JPH1045993A - 硬化性樹脂組成物および塗料 - Google Patents
硬化性樹脂組成物および塗料Info
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- JPH1045993A JPH1045993A JP9137711A JP13771197A JPH1045993A JP H1045993 A JPH1045993 A JP H1045993A JP 9137711 A JP9137711 A JP 9137711A JP 13771197 A JP13771197 A JP 13771197A JP H1045993 A JPH1045993 A JP H1045993A
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- acrylate
- meth
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイケル付加反応を架橋メカニズムとする硬
化性アクリル系樹脂組成物および塗料の耐候性を向上さ
せる。 【解決手段】 (a)分子内に複数のα,β−不飽和カ
ルボニル基を有する成分、(b)分子内に複数のマロン
酸エステルペンダント基を有するアクリル重合体、およ
び(c)マイケル反応を促進する触媒を含む硬化性樹脂
組成物および塗料。
化性アクリル系樹脂組成物および塗料の耐候性を向上さ
せる。 【解決手段】 (a)分子内に複数のα,β−不飽和カ
ルボニル基を有する成分、(b)分子内に複数のマロン
酸エステルペンダント基を有するアクリル重合体、およ
び(c)マイケル反応を促進する触媒を含む硬化性樹脂
組成物および塗料。
Description
【0001】本発明の背景 α,β−不飽和カルボニル基のような分極した二重結合
へ活性メチレン基が付加するマイケル付加反応は、反応
副生成物を発生せず、新たに形成された結合が化学的に
安定な炭素−炭素間結合であるため塗料などの硬化性樹
脂組成物の架橋反応に応用されている。代表的な先行技
術は以下の特許文献を含む。 米国特許第4,408,018号 米国特許第4,602,061号 米国特許第5,017,649号 米国特許第5,084,536号 EP−A−0448154 特開平1−121341号(EP0310011対応) 特開平1−204919号(EP0326723対応)
へ活性メチレン基が付加するマイケル付加反応は、反応
副生成物を発生せず、新たに形成された結合が化学的に
安定な炭素−炭素間結合であるため塗料などの硬化性樹
脂組成物の架橋反応に応用されている。代表的な先行技
術は以下の特許文献を含む。 米国特許第4,408,018号 米国特許第4,602,061号 米国特許第5,017,649号 米国特許第5,084,536号 EP−A−0448154 特開平1−121341号(EP0310011対応) 特開平1−204919号(EP0326723対応)
【0002】マイケル付加反応に用いることができる活
性メチレン化合物は、アセト酢酸、シアノ酢酸およびマ
ロン酸の誘導体である。マイケル付加反応を樹脂の架橋
反応に使用するためには分子内に複数の活性メチレン基
を有する化合物もしくはポリマーを用いなければならな
い。アセトアセチル基を有するアクリル単量体は、2−
ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、および2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)のような
ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートにジケテン
を反応させることにより比較的簡単に製造することがで
きるため、多くの先行技術において使用されている活性
メチレン基含有アクリル重合体はこれらのアセトアセト
キシ基を含むアクリル単量体の重合体か、またはアクリ
ルポリオールに同様にジケテンを反応させて得られる変
性アクリルポリオールである。
性メチレン化合物は、アセト酢酸、シアノ酢酸およびマ
ロン酸の誘導体である。マイケル付加反応を樹脂の架橋
反応に使用するためには分子内に複数の活性メチレン基
を有する化合物もしくはポリマーを用いなければならな
い。アセトアセチル基を有するアクリル単量体は、2−
ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)、および2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)のような
ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートにジケテン
を反応させることにより比較的簡単に製造することがで
きるため、多くの先行技術において使用されている活性
メチレン基含有アクリル重合体はこれらのアセトアセト
キシ基を含むアクリル単量体の重合体か、またはアクリ
ルポリオールに同様にジケテンを反応させて得られる変
性アクリルポリオールである。
【0003】しかしながらアセトアセトキシ基の代りに
マロネート基を有するアクリル重合体を塗料に使用する
と塗膜の耐候性が格別に向上することがわかった。
マロネート基を有するアクリル重合体を塗料に使用する
と塗膜の耐候性が格別に向上することがわかった。
【0004】マロン酸は二塩基酸であるためポリエステ
ル主鎖に組み込み、マイケル反応によって架橋すること
ができる。米国特許第4,602,061号は、主鎖お
よび/または側鎖にマロネート基を有するポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアクリレート、エポキシ、ポリ
アミドまたはポリビニル樹脂と、α,β−エチレン性不
飽和カルボニル基含有成分と、強塩基性触媒を含む二液
性硬化樹脂組成物を開示する。しかしながらそこにはマ
ロン酸を酸成分として含むポリエステルに、一方のイソ
シアネート基との反応によってHEAまたはHEMAを
付加したジイソシアネート化合物を反応させて得られる
アクリル変性ポリエステル以外にマロネート基含有ポリ
アクリレートの具体的開示はない。
ル主鎖に組み込み、マイケル反応によって架橋すること
ができる。米国特許第4,602,061号は、主鎖お
よび/または側鎖にマロネート基を有するポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリアクリレート、エポキシ、ポリ
アミドまたはポリビニル樹脂と、α,β−エチレン性不
飽和カルボニル基含有成分と、強塩基性触媒を含む二液
性硬化樹脂組成物を開示する。しかしながらそこにはマ
ロン酸を酸成分として含むポリエステルに、一方のイソ
シアネート基との反応によってHEAまたはHEMAを
付加したジイソシアネート化合物を反応させて得られる
アクリル変性ポリエステル以外にマロネート基含有ポリ
アクリレートの具体的開示はない。
