JPH11202968A - マイクロコンピュータ - Google Patents
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- JPH11202968A JPH11202968A JP10008569A JP856998A JPH11202968A JP H11202968 A JPH11202968 A JP H11202968A JP 10008569 A JP10008569 A JP 10008569A JP 856998 A JP856998 A JP 856998A JP H11202968 A JPH11202968 A JP H11202968A
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- G06F1/32—Means for saving power
- G06F1/3203—Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
- G06F1/3234—Power saving characterised by the action undertaken
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低消費電力モードへの遷移にともなうピーク
的な電力消費を解消する。 【解決手段】 制御信号発生回路4は、発振回路2、お
よび、制御回路3A,3Bを制御することにより、クロ
ックMC,PCの双方が供給される通常モード、クロッ
クPCのみが供給される低消費電力モードであるウェイ
トモード、クロックMC,PCの双方の供給が停止され
るもう一つの低消費電力モードであるストップモードの
3クロックモードを実現する。制御信号発生回路4の制
御を指示する制御入力信号EI,SIは、CPU5を介
することなく、外部要求信号ERA,ERBにもとづい
て、ICU6から直接に入力される。低消費電力モード
への遷移が、CPU5の動作を必要としないので、ピー
ク的な電力消費が付随しない。
的な電力消費を解消する。 【解決手段】 制御信号発生回路4は、発振回路2、お
よび、制御回路3A,3Bを制御することにより、クロ
ックMC,PCの双方が供給される通常モード、クロッ
クPCのみが供給される低消費電力モードであるウェイ
トモード、クロックMC,PCの双方の供給が停止され
るもう一つの低消費電力モードであるストップモードの
3クロックモードを実現する。制御信号発生回路4の制
御を指示する制御入力信号EI,SIは、CPU5を介
することなく、外部要求信号ERA,ERBにもとづい
て、ICU6から直接に入力される。低消費電力モード
への遷移が、CPU5の動作を必要としないので、ピー
ク的な電力消費が付随しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電池での駆動に
好適なシングルチップ型のマイクロコンピュータに関
し、特に、低消費電力モードへの遷移を、多大な電力消
費をともなうことなく実現するための改良に関する。
好適なシングルチップ型のマイクロコンピュータに関
し、特に、低消費電力モードへの遷移を、多大な電力消
費をともなうことなく実現するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家電製品及び情報機器の高性能
化、小型化が急速に進んでいるが、それら家電製品や情
報機器の中でも、携帯用小型機器の発達には目ざましい
ものがある。この携帯用小型機器の進歩を実現した重要
な部品の一つとして、単一の半導体チップ(半導体基
板)にすべての回路要素が組み込まれたシングルチップ
型のマイクロコンピュータが挙げられる。携帯用小型機
器では、マイクロコンピュータの採用により、使用部品
の集積化、小型化、低消費電力化が可能となった。特
に、携帯用小型機器の電力を供給する部品である電池の
小型化、軽量化が実現し、それによって、小型機器の携
帯性が画期的に促進された。
化、小型化が急速に進んでいるが、それら家電製品や情
報機器の中でも、携帯用小型機器の発達には目ざましい
ものがある。この携帯用小型機器の進歩を実現した重要
な部品の一つとして、単一の半導体チップ(半導体基
板)にすべての回路要素が組み込まれたシングルチップ
型のマイクロコンピュータが挙げられる。携帯用小型機
器では、マイクロコンピュータの採用により、使用部品
の集積化、小型化、低消費電力化が可能となった。特
に、携帯用小型機器の電力を供給する部品である電池の
小型化、軽量化が実現し、それによって、小型機器の携
帯性が画期的に促進された。
【0003】<従来装置の構成>図8は、この発明の背
景となる従来のシングルチップ型のマイクロコンピュー
タの内部構成を示すブロック図である。このマイクロコ
ンピュータ150には、回路要素の中の主要部、すなわ
ち主要回路として、CPU(中央演算処理部)5、IC
U6(割り込み制御部)6、メモリ7、入出力インタフ
ェース8、および、周辺回路9が備わっている。CPU
5は、プログラムにもとづいて、演算処理を実行する。
メモリ7は、CPU5によって実行されるプログラム
や、CPU5によって読み書きされるデータを記憶する
半導体記憶素子であり、CPU5によってアクセスされ
るROMおよびRAMを総称している。
景となる従来のシングルチップ型のマイクロコンピュー
タの内部構成を示すブロック図である。このマイクロコ
ンピュータ150には、回路要素の中の主要部、すなわ
ち主要回路として、CPU(中央演算処理部)5、IC
U6(割り込み制御部)6、メモリ7、入出力インタフ
ェース8、および、周辺回路9が備わっている。CPU
5は、プログラムにもとづいて、演算処理を実行する。
メモリ7は、CPU5によって実行されるプログラム
や、CPU5によって読み書きされるデータを記憶する
半導体記憶素子であり、CPU5によってアクセスされ
るROMおよびRAMを総称している。
【0004】入出力インタフェース8は、外部装置との
間でデータをやり取りするための入出力ポートを制御す
る装置部分であり、外部装置に対するインタフェースと
して機能する。この入出力インタフェース8は、パラレ
ルインタフェース、シリアルインタフェース、または、
それらの双方を含んでいる。周辺回路9には、通常にお
いて、タイマ、アナログデジタルコンバータ、デジタル
アナログコンバータ、および、パルスウイズスモジュレ
ータ(パルス幅変調器)などが含まれる。
間でデータをやり取りするための入出力ポートを制御す
る装置部分であり、外部装置に対するインタフェースと
して機能する。この入出力インタフェース8は、パラレ
ルインタフェース、シリアルインタフェース、または、
それらの双方を含んでいる。周辺回路9には、通常にお
いて、タイマ、アナログデジタルコンバータ、デジタル
アナログコンバータ、および、パルスウイズスモジュレ
ータ(パルス幅変調器)などが含まれる。
【0005】ICU6は、CPU5の割り込み処理を制
御する装置部分である。ICU6は、周辺回路9に属す
るタイマ等から送出され、信号線91を通じて入力され
る内部要求信号IR、および、外部端子13を通じて入
力される外部要求信号ERに応答して、信号線65を通
じてICU6へと制御信号を伝達する。
御する装置部分である。ICU6は、周辺回路9に属す
るタイマ等から送出され、信号線91を通じて入力され
る内部要求信号IR、および、外部端子13を通じて入
力される外部要求信号ERに応答して、信号線65を通
じてICU6へと制御信号を伝達する。
【0006】内部要求信号IRおよび外部要求信号ER
は、いずれも、CPU5へ割り込み処理を要求する信
号、すなわち、割り込み要求信号である。内部要求信号
IRは、マイクロコンピュータ150の内部で生成さ
れ、外部要求信号ERは、外部から入力される点で、互
いに相違する。外部端子13は、外部要求信号ER、す
なわち、外部割り込み要求信号を中継する端子、すなわ
ち、外部割り込み入力端子である。
は、いずれも、CPU5へ割り込み処理を要求する信
号、すなわち、割り込み要求信号である。内部要求信号
IRは、マイクロコンピュータ150の内部で生成さ
れ、外部要求信号ERは、外部から入力される点で、互
いに相違する。外部端子13は、外部要求信号ER、す
なわち、外部割り込み要求信号を中継する端子、すなわ
ち、外部割り込み入力端子である。
【0007】これらの主要回路は、3種のバスライン5
1,52,53を通じて、互いに結合している。バスラ
イン51は、アドレス信号を伝達するアドレスバスライ
ンであり、バスライン52は、データの転送を担うデー
タバスラインであり、バスライン53は、CPU5とそ
の他の回路要素との間で制御信号を伝送する制御信号バ
スラインである。
1,52,53を通じて、互いに結合している。バスラ
イン51は、アドレス信号を伝達するアドレスバスライ
ンであり、バスライン52は、データの転送を担うデー
タバスラインであり、バスライン53は、CPU5とそ
の他の回路要素との間で制御信号を伝送する制御信号バ
スラインである。
【0008】主要回路の中で、周辺回路9を除く装置部
分(仮に、「中心回路」と称する)、すなわち、CPU
5、ICU6、メモリ7、および、入出力インタフェー
ス8には、制御回路3Aおよび信号線31Aを通じて、
クロックMCが供給される。クロックMCは、中心回路
で用いられるクロック信号、すなわち、主システムクロ
ック信号である。制御回路3Aは、クロックMCの出力
を制御する主システムクロック出力制御回路である。ま
た、信号線31Aは、クロックMCを伝達する信号線、
すなわち、主システムクロック線である。
分(仮に、「中心回路」と称する)、すなわち、CPU
5、ICU6、メモリ7、および、入出力インタフェー
ス8には、制御回路3Aおよび信号線31Aを通じて、
クロックMCが供給される。クロックMCは、中心回路
で用いられるクロック信号、すなわち、主システムクロ
ック信号である。制御回路3Aは、クロックMCの出力
を制御する主システムクロック出力制御回路である。ま
た、信号線31Aは、クロックMCを伝達する信号線、
すなわち、主システムクロック線である。
【0009】一方、周辺回路9には、制御回路3Bおよ
び信号線31Bを通じて、クロックPCが供給される。
クロックPCは、周辺回路9で用いられるクロック信
号、すなわち、周辺回路用クロック信号である。制御回
路3Bは、クロックPCの出力を制御する周辺回路用ク
ロック出力制御回路である。また、信号線31Bは、ク
ロックPCを伝達する信号線、すなわち、周辺回路用ク
ロック線である。
び信号線31Bを通じて、クロックPCが供給される。
クロックPCは、周辺回路9で用いられるクロック信
号、すなわち、周辺回路用クロック信号である。制御回
路3Bは、クロックPCの出力を制御する周辺回路用ク
ロック出力制御回路である。また、信号線31Bは、ク
ロックPCを伝達する信号線、すなわち、周辺回路用ク
ロック線である。
【0010】制御回路3A,3Bは、発振回路2および
信号線21を通じて、クロックソースSCの供給を受け
る。発振回路2には、端子11,12が接続されてい
る。これらの端子11,12には、図示しない外部の発
振子(セラミック発振子、水晶発振子など)が接続さ
れ、接続された発信子は、発振回路2に備わる発振増幅
素子の作用によって自励発振する。その結果、発振回路
2からはクロックソースSCが出力される。
信号線21を通じて、クロックソースSCの供給を受け
る。発振回路2には、端子11,12が接続されてい
る。これらの端子11,12には、図示しない外部の発
振子(セラミック発振子、水晶発振子など)が接続さ
れ、接続された発信子は、発振回路2に備わる発振増幅
素子の作用によって自励発振する。その結果、発振回路
2からはクロックソースSCが出力される。
【0011】発振回路2には、通例において、発振子の
自励発振によって生成された正弦波の原発振信号を、矩
形波へと波形成型した上で、あるいは、さらに分周を行
った上で、クロックソースSCとして出力するクロック
波形成型回路が備わる。また、発振子を接続する代わり
に、波形成型された外部クロックを、端子11を通じ
て、入力することも可能である。このとき、端子12は
開放されるか、あるいは、端子11へ入力される外部ク
ロックとは逆位相の信号が端子12へ入力される。
自励発振によって生成された正弦波の原発振信号を、矩
形波へと波形成型した上で、あるいは、さらに分周を行
った上で、クロックソースSCとして出力するクロック
波形成型回路が備わる。また、発振子を接続する代わり
に、波形成型された外部クロックを、端子11を通じ
て、入力することも可能である。このとき、端子12は
開放されるか、あるいは、端子11へ入力される外部ク
ロックとは逆位相の信号が端子12へ入力される。
【0012】制御回路3A,3Bの動作は、制御信号発
生回路4によって制御される。すなわち、制御回路3A
は、制御信号発生回路4で生成され信号線41Aを通じ
て入力される制御信号MCS、すなわち、主システムク
ロック制御信号に応答して、クロックソースSCをクロ
ックMCとして出力したり、あるいは、クロックMCの
出力を停止したりする。同様に、制御回路3Bは、制御
信号発生回路4で生成され信号線41Bを通じて入力さ
れる制御信号PCS、すなわち、周辺回路用クロック制
御信号に応答して、クロックソースSCをクロックPC
として出力したり、あるいは、クロックPCの出力を停
止したりする。
生回路4によって制御される。すなわち、制御回路3A
は、制御信号発生回路4で生成され信号線41Aを通じ
て入力される制御信号MCS、すなわち、主システムク
ロック制御信号に応答して、クロックソースSCをクロ
ックMCとして出力したり、あるいは、クロックMCの
出力を停止したりする。同様に、制御回路3Bは、制御
信号発生回路4で生成され信号線41Bを通じて入力さ
れる制御信号PCS、すなわち、周辺回路用クロック制
御信号に応答して、クロックソースSCをクロックPC
として出力したり、あるいは、クロックPCの出力を停
止したりする。
【0013】発振回路2も、制御信号発生回路4によっ
て制御される。すなわち、発振回路2は、制御信号発生
回路4で生成され信号線42を通じて入力される制御信
号ECS、すなわち、外部クロック発振制御信号に応答
して、クロックソースSCを出力したり、あるいは、ク
ロックソースSCの出力を停止したりする。なお、発振
回路2、制御回路3A,3B、および、制御信号発生回
路4は、マイクロコンピュータ150の基準クロック
(システムクロック)であるクロックMC,PCの出力
を制御する基準クロック制御回路120を構成する。
