[go: up one dir, main page]

JPH10279885A - 機能性コーティング用組成物 - Google Patents

機能性コーティング用組成物

Info

Publication number
JPH10279885A
JPH10279885A JP10397297A JP10397297A JPH10279885A JP H10279885 A JPH10279885 A JP H10279885A JP 10397297 A JP10397297 A JP 10397297A JP 10397297 A JP10397297 A JP 10397297A JP H10279885 A JPH10279885 A JP H10279885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
resistance
water
coating composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10397297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ichikawa
好男 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUPAN KENKYUSHO KK
Hokkai Can Co Ltd
Original Assignee
NITSUPAN KENKYUSHO KK
Hokkai Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUPAN KENKYUSHO KK, Hokkai Can Co Ltd filed Critical NITSUPAN KENKYUSHO KK
Priority to JP10397297A priority Critical patent/JPH10279885A/ja
Publication of JPH10279885A publication Critical patent/JPH10279885A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材に塗布することにより、密着性、耐衝撃
性、屈曲性が良く、高硬度で耐候性、耐熱性、耐有機・
無機薬品性、耐蝕性、耐汚染性、電気絶縁性に優れ、抗
菌性、消臭性、還元性、液体改質性、脂質分解性(セル
フクリーニング性)、静電防止性、およびその他の機能
性の少なくとも一つを有する塗膜を形成することが可能
な機能性コーティング用組成物を得る。 【解決手段】 (a)一般式R1 Si(OR2 3 で表
されるオルガノアルコキシシラン、該オルガノアルコキ
シシランの加水分解物、その部分縮合物および/または
完全縮合物、(b)合成樹脂、(c)微粒子状金属酸化
物またはカーボンブラック、(d)銀塩、銅塩およびコ
ロイダル銀から選ばれる少なくとも1種、(e)親水性
有機溶剤、ならびに(f)水を主成分とし、固形分濃度
が5〜50重量%である機能性コーティング用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、得られる塗膜が各
種の機能を有する機能性コーティング用組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、オルガノアルコキシシランに
樹脂を配合した組成物(特開平7−330468号公
報、特開平8−12943号公報)や、オルガノアルコ
キシシランに銀・銅塩を配合した組成物(特公平6−9
9242号公報)などが提案されている。このうち、前
者は、密着性、耐衝撃性、屈曲性が良く、高硬度で耐候
性、耐熱性、耐蝕性、耐汚染性などに優れた塗膜を作る
が、抗菌性、消臭性、還元性や、その他の機能を有して
はいない。一方、後者は、抗菌性、消臭性などの塗膜を
作り、耐候性、耐熱性、耐汚染性などに優れているが、
密着性、耐衝撃性、耐屈曲性、耐蝕性などに問題があ
る。また、樹脂に銀または銅を担持させた組成物も提案
されているが、樹脂の被覆力により機能性の発現に問題
があり、さらに耐候性、耐汚染性などにも問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、上記従来
技術の課題を背景になされたもので、鉄、ステンレス、
アルミニウムおよびその他の金属、コンクリートおよび
その他のセメント材、窯業材、ガラス、樹脂、木材、
紙、繊維およびその他の製品の表面、または有機系・無
機系塗膜の表面に塗布して、室温下または加熱下で硬化
させることにより、密着性、耐衝撃性、屈曲性が良く、
高硬度で耐候性、耐熱性、耐有機・無機薬品性、耐蝕
性、耐汚染性、電気絶縁性に優れ、抗菌性、消臭性、還
元性、液体改質性、脂質分解性(セルフクリーニング
性)、静電防止性、およびその他の機能の少なくとも一
つを有し、主として、透明または半透明の塗膜を形成す
るための、機能性コーティング用組成物に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)一般式
1 Si(OR2 3 (式中、R1 は炭素数1〜10の
有機基、R2 は炭素数1〜5のアルキル基および/また
は炭素数1〜4のアシル基を表す)で表されるオルガノ
アルコキシシラン、該オルガノアルコキシシランの加水
分解物、その部分縮合物および/または完全縮合物をオ
ルガノアルコキシシラン換算で10〜50重量部、
(b)合成樹脂1〜20重量部、(c)微粒子状金属酸
化物またはカーボンブラック1〜20重量部、(d)銀
塩、銅塩およびコロイダル銀から選ばれる少なくとも1
種を金属分換算として0.001〜1.5重量部、
(e)親水性有機溶剤5〜75重量部、ならびに(f)
水5〜40重量部〔ただし、(a)+(b)+(c)+
(d)+(e)+(f)=100重量部〕を主成分と
し、固形分濃度が5〜50重量%である機能性コーティ
ング用組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の機能性コーティング用組
成物について、以下、その成分毎に説明する。(a)一般式(a)R1 Si(OR2 3 で表されるオ
ルガノアルコキシシラン、該オルガノアルコキシシラン
の加水分解物、その部分縮合物および/または完全縮合
本発明で使用するオルガノアルコキシランは、水の存在
により酸またはアルカリの存在下もしくは非存在下で加
水分解および重縮合して高分子量化するものであり、そ
の塗膜は加熱下または常温下で硬化し、結合剤として作
用する。
【0006】このオルガノアルコキシシランは、前記式
中のR1 が炭素数1〜10の有機基、例えばメチル基、
エチル基、n−プロピル基などのアルキル基、そのほか
γ−クロロプロピル基、ビニル基、3,3,3−トリフ
ロロプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メ
タクリルオキシプロピル基、γ−メルカプトプロピル
基、フェニル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエチ
ル基、γ−アミノプロピル基などであり、また式中のR
