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JPH1042361A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

Info

Publication number
JPH1042361A
JPH1042361A JP8192100A JP19210096A JPH1042361A JP H1042361 A JPH1042361 A JP H1042361A JP 8192100 A JP8192100 A JP 8192100A JP 19210096 A JP19210096 A JP 19210096A JP H1042361 A JPH1042361 A JP H1042361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
ringing
wireless
incoming call
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8192100A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Mitsuoka
広昌 三岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP8192100A priority Critical patent/JPH1042361A/ja
Publication of JPH1042361A publication Critical patent/JPH1042361A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線子機の着信鳴動の要否に応じて自動的に
着信音の鳴動・非鳴動を制御する。 【解決手段】 無線子機5が映画館等の静粛を要するエ
リアに存在する場合は、そのエリアに設置されている基
地局4から子機5の位置登録時にその子機5に対して着
信音送出禁止情報を送信して設定させる。この場合、子
機5では着信時には着信鳴動を行わずに着信に自動応答
して相手のメッセージを録音再生部61に録音する。従
って、着信時には着信音が鳴動せず、周囲に与える迷惑
を回避できる。また、上記以外のエリアに子機5が存在
する場合は着信音送出禁止情報が設定されないことから
着信時に着信音が鳴動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交換機,基地局及び
無線子機等からなる携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の携帯電話システムでは、基地局
側から無線信号による着信データが到来すると、無線子
機側ではこの着信データを受信してブザー等を鳴動させ
着信を報知するようにしている。ここで無線子機側でキ
ーボードの所定キーを操作すると、これが応答データと
して基地局側へ返送され、これにより無線子機の着信応
答通話が実現する。
【0003】このように、この種の携帯電話システム
は、無線子機の所持者がどのような場所に居てもその所
持者に呼び出しを行って通話できるため、近年急速に普
及しつつある。しかし、無線子機側では着信が到来する
と無条件に着信音を鳴動するため、周囲に迷惑を与える
という問題がある。このため無線子機に切替スイッチを
設け、所持者が着信鳴動をさせたくない場所でその切替
スイッチを操作することで、着信時に着信音を鳴動させ
ないようにすることも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無線子機の所
持者が切替スイッチの操作を忘れると、着信鳴動をさせ
たくないときに着信鳴動して周囲に迷惑を与えるという
問題を生じている。従って本発明は、無線子機の着信鳴
動の要否に応じて自動的に着信音の鳴動・非鳴動を制御
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、無線子機が着信音送出禁止エリアに
存在するか否かを基地局からの着信音送出禁止情報に基
づいて検出する検出手段と、無線子機への着信時には検
出手段の検出出力に応じて無線子機への着信音の鳴動及
び非鳴動の何れかの制御を行う制御手段とを設けたもの
である。従って、着信時には着信音送出禁止情報に応
じ、無線子機の着信音の鳴動及び非鳴動の何れかの制御
が行われる。また、着信に自動応答して応答メッセージ
を送出後相手からの用件メッセージを録音する留守番機
能部と、無線子機への着信時には検出手段の検出出力に
応じ無線子機への着信音を鳴動させるか着信音を非鳴動
として留守番機能部を動作させるかの何れか一方の制御
を行う制御手段とを設けたものである。従って、着信時
には着信音送出禁止情報に応じ自動的に着信音の鳴動及
