JPH1033584A - 涙道挿管器具 - Google Patents
涙道挿管器具Info
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- JPH1033584A JPH1033584A JP8214093A JP21409396A JPH1033584A JP H1033584 A JPH1033584 A JP H1033584A JP 8214093 A JP8214093 A JP 8214093A JP 21409396 A JP21409396 A JP 21409396A JP H1033584 A JPH1033584 A JP H1033584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lacrimal
- lacrimal canal
- intubation device
- central
- central member
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting in contact-lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
- A61F9/00772—Apparatus for restoration of tear ducts
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plastic & Reconstructive Surgery (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 涙道内での安定性が良く、涙道内への挿入も
容易であって、留置後に涙点や涙小管に裂傷が生じる恐
れが無い涙道再建用、涙点プラグの代わりとして、ある
いは緑内障、ぶどう膜炎、結膜炎、角膜炎、全身疾患な
どの治療のためのドラグデリバリーシステムとして用い
る涙道挿管器具を提供する。 【解決手段】 2つの端部材51と2つの端部材51の
間に配置される1つの中央部材50と、2つの端部材5
1と中央部材50を連結する2つの連結部材71から構
成され、消息子91を挿入するための2つの切れ込み5
5を有し、端部材51がパイプ材で形成され、その終端
がステンレス等の補強部材で補強された盲端53になっ
ていて、連結部材71は端部材51や中央部材50より
しなやかで、連結部材71の外径は端部材51や中央部
材50の外径より小さくなっており、中央部材50や端
部材51に薬物を含ませたり、中央部材50の中央に薬
物放出装置25を装着したりして、ドラグデリバリーシ
ステムとしても利用できる涙道挿管器具。
容易であって、留置後に涙点や涙小管に裂傷が生じる恐
れが無い涙道再建用、涙点プラグの代わりとして、ある
いは緑内障、ぶどう膜炎、結膜炎、角膜炎、全身疾患な
どの治療のためのドラグデリバリーシステムとして用い
る涙道挿管器具を提供する。 【解決手段】 2つの端部材51と2つの端部材51の
間に配置される1つの中央部材50と、2つの端部材5
1と中央部材50を連結する2つの連結部材71から構
成され、消息子91を挿入するための2つの切れ込み5
5を有し、端部材51がパイプ材で形成され、その終端
がステンレス等の補強部材で補強された盲端53になっ
ていて、連結部材71は端部材51や中央部材50より
しなやかで、連結部材71の外径は端部材51や中央部
材50の外径より小さくなっており、中央部材50や端
部材51に薬物を含ませたり、中央部材50の中央に薬
物放出装置25を装着したりして、ドラグデリバリーシ
ステムとしても利用できる涙道挿管器具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、涙道閉塞や涙道の炎
症や結膜炎や角膜炎やぶどう膜炎やドライアイや緑内障
の治療のための涙道内挿管器具に関する。
症や結膜炎や角膜炎やぶどう膜炎やドライアイや緑内障
の治療のための涙道内挿管器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、涙液は涙腺19から
分泌され、涙道を通って下鼻道に排出される。涙道は、
上涙点11、下涙点12、上涙小管13、下涙小管1
4、総涙小管15、涙嚢16、鼻涙管17からなり、鼻
涙管17の下端は下鼻道に開いている。緑内障の治療に
用いられているピロカルピンなどの点眼薬は、涙道を通
ってすぐに排出されてしまうのが問題となっており、こ
の排出を抑えるために、点眼後数分間、上涙点11、下
涙点12を指で圧迫することも行われている。
分泌され、涙道を通って下鼻道に排出される。涙道は、
上涙点11、下涙点12、上涙小管13、下涙小管1
4、総涙小管15、涙嚢16、鼻涙管17からなり、鼻
涙管17の下端は下鼻道に開いている。緑内障の治療に
用いられているピロカルピンなどの点眼薬は、涙道を通
ってすぐに排出されてしまうのが問題となっており、こ
の排出を抑えるために、点眼後数分間、上涙点11、下
涙点12を指で圧迫することも行われている。
【0003】点眼されたピロカルピンなどの薬物はまず
涙液と混合されるが、この時点で、角膜と眼瞼の間のス
ペースを超過した薬液は、眼外に涙と共に流れ去る。ま
た超過した薬液の一部は、涙道を通り、鼻腔へ向けて流
れ去る。
涙液と混合されるが、この時点で、角膜と眼瞼の間のス
ペースを超過した薬液は、眼外に涙と共に流れ去る。ま
た超過した薬液の一部は、涙道を通り、鼻腔へ向けて流
れ去る。
【0004】眼に残留した薬物は涙液で希釈され、指数
関数的に薬物は消失してゆき、その半減期は3〜8分と
報告されている。たとえば Mishima et a
l:Determination of tear v
olume and tear flow. Inve
st Ophthalmol 5:264,1966.
を参照。さらに点眼された薬物は、角膜を通して角膜と
水晶体の間のスペースにある眼房水に流入するが、その
量は極めて少ない。緑内障は角膜と水晶体間を占める眼
房水の慢性的な流出入異常が原因である。そのため治療
薬は角膜を通過して持続的に眼房水に流入するのが望ま
しい。たとえば川口健夫、他『眼粘膜投与剤形とそのメ
カニズム』薬局39:1287,1988.を参照。
関数的に薬物は消失してゆき、その半減期は3〜8分と
報告されている。たとえば Mishima et a
l:Determination of tear v
olume and tear flow. Inve
st Ophthalmol 5:264,1966.
を参照。さらに点眼された薬物は、角膜を通して角膜と
水晶体の間のスペースにある眼房水に流入するが、その
量は極めて少ない。緑内障は角膜と水晶体間を占める眼
房水の慢性的な流出入異常が原因である。そのため治療
薬は角膜を通過して持続的に眼房水に流入するのが望ま
しい。たとえば川口健夫、他『眼粘膜投与剤形とそのメ
カニズム』薬局39:1287,1988.を参照。
【0005】点眼投与は、決して理想的な薬物投与方法
とはいえない。とくに、点眼した薬物が眼内に移行し、
所期の治療効果を発揮することを目的とする場合、点眼
された薬物のうち、眼内にはわずかに数パーセントが移
行するにすぎないこと、さらに眼内に移行した薬物濃度
は15〜60分後に最高値に達した後、時間とともに指
数関数的に減少する。奏効器(effector si
te)の薬物濃度がある程度以下に低下すると、薬物の
治療効果が失われる。点眼された薬物の眼内移行量は、
一般に投与量に依存する。点眼により投与した薬物の治
療効果をある程度持続させるためには、効果を得るのに
必要最小量をはるかに越えた多量を一度に投与すること
(overdosing)が必要である。さらに、眼内
薬物濃度が治療効果を発揮するには、不十分なレベルに
低下した少量投与状態(underdosing)で再
び多量の薬物投与(overdosing)を行うの
が、現在われわれが行っている点眼療法である。点眼療
法は、必要量をはるかに越えた薬物投与を行っているこ
とから、不経済であるのみならず、薬剤の局所的ならび
に全身的副作用の発生の危険性が大きいこと、少量投与
(underdosing)の期間は、十分な治療効果
が得られないこと、患者自身が点眼を行うことから、患
者の自発的な協力(compliance)に依存する
ところが大きいこと、などの短所をもっている。たとえ
ば北澤克明『Ocusertの効果と使用法』眼科2
6:925−928,1984.を参照。
とはいえない。とくに、点眼した薬物が眼内に移行し、
所期の治療効果を発揮することを目的とする場合、点眼
された薬物のうち、眼内にはわずかに数パーセントが移
行するにすぎないこと、さらに眼内に移行した薬物濃度
は15〜60分後に最高値に達した後、時間とともに指
数関数的に減少する。奏効器(effector si
te)の薬物濃度がある程度以下に低下すると、薬物の
治療効果が失われる。点眼された薬物の眼内移行量は、
一般に投与量に依存する。点眼により投与した薬物の治
療効果をある程度持続させるためには、効果を得るのに
必要最小量をはるかに越えた多量を一度に投与すること
(overdosing)が必要である。さらに、眼内
薬物濃度が治療効果を発揮するには、不十分なレベルに
低下した少量投与状態(underdosing)で再
び多量の薬物投与(overdosing)を行うの
が、現在われわれが行っている点眼療法である。点眼療
法は、必要量をはるかに越えた薬物投与を行っているこ
とから、不経済であるのみならず、薬剤の局所的ならび
に全身的副作用の発生の危険性が大きいこと、少量投与
(underdosing)の期間は、十分な治療効果
が得られないこと、患者自身が点眼を行うことから、患
者の自発的な協力(compliance)に依存する
ところが大きいこと、などの短所をもっている。たとえ
ば北澤克明『Ocusertの効果と使用法』眼科2
6:925−928,1984.を参照。
【0006】たとえば塩酸ピロカルピンの点眼剤は眼圧
降下作用があるため、緑内障治療薬として古くから用い
られているが、実際に実施可能な6時間ごとの点眼が一
般に行われている。この方法では眼前房内ピロカルピン
濃度の振幅はきわめて大きい。これはある程度の効果持
続時間をもたせるためには多量投与(overdosi
ng)がやむを得ないことに基づく。多量投与(ove
rdosing)はピロカルピンの眼圧降下作用を増強
させるが、同時に副作用も増強させる。ピロカルピンの
副作用としては、近視化、縮瞳による暗黒感がある。毛
様体筋を収縮させるため近視となり、遠方が見えにくく
なる。若年者では眼鏡補正の必要なこともある。また、
縮瞳をおこすため、患者は暗黒感を訴えるようになり、
夜間の車の運転が困難となる。また白内障患者ではとく
に視力低下が強められる。さらに、点眼したものが涙道
を経て鼻腔へ排出され、粘膜から吸収されるが、これに
よって発汗、唾液分泌増加、嘔吐、下痢などの全身的副
作用があげられる。たとえば新家 真『オキサート眼科
用治療システム』日本臨床47:1357−1362,
1989.を参照。
降下作用があるため、緑内障治療薬として古くから用い
られているが、実際に実施可能な6時間ごとの点眼が一
般に行われている。この方法では眼前房内ピロカルピン
濃度の振幅はきわめて大きい。これはある程度の効果持
続時間をもたせるためには多量投与(overdosi
ng)がやむを得ないことに基づく。多量投与(ove
rdosing)はピロカルピンの眼圧降下作用を増強
させるが、同時に副作用も増強させる。ピロカルピンの
副作用としては、近視化、縮瞳による暗黒感がある。毛
様体筋を収縮させるため近視となり、遠方が見えにくく
なる。若年者では眼鏡補正の必要なこともある。また、
縮瞳をおこすため、患者は暗黒感を訴えるようになり、
夜間の車の運転が困難となる。また白内障患者ではとく
に視力低下が強められる。さらに、点眼したものが涙道
を経て鼻腔へ排出され、粘膜から吸収されるが、これに
よって発汗、唾液分泌増加、嘔吐、下痢などの全身的副
作用があげられる。たとえば新家 真『オキサート眼科
用治療システム』日本臨床47:1357−1362,
1989.を参照。
【0007】以上のように、治療効果を持続させるため
には有効量以上の頻回の点眼が必要であり、持続的な望
ましい眼圧を維持することが困難であった。ピロカルピ
ンの副作用を軽減するために考えられたのが図2に示す
オキュサート(Ocusert)25である。オキュサ
ート25は米国のALZA社により開発された薬物投与
システムで、米国では1974年より、日本では198
1年より(藤沢薬品から)市場提供されている。図2に
示されるように、オキュサート25は楕円形の高分子膜
21と辺縁部の白色の支持体24と薬物貯蔵部22から
なる。高分子膜21と白色の支持体24はエチレンビニ
ルアセテート共重合体でできている。薬物貯蔵部22は
ピロカルピンコア22で、これは塩酸ピロカルピンとア
ルギン酸を囲んだ製剤である。高分子膜21は薬物放出
調節膜21として働き、結膜に1回挿入するだけで、1
週間にわたって涙液中に少しずつピロカルピンを放出す
る。エチレンビニルアセテート共重合体は化学的にはポ
リエチレンに類似し、透明な柔軟性膜を構成し、物質に
対して選択的な透過性を有する。酸化チタン(Ti
O2 )は白色顔料で支持体24にしみ込まされている。
先述のアルギン酸は海草より分離された粘性物質で、ピ
ロカルピンの担体として使われている。オキュサート2
5にはP−20とP−40の2種類がある。オキュサー
トP−20は1週間にわたり涙液中に1時間につき20
μgの割合で、P−40は1時間につき40μgの割合
で塩酸ピロカルピンを放出する。オキュサートP−40
の膜21にはピロカルピンのエチレンビニルアセテート
共重合体膜21よりの放出性を高めるためにジ(2−エ
チルヘキシル)フタレート(2)2mgが加えられてい
る。たとえば鈴木徳治『製剤の進歩による新しい薬剤』
内科49:696−701,1982.参照。
には有効量以上の頻回の点眼が必要であり、持続的な望
ましい眼圧を維持することが困難であった。ピロカルピ
ンの副作用を軽減するために考えられたのが図2に示す
オキュサート(Ocusert)25である。オキュサ
ート25は米国のALZA社により開発された薬物投与
システムで、米国では1974年より、日本では198
1年より(藤沢薬品から)市場提供されている。図2に
示されるように、オキュサート25は楕円形の高分子膜
21と辺縁部の白色の支持体24と薬物貯蔵部22から
なる。高分子膜21と白色の支持体24はエチレンビニ
ルアセテート共重合体でできている。薬物貯蔵部22は
ピロカルピンコア22で、これは塩酸ピロカルピンとア
ルギン酸を囲んだ製剤である。高分子膜21は薬物放出
調節膜21として働き、結膜に1回挿入するだけで、1
週間にわたって涙液中に少しずつピロカルピンを放出す
る。エチレンビニルアセテート共重合体は化学的にはポ
リエチレンに類似し、透明な柔軟性膜を構成し、物質に
対して選択的な透過性を有する。酸化チタン(Ti
O2 )は白色顔料で支持体24にしみ込まされている。
先述のアルギン酸は海草より分離された粘性物質で、ピ
ロカルピンの担体として使われている。オキュサート2
5にはP−20とP−40の2種類がある。オキュサー
トP−20は1週間にわたり涙液中に1時間につき20
μgの割合で、P−40は1時間につき40μgの割合
で塩酸ピロカルピンを放出する。オキュサートP−40
の膜21にはピロカルピンのエチレンビニルアセテート
共重合体膜21よりの放出性を高めるためにジ(2−エ
チルヘキシル)フタレート(2)2mgが加えられてい
る。たとえば鈴木徳治『製剤の進歩による新しい薬剤』
内科49:696−701,1982.参照。
【0008】オキュサート25は従来の点眼剤に比べ、
挿入が週1回でよいので、1日に数回の点眼の煩わしさ
が避けられる。これによれば就寝時の眼圧コントロール
が可能である。オキュサート25は眼内薬物量を一定に
保つことが不可能な点眼剤と異なり、一定の有効薬物量
を維持し、安定した眼圧調節効果を示す。それにより、
塩酸ピロカルピンの投与による縮瞳などの副作用を避け
られる。薬物の総投与量は点眼剤に比べてはるかに少な
い。このような利点を有しているが、しかし、オキュサ
ートは後述の諸問題があり、普及するに至らず、わが国
においては1994年3月頃からほとんど使用されなく
なっている。
挿入が週1回でよいので、1日に数回の点眼の煩わしさ
が避けられる。これによれば就寝時の眼圧コントロール
が可能である。オキュサート25は眼内薬物量を一定に
保つことが不可能な点眼剤と異なり、一定の有効薬物量
を維持し、安定した眼圧調節効果を示す。それにより、
塩酸ピロカルピンの投与による縮瞳などの副作用を避け
られる。薬物の総投与量は点眼剤に比べてはるかに少な
い。このような利点を有しているが、しかし、オキュサ
ートは後述の諸問題があり、普及するに至らず、わが国
においては1994年3月頃からほとんど使用されなく
なっている。
【0009】ドライアイは涙腺19から分泌される涙液
量が少ないために起こる病気で、涙液が涙道に排出され
てゆくのを防止するために、上涙点11、下涙点12を
焼灼して塞いだり、涙点プラグで塞いだりすることが行
われている。また涙道内にシリコーンチューブを留置す
る方法は、涙道閉塞の治療のために有効な治療法であ
る。しかし、クロフォード法に代表される従来のシリコ
ーンチューブ留置法においては、その挿入方法が難し
く、留置されたシリコーンチューブに十分な安定性がな
いため、一般には普及していない。従来のシリコーンチ
ューブはチューブの中央部の柔軟性が不十分であった。
したがって、その中央部をピンセットで持ち上げても逆
U字型に強く折れ曲がることがなかった。このチューブ
の中央部分の弾力性が涙道内の不安定性の一因となって
いた。またクロフォード法ではチューブの先端を鼻腔内
で結び、鼻涙管下端の開口部の大きさより大きな結び目
をつくり、そのまま放置する構成になっていた。しか
し、鼻涙管下端の開口部の大きさを確認することは困難
である。また結び目が鼻涙管下端の開口部より小さいと
きは、結び目が上方に移動して涙嚢内に入ってしまう難
点もあった。涙小管の径が非常に小さいため、一度涙嚢
に入った結び目を抜去することは非常に困難であった。
量が少ないために起こる病気で、涙液が涙道に排出され
てゆくのを防止するために、上涙点11、下涙点12を
焼灼して塞いだり、涙点プラグで塞いだりすることが行
われている。また涙道内にシリコーンチューブを留置す
る方法は、涙道閉塞の治療のために有効な治療法であ
る。しかし、クロフォード法に代表される従来のシリコ
ーンチューブ留置法においては、その挿入方法が難し
く、留置されたシリコーンチューブに十分な安定性がな
いため、一般には普及していない。従来のシリコーンチ
ューブはチューブの中央部の柔軟性が不十分であった。
したがって、その中央部をピンセットで持ち上げても逆
U字型に強く折れ曲がることがなかった。このチューブ
の中央部分の弾力性が涙道内の不安定性の一因となって
いた。またクロフォード法ではチューブの先端を鼻腔内
で結び、鼻涙管下端の開口部の大きさより大きな結び目
をつくり、そのまま放置する構成になっていた。しか
し、鼻涙管下端の開口部の大きさを確認することは困難
である。また結び目が鼻涙管下端の開口部より小さいと
きは、結び目が上方に移動して涙嚢内に入ってしまう難
点もあった。涙小管の径が非常に小さいため、一度涙嚢
に入った結び目を抜去することは非常に困難であった。
【0010】そこで、本発明者は、全長が80〜130
mmであり、中央部の20〜40mmの部分が細くしな
やかになったチューブを発明した。このチューブは中央
部が細くかつしなやかで、その両端が太く硬めになって
いて、中央部を持ち上げると重力で楽に逆U字型に湾曲
する構成になっている。したがって、このチューブは従
来のシリコーンチューブと比較して安定性が格段に優れ
ていて抜け出しが起こることは非常にまれである。ま
た、このチューブは両端が盲端となっていて、消息子を
挿入する切れ目を有するので、涙道内への挿入も容易で
ある。さらに抜去も容易にできる等の利点も有してい
る。本発明者はこのチューブを100例以上の涙道閉塞
の症例に適用したが、涙道内での安定性がよく、抜け出
しがまれであることが確認されている。また、このチュ
ーブはドライアイや緑内障の治療の一助として、涙道を
塞いだり狭くしたりするためにも有用であることを確認
している。また従来の涙点プラグにおいては、その安定