て制御される。すなわち、発振回路2は、制御信号発生
回路4で生成され信号線42を通じて入力される制御信
号ECS、すなわち、外部クロック発振制御信号に応答
して、クロックソースSCを出力したり、あるいは、ク
ロックソースSCの出力を停止したりする。なお、発振
回路2、制御回路3A,3B、および、制御信号発生回
路4は、マイクロコンピュータ150の基準クロック
(システムクロック)であるクロックMC,PCの出力
を制御する基準クロック制御回路120を構成する。
【0014】<3種のクロックモード>制御信号発生回
路4は、CPU5およびICU6から送出される各種の
トリガ信号にもとづいて、制御信号MCS,PCS,E
CSを生成する。それによって、制御信号発生回路4
は、CPU5の処理、あるいは、ICU6へ入力される
外部要求信号ERまたは内部要求信号IRに応答して、
3種のクロックモードを実現する。これらの複数のクロ
ックモードは、電力が電池ーで供給されることを考慮し
て、マイクロコンピュータ150の消費電力を節減する
ために導入された技術である。
路4は、CPU5およびICU6から送出される各種の
トリガ信号にもとづいて、制御信号MCS,PCS,E
CSを生成する。それによって、制御信号発生回路4
は、CPU5の処理、あるいは、ICU6へ入力される
外部要求信号ERまたは内部要求信号IRに応答して、
3種のクロックモードを実現する。これらの複数のクロ
ックモードは、電力が電池ーで供給されることを考慮し
て、マイクロコンピュータ150の消費電力を節減する
ために導入された技術である。
【0015】すなわち、制御信号発生回路4は、CPU
5あるいはICU6から特別の指示がない通常の動作状
態においては、クロックソースSC、および、クロック
MC,PCが出力されるクロックモード、すなわち通常
(ノーマル)モードを実現する。これにより、CPU
5、メモリ7等の中心回路が、クロックMCの供給を受
けて正常に動作するとともに、周辺回路9も、クロック
PCの供給を受けて正常に動作する。
5あるいはICU6から特別の指示がない通常の動作状
態においては、クロックソースSC、および、クロック
MC,PCが出力されるクロックモード、すなわち通常
(ノーマル)モードを実現する。これにより、CPU
5、メモリ7等の中心回路が、クロックMCの供給を受
けて正常に動作するとともに、周辺回路9も、クロック
PCの供給を受けて正常に動作する。
【0016】すなわち、通常モードは、主要回路のすべ
てが正常に動作する通常の動作状態に対応する。通常モ
ードでは、マイクロコンピュータ150の消費電力は最
も高くなる。したがって、電池ー等によって供給される
マイクロコンピュータ150の電源電圧が十分に高いと
きには、CPU5あるいは要求信号ER,IRによっ
て、通常モードが選択され、マイクロコンピュータ15
0のすべての機能が発揮される。
てが正常に動作する通常の動作状態に対応する。通常モ
ードでは、マイクロコンピュータ150の消費電力は最
も高くなる。したがって、電池ー等によって供給される
マイクロコンピュータ150の電源電圧が十分に高いと
きには、CPU5あるいは要求信号ER,IRによっ
て、通常モードが選択され、マイクロコンピュータ15
0のすべての機能が発揮される。
【0017】通常モードにあるときに、トリガ信号S
Q、すなわち、システムクロック停止トリガ信号が、C
PU5で生成され、信号線55を通じて制御信号発生回
路4へ入力されると、制御信号発生回路4は、制御信号
MCSを通じて、制御回路3AへクロックMCの出力の
停止を指示する。これによって、クロックMCの出力が
停止する一方で、クロックPCの出力は継続されるクロ
ックモード、すなわち、ウェイトモードが実現する。こ
のとき、信号線31Aの信号は、一定の信号レベル(ハ
イレベルまたはロウレベル)に固定される。
Q、すなわち、システムクロック停止トリガ信号が、C
PU5で生成され、信号線55を通じて制御信号発生回
路4へ入力されると、制御信号発生回路4は、制御信号
MCSを通じて、制御回路3AへクロックMCの出力の
停止を指示する。これによって、クロックMCの出力が
停止する一方で、クロックPCの出力は継続されるクロ
ックモード、すなわち、ウェイトモードが実現する。こ
のとき、信号線31Aの信号は、一定の信号レベル(ハ
イレベルまたはロウレベル)に固定される。
【0018】ウェイトモードでは、主要回路の中で、周
辺回路9のみが、クロックPCの供給を受けて正常な動
作を継続し、クロックMCに同期して動作するCPU
5、メモリ7等の中心回路は、動作を停止する。その結
果、バスライン51、52,53の信号には変化のない
状態が実現し、マイクロコンピュータ150の消費電力
は、通常モードに比べて大幅に節減される。
辺回路9のみが、クロックPCの供給を受けて正常な動
作を継続し、クロックMCに同期して動作するCPU
5、メモリ7等の中心回路は、動作を停止する。その結
果、バスライン51、52,53の信号には変化のない
状態が実現し、マイクロコンピュータ150の消費電力
は、通常モードに比べて大幅に節減される。
【0019】すなわち、ウェイトモードは、消費電力を
節減する低消費電力技術として導入されたクロックモー
ドである。したがって、ノーマルモードからウェイトモ
ードへの遷移は、マイクロコンピュータ150の電源電
圧が、所定の基準値以下にまで低下したときに選択され
る。この選択は、CPU5によって行われる。
節減する低消費電力技術として導入されたクロックモー
ドである。したがって、ノーマルモードからウェイトモ
ードへの遷移は、マイクロコンピュータ150の電源電
圧が、所定の基準値以下にまで低下したときに選択され
る。この選択は、CPU5によって行われる。
【0020】通常モードあるいはウェイトモードにある
ときに、トリガ信号EQ、すなわち、外部クロック発振
停止トリガ信号が、CPU5で生成され、信号線54を
通じて制御信号発生回路4へ入力されると、制御信号発
生回路4は、制御信号ECSを通じて、発振回路2へ動
作の停止を指示する。これによって、クロックソースS
Cの出力が停止するので、クロックMC,PCの双方が
停止する。あるいは、制御信号MCSを通じて、制御回
路3Aへ、クロックMCの出力の停止を指示すると同時
に、制御信号PCSを通じて、制御回路3Bへ、クロッ
クPCの出力の停止を指示することによって、クロック
MC,PCの双方の停止を実現する技術も知られてい
る。
ときに、トリガ信号EQ、すなわち、外部クロック発振
停止トリガ信号が、CPU5で生成され、信号線54を
通じて制御信号発生回路4へ入力されると、制御信号発
生回路4は、制御信号ECSを通じて、発振回路2へ動
作の停止を指示する。これによって、クロックソースS
Cの出力が停止するので、クロックMC,PCの双方が
停止する。あるいは、制御信号MCSを通じて、制御回
路3Aへ、クロックMCの出力の停止を指示すると同時
に、制御信号PCSを通じて、制御回路3Bへ、クロッ
クPCの出力の停止を指示することによって、クロック
MC,PCの双方の停止を実現する技術も知られてい
る。
【0021】これによって、クロックMCとクロックP
Cの双方の出力が停止するクロックモード、すなわち、
ストップモードが実現する。このとき、信号線31A,
31Bの信号は、それぞれ、一定の信号レベル(ハイレ
ベルまたはロウレベル)に固定される。ストップモード
では、主要回路のすべてが動作を停止する。その結果、
マイクロコンピュータ150の消費電力は、ウェイトモ
ードにおけるよりも節減される。特に、発振回路2の動
作が停止するときには、消費電力はさらに節減される。
Cの双方の出力が停止するクロックモード、すなわち、
ストップモードが実現する。このとき、信号線31A,
31Bの信号は、それぞれ、一定の信号レベル(ハイレ
ベルまたはロウレベル)に固定される。ストップモード
では、主要回路のすべてが動作を停止する。その結果、
マイクロコンピュータ150の消費電力は、ウェイトモ
ードにおけるよりも節減される。特に、発振回路2の動
作が停止するときには、消費電力はさらに節減される。
【0022】すなわち、ストップモードは、ウェイトモ
ードよりもさらに消費電力の節減を効果的に達成する超
低消費電力技術として導入されたクロックモードであ
る。したがって、通常モードまたはウェイトモードから
ストップモードへの遷移は、通例において、マイクロコ
ンピュータ150の電源電圧が、前述の所定の基準値よ
りもさらに低く設定される別の基準値以下にまで低下し
たときに選択される。この選択も、CPU5によって行
われる。
ードよりもさらに消費電力の節減を効果的に達成する超
低消費電力技術として導入されたクロックモードであ
る。したがって、通常モードまたはウェイトモードから
ストップモードへの遷移は、通例において、マイクロコ
ンピュータ150の電源電圧が、前述の所定の基準値よ
りもさらに低く設定される別の基準値以下にまで低下し
たときに選択される。この選択も、CPU5によって行
われる。
【0023】これに対して、ストップモードからウェイ
トモードあるいは通常モードへの遷移、すなわち、スト
ップモードの解除は、内部要求信号IRまたは外部要求
信号ERが、ICU6へ入力されることによって行われ
る。同じく、ウェイトモードから通常モードへの遷移、
すなわち、ウェイトモードの解除も、外部要求信号ER
または内部要求信号IRが、ICU6へ入力されること
によって行われる。ICU6は、外部要求信号ERまた
は内部要求信号IRが入力されると、信号線65を通じ
て制御信号発生回路4およびCPU5へトリガ信号SS
を入力する。これによって、ストップモードおよびウェ
イトモードの解除が実現する。
トモードあるいは通常モードへの遷移、すなわち、スト
ップモードの解除は、内部要求信号IRまたは外部要求
信号ERが、ICU6へ入力されることによって行われ
る。同じく、ウェイトモードから通常モードへの遷移、
すなわち、ウェイトモードの解除も、外部要求信号ER
または内部要求信号IRが、ICU6へ入力されること
によって行われる。ICU6は、外部要求信号ERまた
は内部要求信号IRが入力されると、信号線65を通じ
て制御信号発生回路4およびCPU5へトリガ信号SS
を入力する。これによって、ストップモードおよびウェ
イトモードの解除が実現する。
【0024】図9は、ICU6の内部構成を示すブロッ
ク図である。外部端子13(単数とは限らない)を通じ
て入力された外部要求信号ER、および、信号線91を
通じて入力されたる内部要求信号IRは、いずれも、ラ
ッチ回路67によってラッチされる。すなわち、ラッチ
回路67は、割り込み要求信号ラッチ回路として構成さ
れている。
ク図である。外部端子13(単数とは限らない)を通じ
て入力された外部要求信号ER、および、信号線91を
通じて入力されたる内部要求信号IRは、いずれも、ラ
ッチ回路67によってラッチされる。すなわち、ラッチ
回路67は、割り込み要求信号ラッチ回路として構成さ
れている。
【0025】ラッチされた外部要求信号ERおよび内部
要求信号IRは、判定回路68によって、割り込みが許
可されているか否かの判定にかけられる。すなわち、判
定回路68は、割り込み許可判定回路として構成されて
いる。例えば、クロックモードがウェイトモードあるい
はストップモードにあるときには、それらのモードを解
除するために入力される外部要求信号ERまたは内部要
求信号IRに対しては、割り込みを許可すべく判定が行
われる。
要求信号IRは、判定回路68によって、割り込みが許
可されているか否かの判定にかけられる。すなわち、判
定回路68は、割り込み許可判定回路として構成されて
いる。例えば、クロックモードがウェイトモードあるい
はストップモードにあるときには、それらのモードを解
除するために入力される外部要求信号ERまたは内部要
求信号IRに対しては、割り込みを許可すべく判定が行
われる。
【0026】判定回路68によって割り込みが許可され
た外部要求信号ERまたは内部要求信号IRは、判別回
路69へと入力される。判別回路69は、割り込み順位
判別回路であり、入力される複数の要求信号の中から、
優先順位が最も高いものを選択し、トリガ信号SSとし
て信号線65へと出力する。 <クロックモードの遷移の詳細>図8に戻って、以下に
おいて、クロックモードの遷移にともなう各装置部分の
動作について詳細に説明する。はじめに、通常モードと
ウェイトモードの間の遷移について説明する。ウェイト
モードから通常モードへの遷移が、内部要求信号IRに
応答して行われることを前提とする場合には、通常モー
ドからウェイトモードへの遷移の際に、CPU5は、周
辺回路9に含まれる図示しないタイマに対する設定を行
う。すなわち、タイマに付随する図示しない動作モード
レジスタに対して、所定のデータが書き込まれる。これ
によって、タイマにはクロックモード遷移の時期が設定
される。ウェイトモードから通常モードへの復帰が、外
部要求信号ERに応答して行われることを前提するとき
には、タイマの設定は不要である。
た外部要求信号ERまたは内部要求信号IRは、判別回
路69へと入力される。判別回路69は、割り込み順位
判別回路であり、入力される複数の要求信号の中から、
優先順位が最も高いものを選択し、トリガ信号SSとし
て信号線65へと出力する。 <クロックモードの遷移の詳細>図8に戻って、以下に
おいて、クロックモードの遷移にともなう各装置部分の
動作について詳細に説明する。はじめに、通常モードと
ウェイトモードの間の遷移について説明する。ウェイト
モードから通常モードへの遷移が、内部要求信号IRに
応答して行われることを前提とする場合には、通常モー
ドからウェイトモードへの遷移の際に、CPU5は、周
辺回路9に含まれる図示しないタイマに対する設定を行
う。すなわち、タイマに付随する図示しない動作モード
レジスタに対して、所定のデータが書き込まれる。これ
によって、タイマにはクロックモード遷移の時期が設定
される。ウェイトモードから通常モードへの復帰が、外
部要求信号ERに応答して行われることを前提するとき
には、タイマの設定は不要である。
【0027】CPU5は、同時に、ICU6に対して
も、所定の設定を行う。それによって、ICU6は、内
部要求信号IRがタイマによって生成され信号線91を
通じて入力されたとき、または、外部要求信号ERが外
部端子13を通じて入力されたときに、ウェイトモード
の解除を指示するトリガ信号SSを出力可能な状態とな
る。これらの設定が完了した後に、クロックMCの固定
を指示するトリガ信号SQが、CPU5から制御信号発
生回路4へと入力される。その結果、すでに述べた要領
で、通常モードからウェイトモードへの遷移が完了す
