JPH1079317A - 鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置 - Google Patents
鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置Info
- Publication number
- JPH1079317A JPH1079317A JP24512296A JP24512296A JPH1079317A JP H1079317 A JPH1079317 A JP H1079317A JP 24512296 A JP24512296 A JP 24512296A JP 24512296 A JP24512296 A JP 24512296A JP H1079317 A JPH1079317 A JP H1079317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- composite
- clamp
- fixed table
- shear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0213—Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s)
- H01F41/0226—Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s) from amorphous ribbons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
複数枚の非晶質磁性合金薄帯を積層して構成した単位積
層体を複数個段積みする方法を提供する。 【解決手段】複数の非晶質磁性合金薄帯の重合体からな
る複合ストリップASの先端を、シヤー22の近傍に設
定したクランプ位置でクランプSF1またはSF2によ
りクランプする。クランプSF1またはSF2を移動さ
せて所定長さのストリップを引き出し、シヤー22によ
りストリップASをせん断して短冊状の複合シートを形
成する。複合シートを順次積層して単位積層体を形成
し、単位積層体が完成する毎に、既に形成された単位積
層体を一括して送給方向に所定のずらし寸法だけステッ
プ送りする。
Description
帯を用いて巻鉄心を製造する過程で、非晶質磁性合金薄
帯の短冊状シートを複数枚積層したものからなる単位積
層体を複数個段積みして端部に段部を有する積層体ブロ
ックを形成するために用いる鉄心用非晶質磁性合金薄帯
の段積み方法及び該方法を実施するために用いる段積み
装置に関するものである。
心として、1ターンカット形の巻鉄心が用いられてい
る。非晶質磁性合金薄帯を用いた1ターンカット形の巻
鉄心は、非晶質磁性合金薄帯を所定枚数積層して構成し
た単位積層体を複数個積層して構成した積層体ブロック
を更に複数個積層して、各積層体ブロックの各単位積層
体の両端を所定のラップ代(重ね代)La をもってラッ
プさせるか、またはラップ代が零の状態で両端を突き合
わせて接合した構造を有している。
形巻鉄心の構造の一例を示したもので、この巻鉄心で
は、3つの鉄心ブロックB1 〜B3 が設けられ、3つの
鉄心ブロックは、それぞれを構成する複数の単位積層体
の両端の接合部(重ね合わせた部分または突き合わせた
部分)JをO1 −O1 線とO2 −O2 線との間のほぼ同
じ範囲に階段状に分布させた状態で形成されている。
3に示した円形の巻鉄心を矩形状に成形した後焼鈍し、
図14に示すように、継鉄部Y1 及びY2 と、脚部C1
及びC2 とを有する矩形状の鉄心を形成する。
案されているが、その接合部附近の構造の一例を示すと
図15の通りである。図15はラップ巻回として知られ
ている巻回構造を示したもので、この例では、各単位積
層体を巻枠の外周に右回りに巻回するものとしている。
この巻回構造では、先ず最内周の1つ目の単位積層体
(複数枚の非晶質磁性合金薄帯を重ねたものからなる)
U1 の長さL1 を巻枠の外周面の周長R1 に等しい長さ
として、1枚目の単位鋼板U1 を巻枠に巻き付けてその
両端を突き合わせ接合する。
長さをL2 =R1 +La +2πt[tは単位積層体の厚
さ、La (≦Lo )はラップ代]とし、2枚目の単位積
層体U2 の先端位置を1枚目の単位積層体U1 の後端位
置からLo だけずらした状態で1枚目の単位積層体の上
に巻回して、両端を所定のラップ代La だけラップさせ
る。以下同様に、巻鉄心の最内周からn枚目の位置で積
層体ブロックを構成する単位積層体の長さLn をLn =
Rn-1 +La +2πtとし、各積層体ブロックを構成す
る単位積層体の両端をラップ代La だけラップさせた状
態で接合する。ここでRn-1 は、Rn-1 =R1 +(n−
2)・2πt[但しn≧2]で与えられる。そして、1
つの積層体ブロックの巻回が終了した後、次に巻回する
単位積層体の先端位置を既に巻回された積層体ブロック
の先頭位置に一致させ、上記と同様にして次の積層体ブ
ロックを巻回する。
合部に隙間が図示されているが、実際にはこの隙間は零
とするのが望ましい。
心を製造する装置としては、図16に示した段積み装置
と、図17に示した巻込み装置とが知られている。珪素
鋼板を用いて図15に示したラップ巻回構造の巻鉄心を
製造する場合には、単位積層体U1 ,U2 ,…がそれぞ
れ、珪素鋼板のストリップを所定の長さに切断して形成
した単位鋼板で置き換えられる。以下の説明では、便宜
上、一連の単位鋼板を示す符号として単位積層体を示す
符号と同じ符号U1 ,U2 ,…を用いるものとする。
67046号公報に示されたもので、珪素鋼板SSをフ
ィードローラ1Aと押えローラ1Bとの間に挟んで送給
するフィーダ1と、送給された珪素鋼板SSを所定の長
さに切断して単位鋼板U1 ,U2 ,…を形成するシヤー
2と、シヤー2の前方に配置された固定テーブル4と、
固定テーブル4とシヤー2との間に配置された移動テー
ブル5と、シリンダ6により駆動されて切断された単位
鋼板を移動テーブル5に対してクランプするステップ送
り用クランプ7と、移動テーブル5をステップ送り用ク
ランプ7とともに所定の距離移動させてステップ作りを
するステップ送り装置8と、シリンダ9により駆動され
て単位鋼板の積層体をその先端側で固定テーブル4に対
してクランプする先端クランプ10と、電動機11aに
より駆動されるネジ棒11bと、該ネジ棒に螺合された
ナットとを有して先端クランプ10を鋼板の送給方向に
移動させる先端クランプ移動機構11とを備えている。
ステップ送り装置8は、シヤー2を駆動する電動機を駆
動源として移動テーブルを往復移動させるカム機構を備
えていて、シヤーが鋼板SSの切断を完了した後に(シ
ヤーの可動切断刃が退避した後に)移動テーブル5をラ
ップ代La に鋼板の板厚による周長の増加分2πtを加
えた分だけ固定テーブル4側に前進させ、ステップ送り
用クランプ7がアンクランプ状態になった後に移動テー
ブル5を原位置に復帰させる。
在に支持された巻枠(マンドレル)mと、ループ状に形
成されてプーリPにより巻枠mに沿って走行するように
ガイドされたエンドレスの巻込みベルトVと、巻込みベ
ルトVを駆動する図示しない駆動機構とを備えている。
示したラップ巻回構造で、図13の巻鉄心を製造する場
合には、先ずフィーダ1により鋼板SSを巻枠mの周長
R1に等しい長さL1 だけ送ったところで該フィーダを
停止させ、シヤー2により鋼板SSを切断して第1の積
層体ブロックB1 の1枚目の単位鋼板U1 を形成する。
この単位鋼板U1 をステップ送り用クランプ7により移
動テーブル5に対してクランプし、ステップ送り装置8
により単位鋼板U1 を移動テーブル5とともに図16の
左方向にステップ送り量La +2πtだけ前進させる
(ステップ送りを行なわせる)。次いでステップ送り用
クランプ7をアンクランプ状態(クランプを解除した状
態)にした後、移動テーブル5を原位置まで後退させ、
先端クランプ10により単位鋼板U1 の先端を固定テー
ブル4に対してクランプする。
単位鋼板U1 の上に送給し、フィーダによる鋼板の送り
量が単位鋼板U1 の長さL1 に2πt(tは鋼板の厚
み)を加えた値に等しくなったことが検出されたときに
鋼板SSをシヤー2により切断する。これにより2枚目
の単位鋼板U2 を形成し、この単位鋼板U2 を単位鋼板
U1 の上に重ねる。その後単位鋼板U1 ,U2 の積層体
をステップ送り用クランプ7により移動テーブル5に対
してクランプし、先端クランプ10をアンクランプ状態
にした後、ステップ送り装置8により移動テーブル5を
単位鋼板U1 ,U2 及びクランプ7とともにステップ送
り量La +2πtだけ前進させる。次いでステップ送り
用クランプ7をアンクランプ状態にし、移動テーブル5
を原位置に復帰させた後、先端クランプ10を単位鋼板
U2 の先端に当接する位置まで移動させて該先端クラン
プ10により単位鋼板U1 ,U2 の積層体の先端をクラ
ンプする。
をステップ送りする操作と、ステップ送りされた鋼板積
層体の上に、板厚による周長の増加分2πtだけ前より
も長さを増大させた単位鋼板を重ね合わせる操作とを所
定回数繰り返すことにより積層体ブロックB1 ´を形成
する。この積層体ブロックB1 ´は図13に示した積層
体ブロックB1 を平面上に展開したものに相当し、その
先端部にはラップ代La に等しいずれ代を有するステッ
プ(段部)が形成され、後端部には先端部側のずれ代L
a と2πtとの和に等しいずれ代La +2πtを有する
ステップ(段)が形成されている。
ックB2 ´及びB3 ´を形成する。上記のようにして構
成した、展開された形の積層体ブロックB1 ´〜B3 ´
を図17に示した巻込み装置の巻枠mと巻込みベルトV
との間に順次巻込んで図13に示したようなラップ巻回
構造の巻鉄心を形成する。
目の単位鋼板Un の上に該単位鋼板Un よりも2πtだ
け長さが長いn+1枚目の単位鋼板Un+1 を重ねる際
に、既に積層されているn枚目以下の単位鋼板Un ,U
n-1 ,…U1 をラップ代La に2πtを加えた分だけ予
めステップ送りしておく必要があり、しかもn+1枚目
の単位鋼板Un+1 をn枚目の単位鋼板Un の上に重ねる
際には、両鋼板Un ,Un+1 間に生じる摩擦力により既
に積層されているn枚目以下の鋼板の位置がずれること
がないようにする必要がある。鋼板の積層体を形成する
過程で単位鋼板の位置がずれると、鉄心の品質を低下さ
せ、その特性を劣化させることになる。
置では、既に積層されている単位鋼板のステップ送りを
するために、移動テーブル5とシリンダ6とステップ送
り用クランプ7とステップ送り装置8とを設け、既に積
層された単位鋼板の位置ずれを防止するために、シリン
ダ9と先端クランプ10と先端クランプ移動機構11と
を設けている。
て巻鉄心を製造する場合には、上記のような製造装置を
用いることにより、鋼板の段積みを自動的に行うことが
できたが、非晶質磁性合板薄帯を用いる場合には、以下
の理由で図16に示した段積み装置を用いることができ
なかった。
する場合に、図16に示した段積み装置を用いて積層体
ブロックを形成する場合には、図16において、鋼板S
Sを非晶質磁性合金薄帯を複数枚積層したものからなる
複合ストリップで置き換えて、該複合ストリップをフィ
ーダ1により固定テーブル4側に送給し、該複合ストリ
ップをシヤー2により切断することによって単位積層体
U1 ,U2 ,…を順次形成することになる。
合金薄帯は非常に薄く、脆弱であるため、非晶質磁性合
金薄帯の複合ストリップをフィードローラ1Aと押えロ
ーラ1Bとからなるフィーダ1により固定テーブル4上
の所定の位置まで送給しようとすると、その送給の途中
で各薄帯が波打ったり反り返ったりし、各単位積層体を
適正に形成することができない。
め、複合ストリップの厚さを単位積層体に相当する厚さ
に設定すると、その切断が困難になるだけでなく、スト
リップを切断するシヤーの寿命が短くなるのを避けられ
ない。
用いて巻鉄心を形成する場合には、図16に示したよう
な段積み装置を用いることができないため、単位積層体
U1,U2 ,…を形成する作業や、該単位積層体を段積
みして展開された形の積層体ブロックB1 ´,B2 ´,
…を形成する作業を手作業を借りて行う必要があり、鉄
心の製造能率を向上させることができないという問題が
あった。
いて巻鉄心を製造する際に、単位積層体を段積みして積
層体ブロックを形成する工程を機械的に行うことができ
るようにした鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及
び段積み装置を提供することにある。
晶質磁性合金薄帯の段積み方法は、長尺の非晶質磁性合
金薄帯のストリップを複数枚積層したものからなる複合
ストリップを長手方向に送給してシヤーによって所定の
長さに切断することにより形成した短冊状の複合シート
の単体または該複合シートを更に複数個積層したものを
単位積層体として、長さが異なる複数の単位積層体をそ
れぞれの位置を長手方向に所定のずらし寸法だけずらし
た状態で固定テーブル上に積層することにより長手方向
の端部に段部を有する積層体ブロックを形成する方法で
ある。
をシヤーの近傍に設定したクランプ位置でクランプして
該複合ストリップの送給方向に所定距離移動させた後、
シヤーにより複合ストリップを切断して複合シートを形
成する過程を所定回数行って固定テーブル上に単位積層
体を形成する単位積層体形成工程と、固定テーブル上に
存在する単位積層体を一括してクランプして前記送給方
向に前記ずらし寸法だけ移動させるステップ送り工程と
の2つの工程を前記積層体ブロックが形成されるまで交
互に行わせる。
の送給を主としてクランプによる牽引動作により行な
う。
前端部と後端部との間の領域を互いに平行に延びる第1
及び第2のスリットを有し、上面を水平方向に沿わせた
状態で配置された固定テーブルと、固定テーブルの後端
部側に配置されて複合ストリップを第1及び第2のスリ
ットの長手方向に沿って固定テーブル側に送給するフィ
ーダと、フィーダと固定テーブルとの間に配置されたシ
ヤーと、互いに干渉しない位置に配置されて複合ストリ
ップの送給方向に往復移動し得るように支持された第1
及び第2のスライダと、第1及び第2のスライダにそれ
ぞれ支持されて両スライダの移動に伴って固定テーブル
の上方を送給方向に往復移動するように設けられた第1
及び第2の可動板と、第1及び第2のスライダにそれぞ
れ支持されてフィーダにより送給された複合ストリップ
の先端部を第1及び第2の可動板に対してそれぞれクラ
ンプする第1及び第2のストリップフィード用クランプ
と、第1及び第2のスライダにそれぞれ支持されて固定
テーブルの下側から第1及び第2のスリットを通して該
固定テーブル上の複合シートを第1及び第2の可動板に
対してそれぞれクランプする第1及び第2のステップ送
り用クランプと、固定テーブル上の複合ストリップをシ
ヤー寄りの位置で前記固定テーブルに対してクランプす
るテールクランプとを設けておくのが好ましい。
を送給して該複合ストリップの先端がシヤーの近傍に設
定されたクランプ位置に達したところで該ストリップの
先端を第1のストリップフィード用クランプによりクラ
ンプし、該第1のストリップフィード用クランプを送給
方向の前方側に所定距離移動させた後、シヤーにより複
合ストリップを切断して1つの複合シートを形成する第
1の複合シート形成過程と、フィーダにより複合ストリ
ップを送給して該複合ストリップの先端がクランプ位置
に達したところで該ストリップの先端を第2のストリッ
プフィード用クランプによりクランプし、該第2のスト
リップフィード用クランプを送給方向の前方側に所定距
離移動させた後、シヤーにより複合ストリップを切断し
て他の複合シートを形成する第2の複合シート形成過程
とを交互に行って固定テーブル上に単位積層体を形成す
る単位積層体形成工程と、固定テーブル上に存在する単
位積層体を第1及び第2のステップ送り用クランプの少
なくとも一方により一括してクランプして送給方向の前
方側にずらし寸法だけ移動させるステップ送り工程との
2つの工程を積層体ブロックが形成されるまで交互に行
わせる。そして、単位積層体形成工程では、第1または
第2のストリップフィード用クランプが複合ストリップ
をクランプして移動する過程で既に固定テーブル上に形
成されている複合シートのシヤー側の端部をテールクラ
ンプにより固定テーブルに対してクランプしておき、第
1及び第2のストリップフィード用クランプの一方が複
合ストリップをクランプして移動する過程で他方をクラ
ンプ位置に復帰させる。
えば、前端部と後端部との間の領域を延びるスリットを
有し、上面を水平方向に沿わせた状態で配置された固定
テーブルと、該固定テーブルの後端部側に配置されて複
合ストリップをスリットの長手方向に沿って固定テーブ
ル側に送給するフィーダと、該フィーダと固定テーブル
との間に配置されたシヤーと、複合ストリップの送給方
向に往復移動し得るように支持されたスライダと、スラ
イダに支持されて該スライダの移動に伴って固定テーブ
ルの上方を前記送給方向に往復移動するように設けられ
た可動板と、スライダに支持されてフィーダにより送給
された複合ストリップの先端部を可動板に対してクラン
プするストリップフィード用クランプと、スライダに支
持されて固定テーブルの下側から前記スリットを通して
該固定テーブル上の複合シートを可動板に対してクラン
プするステップ送り用クランプと、固定テーブル上の複
合ストリップをシヤー寄りの位置で固定テーブルに対し
てクランプするテールクランプと、フィーダとシヤーと
ストリップフィード用クランプとステップ送り用クラン
プとテールクランプとを制御する制御装置とにより構成
できる。
フィーダにより送給して該複合ストリップの先端がシヤ
ーの近傍に設定されたクランプ位置に達したところで該
複合ストリップの先端をストリップフィード用クランプ
によりクランプし、該ストリップフィード用クランプを
送給方向の前方側に所定距離移動させた後、シヤーによ
り複合ストリップを切断して1つの複合シートを形成す
る複合シート形成過程を行なわせて固定テーブル上に単
位積層体を形成する動作と、固定テーブル上に存在する
単位積層体をステップ送り用クランプにより一括してク
ランプして送給方向の前方側に前記ずらし寸法だけ移動
させるステップ送り動作との2つの動作を積層体ブロッ
クが形成されるまで交互に行わせ、ストリップフィード
用クランプが複合ストリップをクランプして移動する際
には既に固定テーブル上に形成されている複合シートの
シヤー側の端部を前記テールクランプにより固定テーブ
ルに対してクランプするように、フィーダとシヤーとス
トリップフィード用クランプとステップ送り用クランプ
とテールクランプとを制御する。
は、ストリップフィード用クランプ及びステップ送り用
クランプをそれぞれ2つずつ設けるのが好ましい。この
場合、固定テーブルには、該固定テーブルの前端部と後
端部との間を互いに平行に延びる第1及び第2のスリッ
トを設けておき、複合ストリップの送給方向に往復移動
する第1及び第2のスライダを互いに干渉しない位置に
設けておく。これら第1及び第2のスライダにそれぞれ
第1及び第2の可動板を支持して、該第1及び第2の可
動板が、両スライダの移動に伴って固定テーブルの上方
を前記送給方向と平行な方向に往復移動するようにして
おく。第1及び第2のスライダにはまた、フィーダによ
り送給された複合ストリップの先端部を第1及び第2の
可動板に対してそれぞれクランプする第1及び第2のス
トリップフィード用クランプと、固定テーブルの下側か
ら第1及び第2のスリットを通して該固定テーブル上の
複合シートを第1及び第2の可動板に対してそれぞれク
ランプする第1及び第2のステップ送り用クランプとを
支持しておく。また固定テーブル上の複合ストリップを
シヤー寄りの位置で固定テーブルに対してクランプする
テールクランプと、フィーダとシヤーと第1及び第2の
ストリップフィード用クランプと第1及び第2のステッ
プ送り用クランプとテールクランプとを制御する制御装
置とを設けておく。
ップをフィーダにより送給して該複合ストリップの先端
がシヤーの近傍に設定されたクランプ位置に達したとこ
ろで該複合ストリップの先端を第1のストリップフィー
ド用クランプによりクランプし、該第1のストリップフ
ィード用クランプを前記送給方向の前方側に所定距離移
動させた後、シヤーにより複合ストリップを切断して1
つの複合シートを形成する第1の複合シート形成過程
と、複合ストリップをフィータにより送給して該複合ス
トリップの先端がクランプ位置に達したところで該スト
リップの先端を第2のストリップフィード用クランプに
よりクランプし、該第2のストリップフィード用クラン
プを送給方向の前方側に所定距離移動させた後、シヤー
