JPH11148137A - コンクリート基礎一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法 - Google Patents
コンクリート基礎一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法Info
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- JPH11148137A JPH11148137A JP35399297A JP35399297A JPH11148137A JP H11148137 A JPH11148137 A JP H11148137A JP 35399297 A JP35399297 A JP 35399297A JP 35399297 A JP35399297 A JP 35399297A JP H11148137 A JPH11148137 A JP H11148137A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベース下地面の状態に関係なく、ベース枠組
みと立ち上がり基礎枠組みを同時に組み上げ、生コンク
リート打設を一回で済ませ、作業の簡便さとコストの低
減、且つ強度のある高品質の住宅基礎工事。 【解決の手段】 住宅用コンクリート基礎一体打ち仕上
げする工法において、ベース下の状態に関係なく、点の
思想でベース枠と立ち上がり型枠を組み上げるためのベ
ース枠受け部と立ち上がり型枠を受ける台座とを持つ組
み立て式止め金具で、ベース枠及び立ち上がり型枠を同
時に組み上げることを特徴とするコンクリート基礎型枠
一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法。
みと立ち上がり基礎枠組みを同時に組み上げ、生コンク
リート打設を一回で済ませ、作業の簡便さとコストの低
減、且つ強度のある高品質の住宅基礎工事。 【解決の手段】 住宅用コンクリート基礎一体打ち仕上
げする工法において、ベース下の状態に関係なく、点の
思想でベース枠と立ち上がり型枠を組み上げるためのベ
ース枠受け部と立ち上がり型枠を受ける台座とを持つ組
み立て式止め金具で、ベース枠及び立ち上がり型枠を同
時に組み上げることを特徴とするコンクリート基礎型枠
一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般住宅建設におい
てコンクリート基礎施工型枠組み立て工法に関する。
てコンクリート基礎施工型枠組み立て工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般住宅建設時において、コンク
リート基礎を構築する場合での工法を説明する。最初に
熟練した職人が敷地内のコンクリート基礎構築位置を凹
状に掘り、その掘った底にグリ石や砕石を敷き、天圧
し、その上に捨てコンクリートを打設し、コンクリート
基礎内部に埋め込んで基礎を強固にするための鉄筋ユニ
ット組み立て工事をし、その立ち上がり鉄筋には遣り方
に水糸を張り、その水糸からベース天端を出し、ベース
の高さを印すテープを張り付けるか、または目釘と称す
る短く切断した鉄筋棒をベース幅内に打ち込み、ベース
の高さを出していた。またベース幅に合わせた寸法の棒
を作り、その棒に合わせて組み立てられた鉄筋ユニット
の外側に、ガラ板と称するベニヤ板やヌキ板及び足場板
などを使ったベース枠を、鉄筋棒、木の杭または釘を使
って固定し、組んだベース枠がコンクリート打設時の圧
力に負けないように、土を大量に埋め戻して補強した。
リート基礎を構築する場合での工法を説明する。最初に
熟練した職人が敷地内のコンクリート基礎構築位置を凹
状に掘り、その掘った底にグリ石や砕石を敷き、天圧
し、その上に捨てコンクリートを打設し、コンクリート
基礎内部に埋め込んで基礎を強固にするための鉄筋ユニ
ット組み立て工事をし、その立ち上がり鉄筋には遣り方
に水糸を張り、その水糸からベース天端を出し、ベース
の高さを印すテープを張り付けるか、または目釘と称す
る短く切断した鉄筋棒をベース幅内に打ち込み、ベース
の高さを出していた。またベース幅に合わせた寸法の棒
を作り、その棒に合わせて組み立てられた鉄筋ユニット
の外側に、ガラ板と称するベニヤ板やヌキ板及び足場板
などを使ったベース枠を、鉄筋棒、木の杭または釘を使
って固定し、組んだベース枠がコンクリート打設時の圧
力に負けないように、土を大量に埋め戻して補強した。
【0003】その後、ベース枠内にポンプ車やレッカー
車でコンクリートベースを打設していた。コンクリート
ベースが固定後、前記ベース枠に埋め戻した土を取り除
き、ベース枠を取り外すが、前記木製ベース枠がコンク
リートにくい込み、取り外しにくく、枠板が割れたもの
やヒビの入ったものは使い捨てされているのである。
車でコンクリートベースを打設していた。コンクリート
ベースが固定後、前記ベース枠に埋め戻した土を取り除
き、ベース枠を取り外すが、前記木製ベース枠がコンク
リートにくい込み、取り外しにくく、枠板が割れたもの
やヒビの入ったものは使い捨てされているのである。
【0004】コンクリートベースが出来上がった後、立
ち上がり型枠に剥離剤の油を枠の面板に塗り、その前記
立ち上がり型枠を上下止め金具を用いてベース上に組み
上げるのであるが、枠の面板に塗る剥離剤の油をたっぷ
り塗り付けるため、立ち上がり型枠を組み上げてから、
生コンクリトを打設するまでに、前記枠下のコンクリー
トベース上に剥離剤がたれ流れることも多くあるのであ
る。そしてこれらの不具合が熟練した職人でも施工が困
難であり、熟練した職人の不足とともに、期日内におけ
る基礎工事の完工を不可能とし、住宅建設のコスト上昇
を導いたのである。
ち上がり型枠に剥離剤の油を枠の面板に塗り、その前記
立ち上がり型枠を上下止め金具を用いてベース上に組み
上げるのであるが、枠の面板に塗る剥離剤の油をたっぷ
り塗り付けるため、立ち上がり型枠を組み上げてから、
生コンクリトを打設するまでに、前記枠下のコンクリー
トベース上に剥離剤がたれ流れることも多くあるのであ
る。そしてこれらの不具合が熟練した職人でも施工が困
難であり、熟練した職人の不足とともに、期日内におけ
る基礎工事の完工を不可能とし、住宅建設のコスト上昇
を導いたのである。
【0005】さらに実公昭63−4133の考案の名
称、コンクリート型枠支持枠を説明する。この考案のコ
ンクリート型枠支持枠は、板材を正面ほぼM型に折り曲
げ形成した支持枠の脚部の下端を底板上に固定し、前記
支持枠の上部両側に一対の水平部を形成して型枠支持部
とし、布基礎型枠の内外面を規制するために、両型枠支
持部の外側部には上方へ折曲可能な外側規制片をそれぞ
れ切込形成し、内側部には上方へ折曲可能な内側規制片
をそれぞれ切込形成し、前記外側規制片の先端部には幅
狭の折り曲げ部兼ねじり部にて内方へ折り曲げ、または
ねじり可能な係止片を形成したことその要旨をするもの
である。
称、コンクリート型枠支持枠を説明する。この考案のコ
ンクリート型枠支持枠は、板材を正面ほぼM型に折り曲
げ形成した支持枠の脚部の下端を底板上に固定し、前記
支持枠の上部両側に一対の水平部を形成して型枠支持部
とし、布基礎型枠の内外面を規制するために、両型枠支
持部の外側部には上方へ折曲可能な外側規制片をそれぞ
れ切込形成し、内側部には上方へ折曲可能な内側規制片
をそれぞれ切込形成し、前記外側規制片の先端部には幅
狭の折り曲げ部兼ねじり部にて内方へ折り曲げ、または
ねじり可能な係止片を形成したことその要旨をするもの
である。
【0006】次に特開平8−41902発明の名称、基
礎コンクリート型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具に
ついて説明する。水平枠2と垂直枠3の組み合わせで構
成する逆T型の基礎構築用筋枠1を用い、該筋枠の水平
枠2の側筋7に止着具5を係止し、止着具5は嵌入部と
受け部を有し、該嵌入部にはベース枠板4を嵌入し、受
