JPH1071833A - 車両用暖房装置 - Google Patents
車両用暖房装置Info
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- JPH1071833A JPH1071833A JP8231752A JP23175296A JPH1071833A JP H1071833 A JPH1071833 A JP H1071833A JP 8231752 A JP8231752 A JP 8231752A JP 23175296 A JP23175296 A JP 23175296A JP H1071833 A JPH1071833 A JP H1071833A
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- Japan
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- heater
- engine
- heating
- heater core
- cooling water
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/14—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant otherwise than from cooling liquid of the plant, e.g. heat from the grease oil, the brakes, the transmission unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/03—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant and from a source other than the propulsion plant
- B60H1/038—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant and from a source other than the propulsion plant from the cooling liquid of the propulsion plant and from a viscous fluid heater
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24V—COLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F24V40/00—Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 始動時等のエンジンが暖まっていない状態で
も、車室内の暖房を迅速に行うことができる車両用暖房
装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1の冷却水回路2は、ウォータ
ポンプ3と、エンジン1を冷却後の冷却水をラジエータ
4を経てウォータポンプ3に導く流路5と、流路5から
分岐されたバイパス流路6とを備えている。暖房回路10
は冷却水回路2とは独立して設けられている。暖房回路
10を構成する流路11の途中には、車室内用のヒータコア
12、ウォータポンプ13及びビスカスヒータ14がそれぞれ
設けられている。ウォータポンプ13は、ウォータポンプ
13から吐出された循環流体がビスカスヒータ14を経てヒ
ータコア12へ導かれる位置に配設されている。ヒータコ
ア12の近傍には、ヒータコア12に空気を送るファン15が
配設されている。制御装置37は温度センサS1の検出信
号に基づいてビスカスヒータ14の作動を制御する。
も、車室内の暖房を迅速に行うことができる車両用暖房
装置を提供する。 【解決手段】 エンジン1の冷却水回路2は、ウォータ
ポンプ3と、エンジン1を冷却後の冷却水をラジエータ
4を経てウォータポンプ3に導く流路5と、流路5から
分岐されたバイパス流路6とを備えている。暖房回路10
は冷却水回路2とは独立して設けられている。暖房回路
10を構成する流路11の途中には、車室内用のヒータコア
12、ウォータポンプ13及びビスカスヒータ14がそれぞれ
設けられている。ウォータポンプ13は、ウォータポンプ
13から吐出された循環流体がビスカスヒータ14を経てヒ
ータコア12へ導かれる位置に配設されている。ヒータコ
ア12の近傍には、ヒータコア12に空気を送るファン15が
配設されている。制御装置37は温度センサS1の検出信
号に基づいてビスカスヒータ14の作動を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用暖房装置に係
り、車内暖房用の熱源として、ハウジング内に発熱室及
び放熱室を区画し、発熱室内に収納された粘性流体をロ
ータで剪断することにより発生した熱を放熱室内の循環
流体に熱交換するビスカスヒータを備えた車両用暖房装
置に関する。
り、車内暖房用の熱源として、ハウジング内に発熱室及
び放熱室を区画し、発熱室内に収納された粘性流体をロ
ータで剪断することにより発生した熱を放熱室内の循環
流体に熱交換するビスカスヒータを備えた車両用暖房装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用の補助熱源として、車両のエンジ
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてお
り、例えば、特開平2−246823号公報にはビスカ
スヒータを備えた車両用暖房装置が開示されている。こ
の暖房装置では、エンジンによって駆動されるウォータ
ポンプの下流側(吐出側)からエンジンの冷却水を取り
出し、車室内用のヒータコア(暖房用熱交換器)を通
し、ポンプの上流側(吸入側)へ戻す暖房用温水回路中
に、ビスカスヒータが挿入されている。そして、温水回
路の水温が設定値以下の場合にビスカスヒータを作動さ
せるようになっている。
ンの駆動力を利用するビスカスヒータが注目されてお
り、例えば、特開平2−246823号公報にはビスカ
スヒータを備えた車両用暖房装置が開示されている。こ
の暖房装置では、エンジンによって駆動されるウォータ
ポンプの下流側(吐出側)からエンジンの冷却水を取り
出し、車室内用のヒータコア(暖房用熱交換器)を通
し、ポンプの上流側(吸入側)へ戻す暖房用温水回路中
に、ビスカスヒータが挿入されている。そして、温水回
路の水温が設定値以下の場合にビスカスヒータを作動さ
せるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の車両用暖房
装置では、ビスカスヒータは補助熱源として使用され、
ビスカスヒータが暖房用温水回路中に挿入されているた
め、ビスカスヒータから排出された冷却水はエンジンの
冷却に使用された後、再びビスカスヒータへ導入され
る。ビスカスヒータに導入されて放熱室(受熱室)での
熱交換により加熱されて外部回路へ排出される循環水
は、ビスカスヒータを1度通過するだけで暖房に十分な
所定温度まで加熱されるのではなく、ビスカスヒータを
通過するたびに水温が少し(数度程度)ずつ上昇し、ビ
スカスヒータを何回か通過する間に所定温度まで上昇す
る。また、近年自動車技術の進歩により、エンジンで発
生する熱量の有効利用が進み、冷却水によるエンジンの
冷却量が少なくなっているため、冷却水がエンジンで暖
