JPH10241523A - 電気回路遮断器 - Google Patents
電気回路遮断器Info
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- JPH10241523A JPH10241523A JP9046220A JP4622097A JPH10241523A JP H10241523 A JPH10241523 A JP H10241523A JP 9046220 A JP9046220 A JP 9046220A JP 4622097 A JP4622097 A JP 4622097A JP H10241523 A JPH10241523 A JP H10241523A
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- Japan
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- explosive
- short
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- circuit
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつコンパクトな構成で火薬の誤爆を確
実に防止する。 【解決手段】 電気回路の一部からなる被破断部を爆発
により破断する火薬21と、通電により火薬を爆発させ
る電気ヒータ線20からなる起爆手段と、この起爆手段
20に起爆用電流を供給する一対のリード線19,19
と、この両リード線19,19を短絡する短絡板43と
を有し、使用時に上記短絡板43をリード線19から離
間させて両リード線19,19の短絡状態を解除する突
部44からなる解除手段を設けた。
実に防止する。 【解決手段】 電気回路の一部からなる被破断部を爆発
により破断する火薬21と、通電により火薬を爆発させ
る電気ヒータ線20からなる起爆手段と、この起爆手段
20に起爆用電流を供給する一対のリード線19,19
と、この両リード線19,19を短絡する短絡板43と
を有し、使用時に上記短絡板43をリード線19から離
間させて両リード線19,19の短絡状態を解除する突
部44からなる解除手段を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過負荷電流や短絡
電流が生じた場合の異常発生時に電気回路を自動的に遮
断する電気回路遮断器に関するものである。
電流が生じた場合の異常発生時に電気回路を自動的に遮
断する電気回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電気回路等において、
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらのヒューズやヒュージブルリンク
は、溶断可能な導体部を容器内に有し、この容器の外部
に接続用端子が導出された基本構造をなし、その多くは
電気接続箱等に接続して使用されている。
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらのヒューズやヒュージブルリンク
は、溶断可能な導体部を容器内に有し、この容器の外部
に接続用端子が導出された基本構造をなし、その多くは
電気接続箱等に接続して使用されている。
【0003】しかし、上記ヒューズやヒュージブルリン
クは、過電流の発生によりはじめて溶断し、回路を遮断
するものであるため、自由なタイミングで回路を強制遮
断するといったことができない。したがって、車両に事
故が生じた場合等の緊急時において、安全上、過電流が
流れなくても回路を強制遮断したい場合には、上記ヒュ
ーズやヒュージブルリンクに代え、もしくはこれらに加
えて、外部からの操作で回路を強制遮断できる回路遮断
器を設置する必要がある。
クは、過電流の発生によりはじめて溶断し、回路を遮断
するものであるため、自由なタイミングで回路を強制遮
断するといったことができない。したがって、車両に事
故が生じた場合等の緊急時において、安全上、過電流が
流れなくても回路を強制遮断したい場合には、上記ヒュ
ーズやヒュージブルリンクに代え、もしくはこれらに加
えて、外部からの操作で回路を強制遮断できる回路遮断
器を設置する必要がある。
【0004】そこで、後者のタイプの回路遮断器とし
て、特公昭58−47809号公報には、火薬の爆発力
を利用して導体を強制破断するものが開示されている。
この遮断器は、出力ヒューズと、火薬と、この火薬を加
熱するためのフィラメントとが単一の封入ガラス内に封
入され、上記フィラメントに接続された入力端子が上記
封入ガラスを貫くようにしてこの封入ガラス外に導出さ
れたものであり、この封入ガラスの表面には防爆皮膜が
施されている。
て、特公昭58−47809号公報には、火薬の爆発力
を利用して導体を強制破断するものが開示されている。
この遮断器は、出力ヒューズと、火薬と、この火薬を加
熱するためのフィラメントとが単一の封入ガラス内に封
入され、上記フィラメントに接続された入力端子が上記
封入ガラスを貫くようにしてこの封入ガラス外に導出さ
れたものであり、この封入ガラスの表面には防爆皮膜が
施されている。
【0005】このような遮断器によれば、上記入力端子
に一定以上の電流または電圧を加えてフィラメントを発
熱させ、その熱で火薬を爆発させることにより、この爆
発力を利用して上記破断部を強制破断させることができ
る。したがって、電気回路の短絡発生時等の異常発生時
には、上記入力端子への入力電流もしくは入力電圧の制
御によって任意のタイミングで回路を遮断することがで
きる。
に一定以上の電流または電圧を加えてフィラメントを発
熱させ、その熱で火薬を爆発させることにより、この爆
発力を利用して上記破断部を強制破断させることができ
る。したがって、電気回路の短絡発生時等の異常発生時
には、上記入力端子への入力電流もしくは入力電圧の制
御によって任意のタイミングで回路を遮断することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
回路遮断器では、火薬を加熱して爆発させる起爆手段を
構成するフィラメントがリード線を介して電源に接続さ
れるとともに、異常事態を示す信号、つまりある値以上
の電流または電圧が加えられることにより、上記フィラ
メントが発熱して火薬を爆発させるように構成されてい
るため、組立て時等の誤動作または外乱によるノイズ等
に起因して上記フィラメントに電流が流れることにより
誤爆する虞があるという問題がある。
回路遮断器では、火薬を加熱して爆発させる起爆手段を
構成するフィラメントがリード線を介して電源に接続さ
れるとともに、異常事態を示す信号、つまりある値以上
の電流または電圧が加えられることにより、上記フィラ
メントが発熱して火薬を爆発させるように構成されてい
るため、組立て時等の誤動作または外乱によるノイズ等
に起因して上記フィラメントに電流が流れることにより
誤爆する虞があるという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、簡単か
つコンパクトな構成で火薬の誤爆を確実に防止すること
ができる電気回路遮断器を提供することを目的としてい
る。
つコンパクトな構成で火薬の誤爆を確実に防止すること
ができる電気回路遮断器を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
電気回路の一部を爆発により破断する火薬と、通電によ
り火薬を爆発させる起爆手段と、この起爆手段に起爆用
電流を供給する一対のリード線と、この両リード線を短
絡する短絡板とを有し、使用時に上記短絡板を解除手段
によってリード線から離間させて両リード線の短絡状態
を解除するように構成したものである。
