JP3019455B2 - パン製造機 - Google Patents
パン製造機Info
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Description
するだけで、焼きたてのパンができ上がるパン製造機に
関するものである。
すような構成が一般的であった。以下、その構成につい
て図面を参照しながら説明する。図7において、1は本
体、2は本体1内に設けられた焼成室で、内部には設置
台3を介して着脱自在に設置されパン材料をセットする
パン容器4と略コ字形に形成されたヒ−タ5とパン容器
4の温度を検知する温度検知部6が配設されている。7
は焼成室2の上端開口部を開閉する蓋、8は前記温度検
知部6により検知された温度情報に基づいてヒ−タ5や
混練用モ−タ等への通電を制御し、混練,発酵,整形発
酵,焼成等の各工程を制御する制御装置である。
てのパン材料をセットして運転をスタ−トすると、図8
に示すようにまずモ−タが材料を混練する混練工程が始
まり、次に混練されたパン生地をヒ−タ5と温度検知部
6と制御装置8により所定の時間発酵温度に保ち、途中
でモ−タにより復数回のガス抜きを行う発酵工程、さら
にガス抜きが終わると形を整えながらパン生地を仕上げ
る整形発酵工程を経た後、最後に仕上がった生地を焼き
上げる焼成工程が行われ、パンが焼き上げられていた。
また、動作状態を表示する複数のLEDを備え、復数の
LEDの点燈の有無で調理中,焼き上げ完了,警告等を
表示していた。
では、運転をスタ−トするとすぐに混練が始まり、すべ
てのパン材料が同時に混練されていたため、気温の低い
冬期においてはイ−ストが10゜C以下の冷水と直接触
れてしまい、イ−ストが死滅したり、あるいは生き残っ
てもその酵素活性力が低下したりしていた。また練りを
2回行い、その間にイ−スト投入する中麺法において
は、前練りで生地温が上昇するため冷水との接触による
イ−スト失活は生じないが、粉状でない一塊のパン生地
の上にイ−スト投入されるため、後練りではイ−ストが
パン生地に混ざりにくかった。そのため発酵工程の時間
と温度を最適条件に設定しても、イ−ストが働かずある
いはその働きが弱く、アルコ−ル発酵や炭酸ガスの発生
が十分に行われないため、パンのふくらみが悪かった。
れの材料となる小麦粉と全粒粉でその特性が異なってい
る。つまり、小麦を丸ごと挽いて造られ白米に対する玄
米と同様に食物繊維や各種ミネラルが多く含まれる全粒
粉は、小麦の表皮や胚乳等のフスマを取り除いて粉末に
される小麦粉に比べ、発酵を左右する酵素を多く含み、
酵素活性力が高く酵素反応が大きいため、従来の白食パ
ンを主体として考えた製パン工程で全粒粉パンを焼くと
過発酵になり、パンの上部に大きな空洞ができたりパン
上部がへこんだりしてパンに力がなく、べたっとした感
じでやっとだらっとふくれた感じになっていたととも
に、発酵臭が強くなっていた。そのため、従来は全粒粉
100%や全粒粉の配合比率の高いパンがうまく焼け
ず、全粒粉の配合比率の低いパンしか焼くことができな
いという問題点を有していた。
スについても同様で、白食パンを主体として考えた製パ
ン工程になっていたため、全粒粉の配合比率の低いパン
しか焼くことができなかった。
備え、復数のLEDの点燈の有無で調理中,焼き上げ完
了,警告等を表示していたため、部品点数が多く回路が
複雑になるとともに、制御装置を構成する基板が大きい
ものになり、高コストで故障が生じやすいという問題点
もあった。
で、全粒粉パンにおいても気温の低い冬期においてイ−
ストの死滅や酵素活性力低下を防ぎつつ、白食パンより
生地温度の上昇を低く抑えながら練りを十分に行うこと
ができるようにすることにある。
全粒粉に合った混練を行い、混練を白食パンより弱くし
つつ、混練による生地温度の上昇を低く抑えながら最適
な練りを行うことにある。
合った最適な発酵を行い、過発酵を防ぎながら生地の熟
成を図ることにある。
ったガス抜きを行い、ガスの抜け過ぎを防ぎながら最適
なガス抜きを行うことにある。
全粒粉に合った短縮コ−スを設け、全粒粉パンも短縮コ
−スでうまく焼けるようにすることにある。
た短縮コ−スを、容量の小さい低コストのマイコンの中
に納まるようにして、コストダウンと品質の向上を図る
ことにある。
るために本発明は、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パ
ン用のコ−スを具備し、全粒粉パンの予熱温度を白食パ
