JPH10127065A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JPH10127065A JPH10127065A JP27637196A JP27637196A JPH10127065A JP H10127065 A JPH10127065 A JP H10127065A JP 27637196 A JP27637196 A JP 27637196A JP 27637196 A JP27637196 A JP 27637196A JP H10127065 A JPH10127065 A JP H10127065A
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of AC power input into DC power output; Conversion of DC power input into AC power output
- H02M7/02—Conversion of AC power input into DC power output without possibility of reversal
- H02M7/04—Conversion of AC power input into DC power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/12—Conversion of AC power input into DC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/145—Conversion of AC power input into DC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means
- H02M7/155—Conversion of AC power input into DC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means using semiconductor devices only
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Abstract
(57)【要約】
【課題】直流送電に適した直流電流を増加させない電力
変換装置を提供することにある。 【解決手段】交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側
に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧
器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、
前記各電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変換
器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手段
を備えた電力変換装置。
変換装置を提供することにある。 【解決手段】交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側
に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧
器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、
前記各電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変換
器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手段
を備えた電力変換装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流送電、燃料電
池、電池電力貯蔵、無効電力補償装置等のシステムにお
いて電圧形自励式変換器を適用した場合の、該電圧形自
励式変換器の多重化構成と電圧形自励式変換器の制御装
置からなる電力変換装置に関する。
池、電池電力貯蔵、無効電力補償装置等のシステムにお
いて電圧形自励式変換器を適用した場合の、該電圧形自
励式変換器の多重化構成と電圧形自励式変換器の制御装
置からなる電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧形自励式変換器の多重化構成
と電圧形自励式変換器の制御装置からなる電力変換装置
について、図14および図15を参照して説明する。図
14において1は交流系統、2は交流系統電圧を計測す
る計器用変圧器、3は計器用変流器、4A,4Bは電圧
形自励式変換器5A,5Bと交流系統1を接続する変換
器用変圧器、6は直流コンデンサや電池等の直流電圧
源、7は直流電圧検出器、8は計器用変圧器2と計器用
変流器3の検出値を入力して変換器5A,5Bの出力す
る有効電力、無効電力を検出する有効電力・無効電力検
出器、9は直流電圧基準51と直流電圧検出値52の差
を入力し、その差がゼロになるように制御する直流電圧
制御器、10は無効電力基準53と無効電力検出値54
の差を入力し、その差がゼロになるように制御する無効
電力制御器、11は直流電圧制御器9の出力、無効電力
制御器10の出力、交流電流検出値55、交流電圧検出
値56を入力して交流電流を基準値に制御する交流電流
制御器、12は交流電流制御器11の出力に応じて各自
励式変換器を構成する自已消弧素子のパルスパターンを
決定するパルスパターン決定回路である。
と電圧形自励式変換器の制御装置からなる電力変換装置
について、図14および図15を参照して説明する。図
14において1は交流系統、2は交流系統電圧を計測す
る計器用変圧器、3は計器用変流器、4A,4Bは電圧
形自励式変換器5A,5Bと交流系統1を接続する変換
器用変圧器、6は直流コンデンサや電池等の直流電圧
源、7は直流電圧検出器、8は計器用変圧器2と計器用
変流器3の検出値を入力して変換器5A,5Bの出力す
る有効電力、無効電力を検出する有効電力・無効電力検
出器、9は直流電圧基準51と直流電圧検出値52の差
を入力し、その差がゼロになるように制御する直流電圧
制御器、10は無効電力基準53と無効電力検出値54
の差を入力し、その差がゼロになるように制御する無効
電力制御器、11は直流電圧制御器9の出力、無効電力
制御器10の出力、交流電流検出値55、交流電圧検出
値56を入力して交流電流を基準値に制御する交流電流
制御器、12は交流電流制御器11の出力に応じて各自
励式変換器を構成する自已消弧素子のパルスパターンを
決定するパルスパターン決定回路である。
【0003】図15において、13A〜13Lはゲート
ターンオフサイリスタ(以下GTOと略す)等の自己消
弧素子、14A〜14Lはダイオードである。 交流系
統1と接続される電圧形自励式変換器の有効電力、無効
電力の制御原理については半導体電力変換回路(電気学
会刊)P.215 〜220 等に開示されており詳細な説明を省
略する。また定電流制御回路の原理、実現方法について
も特開平1−77110号公報等で開示されているの
で、詳細な説明を省略する。
ターンオフサイリスタ(以下GTOと略す)等の自己消
弧素子、14A〜14Lはダイオードである。 交流系
統1と接続される電圧形自励式変換器の有効電力、無効
電力の制御原理については半導体電力変換回路(電気学
会刊)P.215 〜220 等に開示されており詳細な説明を省
略する。また定電流制御回路の原理、実現方法について
も特開平1−77110号公報等で開示されているの
で、詳細な説明を省略する。
【0004】図15においては、変換器用変圧器4A.
4Bの交流系統側巻線を直列に接続し、直流側巻線を各
変換器個別に接続し、電圧型自励式変換器5A,5Bの
直流出力を並列に接続している。このような構成におい
ては、系統出力電圧は変換器用変圧器4A,4Bの交流
巻線で変換器5Aと5Bの出力が加算されて高調波が打
ち消され、また、交流巻線が直列であることから変換器
5A、5Bの電流値は同じとなる。さらに変換器5A、
5Bの直流側は並列接続されているため同じ直流電圧と
なる。図14の構成では、変換器5A、5Bにより高調
波の低減が図れる上に、変換器5A、5B間の電流のア
ンバランス、直流電圧のアンバランスが生じない構成で
ある。
4Bの交流系統側巻線を直列に接続し、直流側巻線を各
変換器個別に接続し、電圧型自励式変換器5A,5Bの
直流出力を並列に接続している。このような構成におい
ては、系統出力電圧は変換器用変圧器4A,4Bの交流
巻線で変換器5Aと5Bの出力が加算されて高調波が打
ち消され、また、交流巻線が直列であることから変換器
5A、5Bの電流値は同じとなる。さらに変換器5A、
5Bの直流側は並列接続されているため同じ直流電圧と
なる。図14の構成では、変換器5A、5Bにより高調
波の低減が図れる上に、変換器5A、5B間の電流のア
ンバランス、直流電圧のアンバランスが生じない構成で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図14に示した従来の
電圧形自励式変換器の多重化構成は、直流電力を長距離
にわたって送電する直流送電システムヘ適用することを
考えた場合以下に示す問題点がある。各変換器の直流出
力を並列に接続しているので、大容量化するために変換
器の台数を増加させると直流電流が増加する。直流送電
システムの場合、直流線路が長く直流送電線の抵抗が大
きい。直流電流が増加すると、直流送電線の抵抗による
損失が直流電流の2乗に比例して増大し、システムとし
ての効率が低下してしまうという問題があつた。直流送
電に適用する場合は、大容量化するにあっては、直流電
流を増加させるのではなく直流電圧を増加させるほうが
損失軽減の観点から好ましい。
電圧形自励式変換器の多重化構成は、直流電力を長距離
にわたって送電する直流送電システムヘ適用することを
考えた場合以下に示す問題点がある。各変換器の直流出
力を並列に接続しているので、大容量化するために変換
器の台数を増加させると直流電流が増加する。直流送電
システムの場合、直流線路が長く直流送電線の抵抗が大
きい。直流電流が増加すると、直流送電線の抵抗による
損失が直流電流の2乗に比例して増大し、システムとし
ての効率が低下してしまうという問題があつた。直流送
電に適用する場合は、大容量化するにあっては、直流電
流を増加させるのではなく直流電圧を増加させるほうが
損失軽減の観点から好ましい。
【0006】変換器の定格直流電圧を高くして、定格直
流電流を小さくすることも考えられる。しかし、大容量
の自励式変換器の場合は、変換器1台当たりのスイッチ
ング周波数はスイッチング損失軽減の観点から大きくで
きないため、高調波低減のために変換器の多重化が不可
欠となる。
流電流を小さくすることも考えられる。しかし、大容量
の自励式変換器の場合は、変換器1台当たりのスイッチ
ング周波数はスイッチング損失軽減の観点から大きくで
きないため、高調波低減のために変換器の多重化が不可
欠となる。
【0007】従来の直流側を並列接続する多重化構成に
かわり、直流電流を増加させないような多重化構成、及
びその制御装置が求めらていた。本発明の目的は、前記
課題を解決し、直流送電に適した直流電流を増加させな
い電力変換装置を提供することにある。
かわり、直流電流を増加させないような多重化構成、及
びその制御装置が求めらていた。本発明の目的は、前記
課題を解決し、直流送電に適した直流電流を増加させな
い電力変換装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、交流系統に接続される
複数台の変換器用変圧器に、それぞれ交流電力を直流電
力あるいは直流電力を交流電力に変換する複数台の電圧
形自励式変換器を接続し、該電圧形自励式変換器を多重
化構成する電力変換装置において、前記複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記各電圧形自励式変換器の各変換
器直流電圧を各変換器直流電圧基準値に追従させるよう
に制御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換
装置である。
め、請求項1に対応する発明は、交流系統に接続される
複数台の変換器用変圧器に、それぞれ交流電力を直流電
力あるいは直流電力を交流電力に変換する複数台の電圧
形自励式変換器を接続し、該電圧形自励式変換器を多重
化構成する電力変換装置において、前記複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記各電圧形自励式変換器の各変換
器直流電圧を各変換器直流電圧基準値に追従させるよう
に制御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換
装置である。
【0009】請求項1に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0010】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側
に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧
器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、
前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変
換器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手
段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側
