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JPH10252313A - 墓所,墓所造成用ブロックおよび墓所の造成工法 - Google Patents

墓所,墓所造成用ブロックおよび墓所の造成工法

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JPH10252313A
JPH10252313A JP7649897A JP7649897A JPH10252313A JP H10252313 A JPH10252313 A JP H10252313A JP 7649897 A JP7649897 A JP 7649897A JP 7649897 A JP7649897 A JP 7649897A JP H10252313 A JPH10252313 A JP H10252313A
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Takaharu Saito
隆晴 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 造成工事期間を短く造成工事コストを低くす
る。スペースを効率的に活用する。墳墓の上層側,下層
側で異なる印象を与えないようにする。 【解決手段】 傾斜地Eに階段状に造成される。傾斜地
Eに階段状に積上げられた箱形の墓所造成用ブロック1
と、各墓所造成用ブロック1の横並が連結され前滑りが
阻止される固定用桟ブロック5との組付構造体で造成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜地に造成され
る墓所に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】最近、墳墓用の土地の確保が種々の要因
で困難になってきている。このため、傾斜地を利用して
段状に墳墓を配置してなる墓所が出現してきている。
【0003】従来、傾斜地を利用した墓所は、傾斜地を
段状に整地,土留して平坦地部分に墓石等を設置するた
めの基礎工事を施工することによって造成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の墓所で
は、造成工事が大掛りとなってしまうため、造成工事期
間が長くなり造成工事コストが嵩むという問題がある。
さらに、墳墓が段状に配置されるため、スペースが多大
に必要となる問題もある。また、下層側の墳墓が上層側
の墳墓の墓参者の足に踏付けられるような印象を与えて
しまうという問題もある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、スペースを効率よく利用し、造成工事期
間が短く造成工事コストが低く、しかも墳墓の上層側,
下層側で異なる印象を与えることのない墓所と、この墓
所の造成に好適な墓所造成用ブロックと、この墓所の造
成に好適な墓所の造成工法とを提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る墓所は次のような手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1に記載のように、傾斜地に
階段状に造成される墓所において、傾斜地に階段状に積
上げられた箱形の墓所造成用ブロックと、各墓所造成用
ブロックの横並が連結され前滑りが阻止される固定用桟
ブロックとの組付構造体で造成されることを特徴とす
る。
【0008】この手段では、墓所造成用ブロックの積上
げによって、傾斜地が階段状に整地,土留されたような
状態になる。墓所造成用ブロックの積上げ構造は、墓所
造成用ブロックが固定用桟ブロックと組付構造体になる
ことによって保持される。そして、墓所造成用ブロック
は、それ自体が骨壺、位牌、仏像あるいは墓石等(以
下、「墓石等」と言う)を設置するための基礎となり、
箱形の内部に墓石等を収蔵して囲込み墳墓の上層,下層
の印象の区別を消失させる。
【0009】また、請求項2に記載のように、請求項1
の墓所において、固定用桟ブロックは、墓所造成用ブロ
ックの底壁の外側面に設けられた連結溝に嵌合しその下
側に位置する墓所造成用ブロックの後壁の外側面に係止
する長尺角柱形からなることを特徴とする。
【0010】この手段では、墓所造成用ブロック,固定
用桟ブロックからなる組付構造体の組付けが工事の容易
な嵌合,係止となる。
【0011】また、請求項3に記載のように、請求項1
または2の墓所において、最下層の墓所造成用ブロック
