JPH10189082A - 電気機器の端子装置 - Google Patents
電気機器の端子装置Info
- Publication number
- JPH10189082A JPH10189082A JP34355796A JP34355796A JPH10189082A JP H10189082 A JPH10189082 A JP H10189082A JP 34355796 A JP34355796 A JP 34355796A JP 34355796 A JP34355796 A JP 34355796A JP H10189082 A JPH10189082 A JP H10189082A
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- Japan
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- insulating plate
- insulating
- terminal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端子に対する外部接続線の接続や接続部の点
検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子カバー部品を逐一
取外したり取付けたりすることなくできるようにする。 【解決手段】 ケース21の端子25間を遮る絶縁壁2
3に溝27を形成し、絶縁板28をその溝27に挿入し
て収納及び引出し可能に設けることにより、端子25に
外部接続線を接続する折りや、その接続部の点検等の作
業をする折りには、絶縁板28を溝27に沿ってその奥
部まで挿入し収納する。そして、接続後や接続部の点検
等をした後には、絶縁板28を溝27に沿って引出し突
出させ、端子25間の短絡を防止する絶縁バリヤとして
機能させる。
検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子カバー部品を逐一
取外したり取付けたりすることなくできるようにする。 【解決手段】 ケース21の端子25間を遮る絶縁壁2
3に溝27を形成し、絶縁板28をその溝27に挿入し
て収納及び引出し可能に設けることにより、端子25に
外部接続線を接続する折りや、その接続部の点検等の作
業をする折りには、絶縁板28を溝27に沿ってその奥
部まで挿入し収納する。そして、接続後や接続部の点検
等をした後には、絶縁板28を溝27に沿って引出し突
出させ、端子25間の短絡を防止する絶縁バリヤとして
機能させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子間の絶縁や端子
との接触から使用者の保護をする構造を改良した電気機
器の端子装置に関する。
との接触から使用者の保護をする構造を改良した電気機
器の端子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器、例えば電磁接触器
においては、図15に示すように、ケース1に、外部接
続線2を接続するための端子3が複数個(1個のみ図
示)例えば横並びで設けられている。中でも、中容量以
上のものにおいては、その各端子3に、外部接続線2が
それぞれ圧着端子4で接続されるようになっており、こ
の関係上、端子3はいずれもケース1に露出状態で設け
られている。このため、配線くず等の導電性異物が端子
3部分に付着すると、端子3間の短絡を起こすおそれが
あり、又、端子3には使用者が触れる可能性があった。
においては、図15に示すように、ケース1に、外部接
続線2を接続するための端子3が複数個(1個のみ図
示)例えば横並びで設けられている。中でも、中容量以
上のものにおいては、その各端子3に、外部接続線2が
それぞれ圧着端子4で接続されるようになっており、こ
の関係上、端子3はいずれもケース1に露出状態で設け
られている。このため、配線くず等の導電性異物が端子
3部分に付着すると、端子3間の短絡を起こすおそれが
あり、又、端子3には使用者が触れる可能性があった。
【0003】そこで、図16に示す絶縁カバー5が用い
られている。この絶縁カバー5はポリカーボネート等の
絶縁材から成るもので、下方及び後方(図中右側)を開
放した室6を仕切壁7で遮って上記電磁接触器の端子3
の個数分(図示例では3個)有し、その各前面部5aに
切欠部8が形成されている。又、各上面部5bには後方
への延出部9が形成されていて、これの各先端部両側に
突部10が形成されている。更に、上記仕切壁7の後縁
部にも突部11が形成されている。
られている。この絶縁カバー5はポリカーボネート等の
絶縁材から成るもので、下方及び後方(図中右側)を開
放した室6を仕切壁7で遮って上記電磁接触器の端子3
の個数分(図示例では3個)有し、その各前面部5aに
切欠部8が形成されている。又、各上面部5bには後方
への延出部9が形成されていて、これの各先端部両側に
突部10が形成されている。更に、上記仕切壁7の後縁
部にも突部11が形成されている。
【0004】そして、それらに対応して、電磁接触器の
ケース1には各端子3間を挟んだ絶縁壁12の内面対向
部分に上方から下方へと延びる溝13が形成され、ケー
ス1前面に溝14が形成されている。この構成で、絶縁
カバー5は溝13に上方からそれぞれ突部10を係合さ
せ、その上で、外部接続線2にそれぞれ切欠部8を嵌合
しつつ、溝14にそれぞれ突部11を係合させており、
かくして、絶縁カバー5がケース1に取付けられてい
る。
ケース1には各端子3間を挟んだ絶縁壁12の内面対向
部分に上方から下方へと延びる溝13が形成され、ケー
ス1前面に溝14が形成されている。この構成で、絶縁
カバー5は溝13に上方からそれぞれ突部10を係合さ
せ、その上で、外部接続線2にそれぞれ切欠部8を嵌合
しつつ、溝14にそれぞれ突部11を係合させており、
かくして、絶縁カバー5がケース1に取付けられてい
る。
【0005】しかして、この絶縁カバー5の取付状態で
は、仕切壁7がケース1前面で各端子3間を遮って、こ
の端子3間の短絡を防止する絶縁バリヤとして機能し、
延出部9が各端子3の上方を覆って、端子3との接触か
ら使用者を保護する端子カバーとして機能するようにな
っている。
は、仕切壁7がケース1前面で各端子3間を遮って、こ
の端子3間の短絡を防止する絶縁バリヤとして機能し、
延出部9が各端子3の上方を覆って、端子3との接触か