に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧
器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、
前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変
換器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手
段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
【0011】請求項2に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0012】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
前記各電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を前記変
換装置の直流電圧の検出値に応じて、決められた比率で
分担するように前記各変換器の直流電圧を制御する制御
手段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
前記各電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を前記変
換装置の直流電圧の検出値に応じて、決められた比率で
分担するように前記各変換器の直流電圧を制御する制御
手段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
【0013】請求項3に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0014】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前
記変換装置の直流電圧の検出値に応じて決められた比率
で分担するように制御する制御手段を備えたことを特徴
とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前
記変換装置の直流電圧の検出値に応じて決められた比率
で分担するように制御する制御手段を備えたことを特徴
とする電力変換装置である。
【0015】請求項4に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0016】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を前記変換装置の直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検
出値に応じて決められた比率で分担するように制御する
制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置であ
る。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を前記変換装置の直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検
出値に応じて決められた比率で分担するように制御する
制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置であ
る。
【0017】請求項5に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0018】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を前記変換装置の直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検
出値に応じて決められた比率で分担するように制御し、
前記各変換器直流電圧制御の応答を、前記変換装置直流
電圧制御系の応答よリも速くする制御手段を備えたこと
を特徴とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を前記変換装置の直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検
出値に応じて決められた比率で分担するように制御し、
前記各変換器直流電圧制御の応答を、前記変換装置直流
電圧制御系の応答よリも速くする制御手段を備えたこと
を特徴とする電力変換装置である。
【0019】請求項6に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0020】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を変換装置直流電圧基準
に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変換器の
少なくとも1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換
器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検出
値に応じて決められた比率で分担するように制御する制
御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧型自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を変換装置直流電圧基準
に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変換器の
少なくとも1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換
器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧検出
値に応じて決められた比率で分担するように制御する制
御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置である。
【0021】請求項7に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0022】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の直流
電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式
変換器の少なくとも1台を除いて、残りの電圧形自励式
変換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧
検出値に応じて決められた比率で分担するように各自励
式変換器の出力電圧を制御する制御手段を備えたことを
特徴とする電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の直流
電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式
変換器の少なくとも1台を除いて、残りの電圧形自励式
変換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧
検出値に応じて決められた比率で分担するように各自励
式変換器の出力電圧を制御する制御手段を備えたことを
特徴とする電力変換装置である。
【0023】請求項8に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0024】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、変換装置直流電圧検出値に
応じて決められた比率で分担するように各自励式変換器
の出力電圧を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る電力変換装置である。
する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用変
圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電力
を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を接
続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変換
装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直列
に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出し、
該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置直流電
圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自励式変
換器の各変換器直流電圧を、変換装置直流電圧検出値に
応じて決められた比率で分担するように各自励式変換器
の出力電圧を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
る電力変換装置である。
【0025】請求項9に対応する発明によれば、電圧形
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させない
構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を所
望の値とすることができる。
【0026】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直
列に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換
器の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記
複数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続する
ように多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出
し、該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の
直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自
励式変換器の少なくとも1台を除いて、残りの電圧形自
励式変換器の各変換器直流電圧基準を、前記変換装置の
直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担するよう
に決定し、前記各自励式変換器の出力電圧の振幅を、順
変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より高い変換器
は変換器出力電圧の振幅を減少し、低い変換器は振幅を
増加し、逆変換運転時は前記各変換器直流電圧基準よリ
高い変換器は変換器出力電圧の振幅を増加し、低い変換
器は振幅を減少するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電力変換装置である。
応する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直
列に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換
器の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記
複数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続する
ように多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出
し、該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の
直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自
励式変換器の少なくとも1台を除いて、残りの電圧形自
励式変換器の各変換器直流電圧基準を、前記変換装置の
直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担するよう
に決定し、前記各自励式変換器の出力電圧の振幅を、順
変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より高い変換器
は変換器出力電圧の振幅を減少し、低い変換器は振幅を
増加し、逆変換運転時は前記各変換器直流電圧基準よリ
高い変換器は変換器出力電圧の振幅を増加し、低い変換
器は振幅を減少するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電力変換装置である。
【0027】請求項10に対応する発明によれば、電圧
形自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させな
い構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を
所望の値とすることができる。
形自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させな
い構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を
所望の値とすることができる。
