JPH10153427A - 方位計 - Google Patents
方位計Info
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- JPH10153427A JPH10153427A JP31455696A JP31455696A JPH10153427A JP H10153427 A JPH10153427 A JP H10153427A JP 31455696 A JP31455696 A JP 31455696A JP 31455696 A JP31455696 A JP 31455696A JP H10153427 A JPH10153427 A JP H10153427A
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- gain amplifier
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 12
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 12
- 238000005259 measurement Methods 0.000 abstract description 21
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地磁気センサの互いに直交する出力端子に、
検出感度上のばらつきが存在し、或いは地磁気を乱すよ
うな電磁気雰囲気下で測定が行なわれても、常に高精度
の方位測定が可能な方位計を提供する。 【解決手段】 地磁気センサ1を回転し、X軸出力端子
2とY軸出力端子3の地磁気出力信号が検出され、可変
利得増幅器4、5で増幅されAD変換器6、7でAD変
換されて信号処理部8に入力され、X軸出力端子2から
の地磁気出力信号の最大値E(x)maxと、最小値E
(y)minとの差と、Y軸出力端子3からの地磁気出
力信号の最大値E(y)maxと、最小値E(y)mi
nとの差が異なり方位円が楕円であると、両差値の違い
に応じて、信号処理部8は、ファイルから可変利得増幅
器4、5の必要利得を読取り、該利得になるように可変
利得増幅器4、5に制御信号F1、F2を入力して方位
を測定する。
検出感度上のばらつきが存在し、或いは地磁気を乱すよ
うな電磁気雰囲気下で測定が行なわれても、常に高精度
の方位測定が可能な方位計を提供する。 【解決手段】 地磁気センサ1を回転し、X軸出力端子
2とY軸出力端子3の地磁気出力信号が検出され、可変
利得増幅器4、5で増幅されAD変換器6、7でAD変
換されて信号処理部8に入力され、X軸出力端子2から
の地磁気出力信号の最大値E(x)maxと、最小値E
(y)minとの差と、Y軸出力端子3からの地磁気出
力信号の最大値E(y)maxと、最小値E(y)mi
nとの差が異なり方位円が楕円であると、両差値の違い
に応じて、信号処理部8は、ファイルから可変利得増幅
器4、5の必要利得を読取り、該利得になるように可変
利得増幅器4、5に制御信号F1、F2を入力して方位
を測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載
して使用され、方位を測定する方位計に関する。
して使用され、方位を測定する方位計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方位計は、図3に示すように、フ
ラックスゲート型、或いはMR素子型の地磁気センサ5
0のX軸出力端子51と、X軸出力端子51に直交する
Y軸出力端子52とに、X軸出力端子51及びY軸出力
端子52の地磁気出力信号を、それぞれ増幅する増幅器
53、54が接続され、増幅器53、54の出力端子に
は、増幅器53、54の出力信号をAD変換するAD変
換器55、56が接続され、AD変換器55、56の出
力端子には、AD変換器55、56の出力信号に基づい
て、方位データを演算する信号処理部57が接続されて
いる。
ラックスゲート型、或いはMR素子型の地磁気センサ5
0のX軸出力端子51と、X軸出力端子51に直交する
Y軸出力端子52とに、X軸出力端子51及びY軸出力
端子52の地磁気出力信号を、それぞれ増幅する増幅器
53、54が接続され、増幅器53、54の出力端子に
は、増幅器53、54の出力信号をAD変換するAD変
換器55、56が接続され、AD変換器55、56の出
力端子には、AD変換器55、56の出力信号に基づい
て、方位データを演算する信号処理部57が接続されて
いる。
【0003】このような構成の従来の方位計では、地磁
気を乱すものがない電磁気雰囲気下で、地磁気センサ5
0を軸芯を中心に回転しながら、各回転角度位置でX軸
出力端子51及びY軸出力端子52の地磁気出力信号を
検出し、X軸出力端子51及びY軸出力端子52による
検出値をプロットすると、地磁気センサ50のX軸出力
端子51とY軸出力端子52とに、検出感度上のばらつ
きがなければ、図4に示すように、プロットの軌跡は方
位円と呼ばれる円を形成する。
気を乱すものがない電磁気雰囲気下で、地磁気センサ5
0を軸芯を中心に回転しながら、各回転角度位置でX軸
出力端子51及びY軸出力端子52の地磁気出力信号を
検出し、X軸出力端子51及びY軸出力端子52による
検出値をプロットすると、地磁気センサ50のX軸出力
端子51とY軸出力端子52とに、検出感度上のばらつ
きがなければ、図4に示すように、プロットの軌跡は方
位円と呼ばれる円を形成する。