ら使用者を保護する端子カバーとして機能するようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、端子3に外部接続線2を接続する折りには、絶縁カ
バー5を取外しておく必要があり、接続後に絶縁カバー
5を取付ける必要がある。又、接続後にも、接続部の点
検等をする折りには、絶縁カバー5を取外す必要があ
り、更にその点検等をした後には絶縁カバー5を取付け
る必要がある。このように従来のものでは、端子3に対
する外部接続線2の接続や接続部の点検等の作業と合わ
せて、絶縁カバー5を逐一取外したり、取付けたりしな
ければならず、面倒であった。
合、端子3に外部接続線2を接続する折りには、絶縁カ
バー5を取外しておく必要があり、接続後に絶縁カバー
5を取付ける必要がある。又、接続後にも、接続部の点
検等をする折りには、絶縁カバー5を取外す必要があ
り、更にその点検等をした後には絶縁カバー5を取付け
る必要がある。このように従来のものでは、端子3に対
する外部接続線2の接続や接続部の点検等の作業と合わ
せて、絶縁カバー5を逐一取外したり、取付けたりしな
ければならず、面倒であった。
【0007】しかも、その取外しをするときには、複数
ある突部11をそれぞれ溝14から外すと共に、同じく
複数ある突部10をそれぞれ溝13から外すという作業
が必要で、反対に取付けるときには、その突部10をそ
れぞれ溝13に係合させると共に、突部11をそれぞれ
溝14に係合させるという作業が必要であり、一層面倒
且つ困難であった。このため、絶縁カバー5をその取外
し、取付け時に破損することも間々あり、そして、取外
したときには絶縁カバー5を紛失するおそれを有してい
た。
ある突部11をそれぞれ溝14から外すと共に、同じく
複数ある突部10をそれぞれ溝13から外すという作業
が必要で、反対に取付けるときには、その突部10をそ
れぞれ溝13に係合させると共に、突部11をそれぞれ
溝14に係合させるという作業が必要であり、一層面倒
且つ困難であった。このため、絶縁カバー5をその取外
し、取付け時に破損することも間々あり、そして、取外
したときには絶縁カバー5を紛失するおそれを有してい
た。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、端子に対する外部接続線の
接続や接続部の点検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子
カバー部品を逐一取外したり取付けたりすることなくで
きて、作業の容易化を図ることができると共に、それら
部品の破損、紛失のおそれをもなくすことのできる電気
機器の端子装置を提供するにある。
であり、従ってその目的は、端子に対する外部接続線の
接続や接続部の点検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子
カバー部品を逐一取外したり取付けたりすることなくで
きて、作業の容易化を図ることができると共に、それら
部品の破損、紛失のおそれをもなくすことのできる電気
機器の端子装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気機器の端子装置においては、第1に、
電気機器のケースに、外部接続線を接続する複数の端子
を露出状態で設けると共に、この端子間を遮る絶縁壁を
設けたものにあって、その絶縁壁に溝を形成し、絶縁バ
リヤとしての絶縁板をその溝に挿入して収納及び引出し
可能に設けたことを特徴とする。
に、本発明の電気機器の端子装置においては、第1に、
電気機器のケースに、外部接続線を接続する複数の端子
を露出状態で設けると共に、この端子間を遮る絶縁壁を
設けたものにあって、その絶縁壁に溝を形成し、絶縁バ
リヤとしての絶縁板をその溝に挿入して収納及び引出し
可能に設けたことを特徴とする。
【0010】このものによれば、端子に対する外部接続
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って収納することにより、絶縁板が外部接続
線の挿入や、引張り、押込みの操作の邪魔にならずに作
業をしやすくでき、作業後には絶縁板を溝に沿って引出
すことにより、端子間の短絡を防止する絶縁バリヤとし
て機能させ得るもので、要するに、絶縁板は溝に沿って
出し入れするだけで良く、逐一取外したり取付けたりす
る必要がない。
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って収納することにより、絶縁板が外部接続
線の挿入や、引張り、押込みの操作の邪魔にならずに作
業をしやすくでき、作業後には絶縁板を溝に沿って引出
すことにより、端子間の短絡を防止する絶縁バリヤとし
て機能させ得るもので、要するに、絶縁板は溝に沿って
出し入れするだけで良く、逐一取外したり取付けたりす
る必要がない。
【0011】本発明の電気機器の端子装置においては、
第2に、ケースの端子と相対する部分の周囲に溝を形成
し、この溝に端子カバーとしての絶縁板を挿入して収納
及び引出し可能に設けたことを特徴とする。
第2に、ケースの端子と相対する部分の周囲に溝を形成
し、この溝に端子カバーとしての絶縁板を挿入して収納
及び引出し可能に設けたことを特徴とする。
【0012】このものによれば、端子に対する外部接続
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って引出すことにより、端子部分が露見し、
且つそれへの接続工具の進入が許容されて作業をしやす
くでき、作業後には絶縁板を溝に沿って収納することに
より、端子を覆ってそれとの接触から使用者を保護する
端子カバーとして機能させ得るもので、要するに、この
場合も、絶縁板は溝に沿って出し入れするだけで良く、
逐一取外したり取付けたりする必要がない。
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って引出すことにより、端子部分が露見し、
且つそれへの接続工具の進入が許容されて作業をしやす
くでき、作業後には絶縁板を溝に沿って収納することに
より、端子を覆ってそれとの接触から使用者を保護する
端子カバーとして機能させ得るもので、要するに、この
場合も、絶縁板は溝に沿って出し入れするだけで良く、
逐一取外したり取付けたりする必要がない。
【0013】本発明の電気機器の端子装置においては、
第3に、ケースの端子と相対する部分の周囲に溝を形成
し、この溝に、絶縁バリヤを一体化した端子カバーとし
ての絶縁板を挿入して収納及び引出し可能に設けたこと
を特徴とする。
