JPH10282657A - 乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法 - Google Patents
乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法Info
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- JPH10282657A JPH10282657A JP9100944A JP10094497A JPH10282657A JP H10282657 A JPH10282657 A JP H10282657A JP 9100944 A JP9100944 A JP 9100944A JP 10094497 A JP10094497 A JP 10094497A JP H10282657 A JPH10282657 A JP H10282657A
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Abstract
度の高い乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法を提供
することである。 【構成】 支持体上に、内部相に少なくとも光硬化性化
合物、光開始剤、色素前駆体及び特定の化合物を含有す
るマイクロカプセルを含有する層を有し、該マイクロカ
プセルを含有する層又は隣接する層に、顕色剤を含有す
る乾式画像形成材料、及び、この乾式画像形成材料を、
像様露光後、画像形成材料全体を加圧し、像様にマイク
ロカプセルを破壊し、色素画像を形成する乾式画像形成
方法。
Description
を用いた乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法に関す
るものであり、特に高感度であり、製造より使用時まで
の貯蔵安定性の優れた乾式画像形成材料及び乾式画像形
成方法に関するものである。
方法はよく知られたものである。ミード社は米国特許第
4,399,209号、同第4,440,846号各明
細書等において、光硬化性組成物を含むマイクロカプセ
ルからの画像形成剤の露光−制御放出による画像の形成
法を開示している。この画像形成方法においては、露光
−制御放出されたロイコ染料と呼ばれる無色の色素前駆
体物質が、マイクロカプセルの外に存在する顕色剤と反
応し色素画像を形成するものである。
は、画像形成系は転写画像形成系として特徴づけられ
る。即ち、画像形成剤は顕色剤を含有する現像シート上
に露光パターンとして転写され、顕色剤と反応して画像
を形成するものである。米国特許第4,440,846
号明細書では、画像形成系と顕色剤が同じ支持体上に存
在する「自蔵式」系について開示している。即ち、画像
形成剤を圧力破壊性カプセル内に封入し、続いて、露光
とカプセル破壊を行って画像形成剤と顕色剤を接触、反
応させて支持体上に画像を形成するものである。これら
の方法は乾式カラー画像形成法として優れた特徴を有す
るものであるが、光に対する感度が低いという欠点を有
している。この低感度の原因である光硬化性組成物の酸
素による重合阻害反応を防止するために、特開昭62−
18537号、同64−91130号各公報に記載の
N,N−ジアルキルアニリンのごとき酸素クエンチャー
が用いられることが知られている。
感度の改良には効果を発揮するが、酸素クエンチャーと
して増感効果を示すため、湿度等環境の変化によりマイ
クロカプセル内部相の酸素量の変化を生じたとき、酸素
含有量に応じて光に対する感度が変動するという欠点を
有している。又、このアニリン化合物の添加は、温湿度
に対して不安定であり、貯蔵中に階調の変化、カブリの
上昇等の写真特性の変化を助長するという欠点を有して
いる。特に、湿度の変化による酸素量の変化によって生
ずる光に対する感度の変動は、この画像形成材料を、例
えば、パソコンを利用した画像のアウトプット材料とし
て利用する場合等、ハードと一体化システム材料として
利用する際、大きな問題点となっていた。
は、酸素量の変化に対して安定で、光に対し高い感度を
有する乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法を提供す
ることである。本発明の第2の目的は、生感材の保存
性、特に、温湿度による写真特性の変化の少ない乾式画
像形成材料及び乾式画像形成方法を提供することであ
る。
支持体上に、内部相に少なくとも光硬化性化合物、光開
始剤、及び色素前駆体を含有するマイクロカプセルを含
有する層を有し、該マイクロカプセルを含有する層又は
隣接する層に顕色剤を含有する乾式画像形成材料の、該
マイクロカプセル内部相に下記一般式(I)で表される
化合物の少なくとも1つを含有する乾式画像形成材料、
及び、この乾式画像形成材料を像様露光後、該画像形成
材料全体を加圧し、像様にマイクロカプセルを破壊し、
色素画像を形成する乾式画像形成方法により達成するこ
とができた。
(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、te
rt−ブチル基、n−オクチル基、トリクロルメチル
基、ブロムメチル基、2−ブロムエチル基、ベンジル
基、等)、置換又は無置換のアリール基(例えば、フェ
ニル基、ナフチル基、4−クロルフェニル基、2−メト
キシフェニル基4−メトキシナフチル基等)、又は、置
換又は無置換のアルケニル基(例えば、ビニル基、1−
プロペニル基、1−ヘキセイル基、2−(p−メトキシ
フェニル)ビニル基、2−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)ビニル基等)を表す。以下に本発明に用いられる一
般式(I)で表される化合物の具体例を示すが、本発明
の化合物はこれらの具体例に限定されるものではない。
等により容易に入手可能であり、市販されていない化合
物も適宜良く知られている化学反応により合成すること
ができる。本発明の一般式(I)で表される化合物は、
感光性マイクロカプセルの内部相に、該内部相の構成成
分である光重合性モノマーに溶解して添加することが好
ましい。本発明の一般式(I)で表される化合物の添加
量は、該光重合性に対する溶解性により異なるが、該重
合性モノマーに対して0.01重量%〜10重量%が好
ましく、0.1重量%〜3.0重量%が特に好ましい。
ルは、先述の米国特許第4399209号、同第444
0846号各明細書等に開示された方法に準じ製造する
ことができる。即ち該感光性マイクロカプセルは、内部
相に光開始剤含有、光硬化性化合物を含むものである。
それらは典型的には光重合性材料、光架橋性材料であ
り、露光により、増粘又は硬化するものである。更に上
記感光性材料に加え、色素前駆体を含有せしめる。本発
明において用いられる光硬化性化合物は、ラジカル付加
重合又はイオン重合により硬化可能である材料が好まし
いが、特にこれらに限定はされない。
和有機化合物である。これらの化合物は好ましくは液体
であり、1分子当たり少なくとも1つの末端エチレン基
を含有する。光硬化性材料の更に好ましい例は、1分子
当たり2以上のエチレン基を含有するエチレン系不飽和
化合物である。これらの化合物の代表例は、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、或るいはジペンタエリ
スリトールヒドロキシペンタアクリレートの様な多価ア
ルコールのエチレン系不飽和酸エステルである。又、他
の例として、ペンタエリスリトールとアクリル酸又はア
クリル酸エステルとの部分的反応によるアクリレートプ
レポリマー、更には米国特許第3783151号、同第
3759809号各明細書等に開示の多価アルコールの
イソシアネート改質アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、及びイタコン酸エステルを挙げることができ
る。
は、架橋性化合物のフリーラジカル重合を開始させ得る
フリーラジカルを発生する。本発明の光開始剤は、特開
昭62−150242号、同64−60606号、特開
平3−20260号、同3−116043号の各公報等
に示されるイオン染料−対イオン化合物を用いることが
好ましい。好ましいイオン染料−対イオンは、陽イオン
染料ボレートであり、一般式(II)で表される化合物
である。
R3及びR4はアルキル基、アリール基、アラルキル基、
アルカリール基、アルケニル基、アルキニル基、シクロ
アルキル基、又は、アリル基を表す。R1、R2、R3及
びR4は同一でも異なっていてもよい。有用な染料はボ
レート陰イオンと光還元性の錯体を形成し、陽イオン性
メチン、ポリメチン、トリアリールメタン、インドリ
ン、チアジン、オキサジン及びアクリジン染料である。
更に好ましくは、染料は陽イオン性シアニン、カルボシ
アニン、ヘミシアニン、ローダミン及びアゾメチン染料
である。有用な陽イオン染料は、下記一般式(III)
のシアニン染料である。
ル基、YはCH=CH、N−CH3、C(CH3)2、
O、S、Se、をあらわす。ボレート陰イオンは、
R1、R2、R3及びR4の中の少なくとも1個から3個以
下までがアルキル基であることが好ましい。アルキル基
としては、炭素数20まで、より好ましくは炭素数1〜
7である。R1、R2、R3及びR4がアルキル基とアリー
ル基又はアラルキル基との組合せであることが好まし
く、アリール基3個とアルキル基1個の組合せ(例え