る。
も、所定の設定を行う。それによって、ICU6は、内
部要求信号IRがタイマによって生成され信号線91を
通じて入力されたとき、または、外部要求信号ERが外
部端子13を通じて入力されたときに、ウェイトモード
の解除を指示するトリガ信号SSを出力可能な状態とな
る。これらの設定が完了した後に、クロックMCの固定
を指示するトリガ信号SQが、CPU5から制御信号発
生回路4へと入力される。その結果、すでに述べた要領
で、通常モードからウェイトモードへの遷移が完了す
る。
【0028】トリガ信号SQの送出は、CPU5が特定
命令であるウエイト命令を実行するか、あるいは、CP
U5がアクセス命令を実行することによりモードエント
リーレジスタ(ウエイトモードやストップモードへの遷
移を制御する機能を有する特定のレジスタ)に対して書
込みあるいは読出しが行われるか、のいずれかによっ
て、行われる。以上のように、通常モードからウェイト
モードへの遷移の際には、CPU5の動作が不可欠であ
る。
命令であるウエイト命令を実行するか、あるいは、CP
U5がアクセス命令を実行することによりモードエント
リーレジスタ(ウエイトモードやストップモードへの遷
移を制御する機能を有する特定のレジスタ)に対して書
込みあるいは読出しが行われるか、のいずれかによっ
て、行われる。以上のように、通常モードからウェイト
モードへの遷移の際には、CPU5の動作が不可欠であ
る。
【0029】ウェイトモードでは、タイマを含む周辺回
路9は動作を継続する。したがって、タイマが設定され
ているときには、タイマは、設定された時間が経過した
ときに、ウェイトモードの解除を要求する内部割り込み
要求信号である内部要求信号IRを出力する。この内部
要求信号IRは、信号線91を通じて、ICU6へ付与
される。
路9は動作を継続する。したがって、タイマが設定され
ているときには、タイマは、設定された時間が経過した
ときに、ウェイトモードの解除を要求する内部割り込み
要求信号である内部要求信号IRを出力する。この内部
要求信号IRは、信号線91を通じて、ICU6へ付与
される。
【0030】ICU6は、内部要求信号IR、あるい
は、外部要求信号ERが、入力されると、クロックMC
の供給の再開を指示するトリガ信号SSを、信号線65
を通じて制御信号発生回路4へ入力する。それと同時
に、ICU6は、CPU5に対して、割り込みの実行を
要求する所定の要求信号を、同じ信号線65を通じて入
力する。
は、外部要求信号ERが、入力されると、クロックMC
の供給の再開を指示するトリガ信号SSを、信号線65
を通じて制御信号発生回路4へ入力する。それと同時
に、ICU6は、CPU5に対して、割り込みの実行を
要求する所定の要求信号を、同じ信号線65を通じて入
力する。
【0031】その結果、制御回路3AからのクロックM
Cの供給が開始され、CPU5を含めた中心回路が、動
作可能となる。CPU5は、まず、ICU6から受け取
った所定の要求信号にもとづいて、所定の割り込み処理
を実行する。その結果、CPU5は、データ転送や演算
処理などの通常モードにおける処理を再開する。
Cの供給が開始され、CPU5を含めた中心回路が、動
作可能となる。CPU5は、まず、ICU6から受け取
った所定の要求信号にもとづいて、所定の割り込み処理
を実行する。その結果、CPU5は、データ転送や演算
処理などの通常モードにおける処理を再開する。
【0032】つぎに、通常モードとストップモードとの
間の遷移について説明する。ストップモードでは、周辺
回路9の動作も停止することから、ストップモードの解
除が、内部要求信号IRにもとづいて行われることはな
く、ストップモードの解除は、外部要求信号ERにのみ
応答して実行される。したがって、通常モードからスト
ップモードへの遷移に際して、周辺回路9のタイマへの
設定は行われない。
間の遷移について説明する。ストップモードでは、周辺
回路9の動作も停止することから、ストップモードの解
除が、内部要求信号IRにもとづいて行われることはな
く、ストップモードの解除は、外部要求信号ERにのみ
応答して実行される。したがって、通常モードからスト
ップモードへの遷移に際して、周辺回路9のタイマへの
設定は行われない。
【0033】CPU5は、通常モードからストップモー
ドへの遷移に際して、ICU6に対しては、所定の設定
を行う。それによって、ICU6は、外部要求信号ER
が外部端子13を通じて入力されたときに、ストップモ
ードの解除を指示するトリガ信号SSを出力可能な状態
となる。これらの設定が完了した後に、クロックMCと
クロックPCの双方の固定、あるいは、クロックソース
SCの固定を指示するトリガ信号EQが、CPU5から
制御信号発生回路4へと入力される。その結果、すでに
述べた要領で、通常モードからストップモードへの遷移
が完了する。
ドへの遷移に際して、ICU6に対しては、所定の設定
を行う。それによって、ICU6は、外部要求信号ER
が外部端子13を通じて入力されたときに、ストップモ
ードの解除を指示するトリガ信号SSを出力可能な状態
となる。これらの設定が完了した後に、クロックMCと
クロックPCの双方の固定、あるいは、クロックソース
SCの固定を指示するトリガ信号EQが、CPU5から
制御信号発生回路4へと入力される。その結果、すでに
述べた要領で、通常モードからストップモードへの遷移
が完了する。
【0034】トリガ信号EQの送出は、CPU5が特定
命令であるストップ命令を実行するか、あるいは、CP
U5がアクセス命令を実行することによりモードエント
リーレジスタに対して書込みあるいは読出しが行われる
か、のいずれかによって、行われる。以上のように、通
常モードからストップモードへの遷移の際にも、CPU
5の動作が不可欠である。
命令であるストップ命令を実行するか、あるいは、CP
U5がアクセス命令を実行することによりモードエント
リーレジスタに対して書込みあるいは読出しが行われる
か、のいずれかによって、行われる。以上のように、通
常モードからストップモードへの遷移の際にも、CPU
5の動作が不可欠である。
【0035】ICU6は、ストップモードにあるとき
に、外部要求信号ERの入力を受けると、クロックMC
とクロックPCの供給、あるいは、クロックソースSC
の供給の再開を指示するトリガ信号SSを、信号線65
を通じて制御信号発生回路4へ入力する。それと同時
に、ICU6は、CPU5に対して、割り込みの実行を
要求する所定の要求信号を、同じ信号線65を通じて入
力する。
に、外部要求信号ERの入力を受けると、クロックMC
とクロックPCの供給、あるいは、クロックソースSC
の供給の再開を指示するトリガ信号SSを、信号線65
を通じて制御信号発生回路4へ入力する。それと同時
に、ICU6は、CPU5に対して、割り込みの実行を
要求する所定の要求信号を、同じ信号線65を通じて入
力する。
【0036】その結果、クロックMC,PCの供給が開
始され、CPU5を含めた中心回路および周辺回路9
が、動作可能となる。CPU5は、まず、ICU6から
受け取った所定の要求信号にもとづいて、所定の割り込
み処理を実行する。その結果、CPU5は、データ転送
や演算処理などの通常モードにおける処理を再開する。
始され、CPU5を含めた中心回路および周辺回路9
が、動作可能となる。CPU5は、まず、ICU6から
受け取った所定の要求信号にもとづいて、所定の割り込
み処理を実行する。その結果、CPU5は、データ転送
や演算処理などの通常モードにおける処理を再開する。
【0037】また、ウェイトモードからストップモード
への遷移の際の各装置部分の動作は、通常モードからス
トップモードへの遷移の際の動作と同様に行われる。す
なわち、ウェイトモードにおいて動作を休止していたC
PU5は、クロックモードがウェイトモードからストッ
プモードへと遷移する際には、一旦、動作を再開し、I
CU6や制御信号発生回路4に対する所定の動作を実行
する。そのためには、クロックMCの供給も、一時的な
がら再開される。すなわち、ウェイトモードからストッ
プモードへ遷移は、一時的に、通常モードへの復帰を通
過することによって実現する。
への遷移の際の各装置部分の動作は、通常モードからス
トップモードへの遷移の際の動作と同様に行われる。す
なわち、ウェイトモードにおいて動作を休止していたC
PU5は、クロックモードがウェイトモードからストッ
プモードへと遷移する際には、一旦、動作を再開し、I
CU6や制御信号発生回路4に対する所定の動作を実行
する。そのためには、クロックMCの供給も、一時的な
がら再開される。すなわち、ウェイトモードからストッ
プモードへ遷移は、一時的に、通常モードへの復帰を通
過することによって実現する。
【0038】ストップモードからウェイトモードへの遷
移も、ストップモードから通常モードへの遷移と同様に
行われる。すなわち、外部端子13を通じてICU6へ
入力される外部要求信号ERに応答して、ストップモー
ドからウェイトモードへの遷移が開始される。すなわ
ち、ICU6は、ストップモードにあるときに、外部要
求信号ERの入力を受けると、クロックPCの供給、あ
るいは、クロックソースSCの供給の再開を指示するト
リガ信号SSを、信号線65を通じて制御信号発生回路
4へ入力する。
移も、ストップモードから通常モードへの遷移と同様に
行われる。すなわち、外部端子13を通じてICU6へ
入力される外部要求信号ERに応答して、ストップモー
ドからウェイトモードへの遷移が開始される。すなわ
ち、ICU6は、ストップモードにあるときに、外部要
求信号ERの入力を受けると、クロックPCの供給、あ
るいは、クロックソースSCの供給の再開を指示するト
リガ信号SSを、信号線65を通じて制御信号発生回路
4へ入力する。
【0039】その結果、クロックPCの供給が開始さ
れ、周辺回路9が動作可能となる。ただし、通常モード
への遷移とは異なり、トリガ信号SSは、CPU5へは
入力されず、CPU5は、割り込み処理を行うことな
く、ウェイトモードへの遷移が完了する。
れ、周辺回路9が動作可能となる。ただし、通常モード
への遷移とは異なり、トリガ信号SSは、CPU5へは
入力されず、CPU5は、割り込み処理を行うことな
く、ウェイトモードへの遷移が完了する。
【0040】以上のように、マイクロコンピュータ15
0では、その動作状態が、電源電圧の高さに応じて、3
通りのクロックモードの間を遷移するので、消費電力が
大幅に節減される。その結果、電池ーを電源とする携帯
用小型機器への利用が大きく促進された。
0では、その動作状態が、電源電圧の高さに応じて、3
通りのクロックモードの間を遷移するので、消費電力が
大幅に節減される。その結果、電池ーを電源とする携帯
用小型機器への利用が大きく促進された。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置であるマイクロコンピュータ150には、以下に述べ
るように、クロックモードが、低消費電力モード(ウェ
イトモード、ストップモードなど、消費電力を抑えるた
めの、通常モードとは異なるクロックモード)へ遷移す
る際に、過大な電力消費が発生するという問題点があっ
た。
置であるマイクロコンピュータ150には、以下に述べ
るように、クロックモードが、低消費電力モード(ウェ
イトモード、ストップモードなど、消費電力を抑えるた
めの、通常モードとは異なるクロックモード)へ遷移す
る際に、過大な電力消費が発生するという問題点があっ
た。
【0042】上記したように、通常モードからウェイト
モードへの遷移、通常モードからストップモードへの遷
移、および、ウェイトモードからストップモードへの遷
移のいずれにおいても、CPU5がウエイト命令やスト
ップ命令等の特定命令を実行するか、あるいは、CPU
5がアクセス命令を実行することにより、モードエント
リーレジスタに対して書込みあるいは読出しが行われる
か、いずれかによって、実現される。すなわち、消費電
力モードへの遷移に際しては、CPU5の動作と、CP
U5が命令を読み出すためのメモリ7の読出し動作が、
不可避的に行われる。
モードへの遷移、通常モードからストップモードへの遷
移、および、ウェイトモードからストップモードへの遷
移のいずれにおいても、CPU5がウエイト命令やスト
ップ命令等の特定命令を実行するか、あるいは、CPU
5がアクセス命令を実行することにより、モードエント
リーレジスタに対して書込みあるいは読出しが行われる
か、いずれかによって、実現される。すなわち、消費電
力モードへの遷移に際しては、CPU5の動作と、CP
U5が命令を読み出すためのメモリ7の読出し動作が、
不可避的に行われる。
【0043】この動作にともなって、マイクロコンピュ
ータ150は、ウェイトモードやストップモードにおけ
る消費電力に比べてはるかに多大な電力を、一時的にで
はあるが消費する。低消費電力モードへの遷移にともな
うピーク的な電力消費は、電池を電源とする携帯用小型
機器においては、時に大きな問題を生起する。
ータ150は、ウェイトモードやストップモードにおけ
る消費電力に比べてはるかに多大な電力を、一時的にで
はあるが消費する。低消費電力モードへの遷移にともな
うピーク的な電力消費は、電池を電源とする携帯用小型
機器においては、時に大きな問題を生起する。
【0044】例えば、マイクロコンピュータ150を搭
載した機器を、電池で駆動する際には、クロックモード
がウエイトモードにあるときに、電池の残有電力が残り
少なくなり、その結果、電池が供給する電源電圧が、C
PU5の動作限界に相当する電圧(動作限界電圧)にま
で低下することがあり得る。このときにおいても、電力
の消費を抑えるために、クロックモードをウェイトモー
ドからストップモードへと移すためには、一時的ながら
多大な電力を消費する上述した動作を経る必要があっ
た。
載した機器を、電池で駆動する際には、クロックモード
がウエイトモードにあるときに、電池の残有電力が残り
少なくなり、その結果、電池が供給する電源電圧が、C
PU5の動作限界に相当する電圧(動作限界電圧)にま
で低下することがあり得る。このときにおいても、電力
の消費を抑えるために、クロックモードをウェイトモー
ドからストップモードへと移すためには、一時的ながら
多大な電力を消費する上述した動作を経る必要があっ
た。
【0045】また、通常モードでの動作中に、電池が供
給する電源電圧が低くなったために、クロックモードを
通常モードからウェイトモードへ遷移させる必要が生じ
たときにも、ピーク的な電力消費を経ることなしには、
ウェイトモードへの遷移は行われ得なかった。このよう
に、電池の残留電力が、乏しくなって、消費電力を節減
する必要が生じたときに、電力の節減を達成するために
