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JPH10303650A - 周波数変換器 - Google Patents

周波数変換器

Info

Publication number
JPH10303650A
JPH10303650A JP10581497A JP10581497A JPH10303650A JP H10303650 A JPH10303650 A JP H10303650A JP 10581497 A JP10581497 A JP 10581497A JP 10581497 A JP10581497 A JP 10581497A JP H10303650 A JPH10303650 A JP H10303650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power distribution
even harmonic
frequency converter
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10581497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
陽 山口
Koji Okazaki
浩司 岡崎
Masahiro Muraguchi
正弘 村口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP10581497A priority Critical patent/JPH10303650A/ja
Publication of JPH10303650A publication Critical patent/JPH10303650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部のフィルタ等を用いずに注入LO信号の
漏洩を抑圧することができる周波数変換器を実現する。 【解決手段】 LO信号を分岐する第1の電力分配手段
と、IF信号を分岐する第2の電力分配手段と、分岐さ
れたLO信号とIF信号とを乗算する複数の偶高調波ミ
キサと、各偶高調波ミキサの出力を合成してRF信号を
出力する電力合成手段とを備え、注入LO信号を逆相合
成して抑圧しながら、LO信号の2n次高調波とIF信
号をミキシングして周波数変換したRF信号を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線周波数帯の周
波数変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、アンチパラレルダイオードペ
アを用いた偶高調波ミキサによる従来の周波数変換器の
構成を示す。図において、偶高調波ミキサ1は、双方向
性をもっており、1つのミキサでアップコンバータとダ
ウンコンバータの共用が可能であり、かつ注入したLO
信号の偶数次の高調波は出力されず、奇数次の高調波の
みが出力されるという特長がある。
【0003】例えば、偶高調波ミキサ1に 9.7GHzのL
O信号と 140MHzのIF信号を入力し、LO信号の2次
高調波とIF信号をミキシングして 19.26GHzと 19.54
GHzの希望出力信号を得るアップコンバータとして使用
する場合には、19.4GHzの2次高調波は原理的に出力さ
れないので、フィルタを介して希望出力信号のみを容易
に取り出すことができる。すなわち、偶高調波ミキサ1
は、希望出力信号に近いために後段に接続するフィルタ
で除去することが困難な注入LO信号の2次高調波を効
果的に抑圧できる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アンチパラレ
ルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサは、出力端で
不要波となる注入LO信号の抑圧が不十分であると、通
信装置に組み込んだ場合にこのミキサが原因となって信
号誤り率が増加する問題があった。これは、漏洩した注
入LO信号が後段に接続されるフィルタやアンプで反射
し、出力端から再注入されたときに生じる。すなわち、
反射位置が注入LO信号の波長と比較して遠い場合に、
信号周波数のわずかな変化でもミキサに再注入される反
射波の位相が変化して変換損を変化させるために生じる
と考えられている。
【0005】この変換損の変化が、1通信チャネルの信
号帯域内で無視できない状況になると、信号誤り率が増
加する。例えば、20GHz帯で1通信チャネル当たり20M
bps以上の高速信号を扱う場合には、1チャネル当たり
の信号帯域は20MHz以上となり、ミキサと後段のフィル
タの接続間隔が数cmになると信号帯域内で変換損の変
化が生じ、信号誤り率を増加させる。
【0006】従来から注入LO信号の漏洩を防ぐため
に、帯域阻止スタブなどによるフィルタをミキサの回路
に組み込む等の工夫がされている。しかし、スタブによ
る注入LO信号の抑圧は30dB程度しかない。一方、注入
LO信号の振幅は希望出力信号レベルと比較して30dB以