び留守番機能部の動作の何れか一方の制御が行われる。
また、検出手段,留守番機能部及び制御手段を無線子機
に設けたものである。また、検出手段,留守番機能部及
び制御手段を交換機に設けたものである。また、基地局
は無線子機の位置登録時に着信音送出禁止情報を送信し
て検出手段に検出させるものである。また、基地局は交
換機から予め着信音送出禁止情報を受信し記憶するもの
である。また、無線子機は基地局から着信音送出禁止情
報を受信したときに発信動作を禁止するものである。ま
た、検出手段が基地局から着信音の送出禁止を解除する
着信音送出禁止解除情報を検出したときに留守番機能部
に相手からの用件メッセージが録音されている場合はこ
の用件メッセージを無線子機に再生制御するものであ
る。また、検出手段が基地局から着信音送出禁止解除情
報を検出したときに相手からの用件メッセージが録音さ
れている場合は用件メッセージ録音があることを表示す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図3は、本発明の携帯電話システムを構
成する交換機100のブロック図である。交換機100
は外線Lを介し後述の基地局(無線基地局)を加入者と
して収容する加入者インタフェース101と、通話路ス
イッチであるスイッチ102と、他の交換機に対し中継
線103を介して信号の送受を行うための中継インタフ
ェース104と、以上の各部を制御する中央制御装置1
05と、メモリ106とからなる。なお、加入者インタ
フェース101内には契約した各加入者に対して留守番
機能サービスを行うための録音再生部101Aが設けら
れている。
【0007】次に図2は、交換機100に加入者装置と
して接続される基地局4の構成を示すブロック図であ
る。基地局4は、後述の無線子機との間で無線通信を行
う無線送受信部41、無線子機側からの受信データを復
調するモデム復調器42、チャネルコーディック43,
45、音声信号のデジタル/アナログ変換を行う音声コ
ーディック44、基地局4側からの受信データを変調し
て無線送受信部41へ送出するモデム変調器46、無線
子機側との通信制御を行う無線処理用CPU47、交換
機100との通信制御を行う回線処理用CPU48、交
換機100との通信インタフェースである回線インタフ
ェース49、基地局4のIDコードが格納されるIDR
OM50A、及びメモリ50Bからなる。
【0008】また、無線送受信部41は、アンテナスイ
ッチ411、受信アンプ412、第1ミキサ413、第
2ミキサ414、中間周波発生部415、直交変調器4
16、第3ミキサ417、送信アンプ418、及び第1
〜第3ミキサと直交変調器の周波数を制御するシンセサ
イザ419からなる。ここで、受信アンプ412及び送
信アンプ418にはそれぞれ減衰器(アッテネータ)4
12A,418Aが内蔵され、無線処理用CPU47に
より制御される。即ち、基地局4の無線エリアが映画館
を含む場合は、映画館内に存在する無線子機のみが基地
局からの電波を受信できるように、基地局4のCPU4
7は基地局と映画館との間の距離に応じて各減衰器の値
を制御し電波強度を調整する。
【0009】つまり、基地局4と映画館との距離が大の
場合は基地局4の送信電波及び受信電波の各出力レベル
を大きくし、距離が小の場合は送信電波及び受信電波の
レベルを小さくするように調整する。この調整値は、具
体的には、基地局4が映画館内の無線子機へ発信を行
い、その発信に対する無線子機からの応答電波の強度、
或いは映画館内の無線子機の発信電波を無線送受信部4
1内の中間周波発生部415を介してCPU47が電圧
レベルとして検出することで予めメモリ50Bに設定さ
れる。そして、以降はこのメモリ50の設定値に応じた
強度の電波が基地局4から発信される。
【0010】ところで無線処理用CPU47は、無線子
機5からの操作情報等を示す制御データを、無線送受信
部41,モデム復調器42及びチャネルコーディック4
3を介して受信すると、この制御データを回線処理用C
PU48に送信する。回線処理用CPU48はこの制御
データを回線インタフェース49を介して交換機100
側へ送信する。一方、回線処理用CPU48が回線イン
タフェース49を介して交換機100側から制御データ
を受信すると、この制御データを無線処理用CPU47
へ送信する。無線処理用CPU47は受信した制御デー
タをチャネルコーディック45へ送る。この結果、その
制御データは、チャネルコーディック45,モデム変調
器46及び無線送受信部41を介して無線子機側へ送信
される。
【0011】このような制御データの流れに対して、無
線送受信部41,モデム復調器42及びチャネルコーデ
ィック43を経由する無線子機側からの音声データは音
声コーディック44に送出される。そして音声コーディ
ック44でアナログ信号に変換され回線インタフェース