【0028】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直
列に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換
器の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記
複数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続する
ように多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出
し、該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の
直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自
励式変換器の各変換器直流電圧基準を、前記変換装置の
直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担するよう
に決定し、前記各自励式変換器の出力電圧の振幅を、順
変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より高い変換器
は変換器出力電圧の振幅を減少し、低い変換器は振幅を
増加し、逆変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より
高い変換器は変換器出力電圧の振幅を増加し、低い変換
器は振幅を減少するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電力変換装置である。
応する発明は、交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、前記複数台の電圧形自励式変換器を直
列に接続して変換装置を構成し、該各電圧形自励式変換
器の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記
複数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続する
ように多重化構成し、前記変換装置の直流電圧を検出
し、該検出した変換装置の直流電圧を、前記変換装置の
直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電圧形自
励式変換器の各変換器直流電圧基準を、前記変換装置の
直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担するよう
に決定し、前記各自励式変換器の出力電圧の振幅を、順
変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より高い変換器
は変換器出力電圧の振幅を減少し、低い変換器は振幅を
増加し、逆変換運転時は前記各変換器直流電圧基準より
高い変換器は変換器出力電圧の振幅を増加し、低い変換
器は振幅を減少するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電力変換装置である。
【0029】請求項11に対応する発明によれば、電圧
形自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させな
い構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を
所望の値とすることができる。
形自励式変換器の多重化構成は、直流電流を増加させな
い構成とすることができ、かつ、各変換器の直流電圧を
所望の値とすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態(請求項1に対応)>図1において
既に説明済みの図14、図15と同一の要素は同一の符
号を付し、説明を省略する。
図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態(請求項1に対応)>図1において
既に説明済みの図14、図15と同一の要素は同一の符
号を付し、説明を省略する。
【0031】図1において電圧形自励式変換器5A,5
Bはそれぞれ直流コンデンサ6A,6Bに接続され、自
励式変換器5Aの負側の直流出力は自励式変換器5Bの
正側の直流出力に接続されて自励式変換器5Aと5Bが
直列接続されている。
Bはそれぞれ直流コンデンサ6A,6Bに接続され、自
励式変換器5Aの負側の直流出力は自励式変換器5Bの
正側の直流出力に接続されて自励式変換器5Aと5Bが
直列接続されている。
【0032】このように構成すれば、単位変換器の容量
が同一で、直流側を並列接続した従来の多重化構成に比
較して、直流電圧を2倍、直流電流を1/2とすること
ができる。
が同一で、直流側を並列接続した従来の多重化構成に比
較して、直流電圧を2倍、直流電流を1/2とすること
ができる。
【0033】図1のように多重化構成した場合、系統出
力電圧は変換器用変圧器4A,4Bの交流巻線で変換器
5Aと5Bの出力が加算されて高調波が打ち消され、ま
た、交流巻線が直列であることから変換器5A、5Bの
電流値は同じとなる。しかしながら、直流回路は直列に
接続されているため、変換器5A、5Bの直流電圧は、
信号の伝送遅れやスイッチングのばらつき、直流コンデ
ンサ容量等の主回路定数のばらつき等の要因により、ア
ンバランスとなる可能性がある。
力電圧は変換器用変圧器4A,4Bの交流巻線で変換器
5Aと5Bの出力が加算されて高調波が打ち消され、ま
た、交流巻線が直列であることから変換器5A、5Bの
電流値は同じとなる。しかしながら、直流回路は直列に
接続されているため、変換器5A、5Bの直流電圧は、
信号の伝送遅れやスイッチングのばらつき、直流コンデ
ンサ容量等の主回路定数のばらつき等の要因により、ア
ンバランスとなる可能性がある。
【0034】そこで、図1においては、変換器5Aの直
流電圧を、変換器5Aの直流電圧基準51Aと一致する
ように、直流電圧検出器7Aで検出した変換器5Aの直
流電圧と直流電圧基準51Aとの差を直流電圧制御器9
Aに入力して制御する。同様に変換器5Bの直流電圧
を、変換器5Bの直流電圧基準51Bと一致するよう
に、直流電圧検出器7Bで検出した変換器5Bの直流電
圧と直流電圧基準51Bとの差を直流電圧制御器9Bに
入力して制御する。
流電圧を、変換器5Aの直流電圧基準51Aと一致する
ように、直流電圧検出器7Aで検出した変換器5Aの直
流電圧と直流電圧基準51Aとの差を直流電圧制御器9
Aに入力して制御する。同様に変換器5Bの直流電圧
を、変換器5Bの直流電圧基準51Bと一致するよう
に、直流電圧検出器7Bで検出した変換器5Bの直流電
圧と直流電圧基準51Bとの差を直流電圧制御器9Bに
入力して制御する。
【0035】無効電力については直流電圧には直接関係
ないので、従来の多重化構成である図14と同様の回路
で良い。交流電流制御器は変換器毎に個別に設ける。図
1においては、変換器用変圧器4Aの直流巻線側の電流
を変流器3Aで検出し、直流電圧制御器9A、無効電力
制御器10からの指令値と一致するように交流電流制御
器11Aで制御する。同様に、変換器用変圧器4Bの直
流巻線側の電流を変流器3Bで検出し、直流電圧制御器
9B、無効電力制御器10からの指令値と一致するよう
に交流電流制御器11Bで制御する。
ないので、従来の多重化構成である図14と同様の回路
で良い。交流電流制御器は変換器毎に個別に設ける。図
1においては、変換器用変圧器4Aの直流巻線側の電流
を変流器3Aで検出し、直流電圧制御器9A、無効電力
制御器10からの指令値と一致するように交流電流制御
器11Aで制御する。同様に、変換器用変圧器4Bの直
流巻線側の電流を変流器3Bで検出し、直流電圧制御器
9B、無効電力制御器10からの指令値と一致するよう
に交流電流制御器11Bで制御する。
【0036】図1のように構成すれば、変換器5Aの直
流電圧が直流電圧基準51Aより高い場合は直流電圧制
御器9Aが直流電圧を下げる方向で電流指令を出力し、
交流電流制御器11Aでその指令値に従うように変換器
5Aの出力電圧指令値を操作するため、変換器5Aの直
流電圧は基準値と一致するようになる。同様に変換器5
Bの電圧も直流電圧基準51Bに一致するようになり、
2台の変換器間の電圧アンバランスは解消できる。
流電圧が直流電圧基準51Aより高い場合は直流電圧制
御器9Aが直流電圧を下げる方向で電流指令を出力し、
交流電流制御器11Aでその指令値に従うように変換器
5Aの出力電圧指令値を操作するため、変換器5Aの直
流電圧は基準値と一致するようになる。同様に変換器5
Bの電圧も直流電圧基準51Bに一致するようになり、
2台の変換器間の電圧アンバランスは解消できる。
【0037】図2は、以上述べた請求項1に対応する実
施形態の他の実施形態を示す図である。既に、説明済み
の図14と図15と同一要素は同一符号を付してその説
明を省略する。15は、有効電力基準57と有効電力無
効電力]検出器器8で検出された有効電力検出値58の
差を入力し、その差が零となるように制御する有効電力
制御器である。
施形態の他の実施形態を示す図である。既に、説明済み
の図14と図15と同一要素は同一符号を付してその説
明を省略する。15は、有効電力基準57と有効電力無
効電力]検出器器8で検出された有効電力検出値58の
差を入力し、その差が零となるように制御する有効電力
制御器である。
【0038】図2においては、交流電流制御は系統電流
55を被制御量として交流電流制御器11で行つてい
る。交流電流制御器11は有効電力制御器15の出力で
ある有効電流指令値59、無効電力制御器10の出力で
ある無効電流指令値60に系統電流55が一致するよう
に制御する。変換器5Aの直流電圧制御器9A、変換器
5Bの直流電圧制御器9Bの出力、それぞれ61A、6
1Bも交流電流制御器11に入力し、パルスパターン決
定回路12A、12Bへの出力を補正し、2台の変換器
間の電圧アンバランスを解消する。
55を被制御量として交流電流制御器11で行つてい
る。交流電流制御器11は有効電力制御器15の出力で
ある有効電流指令値59、無効電力制御器10の出力で
ある無効電流指令値60に系統電流55が一致するよう
に制御する。変換器5Aの直流電圧制御器9A、変換器
5Bの直流電圧制御器9Bの出力、それぞれ61A、6
1Bも交流電流制御器11に入力し、パルスパターン決
定回路12A、12Bへの出力を補正し、2台の変換器
間の電圧アンバランスを解消する。
【0039】図2においては、系統電流をl台の交流電
流制御器11で制御し、パルスパターン12A,12B
に出力する電圧指令値を補正することで2台の変換器間
の直流電圧を調整するため、交流電流制御系と直流電圧
制御系の干渉がなく安定に制御できる。
流制御器11で制御し、パルスパターン12A,12B
に出力する電圧指令値を補正することで2台の変換器間
の直流電圧を調整するため、交流電流制御系と直流電圧
制御系の干渉がなく安定に制御できる。
【0040】<第2の実施形態の形態(請求項2に対
応)>図3は本発明の請求項2に対応する実施形態の一
例を図3に示す。図3において既に説明済みの図14、
15と同一の要素は同一の符号を付し、説明を省略す
る。16は燃料電池、2次電池や電圧形変換器等の大容
量直流電圧源である。図3においては、大容量直流電圧
源16によつて、自励式変換器5A、自励式変換器5B
の直流電圧をあわせた全体の直流電圧値は決定される。
各変換器が各々直流電圧基準を持ち制御しようとして
も、直流電圧基準の合計が大容量直流電圧源の出力電圧
と一致しない場合は制御できず、やがて直流電圧制御器
が飽和する。そこで、図3に示すように、1台の自励式
変換器5Bは直流電圧制御を行わない。残りの自励式変
換器5Aは、直流電圧検出器7Aで検出された直流電圧
が直流電圧基準51Aに一致するように制御する。図3
に示すように制御すれば、変換器5Bは、大容量直流電
圧源16の電圧から変換器5Aの直流電圧を減算した値
で一義的に決まる直流電圧を制御することが無くなり、
制御器の飽和が無く、所望の有効電力の制御ができる。
応)>図3は本発明の請求項2に対応する実施形態の一
例を図3に示す。図3において既に説明済みの図14、
15と同一の要素は同一の符号を付し、説明を省略す
る。16は燃料電池、2次電池や電圧形変換器等の大容
量直流電圧源である。図3においては、大容量直流電圧
源16によつて、自励式変換器5A、自励式変換器5B
の直流電圧をあわせた全体の直流電圧値は決定される。
各変換器が各々直流電圧基準を持ち制御しようとして
も、直流電圧基準の合計が大容量直流電圧源の出力電圧
と一致しない場合は制御できず、やがて直流電圧制御器
が飽和する。そこで、図3に示すように、1台の自励式
変換器5Bは直流電圧制御を行わない。残りの自励式変
換器5Aは、直流電圧検出器7Aで検出された直流電圧
が直流電圧基準51Aに一致するように制御する。図3
に示すように制御すれば、変換器5Bは、大容量直流電
圧源16の電圧から変換器5Aの直流電圧を減算した値
で一義的に決まる直流電圧を制御することが無くなり、
制御器の飽和が無く、所望の有効電力の制御ができる。
【0041】尚、図3においては2台の変換器で説明し
たが、3台以上の変換器を直列に接続する多重化構成に
おいても、少なくとも1台の変換器をのぞいて、各変換
器が各変換器直流電圧を各変換器直流電圧基準に一致す
るように制御すれば、各変換器の直流電圧のアンバラン
スが拡大することなく、また、直流電圧制御器の飽和等
もなく安定に制御できる。
たが、3台以上の変換器を直列に接続する多重化構成に
おいても、少なくとも1台の変換器をのぞいて、各変換
器が各変換器直流電圧を各変換器直流電圧基準に一致す
るように制御すれば、各変換器の直流電圧のアンバラン
スが拡大することなく、また、直流電圧制御器の飽和等
