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JPH08220887A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH08220887A
JPH08220887A JP7049079A JP4907995A JPH08220887A JP H08220887 A JPH08220887 A JP H08220887A JP 7049079 A JP7049079 A JP 7049079A JP 4907995 A JP4907995 A JP 4907995A JP H08220887 A JPH08220887 A JP H08220887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
conveying
toner
stirring
carrying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7049079A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sakakawa
与志男 坂川
Yoshihiro Sojo
義弘 荘所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7049079A priority Critical patent/JPH08220887A/ja
Publication of JPH08220887A publication Critical patent/JPH08220887A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像装置の搬送部内における現像剤にトナー
を補給した場合に、補給されたトナーが速やかに搬送部
内における現像剤全体に分散されて、補給されたトナー
が現像剤中のキャリアと十分に混合撹拌されて帯電さ
れ、濃度むらや地肌かぶりのない良好な画像形成が安定
して行なえるようにする。 【構成】 現像剤を搬送させる搬送部13,14内に、
回転軸15a,16aの外周に羽根部材15b,16b
が設けられた撹拌搬送部材15,16を配し、この撹拌
搬送部材の回転軸を回転させて、搬送部内における現像
剤を上記の羽根部材により撹拌しながら搬送させる現像
装置において、上記搬送部内の少なくとも一部におい
て、上記の撹拌搬送部材における羽根部材の回転径が現
像剤の搬送方向上流側から下流側に向って小さくなるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の画像形成装置において、像担持体に形成された潜像
を現像するのに使用する現像装置に係り、特に、現像剤
を搬送させる搬送部内に、回転軸の外周に羽根部材が設
けられた撹拌搬送部材を配し、この撹拌搬送部材におけ
る回転軸を回転させて、搬送部内における現像剤を上記
の羽根部材により撹拌しながら搬送させるようになった
現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置において、像担持体に形成された潜像を現像す
るのに使用する現像装置としては、様々な現像装置が使
用されていた。
【0003】そして、このような現像装置の一つとし
て、トナーとキャリアとを含む現像剤を搬送部内におい
て混合撹拌しながら、この搬送部に沿って現像剤を搬送
させ、このように混合撹拌された現像剤を現像スリーブ
により潜像が形成された像担持体に供給して現像を行な
うようにしたものが知られていた。
【0004】ここで、上記のように現像剤を搬送部内に
おいて混合撹拌させながら、この搬送部に沿って現像剤
を搬送するにあたり、従来の現像装置においては、回転
軸の外周に一定の回転径になった羽根部材を設けた撹拌
搬送部材をこの搬送部内に配し、この撹拌搬送部材の回
転軸を回転させて、この回転軸に設けられた上記の羽根
部材により現像剤を搬送部内において混合撹拌させなが
ら搬送させるようにしていた。
【0005】しかし、上記のように回転軸の外周に一定
の回転径になった羽根部材が設けられた撹拌搬送部材に
よって現像剤を搬送部内において混合撹拌しながら搬送
させるようにした場合、現像剤が常に一定の状態で搬送
されるようになり、現像によりトナーが消費されたため
に、新たなトナーを搬送部内における現像剤に補給した
場合、補給されたトナーが搬送部内における現像剤全体
