JPH11105599A - 自動車用シートの係止解除操作装置 - Google Patents
自動車用シートの係止解除操作装置Info
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- JPH11105599A JPH11105599A JP28781297A JP28781297A JPH11105599A JP H11105599 A JPH11105599 A JP H11105599A JP 28781297 A JP28781297 A JP 28781297A JP 28781297 A JP28781297 A JP 28781297A JP H11105599 A JPH11105599 A JP H11105599A
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- JP
- Japan
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- seat
- door opening
- vehicle
- lever
- locking arm
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車室フロアに対するシートの係止解除の操作
が、上記シートの後側から、車体の外側方からドア開口
を通して、およびシートクッションへの着座姿勢のまま
で、いずれも容易にできるようにする。 【解決手段】 シートクッション18を支持する支持脚
20の前部を車室フロア16に枢支させる。上記支持脚
20の後部にこの支持脚20を上記車室フロア16に係
脱自在に係止させる係止アーム31を設ける。上記係止
アーム31を上記シートクッション18の車幅方向の中
途部の下方に位置させる。上記係止アーム31から車体
2の側壁のドア開口10側に向って延出するレバー材3
6を設ける。このレバー材36の延出端部を上記係止ア
ーム31のほぼ回動中心側から上方に向って突出させて
この延出端部を操作レバー37とする。この操作レバー
37を上記ドア開口10の内側方近傍で、上記シートク
ッション18の前後方向の中途部の下方に位置させる。
が、上記シートの後側から、車体の外側方からドア開口
を通して、およびシートクッションへの着座姿勢のまま
で、いずれも容易にできるようにする。 【解決手段】 シートクッション18を支持する支持脚
20の前部を車室フロア16に枢支させる。上記支持脚
20の後部にこの支持脚20を上記車室フロア16に係
脱自在に係止させる係止アーム31を設ける。上記係止
アーム31を上記シートクッション18の車幅方向の中
途部の下方に位置させる。上記係止アーム31から車体
2の側壁のドア開口10側に向って延出するレバー材3
6を設ける。このレバー材36の延出端部を上記係止ア
ーム31のほぼ回動中心側から上方に向って突出させて
この延出端部を操作レバー37とする。この操作レバー
37を上記ドア開口10の内側方近傍で、上記シートク
ッション18の前後方向の中途部の下方に位置させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室フロ
アにシートを回動自在に枢支させ、かつ、このシートの
回動端側を上記車室フロアに係脱自在に係止させた場合
に、上記シート周りからの操作によって、上記係止を解
除可能とさせる係止解除操作装置に関するものである。
アにシートを回動自在に枢支させ、かつ、このシートの
回動端側を上記車室フロアに係脱自在に係止させた場合
に、上記シート周りからの操作によって、上記係止を解
除可能とさせる係止解除操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスタイプの自動車には、その
車体の側壁にドア開口を形成し、側面視でこのドア開口
内に位置するように車室にシートを設け、このシートの
後方にリヤシートを設けたものがある。
車体の側壁にドア開口を形成し、側面視でこのドア開口
内に位置するように車室にシートを設け、このシートの
後方にリヤシートを設けたものがある。
【0003】また、従来、自動車のシート装置には、実
開昭63‐124536号公報で示されるものがある。
開昭63‐124536号公報で示されるものがある。
【0004】これによれば、シートがシートクッション
と、このシートクッションを車室フロア上に支持させる
支持脚とを備え、上記支持脚の前部が上記車室フロアに
枢支されている。この枢支部を中心として上記シートが
