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JPH10290530A - 二次電池の保護回路 - Google Patents

二次電池の保護回路

Info

Publication number
JPH10290530A
JPH10290530A JP9097225A JP9722597A JPH10290530A JP H10290530 A JPH10290530 A JP H10290530A JP 9097225 A JP9097225 A JP 9097225A JP 9722597 A JP9722597 A JP 9722597A JP H10290530 A JPH10290530 A JP H10290530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
discharge
switch element
voltage
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9097225A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Ito
紀幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
Priority to JP9097225A priority Critical patent/JPH10290530A/ja
Publication of JPH10290530A publication Critical patent/JPH10290530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】過充電防止用スイッチ素子や過放電防止用スイ
ッチ素子に並列に接続されたダイオードの電圧ドロップ
の影響を受けず正確に電池電圧を充電器や使用機器に出
力できる二次電池の保護回路を提供する。 【解決手段】二次電池10の充放電回路に、それぞれ放
電方向、充電方向に順方向が一致するようにダイオード
D1,D2が並列接続されたスイッチ素子11,12を
挿入し、充電禁止回路14により電池10の端子電圧が
充電禁止電圧に達したときスイッチ素子11を非導通状
態とし、放電禁止回路15により電池10の端子電圧が
放電禁止電圧に達したときスイッチ素子12を非導通状
態として過充放電を防止する保護回路において、電池1
0の放電を検出したときスイッチ素子11を導通状態と
するための放電検出回路16と、電池10の充電を検出
したときスイッチ素子12を導通状態とするための充電
検出回路17を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池を過充電
や過放電から保護するための保護回路に係り、特に保護
用のスイッチに並列に接続されたダイオードでの電圧ド
ロップの影響を除去するようにした保護回路に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、リチウム二次電池などの非水溶媒
系二次電池や鉛蓄電池では、充電中に電池電圧が高くな
り過ぎると、電池性能が劣化したり、安全性が損なわれ
るため、充電器側で所定値以上の電圧が発生しないよう
にしている。しかしながら、充電器が壊れた場合、充電
時に二次電池に所定値以上の電圧が加わることを考慮し
て、二次電池の電圧を監視し、電池電圧が所定範囲内と
なるように充電を制御する必要があった。特に、リチウ
ム二次電池の場合には、例えば電池電圧が4.5V以上
になると電解液の分解によりガスが発生し、その結果電
池内部の圧力が上昇して安全弁が作動し、漏液すること
もあった。
【0003】そこで、リチウム二次電池を使用する場
合、電池電圧が上昇して充電禁止電圧に達すると充電を
遮断する機能を有する保護回路を介して充電することが
一般的である。充電禁止電圧は、電解液の分解が始まる
電圧より若干低い電圧(例えば4.35V)に設定され
る。
【0004】また、リチウム二次電池などの非水溶媒系
二次電池や鉛蓄電池は、放電中に電池電圧が低くなり過
ぎた場合でも、電池性能が劣化したり、安全性が損なわ
れるため、負荷である使用機器側で所定値以下の電圧が
発生しないようにしている。しかしながら、使用機器が
壊れた場合、放電時に二次電池が所定値以下の電圧にな
ることを考慮して、二次電池の電圧を監視して電池電圧
が所定範囲内となるように放電を制御する必要があっ
た。特に、リチウム二次電池の場合には、電池電圧が非
回復電圧(例えば1V)まで放電すると、その後充電し
ても場合によっては全く使用できないことがあった。
【0005】そこで、リチウム二次電池を使用する場
合、電池電圧が低下して放電禁止電圧に達すると放電を
遮断する機能を有する保護回路を介して放電させること