49を介して交換機100側へ送信される。また、回線
インタフェース49を介する交換機100側からの音声
信号は音声コーディック44でデジタル信号に変換さ
れ、チャネルコーディック45,モデム変調器46及び
無線送受信部41を経由して無線子機側へ送信される。
【0012】図1は基地局4に無線接続される無線子機
5の構成を示すブロック図である。同図に示すように、
無線子機5は基地局4の無線送受信部41と同様構成の
無線送受信部51、モデム復調器52、チャネルコーデ
ィック53,55、音声コーディック54、及びモデム
復調器56を有している。また、無線子機5の制御を行
うCPU57には、ダイヤルキー等のキーボード58、
IDコードを格納するIDROM59、バイブモータ着
信機構部60、音声信号の録音再生を行う録音再生部6
1、表示部62、及び着信時に鳴動するブザー63(着
信鳴動部)がそれぞれ接続される構成となっている。さ
らに音声コーディック54にはレシーバ64及びマイク
65が接続されている。
【0013】なお、無線送受信部41内の受信アンプ5
12及び送信アンプ518には、基地局4と同様、それ
ぞれ減衰器512A,518Aが内蔵され、CPU57
により制御される。即ち、無線子機5の所持者が基地局
4の無線エリア(例えば、映画館)に入って後述する位
置登録を行う際に基地局4からの受信電波の強度を中間
周波発生部515を介して検出すると、CPU57は減
衰器512A,518Aを制御し、その受信電波レベル
に応じた適切な送信電波及び受信電波の各レベルを調整
する。
【0014】ところで、基地局4はPHS(パーソナル
・ハンディホン・システム)の基地局であり、無線子機
5はPHS無線電話機である。このようなPHSシステ
ムの基地局4では無線子機5の位置登録を行うために無
線送受信部の制御チャネルを介して定期的にIDROM
50A内の自身のIDコードを送信している。ここで無
線子機5の所持者が基地局4の無線エリアに入り基地局
4からのIDコードを受信すると、無線子機5は基地局
4に対しIDROM59内の自身のIDコードを返送す
る。この結果、基地局4が無線子機5のIDコードをメ
モリ50Bに登録するとともに交換機100側へ送信し
て登録させ、かつ無線子機5のメモリ57Aに自身のI
Dを含む位置登録データを登録させることで無線子機5
の位置登録が行われる。
【0015】こうして基地局4において無線子機5の位
置登録が行われた後で、基地局4が無線子機5宛の着信
を検出すると、着信データを位置登録した無線子機5に
送って着信を報知する。また、基地局4では位置登録さ
れた無線子機4の発信動作も許容する。ここで例えば着
信時に無線子機5においてブザー63が着信鳴動する
と、場所によっては周囲に迷惑を与えるという問題があ
る。即ち、無線子機5の所持者が例えば映画館で映画鑑
賞中に着信があった場合にブザー63が着信鳴動する
と、周囲に多大な迷惑を与える。
【0016】そこで、基地局4が映画館等に設置されて
いる場合は、交換機100から基地局4に対して着信非
鳴動情報を送信して設定させる。即ち、交換機100の
メモリ106には各基地局のIDと対に、着信鳴動情報
や着信非鳴動情報などの着信音を鳴動させるか否かの情
報が予め記憶されており、基地局の設置時にその基地局
のIDが送られてくると、中央制御装置105はメモリ
106を検索してそのIDに対応して着信非鳴動情報が
セットされているか否かをチェックし、着信非鳴動情報
がセットされていれば該当基地局に着信非鳴動情報を送
信する。この場合、基地局4の無線処理用CPU47は
回線処理用CPU48を介してこの着信非鳴動情報を受
信するとメモリ50Bに設定すると共に、無線子機5の
位置登録を行うときに、その着信非鳴動情報を無線子機
5に送信して記憶させる。
【0017】通常、基地局4が無線子機5の位置登録を
行う場合、そのIDコードはPHSの報知チャネルBC
CHにより無線子機5側へ送信されている。従って、基
地局4ではメモリ50Bに主装置1からの着信非鳴動情
報が設定されている場合は、その報知チャネルBCCH
によりIDコードを含む位置登録データと同時にその着
信非鳴動情報を無線子機5側へ送信する。無線子機5の
CPU57は、着信非鳴動情報を受信すると内蔵メモリ
57Aに設定する。この場合、基地局4側から着信時に
送信される着信データを受信すると、内蔵メモリ57A
に着信非鳴動情報が設定されていることを確認のうえブ
ザー63による着信鳴動を行わずに、表示部62に着信
を表示する。そして、一定時間経過後にこの着信に自動
的に応答して「ただいま、電話に出られませんので用件
のある方はピーという音が鳴りましたら用件をお話くだ
さい」旨の応答メッセージを送出し、録音再生部61を
起動して録音再生部61に相手からの用件メッセージを
録音させる。そして表示部62に用件メッセージが録音
中の旨を表示する。従って、映画館等の場所では着信音