け部には桟6を配置する。又、立ち上がり枠板9を高さ
調整可能に保持する保持具10を配置し、該保持具10
は水平枠2や止着具5と連結して位置決めされる。
礎コンクリート型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具に
ついて説明する。水平枠2と垂直枠3の組み合わせで構
成する逆T型の基礎構築用筋枠1を用い、該筋枠の水平
枠2の側筋7に止着具5を係止し、止着具5は嵌入部と
受け部を有し、該嵌入部にはベース枠板4を嵌入し、受
け部には桟6を配置する。又、立ち上がり枠板9を高さ
調整可能に保持する保持具10を配置し、該保持具10
は水平枠2や止着具5と連結して位置決めされる。
【0007】次に実公昭63−173452考案の名
称、コンクリート型枠のベースセパレータについて説明
する。プレートの長手方向両端部に堰板固定部を設け、
前記プレートの上縁部両側に型枠の下部を嵌合する凹部
を設け、このプレートの一面側に設けた水平片に鉄筋挿
入孔を穿設したものである。
称、コンクリート型枠のベースセパレータについて説明
する。プレートの長手方向両端部に堰板固定部を設け、
前記プレートの上縁部両側に型枠の下部を嵌合する凹部
を設け、このプレートの一面側に設けた水平片に鉄筋挿
入孔を穿設したものである。
【0008】また平成8年10月17日特許出願済みの
特願平8−311164記載、コンクリート基礎一体打
ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法と平成9年
6月16日特許出願済みの特願平9−194720記
載、コンクリート基礎一体打ち止め金具とその使用方法
を参照のこと。
特願平8−311164記載、コンクリート基礎一体打
ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法と平成9年
6月16日特許出願済みの特願平9−194720記
載、コンクリート基礎一体打ち止め金具とその使用方法
を参照のこと。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般住宅の建設
時において、コンクリート基礎を構築する際、熟練した
職人がベース枠として、ガラ板と称するベニヤ板や、ヌ
キ板及び足場板などの枠を使い、鉄筋棒や木の杭又は釘
で固定していた。また、コンクリート打設時の圧力に負
けないようにと、埋め戻しと称してベース枠に土を大量
にかけていた。
時において、コンクリート基礎を構築する際、熟練した
職人がベース枠として、ガラ板と称するベニヤ板や、ヌ
キ板及び足場板などの枠を使い、鉄筋棒や木の杭又は釘
で固定していた。また、コンクリート打設時の圧力に負
けないようにと、埋め戻しと称してベース枠に土を大量
にかけていた。
【0010】コンクリートベース固定後にベース枠を取
り外す際、コンクリートにくい込んでいる木枠は外しに
くく、破損した木材はそのまま放置され、品質低下の原
因を生み、さらに使い捨てにされるという、木材の大量
消費の問題点があった。
り外す際、コンクリートにくい込んでいる木枠は外しに
くく、破損した木材はそのまま放置され、品質低下の原
因を生み、さらに使い捨てにされるという、木材の大量
消費の問題点があった。
【0011】埋め戻しと称する作業に従事することによ
っての手間と、ベースと立ち上がり基礎の製作による二
度の生コンクリート打設という手間がかかり、日程増加
とポンプ車などの重機代をも含む経費の増加を促した。
っての手間と、ベースと立ち上がり基礎の製作による二
度の生コンクリート打設という手間がかかり、日程増加
とポンプ車などの重機代をも含む経費の増加を促した。
【0012】立ち上がり用型枠組みの際に、枠に塗る剥
離剤め量が一定でないため、その枠に塗った剥離剤の油
がコンクリートベース上に垂れ、コンクリートベースと
立ち上がりコンクリート基礎の間に流れ出ることも軽視
できない問題点である。
離剤め量が一定でないため、その枠に塗った剥離剤の油
がコンクリートベース上に垂れ、コンクリートベースと