第3に、ケースの端子と相対する部分の周囲に溝を形成
し、この溝に、絶縁バリヤを一体化した端子カバーとし
ての絶縁板を挿入して収納及び引出し可能に設けたこと
を特徴とする。
【0014】このものによれば、端子に対する外部接続
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って引出すことにより、端子部分が露見し、
且つそれへの接続工具の進入が許容されて作業をしやす
くでき、作業後には絶縁板を溝に沿って収納することに
より、端子を覆ってそれとの接触から使用者を保護する
端子カバーとして機能させ得ると共に、端子間の短絡を
防止する絶縁バリヤとしても機能させ得るもので、要す
るに、この場合も、絶縁板は溝に沿って出し入れするだ
けで良く、逐一取外したり取付けたりする必要がない。
線の接続や接続部の点検等の作業をする折りには、絶縁
板を溝に沿って引出すことにより、端子部分が露見し、
且つそれへの接続工具の進入が許容されて作業をしやす
くでき、作業後には絶縁板を溝に沿って収納することに
より、端子を覆ってそれとの接触から使用者を保護する
端子カバーとして機能させ得ると共に、端子間の短絡を
防止する絶縁バリヤとしても機能させ得るもので、要す
るに、この場合も、絶縁板は溝に沿って出し入れするだ
けで良く、逐一取外したり取付けたりする必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図3を参照して説明する。まず図1には
電気機器、中でも中容量以上の電磁接触器のケース21
を示しており、これはプラスチック等の絶縁材から成る
もので、内部に、電磁石と、これによって開閉操作され
る主接触部(いずれも図示せず)を配設している。
き、図1ないし図3を参照して説明する。まず図1には
電気機器、中でも中容量以上の電磁接触器のケース21
を示しており、これはプラスチック等の絶縁材から成る
もので、内部に、電磁石と、これによって開閉操作され
る主接触部(いずれも図示せず)を配設している。
【0016】ケース21の上側の前部及び後部には、図
2及び図3にも示すように、凹部22を複数個例えば3
個ずつ形成している。この凹部22はいずれも矩形状
で、その各両側は絶縁壁23又は絶縁壁24となってい
る。この場合、中央部の凹部22の両側は絶縁壁23,
23であり、両外側の凹部22のそれぞれ両側は絶縁壁
23,24である。これらは例えば三相交流に対応して
おり、凹部22の各底部には上記主接触部に接続した端
子25を露出固定状態で設け、更に、それに外部接続線
(図示せず)を圧着端子で接続するための接続具である
ねじ26を螺挿して設けている。
2及び図3にも示すように、凹部22を複数個例えば3
個ずつ形成している。この凹部22はいずれも矩形状
で、その各両側は絶縁壁23又は絶縁壁24となってい
る。この場合、中央部の凹部22の両側は絶縁壁23,
23であり、両外側の凹部22のそれぞれ両側は絶縁壁
23,24である。これらは例えば三相交流に対応して
おり、凹部22の各底部には上記主接触部に接続した端
子25を露出固定状態で設け、更に、それに外部接続線
(図示せず)を圧着端子で接続するための接続具である
ねじ26を螺挿して設けている。
【0017】上記絶縁壁23,24のうち、中央の2枚
の絶縁壁23は端子25間を遮っており、この2枚の絶
縁壁23にはそれぞれ溝27を形成している。この溝2
7は絶縁壁23の前面部から凹部22の奥部とほゞ並び
合う部分までの深さで形成したものであり、図1に示す
ように、その最上部は絶縁壁23の最上部近くに位置
し、最下部は絶縁壁23の最下部(凹部22の底部)よ
り更に下方に位置している。
の絶縁壁23は端子25間を遮っており、この2枚の絶
縁壁23にはそれぞれ溝27を形成している。この溝2
7は絶縁壁23の前面部から凹部22の奥部とほゞ並び
合う部分までの深さで形成したものであり、図1に示す
ように、その最上部は絶縁壁23の最上部近くに位置
し、最下部は絶縁壁23の最下部(凹部22の底部)よ
り更に下方に位置している。
【0018】これに対して、絶縁板28はケース1と同
じくプラスチック等の絶縁材により矩形板状に形成した
もので、溝27と同数存し、その各縦、横、及び厚さの
寸法はそれぞれ溝27の長さ、奥行、及び幅の寸法に合
わせ、それらとほゞ同じに定めている。又、この絶縁板
28の一方側の縁部にはそれぞれ他の部分より幅広な取
手部29を形成している。そして、その構成で、絶縁板
28は取手部29とは反対側の縁部を先方にしてそれぞ
れ溝27に圧入気味に挿入している。
じくプラスチック等の絶縁材により矩形板状に形成した
もので、溝27と同数存し、その各縦、横、及び厚さの
寸法はそれぞれ溝27の長さ、奥行、及び幅の寸法に合
わせ、それらとほゞ同じに定めている。又、この絶縁板
28の一方側の縁部にはそれぞれ他の部分より幅広な取
手部29を形成している。そして、その構成で、絶縁板
28は取手部29とは反対側の縁部を先方にしてそれぞ
れ溝27に圧入気味に挿入している。
【0019】次に、上記構成のものの作用を述べる。端
子25に外部接続線を接続する折り、絶縁板28は図2
に示すように溝27に沿ってその奥部まで挿入すること
により収納しておく。これにより、前方(図2中下方)
や後方(同図中上方)からの外部接続線の挿入等につい
て絶縁板28が邪魔にならず、端子25に対する外部接
続線の接続作業を容易に行うことができる。接続後に
は、絶縁板28は図3に示すように溝27に沿って引出
し突出させる。これにより、絶縁板28を端子25間の
短絡を防止する絶縁バリヤとして機能させることができ
る。
子25に外部接続線を接続する折り、絶縁板28は図2
に示すように溝27に沿ってその奥部まで挿入すること
により収納しておく。これにより、前方(図2中下方)
や後方(同図中上方)からの外部接続線の挿入等につい
て絶縁板28が邪魔にならず、端子25に対する外部接
続線の接続作業を容易に行うことができる。接続後に
は、絶縁板28は図3に示すように溝27に沿って引出
し突出させる。これにより、絶縁板28を端子25間の
短絡を防止する絶縁バリヤとして機能させることができ
る。
【0020】又、接続部の点検等の作業をする折りに
は、絶縁板28を図2に示すように溝27に沿ってその
奥部まで挿入することにより収納する。これにより、上
述同様の前方や後方からの外部接続線の引張りあるいは
押込み等の点検操作に対して絶縁板28が邪魔になら
ず、接続部の点検等の作業を容易に行うことができる。
点検等の作業を行った後には、絶縁板28を図3に示す
ように溝27に沿って引出し突出させる。これにより、
絶縁板28を端子25間の短絡を防止する絶縁バリヤと
して機能させることができる。なお、絶縁板28の上述
の収納及び引出しの各位置は、絶縁板28に対する溝2
7の摩擦力によって保持される。
は、絶縁板28を図2に示すように溝27に沿ってその
奥部まで挿入することにより収納する。これにより、上
述同様の前方や後方からの外部接続線の引張りあるいは
押込み等の点検操作に対して絶縁板28が邪魔になら
ず、接続部の点検等の作業を容易に行うことができる。
点検等の作業を行った後には、絶縁板28を図3に示す
ように溝27に沿って引出し突出させる。これにより、
絶縁板28を端子25間の短絡を防止する絶縁バリヤと
して機能させることができる。なお、絶縁板28の上述
の収納及び引出しの各位置は、絶縁板28に対する溝2
7の摩擦力によって保持される。
【0021】このように本構成のものでは、端子25に
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、絶縁バリヤとしての絶縁板28は溝27に沿っ
て出し入れするだけで良いもので、従来の絶縁カバー5
と違い、ケース21から逐一取外したり、更にその後取
付けたりする必要がない。更に、その絶縁板28の出し
入れ自体、絶縁板28を溝27から単に引出し、そして
単に押込むだけのことでできるもので、従来の絶縁カバ
ー5のような溝13,14に対する突部10,11の係
合解除、及び係合のような面倒な作業を伴うことがな
く、かくして、作業の充分な容易化を達成することがで
きる。
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、絶縁バリヤとしての絶縁板28は溝27に沿っ
て出し入れするだけで良いもので、従来の絶縁カバー5
と違い、ケース21から逐一取外したり、更にその後取
付けたりする必要がない。更に、その絶縁板28の出し
入れ自体、絶縁板28を溝27から単に引出し、そして
単に押込むだけのことでできるもので、従来の絶縁カバ
ー5のような溝13,14に対する突部10,11の係
合解除、及び係合のような面倒な作業を伴うことがな
く、かくして、作業の充分な容易化を達成することがで
きる。
【0022】又、このように絶縁板28の扱いが出し入
れで容易にできることにより、絶縁板28を破損させて
しまうこともなくなり、更に、引出したときにも絶縁板
28をケース1から分離させず引出し位置に留め得るか
ら、紛失してしまうことも防止することができる。
れで容易にできることにより、絶縁板28を破損させて
しまうこともなくなり、更に、引出したときにも絶縁板
28をケース1から分離させず引出し位置に留め得るか
ら、紛失してしまうことも防止することができる。
【0023】以上に対して、図4ないし図6は本発明の
第2実施例を示すもので、図1ないし図3と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ述べる。このものでは、ケース21の端子25
と相対する部分である図中上方の部分において、中央の
2枚の絶縁壁23aを前述の絶縁壁23より高さの低い
ものとして、その上方後部に凹部22の全部に共通の壁
面31を形成し、そして、上記端子25と相対する部分
の周囲である両外側の絶縁壁24の上部内面からその壁
面31にかけて溝32を形成している。
第2実施例を示すもので、図1ないし図3と同一の部分
には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ述べる。このものでは、ケース21の端子25
と相対する部分である図中上方の部分において、中央の
2枚の絶縁壁23aを前述の絶縁壁23より高さの低い
ものとして、その上方後部に凹部22の全部に共通の壁
面31を形成し、そして、上記端子25と相対する部分
の周囲である両外側の絶縁壁24の上部内面からその壁
面31にかけて溝32を形成している。
【0024】これに対応して、絶縁板33はプラスチッ
ク等の絶縁材により矩形板状に形成したものであり、そ
の厚さを溝32とほゞ同じに定め、縦(前後方向)の寸
法を凹部22の奥行より充分大なる寸法に定め、横(左
右寸法)を仕切壁23aの厚さを含む全凹部22の幅寸
法に溝32の左右両側部の深さを加えた寸法にほゞ定め
ている。又、この絶縁板33にも、一方側の縁部には他
の部分より幅広な取手部34を形成している。そして、
その構成で、絶縁板33は取手部34とは反対側の縁部
を先方にして溝32に圧入気味に挿入している。
ク等の絶縁材により矩形板状に形成したものであり、そ
の厚さを溝32とほゞ同じに定め、縦(前後方向)の寸
法を凹部22の奥行より充分大なる寸法に定め、横(左
右寸法)を仕切壁23aの厚さを含む全凹部22の幅寸
法に溝32の左右両側部の深さを加えた寸法にほゞ定め
ている。又、この絶縁板33にも、一方側の縁部には他
の部分より幅広な取手部34を形成している。そして、
その構成で、絶縁板33は取手部34とは反対側の縁部
を先方にして溝32に圧入気味に挿入している。
【0025】このものの場合、端子25に外部接続線を
接続する折りには、絶縁板33を図5に示すように溝3
2に沿って引出し突出させる。これにより、端子25部
分が上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーな
ど接続工具の進入が許容されて作業をしやすくすること
ができる。接続後には、絶縁板33は図6に示すように
溝32に沿ってその奥部まで挿入することにより収納す
る。これにより、絶縁板33を、端子25を上方から覆
ってそれとの接触から使用者を保護する端子カバーとし
て機能させることができる。
接続する折りには、絶縁板33を図5に示すように溝3
2に沿って引出し突出させる。これにより、端子25部
分が上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーな
ど接続工具の進入が許容されて作業をしやすくすること
ができる。接続後には、絶縁板33は図6に示すように
溝32に沿ってその奥部まで挿入することにより収納す
る。これにより、絶縁板33を、端子25を上方から覆
ってそれとの接触から使用者を保護する端子カバーとし
て機能させることができる。
【0026】又、接続部の点検等の作業をする折りに
は、絶縁板33を図5に示すように溝32に沿って引出
し突出させる。これにより、上述同様に端子25部分が
上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーなど接
続工具の進入が許容されて作業をしやすくすることがで
きる。点検等の作業を行った後には、絶縁板33を図6
に示すように溝32に沿ってその奥部まで挿入すること
により収納する。これにより、やはり上述同様に絶縁板
33を、端子25を上方より覆ってそれとの接触から使
用者を保護する端子カバーとして機能させることができ
る。なお、この場合も、絶縁板33の収納及び引出しの
各位置は、絶縁板33に対する溝32の摩擦力によって
保持される。
は、絶縁板33を図5に示すように溝32に沿って引出
し突出させる。これにより、上述同様に端子25部分が
上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーなど接
続工具の進入が許容されて作業をしやすくすることがで
きる。点検等の作業を行った後には、絶縁板33を図6
に示すように溝32に沿ってその奥部まで挿入すること
により収納する。これにより、やはり上述同様に絶縁板
33を、端子25を上方より覆ってそれとの接触から使
用者を保護する端子カバーとして機能させることができ
る。なお、この場合も、絶縁板33の収納及び引出しの
各位置は、絶縁板33に対する溝32の摩擦力によって
保持される。
【0027】このように本構成のものでも、端子25に
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、端子カバーとしての絶縁板33は溝32に沿っ
て出し入れするだけで良いもので、従来の絶縁カバー5
と違い、ケース21から逐一取外したり、更にその後取
付けたりする必要がない。更に、その絶縁板33の出し
入れ自体、絶縁板33を溝32から単に引出し、そして
単に押込むだけのことでできるもので、作業を充分に容
易化できる。又、引出したときには絶縁板33をケース
1から分離させず引出し位置に留め得るから、絶縁板3
3の紛失のおそれをもなくすことができる。
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、端子カバーとしての絶縁板33は溝32に沿っ
て出し入れするだけで良いもので、従来の絶縁カバー5
と違い、ケース21から逐一取外したり、更にその後取
付けたりする必要がない。更に、その絶縁板33の出し
入れ自体、絶縁板33を溝32から単に引出し、そして
単に押込むだけのことでできるもので、作業を充分に容
易化できる。又、引出したときには絶縁板33をケース
1から分離させず引出し位置に留め得るから、絶縁板3
3の紛失のおそれをもなくすことができる。
【0028】図7ないし図9は本発明の第3実施例を示
すもので、これも図1ないし図3並びに図4ないし図6
と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異
なる部分についてのみ述べる。このものでは、端子カバ
ーを一体化した絶縁バリヤとしての絶縁板41を使用し
ており、その上板部41aが第2実施例の絶縁板33同
様であり、この上板部41aの一方側の半部部分からそ
れぞれ下方へほゞ垂直に突設した下板部41bが第1実
施例の絶縁板28同様で、この下板部41bは位置をケ
ース21の絶縁壁23aに合わせている。
すもので、これも図1ないし図3並びに図4ないし図6
と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異
なる部分についてのみ述べる。このものでは、端子カバ
ーを一体化した絶縁バリヤとしての絶縁板41を使用し
ており、その上板部41aが第2実施例の絶縁板33同
様であり、この上板部41aの一方側の半部部分からそ
れぞれ下方へほゞ垂直に突設した下板部41bが第1実
施例の絶縁板28同様で、この下板部41bは位置をケ
ース21の絶縁壁23aに合わせている。
【0029】更に、このものでは、絶縁板41の上板部
41aの一方側の縁部に他の部分より幅広な取手部42
を形成しており、この取手部42とは反対側の縁部を先
方にして上板部41aをケース21の溝32に圧入気味
に挿入している。
41aの一方側の縁部に他の部分より幅広な取手部42
を形成しており、この取手部42とは反対側の縁部を先
方にして上板部41aをケース21の溝32に圧入気味
に挿入している。
【0030】このものの場合、絶縁板41の操作は第2
実施例同様で、端子25に外部接続線を接続する折りに
は、上板部41aを図8に示すように溝32に沿って引
出し突出させる。これにより、端子25部分が上方に露
見し、且つ上方からそれへのドライバーなど接続工具の
進入が許容されて作業をしやすくすることができる。
又、このとき、下板部41bはケース21から離間す
る。
実施例同様で、端子25に外部接続線を接続する折りに
は、上板部41aを図8に示すように溝32に沿って引
出し突出させる。これにより、端子25部分が上方に露
見し、且つ上方からそれへのドライバーなど接続工具の
進入が許容されて作業をしやすくすることができる。
又、このとき、下板部41bはケース21から離間す
る。
【0031】接続後には、上板部41aは図9に示すよ
うに溝32に沿ってその奥部まで挿入することにより収
納する。これにより、上板部41aを、端子25を上方
から覆ってそれとの接触から使用者を保護する端子カバ
ーとして機能させることができる。又、このときには、
下板部41bはケース21の絶縁壁23aの各前面に当
接し、これによって、端子25間の短絡を防止する絶縁
バリヤとして機能させることができる。
うに溝32に沿ってその奥部まで挿入することにより収
納する。これにより、上板部41aを、端子25を上方
から覆ってそれとの接触から使用者を保護する端子カバ
ーとして機能させることができる。又、このときには、
下板部41bはケース21の絶縁壁23aの各前面に当
接し、これによって、端子25間の短絡を防止する絶縁
バリヤとして機能させることができる。
【0032】更に、接続部の点検等の作業をする折りに
は、上板部41aを図8に示すように溝32に沿って引
出し突出させる。これにより、上述同様に端子25部分
が上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーなど
接続工具の進入が許容されて作業をしやすくすることが
できる。このとき、下板部41bはケース21から離間
する。
は、上板部41aを図8に示すように溝32に沿って引
出し突出させる。これにより、上述同様に端子25部分
が上方に露見し、且つ上方からそれへのドライバーなど
接続工具の進入が許容されて作業をしやすくすることが
できる。このとき、下板部41bはケース21から離間
する。
【0033】点検等の作業を行った後には、上板部41
aを図9に示すように溝32に沿ってその奥部まで挿入
することにより収納する。これにより、やはり上述同様
に上板部41aを、端子25を上方より覆ってそれとの
接触から使用者を保護する端子カバーとして機能させる
ことができる。このときには、下板部41bはケース2
1の絶縁壁23aの各前面に当接し、これによって、端
子25間の短絡を防止する絶縁バリヤとして機能させる
ことができる。なお、この場合も、絶縁板41の収納及
び引出しの各位置は、上板部41aに対する溝32の摩
擦力によって保持される。
aを図9に示すように溝32に沿ってその奥部まで挿入
することにより収納する。これにより、やはり上述同様
に上板部41aを、端子25を上方より覆ってそれとの
接触から使用者を保護する端子カバーとして機能させる
ことができる。このときには、下板部41bはケース2
1の絶縁壁23aの各前面に当接し、これによって、端
子25間の短絡を防止する絶縁バリヤとして機能させる
ことができる。なお、この場合も、絶縁板41の収納及
び引出しの各位置は、上板部41aに対する溝32の摩
擦力によって保持される。
【0034】このように本構成のものでも、端子25に
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、端子カバー及び絶縁バリヤとしての絶縁板41
は上板部41aを溝32に沿って出し入れするだけで良
いもので、従来の絶縁カバー5と違い、ケース21から
逐一取外したり、更にその後取付けたりする必要がな
い。更に、その絶縁板41の出し入れ自体、上板部41
aを溝32から単に引出し、そして単に押込むだけのこ
とでできるもので、作業を充分に容易化できる。又、引
出したときには絶縁板41をケース1から分離させず引
出し位置に留め得るから、絶縁板41の紛失のおそれを
もなくすことができる。
対する外部接続線の接続や接続部の点検等の作業をする
折りに、端子カバー及び絶縁バリヤとしての絶縁板41
は上板部41aを溝32に沿って出し入れするだけで良
いもので、従来の絶縁カバー5と違い、ケース21から
逐一取外したり、更にその後取付けたりする必要がな
い。更に、その絶縁板41の出し入れ自体、上板部41
aを溝32から単に引出し、そして単に押込むだけのこ
とでできるもので、作業を充分に容易化できる。又、引
出したときには絶縁板41をケース1から分離させず引
出し位置に留め得るから、絶縁板41の紛失のおそれを
もなくすことができる。
【0035】図10ないし図12は本発明の第4実施例
を示すもので、これも図1ないし図3、図4ないし図
6、及び図7ないし図9と同一の部分には同一の符号を
付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものでは、前記絶縁板28,33及び絶縁板41の
上板部41a相当の絶縁板51の例えば取手部52とは
反対側の縁部に被係合部53を設けている。この被係合
部53は絶縁板51の中間部分の厚さよりも幅広な円筒
状にて、周囲部は薄肉であり、可撓性を有している。こ
れに対して、前記溝27,32相当の溝54には、奥部
と入口近傍部とにそれぞれ係合部55,56を設けてい
る。この係合部55,56は上記被係合部53とほゞ同
幅(溝54の中間部より幅広)の円形穴状を成してい
る。
を示すもので、これも図1ないし図3、図4ないし図
6、及び図7ないし図9と同一の部分には同一の符号を
付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものでは、前記絶縁板28,33及び絶縁板41の
上板部41a相当の絶縁板51の例えば取手部52とは
反対側の縁部に被係合部53を設けている。この被係合
部53は絶縁板51の中間部分の厚さよりも幅広な円筒
状にて、周囲部は薄肉であり、可撓性を有している。こ
れに対して、前記溝27,32相当の溝54には、奥部
と入口近傍部とにそれぞれ係合部55,56を設けてい
る。この係合部55,56は上記被係合部53とほゞ同
幅(溝54の中間部より幅広)の円形穴状を成してい
る。
【0036】この構成で、絶縁板51を被係合部53を
先方にして溝54に挿入すると、被係合部53がその幅
を狭めるようにたわみながら溝54に進入し、図11に
示すように係合部56に達したところでそのたわみが解
けて、この係合部56に係合される。そして更に奥方へ
絶縁板51を進めると、被係合部53は再びその幅を狭
めるようにたわみながら溝54を奥方へ進入し、図12
に示すように係合部55に達したところでそのたわみが
解けて、この係合部55に係合される。
先方にして溝54に挿入すると、被係合部53がその幅
を狭めるようにたわみながら溝54に進入し、図11に
示すように係合部56に達したところでそのたわみが解
けて、この係合部56に係合される。そして更に奥方へ
絶縁板51を進めると、被係合部53は再びその幅を狭
めるようにたわみながら溝54を奥方へ進入し、図12
に示すように係合部55に達したところでそのたわみが
解けて、この係合部55に係合される。
【0037】又、その被係合部53が係合部55に係合
されたところから、絶縁板51を引けば、上述とは逆方
向に絶縁板51が移動(後退)し、被係合部53が係合
部56に達したところでは、上述同様に被係合部53の
たわみが解けて、この被係合部53が係合部56に係合
される。
されたところから、絶縁板51を引けば、上述とは逆方
向に絶縁板51が移動(後退)し、被係合部53が係合
部56に達したところでは、上述同様に被係合部53の
たわみが解けて、この被係合部53が係合部56に係合
される。
【0038】上述の被係合部53が係合部56に係合さ
れた位置、並びに係合部55に係合された位置では、そ
れらの係合によって、絶縁板51がそれぞれ引出し位
置、及び収納位置に保持されるものであり、かくして、
絶縁板51を絶縁バリヤとして機能する位置や、端子カ
バーとして機能する位置にそれぞれ確実に保持でき、そ
れらの機能をより確かに得ることができるようになる。
れた位置、並びに係合部55に係合された位置では、そ
れらの係合によって、絶縁板51がそれぞれ引出し位
置、及び収納位置に保持されるものであり、かくして、
絶縁板51を絶縁バリヤとして機能する位置や、端子カ
バーとして機能する位置にそれぞれ確実に保持でき、そ
れらの機能をより確かに得ることができるようになる。
【0039】図13は本発明の第5実施例を示すもの
で、これも図1ないし図3、図4ないし図6、図7ない
し図9、及び図10ないし図12と同一の部分には同一
の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ
述べる。このものでは、上述の係合部55,56と同様
の係合部57を溝54の奥部と入口近傍部との間に設け
て、この係合部57に被係合部53を選択係合させるこ
とにより、絶縁板51を収納及び引出しの各位置以外の
中間位置にも保持するようにしている。
で、これも図1ないし図3、図4ないし図6、図7ない
し図9、及び図10ないし図12と同一の部分には同一
の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ
述べる。このものでは、上述の係合部55,56と同様
の係合部57を溝54の奥部と入口近傍部との間に設け
て、この係合部57に被係合部53を選択係合させるこ
とにより、絶縁板51を収納及び引出しの各位置以外の
中間位置にも保持するようにしている。
【0040】このようにすることにより、絶縁板51の
収納位置の調整及び引出し位置の調整がそれぞれ絶縁板
51をその各調整位置に確実に保持してできる。なお、
被係合部53と係合部55,56,57との凹凸関係は
上述とは逆であっても良い。又、被係合部53は必ずし
も可撓性を有していなくても良い。
収納位置の調整及び引出し位置の調整がそれぞれ絶縁板
51をその各調整位置に確実に保持してできる。なお、
被係合部53と係合部55,56,57との凹凸関係は
上述とは逆であっても良い。又、被係合部53は必ずし
も可撓性を有していなくても良い。
【0041】図14は本発明の第6実施例を示すもの
で、これも図1ないし図3、図4ないし図6、図7ない
し図9、及び図10ないし図12、及び図13と同一の
部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分
についてのみ述べる。このものでは、上述の溝54の両
側壁部と絶縁板51の、絶縁板51引出し位置で合致す
る部分に孔61,62を形成し、この孔61,62に固
定条部材である紐63を挿通させて結ぶことにより、絶
縁板51をその引出し位置に固定するようにしている。
で、これも図1ないし図3、図4ないし図6、図7ない
し図9、及び図10ないし図12、及び図13と同一の
部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分
についてのみ述べる。このものでは、上述の溝54の両
側壁部と絶縁板51の、絶縁板51引出し位置で合致す
る部分に孔61,62を形成し、この孔61,62に固
定条部材である紐63を挿通させて結ぶことにより、絶
縁板51をその引出し位置に固定するようにしている。
【0042】このようにすることにより、引出し位置に
ある絶縁板51を誤って収納してしまうことを防止する
ことができる。又、絶縁板51を紛失するおそれを一層
確実になくすこともできる。なお、この場合、紐63で
例示した固定条部材を使用するのに代えて、ピン等の固
定棒部材を孔61,62に挿通して、絶縁板51を引出
し位置に固定するようにしても良い。又、この場合には
孔61は溝54の一方の側壁にのみ形成するようにして
も良い。このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得る。
ある絶縁板51を誤って収納してしまうことを防止する
ことができる。又、絶縁板51を紛失するおそれを一層
確実になくすこともできる。なお、この場合、紐63で
例示した固定条部材を使用するのに代えて、ピン等の固
定棒部材を孔61,62に挿通して、絶縁板51を引出
し位置に固定するようにしても良い。又、この場合には
孔61は溝54の一方の側壁にのみ形成するようにして
も良い。このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実
施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない
範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1ないし3の電気機器の端
子装置によれば、端子に対する外部接続線の接続や接続
部の点検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子カバー部品
を溝に沿って出し入れするだけででき、逐一取外したり
取付けたりすることなくできると共に、面倒な作業を伴
うことなくできるから、作業の充分な容易化を達成する
ことができる。又、その作業の容易さにより、絶縁バリ
ヤ部品や端子カバー部品の破損のおそれをなくすことが
でき、更にそれらの部品をケースから分離させずに留め
得るから、それらの紛失のおそれをもなくすことができ
る。
下記の効果を奏する。請求項1ないし3の電気機器の端
子装置によれば、端子に対する外部接続線の接続や接続
部の点検等の作業が、絶縁バリヤ部品や端子カバー部品
を溝に沿って出し入れするだけででき、逐一取外したり
取付けたりすることなくできると共に、面倒な作業を伴
うことなくできるから、作業の充分な容易化を達成する
ことができる。又、その作業の容易さにより、絶縁バリ
ヤ部品や端子カバー部品の破損のおそれをなくすことが
でき、更にそれらの部品をケースから分離させずに留め
得るから、それらの紛失のおそれをもなくすことができ
る。
【0044】請求項4の電気機器の端子装置によれば、
絶縁板を絶縁バリヤとして機能する位置や端子カバーと
して機能する位置にそれぞれ確実に保持できて、それら
の機能をより確かに得ることができる請求項5の電気機
器の端子装置によれば、絶縁板の収納位置の調整及び引
出し位置の調整がそれぞれ絶縁板をその各調整位置に確
実に保持してできる。
絶縁板を絶縁バリヤとして機能する位置や端子カバーと
して機能する位置にそれぞれ確実に保持できて、それら
の機能をより確かに得ることができる請求項5の電気機
器の端子装置によれば、絶縁板の収納位置の調整及び引
出し位置の調整がそれぞれ絶縁板をその各調整位置に確
実に保持してできる。
【0045】請求項6の電気機器の端子装置によれば、
引出し位置にある絶縁板を固定できて、誤って収納して
しまうことを防止できると共に、絶縁板を紛失するおそ
れを一層確実になくすこともできる。
