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JP3621497B2 - コンピュータシステム及び同システムにおけるクロック停止信号制御方法 - Google Patents

コンピュータシステム及び同システムにおけるクロック停止信号制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラップトップタイプまたはノートブックタイプのポータブルパソーナルコンピュータシステムに係り、特に消費電力の低減のためにクロック停止信号によりCPUの動作速度を制御する機能を持つコンピュータシステム及びクロック停止信号制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携行が容易でバッテリにより動作可能なラップトップタイプまたはノートブックタイプのパーソナルポータブルコンピュータが種々開発されている。この種のコンピュータシステムにおいては、図3(a)に示すように、CPU31に対して、システムのコントローラ32からクロック停止信号(スタートクロック信号、STPCLK信号)と称されるCPU31の動作速度を制御するための信号が供給されるようになっており、そのSTPCLK信号の論理状態によってCPU31の動作が一時時に停止され、消費電力が低減されるようになっている。
【0003】
このSTPCLK信号を利用した消費電力低減の実現のために、図3(a)のコンピュータシステムでは、インターバルストップクロックモードと呼ばれる特定モードが用意されている。
【0004】
このモードは、セットアップ画面上でユーザが選択できるもので、当該モードが選択されると、コントローラ32からCPU31に、図3(b)に示すように、ローレベル(ここではアクティブ)の期間とハイレベル(非アクティブ)の期間を交互に(ここでは32μs毎に)繰り返すSTPCLK信号が出力される。CPU31では、このSTPCLK信号のアクティブの期間と非アクティブの期間の繰り返しに応じて命令実行が一時停止される第1の状態と命令実行可能な第2の状態とを断続的に繰り返す。
【0005】
このように、インターバルストップクロックモードでは、CPU31は一時停止の期間と命令実行可能な期間とを繰り返すため節電が可能となり、しかも断続的な停止であって完全停止でないため低速ながら(性能は低下するものの)処理も行える。このため、インターバルストップクロックモードは、コンピュータシステムをバッテリで駆動する場合にユーザにとって便利な機能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが従来のコンピュータシステムでは、インターバルストップクロックモードが設定されると、CPUの状態に無関係に、当該CPUを断続的に一時停止させてしまうため、当該CPUに負荷がかかっている時間でも性能低下を招いてしまうという不具合がある。特に、ハードディスク装置(HDD)のように高速なハードウェアデバイス(I/Oデバイス)からCPUへの割込みが発生した場合に、CPUの性能が低下していたのでは問題である。
【0007】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、インターバルストップクロックモード(特定モード)時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合には、クロック停止信号(STPCLK信号)を強制的に非アクティブにすることにより、CPUに負荷のかかる割込み処理を先に行わせ、消費電力低減を基本としながら、性能低下を防ぐことができるコンピュータシステム及び同システムにおけるクロック停止信号制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、インターバルストップクロックモード(特定モード)時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合には、クロック停止信号(STPCLK信号)を強制的に非アクティブにし、且つその非アクティブの期間を、高速デバイスからの割込みほど長く設定することにより、CPUにかかる負荷に見合ったCPUの動作環境が実現でき、消費電力低減を基本としながら、性能低下を防ぐことができるコンピュータシステム及び同システムにおけるクロック停止信号制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点に係るコンピュータシステムは、クロック停止信号入力端子を有し、当該端子に入力されるクロック停止信号(STPCLK信号)が第1の論理状態と第2の論理状態を交互に繰り返す特定モード(インターバルストップクロックモード)時には、その第1の論理状態と第2の論理状態の繰り返しに応じて命令実行が一時停止される第1の状態と命令実行可能な第2の状態とを繰り返すCPUを備えたコンピュータシステムにおいて、当該システム内で発生される上記CPUへの各種ハードウェア割込み要求信号を検出する割込み検出手段と、上記特定モード時に、上記割込み検出手段による割込み要求信号検出に応じてクロック停止信号を強制的に第2の論理状態に設定するクロック停止信号一時停止手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