【0005】特開平3−206012号は、低臭、低刺
激性で、重合体の吸水率が小さい歯科用材料として、マ
ロネート基含有アクリル単量体およびその重合体を開示
する。しかしながら触媒を含まないことや、コハク酸や
アジピン酸のような同族体を含む単量体も同じ目的に使
用し得ることからも明らかなように、これら単量体およ
び重合体はマイケル反応の活性メチレン成分として利用
することを意図するものではない。
激性で、重合体の吸水率が小さい歯科用材料として、マ
ロネート基含有アクリル単量体およびその重合体を開示
する。しかしながら触媒を含まないことや、コハク酸や
アジピン酸のような同族体を含む単量体も同じ目的に使
用し得ることからも明らかなように、これら単量体およ
び重合体はマイケル反応の活性メチレン成分として利用
することを意図するものではない。
【0006】従って、活性メチレン成分が耐候性にすぐ
れたアクリル系重合体であるマイケル反応を利用する硬
化性樹脂組成物および塗料に対する需要が存在する。
れたアクリル系重合体であるマイケル反応を利用する硬
化性樹脂組成物および塗料に対する需要が存在する。
【0007】本発明の開示 分子内に複数のアセトアセチル基含有ペンダント基を有
するアクリル重合体の代わりに、分子に複数のマロネー
ト基含有ペンダント基を有するアクリル重合体を、マイ
ケル反応を利用する硬化性樹脂組成物の活性メチレン成
分として使用することにより、耐候性にすぐれた硬化性
樹脂組成物および塗料を提供することができる。
するアクリル重合体の代わりに、分子に複数のマロネー
ト基含有ペンダント基を有するアクリル重合体を、マイ
ケル反応を利用する硬化性樹脂組成物の活性メチレン成
分として使用することにより、耐候性にすぐれた硬化性
樹脂組成物および塗料を提供することができる。
【0008】従って本発明は、(a)分子内に複数の
α,β−不飽和カルボニル基を有する成分、(b)分子
内に複数のマロン酸エステルペンダント基を有するアク
リル重合体、および(c)マイケル反応を促進する触媒
を含んでいる硬化性樹脂組成物を提供する。
α,β−不飽和カルボニル基を有する成分、(b)分子
内に複数のマロン酸エステルペンダント基を有するアク
リル重合体、および(c)マイケル反応を促進する触媒
を含んでいる硬化性樹脂組成物を提供する。
【0009】本発明はまた、前記硬化性樹脂組成物をビ
ヒクルとして含む塗料を提供する。
ヒクルとして含む塗料を提供する。
【0010】好ましい実施態様 (a)成分 (a)成分は、カルボニル基に関しα,β炭素間に二重
結合があるアルケンカルボニル結合を分子内に複数個持
っている化合物またはポリマーである。そのような化合
物の典型例は多価アルコールの(メタ)アクリル酸エス
テルであり、例えばエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセロ
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、ペリタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレートおよびポリエステルアクリレー
ト樹脂などである。
結合があるアルケンカルボニル結合を分子内に複数個持
っている化合物またはポリマーである。そのような化合
物の典型例は多価アルコールの(メタ)アクリル酸エス
テルであり、例えばエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリセロ
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、ペリタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレートおよびポリエステルアクリレー
ト樹脂などである。
【0011】フマル酸およびマレイン酸などのα,β−
不飽和ジカルボン酸を含んでいる不飽和ポリエステルも
(a)成分として使用することができる。不飽和ポリエ
ステルはFRPなどの成形用樹脂として大量に使用され
ており、周知のように無水マレイン酸、フマル酸のよう
なα,β−不飽和ジカルボン酸と場合により無水フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバチ
ン酸、トリメリット酸のような他の多価カルボン酸より
なる酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどの多価アルコールとの重縮合反応によっ
て合成される。
不飽和ジカルボン酸を含んでいる不飽和ポリエステルも
(a)成分として使用することができる。不飽和ポリエ
ステルはFRPなどの成形用樹脂として大量に使用され
ており、周知のように無水マレイン酸、フマル酸のよう
なα,β−不飽和ジカルボン酸と場合により無水フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバチ
ン酸、トリメリット酸のような他の多価カルボン酸より
なる酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリ
スリトールなどの多価アルコールとの重縮合反応によっ
て合成される。
【0012】(a)成分として使用し得る他の樹脂の例
としてエポキシアクリレート樹脂がある。これは例えば
ビスフェノール型、ノボラック型などのエポキシ樹脂の
エポキシ環を(メタ)アクリル酸との反応により開環付
加することによって合成することができる。他の例とし
て、水酸基含有アクリル樹脂に例えばイソホロンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト等のポリイソシアネート化合物またはそのウレタンプ
レポリマーと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トを付加反応して得られるウレタンアクリレート樹脂が
ある。
としてエポキシアクリレート樹脂がある。これは例えば
ビスフェノール型、ノボラック型などのエポキシ樹脂の
エポキシ環を(メタ)アクリル酸との反応により開環付
加することによって合成することができる。他の例とし
て、水酸基含有アクリル樹脂に例えばイソホロンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト等のポリイソシアネート化合物またはそのウレタンプ
レポリマーと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トを付加反応して得られるウレタンアクリレート樹脂が
ある。
【0013】α,β−不飽和カルボニル基含有アクリル
樹脂は、エポキシ環の(メタ)アクリル酸による開環、
ヒドロキシル基の(メタ)アクリル酸によるアシル化な
どの反応を利用して合成することができる。例えば(メ
タ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有アクリル
系モノマーとそれ以外のアクリル系モノマーおよび/ま
たはアクリル系以外のエチレン性不飽和モノマーとの共
重合によって得られるエポキシ基含有アクリル樹脂に
(メタ)アクリル酸を反応させることによって合成する
ことができる。共重合に使用し得るアクリル系モノマー
としては、アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エ
チル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチ
ル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベンジ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルエ
ステル、PCL−FM−1(メタアクリル酸2−ヒドロ
キシエチルとポリカプロラクトンとの付加物、ダイセル
化学工業(株)製)、アクリルアミド、メチレンビスア
クリルアミド、アクリロニトリルなどがあり、非アクリ
ル系モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、イタコン酸、マレイン酸、酢酸ビニルなどがある。
樹脂は、エポキシ環の(メタ)アクリル酸による開環、
ヒドロキシル基の(メタ)アクリル酸によるアシル化な
どの反応を利用して合成することができる。例えば(メ
タ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有アクリル
系モノマーとそれ以外のアクリル系モノマーおよび/ま
たはアクリル系以外のエチレン性不飽和モノマーとの共
重合によって得られるエポキシ基含有アクリル樹脂に
(メタ)アクリル酸を反応させることによって合成する
ことができる。共重合に使用し得るアクリル系モノマー
としては、アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エ
チル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチ
ル、2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベンジ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルエ
ステル、PCL−FM−1(メタアクリル酸2−ヒドロ
キシエチルとポリカプロラクトンとの付加物、ダイセル
化学工業(株)製)、アクリルアミド、メチレンビスア
クリルアミド、アクリロニトリルなどがあり、非アクリ
ル系モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、イタコン酸、マレイン酸、酢酸ビニルなどがある。
【0014】カルボキシ基含有アクリル樹脂にグリシジ
ル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有アクリル
系モノマーを反応させてもよい。カルボキシ基含有アク
リル樹脂は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸な
どのカルボキシル基含有モノマーを前述したアクリル系
モノマーおよび必要に応じ非アクリル系モノマーと共重
合することによって合成することができる。
ル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有アクリル
系モノマーを反応させてもよい。カルボキシ基含有アク
リル樹脂は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸な
どのカルボキシル基含有モノマーを前述したアクリル系
モノマーおよび必要に応じ非アクリル系モノマーと共重
合することによって合成することができる。
【0015】アクリルポリオールには、アクリル酸また
はメタクリル酸またはその反応性誘導体(クロライドな
ど)によるアシル化、またはアクリル酸またはメタクリ
ル酸低級アルキルエステル、例えばメチルエステルとの
エステル交換反応によって、α,β−不飽和カルボニル
基を導入することができる。アクリルポリオールは、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ヒドロキシブチル、PLCFM−1などの水酸基含
有アクリルモノマーを他のアクリル系モノマーおよび/
または非アクリル系モノマーと共重合することによって
合成することができる。
はメタクリル酸またはその反応性誘導体(クロライドな
ど)によるアシル化、またはアクリル酸またはメタクリ
ル酸低級アルキルエステル、例えばメチルエステルとの
エステル交換反応によって、α,β−不飽和カルボニル
基を導入することができる。アクリルポリオールは、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ヒドロキシブチル、PLCFM−1などの水酸基含
有アクリルモノマーを他のアクリル系モノマーおよび/
または非アクリル系モノマーと共重合することによって
合成することができる。
【0016】使用し得る他の(a)成分としては、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートのようなポ
リエーテルアクリレート樹脂、両末端に3−メタクロイ
ルオキシプロピル基を有するポリジオルガノシロキサン
のような(メタ)アクリロイル基含有シリコーンオリゴ
マーおよびα,β−不飽和カルボニル含有含フッ素樹脂
である。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレートのようなポ
リエーテルアクリレート樹脂、両末端に3−メタクロイ
ルオキシプロピル基を有するポリジオルガノシロキサン
のような(メタ)アクリロイル基含有シリコーンオリゴ
マーおよびα,β−不飽和カルボニル含有含フッ素樹脂
である。
【0017】(a)成分として、上記の化合物または樹
脂を使用する場合、分子量は400〜100000、好
ましくは600〜10000、二重結合当量が80〜1
0000、好ましくは100〜1000であることが好
ましい。なお、本明細書において当量とは、官能基1個
あたりの分子量を意味する。
脂を使用する場合、分子量は400〜100000、好
ましくは600〜10000、二重結合当量が80〜1
0000、好ましくは100〜1000であることが好
ましい。なお、本明細書において当量とは、官能基1個
あたりの分子量を意味する。
【0018】(b)成分 (b)成分は、マロン酸エステルを結合したアクリルモ
ノマーを、先に(a)成分のアクリル樹脂に関して述べ
たアクリルモノマーおよび/または非アクリル系モノマ
ーと共重合することによって製造することができる。
ノマーを、先に(a)成分のアクリル樹脂に関して述べ
たアクリルモノマーおよび/または非アクリル系モノマ
ーと共重合することによって製造することができる。
【0019】マロン酸エステルを結合したアクリルモノ
マーは、特開平3−206012号に開示されているモ
ノマーでよいがそれに限らない。使用し得るマロン酸エ
ステル結合アクリルモノマーは、下記式で表されること
ができる。
マーは、特開平3−206012号に開示されているモ
ノマーでよいがそれに限らない。使用し得るマロン酸エ
ステル結合アクリルモノマーは、下記式で表されること
ができる。
【0020】
【化1】
【0021】式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は
炭素数2〜6のアルキレン基、R3は炭素数1〜10の
アルキル基、nは1〜10の整数である。好ましいモノ
マーは、上の式においてR2 =−CH2 CH2 −,n=
1,R4 =アルキルであるモノマーである。これらのモ
ノマーは、HEAやHEMAのようなヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートとマロン酸ジアルキルエステル
とのエステル交換反応によって製造することができる。
炭素数2〜6のアルキレン基、R3は炭素数1〜10の
アルキル基、nは1〜10の整数である。好ましいモノ
マーは、上の式においてR2 =−CH2 CH2 −,n=
1,R4 =アルキルであるモノマーである。これらのモ
ノマーは、HEAやHEMAのようなヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートとマロン酸ジアルキルエステル
とのエステル交換反応によって製造することができる。
【0022】さらにエチレンオキシドもしくはプロピレ
ンオキシド、またはテトラヒドロフランの開環付加重合
によって得られるポリオキシアルキレングリコールのモ
ノ(メタ)アクリレートと、上に述べたマロン酸ジアル
キルとのエステル交換によって得られるアクリル単量体
(n>1)を使用することができる。
ンオキシド、またはテトラヒドロフランの開環付加重合
によって得られるポリオキシアルキレングリコールのモ
ノ(メタ)アクリレートと、上に述べたマロン酸ジアル
キルとのエステル交換によって得られるアクリル単量体
(n>1)を使用することができる。
【0023】共重合に使用し得るアクリル系モノマーと
しては、アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、
2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベンジル、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルエステ
ル、アクリルアミド、メチレンビスアクリルアミド、ア
クリロニトリルなどがあり、非アクリル系モノマーとし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、イタコン酸、マ
レイン酸、酢酸ビニルなどがある。
しては、アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、
2−エチルヘキシル、ラウリル、フェニル、ベンジル、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルエステ
ル、アクリルアミド、メチレンビスアクリルアミド、ア
クリロニトリルなどがあり、非アクリル系モノマーとし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、イタコン酸、マ
レイン酸、酢酸ビニルなどがある。
【0024】マロン酸エステル結合アクリルモノマーの
重合体は、数平均分子量1,000〜50,000,特
に1,000〜10,000、活性メチレン基の活性水
素当量100〜10,000,特に150〜5,000
を有することが好ましい。
重合体は、数平均分子量1,000〜50,000,特
に1,000〜10,000、活性メチレン基の活性水
素当量100〜10,000,特に150〜5,000
を有することが好ましい。
【0025】(c)成分 周知のようにマイケル反応においては、メチレンに隣接
する2個のカルボニル基がメチレンプロトンの酸性度を
高め、エノレートアニオンを生成させるために通常強塩
基の存在を必要とする。本発明においても勿論強塩基を
触媒として使用することができる。
する2個のカルボニル基がメチレンプロトンの酸性度を
高め、エノレートアニオンを生成させるために通常強塩
基の存在を必要とする。本発明においても勿論強塩基を
触媒として使用することができる。
【0026】強塩基触媒は、アルカリ金属水酸化合物
(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、ア
ルカリ金属アルコキサイド(例えばナトリウムメトキサ
イド、カリウムエトキサイドなど)、第4級アンモニウ
ムヒドロキサイド(例えばテトラブチルアンモニウムヒ
ドロキサイド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロ
キサイドなど)、第4級アンモニウムカーボネート(例
えばテトラブチルアンモニウムカーボネート、ベンジル
トリメチルアンモニウムカーボネートなど)、3級アミ
ン(例えばジアザビシクロオクタン別名DABCOな
ど)、グアニジンおよびアミジン類(例えばテトラメチ
ルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデセン−7,ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン
−5など)、および3級フォスフィン(例えばトリフェ
ニルフォスフィンなど)がある。これらの強塩基触媒を
2種以上併用して用いてもよい。
(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど)、ア
ルカリ金属アルコキサイド(例えばナトリウムメトキサ
イド、カリウムエトキサイドなど)、第4級アンモニウ
ムヒドロキサイド(例えばテトラブチルアンモニウムヒ
ドロキサイド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロ
キサイドなど)、第4級アンモニウムカーボネート(例
えばテトラブチルアンモニウムカーボネート、ベンジル
トリメチルアンモニウムカーボネートなど)、3級アミ
ン(例えばジアザビシクロオクタン別名DABCOな
ど)、グアニジンおよびアミジン類(例えばテトラメチ
ルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデセン−7,ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン
−5など)、および3級フォスフィン(例えばトリフェ
ニルフォスフィンなど)がある。これらの強塩基触媒を
2種以上併用して用いてもよい。
【0027】第4級アンモニウム塩のうち、カウンター
アニオンがフッ素またはテトラヒドロボレートである4