に上手く分散されて補給されず、特に、画像濃度の高い
画像を連続して現像したために多くのトナーが消費され
たために、搬送部内における現像剤に一度に多くのトナ
ーを補給した場合には、トナーが補給された部分におけ
る現像剤のトナー濃度だけが非常に高くなり、形成され
る画像に濃度むらが発生するという問題があった。
【0006】また、上記のようにトナーが補給されてト
ナー濃度が高くなった部分における現像剤においては、
補給されたトナーが現像剤中におけるキャリアと十分に
混合撹拌されないため、このトナーの帯電が適切に行な
われず、十分に帯電されていない不良帯電トナーによっ
て形成される画像に地肌かぶりが生じたり、この不良帯
電トナーが飛散して画像形成装置内がトナーで汚れたり
するという問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、回転軸の
外周に羽根部材が設けられた撹拌搬送部材を搬送部内に
設け、この撹拌搬送部材の回転軸を回転させて、搬送部
内における現像剤を上記の羽根部材により撹拌しながら
搬送させるようにした現像装置における上記のような問
題を解決することを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において新たなトナーを搬送部内における
現像剤に補給した場合に、トナーが補給された部分にお
ける現像剤が搬送部に沿って搬送される途中において、
補給されたトナーが速やかに搬送部内における現像剤全
体に分散されるようになり、一度に多くのトナーを補給
した場合においても、搬送部内における現像剤中のトナ
ー濃度にむらが発生するということが少なく、また補給
されたトナーが現像剤中におけるキャリアと十分に混合
撹拌されて適切に帯電されるようになり、形成される画
像に濃度むらが発生したり、地肌かぶりが生じたりする
ということがなく、良好な画像形成が安定して行なえる
と共に、帯電不良のトナーが飛散して画像形成装置内が
トナーで汚れるということがないようにすることを課題
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、現像剤を搬送させる搬
送部内に、回転軸の外周に羽根部材が設けられた撹拌搬
送部材を配し、この撹拌搬送部材の回転軸を回転させ
て、搬送部内における現像剤を上記の羽根部材により撹
拌しながら搬送させる現像装置において、上記搬送部内
の少なくとも一部において、上記の撹拌搬送部材におけ
る羽根部材の回転径が現像剤の搬送方向上流側から下流
側に向って小さくなるようにしたのである。
【0010】
【作用】この発明における現像装置においては、撹拌搬
送部材の回転軸を回転させて、この撹拌搬送部材が設け
られた羽根部材により搬送部内における現像剤を搬送さ
せるにあたり、上記のように搬送部内の少なくとも一部
において、撹拌搬送部材における羽根部材の回転径が現
像剤の搬送方向上流側から下流側に向って小さくなるよ
うにしているため、このように羽根部材の回転径が変化
している部分においては、羽根部材の回転径の大きな部
分から小さな部分に向かうに従って搬送される現像剤の
量が順々に少なくなる。
【0011】そして、この現像装置の搬送部内における
現像剤に新たなトナーを補給した場合において、このよ
うにトナーが補給された現像剤が羽根部材の回転径が変
化している部分に導かれ、この現像剤が回転径の大きな
羽根部材によってこれより回転径の小さな羽根部材の部
分に送られると、この回転径の小さな羽根部材の部分に
おける現像剤の搬送量が上記の回転径の大きな羽根部材
の部分における現像剤の搬送量より少ないため、上記の
ように回転径の大きな羽根部材によって送られた現像剤
は、その一部がこの回転径の小さな羽根部材の部分から
回転径の大きな羽根部材の方に戻される一方、さらにこ
の現像剤が一部がこの回転径の小さな羽根部材の部分を
通過してさらに回転径の小さな羽根部材の部分に送られ
るようになり、このような操作が羽根部材の回転径の大
きな部分から小さな部分に向かい順々に繰り返されて行
なわれることにより、補給されたトナーが搬送部内にお
ける現像剤に速やかに分散されるようになる。
【0012】このように補給されたトナーが搬送部内に
おける現像剤に速やかに分散されると、搬送部内におけ
る現像剤中のトナー濃度にむらが発生するということが
少なくなると共に、補給されたトナーが現像剤中におけ
るキャリアと十分に混合撹拌されて適切に帯電されるよ
