例えばその活性状態や劣化状態に知るには、固体電
解質の内部抵抗(素子抵抗値)を正確に検出することが
必要となる。
【0003】ガス濃度センサの素子抵抗値を検出する手
法としては、例えば特開平9−292364号公報が開
示されている。これは、図10に示されるように、所定
の時定数を持たせた電圧を単発的にガス濃度センサに印
加してtTH’時間経過後のピーク電流値ΔI’(電流
変化量)を検出し、その時の電圧変化量ΔV’とピーク
電流ΔI’とから素子抵抗値を検出するものであった
(素子抵抗値=ΔV’/ΔI’)。つまり、素子抵抗値
の検出に際し、センサの印加電圧を所定の時定数を持っ
た波形にて変化させることにより、過度なピーク電流の
発生を抑制するようにしていた。その結果、センサ電流
値が正確に計測できると共に、センサの素子抵抗値が精
度良く検出できるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、この素子抵抗検出を実現するための回路のバ
ラツキ、すなわちセンサ印加電圧の時定数のバラツキな
どに起因して素子抵抗の検出値にバラツキが生じること
が懸念される。これを図11にて説明する。図11に二
点鎖線で示されるように、センサ印加電圧の時定数にバ
ラツキが生じると、電圧の変化速度が不用意に変動し、
ピーク電流ΔI’に達する時間にもバラツキが生じる。
すると、tTH’時間経過後に検出した電流値は必ずし
もピーク電流値ΔI’とはならず、結果として素子抵抗
値の検出精度が悪化してしまう。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、電圧変化に伴う
電流変化の検出タイミングや時定数などの各種要因のバ
ラツキに関係なく、素子抵抗値を精度良く検出すること
ができるガス濃度センサの素子抵抗検出方法とガス濃度
検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるガス濃度センサの素子抵抗検出方法
では、電圧変化と電流変化とを検出するタイミングを、
所定の時定数を持たせて変化する電圧が一定値へ収束す
る以前としている。
【0007】要するに従来技術では、図10に示される
ように、電圧変化に伴うセンサ電流のピーク値ΔI’を
検出しており、その時の電圧変化量ΔV’は電圧の収束
値Voにほぼ一致していた。これに対して本発明では、
図9に示されるように、時定数を持って変化する電圧V
がVo値に収束する前にセンサ電流の変化量ΔIを検出
する。以下には、電圧変化と電流変化とを収束以前に計
測する際、その計測値からセンサの素子抵抗値が検出で
きることを説明し、さらに、その検出法によれば時定数
のバラツキによらない素子抵抗の検出精度が確保できる
ことを説明する。
【0008】ここで、固体電解質を用いたガス濃度セン
サは、図12の等価回路で表すことができる。図12の
等価回路において、Rgは酸素イオンに対する固体電解
質の粒子抵抗、RiとCiはそれぞれ固体電解質の粒子
の界面における粒子抵抗と粒界容量、RfとCfはそれ
ぞれ電極界面抵抗と電極界面容量である。また、図12
の等価回路は図13(a)のように簡略化できる。これ
は、ガス濃度センサに実際に印加する電圧の立ち上がり
時定数が数kHz〜数10kHz程度であることから、
前記図12において電流の殆どがRg−Ri−Cfの経
路を通ることになるためである。よって、図13(a)
の等価回路は、同図(b)のような単純なハイパスフィ
ルタ(HPF)のモデルで表現できる。
【0009】さらに、所定の時定数を持たせて電圧を変
化させる手段として、ローパスフィルタ(LPF)を用
いる場合、指令電圧からセンサ電流までの伝達ブロック
は図14で表すことができる。かかる場合、LPFの時
定数を「T2」、電圧Vの収束値を「Vo」とすれば、
電圧波形は、矩形波に対する一時遅れの波形、
【0010】
【数1】 で表される。また、センサ特性(HPF)のカットオフ
周波数に相当する時定数を「T1」とすれば、このとき
の電流波形は、
【0011】
【数2】 で表される。従って、上記式(1),(2)において、
時刻tTHでの電圧値ΔVと電流値ΔIとを測定する場
合、ΔV値、ΔI値はそれぞれ、
【0012】
【数3】 となる。素子抵抗値はこれらΔV値,ΔI値の比である
ため、
【0013】
【数4】 となる。ここで、式(5)を考察すると、ガス濃度セン
サのカットオフ周波数に相当する時定数T1は、LPF
の時定数やtTH(電圧変化の時間)よりもはるかに大
きいため、
【0014】
【数5】 と近似できる。よって、
【0015】
【数6】 という式が導かれ、電圧が収束する以前の電圧変化量Δ
Vと、その時の電流変化量ΔIとから素子抵抗値Rが検
出できることとなる。
【0016】上記各数式において、ΔV,Voは一定値
であるため、式(3)からtTHとT2との比が一定に
保たれ、結果として式(7)の値は変化しない。また式
(6)に関してはT1が数10%ばらつこうが殆ど影響
がない。そのため、式(5)の値は殆ど変化しないこと
が分かる。以上の理由から本発明によれば、電圧変化に
伴う電流変化の検出タイミングや時定数などの各種要因
のバラツキに関係なく、素子抵抗値が精度良く検出でき
るようになる。
【0017】また、図9〜図11に示されるように、
「tTH」が「tTH’」よりも早いことから、素子抵
抗検出に要する時間が短縮されることが分かる。従っ
て、ガス濃度(A/F)が検出不可となる時間(すなわ
ち、一時的に素子抵抗検出用の電圧に切り換えた後、元
のガス濃度検出用の電圧に戻すまでの時間)が短縮さ
れ、ガス濃度検出への影響を最小限に抑えることができ
る。
【0018】また、「tTH」が大きいと、式(7)の
左辺が右辺の「1」よりも大きくなる。すると、式
(5)から分かるように、式(8)の関係、すなわち実
際の素子抵抗値Rからの誤差が大きくなる。そのため、
ピーク電流を検出する時刻tTH’で素子抵抗値を検出
する従来技術(特開平9−292364号公報)に比べ
て、本発明では検出精度が向上するという効果が得られ
る。
【0019】また、請求項2に記載の発明では、所定の
時定数を持たせた電圧の変化量が所定の値に達したタイ
ミングで、電圧変化と電流変化とを検出する。例えば図
11に示されるように、印加電圧を変化させる際の時定
数にバラツキが生じた場合、ピーク電流ΔI’の発生時
刻がばらつく。よって、所定の時刻「tTH’」で電流
値を検出する従来技術(二点鎖線)では検出電流値「Δ
I’」にバラツキが生じ、素子抵抗値の検出精度が悪化
する原因となる。これに対して請求項2の発明によれ
ば、電圧が所定値(図11のΔV)に達した瞬間にその
電流値「ΔI」を検出するため、時定数にバラツキが生
じていてもそれに関係なく常に所望のΔI値が検出でき
る。この場合、ΔI値にバラツキはなく、素子抵抗値の
検出精度が向上する。
【0020】実際には、請求項3に記載したように、濃
度検出時の印加電圧を素子抵抗検出用の印加電圧に切り
換える時の電圧変化の指令値よりも小さい電圧幅でしき
い値を設定しておき、電圧変化量が前記しきい値に達す
るタイミングで、電圧変化と電流変化とを検出するとよ
い。上記構成によれば、センサ電流がピーク値に達する
前に電圧変化と電流変化とが検出され、素子抵抗検出に
要する時間が短縮化できる(図11参照)。
【0021】請求項4に記載の発明では、前記所定の時
定数はガス濃度センサのカットオフ周波数の逆数以下と
する。この場合、ジルコニア等の固体電解質を用いたガ
ス濃度センサにおいて、センサ特有のカットオフ周波数
に基づき時定数を設定することで、素子抵抗検出時にお
ける電圧印加を必要以上に長引かせることなく、その電
圧印加時間が好適に設定できる。
【0022】また、請求項5に記載の発明では、所定の
時定数を持たせて電圧を切り換えてから前記電圧変化と
電流変化とを検出するタイミングまでの時間を、前記所
定の時定数のオーダー以下とする。この場合にも、電圧
が変化する途中で電圧変化と電流変化とが検出され、そ
れにより素子抵抗値の検出精度が向上する。
【0023】一方、請求項6に記載のガス濃度検出装置
では、所定の時定数を持たせた電圧の変化量が所定の値
に達したことを判定する第1の回路部と、前記第1の回
路部による判定のタイミングで、素子抵抗検出のための
電圧変化と電流変化とを検出する旨を決定する第2の回
路部と、前記第2の回路部によるタイミング決定に応じ
て、電圧変化に対応する電流変化を計測する第3の回路
部とを備える。
【0024】上記請求項6の構成においても、請求項1
の発明と同様に、電圧変化に伴う電流変化の検出タイミ
ングや時定数などの各種要因のバラツキに関係なく、素
子抵抗値を精度良く検出することができる。また、上記
構成によれば、電気回路(第1〜第3の回路部)にてガ
ス濃度検出装置を構成することで、電圧変化量が所定値
に達するタイミングを正確に検出することができる。つ
まり、エンジン制御用のマイクロコンピュータ(エンジ
ン制御用ECU)では、演算プログラムが所定周期で実
施され、それに加えて多種多様な演算が実施される。そ
のため、電圧変化と電流変化とを検出するタイミングが
10μs以上ばらつき、素子抵抗値の検出誤差を生ず
る。これに対して請求項6の構成によれば、所望のタイ
ミングで電圧変化と電流変化とが瞬時に計測でき、電圧
変化や電流変化を検出するタイミングのバラツキが大幅
に低減される。それにより、素子抵抗値が誤差無く検出
できるようになる。電圧変化と電流変化とが瞬時に計測
できることから、ガス濃度(A/F)の検出不可能時間
が短縮できるという効果も得られる。
【0025】また、請求項7に記載のガス濃度検出装置
において、第1の回路部の比較回路は、濃度検出時の印
加電圧を素子抵抗検出用の印加電圧に切り換える時の電
圧変化の指令値よりも小さい電圧幅でしきい値を設定し
且つ、時定数に従い変化する電圧と前記しきい値とを比
較する。本構成によれば、センサ電流がピーク値に達す
る前に電圧変化と電流変化とが検出され、素子抵抗検出
に要する時間が短縮化できる(図11参照)。
【0026】請求項8に記載のガス濃度検出装置におい
て、第3の回路部は、濃度検出時には素子抵抗検出のた
めの前回計測値を保持したままガス濃度検出値を更新
し、素子抵抗検出時にはガス濃度検出のための前回値を
保持したまま素子抵抗検出値を更新する。この場合、ガ
ス濃度の検出と素子抵抗値の検出とが連続的に実施で
き、何れか一方の値を検出する際にも他方の値が適正に
管理保持できる。
【0027】請求項9に記載のガス濃度検出装置では、
前記第1〜第3の回路部をアナログ素子を用いた回路で
構成する。この場合、アナログ素子を用いることで、装
置の低コスト化が実現できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を空燃比検出装置
に具体化した一実施の形態を説明する。本実施の形態に
おける空燃比検出装置は車両用エンジンに適用されるも
のであって、限界電流式空燃比センサからなるA/Fセ
ンサに所定の電圧を印加しその際に流れる限界電流の値
から空燃比(A/F値)を検出する。A/Fセンサは、
排ガス中の酸素濃度に応じた限界電流を出力する。ま
た、空燃比検出用の印加電圧を一時的に素子抵抗検出用
の印加電圧に切り換え、その時の電圧変化量と電流変化
量とから素子抵抗値を検出するようにしている。以下に
はその構成を詳細に説明する。
【0029】図1は、空燃比検出装置の概要を示す構成
図である。図1において、A/Fセンサ10は、固体電
解質を用いた素子部を有し、負側端子(S−)及び正側
端子(S+)の2つの端子に所定の電圧が印加されるこ
とにより、排ガス中の酸素濃度に応じたセンサ電流を流
す。
【0030】タイミング決定回路20は、A/F値及び
素子抵抗値を検出するための各種タイミングを決定し、
その決定した各タイミングに対応する指令信号(AFS
HT信号,RISHT信号,DIT信号,SOIN信
号)を他の回路に出力する。ここで、 ・AFSHT信号は、A/F値を更新又は保持するため
のタイミングを指令する信号、 ・RISHT信号は、素子抵抗値を更新又は保持するた
めのタイミングを指令する信号、 ・DIT信号は、同じく素子抵抗値を更新又は保持する
ためのタイミングを指令する信号であって、RISHT
信号を反転させた信号、 ・SOIN信号は、素子抵抗検出用の電圧をA/Fセン
サ10に印加するためのタイミングを指令する信号であ
る。上記各信号は、論理ハイ又はローレベルの2値信号
である。このとき、論理ハイレベルではその電圧が電源
電圧Vcc(5V)となり、論理ローレベルではその電
圧がグランド電位(0V)となる。
【0031】バイアス制御回路30は、A/Fセンサ1
0に電圧AFC,AFVを印加し且つセンサ電流値を検
出するための回路であって、通常時はA/F検出用の電
圧をA/Fセンサ10に印加し、その時に流れるセンサ
電流値を検出してセンサ電流信号IPとして出力する。
また、タイミング決定回路20からのSOIN信号を受
け取ると、A/Fセンサ10への印加電圧を素子抵抗検
出用の電圧に所定の時定数を持たせて切り換え、その時
に流れるセンサ電流値を検出してセンサ電流信号IPと
して出力する。この場合、バイアス制御回路30は、セ
ンサ電流信号IPとして、A/F値に相当する電流値と
素子抵抗値に相当する電流値との両方を交互に出力す
る。
【0032】比較回路40は、A/Fセンサ10の一方
の端子(S−)の印加電圧AFCを逐次取り込み、その
印加電圧AFCと所定の基準電圧との比較結果を出力電
圧COMPとしてタイミング決定回路20に出力する。
【0033】データ出力回路50は、タイミング決定回
路20から受信したAFSHT,RISHT,DITの
各信号に応じて、バイアス制御回路30から受信したセ
ンサ電流信号IPをA/F値及び素子抵抗値に各々相当
する2つの信号に分ける。つまり、前述の通り、センサ
電流信号IPがA/F値と素子抵抗値とを交互に示すこ
とから、データ出力回路50はA/F値に相当するAF
OUT信号と素子抵抗値に相当するRIOUT信号とを
出力する。
【0034】CPU60は、データ出力回路50の2つ
の出力信号を取り込む。そして、AFOUT信号に基づ
きA/F値を検出し、RIOUT信号に基づき素子抵抗
値を検出する。
【0035】次に、上記各回路の構成について詳細に説
明する。先ずは図2を用い、A/Fセンサ10の構成を
説明する。図2において、A/Fセンサ10は、エンジ
ンの排気管壁に螺着される筒状の金属製ハウジング71
を有し、そのハウジング71の下側開口部には素子カバ
ー72が取り付けられている。素子カバー72は有底二
重構造をなし、排ガスをカバー内部に取り込むための複
数の排ガス口72aを有する。
【0036】素子カバー72内には、長板状なし積層構
造のセンサ素子部(セル)73の先端が配設されてい
る。センサ素子部73は大別して、固体電解質74、ガ
ス拡散抵抗層75、大気導入ダクト76及びヒータ77
からなり、これら各部材を積層して構成されている。長
方形板状の固体電解質74は部分安定化ジルコニア製の
シートであり、その両面にはそれぞれ白金等からなる多
孔質の計測電極78と大気側電極79とが設けられてい
る。なおこの計測電極78及び大気側電極79がそれぞ
れ、A/Fセンサ10の2つの端子(図1のS−,S+
端子)に電気的に接続されるようになっている。
【0037】大気導入ダクト76はアルミナ等の高熱伝
導性セラミックスからなり、同ダクト76により大気室
80が形成されている。大気導入ダクト76は、大気室
80内の大気側電極79に大気を導入する役割をなす。
【0038】また、センサ素子部73は、ハウジング7
1内に配設された絶縁部材81を貫通するように図の上
方に延び、その上端部には一対のリード線82が接続さ
れている。ハウジング71の上端には本体カバー83が
カシメ着されている。また、本体カバー83の上方には
ダストカバー84が取り付けられ、これら本体カバー8
3及びダストカバー84の二重構造によりセンサ上部が
保護されている。各カバー83,84には、カバー内部
に大気を取り込むための複数の大気口83a,84aが
設けられている。なお、これら大気口83a,84aは
前記センサ素子部73の大気室80に連通している。
【0039】上記構成のA/Fセンサ10において、セ
ンサ素子部73は理論空燃比点よりリーン領域では酸素
濃度に応じた限界電流を発生する。この場合、センサ素
子部73(固体電解質74)は酸素濃度を直線的特性に
て検出し得るものであるが、センサ素子部73を活性化
するには約600℃以上の高温が必要とされ、且つ同セ
ンサ素子部43の活性温度範囲が狭いため、ヒータ47
の加熱によりセンサ素子部43が活性温度域で保持され
るようになっている。なお、理論空燃比よりもリッチ側
の領域では、未燃ガス中の一酸化炭素(CO)等の濃度
が空燃比に対してほぼリニアに変化し、センサ素子部7
3はCO等の濃度に応じた限界電流を発生する。
【0040】上記積層型のA/Fセンサ10の構成並び
にその特性については、本願出願人による特願平9−3
58524号の「ガス成分濃度測定装置」にも詳細に開
示されている。
【0041】図3は、タイミング決定回路20の詳細な
構成を示す回路図である。図3のタイミング決定回路2
0において、発振回路21は連続的な矩形波信号を出力
するものであって、抵抗器22とコンデンサ23とを有
する。発振回路21は、抵抗器22の抵抗値R1とコン
デンサ23のコンデンサ容量C1とから発振周波数を決
定する。その発振周波数は、 1/(2・R1・C1・ln2) として規定される。本実施の形態では、素子抵抗値を検
出するタイミングに合わせて、発信周波数が1〜10H
z程度に設定される。
【0042】発振回路21の出力はワンショットパルス
回路24に入力される。ワンショットパルス回路24
は、TR端子に立ち上がりのトリガが入力された時に一
定幅のパルス波形(ワンショットパルス信号)を出力す
る。パルス幅はその間に素子抵抗値が検出可能な時間で
あればよく、コンデンサ25の容量C2と抵抗器26の
抵抗値R2とにより規定される(パルス幅=C2・R
2)。実際には、数10μs程度の時間が設定される。
【0043】ワンショットパルス信号は、インバータ2
7を経由した後、AFSHT信号として出力される。つ
まり、ワンショットパルス回路24の出力の反転信号が
AFSHT信号となる。
【0044】また、比較回路40からの出力電圧COM
PがそのままDIT信号として出力されると共に、イン
バータ28を経由した後の出力電圧COMPがRISH
T信号として出力される。つまり、RISHT信号はD
IT信号(出力電圧COMP)に対して論理レベルが反
転した信号となる。
【0045】ワンショットパルス信号(ワンショットパ
ルス回路24の出力)はD型フリップフロップ29に入
力される。フリップフロップ29は、入力信号に応じて
SOIN信号(素子抵抗検出時の印加電圧を指令する信
号)を出力する。詳しくは、フリップフロップ29のD
端子には電源電圧Vccが入力され、クロック入力端子
(CLK)にはワンショットパルス信号が入力され、ク
リア端子(論理反転を示す上線付きのCLR)には論理
反転されたDIT信号が入力される。
【0046】かかる場合、フリップフロップ29は、ワ
ンショットパルス信号の立ち上がりで出力(Q)を論理
ハイレベルとする(SOIN信号を論理ハイとする)。
また、DIT信号の立ち下がりで出力(Q)を論理ロー
レベルとする(SOIN信号を論理ローとする)。つま
り、D端子が常に論理ハイレベルであるために、クロッ
クが入った時点で出力(Q)を論理ハイレベルとし、
(CLR) ̄端子に入力されるDIT信号が論理ローレ
ベルになった時点で出力(Q)を論理ローレベルに戻
す。
【0047】図4は、バイアス制御回路30の詳細な構
成を示す回路図である。同回路30はその主要な構成と
して、タイミング決定回路20が出力するSOIN信号
をベース端子に入力するトランジスタ31と、A/Fセ
ンサ10に印加するための電圧値V1,V2を生成する
ための基準電圧回路32,33と、電圧値V1を所定の
時定数でなますためのローパスフィルタ34と、2つの
ボルテージフォロア回路35,36と、センサ電流値
(IP)を検出するための電流検出抵抗器37とに大別
される。
【0048】基準電圧回路32は、電源電圧Vccを分
圧するための抵抗器32a,32bを有する。抵抗器3
2a,32bの抵抗値がそれぞれR7,R8の場合、こ
れらの抵抗器にて生成される分圧点の電圧値V1は、 {R8/(R7+R8)}Vcc となる。
【0049】一方、基準電圧回路33は、電源電圧Vc
cを分圧するための抵抗器33a,33bを有する。抵
抗器33a,33bの抵抗値がそれぞれR3,R4の場
合、これらの抵抗器にて生成される分圧点の電圧値V2
は、 {R4/(R3+R4)}Vcc となる。
【0050】ローパスフィルタ34は、抵抗器34aと
コンデンサ34bとからなり、抵抗器34aの抵抗値が
R6、コンデンサ34bの容量がC6の場合、その時定
数は、 1/(2・π・R6・C6) として与えられる。なおここで、A/Fセンサ10のカ
ットオフ周波数を40Hz程度とした場合、ローパスフ
ィルタ34の時定数はカットオフ周波数の逆数以下とし
て規定される。
【0051】ボルテージフォロア回路35は、オペアン
プ35aと、抵抗器35b,35cと、トランジスタ3
5d,35eとを有する。ボルテージフォロア回路35
の出力は、電流検出抵抗器37を介してA/Fセンサ1
0の一方の端子(図1の負側端子S−)に印加される。
【0052】また、ボルテージフォロア回路36は、オ
ペアンプ36aと、抵抗器36b,36cと、トランジ
スタ36d,36eとを有する。ボルテージフォロア回
路36の出力は、A/Fセンサ10の他方の端子(図1
の正側端子S+)に印加される。
【0053】従って、SOIN信号が論理ローレベルで
あれば、トランジスタ31がOFFされる。この場合、
基準電圧回路32,33で生成される電圧値V1,V2
の差(V2−V1)がA/Fセンサ10に印加される。
実際には、数100mVの一定電圧がA/Fセンサ10
に印加される。
【0054】また、SOIN信号が論理ハイレベルに切
り換えられると、トランジスタ31がONされる。この
とき、電圧値V1は前述の、 {R8/(R7+R8)}Vcc から、 {R8R9/(R7R8+R8R9+R9R7)}Vc
c に矩形波状に変化する。但し、R9は図の抵抗器38の
抵抗値である。このV1値の変化時には、ローパスフィ
ルタ34にて電圧波形が所定の時定数でなまされ、なま
し後の電圧値AFCがA/Fセンサ10の一方の端子に
印加される。
【0055】上述のようにA/Fセンサ10に電圧が印
加されると、その電圧の印加に伴い流れる電流は電流検
出抵抗器37により電圧値で検出され、その検出値がセ
ンサ電流信号IPとしてバイアス制御回路30から出力
される。
【0056】図5は、比較回路40の詳細な構成を示す
回路図である。図5において、コンパレータ41の+端
子には印加電圧AFCが入力され、−端子には電源電圧
Vcc及び抵抗器42,43にて生成される基準電圧V
refが入力される。コンパレータ41は、印加電圧A
FCと基準電圧Vrefとを比較して、印加電圧AFC
が基準電圧Vrefよりも小さいと出力電圧COMPを
論理ローレベルとし、逆に印加電圧AFCが基準電圧V
refよりも大きいと出力電圧COMPを論理ハイレベ
ルとする。
【0057】基準電圧Vrefは、前記図4のトランジ
スタ31がOFF→ONに切り換わり基準電圧回路32
内の分圧点の電圧値V1が変化する際に、その変化量よ
りも小さい電圧幅のしきい値として設定される。すなわ
ち、図4のトランジスタ31がOFFの時の電圧値V1
と基準電圧Vrefとの差ΔVと、同トランジスタ31
がOFF→ONに切り換わる際の電圧値V1の変化量V
oとを比較した場合、 ΔV<Vo の関係が成立する。実際には、図4のトランジスタ31
がOFFの時の電圧値V1と基準電圧Vrefとの差Δ
Vが数10mV〜数100mVとなるように設定され
る。
【0058】コンパレータ41の出力端子は抵抗器44
を介してトランジスタ45のベースに接続され、トラン
ジスタ45のコレクタ−エミッタ間は抵抗器46を介し
て接続されている。従って、抵抗器42,43,46の
抵抗値がそれぞれR10,R11,R12の場合、出力
電圧COMPが論理ハイレベルであってトランジスタ4
5がONされていれば、基準電圧Vrefは、 {R11/(R10+R11)}Vcc となる。また、出力電圧COMPが論理ローレベルであ
ってトランジスタ45がOFFされていれば、基準電圧
Vrefは、 {(R11+R12)/(R10+R11+R12)}
Vcc となる。このとき、トランジスタ45がOFFの時の基
準電圧Vrefは、トランジスタ45がONの時の基準
電圧Vrefよりも大きくなる。すなわち、基準電圧V
refはコンパレータ41の出力に応じたヒステリシス
を有する。これにより、コンパレータ41の出力が安定
する。
【0059】図6は、データ出力回路50の詳細な構成
を示す回路図である。同回路50は、サンプルホールド
回路51,52,53と、差動増幅回路54と、アナロ
グスイッチ回路55とに大別される。サンプルホールド
回路51〜53はそれぞれ、オペアンプとコンデンサと
の組み合わせにより構成されている。
【0060】差動増幅回路54は、オペアンプ54a
と、抵抗器54b〜54gと、トランジスタ54h,5
4iとにより構成される。オペアンプ54aの+端子に
は抵抗器54dを介してサンプルホールド回路51の出
力が接続され、同オペアンプ54aの−端子には抵抗器
54cを介してサンプルホールド回路52の出力が接続
されている。この場合、差動増幅回路54は、サンプル
ホールド回路51,52の出力電圧の差に応じた信号を
出力する。抵抗器54b〜54eの抵抗値がそれぞれR
13,R14,R15,R16の場合、差動増幅回路5
4の増幅率はR13/R14(=R16/R15)とな
る。なおこの増幅率は、出力RIOUTを受け取るCP
U60(エンジン制御用回路)側のレンジに合わせて設
定されればよい。
【0061】アナログスイッチ回路55は、スイッチS
W1,SW2,SW3を有する。スイッチSW1は前記
タイミング決定回路20から受信したAFSHT信号に
応じてON/OFFされ、SW1=ONであれば、セン
サ電流信号IPがサンプルホールド回路51に供給され
る。スイッチSW2は同じくタイミング決定回路20か
ら受信したDIT信号に応じてON/OFFされ、SW
2=ONであれば、センサ電流信号IPがサンプルホー
ルド回路52に供給される。スイッチSW3は同じくタ
イミング決定回路20から受信したRISHT信号に応
じてON/OFFされ、SW3=ONであれば、差動増
幅回路54の出力がサンプルホールド回路53に供給さ
れる。
【0062】この場合、サンプルホールド回路51〜5
3は、スイッチSW1〜SW3がONの時(AFSH
T,DIT,RISHTがそれぞれ論理ハイレベルの
時)に、入力端子の電圧値によりそれまでの保持値を逐
次更新し、スイッチSW1〜SW3がOFFの時(AF
SHT,DIT,RISHTがそれぞれ論理ローレベル
の時)に、その直前に更新した電圧値をそのままで保持
する。サンプルホールド回路51の出力がその時々のA
/F値に相当するAFOUT信号となり、サンプルホー
ルド回路53の出力がその時々の素子抵抗値に相当する
RIOUT信号となる。
【0063】データ出力回路50の動作を簡単に説明す
れば、AFSHT信号が論理ハイレベルの場合、スイッ
チSW1がONされるため、サンプルホールド回路51
はセンサ電流信号IPをそのままAFOUT信号として
出力する。このとき、RISHT信号が論理ローレベル
であればDIT信号が論理レベルに関係なく、サンプル
ホールド回路53はその出力値(RIOUT信号)を更
新せず、前回の値を保持する。
【0064】AFSHT信号が論理ローレベルとなりス
イッチSW1がOFFされると、サンプルホールド回路
51はOFF直前のセンサ電流信号IPを保持する。こ
のとき、DIT信号が論理ハイレベルであれば、サンプ
ルホールド回路52はセンサ電流信号IPをそのまま出
力する。
【0065】そして、DIT信号が論理ローレベルに切
り換わりスイッチSW2がOFFされると、サンプルホ
ールド回路52はOFF直前のセンサ電流信号IPを保
持する。このとき、差動増幅回路54は、スイッチSW
1がOFFされる直前にサンプルホールド回路51が保
持したセンサ電流信号IPと、スイッチSW2がOFF
される直前にサンプルホールド回路52が保持したセン
サ電流信号IPとの差に比例した電流を出力する。そし
て、RISHT信号が論理ハイレベルに切り換わりスイ
ッチSW3がONされることを受けて、差動増幅回路5
4の出力がスイッチSW3を介してサンプルホールド回
路53に供給される。それにより、サンプルホールド回
路53はそれまで保持していた値を更新し、更新した値
をRIOUT信号として出力する。
【0066】その後、RISHT信号が論理ローレベル
に切り換わりスイッチSW3がOFFされると、サンプ
ルホールド回路53はOFF直前の値を保持する。この
ように、データ出力回路50では、時間的に連続するセ
ンサ電流信号IPによりAFOUT信号とRIOUT信
号とが各々に出力される。
【0067】次に、上記の如く構成された空燃比検出装
置の作用を図7及び図8を用いて説明する。図7は、タ
イミング決定回路20内の発振回路21の出力波形と、
同じくタイミング決定回路20内のワンショットパルス
回路24の出力波形とを示す。同図に示されるように、
発振回路21は一定周期で矩形波信号を出力し、その立
ち上がりでワンショットパルス回路24は一定幅のパル
ス信号を出力する(パルス幅=数10μs程度)。
【0068】図8は、前記各回路の信号波形を詳細に示
すタイムチャートである。図8の時刻t1〜t4の期間
は前記図7に示すワンショットパルス回路24の1パル
スを拡張して示すものであって、同期間がA/Fセンサ
10の素子抵抗検出に要する期間に相当する。
【0069】図8において、時刻t1以前はA/F値の
検出期間であって、AFSHT,COMP,DIT,R
ISHT,SOINの各信号は図示の論理レベルを保持
する。
【0070】つまり、タイミング決定回路20(前記図
3)において、ワンショットパルス回路24の出力の反
転信号であるAFSHT信号は、当該回路24のパルス
信号が出力されていない期間で論理ハイレベルとなる。
またこのとき、AFC>Vrefであるため、比較回路
40の出力電圧COMPが論理ハイレベルとなり、CO
MPと同一の信号であるDIT信号は論理ハイレベル、
COMPの反転信号であるRISHT信号は論理ローレ
ベルとなる。
【0071】また、SOIN信号が論理ローレベルであ
るため、図4に示す基準電圧回路32内の分圧点の電圧
値V1は、 {R8/(R7+R8)}Vcc で保持されている。そして、A/Fセンサ10の両端子
に電圧AFC,AFVが印加されることで、センサ素子
部73(固体電解質74)にその時の排ガス中の酸素濃
度に応じた限界電流が流れ、その電流値がセンサ電流信
号IPとしてバイアス制御回路30にて計測される。
【0072】この場合、データ出力回路50(前記図
6)においては、SW1=ON、SW2=ON、SW3
=OFFとなることから、サンプルホールド回路51が
センサ電流信号IPをそのままAFOUT信号としてC
PU60に対して出力する。CPU60は、AFOUT
信号(センサ電流信号IP)に基づいてA/F値を検出
する。
【0073】時刻t1になると、ワンショットパルス回
路24からパルス信号が出力され、その反転信号である
AFSHT信号が論理ローレベルとなる。またそれと同
時に、SOIN信号が論理ハイレベルになる。データ出
力回路(前記図6)においては、スイッチSW1がON
→OFFに切り換わり、サンプルホールド回路51は時
刻t1でのセンサ電流信号IPである「IP1」を保持
する。
【0074】また、この時刻t1では、バイアス制御回
路30(前記図4)において、基準電圧回路32内の分
圧点の電圧値V1が、 {R8R9/(R7R8+R8R9+R9R7)}Vc
c に変化する。電圧値V1に応じて印加電圧AFCが変化
する際、ローパスフィルタ34の働きによりAFC波形
が所定の時定数でなまされる。すなわち、時刻t1〜t
2の期間では、A/Fセンサ10に実際に印加される電
圧AFCが所定の時定数でなまされつつ変化する(図で
は徐々に低下する)。
【0075】なお、DIT信号は論理ハイレベル(SW
2=ON)のままであるため、サンプルホールド回路5
2は図のように変化するセンサ電流信号IPをそのまま
出力する。
【0076】そして、比較回路40(前記図5)におい
ては、印加電圧AFCが基準電圧Vrefを下回った瞬
間にコンパレータ41の働きで出力電圧COMPが論理
ローレベルになる(時刻t2)。ここで、基準電圧Vr
efは、印加電圧AFCとの差ΔVが基準電圧回路32
の電圧値V1の変化量(図のVo)よりも小さい値とな
るよう設定されている(ΔV値=数10mV〜数100
mV)。なお出力電圧COMPがハイ→ローに切り換わ
ると、図5のトランジスタ45がOFFされるために抵
抗器46に電流が流れ、基準電圧Vrefが幾分大きく
なる。
【0077】また時刻t2ではDIT信号が論理ローレ
ベルになり、データ出力回路50(前記図6)において
は、スイッチSW2がON→OFFに切り換わる。その
ため、サンプルホールド回路52は、時刻t2でのセン
サ電流信号IPである「IP2」を保持する。電流値I
P2は、前記時刻t1での電流値IP1に対して「Δ
I」だけ変化した値である。
【0078】このとき、サンプルホールド回路51が電
流値IP1を保持し且つ、サンプルホールド回路52が
電流値IP2を保持するため、差動増幅回路54はΔI
(=IP1−IP2)に比例した値を出力する。また時
刻t2では、RISHT信号が論理ハイレベルになって
スイッチSW3がONするため、差動増幅回路54の出
力値(ΔIに比例した値)がサンプルホールド回路53
に供給され、この値によりサンプルホールド回路53の
コンデンサがチャージされる。つまり、サンプルホール
ド回路53はそれまでの保持値を更新し、更新した値を
RIOUT信号としてCPU60に対して出力する。
【0079】CPU60は、今回更新したRIOUT信
号を取り込み、時刻t1〜t2での電圧変化量ΔVと電
流変化量ΔIとから素子抵抗値を検出する(素子抵抗値
=ΔV/ΔI)。
【0080】さらに時刻t2では、タイミング決定回路
20(前記図3)において、フリップフロップ29の
(CLR) ̄端子に入力されるDIT信号が論理ローレ
ベルとなることから、SOIN信号が論理ローレベルに
切り換えられる。これにより、図4に示す基準電圧回路
32内の分圧点の電圧値V1は、 {R8/(R7+R8)}Vcc に戻される。
【0081】その後、時刻t3では、A/Fセンサ10
の印加電圧AFCが基準電圧Vrefを上回り、出力電
圧COMPが論理ハイレベルとなる。このとき同時にD
