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JPH11173112A - 石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント - Google Patents

石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント

Info

Publication number
JPH11173112A
JPH11173112A JP34033997A JP34033997A JPH11173112A JP H11173112 A JPH11173112 A JP H11173112A JP 34033997 A JP34033997 A JP 34033997A JP 34033997 A JP34033997 A JP 34033997A JP H11173112 A JPH11173112 A JP H11173112A
Authority
JP
Japan
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gas turbine
plant
gas
coal gasification
supply system
Prior art date
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Granted
Application number
JP34033997A
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English (en)
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JP3658497B2 (ja
Inventor
Noboru Hisamatsu
暢 久松
Takeji Hasegawa
武治 長谷川
Yasunori Iwai
保憲 岩井
Akihiro Onoda
昭博 小野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Toshiba Corp
Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34033997A priority Critical patent/JP3658497B2/ja
Publication of JPH11173112A publication Critical patent/JPH11173112A/ja
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Publication of JP3658497B2 publication Critical patent/JP3658497B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービン燃焼器に窒素ガスN2 を投入する
際、その投入量を適正に区分けし、NOxおよび一酸化
炭素の発生を低く抑える一方、ガスタービン出力および
プラント熱効率のより一層の向上を図った石炭ガス化コ
ンバインドサイクル発電プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、石炭ガス化プラント28の空気分
離装置37で分離した窒素ガスN2 を、ガスタービンプ
ラント28のガスタービン燃焼器30に供給する窒素供
給系を2系統38,39に区分けし、その一つの窒素供
給系38をガスタービン燃焼器30の燃料噴射部40に
接続させる一方、その残りの窒素供給系39をガスター
ビン燃焼器30の後流側に接続させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭ガス化コンバ
インドサイクル発電プラントに係り、特に、NOx濃度
の発生をより一層低く押えた石炭ガス化コンバインドサ
イクル発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンバインドサイクル発電プラン
トでは、ガスタービン燃焼器に使用するLNG燃料の代
替として石炭をガス化した石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントが実証プラントとして実現し、各種の
データを収集しており、その構成として図15に示すも
のがある。
【0003】この石炭ガス化コンバインドサイクル発電
プラントは、ガスタービンプラント1、蒸気タービンプ
ラント2、排熱回収ボイラ3、および石炭ガス化プラン
ト4を備えた構成になっている。
【0004】ガスタービンプラント1は、空気圧縮機
5、ガスタービン燃焼器6、ガスタービン7を備え、空
気圧縮機5で吸い込んだ大気ARを圧縮して高圧化し、
その高圧空気HARの一部に石炭ガス化プラント4から
の石炭ガス燃料CGを加えてガスタービン燃焼器6で燃
焼ガスFGを生成し、その燃焼ガスFGをガスタービン
7で膨張仕事をさせるようになっている。
【0005】また、排熱回収ボイラ3は、ガスタービン
7で膨張後のガスタービン排熱(排ガス)Gを加熱源と
して蒸気タービンプラント2からの復水・給水FWと熱
交換させて蒸気STを発生せしめ、熱交換後のガスター
ビン排熱Gを煙突11を介して大気に放出させる一方、
その蒸気STを蒸気タービンプラント2に供給するよう
になっている。
【0006】また、蒸気タービンプラント2は、ガスタ
ービンプラント1の空気圧縮機5に軸直結した蒸気ター
ビン8、発電機9、復水器10を備え、蒸気タービン8
で排熱回収ボイラ3からの蒸気STに膨張仕事をさせて
回転トルクを発生させ、その回転トルクで発電機9を駆
動するようになっている。
【0007】また、蒸気タービンプラント2は、蒸気タ
ービン8で膨張後のタービン排気を、復水器10で凝縮
させ、復水・給水FWとして排熱回収ボイラ3に還流さ
せている。
【0008】一方、石炭ガス化プラント4は、ガス化炉
12と空気分離装置13とを備え、ガスタービンプラン
ト1の空気圧縮機5からの高圧空気HARの一部を空気
分離装置13に案内させ、ここで窒素ガスN2 を酸素ガ
スO2 とに分離させ、分離後の酸素ガスO2 を、乾炭ま
たはスラリ状の石炭Cとともにガス化炉12に供給して
石炭ガス燃料CGを生成し、その石炭ガス燃料CGをガ
スタービン燃焼器6に供給している。
【0009】他方、ガスタービン燃焼器6は、図16に
示すように、筒状の外筒14、フロースリーブ15、燃
焼器ライナ16を同心的に配置し、フロースリーブ15
と燃焼器ライナ16との間に空気通路17を、また燃焼
器ライナ16の内部を燃焼室18として形成している。
【0010】燃焼器ライナ16は、その下流側をトラジ
ションピース19に接続させる一方、その頭部側に燃料
噴射部20を備えている。この燃料噴射部20は、液体
燃料LFを案内させる液体燃料供給口21、図15で示
したガス化炉12からの石炭ガ燃料CGを案内させる石
炭ガス燃料口22、空気分離装置13からの窒素ガスN
2 を案内させる窒素供給口23をそれぞれ備え、起動運
転時、液体燃料供給口21からの液体燃料LFは、空気
通路17からの高圧空気HARを加え、スワラ24で旋
回流を与え、燃焼室18で拡散燃焼させて燃焼ガスFG
を生成し、ガスタービンプラント1の負荷が例えば30
%になると、液体燃料LFから石炭ガス燃料CGに切り
替え、石炭ガス燃料口22からの石炭ガス燃料CGに高
圧空気HARを加えて燃焼室18で燃焼ガスFGを生成
している。
【0011】このように、実証プラントとして運転して
いる石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントは、
天然ガス等の燃料の代替として石炭ガス燃料CGを使用
している。また、プラント起動時、ガスタービンプラン
ト1は、液体燃料LFを使用して起動し、ガス化炉12
より石炭ガス燃料CGが生成されると、石炭ガス燃料C
Gに切り替えて運転を行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】NOx濃度を低く抑え
る運転手段には、予め燃料に空気を混合させ燃焼ガスを
生成する、いわゆる希薄予混合燃焼方式がよく知られて
いる。この希薄予混合燃焼方式を、石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントに適用すると、石炭ガス燃料
CGは、液体燃料等と異なって燃焼速度が速く、燃料噴
射部20から噴射する燃料速度を上廻り、火炎(燃焼ガ
ス)が燃料噴射部20内に流入する、いわゆる逆火現象
が発生し、燃料噴射部品を焼損させることがある。この
ため、石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントで
は、ガス化炉12から供給された約10〜13MJ/Nm3
で中カロリの石炭ガス燃料CGを拡散燃焼させ燃焼ガス
を生成している。
【0013】しかし、拡散燃焼は、燃焼ガス温度が局所
的に断熱火炎温度に近い高温になり、NOx濃度が高く
なる。このため、石炭ガス化コンバインドサイクル発電
プラントは、図15および図16に示すように、空気分
離装置13で分離した窒素ガスN2 を窒素供給口23を
介して燃焼ガスFGに供給し、その火炎温度を低くして
NOx濃度を低く抑えている。
【0014】ところで、従来の石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントでは、ガスタービン燃焼器6に供
給される窒素ガスN2 と石炭ガス燃料CGとの比率がほ
ぼ一定であり、100%負荷時、NOx濃度が極めて低
い。しかし、低負荷時、火炎温度の低いところに窒素ガ
スN2 かを投入すると、燃焼の安定性が損われ、多量の
一酸化炭素が発生する問題点があった。
【0015】また、急激な負荷変動、例えば系統事故等
で負荷しゃ断があった場合、ガスタービンプラント1
は、ガスタービン7の回転数を定格よりも低く抑えるた
めに、今迄、ガスタービン燃焼器6に投入していた石炭
ガス燃料CGから液体燃料LF等に切り替え、液体燃料
LF等で保炎(火種)を確保している。しかし、燃料の
切り替えの際、石炭ガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントは、その追従性が悪く、その間、燃焼ガスFGに
窒素ガスN2 が投入されているため、一酸化炭素を生成
するだけにとどまらず、燃焼ガスFGの失火を招来する
ことがあった。
【0016】また、石炭の炭種が変ると、ガス化炉12
で生成される石炭ガス燃料CGの組成が変り、このため
発熱量、燃焼速度、可燃域の燃料の性状も変り、窒素ガ
スN2 を投入している状態では、一酸化炭素がより一層
多く排出されるなどの不都合、不具合があった。
【0017】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、ガスタービン燃焼器に窒素ガスN2 を投入
する際、その投入量を適正に区分けし、燃焼ガスFGの
失火を防止し、NOxおよび一酸化炭素の発生を低く抑
える一方、ガスタービンプラントの出力およびプラント
熱効率のより一層の向上を図った石炭ガス化コンバイン
ドサイクル発電プラントを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る石炭ガス化
コンバインドサイクル発電プラントは、上記目的を達成
するために、請求項1に記載したように、ガスタービン
プラント、蒸気タービンプラント、排熱回収ボイラに石
炭ガス化プラントを組み合わせた石炭ガス化コンバイン
ドサイクル発電プラントにおいて、上記石炭ガス化プラ
ントの空気分離装置で分離した窒素ガスを上記ガスター
ビンプラントのガスタービン燃焼器に供給する窒素供給
系を2系統に区分けし、その一つの窒素供給系を上記ガ
スタービン燃焼器の燃料噴射部に接続させる一方、その
残りの窒素供給系を上記ガスタービン燃焼器の後流側に
接続させたものである。
【0019】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項2に記載したように、ガスタービン燃焼器の後流側に
接続させた窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃
焼器の燃焼器ライナに接続するトラジションピースであ
ることを特徴とするものである。
【0020】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項3に記載したように、ガスタービン燃焼器の後流側に
接続させた窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃
焼器の外筒であることを特徴とするものである。
【0021】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項4に記載したように、ガスタービン燃焼器の後流側に
接続させた窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃
焼器を覆設するガスタービンケーシングであることを特
徴とするものである。
【0022】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項5に記載したように、ガスタービンプラント、蒸気タ
ービンプラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラント
を組み合わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装
置で分離した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガ
スタービン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分
けし、その一つの窒素供給系に流量調整弁を介装させて
上記ガスタービン燃焼器の燃料噴射部に接続させる一
方、その残りの窒素供給系に流量調整弁を介装させて上
記ガスタービン燃焼器の後流側に接続させたものであ
る。
【0023】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項6に記載したように、ガスタービン燃焼器の燃料噴射