前方に向って往復回動自在とされ、上記支持脚の後部に
回動自在に枢支されこの回動で上記支持脚を上記車室フ
ロアに係脱自在に係止させる係止アームが設けられてい
る。
と、このシートクッションを車室フロア上に支持させる
支持脚とを備え、上記支持脚の前部が上記車室フロアに
枢支されている。この枢支部を中心として上記シートが
前方に向って往復回動自在とされ、上記支持脚の後部に
回動自在に枢支されこの回動で上記支持脚を上記車室フ
ロアに係脱自在に係止させる係止アームが設けられてい
る。
【0005】また、上記係止を解除可能とさせる操作レ
バーが上記支持脚の車幅方向での端部に、かつ、後端部
に枢支され、この操作レバーを操作すれば、これに連動
して上記係止レバーが回動し、もって、上記車室フロア
への係止が解除されて、上記シートの前方への往回動が
可能とされている。
バーが上記支持脚の車幅方向での端部に、かつ、後端部
に枢支され、この操作レバーを操作すれば、これに連動
して上記係止レバーが回動し、もって、上記車室フロア
への係止が解除されて、上記シートの前方への往回動が
可能とされている。
【0006】そして、上記した各従来の技術の寄せ集め
によれば、シートを前方に往回動させると、これにより
開放された空間の利用により、上記ドア開口を通しての
上記リヤシートの前側の車室への乗降動作や、上記リヤ
シートへの着座、離脱動作が円滑にできることとされて
いる。
によれば、シートを前方に往回動させると、これにより
開放された空間の利用により、上記ドア開口を通しての
上記リヤシートの前側の車室への乗降動作や、上記リヤ
シートへの着座、離脱動作が円滑にできることとされて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、操作レバーは、支持脚の車幅方向での端部に
枢支されているため、上記シートの後側から上記操作レ
バーを操作しようとすると、この操作は車体の側壁の内
面に邪魔されて、煩雑になるおそれがある。
技術では、操作レバーは、支持脚の車幅方向での端部に
枢支されているため、上記シートの後側から上記操作レ
バーを操作しようとすると、この操作は車体の側壁の内
面に邪魔されて、煩雑になるおそれがある。
【0008】また、上記従来の技術では、操作レバー
は、支持脚の後端部に枢支されているため、上記シート
クッションに着座した乗員が着座姿勢のままで上記操作
レバーを操作しようとすると、上記着座姿勢から後下方
に向って大きく手を伸ばす必要があって、この操作も煩
雑になるおそれがある。
は、支持脚の後端部に枢支されているため、上記シート
クッションに着座した乗員が着座姿勢のままで上記操作
レバーを操作しようとすると、上記着座姿勢から後下方
に向って大きく手を伸ばす必要があって、この操作も煩
雑になるおそれがある。
【0009】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車室フロアに対するシートの係止を解除
させようとするときの操作が、上記シートの後側から、
車体の外側方からドア開口を通して、およびシートクッ
ションへの着座姿勢のままで、いずれも容易にできるよ
うにすることを課題とする。
されたもので、車室フロアに対するシートの係止を解除
させようとするときの操作が、上記シートの後側から、
車体の外側方からドア開口を通して、およびシートクッ
ションへの着座姿勢のままで、いずれも容易にできるよ
うにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用シートの係止解除操作装置は、車体
2の側壁7にドア開口10を形成し、側面視でこのドア
開口10内に位置するように車室6にシート13を設
け、このシート13がシートクッション18と、このシ
ートクッション18を車室フロア16上に支持させる支
持脚20とを備え、上記支持脚20の前部を上記車室フ
ロア16に枢支させ、この枢支部を中心として上記シー
ト13を前方に向って往復回動自在とし、上記支持脚2
0の後部に回動自在に枢支されこの回動で上記支持脚2
0を上記車室フロア16に係脱自在に係止させる係止ア
ーム31を設けた自動車用シートの係止解除操作装置に
おいて、
の本発明の自動車用シートの係止解除操作装置は、車体
2の側壁7にドア開口10を形成し、側面視でこのドア
開口10内に位置するように車室6にシート13を設
け、このシート13がシートクッション18と、このシ
ートクッション18を車室フロア16上に支持させる支
持脚20とを備え、上記支持脚20の前部を上記車室フ
ロア16に枢支させ、この枢支部を中心として上記シー
ト13を前方に向って往復回動自在とし、上記支持脚2
0の後部に回動自在に枢支されこの回動で上記支持脚2
0を上記車室フロア16に係脱自在に係止させる係止ア
ーム31を設けた自動車用シートの係止解除操作装置に
おいて、
【0011】上記係止アーム31を上記シートクッショ
ン18の車幅方向の中途部の下方に位置させ、
ン18の車幅方向の中途部の下方に位置させ、
【0012】上記係止アーム31から上記ドア開口10
側に向って延出するレバー材36を設け、このレバー材
36の延出端部を上記係止アーム31のほぼ回動中心側
から上方に向って突出させてこの延出端部を操作レバー
37とし、
側に向って延出するレバー材36を設け、このレバー材
36の延出端部を上記係止アーム31のほぼ回動中心側
から上方に向って突出させてこの延出端部を操作レバー
37とし、
【0013】上記操作レバー37を上記ドア開口10の
内側方近傍で、上記シートクッション18の前後方向の
中途部の下方に位置させたものである。
内側方近傍で、上記シートクッション18の前後方向の
中途部の下方に位置させたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0015】図において、符号1はワンボックスタイプ
の自動車で、矢印Frはこの自動車1の前方を示し、下
記する左右とは上記前方に向っての方向をいうものとす
る。
の自動車で、矢印Frはこの自動車1の前方を示し、下
記する左右とは上記前方に向っての方向をいうものとす
る。
【0016】上記自動車1の車体2は板金製で前、後車
輪3,4により走行面5上に支持され、上記車体2の内
部が車室6とされている。上記車体2の側壁7の前後方
向のほぼ中央部にはスライド開閉式のサイドドア装置8
が設けられている。
輪3,4により走行面5上に支持され、上記車体2の内
部が車室6とされている。上記車体2の側壁7の前後方
向のほぼ中央部にはスライド開閉式のサイドドア装置8
が設けられている。
【0017】上記サイドドア装置8は、上記側壁7に形
成されて上記車室6の内外を連通させるドア開口10
と、上記側壁7の外面に沿って前後に摺動自在となるよ
うこの側壁7に支承される不図示のスライドドアとを有
し、このスライドドアの前後摺動で、上記ドア開口10
が開閉されるようになっている。
成されて上記車室6の内外を連通させるドア開口10
と、上記側壁7の外面に沿って前後に摺動自在となるよ
うこの側壁7に支承される不図示のスライドドアとを有
し、このスライドドアの前後摺動で、上記ドア開口10
が開閉されるようになっている。
【0018】上記車室6には乗員(乗客含む)着座用の
シート装置12が設けられている。このシート装置12
は、側面視(図2)で、上記ドア開口10内に少なくと
も一部が位置するシート13と、このシート13の前側
に位置する運転者等用のフロントシート14と、上記シ
ート13の後側に位置するリヤシート15とを備え、こ
れら各シート13,14,15はいずれも上記車室6の
下面を形成する車室フロア16上に支持されている。
シート装置12が設けられている。このシート装置12
は、側面視(図2)で、上記ドア開口10内に少なくと
も一部が位置するシート13と、このシート13の前側
に位置する運転者等用のフロントシート14と、上記シ
ート13の後側に位置するリヤシート15とを備え、こ
れら各シート13,14,15はいずれも上記車室6の
下面を形成する車室フロア16上に支持されている。
【0019】上記シート13は、上記ドア開口10の車
室6側である内側方近傍に位置させられ、乗員着座用の
シートクッション18と、このシートクッション18の
後端部から上方に突出した背もたれ用のシートバック1
9と、上記シートクッション18を上記車室フロア16
上に支持させるパイプフレーム製の支持脚20とを備え
ている。この支持脚20は、側面視でほぼU字形状をな
してその上端部に上記シートクッション18を支持させ
る左右一対の脚本体21,21と、これら脚本体21,
21の各下部同士を互いに強固に結合させる前後一対の
クロスメンバ22,22とを有している。
室6側である内側方近傍に位置させられ、乗員着座用の
シートクッション18と、このシートクッション18の
後端部から上方に突出した背もたれ用のシートバック1
9と、上記シートクッション18を上記車室フロア16
上に支持させるパイプフレーム製の支持脚20とを備え
ている。この支持脚20は、側面視でほぼU字形状をな
してその上端部に上記シートクッション18を支持させ
る左右一対の脚本体21,21と、これら脚本体21,
21の各下部同士を互いに強固に結合させる前後一対の
クロスメンバ22,22とを有している。
【0020】上記シート13の実線図示の状態が着座可
能な姿勢とされ、この状態で、上記支持脚20の各脚本
体21の前下端部が上記車室フロア16にヒンジ24に
より枢支され、上記各脚本体21の後部は緩衝体25を
介して上記車室フロア16上に支持されている。上記シ
ート13は上記ヒンジ24を中心として前方に向って往
回動(図2、3中矢印A)、復回動(Aと逆方向)自在
とされている。
能な姿勢とされ、この状態で、上記支持脚20の各脚本
体21の前下端部が上記車室フロア16にヒンジ24に
より枢支され、上記各脚本体21の後部は緩衝体25を
介して上記車室フロア16上に支持されている。上記シ
ート13は上記ヒンジ24を中心として前方に向って往
回動(図2、3中矢印A)、復回動(Aと逆方向)自在
とされている。
【0021】図2中一点鎖線で示すように、上記シート
13を前方に往回動させると、これにより開放された空
間の利用により、上記ドア開口10を通しての上記リヤ
シート15への前側の車室6への乗降動作や、上記リヤ
シート15への着座、離脱動作が円滑にできることとさ
れている。
13を前方に往回動させると、これにより開放された空
間の利用により、上記ドア開口10を通しての上記リヤ
シート15への前側の車室6への乗降動作や、上記リヤ
シート15への着座、離脱動作が円滑にできることとさ
れている。
【0022】上記したようにシート13を前方に往回動
させた状態から、復回動させたとき、上記シート13の
支持脚20の後部(回動端側)を上記車室フロア16に
係脱自在に係止させる係止手段27が設けられている。
させた状態から、復回動させたとき、上記シート13の
支持脚20の後部(回動端側)を上記車室フロア16に
係脱自在に係止させる係止手段27が設けられている。
【0023】上記係止手段27は、上記車室フロア16
に突設されるストライカ28と、上記支持脚20の後部
のクロスメンバ22に突設されて上記ストライカ28の
上面に当接し上記支持脚20の後部のそれ以上の下方回
動を阻止するストッパ29と、上記クロスメンバ22
に、上記ストッパ29を介し枢支軸30により上下に回
動自在に枢支される係止アーム31とを有している。
に突設されるストライカ28と、上記支持脚20の後部
のクロスメンバ22に突設されて上記ストライカ28の
上面に当接し上記支持脚20の後部のそれ以上の下方回
動を阻止するストッパ29と、上記クロスメンバ22
に、上記ストッパ29を介し枢支軸30により上下に回
動自在に枢支される係止アーム31とを有している。
【0024】上記枢支軸30の軸心32は車幅方向に延
びており、この軸心32回りで上記係止アーム31が回
動することとされている。この係止アーム31の下方回
動で、図1、3中実線で示すように、この係止アーム3
1は上記ストライカ28に係脱自在に係止され、つま
り、上記係止アーム31がストライカ28を介し車室フ
ロア16に係止される。また、上記係止アーム31を下
方回動させて上記ストライカ28に係止させるようこの
係止アーム31を弾性力で付勢する不図示のばねが設け
られている。33はストッパである。
びており、この軸心32回りで上記係止アーム31が回
動することとされている。この係止アーム31の下方回
動で、図1、3中実線で示すように、この係止アーム3
1は上記ストライカ28に係脱自在に係止され、つま
り、上記係止アーム31がストライカ28を介し車室フ
ロア16に係止される。また、上記係止アーム31を下
方回動させて上記ストライカ28に係止させるようこの
係止アーム31を弾性力で付勢する不図示のばねが設け
られている。33はストッパである。
【0025】図3中一点鎖線で示すように、上記ばねの
弾性力に対抗して、上記係止アーム31を上方に回動さ
せれば(図3中矢印B)、上記ストライカ28に対する
係止アーム31の係止が解除され、つまり、上記車室フ
ロア16に対する係止アーム31の係止が解除されるよ
うになっている。そして、このように係止を解除すれ
ば、前記したように、シート13を前方に回動(A)さ
せることができる。
弾性力に対抗して、上記係止アーム31を上方に回動さ
せれば(図3中矢印B)、上記ストライカ28に対する
係止アーム31の係止が解除され、つまり、上記車室フ
ロア16に対する係止アーム31の係止が解除されるよ
うになっている。そして、このように係止を解除すれ
ば、前記したように、シート13を前方に回動(A)さ
せることができる。