上高いことから、出力端では希望出力信号と同程度の出
力レベルの注入LO信号が漏洩し、信号帯域内での変換
損の変化を生じていた。したがって、さらに20dB以上の
注入LO信号漏洩の抑圧手段が必要になっていた。
【0007】図10の周波数変換器に、7dBm,9.7GHz
のLO信号と、−5dBm,140MHzのIF信号を入力した
ときの出力について、計算機シミュレーションで求めた
結果を図12に示す。このように、従来の周波数変換器
では、注入LO周波数( 9.7GHz)成分は、注入LO信
号の2次高調波とIF信号との乗算周波数( 19.26GH
z,19.54GHz)成分に近い大きな振幅で出力される。
【0008】また、本来出力されない注入LO信号の2
次高調波(19.4GHz)成分も再合成されて大きな振幅で
出力されることがわかる。そのため、注入LO信号の2
次高調波と希望出力信号との分離を行うフィルタに狭帯
域性が要求されていた。本発明は、外部のフィルタ等を
用いずに注入LO信号の漏洩を抑圧することができる周
波数変換器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数変換器
(アップコンバータ)は、LO信号を分岐する第1の電
力分配手段と、IF信号を分岐する第2の電力分配手段
と、分岐されたLO信号とIF信号とを乗算する複数の
偶高調波ミキサと、各偶高調波ミキサの出力を合成して
RF信号を出力する電力合成手段とを備え、注入LO信
号を逆相合成して抑圧しながら、LO信号の2n次高調
波とIF信号をミキシングして周波数変換したRF信号
を出力する。
【0010】本発明の周波数変換器(ダウンコンバー
タ)は、LO信号を分岐する第1の電力分配手段と、R
F信号を分岐する第2の電力分配手段と、分岐されたL
O信号とRF信号とを乗算する複数の偶高調波ミキサ
と、各偶高調波ミキサの出力を合成してIF信号を出力
する電力合成手段とを備え、RF信号入力端子に漏洩す
る注入LO信号を逆相合成して抑圧しながら、LO信号
の2n次高調波とRF信号をミキシングして周波数変換
したIF信号を出力する。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態−アップコンバータ)図1は、本発明
の周波数変換器の第1の実施形態を示す。図において、
LO信号は、電力分配手段2−1により 180度位相差か
つ同振幅で2分岐され、それぞれアンチパラレルダイオ
ードペアを用いた偶高調波ミキサ1−1,1−2に入力
される。一方、IF信号は、電力分配手段2−2で同相
かつ同振幅で2分岐され、それぞれアンチパラレルダイ
オードペアを用いた偶高調波ミキサ1−1,1−2に入
力される。
【0012】アンチパラレルダイオードペアを用いた偶
高調波ミキサ1−1,1−2は、注入LO周波数成分
と、注入LO信号の2次高調波とIF信号との乗算周波
数成分(希望出力信号)を出力するが、注入LO信号の
2次高調波成分は出力しない。偶高調波ミキサ1−1,
1−2の出力は、電力合成手段3で位相差0かつ同振幅
で合成される。このとき、注入LO周波数成分は逆相で
合成されて減衰する。一方、2分岐された注入LO信号
の2次高調波は同相となるので、IF信号との乗算周波
数成分(希望出力信号)は同相で合成されて出力され
る。
【0013】図1の周波数変換器に、7dBm,9.7GHzの
LO信号と、−5dBm,140MHzのIF信号を入力したと
きの出力について、計算機シミュレーションで求めた結
果を図11に示す。このように、本発明の周波数変換器
では、不要波である注入LO周波数( 9.7GHz)成分
と、注入LO信号の2次高調波(19.4GHz)成分は抑圧
されてほとんど出力されない。一方、注入LO信号の2
次高調波とIF信号との乗算周波数(19.26GHz, 19.54
GHz)成分は、大きな電力レベルで出力される。
【0014】(第2の実施形態−アップコンバータ)図
2は、本発明の周波数変換器の第2の実施形態を示す。
本実施形態の特徴は、図1に示す第1の実施形態におい
て、電力合成手段3に代えて、偶高調波ミキサ1−1,
1−2の出力を直接接続するところにある。なお、偶高
調波ミキサ1−1,1−2の出力を直接接続しても、注
入LO周波数成分は逆相で合成されて減衰し、不要波の
手段を抑圧できる。したがって、漏洩した注入LO周波
数成分の回り込みによる悪影響は考慮する必要がなく、
構成を簡単にすることができる。
【0015】(第3の実施形態−アップコンバータ)図
3は、本発明の周波数変換器の第3の実施形態を示す。
図において、LO信号は、電力分配手段2−1により位
相差αかつ同振幅で2分岐され、それぞれアンチパラレ
ルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサ1−1,1−
2に入力される。一方、IF信号は、電力分配手段2−
2で位相差βかつ同振幅で2分岐され、それぞれアンチ
パラレルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサ1−
1,1−2に入力される。
【0016】アンチパラレルダイオードペアを用いた偶
高調波ミキサ1−1,1−2は、注入LO周波数成分
と、注入LO信号の2次高調波とIF信号との乗算周波
数成分(希望出力信号)を出力するが、注入LO信号の
2次高調波成分は出力しない。偶高調波ミキサ1−1,
1−2の出力は、電力合成手段3で位相差γかつ同振幅
で合成される。このとき、注入LO信号に対して α+γ=(2m−1)π (mは整数) の関係が成立するようにαおよびγを設定すれば、注入
LO周波数成分は逆相で合成されて減衰し、不要波の出
力を抑圧できる。
【0017】一方、2分岐された注入LO信号の2次高
調波は同相にならないが、2分岐するIF信号の位相差
βを適宜設定することにより、注入LO信号の2次高調
波とIF信号との乗算周波数成分(希望出力信号)を高
いレベルで出力させることができる。なお、第1の実施
形態は、第3の実施形態におけるα=180 、β=0、γ
=0の場合に相当する。
【0018】(第4の実施形態−アップコンバータ)図
4は、本発明の周波数変換器の第4の実施形態を示す。
図において、LO信号は、電力分配手段4−1で4分岐
され、それぞれアンチパラレルダイオードペアを用いた
偶高調波ミキサ1−1〜1−4に入力される。このと
き、偶高調波ミキサ1−1に入力されるLO信号の位相
を0度とすると、偶高調波ミキサ1−2〜1−4に入力
されるLO信号が 180度、45度、225 度の位相差かつ同
振幅になるように設定される。
【0019】一方、IF信号は、電力分配手段4−2で
4分岐され、それぞれアンチパラレルダイオードペアを
用いた偶高調波ミキサ1−1〜1−4に入力される。こ
のとき、偶高調波ミキサ1−4に入力されるIF信号の
位相を0度とすると、偶高調波ミキサ1−1〜1−3に
入力されるIF信号が90+180m度、90+180m度、0度
の位相差かつ同振幅になるように設定される(mは整
数)。
【0020】アンチパラレルダイオードペアを用いた偶
高調波ミキサ1−1〜1−4は、注入LO周波数成分
と、注入LO信号の2次高調波とIF信号との乗算周波
数成分(希望出力信号)を出力するが、注入LO信号の
2次高調波成分は出力しない。偶高調波ミキサ1−1〜
1−4の出力は、電力合成手段5で位相差0かつ同振幅
で合成される。このとき、偶高調波ミキサ1−1,1−
2の注入LO周波数成分、偶高調波ミキサ1−3,1−
4の注入LO周波数成分は、それぞれ逆相で合成されて
減衰する。また、4分岐された注入LO信号の2次高調
波とIF信号との乗算周波数成分のうち、一方の乗算周
波数成分(希望出力信号)に対する他方のイメージ周波
数成分(不要波)は逆相で合成されて減衰する。
【0021】(第5の実施形態−アップコンバータ)図
5は、本発明の周波数変換器の第5の実施形態を示す。
図4に示す周波数変換器の第4の実施形態では、注入L
O信号の2次高調波とIF信号とをミキシングする例を
示したが、注入LO信号の2n次高調波(nは自然数)
とIF信号とをミキシングする場合には、電力分配手段
4は注入LO信号を0度、 180度、45/n度、 180+45
/n度の位相差で4分岐すればよい。
【0022】(第6の実施形態−アップコンバータ)図
6は、本発明の周波数変換器の第6の実施形態を示す。
本実施形態の特徴は、図4または図5に示す第4または
第5の実施形態において、電力合成手段5に代えて、偶
高調波ミキサ1−1〜1−4の出力を直接接続するとこ
ろにある。なお、偶高調波ミキサ1−1〜1−4の出力
を直接接続しても、注入LO周波数成分およびイメージ
周波数成分は逆相で合成されて減衰し、不要波の手段を
抑圧できる。したがって、漏洩した注入LO周波数成分
の回り込みによる悪影響は考慮する必要がなく、構成を
簡単にすることができる。
【0023】(電力分配手段4の構成例)図7は、電力
分配手段4の構成例を示す。図7(1) において、LO信
号は、電力分配手段4−1により45/n度位相差かつ同
振幅で2分岐され、さらに2段目の電力分配手段4−
2,4−3により 180度位相差かつ同振幅で2分岐さ
れ、0度、 180度、45/n度、 180+45/n度の位相差
で4分岐される。
【0024】図7(2) において、LO信号は、電力分配
手段4−1により 180度位相差かつ同振幅で2分岐さ
れ、さらに2段目の電力分配手段4−2,4−3により
45/n度位相差かつ同振幅で2分岐され、0度、 180
度、45/n度、 180+45/n度の位相差で4分岐され
る。なお、電力合成手段5についても、同様に複数段で
構成してもよい。
【0025】(第7の実施形態−ダウンコンバータ)図
8は、本発明の周波数変換器の第7の実施形態を示す。
図において、LO信号は、電力分配手段2−1により 1
80度位相差かつ同振幅で2分岐され、それぞれアンチパ
ラレルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサ1−1,
1−2に入力される。一方、RF信号は、電力分配手段
2−2で同相かつ同振幅で2分岐され、それぞれアンチ
パラレルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサ1−
1,1−2に入力される。
