JPH07333995A - 現像剤攪拌搬送装置 - Google Patents
現像剤攪拌搬送装置Info
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- JPH07333995A JPH07333995A JP6123889A JP12388994A JPH07333995A JP H07333995 A JPH07333995 A JP H07333995A JP 6123889 A JP6123889 A JP 6123889A JP 12388994 A JP12388994 A JP 12388994A JP H07333995 A JPH07333995 A JP H07333995A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右の領域のトナーとキャリア粒子とを充分
に混合することができるとともに、キャリアの劣化を抑
制することができる、現像剤攪拌搬送装置を提供する。 【構成】 現像剤攪拌搬送装置はハウジンング内に配設
され中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも1個の隔
壁と、該隔壁の片側に隔壁に沿って配設され現像剤を両
端部から中央部に向けて搬送する第1の攪拌搬送部材
と、前記隔壁の他側に隔壁に沿って配設され現像剤を中
央部から両端部に向けて搬送する第2の攪拌搬送部材と
を具備している。前記第1の攪拌搬送部材に設けられた
第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根は、軸方向中心から所定
の間隔をおいて配設されており、その内端に互いに略1
80度の位相角をもって配設された半円形状の規制部を
各々備えている。
に混合することができるとともに、キャリアの劣化を抑
制することができる、現像剤攪拌搬送装置を提供する。 【構成】 現像剤攪拌搬送装置はハウジンング内に配設
され中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも1個の隔
壁と、該隔壁の片側に隔壁に沿って配設され現像剤を両
端部から中央部に向けて搬送する第1の攪拌搬送部材
と、前記隔壁の他側に隔壁に沿って配設され現像剤を中
央部から両端部に向けて搬送する第2の攪拌搬送部材と
を具備している。前記第1の攪拌搬送部材に設けられた
第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根は、軸方向中心から所定
の間隔をおいて配設されており、その内端に互いに略1
80度の位相角をもって配設された半円形状の規制部を
各々備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機及び静電
式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナー像に
現像するのに使用される静電潜像現像装置に装備される
現像剤攪拌循環装置に関する。
式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナー像に
現像するのに使用される静電潜像現像装置に装備される
現像剤攪拌循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子から成る
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送装置と、現像ハウジング内にト
ナーを供給するためのトナー供給手段とを具備してい
る。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含ん
でおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持して
現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが静
電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー
像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中のト
ナーが消費されると、トナー供給手段からトナーが現像
ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現像
ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒子
とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送する。
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子から成る
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送装置と、現像ハウジング内にト
ナーを供給するためのトナー供給手段とを具備してい
る。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含ん
でおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持して
現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが静
電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー
像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中のト
ナーが消費されると、トナー供給手段からトナーが現像
ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現像
ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒子
とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送する。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であると共に両者が充分均
一に混合されている現像剤が静電潜像に適用されること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低減せ
しめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱
されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送されるこ
とが重要である。現像剤の攪拌及び搬送に関するかよう
な要件を充足せしめるために、実公昭50−27333
号公報及び特開平3−260678号公報には、現像剤
攪拌搬送装置を現像剤適用手段に隣接して延在する第1
の攪拌搬送部材とその上流側に配設された第2の攪拌搬
送部材とから構成することが開示されている。第1の攪
拌搬送部材は幅方向(即ち現像剤適用手段における回転
スリーブ部材の軸線方向)に延在する回転軸とこの回転
軸に幅方向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互
に逆である一対の螺旋羽根から成り、第2の攪拌搬送部
材も同様に幅方向に延在する回転軸とこの回転軸に幅方
向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互に逆であ
る一対の螺旋羽根から成る。第1の攪拌搬送部材は所定
方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しながら幅方向両
端部から幅方向中央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送
部材の幅方向中央部に現像剤を移送せしめる。同様に所
定方向に回転せしめられる第2の攪拌搬送部材は、現像
剤を攪拌しながら幅方向中央部から幅方向両端部に向け
て現像剤を搬送し、幅方向両端部において第1の攪拌搬
送部材に現像剤を移送せしめる。第2の攪拌搬送部材に
よって幅方向中央部から幅方向両端部に搬送されている
現像剤が現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送され
る。上記特開平3−260678号公報には、更に、第
2の攪拌搬送部材の回転軸における一対の螺旋羽根間に
傾斜楕円板を配設し、第1の攪拌搬送部材の片端部から
中央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側
に分配せしめると共に、第1の攪拌搬送部材の他端部か
ら中央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両
側に分配せしめ、かくして幅方向片側と他側との間でも
現像剤の流動を図り現像剤を幅方向全体に渡って均一化
せしめることも開示されている。
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であると共に両者が充分均
一に混合されている現像剤が静電潜像に適用されること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低減せ
しめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱
されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送されるこ
とが重要である。現像剤の攪拌及び搬送に関するかよう
な要件を充足せしめるために、実公昭50−27333
号公報及び特開平3−260678号公報には、現像剤
攪拌搬送装置を現像剤適用手段に隣接して延在する第1
の攪拌搬送部材とその上流側に配設された第2の攪拌搬
送部材とから構成することが開示されている。第1の攪
拌搬送部材は幅方向(即ち現像剤適用手段における回転
スリーブ部材の軸線方向)に延在する回転軸とこの回転
軸に幅方向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互
に逆である一対の螺旋羽根から成り、第2の攪拌搬送部
材も同様に幅方向に延在する回転軸とこの回転軸に幅方
向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向が相互に逆であ
る一対の螺旋羽根から成る。第1の攪拌搬送部材は所定
方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しながら幅方向両
端部から幅方向中央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送
部材の幅方向中央部に現像剤を移送せしめる。同様に所
定方向に回転せしめられる第2の攪拌搬送部材は、現像
剤を攪拌しながら幅方向中央部から幅方向両端部に向け
て現像剤を搬送し、幅方向両端部において第1の攪拌搬
送部材に現像剤を移送せしめる。第2の攪拌搬送部材に
よって幅方向中央部から幅方向両端部に搬送されている
現像剤が現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送され
る。上記特開平3−260678号公報には、更に、第
2の攪拌搬送部材の回転軸における一対の螺旋羽根間に
傾斜楕円板を配設し、第1の攪拌搬送部材の片端部から
中央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側
に分配せしめると共に、第1の攪拌搬送部材の他端部か
ら中央部に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両
側に分配せしめ、かくして幅方向片側と他側との間でも
現像剤の流動を図り現像剤を幅方向全体に渡って均一化
せしめることも開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記実公昭
50−27333号公報に開示されている現像剤攪拌搬
送装置は、左右の領域の現像剤はそれぞれの領域だけで
循環され、両領域の現像剤が積極的に混合せず、一方の
領域の現像剤のトナー濃度だけが低下することがあると
いう問題がある。一方、上記特開平3−260678号
公報に開示されている現像剤攪拌搬送装置は、第2の攪
拌搬送部材の回転軸における一対の螺旋羽根間に傾斜楕
円板を配設し、第1の攪拌搬送部材の片端部から中央部
に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側に分配
せしめるように構成されているために、左右の領域の現
像剤のトナー濃度を均一にすることができる。しかしな
がら、傾斜楕円板の回転によって現像剤を攪拌する力が
楕円板に対して直角方向に作用するため、現像剤の逃げ
角が小さく、従って、現像剤特にキャリアの劣化を促進
するという問題がある。キャリアが劣化すると、キャリ
ア表面のコーティング剤の剥がれや、微細なトナー粒子
の付着、トナー材料によるキャリア表面の汚染場等によ
り、キャリアの帯電能力が低下してトナー保持力が低下
する。キャリアのトナー保持力が低下すると、トナーの
帯電特性が安定せず、帯電量が小さい帯電量分布が広
く、ゼロ帯電や逆帯電トナーが増加する等の物性的変化
が起こり、その結果、非画像部にトナーが付着する所謂
トナーかぶり現象やトナー飛散等の不具合が発生する。
50−27333号公報に開示されている現像剤攪拌搬
送装置は、左右の領域の現像剤はそれぞれの領域だけで
循環され、両領域の現像剤が積極的に混合せず、一方の
領域の現像剤のトナー濃度だけが低下することがあると
いう問題がある。一方、上記特開平3−260678号
公報に開示されている現像剤攪拌搬送装置は、第2の攪
拌搬送部材の回転軸における一対の螺旋羽根間に傾斜楕
円板を配設し、第1の攪拌搬送部材の片端部から中央部
に搬送された現像剤を第2の攪拌搬送部材の両側に分配
せしめるように構成されているために、左右の領域の現
像剤のトナー濃度を均一にすることができる。しかしな
がら、傾斜楕円板の回転によって現像剤を攪拌する力が
楕円板に対して直角方向に作用するため、現像剤の逃げ
角が小さく、従って、現像剤特にキャリアの劣化を促進
するという問題がある。キャリアが劣化すると、キャリ
ア表面のコーティング剤の剥がれや、微細なトナー粒子
の付着、トナー材料によるキャリア表面の汚染場等によ
り、キャリアの帯電能力が低下してトナー保持力が低下
する。キャリアのトナー保持力が低下すると、トナーの
帯電特性が安定せず、帯電量が小さい帯電量分布が広
く、ゼロ帯電や逆帯電トナーが増加する等の物性的変化
が起こり、その結果、非画像部にトナーが付着する所謂
トナーかぶり現象やトナー飛散等の不具合が発生する。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、左右の領域のトナーとキャリ
ア粒子とが充分に混合され、幅方向片側にトナー付着領
域が偏在する静電潜像が現像された場合にも、現像剤に
おけるトナーとキャリア粒子との混合比率が幅方向に不
均一になることが充分に抑制され、仮にかかる不均一が
発生したとしても充分迅速に解消することができるとと
もに、キャリアの劣化を抑制することができる、現像剤
攪拌搬送装置を提供することである。
あり、その技術的課題は、左右の領域のトナーとキャリ
ア粒子とが充分に混合され、幅方向片側にトナー付着領
域が偏在する静電潜像が現像された場合にも、現像剤に
おけるトナーとキャリア粒子との混合比率が幅方向に不
均一になることが充分に抑制され、仮にかかる不均一が
発生したとしても充分迅速に解消することができるとと
もに、キャリアの劣化を抑制することができる、現像剤
攪拌搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、ハウジンング内に配設され
中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも1個の隔壁
と、該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され、現像剤を
両端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第
2螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、前記隔壁の
他側に隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、を具備し、前記第1の攪拌
搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されてお
り、その内端に互いに略180度の位相角をもって配設
された半円形状の規制部を各々備えている、ことを特徴
とする現像剤攪拌搬送装置が提供される。
るために、本発明によれば、ハウジンング内に配設され
中央部に現像剤移送口を備えた少なくとも1個の隔壁
と、該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され、現像剤を
両端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第
2螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、前記隔壁の
他側に隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、を具備し、前記第1の攪拌
搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されてお
り、その内端に互いに略180度の位相角をもって配設
された半円形状の規制部を各々備えている、ことを特徴
とする現像剤攪拌搬送装置が提供される。
【0007】また、本発明によれば、ハウジンング内に
間隔をおいて平行に配設され中央部に各々現像剤移送口
を備えた上流側隔壁及び下流側隔壁と、上流側隔壁と下
流側隔壁との間に配設され、現像剤を両端部から中央部
に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備え
た第1の攪拌搬送部材と、前記下流側隔壁の下流側に該
下流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、前記上流側隔壁の上流側に
該上流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両
端部に向けて搬送する第1螺旋羽根および第2螺旋羽根
を備えた第3の攪拌搬送部材と、を具備し、前記第1の
攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第2螺旋羽
根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されてお
り、その内端に互いに略180度の位相角をもって配設
された半円形状の規制部を各々備えている、ことを特徴
とする現像剤攪拌搬送装置が提供される。
間隔をおいて平行に配設され中央部に各々現像剤移送口
を備えた上流側隔壁及び下流側隔壁と、上流側隔壁と下
流側隔壁との間に配設され、現像剤を両端部から中央部
に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備え
た第1の攪拌搬送部材と、前記下流側隔壁の下流側に該
下流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両端
部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備
えた第2の攪拌搬送部材と、前記上流側隔壁の上流側に
該上流側隔壁に沿って配設され、現像剤を中央部から両
端部に向けて搬送する第1螺旋羽根および第2螺旋羽根
を備えた第3の攪拌搬送部材と、を具備し、前記第1の
攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び第2螺旋羽
根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配設されてお
り、その内端に互いに略180度の位相角をもって配設
された半円形状の規制部を各々備えている、ことを特徴
とする現像剤攪拌搬送装置が提供される。
【0008】
【作用】本発明の現像剤攪拌搬送装置においては、第1
の攪拌搬送部材の第1の螺旋羽根により軸方向中央部に
向けてその内端部まで搬送された現像剤と、第1の攪拌
搬送部材の第2の螺旋羽根により軸方向中央部に向けて
その内端部まで搬送された現像剤とは、上記第1の螺旋
羽根と上記第2の螺旋羽根の内端に各々配設された半円
形状の規制部以外の部分から更に軸方向中心に向かって
押し出される。このとき、上記第1の螺旋羽根と上記第
2の螺旋羽根の内端に各々配設された半円形状の規制部
は互いに略180度の位相角をもって配設されているの
で、上記第1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根の内端か
ら押し出される現像剤は互いに干渉されることなく軸方
向中心を越えて搬送される。従って、上記第1の螺旋羽
根の内端と上記第2の螺旋羽根の内端との間に形成され
る混合部には、第1の螺旋羽根によって搬送された現像
剤と第2の螺旋羽根によって搬送された現像剤とが全域
にわたって略同等の比率で供給されることになる。この
ようにして、上記混合部に搬送された現像剤は、隔壁の
中央部に設けられた現像剤移送口を通して第2の攪拌搬
送部材側に移送され、該第2の攪拌搬送部材の第1の螺
旋羽根および第2の螺旋羽根によって中央部から両端部
に向けて搬送される。
の攪拌搬送部材の第1の螺旋羽根により軸方向中央部に
向けてその内端部まで搬送された現像剤と、第1の攪拌
搬送部材の第2の螺旋羽根により軸方向中央部に向けて
その内端部まで搬送された現像剤とは、上記第1の螺旋
羽根と上記第2の螺旋羽根の内端に各々配設された半円
形状の規制部以外の部分から更に軸方向中心に向かって
押し出される。このとき、上記第1の螺旋羽根と上記第
2の螺旋羽根の内端に各々配設された半円形状の規制部
は互いに略180度の位相角をもって配設されているの
で、上記第1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根の内端か
ら押し出される現像剤は互いに干渉されることなく軸方
向中心を越えて搬送される。従って、上記第1の螺旋羽
根の内端と上記第2の螺旋羽根の内端との間に形成され
る混合部には、第1の螺旋羽根によって搬送された現像
剤と第2の螺旋羽根によって搬送された現像剤とが全域
にわたって略同等の比率で供給されることになる。この
ようにして、上記混合部に搬送された現像剤は、隔壁の
中央部に設けられた現像剤移送口を通して第2の攪拌搬
送部材側に移送され、該第2の攪拌搬送部材の第1の螺
旋羽根および第2の螺旋羽根によって中央部から両端部
に向けて搬送される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
