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JPH0850405A - 現像剤攪拌搬送装置 - Google Patents

現像剤攪拌搬送装置

Info

Publication number
JPH0850405A
JPH0850405A JP6185900A JP18590094A JPH0850405A JP H0850405 A JPH0850405 A JP H0850405A JP 6185900 A JP6185900 A JP 6185900A JP 18590094 A JP18590094 A JP 18590094A JP H0850405 A JPH0850405 A JP H0850405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
conveying
agitating
stirring
spiral blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6185900A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kashiwabara
光宏 柏原
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Tsutomu Osada
努 長田
Akihiko Ichiba
昭彦 市場
Shinji Kikuta
慎司 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6185900A priority Critical patent/JPH0850405A/ja
Publication of JPH0850405A publication Critical patent/JPH0850405A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/08Details of powder developing device not concerning the development directly
    • G03G2215/0802Arrangements for agitating or circulating developer material
    • G03G2215/0816Agitator type
    • G03G2215/0819Agitator type two or more agitators
    • G03G2215/0822Agitator type two or more agitators with wall or blade between agitators

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 補給トナーを攪拌搬送部材が配設されている
現像剤搬送路の中央部後方から円滑に供給することがで
きる現像剤攪拌搬送装置を提供する。 【構成】 ハウジング10内に形成された少なくとも2
つの現像剤搬送路35,36と、該現像剤搬送路35,
36の一方に配設され現像剤68を両端部から中央部に
向けて搬送する第1の攪拌搬送部材42と、前記現像剤
搬送路の他方に配設され現像剤68を中央部から両端部
に向けて搬送する第2の攪拌搬送部材44とを具備する
現像剤攪拌搬送装置7であって、前記2つの現像剤搬送
路の間に、幅方向中央部に形成された中央壁381と該
中央壁381の両側に各々形成された現像剤移送口38
4,385と該各現像剤移送口384,385の側方に
各々形成された側方壁382,383とを備えた隔壁が
配設され、前記ハウジンング10に前記隔壁を構成する
中央壁381に対向し前記第2の攪拌搬送部材44を配
設した現像剤搬送路に開口するトナー補給口161が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電式複写機及び静電
式印刷機等の画像生成機において静電潜像をトナー像に
現像するのに使用される静電潜像現像装置に装備される
現像剤攪拌搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、画像生成機において静電潜
像を現像するために、トナー及びキャリア粒子から成る
現像剤を使用する形態の静電潜像現像装置が広く実用に
供されている。この静電潜像現像装置は現像剤を収容す
るための現像ハウジングと、現像ハウジング内の現像剤
を静電潜像に適用するための現像剤適用手段と、現像ハ
ウジング内の現像剤を攪拌すると共に所要方向に搬送す
るための現像剤攪拌搬送装置と、現像ハウジング内にト
ナーを供給するためのトナー供給手段とを具備してい
る。現像剤適用手段は、通常、回転スリーブ部材を含ん
でおり、このスリーブ部材の周表面に現像剤を保持して
現像域に搬送し、現像域において現像剤中のトナーが静
電潜像に選択的に付着せしめられて、静電潜像がトナー
像に現像される。静電潜像の現像に応じて現像剤中のト
ナーが消費されると、トナー供給手段からトナーが現像
ハウジング内に供給される。現像剤攪拌搬送装置は現像
ハウジング内の現像剤を攪拌してトナーとキャリア粒子
とを混合及び摩擦帯電すると共に所要方向に搬送する。
【0003】上述した形態の静電潜像現像装置において
は、現像剤適用手段に保持されて現像域に搬送される前
に現像剤が充分良好に攪拌せしめられ、トナーとキャリ
ア粒子との比率が所要範囲内であると共に両者が充分均
一に混合されている現像剤が静電潜像に適用されること
が重要である。また、現像域の下流側においては、トナ
ーが静電潜像に付着され、従ってトナーの比率が低減せ
しめられた現像剤が、現像剤適用手段から効果的に離脱
されて、現像ハウジング内で再び攪拌され搬送されるこ
とが重要である。現像剤の攪拌及び搬送に関する上記要
件を充足せしめるために、特開平3−260678号公
報には、ハウジング内に形成され現像剤適用手段に隣接
して設けられた現像材供給搬送路と、該現像材供給搬送
路の上流側に設けられた現像剤攪拌搬送路と、上記現像