部に接続させた窒素供給系に介装した流量調整弁および
上記ガスタービン燃焼器の後流側に接続させた窒素供給
系に介装した流量調整弁は、石炭ガス化プラントのガス
化炉から石炭ガス燃料供給系を介して上記燃料噴射部に
供給する石炭ガス燃料の発熱量を検出し、その発熱量検
出信号に基づいて弁開閉信号を演算する演算部を備えた
ものである。
【0024】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項7に記載したように、ガスタービン燃焼器の燃料噴射
部に接続させた窒素供給系に介装した流量調整弁および
上記ガスタービン燃焼器の後流側に接続させた窒素供給
系に介装した流量調整弁は、ガスタービンプラントのガ
スタービンから排熱回収ボイラに供給されるガスタービ
ン排ガスに含まれる一酸化炭素濃度を検出し、その一酸
化炭素濃度検出信号に基づいて弁開閉信号を演算する演
算部を備えたものである。
【0025】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項8に記載したように、ガスタービンプラント、蒸気タ
ービンプラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラント
を組み合わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装
置で分離した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガ
スタービン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分
けし、その一つを上記ガスタービン燃焼器の燃料噴射部
に接続させた窒素供給系に介装した流量調整弁は、ガス
タービンの負荷遮断時、弁開度を5%に設定するととも
に、その残りを上記ガスタービン燃焼器の後流側に接続
させた窒素供給系に介装した流量調整弁は、ガスタービ
ンの負荷遮断時、弁開度を95%に設定したものであ
る。
【0026】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項9に記載したように、ガスタービンプラント、蒸気タ
ービンプラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラント
を組み合わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プ
ラントにおいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装
置で分離した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガ
スタービン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分
けし、その一つを上記ガスタービン燃焼器の燃料噴射部
に接続させた窒素供給系に介装した流量調整弁は、ガス
タービンの負荷運転中、予め定められた負荷になったと
き弁開度を20%に絞ってホールド状態に維持させた
後、再び弁開度を95%に拡開させるとともに、その残
りを上記ガスタービン燃焼器の後流側に接続させた窒素
供給系に介装した流量調整弁は、ガスタービンの負荷運
転中、予め定められた負荷になったとき弁開度を80%
に拡開してホールド状態に維持させた後、再び弁開度を
5%に絞り込むものである。
【0027】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項10に記載したように、ガスタービンプラント、蒸気
タービンプラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラン
トを組み合わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電
プラントにおいて、上記ガスタービンプラントのガスタ
ービン燃焼器の頭部側に複数の燃料噴射部を設置し、複
数の全ての燃料噴射部に上記石炭ガス化プラントのガス
化炉で生成された石炭ガス燃料を供給する石炭ガス燃料
系を備えるとともに、上記複数の燃料噴射部のうち、少
なくとも一つを除いた残りに上記石炭ガス化プラントの
空気分離装置で分離した窒素ガスを供給する窒素供給系
を備えたものである。
【0028】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイ
クル発電プラントは、上記目的を達成するために、請求
項11に記載したように、複数の燃料噴射部のうち、ガ
スタービン負荷遮蔽時、ガス化炉の石炭ガス燃料のみが
供給される燃料噴射部の運転を継続させ、残りの全ての
燃料噴射部の運転を停止させるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る石炭ガス化コ
ンバインドサイクル発電プラントの実施形態を添付図面
および図中に付した符号を引用して説明する。
【0030】図1は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントの第1実施形態を示す概略系
統図である。
【0031】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、ガスタービンプラント25、
蒸気タービンプラント26、排熱回収ボイラ27、およ
び石炭ガス化プラント28を備えた構成になっている。
【0032】ガスタービンプラント25は、空気圧縮機
29、ガスタービン燃焼器30、ガスタービン31を備
え、空気圧縮機29で吸い込んだ大気ARを圧縮して高
圧化し、その高圧空気HARの一部に石炭ガス化プラン
ト28からの石炭ガス燃料CGを加えてガスタービン燃
焼器30で燃焼ガスFGを生成し、その燃焼ガスFGを
ガスタービン31で膨張仕事をさせるようになってい
る。
【0033】また、排熱回収ボイラ27は、ガスタービ
ン31で膨張後のガスタービン排熱(排ガス)Gを加熱
源として蒸気タービンプラント26からの復水・給水F
Wと熱交換させて蒸気STを発生せしめ、熱交換後のガ
スタービン排ガス(排熱)Gを煙突32を介して大気に
放出させる一方、その蒸気STを蒸気タービンプラント
26に供給するようになっている。
【0034】また、蒸気タービンプラント26は、ガス
タービンプラント25の空気圧縮機29に軸直結させた
蒸気タービン33、発電機34、復水器35を備え、蒸
気タービン33で排熱回収ボイラ27からの蒸気STに
膨張仕事をさせて回転トルクを発生させ、その回転トル
クで発電機34を駆動するようになっている。
【0035】また、蒸気タービンプラント26は、蒸気
タービン33で膨張後のタービン排気を、復水器35で
凝縮させ、復水・給水として排熱回収ボイラ27に還流
させている。
【0036】一方、石炭ガス化プラント28は、ガス化
炉36と空気分離装置37とを備え、ガスタービンプラ
ント25の空気圧縮機29からの高圧空気HARの一部
を空気分離装置37に案内させ、ここで窒素ガスN2
酸素ガスO2 とに分離させ、分離後の酸素ガスO2 を、
乾炭またはスラリ状の石炭Cとともにガス化炉36に供
