JPH10298299A - フィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末およびその製法 - Google Patents
フィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末およびその製法Info
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Abstract
つ粒度分布がシャープであり、粉末流動性に優れ、帯電
量が小さく、粒状粉末からえられる成形品の引張強度、
伸びに優れ、表面粗度の小さく、白色度の高いフィラー
入りPTFE粒状粉末およびその製法を提供する。 【解決手段】 PTFE粉末とフィラーとを水と液−液
界面を形成する有機液体ならびに疎水性セグメントと親
水性セグメントを有するセグメント化ポリアルキレング
リコールなどのノニオン性界面活性剤を用いて水性スラ
リー状態としたのち撹拌と粉末の解砕を併用して造粒す
る。
Description
テトラフルオロエチレン粒状粉末およびその製法に関す
る。
チレン(PTFE)粉末との混合物を水中で撹拌して造
粒することによりフィラー入りPTFE粒状粉末をうる
製法としては、たとえば特公昭43−8611号、特公
昭44−22619号、特公昭48−37576号、特
公昭49−17855号、特公昭56−8044号、特
公昭57−18730号各公報などにおいて提案されて
いる。
径でかつ粒度分布がシャープなフィラー入りPTFE粒
状粉末はえられていなかった。
ングのような小物や薄肉の成形体、また表面粗度の小さ
い成形品をえようとすると、フィラー入りPTFE粒状
粉末をふるいにかけて小粒径のものだけを取り出して成
形するか、またはえられた成形体を切削加工するといっ
た繁雑で不経済な方法を用いなければならないという問
題があった。
に粉砕するだけでは、優れた粉末流動性を有する粒状粉
末はえられない。
は、水不溶性有機液体とアニオン性界面活性剤との共存
下にPTFE粉末と予めアミノシラン化合物によって表
面処理したフィラーとを水中で撹拌して造粒することに
よりフィラー入りPTFE粒状粉末をうる製法が提案さ
れているが、フィラー入りPTFE粒状粉末の見かけ密
度やフィラー入りPTFE粒状粉末からえられる成形品
の引張強度などの点で充分に満足できるものではない。
く、フィラーとPTFE粉末とを予め混合するというよ
うな繁雑な工程が必要であり、コストが高いなどの問題
があった。
鋭意検討した結果、PTFE粉末とフィラーとを界面活
性剤の存在下に水中でスラリー状態で混合し、さらに水
と液−液界面を形成する有機液体の存在下で撹拌して造
粒することにより、前記したような問題を解決できるこ
とを見出だした。
ラリー造粒法」ともいう)において、より一層粉体特性
や物性に優れた粒状粉末をうるべくさらに研究を重ねた
ところ、界面活性剤として特定のノニオン性界面活性剤
を用いるときは、粉末自体の帯電量が小さくかつ白色度
(Z値)の高い成形物を与えることができることを見出
した。
たフィラー入りPTFE粒状粉末およびその製法を提供
することにある。とくに見かけ密度が大きく、平均粒径
が小さくてかつ粒度分布がシャープであり、帯電量が小
さく、粉末流動性などの粉末物性に優れ、白色度や伸び
などの成形品物性に優れた成形品を与えるフィラー入り
PTFE粒状粉末およびその製法を提供することにあ
る。
えられるポリテトラフルオロエチレン粉末とフィラーと
を水中で撹拌して造粒するに際し、該粉末とフィラーと
を予め混合することなく別々に水中に投入し、炭素数3
〜4のポリ(オキシアルキレン)単位からなる疎水性セ
グメントとポリ(オキシエチレン)単位からなる親水性
セグメントを有するノニオン性界面活性剤の存在下で撹
拌して混合しスラリー状態にしたのち、さらに水と液−
液界面を形成する有機液体の存在下で撹拌して造粒する
ことを特徴とするフィラー入りポリテトラフルオロエチ
レン粒状粉末の製法に関する。
テトラフルオロエチレン粉末とフィラーとを水中で撹拌
して造粒するに際し、該粉末を水中に投入し、炭素数3
〜4のポリ(オキシアルキレン)単位からなる疎水性セ
グメントとポリ(オキシエチレン)単位からなる親水性
セグメントを有するノニオン性界面活性剤の存在下で撹
拌してスラリー状態にし、該スラリーにフィラーを添加
して混合したのち、さらに水と液−液界面を形成する有
機液体の存在下で撹拌して造粒することを特徴とするフ
ィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の製法
に関する。
テトラフルオロエチレン粉末とフィラーとを水中で撹拌
して造粒するに際し、重合後のポリテトラフルオロエチ
レン含水粉末を乾燥工程をへることなく湿式粉砕して水
中に投入し、炭素数3〜4のポリ(オキシアルキレン)
単位からなる疎水性セグメントとポリ(オキシエチレ
ン)単位からなる親水性セグメントを有するノニオン性
界面活性剤の存在下で撹拌してスラリー状態にし、該ス
ラリーにフィラーを添加して混合したのち、さらに水と
液−液界面を形成する有機液体の存在下で撹拌して造粒
することを特徴とするフィラー入りポリテトラフルオロ
エチレン粒状粉末の製法に関する。
造粒に際し、該撹拌のための手段を加えて、造粒でえら
れる粒状粉末を解砕する手段を用い、撹拌と解砕を併用
して造粒を行なうフィラー入りポリテトラフルオロエチ
レン粒状粉末の製法に関する。
りえられるフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒
状粉末の見かけ密度が0.7g/cm3以上であり、該
粒状粉末の流動度(後に定義する)が6回以上でかつ帯
電量が50V以下、または見かけ密度が0.7g/cm
3以上0.9g/cm3未満のばあいは安息角が40度以
下、0.9g/cm3以上1.0g/cm3未満のばあい
は安息角が38度以下、1.0g/cm3以上のばあい
は安息角が36度以下でかつ平均粒径が500μm以下
および帯電量が50以下であることを特徴とするフィラ
ー入りPTFE粒状粉末に関する。
(以下、とくにことわりのない限りPTFE含水粉末を
含む)とフィラーとを炭素数3〜4のポリ(オキシアル
キレン)単位からなる疎水性セグメントとポリ(オキシ
エチレン)単位からなる親水性セグメントを有するノニ
オン性界面活性剤(以下、「特定のノニオン性界面活性
剤」ということもある)の存在下に水中で撹拌してスラ
リー状態で混合することに最大の特徴があり、たとえば
従来のように予めPTFE粉末とフィラーとを混合する
というような繁雑な工程を必要としない。
合法でえられるポリテトラフルオロエチレン粉末とフィ