められる割合も少なくなっている。
装置では、ビスカスヒータは補助熱源として使用され、
ビスカスヒータが暖房用温水回路中に挿入されているた
め、ビスカスヒータから排出された冷却水はエンジンの
冷却に使用された後、再びビスカスヒータへ導入され
る。ビスカスヒータに導入されて放熱室(受熱室)での
熱交換により加熱されて外部回路へ排出される循環水
は、ビスカスヒータを1度通過するだけで暖房に十分な
所定温度まで加熱されるのではなく、ビスカスヒータを
通過するたびに水温が少し(数度程度)ずつ上昇し、ビ
スカスヒータを何回か通過する間に所定温度まで上昇す
る。また、近年自動車技術の進歩により、エンジンで発
生する熱量の有効利用が進み、冷却水によるエンジンの
冷却量が少なくなっているため、冷却水がエンジンで暖
められる割合も少なくなっている。
【0004】従って、始動時等のエンジンが暖まってい
ない状態では、ビスカスヒータを通過する際に暖められ
た冷却水の持つ熱量がエンジンを通る間にエンジンを暖
めるのに使用され、暖房に十分な所定温度まで上昇する
のに時間がかかり、車室内の迅速な暖房ができないとい
う問題がある。
ない状態では、ビスカスヒータを通過する際に暖められ
た冷却水の持つ熱量がエンジンを通る間にエンジンを暖
めるのに使用され、暖房に十分な所定温度まで上昇する
のに時間がかかり、車室内の迅速な暖房ができないとい
う問題がある。
【0005】本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであってその目的は、始動時等のエンジンが暖ま
っていない状態でも、車室内の暖房を迅速に行うことが
できる車両用暖房装置を提供することにある。
たものであってその目的は、始動時等のエンジンが暖ま
っていない状態でも、車室内の暖房を迅速に行うことが
できる車両用暖房装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ハウジング内に発熱室及び放熱
室を区画し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロー
タで剪断することにより発生した熱を前記放熱室内の循
環流体に熱交換するビスカスヒータを備え、前記循環流
体を車室内用ヒータコアとビスカスヒータとの間で循環
させる流体回路をエンジンの冷却水回路とは独立して設
けた。
め、請求項1の発明は、ハウジング内に発熱室及び放熱
室を区画し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロー
タで剪断することにより発生した熱を前記放熱室内の循
環流体に熱交換するビスカスヒータを備え、前記循環流
体を車室内用ヒータコアとビスカスヒータとの間で循環
させる流体回路をエンジンの冷却水回路とは独立して設
けた。
【0007】この発明では、発熱室で発生した熱を放熱
室で循環流体に熱交換するビスカスヒータは、エンジン
の冷却水回路とは独立した流体回路に設けられており、
ビスカスヒータで暖められた循環流体の熱は車室内用ヒ
ータコアで空気に伝達されて暖房に使用される。ビスカ
スヒータで暖められる循環流体はエンジンを通過しない
ため、始動時等のエンジンが暖まっていない状態でも、
ビスカスヒータが設けられた流体回路内の循環流体の温
度は速やかに上昇し、車室内の暖房が迅速に行われる。
室で循環流体に熱交換するビスカスヒータは、エンジン
の冷却水回路とは独立した流体回路に設けられており、
ビスカスヒータで暖められた循環流体の熱は車室内用ヒ
ータコアで空気に伝達されて暖房に使用される。ビスカ
スヒータで暖められる循環流体はエンジンを通過しない
ため、始動時等のエンジンが暖まっていない状態でも、
ビスカスヒータが設けられた流体回路内の循環流体の温
度は速やかに上昇し、車室内の暖房が迅速に行われる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、車室内用のヒータコアとして、前記流体回路
に設けられたヒータコアに加えてエンジンの冷却水回路
に設けられたヒータコアを備えている。
において、車室内用のヒータコアとして、前記流体回路
に設けられたヒータコアに加えてエンジンの冷却水回路
に設けられたヒータコアを備えている。
【0009】この発明では、ビスカスヒータで循環流体
が加熱される流体回路だけでなく、エンジンの冷却水回
路にも車室内用のヒータコアが設けられているため、暖
房能力が大きくなる。
が加熱される流体回路だけでなく、エンジンの冷却水回
路にも車室内用のヒータコアが設けられているため、暖
房能力が大きくなる。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載の発明
において、前記両ヒータコアは直列に配置され、1台の
送風機で両ヒータコアに空気を送るようにした。この発
明では、複数の車室内用のヒータコアに1台の送風機で
空気が送られるため、ヒータコアが複数あっても送風機
の設置スペースが小さくなる。
において、前記両ヒータコアは直列に配置され、1台の
送風機で両ヒータコアに空気を送るようにした。この発
明では、複数の車室内用のヒータコアに1台の送風機で
空気が送られるため、ヒータコアが複数あっても送風機
の設置スペースが小さくなる。
【0011】請求項4の発明は、請求項3に記載の発明
において、前記両ヒータコアのうち、風下に配置された
ヒータコアを循環する流体温度を風上に配置されたヒー
タコアを循環する流体温度より高くした。
において、前記両ヒータコアのうち、風下に配置された
ヒータコアを循環する流体温度を風上に配置されたヒー
タコアを循環する流体温度より高くした。
【0012】この発明では、直列に配置された2個のヒ
ータコアのうち、風上に配置されたヒータコア内の流体
温度より風下に配置されたヒータコア内を流れる流体温
度の方が低い状態で風下のヒータコアに流体が流れるこ
とがなく、風上のヒータコアで暖められた空気が風下の
ヒータコアにより吸熱されて暖房効果が損なわれること
が防止される。
ータコアのうち、風上に配置されたヒータコア内の流体
温度より風下に配置されたヒータコア内を流れる流体温
度の方が低い状態で風下のヒータコアに流体が流れるこ
とがなく、風上のヒータコアで暖められた空気が風下の
ヒータコアにより吸熱されて暖房効果が損なわれること
が防止される。
【0013】請求項5の発明は、請求項2〜請求項4の
いずれか一項に記載の発明において、前記ビスカスヒー
タは前記エンジンの冷却水回路中における冷却水温度が
設定値以下の時に作動される。
いずれか一項に記載の発明において、前記ビスカスヒー
タは前記エンジンの冷却水回路中における冷却水温度が
設定値以下の時に作動される。
【0014】この発明では、車両にもともと装備されて
いるエンジン冷却水回路の冷却水の熱量が車室の暖房用
に有効に利用され、冷却水の熱量だけでは暖房負荷に対
応できない場合にビスカスヒータが作動される。従っ
て、エンジンに加わる負荷を減少できる。
いるエンジン冷却水回路の冷却水の熱量が車室の暖房用
に有効に利用され、冷却水の熱量だけでは暖房負荷に対
応できない場合にビスカスヒータが作動される。従っ
て、エンジンに加わる負荷を減少できる。
【0015】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した第1の
実施形態を図1及び図2に従って説明する。図1に示す
ように、車両のエンジン1を冷却する冷却水回路2は、
ウォータポンプ3と、エンジン1を冷却後の冷却水をラ
ジエータ4を経てウォータポンプ3に導く流路5と、流
路5から分岐されエンジン1を冷却後の冷却水をラジエ
ータ4を経ずにウォータポンプ3へ導くバイパス流路6
とを備えている。流路5にはラジエータサーモスタット
弁7が設けられている。ウォータポンプ3はエンジン1
により駆動される。ラジエータ4を冷却するメインファ
ン8は、エンジン1の駆動軸(図示せず)からベルト9
を介して回転力が伝達されるようになっている。ラジエ
ータサーモスタット弁7は冷却水の水温が設定温度より
低ければ冷却水がラジエータ4側に流れるのを阻止し、
高ければラジエータ4側に流すように作動される。
実施形態を図1及び図2に従って説明する。図1に示す
ように、車両のエンジン1を冷却する冷却水回路2は、
ウォータポンプ3と、エンジン1を冷却後の冷却水をラ
ジエータ4を経てウォータポンプ3に導く流路5と、流
路5から分岐されエンジン1を冷却後の冷却水をラジエ
ータ4を経ずにウォータポンプ3へ導くバイパス流路6
とを備えている。流路5にはラジエータサーモスタット
弁7が設けられている。ウォータポンプ3はエンジン1
により駆動される。ラジエータ4を冷却するメインファ
ン8は、エンジン1の駆動軸(図示せず)からベルト9
を介して回転力が伝達されるようになっている。ラジエ
ータサーモスタット弁7は冷却水の水温が設定温度より
低ければ冷却水がラジエータ4側に流れるのを阻止し、
高ければラジエータ4側に流すように作動される。
【0016】暖房用の流体回路としての暖房回路10は
エンジン1の冷却水回路2とは独立して設けられてい
る。暖房回路10を構成する流路11の途中には、車室
内用のヒータコア12、ウォータポンプ13及びビスカ
スヒータ14がそれぞれ設けられている。また、流路1
1の途中にはヒータコア12の入口側に温度センサ(水
温センサ)S1が設けられている。ウォータポンプ13
は、ウォータポンプ13から吐出された循環流体(この
実施の形態では水)がビスカスヒータ14を経てヒータ
コア12へ導かれる位置に配設されている。ヒータコア
12の近傍には、ヒータコア12に空気を送る送風機と
してのファン15が配設されている。ファン15はモー
タ15aにより駆動される。
エンジン1の冷却水回路2とは独立して設けられてい
る。暖房回路10を構成する流路11の途中には、車室
内用のヒータコア12、ウォータポンプ13及びビスカ
スヒータ14がそれぞれ設けられている。また、流路1
1の途中にはヒータコア12の入口側に温度センサ(水
温センサ)S1が設けられている。ウォータポンプ13
は、ウォータポンプ13から吐出された循環流体(この
実施の形態では水)がビスカスヒータ14を経てヒータ
コア12へ導かれる位置に配設されている。ヒータコア
12の近傍には、ヒータコア12に空気を送る送風機と
してのファン15が配設されている。ファン15はモー
タ15aにより駆動される。
【0017】図2に示すように、ビスカスヒータ14は
前部ハウジング16、区画プレート17及び後部ハウジ
ング本体18が、区画プレート17と後部ハウジング本
体18との間にガスケット19を介して、各々積層され
た状態で複数本のボルト20(1本のみ図示)により締
結されている。後部ハウジング21は、区画プレート1
7及び後部ハウジング本体18によって構成される。
前部ハウジング16、区画プレート17及び後部ハウジ
ング本体18が、区画プレート17と後部ハウジング本
体18との間にガスケット19を介して、各々積層され
た状態で複数本のボルト20(1本のみ図示)により締
結されている。後部ハウジング21は、区画プレート1
7及び後部ハウジング本体18によって構成される。
【0018】前部ハウジング16の後端に設けられた凹
部は、区画プレート17の平坦な前端面と共に発熱室2
2を形成している。一方、区画プレート17の後端面と
後部ハウジング本体18の内壁面とによって、発熱室2
2に隣接する放熱室としてのウォータジャケット23が
形成されている。後部ハウジング本体18の後部外側に
は、暖房回路10からウォータジャケット23に循環水
を取り入れる入水ポート(第1のポート)24aと、ウ
ォータジャケット23から循環水を暖房回路10に送り
出す出水ポート(第2のポート)24bとが並設されて
いる。なお、図1では図示の便宜上、入水ポート24a
及び出水ポート24bの位置や電磁クラッチ30の構成
等が図2と異なっている。
部は、区画プレート17の平坦な前端面と共に発熱室2
2を形成している。一方、区画プレート17の後端面と
後部ハウジング本体18の内壁面とによって、発熱室2
2に隣接する放熱室としてのウォータジャケット23が
形成されている。後部ハウジング本体18の後部外側に
は、暖房回路10からウォータジャケット23に循環水
を取り入れる入水ポート(第1のポート)24aと、ウ
ォータジャケット23から循環水を暖房回路10に送り
出す出水ポート(第2のポート)24bとが並設されて
いる。なお、図1では図示の便宜上、入水ポート24a
及び出水ポート24bの位置や電磁クラッチ30の構成
等が図2と異なっている。
【0019】区画プレート17の中央部後端には円柱状
の凸部17aが突設され、また、区画プレート17の後
端面には入水ポート24aと出水ポート24bとの間に
おいて凸部17aから図2の上側半径方向に延在する隔
壁17bが突設されている。更に、プレート17の後端
面には、入水ポート24a近傍から出水ポート24b近
傍にわたり、凸部17a回りに円弧状に延在する複数の
フィン17c〜17fが突設されている。これらの凸部
17a、隔壁17b及びフィン17c〜17fの先端は
後部ハウジング本体18の内壁面に当接され、ウォータ
ジャケット23内における循環流体としての循環水の循
環経路を形成している。
の凸部17aが突設され、また、区画プレート17の後
端面には入水ポート24aと出水ポート24bとの間に
おいて凸部17aから図2の上側半径方向に延在する隔
壁17bが突設されている。更に、プレート17の後端
面には、入水ポート24a近傍から出水ポート24b近
傍にわたり、凸部17a回りに円弧状に延在する複数の
フィン17c〜17fが突設されている。これらの凸部
17a、隔壁17b及びフィン17c〜17fの先端は
後部ハウジング本体18の内壁面に当接され、ウォータ
ジャケット23内における循環流体としての循環水の循
環経路を形成している。
【0020】前部ハウジング16には、発熱室22に隣
接して軸封装置25及び軸受装置26が設けられ、これ
らの装置25,26を介して駆動軸27が回動可能に支
承されている。軸封装置25は主としてオイルシールの
ような部材からなる。駆動軸27の後端部(図2の左端
部)には、発熱室22内に収納される円板状のロータ2
8が装着されている。
接して軸封装置25及び軸受装置26が設けられ、これ
らの装置25,26を介して駆動軸27が回動可能に支
承されている。軸封装置25は主としてオイルシールの
ような部材からなる。駆動軸27の後端部(図2の左端
部)には、発熱室22内に収納される円板状のロータ2
8が装着されている。
【0021】駆動軸27の後端部及びロータ28を収納
する発熱室22には、粘性流体としてのシリコーンオイ
ルが充填され、発熱室22の内壁面とロータ28の外面
との隙間には、表面張力に基づいてシリコーンオイルが
満遍なく介在されている。
する発熱室22には、粘性流体としてのシリコーンオイ
ルが充填され、発熱室22の内壁面とロータ28の外面
との隙間には、表面張力に基づいてシリコーンオイルが
満遍なく介在されている。