により複合ストリップを切断して他の複合シートを形成
する第2の複合シート形成過程とを交互に行なわせて固
定テーブル上に複数の複合シートを積層することにより
単位積層体を形成する動作と、固定テーブル上に存在す
る単位積層体をステップ送り用クランプにより一括して
クランプして前記送給方向の前方側にずらし寸法だけ移
動させるステップ送り動作との2つの動作を積層体ブロ
ックが形成されるまで交互に行わせ、第1または第2の
ストリップフィード用クランプが複合ストリップをクラ
ンプして移動する際には既に固定テーブル上に形成され
ている複合シートのシヤー側の端部をテールクランプに
より固定テーブルに対してクランプし、第1及び第2の
ストリップフィード用クランプの内の一方のクランプが
複合ストリップをクランプして移動する過程で他方のク
ランプをクランプ位置に復帰させるように、フィーダと
シヤーと第1及び第2のストリップフィード用クランプ
と第1及び第2のステップ送り用クランプとテールクラ
ンプとを制御する。
トリップの先端をシヤーの近傍に設定したクランプ位置
でクランプにより保持して該クランプを前方に移動させ
ることにより、複合ストリップを所定の長さだけ送給す
る。複合ストリップを所定の長さ送給したところで、シ
ヤーにより該複合ストリップを切断して複合シートを形
成する。このようにして形成した複合シートを所定数積
層することにより単位積層体を形成し、該単位積層体を
ステップ送りする。これらの工程を繰り返すことによ
り、所定数の単位積層体が積層された積層体ブロックを
形成する。
の送給は主としてクランプによる牽引動作により行われ
るため、複合シートを構成する薄帯が送給の途中で波打
ったり反り返ったりするのを防いで、各単位積層体の品
質を向上させることができる。
ンプが複合ストリップを牽引して送給する動作を「プル
フィード」と呼ぶことにする。
ランプして、該複合ストリップをプルフィードするよう
にすると、複合シートをフィードローラを用いたフィー
ダにより送給する場合に比べて送給速度を高くすること
ができるため、単位積層体の形成を能率良く行うことが
でき、鉄心の製造能率を向上させることができる。
フィードする際に既に固定テーブル上に積層されている
複合シートのシヤー側の端部をテールクランプによりク
ランプしておくと、固定テーブル上に積層されている複
合シートの上を滑らしつつ複合ストリップをプルフィー
ドする際に、既に切断された複合シートの位置がずれる
ことがないため、複合シートの位置ずれがない適正な単
位積層体を得ることができ、巻鉄心の品質を向上させる
ことができる。
帯の積層体からなる複合ストリップを所定の長さに切断
して形成した複合シートを更に複数枚積層することによ
り単位積層体を構成するようにすると、複合ストリップ
を構成する非晶質磁性合金薄帯の枚数を、該ストリップ
の切断を無理なく行なうことができる範囲に設定できる
ため、ストリップの切断を容易に行なうことができ、シ
ヤーの寿命を長くすることができる。
ランプと、ステップ送り用クランプとを2つずつ設ける
とともに、一方のストリップフィード用クランプが複合
ストリップをクランプしてプルフィードを行っている過
程で、他方のストリップフィード用クランプをクランプ
位置に復帰させるように制御して、2つのストリップフ
ィード用クランプにより交互にプルフィードを行わせて
一連の複合シートを形成するようにした場合には、1つ
の複合シートを形成した後、次の複合シートを形成する
ためのプルフィードを開始するまでに要する時間を短縮
することができるため、薄帯の段積み作業を能率よく進
めることができる。
は、非晶質磁性合金薄帯を用いて図15に示す構造の巻
鉄心を製造するために、単位積層体Un (n=1,2,
…)を順次形成して、これらの単位積層体を順次ずらし
寸法(ラップ代)La ずつ位置をずらして段積みするこ
とにより積層体ブロックBn (n=1,2,…)を形成
するものとする。単位積層体U1 ,U2 ,…は、巻鉄心
内でそれぞれが占める位置における周長の増加分(2π
t、tは単位積層体の厚さ)だけ順次長くなっている。
の段積み方法では、長尺の非晶質磁性合金薄帯のストリ
ップを複数枚積層したものからなる複合ストリップを長
手方向に送給してシヤーにより所定の長さに切断するこ
とによって短冊状の複合シートを形成し、該複合シート
単体または該複合シートを更に複数個積層したものを単
位積層体とする。そして、周長の増加分2πt(tは単
位積層体の厚さ)だけ長さが異なる複数の単位積層体を
それぞれの位置を長手方向に所定のずらし寸法La だけ
ずらした状態で固定テーブル上に積層することにより長
手方向の端部に段部を有する積層体ブロックを形成す
る。
ーダによりシヤーの切断刃の間を通して固定テーブル側
に送給して該ストリップの先端がシヤーの近傍に設定さ
れたクランプ位置に達したところで該ストリップの先端
をクランプにより保持し、フィーダによる複合ストリッ
プの拘束を解いた状態で該クランプを複合ストリップの
送給方向に所定距離移動させた後、シヤーにより複合ス
トリップを切断して複合シートを形成する過程を所定回
数行って固定テーブル上に単位積層体を形成する単位積
層体形成工程と、固定テーブル上に存在する単位積層体
を一括してクランプして送給方向にずらし寸法La だけ
移動させるステップ送り工程との2つの工程を積層体ブ
ロックが形成されるまで交互に行わせる。
ために用いる装置の構成例を示したもので、図1は本発
明の段積み方法を実施して巻鉄心を製造する場合の製造
装置の全体的な構成を概略的に示した構成図、図2は本
発明に係わる段積み装置の要部の構成を示す側面図、図
3は図2のA−A線矢視図、図4は同段積み装置で用い
るストリップフィード用クランプとステップ送り用クラ
ンプの構造を示す斜視図、図5は同段積み装置において
複合ストリップをプルフィードする際の状態を示した要
部の斜視図、図6は同段積み装置において複合ストリッ
プをテールクランプによりクランプした状態を示した斜
視図、図7は切断された複合シートの上に重ねて次の複
合ストリップをプルフィードしている状態を示した斜視
図である。また図8は本発明の方法の一連の工程を概略
的に示した動作説明図である。
るストリップフィード用クランプ及びステップ送り用ク
ランプをそれぞれ2つ用いた例を示している。
薄帯を段積みして巻鉄心を製造する場合に用いる製造装
置の全体的な構成を示したもので、同図において20
は、上面を水平方向に沿わせた状態で図示しないフレー
ムに支持された固定テーブルである。固定テーブル20
の後端部20aの後方にはフィーダ21が配置され、固
定テーブル20とフィーダ21との間には、固定刃(下
刃)22Aと、可動刃(上刃)22Bとを備えたシヤー
22が配置されている。
が配置されていて、アンコイラ23のドラム24には、
複数枚の非晶質磁性合金薄帯のストリップを重ね合わせ
たものからなる複合ストリップASが巻回されている。
り回転駆動されるフィードローラ21Aと、押えローラ
21Bとを備えた周知のもので、押えローラ21Bは、
フィードローラ21Aに当接する作動位置と該フィード
ローラから離れる退避位置との間を変位し得るように設
けられている。このフィーダ21は、アンコイラ23に
よりドラム24から巻き戻された複合ストリップASを
フィードローラ21Aと押えローラ21Bとの間に挟ん
で固定テーブル20側に送給する。
しない位置に配置されて該固定テーブルの長手方向(複
合ストリップの送給方向)に往復移動し得るように支持
された第1及び第2のスライダSL1及びSL2が設け
られ、これらのスライダは、第1及び第2のボールネジ
BS1及びBS2を備えた駆動機構により固定フレーム
の長手方向に往復駆動される。第1及び第2のスライダ
SL1及びSL2にはそれぞれ第1及び第2の可動板M
1及びM2が支持され、これらの可動板M1及びM2に
はそれぞれ、複合ストリップASの先端を第1及び第2
の可動板M1及びM2に対してクランプする第1及び第
2のストリップフィード用クランプSF1及びSF2が
取り付けられている。また固定テーブル20の下方に
は、第1及び第2のステップ送り用クランプSC1及び
SC2が設けられている。これらのステップ送り用クラ
ンプは、第1及び第2のスライダSL1及びSL2にそ
れぞれ支持されていて、固定テーブル20の下側から固
定テーブルのスリットを通して該固定テーブル上の複合
シートを第1及び第2の可動板M1及びM2に対してク
ランプする。また固定テーブルの後端部20a側には、
固定テーブル上の複合シートをシヤー22寄りの位置で
固定テーブルに対してクランプする第1及び第2のテー
ルクランプTC1及びTC2が設けられている。
と、シヤー22と、スライダSL1,SL2と、可動板
M1,M2と、ストリップフィード用クランプSF1,
SF2と、ステップ送り用クランプSC1,SC2と、
テールクランプTC1,TC2と、フィーダ、シヤー、
クランプ等を制御する図示しない制御装置とにより本発
明に係わる段積み装置31が構成されている。
は、巻込み装置32が配置され、段積み装置31により
形成された積層体ブロックBn (n=1,2,3,…)
が巻込み装置32に供給される。図示の巻込み装置32
は、回転自在に支持された巻枠(マンドレル)Mと、ル
ープ状に形成されて多数のプーリPにより巻枠mに沿っ
て走行するようにガイドされたエンドレスの巻込みベル
トVと、巻込みベルトVを駆動する図示しない駆動機構
とからなり、巻込みベルトVと巻枠mとの間に積層体ブ
ロックB1 ,B2 ,…を順次巻き込んで、図13に示す
ような巻鉄心を製造する。
形のものが用いられているが、巻枠Mとして矩形状のも
のを用いて、該矩形状の巻枠の外周に積層体ブロックB
1 ,B2 ,B3 ,…を順次巻き付けてそれぞれの両端を
接合することにより、図14に示すような矩形状の巻鉄
心を直接製造する場合もある。
わる段積み装置の要部の構成を説明する。
ス、41は設置ベース40に支持された固定フレーム
で、この固定フレームは、設置ベース40に下端が固定
された支柱42(図3参照)と、該支柱42の上端に固
定された上部フレーム43とを備えており、上部フレー
ム43の下方に固定テーブル20が配置されている。固
定テーブル20は、複合ストリップの送給方向に細長い
矩形状を呈していて、その幅方向の中央部の下面に長手
方向に延びる支持脚部44が固定され、該支持脚部44
の下端が設置ベース40に固定されている。固定テーブ