給して石炭ガス燃料CGを生成し、その石炭ガス燃料C
Gをガスタービン燃焼器30に供給するようになってい
る。
【0037】ところで、本実施形態に係る石炭ガス化コ
ンバインドサイクル発電プラントは、空気分離装置37
で分離した窒素ガスN2 を、第1窒素供給系38と第2
窒素供給系39との2系統に区分けしてガスタービン燃
焼器30に供給する構成になっている。空気分離装置3
7で分離した窒素ガスN2 を、第1窒素供給系38と第
2窒素供給系39との2系統に区分けしてガスタービン
燃焼器30に供給するのは、以下の理由に基づく。
【0038】第1の理由は、一酸化炭素の排出を低く抑
えるためである。
【0039】従来、ガスタービン燃焼器30は、運転
中、空気分離装置37で分離した窒素ガスN2 を、その
頭部側にのみ供給していたが、例えば定格から部分負荷
に負荷変動があった場合、窒素ガスN2 の供給量が過多
になり、このため燃焼ガスFGが不安定状態になり、一
酸化炭素が多量に排出することがあった。
【0040】本実施形態は、この点に着目したもので、
空気分離装置37で分離した窒素ガスN2 を、ガスター
ビン燃焼器30に供給する際、第1窒素供給系38と第
2窒素供給系39との2系統に区分けし、第1窒素供給
系38をガスタービン燃焼器30の頭部側に接続させる
とともに、第2窒素供給系39をガスタービン燃焼器3
0の下流側に接続させ、投入する窒素ガスN2 の全流量
を変えないで、その頭部側に供給する窒素ガスN2 の流
量を低くして一酸化炭素の排出をより低く抑えるように
図ったものである。
【0041】第2の理由は、プラント出力およびプラン
ト熱効率を向上させるためである。
【0042】図2は、プラント出力比およびプラント熱
効率比を示すグラフで、縦軸にプラント出力比およびプ
ラント熱効率比を示し、横軸に燃料(石炭ガス燃料)に
対する窒素ガスN2 の投入量比(N2 /Fuel)を示して
いる。今、燃料に対する窒素ガスN2 の投入量比(N2
/Fuel)が1.10のときのプラント出力比およびプラ
ント熱効率比が1.00を基準にして窒素ガスN2 の投
入量比(N2 /Fuel)を増加させると、プラント出力比
およびプラント熱効率比は、リニアに増加することがテ
スト機で検証されている。
【0043】この検証結果から逆に、空気分離装置37
からガスタービン燃焼器30に供給する窒素ガスN2
流量を減少させると、プラント出力比およびプラント熱
効率比は、ともに向上させることができない。
【0044】したがって、本実施形態は、空気分離装置
37からガスタービン燃焼器30に窒素ガスN2 を供給
する際、第1窒素供給系38と第2窒素供給系39との
2系統に区分けして供給し、プラント出力およびプラン
ト熱効率の向上と相まって一酸化炭素の排出をより低く
抑えることができるようにしたものである。
【0045】他方、空気分離装置37で2系統に区分け
した第1窒素供給系38と第2窒素供給系39は、図3
に示すように、ガスタービン燃焼器30の頭部側と下流
側とのそれぞれに接続する構成になっている。
【0046】このガスタービン燃焼器30は、頭部側か
ら下流側に向って順に、燃料噴射部40、燃焼室41、
トラジションピース42を備えている。
【0047】燃料噴射部40は、燃料タンク(図示せ
ず)から例えば液体燃料LFを案内する液体燃料供給口
43、図1で示したガス化炉36からの石炭ガス燃料C
Gを案内する石炭ガス燃料口44、第1窒素供給系38
からの窒素ガスN2 を案内する第1窒素供給口45をそ
れぞれ備えている。
【0048】また、燃焼室41は、長筒状の燃焼器ライ
ナ46で形成している。この燃焼器ライナ46は、その
外側に空気通路47を介して同心的に配置したフロース
リーブ48および外筒49により包囲形成されている。
【0049】また、トラジションピース42は、その上
流側を燃焼器ライナ46に遊嵌的に接続し、その下流側
をガスタービン(図示せず)に接続する一方、その中間
に第2窒素供給系39からの窒素ガスN2 を案内する第
2窒素供給口50を備え、上流側から下流側に向って徐
々に開口面積を小さくした絞り形状になっている。
【0050】次に作用を説明する。
【0051】起動運転時、ガスタービン燃焼器30は、
液体燃料供給口43から案内された液体燃料LFに、空
気圧縮機から空気通路47を介して供給された高圧空気
HARを混合させ、その際、スワラ51で旋回流を与
え、燃焼室41で拡散燃焼させて燃焼ガスFGを生成す
る。この間、石炭ガス化プラント28は、ガス化炉36
および空気分離装置37を駆動させている。
【0052】ガスタービンプラント25の負荷が上昇
し、その負荷が例えば30%になると、石炭ガス化プラ
ント28は、ガス化炉36で生成した石炭ガス燃料CG
をガスタービン燃焼器30の石炭ガス燃料口44に供給
する。このとき、ガスタービン燃焼器30は、今迄、液
体燃料供給口43に供給されていた液体燃料LFを停止
させる。また、空気分離装置37は、空気圧縮機29か
らの高圧空気HARに含まれている窒素ガスN2 を分離
し、分離した窒素ガスN2 の一部を第1窒素供給系38
を介して燃料噴射部40の第1窒素供給口45に供給
し、上述石炭ガス燃料CGおよび高圧空気HARと混合
させ、スワラ51で旋回流を与えて拡散燃焼させ、比較
的温度の低い燃焼ガスFGを生成させる。また、空気分
離装置37は、残りの窒素ガスN2 を第2窒素供給系3
9を介してトラジションピース42の第2窒素供給口5
0に供給し、燃焼ガスFGの体積重量を増加させ、ガス
タービン31により多くの膨張仕事をさせる。
【0053】このように、本実施形態は、空気分離装置
37で分離した窒素ガスN2 を、燃料噴射部40に供給
する第1窒素供給系38とトラジションピース42に供
給する第2窒素供給系39との2系統に区分けし、窒素
ガスN2 の総量を変えないで、第1窒素供給系38から
燃料噴射部40に供給する窒素ガスN2 を比較的少なく
して燃焼ガス(ガスタービン駆動ガス)FGの温度を低
くし、また、第2窒素供給系39からトラジションピー
ス42に供給する窒素ガスN2 を多くして燃焼ガスFG
を増加させたので、NOx濃度の低減および一酸化炭素
の抑制と相まってプラント出力およびプラント熱効率を
従来よりも大幅に向上させることができる。
【0054】図4は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントに適用するガスタービン燃焼
器の第1実施形態における変形例を示す概略図である。
なお、第1実施形態に係るガスタービン燃焼器の構成部
分と同一部分には同一符号を付し、その重複説明を省略
する。
【0055】本実施例に係るガスタービン燃焼器30
は、空気分離装置37から2系統に区分けした第1窒素
供給系38、第2窒素供給系39のうち、第2窒素供給
系39からの窒素ガスN2 を案内する第2窒素供給口5
0を、外筒49に設置したものである。
【0056】このように、本実施例では、第2窒素供給
口50を外筒49に設置し、第2窒素供給系39からの
窒素ガスN2 をフロースリーブ48を介して空気通路4
7に供給し、その大部分の窒素ガスN2 を燃焼器ライナ
46の冷却用に活用するとともに、その残りの窒素ガス
2 で燃焼ガスFGの温度上昇抑制用に活用する一方、
第1窒素供給系38から第1窒素供給口45に供給する
窒素ガスN2 の流量を少なくさせて燃焼ガスFGにおけ
る窒素ガスN2 の濃淡濃度分布を少なくさせたので、N
Ox濃度の低減とともに、一酸化炭素の発生を低く抑え
ることができる。
【0057】図5は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントの第2実施形態を示す概略系
統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分
には同一符号を付す。
【0058】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、空気分離装置37で分離した
窒素ガスN2 を、ガスタービン燃焼器30の燃料噴射部
40に供給する第1窒素供給系38と、ガスタービンケ
ーシング52に供給する第2窒素供給系39とを備えた
ものである。
【0059】ガスタービンプラント25は、図6に示す
ように、空気圧縮機29とガスタービン31とを軸直結
させるとともに、空気圧縮機29とガスタービン31と
の間に、例えば6〜32缶のガスタービン燃焼器30を
ガスタービン31に対して環状に設置し、各ガスタービ
ン燃焼器30をガスタービンケーシング52で覆設する
構成になっている。
【0060】このような構成を備えたガスタービンプラ
ント25において、本実施形態は、空気分離装置37で
分離した窒素ガスN2 を、各ガスタービン燃焼器30の
燃料噴射部40に供給する第1窒素供給系38と、ガス
タービンケーシング52に設けた第2窒素供給口50に
供給する第2窒素供給系39とを備え、第2窒素供給口
50から案内された窒素ガスN2 を主として燃焼器ライ
ナ46およびトラジションピース42の冷却用として活
用し、第1窒素供給系38から燃料噴射部40に供給す
る窒素ガスN2 をより少なくさせて石炭ガス燃料CGと
ともに燃焼ガスFGを生成するようになっている。
【0061】このように、本実施形態では、第1窒素供
給系38から燃料噴射部40に供給する窒素ガスN2
少なくして燃焼ガスFGの温度を比較的低くさせている
ので、NOx濃度を低く抑えることができ、一酸化炭素
の発生を低く抑えることができる。
【0062】また、本実施形態では、第2窒素供給系3
9から第2窒素供給口50に供給する窒素ガスN2 の一
部を、トラジションピース42とガスタービン31との
接続部にシールSLとして供給し、燃焼ガス(ガスター
ビン駆動ガス)FGに合流させてその体積重量を増加さ
せているので、プラント出力およびプラント熱効率を向
上させることができる。
【0063】図7は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントの第3実施形態を示す概略系
統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分
には同一符号を付す。
【0064】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、空気分離装置37で分離した
窒素ガスN2 を、ガスタービン燃焼器30の燃料噴射部
40に供給する第1窒素供給系38とガスタービン燃焼
器30の後流側、具体的にはトラジションピース、外
筒、ガスタービンケーシングのいずれかに供給する第2
窒素供給系39とのそれぞれに流量調整弁53a,53
bを備えたものである。
【0065】本実施形態は、第1窒素供給系38、第2
窒素供給系39のそれぞれに流量調整弁53a,53b
を備え、ガスタービン燃焼器30の燃料噴射部40およ
びガスタービン燃焼器30の後流側に供給する窒素ガス
2 を適量に調整したので、NOx濃度の低減化および
一酸化炭素の発生抑制と相まって燃焼ガスFGの体積重
量の増加に伴うプラント出力およびプラント熱効率を確
実に増加させることができる。
【0066】図8は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントの第4実施形態を示す概略系
統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部分
には同一符号を付す。
【0067】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、ガス化炉36からガスタービ
ン燃焼器30に石炭ガス燃料CGを供給する石炭ガス燃
料供給系54に発熱量を検出するセンサ55を設置し、
センサ55で検出した発熱量に基づいて第1窒素供給系
38および第2窒素供給系37のそれぞれ設置した流量
調整弁53a,53bに弁開閉信号を与える演算部56
を設けたものである。
【0068】石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラ
ントでは、石炭Cの炭種が変ると、その発熱量が約12
00〜2500kcal/Nm3 の範囲にわたって変動する。
このため、燃焼ガスFGに窒素ガスN2 を供給している
状態で、石炭ガス燃料CGの発熱量が低下した場合、燃
焼ガスFGは燃焼状態が不安定になり、一酸化炭素をよ
り多く排出するおそれがある。
【0069】本実施形態は、石炭Cの炭種が変ることを
考慮し、ガス化炉36から石炭ガス燃料供給系54を介
してガスタービン燃焼器30に供給される石炭ガス燃料
CGの発熱量をセンサ55で検出し、その検出信号を予
め定められた設定信号と比較し、偏差が出たとき、その
偏差に基づいて流量調整弁53a,53bに弁開閉信号
を与える演算部56を備えたものである。
【0070】したがって、本実施形態では、石炭Cの炭
種が変っても流量調整弁53a,53bの弁開度を調整
し、空気分離装置37から第1窒素供給系38および第
2窒素供給系39を介してガスタービン燃焼器30に適
正量の窒素ガスN2 を供給することができるようにした
ので、石炭Cの炭種を問わず燃焼ガスFGから排出する
一酸化炭素を確実に低く抑えることができる。
【0071】図9は、本発明に係る石炭ガス化コンバイ
ンドサイクル発電プラントの第4実施形態における変形
例を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成
部分と同一部分には同一符号を付す。
【0072】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、ガスタービンプラント25の
ガスタービン31の出口側にガスタービン排ガス分析装
置57を設置し、ガスタービン排ガス分析装置57で検
出したガスタービン排ガスGのうち、一酸化炭素濃度を
分析し、その分析信号を予め定められた設定値と比較
し、偏差が出たとき、その偏差に基づいて流量調整弁5
3a,53bに弁開閉信号を与える演算部58を備えた
ものである。
【0073】このように、本実施形態では、ガスタービ
ン31から排出するガスタービン排ガス中に含まれる一
酸化炭素を、ガスタービン排ガス分析装置57で分析
し、一酸化炭素の発生量に応じて演算部58から流量調
整弁53a、53bに与える弁開閉信号で流量調整弁5
3a,53bを弁開閉制御させたので、燃焼ガスFGか
ら排出する一酸化炭素を確実に低く抑えることができ