ンに比べ低く設定したしたものである。
は、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−スを
具備し、全粒粉パンの練り時間と練り上がり温度を、白
食パンのそれに比べ短くかつ低く設定したものである。
は、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−スを
具備し、全粒粉パンの発酵時間と発酵温度を、白食パン
のそれに比べ長くかつ低く設定したものである。
は、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−スを
具備し、全粒粉パンのガス抜き時間とガス抜き回数を、
白食パンのそれに比べ短くかつ少なく設定したものであ
る。
は、白食パン用と別に全粒粉パン用の標準コ−スと、焼
き上げ時間を短縮した短縮コ−スをそれぞれ具備したも
のである。
は、白食パン用と別に全粒粉パン用の短縮コ−スを具備
し、白食パンと全粒粉パンの製パン工程をガス抜き以外
は同一にしたものである。
の手段では、全粒粉パンの予熱温度を白食パンに比べ低
く設定することにより、全粒粉パンにおいても上記と同
様に、気温の低い冬期において予熱工程でイ−ストの死
滅や酵素活性力低下を防ぎつつ、白食パンより生地温度
の上昇を低く抑えながら練りを十分に行うことができ
る。
練り上がり温度を、白食パンのそれに比べ短くかつ低く
設定することにより、小麦粉と材料特性の異なる全粒粉
に合わせ、混練を白食パンより弱くしつつ、混練による
生地温度の上昇を低く抑えながら最適な練りを行うこと
ができる。
発酵温度を、白食パンのそれに比べ長くかつ低く設定す
ることにより、酵素活性力の高い全粒粉に合った発酵を
行うことができ、過発酵を防ぎながら生地の熟成を図る
ことができる。
間とガス抜き回数を、白食パンのそれに比べ短くかつ少
なく設定することにより、グルテンの弱い全粒粉に合っ
たガス抜きを行うことができ、ガスの抜け過ぎを防ぎな
がら最適なガス抜きを行うことができる。
き上げ時間を短縮した短縮コ−スにおいても、白食パン
用と別に全粒粉パン用のコ−スを具備することにより、
上記のように小麦粉と材料特性の異なる全粒粉に合った
短縮コ−スを設けることができる。
をパンの出来ばえに及ぼす影響の大きいガス抜きのみを
白食パンから変更して、他は白食パン用短縮コ−スの製
パン工程と同一にすることにより、上記と同様な全粒粉
に合った短縮コ−スを、容量の小さい低コストのマイコ
ンの中に納まるようにすることができる。
て説明する。図3〜図5において、20はシャ−シで、
外かくはシャ−シ20に取り付けられ板金で形成した本
体下21と、この本体下21の上方に取り付けられ樹脂
で形成した本体上22とで構成され、上記シャ−シ20
にはモ−タ23と焼成室24が取り付けられている。モ
−タ23の回転は小プ−リ25からベルト26を介し
て、大プ−リ27とコネクタ−下28に伝達される。ま
た前記焼成室24の内部には、コネクタ−下28に当接
するコネクタ−上29を介して回転される練り羽根30
を具備し、パン材料がセットされる着脱自在なパン容器
31と、略コ字形に形成したヒ−タ32と、パン容器3
1の温度を検知する温度検知部33が設けられている。
34は焼成室24を開閉する内蓋で、本体上22に回動
自在に軸支される外蓋35に取り付けられ、かつ内蓋3
4と外蓋35の間にはイ−ストを収納するイ−スト容器
36が配設されている。37はレバ−38を介してソレ
ノイド39により開閉される弁、40は焼成室24の外
周に配設される遮熱板、41は本体上22と焼成室24
を固定する固定枠である。42は前記温度検知部33に
より検知された温度情報に基づいてモ−タ23やヒ−タ
32等の通電を制御し、混練,ねかし,発酵,焼成の各
工程を制御する制御装置で、複数の基板43,44と、
これらに半田付けされ焼き上げまでの時間やメニュ−等
を表示するLCD45と、動作状態を表示するLED4
6,スイッチ,抵抗,コンデンサ−,マイコン等の各種
電子部品から構成されている。47は前記ソレノイド3
9と制御装置42を内蔵し、かつ外蓋35の側方に隣接
して本体上22の上部に取り付けられる操作部材で、メ
ニュ−や焼上げ時間の設定や調理のスタ−ト等を行うも
のである。48は制御装置42を操作部材47に固定す
る基板保持部材、49はパン容器31の有無を検知する
パン容器スイッチ、50は一端をパン容器31に他端を