うになる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例にかかる現像装置を
添付図面に基づいて具体的に説明すると共に、この実施
例における現像装置にトナーを補給した場合に、補給さ
れたトナーが搬送部内における現像剤に速やかに分散さ
れることを明らかにする。
【0014】この実施例の現像装置においては、図1の
(A),(B)に示すように、その装置本体10内に両
端部が開放された仕切り壁11を、像担持体(図示せ
ず)に現像剤を搬送する現像スリーブ12の軸方向に対
して少し傾斜させて設け、この仕切り壁11によって装
置本体10内を、現像スリーブ12に現像剤を供給する
第1搬送部13と、仕切り壁11の一端における供給口
11aからこの第1搬送部13に現像剤を供給する第2
搬送部14とに分離させると共に、上記の仕切り壁11
によって分離された第1及び第2の各搬送部13,14
の容積をそれぞれ幅の広い部分から幅の狭い部分に向か
うに連れて減少させるようにした。
【0015】また、上記の第1及び第2の各搬送部1
3,14内には、それぞれ回転軸15a,16aの外周
に羽根部材15b,16bが設けられた第1及び第2の
撹拌搬送部材15,16を配し、これらの撹拌搬送部材
15,16における回転軸15a,16aを回転させ
て、各回転軸15a,16aの外周に設けられた各羽根
部材15b,16bにより、第1及び第2の各搬送部1
3,14内における現像剤をそれぞれ撹拌しながら第1
搬送部13と第2搬送部14において逆方向に搬送させ
るようにし、現像剤が上記の仕切り壁11の一端におけ
る供給口11aと仕切り壁11の他端における戻し口1
1bとを通して第1搬送部13と第2搬送部14との間
で循環されるようにした。
【0016】ここで、上記の第1及び第2の撹拌搬送部
材15,16として、この実施例においては、第1及び
第2の各搬送部13,14における現像剤の搬送方向上
流側から下流側、すなわち各搬送部13,14において
幅の広い部分から幅の狭い部分に向かうに連れて、各回
転軸15a,16aの外周に設けられた各羽根部材15
b,16bの回転径がそれぞれ小さくなったものを用い
るようにした。
【0017】そして、この実施例の現像装置によって像
担持体に形成された潜像を現像するにあたっては、上記
のように第1及び第2の各搬送部13,14内に設けら
れた上記の各撹拌搬送部材15,16における回転軸1
5a,16aをそれぞれ回転させて、各回転軸15a,
16aの外周に設けられた各羽根部材15b,16bに
より、上記のように第1及び第2の各搬送部13,14
内における現像剤をそれぞれ撹拌しながら逆方向に搬送
させ、仕切り壁11の両端における供給口11aと戻し
口11bとを通して現像剤を第1及び第2の各搬送部1
3,14内において循環させると共に、第1搬送部13
内において撹拌しながら搬送される現像剤の一部を現像
スリーブ12に供給し、この現像スリーブ12により現
像剤を像担持体に搬送させて現像を行なうようにした。
【0018】また、このようにして現像を行なった結
果、現像剤中におけるトナーが消費され、現像剤中にお
けるトナー濃度が低下した場合には、第1搬送部13か
ら第2搬送部14に現像剤を戻す上記の戻し口11bの
近傍においてトナーを補給するようにした。
【0019】そして、このようにトナーが補給された現
像剤を、上記のように第2搬送部14内に設けられた第
2撹拌搬送部材16により撹拌しながら搬送させ、上記
の供給口11aを通して第1搬送部13に供給し、さら
にこの現像剤を第1搬送部13内に設けられた第1撹拌
搬送部材15により撹拌しながら搬送し、その一部を現
像スリーブ12に供給して現像を行なうようにした。
【0020】ここで、前記のように回転軸15a,16
aの外周に設けられた羽根部材15b,16bの回転径
が現像剤の搬送方向上流側から下流側に向かうに従って
小さくなった第1及び第2の各撹拌搬送部材15,16
により、トナーが補給された現像剤を第1及び第2の各
搬送部13,14内において撹拌しながら搬送させるよ
うにした場合、前記の作用の部分で説明したように、回
転径の大きな羽根部材15b,16bによって回転径の
小さな羽根部材15b,16bの部分にトナーが補給さ
れた現像剤が送られると、この現像剤の一部が回転径の
大きな羽根部材15b,16bの方に戻されると共に、
この現像剤の一部がさらに回転径の小さな羽根部材15
b,16bの部分に送られるようになり、このような操