【0004】ここで、Y軸出力端子52の地磁気出力信
号の正方向を例えば北として、X軸出力端子51及びY
軸出力端子52の地磁気出力信号値から方位が算出され
る。この場合、X軸出力端子51の地磁気出力信号値を
Vx、Y軸出力端子52の地磁気出力信号値をVyとす
れば、方位θは次式で表される。
号の正方向を例えば北として、X軸出力端子51及びY
軸出力端子52の地磁気出力信号値から方位が算出され
る。この場合、X軸出力端子51の地磁気出力信号値を
Vx、Y軸出力端子52の地磁気出力信号値をVyとす
れば、方位θは次式で表される。
【0005】 θ=arc tan(Vy/Vx) (1) (1)式から例えばVx=0であれば、θ=90°とな
り方位は北を示すことになる。
り方位は北を示すことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の方位計で
は、地磁気センサ50のX軸出力端子51とY軸出力端
子52とに、検出感度上でばらつきがある場合、或いは
測定雰囲気に鉄板などが存在し地磁気が乱される電磁気
雰囲気下にある場合には、方位円は楕円状に変形し、楕
円の短軸方向の検出感度が低下し、高精度の方位検出が
できなくなる。
は、地磁気センサ50のX軸出力端子51とY軸出力端
子52とに、検出感度上でばらつきがある場合、或いは
測定雰囲気に鉄板などが存在し地磁気が乱される電磁気
雰囲気下にある場合には、方位円は楕円状に変形し、楕
円の短軸方向の検出感度が低下し、高精度の方位検出が
できなくなる。
【0007】本発明は、前述した従来の方位計での方位
測定の現状に鑑みてなされたものであり、地磁気センサ
の互いに直交する出力端子に、検出感度上のばらつきが
存在する場合、或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気
下で測定が行なわれた場合でも、常に高精度の方位測定
が可能な方位計を提供することにある。
測定の現状に鑑みてなされたものであり、地磁気センサ
の互いに直交する出力端子に、検出感度上のばらつきが
存在する場合、或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気
下で測定が行なわれた場合でも、常に高精度の方位測定
が可能な方位計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る方位計は、互いに直交する第1軸方向
及び第2軸方向の地磁気をそれぞれ検出する地磁気セン
サと、該地磁気センサの第1軸方向の地磁気出力を増幅
する第1の可変利得増幅器と、前記地磁気センサの第2
軸方向の地磁気出力を増幅する第2の可変利得増幅器
と、前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得
増幅器で増幅された地磁気出力に基づいて、前記第1の
可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度
を調整する調整手段と、該調整手段で増幅度が調整され
た前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増
幅器で増幅された地磁気出力に基づいて、方位データを
演算する演算手段とを有することを特徴とするものであ
る。
に、本発明に係る方位計は、互いに直交する第1軸方向
及び第2軸方向の地磁気をそれぞれ検出する地磁気セン
サと、該地磁気センサの第1軸方向の地磁気出力を増幅
する第1の可変利得増幅器と、前記地磁気センサの第2
軸方向の地磁気出力を増幅する第2の可変利得増幅器
と、前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得
増幅器で増幅された地磁気出力に基づいて、前記第1の
可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度
を調整する調整手段と、該調整手段で増幅度が調整され
た前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増
幅器で増幅された地磁気出力に基づいて、方位データを
演算する演算手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明によると、地磁気センサの互いに直
交する出力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場
合、或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が
行なわれた場合でも、常に高精度の方位測定が可能にな
る。
交する出力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場
合、或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が
行なわれた場合でも、常に高精度の方位測定が可能にな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、互いに直
交する第1軸方向及び第2軸方向の地磁気をそれぞれ検
出する地磁気センサと、該地磁気センサの第1軸方向の
地磁気出力を増幅する第1の可変利得増幅器と、前記地
磁気センサの第2軸方向の地磁気出力を増幅する第2の
可変利得増幅器と、前記第1の可変利得増幅器及び前記
第2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基づい