この第1の観点に係るコンピュータシステムにおいては、インターバルストップクロックモード(特定モード)時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合には、STPCLK信号が強制的に第2の論理状態(非アクティブ状態)にされるため、その期間CPUは命令実行可能状態となり、当該CPUに負荷のかかる割込み処理を行うことができる。これにより、消費電力低減を基本としながら、割込み処理時のCPUの性能低下を防ぐことが可能となる。
【0011】
本発明の第2の観点に係るコンピュータシステムは、コンピュータシステム内で発生されるCPUへの各種ハードウェア割込み要求信号を検出するだけでなく、その割込みの種類を判別する割込み種類検出手段と、特定モード時に、この割込み種類検出手段による割込み検出に応じてクロック停止信号を強制的に第2の論理状態に設定し、その設定期間を上記割込み種類検出手段により判別された割込み種類に応じて可変するクロック停止信号一時停止手段とを設け、高速なデバイスからの割込みほど、第2の論理状態への設定期間を長くするようにしたことを特徴とする。
【0012】
この第2の観点に係るコンピュータシステムにおいては、インターバルストップクロックモード(特定モード)時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合には、STPCLK信号が強制的に第2の論理状態(非アクティブ状態)にされ、しかもその設定期間が割込みの種類に応じて可変され、高速デバイスからの割込みほど長く設定される。即ち、第2の観点に係るコンピュータシステムにおいて、高速なデバイスからの割込みが発生した場合には、CPUの処理が続けて発生する可能性が高いので、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態にする期間が長く設定される。これに対し、低速なデバイスからの割込みが発生した場合には、その後、CPUの処理が一時的に止まっても性能低下にはならないので、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態にする期間が短く設定される。
【0013】
このように、高速なデバイス(例えばハードディスク装置)からの割込みと、低速なデバイスからの割込みの種類を判別し、CPUにより大きな負荷のかかる割込み処理が行われるところほど、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態にする期間を長くすることによって、消費電力低減を基本としながら、割込み処理時の性能低下を防ぐことが可能となる。
【0014】
ここで、上記コンピュータシステムにおいて、例えばVGA(Video Graphic Array )アクセスに代表される画像メモリアクセスが発生した場合には、まとまった量の表示データ転送が発生する可能性が大きい。そこで、画像メモリアクセスの発生を検出し、その検出信号を割込み要求信号の一種として扱うようにするならば、画像メモリアクセスが発生した場合にも、STPCLK信号を画像メモリアクセスに対応する期間だけ強制的に非アクティブ状態にすることができ、画像メモリアクセス時の性能低下を防ぐことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すコンピュータシステムのブロック構成図である。このコンピュータシステムは、ラップトップタイプまたはノートブックタイプのバッテリ駆動可能なパーソナルコンピュータシステムであり、CPU11、システムコントローラ12、メインメモリ13、BIOS ROM14、及びバス変換回路15を備えている。
【0016】
CPU11及びメインメモリ13は、62ビット幅のデータバスを含むCPUバス100に接続されている。CPUバス100は、バス変換回路15を介して32ビット幅のデータバスを含むPCI(Peripheral Component Interconnect )仕様のシステムバス200に接続されている。
【0017】
また、このシステムには、割込みコントローラ16、システムタイマ17、キーボードコントローラ(KBC)18、2台のハードディスク装置(HDD)19−1,19−2、LANカード等の通信制御装置20、及び他の各種I/Oデバイス21が設けられており、これらは図示せぬISA(Industry Standard Architecture)仕様のシステムバス及びバスブリッジ装置を介してシステムバス200に接続されている。
【0018】
更に、このシステムには、VRAM(ビデオRAM)22及びディスプレイコントローラ23が設けられている。このディスプレイコントローラ23は、システムバス200に接続されている。
【0019】