ラーとを水中で撹拌して造粒するに際し、該粉末とフィ
ラーとを予め混合することなく別々に水中に投入し、特
定のノニオン性界面活性剤の存在下で撹拌して混合しス
ラリー状態にしたのち、さらに水と液−液界面を形成す
る有機液体の存在下で撹拌して造粒することを特徴とす
るフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の
製法(以下、「製法(1)」ともいう)、(2)懸濁重
合法でえられるポリテトラフルオロエチレン粉末とフィ
ラーとを水中で撹拌して造粒するに際し、該粉末を水中
に投入し、特定のノニオン性界面活性剤の存在下で撹拌
してスラリー状態にし、該スラリーにフィラーを添加し
て混合したのち、さらに水と液−液界面を形成する有機
液体の存在下で撹拌して造粒することを特徴とするフィ
ラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の製法
(以下、「製法(2)」ともいう)および(3)懸濁重
合法でえられるポリテトラフルオロエチレン粉末とフィ
ラーとを水中で撹拌して造粒するに際し、該粉末として
のポリテトラフルオロエチレン含水粉末を乾燥工程をへ
ることなく湿式粉砕して水中に投入し、特定のノニオン
性界面活性剤の存在下で撹拌してスラリー状態にし、該
スラリーにフィラーを添加して混合したのち、さらに水
と液−液界面を形成する有機液体の存在下で撹拌して造
粒することを特徴とするフィラー入りポリテトラフルオ
ロエチレン粒状粉末の製法(以下、「製法(3)」とも
いう)である。
フィラーとは予め混合しておく必要がなく、水中への投
入方法としては、たとえばPTFE粉末を先に投入する
か、フィラーを先に投入するか、同時に投入する方法な
どがあげられる。
ィラーとを水中に投入し、特定のノニオン性界面活性剤
を添加したのち撹拌することによりPTFE粉末とフィ
ラーは、水に濡れ、撹拌を続けることにより、PTFE
粉末、フィラー、水の均一な混合物の状態、すなわちス
ラリー状態となる。このものは、通常、粘度10〜10
00cpsの粘稠物である。
面を形成する有機液体を添加して撹拌することにより、
該液体の液滴中において造粒が始まるが、すでに存在し
ている特定のノニオン性界面活性剤のはたらきにより、
該液滴はより小さくかつより球形に近い状態を保持しう
る。
水中に投入してから、特定のノニオン性界面活性剤を投
入することにより、PTFE粉末は水に濡れ、撹拌する
ことにより水との均一な混合物となる。このようなスラ
リー状態になったのち、さらにフィラーを投入し撹拌す
ることにより、PTFE粉末、フィラー、水の均一な混
合物(粘度10〜1000cpsの粘稠物)がえられ
る。
同様にしてスラリー造粒を行えばよい。
PTFE含水粉末を乾燥工程をへることなく湿式粉砕
し、水中に投入し、特定のノニオン性界面活性剤を加え
撹拌を始めると、前記スラリー状態になり、前記製法
(2)と同様にしてフィラーを添加することにより、P
TFE粉末とフィラーとが均一に混合される。
同様にしてスラリー造粒を行えばよい。
め特定のノニオン性界面活性剤を水に投入しておいても
よい。
常の懸濁重合法によりえられ、たとえばテトラフルオロ
エチレン(TFE)の単独重合体、TFEとの共重合が
可能な単量体とTFEとの共重合体などからなる粉末が
好ましく、その粉砕後の平均粒径は200μm以下であ
り、50μm以下であることが好ましいが、その下限は
粉砕装置や粉砕技術によって決まり、乾燥後の含水率が
0.1重量%以下、好ましくは0.02重量%以下であ
る粉末があげられる。
マー・ミル、羽根つきの回転子をもった粉砕機、気流エ
ネルギー型粉砕機、衝撃粉砕機などの粉砕機があげられ
る。
てPTFE含水粉末を用いることができ、たとえば前記
PTFE粉末と同様の懸濁重合法によりえられ、重合系
から取り出された平均粒径2〜3mmのPTFE粗粒子
を、たとえばパイプラインホモミキサーを用いて粗粉砕
し、平均粒径200〜1000μm、含水率5〜30重
量%のPTFE含水粉末があげられる。つぎに、このP
TFE含水粉末を後記する自由粉砕機に投入し、孔径
0.1〜0.3mmの多数の孔を設けたスクリーンを分
級用の多孔板とし、動力2.2kW、処理量1.0〜1
00kg/hrの条件で湿式粉砕を行ない、平均粒径2
0〜100μm、含水率5〜30重量%の粉末がえら
れ、このような含水粉末を用いるばあいは、前記PTF
E粉末をうるための乾燥工程が不要となる。
は、たとえば式(I): CF2=CF−ORf (I) [式中、Rfは炭素数1〜10のパーフルオロアルキル
基、炭素数4〜9のパーフルオロ(アルコキシアルキ
ル)基、式(II):
有機基または式(III):
表わす]で示されるパーフルオロビニルエーテルなどが
あげられる。
〜10、好ましくは1〜5であり、炭素数をこの範囲内
の数とすることにより溶融成形不可という性質を保持し
たまま、耐クリープ性に優れているという効果がえられ
る。
とえばパーフルオロメチル、パーフルオロエチル、パー
フルオロプロピル、パーフルオロブチル、パーフルオロ
ペンチル、パーフルオロヘキシルなどがあげられるが、
耐クリープ性およびモノマーコストの点からパーフルオ
ロプロピルが好ましい。
割合を1.0〜0.001モル%の範囲内の割合とする
ことにより耐クリープ性に優れているという効果がえら
れる。
の粒子の平均粒径を前記範囲内の粒径とすることによ
り、造粒してえられる粒状粉末の取扱い性すなわち粉末
流動性および見かけ密度に優れ、しかもえられる成形品
物性に優れているという効果がえられる。
水性フィラーのばあい、フィラーが親水性のため水相に
移行しやすく、PTFE粉末と均一に混合しにくい、す
なわち使用したフィラーの全部がPTFE粉末と混合し
た粒状粉末がえられず、その一部は処理水中に残留する
という難点がある。この現象はフィラーの分離とよばれ
る。
かじめ疎水化表面処理して、その表面活性を低下させて
PTFE粉末の粒子の表面活性に近づけておいてから水
中で撹拌を行なうなどの方法が採用される。
して知られているものには、(a)アミノ官能基を有す
るシラン、フェニル基を有するシランおよび(または)
可溶なシリコーン(特開昭51−548号公報、特開昭
51−549号公報、特開平4−218534号公
報)、(b)炭素数12〜20の炭化水素のモノカルボ
ン酸(特公昭48−37576号公報)、(c)脂肪族
カルボン酸のクロム錯化合物(特公昭48−37576
号公報)、(d)シリコーン(特開昭53−13966
0号公報)などがあり、また(e)親水性フィラーをP
TFEそのもので被覆する方法(特開昭51−1214
17号公報)も知られている。