作が羽根部材15b,16bの回転径の大きな部分から
小さな部分に向かい順々に繰り返されて行なわれ、補給
されたトナーが各搬送部13,14内における現像剤中
に速やかに分散されるようになった。
【0021】この結果、この実施例の現像装置を用いて
現像を行なうと、トナーを補給した場合においても、補
給されたトナーが各搬送部13,14内における現像剤
に速やかに分散され、各搬送部13,14内における現
像剤中のトナー濃度にむらが発生するということが少な
く、また補給されたトナーが現像剤中におけるキャリア
と十分に混合撹拌されて適切に帯電されるようになり、
形成された画像に濃度むらが発生したり、地肌かぶりが
生じたりするということがなく、良好な画像形成が安定
して行なえると共に、トナーが飛散して画像形成装置内
が汚れるということもなくなった。
【0022】次に、この実施例のように、現像剤の搬送
方向上流側から下流側に向かうにしたがって、回転軸の
外周に設けられた羽根部材の回転径が小さくなった撹拌
搬送部材を用いてトナーが補給された現像剤を撹拌しな
がら搬送させた場合と、従来のように回転軸の外周に一
定の回転径になった羽根部材を設けた撹拌搬送部材を用
いてトナーが補給された現像剤を撹拌しながら搬送させ
た場合とにおいて、補給されたトナーが現像剤中に分散
される状態を調べる実験を行ない、補給されたトナーが
現像剤中に分散される状態を比較した。
【0023】ここで、この実験においては、実施例の撹
拌搬送部材Aとして、図2に示すように、回転軸におい
て羽根部材が設けられた部分の長さ(l)が300mm
で、現像剤の搬送方向上流側から下流側に向かうにつれ
て羽根部材の回転径(d1 〜d2 )が40mm〜20m
mに次第に減少し、羽根部材のピッチ(p)が20mm
のものを用いる一方、比較する従来例1の撹拌搬送部材
B1には、図3に示すように、回転軸において羽根部材
が設けられた部分の長さ(l)及び羽根部材のピッチ
(p)が上記の撹拌搬送部材Aと同じであり、羽根部材
の回転径(d1 )が一定の20mmになったものを、ま
た従来例2の撹拌搬送部材B2には、図4に示すよう
に、回転軸において羽根部材が設けられた部分の長さ
(l)及び羽根部材のピッチ(p)が上記の撹拌搬送部
材Aと同じであり、羽根部材の回転径(d2 )一定の4
0mmになったものを用いるようにした。
【0024】そして、上記の各撹拌搬送部材A,B1,
B2をそれぞれ対応した大きさの搬送部内に配すると共
に、各搬送部内にトナーが供給されていない現像剤を収
容させ、現像剤の搬送方向上流側の位置において各搬送
部内にそれぞれ10gのトナーを供給し、上記の各撹拌
搬送部材A,B1,B2を回転させて、各羽根部材によ
りトナーが供給された現像剤をそれぞれの搬送部内にお
いて混合撹拌させながら搬送させ、羽根部材が設けられ
た各回転軸の下流側の端部においてそれぞれ現像剤中の
トナー濃度の経時変化を測定した。
【0025】ここで、上記の各撹拌搬送部材A,B1,
B2を200rpmで回転させた場合における結果を図
5に、100rpmで回転させた場合における結果を図
6に示した。なお、これらの図においては、実施例の撹
拌搬送部材Aを用いた場合の結果を実線で、羽根部材の
回転径が20mmになった従来例1の撹拌搬送部材B1
を用いた場合の結果を破線で、羽根部材の回転径が40
mmになった従来例2の撹拌搬送部材B3を用いた場合
の結果を一点鎖線で示した。
【0026】この結果、回転速度を200rpm,10
0rpmのいずれにした場合であっても、従来例1,2
の撹拌搬送部材B1,B2を用いた場合には、局部的に
現像剤中のトナー濃度が急激に上昇しており、従来例1
の撹拌搬送部材B1を用いた場合にはトナー濃度が10
重量%、従来例2の撹拌搬送部材B2を用いた場合には
トナー濃度が5重量%に達し、補給されたトナーが十分
に分散されずに搬送されたのに対して、実施例の撹拌搬
送部材Aを用いた場合には、現像剤中におけるトナー濃
度の変化が従来例1,2の各撹拌搬送部材B1,B2を
用いた場合に比べてかなりなだらかになっており、現像
剤中のトナー濃度の最高値も3重量%と低く、補給され
たトナーが十分に分散されて搬送されるようになってい
た。
【0027】また、測定した現像剤中のトナー濃度の最
高値に対してその半分以上の濃度になった部分が通過す
る時間は、従来例1の撹拌搬送部材B1を用いた場合、
回転速度200rpmで10秒間,100rpmで20
秒間、従来例2の撹拌搬送部材B2を用いた場合、回転
速度200rpmで12秒間,200rpmで23秒間
であったのに対して、実施例の撹拌搬送部材Aを用いた
場合には、回転速度200rpmで35秒間,100r
pmで70秒間と長くなっており、これによっても補給
されたトナーが十分に分散されて搬送されることが明ら
かになった。
【0028】なお、上記の実施例における現像装置にお
いては、装置本体10内における第1及び第2の各搬送
部13,14に、回転軸15a,16aの外周に設けら
れた羽根部材15b,16bの回転径が現像剤の搬送方
向上流側から下流側に向かうに連れて小さくなった撹拌
搬送部材15,16を設けるようにしたが、必ずしも、
第1及び第2の各搬送部13,14に上記のような撹拌
搬送部材15,16を設ける必要はない。
【0029】例えば、図7に示すように、現像スリーブ
12に現像剤を供給する第1搬送部13内に、回転軸1
7aの周囲に回転径が一定になった羽根部材17bが設
けられた従来の撹拌搬送部材17を配する一方、この第
1搬送部13に現像剤を供給する第2搬送部14内にだ
け、上記の実施例の場合と同様に、現像剤の搬送方向上
流側から下流側に向かうに連れて、回転軸16aの外周
に設けられた羽根部材16bの回転径が小さくなった撹
拌搬送部材16を設けるようにすることも可能である。
【0030】ここで、この現像装置においても、現像剤
中におけるトナー濃度が低下した場合において、第1搬
送部13から第2搬送部14に現像剤を戻す戻し口11
bの近傍にトナーを補給し、このようにトナーが補給さ
れた現像剤を、第2搬送部14内において上記の撹拌搬
送部材16における羽根部材16bにより混合撹拌さし
ながら搬送させると、上記の実施例における現像装置の
場合と同様に、この第2搬送部14内において、補給さ
れたトナーが現像剤中に速やかに分散されるようにな
り、現像剤中のトナー濃度にむらが発生するということ
が少なく、また補給されたトナーが現像剤中におけるキ
ャリアと十分に混合撹拌されて十分に帯電されるように
なった。
【0031】また、上記の実施例における現像装置にお
いては、装置本体10内における第1搬送部13と第2
搬送部14とでは現像剤の搬送方向が逆方向であるが、
各搬送部13,14内においてはそれぞれ現像剤を一定
の方向に搬送させるようにしたが、第1及び第2の各搬
送部13,14内においても、現像剤の搬送方向を変更
させるようにすることも可能である。
【0032】例えば、図8に示す現像装置のように、装
置本体10内において第1搬送部13と第2搬送部14
とを分離させる仕切り壁11を、その両端部の他にその
中央部おいても開放させるようにし、現像スリーブ12
に現像剤を供給する第1搬送部13内においては、回転
軸18aの外周に一定の回転径になった羽根部材18b
が設けられ、この回転軸18aの中央からその両側にお
ける羽根部材18bの方向が逆になった撹拌搬送部材1
8を配する一方、この第1搬送部13に現像剤を供給す
る第2搬送部14内においては、回転軸19aの外周に
その中央から端部に向かうに連れて回転径が小さくなっ
た羽根部材19bが設けられ、この回転軸19aの中央
からその両側における羽根部材19bの方向が逆になっ
た撹拌搬送部材19を配するようにしてもよい。
【0033】そして、この現像装置において、像担持体
に形成された潜像を現像するにあたっては、上記の第1
及び第2の各搬送部13,14内に設けられた各撹拌搬
送部材18,19を回転させて、第2搬送部14におい
ては、その中央部からそれぞれ両側の端部に向かって現
像剤を撹拌しながら搬送し、仕切り壁11の両端部にお
ける供給口11aからこの現像剤を第1搬送部13に供
給する一方、第1搬送部13においては、その両端部か
らそれぞれ中央部に向かって現像剤を撹拌しながら搬送
し、仕切り壁11の中央部における戻し口11bから現
像剤を第2搬送部14内に戻すようにして、現像剤を第
1及び第2の搬送部内において循環させると共に、第1
搬送部13内において撹拌しながら搬送される現像剤の
一部を現像スリーブ12に供給し、この現像スリーブ1
2により現像剤を像担持体に搬送させて現像を行なうよ
うになっている。
【0034】また、このようにして現像を行なった結
果、現像剤中におけるトナーが消費されて、現像剤中に
おけるトナー濃度が低下した場合には、第1搬送部13
から第2搬送部14に現像剤を戻す仕切り壁11の中央
部における上記戻し口11bの近傍にトナーを補給し、
このようにトナーが補給された現像剤を第2搬送部14