2 が、炭素数1〜5のアルキル基および/または炭素数
1〜4のアシル基、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、アセチル基などである有機シラ
ン化合物である。
【0007】これらのオルガノアルコキシシランの具体
例として、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエ
トキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−
プロピルトリエトキシシラン、i−プロピルトリメトキ
シシラン、i−プロピルトリエトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピル
トリメトキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピル
トリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシ
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリ
メトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、n−デ
シルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキ
シルエチルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシク
ロヘキシルエチルトリエトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシランなどを例示できる。
【0008】これらのオルガノアルコキシシランは、1
種の単独で使用してもよく、また2種以上を併用しても
よい。好ましくは、メチルトリメトキシシランまたはフ
ェニルトリメトキシシランを使用する。また、このオル
ガノアルコキシシランを、あらかじめ酸またはアルカリ
の存在下もしくは非存在下で加水分解した加水分解物、
該加水分解物をさらに熟成して重縮合した部分縮合物お
よび/または完全縮合物であるオルガノポリシロキサン
化合物を使用することもできる。
【0009】本発明の機能性コーティング用組成物
(a)〜(f)の合計100重量部中における(a)成
分の配合割合は、オルガノアルコキシシラン換算で10
〜50重量部、好ましくは15〜35重量部である。
(a)成分の配合割合が10重量部未満では、基材との
接着力や硬化塗膜の硬度が不足し、一方、50重量部を
超えると、塗膜の硬度は上昇するものの、き裂が生じた
り、耐衝撃性、耐屈曲性などが大幅に低下し好ましくな
い。
【0010】(b)合成樹脂 本発明において合成樹脂は、得られる塗膜の結合助剤の
役目を果たすとともに、(a)成分の緩衝剤の役目を果
たし、塗膜のき裂や剥離を防止し、耐衝撃性、耐屈曲性
を向上させるものである。(b)合成樹脂としては、例
えばアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル−エチ
レン樹脂、酢酸ビニル−アクリル樹脂、アクリル−スチ
レン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹
脂、ポリブタジエン系樹脂、アルキド樹脂、アミノアル
キド樹脂、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ウレタン樹
脂、シリコーン樹脂などの、エマルジョン型、水溶性型
もしくは親水性有機溶剤溶解型などを挙げることができ
るが、これらに限定されるものではない。これらの
(b)合成樹脂は、上記のように、通常、エマルジョン
型、水溶性型もしくは親水性有機溶剤溶解型で用いられ
る。例えば、(b)合成樹脂は、水および/または親水
性有機溶剤によく混合し、乾燥すると、水に不溶性の透
明または半透明の膜を形成し、本発明においては、
(a)成分および(c)〜(d)成分を接着させるため
に使用されるものである。
【0011】なお、(b)合成樹脂として、エマルジョ
ン型の具体例としては、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、
アクリル樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン共重合
体エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体エマル
ジョン、アクリル変性ウレタン樹脂エマルジョン、シリ
コーン樹脂エマルジョンなどが挙げられる。また、水溶
性型の具体例として、水溶性メラミン樹脂、水溶性フェ
ノール樹脂、水溶性ポリブタジエン、水溶性アクリル樹
脂などが挙げられる。さらに、親水性有機溶剤溶解型の
具体例として、アクリル樹脂、フェノール樹脂、アミノ
・アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ブチ
ル化メラミン樹脂などが挙げられる。
【0012】(b)合成樹脂は、本発明の組成物中に、
樹脂換算で1〜20重量部、好ましくは3〜12重量部
であり、1重量部未満では接着力が弱く、一方20重量
部を超えると(a)成分および(c)〜(d)成分に対
し被覆力が大きすぎたり、耐候性、耐熱性、硬度のほ
か、抗菌性、還元性などの機能性が損なわれ、好ましく
ない。
【0013】(c)微粒子状金属酸化物またはカーボン
ブラック 本発明において、(c)成分は、大きな表面積を形成さ
せたり、塗膜を親水性にさせたり、(d)成分を吸着さ
せたりして、密着性を向上させるとともに、抗菌性、消
臭性、還元性、熱放射性、セルフクリーニング性、その
他の機能性の効果を高めるための働きをするものであ
る。(c)成分のうち、微粒子状金属酸化物としては、
シリカ、アルミナ、チタニア、酸化亜鉛、酸化スズ、酸
化セリウム、酸化鉄などの、水性もしくは親水性有機溶
剤性コロイド状物が挙げられる。水性もしくは親水性有
機溶剤性コロイド状金属酸化物の平均粒径は100mμ
以下、好ましくは3〜30mμ、比表面積は30〜40
0m2 /g、固形分は5〜40重量%程度である。平均
粒径が15mμ以下のコロイド状のシリカ、アルミナ、
チタニア、酸化スズ、酸化セリウムは、得られる組成
物、塗膜が殆ど透明となる。また、微粒子状の金属酸化
物は、高温気相法または加水分解法などで製造される平
均粒径が100mμ以下、好ましくは5〜30mμのシ
リカ、アルミナ、チタニア、酸化スズ、酸化亜鉛などが
挙げられ、これらの比表面積は30〜400m2 /gに
なる。また、(c)成分のうち、カーボンブラックとし
ては、SAF、ISAF、I−ISAF、CF、SC
F、HAF、FF、FEF、HMF、GPF、APF、
SRF、MPF、ECF、MT、FT、EPC、HC
F、MCF、LFF、RCFなど挙げられるが、これら
に限定されるものではない。(c)成分のうち、アルミ
ナ、酸化スズ、カーボンブラックは、静電防止性(アル
ミナは陽荷電、酸化スズおよびカーボンブラックは導電
性による)、チタニアは光触媒機能、チタニア、酸化亜