ためのより具体的な化合物としては、たとえばγ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン(H2N(CH2)3Si
(OC2H5)3)、m−またはp−アミノフェニルトリ
エトキシシラン(H2N−C6H4−Si(OC
2H5)3)、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン
(H2NCONH(CH2)3Si(OC2H5)3、N−
(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン(H2N(CH2)2NH(CH2)3Si(OC
H3)3)、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノ−プ
ロピルメチルジメトキシシラン(H2N(CH2)2NH
(CH2)3SiCH3(OCH3)2)などのアミノシラ
ンカップリング剤などがあげられる。また、これらの化
合物以外に、たとえばフェニルトリメトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシラン、p−クロロフェニルトリメ
トキシシラン、p−ブロモメチルフェニルトリメトキシ
シラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエ
トキシシラン、ジフェニルシランジオールなどの有機シ
ラン化合物があげられる。
いは、そのままで用いることができる。
維、グラファイト粉末、青銅粉末、金粉末、銀粉末、銅
粉末、ステンレス鋼粉末、ステンレス鋼繊維、ニッケル
粉末、ニッケル繊維などの金属繊維または金属粉末、二
硫化モリブデン粉末、フッ化雲母粉末、コークス粉末、
カーボン繊維、チッ化ホウ素粉末、カーボンブラックな
どの無機系繊維または無機系粉末、ポリオキシベンゾイ
ルポリエステルなどの芳香族系耐熱樹脂粉末、ポリイミ
ド粉末、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アル
キルビニルエーテル)共重合体(PFA)粉末、ポリフ
ェニレンサルファイド粉末などの有機系粉末などの1種
または2種以上のフィラーがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
えばガラス繊維とグラファイト粉末、ガラス繊維と二硫
化モリブデン粉末、青銅粉末と二硫化モリブデン粉末、
青銅粉末とカーボン繊維、グラファイト粉末とコークス
粉末、グラファイト粉末と芳香族系耐熱樹脂粉末、カー
ボン繊維と芳香族系耐熱樹脂粉末などの組合せが好まし
く、混合法は湿式法でも乾式法でもよい。
PTFE部分の白色度が高く、したがって、フィラーと
して白色または透明なもの、たとえばガラス繊維、チッ
化ホウ素粉末、酸化チタン粉末などを用いるばあい、従
来にない高い白色度(Z値)の成形品がえられる。
10〜1000μmであることが、繊維のばあい平均繊
維長が10〜1000μmであることが好ましい。
としては、PTFE粉末100部(重量部、以下同様)
に対して、前記フィラー2.5〜100部であることが
好ましく、5〜80部であることがさらに好ましい。
−液界面を形成し水中に液滴として存在しうる有機液体
であればよく、水中で液滴を形成し水と液−液界面を形
成しうるものであれば水に多少溶解するものであっても
よい。具体例としては、たとえば1−ブタノール、1−
ペンタノールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、
ジプロピルエーテルなどのエーテル類;メチルエチルケ
トン、2−ペンタノンなどのケトン類;ペンタン、ドデ
カンなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素;塩化メチレン、テトラクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、クロ
ロベンゼン、トリクロロトリフルオロエタン、モノフル
オロトリクロロメタン、ジフルオロテトラクロロエタ
ン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1−ジクロロ
−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン、1,
3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプ
ロパン、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロ
エタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素などを用いることができる。これら
のうちハロゲン化炭化水素が好ましく、特に1,1,1
−トリクロロエタン、1,1−ジクロロ−2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ−
1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、1,1
−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン、1,1
−ジクロロ−1−フルオロエタンなどの塩化炭化水素や
フッ化塩化炭化水素が好ましい。これらは不燃性であ
り、かつフロン規制の要求などを満足するからである。
これらの有機液体は単独で用いてもよく、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
添加量としては、PTFE粉末とフィラーとの合計量に
対して30〜80%(重量%、以下同様)であり、40
〜60%であることが好ましい。
液界面を形成する有機液体の液滴中においてフィラーを
含むPTFE粉末の造粒が進行すると思われるが、特定
のノニオン性界面活性剤のはたらきにより、この液滴が
より小さく、より球形に近い形状になるために、平均粒
径が小さく、また球形に近い粒子がえられ、また粒状粉
末の見かけ密度が大きくなるものと思われる。
〜4のポリ(オキシアルキレン)単位からなる疎水性セ
グメントとポリ(オキシエチレン)単位からなる親水性
セグメントとを有するセグメント化ポリアルキレングリ
コール類である。
するセグメント化ポリアルキレングリコール類として
は、たとえば式(IV):
れるものが好ましい。これらのうち、PTFE樹脂に吸
着されやすいという点からpは15〜40、qは7〜1
00が好ましい。市販品としては、たとえばプロノン#
208、プロノン#104(いずれも日本油脂(株)製
のノニオン性界面活性剤)などが利用できる。