搬送装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
【0010】図1には、静電複写機を構成する回転ドラ
ムの一部と共に、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置を備えた静電潜像現像装置が図示されている。
周表面に適宜の静電感光体が配設されている回転ドラム
2は、矢印4で示す方向に回転せしめられて、現像域6
を通過するように構成されている。現像域6の上流側に
おいて、それ自体は周知の適宜の方式によって回転ドラ
ム2の周表面上に静電潜像が形成される。現像域6にお
いては、本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
7を備えた全体を番号8で示す静電潜像現像装置によっ
て、回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像に現
像される。かかるトナー像は、現像域6の下流側におい
て、普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着せしめ
られ、かくして複写乃至印刷物が得られる。
ムの一部と共に、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置を備えた静電潜像現像装置が図示されている。
周表面に適宜の静電感光体が配設されている回転ドラム
2は、矢印4で示す方向に回転せしめられて、現像域6
を通過するように構成されている。現像域6の上流側に
おいて、それ自体は周知の適宜の方式によって回転ドラ
ム2の周表面上に静電潜像が形成される。現像域6にお
いては、本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
7を備えた全体を番号8で示す静電潜像現像装置によっ
て、回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像に現
像される。かかるトナー像は、現像域6の下流側におい
て、普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着せしめ
られ、かくして複写乃至印刷物が得られる。
【0011】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16にはその上端から
実質上水平に前方に突出する上壁22が接続されてお
り、この上壁22には更にカバー壁24が接続されてい
る。
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16にはその上端から
実質上水平に前方に突出する上壁22が接続されてお
り、この上壁22には更にカバー壁24が接続されてい
る。
【0012】上記現像ハウジング10の最前部(図1に
おいて最左部、図2において最上部)には現像剤適用手
段26が配設されている。この現像剤適用手段26は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材28とこのス
リーブ部材28内に配設された永久磁石部材30とから
構成されている。スリーブ部材28はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材30は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材28が固定されてい
る回転軸31は現像ハウジング10の後端壁20を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車3
2が固定されている。この入力歯車32は上記回転ドラ
ム2の入力歯車(図示していない)を介して電動モータ
でよい回転駆動源(図示していない)に駆動連結されて
おり、矢印34で示す方向に回転駆動せしめられる。上
記現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁35
は、現像剤適用手段26のスリーブ部材28の周表面に
近接して位置せしめられており、後に更に詳述する如
く、スリーブ部材28の周表面に保持されて上記現像域
6に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂切手段とし
て機能する。
おいて最左部、図2において最上部)には現像剤適用手
段26が配設されている。この現像剤適用手段26は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材28とこのス
リーブ部材28内に配設された永久磁石部材30とから
構成されている。スリーブ部材28はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材30は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材28が固定されてい
る回転軸31は現像ハウジング10の後端壁20を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車3
2が固定されている。この入力歯車32は上記回転ドラ
ム2の入力歯車(図示していない)を介して電動モータ
でよい回転駆動源(図示していない)に駆動連結されて
おり、矢印34で示す方向に回転駆動せしめられる。上
記現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁35
は、現像剤適用手段26のスリーブ部材28の周表面に
近接して位置せしめられており、後に更に詳述する如
く、スリーブ部材28の周表面に保持されて上記現像域
6に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂切手段とし
て機能する。
【0013】上記現像剤適用手段26の後方に本発明に
従って構成された現像剤攪拌搬送装置7が配設されてい
る。この現像剤攪拌搬送装置7は、図示の実施例におい
ては現像ハウジング10に前後方向(図1において左右
方向、図2において上下方向)に所定間隔をおいて平行
に配設された上流側隔壁38及び下流側隔壁40を備え
ている。上流側隔壁38は、現像ハウジング8の底壁1
2から実質上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁
42及び44によって規定されている。同様に、下流側
隔壁手段40も、現像ハウジング8の底壁12から実質
上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁46及び4
8によって規定されている。図1から明確に理解される
とおり、直立壁42、44、46及び48の各々の下端
部両側面は凹円弧形状にせしめられている。図2を参照
することによって明確に理解されるとおり、幅方向(図
1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)
中央部並びに幅方向両端部においては直立壁42及び4
4が存在せず、上流側隔壁38の幅方向中央部並びに幅
方向両端部には夫々現像剤移送口50並びに52及び5
4が配設されている。同様に、直立壁46及び48も幅
方向中央部並びに幅方向両端部においては存在せず、下
流側隔壁40の幅方向中央部並びに幅方向両端部にも夫
々現像剤移送口56並びに58及び60が配設されてい
る。なお、下流側隔壁40の幅方向中央部に設けられた
現像剤移送口56の幅方向寸法W2は、上記上流側隔壁
38の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口50の幅
方向寸法W1より大きく設定されており、上記幅方向寸
法W2は上記幅方向寸法W1の1.3乃至4.0倍であ
るのが好適である。また、上流側隔壁38の幅方向両端
部に配設されている現像剤移送口52及び54並びに下
流側隔壁40の幅方向両端部に配設されている現像剤移
送口58及び60の幅方向寸法は全て実質上同一でよ
く、上記下流側隔壁40の幅方向中央部に設けられた現
像剤移送口56の幅方向寸法W2と略同一であることが
好ましい。
従って構成された現像剤攪拌搬送装置7が配設されてい
る。この現像剤攪拌搬送装置7は、図示の実施例におい
ては現像ハウジング10に前後方向(図1において左右
方向、図2において上下方向)に所定間隔をおいて平行
に配設された上流側隔壁38及び下流側隔壁40を備え
ている。上流側隔壁38は、現像ハウジング8の底壁1
2から実質上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁
42及び44によって規定されている。同様に、下流側
隔壁手段40も、現像ハウジング8の底壁12から実質
上鉛直に上方に突出せしめられている直立壁46及び4
8によって規定されている。図1から明確に理解される
とおり、直立壁42、44、46及び48の各々の下端
部両側面は凹円弧形状にせしめられている。図2を参照
することによって明確に理解されるとおり、幅方向(図
1において紙面に垂直な方向、図2において左右方向)
中央部並びに幅方向両端部においては直立壁42及び4
4が存在せず、上流側隔壁38の幅方向中央部並びに幅
方向両端部には夫々現像剤移送口50並びに52及び5
4が配設されている。同様に、直立壁46及び48も幅
方向中央部並びに幅方向両端部においては存在せず、下
流側隔壁40の幅方向中央部並びに幅方向両端部にも夫
々現像剤移送口56並びに58及び60が配設されてい
る。なお、下流側隔壁40の幅方向中央部に設けられた
現像剤移送口56の幅方向寸法W2は、上記上流側隔壁
38の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口50の幅
方向寸法W1より大きく設定されており、上記幅方向寸
法W2は上記幅方向寸法W1の1.3乃至4.0倍であ
るのが好適である。また、上流側隔壁38の幅方向両端
部に配設されている現像剤移送口52及び54並びに下
流側隔壁40の幅方向両端部に配設されている現像剤移
送口58及び60の幅方向寸法は全て実質上同一でよ
く、上記下流側隔壁40の幅方向中央部に設けられた現
像剤移送口56の幅方向寸法W2と略同一であることが
好ましい。
【0014】図示の現像剤攪拌搬送装置7は、上記上流
側隔壁38と上記下流側隔壁40との間に配設された第
1の攪拌搬送部材62と、上記下流側隔壁40の下流側
(即ち前側)に下流側隔壁40に沿って配設された第2
の攪拌搬送部材64、及び上記上流側隔壁38の上流側
(即ち後側)に上流側隔壁38に沿って配設された第3
の攪拌搬送部材66を具備している。なお、上記第1の
攪拌搬送部材62と第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66は、図示の実施例においては同一平面
内に配設されている。
側隔壁38と上記下流側隔壁40との間に配設された第
1の攪拌搬送部材62と、上記下流側隔壁40の下流側
(即ち前側)に下流側隔壁40に沿って配設された第2
の攪拌搬送部材64、及び上記上流側隔壁38の上流側
(即ち後側)に上流側隔壁38に沿って配設された第3
の攪拌搬送部材66を具備している。なお、上記第1の
攪拌搬送部材62と第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66は、図示の実施例においては同一平面
内に配設されている。
【0015】第1の攪拌搬送部材62は、上記現像ハウ
ジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着さ
れた回転軸68を有する。この回転軸68には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
0及び第2の螺旋羽根72が形成されている。この第1
の螺旋羽根70と第2の螺旋羽根72とは、その外径が
同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成され
ている。第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72の
内端には、軸方向に実質上直交して形成された半円形状
の規制部702及び722が各々設けられている。この
半円形状の規制部702と722とは、互いに略180
度の位相角をもって配設されていることが重要である。
第1の螺旋羽根70の内端である上記規制部702と第
2の螺旋羽根72の内端である上記規制部702とは、
いづれも第1の攪拌搬送部材62の軸方向中心200か
ら各々所定の間隔L1をおいて配設されており、従っ
て、第1の攪拌搬送部材62の軸方向中央部には第1の
螺旋羽根70の内端と第2の螺旋羽根72の内端との間
に混合部210が形成されている。なお、第1の攪拌搬
送部材62の軸方向中心200から第1の螺旋羽根70
及び第2の螺旋羽根72の内端である上記規制部702
及び722までの間隔L1は、第1の螺旋羽根70及び
第2の螺旋羽根72の外径の1.0乃至3.0倍程度が
好ましい。また、第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽
根72の内端に各々形成された上記規制部702及び7
22は、上記上流側隔壁38及び下流側隔壁40に設け
られて現像剤移送口50及び現像剤移送口56のいづれ
よりも外方に位置付けられている。このように構成され
た第1の現像剤攪拌搬送部材62は、図1において矢印
108で示す方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつ
つ両端部から中央部に向けて搬送する。
ジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着さ
れた回転軸68を有する。この回転軸68には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
0及び第2の螺旋羽根72が形成されている。この第1
の螺旋羽根70と第2の螺旋羽根72とは、その外径が
同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成され
ている。第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72の
内端には、軸方向に実質上直交して形成された半円形状
の規制部702及び722が各々設けられている。この
半円形状の規制部702と722とは、互いに略180
度の位相角をもって配設されていることが重要である。
第1の螺旋羽根70の内端である上記規制部702と第
2の螺旋羽根72の内端である上記規制部702とは、
いづれも第1の攪拌搬送部材62の軸方向中心200か
ら各々所定の間隔L1をおいて配設されており、従っ
て、第1の攪拌搬送部材62の軸方向中央部には第1の
螺旋羽根70の内端と第2の螺旋羽根72の内端との間
に混合部210が形成されている。なお、第1の攪拌搬
送部材62の軸方向中心200から第1の螺旋羽根70
及び第2の螺旋羽根72の内端である上記規制部702
及び722までの間隔L1は、第1の螺旋羽根70及び
第2の螺旋羽根72の外径の1.0乃至3.0倍程度が
好ましい。また、第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽
根72の内端に各々形成された上記規制部702及び7
22は、上記上流側隔壁38及び下流側隔壁40に設け
られて現像剤移送口50及び現像剤移送口56のいづれ
よりも外方に位置付けられている。このように構成され
た第1の現像剤攪拌搬送部材62は、図1において矢印
108で示す方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつ
つ両端部から中央部に向けて搬送する。
【0016】上記第2の攪拌搬送部材64も上記現像ハ
ウジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着
された回転軸74を有する。この回転軸74には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78が形成されている。この第1
の螺旋羽根76と第2の螺旋羽根78とは、その外径が
同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成され
ている。第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽根7
8の内端2とは、いづれも第2の攪拌搬送部材64の軸
方向中心200から各々所定の間隔L2をおいて配設さ
れており、従って、第2の攪拌搬送部材64の軸方向中
央部には第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽根7
8の内端との間に混合部220が形成されている。な
お、上記間隔L2は上述の間隔L1より若干小さく構成
されており、第1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根7
8の内端部は、上記下流側隔壁40に設けられて現像剤
移送口56に臨んで配設されている。第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78の各々の軸方向外端は、下流
側隔壁40の幅方向両端部に配設されている現像剤移送
口58及び60の幅方向略中間に対応して位置するのが
好都合である。回転軸74の両端部には第1の螺旋羽根
76及び第2の螺旋羽根78に夫々対向して位置する第
1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根82が形
成されている。第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助
螺旋羽根82の外径は第1の螺旋羽根76及び第2の螺
旋羽根78の外径と同一でよい。略360度の角度範囲
に渡って延びる第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助
螺旋羽根82の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78の巻き方向に対して逆方向で
ある。このように構成された第2の現像剤攪拌搬送部材
64は、図1において矢印110で示す方向に回転せし
められ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて
搬送する。
ウジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着
された回転軸74を有する。この回転軸74には幅方向
(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78が形成されている。この第1
の螺旋羽根76と第2の螺旋羽根78とは、その外径が
同一に構成され、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成され
ている。第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽根7
8の内端2とは、いづれも第2の攪拌搬送部材64の軸
方向中心200から各々所定の間隔L2をおいて配設さ
れており、従って、第2の攪拌搬送部材64の軸方向中
央部には第1の螺旋羽根76の内端と第2の螺旋羽根7
8の内端との間に混合部220が形成されている。な
お、上記間隔L2は上述の間隔L1より若干小さく構成
されており、第1の螺旋羽根76及び第2の螺旋羽根7
8の内端部は、上記下流側隔壁40に設けられて現像剤
移送口56に臨んで配設されている。第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78の各々の軸方向外端は、下流
側隔壁40の幅方向両端部に配設されている現像剤移送
口58及び60の幅方向略中間に対応して位置するのが
好都合である。回転軸74の両端部には第1の螺旋羽根
76及び第2の螺旋羽根78に夫々対向して位置する第
1の補助螺旋羽根80及び第2の補助螺旋羽根82が形
成されている。第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助
螺旋羽根82の外径は第1の螺旋羽根76及び第2の螺
旋羽根78の外径と同一でよい。略360度の角度範囲
に渡って延びる第1の補助螺旋羽根80及び第2の補助
螺旋羽根82の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根7
6及び第2の螺旋羽根78の巻き方向に対して逆方向で
ある。このように構成された第2の現像剤攪拌搬送部材
64は、図1において矢印110で示す方向に回転せし
められ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて
搬送する。
【0017】図2を参照して説明を続けると、上記第3
の攪拌搬送部材66も上記現像ハウジング10の両端壁
18及び20間に回転自在に装着された回転軸84を有
する。この回転軸84には幅方向(即ち軸方向)に間隔
をおいて一対の第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根
88が形成されている。この第1の螺旋羽根86と第2
の螺旋羽根88とは、その外径が同一に構成され、螺旋
の巻き方向が相互に逆に形成されている。第1の螺旋羽
根86及び第2の螺旋羽根88の内端には、上記第1の
攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋
羽根72の内端に設けられた半円形状の規制部702及
び722と同様に、軸方向に実質上直交して形成された
半円形状の規制部862及び882が各々設けられてい
る。この半円形状の規制部862と882とは、互いに
略180度の位相角をもって配設されている。第1の螺
旋羽根86の内端である上記規制部862と第2の螺旋
羽根88の内端である上記規制部882とは、いづれも
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中心200から各々所
定の間隔L3をおいて配設されており、従って、第1の
攪拌搬送部材66の軸方向中央部には第1の螺旋羽根8
6の内端と第2の螺旋羽根88の内端との間に混合部2
30が形成されている。なお、上記間隔L3は上述の間
隔L2と略同一に構成されている。第1の螺旋羽根86
及び第2の螺旋羽根88の各々の幅方向外端は、上流隔
壁手段38の幅方向両端部に配設されている現像剤移送
口52及び54の幅方向略中間に対応して位置するのが
好都合である。回転軸84の両端部には第1の螺旋羽根
86及び第2の螺旋羽根88に夫々対向して位置する第
1の補助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽根92が形
成されている。第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助
螺旋羽根92の外径は第1の螺旋羽根86及び第2の螺
旋羽根88の外径と同一でよい。略360度の角度範囲
に渡って延びる第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助
螺旋羽根92の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根8
6及び第2の螺旋羽根88の巻き方向に対して逆方向で
ある。このように構成された第3の現像剤攪拌搬送部材
66は、図1において矢印106で示す方向に回転せし
められ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて
搬送する。
の攪拌搬送部材66も上記現像ハウジング10の両端壁
18及び20間に回転自在に装着された回転軸84を有
する。この回転軸84には幅方向(即ち軸方向)に間隔
をおいて一対の第1の螺旋羽根86及び第2の螺旋羽根
88が形成されている。この第1の螺旋羽根86と第2
の螺旋羽根88とは、その外径が同一に構成され、螺旋
の巻き方向が相互に逆に形成されている。第1の螺旋羽
根86及び第2の螺旋羽根88の内端には、上記第1の
攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋
羽根72の内端に設けられた半円形状の規制部702及
び722と同様に、軸方向に実質上直交して形成された
半円形状の規制部862及び882が各々設けられてい
る。この半円形状の規制部862と882とは、互いに
略180度の位相角をもって配設されている。第1の螺
旋羽根86の内端である上記規制部862と第2の螺旋
羽根88の内端である上記規制部882とは、いづれも
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中心200から各々所
定の間隔L3をおいて配設されており、従って、第1の
攪拌搬送部材66の軸方向中央部には第1の螺旋羽根8
6の内端と第2の螺旋羽根88の内端との間に混合部2
30が形成されている。なお、上記間隔L3は上述の間
隔L2と略同一に構成されている。第1の螺旋羽根86
及び第2の螺旋羽根88の各々の幅方向外端は、上流隔
壁手段38の幅方向両端部に配設されている現像剤移送
口52及び54の幅方向略中間に対応して位置するのが
好都合である。回転軸84の両端部には第1の螺旋羽根
86及び第2の螺旋羽根88に夫々対向して位置する第
1の補助螺旋羽根90及び第2の補助螺旋羽根92が形
成されている。第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助
螺旋羽根92の外径は第1の螺旋羽根86及び第2の螺
旋羽根88の外径と同一でよい。略360度の角度範囲
に渡って延びる第1の補助螺旋羽根90及び第2の補助
螺旋羽根92の巻き方向は、対向する第1の螺旋羽根8
6及び第2の螺旋羽根88の巻き方向に対して逆方向で
ある。このように構成された第3の現像剤攪拌搬送部材
66は、図1において矢印106で示す方向に回転せし
められ、現像剤を攪拌しつつ中央部から両端部に向けて
搬送する。
【0018】図2及び図5を参照して説明すると、第1
の攪拌搬送部材62の回転軸68、第2の攪拌搬送部材
64の回転軸74及び第3の攪拌搬送部材66の回転軸
84の各々は現像ハウジング10の後端壁20を貫通し
て後方に突出せしめられており、これらの回転軸68、
74及び84の後端部には夫々入力歯車98、100、
102が固定されている。入力歯車102は入力歯車9
8に係合せしめられており、入力歯車98は入力歯車1
00に係合せしめられており、そして入力歯車100は
後端壁20に回転自在に装着された伝動歯車104を介
して上記現像剤適用手段26の入力歯車32に係合せし
められている。従って、上記回転駆動源(図示していな
い)によって現像剤適用手段26のスリーブ部材28が
矢印34で示す方向に回転せしめられると、図1に示す
ように第1の攪拌搬送部材62は矢印108で示す方向
に、第2の攪拌搬送部材64は矢印110で示す方向
に、第3の攪拌搬送部材66は矢印106で示す方向に
回転せしめられる。
の攪拌搬送部材62の回転軸68、第2の攪拌搬送部材
64の回転軸74及び第3の攪拌搬送部材66の回転軸
84の各々は現像ハウジング10の後端壁20を貫通し
て後方に突出せしめられており、これらの回転軸68、
74及び84の後端部には夫々入力歯車98、100、
102が固定されている。入力歯車102は入力歯車9
8に係合せしめられており、入力歯車98は入力歯車1
00に係合せしめられており、そして入力歯車100は
後端壁20に回転自在に装着された伝動歯車104を介
して上記現像剤適用手段26の入力歯車32に係合せし
められている。従って、上記回転駆動源(図示していな
い)によって現像剤適用手段26のスリーブ部材28が
矢印34で示す方向に回転せしめられると、図1に示す
ように第1の攪拌搬送部材62は矢印108で示す方向
に、第2の攪拌搬送部材64は矢印110で示す方向
に、第3の攪拌搬送部材66は矢印106で示す方向に
回転せしめられる。
【0019】図1に図示する如く、現像ハウジング10
内にはトナーとキャリア粒子とから成る現像剤112が
収容される。かかる現像剤112は上流側隔壁38の上
流側(図1において右側、図2において下側)、上流側
隔壁38と下流側隔壁40との間、及び下流側隔壁40
の下流側(図1において左側、図2において上側)に適
宜に分散して収容される。矢印106で示す方向に回転
される第3の攪拌搬送部材66は、上流側隔壁38の上
流側において現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸
方向両端部に向けて搬送する。即ち、第3の攪拌搬送部
材66の第1の螺旋羽根86は現像剤を攪拌しながら軸
方向中央部から軸方向片端部(図2において左端部)に
向けて搬送し、第3の攪拌搬送部材66の第2の螺旋羽
根88は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から幅方向
他端部(図2において右端部)に向けて搬送する。第3
の攪拌搬送部材66の第1の補助螺旋羽根90は幅方向
片端部において現像剤を軸方向内方に強制し、第1の補
助螺旋羽根92は軸方向他端部において現像剤を軸方向
内方に強制する。矢印108で示す方向に回転される第
1の攪拌搬送部材62は、上流側隔壁38と下流側隔壁
40との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部
から軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪拌
搬送部材62の第1の螺旋羽根70は現像剤を攪拌しな
がら軸方向片端部(図2において左端部)から軸方向中
央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材62の第2の
螺旋羽根72は現像剤を攪拌しながら搬送する。矢印1
10で示す方向に回転される第2の攪拌搬送部材64
は、下流側隔壁40の下流側において現像剤を攪拌しな
がら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送する。
即ち、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76は
現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向片端部
(図2において左端部)に向けて搬送し、第2の攪拌搬
送部材64の第2の螺旋羽根78は現像剤を攪拌しなが
ら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において右端
部)に向けて搬送する。第2の攪拌搬送部材64の第1
の補助螺旋羽根80は軸方向片端部において現像剤を軸
方向内方に強制し、第2の補助螺旋羽根82は軸方向他
端部において現像剤を軸方向内方に強制する。
内にはトナーとキャリア粒子とから成る現像剤112が
収容される。かかる現像剤112は上流側隔壁38の上
流側(図1において右側、図2において下側)、上流側
隔壁38と下流側隔壁40との間、及び下流側隔壁40
の下流側(図1において左側、図2において上側)に適
宜に分散して収容される。矢印106で示す方向に回転
される第3の攪拌搬送部材66は、上流側隔壁38の上
流側において現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸
方向両端部に向けて搬送する。即ち、第3の攪拌搬送部
材66の第1の螺旋羽根86は現像剤を攪拌しながら軸
方向中央部から軸方向片端部(図2において左端部)に
向けて搬送し、第3の攪拌搬送部材66の第2の螺旋羽
根88は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から幅方向
他端部(図2において右端部)に向けて搬送する。第3
の攪拌搬送部材66の第1の補助螺旋羽根90は幅方向
片端部において現像剤を軸方向内方に強制し、第1の補
助螺旋羽根92は軸方向他端部において現像剤を軸方向
内方に強制する。矢印108で示す方向に回転される第
1の攪拌搬送部材62は、上流側隔壁38と下流側隔壁
40との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端部
から軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪拌
搬送部材62の第1の螺旋羽根70は現像剤を攪拌しな
がら軸方向片端部(図2において左端部)から軸方向中
央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材62の第2の
螺旋羽根72は現像剤を攪拌しながら搬送する。矢印1
10で示す方向に回転される第2の攪拌搬送部材64
は、下流側隔壁40の下流側において現像剤を攪拌しな
がら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送する。
即ち、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76は
現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向片端部
(図2において左端部)に向けて搬送し、第2の攪拌搬
送部材64の第2の螺旋羽根78は現像剤を攪拌しなが
ら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において右端
部)に向けて搬送する。第2の攪拌搬送部材64の第1
の補助螺旋羽根80は軸方向片端部において現像剤を軸
方向内方に強制し、第2の補助螺旋羽根82は軸方向他
端部において現像剤を軸方向内方に強制する。
【0020】軸方向両端部から軸方向中央部に向けて現
像剤を搬送する第1の攪拌搬送部材62の搬送能力は、
軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送す
る第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌搬送部材66
の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重要
である。軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬
送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の搬送を
実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充分に
均一に存在するようになすために、第1の攪拌搬送部材
62の搬送能力は第2の攪拌搬送部材64の搬送能力と
第3の攪拌搬送部材66の搬送能力との和に略合致せし
められているのが好適である。また、第2の攪拌搬送部
材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能力
よりも大きく設定されているのが好適であり、第2の攪
拌搬送部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の
搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるのが好都合で
ある(その理由については後に更に言及する)。第1の
攪拌搬送部材62、第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66の搬送能力は、それらの第1及び第2
の螺旋羽根70及び72、76及び78並びに86及び
88の回転速度、ピッチ及び外径を適宜に設定すること
によって所要とおりに設定することができる。図示の実
施例においては、第2の攪拌搬送部材64の単位時間当
り回転数と第3の攪拌搬送部材66の単位時間当り回転
数とは同一であるが、これらの回転数に比べて第1の攪
拌搬送部材62の単位時間当りの回転数は大きく設定さ
れている。第2の攪拌搬送部材64の第1及び第2の螺
旋羽根76及び78のピッチは第3の攪拌搬送部材66
の第1及び第2の螺旋羽根86及び88のピッチより大
きく、第1の攪拌搬送部材62の第1及び第2の螺旋羽
根70及び72のピッチは第2の攪拌搬送部材64の第
1及び第2の螺旋羽根76及び78よりも更に大きい。
第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋羽根86
及び88の外径と第2の攪拌搬送部材64の第1及び第
2の螺旋羽根76及び78外径とは同一であるが、これ
らの外径よりも第1の攪拌搬送部材62第1及び第2の
螺旋羽根70及び72の外径は大きい。
像剤を搬送する第1の攪拌搬送部材62の搬送能力は、
軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送す
る第2の攪拌搬送部材64及び第3の攪拌搬送部材66
の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重要
である。軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬
送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の搬送を
実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充分に
均一に存在するようになすために、第1の攪拌搬送部材
62の搬送能力は第2の攪拌搬送部材64の搬送能力と
第3の攪拌搬送部材66の搬送能力との和に略合致せし
められているのが好適である。また、第2の攪拌搬送部
材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能力
よりも大きく設定されているのが好適であり、第2の攪
拌搬送部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の
搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるのが好都合で
ある(その理由については後に更に言及する)。第1の
攪拌搬送部材62、第2の攪拌搬送部材64及び第3の
攪拌搬送部材66の搬送能力は、それらの第1及び第2
の螺旋羽根70及び72、76及び78並びに86及び
88の回転速度、ピッチ及び外径を適宜に設定すること
によって所要とおりに設定することができる。図示の実
施例においては、第2の攪拌搬送部材64の単位時間当
り回転数と第3の攪拌搬送部材66の単位時間当り回転
数とは同一であるが、これらの回転数に比べて第1の攪
拌搬送部材62の単位時間当りの回転数は大きく設定さ
れている。第2の攪拌搬送部材64の第1及び第2の螺
旋羽根76及び78のピッチは第3の攪拌搬送部材66
の第1及び第2の螺旋羽根86及び88のピッチより大
きく、第1の攪拌搬送部材62の第1及び第2の螺旋羽
根70及び72のピッチは第2の攪拌搬送部材64の第
1及び第2の螺旋羽根76及び78よりも更に大きい。
第3の攪拌搬送部材66の第1及び第2の螺旋羽根86
及び88の外径と第2の攪拌搬送部材64の第1及び第
2の螺旋羽根76及び78外径とは同一であるが、これ
らの外径よりも第1の攪拌搬送部材62第1及び第2の
螺旋羽根70及び72の外径は大きい。
【0021】図1及び図2を参照して説明を続けると、
現像ハウジング10の底壁12の、上流側隔壁38と下
流側隔壁40との間で且つ幅方向中央部には、円形開口
114が形成されている。そして、この開口114には
現像剤112中のトナー濃度を検出するための検出器1
16が配設されている。この検出器116は、開口11
4を通して現像ハウジング10内に露呈せしめられてい
る上面上に存在する現像剤112の透磁率を検出するこ
とによって現像剤112中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態のものでよい。静電潜像現像装置8に
は、更に、検出器116によって検出される現像剤11
2中のトナー濃度に応じて作動せしめられる、トナー供
給手段も備えられている。かかるトナー供給手段は、現
像ハウジング10の上壁22に配設せしめられた送給管
118を具備している。この送給管118の一端部は、
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中央部の上方に位置せ
しめられており、その下面には現像ハウジング10内に
通じる送出口120が形成されている。上記一端部から
幅方向前端に延びる送給管118の他端部はトナー容器
(図示していない)に連通せしめられており、送出管1
18内には螺旋羽根から構成することができるトナー搬
送手段(図示していない)が配設されている。上記検出
器116が検出する現像剤112中のトナー濃度が所定
値以下になると、送給管118内のトナー搬送手段が作
動せしめられて、トナー容器から送給管118を通して
トナーが搬送され、送出口120から現像ハウジング1
0内の第3の攪拌搬送部材66の中央部上に落下せしめ
られる。上記検出器116が検出するトナー濃度が所定
値以上になると、送給管118内のトナー搬送手段の作
動が停止せしめられ、現像ハウジング10内へのトナー
供給が停止される。
現像ハウジング10の底壁12の、上流側隔壁38と下
流側隔壁40との間で且つ幅方向中央部には、円形開口
114が形成されている。そして、この開口114には
現像剤112中のトナー濃度を検出するための検出器1
16が配設されている。この検出器116は、開口11
4を通して現像ハウジング10内に露呈せしめられてい
る上面上に存在する現像剤112の透磁率を検出するこ
とによって現像剤112中のトナー濃度を検出するそれ
自体は公知の形態のものでよい。静電潜像現像装置8に
は、更に、検出器116によって検出される現像剤11
2中のトナー濃度に応じて作動せしめられる、トナー供
給手段も備えられている。かかるトナー供給手段は、現
像ハウジング10の上壁22に配設せしめられた送給管
118を具備している。この送給管118の一端部は、
第3の攪拌搬送部材66の軸方向中央部の上方に位置せ
しめられており、その下面には現像ハウジング10内に
通じる送出口120が形成されている。上記一端部から
幅方向前端に延びる送給管118の他端部はトナー容器
(図示していない)に連通せしめられており、送出管1
18内には螺旋羽根から構成することができるトナー搬
送手段(図示していない)が配設されている。上記検出
器116が検出する現像剤112中のトナー濃度が所定
値以下になると、送給管118内のトナー搬送手段が作
動せしめられて、トナー容器から送給管118を通して
トナーが搬送され、送出口120から現像ハウジング1
0内の第3の攪拌搬送部材66の中央部上に落下せしめ
られる。上記検出器116が検出するトナー濃度が所定
値以上になると、送給管118内のトナー搬送手段の作
動が停止せしめられ、現像ハウジング10内へのトナー
供給が停止される。
【0022】次に、上述したとおりの現像剤攪拌搬送装
置7を備えた静電潜像現像装置8の作用効果を要約して
説明すると、次のとおりである。図2に矢印で示すとお
り、トナー供給手段の送出管118に形成されている送
出口120から落下せしめられたトナーは、現像ハウジ
ング10内の現像剤112に混入せしめられる。第3の
上流側隔壁38の上流側(図1において右側)に存在す
る現像剤112は、第3の攪拌搬送部材66の第1及び
第2の螺旋羽根86及び88の作用によって攪拌されな
がら軸方向中央部から軸方向両側部に搬送される。第3
の攪拌搬送部材66の搬送能力は比較的小さく設定され
ているので、現像剤112は第3の攪拌搬送部材66に
よって幅方向中央部から幅方向両側部に比較的低速で搬
送され、この際に充分に攪拌せしめられる。第3の攪拌
搬送部材66によって軸方向両側部に搬送された現像剤
112は、上流側隔壁38の幅方向両側部に配設されて
いる現像剤移送口52及び54を通して前方に移送され
て、上流側隔壁38と下流側隔壁40との間に導入され
る。
置7を備えた静電潜像現像装置8の作用効果を要約して
説明すると、次のとおりである。図2に矢印で示すとお
り、トナー供給手段の送出管118に形成されている送
出口120から落下せしめられたトナーは、現像ハウジ
ング10内の現像剤112に混入せしめられる。第3の
上流側隔壁38の上流側(図1において右側)に存在す
る現像剤112は、第3の攪拌搬送部材66の第1及び
第2の螺旋羽根86及び88の作用によって攪拌されな
がら軸方向中央部から軸方向両側部に搬送される。第3
の攪拌搬送部材66の搬送能力は比較的小さく設定され
ているので、現像剤112は第3の攪拌搬送部材66に
よって幅方向中央部から幅方向両側部に比較的低速で搬
送され、この際に充分に攪拌せしめられる。第3の攪拌
搬送部材66によって軸方向両側部に搬送された現像剤
112は、上流側隔壁38の幅方向両側部に配設されて
いる現像剤移送口52及び54を通して前方に移送され
て、上流側隔壁38と下流側隔壁40との間に導入され
る。
【0023】次いで、上流側隔壁38と下流側隔壁40
との間において、現像剤112は第1の攪拌搬送部材6
2の第1及び第2の螺旋羽根70及び72の作用によっ
て攪拌されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送
される。第1の攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70
によって軸方向中央部に搬送される現像剤と、第1の攪
拌搬送部材62の第2の螺旋羽根72により軸方向中央
部に搬送される現像剤とは、上記第1の螺旋羽根70と
上記第2の螺旋羽根72の内端に各々配設された半円形
状の規制部702と722以外の部分から更に軸方向中
央部に向かって押し出される。このとき、上記規制部7
02と722とは互いに略180度の位相角をもって配
設されているので、上記第1の螺旋羽根70と上記第2
の螺旋羽根72の内端から押し出される現像剤は互いに
干渉されることなく軸方向中心を越えて混合部201に
搬送される。従って、上記第1の螺旋羽根70の内端と
上記第2の螺旋羽根72の内端との間に形成される混合
部201には、第1の螺旋羽根70によって搬送された
現像剤と第2の螺旋羽根72によって搬送された現像剤
とが全域に渡って略同等の比率で供給されることにな
る。このため、上記混合部201においてはその全域に
渡って左右領域から搬送された現像剤を常に略同等の比
率で混合することができる。このようにして、上記混合
室201に搬送された現像剤は、下流側隔壁40の中央
部に設けられた現像剤移送口56を通して第2の攪拌搬
送部材64の混合部202に移送され、また、上記現像
剤の一部が上流側隔壁38の中央部に設けられた現像剤
移送口56を通して第3の攪拌搬送部材66の混合部2
03に移送されれる。なお、下流側隔壁手段40に形成
されている現像剤移送口56の幅方向寸法W2は比較的
大きく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を
通して比較的多量の現像剤112が下流隔壁手段40の
下流側に進入せしめられる。上流隔壁手段38に形成さ
れている現像剤移送口56の幅方向寸法W1は比較的小
さく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を通
して上流隔壁手段38の上流側に戻される現像剤112
は比較的少量であり、そしてまた上述したトナー送出口
120から落下せしめられたトナーが、上記第3の攪拌
搬送部材66によって攪拌されながら搬送されることな
く、直接的に現像剤移送口50を通って上流側隔壁38
と下流側隔壁40との間に導入されることが充分確実に
回避される。
との間において、現像剤112は第1の攪拌搬送部材6
2の第1及び第2の螺旋羽根70及び72の作用によっ
て攪拌されながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送
される。第1の攪拌搬送部材62の第1の螺旋羽根70
によって軸方向中央部に搬送される現像剤と、第1の攪
拌搬送部材62の第2の螺旋羽根72により軸方向中央
部に搬送される現像剤とは、上記第1の螺旋羽根70と
上記第2の螺旋羽根72の内端に各々配設された半円形
状の規制部702と722以外の部分から更に軸方向中
央部に向かって押し出される。このとき、上記規制部7
02と722とは互いに略180度の位相角をもって配
設されているので、上記第1の螺旋羽根70と上記第2
の螺旋羽根72の内端から押し出される現像剤は互いに
干渉されることなく軸方向中心を越えて混合部201に
搬送される。従って、上記第1の螺旋羽根70の内端と
上記第2の螺旋羽根72の内端との間に形成される混合
部201には、第1の螺旋羽根70によって搬送された
現像剤と第2の螺旋羽根72によって搬送された現像剤
とが全域に渡って略同等の比率で供給されることにな
る。このため、上記混合部201においてはその全域に
渡って左右領域から搬送された現像剤を常に略同等の比
率で混合することができる。このようにして、上記混合
室201に搬送された現像剤は、下流側隔壁40の中央
部に設けられた現像剤移送口56を通して第2の攪拌搬
送部材64の混合部202に移送され、また、上記現像
剤の一部が上流側隔壁38の中央部に設けられた現像剤
移送口56を通して第3の攪拌搬送部材66の混合部2
03に移送されれる。なお、下流側隔壁手段40に形成
されている現像剤移送口56の幅方向寸法W2は比較的
大きく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を
通して比較的多量の現像剤112が下流隔壁手段40の
下流側に進入せしめられる。上流隔壁手段38に形成さ
れている現像剤移送口56の幅方向寸法W1は比較的小
さく設定されている故に、かかる現像剤移送口56を通
して上流隔壁手段38の上流側に戻される現像剤112
は比較的少量であり、そしてまた上述したトナー送出口
120から落下せしめられたトナーが、上記第3の攪拌
搬送部材66によって攪拌されながら搬送されることな
く、直接的に現像剤移送口50を通って上流側隔壁38
と下流側隔壁40との間に導入されることが充分確実に
回避される。
【0024】下流側隔壁40の幅方向中央部に配設され
ている現像剤移送口56から前方に移送された現像剤
は、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及び
第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌されながら軸方
向中央部から軸方向両側部に搬送される。そして、軸方
向両側部に搬送された現像剤112は、下流側隔壁40
の幅方向両側部に配設されている現像剤移送口58及び
60を通して後方に移送されて、上流側隔壁38と下流
側隔壁40との間に戻され、しかる後に第1の攪拌搬送
部材62の第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72
の作用によって攪拌されながら軸方向両側部から軸方向
中央部に搬送される。
ている現像剤移送口56から前方に移送された現像剤
は、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及び
第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌されながら軸方
向中央部から軸方向両側部に搬送される。そして、軸方
向両側部に搬送された現像剤112は、下流側隔壁40
の幅方向両側部に配設されている現像剤移送口58及び
60を通して後方に移送されて、上流側隔壁38と下流
側隔壁40との間に戻され、しかる後に第1の攪拌搬送
部材62の第1の螺旋羽根70及び第2の螺旋羽根72
の作用によって攪拌されながら軸方向両側部から軸方向
中央部に搬送される。
【0025】図1及び図2を参照して説明を続けると、
第3の攪拌搬送部材64の下流側(図1において左側、
図2において上側)においては、現像剤適用手段26の
スリーブ部材28が矢印34で示す方向に回転せしめら
れる。図1に番号122で示す現像剤汲み上げ域におい
ては、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78のの作用によって攪拌されながら
軸方向中央部から軸方向両側部に搬送されている現像剤
112の一部が、静止永久磁石部材30が形成する磁界
に起因してスリーブ部材28の周表面に汲み上げられ
る。スリーブ部材28の周表面に汲み上げられた現像剤
112は、スリーブ部材28の回転に付随して矢印34
で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際
には、現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁3
5の作用により、スリーブ部材28の周表面から過剰の
現像剤112が除去される。現像域6においては、上述
した如く、回転ドラム4の周表面上に形成されている静
電潜像に現像剤112中のトナーが選択的に付着せしめ
られて、静電潜像がトナー像に現像される。現像域6の
下流に位置する現像剤剥離域124においては、永久磁
石部材30が形成する磁界が低減せしめられていること
等に起因して、スリーブ部材28の周表面から現像剤1
12が離脱される。かかる現像剤112は現像域6にお
いてトナーが消費されたことに起因してトナー濃度が低
下せしめられている。スリーブ部材28の周表面から離
脱された現像剤112は現像ハウジング10内に現像剤
112に混入され、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺
旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌
されながら軸方向両側部に搬送される。第2の攪拌搬送
部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能
力に比べて大きく設定されている故に、現像剤剥離域1
24においてスリーブ部材28の周表面から充分良好に
現像剤112が離脱されると共にかかる現像剤112が
充分迅速に現像ハウジング10内に現像剤112に混入
され攪拌される。
第3の攪拌搬送部材64の下流側(図1において左側、
図2において上側)においては、現像剤適用手段26の
スリーブ部材28が矢印34で示す方向に回転せしめら
れる。図1に番号122で示す現像剤汲み上げ域におい
ては、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺旋羽根76及
び第2の螺旋羽根78のの作用によって攪拌されながら
軸方向中央部から軸方向両側部に搬送されている現像剤
112の一部が、静止永久磁石部材30が形成する磁界
に起因してスリーブ部材28の周表面に汲み上げられ
る。スリーブ部材28の周表面に汲み上げられた現像剤
112は、スリーブ部材28の回転に付随して矢印34
で示す方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際
には、現像ハウジング10のカバー壁24の自由端縁3
5の作用により、スリーブ部材28の周表面から過剰の
現像剤112が除去される。現像域6においては、上述
した如く、回転ドラム4の周表面上に形成されている静
電潜像に現像剤112中のトナーが選択的に付着せしめ
られて、静電潜像がトナー像に現像される。現像域6の
下流に位置する現像剤剥離域124においては、永久磁
石部材30が形成する磁界が低減せしめられていること
等に起因して、スリーブ部材28の周表面から現像剤1
12が離脱される。かかる現像剤112は現像域6にお
いてトナーが消費されたことに起因してトナー濃度が低
下せしめられている。スリーブ部材28の周表面から離
脱された現像剤112は現像ハウジング10内に現像剤
112に混入され、第2の攪拌搬送部材64の第1の螺
旋羽根76及び第2の螺旋羽根78の作用によって攪拌
されながら軸方向両側部に搬送される。第2の攪拌搬送
部材64の搬送能力は第3の攪拌搬送部材66の搬送能
力に比べて大きく設定されている故に、現像剤剥離域1
24においてスリーブ部材28の周表面から充分良好に
現像剤112が離脱されると共にかかる現像剤112が
充分迅速に現像ハウジング10内に現像剤112に混入
され攪拌される。
【0026】以上、本発明を図示の実施例に基づいて説
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能であ
り、例えば、上記実施例においては、3個の攪拌搬送部
材を用いた例を示したが、2個或いは更に多数の攪拌搬
送部材によって構成してもよい。
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能であ
り、例えば、上記実施例においては、3個の攪拌搬送部
材を用いた例を示したが、2個或いは更に多数の攪拌搬
送部材によって構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明による現像剤攪拌搬送装置は以上
のように構成したので、第1の攪拌搬送部材の第1の螺
旋羽根により軸方向中央部に向けてその内端部まで搬送
された現像剤と、第1の攪拌搬送部材の第2の螺旋羽根
により軸方向中央部に向けてその内端部まで搬送された
現像剤とは、上記第1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根
の内端に各々配設された半円形状の規制部以外の部分か
ら更に軸方向中央部に向かって押し出されるが、上記第
1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根の内端に各々配設さ
れた半円形状の規制部は互いに略180度の位相角をも
って配設されているので、上記第1の螺旋羽根と上記第
2の螺旋羽根の内端から押し出される現像剤は互いに干
渉されることなく軸方向中心を越えて搬送される。この
ため、上記第1の螺旋羽根の内端と上記第2の螺旋羽根
の内端との間に形成される混合部には、第1の螺旋羽根
によって搬送された現像剤と第2の螺旋羽根によって搬
送された現像剤とが全域にわたって略同等の比率で供給
されることになる。従って、幅方向片側にトナー付着領
域が偏在する静電潜像が現像された場合でも、現像剤に
おけるトナーとキャリア粒子との混合比率が不均一にな
ることが充分に抑制され、仮にトナーとキャリア粒子と
の混合比率が幅方向に不均一なったとしてもかかる不均
一を迅速に解消することができる。しかも、第1の攪拌
搬送部材の第1の螺旋羽根によって一方の領域から軸方
向中央部に搬送される現像剤と、第2の螺旋羽根側によ
って他方の領域から軸方向中央部に搬送される現像剤の
搬送領域の変更は、両螺旋羽根から押し出される現像剤
の位相差によって行われるので、上記従来の傾斜楕円板
のように現像剤特にキャリアの劣化を促進することはな
く、また、第1の攪拌搬送部材の軸方向中央部から第2
の攪拌搬送部材(および第3の攪拌搬送部材)に移送さ
れる現像剤は、上記従来の傾斜楕円板のように強制的に
方向変換されることなく、第2の攪拌搬送部材(および
第3の攪拌搬送部材)によってそのまま軸方向中央部か
ら軸方向両端に向かって円滑に搬送されるため、キャリ
アの劣化が抑制されキャリアを長期にわたって良好に機
能させることができる。
のように構成したので、第1の攪拌搬送部材の第1の螺
旋羽根により軸方向中央部に向けてその内端部まで搬送
された現像剤と、第1の攪拌搬送部材の第2の螺旋羽根
により軸方向中央部に向けてその内端部まで搬送された
現像剤とは、上記第1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根
の内端に各々配設された半円形状の規制部以外の部分か
ら更に軸方向中央部に向かって押し出されるが、上記第
1の螺旋羽根と上記第2の螺旋羽根の内端に各々配設さ
れた半円形状の規制部は互いに略180度の位相角をも
って配設されているので、上記第1の螺旋羽根と上記第
2の螺旋羽根の内端から押し出される現像剤は互いに干
渉されることなく軸方向中心を越えて搬送される。この
ため、上記第1の螺旋羽根の内端と上記第2の螺旋羽根
の内端との間に形成される混合部には、第1の螺旋羽根
によって搬送された現像剤と第2の螺旋羽根によって搬
送された現像剤とが全域にわたって略同等の比率で供給
されることになる。従って、幅方向片側にトナー付着領
域が偏在する静電潜像が現像された場合でも、現像剤に
おけるトナーとキャリア粒子との混合比率が不均一にな
ることが充分に抑制され、仮にトナーとキャリア粒子と
の混合比率が幅方向に不均一なったとしてもかかる不均
一を迅速に解消することができる。しかも、第1の攪拌
搬送部材の第1の螺旋羽根によって一方の領域から軸方
向中央部に搬送される現像剤と、第2の螺旋羽根側によ
って他方の領域から軸方向中央部に搬送される現像剤の
搬送領域の変更は、両螺旋羽根から押し出される現像剤
の位相差によって行われるので、上記従来の傾斜楕円板
のように現像剤特にキャリアの劣化を促進することはな
く、また、第1の攪拌搬送部材の軸方向中央部から第2
の攪拌搬送部材(および第3の攪拌搬送部材)に移送さ
れる現像剤は、上記従来の傾斜楕円板のように強制的に
方向変換されることなく、第2の攪拌搬送部材(および
第3の攪拌搬送部材)によってそのまま軸方向中央部か
ら軸方向両端に向かって円滑に搬送されるため、キャリ
アの劣化が抑制されキャリアを長期にわたって良好に機
能させることができる。
【図1】本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
を備えた静電潜像現像装置の一実施例を示す断面図。
を備えた静電潜像現像装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置を備えた静電潜像現像装置を、現像ハウジン
グの上壁及びカバー部材等を省略して示す平面図。
拌搬送装置を備えた静電潜像現像装置を、現像ハウジン
グの上壁及びカバー部材等を省略して示す平面図。
【図3】図1に示す現像剤攪拌搬送装置における第1の
攪拌搬送部材の要部平面図。
攪拌搬送部材の要部平面図。
【図4】図1に示す静電潜像現像装置における駆動連結
歯車を示す簡略図。
歯車を示す簡略図。
2:回転ドラム 6:現像域 7:現像剤攪拌搬送装置 8:静電潜像現像装置 10:現像ハウジング 26:現像剤適用手段 28:スリーブ部材 30:永久磁石部材 38:上流側隔壁 40:下流側隔壁 42:直立壁 44:直立壁 46:直立壁 48:直立壁 50:現像剤移送口 52:現像剤移送口 54:現像剤移送口 56:現像剤移送口 58:現像剤移送口 60:現像剤移送口 62:第1の攪拌搬送部材 64:第2の攪拌搬送手段 66:第3の攪拌搬送手段 68:回転軸 70:第1の螺旋羽根 72:第2の螺旋羽根 74:回転軸 76:第1の螺旋羽根 78:第2の螺旋羽根 80:第1の補助螺旋羽根 82:第2の補助螺旋羽根 84:回転軸 86:第1の螺旋羽根 88:第2の螺旋羽根 90:第1の補助螺旋羽根 92:第2の補助螺旋羽根 112:現像剤 116:検出器(トナー濃度検出器) 118:トナー供給手段の送出管 120:半円板部 702:半円板部 722:半円板部 822:半円板部 884:半円板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市場 昭彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 柏原 光宏 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 ハウジンング内に配設され中央部に現像
剤移送口を備えた少なくとも1個の隔壁と、 該隔壁の片側に該隔壁に沿って配設され、現像剤を両端
部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺
旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記隔壁の他側に隔壁に沿って配設され、現像剤を中央
部から両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺
旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材と、を具備し、 前記第1の攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び
第2螺旋羽根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配
設されており、その内端に互いに略180度の位相角を
もって配設された半円形状の規制部を各々備えている、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。 - 【請求項2】 ハウジンング内に間隔をおいて平行に配
設され中央部に各々現像剤移送口を備えた上流側隔壁及
び下流側隔壁と、 上流側隔壁と下流側隔壁との間に配設され、現像剤を両
端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2
螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記下流側隔壁の下流側に該下流側隔壁に沿って配設さ
れ、現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺
旋羽根及び第2螺旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材
と、 前記上流側隔壁の上流側に該上流側隔壁に沿って配設さ
れ、現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺
旋羽根および第2螺旋羽根を備えた第3の攪拌搬送部材
と、を具備し、 前記第1の攪拌搬送部材に設けられた第1螺旋羽根及び
第2螺旋羽根は、軸方向中心から所定の間隔をおいて配
設されており、その内端に互いに略180度の位相角を
もって配設された半円形状の規制部を各々備えている、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。 - 【請求項3】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
前記第2の攪拌搬送手段の搬送能力及び前記第3の攪拌
搬送部材の搬送能力よりも大きく設定されている、請求
項2記載の現像剤攪拌搬送装置。 - 【請求項4】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
前記第2の攪拌搬送手段の搬送能力と前記第3の攪拌搬
送部材の搬送能力との和に略合致せしめられている、請
求項3記載の現像剤攪拌搬送装置。 - 【請求項5】 前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力は、
前記第3の攪拌搬送部材の搬送能力よりも大きく設定さ
れている、請求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。 - 【請求項6】 前記下流側隔壁に設けられた現像剤移送
口の幅方向寸法は、前記上流側隔壁に設けられた現像剤
移送口の幅方向寸法よりも大きく設定されている、請求
項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6123889A JPH07333995A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 現像剤攪拌搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6123889A JPH07333995A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 現像剤攪拌搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333995A true JPH07333995A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14871869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6123889A Withdrawn JPH07333995A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 現像剤攪拌搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07333995A (ja) |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6123889A patent/JPH07333995A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |