JPH10295552A - 製パン機 - Google Patents
製パン機Info
- Publication number
- JPH10295552A JPH10295552A JP9123181A JP12318197A JPH10295552A JP H10295552 A JPH10295552 A JP H10295552A JP 9123181 A JP9123181 A JP 9123181A JP 12318197 A JP12318197 A JP 12318197A JP H10295552 A JPH10295552 A JP H10295552A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- bagel
- steaming
- dough
- water storage
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21B—BAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
- A21B7/00—Baking plants
- A21B7/005—Baking plants in combination with mixing or kneading devices
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21B—BAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
- A21B3/00—Parts or accessories of ovens
- A21B3/04—Air-treatment devices for ovens, e.g. regulating humidity
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 材料をセットするだけで自動的にパンを焼き
上げる製パン機において、ベーグルパンを作れるように
することを目的とする。 【構成】 パンケース9と差し替えてオーブン室3内に
セットできる蒸し用調理台30を設けるとともに、少な
くとも焼き工程の前に蒸し工程を実行する調理プロセス
(ベーグルパンコース)を備えた。蒸し用調理台30
は、蒸気を発生する貯水皿31と、ベーグル生地が載置
できる載置板33とを形成している。
上げる製パン機において、ベーグルパンを作れるように
することを目的とする。 【構成】 パンケース9と差し替えてオーブン室3内に
セットできる蒸し用調理台30を設けるとともに、少な
くとも焼き工程の前に蒸し工程を実行する調理プロセス
(ベーグルパンコース)を備えた。蒸し用調理台30
は、蒸気を発生する貯水皿31と、ベーグル生地が載置
できる載置板33とを形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンの材料をパン容器
に入れて自動的にパンを作るだけでなく、蒸し機能を付
加してベーグルパンが簡単に作れる製パン機に関する。
に入れて自動的にパンを作るだけでなく、蒸し機能を付
加してベーグルパンが簡単に作れる製パン機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の製パンメニューの中から
希望するメニューを選択し、必要なパン材料をパン容器
の中にセットするだけで、パン材料を混練する練り工
程,生地を発酵させる発酵工程,膨らんだ生地をつぶす
ガス抜き工程,生地をパンの形に膨らます成形発酵工
程,膨らんだ生地を焼き上げる焼成工程からなる製パン
工程が順次実行され、自動的にパンを作る製パン機が知
られている。この種の装置では、パンの焼き上げまでを
行うメニューの他に、練りから1次発酵までを行う生地
作りメニューも設定されており、ピザやベーグル等の生
地が作れるようになっている装置も知られている。
希望するメニューを選択し、必要なパン材料をパン容器
の中にセットするだけで、パン材料を混練する練り工
程,生地を発酵させる発酵工程,膨らんだ生地をつぶす
ガス抜き工程,生地をパンの形に膨らます成形発酵工
程,膨らんだ生地を焼き上げる焼成工程からなる製パン
工程が順次実行され、自動的にパンを作る製パン機が知
られている。この種の装置では、パンの焼き上げまでを
行うメニューの他に、練りから1次発酵までを行う生地
作りメニューも設定されており、ピザやベーグル等の生
地が作れるようになっている装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような製
パン機では、ベーグルを焼き上げるまでの機能がなかっ
た。一般にベーグルパンを作る場合には、生地を練り、
生地を発酵させ、発酵後の生地を分割してドーナツ型に
丸め、これを再発酵させた後、90℃程度の熱湯でゆ
で、そして焼き上げるという作業が必要となる。生地を
焼く前に熱湯で30秒から1分程度ゆでる点がこのパン
の特徴であり、その理由は、瞬間的に生地の発酵,膨
張を抑制する,生地中のデンプンを糊化する,生地
表面を糊化する,ためで、その結果ベーグルパン特有の
歯応えと、鮮やかな焼き色が得られるのである。
パン機では、ベーグルを焼き上げるまでの機能がなかっ
た。一般にベーグルパンを作る場合には、生地を練り、
生地を発酵させ、発酵後の生地を分割してドーナツ型に
丸め、これを再発酵させた後、90℃程度の熱湯でゆ
で、そして焼き上げるという作業が必要となる。生地を
焼く前に熱湯で30秒から1分程度ゆでる点がこのパン
の特徴であり、その理由は、瞬間的に生地の発酵,膨
張を抑制する,生地中のデンプンを糊化する,生地
表面を糊化する,ためで、その結果ベーグルパン特有の
歯応えと、鮮やかな焼き色が得られるのである。
【0004】すなわち、従来の製パン機では、ドーナツ
型に丸めた生地をオーブン室内に並べること,その生地
をゆでた後、焼き上げることが行えないのである。そこ
で、製パン機にベーグル生地をゆでる機能と、ゆでた生
地を取り出す機能と、その生地を焼き上げる機能とを付
加することも考えられるが、装置が大型化したり、部品
点数が増え高価な装置になるという問題があった。
型に丸めた生地をオーブン室内に並べること,その生地
をゆでた後、焼き上げることが行えないのである。そこ
で、製パン機にベーグル生地をゆでる機能と、ゆでた生
地を取り出す機能と、その生地を焼き上げる機能とを付
加することも考えられるが、装置が大型化したり、部品
点数が増え高価な装置になるという問題があった。
【0005】ところで、本出願人が実験を重ねていく中
で、ベーグル生地をゆでるという作業は、蒸すという作
業で代用できることが分かった。蒸した後に焼き上げた
ものでも、ゆでた場合とほとんど変わらない歯応えと焼
き色のベーグルパンを得ることができたのである。そこ
で本発明は、製パン機に蒸し機能を持たせ、簡単にベー
グルパンを作ることができるようにしたものである。
で、ベーグル生地をゆでるという作業は、蒸すという作
業で代用できることが分かった。蒸した後に焼き上げた
ものでも、ゆでた場合とほとんど変わらない歯応えと焼
き色のベーグルパンを得ることができたのである。そこ
で本発明は、製パン機に蒸し機能を持たせ、簡単にベー
グルパンを作ることができるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ヒータ、練り装置、温度センサを備
えたオーブン室にパン材料を投入したパン容器を装着
し、練り,発酵,焼きの各工程を自動的に実行してパン
を作る製パン機において、前記オーブン室内に蒸気を発
生する蒸気発生手段を備え、少なくとも焼き工程の前に
蒸し工程を実行する調理プロセスを備えたものである。
るために本発明は、ヒータ、練り装置、温度センサを備
えたオーブン室にパン材料を投入したパン容器を装着
し、練り,発酵,焼きの各工程を自動的に実行してパン
を作る製パン機において、前記オーブン室内に蒸気を発
生する蒸気発生手段を備え、少なくとも焼き工程の前に
蒸し工程を実行する調理プロセスを備えたものである。
【0007】そして、発酵後のパン生地を載せる蒸し用
調理台をパン容器と差し替え自在に備え、該蒸し用調理
台をオーブン室内に装着し前記蒸気発生手段を動作して
蒸し工程を実行するものであり、また、前記調理プロセ
スは、少なくとも蒸し工程から焼き工程までを連続して
行うものである。
調理台をパン容器と差し替え自在に備え、該蒸し用調理
台をオーブン室内に装着し前記蒸気発生手段を動作して
蒸し工程を実行するものであり、また、前記調理プロセ
スは、少なくとも蒸し工程から焼き工程までを連続して
行うものである。
【0008】更に、前記蒸し用調理台は、通気性を有し
たパン生地載置部と、水が貯溜される貯水皿と、載置部
と貯水皿を連結する支持部とからなり、オーブン室内に
おいて貯水皿がヒータに係止された状態で取り付けられ
たものである。
たパン生地載置部と、水が貯溜される貯水皿と、載置部
と貯水皿を連結する支持部とからなり、オーブン室内に
おいて貯水皿がヒータに係止された状態で取り付けられ
たものである。
【0009】
【作用】本発明の製パン機によれば、ベーグルの生地を
成形した後、オーブン室内に戻し、焼き工程の前に蒸す
工程を実行することにより、生地をゆでた時と同じ効果
が得られ、ベーグルパンを製パン機で作れるようにな
る。そして、ベーグル生地をオーブン室内に戻す時、オ
ーブン室内にパン容器と差し替えて装着される蒸し用調
理台に置かれることになり、蒸気発生手段からの蒸気が
まんべんなく供給される。また、蒸し工程が終了する
と、自動的に焼き工程となり、最終的なベーグルパンが
得られることになる。
成形した後、オーブン室内に戻し、焼き工程の前に蒸す
工程を実行することにより、生地をゆでた時と同じ効果
が得られ、ベーグルパンを製パン機で作れるようにな
る。そして、ベーグル生地をオーブン室内に戻す時、オ
ーブン室内にパン容器と差し替えて装着される蒸し用調
理台に置かれることになり、蒸気発生手段からの蒸気が
まんべんなく供給される。また、蒸し工程が終了する
と、自動的に焼き工程となり、最終的なベーグルパンが
得られることになる。
【0010】更に、本発明の製パン機では、蒸し用調理
台を通気性を有したパン生地載置部と、水が貯溜される
貯水皿と、載置部と貯水皿を連結する支持部とで構成
し、貯水皿がヒータで係止されるようにオーブン室内に
取り付けることにより、貯水皿に入れた水がヒータによ
り蒸発して載置部に置かれたベーグル生地に作用するよ
うになる。すなわち、蒸し用調理台と蒸気発生手段を兼
用させることができる。
台を通気性を有したパン生地載置部と、水が貯溜される
貯水皿と、載置部と貯水皿を連結する支持部とで構成
し、貯水皿がヒータで係止されるようにオーブン室内に
取り付けることにより、貯水皿に入れた水がヒータによ
り蒸発して載置部に置かれたベーグル生地に作用するよ
うになる。すなわち、蒸し用調理台と蒸気発生手段を兼
用させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を基に本発明の一実施例について
説明する。図1において、1は製パン機本体で、底部に
基台2を固定し、該基台2の上面にオーブン室3とモー
タ4が並設されている。5はオーブン室3の上面に開閉
自在に取り付けられる蓋体で、樹脂製の外蓋5aとアル
ミ製で熱反射性の良い内蓋5bとを嵌合して構成され、
外蓋5a及び内蓋5bのほぼ中央部には排気孔5cが設
けられている。6はモータ4の上面に取り付けられる基
板ケースで、上面に操作パネル7を備えた制御基板8を
内蔵している。
説明する。図1において、1は製パン機本体で、底部に
基台2を固定し、該基台2の上面にオーブン室3とモー
タ4が並設されている。5はオーブン室3の上面に開閉
自在に取り付けられる蓋体で、樹脂製の外蓋5aとアル
ミ製で熱反射性の良い内蓋5bとを嵌合して構成され、
外蓋5a及び内蓋5bのほぼ中央部には排気孔5cが設
けられている。6はモータ4の上面に取り付けられる基
板ケースで、上面に操作パネル7を備えた制御基板8を
内蔵している。
【0012】9は各種パン材料が投入されるパンケース
で、底部中央に回転軸10が突出され、該回転軸10に
練り羽根11を取り付けて前記オーブン室3内に着脱さ
れる。12はオーブン室3の外壁に取り付けられる温度
センサで、オーブン室3内の温度を監視している。13
はオーブン室3の内部下方でパンケース9を囲むよう配
設されるヒータで、支持部材14によりオーブン室3の
内壁面に支持されてほぼ水平に取り付けられている。
で、底部中央に回転軸10が突出され、該回転軸10に
練り羽根11を取り付けて前記オーブン室3内に着脱さ
れる。12はオーブン室3の外壁に取り付けられる温度
センサで、オーブン室3内の温度を監視している。13
はオーブン室3の内部下方でパンケース9を囲むよう配
設されるヒータで、支持部材14によりオーブン室3の
内壁面に支持されてほぼ水平に取り付けられている。
【0013】図2は本発明の制御系を示すブロック図で
ある。前記制御基板8は、マイクロコンピュータ15及
び操作パネル7を備えたマイコンボード16と、トラン
ス17及びブザー18を備えたパワーボード19とで構
成されている。マイクロコンピュータ15には、各製パ
ンメニューの実行プログラムが記憶されたメモリ20が
内蔵されるとともに、操作パネル7とパワーボード19
が接続されており、パワーボード19には、モータ4,
温度センサ12,ヒータ13が接続されている。これに
より、操作パネル7で選択される製パンメニューに応じ
てメモリ20からプログラムを読み込み、このプログラ
ムに応じてモータやヒータを駆動するように制御するの
である。
ある。前記制御基板8は、マイクロコンピュータ15及
び操作パネル7を備えたマイコンボード16と、トラン
ス17及びブザー18を備えたパワーボード19とで構
成されている。マイクロコンピュータ15には、各製パ
ンメニューの実行プログラムが記憶されたメモリ20が
内蔵されるとともに、操作パネル7とパワーボード19
が接続されており、パワーボード19には、モータ4,
温度センサ12,ヒータ13が接続されている。これに
より、操作パネル7で選択される製パンメニューに応じ
てメモリ20からプログラムを読み込み、このプログラ
ムに応じてモータやヒータを駆動するように制御するの
である。
【0014】操作パネル7は、LCDからなる表示部2
1と、製パンメニューを選択するメニューキー22と、
タイマー時間の設定を行うタイマーキー23と、動作を
開始させるスタートキー24と、動作を停止させるスト
ップキー25とを備えている。
1と、製パンメニューを選択するメニューキー22と、
タイマー時間の設定を行うタイマーキー23と、動作を
開始させるスタートキー24と、動作を停止させるスト
ップキー25とを備えている。
【0015】前記表示部21には、セグメント表示によ
り製パン時間を表示する時間表示部26と、現在進行中
の工程を表示する工程表示部27と、選択した製パンメ
ニューを表示するメニュー表示部28とが設けられてお
り、このメニュー表示部28には、前記メニューキー2
2で選択できる食パンコース,フランスパンコース,マ
フィンコース,生地コースの他に、本発明の特徴的構成
であるベーグルコースが表示できるようになっている。
り製パン時間を表示する時間表示部26と、現在進行中
の工程を表示する工程表示部27と、選択した製パンメ
ニューを表示するメニュー表示部28とが設けられてお
り、このメニュー表示部28には、前記メニューキー2
2で選択できる食パンコース,フランスパンコース,マ
フィンコース,生地コースの他に、本発明の特徴的構成
であるベーグルコースが表示できるようになっている。
【0016】続いて、本発明の製パン機の操作方法につ
いて説明する。まず、このような製パン機で食パンを作
る場合、パンケース9に食パンの材料を投入して、操作
パネル7のメニューキー22で”食パンコース”を選択
してスタートキー24を入力すればよい。食パンコース
は、従来からある製パン機と同様で図3(a)に示すよ
うに練り工程−発酵工程−ガス抜き−成形発酵−焼き工
程が順次実行され、所定時間経過後に食パンができあが
るコースである。
いて説明する。まず、このような製パン機で食パンを作
る場合、パンケース9に食パンの材料を投入して、操作
パネル7のメニューキー22で”食パンコース”を選択
してスタートキー24を入力すればよい。食パンコース
は、従来からある製パン機と同様で図3(a)に示すよ
うに練り工程−発酵工程−ガス抜き−成形発酵−焼き工
程が順次実行され、所定時間経過後に食パンができあが
るコースである。
【0017】一方、このような製パン機でベーグルパン
を作る場合には、パンケースにベーグルの材料を投入し
て、メニューキー22で”ベーグルコース”を選択して
スタートキー24を入力する。ベーグルコースは、図3
(b)に示すようにパンケース9で練り工程,1次発
酵,ガス抜きまで行った後、ブザーが鳴って動作が一旦
停止し、ユーザがベーグル生地を取り出してドーナツ型
に成形し、図4に示す蒸し用調理台30の上に並べてオ
ーブン室内に戻した後、成形発酵−蒸し工程−焼き工程
を実行してベーグルパンができあがるコースである。
を作る場合には、パンケースにベーグルの材料を投入し
て、メニューキー22で”ベーグルコース”を選択して
スタートキー24を入力する。ベーグルコースは、図3
(b)に示すようにパンケース9で練り工程,1次発
酵,ガス抜きまで行った後、ブザーが鳴って動作が一旦
停止し、ユーザがベーグル生地を取り出してドーナツ型
に成形し、図4に示す蒸し用調理台30の上に並べてオ
ーブン室内に戻した後、成形発酵−蒸し工程−焼き工程
を実行してベーグルパンができあがるコースである。
【0018】図4に示す蒸し用調理台30は、水が貯溜
される貯水皿31と、この貯水皿31の中心に立設され
る支持杆32と、この支持杆32に水平に取り付けられ
るベーグル載置板33とから構成される。貯水皿31
は、熱伝導性の良いアルミ製で、底部裏面の縁部におい
て凹陥部34を形成し、オーブン室3のヒータ13上に
載置できるようになっている。支持杆32は、下端で貯
水皿31の中心に取り付けられ、上端にT字形の把手3
5が設けられており、蒸し用調理台30をオーブン室内