としては、PTFE粉末とフィラーとの合計量に対して
0.01〜5%であり、0.1〜0.3%であることが
好ましい。
り、ほぼ球形で小粒径でかつ粒度分布がシャープであり
粉末流動性に優れ、帯電量が小さく、かつ見かけ密度が
大きい粒状粉末がえられるという効果がえられる。
ると、ガラス繊維などのガラス、酸化チタン、チタン酸
塩および/またはチッ化ホウ素などの白色のフィラーを
用いるとき、用いる界面活性剤の種類によっては焼成後
にえられる成形体が着色してしまうことがある。しか
し、前記の特定のノニオン性界面活性剤を用いれば、白
色のフィラーを用いるばあいにも着色しない白色度(Z
値)の高い成形体をうることができる。
末の湿式粉砕は、湿式でかつ衝撃力によって粉砕する形
式の粉砕機によって行なわれる。この種の粉砕機には各
種のものが知られているが、前記湿式粉砕においては、
粉砕と同時に所望の粒径まで粉砕された微粉末のみを連
続的に取り出すことができることが望ましく、そのため
に衝撃力をハンマーによって加えるタイプの粉砕機から
選択するばあいは、ハンマーの周速ができる限り大きい
ものが望ましい。
は、たとえば奈良機械製作所(株)製の「自由粉砕機
(JIYU MILL)」があげられる。この粉砕機
は、粉砕室が偏平のシリンダー形状を呈しており、その
対向する2つの側壁に断面が長方形ないしは長楕円形の
棒状突起が多数植え込まれ、粉砕室の中央に回転する円
盤状のローターが前記2つの側壁面と平行に設置され、
そのローターの表裏両面に側壁と同様の棒状突起が、ロ
ーターが回転したとき前記側壁の棒状突起と衝突しない
ように多数植え込まれている構造を有する。
部に供給されローターの回転の遠心力によって外周方向
に吹き飛ばされつつ側壁とローターの棒状突起に衝突
し、その衝撃力により粉砕される。粉砕室のローター回
転方向外周には環状の多孔板が設けられ、多孔板の孔径
より小さく粉砕された粒子のみがこの孔を通過して多孔
板の外側に取り出される。この多孔板は、金属などの網
でもよいし、金属などの薄板に多数の孔を穿ったものな
ど種々のものが採用できる。その孔径によってえられる
粒子の粒子径は変化し、孔径が小さいほどえられる粒子
の粒子径は小さくなるが、粒子が水で湿潤しているの
で、実際に取り出される粒子の粒径は、多孔板に開けら
れた各孔の孔径よりかなり小さくなる。
ても微粉砕できる理由のひとつは、たとえばロータの周
速100m/s程度の高速のローター回転速度がえられ
ることにあると考えられる。
前記自由粉砕機と同程度以上の周速のえられるものとし
て、たとえば細川ミクロン(株)製の「コロプレック
ス」や「コントラプレックス」、日本ニューマチック
(株)製の「ファインミル」などがある。これらはいず
れも乾式条件下の粉砕に適したものであって、水の共存
下に使用すると周速が低下したり、分級機構として風力
分級法を用いているため、粉砕物が濡れているばあい風
力分級は機能せず、目的の粒径より大きい粒子が分級、
排出されるという現象を起こしてしまう。また基本的に
湿式粉砕による粉砕機としてコロイドミルや擂解機など
の剪断ミルがあるが、これらの粉砕機では極端な剪断力
によりPTFE粉末が変質を受けるため使用できない。
末の解砕を併用する点にも特徴がある。
でに生成している適当な大きさの造粒物を部分的に解砕
して二次粒子径を低下させる手段で、たとえばディスパ
ー翼にて高速撹拌するという方法で行なうことができ
る。
いし、撹拌と解砕を別々に行なってもよい。
密度が高く、細粒化された造粒物がえられるという優れ
た効果が奏される。
次粒子の二次的集合体としてすでに生成している適当な
大きさの造粒物を部分的に解砕してその二次粒子径を低
下させることのできる機構をいう。
使用する装置を例示的に説明する。すなわち図1および
図2はそれぞれ該装置の概略縦断面図である。図1にお
いて1は撹拌槽で、該撹拌槽1内にはその中央に垂直に
回転軸2が配置され、該回転軸の下端部には放射状に撹
拌翼3が設けられ、また上端部はモータ4に接続されて
いる。5は液状媒体供給口である。また6は解砕機、9
はモータであり、該解砕機6は移送管7および8によっ
てそれぞれ撹拌槽1の底部および上部に接続されてい
る。解砕機6としては、円筒体の内部でタービン翼状の
カッターが回転して液状媒体を移送しつつ該媒体中に含
まれているフィラー入りPTFE粉末粒子を解砕するよ
うにしたものを用いればよく、このような装置としては
たとえば切断と衝撃を与えるカッターとステータとを有
するパイプラインホモミキサー(特殊機化工業(株)
製)やデスインデグレーター((株)小松製作所製)な
どが好適である。しかしてこれによって造粒を行なうに
は撹拌槽1内にフィラー入りPTFE粉末を含有する液
状媒体を液状媒体供給口5より仕込み、撹拌翼3によっ
て撹拌し、撹拌と同時に、あるいは撹拌後に撹拌槽1の
底部から液状媒体を移送管7によって抜出し、解砕機6
を通過させることによって、形成混入せられた大粒径の
粒子を解砕して移送管8より撹拌槽1内に戻す。このよ
うに撹拌槽1内での撹拌造粒と解砕機6での大粒径の粒
子の解砕とを同時に、あるいは順次に、もしくは交互に
行なうことによって、粒度の均一な造粒物がえられる。
またこのばあい撹拌機は動かさず解砕機6のみを用いて
粒子を解砕しつつ液状媒体を循環させることによっても
同様の造粒粉末がえられる。その理由は解砕機による液
状媒体の循環によって撹拌効果が達せられるためと考え
られる。
の実施例を示す概略縦断面図であって、撹拌槽10内に
は解砕機21(ディスパー翼)と回転軸11に設けられ
た撹拌翼12とが並置されている。13は回転軸11用
モータ、22は解砕機21用モータである。撹拌翼12
は回転軸11の下端部のボス14に放射状にかつ螺旋状
に取りつけられている。したがってこのばあいは槽内の
水性媒体は撹拌翼12によって撹拌されつつそのなかに
含まれるフィラー入りPTFE粉末が造粒され、解砕機
21によって粒子の解砕が行なわれる。
せられたフィラー入りPTFE粉末のスラリーを造粒用
撹拌槽内に仕込んで撹拌造粒と解砕を行なうのが好まし
いが、ばあいによってはフィラー入りPTFE粉末をあ
らかじめ少量の水で濡らしたものを撹拌槽中で残部の液
状媒体と混合したり、あるいは撹拌槽中にあらかじめ液
状媒体を仕込んでおきこれにフィラー入りPTFE粉末
を投入して撹拌する方法を採用することもできる。
撹拌の効果により造粒せられるが、それと同時に、もし
くは造粒後に大粒子たとえば2000μm以上のものが
解砕機によって解砕せられ、最終的に1000μmを超
える粗粒子を含まない、平均粒径500μm以下の均一
な粒度の粉末となる。
製法(1)〜(3)の具体例としては、たとえばつぎの
ような製法があげられる。
トルを入れる。これにPTFE粉末0.9〜1.9k
g、続いてフィラー0.075〜0.8kgを添加す
る。
%水溶液4〜200ミリリットルを添加し、100φの
ディスパー翼により2000〜3000rpmの撹拌速
度で2〜5分間撹拌するとスラリー状態となり、さらに
5〜10分間撹拌を続ける。
体450〜1500ミリリットルを添加し、100φの
ディスパー翼により1000〜2000rpmの撹拌速
度で1〜2分間撹拌して造粒する。
10〜30℃の範囲内の温度でコーン翼により600〜
900rpmの撹拌速度で0〜30分間整粒する。
かけて、37.5〜38.0℃の範囲内の温度まで昇温
し、その温度において0〜60分間保持する。
界面を形成する有機液体の添加直後のディスパー翼によ
る混合工程は、フィラーがたとえばガラス繊維、青銅粉
末、金粉末、銀粉末、銅粉末、ステンレス鋼粉末、ステ
ンレス鋼繊維、ニッケル粉末、ニッケル繊維などの金属
繊維または金属粉末のときは、フィラーの分離の点から
行なわない。
ふるいを用いて造粒物と水とを分離し、この造粒物を電
気炉内において、165℃で16時間乾燥し、本発明の
フィラー入りPTFE粒状粉末をうる。
のような粉末物性や成形品物性を有している粒状粉末が
えられ、とくに粒度分布がシャープであるので従来のよ
うにふるいにかけ小粒径の粒子を取り出したり、またP
TFE粉末とフィラーとを予め混合するというような繁
雑な工程が不要であるなど、従来の製法ではえられない
フィラー入りPTFE粒状粉末の製法である。
る。
が好ましい。
上1.0g/cm3未満のばあいは38度以下、見かけ
密度が1.0g/cm3以上のばあいは36度以下であ
る。
ど重力の影響を受けて小さな値となる。したがって、本
発明の方法によりえられる粉末の安息角も見かけ密度に
より変化するが、従来技術によりえられる粉末に比べて
小さくなる。
角は、見かけ密度が0.7g/cm3以上0.9g/c
m3未満のばあい40度を超え、見かけ密度が0.9g
/cm3以上1.0g/cm3未満のばあい38度を超
え、見かけ密度が1.0g/cm3以上のばあい36度
を超える。
粒度が揃っているため金型内の充填ムラがなくなり、好
ましい。特に10メッシュ、20メッシュのふるい上に
存する粒状粉末がいずれも0%であるのが好ましい。
充填ムラがなくなり、好ましい。特に60重量%以上で
あるのが好ましい。
きなくなる。特に好ましくは薄肉の金型への充填性の点
から150〜400μmである。
型だけでなく、ホッパー、フィーダーなどに静電気によ
り付着し、結果的に流動性を阻害する。好ましくは10
V以下で、その帯電量では流動性の低下は全く生じな
い。
劣る。なお、好ましくは、150kgf/cm2以上で
あり、用途に応じて決める。
切断してしまうことがある。好ましくは150%以上で
ある。
しくない。特に好ましくは2.0μm以下である。
ばあい)本来、PTFE成形体は高い白色度が好まれて
おり、商品価値の点から白色度が高いものがよい。
トルを入れる。これにPTFE粉末0.9〜1.9kg
を添加する。
水溶液4〜200ミリリットルを添加し、100φのデ
ィスパー翼により2000〜3000rpmの撹拌速度
で2〜5分間撹拌すると、スラリー状態となる。
を添加し、100φのディスパー翼により2000〜4
000rpmの撹拌速度で2〜15分間撹拌して混合す
る。
を添加するが、この操作以降、本発明のフィラー入りP
TFE粒状粉末をうるまでの工程は、製法(1)と同じ
方法である。
のような粉末物性や成形品物性を有している粒状粉末が
えられ、とくに粒度分布がシャープであるので従来のよ
うにふるいにかけ小粒径の粒子を取り出したり、またP
TFE粉末とフィラーとを予め混合するというような繁
雑な工程が不要であるなど、従来の製法ではえられない
フィラー入りPTFE粒状粉末の製法である。
る。
が好ましい。
上1.0g/cm3未満のばあいは38度以下、見かけ
密度が1.0以上のばあいは36度以下である。
粒度が揃っているため金型内の充填ムラがなくなり、好
ましい。特に10メッシュ、20メッシュのふるい上に
存する粒状粉末がいずれも0%であるのが好ましい。
充填ムラがなくなり、好ましい。特に60重量%以上で
あるのが好ましい。
きなくなる。特に好ましくは薄肉の金型への充填性の点
から150〜400μmである。
型だけでなく、ホッパー、フィーダーなどに静電気によ
り付着し、結果的に流動性を阻害する。好ましくは10
V以下で、その帯電量では流動性の低下は全く生じな
い。
劣る。なお、好ましくは、150kgf/cm2以上で
あり、用途に応じて決める。
切断してしまうことがある。好ましくは150%以上で
ある。
しくない。特に好ましくは2.0μm以下である。
ばあい)本来、PTFE成形体は高い白色度が好まれて
おり、商品価値の点から白色度が高いものがよい。
粒径2〜3mmのPTFE粗粒子をパイプラインホモミ
キサーを用いて粗粉砕し、平均粒径200〜1000μ
m、含水率5〜30重量%のPTFE含水粉末をうる。
粉砕機に投入し、孔径0.1〜0.3mmの多数の孔を
設けたスクリーンを分級用の多孔板とし、動力2.2k
W、処理量1.0〜100kg/hrの条件で湿式粉砕
を行ない、平均粒径20〜100μm、含水率5〜30
%の粉末をえ、この粉末1.575〜2.6kgをイオ
ン交換水に添加する工程以降、本発明のフィラー入りP
TFE粒状粉末をうるまでの工程は製法(2)と同じ方
法である。
のような粉末物性や成形品物性を有している粒状粉末が
えられ、とくに粒度分布がシャープであるので従来のよ
うにふるいにかけ小粒径の粒子を取り出したり、またP
TFE粉末とフィラーとを予め混合するというような繁
雑な工程が不要であるなど、従来の製法ではえられない
フィラー入りPTFE粒状粉末の製法である。
る。
が好ましい。
上1.0g/cm3未満のばあいは38度以下、見かけ
密度が1.0以上のばあいは36度以下である。
粒度が揃っているため金型内の充填ムラがなくなり、好
ましい。特に10メッシュ、20メッシュのふるい上に
存する粒状粉末がいずれも0%であるのが好ましい。
充填ムラがなくなり、好ましい。特に60重量%以上で
あるのが好ましい。
きなくなる。特に好ましくは薄肉の金型への充填性の点
から150〜400μmである。
劣る。なお、好ましくは、150kgf/cm2以上で
あり、用途に応じて決める。
切断してしまうことがある。好ましくは150%以上で
ある。
しくない。特に好ましくは2.0μm以下である。
ばあい)本来、PTFE成形体は高い白色度が好まれて
おり、商品価値の点から白色度が高いものがよい。
製法における条件としては、たとえばつぎのようなもの
が好ましくあげられる。
体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されな
い。
トルを入れ、さらに粉砕後の平均粒径が31μmのPT
FE粉末(ダイキン工業(株)製ポリフロンM−12、
PTFEホモポリマー)1.275kg(ドライ基準)
と、予めアミノシランカップリング剤で撥水処理された
ガラス繊維(日本電気硝子(株)製EPG40M−10
A、平均直径12μm、平均繊維長80μm)0.22
5kgとを順次添加する。
ポリプロピレングリコールのエチレンオキサイドブロッ
クポリマー(ポリオキシプロピレンセグメントの分子量
1000、ポリオキシエチレンセグメントの分子量66
7。日本油脂(株)製のプロノン#104)の5重量%
水溶液90mlを添加する。
3000rpmの撹拌速度で2分間撹拌するとPTFE
粉末とフィラーが、水に濡れ、粘度10〜1000cp
sの粘稠状のスラリー状態となり、この状態でさらに3
分間撹拌して混合する。
体(塩化メチレン)750mlを添加し、100φのデ
ィスパー翼を用いて1500〜2000rpmの撹拌速
度で1〜2分間撹拌して造粒する。
ン翼を用いて800rpmでの撹拌下、25℃±2℃で
15分間整粒する。
で昇温して撹拌を停止し、150メッシュのふるいを用
いて造粒物と水とを分離し、えられた造粒物を電気炉内
において、165℃で16時間乾燥して、本発明のフィ
ラー入りPTFE粒状粉末をえ、つぎの試験を行なっ
た。
3に準じて測定した。
るい目の開き840μm)、250メッシュ(ふるい目
の開き62μm)、270メッシュ(ふるい目の開き5
3μm)、325メッシュ(ふるい目の開き44μm)
および400メッシュ(ふるい目の開き37μm)使用
される。まず、20メッシュふるいを250メッシュふ
るいの上に重ねる。5gの粉末試料を20メッシュふる
いの上に乗せて、シャワー霧吹きをを用いて約3リット
ル/m2の割合で約30秒間、四塩化炭素を霧吹くこと
により、下方ふるい上に注意深く洗い落とす。試料が完
全に洗い落とされたら、上方ふるいを取り除き、下方ふ
るいをまんべんなく約4分間霧吹く。その後、下方ふる
いを空気乾燥し、このふるいの上に保留された乾燥粉末
の重量を測定する。この一連の操作を20メッシュふる
いと他の3つの小メッシュふるいの1つとを用いて各々
新しい5gの粉末試料について繰り返す。累積重量百分
率値をうるために各ふるい上に保留される粉末の重量に
20を掛け、つぎにこれらの数値を対数確率紙上にふる
い目の開きに対してプロットする。これらの点を直線で
結び、累積百分率50(d50)および84(d34)に相
当する粒径を読み取り、次式によってウェットシーブサ
イズ(dWS)を計算して求める。
じて測定した。
平3−259925号公報記載の第3図に対応)に示さ
れるごとく支持台42に中心線を一致させて支持した上
下のホッパー31および32を用いる。上部ホッパー3
1は、入口33の直径74mm、出口34の直径12m
m、入口33から出口34までの高さ123mmで、出
口34に仕切板35があり、これによって中の粉末を保
持したり落したりすることが適宜できる。下部ホッパー
32は入口36の直径76mm、出口37の直径12m
m、入口36から出口37までの高さ120mmで、上
部ホッパーと同様出口37に仕切板38が設けられてい
る。上部ホッパーと下部ホッパーとの距離は各仕切板の
間が15cmとなるように調節されている。なお図3中
39および40はそれぞれ各ホッパーの出口カバーであ
り、41は落下した粉末の受器である。
3.5〜24.5℃に調温した室内に4時間以上放置
し、10メッシュ(目の開き1680ミクロン)でふる
ったのち、同温度で行なわれる。
杯の被測定粉末を上部ホッパー31へ入れたのち、ただ
ちに仕切板35を引抜いて粉末を下部ホッパーへ落す。
落ちないときは針金でつついて落す。粉末が下部ホッパ
ー32に完全に落ちてから15±2秒間放置したのち下
部ホッパーの仕切板38を引抜いて粉末が出口37から
流れ落ちるかどうかを観察し、このとき8秒以内に全部
流れ落ちたばあいを落ちたものと判定する。
るかどうかをみ、3回のうち2回以上流れ落ちたばあい
は流動性「良」と判定し、1回も落ちないばあいは流動
性「不良」と判定する。3回のうち1回だけ流れ落ちた
ばあいは、さらに2回同じ測定を行ない、その2回とも
落ちたばあいは結局その粉末の流動性は「良」と判定
し、それ以外のばあいは流動性「不良」と判定する。
れた粉末については、つぎの同じ容量30ccのコップ
2杯の粉末を上部ホッパーへ入れて前述したところと同
様にして測定を行ない、結果が流動性「良」とでたとき
は順次粉末の杯数を増加してゆき、「不良」となるまで
続け、最高8杯まで測定する。各測定の際には、前回の
測定で下部ホッパーから流出した粉末を再使用してもよ
い。
多いほど流れ落ちにくくなる。
から1を引いた数をもってその粉末の「流動度」と定め
る。
径:上から順に10、20、32、48および60メッ
シュ(インチメッシュ)の標準ふるいを重ね、10メッ
シュふるい上にPTFE粒状粉末をのせ、ふるいを振動
させて下方へ順次細かいPTFE粒状粉末粒子を落下さ
せ、各ふるい上に残留したPTFE粒状粉末の割合を%
で求めたのち、対数確率紙上に各ふるいの目の開き(横
軸)に対して残留割合の累積パーセント(縦軸)を目盛
り、これらの点を直線で結び、この直線上で割合が50
%となる粒径を求め、この値を平均粒径とする。
の直径を有する粒子の全粒子に対する重量割合であり、
平均粒径に0.7倍あるいは1.3倍の値を乗ずること
によって算出し、累積曲線中にその点を書込むことによ
って重量割合を求める。
び(以下、ELともいう):内径100mmの金型に2
5gの粉末を充填し、約30秒間かけて最終圧力が約5
00kg/cm2となるまで徐々に圧力を加え、さらに
2分間その圧力に保ち予備成形体をつくる。金型から予
備成形体を取り出し、365℃に保持してある電気炉へ
この予備成形体を入れ、3時間焼成後、取り出して焼成
体をうる。この焼成体からJISダンベル3号で試験片
を打ち抜き、JIS K6891−58に準拠して、総
荷重500kgのオートグラフを用い、引張速度200
mm/分で引張り、破断時の応力と伸びを測定する。
ターを用いて測定した。
c.製ハンディ静電測定器SFM775を用いて測定す
る。
50mmの金型に充填し、成形圧力500kg/cm2
で5分間保持し、得られた予備成形品(直径約50m
m、高さ約50mm)を室温から50℃/hrの昇温速
度で365℃まで昇温し、365℃で5.5時間保持し
た後、50℃/hrで冷却した成形品を、端から約25
mm(中心部分)のところで、旋盤で横割りし、切り出