内に設けられた上記の第2撹拌搬送部材19により撹拌
しながら第2搬送部14の中央からそれぞれ両側の端部
に搬送させるようになっている。
【0035】このようにした場合も、現像剤の搬送方向
上流側から下流側に向かうに連れて回転径が小さくなっ
た上記の撹拌搬送部材19における羽根部材19bによ
ってトナーの補給された現像剤が第2搬送部14内にお
いて撹拌されながら搬送される結果、上記の実施例の場
合と同様に、補給されたトナーがこの第2搬送部14内
における現像剤に速やかに分散されて、現像剤中のトナ
ー濃度にむらが発生するということが少なくなると共
に、補給されたトナーが現像剤中におけるキャリアと十
分に混合撹拌されて十分に帯電されるようになる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、撹拌搬送部材を回転させて、その
羽根部材により搬送部内における現像剤を撹拌しながら
搬送させるにあたり、搬送部内の少なくとも一部におい
て、撹拌搬送部材における羽根部材の回転径を現像剤の
搬送方向上流側から下流側に向って小さくなるようにし
たため、この搬送部内における現像剤に新たなトナーを
補給した場合、このようにトナーの補給された現像剤が
この撹拌搬送部材における上記の羽根部材より搬送部内
において撹拌されながら搬送される途中において、補給
されたトナーが搬送部内における現像剤に速やかに分散
されるようになった。
【0037】この結果、この発明に係る現像装置を使用
すると、搬送部内における現像剤に新たなトナーを補給
したとしても、補給されたトナーが搬送部内における現
像剤全体に速やかに分散されるようになり、一度に多く
のトナーを補給した場合においても、搬送部内における
現像剤中のトナー濃度にむらが発生するということが少
なく、また補給されたトナーが現像剤中におけるキャリ
アと十分に混合撹拌されて適切に帯電されるようにな
り、形成される画像に濃度むらが発生したり、地肌かぶ
りが生じたりするということがなく、良好な画像形成が
安定して行なえると共に、帯電不良のトナーが飛散して
画像形成装置内がトナーで汚れるということもなくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る現像装置の内部を上
方から見た概略図及びこの現像装置の断面図である。
【図2】この発明の実験において実施例として用いた撹
拌搬送部材の概略図である。
【図3】上記の実験において従来例1として用いた撹拌
搬送部材の概略図である。
【図4】上記の実験において従来例2として用いた撹拌
搬送部材の概略図である。
【図5】上記の実施例及び従来例1,2の各撹拌搬送部
材を200rpmで回転させてトナーが補給された現像
剤を撹拌しながら搬送した場合における現像剤中のトナ
ー濃度の経時変化を示した図である。
【図6】上記の実施例及び従来例1,2の各撹拌搬送部
材を100rpmで回転させてトナーが補給された現像
剤を撹拌しながら搬送した場合における現像剤中のトナ
ー濃度の経時変化を示した図である。
【図7】羽根部材の回転径が現像剤の搬送方向上流側か
ら下流側に向って小さくなった撹拌搬送部材を第2搬送
部にだけ設けたこの発明の他の実施例に係る現像装置の
内部を上から見た概略図である。
【図8】各搬送部内における現像剤の搬送方向を変更さ
せたこの発明の他の実施例に係る現像装置の内部を上か
ら見た概略図及びこの現像装置の断面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 13 第1搬送部 14 第2搬送部 15,16,19 撹拌搬送部材 15a,16a,19a 撹拌搬送部材の回転軸 15b,16b,19b 撹拌搬送部材の羽根部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を搬送させる搬送部内に、回転軸
    の外周に羽根部材が設けられた撹拌搬送部材を配し、こ
    の撹拌搬送部材の回転軸を回転させて、搬送部内におけ
    る現像剤を上記の羽根部材により撹拌しながら搬送させ
    る現像装置において、上記搬送部内の少なくとも一部に
    おいて、上記の撹拌搬送部材における羽根部材の回転径
    が現像剤の搬送方向上流側から下流側に向って小さくな
    るようにしたことを特徴とする現像装置。
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