パン容器スイッチ49に当接させて、シャ−シ20に軸
支したスイッチレバ−である。
て、パンが焼き上がるまでの動作を図1及び図2に基づ
いて説明する。イ−スト以外のすべてのパン材料、例え
ば白食パンの場合は小麦粉,水,砂糖,塩,ドライミル
ク,バタ−等を、全粒粉パンの場合は全粒粉,水,モラ
セス,塩,ドライミルク,バタ−等をパン容器31に、
イ−ストをイ−スト容器36にセットし、図5に示す操
作部材47上面のタイマ−セットキ−やメニュ−キ−に
より焼き上がり時間とメニュ−を設定した後、スタ−ト
ボタンを押すと最初に予熱工程が始まり、パン容器31
中のパン材料が白食パンは23゜Cまで30分間、全粒
粉パンはそれより5゜C低い18゜Cまで35分間、ヒ
−タ32により温められる。この時、気温が低く水等の
パン材料が冷たくても前記温度に達するまで加熱される
ため、中麺法で練り回数を1回にしてイ−ストを練りの
最中に投入したり、イ−ストも含めすべてのパン材料を
パン容器31にセットする直種法においても、イ−スト
が10゜C以下の冷水と直接触れて死滅したり、酵素活
性力が低下したりすることはなくなる。従って、気温が
低く水等のパン材料の温度が低くなる冬期においても、
パンのふくらみを良くすることができる。
比べ低く設定しているため、混練工程前のパン材料温度
は全粒粉パンの方が白食パンより低く、全粒粉パンは生
地温度の上昇を白食パンより低く抑えながら、白食パン
と同様にパン生地を十分に練ることができる。つまり、
酵素活性力が強くグルテン生成力が弱いという特性を有
する全粒粉においても、次の混練工程において小麦粉並
みの良質なグルテンを生成できるように、予熱工程の中
で次工程の混練に適した条件をととのえておくことがで
きる。さらにまた、予熱温度は練りを行ってもパン生地
温度が発酵の最適温度を越えないよう、発酵温度より低
く設定しているため、パン材料の温度が設定した予熱温
度より高い場合は、予熱工程の中でヒ−タ32が通電さ
れず、生地温の過上昇や過発酵が生じることもない。
−タ23が練り羽根30を回転させて、パン容器31中
のイ−ストを除くパン材料が混練され、水が他のパン材
料にしみこみながら混じり合い水のかたまりはなくなっ
たが、まだ一塊のパン生地になるまでは練られてない時
に、ソレノイド39の動作によりイ−ストがパン容器3
1中で混練されているパン生地の上に投入され、イ−ス
トも共に所定の時間練り続けられる。従って、中麺法や
直種法等のパン製法に関わらずイ−ストをパン生地にム
ラなく均一に混ぜ合わすことができ、イ−ストの種類が
多く発酵速度のばらつきの大きい海外においても、最適
な発酵とパン生地の熟成をムラなく均一に行うことがで
きるとともに、パン内相のキメを均一にすることができ
る。
度が32゜Cになるまで15〜30分間、全粒粉パンの
場合は生地温度が29゜Cになるまで10〜20分間行
われる。つまり、全粒粉パンは白食パンに比べ、練り時
間が短くかつ練り上がり温度が低くなるため、小麦粉よ
り酵素活性力が強くグルテン生成力が弱い全粒粉の混練
において、練りすぎや生地温上昇に伴う酵素活性の増大
による機械的及び化学的なグルテンの破壊や過発酵を防
ぎながら、強いグルテンを作り最適なパン生地を練り上
げるとともに、混練工程の中で次工程の発酵に適した条
件をととのえておくことができる。ここでグルテンと
は、小麦粉や全粒粉に水を加えて練ることにより、粉中
に含まれるたんぱく質のグリアジンとグルテニンが互い
に結びついて網目構造になったもので、パンの骨格の役
目を果たしパンのふくらみと歯ごたえをもたらすととも
に、おいしいパンを焼き上げる決め手となるものであ
る。
度検知部33によりパン容器31の温度を検知しながら
制御装置42がヒ−タ32の通電を制御し、パン生地が
白食パンの場合は32゜Cで85〜100分間保たれ、
全粒粉パンの場合は29゜Cで140〜150分間保た
れる。この間に復数回のガス抜きを行った後、さらにパ
ン生地が白食パンの場合は34゜Cで50分間、全粒粉
パンの場合は29゜Cで60分間保たれ、パン生地の形
を整えながら仕上げる整形発酵が行われる。つまり、白
食パンに比べ全粒粉パンの発酵温度を低くしているた
め、全粒粉パンでは酵素活性力の高い全粒粉の酵素の活
動を抑え、グルテンの破壊と過発酵を防ぎながら、白食
パンと同様に最適な発酵を行うことができるとともに、
発酵時間を長く設定しているため、発酵温度が低くても
十分な発酵と生地の熟成を図ることができる。従って、