は、一時的ながら、それに逆行するように、多大な電力
を消費することが強いられていた。
給する電源電圧が低くなったために、クロックモードを
通常モードからウェイトモードへ遷移させる必要が生じ
たときにも、ピーク的な電力消費を経ることなしには、
ウェイトモードへの遷移は行われ得なかった。このよう
に、電池の残留電力が、乏しくなって、消費電力を節減
する必要が生じたときに、電力の節減を達成するために
は、一時的ながら、それに逆行するように、多大な電力
を消費することが強いられていた。
【0046】そのため、電池の残留電力が乏しくなっ
て、低消費電力モードへの遷移を実行する際に、電力が
ピーク的に消費されるために、電池が供給する電源電圧
が、CPU5の動作限界電圧にまで低下する場合があっ
た。その結果、CPU5が正常に動作することができず
に、時に、CPU5の暴走が生じることがあった。CP
U5が、一旦、暴走すると、メモリ7に含まれるRAM
等の揮発性メモリに記憶されるデータが、正常な値のま
まで保持されているという保証が、CPU5の予期でき
ない動作によって、得られなくなる。その結果、電池の
電圧が、正常の高さにまで復帰した後においても、CP
U5が、以前の状態へ復帰することができない場合があ
った。
て、低消費電力モードへの遷移を実行する際に、電力が
ピーク的に消費されるために、電池が供給する電源電圧
が、CPU5の動作限界電圧にまで低下する場合があっ
た。その結果、CPU5が正常に動作することができず
に、時に、CPU5の暴走が生じることがあった。CP
U5が、一旦、暴走すると、メモリ7に含まれるRAM
等の揮発性メモリに記憶されるデータが、正常な値のま
まで保持されているという保証が、CPU5の予期でき
ない動作によって、得られなくなる。その結果、電池の
電圧が、正常の高さにまで復帰した後においても、CP
U5が、以前の状態へ復帰することができない場合があ
った。
【0047】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、ピーク的な電
力消費をともなうことなく、低消費電力モードへの遷移
を可能にするマイクロコンピュータを提供することを目
的とする。
問題点を解消するためになされたもので、ピーク的な電
力消費をともなうことなく、低消費電力モードへの遷移
を可能にするマイクロコンピュータを提供することを目
的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、回
路要素が単一の半導体チップに組み込まれたシングルチ
ップ型のマイクロコンピュータにおいて、前記回路要素
として、主要回路と、当該主要回路にクロックを供給す
る基準クロック制御回路と、を備え、前記主要回路は、
少なくとも、CPUと、前記CPUによってアクセスさ
れるメモリと、入力される割り込み要求信号に応答して
前記CPUの割り込み処理を制御するICUと、を含ん
でいる。そして、前記基準クロック制御回路は、入力さ
れる制御入力信号に応答して、前記主要回路の中で、前
記クロックに同期して動作する回路のすべてに前記クロ
ックを供給する通常モードと、前記主要回路の中で、前
記CPUを含む少なくとも一部の回路に対しては、前記
クロックの供給を停止する低消費電力モードとの、二つ
のクロックモードの間を遷移可能である。前記マイクロ
コンピュータは、前記回路要素として、前記割り込み要
求信号として、外部から入力される外部要求信号を前記
ICUへと中継する外部端子と、前記外部要求信号に応
答して前記ICUが出力する信号を、前記CPUを中継
することなく、前記制御入力信号として前記基準クロッ
ク制御回路へと伝える信号線と、をさらに備える。
路要素が単一の半導体チップに組み込まれたシングルチ
ップ型のマイクロコンピュータにおいて、前記回路要素
として、主要回路と、当該主要回路にクロックを供給す
る基準クロック制御回路と、を備え、前記主要回路は、
少なくとも、CPUと、前記CPUによってアクセスさ
れるメモリと、入力される割り込み要求信号に応答して
前記CPUの割り込み処理を制御するICUと、を含ん
でいる。そして、前記基準クロック制御回路は、入力さ
れる制御入力信号に応答して、前記主要回路の中で、前
記クロックに同期して動作する回路のすべてに前記クロ
ックを供給する通常モードと、前記主要回路の中で、前
記CPUを含む少なくとも一部の回路に対しては、前記
クロックの供給を停止する低消費電力モードとの、二つ
のクロックモードの間を遷移可能である。前記マイクロ
コンピュータは、前記回路要素として、前記割り込み要
求信号として、外部から入力される外部要求信号を前記
ICUへと中継する外部端子と、前記外部要求信号に応
答して前記ICUが出力する信号を、前記CPUを中継
することなく、前記制御入力信号として前記基準クロッ
ク制御回路へと伝える信号線と、をさらに備える。
【0049】第2の発明の装置は、第1の発明のマイク
ロコンピュータにおいて、前記制御入力信号として外部
から入力される外部入力信号を前記信号線へと中継する
別の外部端子を、前記回路要素として、さらに備える。
ロコンピュータにおいて、前記制御入力信号として外部
から入力される外部入力信号を前記信号線へと中継する
別の外部端子を、前記回路要素として、さらに備える。
【0050】第3の発明の装置は、第1または第2の発
明のマイクロコンピュータにおいて、前記主要回路が、
内部要求信号を生成し、前記割り込み要求信号として、
前記ICUへと送出可能な周辺回路を、さらに含み、前
記ICUは、前記内部要求信号にも応答して、前記制御
入力信号を出力する。
明のマイクロコンピュータにおいて、前記主要回路が、
内部要求信号を生成し、前記割り込み要求信号として、
前記ICUへと送出可能な周辺回路を、さらに含み、前
記ICUは、前記内部要求信号にも応答して、前記制御
入力信号を出力する。
【0051】第4の発明の装置は、第1または第2の発
明のマイクロコンピュータにおいて、前記主要回路が、
前記制御入力信号として内部要求信号を生成し、前記信
号線へと送出する周辺回路を、さらに含む。
明のマイクロコンピュータにおいて、前記主要回路が、
前記制御入力信号として内部要求信号を生成し、前記信
号線へと送出する周辺回路を、さらに含む。
【0052】第5の発明の装置は、第3または第4の発
明のマイクロコンピュータにおいて、前記低消費電力モ
ードが、前記周辺回路への前記クロックの供給のみを停
止するウェイトモードと、前記主要回路のすべての回路
に対して前記クロックの供給を停止するストップモード
とを、含んでおり、前記基準クロック制御回路は、前記
制御入力信号に応答して、前記ウェイトモードと前記ス
トップモードとの間を、さらに遷移可能である。
明のマイクロコンピュータにおいて、前記低消費電力モ
ードが、前記周辺回路への前記クロックの供給のみを停
止するウェイトモードと、前記主要回路のすべての回路
に対して前記クロックの供給を停止するストップモード
とを、含んでおり、前記基準クロック制御回路は、前記
制御入力信号に応答して、前記ウェイトモードと前記ス
トップモードとの間を、さらに遷移可能である。
【0053】第6の発明の装置は、第5の発明のマイク
ロコンピュータにおいて、前記回路要素として、電源電
圧検出回路を、さらに備え、当該電源電圧検出回路は、
前記マイクロコンピュータに供給される電源電圧を監視
し、当該電源電圧が、与えられた第1基準電圧を超えて
低下したときには前記ウェイトモードへの遷移を指示す
る信号を、また、前記電源電圧が、与えられた第2基準
電圧を超えて低下したときには前記ストップモードへの
遷移を指示する信号を、前記制御入力信号として、前記
信号線へと送出する。
ロコンピュータにおいて、前記回路要素として、電源電
圧検出回路を、さらに備え、当該電源電圧検出回路は、
前記マイクロコンピュータに供給される電源電圧を監視
し、当該電源電圧が、与えられた第1基準電圧を超えて
低下したときには前記ウェイトモードへの遷移を指示す
る信号を、また、前記電源電圧が、与えられた第2基準
電圧を超えて低下したときには前記ストップモードへの
遷移を指示する信号を、前記制御入力信号として、前記
信号線へと送出する。
【0054】第7の発明の装置は、第5または第6の発
明のマイクロコンピュータにおいて、前記基準クロック
制御回路が、クロックソースを生成する発振回路と、前
記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回路
以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロック
として供給する第1制御回路と、前記クロックソース
を、前記周辺回路へ、前記クロックとして供給する第2
制御回路と、前記制御入力信号に応答して、制御信号を
前記第1および第2制御回路へ入力することにより、当
該第1および第2制御回路の制御を行う制御信号発生回
路と、を備えている。そして、前記制御信号発生回路
は、前記制御入力信号がストップモードへの遷移を指示
するときには、前記第1および第2制御回路の双方が、
前記クロックの供給を停止するように、前記制御を行
い、前記制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示
するときには、前記第1制御回路は前記クロックの供給
を停止し、前記第2制御回路は前記クロックの供給を行
うように、前記制御を行い、前記制御入力信号が通常モ
ードへの遷移を指示するときには、前記第1および前記
第2制御回路の双方が、前記クロックの供給を行うよう
に、前記制御を行う。
明のマイクロコンピュータにおいて、前記基準クロック
制御回路が、クロックソースを生成する発振回路と、前
記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回路
以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロック
として供給する第1制御回路と、前記クロックソース
を、前記周辺回路へ、前記クロックとして供給する第2
制御回路と、前記制御入力信号に応答して、制御信号を
前記第1および第2制御回路へ入力することにより、当
該第1および第2制御回路の制御を行う制御信号発生回
路と、を備えている。そして、前記制御信号発生回路
は、前記制御入力信号がストップモードへの遷移を指示
するときには、前記第1および第2制御回路の双方が、
前記クロックの供給を停止するように、前記制御を行
い、前記制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示
するときには、前記第1制御回路は前記クロックの供給
を停止し、前記第2制御回路は前記クロックの供給を行
うように、前記制御を行い、前記制御入力信号が通常モ
ードへの遷移を指示するときには、前記第1および前記
第2制御回路の双方が、前記クロックの供給を行うよう
に、前記制御を行う。
【0055】第8の発明の装置は、第5または第6の発
明のマイクロコンピュータにおいて、前記基準クロック
制御回路が、クロックソースを生成する発振回路と、前
記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回路
以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロック
として供給する第1制御回路と、前記クロックソース
を、前記周辺回路へ、前記クロックとして供給する第2
制御回路と、前記制御入力信号に応答して、制御信号を
前記発振回路および前記第1制御回路へ入力することに
より、前記発振回路および前記第1制御回路の制御を行
う制御信号発生回路と、を備えている。そして、前記制
御信号発生回路は、前記制御入力信号がストップモード
への遷移を指示するときには、前記クロックソースの生
成が停止するように、前記発振回路の制御を行い、前記
制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示するとき
には、前記発振回路は前記クロックソースの生成を行
い、前記第1制御回路は前記クロックの供給を停止する
ように、前記制御を行い、前記制御入力信号が通常モー
ドへの遷移を指示するときには、前記発振回路が前記ク
ロックソースの生成を行い、前記第1制御回路が、前記
クロックの供給を行うように、前記制御を行う。
明のマイクロコンピュータにおいて、前記基準クロック
制御回路が、クロックソースを生成する発振回路と、前
記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回路
以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロック
として供給する第1制御回路と、前記クロックソース
を、前記周辺回路へ、前記クロックとして供給する第2
制御回路と、前記制御入力信号に応答して、制御信号を
前記発振回路および前記第1制御回路へ入力することに
より、前記発振回路および前記第1制御回路の制御を行
う制御信号発生回路と、を備えている。そして、前記制
御信号発生回路は、前記制御入力信号がストップモード
への遷移を指示するときには、前記クロックソースの生
成が停止するように、前記発振回路の制御を行い、前記
制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示するとき
には、前記発振回路は前記クロックソースの生成を行
い、前記第1制御回路は前記クロックの供給を停止する
ように、前記制御を行い、前記制御入力信号が通常モー
ドへの遷移を指示するときには、前記発振回路が前記ク
ロックソースの生成を行い、前記第1制御回路が、前記
クロックの供給を行うように、前記制御を行う。
【0056】
【発明の実施の形態】<各実施の形態の概略>以下にお
いて、本発明の実施の形態のマイクロコンピュータにつ
いて説明する。以下に説明する各実施の形態の装置も、
図8および図9に示した従来のマイクロコンピュータ1
50と同様に、シングルチップ型のマイクロコンピュー
タとして構成される。これらの装置は、低消費電力モー
ドへの遷移を、CPU5の動作を介することなく実現す
る点において、従来装置150とは特徴的に異なってい
る。これによって、低消費電力モードへの遷移にともな
うピーク的な電力消費が解消される。
いて、本発明の実施の形態のマイクロコンピュータにつ
いて説明する。以下に説明する各実施の形態の装置も、
図8および図9に示した従来のマイクロコンピュータ1
50と同様に、シングルチップ型のマイクロコンピュー
タとして構成される。これらの装置は、低消費電力モー