【0026】図2中一点鎖線で示すように、上記シート
13を前方に回動させた状態から、復回動(Aと逆方
向)させたとき、上記シート13の支持脚20の後部
は、上記係止手段27によって上記ストライカ28を介
し車室フロア16に自動的に係止されるようになってい
る。
13を前方に回動させた状態から、復回動(Aと逆方
向)させたとき、上記シート13の支持脚20の後部
は、上記係止手段27によって上記ストライカ28を介
し車室フロア16に自動的に係止されるようになってい
る。
【0027】上記構成において、係止アーム31は、上
記シートクッション18の車幅方向の中途部の下方に位
置させられている。
記シートクッション18の車幅方向の中途部の下方に位
置させられている。
【0028】このため、上記係止アーム31は、車体2
の側壁7の内面からその内側方にある程度離れるため、
上記シート13の後側のリヤシート15側から上記係止
アーム31を回動操作しようとするとき、この操作に上
記側壁7の内面が邪魔になることはなく、よって、上記
シート13の後側からの係止アーム31への操作は容易
にできることとなる。
の側壁7の内面からその内側方にある程度離れるため、
上記シート13の後側のリヤシート15側から上記係止
アーム31を回動操作しようとするとき、この操作に上
記側壁7の内面が邪魔になることはなく、よって、上記
シート13の後側からの係止アーム31への操作は容易
にできることとなる。
【0029】また、上記係止アーム31から上記ドア開
口10側に向って延出する金属製レバー材36が設けら
れている。このレバー材36の延出端部は上記係止アー
ム31のほぼ回動中心である軸心32側から上方に向っ
て突出しており、この延出端部が操作レバー37とされ
ている。
口10側に向って延出する金属製レバー材36が設けら
れている。このレバー材36の延出端部は上記係止アー
ム31のほぼ回動中心である軸心32側から上方に向っ
て突出しており、この延出端部が操作レバー37とされ
ている。
【0030】このため、上記係止アーム31は上記レバ
ー材36や、このレバー材36により形成された操作レ
バー37と一体的に回動するため、上記したシート13
の後側からの操作は、上記係止アーム31に対しての回
動操作(図3中矢印B)だけでなく、上記操作レバー3
7を含むレバー材36のいずれの部分に対しても回動操
作(図3中矢印C,D)することができ、よって、操作
の自由度が向上する。
ー材36や、このレバー材36により形成された操作レ
バー37と一体的に回動するため、上記したシート13
の後側からの操作は、上記係止アーム31に対しての回
動操作(図3中矢印B)だけでなく、上記操作レバー3
7を含むレバー材36のいずれの部分に対しても回動操
作(図3中矢印C,D)することができ、よって、操作
の自由度が向上する。
【0031】また、上記操作レバー37は上記ドア開口
10の内側方近傍に位置させられている。このため、上
記ドア開口10を通して車体2の外側方から上記操作レ
バー37を回動操作(D)しようとするとき、これら車
体2の外側方と操作レバー37とが互いに近い分、上記
操作は容易にできることとなる。
10の内側方近傍に位置させられている。このため、上
記ドア開口10を通して車体2の外側方から上記操作レ
バー37を回動操作(D)しようとするとき、これら車
体2の外側方と操作レバー37とが互いに近い分、上記
操作は容易にできることとなる。
【0032】更に、上記操作レバー37は、上記シート
クッション18の上記ドア開口10側の側部における前
後方向の中途部の下方に位置させてあり、このため、上
記シートクッション18に着座した乗員がその着座姿勢
のままで上記操作レバー37を回動操作(D)しようと
するとき、この操作は、上記着座姿勢から後下方に向っ
てあまりに大きく手を伸ばさなくてもすることができ、
よって、その分、シートクッション18への着座姿勢の
ままでの上記操作レバー37への操作も容易にできるこ
ととなる。
クッション18の上記ドア開口10側の側部における前
後方向の中途部の下方に位置させてあり、このため、上
記シートクッション18に着座した乗員がその着座姿勢
のままで上記操作レバー37を回動操作(D)しようと
するとき、この操作は、上記着座姿勢から後下方に向っ
てあまりに大きく手を伸ばさなくてもすることができ、
よって、その分、シートクッション18への着座姿勢の
ままでの上記操作レバー37への操作も容易にできるこ
ととなる。
【0033】即ち、上記車室フロア16に対するシート
13の係止を解除させようとするときの上記係止アーム