【0026】アンチパラレルダイオードペアを用いた偶
高調波ミキサ1−1,1−2は、注入LO周波数成分
と、注入LO信号の2次高調波とRF信号との乗算周波
数成分(希望出力信号)を出力するが、注入LO信号の
2次高調波成分は出力しない。偶高調波ミキサ1−1,
1−2の出力は、電力合成手段3で位相差0かつ同振幅
で合成される。このとき、RF端子側に漏洩した注入L
O周波数成分は逆相で合成されて減衰する。したがっ
て、RF端子に接続されたフィルタや増幅器等による注
入LO信号の反射波の悪影響を避けることができる。
【0027】(第8の実施形態)図9は、本発明の周波
数変換器の第8の実施形態を示す。図1に示す第1の実
施形態および図8に示す第7の実施形態に示すように、
アンチパラレルダイオードペアを用いた偶高調波ミキサ
1−1,1−2は双方向性をもっており、アップコンバ
ータおよびダウンコンバータのいずれにも使用すること
ができる。ここで、図9に示すように、電力分配手段2
−2および電力合成手段3を電力分配/合成手段6−
1,6−2とすることにより、IF信号を入力してRF
信号を出力するアップコンバータ、またはRF信号を入
力してIF信号を出力するダウンコンバータのいずれに
も対応できる構成とすることができる。
【0028】(他の実施形態)以上示した各実施形態に
おいて、アンチパラレルダイオードペアを用いた偶高調
波ミキサ1に代えて、その他の非線形素子を用いた偶高
調波ミキサを用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の周波数変
換器では、電力合成手段において注入LO信号が逆相で
合成されるので出力されない。したがって、注入LO信
号が漏洩し、後段で反射して回り込むことによる信号誤
り率の悪化を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数変換器の第1の実施形態を示す
ブロック図。
【図2】本発明の周波数変換器の第2の実施形態を示す
ブロック図。
【図3】本発明の周波数変換器の第3の実施形態を示す
ブロック図。
【図4】本発明の周波数変換器の第4の実施形態を示す
ブロック図。
【図5】本発明の周波数変換器の第5の実施形態を示す
ブロック図。
【図6】本発明の周波数変換器の第6の実施形態を示す
ブロック図。
【図7】電力分配手段4の構成例を示すブロック図。
【図8】本発明の周波数変換器の第7の実施形態を示す
ブロック図。
【図9】本発明の周波数変換器の第8の実施形態を示す
ブロック図。
【図10】アンチパラレルダイオードペアを用いた偶高
調波ミキサによる従来の周波数変換器の構成を示すブロ
ック図。
【図11】図1の周波数変換器の出力例を示す図。
【図12】図10の周波数変換器の出力例を示す図。
【符号の説明】
1 偶高調波ミキサ 2,4 電力分配手段 3,5 電力合成手段 6 電力分配/合成手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカル信号(以下「LO信号」とい
    う)を 180度位相差かつ同振幅で2分岐する第1の電力
    分配手段と、 中間周波数信号(以下「IF信号」という)を同相かつ
    同振幅で2分岐する第2の電力分配手段と、 前記第1の電力分配手段から出力される一方のLO信号
    と、前記第2の電力分配手段から出力される一方のIF
    信号とを乗算して出力する第1の偶高調波ミキサと、 前記第1の電力分配手段から出力される他方のLO信号
    と、前記第2の電力分配手段から出力される他方のIF
    信号とを乗算して出力する第2の偶高調波ミキサと、 前記第1および前記第2の偶高調波ミキサの出力を同相
    かつ同振幅で合成し、高周波信号(以下「RF信号」と
    いう)を出力する電力合成手段とを備えたことを特徴と
    する周波数変換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の周波数変換器におい
    て、 第1および第2の偶高調波ミキサの出力を直接接続する
    構成であることを特徴とする周波数変換器。
  3. 【請求項3】 LO信号を位相差αかつ同振幅で2分岐
    する第1の電力分配手段と、 IF信号を同振幅で2分岐する第2の電力分配手段と、 前記第1の電力分配手段から出力される一方のLO信号
    と、前記第2の電力分配手段から出力される一方のIF
    信号とを乗算して出力する第1の偶高調波ミキサと、 前記第1の電力分配手段から出力される他方のLO信号
    と、前記第2の電力分配手段から出力される他方のIF
    信号とを乗算して出力する第2の偶高調波ミキサと、 前記第1および前記第2の偶高調波ミキサの出力を位相
    差γかつ同振幅で合成し、RF信号を出力する電力合成
    手段とを備え、 前記LO信号に対してα+γ=(2m−1)πの関係が
    成立するように前記αおよびγを設定する(mは整数) ことを特徴とする周波数変換器。
  4. 【請求項4】 LO信号を同振幅で4分岐する第1の電