ドへの遷移を、CPU5の動作を介することなく実現す
る点において、従来装置150とは特徴的に異なってい
る。これによって、低消費電力モードへの遷移にともな
うピーク的な電力消費が解消される。
【0057】しかも、この特徴ある動作が、従来装置1
50に対して、主としてその配線を変更するのみで実現
される。すなわち、各実施の形態は、従来装置150を
構成する半導体チップにおいて、主として、その上層部
に位置する配線のパターンを変更するのみ、言い換える
と、配線パターンを形成するためのマスクパターンを変
更するのみで、従来装置150が、特徴ある新たな装置
として生まれ変わることを可能にする。
50に対して、主としてその配線を変更するのみで実現
される。すなわち、各実施の形態は、従来装置150を
構成する半導体チップにおいて、主として、その上層部
に位置する配線のパターンを変更するのみ、言い換える
と、配線パターンを形成するためのマスクパターンを変
更するのみで、従来装置150が、特徴ある新たな装置
として生まれ変わることを可能にする。
【0058】ピーク的な電力消費の問題を生起しない低
消費電力モードの解除に関しては、従来装置150と実
質的に変わりがない。すなわち、従来装置150と同様
の構成および動作によって、低消費電力モードの解除が
達成される。なお、以下の各実施の形態では、冗長な説
明を避けるために、以下に参照する図1〜図7におい
て、図8および図9と同一部分については、同一符号を
付してその詳細な説明を略する。
消費電力モードの解除に関しては、従来装置150と実
質的に変わりがない。すなわち、従来装置150と同様
の構成および動作によって、低消費電力モードの解除が
達成される。なお、以下の各実施の形態では、冗長な説
明を避けるために、以下に参照する図1〜図7におい
て、図8および図9と同一部分については、同一符号を
付してその詳細な説明を略する。
【0059】<実施の形態1>図1は、実施の形態1の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
このマイクロコンピュータ101では、トリガ信号E
Q,SQをCPU5から制御信号発生回路4へと伝える
ための信号線54,55(図8)は、除去されている。
そして、その代わりに、制御信号ECSの出力を制御す
る制御入力信号EI、および、制御信号MCS,PCS
の出力を制御する制御入力信号SIを、ICU6から制
御信号発生回路4へと伝える信号線61,62が配設さ
れている。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
このマイクロコンピュータ101では、トリガ信号E
Q,SQをCPU5から制御信号発生回路4へと伝える
ための信号線54,55(図8)は、除去されている。
そして、その代わりに、制御信号ECSの出力を制御す
る制御入力信号EI、および、制御信号MCS,PCS
の出力を制御する制御入力信号SIを、ICU6から制
御信号発生回路4へと伝える信号線61,62が配設さ
れている。
【0060】制御入力信号EIは、制御信号発生回路4
に対して、制御信号ECSによる発振回路2の制御を指
示する外部クロック制御入力信号であり、信号線61
は、この信号を伝達する外部クロック制御入力信号線で
ある。また、制御入力信号SIは、制御信号発生回路4
に対して、制御信号MCS、PCSによる制御回路3
A,3Bの制御を指示するシステムクロック制御入力信
号であり、信号線62は、この信号を伝達するシステム
クロック制御入力信号線である。
に対して、制御信号ECSによる発振回路2の制御を指
示する外部クロック制御入力信号であり、信号線61
は、この信号を伝達する外部クロック制御入力信号線で
ある。また、制御入力信号SIは、制御信号発生回路4
に対して、制御信号MCS、PCSによる制御回路3
A,3Bの制御を指示するシステムクロック制御入力信
号であり、信号線62は、この信号を伝達するシステム
クロック制御入力信号線である。
【0061】制御入力信号EI,SIは、外部端子13
A,13Bを通じてICU6へ入力される外部要求信号
ERA,ERBにもとづいて、制御信号発生回路4によ
って出力される。図2のブロック図に、装置101の制
御信号発生回路4の内部構成を示す。図2が示すよう
に、制御入力信号EI,SIを伝達する信号線61,6
2は、判定回路68の出力に直結されている。
A,13Bを通じてICU6へ入力される外部要求信号
ERA,ERBにもとづいて、制御信号発生回路4によ
って出力される。図2のブロック図に、装置101の制
御信号発生回路4の内部構成を示す。図2が示すよう
に、制御入力信号EI,SIを伝達する信号線61,6
2は、判定回路68の出力に直結されている。
【0062】図1に戻って、装置101が使用される際
には、従来装置150と同様に、通例において、図示し
ない外部の電源電圧検出回路が、装置101に接続され
る。この電源電圧検出回路は、装置101に供給される
電源電圧を監視する装置である。電源電圧検出回路は、
電源電圧が、あらかじめ設定された第1の基準電圧、例
えばCPU5の動作限界電圧にまで低下すると、第1の
所定の信号を出力し、第2の基準電圧、例えば、ICU
6の動作限界電圧にまで低下すると、第2の所定の信号
を出力する。
には、従来装置150と同様に、通例において、図示し
ない外部の電源電圧検出回路が、装置101に接続され
る。この電源電圧検出回路は、装置101に供給される
電源電圧を監視する装置である。電源電圧検出回路は、
電源電圧が、あらかじめ設定された第1の基準電圧、例
えばCPU5の動作限界電圧にまで低下すると、第1の
所定の信号を出力し、第2の基準電圧、例えば、ICU
6の動作限界電圧にまで低下すると、第2の所定の信号
を出力する。
【0063】装置101は、これらの第1および第2の
所定の信号を、それぞれ、外部端子13A,13Bを通
じて受信する。受信された信号は、それぞれ、外部要求
信号ERA,ERBとして、ICU6へ伝えられる。ク
ロックモードが、通常モードからウェイトモードへと遷
移するときには、装置101の各要素は、つぎのように
動作する。
所定の信号を、それぞれ、外部端子13A,13Bを通
じて受信する。受信された信号は、それぞれ、外部要求
信号ERA,ERBとして、ICU6へ伝えられる。ク
ロックモードが、通常モードからウェイトモードへと遷
移するときには、装置101の各要素は、つぎのように
動作する。
【0064】クロックモードが通常モードにあるときに
は、ICU6の判定回路68は、外部要求信号ERA,
ERBを許可すべく設定されている。このため、外部の
電源電圧検出回路が、電源電圧が第1の基準電圧にまで
低下したことを検出し、その結果、外部要求信号ERA
がICU6へ入力されると、外部要求信号ERAは、制
御入力信号SIとして、制御信号発生回路4へ伝えられ
る。制御信号発生回路4は、制御入力信号SIを受信す
ると、トリガ信号SQ(図8)を受信したときと同等に
動作する。
は、ICU6の判定回路68は、外部要求信号ERA,
ERBを許可すべく設定されている。このため、外部の
電源電圧検出回路が、電源電圧が第1の基準電圧にまで
低下したことを検出し、その結果、外部要求信号ERA
がICU6へ入力されると、外部要求信号ERAは、制
御入力信号SIとして、制御信号発生回路4へ伝えられ
る。制御信号発生回路4は、制御入力信号SIを受信す
ると、トリガ信号SQ(図8)を受信したときと同等に
動作する。
【0065】すなわち、制御信号発生回路4は、制御信
号PCSを制御回路3Aへ送出することにより、制御回
路3Aに対して、クロックMCの出力を固定すべく指示
する。その結果、クロックMCが固定される一方で、ク
ロックPCは出力を継続するウェイトモードが実現す
る。このように、装置101では、通常モードからウェ
イトモードへの遷移が、CPU5を介することなく、外
部要求信号ERAの入力によって実現する。
号PCSを制御回路3Aへ送出することにより、制御回
路3Aに対して、クロックMCの出力を固定すべく指示
する。その結果、クロックMCが固定される一方で、ク
ロックPCは出力を継続するウェイトモードが実現す
る。このように、装置101では、通常モードからウェ
イトモードへの遷移が、CPU5を介することなく、外
部要求信号ERAの入力によって実現する。
【0066】つぎに、クロックモードが、ウェイトモー
ドからストップモードへと遷移するときには、装置10
1の各要素は、つぎのように動作する。ウェイトモード
においては、ICU6の設定は、通常モードにおける設
定をそのまま維持する。したがって、外部の電源電圧検
出回路が、電源電圧が第2の基準電圧にまで低下したこ
とを検出し、その結果、外部要求信号ERBがICU6
へ入力されると、外部要求信号ERBは、制御入力信号
EIとして、制御信号発生回路4へ伝えられる。制御信
号発生回路4は、制御入力信号EIを受信すると、トリ
ガ信号EQ(図8)を受信したときと同等に動作する。
ドからストップモードへと遷移するときには、装置10
1の各要素は、つぎのように動作する。ウェイトモード
においては、ICU6の設定は、通常モードにおける設
定をそのまま維持する。したがって、外部の電源電圧検
出回路が、電源電圧が第2の基準電圧にまで低下したこ
とを検出し、その結果、外部要求信号ERBがICU6
へ入力されると、外部要求信号ERBは、制御入力信号
EIとして、制御信号発生回路4へ伝えられる。制御信
号発生回路4は、制御入力信号EIを受信すると、トリ
ガ信号EQ(図8)を受信したときと同等に動作する。
【0067】すなわち、制御信号発生回路4は、制御信
号ECSを発振回路2へと送出することにより、発振回
路2に対して、その動作を停止し、クロックソースSC
の出力を固定すべく指示する。その結果、クロックM
C,PCの双方が固定されるストップモードが実現す
る。このように、装置101では、ウェイトモードから
ストップモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERBの入力によって実現する。
号ECSを発振回路2へと送出することにより、発振回
路2に対して、その動作を停止し、クロックソースSC
の出力を固定すべく指示する。その結果、クロックM
C,PCの双方が固定されるストップモードが実現す
る。このように、装置101では、ウェイトモードから
ストップモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERBの入力によって実現する。
【0068】また、通常モードからストップモードへの
遷移も、電源電圧検出回路が出力する第2の所定の信号
を、外部要求信号ERBとしてICU6へ入力すること
によって、ウェイトモードからストップモードへの遷移
と同様に実現する。制御信号発生回路4は、制御信号E
CSを送出することによって、クロックソースSCを固
定するように発振回路2を制御する。このように、装置
101では、通常モードからストップモードへの遷移
も、CPU5を介することなく、外部要求信号ERBの
入力によって実現する。
遷移も、電源電圧検出回路が出力する第2の所定の信号
を、外部要求信号ERBとしてICU6へ入力すること
によって、ウェイトモードからストップモードへの遷移
と同様に実現する。制御信号発生回路4は、制御信号E
CSを送出することによって、クロックソースSCを固
定するように発振回路2を制御する。このように、装置
101では、通常モードからストップモードへの遷移
も、CPU5を介することなく、外部要求信号ERBの
入力によって実現する。
【0069】既述したように、ストップモードの解除お
よびウェイトモードの解除に関しては、装置101は従
来装置150と実質的に変わりない。ストップモードか
らウェイトモードへの遷移について簡単に説明すると、
電源電圧検出回路は、電源電圧が、例えばCPU5の動
作限界電圧を超えるほどに高くなると、第1の所定の信
号を、外部端子13Aへと出力する。ICU6は、この
信号を外部要求信号ERAとして受信し、制御入力信号
EIとして、あるいは、従来装置150と同様にトリガ
信号SS(もう一つの制御入力信号)として、制御信号
発生回路4へ送出する。
よびウェイトモードの解除に関しては、装置101は従
来装置150と実質的に変わりない。ストップモードか
らウェイトモードへの遷移について簡単に説明すると、
電源電圧検出回路は、電源電圧が、例えばCPU5の動
作限界電圧を超えるほどに高くなると、第1の所定の信
号を、外部端子13Aへと出力する。ICU6は、この
信号を外部要求信号ERAとして受信し、制御入力信号
EIとして、あるいは、従来装置150と同様にトリガ
信号SS(もう一つの制御入力信号)として、制御信号
発生回路4へ送出する。
【0070】制御信号発生回路4は、制御入力信号EI
またはトリガ信号SSを受信すると、制御信号ECSを
送出することによって、クロックソースSCの固定を解
除するように発振回路2を制御する。これにより、クロ
ックPCの出力が再開され、ウェイトモードが実現す
る。ICU6がトリガ信号SSを送出しても、トリガ信
号SSはCPU5に対して、割り込み要求信号としては
機能せず、CPU5の動作を伴わない点は、従来装置1
50と同様である。
またはトリガ信号SSを受信すると、制御信号ECSを
送出することによって、クロックソースSCの固定を解
除するように発振回路2を制御する。これにより、クロ
ックPCの出力が再開され、ウェイトモードが実現す
る。ICU6がトリガ信号SSを送出しても、トリガ信
号SSはCPU5に対して、割り込み要求信号としては
機能せず、CPU5の動作を伴わない点は、従来装置1
50と同様である。
【0071】ウェイトモードおよびストップモードから
通常モードへの遷移は、従来装置150と同様に、外部
要求信号ERまたは内部要求信号IRに応答して、IC
U6から制御信号発生回路4へとトリガ信号SSが伝え
られて、ウェイトモードの解除が指示されるとともに、
トリガ信号SSがCPU5へも伝えられて、所定の割り
込み処理の実行が要求されることによって実現する。
通常モードへの遷移は、従来装置150と同様に、外部
要求信号ERまたは内部要求信号IRに応答して、IC
U6から制御信号発生回路4へとトリガ信号SSが伝え
られて、ウェイトモードの解除が指示されるとともに、
トリガ信号SSがCPU5へも伝えられて、所定の割り
込み処理の実行が要求されることによって実現する。
【0072】以上に述べたように、装置101では、通
常モードからウェイトモードへの遷移、通常モードまた
はウェイトモードからストップモードへの遷移、のいず
れも、CPU5の動作を介することなく、外部要求信号
ERA,ERBの入力にもとづいて行われる。このた
め、これらの遷移にともなう一時的な消費電力の上昇が
解消され、その結果、安定した動作が実現し、装置の信
頼性が向上する。また、ストップモードが発振回路2の
停止をともなうので、ストップモードにおける消費電力
が、特に効果的に節減される。
常モードからウェイトモードへの遷移、通常モードまた
はウェイトモードからストップモードへの遷移、のいず
れも、CPU5の動作を介することなく、外部要求信号
ERA,ERBの入力にもとづいて行われる。このた
め、これらの遷移にともなう一時的な消費電力の上昇が
解消され、その結果、安定した動作が実現し、装置の信
頼性が向上する。また、ストップモードが発振回路2の
停止をともなうので、ストップモードにおける消費電力
が、特に効果的に節減される。
【0073】<実施の形態2>図3は、実施の形態2の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
このマイクロコンピュータ102では、制御信号MCS
の出力を制御する制御入力信号MI、および、制御信号
PCSの出力を制御する制御入力信号PIを、ICU6
から制御信号発生回路4へと伝える信号線64,63
が、装置101の信号線61,62に代わって配設され
ている。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
このマイクロコンピュータ102では、制御信号MCS
の出力を制御する制御入力信号MI、および、制御信号
PCSの出力を制御する制御入力信号PIを、ICU6
から制御信号発生回路4へと伝える信号線64,63
が、装置101の信号線61,62に代わって配設され
ている。
【0074】また、制御信号ECSを制御信号発生回路
4から発振回路2へと伝える信号線42(図1)は、配
設されず、制御信号発生回路4による発振回路2の制御
は行われない。すなわち、装置102は、発振回路2の
停止によってではなく、制御回路3A,3Bがクロック
MC,PCの出力を固定することによって、ストップモ
ードが実現される点において、装置101とは特徴的に
異なっている。
4から発振回路2へと伝える信号線42(図1)は、配
設されず、制御信号発生回路4による発振回路2の制御
は行われない。すなわち、装置102は、発振回路2の
停止によってではなく、制御回路3A,3Bがクロック
MC,PCの出力を固定することによって、ストップモ
ードが実現される点において、装置101とは特徴的に
異なっている。
【0075】制御入力信号MIは、制御信号発生回路4
に対して、制御信号MCSによる制御回路3Aの制御を
指示する主システムクロック制御入力信号であり、信号
線64は、この信号を伝達する主システムクロック制御
入力信号線である。また、制御入力信号PIは、制御信
号発生回路4に対して、制御信号PCSによる制御回路
3Bの制御を指示する周辺回路用クロック制御入力信号
であり、信号線63は、この信号を伝達する周辺回路用
クロック制御入力信号線である。
に対して、制御信号MCSによる制御回路3Aの制御を
指示する主システムクロック制御入力信号であり、信号
線64は、この信号を伝達する主システムクロック制御
入力信号線である。また、制御入力信号PIは、制御信
号発生回路4に対して、制御信号PCSによる制御回路
3Bの制御を指示する周辺回路用クロック制御入力信号
であり、信号線63は、この信号を伝達する周辺回路用
クロック制御入力信号線である。
【0076】制御入力信号MI,PIは、外部端子13
A,13Bを通じてICU6へ入力される外部要求信号
ERA,ERBにもとづいて、制御信号発生回路4によ
って出力される。図示を略するが、信号線63,64
は、図2のブロック図における信号線61,62と同様
に、判定回路68の出力に直結される。装置102に接
続される外部の電源電圧検出回路が出力する第1および
第2の所定の信号は、それぞれ、外部端子13A,13
Bを通じて受信される。受信された信号は、それぞれ、
外部要求信号ERA,ERBとして、ICU6へ伝えら
れる。
A,13Bを通じてICU6へ入力される外部要求信号
ERA,ERBにもとづいて、制御信号発生回路4によ
って出力される。図示を略するが、信号線63,64
は、図2のブロック図における信号線61,62と同様
に、判定回路68の出力に直結される。装置102に接
続される外部の電源電圧検出回路が出力する第1および
第2の所定の信号は、それぞれ、外部端子13A,13
Bを通じて受信される。受信された信号は、それぞれ、
外部要求信号ERA,ERBとして、ICU6へ伝えら
れる。
【0077】クロックモードが、通常モードからウェイ
トモードへと遷移するときには、装置102の各要素
は、つぎのように動作する。クロックモードが通常モー
ドにあるときには、装置101と同様に、ICU6の判
定回路68は、外部要求信号ERA,ERBを許可すべ
く設定されている。このため、外部の電源電圧検出回路
が、電源電圧が第1の基準電圧にまで低下したことを検
出し、その結果、外部要求信号ERAがICU6へ入力
されると、外部要求信号ERAは、制御入力信号MIと
して、制御信号発生回路4へ伝えられる。制御信号発生
回路4は、制御入力信号MIを受信すると、トリガ信号
SQ(図8)を受信したときと同等に動作する。
トモードへと遷移するときには、装置102の各要素
は、つぎのように動作する。クロックモードが通常モー
ドにあるときには、装置101と同様に、ICU6の判
定回路68は、外部要求信号ERA,ERBを許可すべ
く設定されている。このため、外部の電源電圧検出回路
が、電源電圧が第1の基準電圧にまで低下したことを検
出し、その結果、外部要求信号ERAがICU6へ入力
されると、外部要求信号ERAは、制御入力信号MIと
して、制御信号発生回路4へ伝えられる。制御信号発生
回路4は、制御入力信号MIを受信すると、トリガ信号
SQ(図8)を受信したときと同等に動作する。
【0078】すなわち、制御信号発生回路4は、制御信
号MCSを制御回路3Aへ送出することにより、制御回
路3Aに対して、クロックMCの出力を固定すべく指示
する。その結果、クロックMCが固定される一方で、ク
ロックPCは出力を継続するウェイトモードが実現す
る。このように、装置102においても、通常モードか
らウェイトモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERAの入力によって実現する。
号MCSを制御回路3Aへ送出することにより、制御回
路3Aに対して、クロックMCの出力を固定すべく指示
する。その結果、クロックMCが固定される一方で、ク
ロックPCは出力を継続するウェイトモードが実現す
る。このように、装置102においても、通常モードか
らウェイトモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERAの入力によって実現する。
【0079】つぎに、クロックモードが、ウェイトモー
ドからストップモードへと遷移するときには、装置10
2の各要素は、つぎのように動作する。ウェイトモード
においては、装置101と同様に、ICU6の設定は、
通常モードにおける設定をそのまま維持する。したがっ
て、外部の電源電圧検出回路が、電源電圧が第2の基準
電圧にまで低下したことを検出し、その結果、外部要求
信号ERBがICU6へ入力されると、外部要求信号E
RBは、制御入力信号PIとして、制御信号発生回路4
へ伝えられる。
ドからストップモードへと遷移するときには、装置10
2の各要素は、つぎのように動作する。ウェイトモード
においては、装置101と同様に、ICU6の設定は、
通常モードにおける設定をそのまま維持する。したがっ
て、外部の電源電圧検出回路が、電源電圧が第2の基準
電圧にまで低下したことを検出し、その結果、外部要求
信号ERBがICU6へ入力されると、外部要求信号E
RBは、制御入力信号PIとして、制御信号発生回路4
へ伝えられる。
【0080】制御信号発生回路4は、制御入力信号PI
を受信すると、制御信号PCSを制御回路3Bへと送出
することにより、制御回路3Bに対して、クロックPC
の出力を固定すべく指示する。その結果、クロックM
C,PCの双方が固定されるストップモードが実現す
る。このように、装置102では、ウェイトモードから
ストップモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERBの入力によって実現する。
を受信すると、制御信号PCSを制御回路3Bへと送出
することにより、制御回路3Bに対して、クロックPC
の出力を固定すべく指示する。その結果、クロックM
C,PCの双方が固定されるストップモードが実現す
る。このように、装置102では、ウェイトモードから
ストップモードへの遷移が、CPU5を介することな
く、外部要求信号ERBの入力によって実現する。
【0081】また、通常モードからストップモードへの
遷移も、電源電圧検出回路が出力する第2の所定の信号
を、外部要求信号ERBとしてICU6へ入力すること
によって、ウェイトモードからストップモードへの遷移
と同様に実現する。制御信号発生回路4は、制御信号M
CS,PCSの双方を送出することにより、クロックM
C,PCの双方を固定すべく制御回路3A,3Bを制御
する。このように、装置102では、通常モードからス
トップモードへの遷移も、CPU5を介することなく、
外部要求信号ERBの入力によって実現する。
遷移も、電源電圧検出回路が出力する第2の所定の信号
を、外部要求信号ERBとしてICU6へ入力すること
によって、ウェイトモードからストップモードへの遷移
と同様に実現する。制御信号発生回路4は、制御信号M
CS,PCSの双方を送出することにより、クロックM
C,PCの双方を固定すべく制御回路3A,3Bを制御
する。このように、装置102では、通常モードからス
トップモードへの遷移も、CPU5を介することなく、
外部要求信号ERBの入力によって実現する。
【0082】ストップモードからウェイトモードへの遷
移について簡単に説明すると、電源電圧が、例えばCP
U5の動作限界電圧を超えるほどに高くなることによっ
て、第1の所定の信号が、電源電圧検出回路から外部端
子13Aへと入力されると、ICU6は、この信号を外
部要求信号ERAとして受信し、制御入力信号PIとし
て、あるいは、従来装置150と同様にトリガ信号SS
として、制御信号発生回路4へ送出する。
移について簡単に説明すると、電源電圧が、例えばCP
U5の動作限界電圧を超えるほどに高くなることによっ
て、第1の所定の信号が、電源電圧検出回路から外部端
子13Aへと入力されると、ICU6は、この信号を外
部要求信号ERAとして受信し、制御入力信号PIとし
て、あるいは、従来装置150と同様にトリガ信号SS
として、制御信号発生回路4へ送出する。
【0083】制御信号発生回路4は、制御入力信号PI
またはトリガ信号SSを受信すると、制御信号PCSを
送出することによって、クロックPCの固定を解除する
ように制御回路3Bを制御する。これにより、クロック
PCの出力が再開され、ウェイトモードが実現する。I
CU6がトリガ信号SSを送出しても、トリガ信号SS
はCPU5に対して、割り込み要求信号としては機能せ
ず、CPU5の動作を伴わない点は、従来装置150と
同様である。ウェイトモードおよびストップモードから
通常モードへの遷移は、従来装置150、装置101と
同様に行われる。
またはトリガ信号SSを受信すると、制御信号PCSを
送出することによって、クロックPCの固定を解除する
ように制御回路3Bを制御する。これにより、クロック
PCの出力が再開され、ウェイトモードが実現する。I
CU6がトリガ信号SSを送出しても、トリガ信号SS
はCPU5に対して、割り込み要求信号としては機能せ
ず、CPU5の動作を伴わない点は、従来装置150と
同様である。ウェイトモードおよびストップモードから
通常モードへの遷移は、従来装置150、装置101と
同様に行われる。
【0084】以上に述べたように、装置102では、通
常モードからウェイトモードへの遷移、通常モードまた
はウェイトモードからストップモードへの遷移、のいず
れも、CPU5の動作を介することなく、外部要求信号
ERA,ERBの入力にもとづいて行われる。このた
め、これらの遷移にともなう一時的な消費電力の上昇が
解消され、その結果、安定した動作が実現し、装置の信
頼性が向上する。
常モードからウェイトモードへの遷移、通常モードまた
はウェイトモードからストップモードへの遷移、のいず
れも、CPU5の動作を介することなく、外部要求信号
ERA,ERBの入力にもとづいて行われる。このた
め、これらの遷移にともなう一時的な消費電力の上昇が
解消され、その結果、安定した動作が実現し、装置の信
頼性が向上する。
【0085】また、ストップモードが、発振回路2の動
作を停止させることなく実現するので、信号線42(図
1)を通じて制御信号発生回路4が発振回路2を制御す
るようには構成されていないマイクロコンピュータに対
しても、信号線63,64に関して配線パターンを変更
するだけで、装置102が構成できるという利点があ
る。
作を停止させることなく実現するので、信号線42(図
1)を通じて制御信号発生回路4が発振回路2を制御す
るようには構成されていないマイクロコンピュータに対
しても、信号線63,64に関して配線パターンを変更
するだけで、装置102が構成できるという利点があ
る。
【0086】<実施の形態3>図4は、実施の形態3の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置103は、制御信号ECSの出力を制御する制
御入力信号EIが、ICU6を中継することなく、外部
端子14から信号線61を通じて、制御信号発生回路4
へと直接に入力されている点において、装置101とは
特徴的に異なっている。信号線61はICU6から切り
離されている。すなわち、外部端子14は、制御信号発
生回路4へ直結した外部クロック制御入力端子として、
設置されている。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置103は、制御信号ECSの出力を制御する制
御入力信号EIが、ICU6を中継することなく、外部
端子14から信号線61を通じて、制御信号発生回路4
へと直接に入力されている点において、装置101とは
特徴的に異なっている。信号線61はICU6から切り
離されている。すなわち、外部端子14は、制御信号発
生回路4へ直結した外部クロック制御入力端子として、
設置されている。
【0087】通常モードおよびウェイトモードからスト
ップモードへと遷移する際には、外部端子14および信
号線61を通じて、制御入力信号EIが制御信号発生回
路4へと直接に入力される。制御信号発生回路4は、制
御入力信号EIの入力を受けると、装置101と同様の
動作を通じて、クロックソースSCを固定し、ストップ
モードを実現する。
ップモードへと遷移する際には、外部端子14および信
号線61を通じて、制御入力信号EIが制御信号発生回
路4へと直接に入力される。制御信号発生回路4は、制
御入力信号EIの入力を受けると、装置101と同様の
動作を通じて、クロックソースSCを固定し、ストップ
モードを実現する。
【0088】ストップモードからウェイトモードへと遷
移する際にも、外部端子14および信号線61を通じ
て、制御入力信号EIが制御信号発生回路4へと直接に
入力される。制御信号発生回路4は、制御入力信号EI
の入力を受けると、装置101と同様の動作を通じて、
クロックソースSCの固定を解除し、ウェイトモードへ
の遷移を実現する。
移する際にも、外部端子14および信号線61を通じ
て、制御入力信号EIが制御信号発生回路4へと直接に
入力される。制御信号発生回路4は、制御入力信号EI
の入力を受けると、装置101と同様の動作を通じて、
クロックソースSCの固定を解除し、ウェイトモードへ
の遷移を実現する。
【0089】制御信号発生回路4が、入力される制御入
力信号EIについて、ストップモードへの遷移の指示
と、ストップモードの解除の指示とを識別するために
は、例えば、制御入力信号EIの立ち下がりエッジを、
ストップモードへの遷移の指示に割り当て、逆に、立ち
上がりエッジを、ストップモードの解除の指示へと割り
当てるとよい。
力信号EIについて、ストップモードへの遷移の指示
と、ストップモードの解除の指示とを識別するために
は、例えば、制御入力信号EIの立ち下がりエッジを、
ストップモードへの遷移の指示に割り当て、逆に、立ち
上がりエッジを、ストップモードの解除の指示へと割り
当てるとよい。
【0090】以上のように、装置103では、制御入力
信号EIが、ICU6を中継せずに、制御信号発生回路
4へと直接に入力されるので、装置102の効果に加え
て、ICU6の回路構成が簡素化されるという効果が得
られる。
信号EIが、ICU6を中継せずに、制御信号発生回路
4へと直接に入力されるので、装置102の効果に加え
て、ICU6の回路構成が簡素化されるという効果が得
られる。
【0091】<実施の形態4>図5は、実施の形態4の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置104は、制御信号ECSの出力を制御するた
めの制御入力信号EIを中継する外部端子14が、二つ
の外部端子14A,14Bに分離されている点におい
て、装置103とは特徴的に異なっている。一方の外部
端子14Aには、ストップモードへの遷移を指示する制
御入力信号EIが入力され、他方の外部端子14Bに
は、ストップモードの解除を指示する制御入力信号EI
が入力される。すなわち、2系統の信号が、別個の外部
端子14A,14Bを通じて入力される。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置104は、制御信号ECSの出力を制御するた
めの制御入力信号EIを中継する外部端子14が、二つ
の外部端子14A,14Bに分離されている点におい
て、装置103とは特徴的に異なっている。一方の外部
端子14Aには、ストップモードへの遷移を指示する制
御入力信号EIが入力され、他方の外部端子14Bに
は、ストップモードの解除を指示する制御入力信号EI
が入力される。すなわち、2系統の信号が、別個の外部
端子14A,14Bを通じて入力される。
【0092】例えば、制御信号発生回路4は、外部端子
14Aを通じて入力された制御入力信号EIの立ち下が
りエッジに応答して、クロックソースSCを固定するよ
うに発振回路2を制御し、ストップモードを実現する。
制御信号発生回路4は、また、外部端子14Bを通じて
入力された制御入力信号EIの立ち上がりエッジに応答
して、クロックソースSCの固定を解除するように発振
回路2を制御し、ストップモードの解除を実現する。制
御入力信号EI,SIにもとづく制御信号発生回路4の
動作、および、それにもとづくクロックモードの遷移に
ついては、装置103と同様であり、説明を略する。
14Aを通じて入力された制御入力信号EIの立ち下が
りエッジに応答して、クロックソースSCを固定するよ
うに発振回路2を制御し、ストップモードを実現する。
制御信号発生回路4は、また、外部端子14Bを通じて
入力された制御入力信号EIの立ち上がりエッジに応答
して、クロックソースSCの固定を解除するように発振
回路2を制御し、ストップモードの解除を実現する。制
御入力信号EI,SIにもとづく制御信号発生回路4の
動作、および、それにもとづくクロックモードの遷移に
ついては、装置103と同様であり、説明を略する。
【0093】<実施の形態5>図6は、実施の形態5の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置105は、制御信号発生回路4の動作を指示す
るための制御入力信号EI,SIの双方が、外部端子1
4A,14Bを通じて、ICU6を介することなく外部
から直接に入力可能であるとともに、信号線91A,9
1Bを通じて、ICU6を介することなく周辺回路9か
ら直接に入力可能である点において、装置104とは特
徴的に異なっている。したがって、ICU6の回路構成
が、さらに簡素化されるという利点が生まれる。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置105は、制御信号発生回路4の動作を指示す
るための制御入力信号EI,SIの双方が、外部端子1
4A,14Bを通じて、ICU6を介することなく外部
から直接に入力可能であるとともに、信号線91A,9
1Bを通じて、ICU6を介することなく周辺回路9か
ら直接に入力可能である点において、装置104とは特
徴的に異なっている。したがって、ICU6の回路構成
が、さらに簡素化されるという利点が生まれる。
【0094】外部端子14Aを通じて入力された外部要
求信号ERAは、信号線61を通じて、制御入力信号E
Iとして制御信号発生回路4へ入力される。同様に、内
部割り込み要求信号である内部要求信号IRAが、周辺
回路9に含まれるタイマ等から出力され、この内部要求
信号IRAが、信号線91Aを通じて、制御入力信号E
Iとして制御信号発生回路4へ入力可能となっている。
求信号ERAは、信号線61を通じて、制御入力信号E
Iとして制御信号発生回路4へ入力される。同様に、内
部割り込み要求信号である内部要求信号IRAが、周辺
回路9に含まれるタイマ等から出力され、この内部要求
信号IRAが、信号線91Aを通じて、制御入力信号E
Iとして制御信号発生回路4へ入力可能となっている。
【0095】制御信号発生回路4は、装置101と同様
に、制御入力信号EIにもとづいて、発振回路2を制御
し、クロックソースSCの固定開始および固定解除を実
現する。すなわち、ICU6を介することなく、しか
も、外部要求信号ERAと内部要求信号IRAのいずれ
によっても、ストップモードの開始および解除を行うこ
とが可能となっている。
に、制御入力信号EIにもとづいて、発振回路2を制御
し、クロックソースSCの固定開始および固定解除を実
現する。すなわち、ICU6を介することなく、しか
も、外部要求信号ERAと内部要求信号IRAのいずれ
によっても、ストップモードの開始および解除を行うこ
とが可能となっている。
【0096】外部端子14Bを通じて入力された外部要
求信号ERBは、信号線62を通じて、制御入力信号S
Iとして制御信号発生回路4へ入力される。同様に、内
部割り込み要求信号である内部要求信号IRBが、周辺
回路9のタイマ等から出力され、この内部要求信号IR
Bが、信号線91Bを通じて、制御入力信号SIとして
制御信号発生回路4へ入力可能となっている。
求信号ERBは、信号線62を通じて、制御入力信号S
Iとして制御信号発生回路4へ入力される。同様に、内
部割り込み要求信号である内部要求信号IRBが、周辺
回路9のタイマ等から出力され、この内部要求信号IR
Bが、信号線91Bを通じて、制御入力信号SIとして
制御信号発生回路4へ入力可能となっている。
【0097】制御信号発生回路4は、装置101と同様
に、制御入力信号SIにもとづいて、制御回路3Aを制
御し、クロックMCの固定開始および固定解除を実現す
る。すなわち、ICU6を介することなく、しかも、外
部要求信号ERBと内部要求信号IRBのいずれによっ
ても、ウェイトモードの開始および解除を行うことが可
能となっている。
に、制御入力信号SIにもとづいて、制御回路3Aを制
御し、クロックMCの固定開始および固定解除を実現す
る。すなわち、ICU6を介することなく、しかも、外
部要求信号ERBと内部要求信号IRBのいずれによっ
ても、ウェイトモードの開始および解除を行うことが可
能となっている。
【0098】制御入力信号EIおよび制御入力信号SI
にもとづく制御信号発生回路4の動作、および、それに
もとづくクロックモードの遷移については、装置101
と同様であるので、詳細な説明は略する。
にもとづく制御信号発生回路4の動作、および、それに
もとづくクロックモードの遷移については、装置101
と同様であるので、詳細な説明は略する。
【0099】<実施の形態6>図7は、実施の形態6の
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置106は、電源電圧検出回路200を備えてお
り、その出力信号が信号線61,62へと入力可能に構
成されている点において、装置105とは、特徴的に異
なっている。電源電圧検出回路200は、装置106を
構成する他の回路とともに、シングルチップの中に組み
込まれている。
マイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
この装置106は、電源電圧検出回路200を備えてお
り、その出力信号が信号線61,62へと入力可能に構
成されている点において、装置105とは、特徴的に異
なっている。電源電圧検出回路200は、装置106を
構成する他の回路とともに、シングルチップの中に組み
込まれている。
【0100】電源電圧検出回路200には、基準電圧発
生回路20とクロックモード変更要求信号発生回路10
とが備わっている。図示を略するが、基準電圧発生回路
20は、前述の第1および第2の基準電圧を発生する回
路と、これらの基準電圧と電源電圧とを比較する比較回
路とを備えている。比較回路は、電源電圧と第1の基準
電圧との間の比較結果を表現する検出信号CVと、電源
電圧と第2の基準電圧との間の比較結果を表現する検出
信号PVとを、生成する。
生回路20とクロックモード変更要求信号発生回路10
とが備わっている。図示を略するが、基準電圧発生回路
20は、前述の第1および第2の基準電圧を発生する回
路と、これらの基準電圧と電源電圧とを比較する比較回
路とを備えている。比較回路は、電源電圧と第1の基準
電圧との間の比較結果を表現する検出信号CVと、電源
電圧と第2の基準電圧との間の比較結果を表現する検出
信号PVとを、生成する。
【0101】CPU動作電圧範囲検出信号である検出信
号CVは、信号線201を通じて、要求信号発生回路1
0へと伝送される。同様に、周辺回路動作電圧範囲検出
信号である検出信号PVは、信号線202を通じて、要
求信号発生回路10へと伝えられる。要求信号発生回路
10は、検出信号CV,PVにもとづいて、要求信号W
T,STを出力する。
号CVは、信号線201を通じて、要求信号発生回路1
0へと伝送される。同様に、周辺回路動作電圧範囲検出
信号である検出信号PVは、信号線202を通じて、要
求信号発生回路10へと伝えられる。要求信号発生回路
10は、検出信号CV,PVにもとづいて、要求信号W
T,STを出力する。
【0102】すなわち、電源電圧が第1の基準電圧以下
に低下するときには、通常モードからウェイトモードへ
の遷移を指示すべく要求信号WTが出力される。また、
電源電圧が、さらに低下し、第2の基準電圧以下になる
と、ウェイトモードからストップモードへの遷移を指示
すべく要求信号STが出力される。電源電圧が、上昇
し、第2の基準電圧以上に達すると、ストップモードか
らウェイトモードへの遷移を指示すべく、ストップモー
ドの解除を要求する要求信号STが出力される。
に低下するときには、通常モードからウェイトモードへ
の遷移を指示すべく要求信号WTが出力される。また、
電源電圧が、さらに低下し、第2の基準電圧以下になる
と、ウェイトモードからストップモードへの遷移を指示
すべく要求信号STが出力される。電源電圧が、上昇
し、第2の基準電圧以上に達すると、ストップモードか
らウェイトモードへの遷移を指示すべく、ストップモー
ドの解除を要求する要求信号STが出力される。
【0103】電源電圧が上昇するときには、第2の基準
電圧とは異なる第3の基準電圧を比較の対象として、ス
トップモードからウェイトモードへの遷移を指示する要
求信号STが出力されてもよい。すなわち、ある遷移と
その逆の遷移との間で、互いに、同一の基準電圧が電源
電圧の比較の対象とされる必要はない。
電圧とは異なる第3の基準電圧を比較の対象として、ス
トップモードからウェイトモードへの遷移を指示する要
求信号STが出力されてもよい。すなわち、ある遷移と
その逆の遷移との間で、互いに、同一の基準電圧が電源
電圧の比較の対象とされる必要はない。
【0104】要求信号WTは、信号線101および信号
線62を通じて、制御入力信号SIとして、制御信号発
生回路4へと入力される。また、要求信号STは、信号
線102および信号線61を通じて、制御入力信号EI
として、制御信号発生回路4へと入力される。制御入力
信号EIおよび制御入力信号SIにもとづく制御信号発
生回路4の動作、および、それにもとづくクロックモー
ドの遷移については、装置101と同様であるので、詳
細な説明は略する。
線62を通じて、制御入力信号SIとして、制御信号発
生回路4へと入力される。また、要求信号STは、信号
線102および信号線61を通じて、制御入力信号EI
として、制御信号発生回路4へと入力される。制御入力
信号EIおよび制御入力信号SIにもとづく制御信号発
生回路4の動作、および、それにもとづくクロックモー
ドの遷移については、装置101と同様であるので、詳
細な説明は略する。
【0105】以上のように、装置106では、電源電圧
検出回路200が内蔵されているので、電源電圧の高さ
に応じて、クロックモードの遷移が自動的に行われる。
したがって、電源電圧検出回路を、外部装置として、装
置106へ接続する必要がなく、装置106を利用する
機器の設計が容易であるという利点が得られる。
検出回路200が内蔵されているので、電源電圧の高さ
に応じて、クロックモードの遷移が自動的に行われる。
したがって、電源電圧検出回路を、外部装置として、装
置106へ接続する必要がなく、装置106を利用する
機器の設計が容易であるという利点が得られる。
【0106】
【発明の効果】第1の発明の装置では、制御入力信号に
もとづいて二つのクロックモードを実現する基準クロッ
ク制御回路に、制御入力信号がICUから与えられ、C
PUは制御入力信号の付与に介在しない。このため、従
来装置に不可避であった低消費電力モードへの遷移にと
もなうピーク的な電力消費がなくなり、装置の誤動作の
問題が解消される。
もとづいて二つのクロックモードを実現する基準クロッ
ク制御回路に、制御入力信号がICUから与えられ、C
PUは制御入力信号の付与に介在しない。このため、従
来装置に不可避であった低消費電力モードへの遷移にと
もなうピーク的な電力消費がなくなり、装置の誤動作の
問題が解消される。
【0107】また、従来装置において、CPUから基準
クロック制御回路へと接続されていた配線を、ICUか
ら基準クロック制御回路へと接続する配線へと置き換え
るだけで、発明の装置が実現する。すなわち、半導体チ
ップの製造の過程で、配線パターンを規定するマスクパ
ターンを変更するだけで、従来装置の製造に関する他の
資源をそのまま生かして、新規な特徴ある装置を実現す
ることができる。このことは、製造工程の低廉化をもた
らすだけでなく、従来装置よりも装置の規模、すなわち
チップ面積を拡大することなく、発明の装置が得られる
ことをも意味する。
クロック制御回路へと接続されていた配線を、ICUか
ら基準クロック制御回路へと接続する配線へと置き換え
るだけで、発明の装置が実現する。すなわち、半導体チ
ップの製造の過程で、配線パターンを規定するマスクパ
ターンを変更するだけで、従来装置の製造に関する他の
資源をそのまま生かして、新規な特徴ある装置を実現す
ることができる。このことは、製造工程の低廉化をもた
らすだけでなく、従来装置よりも装置の規模、すなわち
チップ面積を拡大することなく、発明の装置が得られる
ことをも意味する。
【0108】第2の発明の装置では、制御入力信号をI
CUを介することなく、直接に基準クロック制御回路へ
と入力することも可能である。このため、制御入力信号
の一部、例えば、低消費電力モードへの遷移とその解除
のいずれか、あるいは、低消費電力モードが複数のモー
ドを含むときには、その中の特定のモードへの遷移とそ
の解除などを、ICUを介せずに、外部から直接に基準
クロック制御回路へと付与することが可能である。それ
によって、ICUの構造を簡素化することができる。
CUを介することなく、直接に基準クロック制御回路へ
と入力することも可能である。このため、制御入力信号
の一部、例えば、低消費電力モードへの遷移とその解除
のいずれか、あるいは、低消費電力モードが複数のモー
ドを含むときには、その中の特定のモードへの遷移とそ
の解除などを、ICUを介せずに、外部から直接に基準
クロック制御回路へと付与することが可能である。それ
によって、ICUの構造を簡素化することができる。
【0109】第3の発明の装置では、周辺回路が備わ
り、しかも、ICUへ接続されているので、例えばタイ
マなどによって、内部要求信号を生成し、これを契機に
低消費電力モードから通常モードへの遷移等を実現する
ことが可能である。
り、しかも、ICUへ接続されているので、例えばタイ
マなどによって、内部要求信号を生成し、これを契機に
低消費電力モードから通常モードへの遷移等を実現する
ことが可能である。
【0110】第4の発明の装置では、周辺回路が備わ
り、しかも、その出力が制御入力信号として直接に基準
クロック制御回路へ入力されるので、例えばタイマなど
によって、内部要求信号を生成し、これを契機に低消費
電力モードから通常モードへの遷移等を実現することが
可能である。ICUが介在しないので、ICUの構造を
簡素化することができる。
り、しかも、その出力が制御入力信号として直接に基準
クロック制御回路へ入力されるので、例えばタイマなど
によって、内部要求信号を生成し、これを契機に低消費
電力モードから通常モードへの遷移等を実現することが
可能である。ICUが介在しないので、ICUの構造を
簡素化することができる。
【0111】第5の発明の装置では、基準クロック制御
回路が、低消費電力モードとして、周辺回路が動作を継
続するウェイトモードと、すべての主要回路が停止し消
費電力がより効果的に節減されるストップモードとの二
種のモードを含み、制御入力信号にもとづいて、これら
の間での遷移も可能である。このため、より実用に即
し、しかも、消費電力の効果的な節減が実現する。
回路が、低消費電力モードとして、周辺回路が動作を継
続するウェイトモードと、すべての主要回路が停止し消
費電力がより効果的に節減されるストップモードとの二
種のモードを含み、制御入力信号にもとづいて、これら
の間での遷移も可能である。このため、より実用に即
し、しかも、消費電力の効果的な節減が実現する。
【0112】第6の発明の装置では、電源電圧検出回路
が内蔵されているので、装置の外部に電源電圧検出回路
を設置する必要がない。したがって、発明の装置が応用
される機器の設計が容易化されるとともに、機器のさら
なる小型化がもたらされる。
が内蔵されているので、装置の外部に電源電圧検出回路
を設置する必要がない。したがって、発明の装置が応用
される機器の設計が容易化されるとともに、機器のさら
なる小型化がもたらされる。
【0113】第7の発明の装置では、第1および第2制
御回路の双方が、クロックの供給を停止することによっ
て、ストップモードが実現する。このため、発振回路の
停止を行わずにストップモードを実現する簡便なタイプ
の従来装置の製造に関する資源を、有効に利用すること
ができる。
御回路の双方が、クロックの供給を停止することによっ
て、ストップモードが実現する。このため、発振回路の
停止を行わずにストップモードを実現する簡便なタイプ
の従来装置の製造に関する資源を、有効に利用すること
ができる。
【0114】第8の発明の装置では、発振回路によるク
ロックソースの供給を停止することによって、ストップ
モードが実現するので、ストップモードにおける消費電
力の節減効果が高い。
ロックソースの供給を停止することによって、ストップ
モードが実現するので、ストップモードにおける消費電
力の節減効果が高い。
【図1】 実施の形態1の装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1のICUの内部ブロック図であ
る。
る。
【図3】 実施の形態2の装置のブロック図である。
【図4】 実施の形態3の装置のブロック図である。
【図5】 実施の形態4の装置のブロック図である。
【図6】 実施の形態5の装置のブロック図である。
【図7】 実施の形態6の装置のブロック図である。
【図8】 従来の装置のブロック図である。
【図9】 従来のICUの内部ブロック図である。
2 発振回路、3A,3B 制御回路、4 制御信号発
生回路、5 CPU、6 ICU、7 メモリ、9 周
辺回路、13,13A,13B,14,14A,14B
外部端子、61,62,63,64,65 信号線、
120 基準クロック制御回路、200 電源電圧検出
回路、EI,SI,MI,PI,SS制御入力信号、E
R,ERA,ERB 外部要求信号、IR 内部要求信
号。
生回路、5 CPU、6 ICU、7 メモリ、9 周
辺回路、13,13A,13B,14,14A,14B
外部端子、61,62,63,64,65 信号線、
120 基準クロック制御回路、200 電源電圧検出
回路、EI,SI,MI,PI,SS制御入力信号、E
R,ERA,ERB 外部要求信号、IR 内部要求信
号。
Claims (8)
- 【請求項1】 回路要素が単一の半導体チップに組み込
まれたシングルチップ型のマイクロコンピュータにおい
て、 前記回路要素として、 主要回路と、当該主要回路にクロックを供給する基準ク
ロック制御回路と、を備え、 前記主要回路は、少なくとも、CPUと、前記CPUに
よってアクセスされるメモリと、入力される割り込み要
求信号に応答して前記CPUの割り込み処理を制御する
ICUと、を含んでおり、 前記基準クロック制御回路は、 入力される制御入力信号に応答して、前記主要回路の中
で、前記クロックに同期して動作する回路のすべてに前
記クロックを供給する通常モードと、前記主要回路の中
で、前記CPUを含む少なくとも一部の回路に対して
は、前記クロックの供給を停止する低消費電力モードと
の、二つのクロックモードの間を遷移可能であり、 前記マイクロコンピュータは、前記回路要素として、 前記割り込み要求信号として、外部から入力される外部
要求信号を前記ICUへと中継する外部端子と、 前記外部要求信号に応答して前記ICUが出力する信号
を、前記CPUを中継することなく、前記制御入力信号
として前記基準クロック制御回路へと伝える信号線と、
をさらに備えるマイクロコンピュータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロコンピュータ
において、 前記制御入力信号として外部から入力される外部入力信
号を前記信号線へと中継する別の外部端子を、前記回路
要素として、さらに備えるマイクロコンピュータ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のマイク
ロコンピュータにおいて、 前記主要回路が、 内部要求信号を生成し、前記割り込み要求信号として、
前記ICUへと送出可能な周辺回路を、さらに含み、 前記ICUは、前記内部要求信号にも応答して、前記制
御入力信号を出力するマイクロコンピュータ。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のマイク
ロコンピュータにおいて、 前記主要回路が、 前記制御入力信号として内部要求信号を生成し、前記信
号線へと送出する周辺回路を、さらに含むマイクロコン
ピュータ。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のマイク
ロコンピュータにおいて、 前記低消費電力モードが、前記周辺回路への前記クロッ
クの供給のみを停止するウェイトモードと、前記主要回
路のすべての回路に対して前記クロックの供給を停止す
るストップモードとを、含んでおり、 前記基準クロック制御回路は、前記制御入力信号に応答
して、前記ウェイトモードと前記ストップモードとの間
を、さらに遷移可能であるマイクロコンピュータ。 - 【請求項6】 請求項5に記載のマイクロコンピュータ
において、 前記回路要素として、電源電圧検出回路を、さらに備
え、 当該電源電圧検出回路は、前記マイクロコンピュータに
供給される電源電圧を監視し、当該電源電圧が、与えら
れた第1基準電圧を超えて低下したときには前記ウェイ
トモードへの遷移を指示する信号を、また、前記電源電
圧が、与えられた第2基準電圧を超えて低下したときに
は前記ストップモードへの遷移を指示する信号を、前記
制御入力信号として、前記信号線へと送出するマイクロ
コンピュータ。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のマイク
ロコンピュータにおいて、 前記基準クロック制御回路が、 クロックソースを生成する発振回路と、 前記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回
路以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロッ
クとして供給する第1制御回路と、 前記クロックソースを、前記周辺回路へ、前記クロック
として供給する第2制御回路と、 前記制御入力信号に応答して、制御信号を前記第1およ
び第2制御回路へ入力することにより、当該第1および
第2制御回路の制御を行う制御信号発生回路と、を備
え、 前記制御信号発生回路は、 前記制御入力信号がストップモードへの遷移を指示する
ときには、前記第1および第2制御回路の双方が、前記
クロックの供給を停止するように、前記制御を行い、 前記制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示する
ときには、前記第1制御回路は前記クロックの供給を停
止し、前記第2制御回路は前記クロックの供給を行うよ
うに、前記制御を行い、 前記制御入力信号が通常モードへの遷移を指示するとき
には、前記第1および前記第2制御回路の双方が、前記
クロックの供給を行うように、前記制御を行うマイクロ
コンピュータ。 - 【請求項8】 請求項5または請求項6に記載のマイク
ロコンピュータにおいて、 前記基準クロック制御回路が、 クロックソースを生成する発振回路と、 前記クロックソースを、前記主要回路の中で前記周辺回
路以外の前記クロックを必要とする回路へ、前記クロッ
クとして供給する第1制御回路と、 前記クロックソースを、前記周辺回路へ、前記クロック
として供給する第2制御回路と、 前記制御入力信号に応答して、制御信号を前記発振回路
および前記第1制御回路へ入力することにより、前記発
振回路および前記第1制御回路の制御を行う制御信号発
生回路と、を備え、 前記制御信号発生回路は、 前記制御入力信号がストップモードへの遷移を指示する
ときには、前記クロックソースの生成が停止するよう
に、前記発振回路の制御を行い、 前記制御入力信号がウェイトモードへの遷移を指示する
ときには、前記発振回路は前記クロックソースの生成を
行い、前記第1制御回路は前記クロックの供給を停止す
るように、前記制御を行い、 前記制御入力信号が通常モードへの遷移を指示するとき
には、前記発振回路が前記クロックソースの生成を行
い、前記第1制御回路が、前記クロックの供給を行うよ
うに、前記制御を行うマイクロコンピュータ。
Priority Applications (6)
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- 1998-09-18 DE DE19842879A patent/DE19842879C2/de not_active Expired - Fee Related
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