剤供給搬送路に配設された第1の攪拌搬送部材と、上記
現像剤攪拌搬送路に配設された第2の攪拌搬送部材とか
ら構成した現像剤攪拌搬送装置が開示されている。上記
第1の攪拌搬送部材は幅方向(即ち現像剤適用手段にお
ける回転スリーブ部材の軸線方向)に延在する回転軸
と、この回転軸に軸方向に間隔をおいて形成され且つ巻
き方向が相互に逆である一対の螺旋羽根から成り、第2
の攪拌搬送部材も同様に軸方向に延在する回転軸と、こ
の回転軸に幅方向に間隔をおいて形成され且つ巻き方向
が相互に逆である一対の螺旋羽根から成る。第1の攪拌
搬送部材は所定方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌し
ながら軸方向両端部から軸方向中央部に向けて搬送し、
第1の攪拌搬送部材の軸方向中央部に現像剤を移送せし
める。同様に所定方向に回転せしめられる第2の攪拌搬
送部材は、現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方
向両端部に向けて現像剤を搬送し、軸方向両端部におい
て第1の攪拌搬送部材に現像剤を移送せしめる。第1の
攪拌搬送部材によって軸方向中央部から軸方向両端部に
搬送されている現像剤が現像剤適用手段に保持されて現
像域に搬送される。第1の攪拌搬送部材と第2の攪拌搬
送部材との間に中央部に通路が設けられた仕切壁が配設
され、第1の攪拌搬送部材によって軸方向両端部から軸
方向中央部に向けて搬送された現像剤を上記仕切壁の幅
中央部に設けられた通路を通して現像剤攪拌搬送路に移
送するようになっている。そして、補給トナーが上記第
2の攪拌搬送部材の中央部上方から現像剤攪拌搬送路に
供給されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記現像剤
攪拌搬送装置は、補給トナーが上記第2の攪拌搬送部材
の中央部上方から現像剤攪拌搬送路に供給されるように
なっているので、トナー収容容器が現像ハウジングの上
方に大きく突出して配設されることになり、静電潜像現
像装置の高さ寸法が大きくなり、画像生成機の高さ寸法
が制限される場合にはトナー収容容器の容量を小さくし
なければならないという問題がある。
【0005】また、上記現像剤攪拌搬送装置のように、
補給トナーを上記第2の攪拌搬送部材の中央部上方から
現像剤攪拌搬送路に供給すると、供給されたトナーが搬
送される現像剤の上に乗って、そのまま浮遊した状態で
流れ、現像剤とトナーが早期に混合されないという問題
がある。
【0006】なお、補給トナーを上記第2の攪拌搬送部
材が配設されている現像剤搬送路の中央部後方から供給
することにより、上記問題を解消することができるが、
このようにすると、上記第1の攪拌搬送部材によって軸
方向両端部から軸方向中央部に向けて搬送され上記仕切
壁の中央部に設けられた通路を通して現像剤攪拌搬送路
に移送される現像剤の作用で、トナーが円滑に供給され
ないという不具合が発生する。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、補給トナーを攪拌搬送
部材が配設されている現像剤搬送路の中央部後方から円
滑に供給することができる現像剤攪拌搬送装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明によれば、ハウジング内に形成された
少なくとも2つの現像剤搬送路と、前記現像剤搬送路の
一方に配設され現像剤を両端部から中央部に向けて搬送
する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備えた第1の攪拌
搬送部材と、前記現像剤搬送路の他方に配設され現像剤
を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び
第2螺旋羽根を備えた第2の攪拌搬送部材と、を具備す
る現像材攪拌搬送装置において、幅方向中央部に形成さ
れた中央壁と、該中央壁の両側に各々形成された現像剤
移送口と、該各現像剤移送口の側方に各々形成された側
方壁とを備えた隔壁を前記2つの現像剤搬送路の間に配
設し、前記ハウジンングに前記隔壁を構成する中央壁に
対向し前記第2の攪拌搬送部材を配設した現像剤搬送路
に開口するトナー補給口を設けた、ことを特徴とする現
像剤攪拌搬送装置が提供される。
【0009】また、本発明においては、ハウジング内に
形成された第1の現像剤搬送路と、該第1の現像剤搬送
路の上流側に形成された第2の現像剤搬送路と、前記第
1の現像剤搬送路の下流側に形成された第3の現像剤搬
送路と、前記第1の現像剤搬送路に配設され現像剤を両
端部から中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2
螺旋羽根を備えた第1の攪拌搬送部材と、前記第2の現
像剤搬送路に配設され現像剤を中央部から両端部に向け
て搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根を備えた第2
の攪拌搬送部材と、前記第3の現像剤搬送路に配設され
現像剤を中央部から両端部に向けて搬送する第1螺旋羽
根及び第2螺旋羽根を備えた第3の攪拌搬送部材と、を
具備する現像剤攪拌搬送装置において、幅方向中央部に
形成された中央壁と、該中央壁の両側に各々形成された
現像剤移送口と、該各現像剤移送口の側方に各々形成さ
れた側方壁とを備えた上流側隔壁を前記第1の現像剤搬
送路と前記第2の現像剤搬送路の間に配設し、幅方向中
央部に現像剤移送口を備えた下流側隔壁を前記第1の現
像剤搬送路と前記第3の現像剤搬送路の間に配設し、前
記ハウジングに前記上流側隔壁を構成する中央壁に対向
し前記第2の現像材搬送路に開口するトナー補給口を設
けた、ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置が提供され
る。
【0010】
【作用】本発明の現像剤攪拌搬送装置においては、第1
の攪拌搬送部材よって軸方向中央部に搬送される現像剤
は、隔壁を構成する中央壁の両側に各々形成された現像