31への回動操作(B)や、操作レバー37を含むレバ
ー材36への回動操作(C,D)は、シート13の後側
などさまざまな位置から容易にすることができて、係止
解除操作の操作性が向上する。
13の係止を解除させようとするときの上記係止アーム
31への回動操作(B)や、操作レバー37を含むレバ
ー材36への回動操作(C,D)は、シート13の後側
などさまざまな位置から容易にすることができて、係止
解除操作の操作性が向上する。
【0034】また、上記レバー材36は一本の線材を折
り曲げて成形したものであるため、上記操作性の向上
は、部品点数の増加を回避して簡単な構成によって向上
させられる。
り曲げて成形したものであるため、上記操作性の向上
は、部品点数の増加を回避して簡単な構成によって向上
させられる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、車体の側壁にドア開口
を形成し、側面視でこのドア開口内に位置するように車
室にシートを設け、このシートがシートクッションと、
このシートクッションを車室フロア上に支持させる支持
脚とを備え、上記支持脚の前部を上記車室フロアに枢支
させ、この枢支部を中心として上記シートを前方に向っ
て往復回動自在とし、上記支持脚の後部に回動自在に枢
支されこの回動で上記支持脚を上記車室フロアに係脱自
在に係止させる係止アームを設けた自動車用シートの係
止解除操作装置において、
を形成し、側面視でこのドア開口内に位置するように車
室にシートを設け、このシートがシートクッションと、
このシートクッションを車室フロア上に支持させる支持
脚とを備え、上記支持脚の前部を上記車室フロアに枢支
させ、この枢支部を中心として上記シートを前方に向っ
て往復回動自在とし、上記支持脚の後部に回動自在に枢
支されこの回動で上記支持脚を上記車室フロアに係脱自
在に係止させる係止アームを設けた自動車用シートの係
止解除操作装置において、
【0036】上記係止アームを上記シートクッションの
車幅方向の中途部の下方に位置させてある。
車幅方向の中途部の下方に位置させてある。
【0037】このため、上記係止アームは、車体の側壁
の内面からその内側方にある程度離れるため、上記シー
トの後側から上記係止アームを回動操作しようとすると
き、この操作に上記側壁の内面が邪魔になることはな
く、よって、上記シートの後側からの係止アームへの操
作は容易にできることとなる。
の内面からその内側方にある程度離れるため、上記シー
トの後側から上記係止アームを回動操作しようとすると
き、この操作に上記側壁の内面が邪魔になることはな
く、よって、上記シートの後側からの係止アームへの操
作は容易にできることとなる。
【0038】しかも、上記係止アームから上記ドア開口
側に向って延出するレバー材を設け、このレバー材の延
出端部を上記係止アームのほぼ回動中心側から上方に向
って突出させてこの延出端部を操作レバーとしてある。
側に向って延出するレバー材を設け、このレバー材の延
出端部を上記係止アームのほぼ回動中心側から上方に向
って突出させてこの延出端部を操作レバーとしてある。
【0039】このため、上記係止アームは上記レバー材
や、このレバー材により形成された操作レバーと一体的
に回動するため、上記したシートの後側からの操作は、
上記係止アームに対しての回動操作だけでなく、上記操
作レバーを含むレバー材のいずれの部分に対しても回動
操作することができ、よって、操作の自由度が向上し
て、この操作が容易にできることとなる。
や、このレバー材により形成された操作レバーと一体的
に回動するため、上記したシートの後側からの操作は、
上記係止アームに対しての回動操作だけでなく、上記操
作レバーを含むレバー材のいずれの部分に対しても回動
操作することができ、よって、操作の自由度が向上し
て、この操作が容易にできることとなる。
【0040】また、上記操作レバーを上記ドア開口の内
側方近傍に位置させてあり、このため、上記ドア開口を
通して車体の外側方から上記操作レバーを回動操作しよ
うとするとき、これら車体の外側方と操作レバーとが近
い分、上記操作は容易にできることとなる。
側方近傍に位置させてあり、このため、上記ドア開口を
通して車体の外側方から上記操作レバーを回動操作しよ
うとするとき、これら車体の外側方と操作レバーとが近
い分、上記操作は容易にできることとなる。
【0041】更に、上記操作レバーを上記シートクッシ
ョンの前後方向の中途部の下方に位置させてあり、この
ため、上記シートクッションに着座した乗員がその着座
姿勢のままで上記操作レバーを回動操作しようとすると
き、この操作は、上記着座姿勢から後下方に向ってあま
りに大きく手を伸ばさなくてもすることができ、よっ
て、その分、シートクッションへの着座姿勢のままでの
上記操作レバーへの操作も容易にできることとなる。
ョンの前後方向の中途部の下方に位置させてあり、この
ため、上記シートクッションに着座した乗員がその着座
姿勢のままで上記操作レバーを回動操作しようとすると
き、この操作は、上記着座姿勢から後下方に向ってあま
りに大きく手を伸ばさなくてもすることができ、よっ
て、その分、シートクッションへの着座姿勢のままでの
上記操作レバーへの操作も容易にできることとなる。
【0042】即ち、本発明によれば、車室フロアに対す
るシートの係止を解除させようとするときの上記係止ア
ームへの回動操作や、操作レバーを含むレバー材への回
動操作が、シートの後側などさまざまな位置から容易に
することができて、係止解除操作の操作性が向上する。
るシートの係止を解除させようとするときの上記係止ア
ームへの回動操作や、操作レバーを含むレバー材への回
動操作が、シートの後側などさまざまな位置から容易に
することができて、係止解除操作の操作性が向上する。
【図1】シートの斜視図である。
【図2】スライドドアを省略した自動車の全体側面図で
ある。
ある。
【図3】図2の部分拡大部分断面図である。
1 自動車 2 車体 6 車室 7 側壁 8 サイドドア装置 10 ドア開口 12 シート装置 13 シート 15 リヤシート 16 車室フロア 18 シートクッション 20 支持脚 24 ヒンジ 27 係止手段 31 係止アーム 32 軸心 36 レバー材 37 操作レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の側壁にドア開口を形成し、側面視
でこのドア開口内に位置するように車室にシートを設
け、このシートがシートクッションと、このシートクッ
ションを車室フロア上に支持させる支持脚とを備え、上
記支持脚の前部を上記車室フロアに枢支させ、この枢支
部を中心として上記シートを前方に向って往復回動自在
とし、上記支持脚の後部に回動自在に枢支されこの回動
で上記支持脚を上記車室フロアに係脱自在に係止させる
係止アームを設けた自動車用シートの係止解除操作装置
において、 上記係止アームを上記シートクッションの車幅方向の中
途部の下方に位置させ、 上記係止アームから上記ドア開口側に向って延出するレ
バー材を設け、このレバー材の延出端部を上記係止アー
ムのほぼ回動中心側から上方に向って突出させてこの延
出端部を操作レバーとし、 上記操作レバーを上記ドア開口の内側方近傍で、上記シ
ートクッションの前後方向の中途部の下方に位置させた
自動車用シートの係止解除操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28781297A JPH11105599A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 自動車用シートの係止解除操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28781297A JPH11105599A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 自動車用シートの係止解除操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105599A true JPH11105599A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17722086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28781297A Pending JPH11105599A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 自動車用シートの係止解除操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105599A (ja) |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP28781297A patent/JPH11105599A/ja active Pending
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