に着脱しやすくしている。ベーグル載置板33は、複数
の通気孔(図示しない)を穿設した多孔板もしくは網状
の棚板からなり、支持杆32の周面に着脱自在に取り付
けられている。この載置板33は必要に応じて単段及び
複数段取り付けられるようになっている。
される貯水皿31と、この貯水皿31の中心に立設され
る支持杆32と、この支持杆32に水平に取り付けられ
るベーグル載置板33とから構成される。貯水皿31
は、熱伝導性の良いアルミ製で、底部裏面の縁部におい
て凹陥部34を形成し、オーブン室3のヒータ13上に
載置できるようになっている。支持杆32は、下端で貯
水皿31の中心に取り付けられ、上端にT字形の把手3
5が設けられており、蒸し用調理台30をオーブン室内
に着脱しやすくしている。ベーグル載置板33は、複数
の通気孔(図示しない)を穿設した多孔板もしくは網状
の棚板からなり、支持杆32の周面に着脱自在に取り付
けられている。この載置板33は必要に応じて単段及び
複数段取り付けられるようになっている。
【0019】このように蒸し用調理台30は、水を入れ
た貯水皿31をヒータ3上に取り付け、貯水皿31の中
心に立設した支持杆32にベーグル生地が載せられる載
置板33を取り付けているので、ベーグルの載置機能と
蒸気発生機能を兼用することになる。
た貯水皿31をヒータ3上に取り付け、貯水皿31の中
心に立設した支持杆32にベーグル生地が載せられる載
置板33を取り付けているので、ベーグルの載置機能と
蒸気発生機能を兼用することになる。
【0020】さて、このような製パン機におけるベーグ
ルパンコースの動作について図3(b)を基に詳細に説
明する。パンケース9に水170cc,強力粉280g,砂糖12
g,塩4g,サラダ油10g,イースト菌5.2gを投入し、”ベ
ーグル”コースをスタートさせると、マイクロコンピュ
ータは、メモリからベーグルコースのプログラムを読み
込み、まずモータ駆動による練り工程と、オーブン室内
を発酵温度に保温して発酵工程及び膨らんだ生地のガス
を抜くガス抜き工程が行われる。ガス抜き工程まで終了
すると、ブザー18が鳴ってベーグル生地のでき上がり
を報知し、動作が一旦停止する。ユーザは、手作業によ
りパンケース9をオーブン室3から外して、ベーグル生
地を取り出し、適当な大きさに分割してドーナツ型に丸
めて成形する。
ルパンコースの動作について図3(b)を基に詳細に説
明する。パンケース9に水170cc,強力粉280g,砂糖12
g,塩4g,サラダ油10g,イースト菌5.2gを投入し、”ベ
ーグル”コースをスタートさせると、マイクロコンピュ
ータは、メモリからベーグルコースのプログラムを読み
込み、まずモータ駆動による練り工程と、オーブン室内
を発酵温度に保温して発酵工程及び膨らんだ生地のガス
を抜くガス抜き工程が行われる。ガス抜き工程まで終了
すると、ブザー18が鳴ってベーグル生地のでき上がり
を報知し、動作が一旦停止する。ユーザは、手作業によ
りパンケース9をオーブン室3から外して、ベーグル生
地を取り出し、適当な大きさに分割してドーナツ型に丸
めて成形する。
【0021】このように成形した生地を蒸し用調理台3
0の載置板33に並べ、且つ貯水皿31に適量の水を入
れてからヒータ13の上に支持固定する。再びスタート
キー24が入力されると、プログラムが再開し、オーブ
ン室3内を再び発酵温度に保温して生地を膨らます成形
発酵工程が実行される。この成形発酵は、食パンコース
等と比べて短く設定され、食パンコースのおよそ半分く
らいの時間で行われる。その後、ヒータの通電を上げて
一気に貯水皿31を加熱し、貯水皿31の水を気化して
蒸気を発生させ生地を蒸す蒸し工程を行い、焼き工程に
移行してベーグルを焼き上げ、プログラムは終了とな
る。
0の載置板33に並べ、且つ貯水皿31に適量の水を入
れてからヒータ13の上に支持固定する。再びスタート
キー24が入力されると、プログラムが再開し、オーブ
ン室3内を再び発酵温度に保温して生地を膨らます成形
発酵工程が実行される。この成形発酵は、食パンコース
等と比べて短く設定され、食パンコースのおよそ半分く
らいの時間で行われる。その後、ヒータの通電を上げて
一気に貯水皿31を加熱し、貯水皿31の水を気化して
蒸気を発生させ生地を蒸す蒸し工程を行い、焼き工程に
移行してベーグルを焼き上げ、プログラムは終了とな
る。
【0022】蒸し工程中に発生した蒸気は、載置板33
に穿設した通気孔によってまんべんなく生地に作用し、
均等な蒸し状態を与えながら蓋体5の排気孔5cから排
出される。そして、オーブン室3内は100℃付近まで
上昇し、生地中のイースト菌は死滅して発酵が止まり、
且つ生地中のガスが膨張して焼き上げ時の釜伸びが抑え
られる。蒸し工程の終了は、オーブン室3内に蒸気がな
くなると、温度センサ12で検出される温度の上昇率が
変化するので、これを検知して蒸し工程から焼き工程に
移行するようにしている。
に穿設した通気孔によってまんべんなく生地に作用し、
均等な蒸し状態を与えながら蓋体5の排気孔5cから排
出される。そして、オーブン室3内は100℃付近まで
上昇し、生地中のイースト菌は死滅して発酵が止まり、
且つ生地中のガスが膨張して焼き上げ時の釜伸びが抑え
られる。蒸し工程の終了は、オーブン室3内に蒸気がな
くなると、温度センサ12で検出される温度の上昇率が
変化するので、これを検知して蒸し工程から焼き工程に
移行するようにしている。
【0023】尚、本発明は上記したものに限らず、様々
な構成が考えられる。図5は別の実施例を示しており、
オーブン室3の底面周縁部に蒸気用の水が入れられる貯
水部37を凹陥し、この貯水部37にヒータ38を配設
して蒸気発生部を形成するとともに、オーブン室3の内
周面にはベーグル載置板39が載せられる段部40を形
成したものである。このように、蒸気発生部とベーグル
載置部とを独立させたものでもよい。
な構成が考えられる。図5は別の実施例を示しており、
オーブン室3の底面周縁部に蒸気用の水が入れられる貯
水部37を凹陥し、この貯水部37にヒータ38を配設
して蒸気発生部を形成するとともに、オーブン室3の内
周面にはベーグル載置板39が載せられる段部40を形
成したものである。このように、蒸気発生部とベーグル
載置部とを独立させたものでもよい。
【0024】また、ベーグルコースのプログラムとし
て、上記図3(b)中の成形発酵−蒸し工程−焼き工程
までを行うものとし、生地は生地作りコースで作るよう
にしても何ら問題はなく、ベーグルを作る手順等は上記
と全く同様である。
て、上記図3(b)中の成形発酵−蒸し工程−焼き工程
までを行うものとし、生地は生地作りコースで作るよう
にしても何ら問題はなく、ベーグルを作る手順等は上記
と全く同様である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は構成され、焼き工
程の前に蒸し工程を実行するベーグルコースを備えたの
で、装置を大型で高価なものにすることなく、製パン機
でベーグルパンを焼き上げることができるようになり、
わずらわしい作業が簡素化され、手軽にベーグルパンを
作ることができるようになる。
程の前に蒸し工程を実行するベーグルコースを備えたの
で、装置を大型で高価なものにすることなく、製パン機
でベーグルパンを焼き上げることができるようになり、
わずらわしい作業が簡素化され、手軽にベーグルパンを
作ることができるようになる。
【図1】本発明の一実施例の製パン機を示す内部断面図
である。
である。
【図2】同装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】同装置の動作を示す説明図である。
【図4】同装置におけるベーグル製造時の状態を示す説
明図である。
明図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す説明図である。
3 オーブン室 4 モータ 9 パンケース 30 蒸し用調理台 31 貯水皿(蒸気発生手段) 33 載置板
Claims (4)
- 【請求項1】 ヒータ、練り装置、温度センサを備えた
オーブン室にパン材料を投入したパン容器を装着し、練
り,発酵,焼きの各工程を自動的に実行してパンを作る
製パン機において、 前記オーブン室内に蒸気を発生する蒸気発生手段を備
え、少なくとも焼き工程の前に蒸し工程を実行する調理
プロセスを備えたことを特徴とする製パン機。 - 【請求項2】 発酵後のパン生地を載せる蒸し用調理台
をパン容器と差し替え自在に備え、該蒸し用調理台をオ
ーブン室内に装着し前記蒸気発生手段を動作して蒸し工
程を実行することを特徴とする上記請求項1記載の製パ
ン機。 - 【請求項3】 前記調理プロセスは、少なくとも蒸し工
程から焼き工程までを連続して行うことを特徴とする上
記請求項1記載の製パン機。 - 【請求項4】 前記蒸し用調理台は、通気性を有したパ
ン生地載置部と、水が貯溜される貯水皿と、載置部と貯
水皿を連結する支持部とからなり、オーブン室内におい
て貯水皿がヒータに係止された状態で取り付けられるこ
とを特徴とする上記請求項1記載の製パン機。
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