CPU11としては、例えば、米インテル社により製造販売されている“ペンティアム(Pentium )”と称されるマイクロプロセッサが使用される。このCPU11は、クロック停止信号(STPCLK信号)の入力端子を有し、当該端子に入力されるSTPCLK信号により当該CPU11の動作速度が制御されるようになっている。例えば、STPCLK信号が図3(b)に示したようにアクティブ状態(ローレベル)と非アクティブ状態(ハイレベル)を交互に繰り返すインターバルストップクロックモード時には、CPU11は、そのアクティブ状態と非アクティブ状態の繰り返しに応じて命令実行が一時停止される第1の状態と命令実行可能な第2の状態とを繰り返す。これにより、低速となるものの、消費電力を低減することが可能となる。この他、CPU11は、STPCLK信号が常に非アクティブ状態に設定されるノーマルモード時には、命令実行可能な第2の状態となって、電力消費は多くなるものの、高速処理が可能となる。
【0020】
更にCPU11は、次のようなシステム管理機能を備えている。
即ちCPU11は、アプリケーションプログラムやOSなどのプログラムを実行するためのモード(リアルモード)等の他、システム管理モード(SMM;System Management Mode)と称されるシステム管理または電力管理専用のシステム管理プログラムを実行するための動作モードを有している。このシステム管理モード(SMM)は、システム管理割込み(SMI;System Management Interrupt )がCPU11に発行されたときに設定される。SMMでは、システム管理またはパワーセーブ制御専用のシステム管理プログラムが実行される。
【0021】
SMIはマスク不能割込みNMI(Non Maskable Interrupt)の一種であるが、通常のNMIやマスク可能割込みINTRよりも優先度の高い、最優先度の割り込みである。このSMIを発行することによって、システム管理プログラムとして用意された種々のSMIサービスルーチンを、実行中のアプリケーションプログラムやOS環境に依存せずに起動することができる。このSMIの発生要因は種々あるが、本発明に直接関係しないため説明を省略する。また、NMIはI/OチャネルチェックなどのNMI発生要因に応答して発生されるものであるが、これについても本発明に直接関係しないため説明を省略する。
【0022】
メインメモリ13は、オペレーティングシステム、処理対象のアプリケーションプログラム、およびアプリケーションプログラムによって作成されたユーザデータ等を格納する。SMRAM(System Management RAM )50は、メインメモリ13のアドレス30000Hから3FFFFH(末尾のHは16進表現を示す)までのアドレス空間にマッピングされるオ−バレイであり、SMI信号がCPU11に入力されたときだけアクセス可能となる。
【0023】
CPU11がSMMに移行する時には、CPUステータス、つまりSMIが発生されたときのCPU11のレジスタ等が、SMRAM50にスタック形式でセーブされる。このSMRAM50には、BIOS ROM14のシステム管理プログラムを呼び出すための命令が格納されている。この命令は、CPU11がSMMに入ったときに最初に実行される命令であり、この命令実行によってシステム管理プログラムに制御が移る。
【0024】
BIOS ROM14は、BIOS(Basic I/O System)を記憶するためのものであり、プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリによって構成されている。BIOSは、リアルモードで動作するように構成されている。このBIOSには、システムブート時に実行されるIRTルーチンと、各種I/Oデバイスを制御するためのデバイスドライバと、システム管理プログラムが含まれている。システム管理プログラムは、SMMにおいて実行されるプログラムである。
【0025】
バス変換回路15は、CPUバス100の62ビットデータバスとシステムバス200の32ビットデータバスとの間のバス幅変換などを行う。
割込みコントローラ16は、システムタイマ17、キーホードコントローラ17、ハードディスク装置19−1,19−2、通信制御装置20、及びその他のI/Oデバイス21からのハードウェア割込み要求信号IRQ0〜IRQ15を受信し、その割込み要求信号の優先順位に従ってCPU11への割込み信号INTRの発生を制御する。この場合、発生された割込み要求信号を示すステータス情報は、割込みコントローラ16内のステータスレジスタに保持される。割込み信号INTRは、ハードウェア割込み要求信号(IRQ0〜IRQ15)のいずれか1つが発生されたときに発生される。
【0026】
ここで、IRQ0は、例えば55m秒単位でシステムタイマ18から発生されるタイマ割込み要求信号である。IRQ1は、キー入力時にキーホードコントローラ17から発生されるキーボード割込み要求信号である。また、キーホードコントローラ17からの割り込み要求信号には、マウス操作時に発生される割込み要求信号IRQ12もある。IRQ13は、通信制御装置20からの割込み要求信号、IRQ14,IRQ15はハードディスク装置19−1,19−2(のコントローラ)からの割込み要求信号である。IRQ2〜IRQ11は、システム内のその他の各種I/Oデバイス21からの割込み要求信号である。
【0027】
VRAM22は図示せぬディスプレイに表示する表示データを格納する。