した部分の中心部のZ値を国際照明委員会の定めるXY
Z系のZ値測定法に基づいて測定した。
金型に充填し、成形圧力500kg/cm2で5分間保
持し、えられた予備成形品を50℃/hrの昇温速度で
室温から365℃まで昇温し、365℃で5.5時間保
持したのち、50℃/hrで冷却する。えられた成形品
の上部表面を東京精密機械(株)製の表面あらさ測定機
を用い、JIS B 0601に記載の中心線平均粗さ
(Ra)法に従い測定した。
TFE粒状粉末については、つぎの方法により該粉末中
の粒子の写真撮影を行なった。
デオマイクロスコープを用いて拡大倍率100倍または
200倍の像について写真撮影を行なった。
び図5(200倍)に示す。
量を表1に示す量としたほかは実施例1と同様にしてフ
ィラー入りPTFE粉末を製造し、実施例1と同様にし
て各種物性を調べた。結果を表1に示す。
トルを入れ、さらに粉砕後の平均粒径が31μmのPT
FE粉末(ダイキン工業(株)製ポリフロンM−12、
PTFEホモポリマー)1.275kg(ドライ基準)
を添加する。
て、ポリプロピレングリコールのエチレンオキサイドブ
ロックポリマー(プロノン#104)の5%水溶液90
mlを添加する。
3000rpmの回転数で2分間撹拌するとPTFE粉
末が水に濡れ、粘度10〜1000cpsの粘稠状のス
ラリー状態となる。
で撥水処理されたガラス繊維(実施例1と同じもの)
0.225kgを添加し、100φのディスパー翼を用
いて3000rpmの回転数で2分間撹拌するとガラス
繊維も水に濡れ、粘度10〜1000cpsの粘稠状の
スラリー状態となる。この状態でさらに3分間撹拌して
混合する。
体(塩化メチレン)750mlを添加し、100φのデ
ィスパー翼を用いて1500〜2000rpmの撹拌速
度で1〜2分間撹拌して造粒する。
ン翼を用いて800rpmでの撹拌下、25℃±2℃で
15分間整粒する。
で昇温して撹拌を停止し、150メッシュのふるいを用
いて造粒物と水とを分離し、えられた造粒物を電気炉内
において、165℃で16時間乾燥して、本発明のフィ
ラー入りPTFE粒状粉末をえ、実施例1と同様の試験
を行なった。結果を表1に示す。
について実施例1と同様にして顕微鏡で観察し、写真撮
影した。撮影した写真(200倍)を図6に示す。
ル製のオートクレーブに脱酸素した純水1600リット
ルを入れ、内部の空気をチッ素で置換し、ついでテトラ
フルオロエチレンで置換したのち、内部の温度を10℃
に保ちつつ、内部の圧力が6気圧になるまでテトラフル
オロエチレンを圧入し、重合開始剤として(NH4)2S
2O2およびFeSO4を添加して撹拌しながらテトラフ
ルオロエチレンの重合を行なう。重合に伴って圧力が低
下するので、内部の圧力が6気圧に保たれるように、テ
トラフルオロエチレンを連続的に追加する。4時間後に
撹拌を中止し、テトラフルオロエチレンを回収したのち
内容物を取り出す。生成重合体である平均粒径2〜3m
mのPTFE粗粒子をT.K.パイプラインホモミキサ
ー2S型機(特殊機化工業(株)製)で粗粉砕して、平
均粒径約400μmのPTFE粗粉末をうる。
量%の水を含んだまま自由粉砕機M−2型(奈良機械
(株)製)に投入し、湿式粉砕を行なった。このとき、
孔径0.25mmの多数の孔を設けたスクリーンを分級
用の多孔板として用い、動力2.2KW、処理量38k
g/hrで湿式微粉砕し、平均粒径36μmのPTFE
粉末をえた。
水1.5リットルを入れ、さらに湿式微粉砕した平均粒
径36μmの前記PTFE粉末1.275kg(ドライ
基準)を添加する。
て、ポリプロピレングリコールのエチレンオキサイドブ
ロックポリマー(プロノン#104)の5%水溶液90
mlを添加する。
3000rpmの回転数で2分間撹拌するとPTFE粉
末が水に濡れ、粘度10〜1000cpsの粘稠状のス
ラリー状態となる。
で撥水処理されたガラス繊維(実施例1と同じもの)
0.225kgを添加し、100φのディスパー翼を用
いて3000rpmの回転数で2分間撹拌するとガラス
繊維も水に濡れ、粘度10〜1000cpsの粘稠状の
スラリー状態となる。この状態でさらに3分間撹拌して
混合する。
体(塩化メチレン)750mlを添加し、100φのデ
ィスパー翼を用いて1500〜2000rpmの撹拌速
度で1〜2分間撹拌して造粒する。
ン翼を用いて800rpmでの撹拌下、25℃±2℃で
15分間整粒する。
で昇温して撹拌を停止し、150メッシュのふるいを用
いて造粒物と水とを分離し、えられた造粒物を電気炉内
において、165℃で16時間乾燥して、本発明のフィ
ラー入りPTFE粒状粉末をえ、実施例1と同様の試験
を行なった。結果を表1に示す。
について実施例1と同様にして顕微鏡で観察し、写真撮
影した。撮影した写真(200倍)を図7に示す。
ふるい上に、20onは20メッシュのふるい上に、3
2onは32メッシュのふるい上に、48onは48メ
ッシュのふるい上に、60onは60メッシュのふるい
上、83onは83メッシュのふるいの上にいずれも残
存する粒子の割合を示しており、83passは83メ
ッシュのふるいを通過する粒子の割合を示している。
いずれの製法によっても、えられるフィラー入りPTF
E粒状粉末は、見かけ密度が大きく、とくに小粒径で粒
度分布がシャープであり、帯電量が小さく、小粒径であ
るにもかかわらず優れた流動性を有しており、また該粒
状粉末からえられる成形品は、引張強度、伸びに優れ、
表面粗度が小さい。
の添加量により、フィラー入りPTFE粒状粉末の平均
粒径および粒度分布を制御できることがわかる。
ときは、えられる成形品の白色度(Z値)は80以上、
さらには95以上と、従来にない高いものとなる。
7はそれぞれ実施例4および5でえられた本発明のフィ
ラー入りPTFE粒状粉末中の粒子の粒子構造を示す光
学顕微鏡写真であり、これらの図(写真)から明らかな
ように、本発明のフィラー入りPTFE粒状粉末中の粒
子は、ほぼ球形であることがわかる。
が、その粒子の平均粒径が小さいにもかかわらず、粉末
流動性に著しく優れているのは、たとえばこのようにそ
の粒子の形状がほぼ球形であることが考えられる。
は見かけ密度が大きく、その粒子の大部分はほぼ球形で
あり平均粒径が小さくて粒度分布がシャープであり、帯
電量が小さく、平均粒径が小さいにもかかわらず粉末流
動性に優れ、粒状粉末からえられる成形品は、引張強
度、伸びに優れ表面粗度が小さく白色度の高いものであ
る。
記のような優れた物性を有するフィラー入りPTFE粒
状粉末を提供できるとともに、とくに特定のノニオン性
界面活性剤の量により平均粒径および粒度分布を制御で
き、粒度分布がシャープな粒状粉末がえられる製法であ
る。
面図である。
断面図である。
に用いた装置の概略説明図である。
FE粒状粉末中の粒子の粒子構造を示す光学顕微鏡写真
(倍率:100倍)である。
FE粒状粉末中の粒子の粒子構造を示す光学顕微鏡写真
(倍率:200倍)である。
FE粒状粉末中の粒子の粒子構造を示す光学顕微鏡写真
(倍率:200倍)である。
粉末中の粒子の粒子構造を示す光学顕微鏡写真(倍率:
200倍)である。
Claims (19)
- 【請求項1】 懸濁重合法でえられるポリテトラフルオ
ロエチレン粉末とフィラーとを水中で撹拌して造粒する
に際し、該粉末とフィラーとを予め混合することなく別
々に水中に投入し、炭素数3〜4のポリ(オキシアルキ
レン)単位からなる疎水性セグメントとポリ(オキシエ
チレン)単位からなる親水性セグメントを有するノニオ
ン性界面活性剤の存在下で撹拌して混合しスラリー状態
にしたのち、さらに水と液−液界面を形成する有機液体
の存在下で撹拌して造粒することを特徴とするフィラー
入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の製法。 - 【請求項2】 懸濁重合法でえられるポリテトラフルオ
ロエチレン粉末とフィラーとを水中で撹拌して造粒する
に際し、該粉末を水中に投入し、炭素数3〜4のポリ
(オキシアルキレン)単位からなる疎水性セグメントと
ポリ(オキシエチレン)単位からなる親水性セグメント
を有するノニオン性界面活性剤の存在下で撹拌してスラ
リー状態にし、該スラリーにフィラーを添加して混合し
たのち、さらに水と液−液界面を形成する有機液体の存
在下で撹拌して造粒することを特徴とするフィラー入り
ポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の製法。 - 【請求項3】 懸濁重合法でえられるポリテトラフルオ
ロエチレン粉末とフィラーとを水中で撹拌して造粒する
に際し、重合後のポリテトラフルオロエチレン含水粉末
を乾燥工程をへることなく湿式粉砕して水中に投入し、
炭素数3〜4のポリ(オキシアルキレン)単位からなる
疎水性セグメントとポリ(オキシエチレン)単位からな
る親水性セグメントを有するノニオン性界面活性剤の存
在下で撹拌してスラリー状態にし、該スラリーにフィラ
ーを添加して混合したのち、さらに水と液−液界面を形
成する有機液体の存在下で撹拌して造粒することを特徴
とするフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉
末の製法。 - 【請求項4】 前記撹拌造粒に際し、該撹拌のための手
段に加えて、造粒でえられる粒状粉末を解砕する手段を
用い、撹拌と解砕を併用して造粒を行なう請求項1〜3
のいずれかに記載のフィラー入りポリテトラフルオロエ
チレン粒状粉末の製法。 - 【請求項5】 界面活性剤の量がポリテトラフルオロエ
チレン粉末とフィラーとの合計量に対して0.01〜5
重量%である請求項1〜4のいずれかに記載のフィラー
入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末の製法。 - 【請求項6】 ポリテトラフルオロエチレンが、テトラ
フルオロエチレン単独重合体またはテトラフルオロエチ
レン99〜99.999モル%とパーフルオロビニルエ
ーテル1〜0.001モル%とを共重合してえられる変
性ポリテトラフルオロエチレンである請求項1〜5のい
ずれかに記載のフィラー入りポリテトラフルオロエチレ
ン粒状粉末の製法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の製法に
よりえられるフィラー入りポリテトラフルオロエチレン
粒状粉末であって、該粒状粉末の見かけ密度が0.7g
/cm3以上であることを特徴とするフィラー入りポリ
テトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項8】 粒状粉末の流動度が6回以上でかつ帯電
量が50V以下である請求項7記載のフィラー入りポリ
テトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項9】 粒状粉末の安息角が40度以下である請
求項7記載のフィラー入りポリテトラフルオロエチレン
粒状粉末。 - 【請求項10】 粒状粉末の平均粒径が500μm以下
である請求項7記載のフィラー入りポリテトラフルオロ
エチレン粒状粉末。 - 【請求項11】 見かけ密度が0.7g/cm3以上
0.9g/cm3未満で、安息角が40度以下で、帯電
量が50V以下で、かつ平均粒径が500μm以下であ
るフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項12】 見かけ密度が0.9g/cm3以上
1.0g/cm3未満で、安息角が38度以下で、帯電
量が50V以下で、かつ平均粒径が500μm以下であ
るフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項13】 見かけ密度が1.0g/cm3以上で
安息角が36度以下で、帯電量が50V以下で、かつ平
均粒径が500μm以下であるフィラー入りポリテトラ
フルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項14】 フィラーを2.5〜50重量%含む請
求項11記載のフィラー入りポリテトラフルオロエチレ
ン粒状粉末。 - 【請求項15】 表面粗度が3.0μm以下の成形物を
与える請求項11〜13のいずれかに記載のフィラー入
りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項16】 粒状粉末の粒度分布が、10メッシュ
のふるい上に残存する粒状粉末が0%、20メッシュの
ふるい上に残存する粒状粉末が5%以下である請求項1
1〜13のいずれかに記載のフィラー入りポリテトラフ
ルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項17】 粒状粉末中の粒子の平均粒径の0.7
〜1.3倍の粒径を有する粒子の全粒子に占める割合が
50重量%以上である請求項11〜13のいずれかに記
載のフィラー入りポリテトラフルオロエチレン粒状粉
末。 - 【請求項18】 フィラーが、白色または透明なフィラ
ーである請求項7〜17のいずれかに記載のフィラー入
りポリテトラフルオロエチレン粒状粉末。 - 【請求項19】 白色度(Z値)が80以上の成形物を
与える請求項18記載のフィラー入りポリテトラフルオ
ロエチレン粒状粉末。
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