【0022】駆動軸27の外端部及び前部ハウジング1
6から前方に突設された支持筒部29の近傍には、電磁
クラッチ30が設けられている。電磁クラッチ30は、
アンギュラベアリング31を介して支持筒部29上に回
転可能に支持されたプーリ32と、駆動軸27の外端部
に止着された支持リング33上にスライド可能に設けら
れた円板形状のクラッチ板34とを備えている。クラッ
チ板34の背面側には、板バネ35が配設されている。
板バネ35は、その略中央部において支持リング33に
固定されるとともに、その外端部(図2では上下両端
部)はクラッチ板34の外周部に対しリベット等で連結
されている。クラッチ板34の正面は、プーリ32の側
端面32aと対向しており、プーリ側端面32aがもう
一つのクラッチ板としての役目を果たす。
6から前方に突設された支持筒部29の近傍には、電磁
クラッチ30が設けられている。電磁クラッチ30は、
アンギュラベアリング31を介して支持筒部29上に回
転可能に支持されたプーリ32と、駆動軸27の外端部
に止着された支持リング33上にスライド可能に設けら
れた円板形状のクラッチ板34とを備えている。クラッ
チ板34の背面側には、板バネ35が配設されている。
板バネ35は、その略中央部において支持リング33に
固定されるとともに、その外端部(図2では上下両端
部)はクラッチ板34の外周部に対しリベット等で連結
されている。クラッチ板34の正面は、プーリ32の側
端面32aと対向しており、プーリ側端面32aがもう
一つのクラッチ板としての役目を果たす。
【0023】プーリ32は、ベルト9(図1に図示)を
介してビスカスヒータ14以外の補機類(例えばメイン
ファン8)とともに、車両のエンジン1に作動連結され
る。また、前部ハウジング16には環状のソレノイドコ
イル36が支持されている。ソレノイドコイル36は、
プーリ32の外周部とアンギュラベアリング31との間
においてプーリ32内に入り込むように配置されてお
り、プーリ側端面32aを通してクラッチ板34に電磁
力を及ぼす。
介してビスカスヒータ14以外の補機類(例えばメイン
ファン8)とともに、車両のエンジン1に作動連結され
る。また、前部ハウジング16には環状のソレノイドコ
イル36が支持されている。ソレノイドコイル36は、
プーリ32の外周部とアンギュラベアリング31との間
においてプーリ32内に入り込むように配置されてお
り、プーリ側端面32aを通してクラッチ板34に電磁
力を及ぼす。
【0024】ビスカスヒータ14の作動を制御する制御
装置37は、ウォータポンプ13、モータ15a、ソレ
ノイドコイル36及び温度センサS1にそれぞれ電気的
に接続されている。そして、暖房スイッチ(図示せず)
がON(オン)になると、ウォータポンプ13及びモー
タ15aを作動させるとともに、温度センサS1の検出
信号に基づいて水温が第1の設定値以下の場合にソレノ
イドコイル36に通電を開始し、第2の設定値を超える
と通電を停止するようになっている。
装置37は、ウォータポンプ13、モータ15a、ソレ
ノイドコイル36及び温度センサS1にそれぞれ電気的
に接続されている。そして、暖房スイッチ(図示せず)
がON(オン)になると、ウォータポンプ13及びモー
タ15aを作動させるとともに、温度センサS1の検出
信号に基づいて水温が第1の設定値以下の場合にソレノ
イドコイル36に通電を開始し、第2の設定値を超える
と通電を停止するようになっている。
【0025】前記のように構成された装置では、エンジ
ン1の駆動に伴ってウォータポンプ3が作動され、冷却
水回路2内を冷却水が循環し、エンジン1の冷却が行わ
れる。冷却水はウォータポンプ3の駆動によりエンジン
1のウォータジャケット(図示せず)内を循環して加熱
され、水温がラジエータサーモスタット弁7の設定温度
より高ければ、ラジエータ4を通って冷却された後エン
ジン1に戻る。水温がラジエータサーモスタット弁7の
設定温度より低ければ、バイパス流路6を経てエンジン
1に戻る。
ン1の駆動に伴ってウォータポンプ3が作動され、冷却
水回路2内を冷却水が循環し、エンジン1の冷却が行わ
れる。冷却水はウォータポンプ3の駆動によりエンジン
1のウォータジャケット(図示せず)内を循環して加熱
され、水温がラジエータサーモスタット弁7の設定温度
より高ければ、ラジエータ4を通って冷却された後エン
ジン1に戻る。水温がラジエータサーモスタット弁7の
設定温度より低ければ、バイパス流路6を経てエンジン
1に戻る。
【0026】また、エンジン1の駆動によりベルト9を
介してプーリ32にエンジンの回転駆動力が伝達され
る。暖房回路10を作動させる場合は、制御装置37の
暖房スイッチをONにする。暖房スイッチのONによ
り、ウォータポンプ13及びモータ15aが作動される
とともに、水温が第1の設定値以下の場合は温度センサ
S1の検出信号に基づく制御装置37からの指令により
電磁クラッチ30のソレノイドコイル36のへ通電が開
始される。そして、その電磁力により、クラッチ板34
が板バネ35のバネ力に抗してプーリ32の側端面32
aに吸引接合される。そして、クラッチ板34とプーリ
32との接合により、プーリ32の回転がクラッチ板3
4及び支持リング33を介して駆動軸27に伝達され、
ロータ28が回転される。ロータ28の回転に伴い、シ
リコーンオイルが発熱室22の内壁面とロータ28の外
面との間隙で剪断されて発熱する。この熱は区画プレー
ト17を介してウォータジャケット23内の循環水に熱
交換され、加熱された循環水がヒータコア12へと送ら
れる。
介してプーリ32にエンジンの回転駆動力が伝達され
る。暖房回路10を作動させる場合は、制御装置37の
暖房スイッチをONにする。暖房スイッチのONによ
り、ウォータポンプ13及びモータ15aが作動される
とともに、水温が第1の設定値以下の場合は温度センサ
S1の検出信号に基づく制御装置37からの指令により
電磁クラッチ30のソレノイドコイル36のへ通電が開
始される。そして、その電磁力により、クラッチ板34
が板バネ35のバネ力に抗してプーリ32の側端面32
aに吸引接合される。そして、クラッチ板34とプーリ
32との接合により、プーリ32の回転がクラッチ板3
4及び支持リング33を介して駆動軸27に伝達され、
ロータ28が回転される。ロータ28の回転に伴い、シ
リコーンオイルが発熱室22の内壁面とロータ28の外
面との間隙で剪断されて発熱する。この熱は区画プレー
ト17を介してウォータジャケット23内の循環水に熱
交換され、加熱された循環水がヒータコア12へと送ら
れる。
【0027】ヒータコア12に送られた循環水はヒータ
コア12を通過する間に、ファン15から送られる空気
流に熱を伝達する。そして、暖められた空気が車室内の
暖房に供される。ヒータコア12で熱が奪われた循環水
は再びビスカスヒータ14へ送られ、ビスカスヒータ1
4で加熱される。水温が第2の設定値を超えるとソレノ
イドコイル36への通電が停止され、ビスカスヒータ1
4の発熱が中止される。そして、ウォータポンプ13及
びモータ15aの作動が継続され、水温が第1の設定値
以下になると、再びソレノイドコイル36に通電され
る。即ち、ビスカスヒータ14は水温が所定の温度範囲
内となるように作動される。(ヒステリシス制御)暖房
スイッチがOFF(オフ)になると、ウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びモータ15aの作動が全て
停止される。
コア12を通過する間に、ファン15から送られる空気
流に熱を伝達する。そして、暖められた空気が車室内の
暖房に供される。ヒータコア12で熱が奪われた循環水
は再びビスカスヒータ14へ送られ、ビスカスヒータ1
4で加熱される。水温が第2の設定値を超えるとソレノ
イドコイル36への通電が停止され、ビスカスヒータ1
4の発熱が中止される。そして、ウォータポンプ13及
びモータ15aの作動が継続され、水温が第1の設定値
以下になると、再びソレノイドコイル36に通電され
る。即ち、ビスカスヒータ14は水温が所定の温度範囲
内となるように作動される。(ヒステリシス制御)暖房
スイッチがOFF(オフ)になると、ウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びモータ15aの作動が全て
停止される。
【0028】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 暖房回路10がエンジン1の冷却水回路2と独
立しており、従来の装置と異なってビスカスヒータ14
で暖められた循環流体(循環水)がエンジン1を通過し
ない。従って、始動時等のエンジン1が暖まっていない
状態でも、ビスカスヒータ14で加熱された循環水の熱
量がエンジン1を暖めるために利用されることはなく、
暖房回路10内の循環流体の温度は速やかに上昇し、車
室内の暖房が迅速に行われる。
立しており、従来の装置と異なってビスカスヒータ14
で暖められた循環流体(循環水)がエンジン1を通過し
ない。従って、始動時等のエンジン1が暖まっていない
状態でも、ビスカスヒータ14で加熱された循環水の熱
量がエンジン1を暖めるために利用されることはなく、
暖房回路10内の循環流体の温度は速やかに上昇し、車
室内の暖房が迅速に行われる。
【0029】(ロ) 暖房回路10がエンジン1の冷却
水回路2とは独立しているため、暖房回路10を流れる
循環流体と、冷却水回路2を流れる冷却水とが混合され
ることがない。従って、暖房回路10を流れる循環流体
として、水以外の流体を使用することができ、暖房回路
10で使用する循環流体の自由度が増す。
水回路2とは独立しているため、暖房回路10を流れる
循環流体と、冷却水回路2を流れる冷却水とが混合され
ることがない。従って、暖房回路10を流れる循環流体
として、水以外の流体を使用することができ、暖房回路
10で使用する循環流体の自由度が増す。
【0030】(ハ) エンジンの冷却水回路の途中にビ
スカスヒータを挿入した従来装置では、暖房回路を流れ
る温水量がエンジンの回転数によって変化し、暖房能力
が影響を受ける。しかし、この実施の形態では暖房回路
10がエンジン1の冷却水回路2とは独立しており、し
かも独立したウォータポンプ13が使用されているた
め、暖房回路10を流れる温水量はエンジン1の回転数
の影響を受けず、暖房能力がエンジン回転数の影響を受
け難い。
スカスヒータを挿入した従来装置では、暖房回路を流れ
る温水量がエンジンの回転数によって変化し、暖房能力
が影響を受ける。しかし、この実施の形態では暖房回路
10がエンジン1の冷却水回路2とは独立しており、し
かも独立したウォータポンプ13が使用されているた
め、暖房回路10を流れる温水量はエンジン1の回転数
の影響を受けず、暖房能力がエンジン回転数の影響を受
け難い。
【0031】(ニ) ビスカスヒータ14の駆動軸27
にエンジン1の回転駆動力が電磁クラッチ30を介して
伝達されるため、暖房が必要な時に電磁クラッチ30が
励磁されてビスカスヒータ14が作動される。従って、
暖房が不要な時にエンジン1に無駄な負荷がかからな
い。
にエンジン1の回転駆動力が電磁クラッチ30を介して
伝達されるため、暖房が必要な時に電磁クラッチ30が
励磁されてビスカスヒータ14が作動される。従って、
暖房が不要な時にエンジン1に無駄な負荷がかからな
い。
【0032】(ホ) ヒータコア12に供給される循環
流体の温度が第1及び第2の設定値の間となるようにビ
スカスヒータ14が作動されるため、暖房中でもエンジ
ン1に加わる負荷が少なくなる。
流体の温度が第1及び第2の設定値の間となるようにビ
スカスヒータ14が作動されるため、暖房中でもエンジ
ン1に加わる負荷が少なくなる。
【0033】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図3に従って説明する。この実施の形態では車室内
用のヒータコアとして、前記暖房回路10に設けられた
ヒータコア12に加えてエンジン1の冷却水回路2に設
けられたヒータコアを備えている点が前記実施の形態と
大きく異なっている。前記実施の形態と同一部分は同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
態を図3に従って説明する。この実施の形態では車室内
用のヒータコアとして、前記暖房回路10に設けられた
ヒータコア12に加えてエンジン1の冷却水回路2に設
けられたヒータコアを備えている点が前記実施の形態と
大きく異なっている。前記実施の形態と同一部分は同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0034】エンジン1の冷却水回路2には、前記流路
5とは別に暖房用の流路38が分岐されている。流路3
8は第1端部がエンジン1のウォータジャケットに連通
し、第2端部がラジエータ4とウォータポンプ3との中
間において流路5に連通している。流路38の途中には
温度センサ(水温センサ)S2、ヒータバルブ(温水
弁)39及びヒータコア40が設けられている。ヒータ
コア40は暖房回路10に設けられたヒータコア12と
直列に配置され、1台のファン(送風機)15により両
ヒータコア12,40に同時に空気が送られるようにな
っている。
5とは別に暖房用の流路38が分岐されている。流路3
8は第1端部がエンジン1のウォータジャケットに連通
し、第2端部がラジエータ4とウォータポンプ3との中
間において流路5に連通している。流路38の途中には
温度センサ(水温センサ)S2、ヒータバルブ(温水
弁)39及びヒータコア40が設けられている。ヒータ
コア40は暖房回路10に設けられたヒータコア12と
直列に配置され、1台のファン(送風機)15により両
ヒータコア12,40に同時に空気が送られるようにな
っている。
【0035】制御装置37は、ウォータポンプ13、モ
ータ15a、ソレノイドコイル36、ヒータバルブ39
及び温度センサS1,S2にそれぞれ電気的に接続され
ている。そして、暖房スイッチがONになると、ウォー
タポンプ13及びモータ15aを作動させるとともに、
温度センサS1の検出信号に基づいて水温が第1の設定
値以下の場合にソレノイドコイル36に通電を開始し、
第2の設定値を超えると通電を停止するようになってい
る。また、制御装置37は暖房スイッチがONになる
と、エンジン1から送り出される冷却水の温度が第1の
設定値以上の場合には、温度センサS2の検出信号に基
づいて、ヒータバルブ39に開放指令を出力して、エン
ジン1の冷却水が流路38に流れるようにする。(ここ
で温度センサS2における第1の設定値は、温度センサ
S1で検出される暖房回路10内の水温が代入され
る。)さらに、温度センサS2の検出信号に基づいて冷
却水の温度を監視し、冷却水の温度が第2の設定値(>
第1の設定値)を超えると、ビスカスヒータ14の作動
を停止させるようになっている。
ータ15a、ソレノイドコイル36、ヒータバルブ39
及び温度センサS1,S2にそれぞれ電気的に接続され
ている。そして、暖房スイッチがONになると、ウォー