剤移送口まで搬送されると各現像剤移送口を通して第2
の攪拌搬送部材を配設した現像剤搬送路に移送される。
一方、補給トナーはハウジングに設けられたトナー補給
口から第2の攪拌搬送部材を配設した現像剤搬送路の中
央部に供給される。この供給されるトナーは、上記隔壁
を構成する中央壁に対向する部分に供給されるので、上
記各現像剤移送口から移送される現像剤の流れに影響さ
れることなく、円滑に供給される。このようにして供給
されたトナーは、第2の攪拌搬送部材により上記各現像
剤移送口から移送される現像剤と攪拌されつつ中央部か
ら両端部に向けて搬送され、上記第1の現像剤搬送路に
移送される。
【0011】また、本発明の現像剤攪拌搬送装置におい
ては、第1の攪拌搬送部材によって第1の現像剤搬送路
を軸方向中央部に搬送される現像剤は、その一部が上流
側隔壁を構成する中央壁の両側に各々形成された現像剤
移送口まで搬送されると各現像剤移送口を通して第2の
攪拌搬送部材を配設した第2の現像剤搬送路に移送され
る。また、第1の攪拌搬送部材によって軸方向中央部に
搬送される現像剤の残りは、下流側隔壁に形成された現
像剤移送口を通して第3の攪拌搬送部材を配設した第3
の現像剤搬送路に移送される。このようにして第2の現
像剤搬送路及び第3の現像剤搬送路に移送され現像剤
は、夫々第2の攪拌搬送部材および第3の攪拌搬送部材
によって軸方向両端部に向けて搬送され、再び第1の現
像剤搬送路に移送されて循環せしめられる。一方、補給
トナーはハウジングに設けられたトナー補給口から第2
の攪拌搬送部材を配設した第2の現像剤搬送路の中央部
に供給される。この供給されるトナーは、上記上流側隔
壁を構成する中央壁に対向する部分に供給されるので、
上記上流側隔壁を構成する中央壁の両側に各々形成され
た各現像剤移送口から移送される現像剤の流れに影響さ
れることなく、円滑に供給される。このようにして供給
されたトナーは第2の攪拌搬送部材により上記各現像剤
移送口から移送される現像剤と攪拌されつつ中央部から
両端部に向けて搬送され、上記第1の現像剤搬送路に移
送される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置の好適実施例を図示している添付図面を参照し
て、更に詳述する。
【0013】図1には、静電複写機を構成する回転ドラ
ムの一部と共に、本発明に従って構成された現像剤攪拌
搬送装置を備えた静電潜像現像装置が図示されている。
周表面に適宜の静電感光体が配設されている回転ドラム
2は、矢印4で示す方向に回転せしめられて、現像域6
を通過するように構成されている。現像域6の上流側に
おいて、それ自体は周知の適宜の方式によって回転ドラ
ム2の周表面上に静電潜像が形成される。現像域6にお
いては、本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
7を備えた全体を番号8で示す静電潜像現像装置によっ
て、回転ドラム2の周表面上の静電潜像がトナー像に現
像される。かかるトナー像は、現像域6の下流側におい
て、普通紙等の転写部材に転写されてそこに定着せしめ
られ、かくして複写乃至印刷物が得られる。
【0014】図1及び図2を参照して説明を続けると、
静電潜像現像装置8は現像ハウジング10を具備してい
る。適宜の合成樹脂から成形することができる現像ハウ
ジング10は、底壁12及びこの底壁12の後側縁から
実質上鉛直に上方に延びる後壁16と共に前端壁18及
び後端壁20を含んでいる。後壁16、前端壁18及び
後端壁20の上面には現像ハウジング10の上方を覆う
カバー部材22が装着されている。
【0015】上記現像ハウジング10の最前部(図1に
おいて最右部、図2において最上部)には現像剤適用手
段26が配設されている。この現像剤適用手段26は実
質上水平に幅方向に延在するスリーブ部材28とこのス
リーブ部材28内に配設された永久磁石部材30とから
構成されている。スリーブ部材28はアルミニウム等の
非磁性材によって構成され回転自在に装着されており、
永久磁石部材30は所定位置に固定されている。図2に
図示されている如く、スリーブ部材28が固定されてい
る回転軸31は現像ハウジング10の後端壁20を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には入力歯車3
2が固定されている。この入力歯車32は上記回転ドラ
ム2の入力歯車(図示していない)を介して電動モータ
でよい回転駆動源(図示していない)に駆動連結されて
おり、矢印34で示す方向に回転駆動せしめられる。上
記現像ハウジング10の上方を覆うカバー部材22の自
由端縁24は、現像剤適用手段26のスリーブ部材28
の周表面に近接して位置せしめられており、後に更に詳
述するように、スリーブ部材28の周表面に保持されて
上記現像域6に搬送される現像剤の量を規制する所謂穂
切手段として機能する。
【0016】上記現像剤適用手段26の後方に本発明に
従って構成された現像剤攪拌搬送装置7が配設されてい
る。この現像剤攪拌搬送装置7は、図示の実施例におい
ては現像ハウジング10に前後方向(図1において左右
方向、図2において上下方向)に形成された第1の現像
剤搬送路35と、該第1の現像剤搬送路35の上流側に
形成された第2の現像剤搬送路36と、上記第1の現像
剤搬送路35の下流側に形成された第3の現像剤搬送路
37を備えている。上記第1の現像剤搬送路35と第2
の現像剤搬送路36との間には上流側隔壁38が設けら
れ、上記第1の現像剤搬送路35と第3の現像剤搬送路
37との間には下流側隔壁40が設けられている。上流
側隔壁38は、図2に示すように幅方向(図1において
紙面に垂直な方向、図2において左右方向)中央部に形
成され現像ハウジング8の底壁12から実質上鉛直に上
方に突出せしめられた中央壁381と、該中央壁の両側
に各々所定の間隔を設けて現像ハウジング8の底壁12
から実質上鉛直に上方に突出せしめられた側方壁38
2、383とを備え、上記中央壁381と側方壁382
との間には現像剤移送口384が形成され、上記中央壁
381と側方壁383との間には現像剤移送口385が
形成されている。また、上流側隔壁38を構成する側方
壁382及び383の幅方向両端部には夫々現像剤移送
口386及び387が設けられている。下流側隔壁40
は、現像ハウジング8の底壁12から実質上鉛直に上方
に突出せしめられている直立壁401及び402によっ
て規定され、図2を参照することによって明確に理解さ
れるとおり、幅方向(図1において紙面に垂直な方向、
図2において左右方向)中央部に現像剤移送口403が
形成されている。また、下流側隔壁40を構成する直立
壁401及び402の幅方向両端部には夫々現像剤移送
口404及び405が設けられている。なお、上記上流
側隔壁38を構成する側方壁382及び383と、上記
下流側隔壁40を構成する直立壁401及び402は、
図1から明確に理解されるとおり、その各々の下端部両
側面は凹円弧形状にせしめられている。
【0017】上記上流側隔壁38の幅方向中央部に形成
された現像剤移送口384、385及び幅方向両端部に
夫々設けられた現像剤移送口386、387と、上記下
流側隔壁40の幅方向中央部に形成された現像剤移送口
403及び幅方向両端部に夫々設けられた現像剤移送口
404、405は、図示の実施例においては次のように
構成されている。上流側隔壁38に形成された現像剤移
送口384と385の幅方向寸法W1とW2とは、同一
寸法に構成されている。下流側隔壁40に設けられた現
像剤移送口403の幅方向寸法W3は、上記上流側隔壁
38に形成された現像剤移送口384と385の幅方向
寸法W1とW2の和より大きく設定されており、上記幅
方向寸法W3とW1及びW2との関係は、装置の大きさ
や複写速度等種々の要因によって設定されるが、本発明
者等の実験によれば、上記幅方向寸法W3は上記幅方向
寸法W1とW2の和の1.3乃至4.0倍、望ましくは
1.5乃至2.5倍であるのが好適である。また、上流
側隔壁38の幅方向両端部に配設されている現像剤移送
口384、385及び下流側隔壁40の幅方向両端部に
配設されている現像剤移送口04、405の幅方向寸法
は全て実質上同一でよく、上記下流側隔壁40の幅方向
中央部に設けられた現像剤移送口403の幅方向寸法W
3と略同一であることが好ましい。
【0018】図示の現像剤攪拌搬送装置7は、上記上流
側隔壁38と上記下流側隔壁40との間に形成される第
1の現像剤搬送路35に配設された第1の攪拌搬送部材
42と、上記上流側隔壁38の上流側に形成される第2
の現像剤搬送路36に配設された第2の攪拌搬送部材4
4、及び上記下流側隔壁40の下流側に形成される第3
の現像剤搬送路38に配設された第3の攪拌搬送部材4
6を具備している。なお、上記第1の攪拌搬送部材42
と第2の攪拌搬送部材44及び第3の攪拌搬送部材46
は、図示の実施例においては夫々合成樹脂によって一体
成形されている。
【0019】第1の攪拌搬送部材42は、上記現像ハウ
ジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着さ
れた回転軸421を有する。この回転軸421には幅方
向(即ち軸方向)に間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根
422及び第2の螺旋羽根423が形成されている。こ
の第1の螺旋羽根422及び第2の螺旋羽根423の内
端は、いづれも第1の攪拌搬送部材421の軸方向中心
まで達しておらず、第1の攪拌搬送部材42の軸方向中
央部には第1の螺旋羽根422及び第2の螺旋羽根42
3が設けられていない。第1の螺旋羽根422と第2の
螺旋羽根423とは、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成
されている。第1の螺旋羽根422の外径と第2の螺旋
羽根423の外径とは同一である。このように構成され
た第1の現像剤攪拌搬送部材42は、図1において矢印
50で示す方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ
両端部から中央部に向けて搬送する。上記回転軸421
の軸方向中央部には傾斜楕円板424が設けられてい
る。この傾斜楕円板424の軸方向寸法は、上記下流側
隔壁40の幅方向中央部に設けられた現像剤移送口40
3に幅方向寸法W3と略同一に形成されている。傾斜楕
円板424は側面図において円形を呈するが、この円形
の直径は第1の螺旋羽根422及び第2の螺旋羽根42
3の外径と実質上同一に形成されている。
【0020】上記第2の攪拌搬送部材44も上記現像ハ
ウジング10の両端壁18及び20間に回転自在に装着
された回転軸441を有する。この回転軸441には幅
方向(即ち軸方向)に一対の第1の螺旋羽根442及び
第2の螺旋羽根443が形成されている。この第1の螺
旋羽根442及び第2の螺旋羽根443の内端は、いづ
れも第2の攪拌搬送部材64の軸方向中心まで略達して
いる。第1の螺旋羽根76と第2の螺旋羽根78とは、
螺旋の巻き方向が相互に逆に形成されている。第1の螺
旋羽根442の外径と第2の螺旋羽根443の外径とは
同一である。第1の螺旋羽根442及び第2の螺旋羽根
443の各々の幅方向外端は、上流隔壁手段38の幅方
向両端部に配設されている現像剤移送口386及び38
7の幅方向略中間に対応して位置するのが好都合であ
る。回転軸441の両端部には第1の螺旋羽根442及
び第2の螺旋羽根443に夫々対向して位置する第1の
補助螺旋羽根444及び第2の補助螺旋羽根445が形
成されている。第1の補助螺旋羽根444及び第2の補
助螺旋羽根445の外径は第1の螺旋羽根442及び第
2の螺旋羽根443の外径と同一でよい。略360度の
角度範囲に渡って延びる第1の補助螺旋羽根444及び
第2の補助螺旋羽根445の巻き方向は、対向する第1
の螺旋羽根442及び第2の螺旋羽根443の巻き方向
に対して逆方向である。このように構成された第2の現
像剤攪拌搬送部材44は、図1において矢印51で示す
方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ中央部から
両端部に向けて搬送する。
