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JPH10319697A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

Info

Publication number
JPH10319697A
JPH10319697A JP9130644A JP13064497A JPH10319697A JP H10319697 A JPH10319697 A JP H10319697A JP 9130644 A JP9130644 A JP 9130644A JP 13064497 A JP13064497 A JP 13064497A JP H10319697 A JPH10319697 A JP H10319697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
stirring
conveying
electrostatic latent
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9130644A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Hiroshi Kubota
宏 久保田
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP9130644A priority Critical patent/JPH10319697A/ja
Publication of JPH10319697A publication Critical patent/JPH10319697A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像域の下流側において現像剤適用手段から
離脱された現像剤を確実に循環させることができる現像
剤攪拌搬送機構を備えた静電潜像現像装置を提供する。 【解決手段】 像担持体上に形成されている静電潜像を
トナー像に現像するための静電潜像現像装置であって、
現像ハウジングには仕切り壁によって区画される現像剤
供給室と現像剤戻り室が設けられている。上記現像ハウ
ジングの前部には上記現像剤供給室と上記現像剤戻り室
に面して現像剤適用手段が配設されており、上記現像剤
供給室には現像剤を攪拌しつつ搬送して現像剤適用手段
に供給する第1の現像剤攪拌搬送機構が配設され、上記
現像剤戻り室には現像剤適用手段から離脱された現像剤
を現像剤供給室に搬送する第2の現像剤攪拌搬送機構が
配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機やレ
ーザ式印刷機の如き画像形成機において静電潜像をトナ
ー像に現像するための静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナーおよびキャリア粒子とから
なる現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実
用に供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収
容するための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現
像剤を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現
像ハウジング内の現像剤を攪拌するとともに現像剤適用
手段に供給するための現像剤攪拌搬送機構とを具備して
いる。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含
んでおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持し
て現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが
静電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナ
ー像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中の
トナーが消費されると、トナー供給装置からトナーが現
像ハウジング内に供給される。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が十分に攪拌せしめられてトナーとキャリア粒
子とが均一に混合されるとともに帯電せしめられること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着されてトナーの比率が低減せしめら
れた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱され
て、現像ハウジング内で再び攪拌されつつ循環されるこ
とが重要である。
【0004】現像剤を良好に攪拌しつつ搬送する現像剤
攪拌搬送装置が、例えば特開平7−175306号公報
に開示されている。特開平7−175306号公報に
は、現像ハウジング内に現像剤適用手段と平行に下流搬
送路と中流搬送路および上流搬送路を設け、下流搬送路
に現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する螺旋の巻
き方向が相互に逆に形成された第1の螺旋羽根および第
2の螺旋羽根を備えた下流攪拌搬送部材を、中流搬送路
に現像剤を両端部から中央部に向けて搬送する螺旋の巻
き方向が相互に逆に形成された第1の螺旋羽根および第
2の螺旋羽根を備えた中流攪拌搬送部材を、上流搬送路
に現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する螺旋の巻
き方向が相互に逆に形成された第1の螺旋羽根および第
2の螺旋羽根を備えた上流攪拌搬送部材を各々配設し、
上記上流攪拌搬送部材および中流攪拌搬送部材によって
下流搬送路に搬送され、更に上記下流攪拌搬送手段によ
って搬送される現像剤を上記現像剤適用手段に供給する
ように構成した現像剤攪拌搬送装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、現像域の下流
側において現像剤適用手段から離脱された現像剤が上記
下流攪拌搬送部材によって両端部に搬送される以前に、
上記現像剤適用手段に再びくみ上げられて現像域に搬送
されて現像作用に供されることがある。現像域の下流側
において現像剤適用手段から離脱された現像剤は、トナ
ーが静電潜像に付着されてトナーの比率が低減せしめら
れているために、所謂ベタ黒画像を画像を印刷した際
に、スパイラル状の縞模様のムラが発生する。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、現像域の下流側におい
て現像剤適用手段から離脱された現像剤を確実に循環さ
せることができる現像剤攪拌搬送機構を備えた静電潜像
現像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、現像域を通して移動
せしめられる像担持体上に形成されている静電潜像を、
該現像域において該像担持体上にキャリア粒子とトナー
とからなる現像剤を適用してトナー像に現像するための
静電潜像現像装置において、仕切り壁によって区画され
該仕切り壁の上側に形成される現像剤供給室と該仕切り
壁の下側に形成される現像剤戻り室とを有する現像ハウ
ジングと、該現像ハウジングの前部に該現像剤供給室と
該現像剤戻り室に面して配設された現像剤適用手段と、
該現像剤供給室に配設され現像剤を攪拌しつつ搬送して
該現像剤適用手段に供給する第1の現像剤攪拌搬送機構
と、該現像剤戻り室に配設され該現像剤適用手段から離
脱された現像剤を該現像剤供給室に搬送する第2の現像
剤攪拌搬送機構と、を具備する、ことを特徴とする静電
潜像現像装置が提供される。
【0008】上記現像ハウジングには、上記現像剤戻り
室にトナーを供給するトナー供給口が設けられているこ
とが望ましい。
【0009】上記第1の現像剤攪拌搬送機構は、上記現
像剤適用手段と平行に設けられた下流搬送路および上流
搬送路と、該下流搬送路に配設され現像剤を軸方向に搬
送する螺旋羽根を備えた下流攪拌搬送部材と、該上流搬
送路に配設され現像剤を軸方向に搬送する螺旋羽根を備
えた上流攪拌搬送部材とによって構成されている。な
お、上記下流攪拌搬送部材は回転軸と該回転軸に設けら
れ現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する螺旋の巻
き方向が相互に逆に形成された第1の螺旋羽根および第
2の螺旋羽根とからなり、上記上流攪拌搬送部材は回転
軸と該回転軸に設けられ現像剤を両端部から中央部に向
けて搬送する螺旋の巻き方向が相互に逆に形成された第
1の螺旋羽根および第2の螺旋羽根とからなっているの
が望ましい。
【0010】上記第2の現像剤攪拌搬送機構は、上記現
像剤適用手段と平行に配設され該現像ハウジングを構成
する前端壁と後端壁に回転自在に装着された回転軸とと
該回転軸に放射状に設けられた複数個のパドルを備えた
攪拌搬送手段と、該攪拌搬送手段によって搬送された現
像剤を磁気力によって周表面に吸着して搬送し上記現像
剤供給室に対向する剥離域において現像剤を現像剤供給
室に送る磁気搬送手段とによって構成されている。上記
現像ハウジングを構成する前端壁には上記現像剤戻り室
にトナーを供給するトナー供給口が設けられており、上
記攪拌搬送手段を構成する複数個のパドルは前端壁側か
ら後端壁側の向けて回転方向後方に傾斜して形成されて
いるのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施形態を図示している添付
図面を参照して、更に詳述する。
【0012】図1には、像担持体を構成する回転ドラム
2の一部と共に、本発明に従って構成された静電潜像現
像装置の好適な実施形態が図示されている。回転ドラム
2は、周表面に適宜の静電感光体が配設されており、図
示しない適宜の駆動手段によって図において矢印4で示
す方向に回転せしめられて、現像域6を通過するように
構成されている。現像域6においては、全体を番号8で
示す本発明に従って構成された静電潜像現像装置によっ
て、回転ドラム2の周表面上に形成された静電潜像がト
ナー像に現像される。このようにして静電潜像現像装置
によって現像されたトナー像は、現像域6の下流側にお
いて、図示しない転写手段によって普通紙等の転写部材
に転写される。そして、転写部材に転写されたトナー像
は、図示しない定着手段によって加熱定着せしめられ
る。
【0013】図1、図2および図3を参照して説明を続
けると、静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具
備している。適宜の合成樹脂から形成することができる
現像ハウジング10は、底壁12およびこの底壁12の
後側縁から実質上鉛直に上方に延びる後壁14とともに
前端壁16および後端壁18を含んでいる。また、現像
ハウジング10は、水平に設けられた仕切り壁20によ
って上側に形成される現像剤供給室201と下側に形成
される現像剤戻り室202とに区画されている。このよ
うに構成された現像ハウジング10には、その上面を覆
う合成樹脂から形成されたカバー部材22が配設されて
いる。
【0014】現像ハウジング10の最前部(図1におい
て最左部、図2において最上部)には、現像剤適用手段
24が現像剤供給室201と現像剤戻り室202に面し
て配設されている。現像剤適用手段24は、上記現像域
6において実質上水平に幅方向(図1において紙面に垂
直な方向、図2において左右方向)に延在して回転ドラ
ム2と平行に配設されたスリーブ部材26と、このスリ
ーブ部材26内に配設された磁石手段28とから構成さ
れている。スリーブ部材26はアルミニウム等の非磁性
材によって形成され、現像ハウジング10に回転自在に
装着されている。上記磁石手段28は静止永久磁石によ
って構成されており、スリーブ部材26内の所定位置に
固定される。この磁石手段28を構成する静止永久磁石
の外周面には、図1に示すように、N極とS極とが交互
に形成されているとともに、下側部分に着磁されていな
い現像剤剥離域281が形成されている。図2に示すよ
うに、スリーブ部材26が固定されている回転軸30は
現像ハウジング10の後端壁18を貫通して後方に突出
せしめられている。この回転軸30の突出端部には入力
歯車(図示していない)が固定され、該入力歯車が適宜
の伝動歯車(図示していない)を介して電動モータでよ
い回転駆動源(図示していない)に伝動連結されてい
る。このように構成された第1の現像剤適用手段24の
スリーブ部材26は、図1において矢印32で示す方
向、即ち上記現像域6において上記回転ドラム2の移動
に対して同方向に移動するように回転駆動せしめられ
る。
【0015】上記現像ハウジング10の上面を覆う合成
樹脂から形成されたカバー部材22の内面には、穂切板
34がビス等の固着手段によって装着されている。この
穂切板34は、図示の実施形態においては非磁性のステ
ンレス鋼から形成されており、上記現像剤適用手段24
に沿って配設されている。このように構成された穂切板
34の先端は、現像剤適用手段24の現像剤規制域28
2においてスリーブ部材26の周表面と所定の間隙を設
けて配設されている。
【0016】上記現像剤適用手段24の後方には、現像
剤を攪拌しつつ搬送して上記現像剤適用手段24に供給
する第1の現像剤攪拌搬送機構40が配設されている。
該第1の現像剤攪拌搬送機構40は、上記現像剤供給室
201に形成された上記第1の現像剤搬送路としての下
流搬送路42と、第2の現像剤搬送路としての上流搬送
路44を含んでいる。この下流搬送路42と上流搬送路
44とは、前後方向(図1において左右方向、図2にお
いて上下方向)に互いに平行に設けられている。
【0017】上記下流搬送路42には、第1の攪拌搬送
部材としての下流攪拌搬送部材46が配設されている。
下流攪拌搬送部材46は、図2に示すように上記現像ハ
ウジング10の両端壁16および18間に回転自在に装
着された回転軸461を有している。この回転軸461
には軸線方向即ち幅方向に間隔をおいて一対の螺旋羽根
462および463が形成されている。螺旋羽根462
と螺旋羽根463とは巻き方向が相互に逆に形成されて
いる。螺旋羽根462の外径と螺旋羽根463の外径と
は同一である。回転軸461の両端部には補助螺旋羽根
464および465が形成されている。この補助螺旋羽
根464および465は、その外径が螺旋羽根462お
よび463の外径と同一に形成されており、略360度
の角度範囲に渡って構成されている。なお、補助螺旋羽
根464および465の巻き方向は、夫々対向する螺旋
羽根462および463の巻き方向に対して逆方向であ
る。下流攪拌搬送部材46を構成する回転軸461は、
現像ハウジング10の後端壁18を貫通して後方に突出
せしめられており、該回転軸461の後端部には夫々入
力歯車(図示していない)が固定され、この入力歯車が
上記現像剤適用手段24の駆動機構に伝動連結されてい
る。このように構成された下流攪拌搬送部材46は、図
1において矢印460で示す方向に回転駆動せしめら
れ、現像剤を中央から両端に向けて搬送する。
【0018】上記上流搬送路44には、第2の攪拌搬送
部材としての上流攪拌搬送部材484が配設されてい
る。上流攪拌搬送部材48は、上記現像ハウジング10
の両端壁16および18間に回転自在に装着された回転
軸481を有している。この回転軸481には軸線方向
即ち幅方向に間隔をおいて一対の螺旋羽根482および
483が形成されている。螺旋羽根482と螺旋羽根4
83とは巻き方向が相互に逆に形成されている。螺旋羽
根482の外径と螺旋羽根483の外径とは同一であ
る。上流攪拌搬送部材48を構成する回転軸481は、
現像ハウジング10の後端壁18を貫通して後方に突出
せしめられており、該回転軸481の後端壁には夫々入
力歯車(図示していない)が固定され、この入力歯車が
上記現像剤適用手段24の駆動機構に伝動連結されてい
る。このように構成された下流攪拌搬送部材48は、図
1において矢印480で示す方向に回転駆動せしめら
れ、現像剤を両端から中央に向けて搬送する。
【0019】上記現像ハウジング10に形成された現像
剤戻り室202には、上記現像剤適用手段24から離脱
された現像剤を上記現像剤供給室201に搬送する第2
の現像剤攪拌搬送機構50が配設されている。第2の現
像剤攪拌搬送機構50は、第1の攪拌搬送手段51およ
び第2の攪拌搬送手段52と、磁気搬送手段53とを具
備している。
【0020】第1の攪拌搬送手段51は、上記現像ハウ
ジング10の両端壁16および18間に回転自在に装着
された回転軸511を有している。この回転軸511に
は、放射状に形成された複数個のパドル512が設けら
れている。回転軸511は、現像ハウジング10の後端
壁18を貫通して後方に突出せしめられており、この回
転軸511の後端部には入力歯車(図示していない)が
固定され、この入力歯車が上記現像剤適用手段24の駆
動機構と伝動連結されている。このように構成された第
1の攪拌搬送手段51は図1において矢印510で示す
方向に回転駆動せしめられ、現像剤戻り室202内の現
像剤を攪拌しつつ後方即ち第2の攪拌搬送手段52に向
けて搬送する。なお、第1の攪拌搬送手段51を構成す
るパドル512は、図示の実施形態においては現像ハウ
ジング10の前端壁16側から後端壁18側に向けて回
転方向後方に傾斜して形成されており、従って、現像剤
を前端壁16側から後端壁18側に向けて搬送しつつ後
方へ搬送する。
【0021】第2の攪拌搬送手段52も、上記現像ハウ
ジング10の両端壁16および18間に回転自在に装着
された回転軸521を有している。この回転軸521に
は、放射状に形成された複数個のパドル522が設けら
れている。回転軸521は、現像ハウジング10の後端
壁18を貫通して後方に突出せしめられており、この回
転軸521の後端部には入力歯車(図示していない)が
固定され、この入力歯車が上記現像剤適用手段24の駆
動機構と伝動連結されている。このように構成された第
2の攪拌搬送手段52は図1において矢印520で示す
方向に回転駆動せしめられ、上記第1の攪拌搬送手段5
1によって搬送された現像剤を攪拌しつつ現像ハウジン
グ10の底壁12および後壁14に沿って上方即ち磁気
搬送手段53に向けて搬送する。なお、第2の攪拌搬送
手段52を構成するパドル522は、図示の実施形態に
おいては上記第1の攪拌搬送手段51のパドル512と
同様に、現像ハウジング10の前端壁16側から後端壁
18側に向けて回転方向後方に傾斜して形成されてお
り、従って、現像剤を前端壁16側から後端壁18側に
向けて搬送しつつ磁気搬送手段53に向けて搬送する。
【0022】上記磁気搬送手段53は、現像ハウジング
10に設けられた仕切り壁20の後端に立設して形成さ
れた現像剤剥離壁204と現像ハウジング10の後壁1
4との間に配設されている。磁気搬送手段53は、上記
現像剤適用手段24と同様の構成をしており、上記第2
の攪拌搬送手段52の上方に実質上水平に幅方向(図1
において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)に
延在して第2の攪拌搬送手段52と平行に配設されたス
リーブ部材531と、このスリーブ部材531内に配設
された磁石手段532とから構成されている。スリーブ
部材531はアルミニウム等の非磁性材によって形成さ
れ、現像ハウジング10に回転自在に装着されている。
上記磁石手段532は静止永久磁石によって構成されて
おり、スリーブ部材531内の所定位置に固定される。
この磁石手段53を構成する静止永久磁石の外周面に
は、図1に示すように、N極とS極とが交互に形成され
ているとともに、上部から仕切り壁20側に着磁されて
いない剥離域533が形成されている。図2に示すよう
に、スリーブ部材26が固定されている回転軸535は
現像ハウジング10の後端壁18を貫通して後方に突出
せしめられている。この回転軸535の突出端部には入
力歯車(図示していない)が固定され、この入力歯車が
上記現像剤適用手段24の駆動機構と伝動連結されてい
る。このように構成された磁気搬送手段53は図1にお
いて矢印530で示す方向に回転駆動せしめられ、第2
の攪拌搬送手段52によって掻き上げられた現像剤を磁
石手段53の磁力によりスリーブ部材531の周表面に
吸着して、矢印530で示す方向に搬送する。そして、
スリーブ部材531の周表面に吸着して搬送された現像
剤は、剥離域533において磁界の低減に起因して現像
剤剥離壁204によって離脱せしめられて上記上流搬送
路44に送り込まれる。
【0023】図1に示すように現像ハウジング10に形
成された現像剤供給室201および現像剤戻り室202
には、トナーとキャリア粒子とからなる現像剤300が
収容される。現像剤戻り室202に収容された現像剤
は、第1の攪拌搬送手段51および第2の攪拌搬送手段
52と磁気搬送手段53によって現像剤供給室201に
送られる。現像剤供給室201に収容された現像剤およ
び現像剤返却室202から送られた現像剤は、上流搬送
路44において上流攪拌搬送部材48により攪拌されつ
つ両端部から中央に向けて搬送される。そして、上流搬
送路44の中央部に搬送された現像剤は、下流搬送路4
2に送られ下流攪拌搬送部材46によって中央部から両
端部に向けて攪拌されつつ搬送される。この下流搬送路
42を中央部から両端部に向けて搬送される現像剤が上
記現像剤適用手段24に供給せしめられる。
【0024】上記現像ハウジング10を構成する前端壁
16には、図示しないトナー供給装置によって搬送され
るトナーを現像剤戻り室202に導入するトナー供給口
160が設けられている。また、現像ハウジング10を
現像剤供給室201と現像剤戻り室202とに区画する
仕切り壁20には、上記下流搬送路42の中央部に開口
する穴203が形成されている。この穴203には現像
剤供給室201内の現像剤中のトナー濃度を検出するた
めの検出器55が配設されている。この検出器55は、
穴203を通して上記下流搬送路42内に露呈せしめら
れている上面上に存在する現像剤の透磁率を検出するこ
とによって現像剤供給室201内の現像剤中のトナー濃
度を検出するそれ自体は公知の形態のものでよい。この
検出器50が検出する現像剤中のトナー濃度が所定値以
下になると、図示しない制御装置からの制御信号によっ
て図示しないトナー供給装置が作動せしめられてトナー
がトナー供給口160から現像剤戻り室202に供給さ
れる。そして、上記検出器55が検出するトナー濃度が
所定値以上になると、制御装置からの制御信号によりト
ナー供給装置の作動が停止されて現像剤戻り室202へ
のトナー供給が停止される。
【0025】次に、上述したとおりの静電潜像現像装置
の作用効果を要約して説明すると、次のとおりである。
図示しないトナー供給装置が作動せしめられることによ
って、トナー供給口160から現像剤戻り室202に供
給されたトナーは、現像剤戻り室202に収納された現
像剤とともに第1の攪拌搬送手段51によって攪拌され
つつ第2の攪拌搬送手段52に向けて搬送される。この
とき、第1の攪拌搬送手段51を構成するパドル512
は現像ハウジング10の前端壁16側から後端壁18側
の向けて回転方向後方に傾斜して形成されているので、
前端壁16に設けられたトナー供給口160から現像剤
戻り室202に供給されたトナーは、現像剤とともに前
端壁16側から後端壁18側に向けて搬送されつつ後方
へ搬送されるため、現像剤返却室202の幅方向に分散
される。
【0026】第1の攪拌搬送手段51によって後方に送
られたトナーが混入せしめられた現像剤は、第2の攪拌
搬送手段52によって攪拌されつつ現像ハウジング10
の底壁12および後壁14に沿って上方即ち磁気搬送手
段53に向けて搬送される。このとき、第2の攪拌搬送
手段52を構成するパドル512は現像ハウジング10
の前端壁16側から後端壁18側の向けて回転方向後方
の傾斜して形成されているので、前端壁16に設けられ
たトナー供給口160から現像剤返却室202に供給さ
れ第2の攪拌搬送手段52によって現像剤とともに後端
壁18側に向けて搬送されたトナーは、更に後端壁18
側に送られ現像剤戻り室202の幅方向全体に分散され
る。
【0027】第2の攪拌搬送手段52によって現像ハウ
ジング10の底壁12および後壁14に沿って磁気搬送
手段53に向けて搬送された現像剤は、磁気搬送手段5
3を構成する磁石手段53の磁力によりスリーブ部材5
31の周表面に吸着され、矢印530で示す方向に搬送
される。そして、スリーブ部材531の周表面に吸着し
て搬送された現像剤は、剥離域533において磁界の低
減に起因して現像剤剥離壁204によって離脱せしめら
れて上記現像剤供給室201の上流搬送路44に送り込
まれる。
【0028】上記現像剤供給室201の上流搬送路44
に送り込まれた現像剤は、上流攪拌搬送部材48の一対
の螺旋羽根482および483の作用によって攪拌され
つつ軸方向両側部から軸方向中央部に向けて搬送され
る。そして、上流搬送路42の中央部において下流搬送
路42に導入される。下流搬送路42に導入された現像
材は、下流攪拌搬送部材46によって中央部から両端部
に向けて攪拌されつつ搬送される。なお、下流攪拌搬送
部材46によって上流搬送路44の両端部に搬送された
現像剤は、再び上流搬送路44に戻され、上流攪拌搬送
部材48によって軸方向中央部に向けて搬送される。
【0029】図1を参照して説明を続けると、下流搬送
路42の下流側(図1において左側)においては、現像
剤適用手段24のスリーブ部材26が矢印32で示す方
向に回転せしめられる。図1に番号283で示す現像剤
汲み上げ域においては、下流攪拌搬送部材46によって
攪拌されながら軸方向中央部から軸方向両側部に搬送さ
れている現像剤の一部が、静止永久磁石部材28が形成
する磁界に起因してスリーブ部材26の周表面に汲み上
げられる。スリーブ部材26の周表面に汲み上げられた
現像剤は、スリーブ部材26の回転に付随して矢印32
で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際
には、現像ハウジング10のカバー22の内面に装着さ
れた穂切板34の作用により、スリーブ部材26の周表
面から過剰の現像剤が除去される。現像域6において
は、上述した如く、回転ドラム4の周表面上に形成され
ている静電潜像に現像剤中のトナーが選択的に付着せし
められて、静電潜像がトナー像に現像される。現像域6
の下流に位置する現像剤剥離域281においては、永久
磁石部材28が形成する磁界が低減せしめられているこ
と等に起因して、スリーブ部材26の周表面から現像剤
が離脱される。このようにしてスリーブ部材26の周表
面から離脱された現像剤は、現像域6においてトナーが
消費されたためトナー濃度が低下せしめられている。ス
リーブ部材26の周表面から離脱された現像剤は現像剤
戻り室202に落下せしめられて、現像剤戻り室202
内の現像剤に混入され、上記のように第1の攪拌搬送手
段51および第2の攪拌搬送手段52と磁気搬送手段5
3によって現像剤供給室201に送られる。このように
して、現像域6においてトナーが消費されトナー濃度が
低下せしめられている現像剤は、現像剤戻り室202か
ら現像剤供給室201を循環して再び現像作用に供せら
れる。
【0030】以上のように、図示の実施形態における静
電潜像現像装置においては、現像域6においてトナーが
消費されトナー濃度が低下せしめられている現像剤は、
現像剤戻り室202に落下せしめられ、該現像剤戻り室
202から現像剤供給室201を循環して再び現像作用
に供せられるので、現像域6においてトナーが消費され
トナー濃度が低下せしめられている現像剤が直ぐに現像
作用に供せられることはないため、所謂ベタ黒画像を画
像を印刷した際に、スパイラル状の縞模様のムラが発生
することはない。
【0031】また、図示の実施形態においては、新規ト
ナーはトナー供給口160から現像剤戻り室202に供
給されるので、現像剤戻り室202に配設された第1の
攪拌搬送手段51および第2の攪拌搬送手段52によっ
て十分に攪拌されるため、現像剤との混合が良好に行わ
れるとともに、十分に摩擦帯電せしめられる。
【0032】更に、図示の実施形態においては、現像剤
供給室201に配設された下流攪拌搬送部材46および
上流攪拌搬送部材48は現像剤を攪拌しつつ軸方向に搬
送する構成であるため、現像剤の飛散がない。また、現
像剤戻り室202に配設された第1の攪拌搬送手段51
および第2の攪拌搬送手段52は放射状に設けられた複
数個のパドルによって構成されているので、現像剤を十
分に攪拌することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は以上の
ように構成されており、現像域においてトナーが消費さ
れた現像剤は、現像剤適用手段から離脱して現像剤戻り
室に落下せしめられ、該現像剤戻り室から第2の現像剤
攪拌搬送機構によって現像剤供給室に搬送されて再び現
像作用に供せられるので、現像域においてトナーが消費
されトナー濃度が低下せしめられている現像剤が直ぐに
現像作用に供せられることはないため、所謂ベタ黒画像
を画像を印刷した際に、スパイラル状の縞模様のムラが
発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
好適実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す静電潜像現像装置の、現像ハウジン
グの上面を覆うカバー部材を省略して示す平面図。
【図3】図1に示す静電潜像現像装置のA−A線断面
図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:現像域 10:現像ハウジング 20:仕切り壁 22:カバー部材 24:現像剤適用手段 26:スリーブ部材 28:磁石手段 30:スリーブ部材の回転軸 34:穂切板 40:第1の現像剤攪拌搬送機構 42:下流搬送路 44:上流搬送路 46:下流攪拌搬送部材 48:上流攪拌搬送部材 49:トナー濃度検出器 50:第2の現像剤攪拌搬送機構 51:第1の攪拌搬送手段 52:第2の攪拌搬送手段 53:磁気搬送手段 160:トナー供給口 201:現像剤供給室 202:現像剤戻り室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像域を通して移動せしめられる像担持
    体上に形成されている静電潜像を、該現像域において該
    像担持体上にキャリア粒子とトナーとからなる現像剤を
    適用してトナー像に現像するための静電潜像現像装置に
    おいて、 仕切り壁によって区画され該仕切り壁の上側に形成され
    る現像剤供給室と該仕切り壁の下側に形成される現像剤
    戻り室とを有する現像ハウジングと、 該現像ハウジングの前部に該現像剤供給室と該現像剤戻
    り室に面して配設された現像剤適用手段と、 該現像剤供給室に配設され現像剤を攪拌しつつ搬送して
    該現像剤適用手段に供給する第1の現像剤攪拌搬送機構
    と、 該現像剤戻り室に配設され該現像剤適用手段から離脱さ
    れた現像剤を該現像剤供給室に搬送する第2の現像剤攪
    拌搬送機構と、を具備する、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 該現像ハウジングには、該現像剤戻り室
    にトナーを供給するトナー供給口が設けられている、請
    求項1記載の静電潜像現像装置。
  3. 【請求項3】 該第1の現像剤攪拌搬送機構は、該現像
    剤適用手段と平行に設けられた下流搬送路および上流搬
    送路と、該下流搬送路に配設され現像剤を軸方向に搬送
    する螺旋羽根を備えた下流攪拌搬送部材と、該上流搬送
    路に配設され現像剤を軸方向に搬送する螺旋羽根を備え
    た上流攪拌搬送部材とによって構成されている、請求項
    1記載の静電潜像現像装置。
  4. 【請求項4】 該下流攪拌搬送部材は回転軸と該回転軸
    に設けられ現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する
    螺旋の巻き方向が相互に逆に形成された第1の螺旋羽根
    および第2の螺旋羽根を備えており、該上流攪拌搬送部
    材は回転軸と該回転軸に設けられ現像剤を両端部から中
    央部に向けて搬送する螺旋の巻き方向が相互に逆に形成
    された第1の螺旋羽根および第2の螺旋羽根を備えてい
    る、請求項3記載の静電潜像現像装置。
  5. 【請求項5】 該第2の現像剤攪拌搬送機構は、該現像
    剤適用手段と平行に配設され該現像ハウジングを構成す
    る前端壁と後端壁に回転自在に装着された回転軸と該回
    転軸に放射状に設けられた複数個のパドルを備えた攪拌
    搬送手段と、該攪拌搬送手段によって搬送された現像剤
    を磁気力によって周表面に吸着して搬送し該現像剤供給
    室に対向する剥離域において該現像剤を該現像剤供給室
    に送る磁気搬送手段とによって構成されている、請求項
    1記載の静電潜像現像装置。
  6. 【請求項6】 該現像ハウジングを構成する該前端壁に
    は該現像剤戻り室にトナーを供給するトナー供給口が設
    けられており、該攪拌搬送手段を構成する複数個のパド
    ルは該前端壁側から該後端壁側の向けて回転方向後方に
    傾斜して形成されている、請求項5記載の静電潜像現像
    装置。
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