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JPH10252057A - 構造物の基礎の補強方法 - Google Patents

構造物の基礎の補強方法

Info

Publication number
JPH10252057A
JPH10252057A JP7070897A JP7070897A JPH10252057A JP H10252057 A JPH10252057 A JP H10252057A JP 7070897 A JP7070897 A JP 7070897A JP 7070897 A JP7070897 A JP 7070897A JP H10252057 A JPH10252057 A JP H10252057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
pile
foundation
hole
steel pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7070897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Uchiumi
康行 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATSUGI TECHNOS KK
Original Assignee
ATSUGI TECHNOS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATSUGI TECHNOS KK filed Critical ATSUGI TECHNOS KK
Priority to JP7070897A priority Critical patent/JPH10252057A/ja
Publication of JPH10252057A publication Critical patent/JPH10252057A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接専門の作業員を要せずに、簡単な作業に
より連結部の強度に優れた杭により基礎を補強するこ
と。 【解決手段】 高速道路2の橋脚6のフーチング部8に
新たなフーチング部14が増設され、本発明により鋼管
杭16を用いて補強される。鋼管杭16を施工するに際
しては、まず掘削機により穴20が鉛直に掘削される。
また、長さの短い鋼管18が多数用意される。鋼管18
は、長手方向の一方の端部に雄ねじ部22が形成され、
他方の端部に雌ねじ部24が形成されている。そして、
路盤4の下方の上下に狭いスペースS内において、鋼管
18の端部の雄ねじ部22と雌ねじ部24を螺合させ、
鋼管18を順次継ぎ足しつつ穴20に挿入していき、ね
じ結合された多数の鋼管18により所望の長さとされ、
これにより鋼管杭16が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物の基礎の補強
方法に関し、更に詳細には、地盤上の上下スペースが制
限された箇所において新たに補強用の杭を増設して構造
物の基礎を補強する場合に好適な構造物の基礎の補強方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】耐震性能を向上させることを目的とし
て、直接基礎もしくは杭基礎を有する既設構造物に対し
て新たな杭を増設し基礎を補強することは知られてい
る。この場合、既設構造物の基礎を補強することから杭
打ちの作業の場所が著しく制限されることが多い。例え
ば、密集して建てられたオフィスビル等の建物の基礎
を、新たな杭により補強する場合、建物の回りにはスペ
ースを取ることができないため、建物の地下室内から地
盤に穴を掘削し、また、この地下室内から穴に杭を打ち
込まなければならない。また、高架道路の橋脚のフーチ
ング部を、新たな杭により補強する場合、フーチング部
と路盤部分との上下スペースが小さい箇所では、この上
下スペースが小さい箇所から地盤に穴を掘削し、また、
穴に杭を打ち込まなければならない。このようなことか
ら従来では、短い鋼製の杭を多数用意し、穴を掘削した
後、杭の端部を溶接により接合しつつ杭を穴に挿入して
いくことがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため従来の方法で
は、溶接により接合しつつ杭を穴に挿入していくことか
ら、溶接専門の作業員を要し、作業が煩雑になる問題が
あった。また、溶接による接合であるため、杭の接合部
の強度を高めるにも限度があった。本発明は前記事情に
鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、溶接専
門の作業員を要せずに、簡単な作業により連結部の強度
に優れた杭により基礎を補強できる方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、地盤上の上下スペースが制限された箇所にお
いて新たに補強用の杭を増設して構造物の基礎を補強す
るに際して、一方の端部に雄ねじ部が他方の端部に雌ね
じ部が形成された短い多数の鋼管を用意し、前記上下ス
ペースが制限された箇所から地盤に穴を掘削した後、前
記上下スペースが制限された箇所において前記雄ねじ部
と雌ねじ部の螺合により鋼管相互をねじ結合させつつ前
記穴に鋼管を挿入していき、これにより鋼管杭を構成す
るようにしたことを特徴とする。
【0005】本発明では、溶接専門の作業員を要せず、
鋼管をねじ結合により継ぎ足しつつ穴に効率良く挿入し
ていくことができる。また、杭挿入用の穴を掘削する掘
削機を利用して鋼管の継ぎ足しを機械的に行なえる。ま
た、雄ねじ部と雌ねじ部の長さを大きくすることで、鋼
管の結合部の強度に優れた鋼管杭により基礎を補強でき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明により高速道路の橋脚
の基礎を補強する場合について説明する。図1は高速道
路の橋脚のフーチング部の平面図、図2は同断面正面
図、図3は鋼管の要部断面図を示す。図1及び図2にお
いて、2は高速道路、4は路盤、6は橋脚、8はフーチ
ング部を示し、フーチング部8は長方形に形成され、フ
ーチング部8の中央には橋脚の柱10が立設され、柱1
0の下方及び両側方のフーチング部8箇所には既設の杭
12が設けられている。橋脚6の補強は、フーチング部
8の両側に増設された新たなフーチング部14と杭16
によりなされる。なお、既設の杭8は、支持杭や摩擦
杭、或は、既製コンクリート杭、場所打ちコンクリート
杭、鋼杭等の種別は問わない。前記杭16は鋼管杭であ
って、短い多数の鋼管18がねじ結合により連結されて
構成されている。
【0007】鋼管杭16を施工するに際しては、まず掘
削機により穴20が鉛直に掘削される。この場合、穴2
0を掘削する地盤から路盤4の下面までのスペースSの
上下寸法が、例えば、2〜3mであり、このスペースS
内において穴20が、例えば、20〜30mの深さで掘
削される。また、長さの短い鋼管18が多数用意され
る。鋼管18の長さは、例えば、長さが1〜2mであ
り、また、直径が100〜300mmであり、いわゆるマ
イクロパイルが用いられる。前記鋼管18は、図3に示
すように、長手方向の一方の端部に雄ねじ部22が形成
され、他方の端部に雌ねじ部24が形成されている。
【0008】次に、穴20に鋼管18が鉛直に挿入され
る。詳細には、前記スペースS内において、鋼管18の
端部の雄ねじ部22と雌ねじ部24を螺合させ、鋼管1
8を順次継ぎ足しつつ穴20に挿入していく。この場
合、雄ねじ部22と雌ねじ部24の結合は、ドリル等を
回転駆動する掘削機を利用することで、前記スペースS
内において人力によることなく短時間で効率良くなされ
る。そして、ねじ結合された多数の鋼管18により所望
の長さとされ、これにより鋼管杭16が形成される。こ
のようにして3本の鋼管杭16が形成されたのち、この
上にフーチング部14が設けられ、橋脚6の基礎の補強
がなされる。なお、鋼管18の外周面にグラウトを塗り
付けつつ穴20に挿入したり、或は、穴20にグラウト
を充填させたのち、鋼管18を穴20に挿入する等任意
であり、鋼管18の外周面と穴20の壁面との間の隙間
をグラウトで充填することで地盤に対する鋼管杭16の
摩擦力が高められ、また、鋼管18の内部にグラウトを
充填することで鋼管杭16の強度が高められる。
【0009】従って、本実施例によれば、溶接専門の作
業員を要せず、また、継ぎ足し作業を煩雑化することな
く、上下に狭いスペースS内において、鋼管18を継ぎ
足しつつ穴20に効率良く挿入していくことができる。
また、杭挿入用の穴を掘削する掘削機を利用して鋼管1
8の継ぎ足しを機械的に行なえるので、上下に狭いスペ
ースS内に幾種類もの動力機械を搬入することなく、鋼
管18の継ぎ足しを効率良く行なうことができる。ま
た、雄ねじ部22と雌ねじ部24の長さを大きくするこ
とで、溶接接合に比べて鋼管18の結合部の強度を十分
に高めることが可能となる。
【0010】なお、実施例では高架道路の橋脚のフーチ
ング部を補強する場合について説明したが、オフィスビ
ル等の建物の基礎を地下室内から補強する場合等、上下
スペースが制限された箇所から基礎を補強する全ての場
合に適用される。
【0011】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
地盤上の上下スペースが制限された箇所において新たに
補強用の杭を増設するに際して、一方の端部に雄ねじ部
が他方の端部に雌ねじ部が形成された短い多数の鋼管を
用意し、前記上下スペースにおいて地盤に穴を掘削した
後、前記上下スペースにおいて前記雄ねじ部と雌ねじ部
の螺合により鋼管相互をねじ結合させつつ穴に鋼管を挿
入していくようにした。そのため、溶接専門の作業員を
要せず、また、継ぎ足し作業を煩雑化することなく、上
下に制限された狭いスペースにおいて、鋼管を継ぎ足し
つつ穴に効率良く挿入でき、また、杭挿入用の穴を掘削
する掘削機を利用して鋼管の継ぎ足しを機械的に行な
え、これにより鋼管の継ぎ足しを効率良く行なえ、更
に、雄ねじ部と雌ねじ部の長さを大きくすることで、鋼
管の結合部の強度を十分に高めることが可能となる。従
って、密集して建てられたオフィスビル等の建物の基礎
を補強するに際して、建物の地下室内から地盤に穴を掘
削し、この地下室内から穴に杭を打ち込まなければなら
ない場合や、高架道路の橋脚のフーチング部を補強する
に際して、路盤の下方の上下スペースが小さい箇所から
穴を掘削し、穴に杭を打ち込まなければならない場合等
に本発明は好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高速道路の橋脚のフーチング部の平面図であ
る。
【図2】高速道路の橋脚のフーチング部の断面正面図で
ある。
【図3】鋼管の要部断面図である。
【符号の説明】
2 高速道路 6 橋脚 8、14 フーチング部 16 鋼管杭 18 鋼管 20 穴 22 雄ねじ部 24 雌ねじ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上の上下スペースが制限された箇所
    において新たに補強用の杭を増設して構造物の基礎を補
    強するに際して、 一方の端部に雄ねじ部が他方の端部に雌ねじ部が形成さ
    れた短い多数の鋼管を用意し、 前記上下スペースが制限された箇所から地盤に穴を掘削
    した後、 前記上下スペースが制限された箇所において前記雄ねじ
    部と雌ねじ部の螺合により鋼管相互をねじ結合させつつ
    前記穴に鋼管を挿入していき、これにより鋼管杭を構成
    するようにした、 ことを特徴とす構造物の基礎の補強方法。
JP7070897A 1997-03-07 1997-03-07 構造物の基礎の補強方法 Pending JPH10252057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7070897A JPH10252057A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 構造物の基礎の補強方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP7070897A JPH10252057A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 構造物の基礎の補強方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10252057A true JPH10252057A (ja) 1998-09-22

Family

ID=13439365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7070897A Pending JPH10252057A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 構造物の基礎の補強方法

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JP (1) JPH10252057A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106846800A (zh) * 2015-04-24 2017-06-13 王栋 一种山区高速公路道路试验车辆纵向加速度信号检测系统的数据处理方法

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