電気回路の一部を爆発により破断する火薬と、通電によ
り火薬を爆発させる起爆手段と、この起爆手段に起爆用
電流を供給する一対のリード線と、この両リード線を短
絡する短絡板とを有し、使用時に上記短絡板を解除手段
によってリード線から離間させて両リード線の短絡状態
を解除するように構成したものである。
【0009】上記構成によれば、起爆手段に接続された
一対のリード線が短絡板によって短絡されているため、
組立時等に、上記リード線に起爆用電流等が誤って供給
された場合においても、起爆手段が作動することが防止
される。そして、使用時には、上記短絡板がリード線か
ら離間して上記短絡状態が解除され、異常発生時に、上
記起爆用電流がリード線に供給されると、起爆手段が作
動して火薬が爆発することになる。
一対のリード線が短絡板によって短絡されているため、
組立時等に、上記リード線に起爆用電流等が誤って供給
された場合においても、起爆手段が作動することが防止
される。そして、使用時には、上記短絡板がリード線か
ら離間して上記短絡状態が解除され、異常発生時に、上
記起爆用電流がリード線に供給されると、起爆手段が作
動して火薬が爆発することになる。
【0010】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の電気回路遮断器において、電気回路の被破断部、火薬
および起爆手段を収容するハウジングと、上記起爆手段
に接続されたリード線を通電制御手段に接続されたリー
ド線に結合する一対のコネクタとを有し、両コネクタの
うち起爆手段側のコネクタをハウジング内に設置すると
ともに、この起爆手段側のコネクタに接続された一対の
リード線を短絡板によって短絡させ、かつ上記通電制御
手段側のコネクタに、その連結動作に応じて上記短絡板
によるリード線の短絡状態を解除する解除手段を設けた
ものである。
の電気回路遮断器において、電気回路の被破断部、火薬
および起爆手段を収容するハウジングと、上記起爆手段
に接続されたリード線を通電制御手段に接続されたリー
ド線に結合する一対のコネクタとを有し、両コネクタの
うち起爆手段側のコネクタをハウジング内に設置すると
ともに、この起爆手段側のコネクタに接続された一対の
リード線を短絡板によって短絡させ、かつ上記通電制御
手段側のコネクタに、その連結動作に応じて上記短絡板
によるリード線の短絡状態を解除する解除手段を設けた
ものである。
【0011】上記構成によれば、ハウジング内のコネク
タに接続された一対のリード線が短絡板によって短絡さ
れているため、組立て時等に、上記リード線に起爆用電
流等が誤って供給された場合においても、起爆手段が作
動状態となることが防止される。そして、使用時には、
上記ハウジング内のコネクタに、通電制御手段側のコネ
クタが連結されることにより、上記短絡板がリード線か
ら離間して上記短絡状態が解除されることになる。
タに接続された一対のリード線が短絡板によって短絡さ
れているため、組立て時等に、上記リード線に起爆用電
流等が誤って供給された場合においても、起爆手段が作
動状態となることが防止される。そして、使用時には、
上記ハウジング内のコネクタに、通電制御手段側のコネ
クタが連結されることにより、上記短絡板がリード線か
ら離間して上記短絡状態が解除されることになる。
【0012】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の電気回路遮断器において、ハウジング内に設置される
コネクタを、合成樹脂材からなる封止材によってハウジ
ングに固定するように構成したものである。
の電気回路遮断器において、ハウジング内に設置される
コネクタを、合成樹脂材からなる封止材によってハウジ
ングに固定するように構成したものである。
【0013】上記構成によれば、ハウジングに形成され
たコネクタの設置部が封止材で封止され、コネクタの設
置部からハウジング内に水分が浸入することが上記封止
材によって防止されることになる。
たコネクタの設置部が封止材で封止され、コネクタの設
置部からハウジング内に水分が浸入することが上記封止
材によって防止されることになる。
【0014】請求項4に係る発明は、上記請求項2また
は3記載の電気回路遮断器において、ハウジング内に設
置されるコネクタと、このコネクタに連結されるコネク
タとの間にシール材を配設したものである。
は3記載の電気回路遮断器において、ハウジング内に設
置されるコネクタと、このコネクタに連結されるコネク
タとの間にシール材を配設したものである。
【0015】上記構成によれば、ハウジング内に設置さ
れた起爆手段側のコネクタと、通電制御手段側のコネク
タとが連結されることにより、両コネクタの連結部間に
シール材が介設され、上記コネクタの設置部からハウジ
ング内に水分が浸入することが上記シール材に防止され
ることになる。
れた起爆手段側のコネクタと、通電制御手段側のコネク
タとが連結されることにより、両コネクタの連結部間に
シール材が介設され、上記コネクタの設置部からハウジ
ング内に水分が浸入することが上記シール材に防止され
ることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
電気回路遮断器を有する車両の電気回路を示している。
上記電気回路には、複数の車両用負荷1にそれぞれ接続
された電気配線2の集合部3と、車両用電源4とを接続
する給電線5の一部を破断して電気回路を遮断する回路
破断部6と、車両が衝突したことを検出する衝突検出手
段7と、この衝突検出手段7の検出信号に応じて上記回
路破断部6を作動させるように制御する制御手段8とが
設けられている。
電気回路遮断器を有する車両の電気回路を示している。
上記電気回路には、複数の車両用負荷1にそれぞれ接続
された電気配線2の集合部3と、車両用電源4とを接続
する給電線5の一部を破断して電気回路を遮断する回路
破断部6と、車両が衝突したことを検出する衝突検出手
段7と、この衝突検出手段7の検出信号に応じて上記回
路破断部6を作動させるように制御する制御手段8とが
設けられている。
【0017】上記回路破断部6は、図2および図3に示
すように、給電線5の保持部材9と、この保持部材9内
に設置された火薬シール部10と、保持部材9の周囲を
囲繞するハウジング11と、接続コネクタ37とを有し
ている。上記保持部材9は、上部に爆破用開口部12が
形成されるとともに、その下方に火薬シール部10を設
置するすための開口部13が形成された本体部14と、
取付ボルト15によって上記ハウジング11に取り付け
られる取付部16とからなり、絶縁性を有する素材、例
えばセラミック材またはガラスフィラー入りナイロン樹
脂やPPS樹脂等の耐熱性を有する高強度の合成樹脂材
等によって形成されている。
すように、給電線5の保持部材9と、この保持部材9内
に設置された火薬シール部10と、保持部材9の周囲を
囲繞するハウジング11と、接続コネクタ37とを有し
ている。上記保持部材9は、上部に爆破用開口部12が
形成されるとともに、その下方に火薬シール部10を設
置するすための開口部13が形成された本体部14と、
取付ボルト15によって上記ハウジング11に取り付け
られる取付部16とからなり、絶縁性を有する素材、例
えばセラミック材またはガラスフィラー入りナイロン樹
脂やPPS樹脂等の耐熱性を有する高強度の合成樹脂材
等によって形成されている。
【0018】上記保持部材9の爆破用開口部12内に
は、被破断部17が水平に設置され、この被破断部17
の両端部が、上記保持部材9の本体部14を貫通して上
方に伸びる給電線5,5の上端部に蓄熱体18を介して
取り付けられている。上記被破断部17は、火薬シール
部10内に設けられた火薬21の爆発力によって確実に
破断されるように薄肉に形成されたヒュージブルリンク
からなり、過電流の発生時にも溶断されるようになって
