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JPH1081171A - 監視領域拡張部材およびこれを用いた車両周辺監視装置 - Google Patents

監視領域拡張部材およびこれを用いた車両周辺監視装置

Info

Publication number
JPH1081171A
JPH1081171A JP8237844A JP23784496A JPH1081171A JP H1081171 A JPH1081171 A JP H1081171A JP 8237844 A JP8237844 A JP 8237844A JP 23784496 A JP23784496 A JP 23784496A JP H1081171 A JPH1081171 A JP H1081171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
monitoring
area
angle
monitoring area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP8237844A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ozaki
敏明 尾崎
Takeshi Amari
武之 甘利
Naoto Ishikawa
直人 石川
Kazutomo Fujinami
一友 藤浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP8237844A priority Critical patent/JPH1081171A/ja
Priority to US08/924,959 priority patent/US6025872A/en
Publication of JPH1081171A publication Critical patent/JPH1081171A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/58Means for changing the camera field of view without moving the camera body, e.g. nutating or panning of optics or image sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視領域の拡張を図ると共に、全反射による
影部分を解消した良好な監視画像を提供し、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供する監視領域拡張部材お
よびこれを用いた車両周辺監視装置を提供すること。 【解決手段】 プリズム頂角θ,θLが、部材中心で最
大角度となると共に、部材中心から部材端にいくに従っ
て減少するような略半円錐形状のプリズム構造体122
strctを有する上部画像移動部122と、上部画像移動
部122におけるプリズム頂角θ,θLから連続的に小
さい角度に設定された曲面形状のシリンドリカル構造体
124strctを有する上部画像圧縮部124とを有する
監視領域拡張部材12、及びこの監視領域拡張部材12
を光学的な結像手段として用いた車両周辺監視装置5
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両周辺の監視領
域の光学的な画像を収集する際に、前記監視領域に加え
て、監視領域周辺の所定の領域である拡張監視領域の光
学的な画像を収集するための光学部材である監視領域拡
張部材、及びこれを用いて、運転者による視認が難しい
車両周辺領域を監視する車両周辺監視装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図12(a)は、従来技術の監視領域拡
張部材を説明するための斜視図であり、図12(b)
は、CCDカメラに映し出される映像に発生する影部分
を説明するための図である。
【0003】バックモニターの監視領域を広げる従来技
術としては、図12及び図13に示すようなものが公開
されている。
【0004】則ち、図12(a)に示すように、従来の
この種の監視領域拡張部材2およびこれを用いた車両周
辺監視装置は、乗用車、バスあるいはトラックなどの車
両において、運転者による視認が難しい車両側方並びに
車両後方といった車両周辺を監視する装置として構成さ
れていた。
【0005】例えば、CCDカメラといった車両の後方
を撮像するための撮像装置を車両の後部に取り付け、こ
の撮像装置により周辺領域を撮像するとともに、撮像画
像をモニタ等により表示し、運転者などに周辺領域の情
報を与える装置として構成されていた。
【0006】このような車両周辺監視装置において、撮
像領域を拡張することにより監視対象領域を広範囲とす
ることは安全性を高める上で有用である。
【0007】そこで、従来の車両周辺監視装置において
は、監視領域を拡張するための監視領域拡張部材2が、
CCDカメラのレンズ4の直前位置に固定的に配設され
ていた。
【0008】この監視領域拡張部材2は、図12(a)
に示すように、拡張監視領域を含む第1所定領域の画像
を光学的に移動してCCDカメラのレンズ4に入射する
ための曲率付きのプリズムであるプリズム部分2Aと、
第1所定領域における監視領域側から連続する第2所定
領域の画像を光学的に圧縮してCCDカメラのレンズ4
に入射する曲線部分2Bと、監視領域拡張部材2におけ
る鋭角部分をなくし、監視領域拡張部材2の取り扱いを
容易にする平板部分2Cとを有していた。
【0009】更に監視領域拡張部材2において、プリズ
ム部分2Aは、プリズム頂点の角度が一定とされたプリ
ズムによって構成されていた。また曲線部分2Bは、プ
リズム頂角がプリズム部分2Aにおけるプリズム頂角か
ら連続的に小さい角度とされた円柱面によって構成され
ていた。
【0010】このような構成の監視領域拡張部材2を用
いた車両周辺監視装置は、監視領域を車両の後方近傍か
ら遠方に亘る領域とするとともに、拡張監視領域を監視
領域から外れた後方遠方領域とし、更に、CCDカメラ
の光学系に図12(a)に示すような曲率付きのプリズ
ム(則ち、プリズム部分2A)を挿入することに依り、
プリズムの屈折効果を利用して、CCDカメラ単独での
監視領域を中心から上部にかけて広げることが可能であ
った。更に曲線部分2Bにより、後方遠方領域から連続
しかつ後方近傍領域を除く領域の画像を光学的に圧縮し
てCCDカメラのレンズ4に入射することが可能であっ
た。
【0011】図13(a)は、図12の監視領域拡張部
材2とCCDカメラとの光学的位置関係を説明するため
の斜視図であり、図13(b)は、図13(a)におけ
るQA−PA断面図である。
【0012】このような監視領域拡張部材2およびこれ
を用いた車両周辺監視装置においては、図13(a)に
示すように、中心部の垂直方向(則ち、Y軸方向)の画
角θMINに対して、対角方向(則ち、QA−PA軸方向)
の画角θMAXを大きくすることが可能であった。
【0013】則ち、図13(b)に示すように、プリズ
ム部分2Aからレンズ4方向へ出射される光線の入射角
βAを大きくすることができるようになる結果、監視領
域を拡大することが可能であった。
【0014】また一般的に、CCDカメラのレンズ4に
は光学的な歪曲収差が存在するため、レンズ4の中心軸
(則ち、光軸)から結像位置が離れるに従って、実際の
結像位置がレンズ4の中心に近づいて見える。
【0015】具体的には、正方格子(格子パターン)を
有する格子板を用いた撮像テストを行った場合、レンズ
4の中心から離れるに従って画角が大きくなってしまう
結果、CCDカメラに得られる画像(この場合は格子パ
ターンの撮像)は、実際の格子パターンよりも上下左右
に樽状に膨らんだ映像(則ち、歪んだ映像)に光学変換
されていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな監視領域拡張部材2およびこれを用いた車両周辺監
視装置においては、図13(b)に示すように、画角θ
MINに対しては、全反射を生じさせることなく監視領域
を拡大することが可能であるものの、画角θMAXに対し
ては、入射角βAが臨界角Ic(=arcsin(n0/
n1)、図13(b)参照)を越え易くなるため、全反
射が発生しやすくなるという技術的課題があった。
【0017】またこのような画角θMAXの拡大に伴う全
反射(則ち、βA≧Ic)を解消するためには、監視領域
拡張部材2のプリズム頂角を減少させることも考えられ
るが、その場合、監視領域拡張部材2の中心部分でのθ
MINも同時に減少してしまう結果、最も広い監視領域を
要求される中心部分での監視領域が狭くなってしまうと
いう律則的な技術的課題があった。
【0018】更に、従来の監視領域拡張部材2は、前述
したように車両周辺の監視領域を拡大する機能は有する
ものの、レンズ4に発生する歪曲収差を補正するような
機能を有していなかったため、この様な光学的な歪曲収
差がそのままCCDカメラに出力されてしまうという技
術的課題があった。
【0019】また、この光学的な歪曲収差に起因して、
CCDカメラの出力として得られる監視領域の映像と実
際の監視領域との距離感に相違が発生してしまい、その
結果、障害物の位置的な視認が難しいという技術的課題
もあった。
