JP2000156142A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路遮断に必要な爆発力を減らして構造の小
型化及び低廉化を図る。 【解決手段】 ケース20,28内に、回路構成用導体
である一対のバスバー24を配置するとともに、移動部
材26を収納する。移動部材26は、その嵌合溝44と
両バスバー24の相互接触部34との嵌合によって当該
接触状態にバスバー24を拘束する拘束位置と、当該拘
束を解除してバスバー24同士を離間させる解放位置と
の間で移動可能とする。そして、ケース20内のスクイ
ブ22で火薬を爆発させることにより、その爆発力で移
動部材26を拘束位置から解放位置へ移動させる。また
は、移動部材26に単一のバスバー24を破断する破断
部を形成し、上記爆発力で移動部材26を移動させて破
断を行わせるようにする。
型化及び低廉化を図る。 【解決手段】 ケース20,28内に、回路構成用導体
である一対のバスバー24を配置するとともに、移動部
材26を収納する。移動部材26は、その嵌合溝44と
両バスバー24の相互接触部34との嵌合によって当該
接触状態にバスバー24を拘束する拘束位置と、当該拘
束を解除してバスバー24同士を離間させる解放位置と
の間で移動可能とする。そして、ケース20内のスクイ
ブ22で火薬を爆発させることにより、その爆発力で移
動部材26を拘束位置から解放位置へ移動させる。また
は、移動部材26に単一のバスバー24を破断する破断
部を形成し、上記爆発力で移動部材26を移動させて破
断を行わせるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に設けら
れる回路遮断器に関するものである。
れる回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電気回路等において、
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらヒューズ等は、溶断可能な導体部を
容器内に有し、この容器の外部に接続用端子が導出され
た基本構造をなし、その多くは電気接続箱等に接続して
使用されている。
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらヒューズ等は、溶断可能な導体部を
容器内に有し、この容器の外部に接続用端子が導出され
た基本構造をなし、その多くは電気接続箱等に接続して
使用されている。
【0003】しかし、上記ヒューズ等は、過電流の発生
によりはじめて溶断し、回路を遮断するものであるた
め、自由なタイミングで回路を強制遮断するといったこ
とができない。従って、車両に事故が生じた場合等の緊
急時において、安全上、過電流が流れなくても回路を強
制遮断したい場合には、上記ヒューズ等に代え、もしく
はこれらに加えて、外部からの操作で回路を強制遮断で
きる回路遮断器を設置する必要がある。
によりはじめて溶断し、回路を遮断するものであるた
め、自由なタイミングで回路を強制遮断するといったこ
とができない。従って、車両に事故が生じた場合等の緊
急時において、安全上、過電流が流れなくても回路を強
制遮断したい場合には、上記ヒューズ等に代え、もしく
はこれらに加えて、外部からの操作で回路を強制遮断で
きる回路遮断器を設置する必要がある。
【0004】従来、このような回路遮断器としては、例
えば図15(a)に示すように、電源回路の途中に介設
される回路構成用導体90の下方に火薬及びその加熱手
段であるフィラメントを備えた爆発手段92を配設し、
その爆発力によって同図(b)に示すように回路構成用
導体を破断するようにしたものが知られている(例えば
特開平10−55742号公報)。この遮断器によれ
ば、車両衝突等の非常時に上記フィラメントに電気信号
を出力して起爆させることにより、適当なタイミングで
上記回路構成用導体を迅速に破断させて電源回路を遮断
することができる。
えば図15(a)に示すように、電源回路の途中に介設
される回路構成用導体90の下方に火薬及びその加熱手
段であるフィラメントを備えた爆発手段92を配設し、
その爆発力によって同図(b)に示すように回路構成用
導体を破断するようにしたものが知られている(例えば
特開平10−55742号公報)。この遮断器によれ
ば、車両衝突等の非常時に上記フィラメントに電気信号
を出力して起爆させることにより、適当なタイミングで
上記回路構成用導体を迅速に破断させて電源回路を遮断
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図15(a)
(b)に示すような遮断器では、火薬の爆発力が拡散し
てしまい、その爆発力を破断したい個所に集中させるこ
とができないため、導体90を確実に破断させるために
はかなりの爆発力が要求される。しかし、火薬の量を増
やす等してその爆発力を強めると、この爆発個所を覆う
安全用ケースに作用する爆発力も増大するため、これに
耐え得るような頑強な構造にするためには、上記ケース
の肉厚を増やしたり、高価な材料を用いたり、あるいは
特殊な処理を施したりといった手段が必要であり、遮断
器全体の大型化及びコストの増大は免れ得ない。
(b)に示すような遮断器では、火薬の爆発力が拡散し
てしまい、その爆発力を破断したい個所に集中させるこ
とができないため、導体90を確実に破断させるために
はかなりの爆発力が要求される。しかし、火薬の量を増
やす等してその爆発力を強めると、この爆発個所を覆う
安全用ケースに作用する爆発力も増大するため、これに
耐え得るような頑強な構造にするためには、上記ケース
の肉厚を増やしたり、高価な材料を用いたり、あるいは
特殊な処理を施したりといった手段が必要であり、遮断
器全体の大型化及びコストの増大は免れ得ない。
【0006】なお、前記特開平10−55742号公報
には、上記爆発手段を筒状体の内側に収め、この筒状体
によって火薬の爆発力を導体の破断個所へ偏向させるよ
うにしたものが示されているが、このような筒状体を用
いても爆発力を集中させるのには限界があり、当該爆発
力の集中度をより高めることが望まれている。
には、上記爆発手段を筒状体の内側に収め、この筒状体
によって火薬の爆発力を導体の破断個所へ偏向させるよ
うにしたものが示されているが、このような筒状体を用
いても爆発力を集中させるのには限界があり、当該爆発
力の集中度をより高めることが望まれている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、回路遮
断に必要な爆発力を減らして構造の小型化及び低廉化を
図ることができる回路遮断器を提供することを目的とす
る。
断に必要な爆発力を減らして構造の小型化及び低廉化を
図ることができる回路遮断器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ケースと、このケース内で相
互接触可能な位置に設けられた一対の回路構成用導体
と、これらの回路構成用導体と係合して両回路構成用導
体を当該回路構成用導体同士が相互接触する状態に拘束
する拘束位置と当該拘束を解除して回路構成用導体同士
を離間させる解放位置との間で移動可能となるようにケ
ースに設けられた移動部材と、上記ケース内に設けら
れ、火薬を爆発させることによりその爆発力で上記移動
部材を上記拘束位置から解放位置へ強制的に移動させる
爆発手段とを備えたものである。
の手段として、本発明は、ケースと、このケース内で相
互接触可能な位置に設けられた一対の回路構成用導体
と、これらの回路構成用導体と係合して両回路構成用導
体を当該回路構成用導体同士が相互接触する状態に拘束
する拘束位置と当該拘束を解除して回路構成用導体同士
を離間させる解放位置との間で移動可能となるようにケ
ースに設けられた移動部材と、上記ケース内に設けら
れ、火薬を爆発させることによりその爆発力で上記移動
部材を上記拘束位置から解放位置へ強制的に移動させる
爆発手段とを備えたものである。
【0009】この構成では、従来のように火薬の爆発力
で直接導体を破断するのではなく、すでに分割されてい
る導体同士を移動部材で相互接触状態に拘束しておき、
この移動部材を上記爆発力で強制移動させて上記拘束を
解除することにより、導体同士を離間させて回路遮断を
行うようにしているので、当該回路遮断に要する爆発エ
ネルギーは少ない。従って、ケース等に求められる強度
も低減でき、その分構造を小型化及び低廉化することが
可能である。
で直接導体を破断するのではなく、すでに分割されてい
る導体同士を移動部材で相互接触状態に拘束しておき、
この移動部材を上記爆発力で強制移動させて上記拘束を
解除することにより、導体同士を離間させて回路遮断を
行うようにしているので、当該回路遮断に要する爆発エ
ネルギーは少ない。従って、ケース等に求められる強度
も低減でき、その分構造を小型化及び低廉化することが
可能である。
【0010】具体的に、上記移動部材によって両回路構
成用導体の端部を拘束する構造としては、これら端部同
士が接触可能となるように両回路構成用導体を配置する
とともに、上記移動部材にその拘束位置で上記両回路構
成用導体の端部が圧入されることによりこれらの端部を
相互接触する状態に拘束する嵌合溝を設けたものが、好