引出し位置にある絶縁板を固定できて、誤って収納して
しまうことを防止できると共に、絶縁板を紛失するおそ
れを一層確実になくすこともできる。
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の分解斜視
図
図
【図2】主要部分の平面図
【図3】状態の異なる主要部分の平面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】主要部分の側面図
【図6】状態の異なる主要部分の側面図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】図5相当図
【図9】図6相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す主要部分の分解断
面図
面図
【図11】状態の異なる主要部分の断面図
【図12】状態の更に異なる主要部分の断面図
【図13】本発明の第5実施例を示す図10相当図
【図14】本発明の第6実施例を示す図11相当図
【図15】従来例を示す主要部分の破断側面図
【図16】絶縁カバー単体の斜視図
21はケース、23は絶縁壁、25は端子、27は溝、
28は絶縁板、32は溝、33は絶縁板、41は絶縁
板、41aは上板部、41bは下板部、51は絶縁板、
53は被係合部、55,56,57は係合部、61,6
2は孔、63は紐(固定条部材)を示す。
28は絶縁板、32は溝、33は絶縁板、41は絶縁
板、41aは上板部、41bは下板部、51は絶縁板、
53は被係合部、55,56,57は係合部、61,6
2は孔、63は紐(固定条部材)を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 電気機器のケースに、外部接続線を接続
する複数の端子を露出状態で設けると共に、この端子間
を遮る絶縁壁を設けたものにおいて、その絶縁壁に溝を
形成し、絶縁バリヤとしての絶縁板をその溝に挿入して
収納及び引出し可能に設けたことを特徴とする電気機器
の端子装置。 - 【請求項2】 電気機器のケースに、外部接続線を接続
する複数の端子を露出状態で設けたものにおいて、その
ケースの端子と相対するの部分の周囲に溝を形成し、端
子カバーとしての絶縁板をその溝に挿入して収納及び引
出し可能に設けたことを特徴とする電気機器の端子装
置。 - 【請求項3】 電気機器のケースに、外部接続線を接続
する複数の端子を露出状態で設けると共に、この端子間
を遮る絶縁壁を設けたものにおいて、そのケースの端子
と相対する部分の周囲に溝を形成し、絶縁バリヤを一体
化した端子カバーとしての絶縁板をその溝に挿入して収
納及び引出し可能に設けたことを特徴とする電気機器の
端子装置。 - 【請求項4】 絶縁板に被係合部を設け、溝の奥部と入
口近傍部とにその被係合部と係合して絶縁板を収納及び
引出しの各位置に保持する係合部を設けたことを特徴と
する請求項1ないし3のいずれかに記載の電気機器の端
子装置。 - 【請求項5】 係合部を溝の奥部と入口近傍部との間に
も設けて、絶縁板を収納及び引出しの各位置以外の中間
位置にも保持するようにしたことを特徴とする請求項4
記載の電気機器の端子装置。 - 【請求項6】 溝の側壁部と絶縁板の、絶縁板引出し位
置で合致する部分に、固定条部材又は固定棒部材が挿通
可能でそれらの挿通により絶縁板をその引出し位置に固
定する孔を形成したことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載の電気機器の端子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34355796A JPH10189082A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気機器の端子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34355796A JPH10189082A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気機器の端子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189082A true JPH10189082A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18362452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34355796A Pending JPH10189082A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 電気機器の端子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10189082A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101148796B1 (ko) | 2010-12-31 | 2012-05-24 | 엘에스산전 주식회사 | 차단기 |
CN103745886A (zh) * | 2014-01-14 | 2014-04-23 | 德力西电气有限公司 | 一种增加接触器绝缘性能的防护罩及外壳结构 |
JP2016213142A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 三菱電機株式会社 | 端子カバーおよび開閉装置 |
CN106710966A (zh) * | 2017-02-24 | 2017-05-24 | 德力西电气有限公司 | 一种控制回路的接线结构及接触器 |
CN113949012A (zh) * | 2021-10-14 | 2022-01-18 | 广东电网有限责任公司 | 一种导线自动隔离固定装置 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34355796A patent/JPH10189082A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101148796B1 (ko) | 2010-12-31 | 2012-05-24 | 엘에스산전 주식회사 | 차단기 |
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