【0020】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、プリズム頂角が、部
材中心で最大角度となると共に、部材中心から部材端に
いくに従って減少するような略半円錐形状のプリズム構
造体を有する上部画像移動部と、上部画像移動部におけ
るプリズム頂角から連続的に小さい角度に設定された曲
面形状のシリンドリカル構造体を有する上部画像圧縮部
とを有する監視領域拡張部材、及びこの監視領域拡張部
材を光学的な結像手段として用いた車両周辺監視装置に
依り、監視領域の拡張を図ると共に、全反射による影部
分を解消した良好な監視画像を提供し、更に、光学的な
歪曲収差を補正してCCDカメラの出力として得られる
監視領域の映像と実際の監視領域との距離感の相違を解
消した識別性に富む良好な監視画像を提供し、その結
果、優れた視認環境を運転者に提供することを課題とし
ている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両100周辺の監視領域200の光学的な画像を
画像入力手段を用いて収集する際に、監視領域200に
加えて、監視領域200周辺の所定の領域である拡張監
視領域200(F)の光学的な画像を収集するための光
学部材である監視領域拡張部材において、監視領域拡張
部材12は、部材上部に設けられ、少なくとも前記拡張
監視領域200(F)を含んだ第1所定領域200
(C)の画像を光学的に屈折させて当該第1所定領域2
00(C)の光学的な画像の収集するプリズムである上
部画像移動部122と、前記上部画像移動部122に連
続して設けられ、前記第1所定領域200(C)に連続
する第2所定領域200(B)の画像を光学的に屈折さ
せて当該第2所定領域200(B)の光学的な画像の収
集する円筒状のプリズムである上部画像圧縮部124と
を有する、ことを特徴とする監視領域拡張部材12であ
る。
【0022】請求項1に記載の発明に依れば、上部画像
移動部122及び上部画像圧縮部124を設けることに
依り、監視領域200の拡張を図ると共に、全反射によ
る影部分を解消した良好な監視画像を提供できるように
なり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供できる
ようになる。
【0023】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0024】更に、光学的な歪曲収差を補正してCCD
カメラ11の出力として得られる監視領域200の映像
と実際の監視領域200との距離感の相違を解消した識
別性に富む良好な監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の監視領域拡張部材12において、前記上部画像移動部
122は、プリズム頂角θwが、部材中心で最大角度と
なると共に、当該部材中心から部材端にいくに従って減
少するような略半円錐形状のプリズム構造体122strc
tを有する、ことを特徴とする監視領域拡張部材12で
ある。
【0026】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、このようなプリズム構造体12
2strctを有する上部画像移動部122を設けることに
依り、中心位置での画角θMINに対する監視画像の入射
角を保持すると共に、対角方向の画角θMAXに対する監
視画像の入射角を減少させることができるようになる。
【0027】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになり、その結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。
【0028】更に、略半円錐形状のプリズム構造体12
2strctを設けることに依り、水平方向の光学的な歪曲
収差の補正が可能となり、CCDカメラ11の出力とし
て得られる監視領域200の映像と実際の監視領域20
0との距離感の相違を解消した識別性に富む良好な監視
画像を提供できるようになる結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の監視領域拡張部材12において、前記プリズム頂角θ
wは、前記プリズム構造体122strctの扇角ζwを変数
とする所定の関数であって、当該扇角ζwの増加に応じ
て減少する、ことを特徴とする監視領域拡張部材12で
ある。
【0030】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、扇角ζwを変数とする所定の関
数で記述できるプリズム頂角θwを有するプリズム構造
体122strctを設けることに依り、中心位置での画角
θMINに対する監視画像の入射角を保持すると共に、対
角方向の画角θMAXに対する監視画像の入射角を減少さ
せることができるようになる。
【0031】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになる。
【0032】更に、水平方向の光学的な歪曲収差の補正
が可能となり、CCDカメラ11の出力として得られる
監視領域200の映像と実際の監視領域200との距離
感の相違を解消した識別性に富む良好な監視画像を提供
できるようになる。
【0033】その結果、優れた視認環境を運転者に提供
できるようになる。
【0034】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の監視領域拡張部材12におい
て、前記上部画像圧縮部124は、前記上部画像移動部
122における前記プリズム頂角θwから連続的に小さ
い角度に設定された曲面形状のシリンドリカル構造体1
24strctを有する、ことを特徴とする監視領域拡張部
材12である。
【0035】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な曲面形状のシリンドリカル構造体124strctを有す
る上部画像圧縮部124を設けることに依り、中心位置
での画角θMINに対する監視画像の入射角を更に大きく
すると共に、対角方向の画角θMAXに対する監視画像の
入射角を更に減少させ易くすることができるようにな
る。
【0036】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになり、その結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。
【0037】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0038】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の監視領域拡張部材12において、前記上部画像圧縮部
124に設けられた曲面は、プリズム頂点の角度が前記
画像移動部におけるプリズム頂点の角度から連続的に小
さい角度とされた円柱面形状のシリンドリカル構造体1
24strctを有する、ことを特徴とする監視領域拡張部
材12である。
【0039】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、このような円柱面形状のシリン
ドリカル構造体124strctを有する上部画像圧縮部1
24を設けることに依り、中心位置での画角θMINに対
する監視画像の入射角を更に大きくすると共に、対角方
向の画角θMAXに対する監視画像の入射角を更に減少さ
せ易くすることができるようになる。
【0040】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになり、その結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。
【0041】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0042】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の監視領域拡張部材12を光学的
な結像手段として用いた車両周辺監視装置50におい
て、車両100に設置され、前記監視領域200の光学
的な画像を収集する際に、前記監視領域拡張部材12を
光学的な結像手段として用い、当該監視領域拡張部材1
2から入射された前記監視領域200の光学的な画像に
加えて前記拡張監視領域200(F)の光学的な画像を
撮像して車両周辺監視情報10aを生成する画像入力手
段10と、前記車両周辺監視情報10aに基づいて車両
100の周辺における障害の発生を監視するためのデー
タ処理手段30とを有する、ことを特徴とする車両周辺
監視装置50である。
【0043】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至5のいずれか一項に記載のの効果に加えて、このよ
うな画像入力手段10及びデータ処理手段30を設ける
ことに依り、監視領域200の拡張を図ると共に、全反
射による影部分を解消した良好な監視画像を簡便に提供
できるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者
に提供できるようになる。
【0044】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0045】更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正
してCCDカメラ11の出力として得られる監視領域2
00の映像と実際の監視領域200との距離感の相違を
解消した識別性に富む良好な監視画像を提供できるよう
になり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供でき
るようになる。
【0046】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の車両周辺監視装置50において、前記監視領域200
を前記車両100の後方近傍から遠方に亘る領域とする
と共に、前記拡張監視領域200(F)を前記監視領域
200から外れた後方遠方領域200(C)とし、前記
上部画像移動部122は、少なくとも前記後方遠方領域
200(C)の画像を前記画像入力手段10に入射する
ように構成され、前記上部画像圧縮部124は、前記後
方遠方領域200(C)から連続しかつ前記後方近傍領
域200(A)を除く領域の画像を光学的に圧縮して前
記画像入力手段10に入射するように構成されている、
ことを特徴とする車両周辺監視装置50である。
【0047】請求項7に記載の発明に依れば、請求項6
に記載の効果に加えて、このような上部画像移動部12
2を設けることに依り、中心位置での画角θMINに対す
る後方遠方領域200(C)の画像の入射角を保持する
と共に、対角方向の画角θMAXに対する後方遠方領域2
00(C)の画像の入射角を減少させることができるよ
うになる。更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正し
てCCDカメラ11の出力として得られる監視領域20
0の映像と実際の監視領域200との距離感の相違を解
消した識別性に富む良好な監視画像を提供できるように
なり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供できる
ようになる。
【0048】同様に、このような上部画像圧縮部124
を設けることに依り、中心位置での画角θMINに対す
る、後方遠方領域200(C)から後方近傍領域200
(A)に亘る広範囲の画像の入射角を保持すると共に、
対角方向の画角θMAXに対する、後方遠方領域200
(C)から後方近傍領域200(A)に亘る広範囲の画
像の入射角を減少させることができるようになる。
【0049】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになり、その結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。更に、死角のない連続し
た監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた
視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0050】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の車両周辺監視装置50において、前記画像入力手段1
0側の前記上部画像移動部122のプリズム構造体12
2strctは、前記プリズム頂角θwが部材端部に向かって
所定の割合で減少するような凸形状の略円錐曲面122
srfcを有する、ことを特徴とする車両周辺監視装置50
である。
【0051】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、このような凸形状の略円錐曲面
122srfcのプリズム構造体122strctを有する上部
画像移動部122を設けることに依り、広い監視領域2
00に亘って光学歪の少ない画像の収集ができるように
なる。
【0052】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0053】その結果、光学歪のない状態で監視領域2
00の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消し
た良好な監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0054】更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正
してCCDカメラ11の出力として得られる監視領域2
00の映像と実際の監視領域200との距離感の相違を
解消した識別性に富む良好な監視画像を提供できるよう
になり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供でき
るようになる。
【0055】請求項9に記載の発明は、請求項7又は8
のいずれか一項に記載の車両周辺監視装置50におい
て、前記画像入力手段10側の前記上部画像圧縮部12
4のシリンドリカル構造体124strctは、当該画像入
力手段10側に凹形状の曲面124srfcを有する、こと
を特徴とする車両周辺監視装置50である。
【0056】請求項9に記載の発明に依れば、請求項7
又は8のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な凹形状の曲面124srfcのシリンドリカル構造体12
4strctを有する上部画像圧縮部124を設けることに
依り、広い監視領域200に亘って光学歪の少ない画像
の収集ができるようになる。
【0057】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0058】その結果、光学歪のない状態で監視領域2
00の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消し
た良好な監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0059】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の車両周辺監視装置50において、車両100の変速
機構がバックギアになっていることを検出して検出信号
を生成するバックギア検出センサを有し、バックギアと
検出された場合に当該検出信号を前記データ処理手段3
0に出力して周辺監視制御を促す信号取得部20を有す
る、ことを特徴とする車両周辺監視装置50である。
【0060】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、このような信号取得部20を
設けることに依り、周辺監視制御の自動化が容易とな
り、その結果、操作性に優れた車両周辺監視装置50を
運転者に提供できるようになる。
【0061】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載の車両周辺監視装置50において、前記デー
タ処理手段30から出力された駆動信号に基づいて、ブ
ザー音若しくは音声ガイダンスを出力し、又、障害物と
車両100との相対位置の表示若しくは運転者に対する
メッセージの表示を行う表示警報部40を有する、こと
を特徴とする車両周辺監視装置50である。
【0062】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
9又は10に記載の効果に加えて、このような表示警報
部40を設けることに依り、周辺監視作業中における障
害物の発見や相対位置の特定が速やかに克つ簡便にでき
るようになる。
【0063】その結果、運転者の監視負担を軽減でき、
更に、的確な周辺監視が可能となる操作環境を運転者に
提供できるようになる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態を説
明する。
【0065】図1(a)は、本発明における監視領域拡
張部材12の一実施形態を説明する正面図であり、図1
(b)は、図1(a)における上面図であり、図1
(c)は、図1(a)におけるS−S断面図であり、図
1(d)は、図1(a)におけるT−T断面図である。
【0066】本監視領域拡張部材12は、バスやトラッ
ク等の車両100の周辺の監視領域200の光学的な画
像を後述する車両周辺監視装置50が画像入力手段を介
して収集する際に、監視領域200に加えて、監視領域
200の周辺の所定の領域である拡張監視領域200
(F)の光学的な画像を収集するための光学部材であっ
て、画像が光学的に透過する領域である上部画像移動部
122と上部画像圧縮部124と平板部126とを有す
る。
【0067】上部画像移動部122は、図1(a),
(b)に示すように、監視領域拡張部材12の上部に設
けられ、少なくとも拡張監視領域200(F)(後述、
図11参照)を含んだ第1所定領域200(C)(後
述)の画像を光学的に屈折させて第1所定領域200
(C)(後述、図11参照)の光学的な画像の収集する
プリズムである。
【0068】図2(a)は、図1の監視領域拡張部材1
2の斜視図であり、図2(b)は、図1(a)のT−T
断面に対する斜視図であり、図2(c)は、図1(a)
のS−S断面に対する斜視図である。
【0069】上部画像移動部122は、図1(c)及び
図2(c)に示すように、プリズム頂角θw(則ち、プ
リズムの頂点の角度であって、上部画像移動部122の
曲面122srfcと平板部126とがなす角度として表さ