適である。
成用導体の端部を拘束する構造としては、これら端部同
士が接触可能となるように両回路構成用導体を配置する
とともに、上記移動部材にその拘束位置で上記両回路構
成用導体の端部が圧入されることによりこれらの端部を
相互接触する状態に拘束する嵌合溝を設けたものが、好
適である。
【0011】この場合、上記移動部材が上記拘束位置で
両回路構成用導体の端部と接触する部分を導体で構成す
れば、両回路構成用導体間の電気抵抗をさらに減らして
電気的接続性を高めることができる。
両回路構成用導体の端部と接触する部分を導体で構成す
れば、両回路構成用導体間の電気抵抗をさらに減らして
電気的接続性を高めることができる。
【0012】上記拘束が解けた状態で両接触部同士が自
動的に離間するような形状に回路構成用導体が形成され
ている場合には、当該拘束を解除するだけでも回路遮断
が可能であるが、さらに、上記移動部材に、その解除位
置で両回路構成用導体の相互接触部分の間に割り込む割
込み部を設け、かつ、少なくとも当該解除位置で割込み
部が両回路構成用導体と接触する部分を絶縁材料で構成
することにより、両回路構成用導体の接触部同士の接触
をより確実に阻止することができる。
動的に離間するような形状に回路構成用導体が形成され
ている場合には、当該拘束を解除するだけでも回路遮断
が可能であるが、さらに、上記移動部材に、その解除位
置で両回路構成用導体の相互接触部分の間に割り込む割
込み部を設け、かつ、少なくとも当該解除位置で割込み
部が両回路構成用導体と接触する部分を絶縁材料で構成
することにより、両回路構成用導体の接触部同士の接触
をより確実に阻止することができる。
【0013】さらに、上記割込み部を先とがり状に形成
することにより、その割込み抵抗を減らし、必要な爆発
力をさらに低減させることができる。
することにより、その割込み抵抗を減らし、必要な爆発
力をさらに低減させることができる。
【0014】ここで、上記割込み部の先端が解除位置で
も両回路構成用導体と接触しないような形状に割込み部
が形成されている場合には、当該割込み部の先端を金属
で形成することにより、当該先端部の強度を増すことが
できる。
も両回路構成用導体と接触しないような形状に割込み部
が形成されている場合には、当該割込み部の先端を金属
で形成することにより、当該先端部の強度を増すことが
できる。
【0015】また、上記移動部材に、この移動部材が上
記拘束位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹部
を設けるようにすれば、爆発力を外に逃がすことなくフ
ルに移動部材へ伝えることができるため、必要な爆発力
はさらに低減される。
記拘束位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹部
を設けるようにすれば、爆発力を外に逃がすことなくフ
ルに移動部材へ伝えることができるため、必要な爆発力
はさらに低減される。
【0016】さらに、上記爆発手段の周囲に、その爆発
力を移動部材の移動方向に指向させる筒部を設け、この
筒部ごと上記移動部材の凹部内に挿入されるようにすれ
ば、爆発力をより効率良く移動部材の移動力に変換で
き、必要な爆発力をさらに低減できる。
力を移動部材の移動方向に指向させる筒部を設け、この
筒部ごと上記移動部材の凹部内に挿入されるようにすれ
ば、爆発力をより効率良く移動部材の移動力に変換で
き、必要な爆発力をさらに低減できる。
【0017】また、上記ケースに、上記解放位置に至っ
た移動部材と係合することによりこの移動部材が拘束位
置側へ戻るのを阻止する戻り防止部を設ければ、一旦遮
断した後に移動部材が勝手に拘束位置側へ戻って回路構
成用導体同士が再接触するのを未然に防止することがで
きる。
た移動部材と係合することによりこの移動部材が拘束位
置側へ戻るのを阻止する戻り防止部を設ければ、一旦遮
断した後に移動部材が勝手に拘束位置側へ戻って回路構
成用導体同士が再接触するのを未然に防止することがで
きる。
【0018】この場合、上記ケースの壁に、上記移動部
材が上記拘束位置から解放位置へ移動する際に当該移動
部材の一部が貫通する貫通孔を設けるとともに、この貫
通孔を貫通した状態で当該貫通孔の周縁部に係止される
被係止部を移動部材に設けるようにすれば、簡単な構造
で移動部材を解放位置に係止できるとともに、この解放
位置にある移動部材が上記貫通孔からケース外へ突出し
ている部分をケース内方へ押し込むことにより、遮断器
を分解することなく移動部材を拘束位置へ復帰させるこ
とが可能である。
材が上記拘束位置から解放位置へ移動する際に当該移動
部材の一部が貫通する貫通孔を設けるとともに、この貫
通孔を貫通した状態で当該貫通孔の周縁部に係止される
被係止部を移動部材に設けるようにすれば、簡単な構造
で移動部材を解放位置に係止できるとともに、この解放
位置にある移動部材が上記貫通孔からケース外へ突出し
ている部分をケース内方へ押し込むことにより、遮断器
を分解することなく移動部材を拘束位置へ復帰させるこ
とが可能である。
【0019】また本発明は、ケースと、このケース内で
相互接触する位置に設けられた一対の回路構成用導体
と、これらの回路構成用導体を相互接触する状態にして
おく待機位置と両回路構成用導体の相互接触部分の間に
割込み部が割り込む割込み位置との間で移動可能となる
ようにケースに設けられ、かつ、少なくとも当該割込み
位置で上記割込み部が両回路構成用導体と接触する部分
が絶縁材料で構成された移動部材と、上記ケース内に設
けられ、火薬を爆発させることによりその爆発力で上記
移動部材を上記待機位置から割込み位置へ強制的に移動
させる爆発手段とを備えたものである。
相互接触する位置に設けられた一対の回路構成用導体
と、これらの回路構成用導体を相互接触する状態にして
おく待機位置と両回路構成用導体の相互接触部分の間に
割込み部が割り込む割込み位置との間で移動可能となる
ようにケースに設けられ、かつ、少なくとも当該割込み
位置で上記割込み部が両回路構成用導体と接触する部分
が絶縁材料で構成された移動部材と、上記ケース内に設
けられ、火薬を爆発させることによりその爆発力で上記
移動部材を上記待機位置から割込み位置へ強制的に移動
させる爆発手段とを備えたものである。
【0020】この回路遮断器でも、上記割込み部を先と
がり状に形成することにより、その割込み抵抗を減ら
し、必要な爆発力をさらに低減させることができる。
がり状に形成することにより、その割込み抵抗を減ら
し、必要な爆発力をさらに低減させることができる。
【0021】ここで、上記割込み部の先端が割込み位置
でも両回路構成用導体と接触しないような形状に割込み
部が形成されている場合には、当該割込み部の先端を金
属で形成することにより、当該先端部の強度を増すこと
ができる。
でも両回路構成用導体と接触しないような形状に割込み
部が形成されている場合には、当該割込み部の先端を金
属で形成することにより、当該先端部の強度を増すこと
ができる。
【0022】また、上記移動部材に、この移動部材が上
記待機位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹部
を設けるようにすれば、爆発力を外に逃がすことなくフ
ルに移動部材へ伝えることができるため、必要な爆発力
はさらに低減される。
記待機位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹部
を設けるようにすれば、爆発力を外に逃がすことなくフ
ルに移動部材へ伝えることができるため、必要な爆発力
はさらに低減される。
【0023】さらに、上記爆発手段の周囲に、その爆発
力を移動部材の移動方向に指向させる筒部を設け、この
筒部ごと上記移動部材の凹部内に挿入されるようにすれ
ば、爆発力をより効率良く移動部材の移動力に変換で
き、必要な爆発力をさらに低減できる。
力を移動部材の移動方向に指向させる筒部を設け、この
筒部ごと上記移動部材の凹部内に挿入されるようにすれ
ば、爆発力をより効率良く移動部材の移動力に変換で
き、必要な爆発力をさらに低減できる。
【0024】また、上記ケースに、上記解放位置に至っ
た移動部材と係合することによりこの移動部材が待機位
置側へ戻るのを阻止する戻り防止部を設ければ、一旦遮
断した後に移動部材が勝手に待機位置側へ戻って回路構
成用導体同士が再接触するのを未然に防止することがで
きる。
た移動部材と係合することによりこの移動部材が待機位
置側へ戻るのを阻止する戻り防止部を設ければ、一旦遮
断した後に移動部材が勝手に待機位置側へ戻って回路構
成用導体同士が再接触するのを未然に防止することがで
きる。
【0025】この場合、上記ケースの壁に、上記移動部
材が上記待機位置から割込み位置へ移動する際に当該移
動部材の一部が貫通する貫通孔を設けるとともに、この
貫通孔を貫通した状態で当該貫通孔の周縁部に係止され
る被係止部を移動部材に設けるようにすれば、簡単な構
造で移動部材を割込み位置に係止できるとともに、この
割込み位置にある移動部材が上記貫通孔からケース外へ
突出している部分をケース内方へ押し込むことにより、
遮断器を分解することなく移動部材を待機位置へ復帰さ
せることが可能である。
材が上記待機位置から割込み位置へ移動する際に当該移
動部材の一部が貫通する貫通孔を設けるとともに、この
貫通孔を貫通した状態で当該貫通孔の周縁部に係止され
る被係止部を移動部材に設けるようにすれば、簡単な構
造で移動部材を割込み位置に係止できるとともに、この
割込み位置にある移動部材が上記貫通孔からケース外へ
突出している部分をケース内方へ押し込むことにより、
遮断器を分解することなく移動部材を待機位置へ復帰さ
せることが可能である。
【0026】また本発明は、ケースと、このケース内に
少なくともその途中部分が位置するように設けられた回
路構成用導体と、上記ケース内に設けられ、このケース
内に位置する回路構成用導体の途中部分を破断させるた
めの破断部を有し、少なくとも回路構成用導体との接触
部分が絶縁材料で構成された移動部材と、上記ケース内
に設けられ、火薬を爆発させることによりその爆発力で
上記移動部材を移動させてその破断部に回路構成用導体
の破断を行わせる爆発手段とを備えたものである。
少なくともその途中部分が位置するように設けられた回
路構成用導体と、上記ケース内に設けられ、このケース
内に位置する回路構成用導体の途中部分を破断させるた
めの破断部を有し、少なくとも回路構成用導体との接触
部分が絶縁材料で構成された移動部材と、上記ケース内
に設けられ、火薬を爆発させることによりその爆発力で
上記移動部材を移動させてその破断部に回路構成用導体
の破断を行わせる爆発手段とを備えたものである。
【0027】この構成では、従来のように火薬の爆発力
を直接導体に作用させるのではなく、当該爆発力で移動
部材を強制移動させ、この移動部材に設けられている破
断部によって導体を破断させるようにしているので、当
該爆発力を導体の所定個所に集中させることが可能であ
り、その分、必要な爆発力は低くなる。従って、ケース
等に求められる強度も低減でき、その分構造を小型化及
び低廉化することが可能である。
を直接導体に作用させるのではなく、当該爆発力で移動
部材を強制移動させ、この移動部材に設けられている破
断部によって導体を破断させるようにしているので、当
該爆発力を導体の所定個所に集中させることが可能であ
り、その分、必要な爆発力は低くなる。従って、ケース
等に求められる強度も低減でき、その分構造を小型化及
び低廉化することが可能である。
【0028】例えば、上記破断部を先とがり状に形成す
れば、破断個所への爆発力の集中度を著しく高めること
が可能である。
れば、破断個所への爆発力の集中度を著しく高めること
が可能である。
【0029】また、上記回路構成用導体が上記破断部に
より破断される部分の断面積を他の導体部分の断面積よ
りも小さくして、破断に必要なエネルギーを削減した
り、上記移動部材に、この移動部材が上記拘束位置にあ
る状態で上記爆発手段が挿入される凹部を設け、爆発力
を確実に移動部材へ伝達したり、さらには、上記爆発手
段の周囲に、その爆発力を移動部材の移動方向に指向さ
せる筒部を設け、この筒部ごと上記移動部材の凹部内に
挿入されるようにしたりすることにより、破断に要する
爆発力をさらに低減させることが可能となる。
より破断される部分の断面積を他の導体部分の断面積よ
りも小さくして、破断に必要なエネルギーを削減した
り、上記移動部材に、この移動部材が上記拘束位置にあ
る状態で上記爆発手段が挿入される凹部を設け、爆発力
を確実に移動部材へ伝達したり、さらには、上記爆発手
段の周囲に、その爆発力を移動部材の移動方向に指向さ
せる筒部を設け、この筒部ごと上記移動部材の凹部内に
挿入されるようにしたりすることにより、破断に要する
爆発力をさらに低減させることが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。
〜図4に基づいて説明する。
【0031】図1は、本発明の回路遮断器が用いられる
自動車用電源回路の一例を示したものである。図におい
て、バッテリー10の負端子10aがアースに接続さ
れ、正端子10bが、本発明にかかる回路遮断器12、
ヒュージブルリンク14、及び相互並列に配された小容
量ヒューズ16を介して各車載電装品に接続されてい
る。さらに、この自動車にはハーネスECU(ハーネス
コントロールユニット)17が装備され、このハーネス
ECU17は、エアバッグ信号が入力された時(すなわ
ち車両衝突検知時)に上記回路遮断器12に制御信号を
出力し、この回路遮断器12に強制回路遮断動作を行わ
せるように構成されている。また、一部の安全動作を行
うための電装品(例えば、非常表示のためのルームラン
プやハザードランプの駆動回路、ドアロックを解除する
ための装置、他のECU等)は、上記回路遮断器12を
介さずにヒューズ18のみを介してバッテリー10に接
続されており、上記回路遮断器12により回路が遮断さ
れた後も電源供給され得るように配慮がなされている。
自動車用電源回路の一例を示したものである。図におい
て、バッテリー10の負端子10aがアースに接続さ
れ、正端子10bが、本発明にかかる回路遮断器12、
ヒュージブルリンク14、及び相互並列に配された小容
量ヒューズ16を介して各車載電装品に接続されてい
る。さらに、この自動車にはハーネスECU(ハーネス
コントロールユニット)17が装備され、このハーネス
ECU17は、エアバッグ信号が入力された時(すなわ
ち車両衝突検知時)に上記回路遮断器12に制御信号を
出力し、この回路遮断器12に強制回路遮断動作を行わ
せるように構成されている。また、一部の安全動作を行
うための電装品(例えば、非常表示のためのルームラン
プやハザードランプの駆動回路、ドアロックを解除する
ための装置、他のECU等)は、上記回路遮断器12を
介さずにヒューズ18のみを介してバッテリー10に接
続されており、上記回路遮断器12により回路が遮断さ
れた後も電源供給され得るように配慮がなされている。
【0032】なお、この回路遮断器12の配置個所は特
に問わず、電気接続箱内に収納してもよいし、バッテリ
ー端子10bに直結するようにしてもよい。
に問わず、電気接続箱内に収納してもよいし、バッテリ
ー端子10bに直結するようにしてもよい。
【0033】この回路遮断器12は、図2〜図4に示す
ような下ケース20、スクイブ(爆発手段)22、一対
のバスバー(回路構成用導体)24、移動部材26、及
び上ケース28を備えている。
ような下ケース20、スクイブ(爆発手段)22、一対
のバスバー(回路構成用導体)24、移動部材26、及
び上ケース28を備えている。
【0034】下ケース20は上方にのみ開口する容器状
をなし、上ケース28はこれを覆うカバー状をなしてい
る。そして、これら下ケース20と上ケース28とが接
合されることにより、全体として本発明にかかるケース
が構成されている。
をなし、上ケース28はこれを覆うカバー状をなしてい
る。そして、これら下ケース20と上ケース28とが接
合されることにより、全体として本発明にかかるケース
が構成されている。
【0035】スクイブ22は、上記下ケース20の底壁
上に固定されている。このスクイブ22は、上方に開口
する筒状体内に火薬及びこれを加熱するフィラメントを
内蔵したものであり、制御信号の入力を受けて上記火薬
を爆発させ、その爆発力を上向きに出力するように構成
されている。このスクイブ22には、従来の回路遮断器
に用いられている種々のものを使用することができる
(例えば特開平10−55742号公報参照)。
上に固定されている。このスクイブ22は、上方に開口
する筒状体内に火薬及びこれを加熱するフィラメントを
内蔵したものであり、制御信号の入力を受けて上記火薬
を爆発させ、その爆発力を上向きに出力するように構成
されている。このスクイブ22には、従来の回路遮断器
に用いられている種々のものを使用することができる
(例えば特開平10−55742号公報参照)。
【0036】一対のバスバー24は、この実施の形態で
は左右対称の形状をなしている。各バスバー24は、上
下方向に延びる基部32と、この基部32から内向きの
斜め上方に延びる斜辺部33と、この斜辺部33から上
方に延びる接触部34とを一体に有している。各基部3
2は上記下ケース20に設けられた上下方向の貫通溝3
0に挿通されており、この実施の形態では、当該挿通状
態で両接触部34が互いに平行な状態で僅かに離間する
ように、両バスバー24の形状が設定されている。
は左右対称の形状をなしている。各バスバー24は、上
下方向に延びる基部32と、この基部32から内向きの
斜め上方に延びる斜辺部33と、この斜辺部33から上
方に延びる接触部34とを一体に有している。各基部3
2は上記下ケース20に設けられた上下方向の貫通溝3
0に挿通されており、この実施の形態では、当該挿通状
態で両接触部34が互いに平行な状態で僅かに離間する
ように、両バスバー24の形状が設定されている。
【0037】両基部32の下端及び上記下ケース20
は、図略の基盤に固定され、一方の基部32の下端が前
記図1に示すバッテリー10の正端子10bに、他方の
基部32の下端が同図のヒューズ14にそれぞれ電気的
に接続されるようになっている。
は、図略の基盤に固定され、一方の基部32の下端が前
記図1に示すバッテリー10の正端子10bに、他方の
基部32の下端が同図のヒューズ14にそれぞれ電気的