が鳴動しないことから周囲に与える迷惑を防止できる。
【0018】この場合、無線子機5の所持者は、表示部
62の表示状況から用件メッセージが録音されているこ
とを確認すると無線子機5のキーボード58内の再生キ
ーを操作する。すると、録音再生部61の用件メッセー
ジが再生されてレシーバ64または図示しないスピーカ
から送出され、相手からの用件メッセージを聴取するこ
とができる。なお、基地局4に着信非鳴動情報を設定す
る場合、交換機100側からその情報を送信して設定す
るようにしているが、基地局4にスイッチを設けてスイ
ッチの切り替えにより設定しても良い。
【0019】図4は無線子機5のCPU57の着信モー
ドの設定動作及び着信時の動作を示すフローチャートで
ある。このフローチャートに従って本発明の要部動作を
詳細に説明する。基地局4では、その無線エリアに映画
館を含む場合は上述したように予め調整された電波強度
で位置登録データ等を送信している。ここで、ステップ
S1で無線子機5の電源が投入されると、CPU57は
起動されて処理を開始する。この場合、CPU57はま
ずステップS2で基地局4から上述の着信非鳴動情報を
含む位置登録データの受信の有無を判断する。そして位
置登録データが受信され、かつそのデータの中に着信非
鳴動情報が含まれている場合はステップS2で「N」と
判定する。このような場合は、無線子機5は例えば映画
館等に設置されている基地局4の無線エリアに入ってい
るということで、ステップS3でメモリ57Aに着信モ
ードとして着信音を鳴動しない留守番モードを設定す
る。
【0020】このようにして留守番モードが設定された
後、ステップS3で基地局4からの着信の有無を判断す
る。そして基地局4から着信がありその着信データをス
テップS4で受信すると、ステップS5では応答データ
を基地局4側へ送信することによりこの着信に応答する
と共に、録音再生部61を起動して相手への応答メッセ
ージの送出及び相手からの用件メッセージの録音を行
う。次に、相手のメッセージの録音が終了した後この無
線子機5を携帯したまま所持者が他の基地局の無線エリ
アに移動するエリア移動(ローミング)がステップS6
で行われると、CPU57はステップS7で再度、位置
登録データの受信の有無を判断する。
【0021】そして、新たな基地局から着信非鳴動情報
を含む位置登録データを受信すると、ステップS7の
「位置登録データのみ受信」を「N」と判定する。この
場合CPU57はステップS3に処理を戻して、再度の
着信の有無を判断し、着信が到来した場合はこれに自動
応答して相手からの用件メッセージの録音を行う。ま
た、新たな基地局から位置登録データのみが受信された
場合はステップS7の「位置登録データのみ受信」を
「Y」と判定する。この場合CPU57はステップS8
でメモリ57Aに留守番モードの代わりに着信音モード
を設定する。
【0022】そしてステップS9に移行して、表示部6
2に「用件メッセージの録音あり」の表示を行って無線
子機5の所持者に相手からの用件メッセージが録音され
ている旨を報知する。この録音報知に気づいて所持者が
キーボードの再生キーを操作すると、ステップS10で
その用件メッセージを再生し、所持者に相手からの用件
メッセージを伝達する。その後、新たな基地局から着信
データをステップS11で受信すると、ステップS12
では、ブザー63を駆動してブザー63を着信鳴動させ
る。
【0023】なお、電源投入時に基地局から位置登録デ
ータのみが受信され着信非鳴動情報が受信できない場合
は、ステップS2の「位置登録データのみ受信」を
「Y」と判定する。そしてステップS13で同様にメモ
リ57に着信音モードを設定し、この場合着信データを
ステップS14で受信すると、ステップS15でブザー
63から同様に着信音を鳴動させる。また、着信非鳴動
情報を含む位置登録データを受信したときに、着信がな
くかつその間にエリア移動がステップS16で行われる
と、CPU57はステップS17で再度、位置登録デー
タの受信の有無を判断する。そして、新たな基地局から
位置登録データのみが受信されると、ステップS13で
着信音モードを設定し、着信時には着信音を鳴動させる
と共に、着信非鳴動情報を含む位置登録データが受信さ
れるとステップS3へ処理を戻して着信時に留守番動作
を行わせる。
【0024】このように無線子機5の存在位置に応じ
て、着信時に着信音を鳴動させるか、或いは留守番動作
をさせるかを自動的に選択するようにしたものである。
この結果、無線子機5の所持者が映画館等の静粛なエリ
アに居る場合は、その場所に設置されている基地局から
その無線子機5の位置登録時に着信非鳴動情報が伝達さ
れて設定されることから、着信時に無線子機5では着信
鳴動を行わずに留守番動作を行うことができ、従って周
囲に与える迷惑を回避できると共に、無線子機5の所持
者に確実に用件を伝達できる。