の下側には、水抜構造を備えた基礎構造体が造成されて
いることを特徴とする。
【0012】この手段では、墓所造成用ブロック,固定
用桟ブロックからなる組付構造体が基礎構造体によって
支えられる。墓所造成用ブロック,固定用桟ブロックか
らなる組付構造体に沿って流下する雨水等は、基礎構造
体の水抜構造から排水される。
【0013】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る墓所造成用ブロックは、次のような手段を採用
する。
【0014】即ち、請求項4に記載のように、前面が開
口され内部に墓石等を収蔵可能な箱形からなり、天壁の
外側面の全面が平坦に形成され、底壁の外側面に横方向
へ延びた連結溝が刻設されてなる。
【0015】この手段では、連結溝を利用して組付けら
れて階段状に積上げられる。天壁の外側面の一部は、積
上げのための設置面になる。
【0016】また、請求項5に記載のように、請求項4
の墓所造成用ブロックにおいて、連結溝が前後方向に間
隔を介して複数列刻設される。
【0017】この手段では、連結溝の選択により墓所造
成用ブロックの積上げ角度を自在に変更できる。
【0018】さらに、前述の課題を解決するため、本発
明に係る墓所の造成工法は、次のような手段を採用す
る。
【0019】即ち、請求項6に記載のように、請求項4
または5の墓所造成用ブロックを傾斜地の水平位置に横
並に設置した後、設置された墓所造成用ブロックの後背
の傾斜地をわずかに切崩して墓所造成用ブロックの天壁
の外側面と面一となる設置面を整地して、設置された墓
所造成用ブロックの天壁の外側面と傾斜地の設置面とに
新たな墓所造成用ブロックを階段状に積上げ、新たな墓
所造成用ブロックの積上の際に新たな墓所造成用ブロッ
クの連結溝に固定用桟ブロックを嵌合して下側に設置さ
れている墓所造成用ブロックの後壁の外側面に係止させ
て、新たな墓所造成用ブロックの横並を連結し前滑りを
阻止するのである。
【0020】この手段では、設置面としてわずかに傾斜
面を切崩すだけで墓所造成用ブロックが積上げられる。
積上げられた墓所造成用ブロックは、固定用桟ブロック
によって強固に組付けられる。特に当初から傾斜面をな
す地形に設置するには最適である。
【0021】また、請求項7に記載のように、請求項6
の墓所の造成工法において、造成工事の当初に最下層と
なる所造成用ブロックの下側に水抜構造を備えて墓所造
成用ブロックを支える基礎構造体を造成することを特徴
とする。
【0022】この手段では、基礎構造体の上に墓所造成
用ブロックが積上げられ、組付けられた墓所造成用ブロ
ック,固定用桟ブロックが基礎構造体に下支えされる。
墓所造成用ブロック,固定用桟ブロックに沿って流下し
た雨水等は、基礎構造体の水抜構造から排水される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る墓所,墓所造
成用ブロックおよび墓所の造成工法の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0024】まず、本発明に係る墓所造成用ブロックの
実施の形態の構成を説明する。
【0025】この墓所造成用ブロック1は、図1,図2
に示すように、コンクリート,石材,セラミックス材等
により前面が開口された箱形に形成されている。この箱
形は、ほぼ同一面積の天壁11,底壁12,側壁13,
後壁14により、内部に墓石S等を収蔵可能な安置室1
5を区画したほぼ立方体形を形成している。
【0026】墓所造成用ブロック1の大きさは安置室1
5に収納される墓石S等の具体的内容により大小に変え
て形成される。すなわち骨壺、位牌、仏像等比較的小型
のものを収納するだけで済ますタイプのものでは40c
m平方程度、これら骨壺等のほかに墓石までをも収納す
るタイプでは、それなりの大きさになる。後者の大型タ
イプでは安置室15を仕切板(図示せず)で前方と後方
(あるいは上段と下段)に2分して、後方(下段)に骨
壺等を収納し、前方(上段)に墓石を設置して、ここに
茶碗、線香受け等を設置し前面を開口して、墓参の際の
線香等の手向口として使用される窓16とする。
【0027】天壁11は、外側面の全面が平坦に形成さ
れている。この天壁11の外側面の窓16寄りの両側に
は、かすがい形の連結具2が打込まれる連結小穴17が
設けられている。
【0028】底壁12は、外側面の大部分が平坦に形成
されている。この底壁12の外側面の後壁13寄りに
は、横方向へ延びて2列の帯形の連結溝18が刻設され