ディスプレイコントローラ(グラフィックスコントローラ)23は、水平・垂直周波数を設定してディスプレイに表示する解像度を決定し、それに応じてVRAM22をアクセスして画面表示を制御する。また、ディスプレイコントローラ23は、CPU11からの(VGAアクセスに代表される)VRAM22アクセスを検出し、VRAMアクセス検出信号231を出力する。
【0028】
次に、システムコントローラ12に設けられた、本発明に直接関係するSTPCLK信号の発生制御のためのハードウェア構成について説明する。
システムコントローラ12は、例えばゲートアレイで構成され、レジスタ群(I/Oレジスタ群)121、ストップクロック生成回路122、割込み種類検出回路123、及びストップクロック一時停止回路124を有している。
【0029】
レジスタ群121は、CPU11によってリード/ライト可能なレジスタの集合である。レジスタ群121には、インターバルストップクロックモード時にストップクロック生成回路122によりSTPCLK信号を図3(b)と同じタイミングで発生させるための特定コマンド、インターバルストップクロックモード時に割込みが発生した場合に、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態に設定する期間を指定するタイマ値、及びSMIの発生要因を示すSMIステータス情報等がセットされる。
【0030】
ストップクロック生成回路122は、CPU11によってレジスタ群121に上記特定コマンドがセットされることにより、基本的には図3(b)と同じタイミングでSTPCLK信号を発生する。
【0031】
割込み種類検出回路123は、システム内で発生されるCPU11への各種ハードウェア割込み要求信号IRQ0〜IRQ15,SMI,NMIを検出すると共に、その割込みの種類を判別する。もし、同時に複数の割込み要求信号を検出した場合には、その中で最も優先順位の高い割込み要求信号の種類が判別される。また割込み種類検出回路123は、ディスプレイコントローラ23からのVRAMアクセス検出信号231も割込み要求信号として扱って、当該信号231の発生を検出し、その種類を判別する。
【0032】
ストップクロック一時停止回路124は、インターバルストップクロックモード時に割込み種類検出回路123により割込み要求信号が検出された場合、STPCLK信号をその割込み種類に対応してレジスタ群121にセットされているタイマ値の示す期間だけ強制的に非アクティブ状態に設定するようにストップクロック生成回路122を制御する。
【0033】
以下、図1のシステムがインターバルストップクロックモードに設定されている場合における、STPCLK信号を用いたCPU11の動作速度制御について、図2のタイミングチャートを参照して説明する。
【0034】
まず、インターバルストップクロックモードは、[従来の技術]の欄で述べたように、セットアップ画面上でユーザが当該モードを選択することにより設定される。この設定処理は、CPU11がBIOS ROM14の所定ルーチンを実行することで行われる。
【0035】
CPU11は、ユーザにより節電のためにインターバルストップクロックモードが選択されると、システムコントローラ12内のレジスタ群121に(STPCLK信号を図3(b)と同じタイミングで発生させるための)特定コマンドと、各割込み種類(VRAMアクセス検出信号231も含む)毎のタイマ値(STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態に設定する期間を指定するタイマ値)をセットする。このタイマ値には、例えば2 (=1)ms,2 (=2)ms,2 (=4)ms,…,210(=1024)msの範囲内で、高速デバイスからの割込みほど大きな値が選ばれている。例えば、ハードディスク装置19−1,19−2からの割込み要求信号IRQ14,IRQ15に対応するタイマ値T14,T15は、通信制御装置20からの割込み要求信号IRQ13に対応するタイマ値T13より十分大きな値に選定されている。
【0036】
システムコントローラ12内のストップクロック生成回路122は、レジスタ群121に特定コマンドがセットされると、図2(a)に示すようにアクティブ状態(ローレベル)と非アクティブ状態(ハイレベル)とを交互に繰り返すSTPCLK信号を生成出力する。このSTPCLK信号の周期は、図3(b)に示した場合と同様に64μsであり、アクティブ状態の期間と非アクティブ状態の期間は共に32μsである。
【0037】
このSTPCLK信号はCPU11(のSTPCLK信号端子)に供給される。CPU11は、ストップクロック生成回路122から供給されるSTPCLK信号がアクティブ状態にある期間は、命令実行を一時停止し、当該STPCLK信号が非アクティブ状態にある期間だけ、命令実行可能状態となって命令を実行する。
【0038】
このように、インターバルストップクロックモードでは、CPU31は一時停止の期間と命令実行可能な期間とを繰り返すため節電が可能となり、しかも断続的な停止であって完全停止でないため低速ながら(性能は低下するものの)処理も行える。
【0039】
さて、インターバルストップクロックモード時に、ハードウェアデバイスの1つからCPU11への割込み要求信号が発生したものとする。