ル20には、支持脚部44の両側に位置させて、該固定
テーブルの長手方向に互いに平行に延びる第1及び第2
のスリット45A及び45B(図3及び図5参照)が設
けられている。
ル20の長手方向に互いに平行に延びる第1及び第2の
ガイドレール46Aび46Bが固定されている。第1及
び第2のガイドレール46A及び46Bは鳩尾状の断面
形状を有していて、これらのガイドレールはそれぞれ第
1及び第2のスライダSL1及びSL2に設けられた断
面が鳩尾状のガイド溝に摺動自在に嵌合されている。第
1及び第2のガイドレール46A及び46Bにより、第
1及び第2のスライダSL1及びSL2が固定テーブル
の長手方向(スリット45A及び45Bの長手方向)に
移動自在に支持されている。
にはそれぞれ複合ストリップの送給方向に伸びるネジ孔
が設けられ、両スライダSL1及びSL2のネジ孔にそ
れぞれ第1及び第2のボールネジBS1及びBS2が螺
合されている。これらのボールネジBS1及びBS2は
それぞれに対して個別に設けられた図示しないサーボモ
ータの出力軸に連結され、該サーボモータにより、第1
及び第2のスライダが往復駆動されるようになってい
る。
の下面にはそれぞれ第1及び第2のクランプ昇降シリン
ダ(図示の例ではエアシリンダ)47A及び47Bが取
り付けられている。昇降シリンダ47A及び47Bはそ
れぞれ下方に突出したピストンロッド47a及び47b
を有していて、これらのピストンロッド47a及び47
bの下端にそれぞれ第1及び第2の可動板M1及びM2
が固定され、これらの可動板M1及びM2にそれぞれ第
1及び第2のストリップフィード用クランプSF1及び
SF2が取り付けられている。
L2の側面にそれぞれ第1及び第2のサイドフレーム5
0A及び50Bの上端が接続され、これらのサイドフレ
ームの下端にそれぞれ第1の台車51A及び第2の台車
51Bが連結されている。第1の台車51A及び第2の
台車51Bの下部には車輪52A及び52Bが取り付け
られ、これらの車輪は、固定テーブル20のスリット4
5A及び45Bの下方を両スリットに沿って延びるよう
に位置決めされて設置ベース40上に固定された第1及
び第2のガイドレール53A及び53Bの上を転動する
ようになっている。第1及び第2の台車51A及び51
Bの上に、第1及び第2のステップ送り用クランプSC
1及びSC2が取り付けられている。
されたときに該第1のスライダSL1とともに第1の可
動板M1及び台車51Aが移動し、これに伴って第1の
ストリップフィード用クランプSF1及び第1のステッ
プ送り用クランプSC1がストリップの送給方向に移動
する。同様に、第2のスライダSL2が駆動されたとき
に該第2のスライダSL2とともに第2の可動板M2及
び台車51Bが移動し、これに伴って第2のストリップ
フィード用クランプSF2及び第2のステップ送り用ク
ランプSC2がストリップの送給方向に移動する。
と共にストリップの送給方向に移動する部分の構成が概
略的に示されている。この例では、第1の可動板M1が
上から見た場合にL字形を呈するように形成されてい
て、その短辺部がシリンダ47Aのピストンロッド47
aに連結されている。第1の可動板M1の長辺部はスト
リップの送給方向に沿って延びるように設けられてい
て、該長辺部の先端部M1aがフィーダ21に指向されて
いる。第1の可動板の先端部には、フィーダ21により
送給された複合ストリップASの先端を案内するための
テーパ面M1tが形成されている。
エアシリンダ54が、そのピストンロッド54aを該長
辺部の先端部M1a側に向けた状態で取り付けられてい
る。ピストンロッド54aの先端には駆動部材55が取
り付けられ、該駆動部材55の先端部には、第1のスト
リップフィード用クランプSF1を駆動するためのカム
面55aが設けられている。
55の前方に位置させて、1対のブラケット56,56
が固定されている。ブラケット56,56の間にはへの
字形のクランプ板57が配置され、該クランプ板57は
ブラケット56,56にピンを介して揺動自在に支持さ
れている。クランプ板57の後端部にはローラ58が取
り付けられ、該ローラは駆動部材55のカム面55aに
当接させられている。図示してないが、クランプ板57
の後端部を駆動部材55側に付勢するバネが設けられ、
該バネの付勢力により、ローラ58が駆動部材のカム面
55aに押圧されている。この例では、エアシリンダ5
4と、駆動部材55と、クランプ板57と、ローラ58
とにより、第1のストリップフィード用クランプSF1
が構成されている。このストリップフィード用クランプ
においては、エアシリンダ54が駆動されてそのピスト
ンロッド54aが伸長させられたときにカム面55aが
ローラ58を押し上げてクランプ板57を一方向に回動
させる。この回動によりクランプ板57の先端部57a
を可動板M1側に変位させて、該クランプ板の先端部5
7aと可動板M1との間に複合シートの積層体をクラン
プする。またエアシリンダ54のピストンロッド54a
が後退させられたときにカム面55aがローラ58と可
動板M1との間から退避して、クランプ板57をクラン
プ時と反対方向に回動させる。この回動により、クラン
プ板57の先端部57aを可動板M1から離反する方向
に変位させて複合シートの積層体のクランプを解除す
る。
60が、そのピストンロッド60aを上方に向けた状態
で取り付けられている。エアシリンダ60は、そのピス
トンロッド60aが固定テーブル20の第1のスリット
45A内を通して上下するように位置決めされ、ピスト
ンロッド60aが伸長させられたときに、該ピストンロ
ッドの上端が第1のスリット45A内を通して固定テー
ブル20上の複合シートの積層体の下面に当接して、該
積層体を可動板M1に対してクランプするようになって
いる。図示の例では、エアシリンダ60により、第1の
ステップ送り用クランプSC1が構成されている。
ストリップの送給方向に移動する部分の構成を示した
が、第2のスライダSL2とともに送給方向に移動する
部分の構成は、第2の可動板M2及び第2の台車51B
がそれぞれ第1の可動板M1及び第1の台車51Aと対
称に配置されている点を除き上記と同様である。
第2のストリップフィード用クランプSF2は、図7に
示すように、第1のストリップフィード用クランプSF
1と同様に、エアシリンダ54と駆動部材55とクラン
プ板57とローラ58とにより構成されていて、該クラ
ンプ板57と第2の可動板M2との間に複合シートAS
の先端をクランプする。
のステップ送り用クランプSC2は、第1のステップ送
り用クランプSC1と同様にエアシリンダ60により構
成され、該エアシリンダ60のピストンロッド60aが
第2のスリット45B内を通して固定テーブル20上の
複合シートの積層体を可動板M2に対してクランプす
る。
後端部寄りの位置に、第1のストリップフィード用クラ
ンプSF1及び第2のストリップフィード用クランプS
F2(図5には図示せず。)とそれぞれ同じ側に位置さ
せて、第1のテールクランプTC1及び第2のテールク
ランプTC2が設けられている。各テールクランプは、
固定テーブル20の下側に固定された取付け板61の端
部にピストンロッド62aを上方に向けて取り付けられ
たエアシリンダ62と、鉤形に曲げられた先端部63a
を有してエアシリンダ62のピストンの上端に取り付け
られたクランプアーム63と、固定テーブル20の上面
に固定されたストッパピン64と、クランプアーム63
を回動する適宜の回動手段(特に図示せず。)とにより
構成されている。この回動手段は例えば、ピストンロッ
ド62aにスプラインを介して(ピストンロッドの直線
運動を許容する状態で)結合された回動部材と、該回動
部材を回動させる駆動機構とにより構成できる。ストッ
パピン64,64の間の間隔は、複合ストリップの幅寸
法にほぼ等しく設定されていて、これらのストッパピン
の間に複合ストリップASを落し込んで該複合ストリッ
プの位置決めを図るようになっている。
TC2は、複合ストリップASをプルフィードする際に
既に切断されて固定テーブル20上に積層されている複
合シートのシヤー側の端部(テール)をクランプして該
複合シートの位置がずれるのを防止するために用いられ
る。
トリップを所定の長さに切断したもの)が存在しない状
態で、複合ストリップASをプルフィードする際には、
図5に示すように、クランプアーム63が複合ストリッ
プASから退避した位置に配置される。
テールクランプTC2により複合シートS(複合ストリ
ップASを所定の長さに切断したもの)をクランプする
際には、シリンダ62のピストンロッド62aを伸長さ
せてクランプアーム63を固定テーブル20との間に所
定の隙間を形成する高さまで上昇させた状態で、クラン
プアーム63をストッパピン64に当接する位置まで回
動させる。クランプアーム63をストッパピン64に当
接する位置まで回動させた後、シリンダ61のピストン
ロッドを下降させることにより、図6に示すようにクラ
ンプアーム63をクランプ位置まで下降させて、クラン
プアーム63と固定テーブル20との間に複合シートS
をクランプする。
リップASに下側から当接するフィードローラ21A
と、エアシリンダ70のピストンロッド70aの下端に
取り付けられた押えローラ21Bとを備えている。押え
ローラ21Bは、シリンダ70により駆動されて、複合
ストリップASに上側から当接して該複合ストリップを
フィードローラ21Aに押圧するピンチ位置と、複合ス
トリップASから離れて該複合ストリップの拘束を解除
する退避位置との間を変位させられる。
ーダにより送給される複合ストリップを支える受け渡し
テーブル78(図2参照)が設けられている。
及び第2のストリップフィード用クランプSF1及びS
F2と第1及び第2のステップ送り用クランプSC1及
びSC2と第1及び第2のテールクランプTC1及びT
C2とシヤー22とを所定の順序で動作させる制御装置
が設けられている。
トリップASの厚さを計測するセンサが設けられてい
て、このセンサにより検出された複合ストリップの厚さ
が上記制御装置に与えられている。上記制御装置をマイ
クロコンピュータを用いて構成する場合の制御アルゴリ
ズムの一例を示すフローチャートを図9ないし図12に
示した。
積み方法を、図8に示す動作説明図と図9ないし図12
に示したフローチャートとを用いて説明する。
(例えば8枚)の非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせて形