いる。
は、被破断部17が水平に設置され、この被破断部17
の両端部が、上記保持部材9の本体部14を貫通して上
方に伸びる給電線5,5の上端部に蓄熱体18を介して
取り付けられている。上記被破断部17は、火薬シール
部10内に設けられた火薬21の爆発力によって確実に
破断されるように薄肉に形成されたヒュージブルリンク
からなり、過電流の発生時にも溶断されるようになって
いる。
【0019】上記火薬シール部10は、図4に示すよう
に、両端にリード線19がそれぞれ接続された電気ヒー
タ線20からなる起爆手段と、その周囲に配設された火
薬21とをシール部材22に封入してなり、上記両リー
ド線19,19はシール部材22を貫通してその下方に
導出されている。このシール部材22は、エポキシ樹脂
材やゴム状樹脂材が好適であり、上記電気ヒータ線20
および火薬21を内包した状態でこれらと一体に直接的
もしくは間接的にモールド成形されている。
に、両端にリード線19がそれぞれ接続された電気ヒー
タ線20からなる起爆手段と、その周囲に配設された火
薬21とをシール部材22に封入してなり、上記両リー
ド線19,19はシール部材22を貫通してその下方に
導出されている。このシール部材22は、エポキシ樹脂
材やゴム状樹脂材が好適であり、上記電気ヒータ線20
および火薬21を内包した状態でこれらと一体に直接的
もしくは間接的にモールド成形されている。
【0020】上記シール部材22から下方に導出された
リード線19,19は、ハウジング11の下端部に設置
された接続コネクタ37の雌型コネクタ39内に挿入さ
れることにより、雌型コネクタ39内の雌端子38に接
続されるように構成されている。上記雌型コネクタ39
には、リード線58,58を介して上記制御手段8から
なる通電制御手段に接続された雄型コネクタ41が連結
されるようになっている。そして、上記両コネクタ3
9,41が連結されて雄型コネクタ41内の雄端子40
が上記雌端子38に接続されることにより、上記リード
線19,19と、リード線58,58とが結合されるよ
うになっている。
リード線19,19は、ハウジング11の下端部に設置
された接続コネクタ37の雌型コネクタ39内に挿入さ
れることにより、雌型コネクタ39内の雌端子38に接
続されるように構成されている。上記雌型コネクタ39
には、リード線58,58を介して上記制御手段8から
なる通電制御手段に接続された雄型コネクタ41が連結
されるようになっている。そして、上記両コネクタ3
9,41が連結されて雄型コネクタ41内の雄端子40
が上記雌端子38に接続されることにより、上記リード
線19,19と、リード線58,58とが結合されるよ
うになっている。
【0021】上記雌型コネクタ39内には、図5に示す
ように、左右の雌端子38に圧接される圧接部42を備
えた導電体からなる短絡板43が設置され、上記雄型コ
ネクタ41の非連結時に、短絡板43を介して左右の雌
端子38が接続されることにより、上記両リード線1
9,19およびこれに接続された火薬シール部10の電
気ヒータ線20が短絡状態となるように構成されてい
る。また、上記雄型コネクタ41内には、両コネクタ3
9,41の連結時に、雌型コネクタ39の雌端子38
と、上記短絡板43の圧接部42との間に挿入されてこ
の圧接部42を上記雌端子38から離間させることによ
り、上記リード線19,19の短絡状態を解除する絶縁
体からなる突部44が突設されている。
ように、左右の雌端子38に圧接される圧接部42を備
えた導電体からなる短絡板43が設置され、上記雄型コ
ネクタ41の非連結時に、短絡板43を介して左右の雌
端子38が接続されることにより、上記両リード線1
9,19およびこれに接続された火薬シール部10の電
気ヒータ線20が短絡状態となるように構成されてい
る。また、上記雄型コネクタ41内には、両コネクタ3
9,41の連結時に、雌型コネクタ39の雌端子38
と、上記短絡板43の圧接部42との間に挿入されてこ
の圧接部42を上記雌端子38から離間させることによ
り、上記リード線19,19の短絡状態を解除する絶縁
体からなる突部44が突設されている。
【0022】上記ハウジング11は、図2に示すよう
に、保持部材9の取付部16がねじ止めされる底面板2
4と、この底面板24の上部を覆うように上方から外嵌
される上部カバー25と、この上部カバー25の下面を
覆うように下方から外嵌される下部カバー26とからな
り、この下部カバー26および上記底面板24は、合成
樹脂材等の絶縁体によって形成され、上記上部カバー2
5は、合成樹脂材または金属材によって形成されてい
る。
に、保持部材9の取付部16がねじ止めされる底面板2
4と、この底面板24の上部を覆うように上方から外嵌
される上部カバー25と、この上部カバー25の下面を
覆うように下方から外嵌される下部カバー26とからな
り、この下部カバー26および上記底面板24は、合成
樹脂材等の絶縁体によって形成され、上記上部カバー2
5は、合成樹脂材または金属材によって形成されてい
る。
【0023】上記上部カバー25は、下部内面に保持部
材9の取付部16の上面に当接する段部27が形成され
た筒状部28と、その上面を覆う上面部29とからな
り、この上面部29の中央部には、複数個のエア抜き孔
30が形成されている。また、上記上面板29の下面に
は、優れた耐熱性および熱伝導性を有する網状金属材ま
たは多孔質金属材からなるフィルター31が取り付けら
れるとともに、上面板29の上面には、上記火薬21の
爆発力によって容易に破断し得る程度の強度を有する防
水性シート材32が取り付けられている。
材9の取付部16の上面に当接する段部27が形成され
た筒状部28と、その上面を覆う上面部29とからな
り、この上面部29の中央部には、複数個のエア抜き孔
30が形成されている。また、上記上面板29の下面に
は、優れた耐熱性および熱伝導性を有する網状金属材ま
たは多孔質金属材からなるフィルター31が取り付けら
れるとともに、上面板29の上面には、上記火薬21の
爆発力によって容易に破断し得る程度の強度を有する防
水性シート材32が取り付けられている。
【0024】上記下部カバー26は、上部カバー25の
下端開口部を覆う底壁部33と、上部カバー25の下部
外周面を覆う側壁部34とからなり、この側壁部34が
取付ボルト35によって上部カバー25の筒状部28に
ねじ止めされるとともに、上記底壁部33が車体側取付
部36にねじ止め等の手段で固定されるように構成され
ている。
下端開口部を覆う底壁部33と、上部カバー25の下部
外周面を覆う側壁部34とからなり、この側壁部34が
取付ボルト35によって上部カバー25の筒状部28に
ねじ止めされるとともに、上記底壁部33が車体側取付
部36にねじ止め等の手段で固定されるように構成され
ている。
【0025】上記被破断部17に接続された給電線5,
5は、ハウジング11の底面板24および下部カバー2
6の底壁部33に形成された透孔を介して外方に導出さ
れ、その一方の端部が車両用電源4に接続されるととも
に、他方の端部が上記集合部3に接続されている。ま
た、上記火薬シール部10の電気ヒータ線20からなる
起爆手段に接続されたリード線19,19は、接続コネ
クタ37およびリード線58,58を介して上記制御手
段8に接続されている。
5は、ハウジング11の底面板24および下部カバー2
6の底壁部33に形成された透孔を介して外方に導出さ
れ、その一方の端部が車両用電源4に接続されるととも
に、他方の端部が上記集合部3に接続されている。ま
た、上記火薬シール部10の電気ヒータ線20からなる
起爆手段に接続されたリード線19,19は、接続コネ
クタ37およびリード線58,58を介して上記制御手
段8に接続されている。
【0026】上記制御手段8は、車両の衝突時に乗員を
保護するためのエアバッグ装置に用いられる衝撃加速度
検出用のGセンサ等からなる衝突検出手段7から入力さ
れる検出信号に応じて車体が衝突したことが確認された
場合に、上記リード線58,19を介して電気ヒータ線
20に起爆用電流を供給することにより、この電気ヒー
タ線20を加熱して火薬21を爆発させるように構成さ
れている。
保護するためのエアバッグ装置に用いられる衝撃加速度
検出用のGセンサ等からなる衝突検出手段7から入力さ
れる検出信号に応じて車体が衝突したことが確認された
場合に、上記リード線58,19を介して電気ヒータ線
20に起爆用電流を供給することにより、この電気ヒー
タ線20を加熱して火薬21を爆発させるように構成さ
れている。
【0027】上記構成において、車両が衝突事故にあっ
た場合には、制御手段8から上記電気ヒータ線20から
なる起爆手段に起爆用電流が供給されて上記電気ヒータ
線20が加熱されることにより、火薬21の温度が上昇
して爆発する。そして、上記火薬21の爆発力により、
その上方に設置された上記被破断部17が破断して上記
給電線5と電気配線2との導通状態が瞬時に遮断される
ことになる。
た場合には、制御手段8から上記電気ヒータ線20から
なる起爆手段に起爆用電流が供給されて上記電気ヒータ
線20が加熱されることにより、火薬21の温度が上昇
して爆発する。そして、上記火薬21の爆発力により、
その上方に設置された上記被破断部17が破断して上記
給電線5と電気配線2との導通状態が瞬時に遮断される
ことになる。
【0028】このように電気回路の一部を爆発により破
断する火薬21と、通電によりこの火薬21を爆発させ
る電気ヒータ線20からなる起爆手段を有する回路破断
部6と、上記電気ヒータ線20に起爆用電流を供給する
一対のリード線19,19と、この両リード線19,1
9を短絡する短絡板43とを設けるとともに、使用時
に、上記突部44からなる解除手段によって短絡板43
をリード線19から離間させて両リード線19,19の
短絡状態を解除するように構成したため、組付時または
点検時等に、外乱によるノイズまたは静電気等の影響を
受けた場合においても、上記火薬21に電流が流れるの
を防止することにより、この火薬21が誤爆することを
確実に防止できる。
断する火薬21と、通電によりこの火薬21を爆発させ
る電気ヒータ線20からなる起爆手段を有する回路破断
部6と、上記電気ヒータ線20に起爆用電流を供給する
一対のリード線19,19と、この両リード線19,1
9を短絡する短絡板43とを設けるとともに、使用時
に、上記突部44からなる解除手段によって短絡板43
をリード線19から離間させて両リード線19,19の
短絡状態を解除するように構成したため、組付時または
点検時等に、外乱によるノイズまたは静電気等の影響を
受けた場合においても、上記火薬21に電流が流れるの
を防止することにより、この火薬21が誤爆することを
確実に防止できる。
【0029】そして、使用時に上記短絡状態を解除手段
によって解除するように構成したため、上記制御手段8
に接続されたリード線58,58と、上記リード線1
9,19とを結合することにより、自動車の衝突時に上
記電気ヒータ線20に起爆用電流を供給して爆薬21を
迅速に爆発させ、その爆発力により上記被破断部17を
破断させて上記給電線5と電気配線2との導通状態を瞬
時に遮断し、車両用負荷1に電流が流れることを防止し
てこの車両用負荷1の損傷を効果的に防止することがで
きる。
によって解除するように構成したため、上記制御手段8
に接続されたリード線58,58と、上記リード線1
9,19とを結合することにより、自動車の衝突時に上
記電気ヒータ線20に起爆用電流を供給して爆薬21を
迅速に爆発させ、その爆発力により上記被破断部17を
破断させて上記給電線5と電気配線2との導通状態を瞬
時に遮断し、車両用負荷1に電流が流れることを防止し
てこの車両用負荷1の損傷を効果的に防止することがで
きる。
【0030】また、上記実施形態では、電気回路の被破
断部17、火薬21および電気ヒータ線20からなる起
爆手段を収容するハウジング11と、上記電気ヒューズ
20に接続されたリード線19,19を、通電制御手段
(制御手段8)に接続されたリード線58,58に結合
する一対のコネクタ39,41からなる接続コネクタ3
7を設け、起爆手段側のコネクタ(雌型コネクタ)39
をハウジング11内に設置するとともに、この起爆手段
側のコネクタ39に接続された一対のリード線19,1
9を短絡板43によって短絡させるように構成したた
め、組付時または点検時等に、上記リード線19,19
に起爆用電流が流れた場合たにおいても、上記火薬21
が誤爆することを確実に防止することができる。
断部17、火薬21および電気ヒータ線20からなる起
爆手段を収容するハウジング11と、上記電気ヒューズ
20に接続されたリード線19,19を、通電制御手段
(制御手段8)に接続されたリード線58,58に結合
する一対のコネクタ39,41からなる接続コネクタ3
7を設け、起爆手段側のコネクタ(雌型コネクタ)39
をハウジング11内に設置するとともに、この起爆手段
側のコネクタ39に接続された一対のリード線19,1
9を短絡板43によって短絡させるように構成したた
め、組付時または点検時等に、上記リード線19,19
に起爆用電流が流れた場合たにおいても、上記火薬21
が誤爆することを確実に防止することができる。
【0031】そして、上記通電制御手段側のコネクタ4
1に、その連結動作に応じて上記短絡板43による短絡
状態を解除する突部44からなる解除手段を設けたた
め、上記電気回路遮断器の使用時に上記リード線19,
19の短絡状態を容易に解除して上記リード線19,1
9とリード線58,58とを適正に接続することができ
る。
1に、その連結動作に応じて上記短絡板43による短絡
状態を解除する突部44からなる解除手段を設けたた
め、上記電気回路遮断器の使用時に上記リード線19,
19の短絡状態を容易に解除して上記リード線19,1
9とリード線58,58とを適正に接続することができ
る。
【0032】すなわち、上記回路破断部6のハウジング
11を車体側取付部36に取り付けることにより、上記
雌型コネクタ39と、取り付けボルト等によって予め車
体側取付部36に取り付けられた雄型コネクタ41とが
連結されるとともに、この連結動作に応じて雌型コネク
タ39の雌端子38と、上記短絡板43との間に雄型コ
ネクタ41の突部44が挿入され、上記短絡板43が雌
端子38から離間することになる。したがって、上記ハ
ウジング11の取り付け作業と、リード線19,19の
短絡状態を解除してこのリード線19,19とリード線
58,58とを接続する作業とを同時に行うことがで
き、これによって組付け性を飛躍的に向上させることが
できる。
11を車体側取付部36に取り付けることにより、上記
雌型コネクタ39と、取り付けボルト等によって予め車
体側取付部36に取り付けられた雄型コネクタ41とが
連結されるとともに、この連結動作に応じて雌型コネク
タ39の雌端子38と、上記短絡板43との間に雄型コ
ネクタ41の突部44が挿入され、上記短絡板43が雌
端子38から離間することになる。したがって、上記ハ
ウジング11の取り付け作業と、リード線19,19の
短絡状態を解除してこのリード線19,19とリード線
58,58とを接続する作業とを同時に行うことがで
き、これによって組付け性を飛躍的に向上させることが
できる。
【0033】特に、上記回路破断部6のハウジング11
が取り付けられる車体側取付部36を電気接続箱によっ
て構成した場合には、上記ハウジング11内に設置され
たリード線19,19等と、電気接続箱内に配設された
電気回路とを接続する別体のケーブル等が不要になるた
め、システム全体の構造を効果的に簡略化することがで
きる。
が取り付けられる車体側取付部36を電気接続箱によっ
て構成した場合には、上記ハウジング11内に設置され
たリード線19,19等と、電気接続箱内に配設された
電気回路とを接続する別体のケーブル等が不要になるた
め、システム全体の構造を効果的に簡略化することがで
きる。
【0034】また、上記実施形態では、複数の車両用負
荷1に接続された電気配線2の集合部3と、車両用電源
4とを接続する給電線5の一部に被破断部17を設け、
この被破断部17を上記火薬21の爆発力によって破断
するように構成したため、複数の車両用負荷1に接続さ
れた上記給電線5を遮断することにより、各車両用負荷
1に電流が流れるのを同時に阻止することができる。
荷1に接続された電気配線2の集合部3と、車両用電源
4とを接続する給電線5の一部に被破断部17を設け、
この被破断部17を上記火薬21の爆発力によって破断
するように構成したため、複数の車両用負荷1に接続さ
れた上記給電線5を遮断することにより、各車両用負荷
1に電流が流れるのを同時に阻止することができる。
【0035】なお、上記火薬21の爆発によって給電線
5自体または電気配線2の一部を破断するように構成す
ることもできるが、上記実施形態に示すように、複数の
車両用負荷1に接続された電気配線2の集合部3と、車
両用電源4とを接続する給電線5の一部に、ヒュージブ
ルリンクからなる被破断部17を設け、このヒュージブ
ルリンクを上記火薬21の爆発力によって破断するよう
に構成した場合には、上記回路破断部6と別位置にヒュ
ージブルリンクの設置部を設ける必要がないので、構造
を簡略化して設置スペースをコンパクト化することがで
きるという利点がある。
5自体または電気配線2の一部を破断するように構成す
ることもできるが、上記実施形態に示すように、複数の
車両用負荷1に接続された電気配線2の集合部3と、車
両用電源4とを接続する給電線5の一部に、ヒュージブ
ルリンクからなる被破断部17を設け、このヒュージブ
ルリンクを上記火薬21の爆発力によって破断するよう
に構成した場合には、上記回路破断部6と別位置にヒュ
ージブルリンクの設置部を設ける必要がないので、構造
を簡略化して設置スペースをコンパクト化することがで
きるという利点がある。
【0036】また、上記被破断部17、電気ヒータ線2
0からなる起爆手段および上記火薬21を保持する保持
部材9を、底面板24と、上部カバー25と、下部カバ
ー26とからなるハウジング11内に設置したため、上
記火薬21の爆発により破壊されたシール部材22等が
周囲に飛散するのを効果的に防止することができる。
0からなる起爆手段および上記火薬21を保持する保持
部材9を、底面板24と、上部カバー25と、下部カバ
ー26とからなるハウジング11内に設置したため、上
記火薬21の爆発により破壊されたシール部材22等が
周囲に飛散するのを効果的に防止することができる。
【0037】しかも、上記上部カバー25の上面板29
にエア抜き孔30を形成するとともに、その上下に防水
シート32と、フィルター31とを取り付けたため、通
常時には、上記エア抜き孔30からの水分の進入を防水
シート32によって防止しつつ、衝突時に上記火薬21
の爆風によって上記防水シート材32を破断させること
により、上記エア抜き孔30からハウジング11内のエ
アを外部に導出してハウジング11の内部圧力が上昇す
るのを防止することができる。さらに、上記シール材2
2の破片等がエア抜き孔30から外部に飛び出すのを上
記フィルタ31によって防止することができる。
にエア抜き孔30を形成するとともに、その上下に防水
シート32と、フィルター31とを取り付けたため、通
常時には、上記エア抜き孔30からの水分の進入を防水
シート32によって防止しつつ、衝突時に上記火薬21
の爆風によって上記防水シート材32を破断させること
により、上記エア抜き孔30からハウジング11内のエ
アを外部に導出してハウジング11の内部圧力が上昇す
るのを防止することができる。さらに、上記シール材2
2の破片等がエア抜き孔30から外部に飛び出すのを上
記フィルタ31によって防止することができる。
【0038】また、上記実施形態に示すように、電気ヒ
ータ線20および火薬21がシール部材22内に封入さ
れてなる火薬シール部10を上記保持部材9の開口部1
3内に設置するように構成した場合には、上記火薬21
等のセット作業を簡単かつ安全に行うことができるとと
もに、火薬21の防水を確実に行うことができる等の利
点がある。
ータ線20および火薬21がシール部材22内に封入さ
れてなる火薬シール部10を上記保持部材9の開口部1
3内に設置するように構成した場合には、上記火薬21
等のセット作業を簡単かつ安全に行うことができるとと
もに、火薬21の防水を確実に行うことができる等の利
点がある。
【0039】なお、上記構成に代え、図6に示されるよ
うなカプセル47等を用いて火薬シール部10を形成し
てもよい。上記カプセル47は、薄肉のステンレス鋼等
により下方にのみ開口する容器状に形成され、このカプ
セル47に電気ヒータ線20および火薬21が充填され
た状態で、カプセル47の下端開口を塞ぐように蓋48
が装着され、適宜の手段で固定されている。この蓋48
には一対のリード線挿通孔49が設けられ、両リード線
挿通孔49を通じて、上記電気ヒータ線20に接続され
た一対のリード線19,19がカプセル47の外方に導
出されている。
うなカプセル47等を用いて火薬シール部10を形成し
てもよい。上記カプセル47は、薄肉のステンレス鋼等
により下方にのみ開口する容器状に形成され、このカプ
セル47に電気ヒータ線20および火薬21が充填され
た状態で、カプセル47の下端開口を塞ぐように蓋48
が装着され、適宜の手段で固定されている。この蓋48
には一対のリード線挿通孔49が設けられ、両リード線
挿通孔49を通じて、上記電気ヒータ線20に接続され
た一対のリード線19,19がカプセル47の外方に導
出されている。
【0040】このような構成においても、予め完成させ
ておいた火薬シール部10を保持部材9の開口部13内
に挿入するだけで簡単に設置することができる。そし
て、火薬21の爆発時には、薄肉のカプセル47が上方
に突き破られ、爆発力が集中して被破断部17に作用す
るため、この被破断部17を確実に破断できる。また、
爆発前は火薬21がカプセル47内に密封されているの
で、防水、防塵も確実に行うことができる。なお、上記
電気ヒータ線20に代え、通電により火花を生じる起爆
手段を上記火薬シール部10に設けた構造としてもよ
い。
ておいた火薬シール部10を保持部材9の開口部13内
に挿入するだけで簡単に設置することができる。そし
て、火薬21の爆発時には、薄肉のカプセル47が上方
に突き破られ、爆発力が集中して被破断部17に作用す
るため、この被破断部17を確実に破断できる。また、
爆発前は火薬21がカプセル47内に密封されているの
で、防水、防塵も確実に行うことができる。なお、上記
電気ヒータ線20に代え、通電により火花を生じる起爆
手段を上記火薬シール部10に設けた構造としてもよ
い。
【0041】また、図7に示すように、火薬シール部1
0と雌型コネクタ39とを連結して、火薬シール部10
のリード線19を、雌型コネクタ39の雌端子38に結
合した後、上記雌型コネクタ39の側壁に設けられた開
口部50から、上記リード線19と雌端子38との結合
部にエポキシ樹脂材等からなる封止材51を注入して固
化させるようにしてもよい。このように構成した場合に
は、上記封止材51により火薬シール部10の下面をシ
ールして水分の進入を効果的に防止することができると
ともに、上記リード線19と雌端子38との結合状態を
安定して維持することができ、さらに上記火薬21の爆
発力が下方に及ぶのを上記封止材51によって阻止でき
るという利点がある。
0と雌型コネクタ39とを連結して、火薬シール部10