れる、(単位は[度]))が、監視領域拡張部材12の
中心(ζw=0[度]の位置)で最大角度(則ち、θ
[度])となると共に、図1(d)及び図2(b)に示
すように、この監視領域拡張部材12の中心から部材端
(ζw=ζ[度]の位置)にいくに従って(則ち、図1
(a)に示す、中心からζwが増加するに従って)、プ
リズム頂角θwが減少するような略半円錐形状のプリズ
ム構造体122strctを有する。
【0070】具体的には、CCDカメラ11の視野角θ
1が90[度]である場合、プリズム挿入効果により、
上部画像移動部122の上方監視角度が45度から65
度に拡大されることになる。プリズム頂角θLを20度
に設定することにより、監視領域が20度広がることに
なる。
【0071】プリズム構造体122strctの曲面122s
rfcの形状は、図1(b)及び図2(a)に示す曲率半
径Rによって決定することができる。
【0072】図3は、図1の監視領域拡張部材12の扇
角ζwとプリズム頂角θwとの関数関係を説明するための
グラフである。
【0073】プリズム頂角θwは、図3に示すように、
プリズム構造体122strctの扇角ζwを変数とする所定
の関数であって、扇角ζwの増加に応じて減少するよう
に設定されることが望ましい。
【0074】このように、扇角ζwを変数とする所定の
関数で記述できるプリズム頂角θwを有するプリズム構
造体122strctを設けることに依り、中心位置での画
角θMINに対する監視画像の入射角を保持すると共に、
対角方向の画角θMAXに対する監視画像の入射角を減少
させることができるようになる。
【0075】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射による影部分を解消した良好な監視画像を
提供できるようになる。
【0076】更に、水平方向の光学的な歪曲収差の補正
が可能となり、CCDカメラ11の出力として得られる
監視領域200の映像と実際の監視領域200との距離
感の相違を解消した識別性に富む良好な監視画像を提供
できるようになる。
【0077】その結果、優れた視認環境を運転者に提供
できるようになる。
【0078】プリズム構造体122strctの曲面122s
rfcの形状は、具体的には、中心位置(則ち、S−S断
面)では、図2(c)に示すように、プリズム頂角θw
を大きく設定し、部材端方向(則ち、T−T断面)で
は、図2(b)に示すように、プリズム頂角θwを中心
位置からの扇角ζwに応じて徐々に減少させ、部材端で
あるζw=ζ/2の位置においてプリズム頂角θwを0
(零)[度]に設定することが望ましい。
【0079】図4は、図1の監視領域拡張部材12の中
心部(則ち、θw=θ)に入射される監視領域200の
画像の光路説明するための図である。
【0080】上部画像移動部122を光学的に透過した
領域の画像に関しては、図4に示すように、上部画像移
動部122の屈折作用(但し、空気の屈折率=n0、監
視領域拡張部材12の屈折率=n1、n0≦n1)によ
り、この領域の画像を全体的にシフトしてCCDカメラ
11に入射される。具体的には、上部画像移動部122
にλ0の角度で入射した画像は、上部画像移動部122
の屈折作用により、出射角λ1で所定方向にシフトされ
ることになる。
【0081】このようなプリズム構造体122strctを
有する上部画像移動部122を設けることに依り、中心
位置での画角θMINに対する監視画像の入射角を保持す
ると共に、対角方向の画角θMAXに対する監視画像の入
射角を減少させることができるようになる。
【0082】その結果、監視領域200の拡張を図ると
共に、全反射(則ち、入射角βA≧臨界角Ic)に起因し
て従来生じていた目障りな影部分3(図12(b)参
照)全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提
供できるようになり、その結果、優れた視認環境を運転
者に提供できるようになる。
【0083】なお、ここで、臨界角Ic=arcsin
((空気の屈折率n0)/(監視領域拡張部材12の屈
折率n1)),n0≦n1で与えることができるようにな
る。また、入射角αA=θMAXである。
【0084】更に、略半円錐形状のプリズム構造体12
2strctを設けることに依り、水平方向の光学的な歪曲
収差の補正が可能となり、CCDカメラ11の出力とし
て得られる監視領域200の映像と実際の監視領域20
0との距離感の相違を解消した識別性に富む良好な監視
画像を提供できるようになる結果、優れた視認環境を運
転者に提供できるようになる。
【0085】また、上部画像圧縮部124は、図1
(a)及び図2(a)に示すように、上部画像移動部1
22に連続して設けられ、第1所定領域200(C)に
連続する第2所定領域200(B)の画像を光学的に屈
折させて第2所定領域200(B)の光学的な画像の収
集するプリズムである。
【0086】更に上部画像圧縮部124は、上部画像移
動部122におけるプリズム頂角θwから連続的に小さ
い角度に設定された曲面形状のシリンドリカル構造体1
24strctを有する。
【0087】シリンドリカル構造体124strctにおけ
る曲面形状は、図1(c),(d)及び図2(b),
(c)に示す曲率半径Rによって決定することができ
る。
【0088】上部画像圧縮部124を光学的に透過した
領域の画像に関しては、上部画像圧縮部124による屈
折作用により、この領域の画像を継ぎ目なく連続した状
態で、かつ、あたかも全体的に光学的に圧縮された状態
でCCDカメラ11に入射される。
【0089】このような曲面形状のシリンドリカル構造
体124strctを設けることに依り、監視領域200の
拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消した良好
な監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた
視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0090】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0091】更に、光学的な歪曲収差を補正してCCD
カメラ11の出力として得られる監視領域200の映像
と実際の監視領域200との距離感の相違を解消した識
別性に富む良好な監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0092】なお、上部画像圧縮部124に設けられた
曲面は、プリズム頂点の角度が画像移動部におけるプリ
ズム頂点の角度から連続的に小さい角度とされた円柱面
形状のシリンドリカル構造体124strctとすることが
望ましい。このような円柱面形状のシリンドリカル構造
体124strctを有する上部画像圧縮部124を設ける
ことに依り、中心位置での画角θMINに対する監視画像
の入射角を更に大きくすると共に、対角方向の画角θMA
Xに対する監視画像の入射角を更に減少させ易くするこ
とができるようになる。その結果、監視領域200の拡
張を図ると共に、全反射による影部分を解消した良好な
監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた視
認環境を運転者に提供できるようになる。更に、プリズ
ム構造体122strcとシリンドリカル構造体124strc
tとを光学的に連続に接続することに依り、死角のない
連続した監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0093】平板部126は、光学的には何ら作用する
ものではないが、監視領域拡張部材12における鋭角部
分をなくし、監視領域拡張部材12の取り扱いを容易に
するための光学部品である。
【0094】則ち、平板部126を光学的に透過した画
像については、監視領域拡張部材12にて影響されずに
CCDカメラ11に入射される。
【0095】イメージプレーンにおいては、上部画像移
動部122の光学的に透過によってシフトされた画像、
上部画像圧縮部124の光学的に透過によって圧縮され
た画像、平板部126を光学的に透過した画像がそれぞ
れ結像される。このとき、結像された画像はシフトされ
た画像であるので、鮮鋭な画像として取得される。
【0096】図5(a),(b)は、CCDカメラ11
のみを用いた撮像テストの光学的位置関係説明するため
の配置図であり、図5(c)は、格子板を用いた撮像テ
ストの結果、CCDカメラ11に映し出される映像にお
ける歪曲収差を説明するための格子パターンである。
【0097】ここで、撮像テストは、図5(a),
(b)に示すように、縦横の格子13Aが規則的な正方
格子パターンとして描かれた格子板13の光学画像をC
CDカメラ11内のCCD素子114に投射して読み取
らせ、このときCCD素子114から出力される映像信
号をモニターに表示することによって実行されることが
望ましい。なお、撮像テストは、これに限定されるもの
ではなく、正方格子パターン以外のテストパターンを用
いることも可能である。
【0098】一般的に、CCDカメラ11のレンズ11
2Aには光学的な歪曲収差が存在するため、レンズ11
2Aの中心軸(則ち、光軸)から結像位置が離れるに従
って、実際の結像位置がレンズ112Aの中心に近づい
て見える。
【0099】具体的には、正方格子(格子パターン)を
有する格子板を用いた撮像テストを行った場合、レンズ