成した複合ストリップをドラム24にコイル状に巻回し
たものがセットされている。
えられた時に、先ず各部の初期化(図9のステップ0)
を行なう。その際に第1及び第2のスライダSL1及び
SL2を制御する制御部に原点復帰指令を与えて、両ス
ライダをシヤー22から離れる方向に移動させ、第1及
び第2のストリップフィード用クランプSF1及びSF
2を原点位置に移動させて停止させる。この原点位置
は、ストリップフィード用クランプによる複合ストリッ
プのプルフィードを妨げない程度に、シヤー22から十
分に離れた位置に設定されている。
U1 の長さ)L1 とずらし寸法Laと、1つの単位積層
体を構成する複合シートの枚数の設定値NSと、1積層
体ブロックを構成する単位積層体数の設定値NBと、巻
鉄心を構成する積層体ブロック数の設定値Ts とを読み
込む(図9のステップ1)。1単位積層体を構成する複
合シート数NSは例えば4に設定され、合計32(=8
×4)枚の非晶質磁性合金薄帯により1つの単位積層体
が構成される。
イダSL1をシヤー22側に移動させて、第1のストリ
ップフィード用クランプSF1をシヤー22の近傍のク
ランプ位置まで移動させる(ステップ2)。このとき同
時にフィーダ21を駆動し、複合ストリップASをシヤ
ー22の切断刃22A及び22Bの間を通して固定テー
ブル20側に供給する(ステップ3)。複合ストリップ
ASの先端が第1のストリップフィード用クランプのク
ランプ位置に達したときにフィーダ21を停止させる。
次いで図8(A)に示すように第1のストリップフィー
ド用クランプSF1を僅かにシヤー側に移動させて該ク
ランプSF1のクランプ板57と可動板M1との間に複
合ストリップASの先端を挿入し、第1のストリップフ
ィード用クランプSF1のシリンダ54を駆動して、該
クランプSF1により複合ストリップASの先端をクラ
ンプする(ステップ4)。次いでフィーダ21の押えロ
ーラ21Bを退避位置に変位させて、該フィーダ21に
よる複合ストリップASの拘束を解除(ピンチ開放)し
(ステップ5)、第1のスライダSL1を固定テーブル
20の先端側に移動させて、図8(B)に示すように第
1のストリップフィード用クランプSF1を送給方向
(固定テーブルの前端部20b側)に前進させる。これ
により、シヤー22の切断刃から固定テーブル上の複合
ストリップの先端部までの長さが単位積層体の長さに等
しくなるまで、複合ストリップASをプルフィードする
(ステップ6)。またこの間に、可動板M2を上昇させ
た状態で第2のスライダSL2をシヤー22側に移動さ
せて、第2のストリップフィード用クランプSF2をク
ランプ位置に移動させる(ステップ7)。
ルフィードする際の送給長は、ボールネジBS1を駆動
するサーボモータの回転数を計測することにより検出す
ることができる。また適宜のセンサ、例えば、送給され
る複合ストリップに接して該ストリップの移動に伴って
回転するローラを備えて、該ローラの回転数からストリ
ップの送給長を検出するセンサを用いて複合ストリップ
の送給長を検出することもできる。複合ストリップのプ
ルフィードを開始した後、シヤー22の切断刃から固定
テーブル20上の複合ストリップの先端までの長さが所
定の単位積層体の長さに等しくなったことが検出された
ときに第1のスライダSL1を停止させる。
の可動刃22Bを下降させて複合ストリップASを切断
し(ステップ8)、シートカウンタの計数値ns を1だ
け増加させる(ステップ9)。
値NSに等しくなったか否かを判定する(図10のステ
ップ10)。その結果シートカウンタの計数値ns が設
定値NSに等しくないと判定された場合には、第1及び
第2のテールクランプTC1及びTC2を動作させて、
図8(C)に示すように切断した複合シートSの後端部
を固定テーブル20に対してクランプする(図10のス
テップ11)。
第1のストリップフィード用クランプSF1をアンクラ
ンプ状態にし、図8(D)に示すように第1のストリッ
プフィード用クランプSF1を送給方向に前進させて、
該クランプSF1を複合シートSから外す。この間にフ
ィーダ21による複合ストリップASの送給を開始させ
る(ステップ24)とともに、第2のストリップフィー
ド用クランプSF2を次のプルフィードに備えてクラン
プ位置に移動させる(図11のステップ25)。
ップフィード用クランプSF2のクランプ位置に達した
ときにフィーダ21を停止させる。その後可動板M2を
下降させた状態で第2のストリップフィード用クランプ
SF2を僅かにシヤー側に移動させて、図7に示すよう
に、該クランプSF2のクランプ板57と可動板M2と
の間に複合ストリップASの先端を挿入した後、該クラ
ンプSF2のシリンダ54を駆動して複合ストリップA
Sの先端をクランプし(ステップ26)、フィーダ21
による複合ストリップASの拘束を解除する(ステップ
27)。
M1を上昇させた状態で第1のストリップフィード用ク
ランプSF1をクランプ位置に向けて移動させる(図1
1のステップ28)とともに、第2のストリップフィー
ド用クランプSF2を送給方向の前方側に移動させて、
複合ストリップASをプルフィードする(ステップ2
9)。このプルフィードの動作は第1のストリップフィ
ード用クランプSF1によるプルフィードのそれと同様
である。
2によるプルフィードが終了した後、シヤー22の可動
刃22Bを下降させて複合ストリップASを切断し(図
11のステップ30)、シートカウンタの計数値ns を
1だけ増加させる(図11のステップ31)。
定値NSに等しいか否かを判定し(図12のステップ3
2)、その結果計数値ns が設定値NSに等しくない
(ns<Ns )と判定されたときには、テールクランプ
TC1及びTC2を動作させて、固定テーブル20上の
複合シートSのシヤー側の端部を一括してクランプする
(図12のステップ33)。
プSF2をアンクランプ状態にし、送給方向に前進させ
て該クランプSF2を複合シートSから外す(図12の
ステップ34)。また同時に第1のストリップフィード
用クランプSF1をクランプ位置に移動させ(図9のス
テップ2)、可動板M1を下降させた後、フィーダ21
による複合ストリップASの送給を開始させる(図9の
ステップ3)。
(F)に示すように、固定テーブル上に複合シートSを
積層していく。図10のステップ10において、シート
カウンタの計数値ns が設定値NSに等しいと判定され
たとき(1つの単位積層体が完成したとき)には、段カ
ウンタの計数値nb を1増加させ(ステップ13)、切
断長(複合シートの長さ=プルフィード時の送給長)を
2πt(tは単位積層体の厚さ)だけ増加させる(ステ
ップ14)。なお単位積層体の厚さtは、特定の位置
(例えばシヤー22とフィーダ21との間)で送給され
る複合ストリップの厚さの平均値を検出して、検出され
たストリップの厚さの平均値に1単位積層体を構成する
複合シートの枚数の設定値NSを乗じることにより計算
する。
ブロック当たりの単位積層体数の設定値NBに等しいか
否かを判定し(ステップ15)、その結果計数値nb が
設定値NBに等しくない(nb <NB)と判定された場
合には、ステップずらし工程(ステップ16)を行う。
このステップずらし工程では、図8(G)に示すよう
に、単位積層体が完成したときの最終の複合シートを第
1のストリップフィード用クランプSF1によりクラン
プした状態で、ステップ送り用クランプSC1を構成す
るエアシリンダ60を駆動して、そのピストンロッドを
上昇させることにより、固定テーブル20上の単位積層
体(複合シートの積層体)を可動板M1に一括してクラ
ンプする。この状態で、第1のスライダSL1を送給方
向にずらし寸法La だけ移動させることにより、単位積
層体をLa だけ前進させる。その後テールクランプTC
1及びTC2をクランプ状態にするステップ11に移行
する。ステップ15において段カウンタの計数値nb が
設定値NBに等しいと判定されたとき[図8(H)に示
すように、単位積層体U1〜U3からなる1つの積層体
ブロックが完成したとき]には、段カウンタの計数値n
b を零に戻した後(ステップ17)、次工程に移行する
(ステップ18)とともに、積層体ブロック数の計数値
ts を1増加させ(ステップ19)、該計数値ts が設
定値Ts に等しくなったか否かを判定する(ステップ2
0)。その結果積層体ブロックBn の数が設定値Ts に
等しくないと判定された時には、図11のステップ23
〜25に移行する。また積層体ブロック数の計数値ts
が設定値Ts に等しくなったと判定されたとき(1つの
鉄心を構成する全ての積層体ブロックの形成が完了した
とき)には、該計数値ts を零に戻した後(ステップ2
1)、装置を停止させる(ステップ22)。
シートカウンタの計数値ns が設定値NSに等しいと判
定されたときには、段カウンタの計数値nb を1増加さ
せ(ステップ36)、切断長を2πt(tは単位積層体
の厚さ)だけ増加させる(ステップ37)。
ブロック当たりの単位積層体数の設定値NBに等しいか
否かを判定し(ステップ38)、その結果計数値nb が
設定値NBに等しくない(nb <NB)と判定された場
合には、ステップずらし工程(ステップ39)を行う。
このステップずらし工程では、単位積層体が完成したと
きの最終の複合シートを第2のストリップフィード用ク
ランプSF2によりクランプした状態で、ステップ送り
用クランプSC2を構成するエアシリンダ60を駆動し
て、そのピストンロッドを上昇させることにより、固定
テーブル20上の単位積層体(複合シートの積層体)を
可動板M2に一括してクランプする。この状態で、第2
のスライダSL2を送給方向にずらし寸法La だけ移動
させることにより、単位積層体をLa だけ前進させる。
その後テールクランプTC1及びTC2をクランプ状態
にするステップ33に移行する。ステップ38において
段カウンタの計数値nb が設定値NBに等しいと判定さ
れたときには、段カウンタの計数値nb を零に戻した後
(ステップ40)、次工程に移行する(ステップ42)
とともに、積層体ブロック数の計数値ts を1増加させ
(ステップ41)、該計数値ts が設定値Ts に等しく
なったか否かを判定する(ステップ43)。その結果積
層体ブロックBn の数が設定値Ts に等しくないと判定
された時には、図9のステップ2〜3に移行する。また
積層体ブロック数の計数値ts が設定値Ts に等しくな
ったと判定されたときには、該計数値ts を零に戻した