タポンプ13及びモータ15aを作動させるとともに、
温度センサS1の検出信号に基づいて水温が第1の設定
値以下の場合にソレノイドコイル36に通電を開始し、
第2の設定値を超えると通電を停止するようになってい
る。また、制御装置37は暖房スイッチがONになる
と、エンジン1から送り出される冷却水の温度が第1の
設定値以上の場合には、温度センサS2の検出信号に基
づいて、ヒータバルブ39に開放指令を出力して、エン
ジン1の冷却水が流路38に流れるようにする。(ここ
で温度センサS2における第1の設定値は、温度センサ
S1で検出される暖房回路10内の水温が代入され
る。)さらに、温度センサS2の検出信号に基づいて冷
却水の温度を監視し、冷却水の温度が第2の設定値(>
第1の設定値)を超えると、ビスカスヒータ14の作動
を停止させるようになっている。
【0036】従って、この実施の形態では、前記実施の
形態と同様な効果を有する他に、以下の効果を有する。 (ヘ) ビスカスヒータ14で循環流体が加熱される暖
房回路10だけでなく、エンジン1の冷却水回路2にも
車室内用のヒータコア40が設けられているため、暖房
能力が大きくなる。
形態と同様な効果を有する他に、以下の効果を有する。 (ヘ) ビスカスヒータ14で循環流体が加熱される暖
房回路10だけでなく、エンジン1の冷却水回路2にも
車室内用のヒータコア40が設けられているため、暖房
能力が大きくなる。
【0037】(ト) エンジン1が暖まった後、所望の
暖房温度の設定値が低い場合は、ビスカスヒータ14を
作動させずに冷却水の熱量だけで暖房負荷に対応でき、
エンジン1の負荷が小さくなる。
暖房温度の設定値が低い場合は、ビスカスヒータ14を
作動させずに冷却水の熱量だけで暖房負荷に対応でき、
エンジン1の負荷が小さくなる。
【0038】(チ) 2個のヒータコア12,40に対
して1台のファン(送風機)15で空気が送られるた
め、ヒータコアが複数台であっても送風機の設置スペー
スが小さくてよい。
して1台のファン(送風機)15で空気が送られるた
め、ヒータコアが複数台であっても送風機の設置スペー
スが小さくてよい。
【0039】(リ) ヒータコア12,40が直列に配
置されているが、エンジン1から送り出される冷却水の
温度が暖房回路10内の水温以上のときに、風下に位置
するヒータコア40にエンジン冷却水が流れるようにヒ
ータバルブ39が開閉制御される。従って、直列に配置
された2個のヒータコア12,40のうち、風上に配置
されたヒータコア12内の流体温度より風下に配置され
たヒータコア40内を流れる流体温度の方が低くなるこ
とがなく、風上のヒータコア12で温められた空気が風
下のヒータコア40により吸熱されて暖房効果が損なわ
れることを防止できる。
置されているが、エンジン1から送り出される冷却水の
温度が暖房回路10内の水温以上のときに、風下に位置
するヒータコア40にエンジン冷却水が流れるようにヒ
ータバルブ39が開閉制御される。従って、直列に配置
された2個のヒータコア12,40のうち、風上に配置
されたヒータコア12内の流体温度より風下に配置され
たヒータコア40内を流れる流体温度の方が低くなるこ
とがなく、風上のヒータコア12で温められた空気が風
下のヒータコア40により吸熱されて暖房効果が損なわ
れることを防止できる。
【0040】なお、本発明は前記両実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば次のように具体化してもよ
い。 (1) 両実施の形態において、暖房回路10における
水温の第1及び第2の設定値を変更可能に構成する。こ
の場合、車室内の温度を搭乗者の希望の温度に調整し易
い。
れるものではなく、例えば次のように具体化してもよ
い。 (1) 両実施の形態において、暖房回路10における
水温の第1及び第2の設定値を変更可能に構成する。こ
の場合、車室内の温度を搭乗者の希望の温度に調整し易
い。
【0041】(2) 第1の実施の形態において、温度
センサS1の検出信号に基づいて循環流体の温度を判断
するとともに、ビスカスヒータ14の作動即ち電磁クラ
ッチ30の作動を制御する制御装置37に代えて、循環
流体の温度で作動するサーモスイッチを設けて、その作
動によりビスカスヒータ14の作動を制御する構成とし
てもよい。例えば、暖房スイッチがONになると、ビス
カスヒータ14の電磁クラッチ30が励磁状態となり、
その後はサーモスイッチの作動により励消磁が制御され
る構成とする。この場合は、構成が簡単となる。
センサS1の検出信号に基づいて循環流体の温度を判断
するとともに、ビスカスヒータ14の作動即ち電磁クラ
ッチ30の作動を制御する制御装置37に代えて、循環
流体の温度で作動するサーモスイッチを設けて、その作
動によりビスカスヒータ14の作動を制御する構成とし
てもよい。例えば、暖房スイッチがONになると、ビス
カスヒータ14の電磁クラッチ30が励磁状態となり、
その後はサーモスイッチの作動により励消磁が制御され
る構成とする。この場合は、構成が簡単となる。
【0042】(3) 暖房回路10の循環流体の温度に
関係なく、暖房スイッチのONによりウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びファン15が作動され、暖
房スイッチのOFFによりそれらの作動が停止される構
成とする。この場合は、温度センサS1が不要になって
構成がより簡単となる。また、操作者の判断のみで暖房
の入り切りを行うことができる。
関係なく、暖房スイッチのONによりウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びファン15が作動され、暖
房スイッチのOFFによりそれらの作動が停止される構
成とする。この場合は、温度センサS1が不要になって
構成がより簡単となる。また、操作者の判断のみで暖房
の入り切りを行うことができる。
【0043】(4) 第2の実施の形態において暖房回
路10の循環流体の温度及びエンジン1の冷却水温度に
関係なく、暖房スイッチのONによりウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びファン15が作動されると
ともに、ヒータバルブ39が開放され、暖房スイッチの
OFFによりそれらの作動が停止されるとともに、ヒー
タバルブ39が閉鎖される構成とする。この場合は、温
度センサS1,S2が不要になって構成がより簡単とな
る。また、操作者の判断のみで暖房の入り切りを行うこ
とができる。
路10の循環流体の温度及びエンジン1の冷却水温度に
関係なく、暖房スイッチのONによりウォータポンプ1
3、ビスカスヒータ14及びファン15が作動されると
ともに、ヒータバルブ39が開放され、暖房スイッチの
OFFによりそれらの作動が停止されるとともに、ヒー
タバルブ39が閉鎖される構成とする。この場合は、温
度センサS1,S2が不要になって構成がより簡単とな
る。また、操作者の判断のみで暖房の入り切りを行うこ
とができる。
【0044】(5) 両実施の形態において、暖房スイ
ッチがONになっても、循環流体及び冷却水の温度がそ
れぞれ所定温度に達した後にファン15を作動させる構
成とする。この場合、冷たい風が送られることが防止で
きる。
ッチがONになっても、循環流体及び冷却水の温度がそ
れぞれ所定温度に達した後にファン15を作動させる構
成とする。この場合、冷たい風が送られることが防止で
きる。
【0045】(6) 第2の実施の形態において、両ヒ
ータコア12,40に対してそれぞれ独立の送風機を配
設する。この場合、両ヒータコア12,40を近接して
配置する必要がなく、ヒータコア12,40の配設位置
の自由度が大きくなる。また、エンジン1の冷却水ある
いは循環流体のいずれか一方の温度が所定の値に達した
時点ですぐに対応する送風機を作動させることにより、
暖かな風のみを迅速に送ることができる。
ータコア12,40に対してそれぞれ独立の送風機を配
設する。この場合、両ヒータコア12,40を近接して
配置する必要がなく、ヒータコア12,40の配設位置
の自由度が大きくなる。また、エンジン1の冷却水ある
いは循環流体のいずれか一方の温度が所定の値に達した
時点ですぐに対応する送風機を作動させることにより、
暖かな風のみを迅速に送ることができる。
【0046】(7) 第2の実施の形態において、温度
センサS2に第1の設定値を設け、その値を温度センサ
S1の検出温度より若干低い温度とする。若干低い温度
とは、風下のヒータコア40を流れる流体(冷却水)の
温度が風上のヒータコア12を流れる流体(循環水)の
温度より低くても殆ど吸熱作用を及ぼさない温度であ
る。この場合、ヒータコア40に送り出される冷却水の
温度と、ヒータコア12に送り出される循環水の温度と
の差を限られた範囲に設定することができ、ヒータコア
40での無用な吸熱作用を抑制することができる。
センサS2に第1の設定値を設け、その値を温度センサ
S1の検出温度より若干低い温度とする。若干低い温度
とは、風下のヒータコア40を流れる流体(冷却水)の
温度が風上のヒータコア12を流れる流体(循環水)の
温度より低くても殆ど吸熱作用を及ぼさない温度であ
る。この場合、ヒータコア40に送り出される冷却水の
温度と、ヒータコア12に送り出される循環水の温度と
の差を限られた範囲に設定することができ、ヒータコア
40での無用な吸熱作用を抑制することができる。
【0047】(8) 暖房回路10の流路11にウォー
タポンプ13を設ける代わりに、ビスカスヒータ14に
ポンプを一体に組み込んだ構成とする。例えば、ウォー
タジャケット23内に駆動軸27により回転されるファ
ンを設けて、駆動軸27が回転される場合にファンの作
用によって第1のポートから循環流体を吸入し、第2の
ポートから循環流体を吐出するようにする。この場合、
ウォータポンプ13(流体ポンプ)が不要になり、暖房
装置がよりコンパクトになるとともに、ウォータポンプ
13を別に作動させる動力が不要になる。
タポンプ13を設ける代わりに、ビスカスヒータ14に
ポンプを一体に組み込んだ構成とする。例えば、ウォー
タジャケット23内に駆動軸27により回転されるファ
ンを設けて、駆動軸27が回転される場合にファンの作
用によって第1のポートから循環流体を吸入し、第2の
ポートから循環流体を吐出するようにする。この場合、
ウォータポンプ13(流体ポンプ)が不要になり、暖房
装置がよりコンパクトになるとともに、ウォータポンプ
13を別に作動させる動力が不要になる。
【0048】(9) ビスカスヒータ14は前記の構成
のものに限らず、例えば平板状のロータに代えて円筒状
のロータを備えたものとしてもよい。 (10) プーリ32と駆動軸27との間に電磁クラッ
チ30を設ける代わりに、プーリ32を駆動軸27に一
体回転可能に固定するとともに、プーリ32に巻き掛け
られるベルト9に回動力を伝達するプーリ側に電磁クラ
ッチを設けてもよい。
のものに限らず、例えば平板状のロータに代えて円筒状
のロータを備えたものとしてもよい。 (10) プーリ32と駆動軸27との間に電磁クラッ
チ30を設ける代わりに、プーリ32を駆動軸27に一
体回転可能に固定するとともに、プーリ32に巻き掛け
られるベルト9に回動力を伝達するプーリ側に電磁クラ
ッチを設けてもよい。
【0049】なお、本明細書で言う「粘性流体」とは、
ロータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生す
るあらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や
半流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限
定されるものではない。
ロータの剪断作用を受けて流体摩擦に基づく熱を発生す
るあらゆる媒体を意味するものであり、高粘度の液体や
半流動体に限定されず、ましてやシリコーンオイルに限
定されるものではない。
【0050】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項5に記載の発明において、ビスカスヒー
タは電磁クラッチを介してロータが駆動される構成であ
り、該電磁クラッチの励消磁制御を行う制御装置は冷却
水回路に設けられた温度センサの検出信号に基づいて励
消磁時期を判断する。この場合、励消磁時期の判断が正
確になる。
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項5に記載の発明において、ビスカスヒー
タは電磁クラッチを介してロータが駆動される構成であ
り、該電磁クラッチの励消磁制御を行う制御装置は冷却
水回路に設けられた温度センサの検出信号に基づいて励
消磁時期を判断する。この場合、励消磁時期の判断が正
確になる。
【0051】(2) 請求項1〜請求項5及び(1)の
いずれかに記載の発明において、ビスカスヒータにはロ
ータと一体的に駆動されるポンプが一体に組み込まれて
いる。この場合、流体回路に独立した流体ポンプが不要
になり、暖房装置がよりコンパクトになるとともに、流
体ポンプを別に作動させる動力が不要になる。
いずれかに記載の発明において、ビスカスヒータにはロ
ータと一体的に駆動されるポンプが一体に組み込まれて
いる。この場合、流体回路に独立した流体ポンプが不要
になり、暖房装置がよりコンパクトになるとともに、流
体ポンプを別に作動させる動力が不要になる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、車室内用ヒータコアとビスカ
スヒータとを備えた流体回路を、エンジンの冷却水回路
とは独立して設けたので、始動時等のエンジンが暖まっ
ていない状態でも、車室内の暖房を迅速に行うことがで
きる。
5に記載の発明によれば、車室内用ヒータコアとビスカ
スヒータとを備えた流体回路を、エンジンの冷却水回路
とは独立して設けたので、始動時等のエンジンが暖まっ
ていない状態でも、車室内の暖房を迅速に行うことがで
きる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、車室内用
のヒータコアとして、前記流体回路に設けられたヒータ
コアに加えてエンジンの冷却水回路に設けられたヒータ
コアを備えているため、暖房能力が大きくなる。
のヒータコアとして、前記流体回路に設けられたヒータ
コアに加えてエンジンの冷却水回路に設けられたヒータ
コアを備えているため、暖房能力が大きくなる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、両ヒータ
コアが直列に配置され、1台の送風機で両ヒータコアに
空気が送られるため、ヒータコアが複数あっても送風機
の設置スペースが小さくてよい。
コアが直列に配置され、1台の送風機で両ヒータコアに
空気が送られるため、ヒータコアが複数あっても送風機
の設置スペースが小さくてよい。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、直列に配
置された2個のヒータコアのうち、風上に配置されたヒ
ータコア内の流体温度より風下に配置されたヒータコア
内を流れる流体温度の方が低い状態で風下のヒータコア
に流体が流れることがなく、風上のヒータコアで暖めら
れた空気が風下のヒータコアにより吸熱されて暖房効果
が損なわれることが防止される。
置された2個のヒータコアのうち、風上に配置されたヒ
ータコア内の流体温度より風下に配置されたヒータコア
内を流れる流体温度の方が低い状態で風下のヒータコア
に流体が流れることがなく、風上のヒータコアで暖めら
れた空気が風下のヒータコアにより吸熱されて暖房効果
が損なわれることが防止される。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、ビスカス
ヒータはエンジンの冷却水回路に設けられたヒータコア
へ送られる水の温度が設定値以下の時に作動されるた
め、エンジン冷却水回路の冷却水の熱量が車室の暖房用
に有効に利用され、エンジンに加わる負荷を減少でき
る。
ヒータはエンジンの冷却水回路に設けられたヒータコア
へ送られる水の温度が設定値以下の時に作動されるた
め、エンジン冷却水回路の冷却水の熱量が車室の暖房用
に有効に利用され、エンジンに加わる負荷を減少でき
る。
【図1】 第1の実施の形態の車両用暖房装置の概略構
成図。
成図。
【図2】 クラッチ切り離し状態でのビスカスヒータの
縦断面図。
縦断面図。
【図3】 第2の実施の形態の車両用暖房装置の概略構
成図。
成図。
1…エンジン、2…冷却水回路、10…流体回路として
の暖房回路、12,40…ヒータコア、14…ビスカス
ヒータ、15…送風機としてのファン、16…前部ハウ
ジング、21…後部ハウジング、22…発熱室、23…
放熱室としてのウォータジャケット、28…ロータ。
の暖房回路、12,40…ヒータコア、14…ビスカス
ヒータ、15…送風機としてのファン、16…前部ハウ
ジング、21…後部ハウジング、22…発熱室、23…
放熱室としてのウォータジャケット、28…ロータ。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 努 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジング内に発熱室及び放熱室を区画
し、前記発熱室内に収納された粘性流体をロータで剪断
することにより発生した熱を前記放熱室内の循環流体に
熱交換するビスカスヒータを備え、前記循環流体を車室
内用ヒータコアとビスカスヒータとの間で循環させる流
体回路をエンジンの冷却水回路とは独立して設けた車両
用暖房装置。 - 【請求項2】 車室内用のヒータコアとして、前記流体
回路に設けられたヒータコアに加えてエンジンの冷却水
回路に設けられたヒータコアを備えている請求項1に記
載の車両用暖房装置。 - 【請求項3】 前記両ヒータコアは直列に配置され、1
台の送風機で両ヒータコアに空気を送るようにした請求
項2に記載の車両用暖房装置。 - 【請求項4】 前記両ヒータコアのうち、風下に配置さ
れたヒータコアを循環する流体温度を風上に配置された
ヒータコアを循環する流体温度より高くした請求項3に
記載の車両用暖房装置。 - 【請求項5】 前記ビスカスヒータは前記エンジンの冷
却水回路中における冷却水温度が設定値以下の時に作動
される請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の車両
用暖房装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231752A JPH1071833A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 車両用暖房装置 |
US08/920,037 US5906177A (en) | 1996-02-09 | 1997-08-28 | Vehicle heating system |
DE19738124A DE19738124C2 (de) | 1996-09-02 | 1997-09-01 | Heizgerät für ein Fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8231752A JPH1071833A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 車両用暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071833A true JPH1071833A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16928486
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JPH1071833A (ja) |
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CN102692090A (zh) * | 2012-06-03 | 2012-09-26 | 仁化县奥达胶合板有限公司 | 热压机降温水回收利用方法 |
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DE3832966A1 (de) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | Bosch Gmbh Robert | Heizvorrichtung fuer den fahrgastraum eines eine fluessigkeitsgekuehlte brennkraftmaschine aufweisenden kraftfahrzeuges |
JP2712510B2 (ja) * | 1989-03-21 | 1998-02-16 | アイシン精機株式会社 | 車両用暖房装置 |
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US5718375A (en) * | 1996-05-10 | 1998-02-17 | Gerard; Frank J. | Auxiliary motor vehicle heating system |
-
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- 1996-09-02 JP JP8231752A patent/JPH1071833A/ja active Pending
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1997
- 1997-08-28 US US08/920,037 patent/US5906177A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-09-01 DE DE19738124A patent/DE19738124C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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DE19738124C2 (de) | 2000-03-02 |
DE19738124A1 (de) | 1998-03-05 |
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