鉛、酸化セリウムは紫外線遮断性、酸化鉄はカラー化、
シリカ、アルミナの併用系は光反射防止性を付加させる
ために使用される。
【0014】(c)成分は、本発明の組成物中に、固形
分換算で1〜20重量部で好ましくは2〜15重量部で
あり、1重量部未満では、表面積が小さくなり、機能性
の発現ができなくなり、一方一方20重量部を超えると
相対的に他の成分が少なくなったり、結合力、硬度、屈
曲性などが低下したりして好ましくない。
【0015】(d)銀塩、銅塩およびコロイダル銀から
選ばれる少なくとも1種 (d)成分は、(c)成分との相乗効果により、得られ
る塗膜に抗菌性、消臭性、還元性、液体改質性、脂質分
解性などの作用をなすものである。この(d)成分は、
大気中では微量の湿度により、また水中で極微量イオン
化する。イオン化量は、通常、0.002〜0.01μ
g/ml程度である。このうち、銀塩としては、硝酸
銀、硫酸銀、塩化銀、ジアンミン銀(I)イオンなど
を、銅塩としては、硝酸銅(II) 、硫酸銅、臭化銅、酢
酸銅、テトラアンミン銅(II) イオンなどを挙げること
ができる。ただし、本発明は、これらに限定されるもの
ではない。これらは、1種または2種以上を水に溶解さ
せ混合水溶液として使用される。また、コロイダル銀と
しては、平均粒径が5mμ前後のものが好ましい。これ
らの金属塩水溶液やコロイダル銀は、無機化合物の担体
に吸着またはイオン交換させることができる。この場
合、無機化合物の担体としては、合成および天然のゼオ
ライト、シリカゲル、アルミノケイ酸塩鉱物、リン酸ジ
ルコニル、他のリン酸化合物などからなる無機化合物の
群から選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
【0016】本発明の組成物中における(d)成分の割
合は、金属分として、0.001〜1.5重量部、好ま
しくは0.003〜0.3重量部である。0.001重
量部未満では、イオン化量が少なく、機能性が発現され
ず、一方、1.5重量部を超えると、変色したり、溶出
したりして好ましくない。
【0017】(e)親水性有機溶剤 本発明において使用する(e)親水性有機溶剤は、水と
相溶する有機溶剤であり、本発明の組成物の固形分濃度
および粘度の調整剤、さらに(a)成分のアルキルアル
コキシシランの加水分解調整剤や、乾燥速度調整剤とし
て使用する。
【0018】本発明で使用する(e)親水性有機溶剤
は、アルコール類、グリコール類、エステル類、エーテ
ル類、ケトン類などである。アルコール類としては、炭
素数1〜8の脂肪族アルコール、例えばメタノール、エ
タノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール、n
−ペンタノール、n−ヘキサノール、4−メチル−2−
ペンタノール、4−メチル−n−ペンタノール、メチル
カルビトールなどが挙げられる。グリコール類として
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール
が挙られる。エステル類としては、前記アルコール類お
よびグリコール類のギ酸、酢酸、プロピオン酸などのエ
ステル、具体的にはギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ブチ
ル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン
酸エチルなどを例示できる。
【0019】エーテル類として、前記アルコール類およ
びグリコール類のアルキルエーテルなど、具体的にはジ
メチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテ
ル、メチルエチルエーテル、エチルブチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレング
リコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテルなどが挙げられる。ケトン類として
は、アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、
アセトフェノンなどが挙げられる。
【0020】この(e)親水性有機溶剤は、1種の単独
または2種以上の混合溶剤として使用でき、本発明にお
いては、i−プロパノール、n−ブタノール、エタノー
ル、ブチルセロソルブの単独またはそれらの2種以上の
混合溶剤が好ましく使用される。
【0021】本発明の組成物中における(e)親水性有
機溶剤の配合割合は、5〜75重量部、好ましくは20
〜60重量部である。(e)成分の配合割合が5重量部
未満では、組成物の粘度が上昇しすぎ、保存安定性が低
下し、一方、75重量部を超えると、保存安定性は向上
するものの、組成物中の固形分濃度が小さくなり、好ま
しくない。
【0022】(f)水 本発明において、(f)水は、(a)オルガノアルコキ
シシランの加水分解剤として必須の成分である。この
(f)水としては、水道水、蒸留水、イオン交換水を使
用できる。また、(f)水には、(b)〜(d)成分中
に水が存在する場合には、この水も包含される。
【0023】本発明の組成物中における(f)水の配合
割合は、5〜40重量部、好ましくは8〜30重量部で
ある。(f)成分の配合割合が5重量部未満では、
(a)成分を構成するオルガノアルコキシシランの加水
分解が充分に生起し難く、一方、40重量部を超える
と、組成物の安定性が低下し、また、塗膜の乾燥速度が
低下するので好ましくない。
【0024】なお、本発明の機能性コーティング用組成
物には、硬化触媒を配合することができる。硬化触媒
は、本発明の組成物において、(a)成分の加水分解や
重縮合を調整するとともに、塗膜の常温下または低温加
熱下で硬化反応を促進させる働きをするものである。硬
化触媒としては、キレート剤、酸、金属塩が挙げられ
る。このうち、キレート剤としては、アルミニウムエチ
ルアセトアセテートイソプロピレート、アルミニウムト
リス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス
(アセチルアセトネート)、アルミニウムビスエチルア
セトアセテートモノアセチルアセトネートなどのアルミ
ニウムキレート化合物、ジ−イソ−プロポキシ・ビス
(アセチルアセトナト)チタン、イソ−プロポキシ(2
−エチルヘキサンジオラト)チタン、ジ−n−ブトキシ
・ビス(トリエタノールアミナト)チタン、ヒドロキシ
・ビス(ラクタト)チタンなどのチタンキレート化合物
などが挙げられる。
【0025】また、酸としては、硝酸、塩酸などの無機
酸、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、マレイン酸、クロロ酢
酸、クエン酸、安息香酸、ジメチルマロン酸、グルタル
酸、グリコール酸、マロン酸、トルエンスルホン酸、シ
ュウ酸などの有機酸が挙げられる。これらのうち、特に
酢酸が好ましい。
【0026】さらに、金属塩としては、アルミン酸ナト
リウム、亜硝酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、ナフテン酸ナトリウム、ナフテン酸コバルト、
ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸
鉛などが挙げられる。これらの硬化触媒は、1種単独で
使用することも、あるいは2種以上を混合して用いるこ
ともできる。
【0027】硬化触媒の配合割合は、本発明の組成物1
00重量部に対し、通常、0.05〜5重量部、好まし
くは0.1〜2重量部である。0.05重量部未満で
は、常温で硬化反応が促進され難い場合があり、一方、
5重量部を超えると、組成物がゲル化したりして好まし
くない。
【0028】本発明の機能性コーティング用組成物に
は、上記成分(a)〜(f)、必要に応じて用いられる
硬化触媒のほかに、さらに各種界面活性剤、顔料、染料
などを配合することができる。
【0029】本発明の機能性コーティング用組成物は、
前記成分(a)〜(f)および必要に応じて添加剤を含
み、そのpHは、通常、5以下である。また、本発明の
機能性コーティング用組成物の固形分濃度は、5〜50
重量%、好ましくは10〜30重量%である。5重量%
未満では、1回の塗布で充分な厚さの塗膜が得られず、
一方、50重量%を超えると、組成物がゲル化したり、
塗膜にき裂が入ったりして好ましくない。
【0030】本発明のコーティング用組成物を調製する
には、例えば下記の方法が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。 (a)成分に(f)成分または水を含む(c)成分を
加えて混合したのち、熟成し、加水分解物を作製し、こ
れに、(b)〜(e)成分を加えて攪拌し、均一な分散
液にする方法。 (d)成分が硝酸銀あるいは硝酸銅の場合、これを
(f)成分または水を含む(c)成分に溶解させたの
ち、(a)成分、および(b)〜(c)、(e)成分を
加え、混合・攪拌して均一な分散液とする方法。
【0031】本発明のコーティング用組成物のコーティ
ングの対象となる基材は、鉄、ステンレス、アルミニウ
ムなどの金属類、セメント、コンクリート、ガラス、セ
ラミックスなどの無機質基材類、プラスチック、紙、木
材などの有機質基材類のほか、有機系、無機系塗膜の表
面である。特に、この基材の具体例としては、食品容
器、化粧品・薬品などの容器、水槽、床や内・外壁、台
所、トイレ、その他の建築材料、OA・家電製品、通信
機器、自動車などの外装および部材、医療用器具、包装
材などを挙げることができる。
【0032】基材へのコーティング用組成物のコーティ
ングには、刷毛塗り、スプレー、ディッピング、ロール
コート、スピンコート、印刷などの塗装手段を用いるこ
とができる。1回塗りで乾燥膜厚0.2〜15μmの塗
膜を形成することができ、さらに2〜3回程度塗り重ね
ることもできる。また、重ね塗りの場合、1回毎に硬化
処理を行ってもよい。
【0033】本発明の機能性コーティング用組成物は、
基材にコーティングされると、常温〜120℃の温度下
で、(a)オルガノアルコキシシランが加水分解・重縮
合反応を生起してゾルを生成し、さらに反応が進行して
ゲル、すなわちオルガノポリシロキサンとなる。これを
常温で1〜20日間放置するかもしくは50〜250℃
で1〜120分間加熱することにより、溶剤の揮散とと
もに、ポリオルガノシロキサンと(b)合成樹脂とが共
縮合(共重合)し、さらに(c)〜(d)成分の複合し
た硬化塗膜を形成する。ただし、上記反応温度および放
置または加熱時間は、使用する各成分の種類および配合
割合によりことなるので、上記に限定されるものではな
い。
【0034】本発明の機能性コーティング用組成物によ
り形成される硬化塗膜は、オルガノポリシロキサンと合
成樹脂との相乗効果により、ほとんどの基材に対する密
着性が極めて優れている。また、上記硬化塗膜の表面硬
度は、オルガノポリシロキサンと(c)成分の複合化に
より、無機質に近い高硬度が得られ、高硬度による衝撃
性や屈曲性の低下を合成樹脂が緩衝材となって補完する
ため、耐衝撃性および耐屈曲性などの機械的特性も極め
て優れている。さらに、(d)成分が、(c)成分によ
り機能性を発現させて、より強力な抗菌性、消臭性、還
元性、液体改質性、脂質分解性によるセルフクリーニン
グ性などを併せ持つ硬化塗膜が得られる。上記のほか、
オルガノポリシロキサンと合成樹脂が相互に補完しあ
い、耐候性、耐熱性、耐有機・無機薬品性、耐蝕性、耐
汚染性、電気絶縁性の優れた硬化塗膜が得られる。本発
明の機能性コーティング用組成物は、各種の塗装手段を
採用できることから、極めて作業性に優れ、また重ね塗
りができることから、補修性にも優れている。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の「部」および「%」は特に断
らない限り重量基準である。
【0036】実施例1〜7、比較例1 コーティング用組成物の調製;下記各成分を、攪拌機を
用いて60分間撹拌したのち、これを超高速攪拌機で1
5分間、分散調合し、表1に示す配合割合のコーティン
グ用組成物A〜G(実施例1〜7)、コーティング用組
成物H(比較例1)を調製した。
【0037】(a)オルガノアルコキシシラン (a)−1;メチルトリメトキシシラン (a)−2;フェニルトリメトキシシラン(b)合成樹脂 (b)−1;アクリル樹脂(固形分40%、水溶性型) (b)−2;メラミン樹脂(固形分60%、アルコール
溶解型) (b)−3;エポキシ樹脂(固形分40%、アルコール
溶解型) (b)−4;ブチラール樹脂(固形分30%、アルコー
ル溶解型) (b)−5;アクリル−スチレン樹脂(固形分40%、
エマルジョン型)
【0038】(c)成分 (c)−1;コロイド状アルミナ(平均粒径=約15m
μ、Al2 3 =約20%、pH2〜4) (c)−2;超微粒子状アルミナ(平均粒径=約20m
μ) (c)−3;コロイドシリカ(平均粒径=10〜14m
μ、SiO2 =約20%、pH2〜4) (c)−4;超微粒子状チタニア(平均粒径=約21m
μ) (c)−5;酸化亜鉛(平均粒径=5〜15mμ)
【0039】(d)成分 (d)−1;硝酸銀 (d)−2;銀担持シリカゲル(平均粒径=約1.5μ
m、銀分=約2%) (d)−3;銅担持合成ゼオライト(平均粒径=約1μ
m、銅分=約3%)(e)親水性有機溶剤 (e)−1;イソプロパノール (e)−2;エタノール (e)−3;ブチルセロソルブ (e)−4;n−ブタノール(f)水 (f)−1;イオン交換水
【0040】(g)添加剤 (g)−1;ノニオン系界面活性剤 (g)−2;シリコーン系レベリング剤 (g)−3;アルミニウムアセチルアセトネート (g)−4;酢酸 (g)−5;酸化鉄(黄色顔料)
【0041】
【表1】
【0042】試験例1 (1)評価試験用テストピースの調製 上記実施例および比較例で調製した表1に示すコーティ
ング用組成物を、表2〜3に示す各種基材に塗布、硬化
処理を行ない評価試験用テストピース(TP)番号1〜
25、および対照としてテストピース番号26〜29を
作製した。なお、コーティングを施した各テストピース
については、乾燥・硬化後、室内に7日間放置して、各
種試験に供した。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】(2)評価試験(抗菌性評価試験) 抗菌性を調べるため、表2〜3のテストピースを用い、