ている。また、この底壁12の内側面の窓16寄りに
は、横方向へ延びて蓋取付溝19が刻設されている。蓋
取付溝19は、窓16を閉塞する蓋3が差込み着脱され
る。
【0029】この本発明に係る墓所造成用ブロックの実
施の形態の構成によると、複雑な凹凸構造等を有しない
ため、型成形等で簡単,安価に製造することができる。
また、ほぼ立方体形であるため、耐荷重厚さ設計等が容
易である。
【0030】次に、本発明に係る墓所造成用ブロックの
実施の形態の使用例に基づいて、本発明に係る墓所の造
成工法の実施の形態を説明する。
【0031】造成の当初には、傾斜地Eの下側で基礎構
造体4を工事する。
【0032】基礎構造体4の造成工事は、一般的な根切
溝掘,捨石敷設,捨コンクリート打設等の工事を前提と
して、L字ブロック41,U字溝42,透水石積43,
天ブロック44の設置が行われる。L字ブロック41
は、コンクリート等でL字形に成形されて捨コンクリー
トの上に設置されるもので、立壁411の中途部の両端
に隣接するL字ブロック41との接合で水抜構造の一部
である排水孔を形成する水抜半孔412が設けられ、立
壁411の上端部の内側に天ブロック44のを支持する
段部413が設けられている。U字溝42は、コンクリ
ート等でU字形に成形されてL字ブロック41の外側に
沿って水抜半孔412の下側に設置されるものである。
透水石積43は、砕石等を捨コンクリートの上のL字ブ
ロック41の内側に充填されて水抜構造の一部となるも
のである。天ブロック44は、コンクリート等で2段板
形に成形されてL字ブロック41の段部413と透水石
積43との上に設置されるもので、上下面を貫通して水
抜構造の一部である大きな透水孔441が穿孔され、両
側に隣接する天ブロック44と交互に上下に積層連結さ
れるL字形の連結部442が設けられ、後側(L字ブロ
ック41の反対側)に後述の固定用桟ブロック5が係止
する係止部443が設けられている。
【0033】この基礎構造体4の造成工事では、図2に
示すように、L字ブロック41の継目に天ブロック44
の中央部が位置する設置形態とすることにより、基礎構
造体4の組付強度が高められている。
【0034】基礎構造体4の上には、墓所造成用ブロッ
ク1が積上げ工事される。
【0035】墓所造成用ブロック1の積上げに際して
は、基礎構造体4の後背の傾斜地Eをわずかに切崩し
て、基礎構造体4の天ブロック44と面一となる設置面
E’を整地する。そして、墓所造成用ブロック1の連結
溝18に1つの墓所造成用ブロック1の横幅よりも長い
長尺角柱形の固定用桟ブロック5を嵌合させて、横並の
各墓所造成用ブロック1を連結するとともに、固定用桟
ブロック5を基礎構造体4の天ブロック44の係止部4
43に係止させて、墓所造成用ブロック1の前滑りを阻
止する。この嵌合,係止からなる組付構造は、組付工事
を容易にする。墓所造成用ブロック1の底壁12は、一
部が基礎構造体4の天ブロック44に当接して設置さ
れ、一部が傾斜地Eの設置面E’に当接して設置される
ことになる。設置された墓所造成用ブロック1は、天壁
11に設けられている連結小穴17に連結具2が打込ま
れることにより、完全に固定される。
【0036】この墓所造成用ブロック1の積上げ工事で
は、基礎構造体4の天ブロック44の継目に墓所造成用
ブロック1の中央部が位置する設置形態とすることによ
り、墓所造成用ブロック1,基礎構造体4の組付強度が
高められている。
【0037】墓所造成用ブロック1の上には、さらに墓
所造成用ブロック1が積上げ工事される。
【0038】墓所造成用ブロック1のさらなる積上げに
際しては、既に設置されている下側の墓所造成用ブロッ
ク1の後背の傾斜地Eをわずかに切崩して、既に設置さ
れている下側の墓所造成用ブロック1の天壁11の外側
面と面一となる設置面E’を整地する。そして、新たに
設置する墓所造成用ブロック1の連結溝18に固定用桟
ブロック5を嵌合させて、新たに設置する横並の各墓所
造成用ブロック1を連結するとともに、固定用桟ブロッ
ク5を既に設置されている墓所造成用ブロック1の後壁
14の外側面に係止させて、新たに設置する墓所造成用
ブロック1の前滑りを阻止する。新たに設置された墓所
造成用ブロック1の底壁12は、一部が既に設置されて
いる墓所造成用ブロック1の天壁11に当接して設置さ
れ、一部が傾斜地Eの設置面E’に当接して設置される
ことになる。新たに設置された墓所造成用ブロック1
は、天壁11に設けられている連結小穴17に連結具2
が打込まれることにより、完全に固定される。
【0039】この墓所造成用ブロック1のさらなる積上