112Aの中心から離れるに従って画角が大きくなって
しまう結果、CCDカメラ11に得られる画像(この場
合は格子パターンの撮像)は、実際の格子パターンより
も上下左右に樽状に膨らんだ映像(則ち、歪んだ映像)
に光学変換されてしまう。
【0100】例えば、1/3インチのCCDカメラ11
と焦点距離f=2.1mmのレンズ112Aの組み合わ
せで得られる監視領域200の画角は、図5(a)に示
すように、中心部分の垂直方向の画角が95[度]であ
る。また、図5(b)に示すように、水平方向の画角が
120[度]であり、対角方向の画角が137[度]で
ある。
【0101】また、CCD素子114に投射される画像
は、前述の歪曲収差に起因して、図5(c)に示すよう
に、歪んだ画像となる。この状態での垂直方向の画角は
115[度]である。
【0102】則ち、前述したように車両100の周辺の
監視領域200を拡大する機能は有するものの、レンズ
112Aに発生する歪曲収差を補正するような機能を有
していなかったため、この様な光学的な歪曲収差がその
ままCCDカメラ11に出力されてしまう。
【0103】また、この光学的な歪曲収差に起因して、
CCDカメラ11の出力として得られる監視領域200
の映像と実際の監視領域200との距離感に相違が発生
してしまい、その結果、障害物の位置的な視認が難し
い。
【0104】図6は、監視領域200の拡大に必要なプ
リズム頂角θwの増加分を説明するための光線解析図で
ある。
【0105】図6に示すように、画像中心部分の監視領
域200を上方へ10[度]拡大するには、監視領域2
00の中心部分では、11[度]のプリズム頂角θwが
要求される。
【0106】また、監視領域200の対角部分では、対
角方向の画角が確保されているので、プリズムを必要と
しない。
【0107】ここで、監視領域200の中心部分の垂直
方向の画角を95[度]、また、水平方向の画角を12
0[度]に設定している(図5参照)。
【0108】図7は、図6におけるプリズム頂角θwの
増加分を補償するために図1の監視領域拡張部材12に
要求されるプリズム頂角θwを説明するための斜視図で
ある。図8は、図1の監視領域拡張部材12とCCDカ
メラ11との光学的位置関係を説明するための斜視図で
ある。
【0109】本実施形態では、図6における中心部分
(ζw=0[度])でのプリズム頂角θwの増加分(則
ち、11[度])を補償する場合には、図7に示す形状
を有する監視領域拡張部材12を、CCDカメラ11の
レンズユニット112の前部に光軸を一致させた状態で
設けている(図8参照)。
【0110】図9は、図8の光学的位置関係において、
格子板を用いた撮像テストを行った結果、CCDカメラ
11に映し出される映像における歪曲収差の減少を説明
するための格子パターンである。
【0111】このような監視領域拡張部材12をCCD
カメラ11のレンズユニット112の前部に設けること
に依り、監視領域200の拡張を図ると共に、図9に示
すように、全反射による影部分を解消した良好な監視画
像を簡便に提供できるようになり、その結果、優れた視
認環境を運転者に提供できるようになる。
【0112】更に、上部画像移動部122と上部画像圧
縮部124とを光学的に連続に接続することに依り、死
角のない連続した監視画像を提供できるようになり、そ
の結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0113】更に、図9に示すように、水平方向の光学
的な歪曲収差を補正してCCDカメラ11の出力として
得られる監視領域200の映像と実際の監視領域200
との距離感の相違を解消した識別性に富む良好な監視画
像を提供できるようになり、その結果、優れた視認環境
を運転者に提供できるようになる。
【0114】図10は、本発明における車両周辺監視装
置50の構成を説明する機能ブロック図である。また図
11は、本実施形態の監視領域拡張部材12、及びCC
Dカメラ11を取り付けた状態での、監視領域200、
及び拡張監視領域200(F)を説明する図である。
【0115】本車両周辺監視装置50は、バスやトラッ
ク等の車両100の周辺の監視領域200の光学的な画
像を監視領域拡張部材12と画像入力手段11とを介し
て収集する際に、監視領域200に加えて、監視領域2
00の周辺の所定の領域である拡張監視領域200
(F)の光学的な画像を収集する機能を有し、図10に
示すように、画像入力手段10とCCDカメラ11と監
視領域拡張部材12と信号取得部20とバックギア検出
センサ21とデータ処理手段30と表示警報部40とを
有する。
【0116】また車両周辺監視装置50は、図11に示
すように、監視領域200を車両100の後方近傍から
遠方に亘る領域とする。更に、拡張監視領域200
(F)を監視領域200から外れた後方遠方領域200
(C)としている。
【0117】これにより、車両が後方に走行する際にお
いて、最も注意を払うべき領域である監視領域200の
画像とが鮮鋭な画像として得られる。よって、この構成
によれば、車両が後方に進行する際において、より安全
性を向上させることができる。
【0118】この場合、本監視領域拡張部材12の上部
画像移動部122は、少なくとも後方遠方領域200
(C)の画像を画像入力手段10に入射するように配置
されることが望ましい。
【0119】このような上部画像移動部122を設ける
ことに依り、中心位置での画角θMINに対する後方遠方
領域200(C)の画像の入射角を保持すると共に、対
角方向の画角θMAXに対する後方遠方領域200(C)
の画像の入射角を減少させることができるようになる。
更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正してCCDカ
メラ11の出力として得られる監視領域200の映像と
実際の監視領域200との距離感の相違を解消した識別
性に富む良好な監視画像を提供できるようになり、その
結果、優れた視認環境を運転者に提供できるようにな
る。
【0120】画像入力手段10(具体的には、CCDカ
メラ11、図8参照)側の上部画像移動部122のプリ
ズム構造体122strctは、図3で説明したように、プ
リズム頂角θwが部材端部に向かって所定の割合で減少
するような凸形状の略円錐曲面122srfcを有する。
【0121】このような凸形状の略円錐曲面122srfc
のプリズム構造体122strctを有する上部画像移動部
122を設けることに依り、広い監視領域200に亘っ
て光学歪の少ない画像の収集ができるようになる。
【0122】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0123】その結果、光学歪のない状態で監視領域2
00の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消し
た良好な監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0124】更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正
してCCDカメラ11の出力として得られる監視領域2
00の映像と実際の監視領域200との距離感の相違を
解消した識別性に富む良好な監視画像を提供できるよう
になり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供でき
るようになる。
【0125】同様に、上部画像圧縮部124は、後方遠
方領域200(C)から連続しかつ後方近傍領域200
(A)を除く領域の画像を光学的に圧縮して画像入力手
段10に入射するように配置されることが望ましい。
【0126】上部画像圧縮部124を同様に配置するこ
とに依り、中心位置での画角θMINに対する、後方遠方
領域200(C)から後方近傍領域200(A)に亘る
広範囲の画像の入射角を保持すると共に、対角方向の画
角θMAXに対する、後方遠方領域200(C)から後方
近傍領域200(A)に亘る広範囲の画像の入射角を減
少させることができるようになる。その結果、監視領域
200の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消
した良好な監視画像を提供できるようになり、その結
果、優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0127】更に、死角のない連続した監視画像を提供
できるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者
に提供できるようになる。
【0128】画像入力手段10(CCDカメラ11)側
の上部画像圧縮部124のシリンドリカル構造体124
strctは、前述したように、この画像入力手段10側に
凹形状の曲面124srfcを有するように配置されている
(図8参照)。
【0129】なお、このような監視領域拡張部材12
は、光学的に透明な材料(具体的には、ガラス)により
形成することができる。
【0130】このような凹形状の曲面124srfcのシリ
ンドリカル構造体124strctを有する上部画像圧縮部
124をCCDカメラ11の前部に配置することに依
り、広い監視領域200に亘って光学歪の少ない画像の
収集ができるようになる。
【0131】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0132】その結果、光学歪のない状態で監視領域2
00の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消し
た良好な監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0133】画像入力手段10は、車両100に設置さ
れ、監視領域200の光学的な画像を収集する際に、監
視領域拡張部材12を光学的な結像手段として用い、監
視領域拡張部材12から入射された監視領域200の光
学的な画像に加えて拡張監視領域200(F)の光学的
な画像を撮像して車両周辺監視情報10aを生成する機
能を有し、CCDカメラ11を中心にして構成されてい
る。
【0134】CCDカメラ11は、レンズ112Aとイ
メージプレーン(図示せず)とを備えており、レンズ1
12Aにより規定される画角範囲の画像をイメージプレ
ーン上に結像させると共に、車両周辺監視情報10aを
モニター42に直接出力する。
【0135】監視領域拡張部材12は、レンズ112A
の直前位置に配置され、CCDカメラ11に入射する画
像の領域を拡張する。
【0136】このような監視領域拡張部材12を設ける
ことに依り、視認性に優れた画像をCCDカメラ11に
入力することが可能となる。その結果、各所定領域20
0(A)〜200(C)における画像は鮮鋭な画像とな
り、圧縮された画像の鮮鋭度を損なうことなく、かつ、
更に死角が生じることがない画像を取得することができ
る。
【0137】データ処理手段30は、車両周辺監視情報
10aに基づいて車両100の周辺における障害の発生
を監視する機能を有する。
【0138】このような画像入力手段10及びデータ処
理手段30を設けることに依り、監視領域200の拡張
を図ると共に、全反射による目障りな影部分を解消した
良好な監視画像を簡便に提供できるようになり、その結
果、優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
更に、上部画像移動部122と上部画像圧縮部124と
を光学的に連続に接続することに依り、死角のない連続
した監視画像を提供できるようになり、その結果、優れ
た視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0139】フレームメモリ13は、CCDカメラ11
のイメージプレーン上に結像された画像の情報を取得
し、一時的に蓄えるとともに、読み出し命令に従って、
蓄えている画像情報を含む車両周辺監視情報10aをモ
ニター42に出力することができる。
【0140】信号取得部20は、車両100の変速機構
がバックギアになっていることを検出して検出信号を生
成するバックギア検出センサ21を有し、バックギアと
検出された場合にこのときの検出信号をデータ処理手段
30に出力して周辺監視制御を促す機能を有する。
【0141】バックギア検出センサ21は、図示しない
変速機構に設けられ、この変速機構がバックギアになっ
ていることを検出するとともに、バックギアと検出され
た場合に検出信号を出力する。
【0142】操作スイッチ22は、運転席などに配置さ
れ、運転者が装置の動作、非動作を切り換えるための手
動スイッチとして構成されている。
【0143】このような信号取得部20を設けることに
依り、周辺監視制御の自動化が容易となり、その結果、
操作性に優れた車両周辺監視装置50を運転者に提供で
きるようになる。
【0144】データ処理手段30は、動作プログラムに
従って動作するCPU31と、この動作プログラムが格
納されたROM32と、CPU31の動作時において必
要な情報を一時格納するRAM33とを有している。そ
して、CPU31は、上述した画像入力手段10、信号
取得部20、及び表示警報部40と信号線で接続され、
これらの画像入力手段10からの車両周辺監視情報10
aの授受、信号取得部20との信号の授受、及び表示警
報部40との信号の授受を行う。
【0145】表示警報部40は、データ処理手段30か
ら出力された駆動信号に基づいて、ブザー音若しくは音
声ガイダンスを出力し、又、障害物と車両100との相
対位置の表示若しくは運転者に対するメッセージの表示
を行う機能を有し、スピーカ41と、ディスプレイ42
を有している。
【0146】スピーカ41は、データ処理手段30のC
PU31から出力された駆動信号に基づいて、スピーカ
41からブザー音あるいは音声ガイダンスを出力する。
また、ディスプレイ42は、CPU31からの駆動信号
に基づいて、物体の車両との相対位置を表示したりある
いは運転者に対するメッセージを表示したりする。
【0147】このような表示警報部40を設けることに
依り、周辺監視作業中における障害物の発見や相対位置
の特定が速やかに克つ簡便にできるようになる。
【0148】その結果、運転者の監視負担を軽減でき、
更に、的確な周辺監視が可能となる操作環境を運転者に
提供できるようになる。
【0149】次に、図11に基づき、車両周辺監視装置
50の具体例を説明する。
【0150】車両周辺監視装置50は、車両(同図では
大型車両としてのバスを例示する)100の後部におい
て地面の法線に対し俯角θで固定されている。
【0151】これに依り、監視領域拡張部材12が配置
されない場合すなわちレンズ112A単独の場合には、
この車両100における後方近傍領域から後方遠方領域
に亘る監視領域200が撮像される。
【0152】そして、上述した構造の監視領域拡張部材
12がCCDカメラ11の直前位置に位置付けられるこ
とにより、監視領域200が拡張される。
【0153】すなわち、監視領域拡張部材12を、上部
画像移動部122が上側に位置するようにCCDカメラ
11の直前位置に配置することにより、CCDカメラ1
1による監視領域200が、上述した監視領域200か
ら後方遠方側に拡張され、この監視領域200の範囲外
の領域を含む監視領域200となる。
【0154】この監視領域200が拡張された状態にお
いて、車両100における後方近傍領域200(A)の
画像は、平板部126を光学的に透過するので、レンズ
112Aのみの場合と同様な鮮鋭な画像として取得さ
れ、監視領域拡張部材12により拡張された後方遠方領
域200(C)の画像は、上部画像移動部122を光学
的に透過するので、この領域の画像も鮮鋭な画像として
取得される。なお、この後方遠方領域200(C)は、
車両100における後方水平方向の領域を含んだ領域と
なっている。
【0155】また、これらの後方近傍領域200(A)
の画像と後方遠方領域200(C)の画像との第2所定
領域200(B)の画像は、上部画像圧縮部124を光
学的に透過するので、後方近傍領域200(A)と後方
遠方領域200(C)との間において継ぎ目なく連続
し、かつ、全体的に光学的に圧縮された画像となる。
【0156】そして、実際の動作時においては、信号取
得部20のバックギア検出センサ21により車両100
のシフトポジションがバックギアとなった場合、あるい
は、操作スイッチ22により「動作」の状態が選択され
た場合に、画像入力手段10にて監視領域200の画像
が取得され、この取得された画像が表示警報部40のデ
ィスプレイ42により表示される。
【0157】ディスプレイ42上の表示画像は、運転者
が最も注意を払うべき車両の後方近傍領域200(A)
及び後方遠方領域(後方水平方向領域)200(C)が
鮮鋭な画像となるとともに、これら両領域の間の第2所
定領域200(B)の画像が損なわれることなく表示さ
れた画像となる。
【0158】そして、このようにして監視領域200の
画像の表示が行われている最中において、車両の後方遠
方領域200(C)あるいは後方近傍領域200(A)
内に上述した歩行者のような障害物が存在し、この障害
物が車両100に接近した場合には、スピーカ41から
ブザー音あるいは音声ガイダンスを出力し、運転者に危
険を知らせる。このとき、障害物300と車両100と
相対距離は、画像処理により求めたり、図示しない距離
センサにより測定する。
【0159】なお、上述したように上部画像移動部12
2と画像を光学的に圧縮する上部画像圧縮部124とを
設けた監視領域拡張部材12においては、上部画像圧縮
部124の半径R〔図1参照〕を大きくすることによ
り、この上部画像圧縮部124を光学的に圧縮された状
態で透過した圧縮画像を比較的鮮鋭度の高い画像とする
ことができるが、このように半径Rを大きくした場合に
は、監視領域200の画像中における圧縮画像の割合が
大きくなり好ましくない。
【0160】実験的には、1/3インチのCCDと焦点
距離2.1mmのレンズとの組み合わせにおいて、半径
Rが30mmの場合に良好な画像を得ることができた。
【0161】なお、本実施形態における拡張監視領域2
00(F)は、車両の後方遠方領域となっていたが、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、拡張監
視領域200(F)を監視領域200の側方領域として
設定しても良い。この場合、路肩を通行する通行人、自
転車、オートバイなどについて監視することができる。
【0162】また、本実施形態における監視領域拡張部
材12は、透明材料を所定の形状に整形したものであっ
たが、この監視領域拡張部材12に代えてプリズムシー
トにより構成された監視領域拡張部材12を用いること
もできる。この場合、プリズムをスリット状に配置すれ