もなく安定に制御できる。
【0042】<第3の実施形態の形態(請求項3に対
応)>図4は本発明の請求項3に対応する実施形態の一
例を示すものである。図4において既に説明済みの図と
同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。7は、
大容量直流電圧源16の電圧を検出する直流電圧検出
器、17A,17Bは直流電圧検出器7で検出された直
流電圧に一定の比率をかける演算増幅器である。燃料電
池、2次電池等の大容量直流電圧源は、電池の放電状
態、及び直流電流値によって出力直流電圧が±20%〜
30%程度変動する。
応)>図4は本発明の請求項3に対応する実施形態の一
例を示すものである。図4において既に説明済みの図と
同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。7は、
大容量直流電圧源16の電圧を検出する直流電圧検出
器、17A,17Bは直流電圧検出器7で検出された直
流電圧に一定の比率をかける演算増幅器である。燃料電
池、2次電池等の大容量直流電圧源は、電池の放電状
態、及び直流電流値によって出力直流電圧が±20%〜
30%程度変動する。
【0043】図4に示す様に構成すれば、各変換器の直
流電圧基準を固定値にせず、直流電圧に一定の比率(図
4においてはKA,KB)をかけた値を各変換器の直流
電圧基準とし、各変換器がその電圧基準に出力電圧を合
わせるように制御するため、大容量直流電圧源の直流電
圧変動があっても各変換器の直流電圧のアンバランスが
生じない。
流電圧基準を固定値にせず、直流電圧に一定の比率(図
4においてはKA,KB)をかけた値を各変換器の直流
電圧基準とし、各変換器がその電圧基準に出力電圧を合
わせるように制御するため、大容量直流電圧源の直流電
圧変動があっても各変換器の直流電圧のアンバランスが
生じない。
【0044】なお、直流電圧基準の比率は、足して1と
なるように決定する。さらに、図4においては2台の変
換器で説明したが、3台以上の変換器を直列に接続する
多重化構成,においても、直流電圧検出値に一定の比率
をかけて各変換器の直流電圧基準を決定し、その基準に
一致するように各変換器の直流電圧を制御すれば、燃料
電池、2次電池等の大容量直流電圧源の電圧が変動して
も、各変換器直流電圧のアンバランスが生じずに安定に
運転できる。
なるように決定する。さらに、図4においては2台の変
換器で説明したが、3台以上の変換器を直列に接続する
多重化構成,においても、直流電圧検出値に一定の比率
をかけて各変換器の直流電圧基準を決定し、その基準に
一致するように各変換器の直流電圧を制御すれば、燃料
電池、2次電池等の大容量直流電圧源の電圧が変動して
も、各変換器直流電圧のアンバランスが生じずに安定に
運転できる。
【0045】<第4の実施形態の形態(請求項4に対
応)>図5は本発明の請求項4に対応する実施形態の一
例を示すものである。図5において既に説明済みの図と
同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。図5に
おいては、直流電圧制御は変換器5Aは行うが、変換器
5Bでは行わない。
応)>図5は本発明の請求項4に対応する実施形態の一
例を示すものである。図5において既に説明済みの図と
同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。図5に
おいては、直流電圧制御は変換器5Aは行うが、変換器
5Bでは行わない。
【0046】図5においては、大容量直流電圧源16に
よって、自励式変換器5A、自励式変換器5Bの直流電
圧をあわせた全体の直流電圧値は決定される。各変換器
の直流電圧基準は、直流電圧検出器7で検出された直流
電圧に、一定の比率(各変換器の比率を合計するとーと
なるような)をかけたものとするため、大容量直流電圧
源の電圧変動があっても、各変換器の直流電圧基準の合
計が大容量直流電圧源の出力電圧と異なることはない。
よって、自励式変換器5A、自励式変換器5Bの直流電
圧をあわせた全体の直流電圧値は決定される。各変換器
の直流電圧基準は、直流電圧検出器7で検出された直流
電圧に、一定の比率(各変換器の比率を合計するとーと
なるような)をかけたものとするため、大容量直流電圧
源の電圧変動があっても、各変換器の直流電圧基準の合
計が大容量直流電圧源の出力電圧と異なることはない。
【0047】しかしながら、各変換器直流電圧検出器の
誤差等があると、誤差分が蓄積されて制御器が飽和する
ことがある。そこで図5に示した本発明においては、1
台の自励式変換器5Bは直流電圧制御を行わずに有効電
力制御だけを行う。残りの自励式変換器5Aは、直流電
圧検出器7Aで検出された直流電圧が、全体の直流電圧
検出値に一定の比率をかけた直流電圧基準51Aに一致
するように制御する。
誤差等があると、誤差分が蓄積されて制御器が飽和する
ことがある。そこで図5に示した本発明においては、1
台の自励式変換器5Bは直流電圧制御を行わずに有効電
力制御だけを行う。残りの自励式変換器5Aは、直流電
圧検出器7Aで検出された直流電圧が、全体の直流電圧
検出値に一定の比率をかけた直流電圧基準51Aに一致
するように制御する。
【0048】図5に示すように制御すれば、変換器5B
の直流電圧は、大容量直流電圧源16の電圧から変換器
5Aの直流電圧を減算した値で一義的に決まる。従っ
て、検出器の誤差があっても制御器の飽和が無く、所望
の有効電力の制御ができる。尚、図5においては2台の
変換器で説明したが、3台以上の変換器を直列に接続す
る多重化構成においても、少なくとも1台の変換器をの
ぞいて、各変換器が各変換器直流電圧を全体の直流電圧
検出値に一定の比率をかけて決定する各変換器直流電圧
基準に一致するように制御すれば、大容量直流電圧源の
電圧変動があっても各変換器の直流電圧のアンバランス
が拡大することなく、また、直流電圧制御器の飽和等も
なく安定に制御できる。
の直流電圧は、大容量直流電圧源16の電圧から変換器
5Aの直流電圧を減算した値で一義的に決まる。従っ
て、検出器の誤差があっても制御器の飽和が無く、所望
の有効電力の制御ができる。尚、図5においては2台の
変換器で説明したが、3台以上の変換器を直列に接続す
る多重化構成においても、少なくとも1台の変換器をの
ぞいて、各変換器が各変換器直流電圧を全体の直流電圧
検出値に一定の比率をかけて決定する各変換器直流電圧
基準に一致するように制御すれば、大容量直流電圧源の
電圧変動があっても各変換器の直流電圧のアンバランス
が拡大することなく、また、直流電圧制御器の飽和等も
なく安定に制御できる。
【0049】<第5の実施形態の形態(請求項5及び6
に対応)>図6は本発明の請求項5及び6に対応する実
施形態の一例を示す物である。図6において既に説明済
みの図と同一の要素は同一の符号を付し説明を省略す
る。図6においては、変換器5A、5Bの出力を足した
直流電圧を直流電圧検出器7で検出する。直流電圧検出
器7で検出した直流電圧が変換装置直流電圧基準51と
一致するように直流電圧制御器9で制御する。
に対応)>図6は本発明の請求項5及び6に対応する実
施形態の一例を示す物である。図6において既に説明済
みの図と同一の要素は同一の符号を付し説明を省略す
る。図6においては、変換器5A、5Bの出力を足した
直流電圧を直流電圧検出器7で検出する。直流電圧検出
器7で検出した直流電圧が変換装置直流電圧基準51と
一致するように直流電圧制御器9で制御する。
【0050】一方、各変換器5A、5Bの直流電圧は各
々の直流電圧基準51A、51Bと一致するように直流
電圧制御器9A,9Bで制御する。このように構成すれ
ば、直流母線を介して他の変換装置が接続されるような
全体の直流電圧を一定に保つ必要がある場合に、全体の
直流電圧を制御する制御器があり、制御しやすい。
々の直流電圧基準51A、51Bと一致するように直流
電圧制御器9A,9Bで制御する。このように構成すれ
ば、直流母線を介して他の変換装置が接続されるような
全体の直流電圧を一定に保つ必要がある場合に、全体の
直流電圧を制御する制御器があり、制御しやすい。
【0051】本発明の他の実施形態を図7に示す。図7
において既に実施済みの図と同一の要素は同一の符号を
付し、その説明を省略する。図7においては、直流電圧
検出器7にて検出した全体の直流電圧に一定の比率を掛
けた値を、変換器5A,5Bの直流電圧基準51A,5
1Bとしている。図7のように構成すれば、系統事故や
擾乱により全体の直流電圧が過渡変動した時も、各変換
器の直流電圧制御系は全体の直流電圧に対してバランス
をとるように働くため、一方の変換器に過電圧が印加さ
れることを防止できる。
において既に実施済みの図と同一の要素は同一の符号を
付し、その説明を省略する。図7においては、直流電圧
検出器7にて検出した全体の直流電圧に一定の比率を掛
けた値を、変換器5A,5Bの直流電圧基準51A,5
1Bとしている。図7のように構成すれば、系統事故や
擾乱により全体の直流電圧が過渡変動した時も、各変換
器の直流電圧制御系は全体の直流電圧に対してバランス
をとるように働くため、一方の変換器に過電圧が印加さ
れることを防止できる。
【0052】図6を用いて本発明の請求項6を説明す
る。図6においては、直流電圧制御器が、全体の直流電
圧を制御する、変換器5Aの直流電圧を制御する9A、
変換器5Bの直流電圧を制御する9Bの3個ある。
る。図6においては、直流電圧制御器が、全体の直流電
圧を制御する、変換器5Aの直流電圧を制御する9A、
変換器5Bの直流電圧を制御する9Bの3個ある。
【0053】一方、直流電圧としては変換器5Aの直流
電圧、変換器5Bの直流電圧は独立であるが、全体の直
流電圧は変換器5Aと変換器5Bの直流電圧を加算して
一義的に決まる。よって、2つの独立した可変量に対し
て3個の制御器があることになり、同一の応答速度を持
たせると安定しない。
電圧、変換器5Bの直流電圧は独立であるが、全体の直
流電圧は変換器5Aと変換器5Bの直流電圧を加算して
一義的に決まる。よって、2つの独立した可変量に対し
て3個の制御器があることになり、同一の応答速度を持
たせると安定しない。
【0054】そこで、全体の直流電圧は比較的遅い制御
とし、各変換器間の直流電圧バランスをとるための制御
を高速にする。このように制御器の応答を変えることに
より、安定に制御できる。
とし、各変換器間の直流電圧バランスをとるための制御
を高速にする。このように制御器の応答を変えることに
より、安定に制御できる。
【0055】図6及び図7については2台の変換器の構
成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の場合
も、全体の直流電圧制御器と、各変換器に各変換器の直
流電圧制御器を設けることで同様の効果が得られる。
成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の場合
も、全体の直流電圧制御器と、各変換器に各変換器の直
流電圧制御器を設けることで同様の効果が得られる。
【0056】<第6の実施例の形態 (請求項7に対応)
>図8は、本発明の請求項7に対応する実施例を示す図
である。図8において既に説明済みの図と同一の要素は
同一の符号を付し説明を省略する。
>図8は、本発明の請求項7に対応する実施例を示す図
である。図8において既に説明済みの図と同一の要素は
同一の符号を付し説明を省略する。
【0057】図8においては、変換器5A、5Bの出力
を足した全体の直流電圧を直流電圧検出器7で検出す
る。直流電圧検出器7で検出した直流電圧が変換装置直
流電圧基準51と一致するように直流電圧制御器9で制
御する。一方、各変換器5Aの直流電圧は直流電圧基準
51Aと一致するように直流電圧制御器9Aで制御す
る。
を足した全体の直流電圧を直流電圧検出器7で検出す
る。直流電圧検出器7で検出した直流電圧が変換装置直
流電圧基準51と一致するように直流電圧制御器9で制
御する。一方、各変換器5Aの直流電圧は直流電圧基準
51Aと一致するように直流電圧制御器9Aで制御す
る。
【0058】このように構成すれば、直流母線を介して
他の変換装置が接続されるような全体の直流電圧を一定
に保つ必要がある場合に、全体の直流電圧を制御する制
御器があり、制御性がよい。また、変換器5Bの直流電
圧は制御しないため、全体の直流電圧制御器9の応答
を、各変換器の直流電圧制御器の応答と独立に決定でき
るため、特にシステムの要求で全体の直流電圧の制御を
速くする必要のあるときに適している。
他の変換装置が接続されるような全体の直流電圧を一定
に保つ必要がある場合に、全体の直流電圧を制御する制
御器があり、制御性がよい。また、変換器5Bの直流電
圧は制御しないため、全体の直流電圧制御器9の応答
を、各変換器の直流電圧制御器の応答と独立に決定でき
るため、特にシステムの要求で全体の直流電圧の制御を
速くする必要のあるときに適している。
【0059】図9は本発明の請求項7に対応する実施形
態の他の例を示す図である。図9において既に実施済み
の図と同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。
図9においては、直流電圧検出器7にて検出した全体の
直流電圧に一定の比率をかけた値を、変換器5Aの直流
電圧基準51Aとしている。
態の他の例を示す図である。図9において既に実施済み
の図と同一の要素は同一の符号を付し説明を省略する。
図9においては、直流電圧検出器7にて検出した全体の
直流電圧に一定の比率をかけた値を、変換器5Aの直流
電圧基準51Aとしている。
【0060】図9のように構成すれば、系統事故や擾乱
により全体の直流電圧が過渡変動した時も、各変換器の
直流電圧制御系は全体の直流電圧に対してバランスをと
るように働くため、一台の変換器に直流電圧が印加され
ることを防止できる。