次の内容により、抗菌力試験を実施した。すなわち、テ
ストピースを試料とし、大腸菌、MRSA、黒コウジカ
ビの菌液を、それぞれ滴下したのち、ポリエチレンフィ
ルムを密着させ、35℃で保存し、保存6時間、および
24時間後の試料の生菌数を測定した。なお、対照をプ
ラスチックシャーレとした。
【0046】
【表4】
【0047】(3)評価試験(消臭性評価試験) 臭気物質(悪臭ガス)に対する除去効果を調べるため、
表2〜3で調製したテストピースを用いて、測定試験を
実施した。すなわち、試験は、カラム内にテストピース
を入れ、ポンプで一定濃度の悪臭ガスを通気させる動的
試験法を用い、悪臭ガスに対する吸着除去効果を測定し
た。なお、悪臭ガスを一定量通過させ、カラムの出入口
で濃度をガス検知管を用いて測定した。悪臭ガスとし
て、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタンの3種
類を用いた。
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】(4)評価試験(還元性評価試験) 塗膜の還元性を調べるため、水の酸化・還元電位を測定
した。なお、テストピース番号2および5は、原水を滴
下して30分経過後に、またテストピース番号16およ
び18は、ビンの中に原水を200cc入れて、その中
に浸漬し6時間経過後に、テストピース20は、ステン
レス製容器に原水を200cc入れて、その中に浸漬し
1時間経過後に、それぞれ、酸化・還元電位、およびp
Hを測定した。
【0052】
【表8】
【0053】(5)評価試験(液体改質性評価試験) 塗膜の液体(水や炭化水素類)に対する改質性を調べる
ため、核磁気共鳴装置(NMR)を使用して、水の線幅
値を測定した。NMRによる水の線幅値は、水の分子の
クラスターの状態を表すものと考えられている。線幅の
数値が小さいほど、水分子のクラスターが小さくなり、
浸透力、溶解力が大きくなるというものである。試験法
は、テストピース番号16〜18入りのガラスビンに、
それぞれ、水道水300ccを入れて、3時間経過した
水を使用して測定した。ここで、測定核種は17O(酸素
17)、使用装置はJNM−EX270〔日本電子
(株)製〕、測定温度は20℃、検体水の線幅は半値幅
(ピークの高さの2分の1)の部分の幅(太さ)であ
り、単位はHzで表す。
【0054】
【表9】
【0055】(6)評価試験〔脂質分解性(セルフク
リーニング性)〕評価試験 脂質分解性またはセルフクリーニング性を調べるため、
テストピース番号4、8、9、19、3、26に、それ
ぞれ、試験液を塗布し、7日間室内に放置したのち、傾
斜状にした各テストピースに、水を噴霧して、試験液の
痕跡の状態を観察した。試験液は、大豆油あるいは自動
車用潤滑油に、微粒子状カーボンを0.2%入れて攪拌
分散して作製し、これを、試験液および試験液とし
た。なお、痕跡がないものを○、一部または所々に痕跡
があるものを△、半分以上に痕跡があるものを×と評価
した。
【0056】
【表10】
【0057】(7)評価試験(物性評価試験) 本発明の組成物の塗膜物性を調べるため、各種のテスト
ピースを用いて、試験を実施した。なお、用いたテスト
ピースは、いずれも本発明の組成物をコーティングして
おり、実施例に相当する。密着性 JIS K5400−8.5.2ゴバン目テープ試験に
準拠した。硬度 JIS K−5400−8.4.2筆引っかき試験に準
拠した。耐衝撃性 JIS K−5400−8.3.2デュポン式試験に準
拠した(1/2インチ、500g×30cm)耐屈曲性 JIS K5400−8.1に準拠した(180°折り
曲げ)。
【0058】耐温水性 60℃の温水中にテストピースを20日間保持後、塗膜
の外観を観察した。耐アルカリ性 テストピースに10%苛性ソーダ液を滴下し、8時間保
持したのち、塗膜の塗膜の外観を観察した。耐酸性 テストピースに10%塩酸水溶液を滴下し、8時間保持
したのち、塗膜の外観を観察した。耐溶剤性 テストピースを、キシレンを浸した布で100回摩擦し
たのち、塗膜の外観を観察した。
【0059】耐熱性 電気炉内でテストピースを200℃で8時間保持したの
ち、自然放冷して塗膜の外観を観察した。耐汚染性 赤・黒マジックインキで描画後、メタノールで拭き取
り、痕跡の有無を観察した。絶縁性 50%相対湿度、23℃における体積抵抗値を測定した
(Ω・cm)。促進耐候性 JIS K−5400−9.8.1に準拠したサンシャ
インカーボンアーク燈耐候試験機により、テストピース
を4,000時間暴露したのち、塗膜の外観を観察し
た。
【0060】なお、塗膜の外観観察結果の評価判定は、
下記に拠った。 ○;塗膜にき裂や脱離、変色、溶損などが認められず、
外観に変化なし。 ×;塗膜の一部または全部に脱離、変色、溶損などが認
められる。 −;無評価
【0061】
【表11】
【0062】(8)評価試験(銀塩または銅塩などの
溶出試験) 機能性塗膜の効果持続性と安全性の面から、銀、銅、そ
の他の金属の溶出試験を行った。テストピース番号1
4、16、17、20(いずれも実施例に相当する)を
用いた。このうち、テストピース番号14および20
は、それぞれ、水道水500ccを入れたステンレス容
器に浸漬し、常温で24時間溶出させた。また、テスト
ピース番号16〜17は、それぞれ、水道水500cc
を入れたビンに浸漬し、常温で24時間溶出させた。
【0063】
【表12】
【0064】
【発明の効果】本発明の機能性コーティング用組成物に
よれば、鉄、ステンレス、アルミニウムおよびその他の
金属、コンクリートおよびその他のセメント材、窯業
材、ガラス、樹脂、木材、紙、繊維およびその他の製品
の表面、または有機系・無機系塗膜の表面に塗布して、
室温下または加熱下で硬化させることにより、密着性、
耐衝撃性、屈曲性が良く、高硬度で耐候性、耐熱性、耐
有機・無機薬品性、耐蝕性、耐汚染性、電気絶縁性に優
れ、抗菌性、消臭性、還元性、液体改質性、脂質分解性
(セルフクリーニング性)、静電防止性、およびその他
の機能性の少なくとも一つを有し、主として、透明また
は半透明の塗膜が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 201/00 C09D 201/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一般式R1 Si(OR2 3 (式
    中、R1 は炭素数1〜10の有機基、R2 は炭素数1〜
    5のアルキル基および/または炭素数1〜4のアシル基
    を表す)で表されるオルガノアルコキシシラン、該オル
    ガノアルコキシシランの加水分解物、その部分縮合物お
    よび/または完全縮合物をオルガノアルコキシシラン換
    算で10〜50重量部、(b)合成樹脂1〜20重量
    部、(c)微粒子状金属酸化物またはカーボンブラック
    1〜20重量部、(d)銀塩、銅塩およびコロイダル銀
    から選ばれる少なくとも1種を金属分換算として0.0
    01〜1.5重量部、(e)親水性有機溶剤5〜75重
    量部、ならびに(f)水5〜40重量部〔ただし、