のリード線19を、雌型コネクタ39の雌端子38に結
合した後、上記雌型コネクタ39の側壁に設けられた開
口部50から、上記リード線19と雌端子38との結合
部にエポキシ樹脂材等からなる封止材51を注入して固
化させるようにしてもよい。このように構成した場合に
は、上記封止材51により火薬シール部10の下面をシ
ールして水分の進入を効果的に防止することができると
ともに、上記リード線19と雌端子38との結合状態を
安定して維持することができ、さらに上記火薬21の爆
発力が下方に及ぶのを上記封止材51によって阻止でき
るという利点がある。
【0042】また、図8に示すように、上記雌型コネク
タ39からなる起爆手段側のコネクタをハウジング11
に設置した後、このハウジング11の下部に形成された
開口部52から、上記雌型コネクタ39の下方部にエポ
キシ樹脂材等からなる封止材53を注入して固化させる
ことにより、この封止材53によって雌型コネクタ39
を固定するように構成することが望ましい。
タ39からなる起爆手段側のコネクタをハウジング11
に設置した後、このハウジング11の下部に形成された
開口部52から、上記雌型コネクタ39の下方部にエポ
キシ樹脂材等からなる封止材53を注入して固化させる
ことにより、この封止材53によって雌型コネクタ39
を固定するように構成することが望ましい。
【0043】上記のように構成した場合には、上記雌型
コネクタ39をハウジング11に安定して取り付けるこ
とができるとともに、上記雌型コネクタ39の設置部を
シールし、上記開口部53からハウジング11内に水分
が進入するのを効果的に防止することができる。なお、
上記雌型コネクタ39の取り付け状態を、さらに効果的
に安定させるためには、上記雌型コネクタ39の壁面全
周または部分的に、封止材53が注入される凹部54を
形成することが望ましい。
コネクタ39をハウジング11に安定して取り付けるこ
とができるとともに、上記雌型コネクタ39の設置部を
シールし、上記開口部53からハウジング11内に水分
が進入するのを効果的に防止することができる。なお、
上記雌型コネクタ39の取り付け状態を、さらに効果的
に安定させるためには、上記雌型コネクタ39の壁面全
周または部分的に、封止材53が注入される凹部54を
形成することが望ましい。
【0044】また、図9に示すように、合成ゴム材等か
らなるOリング状または角リング状のシールリング55
を、上記封止材53の設置部の下方に設置することによ
り、ハウジング11内に設置された雌型コネクタ39
と、この雌型コネクタ39に連結される雄型コネクタ4
1との間に上記シールリング55を介設させるようにし
てもよい。この場合には、上記シールリング55によっ
て両コネクタ39,41の連結部をシールすることによ
り、この連結部を通って上記ハウジング11内に水分が
進入するのを、さらに効果的に防止することができる。
なお、上記封止材53を省略し、上記シールリング55
のみによって両コネクタ39,41の連結部をシールす
るように構成してもよい。
らなるOリング状または角リング状のシールリング55
を、上記封止材53の設置部の下方に設置することによ
り、ハウジング11内に設置された雌型コネクタ39
と、この雌型コネクタ39に連結される雄型コネクタ4
1との間に上記シールリング55を介設させるようにし
てもよい。この場合には、上記シールリング55によっ
て両コネクタ39,41の連結部をシールすることによ
り、この連結部を通って上記ハウジング11内に水分が
進入するのを、さらに効果的に防止することができる。
なお、上記封止材53を省略し、上記シールリング55
のみによって両コネクタ39,41の連結部をシールす
るように構成してもよい。
【0045】また、図10に示すように、上記被破断部
17に接続されたリード線5,5の下方部を保持部材9
の下面および底面板24の上面に沿って側方に導出する
とともに、底面板24の側面および下面に沿って折り曲
げた後、下部カバー26の底壁部33を貫通した下方に
導出させるように構成し、かつ上記リード線5,5を取
付ボルト15によって上記底面板24および下部カバー
26の底壁部33に固定するように構成してもよい。
17に接続されたリード線5,5の下方部を保持部材9
の下面および底面板24の上面に沿って側方に導出する
とともに、底面板24の側面および下面に沿って折り曲
げた後、下部カバー26の底壁部33を貫通した下方に
導出させるように構成し、かつ上記リード線5,5を取
付ボルト15によって上記底面板24および下部カバー
26の底壁部33に固定するように構成してもよい。
【0046】このように構成した場合には、車体側取付
部36に設けられたコネクタ等によって規制される上記
リード線5,5の下部の設置間隔と、上記保持部材9に
形成された挿通孔によって規制されるリード線5,5の
上部の設置間隔との間に差がある場合においても、上記
リード線5,5を容易かつ適正に配線することができる
等の利点がある。なお、図11に示すように、リード線
5,5の上部と、リード線5,5の下部とを別体に形成
するとともに、これらの端部を上記取付ボルト15の設
置部において互いに重ね合わせることにより、接続する
ように構成してもよい。
部36に設けられたコネクタ等によって規制される上記
リード線5,5の下部の設置間隔と、上記保持部材9に
形成された挿通孔によって規制されるリード線5,5の
上部の設置間隔との間に差がある場合においても、上記
リード線5,5を容易かつ適正に配線することができる
等の利点がある。なお、図11に示すように、リード線
5,5の上部と、リード線5,5の下部とを別体に形成
するとともに、これらの端部を上記取付ボルト15の設
置部において互いに重ね合わせることにより、接続する
ように構成してもよい。
【0047】また、図12に示すように、下端部にフラ
ンジ部56が突設された上部カバー57を火薬シール部
10の保持部材9に外嵌させるとともに、上記上部カバ
ー57の下部および底面板24の外部を囲繞するように
下部カバー58を合成樹脂材によって一体的に成形する
ように構成してもよい。このように構成した場合には、
上記上部カバー57、底面板24および下部カバー58
の部材間結合強度および気密性を効果的に向上させるこ
とができるという利点がある。
ンジ部56が突設された上部カバー57を火薬シール部
10の保持部材9に外嵌させるとともに、上記上部カバ
ー57の下部および底面板24の外部を囲繞するように
下部カバー58を合成樹脂材によって一体的に成形する
ように構成してもよい。このように構成した場合には、
上記上部カバー57、底面板24および下部カバー58
の部材間結合強度および気密性を効果的に向上させるこ
とができるという利点がある。
【0048】なお、上記実施形態では、上部カバー25
の上面部29に形成されたエア抜き孔30を覆う別体の
防水シート32を上記上面部29に取り付けた例につい
て説明したが、図13に示すように、上記上部カバー2
5の上面部29に、エア抜き孔30の上端部を閉塞する
薄肉の閉塞部59を一体に形成し、この閉塞部59を火
薬21の爆発力によって破断させることにより、上記エ
ア抜き孔30を介してハウジング11の内部と内部とを
連通させるように構成してもよい。
の上面部29に形成されたエア抜き孔30を覆う別体の
防水シート32を上記上面部29に取り付けた例につい
て説明したが、図13に示すように、上記上部カバー2
5の上面部29に、エア抜き孔30の上端部を閉塞する
薄肉の閉塞部59を一体に形成し、この閉塞部59を火
薬21の爆発力によって破断させることにより、上記エ
ア抜き孔30を介してハウジング11の内部と内部とを
連通させるように構成してもよい。
【0049】また、上記実施形態では、ハウジング11
に取り付けられた起爆手段側の雌型コネクタ39の上部
に火薬シール部10のリード線19,19を挿入すると
ともに、その下部に雄型コネクタ41を連結するように
構成した例について説明したが、上記雌型コネクタ39
の下部側方に雄型コネクタ41の連結部を設けた構造と
していもよい。さらに、上記ハウジング11内に雄型コ
ネクタを設置し、この雄型コネクタに通電制御部に接続
された雌型コネクタを連結するように構成してもよい。
に取り付けられた起爆手段側の雌型コネクタ39の上部
に火薬シール部10のリード線19,19を挿入すると
ともに、その下部に雄型コネクタ41を連結するように
構成した例について説明したが、上記雌型コネクタ39
の下部側方に雄型コネクタ41の連結部を設けた構造と
していもよい。さらに、上記ハウジング11内に雄型コ
ネクタを設置し、この雄型コネクタに通電制御部に接続
された雌型コネクタを連結するように構成してもよい。
【0050】さらに、接続コネクタ37を回路破断部6
のハウジング11に直結してなる上記実施形態に代え、
図14および図15に示すように、火薬シール部10か
ら導出されたリード線60を介して火薬シール部10と
接続コネクタ37とを接続することにより、上記回路破
断部6の設置位置から離れた位置に上記接続コネクタ3
7を配設できるように構成してもよい。このように構成
した場合には、上記ハウジング11の構造を簡略化して
上記火薬シール部10のシール性を容易に向上させるこ
とができるとともに、上記接続コネクタ37の設置場所
を任意に設定できる等の利点がある。
のハウジング11に直結してなる上記実施形態に代え、
図14および図15に示すように、火薬シール部10か
ら導出されたリード線60を介して火薬シール部10と
接続コネクタ37とを接続することにより、上記回路破
断部6の設置位置から離れた位置に上記接続コネクタ3
7を配設できるように構成してもよい。このように構成
した場合には、上記ハウジング11の構造を簡略化して
上記火薬シール部10のシール性を容易に向上させるこ
とができるとともに、上記接続コネクタ37の設置場所
を任意に設定できる等の利点がある。
【0051】また、車両の衝突事故発生時等に、作動状
態に維持することが望ましい車両用負荷、例えば他車に
対して自車の存在を報知するハザードランプまたはルー
ムランプ等の車両用負荷1aを、上記回路破断部6の設
置部よりも上流側で給電線5に接続することにより、電
気回路の被破断部17が破断された後においても上記車
両負荷1aに対して電流が供給されるようにすることが
望ましい。
態に維持することが望ましい車両用負荷、例えば他車に
対して自車の存在を報知するハザードランプまたはルー
ムランプ等の車両用負荷1aを、上記回路破断部6の設
置部よりも上流側で給電線5に接続することにより、電
気回路の被破断部17が破断された後においても上記車
両負荷1aに対して電流が供給されるようにすることが
望ましい。
【0052】また、本発明に係る電気回路遮断器は、車
両用に限定されることなく、過負荷電流や短絡電流が生
じた異常発生時等に、回路を遮断するように構成された
種々の電気回路用として使用可能である。
両用に限定されることなく、過負荷電流や短絡電流が生
じた異常発生時等に、回路を遮断するように構成された
種々の電気回路用として使用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、電気回路の一部を爆発により破断する火薬と、通
電によりこの火薬を爆発させる起爆手段と、この起爆手
段に起爆用電流を供給する一対のリード線と、この両リ
ード線を短絡する短絡板とを設け、使用時に上記短絡板
を解除手段によってリード線から離間させて両リード線
の短絡状態を解除するように構成したため、組付時また
は点検時等に、外乱によるノイズまたは静電気等の影響
を受けて上記火薬が誤って爆発するという事態の発生を
防止することができる。そして、使用時に上記短絡状態
を解除して、起爆用電流供給源に接続されたリード線
と、上記起爆手段側とを結合することにより、自動車の
衝突時等に上記起爆用電流を供給して爆薬を迅速に爆発
させることができるため、その爆発力により上記電気回
路の一部を破断させてその導通状態を瞬時に遮断するこ
とができる。
明は、電気回路の一部を爆発により破断する火薬と、通
電によりこの火薬を爆発させる起爆手段と、この起爆手
段に起爆用電流を供給する一対のリード線と、この両リ
ード線を短絡する短絡板とを設け、使用時に上記短絡板
を解除手段によってリード線から離間させて両リード線
の短絡状態を解除するように構成したため、組付時また
は点検時等に、外乱によるノイズまたは静電気等の影響
を受けて上記火薬が誤って爆発するという事態の発生を
防止することができる。そして、使用時に上記短絡状態
を解除して、起爆用電流供給源に接続されたリード線
と、上記起爆手段側とを結合することにより、自動車の
衝突時等に上記起爆用電流を供給して爆薬を迅速に爆発
させることができるため、その爆発力により上記電気回
路の一部を破断させてその導通状態を瞬時に遮断するこ
とができる。
【0054】また、請求項2に係る発明は、電気回路の
被破断部、火薬および起爆手段を収容するハウジング
と、上記起爆手段に接続されたリード線を通電制御手段
に接続されたリード線に結合する一対のコネクタとを有
し、起爆手段側のコネクタをハウジング内に設置すると
ともに、この起爆手段側のコネクタに接続された一対の
リード線を短絡板によって短絡させ、かつ上記通電制御
手段側のコネクタに、その連結動作に応じて上記短絡板
による短絡状態を解除する解除手段を設けたため、上記
両ネクタの連結動作に応じて起爆手段側のコネクタの端
子と、上記短絡板とが接続されることによる短絡を自動
的に解除することができ、これによって組付け性を飛躍
的に向上させることができる。
被破断部、火薬および起爆手段を収容するハウジング
と、上記起爆手段に接続されたリード線を通電制御手段
に接続されたリード線に結合する一対のコネクタとを有
し、起爆手段側のコネクタをハウジング内に設置すると
ともに、この起爆手段側のコネクタに接続された一対の
リード線を短絡板によって短絡させ、かつ上記通電制御
手段側のコネクタに、その連結動作に応じて上記短絡板
による短絡状態を解除する解除手段を設けたため、上記
両ネクタの連結動作に応じて起爆手段側のコネクタの端
子と、上記短絡板とが接続されることによる短絡を自動
的に解除することができ、これによって組付け性を飛躍
的に向上させることができる。
【0055】また、請求項3に係る発明は、ハウジング
内に設置されるコネクタを、合成樹脂材からなる封止材
によってハウジングに固定するように構成したため、上
記封止材によってコネクタの設置部をシールすることに
より、このコネクタの設置部からハウジング内に水分が
浸入するのを効果的に防止できるという利点がある。
内に設置されるコネクタを、合成樹脂材からなる封止材
によってハウジングに固定するように構成したため、上
記封止材によってコネクタの設置部をシールすることに
より、このコネクタの設置部からハウジング内に水分が
浸入するのを効果的に防止できるという利点がある。
【0056】また、請求項4に係る発明は、ハウジング
内に設置されるコネクタと、このコネクタに連結される
コネクタとの間にシールリングを配設したため、シール
リングによって両コネクタの連結部をシールすることに
より、この連結部を通ってハウジング内に水分が浸入す
るのを、効果的に防止することができる。
内に設置されるコネクタと、このコネクタに連結される
コネクタとの間にシールリングを配設したため、シール
リングによって両コネクタの連結部をシールすることに
より、この連結部を通ってハウジング内に水分が浸入す
るのを、効果的に防止することができる。
【図1】本発明に係る電気回路遮断器を有する電気回路