に接続されるようになっている。
【0038】移動部材26は、上記下ケース20及び上
ケース28からなるケース内に上下動可能に収納されて
いる。この移動部材26の底部には、下方に開口する凹
部36が形成され、中段部には移動部材26を横方向に
貫通する貫通穴38が形成されている。移動部材26の
上部には、他の部分よりも断面積の小さい突出部42が
上方に突出しており、この突出部42が貫通可能な貫通
孔48が上ケース28の天壁に設けられている。
ケース28からなるケース内に上下動可能に収納されて
いる。この移動部材26の底部には、下方に開口する凹
部36が形成され、中段部には移動部材26を横方向に
貫通する貫通穴38が形成されている。移動部材26の
上部には、他の部分よりも断面積の小さい突出部42が
上方に突出しており、この突出部42が貫通可能な貫通
孔48が上ケース28の天壁に設けられている。
【0039】上記貫通穴38内の下面からは上方に先と
がり状の割込み部40が突出し、貫通穴38内の上面に
は上記突出部42に至るまで上方に延びる嵌合溝44が
形成されている。この嵌合溝44内には、上記両バスバ
ー24が若干撓みながらその接触部34同士が面接触し
た状態で両接触部34が圧入可能となっており、嵌合溝
44の入口部分には、当該嵌合溝44内へ両接触部34
を案内するためのテーパー面45が形成されている。そ
して、この圧入が完了した位置(図2(a)に示す移動
部材26の下限位置;本発明にいう拘束位置)で上記凹
部36内にスクイブ22が挿入された状態となる一方、
この位置から移動部材26が上昇して上記突出部42が
貫通孔48から完全に突出した位置(同図(b)に示す
移動部材の上限位置;本発明にいう解放位置)で上記割
込み部40が両接触部34の間に割り込むように、移動
部材26の形状が設定されている。
がり状の割込み部40が突出し、貫通穴38内の上面に
は上記突出部42に至るまで上方に延びる嵌合溝44が
形成されている。この嵌合溝44内には、上記両バスバ
ー24が若干撓みながらその接触部34同士が面接触し
た状態で両接触部34が圧入可能となっており、嵌合溝
44の入口部分には、当該嵌合溝44内へ両接触部34
を案内するためのテーパー面45が形成されている。そ
して、この圧入が完了した位置(図2(a)に示す移動
部材26の下限位置;本発明にいう拘束位置)で上記凹
部36内にスクイブ22が挿入された状態となる一方、
この位置から移動部材26が上昇して上記突出部42が
貫通孔48から完全に突出した位置(同図(b)に示す
移動部材の上限位置;本発明にいう解放位置)で上記割
込み部40が両接触部34の間に割り込むように、移動
部材26の形状が設定されている。
【0040】なお、この移動部材26の材質は、少なく
とも割込み部40が両バスバー24と接触する部分が電
気絶縁性を有し、かつ、強度及び耐熱性の高いものが好
ましい。具体的には、ポリイミド樹脂やガラス入りナイ
ロン樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネー
トといったエンジニアリングプラスチックが好適であ
る。また、ステンレス鋼等の金属材料で形成し、少なく
とも割込み部40のバスバー接触部分の表面に合成樹脂
等からなる絶縁被膜を施したものでもよい。
とも割込み部40が両バスバー24と接触する部分が電
気絶縁性を有し、かつ、強度及び耐熱性の高いものが好
ましい。具体的には、ポリイミド樹脂やガラス入りナイ
ロン樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネー
トといったエンジニアリングプラスチックが好適であ
る。また、ステンレス鋼等の金属材料で形成し、少なく
とも割込み部40のバスバー接触部分の表面に合成樹脂
等からなる絶縁被膜を施したものでもよい。
【0041】上記突出部42の左右両側面には、下方に
向かうに従って突出量の大きくなるテーパー状の被係止
突起46が形成されている。そして、これらの被係止突
起46が貫通孔48内に下方から圧入され、さらに上方
に抜け出た状態(図2(b)の状態)で当該被係止突起
46が貫通孔48の周縁部に係止され、これにより移動
部材26全体の下降が阻止されるようになっている。
向かうに従って突出量の大きくなるテーパー状の被係止
突起46が形成されている。そして、これらの被係止突
起46が貫通孔48内に下方から圧入され、さらに上方
に抜け出た状態(図2(b)の状態)で当該被係止突起
46が貫通孔48の周縁部に係止され、これにより移動
部材26全体の下降が阻止されるようになっている。
【0042】次に、この回路遮断器の作用を説明する。
【0043】まず、通常の状態では移動部材26を図2
(a)に示すような拘束位置にセットしておく。この状
態では両バスバー24の接触部34同士が接触している
ため、図1に示すバッテリー正端子10bとヒューズ1
4とが電気的に接続され、各電装品に対して正常な電力
供給が行われる。
(a)に示すような拘束位置にセットしておく。この状
態では両バスバー24の接触部34同士が接触している
ため、図1に示すバッテリー正端子10bとヒューズ1
4とが電気的に接続され、各電装品に対して正常な電力
供給が行われる。
【0044】この状態で、車両の衝突が発生し、エアバ
ッグ信号が作成されてハーネスECU17に入力される
と、このハーネスECU17は図略の導線を通じてスク
イブ22内のフィラメントを通電、加熱し、火薬を爆発
させる。この爆発力は、移動部材26の凹部36の内面
に作用し、移動部材26を図2(a)の拘束位置から同
図(b)の解放位置へ強制的に上昇させる。これによ
り、両接触部34と嵌合溝44との嵌合による接触部3
4の拘束が解かれるとともに、接触部34同士の間に絶
縁性をもつ割込み部40が割込み、両接触部34の接触
を完全に阻止する。これにより、前記バッテリー正端子
10bとヒューズ14との間が電気的に遮断され、電力
供給が速やかにストップする。
ッグ信号が作成されてハーネスECU17に入力される
と、このハーネスECU17は図略の導線を通じてスク
イブ22内のフィラメントを通電、加熱し、火薬を爆発
させる。この爆発力は、移動部材26の凹部36の内面
に作用し、移動部材26を図2(a)の拘束位置から同
図(b)の解放位置へ強制的に上昇させる。これによ
り、両接触部34と嵌合溝44との嵌合による接触部3
4の拘束が解かれるとともに、接触部34同士の間に絶
縁性をもつ割込み部40が割込み、両接触部34の接触
を完全に阻止する。これにより、前記バッテリー正端子
10bとヒューズ14との間が電気的に遮断され、電力
供給が速やかにストップする。
【0045】さらに、この実施の形態では、上記拘束位
置から解放位置への移動部材26の上昇の際、その突出
部42が貫通孔48から上方に突出するとともに、当該
突出部42の側面に形成されている被係止突起46が貫
通孔48に圧入されながらこれを強引に通過するため、
その通過後は被係止突起46が貫通孔48の周縁部に係
止され、移動部材26が下降することが阻止される。従
って、一旦切り離された接触部34同士が運転者の意に
反して再接触するおそれがない。しかも、回路異常が解
消された後は、上ケース28の外側から突出部42をケ
ース内へ強く押し込むことにより、遮断器を分解しなく
ても移動部材26を拘束位置に復帰させて電源回路の再
接続を行うことが可能である。
置から解放位置への移動部材26の上昇の際、その突出
部42が貫通孔48から上方に突出するとともに、当該
突出部42の側面に形成されている被係止突起46が貫
通孔48に圧入されながらこれを強引に通過するため、
その通過後は被係止突起46が貫通孔48の周縁部に係
止され、移動部材26が下降することが阻止される。従
って、一旦切り離された接触部34同士が運転者の意に
反して再接触するおそれがない。しかも、回路異常が解
消された後は、上ケース28の外側から突出部42をケ
ース内へ強く押し込むことにより、遮断器を分解しなく
ても移動部材26を拘束位置に復帰させて電源回路の再
接続を行うことが可能である。
【0046】この遮断器では、従来のように爆発力で直
接バスバーを破断するのではなく、移動部材26の移動
によって両バスバー24同士の接触を解除させる構成と
しているので、大きな爆発力は不要であり、少量の火薬
でも回路遮断を確実に行うことができる。従って、ケー
ス60等に要求される強度は大幅に削減されることにな
り、これによって遮断器全体の構造を簡素化及び低廉化
することができる。特に、この実施の形態では、移動部
材26にその拘束位置でスクイブ22が挿入される凹部
36を形成し、この凹部36内で爆発を行わせるように
しているので、当該爆発力を外に逃がすことなく移動部
材26に集中して作用させることができ、これによって
火薬の必要量をさらに削減することが可能となってい
る。
接バスバーを破断するのではなく、移動部材26の移動
によって両バスバー24同士の接触を解除させる構成と
しているので、大きな爆発力は不要であり、少量の火薬
でも回路遮断を確実に行うことができる。従って、ケー
ス60等に要求される強度は大幅に削減されることにな
り、これによって遮断器全体の構造を簡素化及び低廉化
することができる。特に、この実施の形態では、移動部
材26にその拘束位置でスクイブ22が挿入される凹部
36を形成し、この凹部36内で爆発を行わせるように
しているので、当該爆発力を外に逃がすことなく移動部
材26に集中して作用させることができ、これによって
火薬の必要量をさらに削減することが可能となってい
る。
【0047】なお、上記突出部42を省略し、移動部材
26をケース内に完全に収める場合には、例えば第2の
実施の形態として図5及び図6に示すように、上ケース
28の適所にエア抜き孔49を設けるとともに、移動部
材26が解放位置にある状態でその被係止突起46と係
合する係止突起(戻り防止部)50を上ケース28の内
面に突設すればよい。また、上記嵌合溝44の入口部分
のテーパー面45を省略し、接触部34が一旦嵌合溝4
4から離脱した後は容易に嵌合溝44内に侵入できない
形状にすれば、上記被係止突起46等からなる戻り防止
機構を省略することも可能である。
26をケース内に完全に収める場合には、例えば第2の
実施の形態として図5及び図6に示すように、上ケース
28の適所にエア抜き孔49を設けるとともに、移動部
材26が解放位置にある状態でその被係止突起46と係
合する係止突起(戻り防止部)50を上ケース28の内
面に突設すればよい。また、上記嵌合溝44の入口部分
のテーパー面45を省略し、接触部34が一旦嵌合溝4
4から離脱した後は容易に嵌合溝44内に侵入できない
形状にすれば、上記被係止突起46等からなる戻り防止
機構を省略することも可能である。
【0048】また、移動部材26によりバスバー24同
士が拘束されていない状態で、その接触部34同士が離
間するような形状にバスバー24が形成されている場合
には、割込み部40は必ずしも要しない。ただし、この
割込み部40を設けることによって接触部34同士の接
触をより確実に阻止することができ、信頼性が向上す
る。特に、図示のように割込み部40を先とがり状にし
た場合には、接触部34間への割込み部40の割込み抵
抗を減らして必要火薬量をさらに削減することが可能に
なる。
士が拘束されていない状態で、その接触部34同士が離
間するような形状にバスバー24が形成されている場合
には、割込み部40は必ずしも要しない。ただし、この
割込み部40を設けることによって接触部34同士の接
触をより確実に阻止することができ、信頼性が向上す
る。特に、図示のように割込み部40を先とがり状にし
た場合には、接触部34間への割込み部40の割込み抵
抗を減らして必要火薬量をさらに削減することが可能に
なる。
【0049】逆に、第3の実施の形態として図7(a)
(b)に示すように、移動部材26と接触していない状
態でバスバー24の接触部34同士が接触するような形
状にバスバー24を形成しておき、拘束手段である嵌合
溝44を省略して割込み部40のみを有する移動部材2
6を用いてもよい。この場合、同図(a)に示すように
当該割込み部40が両接触部34から離間している待機
位置と、同図(b)に示すように割込み部40が両接触
部34の間に割り込んでその相互接触を阻止する割込み
位置との間で移動部材を移動可能にし、これをスクイブ
22の出力する爆発力で待機位置から割込み位置へ強制
移動させるようにすればよい。
(b)に示すように、移動部材26と接触していない状
態でバスバー24の接触部34同士が接触するような形
状にバスバー24を形成しておき、拘束手段である嵌合
溝44を省略して割込み部40のみを有する移動部材2
6を用いてもよい。この場合、同図(a)に示すように
当該割込み部40が両接触部34から離間している待機
位置と、同図(b)に示すように割込み部40が両接触
部34の間に割り込んでその相互接触を阻止する割込み
位置との間で移動部材を移動可能にし、これをスクイブ
22の出力する爆発力で待機位置から割込み位置へ強制
移動させるようにすればよい。
【0050】また、下ケース20内面の適当な高さ位置
に係止突起(戻り防止部)50を突設しておき、この係
止突起50によって、移動部材26を図7(a)に示す
待機位置に仮止めするとともに、移動部材26が係止突
起50を乗り越えた後は当該係止突起50によって移動
部材26が同図(b)の割込み位置に保持されるように
すれば、過って回路が再接続されるのを、より確実に防
ぐことが可能になる。
に係止突起(戻り防止部)50を突設しておき、この係
止突起50によって、移動部材26を図7(a)に示す
待機位置に仮止めするとともに、移動部材26が係止突
起50を乗り越えた後は当該係止突起50によって移動
部材26が同図(b)の割込み位置に保持されるように
すれば、過って回路が再接続されるのを、より確実に防
ぐことが可能になる。
【0051】なお、予め両接触部34を相互接触状態に
保持しておくには、バスバー24の形状によるばね性を
利用するようにしてもよいし、両接触部34を軽くかし
めておくようにしてもよい。
保持しておくには、バスバー24の形状によるばね性を
利用するようにしてもよいし、両接触部34を軽くかし
めておくようにしてもよい。
【0052】次に、第4の実施の形態を図8に基づいて
説明する。なお、この実施の形態にかかる遮断器12が
配される電源回路は、前記第1の実施の形態で示したも
のと同等であり、ここでは説明を省略する。
説明する。なお、この実施の形態にかかる遮断器12が
配される電源回路は、前記第1の実施の形態で示したも
のと同等であり、ここでは説明を省略する。
【0053】この回路遮断器12は、ケース60、スク
イブ(爆発手段)22、単一のバスバー(回路構成用導
体)24、及び移動部材26を備えている。
イブ(爆発手段)22、単一のバスバー(回路構成用導
体)24、及び移動部材26を備えている。
【0054】ケース60は、移動部材26を収納可能な
中空状をなし、その天壁にエア抜き孔62を有し、底壁
上にスクイブ22が固定されている。このスクイブ22
は、前記第1の実施の形態で示したものと同等であり、
その説明は省略する。
中空状をなし、その天壁にエア抜き孔62を有し、底壁
上にスクイブ22が固定されている。このスクイブ22
は、前記第1の実施の形態で示したものと同等であり、
その説明は省略する。
【0055】バスバー24は、その中間の水平部分の両
端から両垂直部が下方に延びる門型をなし、その水平部
分がケース60の上部を横方向に貫通してケース60内
に臨んでいる。そして、当該水平部分の中央部に略V字
状の切欠64が形成され、この部分のみ他の部分よりも
断面積が小さい形状となっている。バスバー24の両垂
直部の下端及び上記下ケース20は、図略の基盤に固定
され、一方の基部32の下端が前記図1に示すバッテリ
ー10の正端子10bに、他方の基部32の下端が同図
のヒューズ14にそれぞれ電気的に接続されるようにな
っている。
端から両垂直部が下方に延びる門型をなし、その水平部
分がケース60の上部を横方向に貫通してケース60内
に臨んでいる。そして、当該水平部分の中央部に略V字
状の切欠64が形成され、この部分のみ他の部分よりも
断面積が小さい形状となっている。バスバー24の両垂
直部の下端及び上記下ケース20は、図略の基盤に固定
され、一方の基部32の下端が前記図1に示すバッテリ
ー10の正端子10bに、他方の基部32の下端が同図
のヒューズ14にそれぞれ電気的に接続されるようにな
っている。
【0056】移動部材26は、上記ケース60内に上下
動可能に収納されている。この移動部材26の底部に
は、下方に開口する凹部36が形成され、上部には、先
とがり状の破断部66が突出している。そして、移動部
材26が下限位置(図8(a)に示すように移動部材2
6の底面がケース60の底壁に当たる位置)で上記凹部
36内にスクイブ22が挿入された状態となる一方、こ
の位置から移動部材26が強い力で上昇することによ
り、その破断部66が上記バスバー24の切欠64が設
けられている部分を破断するように移動部材26の形状
が設定されている(同図(b)参照)。
動可能に収納されている。この移動部材26の底部に
は、下方に開口する凹部36が形成され、上部には、先
とがり状の破断部66が突出している。そして、移動部
材26が下限位置(図8(a)に示すように移動部材2
6の底面がケース60の底壁に当たる位置)で上記凹部
36内にスクイブ22が挿入された状態となる一方、こ
の位置から移動部材26が強い力で上昇することによ
り、その破断部66が上記バスバー24の切欠64が設
けられている部分を破断するように移動部材26の形状
が設定されている(同図(b)参照)。
【0057】この実施の形態にかかる移動部材26の材
質も、少なくともバスバー24との接触部分が電気絶縁
性を有しており、かつ、強度及び耐熱性の高いものが好
ましく、ポリイミド樹脂やガラス入りナイロン樹脂、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリカーボネートといったエ
ンジニアリングプラスチックが好適であり、ステンレス
鋼等の金属材料の表面に合成樹脂等の絶縁材料をコーテ
ィングしたものでもよい。
質も、少なくともバスバー24との接触部分が電気絶縁
性を有しており、かつ、強度及び耐熱性の高いものが好
ましく、ポリイミド樹脂やガラス入りナイロン樹脂、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリカーボネートといったエ
ンジニアリングプラスチックが好適であり、ステンレス
鋼等の金属材料の表面に合成樹脂等の絶縁材料をコーテ
ィングしたものでもよい。
【0058】次に、この回路遮断器の作用を説明する。
【0059】まず、通常の状態では移動部材26を図8
(a)に示すような下限位置にセットしておく。この状
態では、バスバー24を介して図1に示すバッテリー正
端子10bとヒューズ14とが電気的に接続され、各電
装品に対して正常な電力供給が行われる。
(a)に示すような下限位置にセットしておく。この状
態では、バスバー24を介して図1に示すバッテリー正
端子10bとヒューズ14とが電気的に接続され、各電
装品に対して正常な電力供給が行われる。
【0060】この状態で、車両の衝突が発生し、エアバ
ッグ信号が作成されてハーネスECU17に入力される
と、このハーネスECU17は図略の導線を通じてスク
イブ22内のフィラメントを通電、加熱し、火薬を爆発
させる。この爆発力は、移動部材26の凹部36の内面
に作用し、移動部材26を図8(a)の下限位置から同
図(b)の位置まで強制的に上昇させる。これにより、
移動部材26の破断部66がバスバー24の中央部分
(切欠64が設けられている部分)を突き破る。すなわ
ち、バスバー24を強制破断する(同図(b))。これ
により、前記バッテリー正端子10bとヒューズ14と
の間が電気的に遮断され、電力供給が速やかにストップ
する。
ッグ信号が作成されてハーネスECU17に入力される
と、このハーネスECU17は図略の導線を通じてスク
イブ22内のフィラメントを通電、加熱し、火薬を爆発
させる。この爆発力は、移動部材26の凹部36の内面
に作用し、移動部材26を図8(a)の下限位置から同
図(b)の位置まで強制的に上昇させる。これにより、
移動部材26の破断部66がバスバー24の中央部分
(切欠64が設けられている部分)を突き破る。すなわ
ち、バスバー24を強制破断する(同図(b))。これ
により、前記バッテリー正端子10bとヒューズ14と
の間が電気的に遮断され、電力供給が速やかにストップ
する。
【0061】すなわち、この遮断器では、従来のように
爆発力で直接バスバーを破断するのではなく、当該爆発
力で移動部材26を移動させることにより、その破断部
66でバスバー24を破断させる構成としているので、
上記爆発力を移動部材26の破断予定個所に集中させる
ことができる。従って、少量の火薬でも回路遮断を確実
に行うことができ、その分ケース60等に要求される強
度は大幅に削減されることになり、これによって遮断器
全体の構造を簡素化及び低廉化することができる。特
に、この実施の形態では、上記破断部66を先とがり状
にして作用力の集中度を高めたり、バスバー24の破断
予定個所に切欠64を形成してその断面積を減らしたり
しているので、火薬の必要量をさらに削減することが可
能となっている。
爆発力で直接バスバーを破断するのではなく、当該爆発
力で移動部材26を移動させることにより、その破断部
66でバスバー24を破断させる構成としているので、
上記爆発力を移動部材26の破断予定個所に集中させる
ことができる。従って、少量の火薬でも回路遮断を確実
に行うことができ、その分ケース60等に要求される強
度は大幅に削減されることになり、これによって遮断器
全体の構造を簡素化及び低廉化することができる。特
に、この実施の形態では、上記破断部66を先とがり状
にして作用力の集中度を高めたり、バスバー24の破断
予定個所に切欠64を形成してその断面積を減らしたり
しているので、火薬の必要量をさらに削減することが可
能となっている。
【0062】なお、バスバー24の破断予定部分の断面
積を減らすための形状は種々設定が可能である。例え
ば、図9(a)に示すように、バスバー24の表裏両面
に略V字状の切欠64を形成してもよい。また、切欠6
4の具体的な形状は問わず、同図(b)(c)に示すよ
うなU字状の切欠64を形成してもよい。また、破断予
定部分のみ局所的にバスバー24の幅寸法を減らすよう
にしても、断面積の縮小が可能である。
積を減らすための形状は種々設定が可能である。例え
ば、図9(a)に示すように、バスバー24の表裏両面
に略V字状の切欠64を形成してもよい。また、切欠6
4の具体的な形状は問わず、同図(b)(c)に示すよ
うなU字状の切欠64を形成してもよい。また、破断予
定部分のみ局所的にバスバー24の幅寸法を減らすよう
にしても、断面積の縮小が可能である。
【0063】第5の実施の形態を図10及び図11に示
す。ここでは、横置き型のケース70を備え、その前部
(図1では左側部分)底壁上に内壁72が立設されてい
る。この内壁72で囲まれている部分の中央にスクイブ
組付部74が形成され、このスクイブ組付部74にスク
イブ22が組付けられている。このスクイブ22は、そ
の火薬の爆発力を前方(図10及び図11では左方)に
出力するように配置されている。
す。ここでは、横置き型のケース70を備え、その前部
(図1では左側部分)底壁上に内壁72が立設されてい
る。この内壁72で囲まれている部分の中央にスクイブ
組付部74が形成され、このスクイブ組付部74にスク
イブ22が組付けられている。このスクイブ22は、そ
の火薬の爆発力を前方(図10及び図11では左方)に
出力するように配置されている。
【0064】この実施の形態において、一対のバスバー
24は上記スクイブ組付部74の左右両側(図1では上
下両側)に配設されている。前記第1の実施の形態と同
様、各バスバー24は、互いに平行に延びる基部32
と、この基部32から内向きの斜め上方に延びる斜辺部
33と、この斜辺部33から上方に延びる接触部34と
を一体に有している。そして、両基部32がスクイブ組
付部74と内壁72との間に挟み込まれ、斜辺部33が
スクイブ組付部74の前方で互いに接近し合う方向に延
び、接触部34同士が中央で面接触する配置とされてい
る。
24は上記スクイブ組付部74の左右両側(図1では上
下両側)に配設されている。前記第1の実施の形態と同
様、各バスバー24は、互いに平行に延びる基部32
と、この基部32から内向きの斜め上方に延びる斜辺部
33と、この斜辺部33から上方に延びる接触部34と
を一体に有している。そして、両基部32がスクイブ組
付部74と内壁72との間に挟み込まれ、斜辺部33が
スクイブ組付部74の前方で互いに接近し合う方向に延
び、接触部34同士が中央で面接触する配置とされてい
る。
【0065】一方のバスバー24の基部32はケース1
2の上方に導出され、この導出部分に端子結合部76が
形成されている。この端子結合部76は、前記図1に示
したバッテリー10の正端子10bを挟む一対の略半円
弧状導体を備え、この端子結合部76がバッテリー正端
子10bに結合されることにより、バスバー24全体が
バッテリー10に直結されるようになっている。
2の上方に導出され、この導出部分に端子結合部76が
形成されている。この端子結合部76は、前記図1に示
したバッテリー10の正端子10bを挟む一対の略半円
弧状導体を備え、この端子結合部76がバッテリー正端
子10bに結合されることにより、バスバー24全体が
バッテリー10に直結されるようになっている。
【0066】他方のバスバー24の基部32はケース1
2の側方(図1では上方)に導出され、この導出部分に
導線接続部78が形成されている。この導線接続部78
には、上側(図1では手前側)に突出するねじ軸部79
が立設され、このねじ軸部29に、図略のバッテリー導
線の端末に設けられたリング状端子が嵌められ、ナット
で締結されることにより、このバッテリー導線とバスバ
ー24全体とが電気的に接続されるようになっている。
2の側方(図1では上方)に導出され、この導出部分に
導線接続部78が形成されている。この導線接続部78
には、上側(図1では手前側)に突出するねじ軸部79
が立設され、このねじ軸部29に、図略のバッテリー導
線の端末に設けられたリング状端子が嵌められ、ナット
で締結されることにより、このバッテリー導線とバスバ
ー24全体とが電気的に接続されるようになっている。
【0067】移動部材26は、上記スクイブ組付部74
に対し、そのスクイブ22よりも前方の部分に嵌め込ま
れ、前後にスライド可能とされている。この移動部材2
6の先端部は先とがり状の割込み部40が突出し、移動
部材26が図11に示す位置(割込み位置)まで前進す
ることにより上記割込み部40が両接触部34の間に割
り込むように、移動部材26の形状が設定されている。
に対し、そのスクイブ22よりも前方の部分に嵌め込ま
れ、前後にスライド可能とされている。この移動部材2
6の先端部は先とがり状の割込み部40が突出し、移動
部材26が図11に示す位置(割込み位置)まで前進す
ることにより上記割込み部40が両接触部34の間に割
り込むように、移動部材26の形状が設定されている。
【0068】移動部材26の両側面には、凹部47が形
成される一方、スクイブ組付部74の前端部には左右一
対の係止片50が斜め内向き前方に突設されている。そ
して、移動部材26が上記割込み位置まで前進した段階
でその凹部47に上記各係止片50が係合することによ
り、移動部材26が図10の待機位置に逆行するのが阻
止されるようになっている。
成される一方、スクイブ組付部74の前端部には左右一
対の係止片50が斜め内向き前方に突設されている。そ
して、移動部材26が上記割込み位置まで前進した段階
でその凹部47に上記各係止片50が係合することによ
り、移動部材26が図10の待機位置に逆行するのが阻
止されるようになっている。
【0069】この実施の形態においても、図10の状態
で両バスバー24を媒介にバッテリー10とバッテリー
導線とが正常に電気的接続される一方、この状態からス
クイブ22が作動して火薬を爆発させ、その爆発力で移
動部材26を割込み位置まで強制移動させることによ
り、バッテリー10とバッテリー導線との導通を緊急遮
断することができる。
で両バスバー24を媒介にバッテリー10とバッテリー
導線とが正常に電気的接続される一方、この状態からス
クイブ22が作動して火薬を爆発させ、その爆発力で移
動部材26を割込み位置まで強制移動させることによ
り、バッテリー10とバッテリー導線との導通を緊急遮
断することができる。
【0070】この実施の形態にも示したように、本発明
において、ケースの具体的な構造や、当該ケース内の導
体及び爆発手段の具体的な配置等は適宜設定が可能であ
る。
において、ケースの具体的な構造や、当該ケース内の導
体及び爆発手段の具体的な配置等は適宜設定が可能であ
る。
【0071】その他、本発明は例えば次のような実施形
態をとることも可能である。
態をとることも可能である。
【0072】(1) 前記第1の実施の形態や第2の実施の
形態では、移動部材26全体が絶縁材料で形成されたも
のを示しているが、図12に示すように、当該移動部材
26が拘束位置で両バスバー接触部34と接触する部
分、すなわち、嵌合溝44の内面部分を導体43で構成
すれば、両接触部34間の電気抵抗をさらに減らして電
気的接続性を高めることができ、大電流回路にも対応す
ることが可能になる。また、移動部材26の割込み部4
0以外の部分(割込み部40がない場合には移動部材2
6全体)を導体で構成してもよい。
形態では、移動部材26全体が絶縁材料で形成されたも
のを示しているが、図12に示すように、当該移動部材
26が拘束位置で両バスバー接触部34と接触する部
分、すなわち、嵌合溝44の内面部分を導体43で構成
すれば、両接触部34間の電気抵抗をさらに減らして電
気的接続性を高めることができ、大電流回路にも対応す
ることが可能になる。また、移動部材26の割込み部4
0以外の部分(割込み部40がない場合には移動部材2
6全体)を導体で構成してもよい。
【0073】(2) 割込み部40が存在する場合でも、そ
の割込み部40全体が絶縁材料で形成されている必要は
なく、少なくとも、その解除位置で接触部34と接触す
る部分が絶縁性を有していればよい。例えば、図13
(b)に示すように、解除位置でも割込み部40の先端
41が両接触部34と接触しない形状である場合には、
その先端41を金属材料で形成することにより、当該先
端41の強度を増すことが可能である。
の割込み部40全体が絶縁材料で形成されている必要は
なく、少なくとも、その解除位置で接触部34と接触す
る部分が絶縁性を有していればよい。例えば、図13
(b)に示すように、解除位置でも割込み部40の先端
41が両接触部34と接触しない形状である場合には、
その先端41を金属材料で形成することにより、当該先
端41の強度を増すことが可能である。
【0074】(3) 前記第1〜第3の実施の形態のように
移動部材26にスクイブ挿入用の凹部36を形成する場
合、例えば図14に示すように、スクイブ22の周囲に
その爆発力を移動部材26の移動方向(同図では上方
向)に指向させる筒部21を形成し、この筒部21ごと
凹部36内に挿入するようにすれば、爆発力をより効率
良く移動部材の移動力に変換でき、必要な爆発力をさら
に低減できる利点が得られる。
移動部材26にスクイブ挿入用の凹部36を形成する場
合、例えば図14に示すように、スクイブ22の周囲に
その爆発力を移動部材26の移動方向(同図では上方
向)に指向させる筒部21を形成し、この筒部21ごと
凹部36内に挿入するようにすれば、爆発力をより効率
良く移動部材の移動力に変換でき、必要な爆発力をさら
に低減できる利点が得られる。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明は、ケース内に一対
の回路構成用導体及び移動部材を収納し、この移動部材
で両導体を相互接触状態に拘束しておいて、火薬の爆発
力で上記移動部材を強制移動させて上記拘束を解除する
ことにより導体同士を離間させるものであり、または、
回路構成用導体を相互接触状態にしておいて、火薬の爆
発力で上記移動部材を強制移動させて上記相互接触部分
に割り込ませることにより導体同士を離間させるもので
あり、または、移動部材に破断部を設けておき、この移
動部材を火薬の爆発力で強制移動させることにより上記
破断部によって導体を破断させるものであるので、従来
のように火薬の爆発力を導体に直接作用させてその破断
を行うものに比べ、回路遮断に要する爆発エネルギーを
大幅に削減することができ、これによって上記ケースを
はじめとする各部の必要強度を低減して、遮断全体の小
型化及び低廉化を果たすことができる効果がある。
の回路構成用導体及び移動部材を収納し、この移動部材
で両導体を相互接触状態に拘束しておいて、火薬の爆発
力で上記移動部材を強制移動させて上記拘束を解除する
ことにより導体同士を離間させるものであり、または、
回路構成用導体を相互接触状態にしておいて、火薬の爆
発力で上記移動部材を強制移動させて上記相互接触部分
に割り込ませることにより導体同士を離間させるもので
あり、または、移動部材に破断部を設けておき、この移
動部材を火薬の爆発力で強制移動させることにより上記
破断部によって導体を破断させるものであるので、従来
のように火薬の爆発力を導体に直接作用させてその破断
を行うものに比べ、回路遮断に要する爆発エネルギーを
大幅に削減することができ、これによって上記ケースを
はじめとする各部の必要強度を低減して、遮断全体の小
型化及び低廉化を果たすことができる効果がある。
【図1】本発明にかかる回路遮断器が設けられる自動車
用電源回路の一例を示す図である。
用電源回路の一例を示す図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施の形態にかかる回
路遮断器において移動部材が拘束位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が解放位置にある状態
を示す断面正面図である。
路遮断器において移動部材が拘束位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が解放位置にある状態
を示す断面正面図である。
【図3】(a)は上記回路遮断器の分解断面正面図、
(b)はその分解断面側面図である。
(b)はその分解断面側面図である。
【図4】上記回路遮断器の分解斜視図である。
【図5】(a)は本発明の第2の実施の形態にかかる回
路遮断器において移動部材が拘束位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が解放位置にある状態
を示す断面正面図である。
路遮断器において移動部材が拘束位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が解放位置にある状態
を示す断面正面図である。
【図6】(a)は図5にかかる回路遮断器の分解断面正
面図、(b)はその分解断面側面図である。
面図、(b)はその分解断面側面図である。
【図7】(a)は本発明の第3の実施の形態にかかる回
路遮断器において移動部材が待機位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が割込み位置にある状
態を示す断面正面図である。
路遮断器において移動部材が待機位置にある状態を示す
断面正面図、(b)は同移動部材が割込み位置にある状
態を示す断面正面図である。
【図8】(a)は本発明の第4の実施の形態にかかる回
路遮断器において移動部材の破断部がバスバーを破断す
る前の状態を示す断面正面図、(b)は同破断部がバス
バーを破断した後の状態を示す断面正面図である。
路遮断器において移動部材の破断部がバスバーを破断す
る前の状態を示す断面正面図、(b)は同破断部がバス
バーを破断した後の状態を示す断面正面図である。
【図9】(a)(b)(c)は上記バスバーの破断予定
部分の形状の変形例を示す斜視図である。
部分の形状の変形例を示す斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態において移動部材
が待機位置にある状態を示す断面平面図である。
が待機位置にある状態を示す断面平面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態において移動部材
が割込み位置に移動した状態を示す断面平面図である。
が割込み位置に移動した状態を示す断面平面図である。
【図12】移動部材の嵌合溝の内面部分を導体で形成し
た実施形態を示す説明図である。
た実施形態を示す説明図である。
【図13】(a)は割込み部の先端を導体で形成した実
施形態において移動部材が拘束位置にある状態を示す断
面図、(b)は同実施形態において移動部材が解除位置
にある状態を示す断面図である。
施形態において移動部材が拘束位置にある状態を示す断
面図、(b)は同実施形態において移動部材が解除位置
にある状態を示す断面図である。
【図14】スクイブの周囲に筒部を設けた実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図15】(a)は従来の回路遮断器における爆発力の
作用状態を示す説明図、(b)は同回路遮断器における
バスバーの破断後の状態を示す説明図である。
作用状態を示す説明図、(b)は同回路遮断器における
バスバーの破断後の状態を示す説明図である。
12 回路遮断器 20 下ケース 21 筒部 22 スクイブ(爆発手段) 24 バスバー(回路構成用導体) 26 移動部材 28 上ケース 34 接触部 36 凹部 40 割込み部 41 割込み部先端 42 突出部 43 導体 44 嵌合溝 46 被係止突起 48 貫通孔 50 係止突起(戻り防止部) 60 ケース 64 切欠 66 破断部 70 ケース
フロントページの続き (72)発明者 高木 幸一 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 谷川 満 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 井上 典 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内
Claims (22)
- 【請求項1】 ケースと、このケース内で相互接触可能
な位置に設けられた一対の回路構成用導体と、これらの
回路構成用導体と係合して両回路構成用導体を当該回路
構成用導体同士が相互接触する状態に拘束する拘束位置
と当該拘束を解除して回路構成用導体同士を離間させる
解放位置との間で移動可能となるようにケースに設けら
れた移動部材と、上記ケース内に設けられ、火薬を爆発
させることによりその爆発力で上記移動部材を上記拘束
位置から解放位置へ強制的に移動させる爆発手段とを備
えたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】 請求項1記載の回路遮断器において、上
記両回路構成用導体の端部同士が接触可能となるように
両回路構成用導体を配置するとともに、上記移動部材に
その拘束位置で上記両回路構成用導体の端部が圧入され
ることによりこれらの端部を相互接触する状態に拘束す
る嵌合溝を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の回路遮断器にお
いて、上記移動部材が上記拘束位置で両回路構成用導体
の端部と接触する部分を導体で構成したことを特徴とす
る回路遮断器。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の回路遮
断器において、上記移動部材に、その解除位置で両回路
構成用導体の相互接触部分の間に割り込む割込み部を設
け、かつ、少なくとも当該解除位置で割込み部が両回路
構成用導体と接触する部分を絶縁材料で構成したことを
特徴とする回路遮断器。 - 【請求項5】 請求項4記載の回路遮断器において、上
記割込み部を先とがり状に形成したことを特徴とする回
路遮断器。 - 【請求項6】 請求項5記載の回路遮断器において、上
記割込み部の先端を金属材料で構成したことを特徴とす
る回路遮断器。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の回路遮
断器において、上記移動部材に、この移動部材が上記拘
束位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹部を設
けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項8】 請求項7記載の回路遮断器において、上
記爆発手段の周囲に、その爆発力を移動部材の移動方向
に指向させる筒部を設け、この筒部ごと上記移動部材の
凹部内に挿入されるようにしたことを特徴とする回路遮
断器。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の回路遮
断器において、上記ケースに、上記解放位置に至った移
動部材と係合することによりこの移動部材が拘束位置側
へ戻るのを阻止する戻り防止部を設けたことを特徴とす
る回路遮断器。 - 【請求項10】 請求項9記載の回路遮断器において、
上記ケースの壁に、上記移動部材が上記拘束位置から解
放位置へ移動する際に当該移動部材の一部が貫通する貫
通孔を設けるとともに、この貫通孔を貫通した状態で当
該貫通孔の周縁部に係止される被係止部を移動部材に設
けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項11】 ケースと、このケース内で相互接触す
る位置に設けられた一対の回路構成用導体と、これらの
回路構成用導体を相互接触する状態にしておく待機位置
と両回路構成用導体の相互接触部分の間に割込み部が割
り込む割込み位置との間で移動可能となるようにケース
に設けられ、かつ、少なくとも当該割込み位置で上記割
込み部が両回路構成用導体と接触する部分が絶縁材料で
構成された移動部材と、上記ケース内に設けられ、火薬
を爆発させることによりその爆発力で上記移動部材を上
記待機位置から割込み位置へ強制的に移動させる爆発手
段とを備えたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項12】 請求項11記載の回路遮断器におい
て、上記割込み部を先とがり状に形成したことを特徴と
する回路遮断器。 - 【請求項13】 請求項12記載の回路遮断器におい
て、上記割込み部の先端を金属材料で構成したことを特
徴とする回路遮断器。 - 【請求項14】 請求項11〜13のいずれかに記載の
回路遮断器において、上記移動部材に、この移動部材が
上記待機位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹
部を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項15】 請求項14記載の回路遮断器におい
て、上記爆発手段の周囲に、その爆発力を移動部材の移
動方向に指向させる筒部を設け、この筒部ごと上記移動
部材の凹部内に挿入されるようにしたことを特徴とする
回路遮断器。 - 【請求項16】 請求項11〜15のいずれかに記載の
回路遮断器において、上記ケースに、上記割込み位置に
至った移動部材と係合することによりこの移動部材が待
機位置側へ戻るのを阻止する戻り防止部を設けたことを
特徴とする回路遮断器。 - 【請求項17】 請求項16記載の回路遮断器におい
て、上記ケースの壁に、上記移動部材が上記待機位置か
ら割込み位置へ移動する際に当該移動部材の一部が貫通
する貫通孔を設けるとともに、この貫通孔を貫通した状
態で当該貫通孔の周縁部に係止される被係止部を移動部
材に設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項18】 ケースと、このケース内に少なくとも
その途中部分が位置するように設けられた回路構成用導
体と、上記ケース内に設けられ、このケース内に位置す
る回路構成用導体の途中部分を破断させるための破断部
を有し、少なくとも回路構成用導体の破断後の状態で当
該回路構成用導体と接触する部分が絶縁材料で構成され
た移動部材と、上記ケース内に設けられ、火薬を爆発さ
せることによりその爆発力で上記移動部材を移動させて
その破断部に回路構成用導体の破断を行わせる爆発手段
とを備えたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項19】 請求項18記載の回路遮断器におい
て、上記破断部を先とがり状に形成したことを特徴とす
る回路遮断器。 - 【請求項20】 請求項18または19記載の回路遮断
器において、上記回路構成用導体が上記破断部により破
断される部分の断面積を他の導体部分の断面積よりも小
さくしたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項21】 請求項18〜20のいずれかに記載の
回路遮断器において、上記移動部材に、この移動部材が
上記拘束位置にある状態で上記爆発手段が挿入される凹
部を設けたことを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項22】 請求項21記載の回路遮断器におい
て、上記爆発手段の周囲に、その爆発力を移動部材の移
動方向に指向させる筒部を設け、この筒部ごと上記移動
部材の凹部内に挿入されるようにしたことを特徴とする
回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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