立ち上がりコンクリート基礎の間に流れ出ることも軽視
できない問題点である。
【0013】従来の一体打ち工法では、すべて地面の平
滑さを要求しなければならず、捨てコンクリートやモル
タルダンゴを打設しなければならない。また生コンクリ
ート打設時の圧力で、組んだベース枠と立ち上がり型枠
が浮きやすい。
滑さを要求しなければならず、捨てコンクリートやモル
タルダンゴを打設しなければならない。また生コンクリ
ート打設時の圧力で、組んだベース枠と立ち上がり型枠
が浮きやすい。
【0014】立ち上がり型枠組みとベース型枠組みを別
々に組み上げなければならず、ベース幅の寸法を逐一だ
さなければならない。
々に組み上げなければならず、ベース幅の寸法を逐一だ
さなければならない。
【0015】またいずれも立ち上がり型枠と同型の低い
枠が使用されているため、土や支持棒を取り除かなけれ
ば枠は外れない。従ってベース枠は面板が平らな一枚鉄
板のベース枠が必要とされる。
枠が使用されているため、土や支持棒を取り除かなけれ
ば枠は外れない。従ってベース枠は面板が平らな一枚鉄
板のベース枠が必要とされる。
【0016】実公昭63−4133考案の名称、コンク
リート型枠支持枠。コンクリート型枠支持枠は、地面の
平滑さを要求する工法であって、ベース下のグリ石や砕
石などの凸凹の地面での使用は非常に困難である。
リート型枠支持枠。コンクリート型枠支持枠は、地面の
平滑さを要求する工法であって、ベース下のグリ石や砕
石などの凸凹の地面での使用は非常に困難である。
【0017】実公昭63−4133考案の名称、多様に
細工の施されているコンクリート型枠支持枠は、付属さ
れた細工を作業中に作業員が全て使用するため、その時
間と労力と気の使い方が過多とならざるを得ない。
細工の施されているコンクリート型枠支持枠は、付属さ
れた細工を作業中に作業員が全て使用するため、その時
間と労力と気の使い方が過多とならざるを得ない。
【0018】実公昭63−4133考案の名称、コンク
リート型枠支持枠において、ベース枠は一体打ち工法の
コンクリート型枠支持枠1使用では、コンクリートベー
ス幅には合うが、寸法の異なったベース幅には対処でき
ず、工事施工者がそれぞれ異なった寸法のベース枠を何
種類も用意しなければならない。
リート型枠支持枠において、ベース枠は一体打ち工法の
コンクリート型枠支持枠1使用では、コンクリートベー
ス幅には合うが、寸法の異なったベース幅には対処でき
ず、工事施工者がそれぞれ異なった寸法のベース枠を何
種類も用意しなければならない。
【0019】特開平8−41902発明の名称、基礎コ
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具。基
礎コンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具
は、地面の平滑さを要求する工法であり、ベース下のグ
リ石や砕石などの凸凹の地面での使用は非常に困難であ
る。
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具。基
礎コンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具
は、地面の平滑さを要求する工法であり、ベース下のグ
リ石や砕石などの凸凹の地面での使用は非常に困難であ
る。
【0020】特開平8−41902発明の名称、基礎コ
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具の工
法は、木造住宅基礎構築用筋枠並びに該基礎構築用筋枠
に準ずる筋枠を使用しなければならない。
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具の工
法は、木造住宅基礎構築用筋枠並びに該基礎構築用筋枠
に準ずる筋枠を使用しなければならない。
【0021】特開平8−41902発明の名称、基礎コ
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具のネ
ジを使用した工法は、昔から大きな現場で施工されてき
た工法であり、逐一ネジで高さの調整をするという施工
方法は、小さな一般住宅基礎工事には時間がかかり過ぎ
て不向きである。
ンクリートの型枠構造及び立ち上がり枠板の保持具のネ
ジを使用した工法は、昔から大きな現場で施工されてき
た工法であり、逐一ネジで高さの調整をするという施工
方法は、小さな一般住宅基礎工事には時間がかかり過ぎ
て不向きである。
【0022】実公昭63−173452考案の名称、コ
ンクリート型枠のベースセパレータ。コンクリート型枠
のベースセパレータは、地面の平滑さを要求する工法で
あって、ベース下のグリ石や砕石などの凸凹の地面での
使用は非常に困難である。
ンクリート型枠のベースセパレータ。コンクリート型枠
のベースセパレータは、地面の平滑さを要求する工法で
あって、ベース下のグリ石や砕石などの凸凹の地面での
使用は非常に困難である。
【0023】実公昭63−173452考案の名称、コ
ンクリート型枠のベースセパレータにおいて、これを使
用してのコンクリートベースは、せっかく強固なコンク
リートベースをつくっても、出来上がったコンクリート
ベース内に大きなコンクリート枠のベースセパレータの
プレートが入っているために、そのベースセパレータの
プレートがコンクリートベースの切り込みとなり、コン
クリートベースの接続部分を小さくし、コンクリート接
続の良さを妨げる。
ンクリート型枠のベースセパレータにおいて、これを使
用してのコンクリートベースは、せっかく強固なコンク
リートベースをつくっても、出来上がったコンクリート
ベース内に大きなコンクリート枠のベースセパレータの
プレートが入っているために、そのベースセパレータの
プレートがコンクリートベースの切り込みとなり、コン
クリートベースの接続部分を小さくし、コンクリート接
続の良さを妨げる。
【0024】従来の基礎一体打ち工法においては、全て
面の思想であるので、ベース下の地面上を必ず平滑にし
なければならない。また鉄筋のベース筋のかぶり厚を確
保するためサイコロスペーサー等を使用しなければなら
ない。多くの現場は、予算上捨てコンクリートやモルタ
ルダンゴも打設せず、グリ石や砕石のままであるため、
面の思想でのそれぞれの金具類ではそのままでの使用が
出来ず、またベース枠組みは立ち上がり型枠組みとは別
に、ベースの出幅寸法出しをしながら鉄筋棒や木の杭、
または釘などを使って組まなければならない。これらの
不具合を通して、本発明は点の思想で、地面の平滑を求
めず、捨てコンクリート及びモルタルダンゴとサイコロ
スペーサーを必要としないものとし、ベースの出幅寸法
出しをも不要とし、しかもベース枠も立ち上がり型枠も
それぞれの受け部に差し込むだけで枠が自立し、枠組み
を組みやすくしてコンクリート打設が一回のみなどの作
業の簡便さ、時間と人件費の削減、使い捨て木製品の環
境保全及び熟練性の不要、且つ震災などに強く、より強
固で品質の高い一体型基礎の提供を目的としている。
面の思想であるので、ベース下の地面上を必ず平滑にし
なければならない。また鉄筋のベース筋のかぶり厚を確
保するためサイコロスペーサー等を使用しなければなら
ない。多くの現場は、予算上捨てコンクリートやモルタ
ルダンゴも打設せず、グリ石や砕石のままであるため、
面の思想でのそれぞれの金具類ではそのままでの使用が
出来ず、またベース枠組みは立ち上がり型枠組みとは別
に、ベースの出幅寸法出しをしながら鉄筋棒や木の杭、
または釘などを使って組まなければならない。これらの
不具合を通して、本発明は点の思想で、地面の平滑を求
めず、捨てコンクリート及びモルタルダンゴとサイコロ
スペーサーを必要としないものとし、ベースの出幅寸法
出しをも不要とし、しかもベース枠も立ち上がり型枠も
それぞれの受け部に差し込むだけで枠が自立し、枠組み
を組みやすくしてコンクリート打設が一回のみなどの作
業の簡便さ、時間と人件費の削減、使い捨て木製品の環
境保全及び熟練性の不要、且つ震災などに強く、より強
固で品質の高い一体型基礎の提供を目的としている。
【0025】
【課題を解決する手段】前記の目的を達成するために最
良の方法が、点の思想に基づき、地面の平滑を求めない
本発明止め金具である。
良の方法が、点の思想に基づき、地面の平滑を求めない
本発明止め金具である。
【0026】本発明コンクリート基礎のベースと立ち上
がり基礎の一体打ち仕上げ工法は、ベース下の地面上を
点としてとらえ、グリ石や砕石などの凸凹の所でも、本
発明止め金具下の数箇所の点でバランスを保ち、立ち上
がり型枠及びベース枠を支える役割を果たすのである。
がり基礎の一体打ち仕上げ工法は、ベース下の地面上を
点としてとらえ、グリ石や砕石などの凸凹の所でも、本
発明止め金具下の数箇所の点でバランスを保ち、立ち上
がり型枠及びベース枠を支える役割を果たすのである。
【0027】しかもベース枠を先に組んでも、立ち上が
り型枠を先に組んでも、本発明止め金具はその枠の重み
を点でとらえ、枠の重みでしっかり固定されるのであ
る。さらに足場の悪い現場でも、立ち上がり型枠とベー
ス枠とを両方とも同じ止め金具にあるそれぞれの受け部
に差し込み置くだけで自立させ、型枠を組みやすくした
ことが重要である。
り型枠を先に組んでも、本発明止め金具はその枠の重み
を点でとらえ、枠の重みでしっかり固定されるのであ
る。さらに足場の悪い現場でも、立ち上がり型枠とベー
ス枠とを両方とも同じ止め金具にあるそれぞれの受け部
に差し込み置くだけで自立させ、型枠を組みやすくした
ことが重要である。
【0028】本発明一体打ち止め金具の部材は、金属製
鉄板材やプラスチック材、紙材、異形鉄筋、丸棒鉄筋、
鋳物、セラミックなどの強度のでる素材を使用し、コン
クリートに合った材質を使用することが好ましい。さら
に一体加工できる素材もまた好ましい。
鉄板材やプラスチック材、紙材、異形鉄筋、丸棒鉄筋、
鋳物、セラミックなどの強度のでる素材を使用し、コン
クリートに合った材質を使用することが好ましい。さら
に一体加工できる素材もまた好ましい。
【0029】さらに本発明止め金具は、コンクリート打
設時の圧力に負けないよう構成したので作業が円滑にな
る。
設時の圧力に負けないよう構成したので作業が円滑にな
る。
【0030】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1は本発明コンクリート
基礎一体打ち止め金具組み立て式の前の斜視図である。
部材は帯状鉄板で、幅40ミリを使用した。またベース
高は150ミリとし、ベース幅は450ミリとした。ま
ず住宅構築位置を凹状に掘った底に、グリ石15または
40ゼロ砕石16を敷き天圧し、その地面上に本発明止
め金具の帯状部材Bを芯の水糸に合わせ適所に配置し、
その本発明止め金具の帯状部材B上に鉄筋ユニット13
を載置した。鉄筋ユニット13載置後前記請求項1記載
の切り起こし部4の二か所で、前記請求項1記載の台座
2の上に乗せた上下止め金具図4を抱かせるか、または
前記請求項1記載の台座に複数の穴3と上下止め金具図
4の穴に針金を通し軽く止た前記請求項1記載の帯状部
材Aを前記鉄筋ユニットを載置してある帯状部材Bに差
し込み図2に組み立てた。その際奥まで差し込み、帯状
部材Aの柱部分の適所にある凸部5と帯状部材Bの10
の部分とでしっかりはまり一体となり、鉄筋ユニット及
び立ち上がり型枠をしっかり支えたのである。続いてベ
ース枠14と立ち上がり型枠12を組み上げるのである
が、いずれも住宅構築位置の角部より組み始め、ベース
枠14と立ち上がり型枠12は本発明止め金具のベース
枠受け部8と立ち上がり型枠受け部の上下市め金具20
に差し込むだけで自立し、ベース枠14と立ち上がり型
枠12とを順次組み上げた。次にコンクリートベース部
18と立ち上がりコンクリート部17に生コンクリート
を打設した。また前記ベース枠14と立ち上がり型枠1
2の取り外しは、中3日を経て行われたが、その際ベー
ス枠14に少しの衝撃を与えるだけで容易に取り外しが
できた。
き図面を参照して説明する。図1は本発明コンクリート
基礎一体打ち止め金具組み立て式の前の斜視図である。
部材は帯状鉄板で、幅40ミリを使用した。またベース
高は150ミリとし、ベース幅は450ミリとした。ま
ず住宅構築位置を凹状に掘った底に、グリ石15または
40ゼロ砕石16を敷き天圧し、その地面上に本発明止
め金具の帯状部材Bを芯の水糸に合わせ適所に配置し、
その本発明止め金具の帯状部材B上に鉄筋ユニット13
を載置した。鉄筋ユニット13載置後前記請求項1記載
の切り起こし部4の二か所で、前記請求項1記載の台座
2の上に乗せた上下止め金具図4を抱かせるか、または
前記請求項1記載の台座に複数の穴3と上下止め金具図
4の穴に針金を通し軽く止た前記請求項1記載の帯状部
材Aを前記鉄筋ユニットを載置してある帯状部材Bに差
し込み図2に組み立てた。その際奥まで差し込み、帯状
部材Aの柱部分の適所にある凸部5と帯状部材Bの10
の部分とでしっかりはまり一体となり、鉄筋ユニット及
び立ち上がり型枠をしっかり支えたのである。続いてベ
ース枠14と立ち上がり型枠12を組み上げるのである
が、いずれも住宅構築位置の角部より組み始め、ベース
枠14と立ち上がり型枠12は本発明止め金具のベース
枠受け部8と立ち上がり型枠受け部の上下市め金具20
に差し込むだけで自立し、ベース枠14と立ち上がり型
枠12とを順次組み上げた。次にコンクリートベース部
18と立ち上がりコンクリート部17に生コンクリート
を打設した。また前記ベース枠14と立ち上がり型枠1
2の取り外しは、中3日を経て行われたが、その際ベー
ス枠14に少しの衝撃を与えるだけで容易に取り外しが
できた。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く使用するもので、次
のような効果を奏する。
のような効果を奏する。
【0032】本発明一体打ち止め金具は、点の思想に基
づき使用しているので、ベース下の地面が凸凹でもベー
ス枠及び立ち上がり型枠を組み上げることができ、捨て
コンクリートやモルタルダンゴの打設を不要とした。
づき使用しているので、ベース下の地面が凸凹でもベー
ス枠及び立ち上がり型枠を組み上げることができ、捨て
コンクリートやモルタルダンゴの打設を不要とした。
【0033】ベース枠の種類を必要とせず、それぞれの
ベース幅寸法に対応できる。
ベース幅寸法に対応できる。
【0034】ベース高及びベース幅の寸法出しの必要が
ない。
ない。
【0035】ベース枠や立ち上がり枠を固定させるため
の鉄筋棒、杭、釘または土の埋め戻しも必要としない。
の鉄筋棒、杭、釘または土の埋め戻しも必要としない。
【0036】ベース枠の面板は細工しない一枚鉄板なの
で、組みやすく取り外しやすく、木製品のようにベース
枠が割れたり取り残したりする事もない。
で、組みやすく取り外しやすく、木製品のようにベース
枠が割れたり取り残したりする事もない。
【0037】コンクリート打設が一回で済むので、コン
クリート打設時に使用するポンプ車及びレッカー車は一
回で済む。
クリート打設時に使用するポンプ車及びレッカー車は一
回で済む。
【0038】コンクリートベースと立ち上がりコンクリ
ート基礎が一体なので、さらに強度が増し、品質の向上
と均一化を図ることができる。
ート基礎が一体なので、さらに強度が増し、品質の向上
と均一化を図ることができる。
【0039】本発明一体打ち止め金具を使用することに
より、熟練職人でなくとも容易に基礎一体打ちができ、
不足している熟練職人の確保の必要性もなくなる。
より、熟練職人でなくとも容易に基礎一体打ちができ、
不足している熟練職人の確保の必要性もなくなる。
【0040】従来の技術における様々な工程数の削減を
図り、工期とコストについても削減でき、有利となる。
図り、工期とコストについても削減でき、有利となる。
【0041】環境保全が叫ばれている昨今、概して現場
で大量に使い捨てされているベニヤ板やコンパネ、足場
板や木の杭などの木製品を必要ないものとする。
で大量に使い捨てされているベニヤ板やコンパネ、足場
板や木の杭などの木製品を必要ないものとする。
【図1】本発明コンクリート基礎一体打ち止め金具組み
立て前A/Bの斜視図。
立て前A/Bの斜視図。
【図2】本発明コンクリート基礎一体打ち止め金具A/
B組み立て斜視図。
B組み立て斜視図。
【図3】本発明コンクリート基礎一体打ち止め金具の変
形型斜視図。
形型斜視図。
【図4】上下止め金具参考斜視図。
【図5】外角ベース枠斜視図。
【図6】ベース直線枠斜視図。
【図7】住宅基礎伏せ平面図。
【図8】本発明コンクリート基礎一体打ち止め金具使用
の住宅基礎の断面図。
の住宅基礎の断面図。
1 両側を90度に折り曲げたリブを有する帯状部材A 2 台座 3 穴 4 切り起こし 5 凸部 6 帯状部材Aの両端 7 両側を90度に折り曲げたリブを有する帯状部材B 8 ベース枠受け部 9 穴もしくは表示用の凹部 10 帯状部材Aの両柱部の下部の型の切り込み 11 上下止め金具 12 立ち上がり型枠 13 鉄筋ユニット 14 ベース枠 15 グリ石 16 砕石 17 立ち上がりコンクリート 18 コンクリートベース 19 土 20 上下止め金具の立ち上がり型枠受け部
Claims (1)
- 【請求項1】 両側を90度に折り曲げたリブ(1)を
有する帯状部材Aを任意寸法二か所において、90度に
折り曲げてコの字型とし台座(2)を設け、そのコの字
型の上部の台座に複数の穴(3)を設け穴の内外いずれ
かに帯状部材と直角に切り起こし部(4)を複数設け、
そのコの字型の両柱部分の適所に複数の凸部(5)を設
けその帯状部材Aの両端(6)を90度内外のいずれか
に折り曲げ、また90度折り曲げたリブ(7)を有する
帯状部材を任意寸法二か所90度に折り曲げてコの字型
とし、その両端をU字型(8)及び逆R型または三角型
に折り曲げ、そのコの字型の上部の適所に複数の穴
(9)もしくは表示用の凹部を設け、その穴もしくは表
示用の凹部(9)の外側に帯状部材Aの両柱部の下部の
型(6)の切り込み(10)を入れ帯状部材B上に基礎
内に埋め込み用鉄筋を配置後前記帯状部材Aを帯状部材
Bに差し込み組み立て一体として使用する事を特徴と
し、且つ地面の平滑さを要求しないコンクリート型枠一
体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35399297A JPH11148137A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | コンクリート基礎一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35399297A JPH11148137A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | コンクリート基礎一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148137A true JPH11148137A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18434592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35399297A Pending JPH11148137A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | コンクリート基礎一体打ち止め金具とベース枠及びその組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148137A (ja) |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP35399297A patent/JPH11148137A/ja active Pending
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