て、前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得
増幅器の増幅度を調整する調整手段と、該調整手段で増
幅度が調整された前記第1の可変利得増幅器及び前記第
2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基づい
て、方位データを演算する演算手段とを有することを特
徴とするものであり、地磁気センサの互いに直交する出
力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、或い
は地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行なわれ
た場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
交する第1軸方向及び第2軸方向の地磁気をそれぞれ検
出する地磁気センサと、該地磁気センサの第1軸方向の
地磁気出力を増幅する第1の可変利得増幅器と、前記地
磁気センサの第2軸方向の地磁気出力を増幅する第2の
可変利得増幅器と、前記第1の可変利得増幅器及び前記
第2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基づい
て、前記第1の可変利得増幅器及び前記第2の可変利得
増幅器の増幅度を調整する調整手段と、該調整手段で増
幅度が調整された前記第1の可変利得増幅器及び前記第
2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基づい
て、方位データを演算する演算手段とを有することを特
徴とするものであり、地磁気センサの互いに直交する出
力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、或い
は地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行なわれ
た場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記調整手段が、前記地磁気センサの前記
第1軸方向の地磁気出力の最大値と最小値との差が、前
記値磁気センサの前記第2軸方向の値磁気出力の最大値
と最小値との差と等しくなるように、前記第1の可変利
得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度を調整
することを特徴とするものであり、前記地磁気センサの
前記第1軸方向の地磁気出力の最大値と最小値との差
が、前記値磁気センサの前記第2軸方向の値磁気出力の
最大値と最小値との差と等しくなるように、前記第1の
可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度
が調整されることにより、地磁気センサの互いに直交す
る出力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、
或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行な
われた場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
明において、前記調整手段が、前記地磁気センサの前記
第1軸方向の地磁気出力の最大値と最小値との差が、前
記値磁気センサの前記第2軸方向の値磁気出力の最大値
と最小値との差と等しくなるように、前記第1の可変利
得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度を調整
することを特徴とするものであり、前記地磁気センサの
前記第1軸方向の地磁気出力の最大値と最小値との差
が、前記値磁気センサの前記第2軸方向の値磁気出力の
最大値と最小値との差と等しくなるように、前記第1の
可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度
が調整されることにより、地磁気センサの互いに直交す
る出力端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、
或いは地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行な
われた場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の方
位計において、前記地磁気センサがフラックスゲート型
の地磁気センサであることを特徴とするものであり、フ
ラックスゲート型の地磁気センサの互いに直交する出力
端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、或いは
地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行なわれた
場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
位計において、前記地磁気センサがフラックスゲート型
の地磁気センサであることを特徴とするものであり、フ
ラックスゲート型の地磁気センサの互いに直交する出力
端子に、検出感度上のばらつきが存在する場合、或いは
地磁気を乱すような電磁気雰囲気下で測定が行なわれた
場合でも、常に高精度の方位測定が行なわれる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記地磁気センサがMR素子型の地磁気セ