る。
【0074】図10は、本発明に係る石炭ガス化コンバ
インドサイクル発電プラントの第5実施形態を示すもの
で、第3実施形態および第4実施形態で示した第1窒素
供給系38に設けた流量調整弁53aと、第2窒素供給
系39に設けた流量調整弁53bとの弁開度関係を示す
線図である。
【0075】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、定格負荷運転時、空気分離装
置37からガスタービン燃焼器30の燃料噴射部40に
供給される窒素ガスN2 の流量が全流量に対して95%
になるように、第1窒素供給系38の流量調整弁53a
の弁開度を設定するとともに、空気分離装置37からガ
スタービン燃焼器30の後流側、具体的にはトラジショ
ンピース、外筒、ガスタービンケーシングのいずれかに
供給される窒素ガスN2 が全流量に対して25%になる
ように、第2窒素供給系39の流量調整弁53bの弁開
度を設定しておき、ガスタービンプラント25に負荷遮
断指令があった場合、第1窒素供給系38の流量調整弁
53aの弁開度を5%に、また第2窒素供給系39の流
量調整弁53bの弁開度を95%に変更させたものであ
る。
【0076】このように、本実施形態は、定格負荷運転
時、第2窒素供給系39の流量調整弁53bを微開度に
設定する一方、負荷遮断時、第1窒素供給系38の流量
調整弁53aを微開度に設定し、ガス化炉36からガス
タービン燃焼器30に石炭ガス燃料CGを常時、供給で
きるようにさせたので、ガスタービン燃焼器30の燃料
ガスFGの温度が下り、その燃焼状態が悪くなってもそ
の火炎(保炎)を確実に確保することができる。特に、
石炭ガス燃料CGから液体燃料LFに切り替える際、燃
料ガスFGの失火がなく有効である。
【0077】図11は、本発明に係る石炭ガス化コンバ
インドサイクル発電プラントの第5実施形態における変
形例を示すもので、第3実施形態および第4実施形態で
示した第1窒素供給系38に設けた流量調整弁53aと
第2窒素供給系39に設けた流量調整弁53bとの弁開
度関係を示す線図である。
【0078】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、起動運転から例えば30%負
荷まで液体燃料LFを使用し、それ以後、石炭ガス燃料
CGを使用する場合、起動運転から30%負荷まで第1
窒素供給系38の流量調整弁53aの弁開度を95%に
設定し、負荷が上昇するにつれその流量調整弁53aの
弁開度を20%に絞った後、再び弁開度を95%に開口
させる一方、第2窒素供給系39の流量調整弁53bの
弁開度を、当初5%に設定し、30%負荷になるとその
流量調整弁53bの弁開度を80%に開口させた後、再
び弁開度を5%に絞り、一酸化炭素の排出を低く抑えた
ものである。
【0079】起動運転から定格負荷運転までの間、ガス
タービン燃焼器30に使用する燃料を、液体燃料LF、
例えば灯油から石炭ガス燃料CGに切り替える場合、石
炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントは、燃料の
切り替え時、第1窒素供給系38の流量調整弁53aの
弁開度を拡開ささせておくと、空気分離装置37からガ
スタービン燃焼器30に供給される窒素ガスN2 が過量
になり、図12aに示すように、NOx濃度が減少する
ものの、一酸化炭素CO濃度が過渡的に高くなる。
【0080】しかし、本実施形態は、燃料の切り替え
時、第1窒素供給系38の流量調整弁53aの弁開度を
20%に絞り、ホールド状態に維持しつつ、その後の負
荷上昇につれてその弁開度を95%に拡開させるととも
に、第2窒素供給系39の流量調整弁53bの弁開度を
逆に80%に拡開させ、ホールド状態に維持しつつ、そ
の後の負荷上昇につれてその弁開度を5%に絞るように
したので、図12bに示すように、一酸化炭素COの濃
度を低く抑えることができる。なお、図12a、図12
bともに、縦軸に燃焼ガスFG中のNOx濃度、一酸化
炭素CO濃度(ともに相対値)を、横軸にガスタービン
負荷をそれぞれ示している。
【0081】このように、本実施形態では、各流量調整
弁53a,53bの弁開度を、燃料の切り替え時に変更
させたので、NOxの濃度はもとより、一酸化炭素CO
の濃度も低く抑えることができる。
【0082】図13は、本発明に係る石炭ガス化コンバ
インドサイクル発電プラントの第6実施形態を示す概略
系統図である。なお、第1実施形態の構成部分と同一部
分には同一符号を付す。
【0083】本実施形態に係る石炭ガス化コンバインド
サイクル発電プラントは、ガスタービン燃焼器30の頭
部側に、スワラ51を備えた燃料噴射部40を3系統に
区分けした第1燃料噴射部40a、第2燃料噴射部40
b、第3燃料噴射部40cをそれぞれ設置し、各燃料噴
射部40a,40b,40cに石炭ガス燃料供給系54
を介してガス化炉36で生成した石炭ガス燃料CGを供
給するとともに、第1燃料噴射部40aおよび第3燃料
噴射部40cに空気分離装置37で分離した窒素ガスN
2 を窒素供給系59を介して供給し、ガスタービン負荷
遮断時、第2燃料噴射部40bのみを残し、第1燃料噴
射部40aおよび第2燃料噴射部40cの使用を停止さ
せたものである。
【0084】本実施形態は、低負荷時、ガス化炉36か
ら第2燃料噴射部40bに、図14で示すように、液体
燃料LFを供給し、拡散燃焼により燃焼ガスFGを生成
・確保し、この間、空気分離装置37から第1燃料噴射
部40a、第3燃料噴射部40cに窒素ガスN2 を供給
してNOx濃度および一酸化炭素CO濃度を低く抑え、
ガスタービン負荷が予め定められた負荷値になると、各
燃料噴射部40a,40b,40cの全てを開口させて
ガスタービン負荷を定格に至らしめ、定格負荷運転中、
負荷遮断の指令があると、第2燃料噴射部40bのみを
残し、第1燃料噴射部40aおよび第3燃料噴射部40
cを閉口させ、第3燃料噴射部40bのみで火炎(保
炎)を確保させ、ガスタービンプラント25の再起動運
転まで待期させるようになっている。
【0085】このように、本実施形態では、燃料噴射部
40を3系統に区分けし、一つを燃焼ガスFGの生成確
保に使用し、残りでガスタービン負荷増加用に使用する
一方、ガスタービン負荷遮断時、一つだけを残して他の
全てを閉口させ、この間、空気分離装置37からの窒素
ガスN2 を閉口させた燃料噴射部に供給し、残した燃料
噴射部から生成された燃焼ガスFGに混合させたので、
NOx濃度および一酸化炭素濃度を低く抑えて再起動運
転に迅速に対処させることができる。
【0086】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明に係る石炭ガ
ス化コンバインドサイクル発電プラントは、空気圧縮機
からの高圧空気を空気分離装置で窒素ガスと酸素ガスに
分離し、その窒素ガスをガスタービン燃焼器に供給する
際、窒素供給系を第1窒素供給系と第2窒素供給系とに
区分けし、第1窒素供給系をガスタービン燃焼器の燃料
噴射部に接続して燃料噴射部から生成される燃焼ガス温
度を低くさせるとともに、第2窒素供給系をガスタービ
ン燃焼器の後流側に接続して燃焼ガスの体積重量を増加
させたので、低NOx濃度変化および低CO濃度化と相
まってプラント出力およびプラント熱効率を従来よりも
大幅に増加させることができる。
【0087】その際、第1窒素供給系および第2窒素供
給系のそれぞれに流量調整弁を備え、空気分離装置から
ガスタービン燃焼器の燃料噴射部およびガスタービン燃
焼器の後流側のそれぞれに供給する窒素ガスを各流量調
整弁で適正流量に分配する流量コントロールをさせてい
るので、ガスタービン燃焼器に低NOx濃度化等を確実
に行わせることができる。
【0088】また、本発明に係る石炭ガス化コンバイン
ドサイクル発電プラントは、第1窒素供給系および第2
窒素供給系のそれぞれに設けた流量調整弁の弁開度を、
ガスタービン負荷遮断時または負荷運転中に変更させた
ので、CO濃度をより一層低く抑えることができる。
【0089】また、本発明に係る石炭ガス化コンバイン
ドサイクル発電プラントは、ガスタービン燃焼器の頭部
側に設けた燃料噴射部を複数個設置し、一つの燃料噴射
部にガス化炉の石炭ガス燃料のみを供給し、残の燃料噴
射部にガス化炉からの石炭ガス燃料および空気分離装置
からの窒素ガスを供給し、ガスタービン負荷遮断時、一
つの燃料噴射部のみで燃焼ガスを生成確保させたので、
NOx濃度等を低く維持させつつ、ガスタービンプラン
トの再起動運転に迅速に対処させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第1実施形態を示す概略系統図。
【図2】燃焼ガスに投入する窒素ガスの比率とプラント
比出力比およびプラント熱効率比との関係を示すグラ
フ。
【図3】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第1実施形態に適用するガスタービン燃
焼器の概略図。
【図4】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントに適用するガスタービン燃焼器の第1実施
形態における変形例を示す概略図。
【図5】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図。
【図6】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第2実施形態に適用するガスタービンプ
ラントの概略断面図。
【図7】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第3実施形態を示す概略系統図。
【図8】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第4実施形態を示す概略系統図。
【図9】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイクル
発電プラントの第4実施形態における変形例を示す概略
系統図。
【図10】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイク
ル発電プラントの第5実施形態を示すもので、第3実施
形態および第4実施形態で示した流量調整弁の弁開度
を、ガスタービン負荷遮断時に変更する場合の線図。
【図11】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイク
ル発電プラントの第5実施形態における変形例を示すも
ので、第3実施形態および第4実施形態で示した流量調
整弁の弁開度を、ガスタービン負荷運転中に変更する場
合の線図。
【図12】(a)は、図11において、ガスタービン負
荷運転中、燃料を灯油から石炭ガス燃料に切り替える場
合、流量調整弁の弁開度を変更しないときのNOx濃
度、CO濃度の変化を示すグラフ、(b)は、図11に
おいて、ガスタービン負荷運転中、燃料を灯油から石炭
ガス燃料に切り替える場合、流量調整弁の弁開度を変更
したときのNOx濃度、CO濃度の変化を示すグラフ。
【図13】本発明に係る石炭ガス化コンバインドサイク
ル発電プラントの第6実施形態を示す概略系統図。
【図14】図13において、ガスタービン燃焼器に供給
した石炭ガス燃料および窒素ガスの特性線図。
【図15】従来の石炭ガス化コンバインドサイクル発電
プラントを示す概略系統図。
【図16】従来のガスタービン燃焼器を示す概略図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント 2 蒸気タービンプラント 3 排熱回収ボイラ 4 石炭ガス化プラント 5 空気圧縮機 6 ガスタービン燃焼器 7 ガスタービン 8 蒸気タービン 9 発電機 10 復水器 11 煙突 12 ガス化炉 13 空気分離装置 14 外筒 15 フロースリーブ 16 燃焼器ライナ 17 空気通路 18 燃焼室 19 トラジションピース 20 燃料噴射部 21 液体燃料供給口 22 石炭ガス燃料口 23 窒素供給口 24 スワラ 25 ガスタービンプラント 26 蒸気タービンプラント 27 排熱回収ボイラ 28 石炭ガス化プラント 29 空気圧縮機 30 ガスタービン燃焼器 31 ガスタービン 32 煙突 33 蒸気タービン 34 発電機 35 復水器 36 ガス化炉 37 空気分離装置 38 第1窒素供給系 39 第2窒素供給系 40 燃料噴射部 41 燃焼室 42 トラジションピース 43 液体燃料供給口 44 石炭ガス燃料口 45 第1窒素供給口 46 燃焼器ライナ 47 空気通路 48 フロースリーブ 49 外筒 50 第2窒素供給口 51 スワラ 52 ガスタービンケーシング 53a,53b 流量調整弁 54 石炭ガス燃料供給系 55 センサ 56 演算部 57 ガスタービン排ガス分析装置 58 演算部 59 窒素供給系
フロントページの続き (72)発明者 岩井 保憲 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 小野田 昭博 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンプラント、蒸気タービンプ
    ラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラントを組み合
    わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントに
    おいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装置で分離
    した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガスタービ
    ン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分けし、そ
    の一つの窒素供給系を上記ガスタービン燃焼器の燃料噴
    射部に接続させる一方、その残りの窒素供給系を上記ガ
    スタービン燃焼器の後流側に接続させたことを特徴とす
    る石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント。
  2. 【請求項2】 ガスタービン燃焼器の後流側に接続させ