げ工事では、既に設置されている墓所造成用ブロック1
の継目に新たに設置される墓所造成用ブロック1の中央
部が位置する設置形態とすることにより、墓所造成用ブ
ロック1間の組付強度が高められている。また、墓所造
成用ブロック1の天壁11の外側面が平坦であるので、
墓所造成用ブロック1のさらなる積上げが容易である。
【0040】この墓所造成用ブロック1のさらなる積上
げ工事は、傾斜地Eに沿って登りながら繰返えされる。
その結果、墓所造成用ブロック1が階段状に積上げられ
ることになる。なお、墓所造成用ブロック1の積上げ規
模としては、図3に示すように複数段で人間Mの背高程
度とするか、図4に示すように単段で人間Mの背高程度
とすることもできる。なお、図4に示す積上げ規模の場
合には、露出している墓所造成用ブロック1の天壁11
の外側面を墓参道として使用することもできる。また、
図5に示すように、固定用桟ブロック5が嵌合される墓
所造成用ブロック1の2列の連結溝18を選択すること
により、積上げ階段の角度θ,θ’を変更することがで
きる。さらに、図6に示すように、墓所造成用ブロック
1の連結溝18の選択を各段ごとに異ならせると、積上
げ階段の角度θ,θ’をジクザグにして軟弱な地質の傾
斜地Eに対する土留機能を高めることができる。
【0041】この本発明に係る墓所の造成工法の実施の
形態によると、傾斜地Eのわずかな切崩し整地が要求さ
れるものの、大掛かりな整地,土留め工事が行われない
ため、造成工事期間が短く造成工事コストも低くなる。
【0042】次に、本発明に係る墓所の造成工法の実施
の形態によって造成された本発明に係る墓所の実施の形
態を説明する。
【0043】この実施の形態は、傾斜地Eに墓所造成用
ブロック1,固定用桟ブロック5からなる階段状の組付
構造体が造成されて、傾斜地Eが階段状に整地,土留さ
れたような状態になる。この組付構造体は、墓所造成用
ブロック1,固定用桟ブロック5の嵌合,係止によって
強固に組付けられ、基礎基礎構造体4によって強固に下
支えされるため、傾斜地Eを確実に土留して崩壊するこ
とがなく高度の耐久性を有している。また、墓所造成用
ブロック1,固定用桟ブロック5に沿って流下する雨
水,地下水等は、基礎基礎構造体4の水抜構造から排水
されて中途に滞留することがない。また、墓所造成用ブ
ロック1の天壁11の外側面が凹凸構造のがなく平坦で
あることも、雨水,地下水等の滞留防止に寄与する
【0044】造成された墓所造成用ブロック1によって
形成されている安置室15には、窓16から墓石S等が
収蔵される。即ち、墓所造成用ブロック1の底壁12が
墓石S等の基礎となるため、墓石S等の設置のための特
別な基礎工事が不要になる。
【0045】安置室15に墓石S等が収蔵されている状
態は、墓所造成用ブロック1の天壁11が庇形に墓石S
を囲込んで上方が天空に通じたいわゆる「雲」になる。
このため、安置室15に墓石S等が収蔵されてなる墳墓
について、下層側の墳墓が上層側の墳墓の墓参者の足に
踏付けられるような印象が与えられることがない。
【0046】そして、線香等を手向けての墓参は、窓1
6から行われることになる。なお、墓石を収納しない骨
壺等比較的小型のものの収納しかしないタイプでは蓋3
を御影石等で形成し表面に戒名等を刻記し窓16を開け
られない固定式に設置する。墓石をも収納する大型タイ
プでは上記のように、窓16は開放しておく。
【0047】以上、図示した実施の形態の外に、墓所造
成用ブロック1を複数個横方向に一体的に成形して直方
体に形成することもできる。この実施の形態によると、
墓所造成用ブロック1の積上げ工事が容易になるととも
に、墓所造成用ブロック1の組付強度も強化される。
【0048】さらに、墓所造成用ブロック1の連結溝1
8を3列以上刻設することもできる。この実施の形態に
よると、墓所造成用ブロック1の積上げ階段の角度θ,
θ’の変更範囲を拡張することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る墓所は、大
掛かりな整地,土留め工事を必要としないため、造成工
事期間が短く造成工事コストが低い効果がある。
【0050】また、墓石等を箱形の墓所造成用ブロック
で囲込むことができるため、墳墓の上層,下層で異なる
印象を与えることがない効果がある。
【0051】また、墓所造成用ブロック,固定用桟ブロ
ックで強固な組付構造体が形成されるため、耐久性が高
い効果がある。
【0052】また、請求項2として、墓所造成用ブロッ
ク,固定用桟ブロックの組付構造が嵌合,係止であるた
め、組付工事が容易であるとともに、組付構造体がより