ば、トリフェニルブチルボレート等)であることが更に
好ましい。
号公報に開示のごとき、ジアリールケトン誘導体、多環
式キノン、ベンゾインアルキルエーテル、アルコキシフ
ェニルケトン、oーアシル化オキシイミノケトン、フェ
ナントレンキノン、ベンゾフェノン、置換ベンゾフェノ
ン、キサントン、チオキサントン、ハロゲン化化合物、
例えば、クロロスルホニル及びクロロメチル多核芳香族
化合物、クロロスルホニル及びクロロメチル複素環式化
合物、クロロスルホニル及びクロロメチルベンゾフェノ
ン、フルオレノン、ハロアルカン等を挙げることができ
る。
無色の電子供与性化合物を挙げることができる。この化
合物の代表例としては、部分骨格内にラクトン、ラクタ
ム、スルトン、スピロピラン、エステル、又はアミド構
造を有する実質上無色の化合物を挙げることができる。
例えば、トリアリールメタン化合物、ビスフェニルメタ
ン化合物、キサンテン化合物、フルオラン化合物、チア
ジン化合物、スピロピラン化合物等である。次にイエロ
ー、マゼンタ及びシアンに発色する色素前駆体の具体例
を示す。
ルは、光応答性を改良するための増感剤として、例え
ば、特開平2−291561号公報に記載されたメルカ
プトベンゾチアゾールジスルフィド等の二硫化化合物、
特開平2−868号公報に記載されたチオール化合物を
使用することができる。本発明の内部相の封入に用いら
れる不連続壁マイクロカプセルは、コアセルベーショ
ン、界面重合、又は油中での1種類以上のモノマーの重
合等を含めた公知のカプセル化方法を用いて製造するこ
とができる。
て、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、カルボキシ
メチルセルロース、を含めたゼラチン材料(米国特許第
2730456号、同第2800457号各明細書):
レゾルシノール−ホルムアルデヒドカプセル壁形成剤
(米国特許第3755190号明細書)、イソシアネー
ト壁形成剤(米国特許第3914511号明細書)、イ
ソシアネート−ポリオール壁形成剤(米国特許第379
6669号明細書)、尿素−ホルムアルデヒド壁形成
剤、特にレゾルシノールの添加によって親油性が強化さ
れた尿素−レゾルシノール−ホルムアルデヒド(米国特
許第4001140号明細書)、或るいはメラミンーホ
ルムアルデヒドとヒドロキシプロピルセルロース(米国
特許第4025455号明細書)を挙げることができ
る。
均粒径は、1〜25ミクロンの範囲が好ましい。カプセ
ルの大きさは解像力等の写真特性上粒径の小さい、そろ
ったものが好ましいが、加圧による破裂のし易さ、又、
支持体の孔又は繊維中の消失などのトラブルを考慮し、
3〜15ミクロン、特に3〜10ミクロンに調整するこ
とが好ましい。該マイクロカプセルは、顕色剤の分散液
と混合し、紙、又は、フイルム支持体上に塗布し自蔵型
シートとすることができる。その際、ポリビニルアルコ
ール、スチレン・ブタジエンラテックス等の適当なバイ
ンダー用いてもよい。その際のマイクロカプセルと一般
式(I)で表される化合物は、固形分の重量比で、2/
8〜8/2の割合で適宜混合することができるが、4/
6〜6/4の割合での混合が特に好ましい。又、該マイ
クロカプセルをポリビニルアルコール、スチレン・ブタ
ジエンのエマルジョン等の適当なバインダーを用いて
紙、又は、フイルム支持体上に塗布した後、顕色剤の分
散液を積層し、自蔵型シートとすることができる。その
際、顕色剤分散液を支持体上に塗布した後に、マイクロ
カプセル分散液を積層して自蔵型シートとすることもで
きる。
エチレン、ポリプロピレン、ポレエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、酢酸セルロース等の合成樹脂フ
イルム、合成紙、ポリエチレン等の樹脂で被覆されたい
わゆる樹脂被覆紙、アート紙、写真用バライタ紙等の紙
類等を挙げることができる。
するが、本発明は実施例にのみ限定されるものではな
い。
マイクロカプセルを調製した。 A.内相の調製 .トリメチロールプロパントリアクリレート(TMP
TA)105g及びジペンタエリスリトールヒドロキシ
ペンタアクリレート(DPHPA)45gをビーカーに
加え約105°Cで30分間加熱した。 .撹拌しながら色素前駆体(M−1)20gを加え溶
解した。さらに105°Cで30分間加熱撹拌し、70
°C迄除冷した。 .撹拌しながら光開始剤(1,1′−ジ−n−ヘプチ
ル−3.3,3′,3′,−テトラメチルインドカルボ
シアニントリフェニル−n−ブチルボレート)0.5g
を加え、更に70°C30分間撹拌した。 .撹拌しながら本発明の化合物I−2を0.75gを
加え、5分間撹拌した。 .2−メルカプトベンゾチアゾールジスルフィド0.
5gを加え20分間撹拌した。 .デュラネート24A−90PX(旭化成製ポリイソ
シアナート)10gを加え70°Cに保った。
サーで500rpmで撹拌した。 .VarsaTL−502(ナショナルスターチ製ス
ルホン化ポリスチレン)8.0gをゆっくりと加え、更
に500rpmで15分間撹拌した。 .ペクチン12.65g及び炭酸水素ナトリウム0.
24gを混合し、1500rpmに調製した撹拌速度下
で添加し、更に2時間1500rpmで撹拌した。 .NaOHを用いてpHを6.0に調整し、さらに3
000rpmで10分間撹拌した。 C.外相内での内相の乳化 .約30秒間で、内相を外相に徐々に加えた。 .3000rpmで15分間乳化撹拌を行い、エマル
ジョンを形成した。
ン22.2gを徐々に加えた。 .37%ホルムアルデヒド36.5gを徐々に加え
た。 .約30分で60°C迄加熱し、60°Cで60分間
硬化させた(メラミン−ホルムアルデヒド予備縮合物の
形成)。 .乳化の撹拌速度を1500rpmに調整し、メラミ
ン−ホルムアルデヒド予備縮合物をCのエマルジョンに
注入した。 .H3PO4を用いpH6.0に調整した。 .引きつづき70°Cで60分間硬化させ内相部含有
マイクロカプセルを形成した。 .25%の尿素水溶液46.2gを加え60分間硬化
させた。 .撹拌速度を500rpmとし、20%NaOH10
gを加え室温迄冷却した。 .更にそのまま室温下で一晩撹拌し、マイクロカプセ
ル分散液(A)を得た。得られたマイクロカプセルの粒
子経は、2〜12μであり、大半は6〜7μであった。
又、島津製作所製電子式水分計により固形分濃度を測定
したところ25.2重量%であった。
ルの合成において、本発明の化合物I−2を添加せずに
マイクロカプセル分散液(B)を、本発明の化合物I−
2に変えて2,6−ジイソプロピル−N,N−ジメチル
アニリン1.0gを添加し、マイクロカプセル分散液
(C)を調製した。 II 感光液の調製及び塗布 Iにより得られたマイクロカプセル分散液(A)と、特
開平1−168484号及び同2−95884号各公報
に記載の顕色剤HRJ−4250(Schenecta
dy Chemical Co.社製)を下記に示すよ
うに混合し感光液(A)を調製した。 マイクロカプセル分散液(A) 16.0g HRJ−4250 16.0g H2O 9.0g 感光液(A)の調製において、マイクロカプセル分散液
(A)の代わりにマイクロカプセル分散液(B)を用い
て感光液(B)を、マイクロカプセル分散液(C)を用
いて感光液(C)を調製した。調製した感光液(A)、
(B)及び(C)は、各々#16のマイヤーバーを用い
て透明なPETフイルム上に塗布した。乾燥後の塗布量
は8.1g/m2であった。
て不透明粘着フイルム(プラス社製ワープロ粘着フイル
ムホワイトWT−325W)を貼り付け、PETフイル
ムのサンドイッチ構造とし、試料(A)、(B)及び
(C)を作製した。各々のサンプルの表面に保護膜とし
て、プラス社製 ワープロ粘着フイルムホワイトWT−
325W(不透明粘着フイルム)を貼り付け、PETフ
イルムのサンドイッチ構造とし、サンプル(A)及びサ
ンプル(B)を作製した。次いで、キセンノランプを光
源とし、ステップタブレットを用い、透明PETフイル
ム側より露光を施した後、加圧ニップローラーによる加
圧を施し、白地にマゼンタ色の画像を得た。又、各々の
サンプルをシリカゲル(乾燥剤)の存在下、減圧デシケ
ーター中に72時間放置した。放置中のデシケーター中
の湿度は15〜20%.R.H.、温度は20〜25°
Cであった。結果を表1に示す。
ッジ段数で表示した。ステップタブレットは、ウエッジ
段数25段、各段の濃度差0.05を用い、最小露光量
に相当する段数を1、最大露光量に相当する段数を25
とした。又、上記の測定は、加圧現像後、6時間放置の
後に実施した。表1の結果より、本発明の試料(A)
は、I−2を加えない比較の試料(B)に比べて高感度
であり、湿度の変化による感度の変化が少ない。又、酸
素クエンチャーにより増感を施した比較の試料(C)は
カブリが高く、高感度ではあるが湿度の変化による感度
の変化が大きいことがわかる。
の代わりに例示化合物I−1を0.60g用いてサンプ
ル(D)を、例示化合物I−4を0.75g用いサンプ
ル(E)を、又、例示化合物I−8を0.90g用いサ
ンプル(F)を作製し、実施例1と同様に、露光、加
圧、測定を行なった。結果を表3に示す。
(F)は、いずれも比較のサンプル(B)に比べ高感度
であり、湿度の変化による感度の変動が少ない。比較の
試料(C)は、高感度ではあるが湿度の変化による感度
の変化か大きいことがわかる。
く、画像濃度の高い乾式画像形成材料及び乾式画像形成
方法を提供することができた。
Claims (10)
- 【請求項1】 支持体上に、内部相に少なくとも光硬化