    た窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃焼器の燃
    焼器ライナに接続するトラジションピースであることを
    特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化コンバインドサ
    イクル発電プラント。
  3. 【請求項3】 ガスタービン燃焼器の後流側に接続させ
    た窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃焼器の外
    筒であることを特徴とする請求項1に記載の石炭ガス化
    コンバインドサイクル発電プラント。
  4. 【請求項4】 ガスタービン燃焼器の後流側に接続させ
    た窒素供給系の接続口は、上記ガスタービン燃焼器を覆
    設するガスタービンケーシングであることを特徴とする
    請求項1に記載の石炭ガス化コンバインドサイクル発電
    プラント。
  5. 【請求項5】 ガスタービンプラント、蒸気タービンプ
    ラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラントを組み合
    わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントに
    おいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装置で分離
    した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガスタービ
    ン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分けし、そ
    の一つの窒素供給系に流量調整弁を介装させて上記ガス
    タービン燃焼器の燃料噴射部に接続させる一方、その残
    りの窒素供給系に流量調整弁を介装させて上記ガスター
    ビン燃焼器の後流側に接続させたことを特徴とする石炭
    ガス化コンバインドサイクル発電プラント。
  6. 【請求項6】 ガスタービン燃焼器の燃料噴射部に接続
    させた窒素供給系に介装した流量調整弁および上記ガス
    タービン燃焼器の後流側に接続させた窒素供給系に介装
    した流量調整弁は、石炭ガス化プラントのガス化炉から
    石炭ガス燃料供給系を介して上記燃料噴射部に供給する
    石炭ガス燃料の発熱量を検出し、その発熱量検出信号に
    基づいて弁開閉信号を演算する演算部を備えたことを特
    徴とする請求項5に記載の石炭ガス化コンバインドサイ
    クル発電プラント。
  7. 【請求項7】 ガスタービン燃焼器の燃料噴射部に接続
    させた窒素供給系に介装した流量調整弁および上記ガス
    タービン燃焼器の後流側に接続させた窒素供給系に介装
    した流量調整弁は、ガスタービンプラントのガスタービ
    ンから排熱回収ボイラに供給されるガスタービン排ガス
    に含まれる一酸化炭素濃度を検出し、その一酸化炭素濃
    度検出信号に基づいて弁開閉信号を演算する演算部を備
    えたことを特徴とする請求項5に記載の石炭ガス化コン
    バインドサイクル発電プラント。
  8. 【請求項8】 ガスタービンプラント、蒸気タービンプ
    ラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラントを組み合
    わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントに
    おいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装置で分離
    した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガスタービ
    ン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分けし、そ
    の一つを上記ガスタービン燃焼器の燃料噴射部に接続さ
    せた窒素供給系に介装した流量調整弁は、ガスタービン
    の負荷遮断時、弁開度を5%に設定するとともに、その
    残りを上記ガスタービン燃焼器の後流側に接続させた窒
    素供給系に介装した流量調整弁は、ガスタービンの負荷
    遮断時、弁開度を95%に設定したことを特徴とする石
    炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント。
  9. 【請求項9】 ガスタービンプラント、蒸気タービンプ
    ラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラントを組み合
    わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラントに
    おいて、上記石炭ガス化プラントの空気分離装置で分離
    した窒素ガスを上記ガスタービンプラントのガスタービ
    ン燃焼器に供給する窒素供給系を2系統に区分けし、そ
    の一つを上記ガスタービン燃焼器の燃料噴射部に接続さ
    せた窒素供給系に介装した流量調整弁は、ガスタービン
    の負荷運転中、予め定められた負荷になったとき弁開度
    を20%に絞ってホールド状態に維持させた後、再び弁
    開度を95%に拡開させるとともに、その残りを上記ガ
    スタービン燃焼器の後流側に接続させた窒素供給系に介
    装した流量調整弁は、ガスタービンの負荷運転中、予め
    定められた負荷になったとき弁開度を80%に拡開して
    ホールド状態に維持させた後、再び弁開度を5%に絞り
    込むことを特徴とする石炭ガス化コンバインドサイクル
    発電プラント。
  10. 【請求項10】 ガスタービンプラント、蒸気タービン
    プラント、排熱回収ボイラに石炭ガス化プラントを組み
    合わせた石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント
    において、上記ガスタービンプラントのガスタービン燃
    焼器の頭部側に複数の燃料噴射部を設置し、複数の全て
    の燃料噴射部に上記石炭ガス化プラントのガス化炉で生
    成された石炭ガス燃料を供給する石炭ガス燃料系を備え
    るとともに、上記複数の燃料噴射部のうち、少なくとも
    一つを除いた残りに上記石炭ガス化プラントの空気分離
    装置で分離した窒素ガスを供給する窒素供給系を備えた
    ことを特徴とする石炭ガス化コンバインドサイクル発電
    プラント。
  11. 【請求項11】 複数の燃料噴射部のうち、ガスタービ
    ン負荷遮蔽時、ガス化炉の石炭ガス燃料のみが供給され
    る燃料噴射部の運転を継続させ、残りの全ての燃料噴射
    部の運転を停止させることを特徴とする請求項10に記
    載の石炭ガス化コンバインドサイクル発電プラント。
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