[go: up one dir, main page]

JPH09106154A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

Info

Publication number
JPH09106154A
JPH09106154A JP7262629A JP26262995A JPH09106154A JP H09106154 A JPH09106154 A JP H09106154A JP 7262629 A JP7262629 A JP 7262629A JP 26262995 A JP26262995 A JP 26262995A JP H09106154 A JPH09106154 A JP H09106154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
stirring
spiral blade
conveying member
central portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7262629A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Tsutomu Osada
努 長田
Hiroshi Kubota
宏 久保田
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Kazuhito Takaoka
一仁 高岡
Akihiko Ichiba
昭彦 市場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP7262629A priority Critical patent/JPH09106154A/ja
Publication of JPH09106154A publication Critical patent/JPH09106154A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤適用手段の中央部における現像剤の不
足または過多を生ずることなく、現像剤を現像剤適用手
段に攪拌搬送することができる現像剤攪拌搬送機構を備
えた静電潜像現像装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像現像装置は、現像ハウジング内
の現像剤を静電潜像に適用するための現像剤適用手段
と、該ハウジンング内に配設され中央部に現像剤移送口
を備えた隔壁、該隔壁の片側に配設された第1の攪拌搬
送部材と、該隔壁の他側に現像剤適用手段に隣接して配
設された第2の攪拌搬送部材とを有する現像剤攪拌搬送
機構とを具備している。上記第2の攪拌搬送部材は、巻
き方向が相互に逆に形成された第1螺旋羽根及び第2螺
旋羽根を備え、該第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根の内端
が軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されており、
該第1螺旋羽根と該第2螺旋羽根との間に径方向に延び
る攪拌部材が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電式複写機およ
び静電式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナ
ー像に現像する静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子から成る
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送機構と、現像ハウジング内にト
ナーを供給するためのトナー供給手段とを具備してい
る。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含ん
でおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持して
現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが静
電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー
像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中のト
ナーが消費されると、トナー供給手段からトナーが現像
ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現像
ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒子
とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送する。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であると共に両者が充分均
一に混合されている現像剤が静電潜像に適用されること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低減せ
しめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱
されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送されるこ
とが重要である。現像剤の攪拌及び搬送に関するかよう
な要件を充足せしめるために、実公昭50−27333
号公報および特開平3−260678号公報には、第1
の攪拌搬送部材とその下流側に現像剤適用手段に隣接し
て配設された第2の攪拌搬送部材とから構成した現像剤
攪拌搬送装置が開示されている。第1の攪拌搬送部材は
幅方向に延在する回転軸とこの回転軸に軸方向に間隔を
おいて形成され且つ巻き方向が相互に逆である一対の螺
旋羽根から成り、第2の攪拌搬送部材も同様に幅方向に
延在する回転軸とこの回転軸に軸方向に間隔をおいて形
成され且つ巻き方向が相互に逆である一対の螺旋羽根か
ら成る。第1の攪拌搬送部材は所定方向に回転せしめら
れ、現像剤を攪拌しながら軸方向両端部から軸方向中央
部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材の軸方向中央部
に現像剤を移送せしめる。同様に所定方向に回転せしめ
られる第2の攪拌搬送部材は、現像剤を攪拌しながら軸
方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送し、
軸方向両端部において第1の攪拌搬送部材に現像剤を移
送せしめる。第2の攪拌搬送部材によって幅方向中央部
から軸方向両端部に搬送されている現像剤が現像剤適用
手段に保持されて現像域に搬送される。上記特開平3−
260678号公報には、更に、第2の攪拌搬送部材の
回転軸における一対の螺旋羽根間に分配羽根としての傾
斜楕円板を配設し、第1の攪拌搬送部材の片端部から中
央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側に
分配せしめると共に、第1の攪拌搬送部材の他端部から
中央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側
に分配せしめ、かくして幅方向片側と他側との間でも現
像剤の流動を図り現像剤を幅方向全体に渡って均一化せ
しめることも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記実公昭5
0−27333号公報に開示された現像剤攪拌搬送装置
においては、第1の攪拌搬送部材に設けられた巻き方向
が相互に逆である一対の螺旋羽根の内端が互いに近接し
て形成されている。このため、第1の攪拌搬送部材の中
央部から第1の攪拌搬送部材側に移送された現像剤は、
一対の螺旋羽根の内端部の搬送作用によって直ちに移送
されるため、中央部の現像剤存在量が不足し、現像剤適
用手段の中央部への現像剤供給性が他の部分より悪化し
易く、中央部での現像剤不足の原因となる。このような
不具合を解消するために、第1の攪拌搬送部材に設けら
れた一対の螺旋羽根の内端部を所定範囲に渡って除去す
ると、螺旋羽根が除去された中央部に移送された現像剤
が滞留する傾向があり、中央部で現像剤が過多になると
いう不具合が生ずる。また、上記特開平3−26067
8号公報に開示された第1の攪拌搬送部材の中央部に傾
斜楕円板を配設したものも、両側への分配作用によって
中央部の現像剤存在量が不足し易いという問題がある。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、現像剤適用手段の中央部における現像剤の不足ま
たは過多を生ずることなく、現像剤を現像剤適用手段に
攪拌搬送することができる現像剤攪拌搬送機構を備えた
静電潜像現像装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、現像剤を収容するための現
像ハウジングと、該現像ハウジング内の現像剤を静電潜
像に適用するための現像剤適用手段と、該ハウジンング
内に配設され中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも
1個の隔壁と、該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され
現像剤を両端部から中央部に向けて搬送する螺旋の巻き
方向が相互に逆に形成された第1螺旋羽根及び第2螺旋
羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、該隔壁の他側に隔
壁に沿って該現像剤適用手段に隣接して配設され現像剤
を中央部から両端部に向けて搬送する螺旋の巻き方向が
相互に逆に形成された第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を
備えた第2の攪拌搬送部材とを有する現像剤攪拌搬送機
構と、を具備する静電潜像現像装置において、該第2の
攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第2螺旋羽
根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されてお
り、該第1螺旋羽根と該第2螺旋羽根との間に径方向に
延びる攪拌部材が配設されている、ことを特徴とする静
電潜像現像装置が提供される。
【0007】また、本発明によれば、上記隔壁の中央部
に設けられた現像剤移送口の幅方向寸法(W)と、上記
第2の攪拌搬送部材の攪拌部材の軸方向寸法(L)との
関係を、L=0.25〜0.75Wに設定した静電潜像
現像装置が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施の形態を図示している添
付図面を参照して、更に詳述する。
【0009】図1には、静電複写機を構成する回転ドラ
ムの一部と共に、本発明に従って構成された静電潜像現
像装置が図示されている。周表面に適宜の静電感光体が
配設されている回転ドラム2は、矢印4で示す方向に回
転せしめられて、現像域6を通過するように構成されて
いる。現像域6の上流側において、それ自体は周知の適
宜の方式によって回転ドラム2の周表面上に静電潜像が
形成される。現像域6においては、本発明に従って構成
された全体を番号8で示す静電潜像現像装置によって、
回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像に現像さ
れる。かかるトナー像は、現像域6の下流側において、
普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着せしめら
れ、かくして複写乃至印刷物が得られる。
【0010】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16にはその上端から
実質上水平に前方に突出する上壁22が接続されてお
り、この上壁22には更にカバー壁24が接続されてい
る。
【0011】上記現像ハウジング10の最前部(図1に
おいて最左部、図2において最上部)には現像剤適用手
段26が配設されている。この現像剤適用手段26は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材28とこのス
リーブ部材28内に配設された永久磁石部材30とから
構成されている。スリーブ部材28はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材30は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材28が固定されてい
る回転軸31は現像ハウジング10の後端壁20を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車3
2が固定されている。この入力歯車32は上記回転ドラ
ム2の入力歯車(図示していない)を介して電動モータ
でよい回転駆動源(図示していない)に駆動連結されて
おり、矢印34で示す方向に回転駆動せしめられる。上
記現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁35
は、現像剤適用手段26のスリーブ部材28の周表面に
近接して位置せしめられており、後に更に詳述する如
く、スリーブ部材28の周表面に保持されて上記現像域
6に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂切手段とし
て機能する。
【0012】上記現像剤適用手段26の後方に現像剤攪
拌搬送機構36が配設されている。この現像剤攪拌搬送
装置36は、図示の実施形態においては現像ハウジング
10に前後方向(図1において左右方向、図2において
上下方向)に所定間隔をおいて平行に配設された上流側
隔壁38及び下流側隔壁40を備えている。上流側隔壁
38は、現像ハウジング8の底壁12から実質上鉛直に
上方に突出せしめられている直立壁42及び44によっ
て規定されている。同様に、下流側隔壁手段40も、現
像ハウジング8の底壁12から実質上鉛直に上方に突出
せしめられている直立壁46及び48によって規定され
ている。図1から明確に理解されるとおり、直立壁4
2、44、46及び48の各々の下端部両側面は凹円弧
形状にせしめられている。図2を参照することによって
明確に理解されるとおり、幅方向(図1において紙面に
垂直な方向、図2において左右方向)中央部並びに幅方
向両端部においては直立壁42及び44が存在せず、上
流側隔壁38の幅方向中央部並びに幅方向両端部には夫
々現像剤移送口50並びに52及び54が設けられてい
る。同様に、直立壁46及び48も幅方向中央部並びに
幅方向両端部においては存在せず、下流側隔壁40の幅
方向中央部並びに幅方向両端部にも夫々現像剤移送口5
6並びに58及び60が設けられている。なお、下流側
隔壁40の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口56
の幅方向寸法W2は、上記上流側隔壁38の幅方向中央
部に設けられた現像剤移送口50の幅方向寸法W1より
大きく設定されており、上記幅方向寸法W2とW1との
関係は、装置の大きさや複写速度等種々の要因によって
設定されるが、本発明者等の実験によれば、上記幅方向
寸法W2は上記幅方向寸法W1の1.3乃至4.0倍、
望ましくは1.5乃至2.5倍であるのが好適である。
また、上流側隔壁38の幅方向両端部に配設されている
現像剤移送口52及び54並びに下流側隔壁40の幅方
向両端部に配設されている現像剤移送口58及び60の
幅方向寸法は全て実質上同一でよく、上記下流側隔壁4
0の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口56の幅方
向寸法W2と略同一であることが好ましい。
【0013】図示の現像剤攪拌搬送装置36は、上記上
流側隔壁38と上記下流側隔壁40との間に配設された
第1の攪拌搬送部材62と、上記下流側隔壁40の下流
側(即ち前側)に下流側隔壁40に沿って上記現像剤適
用手段26と隣接して配設された第2の攪拌搬送部材6
4、及び上記上流側隔壁38の上流側(即ち後側)に上
流側隔壁38に沿って配設された第3の攪拌搬送部材6
6を具備している。なお、上記第1の攪拌搬送部材62
と第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌搬送部材66
は、図示の実施形態においては同一平面内に配設されて
いる。
【0014】第1の攪拌搬送部材62は、上記現像ハウ
ジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着さ
れた回転軸68を有する。この回転軸68には軸方向に
間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋
羽根72が形成されている。この第1の螺旋羽根70と
第2の螺旋羽根72とは、その外径が同一に構成され、
螺旋の巻き方向が相互に逆に形成されている。図2乃至
図4に明確に示されているように、第1の螺旋羽根70
及び第2の螺旋羽根72は、その各々内端の半ピッチ7
02、722が互いに180度の位相角をもって交差し
ないように重複して構成されており、該両螺旋羽根の内
端半ピッチ702と722とによって形成される重複部
700により接続されている。この第1の螺旋羽根70
と第2の螺旋羽根72との間に設けられた重複部700
は、第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72によっ
て搬送された現像剤を分配する分配羽根として機能す
る。なお、図示の実施形態においては、第1の螺旋羽根
70及び第2の螺旋羽根72の各々内端の重複する半ピ
ッチ702、722は、軸方向に大きく構成されてい
る。このように構成された第1の現像剤攪拌搬送部材6
2は、図1において矢印108で示す方向に回転せしめ
られ、現像剤を攪拌しつつ両端部から中央部に向けて搬
送する。
【0015】図2を参照して説明すると、上記第2の攪
拌搬送部材64も上記現像ハウジング10の両端壁18
及び20間に回転自在に装着された回転軸74を有す
る。この回転軸74には軸方向に間隔をおいて一対の第
1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根78が形成されて
いる。この第1の螺旋羽根76と第2の螺旋羽根78と
は、その外径が同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互
に逆に形成されている。第1の螺旋羽根76の内端と第
2の螺旋羽根78の内端2とは、いづれも第2の攪拌搬
送部材64の軸方向中心から各々所定の間隔をおいて配
設されており、従って、第2の攪拌搬送部材64の軸方
向中央部には第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽
根78の内端との間に混合部220が形成されている。
第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽根78の内端
との間には、上記下流側隔壁40の幅方向中央部に設け
られた現像剤移送口56と対応する位置に径方向に延び
る攪拌部材77が配設されている。攪拌部材77は図5
に示すように第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽
根78の内端に接続して一体成形されている。攪拌部材
77の径方向高さは図示の実施形態においては第1の螺
旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の半径と同一に形成
されている。また、攪拌部材77の軸方向寸法(L)と
上記現像剤移送口56の幅方向寸法W2との関係は、L
=0.25〜0.75W2に設定されている。攪拌部材
77の軸方向寸法(L)が0.25W2より小さいと現
像剤を軸方向両端側に移送する能力が過剰となり、中央
部の現像剤量が不足する。また、攪拌部材77の軸方向
寸法(L)が0.75W2より大きいと現像剤を軸方向
両端側に移送する能力が小さくなり、中央部の現像剤量
が過多になるとともに、現像剤の搬送機能が損なわれ