性化合物、光開始剤、及び色素前駆体を含有するマイク
ロカプセルを含有する層を有し、該マイクロカプセルを
含有する層又は隣接する層に顕色剤を含有する乾式画像
形成材料において、該マイクロカプセル内部相に下記一
般式(I)で表される化合物の少なくとも1つを含有す
ることを特徴とする乾式画像形成材料。 【化1】 式中、Rは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置
換のアリール基、又は、置換又は無置換のアルケニル基
を表す。 - 【請求項2】 光硬化性化合物がラジカル付加重合化合
物である請求項1記載の乾式画像形成材料。 - 【請求項3】 光開始剤が化学線を吸収して、重合性、
又は架橋性化合物のフリーラジカル重合を開始させうる
フリーラジカルを発生させる光開始剤である請求項1記
載の乾式画像形成材料。 - 【請求項4】 光開始剤が下記一般式(II)で表され
る化合物である請求項3記載の乾式画像形成材料。 【化2】 式中、Dは陽イオン染料部分、R1、R2、R3及びR4は
アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカリール
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
又は、アリル基を表す。R1、R2、R3及びR4は同一で
も異なっていてもよい。 - 【請求項5】 色素前駆体が部分骨格中にラクトン、ラ
クタム、スルトン、スピロピラン、エステル又はアミド
の構造を有する実質的に無色の電子供与型化合物である
請求項1記載の乾式画像形成材料。 - 【請求項6】 支持体上に、内部相に少なくとも光硬化
性化合物、光開始剤、色素前駆体及び下記一般式(I)
で表される化合物を含有するマイクロカプセルを含有す
る層を有し、該マイクロカプセルを含有する層又は隣接
する層に顕色剤を含有する乾式画像形成材料を、像様露
光した後、該画像形成材料全体を加圧し、像様にマイク
ロカプセルを破壊し、色素画像を形成することを特徴と
する乾式画像形成方法。 【化3】 式中、Rは置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置
換のアリール基、又は、置換又は無置換のアルケニル基
を表す。 - 【請求項7】 光硬化性化合物がラジカル付加重合化合
物である請求項6記載の乾式画像形成方法。 - 【請求項8】 光開始剤が化学線を吸収して、重合性、
又は架橋性化合物のフリーラジカル重合を開始させうる
フリーラジカルを発生させる光開始剤である請求項5記
載の乾式画像形成方法。 - 【請求項9】 光開始剤が下記一般式(II)で表され
る化合物である請求項6記載の乾式画像形成方法。 【化4】 式中、Dは陽イオン染料部分、R1、R2、R3及びR4は
アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカリール
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
又は、アリル基を表す。R1、R2、R3及びR4は同一で
も異なっていてもよい。 - 【請求項10】 色素前駆体が部分骨格中にラクトン、
ラクタム、スルトン、スピロピラン、エステル又はアミ
ドの構造を有する実質的に無色の電子供与型化合物であ
る請求項6記載の乾式画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100944A JPH10282657A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100944A JPH10282657A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282657A true JPH10282657A (ja) | 1998-10-23 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9100944A Pending JPH10282657A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 乾式画像形成材料及び乾式画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282657A (ja) |
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1997
- 1997-04-03 JP JP9100944A patent/JPH10282657A/ja active Pending
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