により全体の直流電圧が過渡変動した時も、各変換器の
直流電圧制御系は全体の直流電圧に対してバランスをと
るように働くため、一台の変換器に直流電圧が印加され
ることを防止できる。
【0061】図8及び9については2台の変換器の構成
で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の場合も、
全体の直流電圧制御器と、少なくとも1台の変換器を除
いて各変換器に各変換器の直流電圧制御器を設けること
で同様の効果が得られる。
で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の場合も、
全体の直流電圧制御器と、少なくとも1台の変換器を除
いて各変換器に各変換器の直流電圧制御器を設けること
で同様の効果が得られる。
【0062】<第7の実施例の形態 (請求項8に対応)
>図10は、本発明の請求項8に対応する実施形態を示
す図である。図10は既に説明済みの図9における交流
電流制御器11の一例を示す図である。図10におい
て、18は系統電圧検出値56からの系統電圧の位相を
検出する位相検出器、19Aは系統電圧の位相検出値6
2と系統電圧検出値56から系統電圧を直交する2軸成
分に変換する座標変換器、19Bは交流電流検出値55
を、系統電圧の位相検出値62を用いて有効電流成分6
3と無効電流成分64に変換する座標変換器、19Cは
変換器5Aのパルスパターン決定回路12Aに与える出
力電圧指令値を算出する座標変換器、19Dは変換器5
Bのパルスパターン決定回路12Bに与える出力電圧指
令値を算出する座標変換器である。
>図10は、本発明の請求項8に対応する実施形態を示
す図である。図10は既に説明済みの図9における交流
電流制御器11の一例を示す図である。図10におい
て、18は系統電圧検出値56からの系統電圧の位相を
検出する位相検出器、19Aは系統電圧の位相検出値6
2と系統電圧検出値56から系統電圧を直交する2軸成
分に変換する座標変換器、19Bは交流電流検出値55
を、系統電圧の位相検出値62を用いて有効電流成分6
3と無効電流成分64に変換する座標変換器、19Cは
変換器5Aのパルスパターン決定回路12Aに与える出
力電圧指令値を算出する座標変換器、19Dは変換器5
Bのパルスパターン決定回路12Bに与える出力電圧指
令値を算出する座標変換器である。
【0063】11−1は図9における直流電圧制御器9
の出力である有効電流指令値59と交流電流55を座標
変換して得られた有効電流検出値63の差を入力してそ
の差が零となるように制御する交流電流制御器、11−
2は図9における無効電力制御器10の出力である無効
電流指令値60と交流電流55を座標変換して得られた
有効電流検出値64の差を入力してその差が零となるよ
うに制御する交流電流制御器である。
の出力である有効電流指令値59と交流電流55を座標
変換して得られた有効電流検出値63の差を入力してそ
の差が零となるように制御する交流電流制御器、11−
2は図9における無効電力制御器10の出力である無効
電流指令値60と交流電流55を座標変換して得られた
有効電流検出値64の差を入力してその差が零となるよ
うに制御する交流電流制御器である。
【0064】図10の作用の内、3相交流電圧、電流を
座標変換により直流量に変換して制御する方法は、電圧
形自励式変換器の交流電流制御方法として既に一般的で
あるので説明は省略する。
座標変換により直流量に変換して制御する方法は、電圧
形自励式変換器の交流電流制御方法として既に一般的で
あるので説明は省略する。
【0065】図10における有効電流補正値61は、図
9において、変換器5Aと5Bの直流電圧のバランスを
とるために、変換器5Aの直流電圧検出値52Aを全体
の直流電圧検出値52に演算増幅器17Aで一定の比率
をかけた値に制御するように働く直流電圧制御器9Aの
出力である。有効電流指令値61で変換器5Aの出力電
圧指令値の座標変換器19Cへの入力を補正する。
9において、変換器5Aと5Bの直流電圧のバランスを
とるために、変換器5Aの直流電圧検出値52Aを全体
の直流電圧検出値52に演算増幅器17Aで一定の比率
をかけた値に制御するように働く直流電圧制御器9Aの
出力である。有効電流指令値61で変換器5Aの出力電
圧指令値の座標変換器19Cへの入力を補正する。
【0066】図10のように構成すれば、系統電流の有
効電流分、無効電流分を独立して制御した後に、直流電
圧制御系で出力電圧指令値を補正するため、図9におけ
る交流電流制御器11と直流電圧制御器9Aが干渉を少
なく制御できる。
効電流分、無効電流分を独立して制御した後に、直流電
圧制御系で出力電圧指令値を補正するため、図9におけ
る交流電流制御器11と直流電圧制御器9Aが干渉を少
なく制御できる。
【0067】<第8の実施例の形態(請求項9に対応)
>図11は本発明の請求項9に対応する実施形態を示す
図である。図11は既に説明済みの図7における電流制
御器11の一例を示した図である。図11において既に
説明済みの図1Oと同一の要素は同一の符号を付し説明を
省略する。図11においては、図7における変換装置全
体の直流電圧制御器9の出力59と有効電流成分63が
一致するように交流電流制御器11−1で制御し、変換
器5Aの直流電圧を制御する直流電圧制御器9Aの出力
61Λ、変換器5Bの直流電圧を制御する直流電圧制御
器9Bの出力61Bでそれぞれの変換器への出力電圧指
令値を補正している。
>図11は本発明の請求項9に対応する実施形態を示す
図である。図11は既に説明済みの図7における電流制
御器11の一例を示した図である。図11において既に
説明済みの図1Oと同一の要素は同一の符号を付し説明を
省略する。図11においては、図7における変換装置全
体の直流電圧制御器9の出力59と有効電流成分63が
一致するように交流電流制御器11−1で制御し、変換
器5Aの直流電圧を制御する直流電圧制御器9Aの出力
61Λ、変換器5Bの直流電圧を制御する直流電圧制御
器9Bの出力61Bでそれぞれの変換器への出力電圧指
令値を補正している。
【0068】図11のように構成すれば、系統電流の有
効電流分、無効電流分を独立して制御した後に、直流電
圧制御系で出力電圧指令値を補正するため、図7におけ
る交流電流制御器11と直流電圧制御器9A,9Bが干
渉を少なく制御できる。
効電流分、無効電流分を独立して制御した後に、直流電
圧制御系で出力電圧指令値を補正するため、図7におけ
る交流電流制御器11と直流電圧制御器9A,9Bが干
渉を少なく制御できる。
【0069】図10およぴ図11については2台の変換
器の構成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の
場合も、各変換器の直流電圧制御器により、各変換器の
交流出力電圧指令値を補正することで同様の効果が得ら
れる。
器の構成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の
場合も、各変換器の直流電圧制御器により、各変換器の
交流出力電圧指令値を補正することで同様の効果が得ら
れる。
【0070】また、図10及び図11は、図7及び図9
に対して説明したが、同様の補正方法を図2、図3、図
5、図6、図8にも適用できる。 <第9の実施例の形態(請求項10に対応)>図12
は、本発明の請求項10に対応する実施形態を示すであ
る。図12は既に説明済みの図9における電流制御器1
1の一例を示した図である。図12において既に説明済
みの図10と同一の要素は同一の符号を付しその説明を
省略する。図12において、20は有効電流成分63の
極性を判定す極性判定器、21は極性判定器20の出力
により切り替わる切替器、22は有効電流補正値61の
極性を替える反転器である。
に対して説明したが、同様の補正方法を図2、図3、図
5、図6、図8にも適用できる。 <第9の実施例の形態(請求項10に対応)>図12
は、本発明の請求項10に対応する実施形態を示すであ
る。図12は既に説明済みの図9における電流制御器1
1の一例を示した図である。図12において既に説明済
みの図10と同一の要素は同一の符号を付しその説明を
省略する。図12において、20は有効電流成分63の
極性を判定す極性判定器、21は極性判定器20の出力
により切り替わる切替器、22は有効電流補正値61の
極性を替える反転器である。
【0071】図9において、変換器用変圧器4A,4B
の交流側巻線は直列接続されているので、変換器5A、
5Bの出力電流は変換器用変圧器4A,4Bの偏磁等が
ない限り同一の波形となる。従って、変換器5A、5B
の直流コンデンサ6A,6Bの直流電圧にアンバランス
があり、変換器5A、5Bの有効電力を変えて調整した
い場合は、各変換器の電圧波形を変える必要がある。
の交流側巻線は直列接続されているので、変換器5A、
5Bの出力電流は変換器用変圧器4A,4Bの偏磁等が
ない限り同一の波形となる。従って、変換器5A、5B
の直流コンデンサ6A,6Bの直流電圧にアンバランス
があり、変換器5A、5Bの有効電力を変えて調整した
い場合は、各変換器の電圧波形を変える必要がある。
【0072】有効電力は電流波形が同一であれば、出力
電圧の振幅を変えることによって変えられる。ここで、
電流の向きと出力電圧の振幅と直流コンデンサの電圧の
関係を考える。
電圧の振幅を変えることによって変えられる。ここで、
電流の向きと出力電圧の振幅と直流コンデンサの電圧の
関係を考える。
【0073】今、交流系統から変換器への電流の向きを
正とする。順変換器運転時は変換器出力電流と変換器出
力電圧は同じ極性の波形となる。出力電圧の振幅を大き
くすれば、順変換器方向の有効電力が増加し、出力電圧
の振幅を小さくすれば順変換器方向の有効電力が減少す
る。
正とする。順変換器運転時は変換器出力電流と変換器出
力電圧は同じ極性の波形となる。出力電圧の振幅を大き
くすれば、順変換器方向の有効電力が増加し、出力電圧
の振幅を小さくすれば順変換器方向の有効電力が減少す
る。
【0074】直流コンデンサの直流電圧で考えると、直
流電圧の低いコンデンサを持つ変換器は出力電圧の振幅
を大きくして順変換方向の有効電力を多くし、直流コン
デンサをより多く充電する。直流電圧の高いコンデンサ
を持つ変換器は出力電圧の振幅を小さくして順変換方向
の有効電力を少なくし、直流コンデンサの充電を抑制す
る。
流電圧の低いコンデンサを持つ変換器は出力電圧の振幅
を大きくして順変換方向の有効電力を多くし、直流コン
デンサをより多く充電する。直流電圧の高いコンデンサ
を持つ変換器は出力電圧の振幅を小さくして順変換方向
の有効電力を少なくし、直流コンデンサの充電を抑制す
る。
【0075】逆変換運転時を考える。逆変換運転時は変
換器出力電流と変換器出力電圧は逆極性の波形となる。
出力電圧の振幅を大きくすれば、逆変換器方向の有効電
力が増加し、出力電圧の振幅を小さくすれば、逆変換器
方向の有効電力が減少する。
換器出力電流と変換器出力電圧は逆極性の波形となる。
出力電圧の振幅を大きくすれば、逆変換器方向の有効電
力が増加し、出力電圧の振幅を小さくすれば、逆変換器
方向の有効電力が減少する。
【0076】直流コンデンサの直流電圧で考えると、直
流電圧の低いコンデンサを持つ変換器は出力電圧の振幅
を小さくして逆変換方向の有効電力を少なくし、直流コ
ンデンサの放電をより少なくする。直流電圧の高いコン
デンサを持つ変換器は出力電圧の振幅を大きくして逆変
換方向の有効電力を多くし、直流コンデンサの放電を多
くする。以上の、順変換運転時、逆変換運転時の直流電
圧の大小と振幅の大小をまとめると表1のようになる。
流電圧の低いコンデンサを持つ変換器は出力電圧の振幅
を小さくして逆変換方向の有効電力を少なくし、直流コ
ンデンサの放電をより少なくする。直流電圧の高いコン
デンサを持つ変換器は出力電圧の振幅を大きくして逆変
換方向の有効電力を多くし、直流コンデンサの放電を多
くする。以上の、順変換運転時、逆変換運転時の直流電
圧の大小と振幅の大小をまとめると表1のようになる。
【0077】
【表1】 表1からも分かるように、有効電流の向きに応じて、出
力電圧振幅の補正の極性を変える必要がある。
力電圧振幅の補正の極性を変える必要がある。
【0078】図12においては、有効電流成分63の極
性を極性判定器20で判定し、判定器出力によって切替
器21を切り替えて、反転器22で反転された有効電流
補正値61AAと、反転されない有効電流補正値61A
を切り替えることによって、補正の方向を変えている。
図12に示すように構成すれば、有効電流の向きが変わ
っても正しく補正をかけて直流コンデンサ電圧のバラン
スを取りながら運転を継続できる。
性を極性判定器20で判定し、判定器出力によって切替
器21を切り替えて、反転器22で反転された有効電流
補正値61AAと、反転されない有効電流補正値61A
を切り替えることによって、補正の方向を変えている。
図12に示すように構成すれば、有効電流の向きが変わ
っても正しく補正をかけて直流コンデンサ電圧のバラン
スを取りながら運転を継続できる。
【0079】<第10の実施例の形態 (請求項11に対
応) >図13は、本発明の請求項11に対応する実施形
態を説明するためのための図である。図13は既に説明
済みの図7における電流制御器11の一例を示した図で
ある。図13において既に説明済みの図10と同一の要
素は同一の符号を付し説明を省略する。図13におい
て、20は有効電流成分63の極性を判定する極性判定
器、21A,21Bは極性判定器の出力により切り替わ
る切替器、22A,22Bは有効電流補正値61A,6
1Bの極性を替える反転器である。図13のように構成
すれば、図12の場合と同様に、有効電流の向きが変わ
っても正しく補正をかけて直流コンデンサ電圧のバラン
スをとりながら運転を継続できる。
応) >図13は、本発明の請求項11に対応する実施形
態を説明するためのための図である。図13は既に説明
済みの図7における電流制御器11の一例を示した図で
ある。図13において既に説明済みの図10と同一の要
素は同一の符号を付し説明を省略する。図13におい
て、20は有効電流成分63の極性を判定する極性判定
器、21A,21Bは極性判定器の出力により切り替わ
る切替器、22A,22Bは有効電流補正値61A,6
1Bの極性を替える反転器である。図13のように構成
すれば、図12の場合と同様に、有効電流の向きが変わ
っても正しく補正をかけて直流コンデンサ電圧のバラン
スをとりながら運転を継続できる。
【0080】図12および図13については2台の変換
器の構成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の
場合も、各変換器の直流電圧制御器による補正値の極性
を有効電流成分の極性に応じて切り替えれば、同様の効
果が得られる。
器の構成で説明したが、変換器3台以上の多重化構成の
場合も、各変換器の直流電圧制御器による補正値の極性
を有効電流成分の極性に応じて切り替えれば、同様の効
果が得られる。
【0081】また、図12及び図13は、図7及び図9
に対して説明したが、同様の補正方法を図2、図4、図
5、図6、図8にも適用できる。 <変形例>前述の実施形態では、直流電圧源としてコン
デンサを想定し直流電圧制御を行つている図を示した
が、直流電圧源として例えば燃料電池、電池等を想定し
た場合は、直流電圧制御器を、有効電力・無効電力検出
器8で検出した有効電力を制御する有効電力制御器に置
き替えればよい。
に対して説明したが、同様の補正方法を図2、図4、図
5、図6、図8にも適用できる。 <変形例>前述の実施形態では、直流電圧源としてコン
デンサを想定し直流電圧制御を行つている図を示した
が、直流電圧源として例えば燃料電池、電池等を想定し
た場合は、直流電圧制御器を、有効電力・無効電力検出
器8で検出した有効電力を制御する有効電力制御器に置
き替えればよい。
【0082】また、前述の実施形態では、無効電力制御
器を示してあるが、無効電力制御器10の替わりに、交
流系統1の電圧を制御する交流電圧制御器に置き換えて
も良い。
器を示してあるが、無効電力制御器10の替わりに、交
流系統1の電圧を制御する交流電圧制御器に置き換えて
も良い。
【0083】さらに、前述の実施形態の電圧形自励式変
換器は、図15に示すように、自己消弧素子とダイオー
ドから構成される電圧形自励式変換器を3相構成とせず
に、単相ブリッジを3台で構成する場合も同様である。
換器は、図15に示すように、自己消弧素子とダイオー
ドから構成される電圧形自励式変換器を3相構成とせず
に、単相ブリッジを3台で構成する場合も同様である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記各電圧形
自励式変換器の各変換器直流電圧を各変換器直流電圧基
準値に追従させるように制御する制御手段を備えている
ので、変換器を並列接続した多重化構成に比較し、同一
の変換装置容量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さ
くすることができるために、長距離直流送電等直流線路
の抵抗が大きくなるシステムにおいても、電力損失を低
減し経済的なシステムを提供できる。
れば、複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記各電圧形
自励式変換器の各変換器直流電圧を各変換器直流電圧基
準値に追従させるように制御する制御手段を備えている
ので、変換器を並列接続した多重化構成に比較し、同一
の変換装置容量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さ
くすることができるために、長距離直流送電等直流線路
の抵抗が大きくなるシステムにおいても、電力損失を低
減し経済的なシステムを提供できる。
【0085】請求項2の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記電圧形自励式変換器の少なくと
も1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換器の各変
換器直流電圧を各変換器直流電圧基準値に追従させるよ
うに制御する制御手段を備えているので、変換器を並列
接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容量でも
直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることができる
ために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなる
システムにおいても、電力損失を低減し経済的なシステ
ムを提供できるとともに、直流電圧源が電池等の大容量
かつ、電圧変動の大きな装置であっても、電圧型自励式
変換器の少なくとも1台は直流電圧制御を行っていない
ので直流電圧変動分を吸収でき、安定に運転できる装置
を提供できる。
自励式変換器を直列に接続し、該各電圧形自励式変換器
の各々の直流出力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複
数台の変換器用変圧器の交流巻線側を直列に接続するよ
うに多重化構成し、前記電圧形自励式変換器の少なくと
も1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換器の各変
換器直流電圧を各変換器直流電圧基準値に追従させるよ
うに制御する制御手段を備えているので、変換器を並列
接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容量でも
直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることができる
ために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなる
システムにおいても、電力損失を低減し経済的なシステ
ムを提供できるとともに、直流電圧源が電池等の大容量
かつ、電圧変動の大きな装置であっても、電圧型自励式
変換器の少なくとも1台は直流電圧制御を行っていない
ので直流電圧変動分を吸収でき、安定に運転できる装置
を提供できる。
【0086】請求項3に対応する発明によれば、複数台
の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成
し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流
電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交
流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、前記変
換装置の直流電圧を検出し、前記各電圧形自励式変換器
の各変換器直流電圧を前記変換装置の直流電圧の検出値
に応じて、決められた比率で分担するように前記各変換
器の直流電圧を制御する制御手段を備えているので、変
換器を並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装
置容量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくするこ
とができるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が
大きくなるシステムにおいても、電力損失を低減し経済
的なシステムを提供できるとともに、直流電圧源が電池
等の大容量かつ、電圧変動の大きな装置であっても、各
電圧型自励式変換器の直流電圧を直流電圧検出値に応じ
て制御するため、各変換器の直流電圧の分担比率を一定
にでき、安定に運転できる装置を提供できる。
の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成
し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流
電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交
流巻線側を直列に接続するように多重化構成し、前記変
換装置の直流電圧を検出し、前記各電圧形自励式変換器
の各変換器直流電圧を前記変換装置の直流電圧の検出値
に応じて、決められた比率で分担するように前記各変換
器の直流電圧を制御する制御手段を備えているので、変
換器を並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装
置容量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくするこ
とができるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が
大きくなるシステムにおいても、電力損失を低減し経済
的なシステムを提供できるとともに、直流電圧源が電池
等の大容量かつ、電圧変動の大きな装置であっても、各
電圧型自励式変換器の直流電圧を直流電圧検出値に応じ
て制御するため、各変換器の直流電圧の分担比率を一定
にでき、安定に運転できる装置を提供できる。
【0087】請求項4の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、前記電圧形自励式変換器の少なくと
も1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換器の各変
換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧の検出値に応
じて決められた比率で分担するように制御する制御手段
を備えているので、変換器を並列接続した多重化構成に
比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高くし、直
流電流を小さくすることができるために、長距離直流送
電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにおいても、
電力損失を低減し経済的なシステムを提供できるととも
に、直流電圧源が電池等の大容量かつ、電圧変動の大き
な装置であっても、各電圧型自励式変換器の直流電圧を
直流電圧検出値に応じて制御するため、各変換器の直流
電圧の分担比率を一定にできるとともに、少なくとも1
台は変換器直流電圧を制御していないため、大容量直流
電圧源で決定される直流電圧に対して各変換器直流電圧
制御の誤差分を吸収でき、安定に運転できる装置を提供
できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、前記電圧形自励式変換器の少なくと
も1台を除いて、残りの前記電圧形自励式変換器の各変
換器直流電圧を、前記変換装置の直流電圧の検出値に応
じて決められた比率で分担するように制御する制御手段
を備えているので、変換器を並列接続した多重化構成に
比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高くし、直
流電流を小さくすることができるために、長距離直流送
電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにおいても、
電力損失を低減し経済的なシステムを提供できるととも
に、直流電圧源が電池等の大容量かつ、電圧変動の大き
な装置であっても、各電圧型自励式変換器の直流電圧を
直流電圧検出値に応じて制御するため、各変換器の直流
電圧の分担比率を一定にできるとともに、少なくとも1
台は変換器直流電圧を制御していないため、大容量直流
電圧源で決定される直流電圧に対して各変換器直流電圧
制御の誤差分を吸収でき、安定に運転できる装置を提供
できる。
【0088】請求項5の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を前
記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように制御する制御手段を備えているので、変換器
を並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容
量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることが
できるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大き
くなるシステムにおいても、電力損失を低減し経済的な
システムを提供できるとともに、変換装置直流電圧を変
換装置直流電圧基準に追従させるように制御することに
より、電池等の大容量直流電圧源がない場合も、全体の
直流電圧を所望の値に制御でき、かつ、各変換器の直流
電圧を変換装置全体の直流電圧検出値に応じて決められ
た比率で分担するように制御することにより各変換器の
直流電圧にアンバランスがないように制御できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を前
記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように制御する制御手段を備えているので、変換器
を並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容
量でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることが
できるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大き
くなるシステムにおいても、電力損失を低減し経済的な
システムを提供できるとともに、変換装置直流電圧を変
換装置直流電圧基準に追従させるように制御することに
より、電池等の大容量直流電圧源がない場合も、全体の
直流電圧を所望の値に制御でき、かつ、各変換器の直流
電圧を変換装置全体の直流電圧検出値に応じて決められ
た比率で分担するように制御することにより各変換器の
直流電圧にアンバランスがないように制御できる。
【0089】請求項6の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を前
記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように制御し、前記各変換器直流電圧制御の応答
を、前記変換装置直流電圧制御系の応答よリも速くする
制御手段を備えているので、各変換器直流電圧制御と変
換装置全体の直流電圧制御が干渉することなく安定に制
御できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を前
記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように制御し、前記各変換器直流電圧制御の応答
を、前記変換装置直流電圧制御系の応答よリも速くする
制御手段を備えているので、各変換器直流電圧制御と変
換装置全体の直流電圧制御が干渉することなく安定に制
御できる。
【0090】請求項7の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を変
換装置直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電
圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残りの前
記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変換
装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担す
るように制御する制御手段を備えているので、変換器を
並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容量
でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることがで
きるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大きく
なるシステムにおいても、電力損失を低減し経済的なシ
ステムを提供できるとともに、全体の直流電圧を一定に
保てると共に、系統事故や擾乱等で一時的に全体の直流
電圧が変動しても、少なくとも1台は変換器直流電圧を
制御していないため、全体の直流電圧の一時的な変動分
を吸収でき、残りの変換器直流電圧を安定に制御できる
装置を提供できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を変
換装置直流電圧基準に追従させるように制御し、前記電
圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残りの前
記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変換
装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担す
るように制御する制御手段を備えているので、変換器を
並列接続した多重化構成に比較し、同一の変換装置容量
でも直流電圧を高くし、直流電流を小さくすることがで
きるために、長距離直流送電等直流線路の抵抗が大きく
なるシステムにおいても、電力損失を低減し経済的なシ
ステムを提供できるとともに、全体の直流電圧を一定に
保てると共に、系統事故や擾乱等で一時的に全体の直流
電圧が変動しても、少なくとも1台は変換器直流電圧を
制御していないため、全体の直流電圧の一時的な変動分
を吸収でき、残りの変換器直流電圧を安定に制御できる
装置を提供できる。
【0091】また、さらに各変換器の直流電圧基準を直
流竜圧検出値に応じて予め決められた分担比率で制御す
れば、系統事故、擾乱等で全体の直流電圧が変動して
も、変換器直流電圧を制御していない変換器も含めて各
変換器の直流電圧がバランスするように制御できる。
流竜圧検出値に応じて予め決められた分担比率で制御す
れば、系統事故、擾乱等で全体の直流電圧が変動して
も、変換器直流電圧を制御していない変換器も含めて各
変換器の直流電圧がバランスするように制御できる。
【0092】請求項8の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を、
前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御
し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除い
て、残りの電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、
前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率
で分担するように各自励式変換器の出力電圧を制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御と各変換器直流電圧
制御の干渉を低減でき、安定に各変換器直流電圧のバラ
ンスを制御できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を、
前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制御
し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除い
て、残りの電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、
前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率
で分担するように各自励式変換器の出力電圧を制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御と各変換器直流電圧
制御の干渉を低減でき、安定に各変換器直流電圧のバラ
ンスを制御できる。
【0093】請求項9の発明によれば、複数台の電圧形
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を、
前記変換装置直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように各自励式変換器の出力電圧を制御する制御手
段を備えているので、変換器を並列接続した多重化構成
に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高くし、
直流電流を小さくすることができるために、長距離直流
送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにおいて
も、電力損失を低減し経済的なシステムを提供できると
ともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電圧指
令を補正することにより、変換装置全体の直流電圧制御
とかく変換器直流電圧制御の干渉を低減でき、安定に各
変換器直流電圧のバランスを制御できる。
自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置の
直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧を、
前記変換装置直流電圧基準に追従させるように制御し、
前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように各自励式変換器の出力電圧を制御する制御手
段を備えているので、変換器を並列接続した多重化構成
に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高くし、
直流電流を小さくすることができるために、長距離直流
送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにおいて
も、電力損失を低減し経済的なシステムを提供できると
ともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電圧指
令を補正することにより、変換装置全体の直流電圧制御
とかく変換器直流電圧制御の干渉を低減でき、安定に各
変換器直流電圧のバランスを制御できる。
【0094】請求項10の発明によれば、複数台の電圧
型自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置
の直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧
を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制
御し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除い
て、残りの電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧基準
を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた
比率で分担するように決定し、前記各自励式変換器の出
力電圧の振幅を、順変換運転時は前記各変換器直流電圧
基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅を減少し、
低い変換器は振幅を増加し、逆変換運転時は前記各変換
器直流電圧基準よリ高い変換器は変換器出力電圧の振幅
を増加し、低い変換器は振幅を減少するように制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電
圧指令の振幅を補正し、運転状態により補正の極性を切
リ替えることにより、順変換運転時も、逆変換運転時
も、安定に各変換器直流電圧のバランスを制御できる。
型自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置
の直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧
を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制
御し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除い
て、残りの電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧基準
を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた
比率で分担するように決定し、前記各自励式変換器の出
力電圧の振幅を、順変換運転時は前記各変換器直流電圧
基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅を減少し、
低い変換器は振幅を増加し、逆変換運転時は前記各変換
器直流電圧基準よリ高い変換器は変換器出力電圧の振幅
を増加し、低い変換器は振幅を減少するように制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電
圧指令の振幅を補正し、運転状態により補正の極性を切
リ替えることにより、順変換運転時も、逆変換運転時
も、安定に各変換器直流電圧のバランスを制御できる。
【0095】請求項11の発明によれば、複数台の電圧
形自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置
の直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧
を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制
御し、前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧基準
を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた
比率で分担するように決定し、前記各自励式変換器の出
力電圧の振幅を、順変換運転時は前記各変換器直流電圧
基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅を減少し、
低い変換器は振幅を増加し、逆変換運転時は前記各変換
器直流電圧基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅
を増加し、低い変換器は振幅を減少するように制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電
圧指令の振幅を補正し、運転状態により補正の極性を切
リ替えることにより、順変換運転時も、逆変換運転時
も、安定に各変換器直流電圧のバランスを制御できる。
形自励式変換器を直列に接続して変換装置を構成し、該
各電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源
を接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線
側を直列に接続するように多重化構成し、前記変換装置