【0021】図2を参照して説明を続けると、上記第3
の攪拌搬送部材46も上記現像ハウジング10の両端壁
18及び20間に回転自在に装着された回転軸461を
有する。この回転軸461には幅方向(即ち軸方向)に
間隔をおいて一対の第1の螺旋羽根462及び第2の螺
旋羽根463が形成されている。この第1の螺旋羽根4
62及び第2の螺旋羽根463もその内端は、いづれも
第3の攪拌搬送部材46の軸方向中心まで達しておら
ず、第3の攪拌搬送部材46の軸方向中央部には第1の
螺旋羽根462及び第2の螺旋羽根463が設けられて
いない。第1の螺旋羽根462と第2の螺旋羽根463
とは、螺旋の巻き方向が相互に逆に形成されている。第
1の螺旋羽根462の外径と第2の螺旋羽根463の外
径とは同一である。第1の螺旋羽根462及び第2の螺
旋羽根463の各々の幅方向外端は、下流側隔壁40の
幅方向両端部に配設されている現像剤移送口404及び
405の幅方向略中間に対応して位置するのが好都合で
ある。回転軸461の両端部には第1の螺旋羽根462
及び第2の螺旋羽根463に夫々対向して位置する第1
の補助螺旋羽根464及び第2の補助螺旋羽根465が
形成されている。第1の補助螺旋羽根464及び第2の
補助螺旋羽根465の外径は第1の螺旋羽根462及び
第2の螺旋羽根463の外径と同一でよい。略360度
の角度範囲に渡って延びる第1の補助螺旋羽根464及
び第2の補助螺旋羽根465の巻き方向は、対向する第
1の螺旋羽根462及び第2の螺旋羽根463の巻き方
向に対して逆方向である。このように構成された第2の
現像剤攪拌搬送部材46は、図1において矢印52で示
す方向に回転せしめられ、現像剤を攪拌しつつ中央部か
ら両端部に向けて搬送する。
【0022】図2及び図3を参照して説明すると、第1
の攪拌搬送部材42の回転軸421、第2の攪拌搬送部
材44の回転軸441及び第3の攪拌搬送部材46の回
転軸461の各々は現像ハウジング10の後端壁20を
貫通して後方に突出せしめられており、これらの回転軸
421、441及び461の後端部には夫々入力歯車6
0、62、64が固定されている。入力歯車62は入力
歯車60に係合せしめられており、入力歯車60は入力
歯車64に係合せしめられており、そして入力歯車64
は後端壁20に回転自在に装着された伝動歯車66を介
して上記現像剤適用手段26の入力歯車32に係合せし
められている。従って、上記回転駆動源(図示していな
い)によって現像剤適用手段26のスリーブ部材28が
矢印34で示す方向に回転せしめられると、図1に示す
ように第1の攪拌搬送部材42は矢印50で示す方向
に、第2の攪拌搬送部材44は矢印51で示す方向に、
第3の攪拌搬送部材46は矢印52で示す方向に回転せ
しめられる。
【0023】図1に図示する如く、現像ハウジング10
内にはトナーとキャリア粒子とから成る現像剤68が収
容される。かかる現像剤68は上流側隔壁38の上流側
(図1において右側、図2において下側)に形成された
第2の現像剤搬送路36、上流側隔壁38と下流側隔壁
40との間に形成された第1の現像剤搬送路35、及び
下流側隔壁40の下流側(図1において左側、図2にお
いて上側)に形成された第3の現像剤搬送路37に適宜
に分散して収容される。矢印51で示す方向に回転され
る第2の攪拌搬送部材44は、上流側隔壁38の上流側
において現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向
両端部に向けて搬送する。即ち、第2の攪拌搬送部材4
4の第1の螺旋羽根442は現像剤を攪拌しながら軸方
向中央部から軸方向片端部(図2において左端部)に向
けて搬送し、第2の攪拌搬送部材44の第2の螺旋羽根
443は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から幅方向
他端部(図2において右端部)に向けて搬送する。第2
の攪拌搬送部材44の第1の補助螺旋羽根444は幅方
向片端部において現像剤を軸方向内方に強制し、第2の
補助螺旋羽根445は軸方向他端部において現像剤を軸
方向内方に強制する。矢印50で示す方向に回転される
第1の攪拌搬送部材42は、上流側隔壁38と下流側隔
壁40との間において現像剤を攪拌しながら軸方向両端
部から軸方向中央部に向けて搬送する。即ち、第1の攪
拌搬送部材42の第1の螺旋羽根422は現像剤を攪拌
しながら軸方向片端部(図2において左端部)から軸方
向中央部に向けて搬送し、第1の攪拌搬送部材42の第
2の螺旋羽根423は現像剤を攪拌しながら搬送する。
矢印52で示す方向に回転される第3の攪拌搬送部材4
6は、下流側隔壁40の下流側において現像剤を攪拌し
ながら軸方向中央部から軸方向両端部に向けて搬送す
る。即ち、第3の攪拌搬送部材46の第1の螺旋羽根4
62は現像剤を攪拌しながら軸方向中央部から軸方向片
端部(図2において左端部)に向けて搬送し、第3の攪
拌搬送部材46の第2の螺旋羽根463は現像剤を攪拌
しながら軸方向中央部から軸方向他端部(図2において
右端部)に向けて搬送する。第3の攪拌搬送部材46の
第1の補助螺旋羽根464は軸方向片端部において現像
剤を軸方向内方に強制し、第2の補助螺旋羽根465は
軸方向他端部において現像剤を軸方向内方に強制する。
【0024】軸方向両端部から軸方向中央部に向けて現
像剤を搬送する第1の攪拌搬送部材42の搬送能力は、
軸方向中央部から軸方向両端部に向けて現像剤を搬送す
る第2の攪拌搬送部材44及び第3の攪拌搬送部材46
の各々の搬送能力より大きく設定されていることが重要
である。軸方向両端部から軸方向中央部への現像剤の搬
送と軸方向中央部から軸方向両端部への現像剤の搬送を
実質上平衡せしめて現像剤が軸方向全体に渡って充分に
均一に存在するようになすために、第1の攪拌搬送部材
42の搬送能力は第2の攪拌搬送部材44の搬送能力と
第3の攪拌搬送部材46の搬送能力との和に略合致せし
められているのが好適である。また、第3の攪拌搬送部
材46の搬送能力は第2の攪拌搬送部材44の搬送能力
よりも大きく設定されているのが好適であり、第3の攪
拌搬送部材46の搬送能力は第2の攪拌搬送部材44の
搬送能力の1.2乃至2.5倍程度であるのが好都合で
ある(その理由については後に更に言及する)。第1の
攪拌搬送部材42、第2の攪拌搬送部材44及び第3の
攪拌搬送部材46の搬送能力は、それらの第1及び第2
の螺旋羽根422及び423、442及び443並びに
462及び463の回転速度、ピッチ及び外径を適宜に
設定することによって所要とおりに設定することができ
る。図示の実施例においては、第3の攪拌搬送部材46
の単位時間当り回転数と第2の攪拌搬送部材44の単位
時間当り回転数とは同一であるが、これらの回転数に比
べて第1の攪拌搬送部材42の単位時間当りの回転数は
大きく設定されている。第3の攪拌搬送部材46の第1
及び第2の螺旋羽根462及び463のピッチは第2の
攪拌搬送部材44の第1及び第2の螺旋羽根442及び
443のピッチより大きく、第1の攪拌搬送部材42の
第1及び第2の螺旋羽根422及び423のピッチは第
3の攪拌搬送部材46の第1及び第2の螺旋羽根462
及び463よりも更に大きい。第1の攪拌搬送部材42
の第1及び第2の螺旋羽根422及び423の外径と第
2の攪拌搬送部材44の第1及び第2の螺旋羽根442
及び443外径とは同一であるが、これらの外径よりも
第3の攪拌搬送部材46の第1及び第2の螺旋羽根46
2及び463の外径は大きい。
【0025】図1及び図2を参照して説明を続けると、
現像ハウジング10の底壁12の、上流側隔壁38と下
流側隔壁40との間で且つ幅方向中央部には、円形開口
121が形成されている。そして、この開口121には
現像剤68中のトナー濃度を検出するための検出器54
が配設されている。この検出器54は、開口121を通
して現像ハウジング10内に露呈せしめられている上面
上に存在する現像剤60の透磁率を検出することによっ
て現像剤68中のトナー濃度を検出するそれ自体は公知
の形態のものでよい。静電潜像現像装置8には、更に、
検出器54によって検出される現像剤68中のトナー濃
度に応じて作動せしめられる、トナー供給手段70も具
備している。かかるトナー供給手段70は、現像ハウジ
ング10の後壁16の幅方向中央部に形成されたトナー
補給口161を通して現像ハウジング10内にトナーを
供給するように構成されている。なお、現像ハウジング
10の後壁16に設けられたトナー補給口161は、上
記上流側隔壁38を構成する中央壁381に対向する部
分に形成されている。トナー供給手段70は、上記トナ
ー補給口161の周囲に形成されたフランジ部162に
一端部が接続された送給管71を具備している。この送
給管71の他端部には、トナー収容容器72の下端部に
形成された送出口721の周囲に形成されたフランジ部
722が接続される。なお、トナー収容容器72を形成
する各側面及び底面は、上記送出口721に向かって傾
斜して形成されている。上記送給管71にはトナー収容
容器72に収納され送出口721に落下するトナー73
を上記トナー供給口161に向けて搬送するトナー搬送
部材74が配設されている。このトナー搬送部材74
は、送給管71の壁を貫通して配設された回転軸741
と、該回転軸741の一端部に設けられた螺旋羽根74
2とによって構成されている。回転軸741の他端は、
電磁ばねクラッチ75を介して入力歯車76に連結され
ている。なお、入力歯車76は上記第2の攪拌搬送部材
44の回転軸441に固定された入力歯車62に係合せ
しめられている。このように構成されたトナー供給手段
70は、上記検出器54が検出する現像剤68中のトナ
ー濃度が所定値以下になると、検出器54の検出信号に
基づき図示しない制御手段によって上記電磁ばねクラッ
チ75が付勢せしめられる。電磁ばねクラッチ75が付
勢すると、トナー搬送部材74の回転軸741が回転
し、螺旋羽根742が回転せしめられる。螺旋羽根74
2が回転することによりトナー収容容器72から送給管
71を通してトナー68が搬送され、トナー補給口16
1から現像ハウジング10内の第2の現像剤搬送路36
の中央部に第2の攪拌搬送部材44の側方から供給せし
められる。上記検出器54が検出するトナー濃度が所定
値以上になると、上記電磁ばねクラッチ75が除勢さ
れ、従って、トナー搬送部材74の作動が停止せしめら
れて、現像ハウジング10内へのトナー補給が停止され
る。
【0026】次に、上述したとおりの現像剤攪拌搬送装
置7を備えた静電潜像現像装置8の作用効果を要約して
説明すると、次のとおりである。トナー供給手段70の
トナー搬送部材74によってトナー補給口161から現
像ハウジング10内の第2の現像剤搬送路36の中央部
に第2の攪拌搬送部材44の側方から供給されたトナー
は、第2の攪拌搬送部材44の第1の螺旋羽根442及
び第2の螺旋羽根443によって軸方向中央部から両側
に分配され、現像ハウジング10内の現像剤68に混入
せしめられる。なお、トナー搬送部材74によってトナ
ー補給口161から第2の現像剤搬送路36の中央部に
供給されるトナーは、上流側隔壁38を構成する中央壁
381に対向する部分に供給されるので、上記第1の攪
拌搬送部材42の第1の螺旋羽根422及び第2の螺旋
羽根423によって両端部から中央部に向けて搬送さ
れ、上記上流側隔壁38に形成された現像剤移送口38
4及び385から第2の現像剤搬送路36に移送される
現像剤の流れに影響されることなく、円滑に供給され
る。また、上記のようにして第2の現像剤搬送路36の
中央部に供給されるトナーは、第2の攪拌搬送部材44
の側方から供給されるので、流動する現像剤上を浮遊す
ることなく現像剤と直ちに確実に攪拌混合される。な
お、図示の実施例においては、第2の攪拌搬送部材44
の搬送能力は比較的小さく設定されているので、現像剤
68は第2の攪拌搬送部材44によって軸方向中央部か
ら軸方向両側部に比較的低速で搬送され、この際に充分
に攪拌せしめられる。第2の攪拌搬送部材44によって
軸方向両側部に搬送された現像剤68は、上流側隔壁3
8の幅方向両側部に配設されている現像剤移送口386
及び387を通して前方に移送されて、上流側隔壁38
と下流側隔壁40との間に形成される第1の現像剤搬送