    力分配手段と、 IF信号を同振幅で4分岐する第2の電力分配手段と、 前記第1の電力分配手段から出力される各LO信号の2
    次高調波と、前記第2の電力分配手段から出力される各
    IF信号とをそれぞれ乗算して出力する第1、第2、第
    3、第4の偶高調波ミキサと、 前記第1、第2、第3、第4の偶高調波ミキサの出力を
    同相かつ同振幅で合成し、RF信号を出力する電力合成
    手段とを備え、 前記第1の電力分配手段は、前記第1の偶高調波ミキサ
    に入力されるLO信号の位相に対して、前記第2、第
    3、第4の偶高調波ミキサに入力されるLO信号の位相
    を 180度、45度、 225度に設定し、 前記第2の電力分配手段は、前記第4の偶高調波ミキサ
    に入力されるIF信号の位相に対して、前記第1、第
    2、第3の偶高調波ミキサに入力されるIF信号の位相
    を90+180m度、90+180m度、0度に設定する(mは整
    数) ことを特徴とする周波数変換器。
  5. 【請求項5】 LO信号を同振幅で4分岐する第1の電
    力分配手段と、 IF信号を同振幅で4分岐する第2の電力分配手段と、 前記第1の電力分配手段から出力される各LO信号の2
    n次高調波(nは自然数)と、前記第2の電力分配手段
    から出力される各IF信号とをそれぞれ乗算して出力す
    る第1、第2、第3、第4の偶高調波ミキサと、 前記第1、第2、第3、第4の偶高調波ミキサの出力を
    同相かつ同振幅で合成し、RF信号を出力する電力合成
    手段とを備え、 前記第1の電力分配手段は、前記第1の偶高調波ミキサ
    に入力されるLO信号の位相に対して、前記第2、第
    3、第4の偶高調波ミキサに入力されるLO信号の位相
    を 180度、45/n度、 180+45/n度に設定し、 前記第2の電力分配手段は、前記第4の偶高調波ミキサ
    に入力されるIF信号の位相に対して、前記第1、第
    2、第3の偶高調波ミキサに入力されるIF信号の位相
    を90+180m度、90+180m度、0度に設定する(mは整
    数) ことを特徴とする周波数変換器。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の周波数
    変換器において、 第1、第2、第3、第4の偶高調波ミキサの出力を直接
    接続する構成であることを特徴とする周波数変換器。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の周波数変換器において、 電力分配手段は、複数段の電力分配手段を用いた構成で
    あることを特徴とする周波数変換器。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の周波数変換器において、 RF信号を出力する電力合成手段をRF信号を入力する
    電力分配手段に代え、 IF信号を入力する第2の電力分配手段をIF信号を出
    力する電力合成手段に代えた構成であることを特徴とす
    る周波数変換器。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の周波数変換器において、 IF信号を入力する第2の電力分配手段をIF信号を入
    力または出力する電力合成/分配手段に代え、 RF信号を出力する電力合成手段をRF信号を出力また
    は入力する電力分配/合成手段に代えた構成であること
    を特徴とする周波数変換器。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の周波数変換器において、 偶高調波ミキサは、アンチパラレルダイオードペアを用
    いた偶高調波ミキサ、またはアンチパラレルダイオード
    ペア以外の非線形素子を用いた偶高調波ミキサであるこ
    とを特徴とする周波数変換器。
JP10581497A 1997-04-23 1997-04-23 周波数変換器 Pending JPH10303650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10581497A JPH10303650A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 周波数変換器

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JP10581497A JPH10303650A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 周波数変換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10303650A true JPH10303650A (ja) 1998-11-13

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ID=14417566

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