    (a)+(b)+(c)+(d)+(e)+(f)=1
    00重量部〕を主成分とし、固形分濃度が5〜50重量
    %である機能性コーティング用組成物。
  2. 【請求項2】 (b)合成樹脂が、エマルジョン型、水
    溶性型もしくは親水性有機溶剤溶解型である請求項1記
    載の機能性コーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 (c)成分が、シリカ、アルミナ、チタ
    ニア、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化セリウム、酸化鉄およ
    びカーボンブラックの群から選ばれた少なくとも1種で
    あり、かつ平均粒径が0.005〜0.1μmの微粉末
    状またはコロイド状である請求項1記載の機能性コーテ
    ィング用組成物。
  4. 【請求項4】 (d)成分が、銀塩および/または銅塩
    を合成ゼオライト、アルミノケイ酸塩鉱物、リン酸ジル
    コニル、シリカゲル、その他の無機化合物にイオン交換
    あるいは吸着・固着させたもの、または硝酸銀、硝酸銅
    もしくはコロイド状銀である請求項1記載の機能性コー
    ティング用組成物。
JP10397297A 1997-04-08 1997-04-08 機能性コーティング用組成物 Withdrawn JPH10279885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10397297A JPH10279885A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 機能性コーティング用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10397297A JPH10279885A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 機能性コーティング用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10279885A true JPH10279885A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14368263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10397297A Withdrawn JPH10279885A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 機能性コーティング用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10279885A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054414A1 (fr) * 1998-04-21 1999-10-28 Nof Corporation Agent antisalissure, procede de traitement antisalissure, et article obtenu par le traitement antisalissure
WO2000012640A1 (fr) * 1998-09-01 2000-03-09 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Fluide de revetement pour preparer un film de revetement a base de silice a faible permittivite et substrat avec film de revetement a faible permittivite
WO2000018847A1 (en) * 1998-09-25 2000-04-06 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Coating fluid for forming low-permittivity silica-based coating film and substrate with low-permittivity coating film
JP2000160098A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Dainippon Printing Co Ltd コーティング溶液、光学機能性膜及び反射防止膜フィルム
WO2002036701A1 (de) * 2000-11-02 2002-05-10 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Mikrobizid beschichteter gegenstand, verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung
JP2002294150A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 導電性被膜用塗料およびそれを用いた導電性被膜、陰極線管
JP2002535766A (ja) * 1999-01-19 2002-10-22 スリーエム タッチ システムズ,インコーポレイティド 抗菌性タッチパネル及びホメオトロピック液晶シランを用いるその製造方法
JP2005060695A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Satoshi Yoshimura コーティング剤の製造方法及びそのコーティング剤を用いたコーティング方法
JP2006213909A (ja) * 2005-01-06 2006-08-17 Shieldtechs Inc 防錆性および/または導電性に優れた樹脂組成物並びに樹脂組成物被覆部材
US7189465B2 (en) 2003-08-15 2007-03-13 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Chromium-free metal surface treatment agent
JP2007070606A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Soft99 Corporation 車両用防汚コーティング剤
JP2007119635A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Ito Kogaku Kogyo Kk 塗料組成物
JP2007161989A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Soft99 Corporation 屋外設置物用防汚コーティング剤
JP2007246576A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Sk Kaken Co Ltd 水性塗料組成物
JP2007270589A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sk Kaken Co Ltd 内装用壁装材
JP2010172831A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sugino Mach Ltd 光触媒コーティング液の製造方法、並びに抗菌消臭ドライクリーニング用コーティング液及び光触媒加工衣料。
JP2010254734A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology コーティング組成物
JP2013144746A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Hitachi Chemical Co Ltd 熱放射性塗料及び放熱部材
ITFI20130039A1 (it) * 2013-03-01 2014-09-02 Colorobbia Italiana Spa Composizioni a base di vetro polimerico per coating vetroso.
DE10159288B4 (de) * 2001-12-04 2015-10-01 Nano-X Gmbh Verfahren zur dauerhaften Beschichtung eines Substrates
KR20160077730A (ko) * 2014-12-24 2016-07-04 현대자동차주식회사 고경도 클리어 코팅재
JP2019035075A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 大日本塗料株式会社 塗料組成物、塗膜及び塗装物
US12052988B2 (en) 2015-08-25 2024-08-06 Fujifilm Corporation Antibacterial liquid, antibacterial film, spray and cloth

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6242046B1 (en) 1998-04-21 2001-06-05 Basf Nof Coatings Company, Limited Stainproof-treating agent, method for stainproof-treating and stainproof-treated article
WO1999054414A1 (fr) * 1998-04-21 1999-10-28 Nof Corporation Agent antisalissure, procede de traitement antisalissure, et article obtenu par le traitement antisalissure
WO2000012640A1 (fr) * 1998-09-01 2000-03-09 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Fluide de revetement pour preparer un film de revetement a base de silice a faible permittivite et substrat avec film de revetement a faible permittivite
US6451436B1 (en) 1998-09-25 2002-09-17 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Coating liquid for forming a silica-containing film with a low-dielectric constant and substrate coated with such a film
WO2000018847A1 (en) * 1998-09-25 2000-04-06 Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. Coating fluid for forming low-permittivity silica-based coating film and substrate with low-permittivity coating film
JP2000160098A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Dainippon Printing Co Ltd コーティング溶液、光学機能性膜及び反射防止膜フィルム
JP2002535766A (ja) * 1999-01-19 2002-10-22 スリーエム タッチ システムズ,インコーポレイティド 抗菌性タッチパネル及びホメオトロピック液晶シランを用いるその製造方法
WO2002036701A1 (de) * 2000-11-02 2002-05-10 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Mikrobizid beschichteter gegenstand, verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung
JP4889188B2 (ja) * 2000-11-02 2012-03-07 ライプニッツ−インスティトゥート フィア ノイエ マテリアーリエン ゲマインニュッツィゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクタ ハフトゥンク 殺菌コーティングを有する物体、その製造方法およびその使用
CN1308406C (zh) * 2000-11-02 2007-04-04 新材料公共服务公司研究所 具有杀微生物涂层的物品及其制备方法和用途
US7279173B2 (en) 2000-11-02 2007-10-09 Leibniz-Institut Fuer Neue Materialien Gemeinnuetzige Gmbh Object having a microbicide coating, method for the production thereof and use of the same
JP2002294150A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 導電性被膜用塗料およびそれを用いた導電性被膜、陰極線管
DE10159288B4 (de) * 2001-12-04 2015-10-01 Nano-X Gmbh Verfahren zur dauerhaften Beschichtung eines Substrates
JP2005060695A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Satoshi Yoshimura コーティング剤の製造方法及びそのコーティング剤を用いたコーティング方法
US7918931B2 (en) 2003-08-15 2011-04-05 Hoden Meimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Chromium-free metal surface treatment agent
US7189465B2 (en) 2003-08-15 2007-03-13 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Co., Ltd. Chromium-free metal surface treatment agent
JP2006213909A (ja) * 2005-01-06 2006-08-17 Shieldtechs Inc 防錆性および/または導電性に優れた樹脂組成物並びに樹脂組成物被覆部材
JP2007070606A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Soft99 Corporation 車両用防汚コーティング剤
JP2007119635A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Ito Kogaku Kogyo Kk 塗料組成物
JP2007161989A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Soft99 Corporation 屋外設置物用防汚コーティング剤
JP2007246576A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Sk Kaken Co Ltd 水性塗料組成物
JP2007270589A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sk Kaken Co Ltd 内装用壁装材
JP2010172831A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Sugino Mach Ltd 光触媒コーティング液の製造方法、並びに抗菌消臭ドライクリーニング用コーティング液及び光触媒加工衣料。
JP2010254734A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology コーティング組成物
JP2013144746A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Hitachi Chemical Co Ltd 熱放射性塗料及び放熱部材
US20160017155A1 (en) * 2013-03-01 2016-01-21 Colorobbia Italia S.P.A. Polymeric glass based compositions for vitreous coating
WO2014132237A1 (en) * 2013-03-01 2014-09-04 Colorobbia Italia S.P.A. Polymeric glass based compositions for vitreous coating
ITFI20130039A1 (it) * 2013-03-01 2014-09-02 Colorobbia Italiana Spa Composizioni a base di vetro polimerico per coating vetroso.
US9637642B2 (en) * 2013-03-01 2017-05-02 Colorobbia Italia S.P.A. Polymeric glass based compositions for vitreous coating
EA030307B1 (ru) * 2013-03-01 2018-07-31 Колороббия Италия С.П.А. Композиции на основе полимерного стекла для стекловидного покрытия
KR20160077730A (ko) * 2014-12-24 2016-07-04 현대자동차주식회사 고경도 클리어 코팅재
US9475954B2 (en) 2014-12-24 2016-10-25 Hyundai Motor Company High-hardness clear coating material
US12052988B2 (en) 2015-08-25 2024-08-06 Fujifilm Corporation Antibacterial liquid, antibacterial film, spray and cloth
JP2019035075A (ja) * 2017-08-15 2019-03-07 大日本塗料株式会社 塗料組成物、塗膜及び塗装物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10279885A (ja) 機能性コーティング用組成物
EP0902069B1 (en) Coating compositions, method of forming hydrophilic films, and hydrophilic film-coated articles
JP5566024B2 (ja) 亜鉛表面を有する金属部材用非クロム防錆表面処理剤とその防錆皮膜で被覆した亜鉛表面を有する金属部材
JP2003531924A (ja) シランが基になったコーティング組成物、これから得た被覆製品およびこれの使用方法
WO2000077105A1 (fr) Composition de revetement
JP2530436B2 (ja) コ−テイング組成物
JP4767317B2 (ja) コーティング液およびコーティング方法
JPH10168349A (ja) 抗菌性無機塗料
CA2558420C (en) Silicone-coated architectural glass
JPH08119673A (ja) ガラスの親水化処理方法
JP2717167B2 (ja) 被覆用組成物
JPH0445129A (ja) 被覆用塗料組成物
JP2001187864A (ja) 透明被膜形成用塗布液、透明被膜付基材および表示装置
JPS63137972A (ja) コ−テイング用組成物
JP3245521B2 (ja) 塗料組成物
JP3245519B2 (ja) 塗料組成物
JPH0940911A (ja) 塗料組成物
JPH0791513B2 (ja) ジルコニア系コ−テイング用組成物
JPS6279274A (ja) コ−テイング用組成物
JP3599277B2 (ja) 親水化処理剤、その製法および塗膜の親水化方法
JP2883275B2 (ja) コーティング用組成物
JP2000327996A (ja) 塗装方法及びケイ素含有液状組成物
JPS63117074A (ja) コ−テイング用組成物およびその製造方法
JP4303805B2 (ja) コーティング組成物
JPH0860099A (ja) コーティング用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706