る。なお、攪拌部材77は、図6に示すように回転軸7
4との間の空間部770を設けてもよい。攪拌部材77
に設ける空間部770の大きさによって、現像剤適用手
段26の中央部に送る現像剤量を調整することができ
る。回転軸74の両端部には第1の螺旋羽根76及び第
2の螺旋羽根78に夫々対向して位置する第1の補助螺
旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根82が形成されてい
る。第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根8
2の外径は第1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根78
の外径と同一でよい。略360度の角度範囲に渡って延
びる第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根8
2の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根76及び第2
の螺旋羽根78の巻き方向に対して逆方向である。この
ように構成された第2の現像剤攪拌搬送部材64は、図
1において矢印110で示す方向に回転せしめられ、現
像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて搬送する。
【0016】図2を参照して説明を続けると、上記第3
の攪拌搬送部材66も上記現像ハウジング10の両端壁
18及び20間に回転自在に装着された回転軸84を有
する。この回転軸84には軸方向に間隔をおいて一対の
第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根88が形成され
ている。この第1の螺旋羽根86と第2の螺旋羽根88
とは、その外径が同一に構成され、螺旋の巻き方向が相
互に逆に形成されている。第1の螺旋羽根86と第2の
螺旋羽根88の内端半ピッチ862、882は、上記第
1の攪拌搬送部材62の設けられた第1の螺旋羽根70
及び第2の螺旋羽根72における内端の半ピッチ70
2、722と同様に、互いに180度の位相角をもって
交差しないように重複して構成された重複部800によ
って接続されている。この重複部800は、上記第1の
攪拌搬送部材62に設けられた分配羽根700と同様
に、第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根88によっ
て搬送された現像剤を分配する分配羽根として機能す
る。また、第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根88
の各々内端の重複する半ピッチ862、882は、軸方
向に大きく構成されている。第1の螺旋羽根86及び第
2の螺旋羽根88の各々の軸方向外端は、上流隔壁手段
38の幅方向両端部に配設されている現像剤移送口52
及び54の幅方向略中間に対応して位置するのが好都合
である。回転軸84の両端部には第1の螺旋羽根86及
び第2の螺旋羽根88に夫々対向して位置する第1の補
助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽根92が形成され
ている。第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽
根92の外径は第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根
88の外径と同一でよい。略360度の角度範囲に渡っ
て延びる第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽
根92の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根86及び
第2の螺旋羽根88の巻き方向に対して逆方向である。
このように構成された第3の現像剤攪拌搬送部材66
は、図1において矢印106で示す方向に回転せしめら
れ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて搬送
する。
【0017】図2及び図7を参照して説明すると、第1
の攪拌搬送部材62の回転軸68、第2の攪拌搬送部材
64の回転軸74及び第3の攪拌搬送部材66の回転軸
84の各々は現像ハウジング10の後端壁20を貫通し
て後方に突出せしめられており、これらの回転軸68、
74及び84の後端部には夫々入力歯車98、100、
102が固定されている。入力歯車102は入力歯車9
8に係合せしめられており、入力歯車98は入力歯車1
00に係合せしめられており、そして入力歯車100は
後端壁20に回転自在に装着された伝動歯車104を介
して上記現像剤適用手段26の入力歯車32に係合せし
められている。従って、上記回転駆動源(図示していな
い)によって現像剤適用手段26のスリーブ部材28が
矢印34で示す方向に回転せしめられると、図1に示す
ように第1の攪拌搬送部材62は矢印108で示す方向
に、第2の攪拌搬送部材64は矢印110で示す方向
に、第3の攪拌搬送部材66は矢印106で示す方向に
回転せしめられる。
【0018】図1に示す如く、現像ハウジング10内に
はトナーとキャリア粒子とから成る現像剤112が収容
される。かかる現像剤112は上流側隔壁38の上流側
(図1において右側、図2において下側)、上流側隔壁
38と下流側隔壁40との間、及び下流側隔壁40の下
流側(図1において左側、図2において上側)に適宜に
分散して収容される。矢印106で示す方向に回転され
る第3の攪拌搬送部材66は、上流側隔壁38の上流側
において現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向
両端部に向けて搬送する。即ち、第3の攪拌搬送部材6
6の第1の螺旋羽根86は現像剤を攪拌しながら軸方向
中央部から軸方向片端部(図2において左端部)に向け
て搬送し、第3の攪拌搬送部材66の第2の螺旋羽根8
8は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向他端
部(図2において右端部)に向けて搬送する。第3の攪
拌搬送部材66の第1の補助螺旋羽根90は軸方向片端
部において現像剤を軸方向内方に強制し、第1の補助螺
旋羽根92は軸方向他端部において現像剤を軸方向内方
に強制する。矢印108で示す方向に回転される第1の
攪拌搬送部材62は、上流側隔壁38と下流側隔壁40
との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部から
軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪拌搬送
部材62の第1の螺旋羽根70は現像剤を攪拌しながら
軸方向片端部(図2において左端部)から軸方向中央部
に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材62の第2の螺旋
羽根72は現像剤を攪拌しながら搬送する。図1におい
て矢印110で示す方向に回転される第2の攪拌搬送部
材64は、下流側隔壁40の下流側において現像剤を攪
拌しながら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送
する。即ち、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根
76は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向片
端部(図2において左端部)に向けて搬送し、第2の攪
拌搬送部材64の第2の螺旋羽根78は現像剤を攪拌し
ながら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において右
端部)に向けて搬送する。第2の攪拌搬送部材64の第
1の補助螺旋羽根80は軸方向片端部において現像剤を
軸方向内方に強制し、第2の補助螺旋羽根82は軸方向
他端部において現像剤を軸方向内方に強制する。
【0019】軸方向両端部から軸方向中央部に向けて現
像剤を搬送する第1の攪拌搬送部材62の搬送能力は、
軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送す
る第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌搬送部材66
の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重要
である。軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬
送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の搬送を
実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充分に
均一に存在するようになすために、第1の攪拌搬送部材
62の搬送能力は第2の攪拌搬送部材64の搬送能力と
第3の攪拌搬送部材66の搬送能力との和に略合致せし
められているのが好適である。また、第2の攪拌搬送部
材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能力
よりも大きく設定されているのが好適であり、第2の攪
拌搬送部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の
搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるのが好都合で
ある(その理由については後に更に言及する)。第1の
攪拌搬送部材62、第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66の搬送能力は、それらの第1及び第2
の螺旋羽根70及び72、76及び78並びに86及び
88の回転速度、ピッチ及び外径を適宜に設定すること
によって所要とおりに設定することができる。図示の実
施形態においては、第2の攪拌搬送部材64の単位時間
当り回転数と第3の攪拌搬送部材66の単位時間当り回
転数とは同一であるが、これらの回転数に比べて第1の
攪拌搬送部材62の単位時間当りの回転数は大きく設定
されている。第2の攪拌搬送部材64の第1及び第2の
螺旋羽根76及び78のピッチは第3の攪拌搬送部材6
6の第1及び第2の螺旋羽根86及び88のピッチより
大きく、第1の攪拌搬送部材62の第1及び第2の螺旋
羽根70及び72のピッチは第2の攪拌搬送部材64の
第1及び第2の螺旋羽根76及び78よりも更に大き
い。第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋羽根
86及び88の外径と第2の攪拌搬送部材64の第1及
び第2の螺旋羽根76及び78外径とは同一であるが、
これらの外径よりも第1の攪拌搬送部材62第1及び第
2の螺旋羽根70及び72の外径は大きい。
【0020】図1及び図2を参照して説明を続けると、
現像ハウジング10の底壁12の、上流側隔壁38と下
流側隔壁40との間で且つ幅方向中央部には、円形開口
114が形成されている。そして、この開口114には
現像剤112中のトナー濃度を検出するための検出器1
16が配設されている。この検出器116は、開口11
4を通して現像ハウジング10内に露呈せしめられてい
る上面上に存在する現像剤112の透磁率を検出するこ
とによって現像剤112中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態のものでよい。静電潜像現像装置8に
は、更に、検出器116によって検出される現像剤11
2中のトナー濃度に応じて作動せしめられる、トナー供
給手段も備えられている。かかるトナー供給手段は、現
像ハウジング10の上壁22に配設せしめられた送給管
118を具備している。この送給管118の一端部は、
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中央部の上方に位置せ
しめられており、その下面には現像ハウジング10内に
通じる送出口120が形成されている。上記一端部から
幅方向前端に延びる送給管118の他端部はトナー容器
(図示していない)に連通せしめられており、送出管1
18内には螺旋羽根から構成することができるトナー搬
送手段(図示していない)が配設されている。上記検出
器116が検出する現像剤112中のトナー濃度が所定
値以下になると、送給管118内のトナー搬送手段が作
動せしめられて、トナー容器から送給管118を通して
トナーが搬送され、送出口120から現像ハウジング1
0内の第3の攪拌搬送部材66の中央部上に落下せしめ
られる。上記検出器116が検出するトナー濃度が所定
値以上になると、送給管118内のトナー搬送手段の作
動が停止せしめられ、現像ハウジング10内へのトナー
供給が停止される。
【0021】静電潜像現像装置8には、更に、上記トナ
ー濃度検出器116によって検出される現像剤112中
のトナー濃度に応じて作動せしめられるトナー供給手段
も備えられている。かかるトナー供給手段は、現像ハウ
ジング10の上壁22に配設せしめられた送給管118
を具備している。この送給管118の一端部は、第3の
攪拌搬送部材66の軸方向中央部の上方に位置せしめら
れており、その下面には現像ハウジング10内に通じる
送出口120が形成されている。上記一端部から幅方向
前端に延びる送給管118の他端部はトナー容器(図示
していない)に連通せしめられており、送出管118内
には螺旋羽根から構成することができるトナー搬送手段
(図示していない)が配設されている。上記トナー濃度
検出器116が検出する現像剤112中のトナー濃度が
所定値以下になると、送給管118内のトナー搬送手段
が作動せしめられて、トナー容器から送給管118を通
してトナーが搬送され、送出口120から現像ハウジン
グ10内の第3の攪拌搬送部材66の中央部上に落下せ
しめられる。上記トナー濃度検出器116が検出するト
ナー濃度が所定値以上になると、送給管118内のトナ
ー搬送手段の作動が停止せしめられ、現像ハウジング1
0内へのトナー供給が停止される。
【0022】次に、上述したとおりの静電潜像現像装置
8の作用効果を要約して説明すると、次のとおりであ
る。トナー供給手段の送出管118に形成されている送
出口120から落下せしめられたトナーは、第3の攪拌
搬送部材66に設けられた第1の螺旋羽根86と第2の
螺旋羽根88の内端半ピッチ862と882との重複部
800の作用によって、図2に矢印で示すとおり軸方向
中央部から両側に均等に分配されて、現像ハウジング1
0内の現像剤112に混入せしめられる。上流側隔壁3
8の上流側(図1において右側)に存在する現像剤11
2は、第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋羽
根86及び88の作用によって攪拌されながら軸方向中
央部から軸方向両側部に搬送される。第3の攪拌搬送部
材66の搬送能力は比較的小さく設定されているので、
現像剤112は第3の攪拌搬送部材66によって軸方向
中央部から軸方向両側部に比較的低速で搬送され、この
際に充分に攪拌せしめられる。第3の攪拌搬送部材66
によって軸方向両側部に搬送された現像剤112は、上
流側隔壁38の幅方向両側部に配設されている現像剤移
送口52及び54を通して前方に移送されて、上流側隔
壁38と下流側隔壁40との間に導入される。
【0023】次いで、上流側隔壁38と下流側隔壁40
との間において、現像剤112は第1の攪拌搬送部材6
2の第1及び第2の螺旋羽根70及び72の作用によっ
て攪拌されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送
される。第1の攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70
によって軸方向中央部に向かって搬送される現像剤と、
第1の攪拌搬送部材62の第2の螺旋羽根72により軸
方向中央部に向かって搬送される現像剤は、図4に示す
ように中央部において第1の螺旋羽根70及び第2の螺
旋羽根72の各々内端半ピッチ702及び722とによ
って構成される重複部700(分配羽根)に沿って流動
する。従って、第1の螺旋羽根70によって搬送された
現像剤と第2の螺旋羽根72によって搬送された現像剤
とは、上記重複部700(分配羽根)の回転に伴って、
交互に軸方向中心を越えて搬送される。このため、一方
の領域から第1の螺旋羽根70によって搬送される現像
剤と他方の領域から第2の螺旋羽根72によって搬送さ
れる現像剤とが略同等の比率で混合され、左右領域の現
像剤は均一化される。このようにして、左右領域から搬
送された現像剤が略均等に混合された現像剤は、下流側
隔壁40の中央部に設けられた現像剤移送口56を通し
て第2の攪拌搬送部材64の混合部202に移送され、
また、上記現像剤の一部が上流側隔壁38の中央部に設
けられた現像剤移送口56を通して第3の攪拌搬送部材
66側に移送される。なお、下流側隔壁手段40に形成
されている現像剤移送口56の幅方向寸法W2は比較的
大きく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を
通して比較的多量の現像剤112が下流隔壁手段40の
下流側に進入せしめられる。上流隔壁手段38に形成さ
れている現像剤移送口56の幅方向寸法W1は比較的小
さく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を通
して上流隔壁手段38の上流側に戻される現像剤112
は比較的少量であり、そしてまた上述したトナー送出口
120から落下せしめられたトナーが、上記第3の攪拌
搬送部材66によって攪拌されながら搬送されることな
く、直接的に現像剤移送口50を通って上流側隔壁38
と下流側隔壁40との間に導入されることが確実に回避
される。
【0024】下流側隔壁40の幅方向中央部に配設され
ている現像剤移送口56から前方に移送された現像剤
は、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及び
第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌されながら軸方
向中央部から軸方向両側部に搬送される。なお、上記現
像剤移送口56から前方に移送された現像剤は、第2の
攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76と第2の螺旋羽
根78との間に設けられた攪拌部材77の作用によって
現像剤適用手段26の中央部にも送られる。従って、現
像剤適用手段26の中央部での現像剤不足が解消される
とともに、中央部に送られた現像剤は攪拌部材77によ
って攪拌されるので滞留することはなく、中央部で現像
剤が過多になることも解消される。そして、第2の攪拌
搬送部材64の中央部から軸方向両側部に搬送される現
像剤112は、現像剤適用手段26に作用しつつ移動
し、下流側隔壁40の幅方向両側部に配設されている現
像剤移送口58及び60を通して後方に移送されて、上
流側隔壁38と下流側隔壁40との間に戻され、しかる
後に第1の攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70及び
第2の螺旋羽根72の作用によって攪拌されながら軸方
向両側部から軸方向中央部に搬送される。
【0025】図1及び図2を参照して説明を続けると、
第3の攪拌搬送部材64の下流側(図1において左側、
図2において上側)においては、現像剤適用手段26の
スリーブ部材28が矢印34で示す方向に回転せしめら
れる。図1に番号122で示す現像剤汲み上げ域におい
ては、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78のの作用によって攪拌されながら
軸方向中央部から軸方向両側部に搬送されている現像剤
112の一部が、静止永久磁石部材30が形成する磁界
に起因してスリーブ部材28の周表面に汲み上げられ
る。スリーブ部材28の周表面に汲み上げられた現像剤
112は、スリーブ部材28の回転に付随して矢印34
で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際
には、現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁3
5の作用により、スリーブ部材28の周表面から過剰の
現像剤112が除去される。現像域6においては、上述
した如く、回転ドラム4の周表面上に形成されている静
電潜像に現像剤112中のトナーが選択的に付着せしめ
られて、静電潜像がトナー像に現像される。現像域6の
下流に位置する現像剤剥離域124においては、永久磁
石部材30が形成する磁界が低減せしめられていること
等に起因して、スリーブ部材28の周表面から現像剤1
12が離脱される。かかる現像剤112は現像域6にお
いてトナーが消費されたことに起因してトナー濃度が低
下せしめられている。スリーブ部材28の周表面から離
脱された現像剤112は現像ハウジング10内に現像剤
112に混入され、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺
旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌
されながら軸方向両側部に搬送される。第2の攪拌搬送
部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能
力に比べて大きく設定されている故に、現像剤剥離域1
24においてスリーブ部材28の周表面から充分良好に
現像剤112が離脱されると共にかかる現像剤112が
充分迅速に現像ハウジング10内に現像剤112に混入
され攪拌される。
【0026】以上、本発明を図示の実施の形態に基づい
て説明したが、本発明は図示の実施形態のみに限定され
るものではなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形
は可能であり、例えば、上記実施形態においては、3個
の攪拌搬送部材を用いた例を示したが、2個或いは更に
多数の攪拌搬送部材によって構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は以上の
ように構成され、現像剤適用手段に隣接して配設され現
像剤を中央部から両端部に向けて搬送する螺旋の巻き方
向が相互に逆に形成された第1螺旋羽根及び第2螺旋羽
根を備えた第2の攪拌搬送部材は、上記第1螺旋羽根及
び第2螺旋羽根が軸方向中心から所定の間隔をおいて配
設されており、該第1螺旋羽根と該第2螺旋羽根との間
に径方向に延びる攪拌部材が配設されているので、第2
の攪拌搬送部材の中央部に移送された現像剤は、攪拌部
材の作用によって現像剤適用手段の中央部にも送られる
ので、中央部での現像剤不足が解消されるとともに、中
央部に送られた現像剤は攪拌部材によって攪拌されるの
で滞留することはなく、中央部で現像剤が過多になるこ
とも解消される。
【0028】また、本発明によれば、上記第2の攪拌搬
送部材の該攪拌部材の軸方向寸法(L)と第2の攪拌搬
送部材の上流側に配設される隔壁の中央部に設けられた
現像剤移送口幅方向寸法(W)との関係をL=0.25
〜0.75Wに設定したので、上記第1螺旋羽根及び第
2螺旋羽根の内端部により現像剤を軸方向両端側に移送
する能力が過剰となることも過少になることもなく、従
って、現像剤適用手段の中央部における現像剤の過不足
を確実に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置の
一実施形態を示す断面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された静電潜像
現像装置を、現像ハウジングの上壁及びカバー部材等を
省略して示す平面図。
【図3】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
剤攪拌搬送機構における第1の攪拌搬送部材の要部側面
図。
【図4】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
剤攪拌搬送機構における第1の攪拌搬送部材と隔壁との
関係を示す要部平面図。
【図5】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
剤攪拌搬送機構における第2の攪拌搬送部材の要部側面
図。
【図6】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
剤攪拌搬送機構における第2の攪拌搬送部材の他の実施
形態を示す要部側面図。
【図7】図1に示す静電潜像現像装置における駆動連結
歯車を示す簡略図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:現像域 8:静電潜像現像装置 10:現像ハウジング 26:現像剤適用手段 28:スリーブ部材 30:永久磁石部材 36:現像剤攪拌搬送装置 38:上流側隔壁 40:下流側隔壁 42:直立壁 44:直立壁 46:直立壁 48:直立壁 50:現像剤移送口 52:現像剤移送口 54:現像剤移送口 56:現像剤移送口 58:現像剤移送口 60:現像剤移送口 62:第1の攪拌搬送部材 64:第2の攪拌搬送手段 66:第3の攪拌搬送手段 68:回転軸 70:第1の螺旋羽根 72:第2の螺旋羽根 74:回転軸 76:第1の螺旋羽根 77:攪拌部材 78:第2の螺旋羽根 80:第1の補助螺旋羽根 82:第2の補助螺旋羽根 84:回転軸 86:第1の螺旋羽根 88:第2の螺旋羽根 90:第1の補助螺旋羽根 92:第2の補助螺旋羽根 112:現像剤 114:開口 120:送出口 700:重複部(分配羽根) 800:重複部(分配羽根)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊田 慎司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 高岡 一仁 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 市場 昭彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容するための現像ハウジング
    と、 該現像ハウジング内の現像剤を静電潜像に適用するため
    の現像剤適用手段と、 該ハウジンング内に配設され中央部に現像剤移送口を備
    えた少なくとも1個の隔壁と、該隔壁の片側に該隔壁に
    沿って配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬送
    する螺旋の巻き方向が相互に逆に形成された第1螺旋羽
    根及び第2螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、該
    隔壁の他側に隔壁に沿って該現像剤適用手段に隣接して
    配設され現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する螺
    旋の巻き方向が相互に逆に形成された第1螺旋羽根及び
    第2螺旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材とを有する現
    像剤攪拌搬送機構と、を具備する静電潜像現像装置にお
    いて、 該第2の攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第
    2螺旋羽根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設
    されており、該第1螺旋羽根と該第2螺旋羽根との間に
    径方向に延びる攪拌部材が配設されている、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 該隔壁の中央部に設けられた該現像剤移
    送口の幅方向寸法(W)と、該第2の攪拌搬送部材の該
    攪拌部材の軸方向寸法(L)との関係を、 L=0.25〜0.75W に設定した請求項1記載の静電潜像現像装置。
JP7262629A 1995-10-11 1995-10-11 静電潜像現像装置 Withdrawn JPH09106154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262629A JPH09106154A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 静電潜像現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262629A JPH09106154A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 静電潜像現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09106154A true JPH09106154A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17378454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7262629A Withdrawn JPH09106154A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 静電潜像現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09106154A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6360066B1 (en) 1999-11-24 2002-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Developing apparatus having stirring shafts with elliptic stirring vanes
JP2006047470A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Oki Data Corp 現像器及び画像形成装置
JP2018194722A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6360066B1 (en) 1999-11-24 2002-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Developing apparatus having stirring shafts with elliptic stirring vanes
JP2006047470A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Oki Data Corp 現像器及び画像形成装置
JP4620979B2 (ja) * 2004-08-02 2011-01-26 株式会社沖データ 現像器及び画像形成装置
JP2018194722A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09101671A (ja) 静電潜像現像装置
US5659859A (en) Developer agitating/conveying device
JP2981812B2 (ja) 静電潜像現像装置
JP3636217B2 (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
JP3722716B2 (ja) 画像形成装置のトナーカートリッジ
JPH0850405A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH10142916A (ja) 現像装置およびその現像装置を含む画像形成ユニット
JP4333057B2 (ja) 現像装置
JP3216062B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JP3025988B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH09106154A (ja) 静電潜像現像装置
JP3049860B2 (ja) 現像装置
JP3476317B2 (ja) 現像装置
JPH086394A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JP3412098B2 (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH0862957A (ja) 現像剤循環撹拌装置
JPS6230272A (ja) 現像装置
JP3326590B2 (ja) 画像形成機のトナー補給装置
JP3502814B2 (ja) 現像装置
JPH1124403A (ja) 静電潜像現像装置
JP2001042617A (ja) 画像形成装置における現像装置
JPH10293462A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH07333994A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH07333995A (ja) 現像剤攪拌搬送装置
JPH1090986A (ja) 静電潜像現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107