性が悪いため抜け出したりすることが多く、涙点プラグ
の先端の刺激で涙小管閉塞を起こすことが多かったが、
涙点プラグの代わりにこのチューブを用いると、抜け出
したり涙小管閉塞を起こしたりすることはまれである。
mmであり、中央部の20〜40mmの部分が細くしな
やかになったチューブを発明した。このチューブは中央
部が細くかつしなやかで、その両端が太く硬めになって
いて、中央部を持ち上げると重力で楽に逆U字型に湾曲
する構成になっている。したがって、このチューブは従
来のシリコーンチューブと比較して安定性が格段に優れ
ていて抜け出しが起こることは非常にまれである。ま
た、このチューブは両端が盲端となっていて、消息子を
挿入する切れ目を有するので、涙道内への挿入も容易で
ある。さらに抜去も容易にできる等の利点も有してい
る。本発明者はこのチューブを100例以上の涙道閉塞
の症例に適用したが、涙道内での安定性がよく、抜け出
しがまれであることが確認されている。また、このチュ
ーブはドライアイや緑内障の治療の一助として、涙道を
塞いだり狭くしたりするためにも有用であることを確認
している。また従来の涙点プラグにおいては、その安定
性が悪いため抜け出したりすることが多く、涙点プラグ
の先端の刺激で涙小管閉塞を起こすことが多かったが、
涙点プラグの代わりにこのチューブを用いると、抜け出
したり涙小管閉塞を起こしたりすることはまれである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
チューブの両端は涙道の働きによって鼻腔の方に引っ張
られる。このため図3に示すように、チューブ中央部の
細くしなやかな部分40が涙点や涙小管に食い込んで、
涙点や涙小管に裂傷41が生じる場合があった。裂傷は
涙点に触れるチューブの中央部が細く硬いほど生じ易
い。チューブ中央部が比較的太くても、その材質が軟ら
かすぎる場合には、チューブ中央部は引っ張られ、細く
硬くなってしまうため、裂傷41が生じ易い。またチュ
ーブの中央部を形成する材質が軟らかすぎる場合には、
その中央部をピンセットでつまんで持ち上げたとき、チ
ューブが強い逆U字型になるが、そのようなチューブを
使用すると裂傷41が生じやすい。また、図4に示すよ
うに、チューブ挿入時に、チューブの先端部の壁42が
消息子91の先端93で突き破られることがまれでな
く、このようなことはチューブの壁をつくる材質の硬度
が小さいほど、またその肉厚が薄いほど起こりやすい。
また涙道にチューブを留置すると感染が起こりやすくな
る。
チューブの両端は涙道の働きによって鼻腔の方に引っ張
られる。このため図3に示すように、チューブ中央部の
細くしなやかな部分40が涙点や涙小管に食い込んで、
涙点や涙小管に裂傷41が生じる場合があった。裂傷は
涙点に触れるチューブの中央部が細く硬いほど生じ易
い。チューブ中央部が比較的太くても、その材質が軟ら
かすぎる場合には、チューブ中央部は引っ張られ、細く
硬くなってしまうため、裂傷41が生じ易い。またチュ
ーブの中央部を形成する材質が軟らかすぎる場合には、
その中央部をピンセットでつまんで持ち上げたとき、チ
ューブが強い逆U字型になるが、そのようなチューブを
使用すると裂傷41が生じやすい。また、図4に示すよ
うに、チューブ挿入時に、チューブの先端部の壁42が
消息子91の先端93で突き破られることがまれでな
く、このようなことはチューブの壁をつくる材質の硬度
が小さいほど、またその肉厚が薄いほど起こりやすい。
また涙道にチューブを留置すると感染が起こりやすくな
る。
【0012】図2に示すオキュサート25はコンタクト
レンズのように眼に入れて使用するが、オキュサート2
5による眼表面に対する刺激で患者は異物感、充血、流
涙、眼脂、眼痛を訴えることや、オキュサート25の挿
入や除去に際しては取り扱いが難しいことや、オキュサ
ート25が頻回に脱落したり紛失したりすることや、患
者がオキュサート25の脱落に気づかずにいることがあ
るため、投薬されない状態が続くことや、オキュサート
25が脱落していないのに脱落したと思い、2個挿入し
てしまうことがあることが問題となっている。たとえば
中島 章『時効型眼科用剤』臨床と薬物治療8:516
−519,1989.を参照。以上のオキュサート25
のかかえている問題は、いずれもオキュサート25が眼
表面において固定されておらず、コンタクトレンズのよ
うに動きやすいということに基づいている。
レンズのように眼に入れて使用するが、オキュサート2
5による眼表面に対する刺激で患者は異物感、充血、流
涙、眼脂、眼痛を訴えることや、オキュサート25の挿
入や除去に際しては取り扱いが難しいことや、オキュサ
ート25が頻回に脱落したり紛失したりすることや、患
者がオキュサート25の脱落に気づかずにいることがあ
るため、投薬されない状態が続くことや、オキュサート
25が脱落していないのに脱落したと思い、2個挿入し
てしまうことがあることが問題となっている。たとえば
中島 章『時効型眼科用剤』臨床と薬物治療8:516
−519,1989.を参照。以上のオキュサート25
のかかえている問題は、いずれもオキュサート25が眼
表面において固定されておらず、コンタクトレンズのよ
うに動きやすいということに基づいている。
【0013】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は涙道内での安定性が良く、涙道内への挿入が容易で
あって、留置後に涙点や涙小管に裂傷や感染が生じる恐
れがなく、消息子でチューブが破れる恐れがないように
することを目的としている。
明は涙道内での安定性が良く、涙道内への挿入が容易で
あって、留置後に涙点や涙小管に裂傷や感染が生じる恐
れがなく、消息子でチューブが破れる恐れがないように
することを目的としている。
【0014】本発明の別の目的は、涙道閉塞や涙道の炎
症やドライアイや緑内障の治療のためのドラグデリバリ
ーシステムとしても利用できる涙道内挿管器具を提供す
ることである。
症やドライアイや緑内障の治療のためのドラグデリバリ
ーシステムとしても利用できる涙道内挿管器具を提供す
ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の2つの
目的の少くとも一方を達成するために、請求項1〜24
のいずれか1項に記載の涙道挿管器具を要旨としてい
る。
目的の少くとも一方を達成するために、請求項1〜24
のいずれか1項に記載の涙道挿管器具を要旨としてい
る。
【0016】たとえば、本発明の器具は左右対称形の2
つの端部材51と、それら2つの端部材51の間に配置
される1つの中央部材50と、2つの端部材51の各々
を中央部材50に連結する2つの連結部材71から構成
されている。各端部材51は、消息子91を挿入するた
めの2つの切れ込み55を有している。端部材51はパ
イプ材で形成され、その終端が盲端53になっている。
連結部材71は端部材51や中央部材よりしなやかで、
連結部材71の外径は端部材51や中央部材50の外径
よりも小さくなっている。そして、中央部材50に薬物
放出装置25を装着したり、中央部材50や端部材51
に薬物を含ませたりして、涙道閉塞の治療のためのステ
ントとしてばかりでなくドラグデリバリーシステムとし
ても利用でき、さらにドライアイの治療のための涙点プ
ラグの代わりに使用できる。
つの端部材51と、それら2つの端部材51の間に配置
される1つの中央部材50と、2つの端部材51の各々
を中央部材50に連結する2つの連結部材71から構成
されている。各端部材51は、消息子91を挿入するた
めの2つの切れ込み55を有している。端部材51はパ
イプ材で形成され、その終端が盲端53になっている。
連結部材71は端部材51や中央部材よりしなやかで、
連結部材71の外径は端部材51や中央部材50の外径
よりも小さくなっている。そして、中央部材50に薬物
放出装置25を装着したり、中央部材50や端部材51
に薬物を含ませたりして、涙道閉塞の治療のためのステ
ントとしてばかりでなくドラグデリバリーシステムとし
ても利用でき、さらにドライアイの治療のための涙点プ
ラグの代わりに使用できる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の涙道挿管器
具の実施例を説明する。
具の実施例を説明する。
【0018】図5と図6と図7は、本発明による涙道挿
管器具(以下、単に挿管器具という)を示しており、図
5と図6は断面図、図7はその外形を示す斜視図であ
る。挿管器具は両側に配置される2つの端部材51と2
つの端部材の間にある1つの中央部材50と端部材51
と中央部材50を連結する2つの連結部材71から構成
されている。中央部材50と連結部材71はシリコーン
ゴム製で、この実施例では端部材51もシリコーンゴム
から成っている。端部材51の終端部53(1mm)は
盲端になっている。また端部材51の中央寄りの端の部
分には、消息子91を挿入するための小さな切れ込み5
5が形成されている。切れ込み55は軸芯方向に平行に
形成されている。消息子91を切れ込み55から盲端ま
で挿入して、消息子91を利用して挿管器具を涙道内に
留置するのである。この実施例では、連結部材71の外
径は端部材51や中央部材50の外径より小さくしなや
かで、図5に示すように中実のロッド、または図6に示
すようにパイプ状になっている。さて挿管器具の材料と
しては、しなやかさと強度が必要とされる。強度的には
涙道内への留置操作で加わる引っ張り力、留置後に働く
引っ張り力、抜去の際の引っ張り力等に耐え得る強度が
必要である。一方、しなやかさの点では、留置操作が円
滑に行え、留置後の涙道内での安定性が得られるだけの
しなやかさが必要である。このような引張強度としなや
かさの条件に加えて、人体に無害であることも重要であ
る。このような観点から、挿管器具に適する材料として
引っ張り強さ等の強度も増大する傾向にある。連結部材
71と端部材51と中央部材50のしなやかさは、例え
ばJISで定められたショア硬さで評価できる。ショア
硬さは硬度計デュロメーター(Durometer)で
計測され、単位はshore A(JIS)である。シ
ョア硬さの数値が大きいほど硬さもより一層硬くなる。
管器具(以下、単に挿管器具という)を示しており、図
5と図6は断面図、図7はその外形を示す斜視図であ
る。挿管器具は両側に配置される2つの端部材51と2
つの端部材の間にある1つの中央部材50と端部材51
と中央部材50を連結する2つの連結部材71から構成
されている。中央部材50と連結部材71はシリコーン
ゴム製で、この実施例では端部材51もシリコーンゴム
から成っている。端部材51の終端部53(1mm)は
盲端になっている。また端部材51の中央寄りの端の部
分には、消息子91を挿入するための小さな切れ込み5
5が形成されている。切れ込み55は軸芯方向に平行に
形成されている。消息子91を切れ込み55から盲端ま
で挿入して、消息子91を利用して挿管器具を涙道内に
留置するのである。この実施例では、連結部材71の外
径は端部材51や中央部材50の外径より小さくしなや
かで、図5に示すように中実のロッド、または図6に示
すようにパイプ状になっている。さて挿管器具の材料と
しては、しなやかさと強度が必要とされる。強度的には
涙道内への留置操作で加わる引っ張り力、留置後に働く
引っ張り力、抜去の際の引っ張り力等に耐え得る強度が
必要である。一方、しなやかさの点では、留置操作が円
滑に行え、留置後の涙道内での安定性が得られるだけの
しなやかさが必要である。このような引張強度としなや
かさの条件に加えて、人体に無害であることも重要であ
る。このような観点から、挿管器具に適する材料として
引っ張り強さ等の強度も増大する傾向にある。連結部材
71と端部材51と中央部材50のしなやかさは、例え
ばJISで定められたショア硬さで評価できる。ショア
硬さは硬度計デュロメーター(Durometer)で
計測され、単位はshore A(JIS)である。シ
ョア硬さの数値が大きいほど硬さもより一層硬くなる。
【0019】連結部材71と端部材51と中央部材50
の硬さ(しなやかさ)について述べる。連結部材71は
ショア硬さが20〜80(shore A(JIS))
であるが、望ましくは40〜80(shore A)、
最適には50〜60(shore A)の範囲に設定で
きる。端部材51のショア硬さが60〜80(shor
e A)であるが、望ましくは70〜80(shore
A)、最適には75〜80(shore A)の範囲
に設定できる。涙道再建用として用いるときは、中央部
材50はショア硬さが20〜80(shore A)で
あるが、望ましくは50〜80(shore A)、最
適には60〜75(shore A)の範囲に設定でき
る。一方、中央部材50に薬物を含ませ緑内障治療用の
ドラグデリバリーシステムとして用いるときは中央部材
50は軟らかい方がよいため、ショア硬さが20〜50
(shore A)であるが、望ましくは30〜50
(shore A)、最適には35〜40(shore
A)の範囲に設定できる。
の硬さ(しなやかさ)について述べる。連結部材71は
ショア硬さが20〜80(shore A(JIS))
であるが、望ましくは40〜80(shore A)、
最適には50〜60(shore A)の範囲に設定で
きる。端部材51のショア硬さが60〜80(shor
e A)であるが、望ましくは70〜80(shore
A)、最適には75〜80(shore A)の範囲
に設定できる。涙道再建用として用いるときは、中央部
材50はショア硬さが20〜80(shore A)で
あるが、望ましくは50〜80(shore A)、最
適には60〜75(shore A)の範囲に設定でき
る。一方、中央部材50に薬物を含ませ緑内障治療用の
ドラグデリバリーシステムとして用いるときは中央部材
50は軟らかい方がよいため、ショア硬さが20〜50
(shore A)であるが、望ましくは30〜50
(shore A)、最適には35〜40(shore
A)の範囲に設定できる。
【0020】次に、挿管器具及び各部材の長さについて
述べる。挿管器具の全長は一般に50〜130mmであ
るが、望ましくは90〜120mm、最適には95〜1
10mmの範囲に設定できる。また、端部材51の長さ
は10〜60mmであるが、望ましくは30〜45m
m、最適には33〜40mmの範囲に設定できる。また
中央部材50の長さは15〜35mmであるが、望まし
くは20〜30mm、最適には23〜28mmの範囲に
設定できる。また連結部材71の長さは2〜10mmで
あるが、図5に示すように連結部材71の外径は端部材
51や中央部材50の内径(b)と同じ大きさで、連結
部材71の両端60の各々を端部材51や中央部材50
に挿入し、シリコーン糊で接着する。連結部材51の接
着部分61、62(h、f)の長さは1〜10mmで、
望ましくは1〜5mm、最適には1〜3mmである。こ
の場合、連結部材71の外面に現れている部分(g)の
長さは0.5〜3mmであるが、望ましくは0.5〜
1.5mm、最適には0.7〜1.0mmの範囲に設定
できる。
述べる。挿管器具の全長は一般に50〜130mmであ
るが、望ましくは90〜120mm、最適には95〜1
10mmの範囲に設定できる。また、端部材51の長さ
は10〜60mmであるが、望ましくは30〜45m
m、最適には33〜40mmの範囲に設定できる。また
中央部材50の長さは15〜35mmであるが、望まし
くは20〜30mm、最適には23〜28mmの範囲に
設定できる。また連結部材71の長さは2〜10mmで
あるが、図5に示すように連結部材71の外径は端部材
51や中央部材50の内径(b)と同じ大きさで、連結
部材71の両端60の各々を端部材51や中央部材50
に挿入し、シリコーン糊で接着する。連結部材51の接
着部分61、62(h、f)の長さは1〜10mmで、
望ましくは1〜5mm、最適には1〜3mmである。こ
の場合、連結部材71の外面に現れている部分(g)の
長さは0.5〜3mmであるが、望ましくは0.5〜
1.5mm、最適には0.7〜1.0mmの範囲に設定
できる。
【0021】次に、各部材の外径、内径、肉厚について
述べる。端部材51の外径(a)、内径(b)、肉厚
(c、y)は各々、0.6〜1.2mm、0.3〜0.
6mm、0.2〜0.5mmであるが、望ましくは各
々、0.9〜1.1mm、0.4〜0.5mm、0.2
5〜0.4mm、最適には各々0.95〜1.0mm、
0.4〜0.48mm、0.25〜0.3mmの範囲に
設定できる。一方、中央部材50の外径(s)、内径
(t)、肉厚(u)は、0.6〜1.5mm、0.3〜
0.6mm、0.2〜0.8mmであるが、望ましくは
各々、0.9〜1.3mm、0.4〜0.5mm、0.
25〜0.5mm、最適には各々0.95〜1.0m
m、0.4〜0.48mm、0.25〜0.3mmの範
囲に設定できる。また連結部材71の外径は端部材51
や中央部材50の内径(b、t)と同じで、0.3〜
0.6mmであるが、望ましくは0.4〜0.5mm、
最適には0.4〜0.45mmの範囲に設定できる。
述べる。端部材51の外径(a)、内径(b)、肉厚
(c、y)は各々、0.6〜1.2mm、0.3〜0.
6mm、0.2〜0.5mmであるが、望ましくは各
々、0.9〜1.1mm、0.4〜0.5mm、0.2
5〜0.4mm、最適には各々0.95〜1.0mm、
0.4〜0.48mm、0.25〜0.3mmの範囲に
設定できる。一方、中央部材50の外径(s)、内径
(t)、肉厚(u)は、0.6〜1.5mm、0.3〜
0.6mm、0.2〜0.8mmであるが、望ましくは
各々、0.9〜1.3mm、0.4〜0.5mm、0.
25〜0.5mm、最適には各々0.95〜1.0m
m、0.4〜0.48mm、0.25〜0.3mmの範
囲に設定できる。また連結部材71の外径は端部材51
や中央部材50の内径(b、t)と同じで、0.3〜
0.6mmであるが、望ましくは0.4〜0.5mm、
最適には0.4〜0.45mmの範囲に設定できる。
【0022】図5に示す盲端部53の先端の長さ(e)
は0.2〜2mm、望ましくは0.3〜1.5mm、最
適には0.4〜0.7mmである。また盲端部53の内
腔の長さ(d)は0.2〜1.5mm、望ましくは0.
3〜1.0mm、最適には0.4〜0.7mmの範囲に
設定できる。
は0.2〜2mm、望ましくは0.3〜1.5mm、最
適には0.4〜0.7mmである。また盲端部53の内
腔の長さ(d)は0.2〜1.5mm、望ましくは0.
3〜1.0mm、最適には0.4〜0.7mmの範囲に
設定できる。
【0023】図8は図5、6と同じ外形であるが、中央
部材50と端部材51と連結部材71が接着部分のない
一体構造のものである。
部材50と端部材51と連結部材71が接着部分のない
一体構造のものである。
【0024】図9の実施例は、中央部材50、端部材5
1、連結部材71が一体構造になっており、中央部材5
0はパイプ状ではなく、中実のロッドとなっている。
1、連結部材71が一体構造になっており、中央部材5
0はパイプ状ではなく、中実のロッドとなっている。
【0025】図10は図5、図6、図7、図8および図
9に示した実施例の実施時の状態を示す概略図である。
図10で示すように、端部材51につけられた小さな切
れ目55から消息子91を盲端となっている端部材の終
端53まで挿入し、消息子91の把持部92をもって上
涙点11や下涙点12から総涙小管15、涙嚢16、鼻
涙管17を経て下鼻道まで端部材の終端53を挿入す
る。
9に示した実施例の実施時の状態を示す概略図である。
図10で示すように、端部材51につけられた小さな切
れ目55から消息子91を盲端となっている端部材の終
端53まで挿入し、消息子91の把持部92をもって上
涙点11や下涙点12から総涙小管15、涙嚢16、鼻
涙管17を経て下鼻道まで端部材の終端53を挿入す
る。
【0026】図11は図5、図6、図7、図8、図9お
よび図10に示した実施例の涙道内における留置状態を
示した概念図である。
よび図10に示した実施例の涙道内における留置状態を
示した概念図である。
【0027】図5の実施例の製造方法を説明する。ま
ず、前述した寸法及び硬さを有する中央部材50と端部
材51と連結部材71を準備する。連結部材71の両端
60を端部材51の開放端61と中央部材の端62に挿
入し、シリコーン糊で接着する。中央部材50の両端6
2と端部材53の開放端61は連結部71になめらかに
移行するようにエッジを削り、段差をなくする。次に、
端部材の開放端の近くに軸芯方向に沿って0.3〜0.