強化されて耐久性がより高くなる効果がある。
【0053】また、請求項3として、墓所造成用ブロッ
ク,固定用桟ブロックからなる組付構造体が基礎構造体
で支えられて耐久性がより高くなるとともに、雨水等が
基礎構造体から排水されて組付構造体に滞留しなくなる
効果がある。
【0054】さらに、本発明に係る墓所造成用ブロック
は、複雑な凹凸構造を有しないため、安価,容易に製造
することができる効果がある。
【0055】また、天壁が平坦であるため、雨水等が滞
留しない効果がある。
【0056】また、請求項5として、連結溝の選択によ
り積上げ階段の角度を変更することができる効果があ
る。
【0057】さらに、本発明に係る墓所の造成工法は、
わずかに傾斜面を切崩して整地するのみで、大掛かりな
整地,土留め工事を必要としないため、造成工事期間が
短く造成工事コストが低い効果がある。
【0058】また、請求項7のみとして、墓所造成用ブ
ロック,固定用桟ブロックからなる組付構造体を造成さ
れた基礎構造体の上に造成されて耐久性がより高くなる
とともに、雨水等が基礎構造体から排水されて組付構造
体に滞留しなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る墓所,墓所造成用ブロックおよび
墓所の造成工法の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部の分解斜視図である。
【図3】図1の施工規模例を示す簡略断面図である。
【図4】図3の変形例を示す図である。
【図5】図1の施工階段角度例を示す簡略断面図であ
る。
【図6】図5の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 墓所造成用ブロック 11 天壁 12 底壁 18 連結溝 4 基礎構造体 5 固定用桟ブロック E 傾斜地 S 墓石等

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜地に階段状に造成される墓所におい
    て、傾斜地に階段状に積上げられた箱形の墓所造成用ブ
    ロックと、各墓所造成用ブロックの横並が連結され前滑
    りが阻止される固定用桟ブロックとの組付構造体で造成
    されることを特徴とする墓所。
  2. 【請求項2】 請求項1の墓所において、固定用桟ブロ
    ックは、墓所造成用ブロックの底壁の外側面に設けられ
    た連結溝に嵌合しその下側に位置する墓所造成用ブロッ
    クの後壁の外側面に係止する長尺角柱形からなることを
    特徴とする墓所。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の墓所において、最下
    層の墓所造成用ブロックの下側には、水抜構造を備えた
    基礎構造体が造成されていることを特徴とする墓所。
  4. 【請求項4】 前面が開口され内部に墓石等を収蔵可能
    な箱形からなり、天壁の外側面の全面が平坦に形成さ
    れ、底壁の外側面に横方向へ延びた連結溝が刻設されて
    なる墓所造成用ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項4の墓所造成用ブロックにおい
    て、連結溝が前後方向に間隔を介して複数列刻設されて
    いることを特徴とする墓所造成用ブロック。
  6. 【請求項6】 請求項4または5の墓所造成用ブロック
    を傾斜地の水平位置に横並に設置した後、設置された墓
    所造成用ブロックの後背の傾斜地をわずかに切崩して墓
    所造成用ブロックの天壁の外側面と面一となる設置面を
    整地して、設置された墓所造成用ブロックの天壁の外側
    面と傾斜地の設置面とに新たな墓所造成用ブロックを階
    段状に積上げ、新たな墓所造成用ブロックの積上の際に
    新たな墓所造成用ブロックの連結溝に固定用桟ブロック
    を嵌合して下側に設置されている墓所造成用ブロックの
    後壁の外側面に係止させて、新たな墓所造成用ブロック
    の横並を連結し前滑りを阻止することを特徴とする墓所
    の造成工法。
  7. 【請求項7】 請求項6の墓所の造成工法において、造
    成工事の当初に最下層となる所造成用ブロックの下側に
    水抜構造を備えて墓所造成用ブロックを支える基礎構造
    体を造成することを特徴とする墓所の造成工法。
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