級アンモニウム塩、例えばテトラブチルアンモニウムフ
ロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムフロライド
および対応するテトラヒドロボレートは、強塩基と同様
にそれ自体でマイケル反応の触媒であり、本発明におい
ても勿論使用することができる。
アニオンがフッ素またはテトラヒドロボレートである4
級アンモニウム塩、例えばテトラブチルアンモニウムフ
ロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムフロライド
および対応するテトラヒドロボレートは、強塩基と同様
にそれ自体でマイケル反応の触媒であり、本発明におい
ても勿論使用することができる。
【0028】以上述べた強塩基および第4級アンモニウ
ムフロライドはそれ自体触媒活性を有し、一液性組成物
に配合すると貯蔵安定性を害することもあるので、その
ため貯蔵安定性を有する一液性組成物を望む場合は、E
P−A−0448154に開示されているように、硬化
条件において揮発するか、または脱炭酸反応を起こすカ
ルボン酸でブロックした強塩基触媒を使用してもよい。
ムフロライドはそれ自体触媒活性を有し、一液性組成物
に配合すると貯蔵安定性を害することもあるので、その
ため貯蔵安定性を有する一液性組成物を望む場合は、E
P−A−0448154に開示されているように、硬化
条件において揮発するか、または脱炭酸反応を起こすカ
ルボン酸でブロックした強塩基触媒を使用してもよい。
【0029】貯蔵安定性を有する一液組成物は、本出願
人の特開平7−173262号に開示されているよう
に、(i)それ自体常温で触媒活性を有しない第4級ア
ンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩、または第3級ス
ルホニウム塩と、(ii)エポキシ化合物の組合せを使用
することができる。エポキシ化合物は独立した化合物と
して添加してもよく、または共有結合とによって(a)
成分もしくは(b)成分へ担持させてもよい。
人の特開平7−173262号に開示されているよう
に、(i)それ自体常温で触媒活性を有しない第4級ア
ンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩、または第3級ス
ルホニウム塩と、(ii)エポキシ化合物の組合せを使用
することができる。エポキシ化合物は独立した化合物と
して添加してもよく、または共有結合とによって(a)
成分もしくは(b)成分へ担持させてもよい。
【0030】種々のカチオン部分を有する4級アンモニ
ウム塩が使用し得るが、テトラアルキルアンモニウム
塩、トリアルキルアラルキルアンモニウム塩が入手し易
い。ピリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリンな
どの含窒素複素環化合物の4級アンモニウム塩を用いて
もよい。具体的にはテトラブチルアンモニウム、テトラ
メチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、トリ
メチルベンジルアンモニウム、テトラプロピルアンモニ
ウム、テトラヘキシルアンモニウム、テトラオクチルア
ンモニウム、テトラデシルアンモニウム、テトラヘキサ
デシルアンモニウム、トリエチルヘキシルアンモニウ
ム、2−ヒドロキシエチルトリメチルアンモニウム(コ
リン)、メチルトリオクチルアンモニウム、セチルトリ
メチルアンモニウム、2−クロルエチルトリメチルアン
モニウム、メチルピリジニウムなどがある。
ウム塩が使用し得るが、テトラアルキルアンモニウム
塩、トリアルキルアラルキルアンモニウム塩が入手し易
い。ピリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリンな
どの含窒素複素環化合物の4級アンモニウム塩を用いて
もよい。具体的にはテトラブチルアンモニウム、テトラ
メチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、トリ
メチルベンジルアンモニウム、テトラプロピルアンモニ
ウム、テトラヘキシルアンモニウム、テトラオクチルア
ンモニウム、テトラデシルアンモニウム、テトラヘキサ
デシルアンモニウム、トリエチルヘキシルアンモニウ
ム、2−ヒドロキシエチルトリメチルアンモニウム(コ
リン)、メチルトリオクチルアンモニウム、セチルトリ
メチルアンモニウム、2−クロルエチルトリメチルアン
モニウム、メチルピリジニウムなどがある。
【0031】アンモニウム塩のカウンターアニオンは前
記カチオン部分と安定な塩を形成するものから選ばれ、
フロライドを除くハライド、カルボキシレート、スルホ
ネート、サルフェート、ホスフェートなどである。具体
的にはアセテート、ラウレート、グリコレート、ベンゾ
エート、サリチレート、マレエート、フタレート、フロ
ライド、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、メタ
ンスルホネート、p−トルエンスルホネート、ドデシル
ベンゼンスルホネート、トリフレート、ナイトレート、
サルフェート、メトサルフェート、ホスフェート、ジ−
t−ブチルホスフェートなどがある。
記カチオン部分と安定な塩を形成するものから選ばれ、
フロライドを除くハライド、カルボキシレート、スルホ
ネート、サルフェート、ホスフェートなどである。具体
的にはアセテート、ラウレート、グリコレート、ベンゾ
エート、サリチレート、マレエート、フタレート、フロ
ライド、クロライド、ブロマイド、アイオダイド、メタ
ンスルホネート、p−トルエンスルホネート、ドデシル
ベンゼンスルホネート、トリフレート、ナイトレート、
サルフェート、メトサルフェート、ホスフェート、ジ−
t−ブチルホスフェートなどがある。
【0032】テトラブチルホスホニウムブロマイドのよ
うな4級ホスホニウム塩、およびトリメチルスルホニウ
ムアイオダイドのような3級スルホニウム塩も第4級ア
ンモニウム塩と同様に、使用することができる。
うな4級ホスホニウム塩、およびトリメチルスルホニウ
ムアイオダイドのような3級スルホニウム塩も第4級ア
ンモニウム塩と同様に、使用することができる。
【0033】これらオニウム塩のうち、アニオンがサリ
チル酸のようなフェノール性水酸基を有する芳香族カル
ボン酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸の
ような多塩基性カルボン酸、硝酸、リン酸、硫酸、亜硫
酸、酸性リン酸エステル、またはスルホン酸のアニオン
であるオニウム塩は、単独ではマイケル付加反応に対し
て触媒活性を有しないが、エポキシ基の共存下通常用い
られる焼付条件下加熱することにより満足な触媒活性を
発揮する。一方、貯蔵安定性にもすぐれている。
チル酸のようなフェノール性水酸基を有する芳香族カル
ボン酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸の
ような多塩基性カルボン酸、硝酸、リン酸、硫酸、亜硫
酸、酸性リン酸エステル、またはスルホン酸のアニオン
であるオニウム塩は、単独ではマイケル付加反応に対し
て触媒活性を有しないが、エポキシ基の共存下通常用い
られる焼付条件下加熱することにより満足な触媒活性を
発揮する。一方、貯蔵安定性にもすぐれている。
【0034】例えば自動車の2コート/1ベーク塗装の
ように、ベースコートの上に本発明の組成物をクリヤー
トップコートとしてウエット・オン・ウエットで塗装
し、同時に焼付ける場合、触媒がベースコートへ移行し
てクリヤーコートの硬化性が低下する場合が見られる。
そのような場合、(a)成分または(b)成分へ共有結
合し得る官能基を持っている第4級アンモニウム塩を使
用することによってベースコートへの触媒の移行を避け
ることができる。
ように、ベースコートの上に本発明の組成物をクリヤー
トップコートとしてウエット・オン・ウエットで塗装
し、同時に焼付ける場合、触媒がベースコートへ移行し
てクリヤーコートの硬化性が低下する場合が見られる。
そのような場合、(a)成分または(b)成分へ共有結
合し得る官能基を持っている第4級アンモニウム塩を使
用することによってベースコートへの触媒の移行を避け
ることができる。
【0035】例えば、(a)成分または(b)成分がア
クリル酸もしくはメタクリル酸を共重合することによっ
て遊離カルボキシル基を持っている場合、グリシジル基
を持っている第4級アンモニウム塩、例えばグリシジル
トリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイドを
共有結合によって(a)成分または(b)成分へ化学的
に結合することができる。これらはあらかじめカルボキ
シル基を持った(a)成分または(b)成分へ結合させ
てもよいし、または独立して組成物へ添加してもよい。
クリル酸もしくはメタクリル酸を共重合することによっ
て遊離カルボキシル基を持っている場合、グリシジル基
を持っている第4級アンモニウム塩、例えばグリシジル
トリメチルアンモニウムクロライドまたはブロマイドを
共有結合によって(a)成分または(b)成分へ化学的
に結合することができる。これらはあらかじめカルボキ
シル基を持った(a)成分または(b)成分へ結合させ
てもよいし、または独立して組成物へ添加してもよい。
【0036】他の方法として、アクリロイル基またはメ
タクリロイル基を持ったアンモニウム塩、例えば2−
(メタクリロイルオキシ)エチルトリメチルアンモニウ
ムクロライドもしくはブロマイドを使用する方法があ
る。これらの4級アンモニウムモノマーは共重合によっ
て(a)成分または(b)成分へ化学的に結合すること
ができる。また独立して組成物へ添加しても、(a)成
分の活性メチレン基と反応し、焼付時にベースコート層
への移動が少なくなる。
タクリロイル基を持ったアンモニウム塩、例えば2−
(メタクリロイルオキシ)エチルトリメチルアンモニウ
ムクロライドもしくはブロマイドを使用する方法があ
る。これらの4級アンモニウムモノマーは共重合によっ
て(a)成分または(b)成分へ化学的に結合すること
ができる。また独立して組成物へ添加しても、(a)成
分の活性メチレン基と反応し、焼付時にベースコート層
への移動が少なくなる。
【0037】独立した化合物として添加する場合、好ま
しいエポキシ化合物はグリシジルエーテル類(例えばフ
ェニルグリシジルエーテル、ビスフェノール型エポキシ
樹脂、エピクロルヒドリンと多価アルコールとの反応生
成物)、グリシジルエステル類(例えば安息香酸グリシ
ジル、(メタ)アクリル酸グリシジルおよびポリマ
ー)、脂環式エポキシ化合物類(例えば4−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)メトキシカルボニル−1,2
−エポキシシクロヘキサン、3,4−エポキシシクロヘ
キサンメタノールの(メタ)アクリレートおよびそのポ
リマー)、およびα−オレフィンエポキサイド類(例え
ばエポキシヘキサデカン)である。
しいエポキシ化合物はグリシジルエーテル類(例えばフ
ェニルグリシジルエーテル、ビスフェノール型エポキシ
樹脂、エピクロルヒドリンと多価アルコールとの反応生
成物)、グリシジルエステル類(例えば安息香酸グリシ
ジル、(メタ)アクリル酸グリシジルおよびポリマ
ー)、脂環式エポキシ化合物類(例えば4−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)メトキシカルボニル−1,2
−エポキシシクロヘキサン、3,4−エポキシシクロヘ
キサンメタノールの(メタ)アクリレートおよびそのポ
リマー)、およびα−オレフィンエポキサイド類(例え
ばエポキシヘキサデカン)である。
【0038】エポキシ化合物として上記化合物または樹
脂を使用する場合、分子量は400〜100000、特
に400〜10000、エポキシ当量が200〜100
000、特に200〜5000であることが好ましい。
脂を使用する場合、分子量は400〜100000、特
に400〜10000、エポキシ当量が200〜100
000、特に200〜5000であることが好ましい。
【0039】エポキシ化合物を共有結合によって(a)
成分または(b)成分へ担持させる方法としては、
(a)成分のエポキシ樹脂またはエポキシ基含有アクリ
ル系樹脂に化学量論値より少ない(メタ)アクリル酸を
反応させてエポキシ基の一部を残す方法、(b)成分の
アクリル系樹脂の合成に際し、共重合モノマーとしてグ
リシジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル
(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキサ
ンメタノールの(メタ)アクリレートを使用する方法が
ある。
成分または(b)成分へ担持させる方法としては、
(a)成分のエポキシ樹脂またはエポキシ基含有アクリ
ル系樹脂に化学量論値より少ない(メタ)アクリル酸を
反応させてエポキシ基の一部を残す方法、(b)成分の
アクリル系樹脂の合成に際し、共重合モノマーとしてグ
リシジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル
(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキサ
ンメタノールの(メタ)アクリレートを使用する方法が
ある。
【0040】硬化性樹脂組成物 本発明の硬化性樹脂成分は、二重結合およびそれへ付加
すべき活性水素原子に関し、(a)成分および(b)成
分を2:1〜1:2、好ましくは1.5:1〜1:1.
5の当量比で含むべきである。(c)成分は(a)成分
および(b)成分合計に対し0.1〜10.0当量%、
好ましくは0.2〜5.0当量%添加される。
すべき活性水素原子に関し、(a)成分および(b)成
分を2:1〜1:2、好ましくは1.5:1〜1:1.
5の当量比で含むべきである。(c)成分は(a)成分
および(b)成分合計に対し0.1〜10.0当量%、
好ましくは0.2〜5.0当量%添加される。
【0041】これらの成分は慣用の塗料用有機溶剤に溶
解または分散される。使用し得る溶剤の例は、ヘキサ
ン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素;トルエンおよび
キシレンのような芳香族炭化水素;適度な沸点範囲を有
する種々の石油留分;酢酸ブチル、エチレングリコール
ジアセテートおよび2−エチルヘキシルアセテートのよ
うなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノンのようなケ
トン類、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルお
よびエチレングリコールジブチルエーテルのようなエー
テル類;ブタノールおよびメトキシプロパノールのよう
なアルコール類;およびこれら溶剤の混合物がある。
解または分散される。使用し得る溶剤の例は、ヘキサ
ン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素;トルエンおよび
キシレンのような芳香族炭化水素;適度な沸点範囲を有
する種々の石油留分;酢酸ブチル、エチレングリコール
ジアセテートおよび2−エチルヘキシルアセテートのよ
うなエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノンのようなケ
トン類、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメ
チルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルお
よびエチレングリコールジブチルエーテルのようなエー
テル類;ブタノールおよびメトキシプロパノールのよう
なアルコール類;およびこれら溶剤の混合物がある。
【0042】本発明の組成物を塗料に調製する場合、体
質顔料、着色顔料、たれ防止剤、紫外線吸収剤などの慣
用の塗料用添加剤を含むことができる。塗料は塗装後塗
膜を常温で放置するか、または塗膜を100〜200
℃、特に120〜150℃に加熱すれば架橋反応によっ
て硬化し、硬い塗膜を形成する。
質顔料、着色顔料、たれ防止剤、紫外線吸収剤などの慣
用の塗料用添加剤を含むことができる。塗料は塗装後塗
膜を常温で放置するか、または塗膜を100〜200
℃、特に120〜150℃に加熱すれば架橋反応によっ
て硬化し、硬い塗膜を形成する。
【0043】以下に合成例、実施例および比較例により
本発明を例証する。これらにおいて「部」および「%」
は重量基準による。
本発明を例証する。これらにおいて「部」および「%」
は重量基準による。
【0044】合成例1 表1に示すモノマー及び開始剤を混合し、デカンター、
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた4つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約5400、活性メチレン当量200
であった。
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた4つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分49.4%、GPCに
よる数平均分子量約5400、活性メチレン当量200
であった。
【0045】合成例2〜10 表1および表2に示すモノマー及び開始剤を混合し、デ
カンター、コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた
4つ口フラスコ内にキシレン360部を仕込んだ中に1
10℃で3時間かけて滴下した。その後110℃で0.
5時間熟成した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペ
ルオキシオクテート)2部、キシレン40部を混合し、
110℃で0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成
した。得られたアクリル樹脂溶液は不揮発分およびGP
Cによる数平均分子量、活性メチレン当量およびエポキ
シ当量を表1および表2に示した。
カンター、コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた
4つ口フラスコ内にキシレン360部を仕込んだ中に1
10℃で3時間かけて滴下した。その後110℃で0.
5時間熟成した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペ
ルオキシオクテート)2部、キシレン40部を混合し、
110℃で0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成
した。得られたアクリル樹脂溶液は不揮発分およびGP
Cによる数平均分子量、活性メチレン当量およびエポキ
シ当量を表1および表2に示した。
【0046】合成例11〜15(比較例用) 表3に示すモノマー及び開始剤を混合し、デカンター、
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた4つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分およびGPCによる数
平均分子量、活性メチレン当量およびエポキシ当量を表
3に示した。
コンデンサー、攪拌棒、滴下ロートを備えた4つ口フラ
スコ内にキシレン360部を仕込んだ中に110℃で3
時間かけて滴下した。その後110℃で0.5時間熟成
した。さらにカヤエステルO(t−ブチルペルオキシオ
クテート)2部、キシレン40部を混合し、110℃で
0.5時間かけて滴下した後1.5時間熟成した。得ら
れたアクリル樹脂溶液は不揮発分およびGPCによる数
平均分子量、活性メチレン当量およびエポキシ当量を表
3に示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】実施例1 合成例1で合成した樹脂溶液405部(樹脂固形分20
0部)、ペンタエリスリトールトリアクリレート(以下
PETAと略す)50部、テトラブチルアンモニウムブ
ロミド(TBABr)2部、紫外線吸収剤(チバガイギ
ー社製チヌビンT−384)10部、光安定剤(チバガ
イギー社製サノールLS−440)5部を混合し、均一
に溶解した。この溶液をブリキ板上に#40のバーコー
ターを用いて塗布し、乾燥器中において140℃で20
分硬化させた。ゲル分率は、得られた塗膜をアセトン/
メタノール=1/1の混合溶剤に常温で48時間浸漬し
た際の浸漬前後の重量変化から算出した。S−UV試験
5サイクル後の塗膜の黄変の状態を以下の基準で目視評
価した。 ◎:異常がない ○:わずかに黄変が認められる △:黄変が認められる ×:黄変が著しい 結果を表4に示す。
0部)、ペンタエリスリトールトリアクリレート(以下
PETAと略す)50部、テトラブチルアンモニウムブ
ロミド(TBABr)2部、紫外線吸収剤(チバガイギ
ー社製チヌビンT−384)10部、光安定剤(チバガ
イギー社製サノールLS−440)5部を混合し、均一
に溶解した。この溶液をブリキ板上に#40のバーコー
ターを用いて塗布し、乾燥器中において140℃で20
分硬化させた。ゲル分率は、得られた塗膜をアセトン/
メタノール=1/1の混合溶剤に常温で48時間浸漬し
た際の浸漬前後の重量変化から算出した。S−UV試験
5サイクル後の塗膜の黄変の状態を以下の基準で目視評
価した。 ◎:異常がない ○:わずかに黄変が認められる △:黄変が認められる ×:黄変が著しい 結果を表4に示す。
【0051】実施例2〜30 (a)成分、(b)成分および(c)成分の配合を表4
〜9のように変更したことを除き、実施例1に従った。
結果を表4〜9に示す。
〜9のように変更したことを除き、実施例1に従った。
結果を表4〜9に示す。
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】比較例1〜20 (a)成分、(b)成分および(c)成分の配合を表1
0〜13のように変更したことを除き、実施例1に従っ
た。これらは実施例1〜20に対応する。結果を表10
〜12に示す。
0〜13のように変更したことを除き、実施例1に従っ
た。これらは実施例1〜20に対応する。結果を表10
〜12に示す。
【0059】
【表10】
【0060】
【表11】
【0061】
【表12】
【0062】
【表13】
【0063】実施例31 リン酸亜鉛処理した厚さ0.8mmのダル鋼板に、カチ
オン電着塗料(日本ペイント社製パワートップPU−5
0)を乾燥膜厚約25μmに電着塗装し、その上に中塗
り塗料(日本ペイント社製オルガP−2シーラー)を乾
燥膜厚約40μmにエヤースプレー塗装し、140℃で
30分間焼付けた。次に以下の配合のハイソリッドベー
ス塗料を乾燥膜厚約16μmになるようにエヤースプレ
ー塗装し、約7分間セッティングした。
オン電着塗料(日本ペイント社製パワートップPU−5
0)を乾燥膜厚約25μmに電着塗装し、その上に中塗
り塗料(日本ペイント社製オルガP−2シーラー)を乾
燥膜厚約40μmにエヤースプレー塗装し、140℃で
30分間焼付けた。次に以下の配合のハイソリッドベー
ス塗料を乾燥膜厚約16μmになるようにエヤースプレ
ー塗装し、約7分間セッティングした。
【0064】ベース塗料の配合 アルペースト7160N(東洋アルミ社製アルミフレーク 10部 ペースト、アルミフレーク含量65%) アクリル樹脂ワニス(不揮発分80%,OH価100,酸 50部 価80,Mn1800) サイメル202(三井サイテック社製メラミン樹脂、不揮 10部 発分80%) サイメル327(同上、不揮発分90%) 10部 イソプロピルアルコール 7部
【0065】次に、実施例1のクリヤー塗料をフォード
カップ#4で30秒に粘度調整し、乾燥膜厚が約40μ
mになるようにウエット・オン・ウェットで静電塗装
し、約7分間セッティング後140℃で25分間焼付け
し、2コート1ベークで複合塗膜を形成した。
カップ#4で30秒に粘度調整し、乾燥膜厚が約40μ
mになるようにウエット・オン・ウェットで静電塗装
し、約7分間セッティング後140℃で25分間焼付け
し、2コート1ベークで複合塗膜を形成した。
【0066】比較例21 クリヤー塗料を比較例1のクリヤー塗料に変更したこと
を除き、実施例31と同様にして2コート1ベークによ
り複合塗膜を形成した。
を除き、実施例31と同様にして2コート1ベークによ
り複合塗膜を形成した。
【0067】耐候性試験 実施例31および比較例21で作成した複合塗膜につ
き、実施例1と同様にS−UV試験5サイクル後の塗膜
の黄変の状態を観察した。実施例31の塗膜は比較例2
1の塗膜に比較して明らかに黄変の程度が少なかった。
き、実施例1と同様にS−UV試験5サイクル後の塗膜
の黄変の状態を観察した。実施例31の塗膜は比較例2
1の塗膜に比較して明らかに黄変の程度が少なかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/07 C08L 83/07 101/02 101/02 C09D 133/14 C09D 133/14 167/06 167/06 171/02 171/02 175/04 175/04 183/07 183/07 // C08F 8/00 C08F 8/00 C08G 61/00 C08G 61/00 C09D 4/02 C09D 4/02
Claims (10)
- 【請求項1】(a)分子内に複数のα,β−不飽和カル
ボニル基を有する成分、 (b)分子内に複数のマロン酸エステルペンダント基を
有するアクリル重合体、および (c)マイケル反応を促進する触媒を含んでいることを
特徴とする硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】前記(a)成分が、多価アルコールの(メ
タ)アクリレートエステル、不飽和ポリエステル樹脂、
ポリエステルアクリレート樹脂、エポキシアクリレート
樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、α,β−不飽和カル
ボニル基含有アクリル樹脂、ポリエーテルアクリレート
樹脂、(メタ)アクリロイル基含有シリコーンオリゴマ
ーまたはα,β−不飽和カルボニル含有含フッ素樹脂で
ある請求項1の組成物。 - 【請求項3】前記(b)成分が、マロン酸の一方のカル
ボキシキル基がヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トまたはポリオキシアルキレングリコールモノ(メタ)
アクリレートでエステル化され、他方のカルボキシル基
がアルキルエステル化されたアクリル単量体の重合体で
ある請求項1の組成物。 - 【請求項4】前記(c)成分が、強塩基触媒,第4級ア
ンモニウムフロライドまたは第4級アンモニウムテトラ
ヒドロボレートである請求項1の組成物。 - 【請求項5】強塩基触媒が、アルカリ金属の水酸化物お
よびアルコキサイド、第4級アンモニウムヒドロオキサ
イドおよびカーボネート、3級アミン、グアニジン、ア
ミジン、3級フォスフィン、およびそれらの混合物から
選ばれる請求項4の組成物。 - 【請求項6】前記(c)成分が、(i)それ自体触媒活
性を有しない第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウ
ム塩および第3級スルホニウム塩から選ばれたオニウム
塩と、(ii)独立して添加した、または前記(a)成分
もしくは(b)成分へ共有結合によって担持したエポキ
シ化合物との組合せである請求項1の組成物。 - 【請求項7】前記オニウム塩のカチオンが、テトラアル
キルアンモニウム、トリアルキルアラルキルアンモニウ
ム、アルキルピリジニウム、テトラアルキルホスホニウ
ムまたはトリアルキルスルホニウムカチオンであり、 前記オニウム塩のアニオンが、フッ素を除くハライドア
ニオン、または一塩基性カルボン酸、多塩基性カルボン
酸、硝酸、スルホン酸、硫酸、酸性硫酸エステル、亜硫
酸、リン酸もしくは酸性リン酸エステルから誘導される
アニオンである請求項6の組成物。 - 【請求項8】前記エポキシ化合物のエポキシ基が、グリ
シジル基、脂環式エポキシ基、α−オレフィンエポキサ
イドである請求項6の組成物。 - 【請求項9】前記第4級アンモニウム塩が、前記(a)
成分もしくは(b)成分と反応して共有結合し得る官能
基を持っている反応性第4級アンモニウム塩である請求
項6の組成物。 - 【請求項10】請求項1ないし9のいずれかの硬化性樹
脂組成物をビヒクルとして含む塗料。
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JP15154696 | 1996-05-22 | ||
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