この割込み要求信号は割込みコントローラ16に入力されると同時にシステムコントローラ12内の割込み種類検出回路123にも入力される。
【0040】
割込みコントローラ16は、この割込み要求信号を検出して、その要求を受け付けると、CPU11への割込み信号INTRを発生すると共に、受け付けた割込み要求を示すステータス情報を当該コントローラ16内のステータスレジスタに保持する。
【0041】
一方、割込み種類検出回路123は、上記入力される割込み要求信号を検出すると、その割込み要求信号の種類(割込み種類)を判別し、その判別した割込み種類の情報をストップクロック一時停止回路124に出力する。
【0042】
ストップクロック一時停止回路124は、割込み種類検出回路123から出力された割込み種類情報を受け取ると、その割込み種類に対応してレジスタ群121(内のレジスタ)に設定されているタイマ値を読み込んで、内部のタイマにセットして当該タイマを起動すると共に、ストップクロック生成回路122に対して、STPCLK信号を非アクティブ状態にすることを要求する。
【0043】
するとストップクロック生成回路122は、レジスタ群121に設定されている特定コマンドに無関係に、スタートクロック一時停止回路124内のタイマがタイムアウトするまでの期間、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態に設定する。
【0044】
これにより、高速デバイスである例えばハードディスク装置19−1から割込み要求信号IRQ14が発生した場合であれば、ストップクロック一時停止回路124ではタイマ値T14の時間カウントが行われることから、図2(b)に示すように、その発生時から時間T14の期間、STPCLK信号は非アクティブ状態に設定される。
【0045】
ここで、ストップクロック生成回路122では、インターバルストップクロックモード時のSTPCLK信号の周期を管理するために、図3(b)に示したような32μs毎のアクティブ期間と非アクティブ期間をカウントしており、ストップクロック一時停止回路124での時間カウント(ここではT14のカウント)が終了した時点で、当該ストップクロック生成回路122での時間カウントに従うSTPCLK信号の生成出力状態に復帰する。
【0046】
一方、低速デバイスである例えば通信制御装置20から(ネットワークアクセス等のための)割込み要求信号IRQ13が発生した場合であれば、ストップクロック一時停止回路124では(上記タイマ値T14より小さい)タイマ値T13の時間カウントが行われることから、図2(c)に示すように、その発生時から時間T13の期間、STPCLK信号は非アクティブ状態に設定される。
【0047】
さて、割込みコントローラ16によりハードウェアデバイスからの割込み要求が受け付けられた結果、当該コントローラ16から発生された割込み信号INTRはCPU11に入力される。このとき、ストップクロック生成回路122から出力されているSTPCLK信号は、割込み種類検出回路123の割込み検出に応じて強制的に非アクティブ状態に設定されていることから、CPU11は断続的な停止状態とならない。
【0048】
このためCPU11は、割込みコントローラ16からの割込み信号INTRに応じて、当該コントローラ16のステータスレジスタに保持されている割込み要因(割込み要求信号を示すステータス情報)を直ちに参照して対応する割込み処理を開始することができる。
【0049】
ここで、ハードディスク装置19−1など、高速なデバイスからの割込みの発生時には、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態にする期間が図2(b)に示したように長く設定されるため、CPU11は高速デバイスからの割込み処理を性能を落とさずに実行できる。
【0050】
また、通信制御装置20など、低速なデバイスからの割込みの発生時には、消費電力低減を優先させて、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態にする期間が図2(c)に示したように短く設定されるが、低速デバイスからの割込み処理の量は少ないため、やはり性能低下を落とさずに実行できる。
【0051】
次に、インターバルストップクロックモード時において、CPU11からVGAアクセスなどのVRAM22へのアクセス要求が発生した場合について説明する。
【0052】
この場合、ディスプレイコントローラ23はCPU11からVRAM22へのアクセス要求を検出してVRAMアクセス検出信号231を発生する。このVRAMアクセス検出信号231は割込み種類検出回路123に導かれる。割込み種類検出回路123は、ディスプレイコントローラ23からVRAMアクセス検出信号231が発生されると、それをハードウェア割込み要求信号の一種として検出し、その割込み種類の情報をストップクロック一時停止回路124に出力する。
【0053】
ストップクロック一時停止回路124は、割込み種類検出回路123からVRAMアクセス検出信号231を示す割込み種類情報を受け取ると、その割込み種類に対応してレジスタ群121(内のレジスタ)に設定されているタイマ値を読み込んで、内部のタイマにセットして当該タイマを起動すると共に、ストップクロック生成回路122に対して、STPCLK信号を非アクティブ状態にすることを要求する。
【0054】
するとストップクロック生成回路122は、レジスタ群121に設定されている特定コマンドに無関係に、スタートクロック一時停止回路124内のタイマがタイムアウトするまでの期間、即ちVRAMアクセス検出信号231に対応して設定されている期間、STPCLK信号を強制的に非アクティブ状態に設定する。
【0055】
これによりCPU11は、インターバルストップクロックモード時でありながら、VRAM22との間のまとまった量の表示データ転送を性能を落とさずに実行することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、CPUの動作速度を制御するクロック停止信号(STPCLK信号)のアクティブ状態と非アクティブ状態とが交互に繰り返されるインターバルストップクロックモード(特定モード)時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合には、STPCLK信号を強制的に非アクティブにするようにしたので、消費電力低減を基本としながら、CPUの処理が確実に発生するところでは、性能低下を招かずに割込み処理を行うことができる。
【0057】
また本発明によれば、インターバルストップクロックモード時に、CPUへのハードウェア割込みが発生した場合に、STPCLK信号を強制的に非アクティブにし、且つその非アクティブの期間をCPUに大きな負荷のかかる高速デバイスからの割込みの場合ほど長く設定するようにしたので、消費電力低減を基本としながら、どのような割込み処理であってもCPUの性能低下を防ぐことができる。
【0058】
また本発明によれば、VGAアクセスなどの画像メモリアクセスが発生した場合にも、STPCLK信号を強制的に非アクティブにすることにより、消費電力低減を基本としながら、性能低下を招かずに、まとまった量の表示データ転送処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すコンピュータシステムのブロック構成図。
【図2】図1のシステムがインターバルストップクロックモードに設定されている場合における、STPCLK信号を用いたCPU11の動作速度制御を説明するためのタイミングチャート。
【図3】従来のコンピュータシステムがインターバルストップクロックモードに設定されている場合における、STPCLK信号を用いたCPUの動作速度制御を説明するための図。
【符号の説明】
11…CPU、
12…システムコントローラ、
16…割込みコントローラ、
17…システムタイマ、
18…キーボードコントローラ(KBC)、
19−1,19−2…ハードディスク装置(HDD)、
20…通信制御装置、
21…他のI/Oデバイス、
22…VRAM、
23…ディスプレイコントローラ、
121…レジスタ群、
122…ストップクロック生成回路、
123…割込み種類検出回路(割込み検出手段、割込み種類検出手段)、
124…ストップクロック一時停止回路(クロック停止信号一時停止手段)。

Claims (2)

  1. クロック停止信号入力端子を有し、当該端子に入力されるクロック停止信号が第1の論理状態と第2の論理状態を交互に繰り返す特定モード時には、その第1の論理状態と第2の論理状態の繰り返しに応じて命令実行が一時停止される第1の状態と命令実行可能な第2の状態とを繰り返すCPUを備えたコンピュータシステムにおいて、
    前記コンピュータシステム内で発生される前記CPUへの各種ハードウェア割込み要求信号を検出すると共に、その割込みの種類を判別する割込み種類検出手段と、
    前記特定モード時に、前記割込み種類検出手段による割込み検出に応じて前記クロック停止信号を強制的に前記第2の論理状態に設定するクロック停止信号一時停止手段であって、前記第2の論理状態の設定期間を前記割込み種類検出手段により判別された割込み種類に応じて可変し、高速なデバイスからの割込みほど、前記第2の論理状態を長く設定するクロック停止信号一時停止手段と
    を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. クロック停止信号入力端子を有し、当該端子に入力されるクロック停止信号が第1の論理状態と第2の論理状態を交互に繰り返す特定モード時には、その第1の論理状態と第2の論理状態の繰り返しに応じて命令実行が一時停止される第1の状態と命令実行可能な第2の状態とを繰り返すCPUを備えたコンピュータシステムにおけるクロック停止信号制御方法であって、
    前記コンピュータシステム内で発生される前記CPUへの各種ハードウェア割込み要求信号を検出して、その割込みの種類を判別し、
    前記特定モード時に、前記ハードウェア割込み要求信号の検出に応じて前記クロック停止信号を強制的に前記第2の論理状態に設定し、
    前記第2の論理状態の設定期間を前記判別された割込み種類に応じて可変して、高速なデバイスからの割込みほど、前記第2の論理状態を長く設定する
    ことを特徴とするクロック停止信号制御方法。
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