【0025】以上の動作は、無線子機5に録音再生部6
1を設けて着信時に留守番動作を行う例であるが、次の
図5及び図6は、交換機100側に設けられた録音再生
部101Aにより留守録を行う場合の動作を示すフロー
チャートである。まず、図5(a)のフローチャートに
示す基地局4の動作から説明する。基地局4が映画館等
を含むエリアに設置された場合は、交換機側からの情報
に基づいてステップS21でメモリ50Bにこの基地局
が発着信禁止エリアに設置されている旨を示す情報を設
定すると共に、交換機100側に録音再生部101Aが
設置されていることを示す交換機留守録モードを設定す
る。また、上述したように予め調整された強度で電波を
発信する。
【0026】そして、次のステップS22で無線子機5
に対し、メモリ50Bに設定されている発着信禁止エリ
ア情報及び交換機留守録モード情報を位置登録データと
ともに送信する。ここでその基地局4のエリアに移動し
てきた無線子機5から位置登録データをステップS23
で受信すると、基地局4は無線子機5の位置登録を行う
と共に、ステップS24でこの登録無線子機5のID
と、留守番設定データとを交換機100へ送信しその子
機への着信時に留守番動作が行われるようにする。
【0027】ところで、位置登録を行ったその無線子機
5が他の基地局のエリア(発着信禁止エリアではないエ
リア)に移動するか、或いはその無線子機5の電源がオ
フされたことがステップS25で検出されると、交換機
100に対しステップS26でその登録無線子機5の発
着信可能エリア情報を送信してその無線子機5への着信
を有効とするように制御させる。
【0028】このような基地局4の動作に応動する交換
機100では図5(b)のステップS31において、そ
の基地局4から登録無線子機5のIDと留守録設定デー
タとを受信すると、これをメモリ106に記憶する。そ
してその登録無線子機5に対する着信があると、ステッ
プS32でその着信に自動的に応答して録音再生部10
1Aに相手の用件メッセージを録音する。
【0029】その後、ステップS33で他の基地局(発
着信可能エリアの基地局)からその登録無線子機5の位
置登録情報を受信すると、メモリ106に記憶されてい
るその無線子機5の留守録設定データをステップS34
で消去しその無線子機5の留守録モードを解除して、着
信音モードを設定する。そして、録音再生部101A内
にその登録無線子機5宛の用件メッセージが録音されて
いるか否かをステップS35で判断し、その無線子機5
宛の用件メッセージが録音されている場合は、基地局4
を介して該当無線子機5を呼び出ししてステップS36
で用件メッセージの録音の旨を報知する。ここで、該当
無線子機5の応答を検出するとステップS37で録音再
生部101A内の用件メッセージを再生して無線子機5
側に送信し聴取させる。
【0030】次に、図5(a),(b)に示す基地局及
び交換機の各動作に応動する無線子機5の動作を図6の
フローチャートに基づいて説明する。ステップS41で
電源が投入されると、ステップS42では基地局4から
上述の発着信禁止エリア情報及び交換機留守録モード情
報を含む位置登録データの受信の有無を判断する。ここ
で、位置登録データが受信され、かつそのデータの中に
発着信禁止エリア情報及び交換機留守録モード情報が含
まれている場合はステップS42で「N」と判定する。
この場合は、無線子機5は例えば映画館等に設置されて
いる基地局4の無線エリアに入っているということで、
ステップS43でメモリ57Aに発着信禁止エリア情報
及び交換機留守録モード情報を設定すると共に、基地局
4に対し自身のIDを返送して登録させる位置登録を行
う。
【0031】次に、この無線子機5を携帯したまま所持
者が他の基地局の無線エリアに移動するエリア移動がス
テップS44で行われると、CPU57はステップS7
で再度、位置登録データの受信の有無を判断し、その基
地局側から発着信禁止エリア情報及び交換機留守録モー
ド情報を含む位置登録データを受信すると、ステップS
43へ戻って同様の処理を行う。即ち、無線子機5が発
着信禁止エリアの基地局間を移動している場合は、無線
子機5はステップS42〜ステップS45間の各処理を
反復実行している。そしてこの間は無線子機5に対する
着信及び無線子機5の発信は禁止され、無線子機5宛に
着信があった場合は交換機100側で相手からの用件メ
ッセージが録音される。
【0032】このような状況のときに、基地局から位置
登録データのみが受信されステップS45で「Y」と判
定すると、CPU57はメモリ57Aにその基地局のI
Dを登録する位置登録をステップS46で行い、かつ着
信モードとして着信音モードを設定する。ここで、この
時点までに交換機100側にこの無線子機5への用件メ
ッセージが既に録音されステップS48で「Y」となる
場合は、交換機100から上述したように用件録音あり
を報知する呼び出しが行われ、この結果、ステップS4
9でその旨の着信が無線子機5に到来し、子機5の表示
部62にその旨の着信表示が行われる。そして無線子機
5の所持者がこれに気づいて応答操作を行うと、これが
交換機100に伝達されてステップS50でその用件メ
ッセージ再生され、無線子機5へ送信される所持者に聴
取される。その後、ステップS51で通常の発着信モー
ドに移行する。従って、以降は無線子機5の発着信が許
容され、着信時には着信音が鳴動する。
【0033】一方、基地局から位置登録データのみが受
信されステップS42の「位置登録データのみ受信」を
「Y」と判定すると、CPU57はステップS52でメ
モリ57Aにその基地局のIDを登録する位置登録を行
うと共に、ステップS53で発着信禁止モードの代わり
に着信音モードを設定する。そしてステップS51で通
常の発着信モードに移行し、通常の発着信動作を行う。
【0034】このように、映画館等の静粛性が要求され
るエリアに存在する無線子機5への着信時には、交換機
100側に設けられた録音再生部101Aによりその無
線子機5宛のメッセージを留守録音するようにして着信
音を鳴動させないようにしたものである。なお、本実施
の形態では、基地局4が無線子機5の位置登録時に着信
非鳴動情報や発着信禁止エリア情報等を無線子機5側へ
送信して設定させているが、無線子機5への着信時にこ
れらの情報を送信するようにしても良く、この場合、無
線子機5ではこれらの情報のメモリ57Aへの設定を省
略できる。また、本実施の形態では無線子機5または交
換機100に録音再生部を設けるようにしたが、基地局
に設けるようにしても良い。
【0035】また、本実施の形態では基地局の無線エリ
アに映画館を含む場合は、映画館内に存在する無線子機
のみに電波が受信できるように予め基地局側でその送信
電波強度を調整し、調整した電波強度で発着信禁止エリ
ア情報等を送信しているが、基地局側で映画館内の無線
子機の存在を認識することでその子機のみに発着信禁止
エリア情報等を送信することもできる。即ち、基地局4
ではまず映画館内の無線子機からの発信電波の強度を予
め検出してメモリ50Bに設定しておき、次に無線エリ
ア内の各無線子機からの電波強度を入力したときにその
入力値と設定値とを比較することで、その子機が映画館
内に存在するか否かを認識することができる。そして、
入力した電波強度が設定値とほぼ一致したIDを有する
子機に対してのみ上記発着信禁止エリア情報等を送信し
て、着信時に留守番機能を動作させるようにする。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、着
信時には着信音送出禁止情報に応じ、無線子機の着信音
の鳴動及び非鳴動の何れかの制御を行うようにしたの
で、無線子機が例えば映画館等の静粛性を要するエリア
に存在する場合は、基地局から着信音送出禁止情報が送
信されることから、着信時に着信音は鳴動せず、従って
周囲に与える迷惑を防止することができる。また、着信
時には着信音送出禁止情報の有無に応じ自動的に着信音
鳴動部及び留守番機能部の何れか一方の動作を制御する
ようにしたので、例えば映画館等のエリアでは着信時に
は留守番機能部による着信報知が可能になる。また、基
地局は無線子機の位置登録時に着信音送出禁止情報を無
線子機または交換機に送信するようにしたので、適切な
送信タイミングで着信音送出禁止情報を送信できる。ま
た、基地局は交換機から予め着信音送出禁止情報を受信
し記憶するようにしたので、基地局には的確な情報を設
定できる。また、無線子機は基地局から着信音送出禁止
情報を受信したときに発信動作を禁止するので、上記の
静粛性を要求されるエリアでは子機の発信も禁止され、
従って周囲に与える迷惑を完全に防止できる。また、基
地局から着信音送出禁止解除情報を検出したときに相手
からの用件メッセージが録音されている場合はこの用件
メッセージを再生するようにしたので、該当子機への着
信時に周囲に迷惑を与えずに的確に子機へ用件を伝達で
きる。また、基地局から着信音送出禁止解除情報を検出
したときに相手からの用件メッセージが録音されている
場合は用件メッセージの録音の旨を表示するようにした
ので、無線子機の所持者に対し着信時に用件メッセージ
が録音されたことを確実に報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話システムを構成する無線子
機のブロック図である。
【図2】 上記システムを構成する基地局のブロック図
である。
【図3】 上記システムを構成する交換機のブロック図
である。
【図4】 無線子機の要部動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】 基地局及び交換機の要部動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】 無線子機の他の動作例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
4…基地局、5…無線子機、41,51…無線送受信
部、47,48,57…CPU、50A,59…IDR
OM、50B,57A,106…メモリ、61,101
A…録音再生部、62…表示部、63…ブザー、100
…交換機、105…中央制御装置、L…外線。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線エリアを有する基地局と、基地局に
    有線回線を介して接続される交換機と、基地局に無線接
    続されると共に、着信音を鳴動する着信音鳴動部を有す
    る無線子機とからなる携帯電話システムにおいて、 無線子機が着信音送出禁止エリアに存在するか否かを前
    記基地局からの着信音送出禁止情報に基づいて検出する
    検出手段と、無線子機への着信時には前記検出手段の検
    出出力に応じて該無線子機への着信音の鳴動及び非鳴動
    の何れかの制御を行う制御手段とを備えたことを特徴と
    する携帯電話システム。
  2. 【請求項2】 無線エリアを有する基地局と、基地局に
    有線回線を介して接続される交換機と、基地局に無線接
    続されると共に、着信音を鳴動する着信音鳴動部を有す
    る無線子機とからなる携帯電話システムにおいて、 着信に自動応答して応答メッセージ送出後相手からの用
    件メッセージを録音する留守番機能部と、無線子機が着
    信音送出禁止エリアに存在するか否かを前記基地局から
    の着信音送出禁止情報に基づいて検出する検出手段と、
    無線子機への着信時には前記検出手段の検出出力に応じ
    て該無線子機への着信音を鳴動させるか着信音を非鳴動
    として前記留守番機能部を動作させるかの何れか一方の
    制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする携帯電
    話システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記検出手段,留守番機能部及び制御手段を無線子機に
    設けたことを特徴とする携帯電話システム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記検出手段,留守番機能部及び制御手段を交換機に設
    けたことを特徴とする携帯電話システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 基地局は無線子機の位置登録時に前記着信音送出禁止情
    報を送信して前記検出手段に検出させることを特徴とす
    る携帯電話システム。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 基地局は交換機から予め前記着信音送出禁止情報を受信
    し記憶することを特徴とする携帯電話システム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 無線子機は基地局から前記着信音送出禁止情報を受信し
    たときに発信動作を禁止することを特徴とする携帯電話
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 前記検出手段が基地局から前記着信音の送出禁止を解除
    する着信音送出禁止解除情報を検出したときに留守番機
    能部に相手からの用件メッセージが録音されている場合
    はこの用件メッセージを無線子機に再生制御することを
    特徴とする携帯電話システム。
  9. 【請求項9】 請求項2において、 前記検出手段が基地局から前記着信音の送出禁止を解除
    する着信音送出禁止解除情報を検出したときに留守番機
    能部に相手からの用件メッセージが録音されている場合
    は用件メッセージ録音のあることを示す表示を行うこと
    を特徴とする携帯電話システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2366140A (en) * 2000-02-03 2002-02-27 Nec Corp Portable radio communication apparatus having a discrete call signal arrival indicating function and a response function
JP2005048951A (ja) * 2004-07-28 2005-02-24 Ntn Corp 動圧型軸受ユニット

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