路35に導入される。
【0027】次いで、上流側隔壁38と下流側隔壁40
との間に形成される第1の現像剤搬送路35に移送され
た現像剤68は、第1の攪拌搬送部材42の第1及び第
2の螺旋羽根422及び423の作用によって攪拌され
ながら軸方向両側部から軸方向中央部に搬送される。第
1の攪拌搬送部材42の軸方向中央部においては、現像
剤68の一部が下流側隔壁40の幅方向中央部に配設さ
れている現像剤移送口403を通して第3の現像剤搬送
路37に移送され、また現像剤68の一部が上流隔壁3
8の幅方向中央部形成された現像剤移送口384及び3
85から第2の現像材搬送路36に移送される。この際
には、第1の攪拌搬送部材42における傾斜楕円板42
4の作用によって、軸方向片側から搬送された現像剤6
8が軸方向両側に適宜に分配せしめられると共に軸方向
他側から搬送された現像剤68が軸方向両側に適宜に分
配せしめられる。下流側隔壁40の幅方向中央部に配設
されている現像剤移送口403の幅方向寸法W3は比較
的大きく設定されている故に、かかる現像剤移送口40
3を通して比較的多量の現像剤68が第3の現像剤搬送
路37に進入せしめられる。上流側隔壁38の幅方向中
央部に形成された現像剤移送口384及び385の幅方
向寸法W1とW2の和は、上記現像剤移送口403の幅
方向寸法W3と比較して比較的小さく設定されている故
に、かかる現像剤移送口384及び385を通して第2
の現像剤搬送路36に戻される現像剤68は比較的少量
である。
【0028】下流側隔壁40の幅方向中央部に配設され
ている現像剤移送口403から第3の現像剤搬送路37
に移送された現像剤68は、第3の攪拌搬送部材46の
第1の螺旋羽根462及び第2の螺旋羽根463の作用
によって攪拌されながら軸方向中央部から軸方向両側部
に搬送される。そして、軸方向両側部に搬送された現像
剤68は、下流側隔壁40の幅方向両側部に配設されて
いる現像剤移送口404及び405を通して後方に移送
されて、上流側隔壁38と下流側隔壁40との間に形成
される第1の現像剤搬送路35に戻され、しかる後に第
1の攪拌搬送部材42の第1の螺旋羽根422及び第2
の螺旋羽根423の作用によって攪拌されながら軸方向
両側部から軸方向中央部に搬送される。
【0029】図1及び図2を参照して説明を続けると、
第3の攪拌搬送部材46の下流側(図1において右側、
図2において上側)においては、現像剤適用手段26の
スリーブ部材28が矢印34で示す方向に回転せしめら
れる。図1に番号80で示す現像剤汲み上げ域において
は、第3の攪拌搬送部材46の第1の螺旋羽根462及
び第2の螺旋羽根463の作用によって攪拌されながら
軸方向中央部から軸方向両側部に搬送されている現像剤
68の一部が、静止永久磁石部材30が形成する磁界に
起因してスリーブ部材28の周表面に汲み上げられる。
スリーブ部材28の周表面に汲み上げられた現像剤68
は、スリーブ部材28の回転に付随して矢印34で示す
方向に搬送されて、現像域6に運ばれる。この際には、
現像ハウジング10のカバー部材22の自由端縁24の
作用により、スリーブ部材28の周表面から過剰の現像
剤68が除去される。現像域6においては、上述した如
く、回転ドラム4の周表面上に形成されている静電潜像
に現像剤68中のトナーが選択的に付着せしめられて、
静電潜像がトナー像に現像される。現像域6の下流に位
置する現像剤剥離域82においては、永久磁石部材30
が形成する磁界が低減せしめられていること等に起因し
て、スリーブ部材28の周表面から現像剤68が離脱さ
れる。かかる現像剤68は現像域6においてトナーが消
費されたことに起因してトナー濃度が低下せしめられて
いる。スリーブ部材28の周表面から離脱された現像剤
68は現像ハウジング10内の現像剤68に混入され、
第3の攪拌搬送部材46の第1の螺旋羽根462及び第
2の螺旋羽根463の作用によって攪拌されながら軸方
向両側部に搬送される。第3の攪拌搬送部材46の搬送
能力は第2の攪拌搬送部材44の搬送能力に比べて大き
く設定されている故に、現像剤剥離域82においてスリ
ーブ部材28の周表面から充分良好に現像剤68が離脱
されると共にかかる現像剤68が充分迅速に現像ハウジ
ング10内の現像剤68に混入され攪拌される。
【0030】以上、本発明を図示の実施例に基づいて説
明したが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
く、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能であ
り、例えば、上記実施例においては、3個の攪拌搬送部
材を用いた例を示したが、2個或いは更に多数の攪拌搬
送部材によって構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明による現像剤攪拌搬送装置は以上
のように構成されており、トナー補給口から第2の攪拌
搬送部材を配設した現像剤搬送路の中央部に供給される
トナーは、隔壁を構成する中央壁に対向する部分に供給
されるので、第2の攪拌搬送部材によって軸方向中央部
に向けて搬送され隔壁を構成する中央壁の両側に形成さ
れた現像剤移送口から第2の攪拌搬送部材を配設した現
像剤搬送路に移送される現像剤の流れに影響されること
なく、円滑に供給することができる。また、上記のよう
にして第2の攪拌搬送部材を配設した現像剤搬送路の中
央部に供給されるトナーは、第2の攪拌搬送部材の側方
から供給されるので、流動する現像剤上を浮遊すること
なく現像剤と直ちに確実に攪拌混合することができる。
更に、本発明のによれば、トナー補給口をハウジングの
後壁に設けることができるため、該トナー補給口に接続
するトナー収容容器もハウジングの後側に配設すること
ができ、従って、トナー収容容器が現像ハウジングの上
方に大きく突出することなく、静電潜像現像装置の高さ
寸法を抑えることができるとともに、トナー収容容器の
容量を可及的に大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された現像剤攪拌搬送装置
を備えた静電潜像現像装置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された現像剤攪
拌搬送装置を備えた静電潜像現像装置を、現像ハウジン
グのカバー部材等を省略するとともに、一部を破断して
示す平面図。
【図3】図1に示す静電潜像現像装置における駆動連結
歯車を示す簡略図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 6:現像域 7:現像剤攪拌搬送装置 8:静電潜像現像装置 10:現像ハウジング 26:現像剤適用手段 28:スリーブ部材 30:永久磁石部材 35:第1の現像剤搬送路 36:第2の現像剤搬送路 37:第3の現像剤搬送路 38:上流側隔壁 40:下流側隔壁 42:第1の攪拌搬送部材 44:第2の攪拌搬送部材 46:第3の攪拌搬送部材 68:現像剤 70:トナー供給手段 71:送給管 72:トナー収容容器 73:トナー 74:トナー搬送部材 75:電磁ばねクラッチ 161:トナー補給口 381:中央壁 382:側方壁 383:側方壁 384:現像剤移送口 385:現像剤移送口 386:現像剤移送口 387:現像剤移送口 401:直立壁 402:直立壁 403:現像剤移送口 404:現像剤移送口 405:現像剤移送口 421:回転軸 422:第1の螺旋羽根 423:第2の螺旋羽根 424:傾斜楕円板 441:回転軸 442:第1の螺旋羽根 443:第2の螺旋羽根 444:第1の補助螺旋羽根 445:第2の補助螺旋羽根 461:回転軸 462:第1の螺旋羽根 463:第2の螺旋羽根 464:第1の補助螺旋羽根 465:第2の補助螺旋羽根 741:回転軸 742:螺旋羽根
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 現像剤攪拌搬送装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市場 昭彦 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 菊田 慎司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に形成された少なくとも2
    つの現像剤搬送路と、 前記現像剤搬送路の一方に配設され現像剤を両端部から
    中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
    を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記現像剤搬送路の他方に配設され現像剤を中央部から
    両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
    を備えた第2の攪拌搬送部材と、を具備する現像材攪拌
    搬送装置において、 幅方向中央部に形成された中央壁と、該中央壁の両側に
    各々形成された現像剤移送口と、該各現像剤移送口の側
    方に各々形成された側方壁とを備えた隔壁を前記2つの
    現像剤搬送路の間に配設し、 前記ハウジングに前記隔壁を構成する中央壁に対向し前
    記第2の攪拌搬送部材を配設した現像剤搬送路に開口す
    るトナー補給口を設けた、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に形成された第1の現像剤
    搬送路と、 該第1の現像剤搬送路の上流側に形成された第2の現像
    剤搬送路と、 前記第1の現像剤搬送路の下流側に形成された第3の現
    像剤搬送路と、 前記第1の現像剤搬送路に配設され現像剤を両端部から
    中央部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
    を備えた第1の攪拌搬送部材と、 前記第2の現像剤搬送路に配設され現像剤を中央部から
    両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
    を備えた第2の攪拌搬送部材と、 前記第3の現像剤搬送路に配設され現像剤を中央部から
    両端部に向けて搬送する第1螺旋羽根及び第2螺旋羽根
    を備えた第3の攪拌搬送部材と、 を具備する現像剤攪拌搬送装置において、 幅方向中央部に形成された中央壁と、該中央壁の両側に
    各々形成された現像剤移送口と、該各現像剤移送口の側
    方に各々形成された側方壁とを備えた上流側隔壁を前記
    第1の現像剤搬送路と前記第2の現像剤搬送路の間に配
    設し、 幅方向中央部に現像剤移送口を備えた下流側隔壁を前記
    第1の現像剤搬送路と前記第3の現像剤搬送路の間に配
    設し、 前記ハウジングに前記上流側隔壁を構成する中央壁に対
    向し前記第2の現像材搬送路に開口するトナー補給口を
    設けた、 ことを特徴とする現像剤攪拌搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力及び前記第3の攪拌
    搬送部材の搬送能力よりも大きく設定されている、請求
    項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力と前記第3の攪拌搬
    送部材の搬送能力との和に略合致せしめられている、請
    求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の攪拌搬送部材の搬送能力は、
    前記第3の攪拌搬送部材の搬送能力よりも大きく設定さ
    れている、請求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記下流側隔壁に設けられた現像剤移送
    口の幅方向寸法は、前記上流側隔壁に設けられた2個の
    現像剤移送口の幅方向寸法の和よりも大きく設定されて
    いる、請求項2記載の現像剤攪拌搬送装置。
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