7mmの切れ目55を形成する。さらにセンタリングに
便利なように、挿管器具の中央部にセンタ印59を設け
る。センタ印59で挿管器具が涙道内に正しく挿入され
たかどうかを確認することができる。図9に示すよう
に、上下涙点の間にセンタ印59がくるように留置を行
えばよい。また盲端53から10mmの部分にも印57
を設ける。印57は挿管器具挿入時の目安として利用す
るためのもので、大体10mmの涙小管の長さに合わせ
て設けると都合がよい。
ず、前述した寸法及び硬さを有する中央部材50と端部
材51と連結部材71を準備する。連結部材71の両端
60を端部材51の開放端61と中央部材の端62に挿
入し、シリコーン糊で接着する。中央部材50の両端6
2と端部材53の開放端61は連結部71になめらかに
移行するようにエッジを削り、段差をなくする。次に、
端部材の開放端の近くに軸芯方向に沿って0.3〜0.
7mmの切れ目55を形成する。さらにセンタリングに
便利なように、挿管器具の中央部にセンタ印59を設け
る。センタ印59で挿管器具が涙道内に正しく挿入され
たかどうかを確認することができる。図9に示すよう
に、上下涙点の間にセンタ印59がくるように留置を行
えばよい。また盲端53から10mmの部分にも印57
を設ける。印57は挿管器具挿入時の目安として利用す
るためのもので、大体10mmの涙小管の長さに合わせ
て設けると都合がよい。
【0028】図12の実施例は、盲端部53は亀頭状に
厚肉になっており、亀頭状部の最大径(m)は1.05
〜1.25mmで、望ましくは1.05〜1.2mm、
最適には1.08〜1.12mmの範囲に設定できる。
亀頭状部53の肉厚(n)は0.2〜0.5mmである
が、望ましくは0.25〜0.45mm、最適には0.
3〜0.4mmである。亀頭状部53の先端の長さ
(e)は0.2〜1.5mmであるが、望ましくは0.
3〜1.0mm、最適には0.4〜0.6mmである。
亀頭状部53の中央の長さ(d)は0.2〜1.5m
m、望ましくは0.3〜1.0mm、最適には0.4〜
0.7mmである。また亀頭状部53の他端の長さ
(q)は0.2〜20mm、望ましくは0.3〜5m
m、最適には0.5〜3mmである。
厚肉になっており、亀頭状部の最大径(m)は1.05
〜1.25mmで、望ましくは1.05〜1.2mm、
最適には1.08〜1.12mmの範囲に設定できる。
亀頭状部53の肉厚(n)は0.2〜0.5mmである
が、望ましくは0.25〜0.45mm、最適には0.
3〜0.4mmである。亀頭状部53の先端の長さ
(e)は0.2〜1.5mmであるが、望ましくは0.
3〜1.0mm、最適には0.4〜0.6mmである。
亀頭状部53の中央の長さ(d)は0.2〜1.5m
m、望ましくは0.3〜1.0mm、最適には0.4〜
0.7mmである。また亀頭状部53の他端の長さ
(q)は0.2〜20mm、望ましくは0.3〜5m
m、最適には0.5〜3mmである。
【0029】図13はさらに他の実施例で、図12の実
施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した状態を示す概
念図であるが、中央部材50の中央部30に薬物を含ま
せている。
施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した状態を示す概
念図であるが、中央部材50の中央部30に薬物を含ま
せている。
【0030】図14はさらに他の実施例を示すもので、
中央部材50の外径が端部材51の外径より小さく、連
結部材71の外径より大きなパイプ材で形成されている
が、端部材51と連結部材71は図5に示した実施例と
同じ範囲に設定でき、中央部材50の外径、内径、肉厚
は各々、0.4〜1.0mm、0.3〜0.6mm、
0.1〜0.35mmであるが、望ましくは各々、0.
5〜0.9mm、0.4〜0.5mm、0.15〜0.
25mmで、最適には各々、0.6〜0.8mm、0.
4〜0..48mm、0.18〜0.23mmの範囲に
設定できるが、中央部材50のしなやかさについては、
図5に示した実施例と同様の範囲に設定できる。
中央部材50の外径が端部材51の外径より小さく、連
結部材71の外径より大きなパイプ材で形成されている
が、端部材51と連結部材71は図5に示した実施例と
同じ範囲に設定でき、中央部材50の外径、内径、肉厚
は各々、0.4〜1.0mm、0.3〜0.6mm、
0.1〜0.35mmであるが、望ましくは各々、0.
5〜0.9mm、0.4〜0.5mm、0.15〜0.
25mmで、最適には各々、0.6〜0.8mm、0.
4〜0..48mm、0.18〜0.23mmの範囲に
設定できるが、中央部材50のしなやかさについては、
図5に示した実施例と同様の範囲に設定できる。
【0031】図15はさらに他の実施例の断面図で、図
14に示した実施例と同じ外形を示すが、中央部材50
がパイプ材でなく中実のロッドで形成されている。
14に示した実施例と同じ外形を示すが、中央部材50
がパイプ材でなく中実のロッドで形成されている。
【0032】図16は図14と図15に示した実施例の
外形を示す斜視図である。
外形を示す斜視図である。
【0033】図17はさらに他の実施例を示す断面図
で、盲端部53が亀頭状に厚肉になっており、さらに厚
さ0.05〜0.2mmのステンレス94で補強してい
るが、その点を除くと外形は図16に示したものと同じ
である。
で、盲端部53が亀頭状に厚肉になっており、さらに厚
さ0.05〜0.2mmのステンレス94で補強してい
るが、その点を除くと外形は図16に示したものと同じ
である。
【0034】図18はさらに他の実施例の断面と、その
最適な1例の寸法と硬さを示す図であるが、中央部材5
0は端部材51より小さい外径のパイプ材で形成されて
おり、中央部材の中央部に連結部材71と同じ直径の中
実のロッド72が介在し、中央部材50が左右の2つに
分かれている。ロッド72の長さは2〜6mmで、望ま
しくは3〜5mm、最適には3.5〜4mmに設定でき
る。ロッド72と中央部材50の移行部63は1mmで
傾斜をなしてなめらかに移行している。
最適な1例の寸法と硬さを示す図であるが、中央部材5
0は端部材51より小さい外径のパイプ材で形成されて
おり、中央部材の中央部に連結部材71と同じ直径の中
実のロッド72が介在し、中央部材50が左右の2つに
分かれている。ロッド72の長さは2〜6mmで、望ま
しくは3〜5mm、最適には3.5〜4mmに設定でき
る。ロッド72と中央部材50の移行部63は1mmで
傾斜をなしてなめらかに移行している。
【0035】図19はさらに他の実施例を示す断面図
で、図18に示した実施例の中央部材50の部分をパイ
プ材でなく中実のロッドとしたもので、盲端部53は図
17で示したようにステンレス94で補強している。
で、図18に示した実施例の中央部材50の部分をパイ
プ材でなく中実のロッドとしたもので、盲端部53は図
17で示したようにステンレス94で補強している。
【0036】図20は図18と図19に示した実施例の
外形を示す斜視図である。
外形を示す斜視図である。
【0037】図21はさらに他の実施例を示している
が、中央部材50と端部材51はパイプ材で形成され、
中央部材50の外径は端部材51と同じで、中央部材5
0の中央部に連結部材71と同じ直径の中実のロッド7
2が介在し中央部材50が左右の2つに分かれ、ロッド
72と中央部材50の境界部63は長さ1mmで段をな
さないようになめらかに移行している。
が、中央部材50と端部材51はパイプ材で形成され、
中央部材50の外径は端部材51と同じで、中央部材5
0の中央部に連結部材71と同じ直径の中実のロッド7
2が介在し中央部材50が左右の2つに分かれ、ロッド
72と中央部材50の境界部63は長さ1mmで段をな
さないようになめらかに移行している。
【0038】図22はさらに他の実施例であるが、外形
は図20に示した実施例と同じであるが、中央部材50
がパイプ材でなく中実のロッドでできている。
は図20に示した実施例と同じであるが、中央部材50
がパイプ材でなく中実のロッドでできている。
【0039】図23は図21と図22の外形を示した斜
視図である。
視図である。
【0040】図24は図21と図22に示した実施例の
実施時の状態を示す概略図であるが、小さな切れ目55
から盲端53まで消息子91が挿入されている。
実施時の状態を示す概略図であるが、小さな切れ目55
から盲端53まで消息子91が挿入されている。
【0041】図25は図21と図22に示した実施例を
涙道内に挿入した状態を示す概念図である。図26はさ
らに他の実施例で、図25に示した端部材51の鼻涙管
の中の部分31に薬物を含ませている。
涙道内に挿入した状態を示す概念図である。図26はさ
らに他の実施例で、図25に示した端部材51の鼻涙管
の中の部分31に薬物を含ませている。
【0042】図27はさらに他の実施例で、中央部材5
0の外径は0.9〜1.4mmで、望ましくは1.0〜
1.35mmで、最適には1.1〜1.3mmの範囲に
設定できるが、その中央部材50の外径は端部材51の
外径より0.1〜0.3mm大きなパイプ材で形成され
ており、中央部材50の中央に介在するロッド72によ
り左右に分かれている。中央部材50はパイプ材の代わ
りにハニカム構造や図28に示すように中実のロッドで
もよい。
0の外径は0.9〜1.4mmで、望ましくは1.0〜
1.35mmで、最適には1.1〜1.3mmの範囲に
設定できるが、その中央部材50の外径は端部材51の
外径より0.1〜0.3mm大きなパイプ材で形成され
ており、中央部材50の中央に介在するロッド72によ
り左右に分かれている。中央部材50はパイプ材の代わ
りにハニカム構造や図28に示すように中実のロッドで
もよい。
【0043】図29はさらに他の実施例で、図27と図
28に示した実施例と同じ外径のものをを涙道内に挿入
した状態を示す概念図であるが、上涙小管13、下涙小
管14、総涙小管15の中にある中央部材50の部分3
2に薬物を含ませてある。
28に示した実施例と同じ外径のものをを涙道内に挿入
した状態を示す概念図であるが、上涙小管13、下涙小
管14、総涙小管15の中にある中央部材50の部分3
2に薬物を含ませてある。
【0044】図30に示すように、薬物放出装置25は
薬物コア22である薬物貯蔵部22と薬物放出膜21と
支持体24からなる。緑内障治療のための薬物放出装置
25は従来のオキュサート25と同じ構造であるが、オ
キュサート25の1/2から1/3の大きさであり、図
31に示すように支持体24に巻きぐせをつけてあり、
チューブの中央部材50の中央に着脱できるようになっ
ている。とくに図20と図23に示した外形を有するも
のは、中央部材50が左右の2つに分かれており、図3
1と図32に示すように、薬物放出装置25を巻きつけ
るのに適している。すなわち図30に示した薬物放出装
置25の大きさは 2×4.5mm〜3×7mmで、薬
物放出膜21はエチレンビニルアセテート共重合体から
なる高分子膜からなり、辺縁部の支持体24もエチレン
アセテート共重合体からなる。薬物貯蔵部22にはオキ
ュサート25と同じくピロカルピンコアが含まれるが、
塩酸ピロカルピンとアルギン酸を含んだ製剤である。オ
キュサート25と異なり、本発明における薬物放出装置
25においては、支持体24を白色顔料で染める必要は
なく、ピロカルピンコアの代わりに他の薬物コアの薬物
放出装置25を取り付けたものも使用される。また両端
部材51の全体、中央部材50の全体、連結部材71に
薬物を含ませたものも薬物放出装置として使用される。
薬物コア22である薬物貯蔵部22と薬物放出膜21と
支持体24からなる。緑内障治療のための薬物放出装置
25は従来のオキュサート25と同じ構造であるが、オ
キュサート25の1/2から1/3の大きさであり、図
31に示すように支持体24に巻きぐせをつけてあり、
チューブの中央部材50の中央に着脱できるようになっ
ている。とくに図20と図23に示した外形を有するも
のは、中央部材50が左右の2つに分かれており、図3
1と図32に示すように、薬物放出装置25を巻きつけ
るのに適している。すなわち図30に示した薬物放出装
置25の大きさは 2×4.5mm〜3×7mmで、薬
物放出膜21はエチレンビニルアセテート共重合体から
なる高分子膜からなり、辺縁部の支持体24もエチレン
アセテート共重合体からなる。薬物貯蔵部22にはオキ
ュサート25と同じくピロカルピンコアが含まれるが、
塩酸ピロカルピンとアルギン酸を含んだ製剤である。オ
キュサート25と異なり、本発明における薬物放出装置
25においては、支持体24を白色顔料で染める必要は
なく、ピロカルピンコアの代わりに他の薬物コアの薬物
放出装置25を取り付けたものも使用される。また両端
部材51の全体、中央部材50の全体、連結部材71に
薬物を含ませたものも薬物放出装置として使用される。
【0045】図4に示したチューブ先端部の壁42が消
息子91の先端93で突き破られることがある。このチ
ューブの突き抜け事故ができるだけ起こらないように、
チューブの盲端部53をさらに強固なものになるように
改良した本発明のさらに他の実施例のそれぞれを図33
〜42に示す。
息子91の先端93で突き破られることがある。このチ
ューブの突き抜け事故ができるだけ起こらないように、
チューブの盲端部53をさらに強固なものになるように
改良した本発明のさらに他の実施例のそれぞれを図33
〜42に示す。
【0046】図33に示す盲端部の先端の長さ(e)は
0.5〜2.0mm、望ましくは0.75〜1.5m
m、最適には0.9〜1.2mmの範囲で設定できる。
盲端部の長さ(j´)は0.3〜1.2mm、望ましく
は0.5〜1.0mm、最適には0.6〜0.9mmの
範囲に設定できる。盲端部の長さ(i´)は0.05〜
0.4mm、望ましくは0.1〜0.35mm、最適に
は0.2〜0.3mmの範囲に設定できる。盲端部の内
腔はステンレス補強部材94で補強しているが、ステン
レス補強部材の肉厚(f´)は0.02〜0.1mm、
望ましくは0.023〜0.05mm、最適には0.0
24〜0.03mmの範囲に設定できる。ステンレス補
強部材94の長さ(g´)は0.5〜10mm、望まし
くは1〜5mm、最適には1.5〜3mmの範囲に設定
できる。ステンレス補強部材94の長さ(h´)は0.
15〜0.4mm、望ましくは0.2〜0.35mm、
最適には0.25〜0.3mmの範囲に設定できる。ス
テンレス補強部材94が存在する部分の内腔の直径(d
´)は0.3〜0.6mm、望ましくは0.35〜0.
5mm、最適には0.40〜0.47mmの範囲に設定
できる。端部材51の肉厚(c)は0.15〜0.5m
m、望ましくは0.2〜0.3mm、最適には0.2〜
0.27mmの範囲に設定できる。端部材51の外径
(a)は0.6〜1.2mm、望ましくは0.8〜1.
1mm、最適には0.9〜1.0mmの範囲に設定でき
る。端部材51の内径(b)は0.3〜0.6mm、望
ましくは0.35〜0.5mm、最適には0.4〜0.
45mmの範囲に設定できる。
0.5〜2.0mm、望ましくは0.75〜1.5m
m、最適には0.9〜1.2mmの範囲で設定できる。
盲端部の長さ(j´)は0.3〜1.2mm、望ましく
は0.5〜1.0mm、最適には0.6〜0.9mmの
範囲に設定できる。盲端部の長さ(i´)は0.05〜
0.4mm、望ましくは0.1〜0.35mm、最適に
は0.2〜0.3mmの範囲に設定できる。盲端部の内
腔はステンレス補強部材94で補強しているが、ステン
レス補強部材の肉厚(f´)は0.02〜0.1mm、
望ましくは0.023〜0.05mm、最適には0.0
24〜0.03mmの範囲に設定できる。ステンレス補
強部材94の長さ(g´)は0.5〜10mm、望まし
くは1〜5mm、最適には1.5〜3mmの範囲に設定
できる。ステンレス補強部材94の長さ(h´)は0.
15〜0.4mm、望ましくは0.2〜0.35mm、
最適には0.25〜0.3mmの範囲に設定できる。ス
テンレス補強部材94が存在する部分の内腔の直径(d
´)は0.3〜0.6mm、望ましくは0.35〜0.
5mm、最適には0.40〜0.47mmの範囲に設定
できる。端部材51の肉厚(c)は0.15〜0.5m
m、望ましくは0.2〜0.3mm、最適には0.2〜
0.27mmの範囲に設定できる。端部材51の外径
(a)は0.6〜1.2mm、望ましくは0.8〜1.
1mm、最適には0.9〜1.0mmの範囲に設定でき
る。端部材51の内径(b)は0.3〜0.6mm、望
ましくは0.35〜0.5mm、最適には0.4〜0.
45mmの範囲に設定できる。
【0047】図34は本発明のさらに他の実施例の盲端
部の断面とその最適な1例の寸法を示す断面図である。
部の断面とその最適な1例の寸法を示す断面図である。
【0048】図35は本発明のさらに他の実施例の盲端
部の断面とその最適な1例の寸法を示す断面図である。
部の断面とその最適な1例の寸法を示す断面図である。
【0049】図36、37、38、39はそれぞれ本発
明のさらに他の実施例を示す断面図で、端部材51の両
端53がステンレス補強部材94で補強されている。
明のさらに他の実施例を示す断面図で、端部材51の両
端53がステンレス補強部材94で補強されている。
【0050】図40は本発明のさらに他の実施例の断面
とその最適な1例の寸法を示す図で、盲端部53がステ
ンレス補強部材94で補強されている。
とその最適な1例の寸法を示す図で、盲端部53がステ
ンレス補強部材94で補強されている。
【0051】図41のAは本発明のさらに他の実施例の
外形を示す斜視図で、図41のBはその断面図である。
図41のBに示すように、盲端部53はステンレス補強
部材94で補強されている。その挿管器具の全長(l)
は一般に50〜130mm、望ましくは90〜120m
m、最適には95〜110mmの範囲に設定できる。ま
た端部材51の長さ(i)は10〜60mmであるが、
望ましくは30〜45mm、最適には33〜40mmの
範囲に設定できる。中央部材50の長さ(j)は15〜
35mmであるが、望ましくは20〜35mm、最適に
は20〜30mmの範囲に設定できる。中央部材50は
内腔のないロッドからなり、その外径は0.4〜0.7
mmで、望ましくは0.45〜0.6mm、最適には
0.5〜0.6mmの範囲に設定できる。端部材の外径
(a)と内径(b)については図33、34、35で示
した通りである。端部材51と中央部材50の境界部6
1はなめらかに移行し、その長さ(h)は0.5〜17
mmであるが、望ましくは1〜5mm、最適には2〜4
mmである。
外形を示す斜視図で、図41のBはその断面図である。
図41のBに示すように、盲端部53はステンレス補強
部材94で補強されている。その挿管器具の全長(l)
は一般に50〜130mm、望ましくは90〜120m
m、最適には95〜110mmの範囲に設定できる。ま
た端部材51の長さ(i)は10〜60mmであるが、
望ましくは30〜45mm、最適には33〜40mmの
範囲に設定できる。中央部材50の長さ(j)は15〜
35mmであるが、望ましくは20〜35mm、最適に
は20〜30mmの範囲に設定できる。中央部材50は
内腔のないロッドからなり、その外径は0.4〜0.7
mmで、望ましくは0.45〜0.6mm、最適には
0.5〜0.6mmの範囲に設定できる。端部材の外径
(a)と内径(b)については図33、34、35で示
した通りである。端部材51と中央部材50の境界部6
1はなめらかに移行し、その長さ(h)は0.5〜17
mmであるが、望ましくは1〜5mm、最適には2〜4
mmである。
【0052】図33、34、35で示した本発明の実施
例の盲端部53の改良は、図5、6、7、8、9、1
0、11、14、15、16、18、19、20、2
1、22、23、24、25、26、27、28、2
9、31、32に示したそれぞれの実施例に対しても適
応することができる。
例の盲端部53の改良は、図5、6、7、8、9、1
0、11、14、15、16、18、19、20、2
1、22、23、24、25、26、27、28、2
9、31、32に示したそれぞれの実施例に対しても適
応することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の好適な涙道挿管器具によれば、
連結部材71の外径が中央部材50や端部材51より小
さくなっているので、その中央部をピンセットで持ち上
げると逆U字型になるが、強い逆U字型ではなく適度な
逆U字型になるため、留置後に涙点や涙小管に裂傷が生
じる恐れは極めて小さい。また中央部材50は従来のも
のより10〜20(shore A)ほど硬くなってお
り、引っ張られても細くなりにくいため、留置後に涙点
や涙小管の裂傷が起こりにくい。また連結部材71は端
部材51や中央部材50よりも細くしなやかになってい
るため涙道内での安定性が高く、留置後のトラブルが非
常に少ない。また端部材51は硬い材質でできており、
消息子91により突き破られることが少なくなった。さ
らに端部材51の盲端53を厚肉にして亀頭状とするこ
とで、消息子91で突き破られることが一層少なくなっ
た。
連結部材71の外径が中央部材50や端部材51より小
さくなっているので、その中央部をピンセットで持ち上
げると逆U字型になるが、強い逆U字型ではなく適度な
逆U字型になるため、留置後に涙点や涙小管に裂傷が生
じる恐れは極めて小さい。また中央部材50は従来のも
のより10〜20(shore A)ほど硬くなってお
り、引っ張られても細くなりにくいため、留置後に涙点
や涙小管の裂傷が起こりにくい。また連結部材71は端
部材51や中央部材50よりも細くしなやかになってい
るため涙道内での安定性が高く、留置後のトラブルが非
常に少ない。また端部材51は硬い材質でできており、
消息子91により突き破られることが少なくなった。さ
らに端部材51の盲端53を厚肉にして亀頭状とするこ
とで、消息子91で突き破られることが一層少なくなっ
た。
【0054】また、さらに盲端部53をステンレス補強
部材94で補強することにより、消息子91による突き
抜け事故の恐れがなくなった。補強部材94は、ステン
レスだけでなく他の金属やプラスチックで作ってもよ
い。
部材94で補強することにより、消息子91による突き
抜け事故の恐れがなくなった。補強部材94は、ステン
レスだけでなく他の金属やプラスチックで作ってもよ
い。
【0055】また中央部材50の外径が端部材51の外
径と同じか、それより太いものは、涙点プラグの代わり
に使用することができる。
径と同じか、それより太いものは、涙点プラグの代わり
に使用することができる。
【0056】さらに中央部材50に緑内障薬をしみ込ま
せることにより、緑内障のためのドラグデリバリーシス
テムとして利用できる。
せることにより、緑内障のためのドラグデリバリーシス
テムとして利用できる。
【0057】ドラグデリバリーシステムとして中央部材
50の太いものに薬物を含ませたものを使用すると、中
央部材50が上下涙小管を塞ぐので、中央部材50に含
ませている緑内障薬が放出されても涙液に含まれた薬物
が涙道に流れてゆかないので、薬効は増大される。さら
に端部材51に薬物を含ませることにより涙嚢や鼻涙管
に対するドラグデリバリーシステムとして利用できる。
中央部材50や端部材51に抗生物質や抗菌剤を含ませ
たものを涙道閉塞の治療のための涙道ステントとして使
用すると、感染の予防や治療を同時に行うことができる
ので、治療効果は増強される。また中央部材50や端部
材51に5−FUなどの抗腫瘍剤を含ませたものを涙道
閉塞の治療に用いると、抜去後に再閉塞が起こりにくく
なる。中央部材50にステロイド剤を含ませたものを使
用すると、ぶどう膜炎の治療に役立つ。また中央部材5
0に抗生物質や抗菌剤や抗ウイルス剤を含ませたもの
は、結膜炎や角膜炎の治療に役立つ。
50の太いものに薬物を含ませたものを使用すると、中
央部材50が上下涙小管を塞ぐので、中央部材50に含
ませている緑内障薬が放出されても涙液に含まれた薬物
が涙道に流れてゆかないので、薬効は増大される。さら
に端部材51に薬物を含ませることにより涙嚢や鼻涙管
に対するドラグデリバリーシステムとして利用できる。
中央部材50や端部材51に抗生物質や抗菌剤を含ませ
たものを涙道閉塞の治療のための涙道ステントとして使
用すると、感染の予防や治療を同時に行うことができる
ので、治療効果は増強される。また中央部材50や端部
材51に5−FUなどの抗腫瘍剤を含ませたものを涙道
閉塞の治療に用いると、抜去後に再閉塞が起こりにくく
なる。中央部材50にステロイド剤を含ませたものを使
用すると、ぶどう膜炎の治療に役立つ。また中央部材5
0に抗生物質や抗菌剤や抗ウイルス剤を含ませたもの
は、結膜炎や角膜炎の治療に役立つ。
【0058】さらに、本発明の端部材51に全身疾患に
効果のある薬物を含ませたものは、全身疾患治療に役立
つ。
効果のある薬物を含ませたものは、全身疾患治療に役立
つ。
【0059】本発明による器具は、動物の涙道の長さや
内腔の広さに応じて本発明の大型のものや小型のものを
使用することにより、動物の涙道閉塞や緑内障やドライ
アイなどの治療に使用することができる。また中央部材
50の中央部に緑内障治療用のオキュサート25を巻き
つける形で着脱自在にとりつけると、オキュサート25
の眼表面における安定性がよくなり、オキュサート25
を紛失したり脱落したりしなくなり、オキュサート25
による眼表面の刺激が少なくなるため、患者は異物感、
充血、流涙、眼脂、眼痛を訴えることが少なくなる。中
央部材50の細いものは、必要ならば涙道内に2本挿入
し、さらに涙道を拡張することも可能である。
内腔の広さに応じて本発明の大型のものや小型のものを
使用することにより、動物の涙道閉塞や緑内障やドライ
アイなどの治療に使用することができる。また中央部材
50の中央部に緑内障治療用のオキュサート25を巻き
つける形で着脱自在にとりつけると、オキュサート25
の眼表面における安定性がよくなり、オキュサート25
を紛失したり脱落したりしなくなり、オキュサート25
による眼表面の刺激が少なくなるため、患者は異物感、
充血、流涙、眼脂、眼痛を訴えることが少なくなる。中
央部材50の細いものは、必要ならば涙道内に2本挿入
し、さらに涙道を拡張することも可能である。
【0060】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。たとえば、生体適合性がよければ端部材51は80
(shore A)以上のさらに硬度の高い他のプラス
チックでもよい。また所定のしなやかさが得られれば、
中央部材50はハニカム構造でもよい。また中央部材5
0に薬物放出装置25を巻きつけるのではなく、中央部
材50に着脱できる薬物放出装置25を組み込む方法で
もよい。中央部材50に薬物放出装置25を装着する方
法は、中央部材50や端部材51により涙道を狭くした
り閉じたりするので、放出された薬物は容易に涙道に排
出されないため、眼に対する薬物の効果は長時間持続す
る。
い。たとえば、生体適合性がよければ端部材51は80
(shore A)以上のさらに硬度の高い他のプラス
チックでもよい。また所定のしなやかさが得られれば、
中央部材50はハニカム構造でもよい。また中央部材5
0に薬物放出装置25を巻きつけるのではなく、中央部
材50に着脱できる薬物放出装置25を組み込む方法で
もよい。中央部材50に薬物放出装置25を装着する方
法は、中央部材50や端部材51により涙道を狭くした
り閉じたりするので、放出された薬物は容易に涙道に排
出されないため、眼に対する薬物の効果は長時間持続す
る。
【図1】涙道を示す概略図。
【図2】オキュサートの構造と構成を示す図。
【図3】従来の技術の問題点を説明するための概略説明
図。
図。
【図4】従来の技術の問題点を説明するための概略説明
図。
図。
【図5】本発明による好適な涙道挿管器具の実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図6】本発明による涙道挿管器具の他の実施例を示す
断面図。
断面図。
【図7】図5と図6に示した実施例の外形を示す斜視
図。
図。
【図8】本発明による涙道挿管器具のさらに他の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図10】図5、図6、図7、図8および図9に示した
実施例の実施時の状態を示す斜視図。
実施例の実施時の状態を示す斜視図。
【図11】図5、図6、図7、図8および図9に示した
実施例を涙道内に挿入した状態を示す概念図。
実施例を涙道内に挿入した状態を示す概念図。
【図12】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図13】本発明のさらに他の実施例で、図12に示し
た実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した状態を示
す概念図。
た実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した状態を示
す概念図。
【図14】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図15】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図16】図14に示した実施例の外形を示す斜視図。
【図17】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図18】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
り、その最適な1例の寸法と硬さを示す。
り、その最適な1例の寸法と硬さを示す。
【図19】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図20】図18と図19に示した実施例の外形を示す
斜視図。
斜視図。
【図21】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図22】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図23】図21と図22に示した実施例の外形を示す
斜視図。
斜視図。
【図24】図21と図22に示した実施例の実施時の状
態を示す概略図。
態を示す概略図。
【図25】図28、図29および図30に示した実施例
を涙道内に挿入した状態を示す概念図。
を涙道内に挿入した状態を示す概念図。
【図26】本発明のさらに他の実施例で、図21と図2
2に示した実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した
状態を示す概念図。
2に示した実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した
状態を示す概念図。
【図27】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図28】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図29】本発明のさらに他の実施例で、図27と図2
8に示した実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した
状態を示す概念図。
8に示した実施例と同じ外形のものを涙道内に挿入した
状態を示す概念図。
【図30】本発明の他の実施例を示す図で、(A)が巻
きぐせのついた薬物放出装置をひろげた状態でその構成
を示す図で、(B)がその薬物放出装置を分解した状態
を示す図である。
きぐせのついた薬物放出装置をひろげた状態でその構成
を示す図で、(B)がその薬物放出装置を分解した状態
を示す図である。
【図31】図30に示した実施例の使用法を示す図で、
(A)が巻きぐせのついた薬物放出装置を示している。
図5〜29に示した実施例にこの薬物放出装置を装着す
ることができる。(B)が図7に示した実施例に薬物放
出装置を装着した状態を示した斜視図で、(C)が図5
に示されている実施例に薬物放出装置を装着した状態を
示した断面図。
(A)が巻きぐせのついた薬物放出装置を示している。
図5〜29に示した実施例にこの薬物放出装置を装着す
ることができる。(B)が図7に示した実施例に薬物放
出装置を装着した状態を示した斜視図で、(C)が図5
に示されている実施例に薬物放出装置を装着した状態を
示した断面図。
【図32】図31に示した実施例を涙道内に挿入した状
態を示す概念図。
態を示す概念図。
【図33】本発明のさらに他の実施例の盲端部を示す断
面図。
面図。
【図34】本発明のさらに他の実施例の盲端部の断面と
その最適な1例の寸法を示す断面図。
その最適な1例の寸法を示す断面図。
【図35】本発明のさらに他の実施例の盲端部の断面と
その最適な1例の寸法を示す断面図。
その最適な1例の寸法を示す断面図。
【図36】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図37】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図38】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図39】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図40】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図41】本発明のさらに他の実施例を示す図で、
(A)がその外形を示す斜視図で、(B)がその断面
図。
(A)がその外形を示す斜視図で、(B)がその断面
図。
【図42】図41に示した実施例の使用法の一例を示す
図で、(A)が巻きぐせのついた薬物放出装置を示して
おり、(B)が薬物放出装置を装着した状態を示した斜
視図で、(C)が薬物放出装置を装着した状態を示した
断面図。
図で、(A)が巻きぐせのついた薬物放出装置を示して
おり、(B)が薬物放出装置を装着した状態を示した斜
視図で、(C)が薬物放出装置を装着した状態を示した
断面図。
11 上涙点 12 下涙点 13 上涙小管 14 下涙小管 15 総涙小管 16 涙嚢 17 鼻涙管 18 鼻孔 19 涙腺 20 薬物放出装置 21 薬物放出調節膜 21 高分子膜 21 エチレンビニルアセテート共重合体膜 21 薬物放出膜 22 薬物貯蔵部 22 ピロカルピンコア 23 間隙 24 白色支持体 24 支持体 25 オキュサート 25 薬物放出装置 30 上涙点と下涙点の間にある中央部材の中央部の、
薬物を含んだ部分 31 鼻涙管の中にある端部材の、薬物を含んだ部分 32 涙小管の中にある中央部材の、薬物を含んだ部分 40 従来のチューブの中央のしなやかな部分 41 涙小管の裂傷 42 チューブ先端部の破れ 50 中央部材 51 端部材 53 終端部 53 盲端 53 亀頭状部 55 切り込み 55 切れ目 57 印 59 センター印 60 連結部材の両端 61 端部材の開放端 61 接着部分 62 中央部材の端 62 中央部材の両端 62 接着部分 71 連結部材 72 ロッド 91 消息子 92 消息子の把持部 93 消息子の先端 94 補強部材
薬物を含んだ部分 31 鼻涙管の中にある端部材の、薬物を含んだ部分 32 涙小管の中にある中央部材の、薬物を含んだ部分 40 従来のチューブの中央のしなやかな部分 41 涙小管の裂傷 42 チューブ先端部の破れ 50 中央部材 51 端部材 53 終端部 53 盲端 53 亀頭状部 55 切り込み 55 切れ目 57 印 59 センター印 60 連結部材の両端 61 端部材の開放端 61 接着部分 62 中央部材の端 62 中央部材の両端 62 接着部分 71 連結部材 72 ロッド 91 消息子 92 消息子の把持部 93 消息子の先端 94 補強部材
Claims (25)
- 【請求項1】 2つの端部材(51)と、2つの端部材
(51)の間に配置される中央部材(50)と、2つの
端部材(51)の各々を中央部材(50)に連結する連
結部材(71)を備えていて、端部材(51)の各々が
消息子(91)を挿入するための切れ込み(55)を有
し、パイプ状に形成されており、端部材(51)の終端
が盲端(53)になっていて、連結部材(71)は端部
材(51)及び中央部材(50)よりしなやかで、連結
部材(71)の外径は端部材(51)及び中央部材(5
0)の外径より小さくなっていることを特徴とする涙道
挿管器具。 - 【請求項2】 連結部材(71)のショア硬さが20〜
80(shoreA)であり、端部材(51)のショア
硬さが60〜80(shore A)であり、中央部材
(50)のショア硬さが20〜80(shore A)
であることを特徴とする請求項1に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項3】 連結部材(71)のショア硬さが40〜
80(shoreA)であり、端部材(51)のショア
硬さが60〜80(shore A)であり、中央部材
(50)のショア硬さが50〜80(shore A)
であることを特徴とする請求項1に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項4】 連結部材(71)のショア硬さが50〜
60(shoreA)であり、端部材(51)のショア
硬さが75〜80(shore A)であり、中央部材
(50)のショア硬さが60〜75(shore A)
であることを特徴とする請求項1に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項5】 連結部材(71)と端部材(51)と中
央部材(50)が一体物として構成されている請求項1
〜4のいずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項6】 中央部材(50)の中央部の3〜5mm
の部分が細くなっていることを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項7】 両端部材(51)の終端が亀頭状にふく
らみ厚肉になっていることを特徴とする請求項1に記載
の涙道挿管器具。 - 【請求項8】 中央部材(50)の外径が端部材(5
1)の外径と同じか、それよりも大きく、涙点プラグと
して利用する形になっていることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項9】 中央部材(50)が軟らかい材質ででき
ており、中央部材(50)に薬物を含ませてドラグデリ
バリーシステムとして利用する構成にした請求項1〜8
のいずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項10】 端部材(51)に薬物を含ませ、涙嚢
や鼻涙管に対するドラグデリバリーシステムとした請求
項1〜8のいずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項11】 両端部材(51)の全体と中央部材
(50)の全体と連結部材(71)の全体に薬物を含ま
せた請求項1〜8のいずれか1項に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項12】 中央部材(50)の中央に薬物放出装
置(25)を巻きつけてドラグデリバリーシステムとし
た請求項1〜11のいずれか1項に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項13】 オキュサート(25)を中央部材(5
0)の中央に着脱自在に取りつける請求項1〜11のい
ずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項14】 盲端部(53)をステンレス材(9
4)で補強している請求項1〜11のいずれか1項に記
載の涙道挿管器具。 - 【請求項15】 連結部材(71)と端部材(51)と
中央部材(50)がシリコーンゴムで形成されているこ
とを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の
涙道挿管器具。 - 【請求項16】 2つの端部材(51)と、2つの端部
材(51)の間に配置される中央部材(50)を備えて
いて、端部材(51)および中央部材(50)の少くと
も一方に薬物を含ませていることを特徴とする涙道挿管
器具。 - 【請求項17】 2つの端部材(51)の各々を中央部
材(50)に連結する連結部材(71)を備えていて、
連結部材(71)のショア硬さが20〜80(shor
e A)であり、端部材(51)のショア硬さが60〜
80(shore A)であり、中央部材(50)のシ
ョア硬さが20〜80(shoreA)であることを特
徴とする請求項16に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項18】 中央部材(50)の中央部の3〜5m
mの部分が細くなっていることを特徴とする請求項16
又は17に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項19】 両端部材(51)の終端が亀頭状にふ
くらんだ盲端になっていて厚肉になっていることを特徴
とする請求項16〜18のいずれか1項に記載の涙道挿
管器具。 - 【請求項20】 両端部材(51)と中央部材(50)
と連結部材(71)に薬物を含ませた請求項17に記載
の涙道挿管器具。 - 【請求項21】 中央部材(50)の中央に薬物放出装
置(25)を巻きつけてドラグデリバリーシステムとし
た請求項16〜19のいずれか1項に記載の涙道挿管器
具。 - 【請求項22】 オキュサート(25)を中央部材(5
0)の中央に着脱自在に取りつける請求項16〜19の
いずれか1項に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項23】 盲端部(53)をステンレス材(9
4)で補強している請求項19に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項24】 連結部材(71)と端部材(51)と
中央部材(50)がシリコーンゴムで形成されているこ
とを特徴とする請求項17に記載の涙道挿管器具。 - 【請求項25】 チューブの盲端部の内部をステンレス
等の補強部材で補強した請求項1〜24のいずれか1項
に記載の涙道挿入管器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8214093A JPH1033584A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 涙道挿管器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8214093A JPH1033584A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 涙道挿管器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033584A true JPH1033584A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16650118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8214093A Pending JPH1033584A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 涙道挿管器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH1033584A (ja) |
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