が一般的である。放電禁止電圧は、負極の銅が溶解し始
める電圧(2V程度)より若干高い電圧(例えば2.3
V)に設定される。
【0006】このような機能を有する従来の保護回路
は、例えば電池電圧を検出する電圧検出回路と、この電
圧検出回路の出力に基づいて充電電流や放電電流の遮断
を行うためのFETなどの第1および第2のスイッチ素
子からなり、電池電圧が充電禁止電圧に達すると、第1
のスイッチ素子を非導通状態として充電電流を遮断し、
電池電圧が放電禁止電圧に達すると、第2のスイッチ素
子を非導通状態として放電電流を遮断することにより、
過充電や過放電を防止する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の二次電
池の保護回路では、電池電圧が充電禁止電圧に達すると
第1のスイッチ素子が遮断状態となって二次電池の充電
が停止され、また電池電圧が充電禁止解除電圧まで下が
ると、第1のスイッチ素子が導通状態となって二次電池
の充電が再開される。ここで、第1のスイッチ素子が遮
断状態にあるときに二次電池を放電させる場合、第1の
スイッチ素子に並列に接続された第1のダイオードを介
して放電が行われるため、使用機器側には第1のダイオ
ードの電圧ドロップにより電池電圧が正確に出力されな
いという問題がある。
【0008】また、上述した従来の二次電池の保護回路
では、電池電圧が放電禁止電圧に達すると第2のスイッ
チ素子が遮断状態となって二次電池の放電が停止され、
また電池電圧が放電禁止解除電圧まで上がると、第2の
スイッチ素子が導通状態となって二次電池の放電が再開
される。ここで、第2のスイッチ素子が遮断状態にある
ときに二次電池を充電する場合、第2のスイッチ素子に
並列に接続された第2のダイオードを介して充電が行わ
れるため、充電器側には第2のダイオードの電圧ドロッ
プにより電池電圧が正確に出力されないという問題があ
る。この結果、充電器で電池電圧から満充電検知などを
行って充電制御を行う場合、適切な充電制御が難しくな
る。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、過充電防止用スイッチ
素子や過放電防止用スイッチ素子に並列に接続されたダ
イオードの電圧ドロップの影響を受けることなく正確に
電池電圧を充電器や使用機器に出力できる二次電池の保
護回路を提供することを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る二次電池の保護回路は、二次電池の充
放電回路に直列に挿入されたスイッチ素子と、二次電池
の放電方向に順方向が一致するようにスイッチ素子に並
列に接続されたダイオードと、二次電池の端子電圧を検
知し、該端子電圧が充電禁止電圧に達したときスイッチ
素子を非導通状態にする過充電防止手段と、二次電池の
放電の有無を検出し、放電時にスイッチ素子を導通状態
に維持する放電検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明に係る他の二次電池の保護回路は、
二次電池の充放電回路に直列に挿入されたスイッチ素子
と、二次電池の充電方向に順方向が一致するようにスイ
ッチ素子に並列に接続されたダイオードと、二次電池の
端子電圧を検知し、端子電圧が放電禁止電圧に達したと
きスイッチ素子を非導通状態にする過放電防止手段と、
二次電池の充電の有無を検出し、充電時にスイッチ素子
を導通状態にする充電検出手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】本発明に係るさらに別の二次電池の保護回
路は、二次電池の充放電回路に直列に挿入された第1、
第2のスイッチ素子と、二次電池の放電方向に順方向が
一致するように第1のスイッチ素子に並列に接続された
第1のダイオードと、二次電池の充電方向に順方向が一
致するように第2のスイッチ素子に並列に接続された第
2のダイオードと、二次電池の端子電圧を検知し、該端
子電圧が充電禁止電圧に達したとき、第1のスイッチ素
子を非導通状態にする過充電防止手段と、二次電池の放
電の有無を検出し、放電時に第1のスイッチ素子を導通
状態にする放電検出手段と、二次電池の端子電圧を検知
し、端子電圧が放電禁止電圧に達したとき第2のスイッ
チ素子を非導通状態にする過放電防止手段と、二次電池
の充電の有無を検出し、充電時に第2のスイッチ素子を
導通状態にする充電検出手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】このように本発明の保護回路では、放電検
出手段により二次電池の放電を検出したときは過充電防
止用のスイッチ素子(第1のスイッチ素子)を強制的に
導通状態とすることにより、このスイッチ素子に放電方
向に順方向が一致するように並列に接続されたダイオー
ド(第1のダイオード)による電圧ドロップが生じない
ようにして、使用機器側に電池電圧の正確な値を出力す
ることができる。
【0014】また、本発明の保護回路では、充電検出手
段により二次電池の充電を検出したときは過放電防止用
のスイッチ素子(第2のスイッチ素子)を強制的に導通
状態とすることにより、このスイッチ素子に充電方向に
順方向が一致するように並列に接続されたダイオード
(第2のダイオード)による電圧ドロップが生じないよ
うにして、充電器側に電池電圧の正確な値を出力するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る二次電池の保護回路の構成を示すブロック図であ
る。この保護回路の保護対象となる二次電池(以下、単
に電池という)10は、例えばリチウム電池等の非水溶
媒系二次電池や鉛蓄電池など定電圧で充電する電池であ
り、以下では電池10がリチウム二次電池の場合を例に
とって説明する。
【0016】図1に示すように、電池10の充放電回路
にはスイッチ素子を構成するNPN型の第1、第2の電
界効果型トランジスタ(以下、FETという)11,1
2が直列に挿入されている。すなわち、電池10のプラ
ス極は外部接続端子であるプラス端子(+)に接続さ
れ、第1のFET11のソース端子は外部接続端子であ
るマイナス端子(−)に接続されている。プラス端子
(+)およびマイナス端子(−)には、充電器または使
用機器が接続される。第1のFET11のドレイン端子
には第2のFET12のドレイン端子が接続され、第2
のFET12のソース端子は電池10のマイナス極に接
続されている。ここで、第1のFET11は過充電防止
用スイッチ素子であり、第2のFET12は過放電防止
用スイッチ素子である。
【0017】第1のFET11には、第1のダイオード
D1が図1に示すように放電方向に順方向が一致するよ
うに、つまり放電時に順方向となるように並列に接続さ
れており、また第2のFET12には、第2のダイオー
ドD2が図1に示すように充電方向に順方向が一致する
ように、つまり充電時に順方向となるように並列に接続
されている。これらのダイオードD1、D2としては、
FET11、12のそれぞれの寄生ダイオードを用いて
もよいし、FETとは別の専用素子を用いても構わな
い。
【0018】過充放電防止回路13は、第1、第2のF
ET11、12を制御して電池10の過充電や過放電を
防止する回路であり、その入力端子aは電池10のプラ
ス極に、入力端子bは電池10のマイナス極に、入力端
子eは第1のFET11のドレイン端子および第2のF
ET12のドレイン端子に、入力端子fは第1のFET
12のソース端子および外部接続端子であるマイナス端
子(−)にそれぞれ接続されている。この過充放電防止
回路13は、充電禁止検出回路14、放電禁止検出回路
15、放電検出回路16、充電検出回路17およびOR
回路18,19とから構成されている。
【0019】充電禁止検出回路14は電池10の端子電
圧を監視して、充電時に端子電圧が所定の充電禁止電圧
を越えると充電禁止出力を発生する回路であり、放電禁
止検出回路15は電池10の端子電圧を監視して、放電
時に端子電圧が所定の放電禁止電圧より下がると放電禁
止出力を発生する回路である。放電検出回路16は第2
のFET12の両端の電圧から電池10の放電の有無を
検出する回路であり、充電検出回路17は第1のFET
11の両端の電圧から電池10の充電の有無を検出する
回路である。
【0020】充電禁止検出回路14の出力と放電検出回
路16の出力はOR回路18に入力され、OR回路18
の出力は第1のFET11のゲートヘ供給される。放電
禁止検出回路15の出力と充電検出回路17の出力はO
R回路19に入力され、OR回路19の出力は第2のF
ET12のゲートヘ供給される。
【0021】電池10の端子電圧が所定の充電禁止電圧
に達すると、充電禁止検出回路14が充電禁止出力を発
生して、充電禁止検出回路14の出力gは高レベルから
低レベルに変化する。一方、第2のFET12の端子電
圧が放電方向に所定の放電検出電圧に達すると、放電検
出回路16が放電検出出力を発生し、放電検出回路16
の出力iは低レベルから高レベルに変化する。充電禁止
検出回路14の出力gと放電検出回路16の出力iはO
R回路18に入力され、OR回路18の出力cが高レベ
ルから低レベルになると、第1のFET11が遮断状態
となる。
【0022】また、電池10の端子電圧が所定の放電禁
止電圧に達すると、放電禁止検出回路15が放電禁止出
力を発生して、放電禁止検出回路15の出力hは高レベ
ルから低レベルに変化する。一方、第1のFET11の
端子電圧が充電方向に所定の充電検出電圧に達すると、
充電検出回路17が充電検出出力を発生して、充電検出
回路17の出力は低レベルから高レベルに変化する。放
電禁止検出回路15の出力hと充電検出回路17の出力
jはOR回路19に入力され、OR回路19の出力dが
高レベルから低レベルになると、第2のFET12が遮
断状態となるように構成されている。
【0023】次に、本実施形態に係る二次電池の保護回
路の動作を説明する。電池10の端子電圧が充電禁止電
圧と放電禁止電圧の間にあるときは、充電禁止検出回路
14および放電禁止検出回路15の出力g,hはいずれ
も高レベルの信号を発生し、OR回路18およびOR回
路19の出力c,dはいずれも高レベルの信号を発生す
るため、第1、第2のFET11、12は導通状態とな
り、充放電は正常に行われる。
【0024】一般に、充電器は電池1個当たりの充電電
圧が過充放電防止回路13に設定された所定の充電禁止
電圧より低い電圧となるように充電を行うため、外部接
続端子であるプラス端子(+)およびマイナス端子
(−)に充電器を接続して充電を行う場合、電池10の
端子電圧は充電禁止電圧より低く、充電禁止検出回路1
4の出力gは高レベルとなり、OR回路18の出力cも
高レベルとなるため、第1のFET11は導通状態を維
持する。
【0025】これに対し、充電器の故障などにより電池
10の充電電圧が高くなり、所定の充電禁止電圧を越え
ると、充電禁止検出回路14の出力gは低レベルとな
る。また、電池10に充電方向に電流が流れているとき
および充電が停止しているときは、放電検出回路16の
出力iも低レベルとなるため、第1のFET11は非導
通状態となるので、電池10の充電が停止され、過充電
が防止される。
【0026】次に、上記の状態で外部接続端子であるプ
ラス端子(+)およびマイナス端子(−)に使用機器を
接続して電池10を放電させた場合、電池10の端子電
圧が充電禁止解除電圧以下に下がるまでは、充電禁止検
出回路14の出力gは低レベルであるが、放電方向に電
流が流れていると、放電検出回路16の出力iが高レベ
ルとなり、OR回路18の出力cも高レベルとなるた
め、第1のFET11は導通状態となる。従って、第1
のFET11に並列に接続されたダイオードD1での電
圧ドロップがなくなるので、電池電圧の正確な値を使用
機器に出力することができる。
【0027】一方、使用機器は電池1個当たりの放電電
圧が過放電防止回路13に設定された所定の放電禁止電
圧より高い電圧となるように放電を行うため、外部接続
端子であるプラス端子(+)およびマイナス端子(−)
に使用機器を接続して放電を行う場合、電池10の端子
電圧は所定の放電禁止電圧より高く、放電禁止検出回路
15の出力hは高レベルとなり、OR回路19の出力d
も高レベルとなるため、第2のFET12は導通状態を
維持する。
【0028】これに対し、使用機器の故障などにより電
池10の放電電圧が低くなり、所定の放電禁止電圧にま
で下がると、放電禁止検出回路15の出力hは低レベル
となる。また、電池10に放電方向に電流が流れている
ときおよび放電が停止しているときは、充電検出回路1
7の出力jは低レベルとなるため、第2のFET12は
非導通状態となるので、電池10の放電が停止され、過
放電が防止される。
【0029】次に、上記の状態で外部接続端子であるプ
ラス端子(+)およびマイナス端子(−)に充電器を接
続して充電を行った場合、電池10の端子電圧が放電禁
止解除電圧以上に上がるまでは、放電禁止検出回路15
の出力hは低レベルであるが、充電方向に電流が流れて
いると、充電検出回路17の出力jが高レベルとなり、
OR回路19の出力dも高レベルとなるため、第2のF
ET12は導通状態となる。従って、第2のFET12
に並列に接続されたダイオードD2での電圧ドロップが
なくなり、電池電圧の正確な値を充電器に出力すること
ができる。
【0030】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係る二次電池の保護回路の構成を示すブロ
ック図である。図2において、図1と同一部分に同一符
号を付して第1の実施形態との相違点のみを説明する。
【0031】本実施形態では、図1における放電検出回
路16および充電検出回路17を除去し、OR回路1
8,19の一方の入力端子に使用機器接続端子21およ
び充電器接続端子22をそれぞれ接続している。すなわ
ち、本実施形態においては使用機器接続端子21への使
用機器の接続の有無により放電の有無を直接検出し、ま
た充電器接続端子22への充電器の接続の有無により充
電の有無を直接検出している点が第1の実施形態と異な
っている。このような構成によっても、第1の実施形態
と同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0032】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
でなく、次のように種々変形して実施することができ
る。 (1)実施形態では、定電圧で充電する電池として、非
水溶媒系電池を例にして説明したが、鉛蓄電池でもよく
他の電池でも良い。
【0033】(2)実施形態では、電池を1個直列接続
で説明したが、複数の直列数でもよく、また、複数個並
列接続したセルブロックを複数直列接続してもよい。 (3)実施形態では、スイッチ素子であるFETを電池
10のマイナス側に接続した例で説明したが、電池10
のプラス側に接続してもよく、要するに電池10の充放
電路に直列に挿入すればよい。
【0034】(4)実施形態では、放電検出回路16お
よび充電検出回路17としてFET11,12に流れる
電流の有無を検出したが、電流検出用のシャント抵抗で
検出してもよい。 (5)実施形態では、充電側と放電側の両方の例を示し
たが、いずれか一方でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二次電池
の保護回路によれば二次電池の放電を検出したときは過
充電防止用のスイッチ素子(第1のスイッチ素子)を強
制的に導通状態とすることにより、このスイッチ素子に
放電方向に順方向が一致するように並列に接続されたダ
イオード(第1のダイオード)による電圧ドロップが生
じないようにして、使用機器側に電池電圧の正確な値を
出力することができ、また二次電池の充電を検出したと
きは過放電防止用のスイッチ素子(第2のスイッチ素
子)を強制的に導通状態とすることにより、このスイッ
チ素子に充電方向に順方向が一致するように並列に接続
されたダイオード(第2のダイオード)による電圧ドロ
ップが生じないようにして、充電器側に電池電圧の正確
な値を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る二次電池の保護
回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る二次電池の保護
回路の構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…二次電池 11,12…第1、第2のFET(スイッチ素子) D1,D2…ダイオード 13…過充放電防止回路 14…充電禁止検出回路 15…放電禁止検出回路 16…放電検出回路 17…充電検出回路 18,19…OR回路 21…使用機器接続端子 22…充電器接続端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電池の充放電回路に直列に挿入された
    スイッチ素子と、 前記二次電池の放電方向に順方向が一致するように前記
    スイッチ素子に並列に接続されたダイオードと、 前記二次電池の端子電圧を検知し、該端子電圧が充電禁
    止電圧に達したとき前記スイッチ素子を非導通状態にす
    る過充電防止手段と、 前記二次電池の放電の有無を検出し、放電検出時に前記
    スイッチ素子を導通状態に維持する放電検出手段とを備
    えたことを特徴とする二次電池の保護回路。
  2. 【請求項2】二次電池の充放電回路に直列に挿入された
    スイッチ素子と、 前記二次電池の充電方向に順方向が一致するように前記
    スイッチ素子に並列に接続されたダイオードと、 前記二次電池の端子電圧を検知し、端子電圧が放電禁止
    電圧に達したとき前記スイッチ素子を非導通状態にする
    過放電防止手段と、 前記二次電池の充電の有無を検出し、充電検出時に前記
    スイッチ素子を導通状態にする充電検出手段とを備えた
    ことを特徴とする二次電池の保護回路。
  3. 【請求項3】二次電池の充放電回路に直列に挿入された
    第1、第2のスイッチ素子と、 前記二次電池の放電方向に順方向が一致するように前記
    第1のスイッチ素子に並列に接続された第1のダイオー
    ドと、 前記二次電池の充電方向に順方向が一致するように前記
    第2のスイッチ素子に並列に接続された第2のダイオー
    ドと、 前記二次電池の端子電圧を検知し、該端子電圧が充電禁
    止電圧に達したとき、前記第1のスイッチ素子を非導通
    状態にする過充電防止手段と、 前記二次電池の放電の有無を検出し、放電検出時に前記
    第1のスイッチ素子を導通状態にする放電検出手段と、 前記二次電池の端子電圧を検知し、端子電圧が放電禁止
    電圧に達したとき前記第2のスイッチ素子を非導通状態
    にする過放電防止手段と、 前記二次電池の充電の有無を検出し、充電検出時に前記
    第2のスイッチ素子を導通状態にする充電検出手段とを
    備えたことを特徴とする二次電池の保護回路。
JP9097225A 1997-04-15 1997-04-15 二次電池の保護回路 Pending JPH10290530A (ja)

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