IT信号が論理ハイレベル、RISHT信号が論理ロー
レベルとなるため、スイッチSW2がOFF→ON、ス
イッチSW3がON→OFFに戻る。従って、時刻t3
以降、サンプルホールド回路53は、時刻t2〜t3で
検出した値(ΔIに比例した値)を保持する。また、サ
ンプルホールド回路52は、センサ電流信号IPをその
まま出力する。
【0082】因みに、時刻t2〜t3の期間は、データ
出力回路50内のサンプルホールド回路53の値を更新
するのに最小限必要な時間(コンデンサのチャージ時
間)である。
【0083】その後、時刻t4では、ワンショットパル
ス回路24のパルス信号が立ち下がり、AFSHT信号
が論理ハイレベルに戻る。それにより、データ出力回路
50(前記図6)においては、SW1=ONとなること
から、サンプルホールド回路51がセンサ電流信号IP
をそのままAFOUT信号としてCPU60に対して出
力する。時刻t4以降、CPU60は、AFOUT信号
(センサ電流信号IP)に基づくA/F値検出を再開す
る。
【0084】なお本実施の形態では、比較回路40が請
求項記載の「第1の回路部」に相当し、タイミング決定
回路20が「第2の回路部」に相当し、データ出力回路
50が「第3の回路部」に相当する。
【0085】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。 (a)本実施の形態では、所定の時定数を持たせて変化
する印加電圧AFCが所定の基準電圧Vrefに達した
タイミングで、電圧変化と電流変化とを検出するように
した。つまり、図9に示されるように、時定数を持って
変化する電圧VがVo値に収束する以前にセンサ電流の
変化量ΔIを検出するようにした。なおここで、電圧変
化と電流変化とを収束前に計測する際、その計測値から
センサの素子抵抗値が検出できることは、前述の図12
〜図14並びに式(1)〜式(8)を用いて説明済みで
ある。
【0086】本実施の形態によれば、電圧変化に伴う電
流変化の検出タイミングや時定数などの各種要因のバラ
ツキに関係なく、素子抵抗値が精度良く検出できるよう
になる。すなわち本実施の形態によれば、電圧が所定値
(図9,図11のΔV)に達した瞬間にその電流値「Δ
I」を検出するため、時定数にバラツキが生じていても
それに関係なく常に所望のΔI値が検出できる。この場
合、ΔI値にバラツキはなく、素子抵抗値の検出精度が
向上する。
【0087】(b)また、図9〜図11に示されるよう
に、電流変化の計測時刻「tTH」が「tTH’」より
も早いことから、素子抵抗検出に要する時間が短縮され
る。従って、A/Fが検出不可となる時間(すなわち、
一時的に素子抵抗検出用の電圧に切り換えた後、元のA
/F検出用の電圧に戻すまでの時間)が短縮され、A/
F検出への影響を最小限に抑えることができる。
【0088】(c)比較回路40の基準電圧Vrefに
ヒステリシスを持たせた。それにより、コンパレータ4
1の出力(COMP)が安定すると共に、データ出力回
路50でのRIOUT信号の更新時においてデータ書換
えのために必要な時間を確保することができる。
【0089】(d)空燃比検出装置において、 ・所定の時定数を持たせた電圧の変化量が所定の値に達
したことを判定する。 ・その判定のタイミングで、素子抵抗検出のための電圧
変化と電流変化とを検出する旨を決定する。 ・同じくその判定のタイミングで、電圧変化に対応する
電流変化を計測する。 といった処理を電気回路にて実現するようにした。
【0090】上記構成によれば、例えばエンジン制御用
のマイクロコンピュータ(エンジン制御用ECU)で実
現する場合と比較して、電圧変化や電流変化を検出する
タイミングのバラツキが大幅に低減され、素子抵抗値が
誤差無く検出できるようになる。電圧変化と電流変化と
が瞬時に計測できることから、A/Fの検出不可能時間
が短縮できるという効果も得られる。
【0091】(e)また、各種回路をアナログ素子を用
いて構成したため、装置の低コスト化が実現できる。 (f)データ出力回路50は、A/F検出時にはRIO
UT信号の前回計測値を保持したままAFOUT信号を
更新し、素子抵抗検出時にはAFOUT信号の前回値を
保持したままRIOUT信号を更新するようにした。こ
の場合、A/F値の検出と素子抵抗値の検出とが連続的
に実施でき、何れか一方の値を検出する際にも他方の値
が適正に管理保持できる。
【0092】(g)ローパスフィルタ34による時定数
を、センサ特有のカットオフ周波数の逆数以下とした。
この場合、素子抵抗検出時における電圧印加を必要以上
に長引かせることもなく、電圧印加時間が好適に設定さ
れる。
【0093】(h)上記のように素子抵抗値を精度良く
検出することが可能となれば、その検出結果を用いたA
/Fセンサ10の活性化制御(ヒータ通電制御)が精度
良く実現できる。また、素子抵抗値の検出結果は、セン
サ10の劣化判定にも有効に適用できることになる。
【0094】なお、本発明の実施の形態は、上記以外に
次の形態にて具体化できる。所定の時定数を持たせて電
圧を切り換えてから電圧変化と電流変化とを検出するタ
イミングまでの時間を、ローパスフィルタの時定数のオ
ーダー以下とする。この場合にも、電圧が変化する途中
で電圧変化と電流変化とが検出され、それにより素子抵
抗値の検出精度が向上する。
【0095】上記実施の形態では、素子抵抗値を検出す
る手段としてアナログ回路を使用したが、これ以外にも
具体化できる。電圧変化と電流変化とを検出するタイミ
ングのバラツキが許容レベル(大きくとも、数μs程
度)に解消されることを条件に、マイクロコンピュータ
等を使用した電子制御装置で実現することも可能であ
る。
【0096】上記実施の形態では、積層型のA/Fセン
サにてガス濃度センサを具体化したが、コップ型のA/
Fセンサに具体化してもよい。また、A/Fセンサ以外
に、他のガス濃度センサに具体化してもよい。例えば排
ガス中のNOxを検出するためのNOxセンサや、排ガ
ス中のO2 ,NOx等を同時に検出可能な複合型センサ
など、被検出ガス中の特定成分の濃度を検出するための
センサに具体化できる。NOxセンサや複合型センサで
の実施に際しては、当該センサを用いたガス濃度検出装
置として本発明が適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における空燃比検出装置の概
要を示す構成図。
【図2】A/Fセンサの構成を示す断面図。
【図3】タイミング決定回路の電気的構成を示す回路
図。
【図4】バイアス制御回路の電気的構成を示す回路図。
【図5】比較回路の電気的構成を示す回路図。
【図6】データ出力回路の電気的構成を示す回路図。
【図7】実施の形態の作用を説明するためのタイムチャ
ート。
【図8】実施の形態の作用を説明するためのタイムチャ
ート。
【図9】素子抵抗検出時における電圧変化と電流変化と
の波形を示す図。
【図10】素子抵抗検出時における電圧変化と電流変化
との波形を示す図。
【図11】素子抵抗検出時における電圧変化と電流変化
との波形を示す図。
【図12】ガス濃度センサの等価電気回路図。
【図13】ガス濃度センサの等価電気回路図と、その等
価回路に対応するブロック図。
【図14】電圧指令値からセンサ電流出力までの伝達ブ
ロック図。
【符号の説明】
10…ガス濃度センサとしてのA/Fセンサ、20…第
2の回路部を構成するタイミング決定回路、30…バイ
アス制御回路、40…第1の回路部を構成する比較回
路、50…第3の回路部を構成するデータ出力回路、6
0…CPU、73…センサ素子部、74…固体電解質。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質を用いた素子部を有し、被検出
    ガス中の特定成分の濃度を検出するガス濃度センサに適
    用され、濃度検出のために前記素子部に印加した電圧を
    素子抵抗検出用の電圧に所定の時定数を持たせて切り換
    え、その時の電圧変化とそれに伴う電流変化とから前記
    素子部の抵抗値を検出するガス濃度センサの素子抵抗検
    出方法において、 前記電圧変化と電流変化とを検出するタイミングを、前
    記所定の時定数を持たせて変化する電圧が一定値へ収束
    する以前とすることを特徴とするガス濃度センサの素子
    抵抗検出方法。
  2. 【請求項2】前記所定の時定数を持たせた電圧の変化量
    が所定の値に達したタイミングで、前記電圧変化と電流
    変化とを検出する請求項1に記載のガス濃度センサの素
    子抵抗検出方法。
  3. 【請求項3】濃度検出時の印加電圧を素子抵抗検出用の
    印加電圧に切り換える時の電圧変化の指令値よりも小さ
    い電圧幅でしきい値を設定しておき、電圧変化量が前記
    しきい値に達するタイミングで、前記電圧変化と電流変
    化とを検出する請求項2に記載のガス濃度センサの素子
    抵抗検出方法。
  4. 【請求項4】前記所定の時定数は前記ガス濃度センサの
    カットオフ周波数の逆数以下とする請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載のガス濃度センサの素子抵抗検出方
    法。
  5. 【請求項5】前記所定の時定数を持たせて電圧を切り換
    えてから前記電圧変化と電流変化とを検出するタイミン
    グまでの時間を、前記所定の時定数のオーダー以下とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載のガス濃度セン
    サの素子抵抗検出方法。
  6. 【請求項6】固体電解質を用いた素子部を有し、被検出
    ガス中の特定成分の濃度を検出するガス濃度センサに適
    用され、濃度検出のために前記素子部に印加した電圧を
    素子抵抗検出用の電圧に所定の時定数を持たせて切り換
    え、その時の電圧変化とそれに伴う電流変化とから前記
    素子部の抵抗値を検出するガス濃度検出装置において、 前記所定の時定数を持たせた電圧の変化量が所定の値に
    達したことを判定する第1の回路部と、 前記第1の回路部による判定のタイミングで、素子抵抗
    検出のための電圧変化と電流変化とを検出する旨を決定
    する第2の回路部と、 前記第2の回路部によるタイミング決定に応じて、電圧
    変化に対応する電流変化を計測する第3の回路部とを備
    えることを特徴とするガス濃度検出装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のガス濃度検出装置におい
    て、 前記第1の回路部は、濃度検出時の印加電圧を素子抵抗
    検出用の印加電圧に切り換える時の電圧変化の指令値よ
    りも小さい電圧幅でしきい値を設定し且つ、時定数に従
    い変化する電圧と前記しきい値とを比較する比較回路か
    らなるガス濃度検出装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は請求項7に記載のガス濃度検
    出装置において、 前記第3の回路部は、濃度検出時には素子抵抗検出のた
    めの前回計測値を保持したままガス濃度検出値を更新
    し、素子抵抗検出時にはガス濃度検出のための前回値を
    保持したまま素子抵抗検出値を更新するガス濃度検出装
    置。
  9. 【請求項9】請求項6〜請求項8のいずれかに記載のガ
    ス濃度検出装置において、 前記第1〜第3の回路部をアナログ素子を用いた回路で
    構成するガス濃度検出装置。
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