の直流電圧を検出し、該検出した変換装置の直流電圧
を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させるように制
御し、前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧基準
を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた
比率で分担するように決定し、前記各自励式変換器の出
力電圧の振幅を、順変換運転時は前記各変換器直流電圧
基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅を減少し、
低い変換器は振幅を増加し、逆変換運転時は前記各変換
器直流電圧基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅
を増加し、低い変換器は振幅を減少するように制御する
制御手段を備えているので、変換器を並列接続した多重
化構成に比較し、同一の変換装置容量でも直流電圧を高
くし、直流電流を小さくすることができるために、長距
離直流送電等直流線路の抵抗が大きくなるシステムにお
いても、電力損失を低減し経済的なシステムを提供でき
るとともに、各変換器直流電圧制御で各変換器の出力電
圧指令の振幅を補正し、運転状態により補正の極性を切
リ替えることにより、順変換運転時も、逆変換運転時
も、安定に各変換器直流電圧のバランスを制御できる。
【図1】本発明の電力変換装置の第1の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図2】本発明の電力変換装置の第1の実施形態の変形
例を説明するための図。
例を説明するための図。
【図3】本発明の電力変換装置の第2の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図4】本発明の電力変換装置の第3の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図5】本発明の電力変換装置の第4の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図6】本発明の電力変換装置の第5の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図7】本発明の電力変換装置の第5の実施形態の変形
例を説明するための図。
例を説明するための図。
【図8】本発明の電力変換装置の第6の実施形態を説明
するための図。
するための図。
【図9】本発明の電力変換装置の第6の実施形態の変形
例を説明するための図。
例を説明するための図。
【図10】本発明の電力変換装置の第7の実施形態を説
明するための図。
明するための図。
【図11】本発明の電力変換装置の第8の実施形態を説
明するための図。
明するための図。
【図12】本発明の電力変換装置の第9の実施形態を説
明するための図。
明するための図。
【図13】本発明の電力変換装置電圧形自励式変換器の
多重化構成と制御装置の第13の実施形態を説明するた
めの図。
多重化構成と制御装置の第13の実施形態を説明するた
めの図。
【図14】従来の電力変換装置電圧形自励式変換器の多
重化構成と制御装置の一例を説明するための図。
重化構成と制御装置の一例を説明するための図。
【図15】図14の電圧形自励式変換器を詳細に説明す
るための図。
るための図。
1…交流系統 2…計器用変圧器 3…計器用変流器 4A,4B…変換器用変圧器 5A,5B…電圧型自励式変換器 6…直流電圧源 7…直流電圧検出器 8…有効電力無効電力検出器 9…直流電圧制御器 10…無効電力制御器 11,IIA,IIB,11−1,11−2…交流電流
制御器 12…パルスパターン決定回路 13A〜13L…自已消弧素子 14A〜14L…ダイオード 15…有効電力制御器 16…大容量直流電圧源 17…演算増幅器 18…位相検出器 19A〜19D…座標変換器 20…極性判定器 21…切替器 22…反転器 51…直流電圧基準 52…直流電圧検出値 53…無効電力基準 54…無効電力検出値 55…交流電流検出値 56…交流電圧検出値 57…有効電力基準 58…有効電力検出値 59…有効電流指令値 60…無効電流指令値 61,61A,61B,61AA,61BB…有効電流
補正値
制御器 12…パルスパターン決定回路 13A〜13L…自已消弧素子 14A〜14L…ダイオード 15…有効電力制御器 16…大容量直流電圧源 17…演算増幅器 18…位相検出器 19A〜19D…座標変換器 20…極性判定器 21…切替器 22…反転器 51…直流電圧基準 52…直流電圧検出値 53…無効電力基準 54…無効電力検出値 55…交流電流検出値 56…交流電圧検出値 57…有効電力基準 58…有効電力検出値 59…有効電流指令値 60…無効電流指令値 61,61A,61B,61AA,61BB…有効電流
補正値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 紀子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 色川 彰一 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (11)
- 【請求項1】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、 前記各電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変換
器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手段
を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続し、該各
電圧形自励式変換器の各々の直流出力側に直流電圧源を
接続し、かつ前記複数台の変換器用変圧器の交流巻線側
を直列に接続するように多重化構成し、 前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を各変
換器直流電圧基準値に追従させるように制御する制御手
段を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項3】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、前記各電圧形自励式
変換器の各変換器直流電圧を前記変換装置の直流電圧の
検出値に応じて、決められた比率で分担するように前記
各変換器の直流電圧を制御する制御手段を備えたことを
特徴とする電力変換装置。 - 【請求項4】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、前記電圧形自励式変
換器の少なくとも1台を除いて、残りの前記電圧形自励
式変換器の各変換器直流電圧を、前記変換装置の直流電
圧の検出値に応じて決められた比率で分担するように制
御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装
置。 - 【請求項5】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を前記変換装置の直流電圧基準に追従させる
ように制御し、前記電圧形自励式変換器の各変換器直流
電圧を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決めら
れた比率で分担するように制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項6】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を前記変換装置の直流電圧基準に追従させる
ように制御し、 前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧を、前記変
換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で分担
するように制御し、前記各変換器直流電圧制御の応答
を、前記変換装置直流電圧制御系の応答よリも速くする
制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項7】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を変換装置直流電圧基準に追従させるように
制御し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除
いて、残りの前記電圧形自励式変換器の各変換器直流電
圧を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められ
た比率で分担するように制御する制御手段を備えたこと
を特徴とする電力変換装置。 - 【請求項8】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させ
るように制御し、前記電圧形自励式変換器の少なくとも
1台を除いて、残りの電圧形自励式変換器の各変換器直
流電圧を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決め
られた比率で分担するように各自励式変換器の出力電圧
を制御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換
装置。 - 【請求項9】 交流系統に接続される複数台の変換器用
変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流電
力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器を
接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力変
換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を、前記変換装置直流電圧基準に追従させる
ように制御し、前記電圧形自励式変換器の各変換器直流
電圧を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて決めら
れた比率で分担するように各自励式変換器の出力電圧を
制御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換装
置。 - 【請求項10】 交流系統に接続される複数台の変換器
用変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流
電力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器
を接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力
変換装置において、 前記複数台の電圧型自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させ
るように制御し、 前記電圧形自励式変換器の少なくとも1台を除いて、残
りの電圧形自励式変換器の各変換器直流電圧基準を、前
記変換装置の直流電圧検出値に応じて決められた比率で
分担するように決定し、前記各自励式変換器の出力電圧
の振幅を、順変換運転時は前記各変換器直流電圧基準よ
り高い変換器は変換器出力電圧の振幅を減少し、低い変
換器は振幅を増加し、逆変換運転時は前記各変換器直流
電圧基準よリ高い変換器は変換器出力電圧の振幅を増加
し、低い変換器は振幅を減少するように制御する制御手
段を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項11】 交流系統に接続される複数台の変換器
用変圧器に、それぞれ交流電力を直流電力あるいは直流
電力を交流電力に変換する複数台の電圧形自励式変換器
を接続し、該電圧形自励式変換器を多重化構成する電力
変換装置において、 前記複数台の電圧形自励式変換器を直列に接続して変換
装置を構成し、該各電圧形自励式変換器の各々の直流出
力側に直流電圧源を接続し、かつ前記複数台の変換器用
変圧器の交流巻線側を直列に接続するように多重化構成
し、 前記変換装置の直流電圧を検出し、該検出した変換装置
の直流電圧を、前記変換装置の直流電圧基準に追従させ
るように制御し、前記電圧形自励式変換器の各変換器直
流電圧基準を、前記変換装置の直流電圧検出値に応じて
決められた比率で分担するように決定し、前記各自励式
変換器の出力電圧の振幅を、順変換運転時は前記各変換
器直流電圧基準より高い変換器は変換器出力電圧の振幅
を減少し、低い変換器は振幅を増加し、逆変換運転時は
前記各変換器直流電圧基準より高い変換器は変換器出力
電圧の振幅を増加し、低い変換器は振幅を減少するよう
に制御する制御手段を備えたことを特徴とする電力変換
装置。
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JP27637196A JPH10127065A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 電力変換装置 |
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JP27637196A JPH10127065A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 電力変換装置 |
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