ンサであることを特徴とするものであり、MR素子型の
地磁気センサの互いに直交する出力端子に、検出感度上
のばらつきが存在する場合、或いは地磁気を乱すような
電磁気雰囲気下で測定が行なわれた場合でも、常に高精
度の方位測定が行なわれる。
明において、前記地磁気センサがMR素子型の地磁気セ
ンサであることを特徴とするものであり、MR素子型の
地磁気センサの互いに直交する出力端子に、検出感度上
のばらつきが存在する場合、或いは地磁気を乱すような
電磁気雰囲気下で測定が行なわれた場合でも、常に高精
度の方位測定が行なわれる。
【0014】以下に、本発明の一実施の形態を、図1及
び図2を参照して説明する。図1は本実施の形態の全体
構成を示すブロック図、図2は図1の可変利得増幅器の
構成を示す回路説明図である。
び図2を参照して説明する。図1は本実施の形態の全体
構成を示すブロック図、図2は図1の可変利得増幅器の
構成を示す回路説明図である。
【0015】本実施の形態では、図1に示すように、地
磁気センサ1のX軸出力端子2に可変利得増幅器4が、
Y軸出力端子3に可変利得増幅器5がそれぞれ接続さ
れ、可変利得増幅器4の出力端子にはAD変換器6が、
可変利得増幅器5の出力端子にはAD変換器7がそれぞ
れ接続され、AD変換器6、7の出力端子が、方位デー
タの演算と可変利得増幅器4、5の利得調整を行なう信
号処理部8に接続され、信号処理部8から制御信号F
1、F2が、可変利得増幅器4、5にそれぞれ入力され
ている。
磁気センサ1のX軸出力端子2に可変利得増幅器4が、
Y軸出力端子3に可変利得増幅器5がそれぞれ接続さ
れ、可変利得増幅器4の出力端子にはAD変換器6が、
可変利得増幅器5の出力端子にはAD変換器7がそれぞ
れ接続され、AD変換器6、7の出力端子が、方位デー
タの演算と可変利得増幅器4、5の利得調整を行なう信
号処理部8に接続され、信号処理部8から制御信号F
1、F2が、可変利得増幅器4、5にそれぞれ入力され
ている。
【0016】この信号処理部8は、地磁気センサ1のX
軸出力端子2からの地磁気出力信号の最大値、最小値
と、Y軸出力端子3からの地磁気出力信号の最大値、最
小値とに基づいて、方位円が楕円から円になるように、
可変利得増幅器4、5の増幅度を調整する機能と、調整
された増幅度の可変利得増幅器4、5からの地磁気出力
信号に基づいて、方位データを演算する機能とを有して
いる。
軸出力端子2からの地磁気出力信号の最大値、最小値
と、Y軸出力端子3からの地磁気出力信号の最大値、最
小値とに基づいて、方位円が楕円から円になるように、
可変利得増幅器4、5の増幅度を調整する機能と、調整
された増幅度の可変利得増幅器4、5からの地磁気出力
信号に基づいて、方位データを演算する機能とを有して
いる。
【0017】ここで可変利得増幅器4、5は同一の構成
を有し、図2を参照して可変利得増幅器4について説明
すれば、オペアンプ4aの反転入力端子と出力端子間
に、抵抗25及びアナログスイッチ28の直列接続回
路、抵抗24及びアナログスイッチ27の直列接続回
路、抵抗23及びアナログスイッチ26の直列接続回路
が、互いに並列に接続され、アナログスイッチ26、2
7、28に、信号処理部8からの制御信号F1が選択入
力され、反転入力端子と地磁気センサ1のX軸出力端子
51間には、抵抗22が接続されている。
を有し、図2を参照して可変利得増幅器4について説明
すれば、オペアンプ4aの反転入力端子と出力端子間
に、抵抗25及びアナログスイッチ28の直列接続回
路、抵抗24及びアナログスイッチ27の直列接続回
路、抵抗23及びアナログスイッチ26の直列接続回路
が、互いに並列に接続され、アナログスイッチ26、2
7、28に、信号処理部8からの制御信号F1が選択入
力され、反転入力端子と地磁気センサ1のX軸出力端子
51間には、抵抗22が接続されている。
【0018】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。地磁気センサ1を360゜の範囲で、所定の単
位角度ごとに回転しながら、地磁気センサ1のX軸出力
端子2からの地磁気出力信号と、Y軸出力端子3からの
地磁気出力信号とにより地磁気が検出され、X軸出力端
子2から出力される地磁気出力信号は、可変利得増幅器
4で増幅され、AD変換器6でAD変換されて信号処理
部8に入力され、信号処理部8のメモリに格納される。
同様にして、Y軸出力端子3から出力される地磁気出力
信号は、可変利得増幅器5で増幅され、AD変換器7で
AD変換されて信号処理部8に入力され、信号処理部8
のメモリに格納される。
明する。地磁気センサ1を360゜の範囲で、所定の単
位角度ごとに回転しながら、地磁気センサ1のX軸出力
端子2からの地磁気出力信号と、Y軸出力端子3からの
地磁気出力信号とにより地磁気が検出され、X軸出力端
子2から出力される地磁気出力信号は、可変利得増幅器
4で増幅され、AD変換器6でAD変換されて信号処理
部8に入力され、信号処理部8のメモリに格納される。
同様にして、Y軸出力端子3から出力される地磁気出力
信号は、可変利得増幅器5で増幅され、AD変換器7で
AD変換されて信号処理部8に入力され、信号処理部8
のメモリに格納される。
【0019】信号処理部8では、X軸出力端子2から出
力される地磁気出力信号の最大値E(x)maxと、最
小値E(y)minとの差E(x)max−E(x)m
inと、Y軸出力端子3から出力される地磁気出力信号
の最大値E(y)maxと、最小値E(y)minとの
差E(y)max−E(y)minを演算し、両差値が
異なっていて、方位円が楕円になっているか否かを判定
する。
力される地磁気出力信号の最大値E(x)maxと、最
小値E(y)minとの差E(x)max−E(x)m
inと、Y軸出力端子3から出力される地磁気出力信号
の最大値E(y)maxと、最小値E(y)minとの
差E(y)max−E(y)minを演算し、両差値が
異なっていて、方位円が楕円になっているか否かを判定
する。
【0020】この判定で、両差値が異なっていると判定
されると、両差値の違いに応じて、信号処理部8は、予
めメモリに格納されているファイルから、可変利得増幅
器4、5に必要な利得を読取り、対応する利得が得られ
るように、可変利得増幅器4、5に制御信号F1、F2
を入力する。
されると、両差値の違いに応じて、信号処理部8は、予
めメモリに格納されているファイルから、可変利得増幅
器4、5に必要な利得を読取り、対応する利得が得られ
るように、可変利得増幅器4、5に制御信号F1、F2
を入力する。
【0021】可変利得増幅器4について説明すれば、図
2に示すアナログスイッチ26、27、28の何れかが
選択され、例えばアナログスイッチ28が選択される
と、アナログスイッチ28に制御信号が入力され、アナ
ログスイッチ28がONとなって、可変利得増幅器4の
反転入力端子と出力端子間に、抵抗25が接続され、可
変利得増幅器4には抵抗22と抵抗25との比で利得が
調整設定される。
2に示すアナログスイッチ26、27、28の何れかが
選択され、例えばアナログスイッチ28が選択される
と、アナログスイッチ28に制御信号が入力され、アナ
ログスイッチ28がONとなって、可変利得増幅器4の
反転入力端子と出力端子間に、抵抗25が接続され、可
変利得増幅器4には抵抗22と抵抗25との比で利得が
調整設定される。
【0022】同様にして、可変利得増幅器5に対しても
必要な利得が調整設定され、可変利得増幅器4、5に調
整設定された利得によって、前述のE(x)max−E
(x)minと、E(y)max−E(y)minとが
等しくなり、方位円が楕円から円になり、地磁気センサ
50のX軸出力端子51とY軸出力端子52とに、検出
感度上でばらつきがある場合、或いは測定雰囲気に鉄板
などが存在し地磁気が乱される電磁気雰囲気下にある場
合に生じる測定誤差が補正される。
必要な利得が調整設定され、可変利得増幅器4、5に調
整設定された利得によって、前述のE(x)max−E
(x)minと、E(y)max−E(y)minとが
等しくなり、方位円が楕円から円になり、地磁気センサ
50のX軸出力端子51とY軸出力端子52とに、検出
感度上でばらつきがある場合、或いは測定雰囲気に鉄板
などが存在し地磁気が乱される電磁気雰囲気下にある場
合に生じる測定誤差が補正される。
【0023】そして、測定誤差の補正のために必要な利
得が調整設定された可変利得増幅器4、5から出力され
る地磁気出力信号に基づいて、信号処理部8では方位デ
ータが演算され、このようにして得られた高精度の方位
データが出力端子9から出力される。
得が調整設定された可変利得増幅器4、5から出力され
る地磁気出力信号に基づいて、信号処理部8では方位デ
ータが演算され、このようにして得られた高精度の方位
データが出力端子9から出力される。
【0024】以上に説明したように、本実施の形態によ
ると、地磁気センサ50のX軸出力端子51とY軸出力
端子52とに、検出感度上でばらつきがある場合、或い
は測定雰囲気に鉄板などが存在し地磁気が乱される電磁
気雰囲気下にある場合に、可変利得増幅器4、5の利得
が調整設定され、方位の測定を常に高精度で行なうこと
が可能になる。
ると、地磁気センサ50のX軸出力端子51とY軸出力
端子52とに、検出感度上でばらつきがある場合、或い
は測定雰囲気に鉄板などが存在し地磁気が乱される電磁
気雰囲気下にある場合に、可変利得増幅器4、5の利得
が調整設定され、方位の測定を常に高精度で行なうこと
が可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、地磁気センサによっ
て、互いに直交する第1軸方向の地磁気と第2軸方向の
地磁気が検出され、第1軸方向の地磁気出力が第1の可
変利得増幅器で増幅され、第2軸方向の地磁気出力が第
2の可変利得増幅器で増幅され、第1の可変利得増幅器
及び第2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基
づいて、補正手段によって、第1の可変利得増幅器及び
第2の可変利得増幅器の増幅度が補正され、増幅度が補
正された第1の可変利得増幅器及び第2の可変利得増幅
器の地磁気出力に基づいて、演算手段によって、方位デ
ータが演算されるので、地磁気センサの第1軸方向の地
磁気と第2軸方向の地磁気の検出感度のばらつきや、周
囲の電磁気環境の影響を補償して、常に高精度の方位測
定を行なうことが可能になる。
て、互いに直交する第1軸方向の地磁気と第2軸方向の
地磁気が検出され、第1軸方向の地磁気出力が第1の可
変利得増幅器で増幅され、第2軸方向の地磁気出力が第
2の可変利得増幅器で増幅され、第1の可変利得増幅器
及び第2の可変利得増幅器で増幅された地磁気出力に基
づいて、補正手段によって、第1の可変利得増幅器及び
第2の可変利得増幅器の増幅度が補正され、増幅度が補
正された第1の可変利得増幅器及び第2の可変利得増幅
器の地磁気出力に基づいて、演算手段によって、方位デ
ータが演算されるので、地磁気センサの第1軸方向の地
磁気と第2軸方向の地磁気の検出感度のばらつきや、周
囲の電磁気環境の影響を補償して、常に高精度の方位測
定を行なうことが可能になる。
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図2】図1の可変利得増幅器の構成を示す回路説明図
【図3】従来の方位計の全体構成を示すブロック図
【図4】方位計による方位測定の説明図
1 地磁気センサ 2 X軸出力端子 3 Y軸出力端子 4、5 可変利得増幅器 6、7 AD変換器 8 信号処理部
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに直交する第1軸方向及び第2軸方
向の地磁気をそれぞれ検出する地磁気センサと、該地磁
気センサの第1軸方向の地磁気出力を増幅する第1の可
変利得増幅器と、前記地磁気センサの第2軸方向の地磁
気出力を増幅する第2の可変利得増幅器と、前記第1の
可変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器で増幅さ
れた地磁気出力に基づいて、前記第1の可変利得増幅器
及び前記第2の可変利得増幅器の増幅度を調整する調整
手段と、該調整手段で増幅度が調整された前記第1の可
変利得増幅器及び前記第2の可変利得増幅器で増幅され
た地磁気出力に基づいて、方位データを演算する演算手
段とを有することを特徴とする方位計。 - 【請求項2】 請求項1記載の方位計において、前記調
整手段が、前記地磁気センサの前記第1軸方向の地磁気
出力の最大値と最小値との差が、前記値磁気センサの前
記第2軸方向の値磁気出力の最大値と最小値との差と等
しくなるように、前記第1の可変利得増幅器及び前記第
2の可変利得増幅器の増幅度を調整することを特徴とす
る方位計。 - 【請求項3】 請求項1記載の方位計において、前記地
磁気センサがフラックスゲート型の地磁気センサである
ことを特徴とする方位計。 - 【請求項4】 請求項1記載の方位計において、前記地
磁気センサがMR素子型の地磁気センサであることを特
徴とする方位計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31455696A JPH10153427A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 方位計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31455696A JPH10153427A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 方位計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10153427A true JPH10153427A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18054716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31455696A Pending JPH10153427A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 方位計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10153427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100683539B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2007-02-15 | 야마하 가부시키가이샤 | 방위 측정 기능을 가진 휴대형 전자장치, 이 장치에적합한 자기 센서, 및 이 장치에 있어서의 방위 측정 방법 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31455696A patent/JPH10153427A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100683539B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2007-02-15 | 야마하 가부시키가이샤 | 방위 측정 기능을 가진 휴대형 전자장치, 이 장치에적합한 자기 센서, 및 이 장치에 있어서의 방위 측정 방법 |
KR100699305B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2007-03-23 | 야마하 가부시키가이샤 | 방위 측정 기능을 가진 휴대형 전자장치, 이 장치에 적합한자기 센서, 및 이 장치에 있어서의 방위 측정 방법 |
US7197343B2 (en) | 2001-07-10 | 2007-03-27 | Yamaha Corporation | Portable electronic apparatus with azimuth measuring function, magnetic sensor suitable for the apparatus, and azimuth measuring method for the apparatus |
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