ば良い。この場合、監視領域拡張部材12を薄型に構成
できるといった利点を有する。
【0163】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、上部画
像移動部及び上部画像圧縮部を設けることに依り、監視
領域の拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消し
た良好な監視画像を提供できるようになり、その結果、
優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0164】更に、上部画像移動部と上部画像圧縮部と
を光学的に連続に接続することに依り、死角のない連続
した監視画像を提供できるようになり、その結果、優れ
た視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0165】更に、光学的な歪曲収差を補正してCCD
カメラの出力として得られる監視領域の映像と実際の監
視領域との距離感の相違を解消した識別性に富む良好な
監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた視
認環境を運転者に提供できるようになる。
【0166】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、このようなプリズム構造体を有
する上部画像移動部を設けることに依り、中心位置での
画角θMINに対する監視画像の入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXに対する監視画像の入射角を
減少させることができるようになる。
【0167】その結果、監視領域の拡張を図ると共に、
全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提供で
きるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者に
提供できるようになる。
【0168】更に、略半円錐形状のプリズム構造体を設
けることに依り、水平方向の光学的な歪曲収差の補正が
可能となり、CCDカメラの出力として得られる監視領
域の映像と実際の監視領域との距離感の相違を解消した
識別性に富む良好な監視画像を提供できるようになる結
果、優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0169】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、扇角を変数とする所定の関数で
記述できるプリズム頂角を有するプリズム構造体を設け
ることに依り、中心位置での画角θMINに対する監視画
像の入射角を保持すると共に、対角方向の画角θMAXに
対する監視画像の入射角を減少させることができるよう
になる。
【0170】その結果、監視領域の拡張を図ると共に、
全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提供で
きるようになる。
【0171】更に、水平方向の光学的な歪曲収差の補正
が可能となり、CCDカメラの出力として得られる監視
領域の映像と実際の監視領域との距離感の相違を解消し
た識別性に富む良好な監視画像を提供できるようにな
る。
【0172】その結果、優れた視認環境を運転者に提供
できるようになる。
【0173】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な曲面形状のシリンドリカル構造体124strctを有す
る上部画像圧縮部を設けることに依り、中心位置での画
角θMINに対する監視画像の入射角を更に大きくすると
共に、対角方向の画角θMAXに対する監視画像の入射角
を更に減少させ易くすることができるようになる。
【0174】その結果、監視領域の拡張を図ると共に、
全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提供で
きるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者に
提供できるようになる。
【0175】更に、上部画像移動部と上部画像圧縮部と
を光学的に連続に接続することに依り、死角のない連続
した監視画像を提供できるようになり、その結果、優れ
た視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0176】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、このような円柱面形状のプリズ
ム構造体を有する上部画像圧縮部を設けることに依り、
中心位置での画角θMINに対する監視画像の入射角を更
に大きくすると共に、対角方向の画角θMAXに対する監
視画像の入射角を更に減少させ易くすることができるよ
うになる。
【0177】その結果、監視領域の拡張を図ると共に、
全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提供で
きるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者に
提供できるようになる。
【0178】更に、上部画像移動部と上部画像圧縮部と
を光学的に連続に接続することに依り、死角のない連続
した監視画像を提供できるようになり、その結果、優れ
た視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0179】請求項6に記載の発明に依れば、請求項1
乃至5のいずれか一項に記載のの効果に加えて、このよ
うな画像入力手段及びデータ処理手段を設けることに依
り、監視領域の拡張を図ると共に、全反射による影部分
を解消した良好な監視画像を簡便に提供できるようにな
り、その結果、優れた視認環境を運転者に提供できるよ
うになる。
【0180】更に、上部画像移動部と上部画像圧縮部と
を光学的に連続に接続することに依り、死角のない連続
した監視画像を提供できるようになり、その結果、優れ
た視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0181】更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正
してCCDカメラの出力として得られる監視領域の映像
と実際の監視領域との距離感の相違を解消した識別性に
富む良好な監視画像を提供できるようになり、その結
果、優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0182】請求項7に記載の発明に依れば、請求項6
に記載の効果に加えて、このような上部画像移動部を設
けることに依り、中心位置での画角θMINに対する後方
遠方領域の画像の入射角を保持すると共に、対角方向の
画角θMAXに対する後方遠方領域の画像の入射角を減少
させることができるようになる。更に、水平方向の光学
的な歪曲収差を補正してCCDカメラの出力として得ら
れる監視領域の映像と実際の監視領域との距離感の相違
を解消した識別性に富む良好な監視画像を提供できるよ
うになり、その結果、優れた視認環境を運転者に提供で
きるようになる。
【0183】同様に、このような上部画像圧縮部を設け
ることに依り、中心位置での画角θMINに対する、後方
遠方領域から後方近傍領域に亘る広範囲の画像の入射角
を保持すると共に、対角方向の画角θMAXに対する、後
方遠方領域から後方近傍領域に亘る広範囲の画像の入射
角を減少させることができるようになる。
【0184】その結果、監視領域の拡張を図ると共に、
全反射による影部分を解消した良好な監視画像を提供で
きるようになり、その結果、優れた視認環境を運転者に
提供できるようになる。更に、死角のない連続した監視
画像を提供できるようになり、その結果、優れた視認環
境を運転者に提供できるようになる。
【0185】請求項8に記載の発明に依れば、請求項7
に記載の効果に加えて、このような凸形状の略円錐曲面
のプリズム構造体を有する上部画像移動部を設けること
に依り、広い監視領域200に亘って光学歪の少ない画
像の収集ができるようになる。
【0186】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0187】その結果、光学歪のない状態で監視領域の
拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消した良好
な監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた
視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0188】更に、水平方向の光学的な歪曲収差を補正
してCCDカメラの出力として得られる監視領域の映像
と実際の監視領域との距離感の相違を解消した識別性に
富む良好な監視画像を提供できるようになり、その結
果、優れた視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0189】請求項9に記載の発明に依れば、請求項7
又は8のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な凹形状の曲面のシリンドリカル構造体を有する上部画
像圧縮部を設けることに依り、広い監視領域に亘って光
学歪の少ない画像の収集ができるようになる。
【0190】更に、収集された光学歪の少ない画像に対
して、中心位置での画角θMINの入射角を保持すると共
に、対角方向の画角θMAXの入射角を減少させることが
できるようになる。
【0191】その結果、光学歪のない状態で監視領域の
拡張を図ると共に、全反射による影部分を解消した良好
な監視画像を提供できるようになり、その結果、優れた
視認環境を運転者に提供できるようになる。
【0192】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、このような信号取得部を設け
ることに依り、周辺監視制御の自動化が容易となり、そ
の結果、操作性に優れた車両周辺監視装置を運転者に提
供できるようになる。
【0193】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
9又は10に記載の効果に加えて、このような表示警報
部を設けることに依り、周辺監視作業中における障害物
の発見や相対位置の特定が速やかに克つ簡便にできるよ
うになる。
【0194】その結果、運転者の監視負担を軽減でき、
更に、的確な周辺監視が可能となる操作環境を運転者に
提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明における監視領域拡張部
材の一実施形態を説明する正面図であり、図1(b)
は、図1(a)における上面図であり、図1(c)は、
図1(a)におけるS−S断面図であり、図1(d)
は、図1(a)におけるT−T断面図である。
【図2】図2(a)は、図1の監視領域拡張部材の斜視
図であり、図2(b)は、図1(a)のT−T断面に対
する斜視図であり、図2(c)は、図1(a)のS−S
断面に対する斜視図である。
【図3】図1の監視領域拡張部材の扇角ζwとプリズム
頂角θwとの関数関係を説明するためのグラフである。
【図4】図1の監視領域拡張部材に入射される監視領域
の画像の光路説明するための図である。
【図5】図5(a),(b)は、CCDカメラのみを用
いた撮像テストの光学的位置関係説明するための配置図
であり、図5(c)は、格子板を用いた撮像テストの結
果、CCDカメラに映し出される映像における歪曲収差
を説明するための格子パターンである。
【図6】監視領域の拡大に必要なプリズム頂角の増加分
を説明するための光線解析図である。
【図7】図6におけるプリズム頂角の増加分を補償する
ために図1の監視領域拡張部材に要求されるプリズム頂
角を説明するための斜視図である。
【図8】図1の監視領域拡張部材とCCDカメラとの光
学的位置関係を説明するための斜視図である。
【図9】図8の光学的位置関係において、格子板を用い
た撮像テストを行った結果、CCDカメラに映し出され
る映像における歪曲収差の減少を説明するための格子パ
ターンである。
【図10】本発明における車両周辺監視装置の構成を説
明する機能ブロック図である。
【図11】本実施形態の監視領域拡張部材、及びCCD
カメラを取り付けた状態での、監視領域、及び拡張監視
領域を説明する図である。
【図12】図12(a)は、従来技術の監視領域拡張部
材を説明するための斜視図であり、図12(b)は、C
CDカメラに映し出される映像に発生する影部分を説明
するための図である。
【図13】図13(a)は、図12の監視領域拡張部材
とCCDカメラとの光学的位置関係を説明するための斜
視図であり、図13(b)は、図13(a)におけるQ
A−PA断面図である。
【符号の説明】 10 画像入力手段 10a 車両周辺監視情報 11 CCDカメラ 12 監視領域拡張部材 122 上部画像移動部 122strct 上部画像移動部のプリズム構造体 122srfc 凸形状の略円錐曲面 124 上部画像圧縮部 124strct 上部画像圧縮部のプリズム構造体 124srfc 凹形状の曲面 20 信号取得部 30 データ処理手段 40 表示警報部 50 車両周辺監視装置 100 車両 200 監視領域 200(A) 後方近傍領域 200(B) 第2所定領域 200(C) 後方遠方領域(第1所定領域) 200(F) 拡張監視領域 θ,θw プリズム頂角 ζ,ζw 扇角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤浪 一友 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両周辺の監視領域の光学的な画像を画
    像入力手段を用いて収集する際に、監視領域に加えて、
    監視領域周辺の所定の領域である拡張監視領域の光学的
    な画像を収集するための光学部材である監視領域拡張部
    材において、 監視領域拡張部材は、 部材上部に設けられ、少なくとも前記拡張監視領域を含
    んだ第1所定領域の画像を光学的に屈折させて当該第1
    所定領域の光学的な画像の収集するプリズムである上部
    画像移動部と、 前記上部画像移動部に連続して設けられ、前記第1所定
    領域に連続する第2所定領域の画像を光学的に屈折させ
    て当該第2所定領域の光学的な画像の収集する円筒状の
    プリズムである上部画像圧縮部とを有する、 ことを特徴とする監視領域拡張部材。
  2. 【請求項2】 前記上部画像移動部は、 プリズム頂角が、部材中心で最大角度となると共に、当
    該部材中心から部材端にいくに従って減少するような略
    半円錐形状のプリズム構造体を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の監視領域拡張部材。
  3. 【請求項3】 前記プリズム頂角は、前記プリズム構造
    体の扇角を変数とする所定の関数であって、当該扇角の
    増加に応じて減少する、 ことを特徴とする請求項2に記載の監視領域拡張部材。
  4. 【請求項4】 前記上部画像圧縮部は、前記上部画像移
    動部における前記プリズム頂角から連続的に小さい角度
    に設定された曲面形状のシリンドリカル構造体を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    の監視領域拡張部材。
  5. 【請求項5】 前記上部画像圧縮部に設けられた曲面
    は、プリズム頂点の角度が前記画像移動部におけるプリ
    ズム頂点の角度から連続的に小さい角度とされた円柱面
    形状のシリンドリカル構造体を有する、 ことを特徴とする請求項4に記載の監視領域拡張部材。
  6. 【請求項6】 前記監視領域拡張部材を光学的な結像手
    段として用いた車両周辺監視装置において、 車両に設置され、前記監視領域の光学的な画像を収集す
    る際に、前記監視領域拡張部材を光学的な結像手段とし
    て用い、当該監視領域拡張部材から入射された前記監視
    領域の光学的な画像に加えて前記拡張監視領域の光学的
    な画像を撮像して車両周辺監視情報を生成する画像入力
    手段と、 前記車両周辺監視情報に基づいて車両の周辺における障
    害の発生を監視するためのデータ処理手段とを有する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載
    の監視領域拡張部材を用いた車両周辺監視装置。
  7. 【請求項7】 前記監視領域を前記車両の後方近傍から
    遠方に亘る領域とすると共に、前記拡張監視領域を前記
    監視領域から外れた後方遠方領域とし、 前記上部画像移動部は、少なくとも前記後方遠方領域の
    画像を前記画像入力手段に入射するように構成され、 前記上部画像圧縮部は、前記後方遠方領域から連続しか
    つ前記後方近傍領域を除く領域の画像を光学的に圧縮し
    て前記画像入力手段に入射するように構成されている、 ことを特徴とする請求項6に記載の車両周辺監視装置。
  8. 【請求項8】 前記画像入力手段側の前記上部画像移動
    部のプリズム構造体は、前記プリズム頂角が部材端部に
    向かって所定の割合で減少するような凸形状の略円錐曲
    面を有する、 ことを特徴とする請求項7に記載の車両周辺監視装置。
  9. 【請求項9】 前記画像入力手段側の前記上部画像圧縮
    部のシリンドリカル構造体は、当該画像入力手段側に凹
    形状の曲面を有する、 ことを特徴とする請求項7又は8のいずれか一項に記載
    の車両周辺監視装置。
  10. 【請求項10】 車両の変速機構がバックギアになって
    いることを検出して検出信号を生成するバックギア検出
    センサを有し、バックギアと検出された場合に当該検出
    信号を前記データ処理手段に出力して周辺監視制御を促
    す信号取得部を有する、 ことを特徴とする請求項9に記載の車両周辺監視装置。
  11. 【請求項11】 前記データ処理手段から出力された駆
    動信号に基づいて、ブザー音若しくは音声ガイダンスを
    出力し、又、障害物と車両との相対位置の表示若しくは
    運転者に対するメッセージの表示を行う表示警報部を有
    する、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載の車両周辺監
    視装置。
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