イ−ストの働きにより発生する炭酸ガスを、強く熟成さ
れたグルテンが十分に包み込めるため、全粒粉パンも白
食パンと同様に良くふくらむようにすることができる。
根30を回転し、パン容器31中のパン生地を転がすこ
とによって行うガス抜きにおいて、図1に示すように白
食パンに比べ全粒粉パンのガス抜き時間を短く、かつガ
ス抜き回数を少なく設定することにより、グルテンの弱
い全粒粉においても白食パンと同様に、生地をいためな
いようにグルテン中の炭酸ガスをガス抜きすることがで
きるため、ガスの抜け過ぎを防ぎながら均一なガス抜き
を行うとともに、グルテン中に酸素を入れパン生地の酸
化と熟成を促進することもできる。
行われ、ヒ−タ32により整形発酵で十分ふくらんだパ
ン生地は160゜Cまで一気に加熱され、パン生地のた
んぱく質を固化し、でんぷんをα化するとともに、イ−
ストのガス発生力を止める。そして、アミノカルボニル
反応によって焼き色を付け、味と香りを良くします。
を短縮した短縮コ−スにおいても、白食パン用と別に全
粒粉パン用のコ−スを具備することにより、白食パンと
全粒粉パンの予熱工程,混練工程,発酵工程,ガス抜き
において温度,時間,強さ等を変えて、上記のように小
麦粉と材料特性の異なる全粒粉に合った短縮コ−スを設
けることができる。従って、従来は短縮コ−スが一つし
かなかったため、すべてのパンを同一プロセスで焼かざ
るを得ず、うまく焼けないパンが多くあり、限られたパ
ンでしか利用することができなかったが、短縮コ−スも
複数設けることにより、短縮コ−ス対応メニュ−を大幅
に増やすことができる。
コ−スを、パンの出来ばえに及ぼす影響が最も大きいガ
ス抜きのみを白食パンから変更して、他は白食パン用短
縮コ−スの製パン工程と同一にすることにより、上記と
同様な全粒粉に合った短縮コ−スの製パン工程を実行さ
せるプログラムを簡素化できるため、容量の小さい安価
なマイコンの中に納めるようにすることができる。従っ
て、コストを上げることなく2通りの短縮コ−スを設け
ることができ、全粒粉比率の高いパンの出来ばえを向上
させるとともに、対応できるパンの種類も拡がり、メニ
ュ−数を大幅に増やすことができる。
のLCD45,LED46の点燈について、図5及び図
6に基づいて説明する。通電していない時はともに無点
燈だが、調理中の時はLCD45に調理メニュ−と工程
段階と焼き上がりまでの時間が表示され、LED46は
調理スタ−トから焼き上がりまで連続点燈される。また
パンが出来上がるとLCD45の表示が消え、図6のよ
うにLED46が強調されたパタ−ンで点滅される。さ
らにパン容器なしの警告時は、スタ−トキ−を押した際
にスイッチレバ−50とパン容器スイッチ49を介し
て、パン容器31のないことが検知されると、LCD4
5に「パン容器なし」が表示され、LED46はON・
OFF時間を同一にした上記と異なるパタ−ンで点滅さ
れる。他の警告時もこれと同様である。つまり、覚えや
すいLED46の点燈パタ−ンの違いで、1つのLED
46で調理中,焼き上げ完了,警告等を区別して表示で
きるため、LCD45が見えない距離からでも、通電の
有無や動作状態を一目で知ることができる。従って、従
来は複数のLEDの点燈の有無で動作状態を表示してい
たため、LEDの色や位置の意味を覚えておく必要があ
り勘違いも多く使い勝手が悪かったが、LEDの部品点
数を削減しコストダウンを図りながら使い勝手を向上で
きるとともに、制御装置42を簡素化し基板43の小型
化も図れるため、制御装置42の故障を減らし品質の向
上を図ることもできる。
熱温度を白食パンに比べ低く設定することにより、混練
工程前の全粒粉パンの材料温度を白食パンより低くし、
練りによる生地温の上昇を低く抑え、全粒粉パンにおい
ても良質なパン生地を練ることができるものである。
を短くして練り上がり温度を低く設定することにより、
全粒粉の混練を白食パンより弱くしつつ、生地温度の上
昇を低く抑えることができ、全粒粉パンにおいても強い
グルテンを持つ良質なパン生地を練り上げることができ
るものである。
を低くして発酵時間を長く設定することにより、酵素活
性力の高い全粒粉に合った発酵を行い、全粒粉パンにお
いても過発酵を防ぎつつ生地の熟成を図り、最適な発酵
を行うことができるものである。
時間を短く、かつガス抜き回数を少なく設定することに
より、グルテンの弱い全粒粉に合ったガス抜きを行い、
全粒粉パンにおいてもガスの抜け過ぎを防ぎながら、均
一で最適なガス抜きを行うことができるものである。
に全粒粉パン用を具備することにより、上記のように小
麦粉と材料特性の異なる全粒粉に合った短縮コ−スを設
けることができ、全粒粉比率の高いパンでも短縮コ−ス
でうまく焼き上げることができるとともに、メニュ−数
を大幅に増やすことができるものである。
を除き白食パンの短縮コ−スと同一にすることにより、
プログラムを簡素化し容量の小さい安価なマイコンの中
に納めることができるため、低コストで2通りの短縮コ
−スを設けることができるものである。
うまく焼き上げることのできなかった全粒粉比率の高い
パンを、気温や材料バラツキに関係なく白食パン並みに
うまく焼き上げることができる優れたパン製造機を安価
に実現した、極めて産業的価値の高いものである。
パンの標準コ−スのパン製造工程と温度制御方法を示す
プロセス図
パンの短縮コ−スのパン製造工程と温度制御方法を示す
プロセス図
面図
面図
た操作部材の平面図
ンを示すパタ−ン図
度制御方法を示すプロセス図
Claims (6)
- 【請求項1】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−ス
を具備し、混練工程の前にパン材料を所定の温度まで温
める予熱工程において、全粒粉パンの予熱温度を白食パ
ンに比べ低く設定したパン製造機。 - 【請求項2】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−ス
を具備し、パン材料を混練する混練工程において、全粒
粉パンの練り時間と練り上がり温度を、白食パンのそれ
に比べ短くかつ低く設定したパン製造機。 - 【請求項3】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−ス
を具備し、混練されたパン生地を所定の温度に維持して
発酵させる発酵工程において、全粒粉パンの発酵時間と
発酵温度を、白食パンのそれに比べ長くかつ低く設定し
たパン製造機。 - 【請求項4】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用のコ−スと別に全粒粉パン用のコ−ス
を具備し、発酵工程の中でパン生地中に発生するガスを
抜くガス抜きにおいて、全粒粉パンのガス抜き時間とガ
ス抜き回数を、白食パンのそれに比べ短くかつ少なく設
定したパン製造機。 - 【請求項5】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用と別に全粒粉パン用の標準コ−スと、
焼き上げ時間を短縮した短縮コ−スをそれぞれ具備した
パン製造機。 - 【請求項6】パン材料がセットされるパン容器、ヒ−
タ、温度検知部を具備した焼成室と、材料混練用のモ−
タと、前記温度検知部により検知される温度情報に基づ
いてヒ−タやモ−タ等への通電を制御する制御装置とを
備え、白食パン用と別に全粒粉パン用の標準コ−スと、
焼き上げ時間を短縮した短縮コ−スをそれぞれ具備し、
白食パンと全粒粉パンの製造工程をガス抜き以外は同一
にしたパン製造機。
Priority Applications (1)
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JP3098798A JP3019455B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | パン製造機 |
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JPH04327810A JPH04327810A (ja) | 1992-11-17 |
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JP3098798A Expired - Lifetime JP3019455B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | パン製造機 |
Country Status (1)
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- 1991-04-30 JP JP3098798A patent/JP3019455B2/ja not_active Expired - Lifetime
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