後(ステップ44)、装置を停止させる(ステップ4
5)。
込み装置32(図1参照)による巻き込み工程であり、
この工程では完成した積層体ブロックBn を無端ベルト
Vと巻枠mとの間に巻き込むことにより、各積層体ブロ
ックの両端を接合する。
ピュータに、図9ないし図12に示したアルゴリズムに
従って作成されたプログラムを実行させることにより、
複合ストリップASをフィーダ21によりシヤー22の
切断刃の間を通して送給して該ストリップの先端がシヤ
ーの近傍に設定されたクランプ位置に達したところで該
ストリップの先端を第1のストリップフィード用クラン
プSF1によりクランプし、フィーダ21による複合ス
トリップの拘束を解いた状態で該第1のストリップフィ
ード用クランプSF1を送給方向の前方側に所定距離移
動させた後、シヤー22により複合ストリップを切断し
て1つの複合シートSを形成する第1の複合シート形成
過程と、フィーダ21により複合ストリップASをシヤ
ー22の切断刃の間を通して送給して該複合ストリップ
の先端がクランプ位置に達したところで該ストリップの
先端を第2のストリップフィード用クランプSF2によ
りクランプし、フィーダ21による複合ストリップAS
の拘束を解いた状態で該第2のストリップフィード用ク
ランプSF2を送給方向の前方側に所定距離移動させた
後、シヤー22により複合ストリップを切断して他の複
合シートを形成する第2の複合シート形成過程とを交互
に行なわせて固定テーブル上に複数の複合シートSを積
層することにより単位積層体Un を形成する単位積層体
形成工程と、固定テーブル上に存在する単位積層体をス
テップ送り用クランプSC1またはSC2により一括し
てクランプして送給方向の前方側にずらし寸法La だけ
移動させるステップ送り工程との2つの工程を前記積層
体ブロックが形成されるまで交互に行わせ、単位積層体
形成工程では、第1または第2のストリップフィード用
クランプSF1及びSF2が複合ストリップをクランプ
して移動する過程で既に固定テーブル上に形成されてい
る複合シートSのシヤー側の端部をテールクランプTC
1,TC2により固定テーブル20に対してクランプ
し、第1及び第2のストリップフィード用クランプSF
1及びSF2の一方が複合ストリップをクランプして移
動する過程で他方をクランプ位置に移動させるように、
フィーダとシヤーと第1及び第2のストリップフィード
用クランプとステップ送り用クランプとテールクランプ
とを制御する制御装置が構成されている。
ーラとの間にストリップを挟んで送給する構造のフィー
ダにより複合ストリップを送給して、該複合ストリップ
の先端がシヤーの近傍に設定されたクランプ位置に達し
たところで該ストリップの先端をクランプにより保持す
るようにしたが、本発明の方法において、複合ストリッ
プの先端をクランプ位置に位置させるための手段は任意
である。
間にストリップを挟んで送給する構造のフィーダ21の
代りに、複合ストリップASを上下から挟んでシヤー側
に直線的にスライドすることにより複合ストリップをシ
ヤー側に送給するフィーダを用いることもできる。
かに固定テーブル20側に寄った位置にクランプ位置を
設定したが、クランプ位置はシヤー22の近傍の位置で
あればよく、上記の例に限定されない。例えばアンコイ
ラ23側でシヤー22に隣接する位置で、かつシヤー2
2の下刃と上刃との間の隙間に臨む位置にクランプ位置
を設定することができる。シヤー22の下刃と上刃との
間の隙間に臨む位置にクランプ位置を設定するには、例
えば、シヤー22に隣接する位置にシリンダにより上下
方向に駆動される持ち上げ手段を配置しておいて、先に
切断されて下刃22Aの上に乗っている複合ストリップ
ASの先端を、該持ち上げ手段によりシヤーの下刃22
Aと上刃22Bとの間の隙間に臨む位置(クランプ位
置)まで持ち上げるようにすればよい。
2に隣接する位置にクランプ位置を設定する場合には、
ストリップフィード用クランプSF1,SF2をシヤー
の下刃と上刃との間の隙間を通して複合ストリップ側に
移動させることにより、複合ストリップの先端をクラン
プするようにすればよい。
に隣接する位置にクランプ位置を設定する場合には、図
1の例においてシヤー22とアンコイラ23との間に設
けられていたフィーダ21を省略することができる。
トリップフィード用クランプによりクランプしてプルフ
ィードを行う際に、フィーダ21によるストリップの拘
束を解除するようにしたが、プルフィードを行う際にフ
ィーダによるストリップの拘束を必ずしも解除する必要
はない。例えば、プルフィードを行う際に、フィーダ2
1により複合ストリップASを拘束したままの状態にし
て、該フィーダ21による複合ストリップの送給をスト
リップフィード用クランプによるプルフィードに同期さ
せるようにしてもよい。またストリップフィード用クラ
ンプにより複合ストリップの先端をクランプした後、フ
ィーダ21による複合ストリップの拘束を緩めて、該フ
ィーダにより複合ストリップにブレーキをかけつつプル
フィードを行わせるようにしてもよい。
ード用クランプを2つ設けておくと、単位積層体の形成
を能率よく行わせることができる。しかしながら、本発
明は、複合ストリップの先端をシヤーの近傍に設定した
クランプ位置でクランプして該複合ストリップの送給方
向に所定距離移動させた後、シヤーにより複合ストリッ
プを切断して複合シートを形成する過程を所定回数行っ
て固定テーブル上に単位積層体を形成する単位積層体形
成工程と、固定テーブル上に存在する単位積層体を一括
してクランプして前記送給方向にずらし寸法だけ移動さ
せるステップ送り工程との2つの工程を積層体ブロック
が形成されるまで交互に行わせることを特徴とするの
で、本発明を実施するに際して、ストリップフィード用
クランプの数は任意であり、該クランプは少なくとも1
つずつ設けられていればよい。同様に、テールクランプ
及びステップ送り用クランプも少なくとも1つ設ければ
よく、本発明は、上記の実施形態に示したようにテール
クランプ及びステップ送り用クランプを2つずつ設ける
場合に限定されない。
テールクランプ及びステップ送り用クランプを1つずつ
設ける場合には、上面を水平方向に沿わせて配置した固
定テーブルにスリットを1つだけ設け、該スリットの長
手方向に沿って複合ストリップを送給するフィーダを固
定テーブルの後端部側に配置するとともに、フィーダと
固定テーブルとの間にシヤーを配置する。また複合スト
リップの送給方向に往復移動し得るように支持された1
つのスライダを設け、このスライダの移動に伴って固定
テーブルの上方を送給方向に往復移動する1つの可動板
を該スライダに支持する。更に、フィーダにより送給さ
れた複合ストリップの先端部を可動板に対してクランプ
する1つのストリップフィード用クランプと、固定テー
ブルの下側から上記スリットを通して該固定テーブル上
の複合シートを可動板に対してクランプする1つのステ
ップ送り用クランプとを上記スライダに支持しておく。
また固定テーブル上の複合ストリップを前記シヤー寄り
の位置で固定テーブルに対してクランプする1つのテー
ルクランプを設けておく。
フィード用クランプとステップ送り用クランプとテール
クランプとを制御する制御装置は、複合ストリップをフ
ィーダにより送給して該複合ストリップの先端がシヤー
の近傍に設定されたクランプ位置に達したところで該複
合ストリップの先端をストリップフィード用クランプに
よりクランプし、該ストリップフィード用クランプを送
給方向の前方側に所定距離移動させた後、シヤーにより
複合ストリップを切断して1つの複合シートを形成する
複合シート形成過程を行なわせて固定テーブル上に単位
積層体を形成する動作と、固定テーブル上に存在する単
位積層体をステップ送り用クランプにより一括してクラ
ンプして前記送給方向の前方側にずらし寸法だけ移動さ
せるステップ送り動作との2つの動作を積層体ブロック
が形成されるまで交互に行わせ、ストリップフィード用
クランプが複合ストリップをクランプして移動する際に
は既に固定テーブル上に形成されている複合シートのシ
ヤー側の端部をテールクランプにより固定テーブルに対
してクランプするように、フィーダとシヤーとストリッ
プフィード用クランプとステップ送り用クランプとテー
ルクランプとを制御する。
トリップの送給を主としてストリップフィード用クラン
プによる牽引動作により行なうようにしたため、複合シ
ートを構成する薄帯が送給の途中で波打ったり反り返っ
たりするのを防いで、各単位積層体の品質を向上させる
ことができる利点がある。
端をクランプして、該複合ストリップをプルフィードす
るようにしたので、複合シートをフィードローラを用い
たフィーダにより送給する場合に比べて送給速度を高く
することができる。従って、単位積層体の形成を能率良
く行うことができ、鉄心の製造能率を向上させることが
できる。
ルフィードする際に既に固定テーブル上に積層されてい
る複合シートのシヤー側の端部をテールクランプにより
クランプしておくようにした場合には、固定テーブル上
に積層されている複合シートの上を滑らしつつ複合スト
リップをプルフィードする際に、既に切断された複合シ
ートの位置がずれるのを防いで、複合シートの位置ずれ
がない適正な単位積層体を得ることができ、巻鉄心の品
質を向上させることができる。
ド用クランプと、ステップ送り用クランプとを2つずつ
設けるとともに、一方のストリップフィード用クランプ
が複合ストリップをクランプしてプルフィードを行って
いる過程で、他方のストリップフィード用クランプをク
ランプ位置に復帰させるように制御して、2つのストリ
ップフィード用クランプにより交互にプルフィードを行
わせて一連の複合シートを形成するようにした場合に
は、1つの複合シートを形成した後、次の複合シートを
形成するためのプルフィードを開始するまでに要する時
間を短縮することができるため、薄帯の段積み作業を能
率よく進めることができる。
を概略的に示した構成図である。
構成例を一部断面して示した側面図である。
ィード用クランプ及び第1のステップ送り用クランプ付
近の構成例を概略的に示した斜視図である。
ンクランプ状態にあるときの要部の構成例を概略的に示
した斜視図である。
ランプ状態にあるときの要部の構成例を概略的に示した
斜視図である。
プルフィードを行っている状態を示した斜視図である。
る段積み装置の動作を順を追って示した動作説明図であ
る。
るためにマイクロコンピュータにより実行されるプログ
ラムのアルゴリズムの一部を示したフローチャートであ
る。
するためにマイクロコンピュータにより実行されるプロ
グラムのアルゴリズムの他の部分を示したフローチャー
トである。
を示したフローチャートである。
を示したフローチャートである。
ある。
る。
である。
る。
の構成を概略的に示した構成図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 長尺の非晶質磁性合金薄帯のストリップ
を複数枚積層したものからなる複合ストリップを長手方
向に送給してシヤーによって所定の長さに切断すること
により形成した短冊状の複合シートの単体または該複合
シートを更に複数個積層したものを単位積層体とし、長
さが異なる複数の単位積層体をそれぞれの位置を長手方
向に所定のずらし寸法だけずらした状態で固定テーブル
上に積層することにより長手方向の端部に段部を有する
積層体ブロックを形成する鉄心用非晶質磁性合金薄帯の
段積み方法において、 前記複合ストリップの先端を前記シヤーの近傍に設定し
たクランプ位置でクランプして該複合ストリップの送給
方向に所定距離移動させた後、前記シヤーにより前記複
合ストリップを切断して前記複合シートを形成する過程
を所定回数行って前記固定テーブル上に単位積層体を形
成する単位積層体形成工程と、前記固定テーブル上に存
在する単位積層体を一括してクランプして前記送給方向
に前記ずらし寸法だけ移動させるステップ送り工程との
2つの工程を前記積層体ブロックが形成されるまで交互
に行わせることを特徴とする鉄心用非晶質磁性合金薄帯
の段積み方法。 - 【請求項2】 長尺の非晶質磁性合金薄帯のストリップ
を複数枚積層したものからなる複合ストリップを長手方
向に送給してシヤーによって所定の長さに切断すること
により形成した短冊状の複合シートの単体または該複合
シートを更に複数個積層したものを単位積層体とし、長
さが異なる複数の単位積層体をそれぞれの位置を長手方
向にずらした状態で積層することにより長手方向の端部
に段部を有する積層体ブロックを形成する鉄心用非晶質
磁性合金薄帯の段積み方法において、 前端部と後端部との間の領域を互いに平行に延びる第1
及び第2のスリットを有し、上面を水平方向に沿わせた
状態で配置された固定テーブルと、前記固定テーブルの
後端部側に配置されて前記複合ストリップを前記第1及
び第2のスリットの長手方向に沿って固定テーブル側に
送給するフィーダと、前記フィーダと固定テーブルとの
間に配置されたシヤーと、互いに干渉しない位置に配置
されて前記複合ストリップの送給方向に往復移動し得る
ように支持された第1及び第2のスライダと、前記第1
及び第2のスライダにそれぞれ支持されて両スライダの
移動に伴って前記固定テーブルの上方を前記送給方向に
往復移動するように設けられた第1及び第2の可動板
と、前記第1及び第2のスライダにそれぞれ支持されて
前記フィーダにより送給された複合ストリップの先端部
を第1及び第2の可動板に対してそれぞれクランプする
第1及び第2のストリップフィード用クランプと、前記
第1及び第2のスライダにそれぞれ支持されて前記固定
テーブルの下側から前記第1及び第2のスリットを通し
て該固定テーブル上の複合シートを前記第1及び第2の
可動板に対してそれぞれクランプする第1及び第2のス
テップ送り用クランプと、前記固定テーブル上の複合ス
トリップを前記シヤー寄りの位置で前記固定テーブルに
対してクランプするテールクランプとを設けておき、 前記複合ストリップを前記フィーダにより送給して該複
合ストリップの先端がシヤーの近傍に設定されたクラン
プ位置に達したところで該複合ストリップの先端を前記
第1のストリップフィード用クランプによりクランプ
し、該第1のストリップフィード用クランプを前記送給
方向の前方側に所定距離移動させた後、前記シヤーによ
り複合ストリップを切断して1つの複合シートを形成す
る第1の複合シート形成過程と、前記複合ストリップを
前記フィーダにより送給して該複合ストリップの先端が
前記クランプ位置に達したところで該複合ストリップの
先端を前記第2のストリップフィード用クランプにより
クランプし、該第2のストリップフィード用クランプを
前記送給方向の前方側に所定距離移動させた後、前記シ
ヤーにより複合ストリップを切断して他の複合シートを
形成する第2の複合シート形成過程とを交互に行って前
記固定テーブル上に単位積層体を形成する単位積層体形
成工程と、前記固定テーブル上に存在する単位積層体を
前記第1及び第2のステップ送り用クランプの少なくと
も一方により一括してクランプして前記送給方向の前方
側に前記ずらし寸法だけ移動させるステップ送り工程と
の2つの工程を前記積層体ブロックが形成されるまで交
互に行わせ、 前記単位積層体形成工程では、前記第1または第2のス
トリップフィード用クランプが複合ストリップをクラン
プして移動する過程で既に固定テーブル上に形成されて
いる複合シートのシヤー側の端部を前記テールクランプ
により固定テーブルに対してクランプしておき、第1及
び第2のストリップフィード用クランプの一方が複合ス
トリップをクランプして移動する過程で他方を前記クラ
ンプ位置に復帰させることを特徴とする鉄心用非晶質磁
性合金薄帯の段積み方法。 - 【請求項3】 長尺の非晶質磁性合金薄帯のストリップ
を複数枚積層したものからなる複合ストリップを長手方
向に送給してシヤーによって所定の長さに切断すること
により形成した短冊状の複合シートの単体または該複合
シートを更に複数個積層したものを単位積層体とし、長
さが異なる複数の単位積層体をそれぞれの位置を長手方
向にずらした状態で積層することにより長手方向の端部
に段部を有する積層体ブロックを形成する鉄心用非晶質
磁性合金薄帯の段積み装置において、 前端部と後端部との間の領域を延びるスリットを有し、
上面を水平方向に沿わせた状態で配置された固定テーブ
ルと、 前記固定テーブルの後端部側に配置されて前記複合スト
リップを前記スリットの長手方向に沿って固定テーブル
側に送給するフィーダと、 前記フィーダと固定テーブルとの間に配置されたシヤー
と、 前記複合ストリップの送給方向に往復移動し得るように
支持されたスライダと、 前記スライダに支持されて該スライダの移動に伴って前
記固定テーブルの上方を前記送給方向に往復移動するよ
うに設けられた可動板と、 前記スライダに支持されて前記フィーダにより送給され
た複合ストリップの先端部を前記可動板に対してクラン
プするストリップフィード用クランプと、 前記スライダに支持されて前記固定テーブルの下側から
前記スリットを通して該固定テーブル上の複合シートを
前記可動板に対してクランプするステップ送り用クラン
プと、 前記固定テーブル上の複合ストリップを前記シヤー寄り
の位置で前記固定テーブルに対してクランプするテール
クランプと、 前記複合ストリップを前記フィーダにより送給して該複
合ストリップの先端がシヤーの近傍に設定されたクラン
プ位置に達したところで該複合ストリップの先端をスト
リップフィード用クランプによりクランプし、該ストリ
ップフィード用クランプを前記送給方向の前方側に所定
距離移動させた後、前記シヤーにより複合ストリップを
切断して1つの複合シートを形成する複合シート形成過
程を行なわせて前記固定テーブル上に単位積層体を形成
する動作と、前記固定テーブル上に存在する単位積層体
を前記ステップ送り用クランプにより一括してクランプ
して前記送給方向の前方側に前記ずらし寸法だけ移動さ
せるステップ送り動作との2つの動作を前記積層体ブロ
ックが形成されるまで交互に行わせ、前記ストリップフ
ィード用クランプが複合ストリップをクランプして移動
する際には既に固定テーブル上に形成されている複合シ
ートのシヤー側の端部を前記テールクランプにより固定
テーブルに対してクランプするように、前記フィーダと
シヤーとストリップフィード用クランプとステップ送り
用クランプとテールクランプとを制御する制御装置とを
具備した鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み装置。 - 【請求項4】 長尺の非晶質磁性合金薄帯のストリップ
を複数枚積層したものからなる複合ストリップを長手方
向に送給してシヤーによって所定の長さに切断すること
により形成した短冊状の複合シートの単体または該複合
シートを更に複数個積層したものを単位積層体とし、長
さが異なる複数の単位積層体をそれぞれの位置を長手方
向にずらした状態で積層することにより長手方向の端部
に段部を有する積層体ブロックを形成する鉄心用非晶質
磁性合金薄帯の段積み装置において、 前端部と後端部との間の領域を互いに平行に延びる第1
及び第2のスリットを有し、上面を水平方向に沿わせた
状態で配置された固定テーブルと、 前記固定テーブルの後端部側に配置されて前記複合スト
リップを前記第1及び第2のスリットの長手方向に沿っ
て固定テーブル側に送給するフィーダと、 前記フィーダと固定テーブルとの間に配置されたシヤー
と、 互いに干渉しない位置に配置されて前記複合ストリップ
の送給方向に往復移動し得るように支持された第1及び
第2のスライダと、 前記第1及び第2のスライダにそれぞれ支持されて両ス
ライダの移動に伴って前記固定テーブルの上方を前記送
給方向と平行な方向に往復移動するように設けられた第
1及び第2の可動板と、 前記第1及び第2のスライダに対してそれぞれ支持され
て前記フィーダにより送給された複合ストリップの先端
部を前記第1及び第2の可動板に対してそれぞれクラン
プする第1及び第2のストリップフィード用クランプ
と、 前記第1及び第2のスライダに対してそれぞれ支持され
て前記固定テーブルの下側から前記第1及び第2のスリ
ットを通して該固定テーブル上の複合シートを前記第1
及び第2の可動板に対してそれぞれクランプする第1及
び第2のステップ送り用クランプと、 前記固定テーブル上の複合ストリップを前記シヤー寄り
の位置で前記固定テーブルに対してクランプするテール
クランプと、 前記複合ストリップを前記フィーダにより送給して該複
合ストリップの先端がシヤーの近傍に設定されたクラン
プ位置に達したところで該複合ストリップの先端を第1
のストリップフィード用クランプによりクランプし、該
第1のストリップフィード用クランプを前記送給方向の
前方側に所定距離移動させた後、前記シヤーにより複合
ストリップを切断して1つの複合シートを形成する第1
の複合シート形成過程と、前記複合ストリップを前記フ
ィータにより送給して該複合ストリップの先端が前記ク
ランプ位置に達したところで該ストリップの先端を第2
のストリップフィード用クランプによりクランプし、該
第2のストリップフィード用クランプを前記送給方向の
前方側に所定距離移動させた後、前記シヤーにより前記
複合ストリップを切断して他の複合シートを形成する第
2の複合シート形成過程とを交互に行なわせて前記固定
テーブル上に複数の複合シートを積層することにより単
位積層体を形成する動作と、前記固定テーブル上に存在
する単位積層体を前記ステップ送り用クランプにより一
括してクランプして前記送給方向の前方側に前記ずらし
寸法だけ移動させるステップ送り動作との2つの動作を
前記積層体ブロックが形成されるまで交互に行わせ、前
記第1または第2のストリップフィード用クランプが複
合ストリップをクランプして移動する際には既に固定テ
ーブル上に形成されている複合シートのシヤー側の端部
を前記テールクランプにより固定テーブルに対してクラ
ンプし、第1及び第2のストリップフィード用クランプ
の内の一方のクランプが複合ストリップをクランプして
移動する過程で他方のクランプを前記クランプ位置に復
帰させるように、前記フィーダとシヤーと第1及び第2
のストリップフィード用クランプと第1及び第2のステ
ップ送り用クランプとテールクランプとを制御する制御
装置とを具備した鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24512296A JP3727425B2 (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-17 | 鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24168395 | 1995-09-20 | ||
JP8-179439 | 1996-07-09 | ||
JP17943996 | 1996-07-09 | ||
JP7-241683 | 1996-07-09 | ||
JP24512296A JP3727425B2 (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-17 | 鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079317A true JPH1079317A (ja) | 1998-03-24 |
JP3727425B2 JP3727425B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=27324725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24512296A Expired - Lifetime JP3727425B2 (ja) | 1995-09-20 | 1996-09-17 | 鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3727425B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072369A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Daihen Corp | 巻鉄心製造装置 |
CN107393710A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-11-24 | 吴迪 | 一种非晶带材磁环自动卷绕设备 |
CN110993310A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种非晶纳米晶磁片制备工艺及制备设备 |
CN113035542A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-06-25 | 广东昭信智能装备有限公司 | 一种贴片电感生产线 |
CN115020102A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-06 | 新华都特种电气股份有限公司 | 铁轭生产方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4884165B2 (ja) * | 2006-11-01 | 2012-02-29 | 株式会社日立産機システム | 巻鉄心製造装置 |
JP5483368B2 (ja) * | 2011-07-01 | 2014-05-07 | 株式会社日立産機システム | 巻鉄心製造装置 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24512296A patent/JP3727425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072369A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Daihen Corp | 巻鉄心製造装置 |
CN107393710A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-11-24 | 吴迪 | 一种非晶带材磁环自动卷绕设备 |
CN110993310A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种非晶纳米晶磁片制备工艺及制备设备 |
CN113035542A (zh) * | 2021-02-24 | 2021-06-25 | 广东昭信智能装备有限公司 | 一种贴片电感生产线 |
CN113035542B (zh) * | 2021-02-24 | 2022-07-26 | 广东昭信智能装备有限公司 | 一种贴片电感生产线 |
CN115020102A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-06 | 新华都特种电气股份有限公司 | 铁轭生产方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3727425B2 (ja) | 2005-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015098083A (ja) | 接着性のある薄いバンド、特にコードバンドを切断する切断装置 | |
JPH1079317A (ja) | 鉄心用非晶質磁性合金薄帯の段積み方法及び装置 | |
US3453726A (en) | Method and apparatus for manufacturing a laminated magnetic core | |
JP2009044199A (ja) | 巻鉄心の製造方法及び製造装置 | |
EP0576250B1 (en) | Method and apparatus for making packets of amorphous steel strip for transformer core manufacture | |
CA2905015A1 (en) | Method and apparatus for making amorphous metal transformer cores | |
JP3490511B2 (ja) | 鉄心用鋼板の段積み方法及び装置 | |
JPH10241979A (ja) | 鉄心用鋼板の段積み方法及び装置 | |
EP0461829B1 (en) | Method of making a transformer core | |
JP3990481B2 (ja) | 巻鉄心製造装置 | |
JP6125787B2 (ja) | 巻鉄心製造装置 | |
JP2000106314A (ja) | 巻鉄心の製造方法及び製造装置 | |
JP2599076B2 (ja) | 巻鉄心の巻回装置 | |
JP3774520B2 (ja) | 巻鉄心製造装置 | |
US5315754A (en) | Method of making a transformer core comprising strips of amorphous steel wrapped around the core window | |
JP2003077749A (ja) | 巻鉄心の巻き込み装置及び締め付け装置 | |
JPH118147A (ja) | 鉄心材料の段積方法及び段積装置 | |
JP4659419B2 (ja) | 鉄心用鋼板積層体の製造装置 | |
JP3720498B2 (ja) | 鉄心材料の搬送装置 | |
JP2789193B2 (ja) | 有孔コイルの製造方法及び装置 | |
JP6076234B2 (ja) | 鋼板コイルの冷間圧延方法およびその冷間圧延設備 | |
JP2004262561A (ja) | 巻取り装置 | |
US5230139A (en) | Method of making a transformer core comprising strips of amorphous steel wrapped around the core window | |
JP2000173831A (ja) | 変圧器鉄心及びその製造方法 | |
CN222114085U (zh) | 护圈专用焊接装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050928 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091007 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101007 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111007 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121007 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131007 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |