JPH11129380A - ラミネートチューブ容器 - Google Patents
ラミネートチューブ容器Info
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- JPH11129380A JPH11129380A JP29726697A JP29726697A JPH11129380A JP H11129380 A JPH11129380 A JP H11129380A JP 29726697 A JP29726697 A JP 29726697A JP 29726697 A JP29726697 A JP 29726697A JP H11129380 A JPH11129380 A JP H11129380A
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- laminated tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷層の再現性が良好で、しかも印刷層を設け
るためのフィルムを別に設けことのない積層材料で胴部
を形成したラミネートチューブ容器を提供することであ
る。 【解決手段】プラスチックフィルムからなる基材1の片
面に、金属酸化物蒸着層2、被覆層3、接着層4を介し
て保護層5を設けた素材の両面に、ヒートシール性を有
する熱可塑性樹脂からなる外面層10、および内面層1
1を設けた積層材料から胴部を形成したラミネートチュ
ーブ容器である。
るためのフィルムを別に設けことのない積層材料で胴部
を形成したラミネートチューブ容器を提供することであ
る。 【解決手段】プラスチックフィルムからなる基材1の片
面に、金属酸化物蒸着層2、被覆層3、接着層4を介し
て保護層5を設けた素材の両面に、ヒートシール性を有
する熱可塑性樹脂からなる外面層10、および内面層1
1を設けた積層材料から胴部を形成したラミネートチュ
ーブ容器である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属酸化物蒸着層
を設けたプラスチックフィルムを素材とした胴部からな
るラミネートチューブ容器に関するものである。
を設けたプラスチックフィルムを素材とした胴部からな
るラミネートチューブ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラミネートチューブ容器の胴部を構成す
る積層材料の代表的なものとして、 (構成1)PEフィルム/PE層/(印刷層)乳白PE
フィルム/PE層/酸化珪素蒸着PETフィルム/接着
剤層/LLDPE (構成2)PE層/PE層/(印刷層)乳白PEフィル
ム/接着剤層/EVOHフィルム接着剤層/乳白LLD
PE/PE層/乳白LLDPEフィルム (構成3)PEフィルム/PE層/PETフィルム(印
刷層)/PE層/乳白PEフィルム/酸化アルミニ ウ
ム蒸着PETフィルム/PE層/PE層が挙げられる。
上記PEは低密度ポリエチレン、PETはポリエチレン
テレフタレート、LLDPEは線状低密度ポリエチレン
を表す。
る積層材料の代表的なものとして、 (構成1)PEフィルム/PE層/(印刷層)乳白PE
フィルム/PE層/酸化珪素蒸着PETフィルム/接着
剤層/LLDPE (構成2)PE層/PE層/(印刷層)乳白PEフィル
ム/接着剤層/EVOHフィルム接着剤層/乳白LLD
PE/PE層/乳白LLDPEフィルム (構成3)PEフィルム/PE層/PETフィルム(印
刷層)/PE層/乳白PEフィルム/酸化アルミニ ウ
ム蒸着PETフィルム/PE層/PE層が挙げられる。
上記PEは低密度ポリエチレン、PETはポリエチレン
テレフタレート、LLDPEは線状低密度ポリエチレン
を表す。
【0003】このように、バリア層を含む積層構成で
は、バリア層の外側に内容物等を表示する印刷層を設け
るのが一般的であった。構成1および構成2にのよう
に、乳白PE等のフィルムの表側に印刷層を設けた構成
の場合、チューブ容器の胴部を形成するために、側部を
熱圧によりシールすると、乳白PEが筋状にはみ出して
しまい、外観に不都合が生じることがあった。構成3の
場合は、バリア層の外側にPET等のフィルムの裏面に
の印刷層を設けるので再現性の優れた印刷が可能となる
が、別に印刷層を形成するためのフィルムを設けなけれ
ばならなかった。
は、バリア層の外側に内容物等を表示する印刷層を設け
るのが一般的であった。構成1および構成2にのよう
に、乳白PE等のフィルムの表側に印刷層を設けた構成
の場合、チューブ容器の胴部を形成するために、側部を
熱圧によりシールすると、乳白PEが筋状にはみ出して
しまい、外観に不都合が生じることがあった。構成3の
場合は、バリア層の外側にPET等のフィルムの裏面に
の印刷層を設けるので再現性の優れた印刷が可能となる
が、別に印刷層を形成するためのフィルムを設けなけれ
ばならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PET等と
同等の再現性に優れた印刷層を設けることができ、しか
も印刷層をもうけるためのフィルムを別に使用しない構
成の胴部を有するラミネートチューブ容器を提供するこ
とを目的とする。
同等の再現性に優れた印刷層を設けることができ、しか
も印刷層をもうけるためのフィルムを別に使用しない構
成の胴部を有するラミネートチューブ容器を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属酸化物蒸
着層を形成した基材の、前記蒸着層上に印刷層を設け、
この印刷層に接着剤層を介してプラスチックフィルムか
らなる保護層を積層した素材を有する胴部からなること
を特徴とする、ラミネートチューブ容器である。
着層を形成した基材の、前記蒸着層上に印刷層を設け、
この印刷層に接着剤層を介してプラスチックフィルムか
らなる保護層を積層した素材を有する胴部からなること
を特徴とする、ラミネートチューブ容器である。
【0006】また、本発明は、前記金属酸化物蒸着層上
に被覆層を形成したことを特徴とするラミネートチュー
ブ容器である。また、本発明は、前記被覆層が、水溶性
高分子と金属アルコキシドまたはその加水分解物を含む
被覆剤からなることを特徴とするラミネートチューブ容
器である。
に被覆層を形成したことを特徴とするラミネートチュー
ブ容器である。また、本発明は、前記被覆層が、水溶性
高分子と金属アルコキシドまたはその加水分解物を含む
被覆剤からなることを特徴とするラミネートチューブ容
器である。
【0007】また、本発明は、前記保護層が2軸延伸プ
ラスチックフィルムからなることを特徴とするラミネー
トチューブ容器である。また、本発明は、前記保護層が
着色プラスチックフィルムからなることを特徴とするラ
ミネートチューブ容器である。
ラスチックフィルムからなることを特徴とするラミネー
トチューブ容器である。また、本発明は、前記保護層が
着色プラスチックフィルムからなることを特徴とするラ
ミネートチューブ容器である。
【0008】また、本発明は、素材の外側に表面層、お
よび内側に内容物と接する内面層を形成したことを特徴
とするラミネートチューブ容器である。また、本発明
は、前記表面層と内面層の厚みの比が、1:1〜1:3
の範囲としたことを特徴とするラミネートチューブ容器
である。
よび内側に内容物と接する内面層を形成したことを特徴
とするラミネートチューブ容器である。また、本発明
は、前記表面層と内面層の厚みの比が、1:1〜1:3
の範囲としたことを特徴とするラミネートチューブ容器
である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のラミネートチュ
ーブ容器の胴部を構成する積層材料の断面図で、1はプ
ラスチックフィルムからなる基材であり、2は金属酸化
物等を蒸着した蒸着層、3は印刷層、4は接着層、5は
プラスチックフィルムからなる保護層である。そして、
前記プラスチックフィルム1、および保護層5の両側に
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる表面層1
0、内面層11を設けた構成である。また、図2は、他
の構成を示す断面図で、図1の積層材料の蒸着層2面
に、被覆層7を設けた胴部を形成する積層材料である。
ーブ容器の胴部を構成する積層材料の断面図で、1はプ
ラスチックフィルムからなる基材であり、2は金属酸化
物等を蒸着した蒸着層、3は印刷層、4は接着層、5は
プラスチックフィルムからなる保護層である。そして、
前記プラスチックフィルム1、および保護層5の両側に
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる表面層1
0、内面層11を設けた構成である。また、図2は、他
の構成を示す断面図で、図1の積層材料の蒸着層2面
に、被覆層7を設けた胴部を形成する積層材料である。
【0010】プラスチックフィルムからなる基材1は、
機械的な強度を有するフィルムで、具体的には、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンか
らなるフィルムで延伸フィルムが好ましい。このプラス
チックフィルムには、例えば帯電防止剤、紫外線吸収
剤、可塑剤、滑剤、着色剤など公知の添加剤を加えるこ
とができ、必要に応じて適宜添加される。
機械的な強度を有するフィルムで、具体的には、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリアミド、ポリプロピレンか
らなるフィルムで延伸フィルムが好ましい。このプラス
チックフィルムには、例えば帯電防止剤、紫外線吸収
剤、可塑剤、滑剤、着色剤など公知の添加剤を加えるこ
とができ、必要に応じて適宜添加される。
【0011】金属酸化物からなる蒸着層2は、珪素、ア
ルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫などの酸化物の
単体、あるいはそれらの複合物からなり、真空蒸着法、
スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)な
どの真空プロセスにより形成される。金属酸化物蒸着層
2の膜厚は、100Å〜2000Åの範囲が、透明性、
バリア性が適している。
ルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫などの酸化物の
単体、あるいはそれらの複合物からなり、真空蒸着法、
スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)な
どの真空プロセスにより形成される。金属酸化物蒸着層
2の膜厚は、100Å〜2000Åの範囲が、透明性、
バリア性が適している。
【0012】また、蒸着層2面に設ける被覆層7は、水
溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及び
その加水分解物、または(b)塩化錫の少なくとも一方
を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤
とするコーティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫
を水系(水あるいは水/アルコール混合)溶媒で溶解さ
せた溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを直接、あ
るいは予め加水分解させるなどの処理を行ったものを混
合した溶液をコーティング、加熱乾燥し、形成したもの
である。コーティング剤に含まれる各成分について以下
に詳述する。
溶性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及び
その加水分解物、または(b)塩化錫の少なくとも一方
を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤
とするコーティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫
を水系(水あるいは水/アルコール混合)溶媒で溶解さ
せた溶液、あるいはこれに金属アルコキシドを直接、あ
るいは予め加水分解させるなどの処理を行ったものを混
合した溶液をコーティング、加熱乾燥し、形成したもの
である。コーティング剤に含まれる各成分について以下
に詳述する。
【0013】本発明でコーティング剤に用いられる水溶
性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。特
にポリビニルアルコール(PVA)を本発明のガスバリ
ア性積層体のコーティング剤に用いた場合にガスバリア
性が最も優れる。ここでいうPVAは、一般にポリ酢酸
ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が数十%残
存している、いわゆる部分けん化PVAから、酢酸基が
数%しか残存していない完全けん化PVAまでを含み、
特に限定されるものではない。
性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。特
にポリビニルアルコール(PVA)を本発明のガスバリ
ア性積層体のコーティング剤に用いた場合にガスバリア
性が最も優れる。ここでいうPVAは、一般にポリ酢酸
ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が数十%残
存している、いわゆる部分けん化PVAから、酢酸基が
数%しか残存していない完全けん化PVAまでを含み、
特に限定されるものではない。
【0014】さらに金属アルコキシドは、テトラエトキ
シシラン〔Si(OC2 H5 )4 〕、トリイソプロポキ
シアルミニウム〔Al(O−2’−C3 H7 )3 〕など
の一般式、 M(OR)n (M:Si、Ti、Ai、Zr等の金属、R:CH3 、
C2 H5 等のアルキル基)で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
シシラン〔Si(OC2 H5 )4 〕、トリイソプロポキ
シアルミニウム〔Al(O−2’−C3 H7 )3 〕など
の一般式、 M(OR)n (M:Si、Ti、Ai、Zr等の金属、R:CH3 、
C2 H5 等のアルキル基)で表せるものである。中で
も、テトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミ
ニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定
であるので好ましい。
【0015】上述した各成分を単独またはいくつかを組
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらに
コーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシ
アネート化合物、シランカップリング剤、あるいは分散
剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を
加えることができる。
【0016】例えばコーティング剤に加えられるイソシ
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDI)、トリフェニルメタント
リイソシアネート(TTI)、テトラメチルキシレンジ
イソシアネート(TMXDI)などのモノマー類と、こ
れらの重合体、誘導体などがある。
アネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネ
ート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDI)、トリフェニルメタント
リイソシアネート(TTI)、テトラメチルキシレンジ
イソシアネート(TMXDI)などのモノマー類と、こ
れらの重合体、誘導体などがある。
【0017】コーティング剤の塗布方法には、通常用い
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。被覆層7の厚さはコーティング剤の種類によって
異なるが、乾燥後の厚さが約0.01〜100μmの範
囲であればよいが、50μm以上では、膜にクラックが
生じやすくなるため、0.01〜50μmとすることが
望ましい。
られる、ディッピング法、ロールコーティング法、スク
リーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いら
れる。被覆層7の厚さはコーティング剤の種類によって
異なるが、乾燥後の厚さが約0.01〜100μmの範
囲であればよいが、50μm以上では、膜にクラックが
生じやすくなるため、0.01〜50μmとすることが
望ましい。
【0018】保護層5は、蒸着層2、あるいは被覆層7
の面に接着層4を介して設けるもので、プラスチックフ
ィルムであれば特に特定されないが、ポリエステル、ナ
イロン、ポリプロピレン等の延伸プラスチックフィル
ム、あるいはLLDPEフィルムが好ましい。
の面に接着層4を介して設けるもので、プラスチックフ
ィルムであれば特に特定されないが、ポリエステル、ナ
イロン、ポリプロピレン等の延伸プラスチックフィル
ム、あるいはLLDPEフィルムが好ましい。
【0019】そして、表面層10および内面層11は、
低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、メタロ
セン触媒を用いて合成樹脂したポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン共重合体等ヒートシール性を有する樹
脂であれば目的に応じて使用することができる。また、
表面層10は、透明で、外側に位置するので塵等の付着
がないように静電気防止剤を添加した樹脂からなり、基
材1と積層するため間に溶融したポリエチレンを介して
ラミネートして設けるのが好ましい。
低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、メタロ
セン触媒を用いて合成樹脂したポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン共重合体等ヒートシール性を有する樹
脂であれば目的に応じて使用することができる。また、
表面層10は、透明で、外側に位置するので塵等の付着
がないように静電気防止剤を添加した樹脂からなり、基
材1と積層するため間に溶融したポリエチレンを介して
ラミネートして設けるのが好ましい。
【0020】内面層11は、内容物物と接するもので、
保護層5に接着剤または溶融ポリエチレンを介してフィ
ルム、あるいは溶融樹脂を押し出しコートして設けたも
のである。この、内面層11は透明、あるいは着色した
樹脂のいずれか、またはこれらを組み合わせた構成のい
ずれか目的に合わせて選択すればよい。
保護層5に接着剤または溶融ポリエチレンを介してフィ
ルム、あるいは溶融樹脂を押し出しコートして設けたも
のである。この、内面層11は透明、あるいは着色した
樹脂のいずれか、またはこれらを組み合わせた構成のい
ずれか目的に合わせて選択すればよい。
【0021】この胴部を形成する積層材料で、外面層1
0の厚みは、70〜150μmの範囲であり、内面層1
1の厚みは、前記外面層10の1〜3倍の範囲で、具体
的には、150〜350μmの範囲とするのが好まし
い。
0の厚みは、70〜150μmの範囲であり、内面層1
1の厚みは、前記外面層10の1〜3倍の範囲で、具体
的には、150〜350μmの範囲とするのが好まし
い。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上の構成からなるので、基
材に金属酸化物を蒸着した蒸着層、またはこの蒸着層上
に設けた被覆層に印刷層を設け、この印刷層をプラスチ
ックフィルムからなる保護層により積層した素材を使用
するので、プラスチックフィルムと同等の再現性のよい
印刷が可能となり、しかも印刷層を設けるために別のプ
ラスチックフィルムを使用しないでもよい。
材に金属酸化物を蒸着した蒸着層、またはこの蒸着層上
に設けた被覆層に印刷層を設け、この印刷層をプラスチ
ックフィルムからなる保護層により積層した素材を使用
するので、プラスチックフィルムと同等の再現性のよい
印刷が可能となり、しかも印刷層を設けるために別のプ
ラスチックフィルムを使用しないでもよい。
【0023】また、ガスバリア性素材の外側に乳白ポリ
エチレンフィルムを設けていないので、胴部を形成する
際に、熱圧でシールしても外側に筋状に乳白ポリエチレ
ンがはみ出して、外観を損ねる恐れがない。
エチレンフィルムを設けていないので、胴部を形成する
際に、熱圧でシールしても外側に筋状に乳白ポリエチレ
ンがはみ出して、外観を損ねる恐れがない。
【図1】本発明の胴部を形成する積層材料示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の胴部を形成する他の積層材料示す断面
図である。
図である。
【図3】従来の胴部のシール状態を示す断面図である。
1…基材 2…蒸着層 3…印刷層 4…接着層 5…保護層 7…被覆層 10…外面層 11…内面層
Claims (7)
- 【請求項1】金属酸化物蒸着層を形成した基材の、前記
蒸着層上に印刷層を設け、この印刷層に接着剤層を介し
てプラスチックフィルムからなる保護層を積層した素材
を有する胴部からなることを特徴とする、ラミネートチ
ューブ容器。 - 【請求項2】金属酸化物蒸着層上に被覆層を形成したこ
とを特徴とする、請求項1に記載のラミネートチューブ
容器。 - 【請求項3】被覆層が、水溶性高分子と金属アルコキシ
ドまたはその加水分解物を含む被覆剤からなることを特
徴とする、請求項2に記載のラミネートチューブ容器。 - 【請求項4】保護層が2軸延伸プラスチックフィルムか
らなることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載のラミネートチューブ容器。 - 【請求項5】保護層が着色プラスチックフィルムからな
ることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれ
かに記載のラミネートチューブ容器。 - 【請求項6】素材の外側に表面層、および内側に内容物
と接する内面層を形成したことを特徴とする、請求項1
ないし請求項5のいずれかに記載のラミネートチューブ
容器。 - 【請求項7】表面層と内面層の厚みの比が、1:1〜
1:3の範囲としたことを特徴とする、請求項6に記載
のラミネートチューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29726697A JPH11129380A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ラミネートチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29726697A JPH11129380A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ラミネートチューブ容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129380A true JPH11129380A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17844304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29726697A Pending JPH11129380A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ラミネートチューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11129380A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006104053A1 (ja) | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Kuraray Co., Ltd | 紙容器 |
US7763335B2 (en) | 2003-12-03 | 2010-07-27 | Kuraray Co., Ltd. | Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product |
US7799396B2 (en) | 2005-06-03 | 2010-09-21 | Kuraray Co., Ltd. | Gas barrier layered product, method of manufacturing the same and packaging medium using the same |
JP2014087952A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | ラミネートチューブ用積層体 |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29726697A patent/JPH11129380A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7763335B2 (en) | 2003-12-03 | 2010-07-27 | Kuraray Co., Ltd. | Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product |
US8039071B2 (en) | 2003-12-03 | 2011-10-18 | Kuraray Co., Ltd. | Gas barrier layered product and packaging medium, and method for producing gas barrier layered product |
WO2006104053A1 (ja) | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Kuraray Co., Ltd | 紙容器 |
US8158226B2 (en) | 2005-03-25 | 2012-04-17 | Kuraray Co., Ltd. | Paper container |
US7799396B2 (en) | 2005-06-03 | 2010-09-21 | Kuraray Co., Ltd. | Gas barrier layered product, method of manufacturing the same and packaging medium using the same |
JP2014087952A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Kyodo Printing Co Ltd | ラミネートチューブ用積層体 |
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