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る電気回路遮断器の実施形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電気回路遮断器の要部
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】接続コネクタの構成を示す断面図である。
【図6】火薬シール部の別の例を示す断面図である。
【図7】火薬シール部の取り付け状態の別の例を示す断
面図である。
面図である。
【図8】火薬シール部の取り付け状態のさらに別の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】火薬シール部の取り付け状態のさらに別の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】本発明に係る電気回路遮断器の別の実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図11】本発明に係る電気回路遮断器のさらに別の実
施形態を示す断面図である。
施形態を示す断面図である。
【図12】ハウジングの別の例を示す断面図である。
【図13】ハウジングのさらに別の例を示す断面図であ
る。
る。
【図14】本発明に係る電気回路遮断器を有する電気回
路の別の例を示す説明図である。
路の別の例を示す説明図である。
【図15】接続コネクタの他の例を示す断面図である。
2 電気配線 5 給電線 6 回路破断部 8 制御手段(通電制御手段) 11 ハウジング 17 被破断部 19 リード線 20 電気ヒータ線(起爆手段) 21 火薬 43 短絡板 44 突部(解除手段) 53 封止材 54 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 電気回路の一部を爆発により破断する火
薬と、通電により火薬を爆発させる起爆手段と、この起
爆手段に起爆用電流を供給する一対のリード線と、この
両リード線を短絡する短絡板とを有し、使用時に上記短
絡板を解除手段によってリード線から離間させて両リー
ド線の短絡状態を解除するように構成したことを特徴と
する電気回路遮断器。 - 【請求項2】 電気回路の被破断部、火薬および起爆手
段を収容するハウジングと、上記起爆手段に接続された
リード線を通電制御手段に接続されたリード線に結合す
る一対のコネクタとを有し、両コネクタのうち起爆手段
側のコネクタをハウジング内に設置するとともに、この
起爆手段側のコネクタに接続された一対のリード線を短
絡板によって短絡させ、かつ上記通電制御手段側のコネ
クタに、その連結動作に応じて上記短絡板によるリード
線の短絡状態を解除する解除手段を設けたことを特徴と
する請求項1記載の電気回路遮断器。 - 【請求項3】 ハウジング内に設置されるコネクタを、
合成樹脂材からなる封止材によってハウジングに固定す
るように構成したことを特徴とする請求項2記載の電気
回路遮断器。 - 【請求項4】 ハウジング内に設置されるコネクタと、
このコネクタに連結されるコネクタとの間にシールリン
グを配設したことを特徴とする請求項2または3記載の
電気回路遮断器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046220A JPH10241523A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 電気回路遮断器 |
US08/982,302 US5990572A (en) | 1997-02-28 | 1997-12-01 | Electric circuit breaker for vehicle |
EP97121169A EP0863528B1 (en) | 1997-02-28 | 1997-12-02 | Electric circuit breaker for vehicle |
DE69711166T DE69711166T2 (de) | 1997-02-28 | 1997-12-02 | Elektrischer Lastschalter für Fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9046220A JPH10241523A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 電気回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10241523A true JPH10241523A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12741036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9046220A Withdrawn JPH10241523A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 電気回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10241523A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6275136B1 (en) * | 1998-11-16 | 2001-08-14 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
US6281781B1 (en) * | 1998-11-16 | 2001-08-28 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
US6281782B1 (en) * | 1998-11-16 | 2001-08-28 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
US6411190B1 (en) * | 1999-08-03 | 2002-06-25 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
US6418005B1 (en) | 1999-03-03 | 2002-07-09 | Yazaki Corporation | Power circuit breaker |
US6448884B1 (en) * | 1999-08-27 | 2002-09-10 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
US6483420B1 (en) * | 1999-08-03 | 2002-11-19 | Yazaki Corporation | Circuit breaker |
JP2022506872A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-17 | オートリブ ディベロップメント エービー | プラスチック筐体を有するパイロテクニック装置 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP9046220A patent/JPH10241523A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2022506872A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-17 | オートリブ ディベロップメント エービー | プラスチック筐体を有するパイロテクニック装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |